今回解説する仮面ライダーはジオウです。
「俺には“王様”になりたいっていう夢がある」
【BGM・閲覧のお供に是非】
目次
- 常磐ソウゴ
- 概要
- 夢
- 性格
- 敵意
- 友達
- 学生として
- 過去
- その後の始末
- 才能
- メンタルの強さ
- 未来予知能力
- 人間関係
- 鏡像のソウゴ
- 正体
- 仮面ライダージオウ
- 概要
- 性能
- 頭部
- 全身
- 装備
- ジクウドライバー
- ジカンギレード
- タイムマジーン
- 必殺技
- 主要形態一覧
- 通常形態
- スペック
- 概要
- 外見
- 変身
- エフェクト
- その他
- 性能
- 必殺技
- 仮面ライダージオウⅡ
- スペック
- 変身
- 概要
- 性能
- 未来予知
- 時間遡行
- 装備
- 必殺技
- 備考
- ジオウトリニティ
- スペック
- 変身
- 概要
- 内部
- 主導権
- 戦闘能力
- 性能
- 全武器使用
- 装備
- 必殺技
- 備考
- 余談
- 通常形態
【初変身&初戦闘】
常磐ソウゴ
「世界を全部良くしたい。みんな幸せでいてほしい。そう思ったら、王様にでもなるしかないじゃないか!」
『仮面ライダージオウ』の主人公。仮面ライダージオウの変身者。演じたのは奥野壮。2000年4月28日生まれの18歳→19歳。
概要
物語開始時点では光ヶ森高校3年の普通の高校生(EP29にて卒業した)。学籍番号は183G202068。両親を亡くして以来「クジゴジ堂」という時計屋に大叔父の常磐順一郎と二人で暮らしている。ゲームが苦手。
将来の夢は王様になること。高校の進路指導でも「王様になる」と言い放つ。大学受験勉強もしようとせず、クラスメイトに「家臣になって欲しい」と言うくらい変わった考えの持ち主。高校卒業後は無職としてマイペースに王様を目指す。
性格
どんな困難な事でも「なんかイケる気がする」とポジティブ。行動力とそれを難なくこなす才能を持つ天才肌。苦境に陥った際も笑っていられる程のポジティブな思考の持ち主。一度やると決めたら一切引かない強情な面もある。
一方で想定外の事態に遭遇した時は「なんか違う気がする」と言う。「なんか行ける気が…しない!」(EP37)や「勝利の法則は決まった…気がする」(EP09)といったバリエーションもある。
描写
あまり争いごとを好まない。友達思いかつ本質的に正義感溢れる。人を庇って自分が損することを厭わない。とばっちりで喧嘩に巻き込まれても、人々が仲直りしたと知ると胸を撫で下ろした。
誰かのためになるならば自身が損することも気にしない自己犠牲の精神も持ち合わせている。授業をサボった同級生を自ら進んで庇い、自分だけ怒られることになっても一切後悔しなかった。良くも悪くも「大物」。
第1話こそ巨大ロボや「最低最悪の魔王になる未来」を見せられ動転していたが、ものの数話で家臣を名乗る不審者ウォズを受け入れて友達感覚で話しかける。
ライダー絡みの描写
理数系が苦手。ビルドアーマーに変身した際に出た数式もよくわからない式や暗記不能、理解不能などと書かれていた。戦兎から「最悪だ」と呆れられていた。
ネーミングセンスも壊滅的。鎧武アーマーの必殺技は「秘技ミカン斬り」と称する。恋愛沙汰にも弱い。初恋の人だと思い込んでいた北島祐子に終始振り回され、本来の調子を出せていなかった。
過去のライダーについては、歴史改変がされていないライダーも含めて知らない。エグゼイドやブレイドに会っても特に大きな反応はせず、アギトに至ってはネットで検索しようとし、あまつさえ関係者に「仮面ライダーアギトさんはいますか?」と堂々と聞く始末。
友達
当人曰く「最高最善な面」と「最低最悪な面」の落差が激しいためか、排撃されるようなことはなかったものの付き合いの深い友人はいなかった。
だが交友関係自体がなかったわけではない。「鬼になる」という夢を抱いていた鼓屋ツトムとは友人だったよう。
幼少期にはスパナとドライバーの意匠を持ったロボットの玩具を友達の代わりとして大切にしていた。その背中に「WILL BE THE KING」=「俺は王様になる」と落書きしていた。
人付き合い
基本的に初対面だろうが年齢が上だろうが、タメ口でフランクに接する。他者の事は下の名前で呼ぶ。原典ではほぼ苗字で呼ばれていた万丈の事も「龍我」と呼んでいる。
先輩ライダーをさん付けで呼んだのは、EP21の城戸(EP22ではツクヨミへの電話を介してだが、フルネーム呼び捨て)とEP38の加賀美のみ。
他人行儀な間柄だと、フルネームで呼ぶことも多い(真司、桜井侑斗、門矢士など)。3日後の自分が突然現れても「ま、いっか」と受け入れるなど、未来の自分が「生まれながらの王」と名乗るだけはある度量の広さを持つ。
敵意
器が広く「味方」の定義も広く、一度味方認定すれば非常に寛容でおおらか。一方、自身の夢を阻む敵に対してはかなり冷酷。
味方であろうが牙を剥いて来れば、何の躊躇もなく必殺技を叩き込む。敵であれば生身の人間でも攻撃する。EP24では生身のオーラをジカンギレードで銃撃した。
求める結果のためならば無情な手段も厭わないなど、「若き日のオーマジオウ」と言うべき魔王の片鱗が垣間見られる。
学生としては
得意科目は歴史。科学と物理はツクヨミいわく「絶望的に」苦手。第23話ではおそらく学年でただ一人、卒業が掛かった追試を受けるも結果は14点と惨敗。ゲイツにすら「落第した魔王なんて洒落にならんぞ!?」と本気で心配されていた。
それもあってか気合いを入れ直すべく、額に「崖っぷち」と書かれた鉢巻きを巻いて「追試の追試」に向けての勉強に臨んで即眠りに落ちていた。結果、なんとか卒業することができた。
賢さ
成績が悪いのはまともに勉強をしないのが原因。きっちり学べばそれを身に付けて活かせるだけの頭脳は持っている。ビルドアーマーも後々まともになっている。
『平成ジェネレーションズFOREVER』では(ジオウとしての記憶を失ってまともになっていたとはいえ)模試のA判定を「当然」と言うほど学力が高かった。
才能
戦闘においては状況把握や判断が素早く、適応力も高い。相手の発言や行動を逆手にとり有無を言わさず都合がいいように動かすなど、頭の回転が速い。
人の本質を見抜く力に長ける。思想と目的が噛み合わなかった黒ウォズとゲイツをそれぞれの立ち位置や周囲の状況をも利用して動かし、見事に事態を収拾に導いた。
EP08では自分の判断ミスでツクヨミが意識不明になるが、焦燥感のあったゲイツと違い、意外なまでに冷静な動きで、事態を自分の思う理想形で収めている。
2058年で少年期のスウォルツと対面した際は煽りを絡めて本音を引き出すなど人使いの才能は豊富。人の上に立ち、家臣を通じて国を動かす「王の資質」を持つ。
メンタルの強さ
ライダー同士の戦いについて全く躊躇いがない。また、自身が敵によって命の危機に陥ったとき、多少の動揺はあれども死ぬこと自体は恐れない。
ソウゴは明らかな敵意を持って向かって来るゲイツリバイブを前に白ウォズの祝辞に小声でツッコむ、一話でゲイツに襲われた際も驚いて逃げたのみ。どこかしら自分を他人のように考えている節がある。
EP22ではゲイツを一度見殺したあと登場。ゲイツとツクヨミを見下ろしつつ「やっぱりこうなるよね。でも、これは俺がすでに見た未来だ」と呟いてから時間を巻き戻した。
未来予知能力
当初は夢という形で発揮。2019年の正月には2022年の仮面ライダーシノビの戦いを予知した。白ウォズすら知らない2121年の未来のライダーである仮面ライダーキカイの夢も見たが、まるでソウゴがその時代に飛んだように描かれた。
ジオウⅡ覚醒後は、ある程度恣意的に予知が可能に。ゲイツの死や自分の追試を予知した。 ただし、ソウゴ自身の意志で行う場合は極近の未来しか読めず、年単位で先を見る場合は夢を介する必要がある模様。
未来創造能力
24話にてこの力の本質が「思い描いた未来の創造」だと判明。夢など無意識下で抱く強いイメージが現実に反映されるらしい。黒ウォズいわく未来創造の方はジオウⅡの力によるもの。しかしソウゴ自身による完全制御は出来なかった。
「オーマジオウの消えた未来」そのものがソウゴによって創造された世界線らしく、未来を創造するというよりは「その時あり得る未来を観測していた」というのが正しいようだ。
過去
2009年、10歳の頃、いちご狩りのツアーバスに乗車中、爆破事故に巻き込まれる。両親は亡くなり、ソウゴは他の子供たち(およびツクヨミ&門矢士)と共に「オーマの日」に飛ばされる。
ダイマジーンの破壊活動によって瓦礫が降り注ぐ。他の子供たちは怯えるのみだが、ソウゴは気絶していた飛流を救うため「危ない!」と叫んだところ、「アブナイ」の文字が実体化し、時間が停止。ダイマジーンを睨み付けたところその動きが止まり、消滅する。これはオーマジオウと同じ力であった。
それを見たスウォルツは、幼きソウゴのもとに歩み寄り「お前は生まれながらの王だ。王となってこの世界を破滅から救う使命がある」と語りかける。
ソウゴの記憶を操作して力を与えた上で、命を落とした他の子供たちや生き延びた飛流と共に2009年へと送り返した。
その後の始末
バス事故は、2000年生まれの子供たちの中に存在する「時空を超え、過去と未来をしろしめす時の王者」の候補者を選別するため、タイムジャッカーの一人・スウォルツが与えた「死を賭した試練」だった。
この過去は夢として断片的に見ていた。当時バスを運転していたのは、「ジオウ」の世界を破壊すべきか否かを見極めるため、2009年に戻ってきた門矢士であった。
この事件がきっかけで飛流はソウゴを恨んでいる。「ソウゴがいなければあの事故は起きなかった」という理屈である。事故で両親を亡くして以来、「クジゴジ堂」という時計屋に大叔父の常磐順一郎と二人で暮らしている。
人間関係
明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツ
2068年からやってきたレジスタンスの戦士。オーマジオウを倒すためソウゴ抹殺を狙って現れた。当初は険悪だったが、話が進むにつれて振り回されていく。
ツクヨミと比べると衝突する事が多いが、逆にその分互いの考えへの理解が深くなっており、「最高最善の魔王」を目指すソウゴを信じている。共闘するうちに友情が芽生え、「この時代から新しい未来を作りたい」と思うようになる。
ツクヨミ/仮面ライダーツクヨミ
2068年からやってきた少女。ゲイツの仲間でレジスタンスの一員。自分が未来で魔王となっていることを教えられる。
当初は険悪だったソウゴとゲイツの間に立っていた。当初はソウゴがオーマジオウになるか疑問視しており、比較的関係は良好だった。
だがジオウⅡの圧倒的な力と時間を操る能力を目の当たりにし、それがオーマジオウの力の片鱗だと確信。EP23以降は白ウォズに協力していたが、完全にソウゴを敵と割り切れていなかった。
ソウゴの真実を知った時に、ゲイツと共に「ソウゴが魔王にならない選択肢」を探す決意をする。ソウゴの交友関係の中では実質唯一同年代の女子なのだが、恋愛対象としては全く見ていない。
ウォズ/仮面ライダーウォズ
クォーツァーから送り込まれたスパイだったが、ソウゴの人柄と器の大きさに魅入られ離反。ソウゴを仮面ライダージオウとした張本人。「逢魔降臨暦」の内容に従い、平成ライダーの力を集めさせようとした。
ソウゴを敬うような言動は臣下のそれだが、ソウゴのあまりのぶっ飛んだ言動により振り回され、オーマジオウの歴史に向かわせるよう時々敵対する。
自分を魔王の道に進ませようと露骨に誘導してくるウォズにあまり悪い感情は抱いていなく「最終的に魔王に行きつくなら利用されるだけされてやろう」と思っている節がある。物語の中盤から彼もクジゴジ堂に寝泊まりするようになり、ソウゴ達との共闘が増えていく。
常磐順一郎
大叔父。現在唯一の親族。本職は時計職人だが、機械なら何でも直せるという地味な超人。ゲイツとツクヨミが居なくなっても寂しいと素直に言えないソウゴに「寂しい時に寂しいと言えないと、人の痛みがわからない王様になる」と叱咤して運命を変えた。
夢を否定しないが、一応大学受験を勧めようとする等、多少なりとも危機感はある模様。また、「高校生にもなって…」と呟かれていたので呆れられている節もある。
スウォルツ/アナザーディケイド
タイムジャッカーのリーダー格にして両親の仇。ソウゴ自身はあくまで「倒すべき敵」としての見方で一貫している。過去の因縁については(終盤まで知らなかったこともあるが)さほど気にしていない。
加古川飛流/アナザージオウ
同じバス事故に巻き込まれた被害者。ソウゴが魔王を志したせいでバス事故が起き、両親が死んだと誤解しており、強く憎んでいた。
ソウゴを逆恨みして彼を抹殺しようとアナザーライダーとなって襲い掛かったが、その復讐はスウォルツの掌の上であり、野望は脆くも潰えた。
常磐SOUGO/仮面ライダーバールクス
クォーツァーのリーダーであり、同じ名を持つ真の「最低最悪の魔王」。ソウゴがライダーとなったのはこの男の企みが発端。
ソウゴの運命を変えた男。「宇宙の神様始まりの男」となった彼からの「王様の在り方」についての説教が、ソウゴに「人を頼りにする」ことを学ばせる。
常磐ソウゴ(2068年)/仮面ライダーオーマジオウ
未来の可能性の一つで、2068年の未来に君臨する「魔王にして時の王者」。最初は未来の自分自身と信じなかったが、次第に否定することは無くなっている。
ソウゴがベルトを捨てた結果消滅する際も特に慌てておらず、再度ジオウへ変身した事で未来世界に復活した際は全てを予期していたかのような不敵な態度を取っていた。
ゲイツとツクヨミからの情報でしか彼のことを知らなかったため、「最低最悪の魔王」と認識したうえで、自分は絶対にそうはならない、と決めていた。だが何度かの接触を経て見方が変わりはじめる。
北島裕子/アナザーキバ
初恋の人疑惑のある女性。彼女の登場したエピソードでは終始振り回され絶不調であった。
世界の破壊者。与えられた役割である「ジオウの世界を破壊する」かどうかを見極めるために、ソウゴと時にはぶつかり、時には様子を見たり手助けする。
士自身が独自の目的を持って動いているため、明確な味方とも言えない微妙な関係。ゲイツ経由で彼のライドウォッチを継承しているが、そこにはある目的が。
別世界の天才ライダー。最初に出会ったレジェンドである他、『Be The One』と『平成ジェネレーションズFOREVER』で「新世界」の彼と共演している。
令和の始まりのライダー。フィーニスによる歴史改変を修正すべく映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』で共闘した。最終盤には旧時代のライダーである自分の干渉をリセットするため彼とも戦い、記憶を消去した。
ソウゴ=ジオウがグランドジオウに変身した際には、背後に唐突にレジェンドライダーたちの石像が登場→彼らがプレート状になってジオウの身体にくっつくという変身工程に対し、ゼロワンは綺麗にジオウの方を二度見した上、「誰ぇ!?(石像召喚時)」「いやくっつくんかーい!(変身完了時)」とツッコんでおり、観客の笑いを誘った。
備考
名前の由来は「時」と「大言壮語」から(『宇宙船』vol.162より)。仮面ライダーの原作者である石ノ森章太郎氏がかつて住んでいた「トキワ荘」とは関係ないとプロデューサーの白倉伸一郎が否定した。
ソウゴの生年月日は、2000年が平成ライダー初代作の放映開始年、4月28日が平成最後の日曜日(=仮面ライダーシリーズ平成最後の本放送日)である。「平成ライダーの始まりと終わり」を表していると言ってもよく、平成ライダー20作品記念かつ最終作である本作に相応しい設定と言えるだろう。
中の人
演じる奥野壮は放送開始時点で18歳と12日。単独主演俳優では天空寺タケルを演じた西銘駿の17歳と7ヶ月12日、野上良太郎を演じた佐藤健の17歳と10ヶ月7日に次ぐ若さ。4作連続の「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」の受賞経験を保持。ソウゴ役を演じるにあたり、俳優業に専念するために通っていた高校を中退した。
「10年以上になるバレエダンサーとしての経験からくる身のこなしの軽さと美しさ、そして浮世離れしたオーラ・存在感が、時をかける高校生という設定に非常に合致していた」と佐々木基氏に評された。
東映プロデューサーの白倉伸一郎氏も「王としての素質」を体現する若者を見つけることは難しいと考えている中、普通の18歳とは異なる視点で世の中を見ている奥野の「非日常感」がこれに相応しく、運命的な出会いであったと述べている。
鏡像のソウゴ
「俺はお前だ。だが、お前は俺ではない…」
第21話に登場した「ミラーワールドの常磐ソウゴ」。ミラーワールドの存在なので容姿の左右が反転。字幕では「裏ソウゴ」と表記されている。
基本的にポジティブシンキングで物怖じせず明るいソウゴに対し、ダウナーな雰囲気と低い声でソウゴ(=自分)を否定する言葉を繰り返す。
反転したライドウォッチとジクウドライバーを使い、鏡映しになったジオウ「仮面ライダージオウ(ミラーワールドバージョン)」に変身する。
活躍
EP21では鏡像の城戸真司が変身したアナザーリュウガがミラーワールドに逃亡した際、それを追いかけたソウゴと対面。協力要請されるも、ソウゴを殴りつけたうえジオウに変身。ソウゴに襲いかかった。
EP22ではジオウをミラーワールドから追い出した。その後もクジゴジ堂のあちこちの鏡面に映り込んでは、「偽善者」「ゲイツをダシにしてオーマジオウになろうとした」「口では綺麗事を言っても、心は真っ黒なんだよ」とソウゴの思いを全否定する。
正体
ソウゴが無意識に押し込めている「未来が不安な自分」そのもの。自己批判精神の具現。第22話にて城戸真司との対話を経たソウゴは「俺には最高最善の面もあるし、最低最悪な面もある」と、同じくもう一人の自分と対峙した人物のように鏡像のソウゴを受け入れた。
その宣言を聞いた鏡像のソウゴはソウゴに「ジオウライドウォッチⅡ」の「裏」そして「未来」側に相当する「D'9サイド」を託し、裏ソウゴはソウゴと融合した。
仮面ライダージオウ
「決めた。俺は魔王になる。ただし、最低最悪の魔王じゃない。最高最善の魔王になってみせる!」
概要
ジクウドライバーにライドウォッチを装填して変身する。変身時や必殺技の待機状態では、ジクウドライバーにアナログ時計風のセグメント表示がなされている。
その名はウォズの祝辞からして「時王」の意味であるようだが、他にも「王子」の並び替えや「the 王」、20→2(ジ)とO(オー)である、とも取れる。
戦闘能力
EP01の最後~EP02冒頭でのゲイツとの戦闘ではまだ戦いに不慣れだったためか負けており、EP07でのアナザーウィザードをめぐる対立時も勝負がつかなかった。
しかしEP09でソウゴが檀黎斗王/アナザーオーズの家来になった際、ゲイツの攻撃を変身やアーマータイムに利用する等、今までとは打って変わって冷静で無駄のない動きでゲイツを追い詰め、変身解除にまで追い込んでいる。
アーマータイム
平成ライダーの力を宿したライドウォッチを、ジクウドライバー左側のスロット『D'3スロット』にセットして変身するフォームチェンジ。そのライダーを模したライダーアーマーを召喚してまとい、敵となるアナザーライダーに特化した攻撃能力を得ることが可能。
ジオウがメインで使うものは腕の装備が大型な傾向がある。特撮作品内では未登場の物もあるが、食玩商品ではクウガからビルドまで全ての平成ライダーのアーマーが商品化されておりジオウ版に関してはそのデザインが判明している。
性能
各種装甲は剛性を維持しつつ柔軟性に富んだ特殊金属「グラフェニウム」製。
頭部
複眼状に集合させた視覚装置『インジケーションアイ』は視野角270°のセンサー。現在の状態を表示。情報集約ユニット『オウシグナル』が各種センサーから寄せられた情報を統合・分析し、最適解を導き出してジオウのシステム歩度を調整する。
情報統括ユニット『コアリューズ』に戦闘データベースを管理しており、オウシグナルで解析した敵の情報等を記録する。
全身
ボディースーツ『アジャストライクスーツ』は攻撃時の動作を最適化するために伸縮・硬化といった部分的な形状変化を実行。変身者の身体能力を遥かに上回る挙動をも可能にする。軽微な損傷は自動的に修復される。
体の各所を保護する装甲兼計測装置『カウントパッド』が受けた衝撃や対象物の情報を瞬時に計測し、情報を頭部のコアリューズに送る。
生体強化装置『ミッドバンドライナーM』がベルトと頭部を繋ぎ、ジクウドライバーが生み出すエネルギーを生体エナジーへと変換し、供給する。
ライドウォッチ用スロット『ライドウォッチホルダー』を両腕に各2個ずつ配置。冷却やバックアップデータの取得など、ライドウォッチのメンテナンス機能を備える。
装備
ジクウドライバー
『仮面ライダージオウ』に登場するメインの変身ベルト。クリアホワイトの胴体部を持つ、巨大な腕時計のようなデザインが特徴。
裏面にはカタカナで「ベルト」と刻まれている。ライドウォッチをスロットに装填し本体を回転させることで、ライドウォッチから各種装備やライダーアーマーのデータを読み取り、実体化する。
制作元や背景技術は一切が不明。ただ、劇場版に登場する組織である「クォーツァー」はジクウドライバーを使うライダーを3人も有しており、ウォズは劇場版でその一員であったことが明かされたため、製造元や技術源としての関連性が疑われている。
性能
メーンユニット『ジクウサーキュラー』全体を回転させることにより、両端のスロットにセットされたライドウォッチのデータを同心円状に展開・ロード。
ジクウマトリクスへと伝達。回転運動によって生み出されたエネルギーは加速増幅され、変身や必殺攻撃に利用される
理論具現化装置『ジクウマトリクス』がジクウサーキュラーから伝達されたライドウォッチのデータを実体化し、各種装備やアーマーとして変身者に装着する。
メーンディスプレイ『ザイトウインドー』がライドウォッチの起点座標の他、モードチェンジ毎に状態を文字にして表示する。
所持
本編では計4本が登場。ゲイツはEP01から出所不明のドライバーを所持。ソウゴはEP01でウォズから献上されたドライバーを使用していたが、EP16でドライバーが破壊されて以降はゲイツの持っていたドライバーを使用している。
ゲイツはEP16でソウゴにドライバーを託した後はウォズがソウゴに再献上するべく持ってきた劇中で3本目にあたる別個のドライバーをソウゴから渡され使用している。ツクヨミはウォズから劇中で4本目となるドライバーを渡され変身している。
ジカンギレード
ジオウが使用する可変型の武器。剣型の「ケンモード」と銃型の「ジュウモード」の2つの形態に変形する。刀身/銃身にはそれぞれ『ケン』『ジュウ』の文字が書かれている。
形態を現すサイン『インパクトサイン』は字面だけでなく、内部の機構までも変形している事を警告するためのアイコン。ケン・ジュウ両モードで攻撃の際に使用する引き金『ブレークトリガー』は全ての攻撃の起点となる。
ケンモード
刀身『ギレードエッジ』は中央のハンズフォークを振動子とし、高圧エネルギーを送り込むことで生まれた共鳴振動を刃全体に伝播。あらゆる物質の切断を容易にする。
複合パイプライン『パスバンドライナー』は通常のエネルギー路のほか、リミッター解除時の過流入バイパス路やライドウォッチやグリップコネクターの相互通信ケーブルを内蔵する。
ジュウモード
射出口『ギレードマズル』内部のセンターリールで加速された高周波エネルギー弾を高速で射出する。コネクター『グリップコネクター』を通じて使用者との相互リンクを行う。
使用者の情報を得ることで戦闘の際の最適化を図る。ライドウォッチがジカンギレードに装填されている場合は、その情報を使用者のスーツに送る。
効果
特殊攻撃発動スイッチ「ギレードリューズ」を押すことで「タイムチャージ」が発動。最大5秒のカウントダウン後、「ゼロタイム」でトリガーを引くと通常必殺技が発動する。
中央に設置された「ライドウォッチスロット」にライドウォッチを装填することで「フィニッシュタイム」が発動。トリガーを引くことで装填したライドウォッチの力を用いた超必殺技が発動する。
ライドストライカー
スペック
全長:2.181m
乾燥重量:114.2kg
馬力:152.3ps(112.0kw)
最高時速:298km/h
乾燥重量:114.2kg
馬力:152.3ps(112.0kw)
最高時速:298km/h
概要
バイクライドウォッチを作動することで変形するバイク。ヘッド部分にはライドウォッチ同様「バイク」と書いてある。ゲイツも使う。
初使用は第2話。瞬時に手のひらサイズにできる利点を生かし、バイクをライドウォッチに戻して物陰に隠れることでゲイツの追跡をやり過ごした。平成ジェネレーションズFOREVERでは他の平成ライダーと疾走した。
性能
ヘッドユニット『ストライクキャリバー』はデュアルヘッドライトを装備。内部には情報集約装置などが収められている。車体各所のセンサーから寄せられた情報を統合・分析し、最適解を導き出してライドストライカーのシステム歩度を調整する。
環境情報収集装置『サーベイブレード』は周囲5キロを常時スキャニング。地形や構造物、路面状況、移動物体などを捉え、情報をストライクキャリバーへ送る。
操作
『グリップコネクター』はハンドルグリップを通じて搭乗者との相互リンクを行う。搭乗者の情報をストライクキャリバー側へ送りナビゲーション情報を搭乗者側に伝える。
起動スイッチ『アクティブプッシュ』はライドウォッチ状態から一度押すことでバイク状態へと変形・大型化する。バイク状態では搭乗者が降車すると、それを感知してライドウォッチへと自動で戻る。
内部機構
フリーエネルギー発電装置『アトモスジェネレーター』。が空気中の酸素と水素を取り込み、化学反応させることによって電気を取り出す。排熱口より水蒸気を排出することがあるが、超低公害で走行可能。
装甲兼複合パイプライン『カウルバンドパイプ』はアトモスジェネレーターからの電力供給路のほか、ストライクキャリバーより車体各所に指示を伝達。外装は強固な装甲となっており、空力特性にも優れる。
タイヤ
前輪の動力機構『フロントシェルモーター』はフロントフォークから供給される冷却剤を使った超伝導モーターの力で前輪を駆動させる。前輪のみが接地した状態での走行も可能。
減揺装置『リンクスタビライザー』は三段ジャイロ機構を内蔵。悪条件下でも常に車軸を捉え、走行姿勢を安定させる。
後輪の動力機構『リアシェルモーター』はリアフォークから供給される冷却剤を使った超伝導モーターの力で後輪を駆動させる。チェーンリンクによる通常走行も可能。
タイムマジーン
基本スペック
全高:7.28m
体重:52.0t
最高速度:722.3km/h(ビークルモード時)※時間移動中の速度は計測不能。
体重:52.0t
最高速度:722.3km/h(ビークルモード時)※時間移動中の速度は計測不能。
概要
人型ロボットに変形する高性能マシン。2068年に存在する可変型のタイムマシン。ジオウが使用する機体は元はツクヨミのもの(その後も搭乗して操作する場合がある)。
「時空転移システム」によってあらゆる時間に跳躍できる。自動操縦も可能と思われる。普段はどこにあるのかは一切不明。一度ツクヨミが駐車場に停めていたことはあった。
外見
色は白銀。顔と胴体にはカタカナで「ライダー」「ロボ」と表示されている。ソウゴが操縦席で変身した際に変化したもの。胴体・腕・脚部はシルバー、肩・腿部は黒、肩にはマゼンタのモールドが入っているなど、ジオウに合わせたカラーリングとなっている。
性能
姿勢安定化装置『ストリームグラスパー』がマシン全体を包み込むように反重力フィールドを形成。高速飛行や時間移動を行う際の挙動を安定化させる。ジオウモード時はハイパワーのアームユニットへと変形する。
推進ユニット『ブーストレッガー』はコアユニットに直結するパワーブースターから凄まじい推進力を生み出し、ジェネレーションズウェイにおける亜光速航行を可能にする。ジオウモード時はハイパワーのレッグユニットへと変形する。
武装
腕部にはモードを問わず使用できるレーザー発射装置を内蔵。第5話ではビークルモード、第16話ではロボモードで使用している。また、最終話では、ミサイルを腕部から発射している。敵の攻撃を受けても傷一つ付いてないので防御力はそれなりに強い模様。
ビークルモード
エアバイク型の形態。ハッチは機体下部。突撃は強力な威力。座席に座って操縦する。航行管理装置『TMジェネレーショナー』がマシンの現在位置と年代を正確に把握し、安全に時間を移動できるようナビゲートする。
内部中枢のコアユニット『アドヴァンスドジェネレーター』は稼働エネルギーを生み出す他、時間移動を行う際に特殊な干渉波を放ち、異なる時代を繋ぐ光の道「ジェネレーションズウェイ」への侵入ゲートを開く。
ロボモード(ジオウモード)
人型になり格闘が出来る形態。ハッチは胸部。立った状態で操縦する。コクピット内は数人が収容可能。ジオウの顔を模した頭部が装着される。
頭部ユニット『インジケーションヘッド』はライドウォッチを模したフェイスモジュール。タイムマジーンの現在のモードが表示される。ジオウモード変形時に実体化し、複合視覚センサーとして機能する。
コックピット『シリンドリカルコックピット』は円筒形の空間内に全制御機能が集約されており、搭乗者は2本のコントロールグリップを利用してタイムマジーンの操縦を行う。
モードチェンジ
内部に乗り込んだ状態でレジェンドライダーのライドウォッチを起動する事で、インジケーションヘッドと呼ばれる頭部ユニットをそのライドウォッチに交換してレジェンドライダーの力を駆使できる。さらに使用したライドウォッチをジクウドライバーに装着し、タイムマジーンで必殺技を放てる。
オーズモード
タカ!トラ!バッタ! オーズー!
スペック
全高:7.28m
体重:53.2t
最高速度:722.3km/h(ビークルモード時)※時間移動中の速度は計測不能。
最高速度:722.3km/h(ビークルモード時)※時間移動中の速度は計測不能。
概要
仮面ライダーオーズの力を宿す「オーズライドウォッチ」を使用することで、ジオウのタイムマジーンにオーズの能力が付加された形態。初登場はEP10。
インジケーションヘッドはオーズライドウォッチ、両腕にオーズと同じ「トラクロー」を装備。トラクローで敵を切り裂く戦法を用いるなど、格闘戦での破壊力が大幅に向上している。
タジャドルコンボモード
タカ!クジャク!コンドル! タジャドルー!
スペック
全高:7.28m
体重:53.2t
最高速度:1444.3km/h(ビークルモード時)※時間移動中の速度は計測不能。
体重:53.2t
最高速度:1444.3km/h(ビークルモード時)※時間移動中の速度は計測不能。
概要
仮面ライダーオーズ タジャドルコンボの力を宿す「オーズタジャドルコンボライドウォッチ」を使用することで、ジオウのタイムマジーンにタジャドルコンボの能力が付加された形態。初登場はEP10。
インジケーションヘッドはオーズタジャドルコンボライドウォッチ、背中にタジャドルコンボと同じ赤い翼が追加される。運動性が向上したことで空中戦を得意としており、最高速度は他のタイムマジーンの約2倍。
必殺技
スペック
全高:7.28m
体重:53.2t
最高速度:722.3km/h(ビークルモード時)※時間移動中の速度は計測不能。
体重:53.2t
最高速度:722.3km/h(ビークルモード時)※時間移動中の速度は計測不能。
概要
仮面ライダーエグゼイドの力を宿す「エグゼイドライドウォッチ」を使用することで、ジオウのタイムマジーンにエグゼイドの能力が付加された形態。初使用はEP14。
インジケーションヘッドはエグゼイドライドウォッチ、両腕に「ガシャコンブレイカーブレイカー」が装備される。ガシャコンブレイカーブレイカーを装備したことにより、格闘戦における打撃力と命中率が大幅に向上している。
ビルドモード
ベストマッチ! ビールードー!
スペック
全高:7.28m
体重:53.2t
最高速度:722.3km/h(ビークルモード時)※時間移動中の速度は計測不能。
体重:53.2t
最高速度:722.3km/h(ビークルモード時)※時間移動中の速度は計測不能。
概要
仮面ライダービルドの力を宿す「ビルドライドウォッチ」を使用することで、ジオウのタイムマジーンにビルドの能力が付加された形態。初使用はEP14。
インジケーションヘッドはビルドライドウォッチ、右腕に「ドリルクラッシャークラッシャー」が装備される。ドリルクラッシャークラッシャーを装備したことにより、格闘戦における突貫力が大幅に向上している。
インジケーションヘッドはビルドライドウォッチ、右腕に「ドリルクラッシャークラッシャー」が装備される。ドリルクラッシャークラッシャーを装備したことにより、格闘戦における突貫力が大幅に向上している。
クウガモード
クウガー!
仮面ライダークウガの力を宿す「クウガライドウォッチ」を使用することで、ジオウのタイムマジーンにクウガの能力が付加された形態。インジケーションヘッドはクウガライドウォッチとなる。
恐らく格闘能力が強化されていると思われ、『平成ジェネレーションズFOREVER』ではビルドの操縦するゲイツ機(ビルドモード)との連携により、(アナザーウォッチを破壊していないとはいえ)アナザークウガを一度は撃破まで追い詰めた。
主要形態一覧
ジオウ!
「変身!」
ライダータイム! 仮面ライダージオウ!
ウォズ「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を超え、過去と未来をしろしめす時の王者! その名も仮面ライダージオウ!まさに生誕の瞬間である!」
「なんか…行ける気がする!!」
スペック
身長:200cm
体重:92kg
パンチ力:8.2t
キック力:19t
ジャンプ力:ひと跳び30.2m
走力:100mを5秒
概要
放送前は「最強の仮面ライダー」という触れ込みではあったものの、基本形態でのスペックは近年のライダーの中でもかなり控えめ。ジオウが最強ライダーと呼ばれるのは変身者の成長とそれに見合う強化形態が登場してからとなる。
外見
モチーフは金属製の腕時計。パーソナルカラーは鎧部分は銀色、スーツは黒。額には「カメン」の文字のライダーズクレストがあり、複眼にあたる部分はマゼンタの「ライダー」の文字。
EP01OP明けのテロップの横バナーには「ライダーの顔とおでこをよく見てね」とこのことを強調する文言があった。他にもカタカナ文字のモチーフが多く、足の裏側に「キック」、武器のジカンギレードには「ケン」「ジュウ」の文字がある。
変身
ライドオンスターターを押して起動させたジオウライドウォッチを、ジクウドライバー右手側のD'9スロットに装填。
『ライドオンリューザー』を押してロックを外し、時計の針のようなポーズを切ってから、ベルト本体を反時計周りに360度回転させることで変身が行われる。
時折ベルトを中心に世界が一回転する演出がなされる。劇中ではベルト装着前からライドウォッチを装填し、その後装着して変身動作を開始することもある。この方法を頻繁に用いるライダーは珍しい。
エフェクト
ベルトのロックを外し変身ポーズを構える辺りから、ソウゴの後ろに半透明の大きな時計のエフェクトが現れる。ベルトを回転させると、時計の針がジオウの頭にあるそれと同じ10時10分を指し時計の文字盤に「ライダー」の文字が出現。
直後、ソウゴの周りを無数の金属製腕時計のバンドの輪の様なエフェクトが回転しジオウのスーツを装着。そして背後の「ライダー」の文字が文字盤からジオウの顔にセットされることで変身が完了する。
その他
令ジェネのラストバトルでは、エフェクトは金色(夕方であるため)で、ベルトを回転させるよりも前に針が左右に展開している。ジオウVSディケイドに登場する並行世界のジオウは変身エフェクトが異なる。
ソウゴBは久遠ミサの投げキッスがハート型の変身エフェクトに変化、ソウゴDは不良らしい「夜露死苦」のエフェクト、ソウゴEは持っていたクマのぬいぐるみが巨大化するエフェクトとなっている。
性能
頭部『キャリバーA』
フェイス部を囲むフレーム『クラッシュベゼル』がしなやかに衝撃を受け流す。顔部装甲『カメンダイアル』は多層構造で、白く美しい光沢感が特徴。
データ収集装置『クロックブレードA』の長針センサー「バリオンハンドM」は主に時間に関する情報を捉え、敵が攻撃・回避を行うタイミングなどを予測。
短針センサー「メソンハンドH」は主に空間に関する情報を捉え、自身と敵の間合いや射撃攻撃の着弾点、ライダーアーマー装着時の適切な相対位置などを計測する。
その他
胸部から肩を保護する装甲『オーバルライトテクター』は金属コーティング「グラフェニウムコート」が耐久性を引き上げ、超軽量でありながら強度は鋼鉄の200倍。
腕部『タイムラッシュアーム』、脚部『タイムラッシュレッグ』は人工筋肉が装着者を覆う。「ナノチューブ筋」により、驚異的な力を発揮する。
前腕部用防具『フレックスアームガーダー』、脛部用防具『フレックスレッグガーダー』は内部に充填された超衝撃吸収材「アムセイン」により、高次元の衝撃吸収力と圧力分散性能を発揮する。
拳を保護するグローブ『ジオウリープハンド』、反重力ソールの作用によりジャンプ力を増大させるシューズ『ジオウリープシューズ』は金属装甲「グラフェニウムバイト」が攻撃の破壊力を引き上げる。
必殺技
タイムブレーク
ライドウォッチのボタンを押した後、ジクウドライバーを回転させることで発動。足の裏に書いてあるのと同じ『キック』の文字が複数現れて敵を取り囲む。
その後一つに収束し、この文字を足裏に装着して飛び蹴りを放つ。この時複眼と足の裏の文字の発光により「ライダーキック」と読める。
『平成ジェネレーションズFOREVER』では『キック』の文字で構成されたリングを潜り抜け、ビルドとダブルライダーキックを放った。第48話ではジカンギレード・ケンモードを使い、時計の文字盤を模したエフェクトと共に敵を切り裂いた。
ギリギリ斬り
ジカンギレード・ケンモードの特殊攻撃発動スイッチ『ギレードリューズ』を一度押すことでリミッターが解除されたタイムチャージで発動。刀身がオーバーロード状態となり、敵の固有振動周波数に合わせて破壊することが可能となる。
『平成ジェネレーションズFOREVER』で使用。ゲイツのジカンザックスを足場にして跳躍し、落下の勢いを乗せて切り裂いた。
ギリギリスラッシュ
ジカンギレード・ケンモードにライドウォッチを装填して発動。技名の頭に各ライダーの名前がつく(ジオウギリギリスラッシュなど)。
○ジオウライドウォッチ
第1話で使用。時計の文字盤を模したエフェクトと共に、すれ違いざまに敵を切り裂く。紫色の斬撃でアナザービルドを撃破した。
○鎧武ライドウォッチ
第18話で使用。「秘技ミカン斬り」という名の居合切りを放つ。アナザーシノビを撃破した。なお第12話にて鎧武アーマー装着時に、二刀の大橙丸Zによる回転斬りを披露した際も同じ技名を付けていた。
○オーズライドウォッチ
「RIDER_TIME_ジオウVSディケイド」にてソウゴBの変身するジオウが使用。オーズバッシュのような連続斬りを放つ。
スレスレ撃ち
ジカンギレード・ジュウモードの特殊攻撃発動スイッチ『ギレードリューズ』を一度押すことでリミッターが解除されたタイムチャージで発動。
オーバーロード状態となり、敵の固有振動周波数に合わせたエネルギー弾を射出することができ、破壊力が飛躍的に向上する。「ジュウ」のエフェクト型のエネルギー弾を連射する。
スレスレシューティング
ジカンギレード・ジュウモードにライドウォッチを装填して発動。
○フォーゼライドウォッチ
第9話でフォーゼアーマーが使用。ロケットモジュール型のエネルギー弾を発射する。第15話では通常のジオウが使用。ランチャーモジュールのミサイル型のエネルギー弾を一斉に発射する。
○ダブルライドウォッチ
第21話で使用。緑色の風を纏った紫色のエネルギー弾を連射する。アナザーリュウガには同じ威力で跳ね返されてしまった。
モーメントスラッシュタイム
『シティウォーズ』での必殺技。ジカンギレード・ケンモードを構え、高速で移動しながら斬りつける。発動時の「ジュジュジュジュジュ…スパーン!」という効果音からファンには「ジュジュスパ」と呼ばれている。
「表と、裏。過去と未来……二つの世界を統べるウォッチだ! 変身!」
ライダータイム! 仮面ライダー!ライダー! ジオウ!ジオーウ! ジオウⅡ!
「善も悪も、光も闇も、全て受け入れる!その力で俺は、未来を切り開く!」
ウォズ「王の凱旋である! 祝え!全ライダーを凌駕し、時空を越え、過去と未来をしろしめす時の王者! その名も仮面ライダージオウⅡ! 新たな歴史の幕が開きし瞬間である!」
「おぉ…ねね、久しぶりだね? ふふっ」
スペック
身長:202cm
体重:96.4kg
パンチ力:25.2t
キック力:58.3t
ジャンプ力:ひと跳び66.1m
走力:100mを2.4秒
概要
ジクウドライバーにジオウライドウォッチⅡを装填して変身する強化形態。初登場は第22話。他の強化形態はアーマータイムの派生だが、こちらはライダータイムの派生=基本形態自体の変化と言える。
頭部の針や竜頭、バンドなどの時計のモチーフが一つずつ増えて二重になる。肩部や首回りには金色の装飾が追加。能力・姿とも一気にオーマジオウに近くなった。
変身
ジオウライドウォッチⅡを2つに分割。ジクウドライバー右側にD'9サイド、左側にD'3サイドのウォッチをセットして変身する。変身時にソウゴの周りに現れる時計やジオウの顔を象ったフレームが二つに増えた。
戦闘能力
全スペックが元のジオウや各種アーマータイムを上回る。中間フォームのなかではかなり戦績がよい。特筆すべきは攻撃力で、全体の機能が2段階上がった。パンチ力やキック力はノーマルのジオウの3倍、走力なども2倍近い。
あらゆる形態を近接戦で圧倒し、ゲイツの必殺技「タイムバースト」すら反射したアナザーリュウガ相手に、反射攻撃が出来ない程の圧倒的な攻撃力と攻撃の先読みによって優位を保っていた。
複数襲って来たヒューマノイズを通常のパンチやキックだけで難なく撃破している。苦戦するシーンこそあれどアナザージオウⅡ達が出るまではアナザージオウ以外白星。
アナザージオウにしても相討ちではある。ただしEP41のゲイツとツクヨミに襲われた事と番外編も含めるともう2回敗北している。
性能
頭部『キャリバーAⅡ』
観測装置『プレセデンスブレード』の長針センサー「バリオンプレセデンス」が回転することで、“起こりうる事象”を観測。短針センサー「メソンプレセデンス」は現在の事象を観測してソナクレストに送る。
「カメン」と書かれたクレスト一体型情報集約ユニット『ソナクレスト』は「オウシグナル」の強化版。プレセデンスブレードから寄せられた情報を解析し、コアリューズⅡやインジケーションアイⅡに送る。
複眼が『インジケーションアイⅡ』に強化。ソナクレストより送られた情報を画像化して見ることができる。
その他
情報統括ユニット『コアリューズⅡ』が戦闘データベースを管理。ソナクレストより送られた情報を記録する。常時ミラーリングにて左右のコアリューズに同じ情報を持つことで、保存の確実性とシステムの信頼性を上げている。
フェイス部を囲むフレーム『クラッシュベゼルⅡ』は剛性を維持しつつ柔軟性に富んだクラッシュベゼルを二重化し、内外の硬度に差を設けることで、変身者まで衝撃を伝えずに受け流す。
顔部装甲『カメンダイアルⅡ』は美しい光沢感はそのままに「グラフェニウム」を用いた多層構造粒子の密度を引き上げることで強度を上げている。
全身
ボディースーツ『アジャストライクスーツ』は身体能力上昇機能が大幅に向上された。装甲兼計測装置『カウントパッドⅡ』が体の各所に設置され、受けた衝撃や対象物の情報を瞬時に計測し、頭部のソナクレストに送る。
胸部から肩を保護する装甲『オーバルライトテクターⅡ』は金属コーティング「グラフェニウムコートプラス」による鋼鉄の400倍の強度を誇る。
生体強化装置『バンドライナー・レクイエム』はベルトと頭部を繋ぎ、ジクウドライバーが生み出すエネルギーを生体エナジーへと変換して供給する。両サイドに異なるシステムを並行して運用する「デュアルタイムスタック」を発動可能。
腕部『タイムラッシュアームⅡ』
装着者の腕を覆う人工筋肉「ナノチューブ筋」を通常の2倍の密度で封入したことで、凄まじい腕力を発揮する。上腕には装甲が追加され、防御力も向上している。
前腕部用防具『フレックスアームガーダーⅡ』は衝撃吸収力と圧力分散性能が大幅に向上された。グローブ『ジオウリープハンドⅡ』は指先や手の甲を覆う金属装甲によるパンチ時の破壊力の向上など、従来型と比べ全性能が2段階引き上げられている。
脚部『タイムラッシュレッグⅡ』
装着者の脚を覆う人工筋肉「ナノチューブ筋」を通常の2倍の密度で封入したことで、凄まじい脚力を発揮する。脛部用防具『フレックスレッグガーダーⅡ』は衝撃吸収力と圧力分散性能が大幅に向上された。
シューズ『ジオウリープシューズⅡ』は反重力ソールの作用によるジャンプ力の増大や、先端の金属装甲によるキック時の破壊力の向上など、従来型と比べ全性能が2段階引き上げられている。
マゼンタリーマジェスティ
各部に装備された特殊フレーム「ツインアングル」が形成する特殊エネルギーフィールド。アナザーライダーの攻撃をものともしない耐久性を得る。損傷の自動修復スピードを倍速化できる。
タイムラッシュアームⅡ、ジオウリープハンドⅡ、タイムラッシュレッグⅡ、ジオウリープシューズⅡにアナザーライダーを撃破する力を与える。
未来予知
長針型のセンサー「バリオンプレセデンス」を回転させることで『起こりうる事象』を超高速で解析・分析、予知のレベルの高精度未来予測を可能とする。
ソウゴ自身がもともと持っていた未来予知能力と合わせてその精度は100%に近い。起こりうる未来を他者に見せることも可能。カブト編ではこれを利用してクロックアップ使用時のパンチホッパー相手にカウンターを叩き込んでいる。
『機界戦隊ゼンカイジャー』第20カイ!では、ゼンカイジュランもライダーギア平成20 仮面ライダージオウの力で発動。キカイトピア王朝トジテンドの戦闘員クダックの攻撃を防ぐことに成功している。
時間遡行
ソウゴがジオウライドウォッチⅡで使用した能力。未来予知で望まぬ未来を見た場合、その瞬間に使用することで即座に改変が可能。
周りの人物は巻き戻される前の記憶を保持しているかのような演出があるが、巻き込まれたのは全員特殊な人物なので、結局詳細は不明。
実質的には一部の人間にも未来予知をさせる能力として機能している。小説では遡行だけでなく「停止」も行えること、本編で多用しなかった理由はソウゴの偏差値が低かったためであることが判明した。
装備
サイキョーギレード
メイン武装となる剣。ジオウのマスクを模した鍔が特徴。メーンユニット『ギレードキャリバー』がジオウとリンクしシステム的に同一化する。ジオウの能力に追随する形でサイキョーギレードを強化でき、常に最強の武器であり続ける。待機音はアラビアン。
グリップ『グリップコネクター』はジオウと相互リンクを行い、システム的に同一化するための経路。引き金『サイキョ―トリガー』は全ての攻撃の起点となる。
性能
刃『サイキョ―エッジ』は一振りで山を切断する程の切れ味を誇る。素材にはフォースキャリアとして光子が封入されており、セコンドトランスレーターにより変換されたエネルギーを注入することで、多種多様な形状に生成可能。
エネルギー変換装置『セコンドトランスレーター』がジクウドライバーが生み出すエネルギーを3つのセコンドメーターにより変換し、サイキョーエッジに供給する。
モードチェンジ
ギレードキャリバー側面の特殊攻撃発動装置『サイキョーハンドル』を操作するとギレードキャリバーのインパクトサイン表示が『ライダー』から『ジオウサイキョウー』に変化。
共にリミッターが解除され、サイキョーギレードをオーバーロード状態にする。トリガーを引くことで形態に応じた必殺技を発動する。
合体
刀身とマスクを分割し、ジカンギレードと合体させることでサイキョージカンギレードに変化する。
刃『サイキョーギレード』はギレードエッジより敵の固有振動周波が伝播され、あらゆる物を変幻自在のレンジで容易に破壊することが可能。スクリューロック『コンバインヒルト』がジカンギレードとの合体を強固に固定する。
ジオウライドウォッチⅡ
ジオウⅡへの変身に使用されるライドウォッチ。本来は「オーマの日」においてオーマジオウに変身するために使用するアイテムらしい。
銀色のD'3サイドと、オーマジオウと同じ黒と金のカラーのD'9サイドの二つのウォッチが一組として成り立つ。
このウォッチ自体が時間遡行能力を持っており、周辺の時間を巻き戻すことが可能。ソウゴは予知能力と合わせて望まぬ未来を改変する(あるいは歪んだ歴史を修正する)用途に使用している。
変形
D'3サイド側面の「スプリットリューザー」を動かすと、ピクトウィンドウにジオウの顔が表示された「シャイニーベゼル」が横にスライド。ジオウⅡの顔が表示されたD'9サイドの「グリッターウィンドウ」が露出する(=表の顔が剥がれて裏の顔が露わになる)。
この状態から両サイドに分割でき、ジクウドライバーの右側にD'9サイド、左側にD'3サイドをセットすることで変身可能になる。
入手経緯
当初は黒ウォズがD'3サイドのみを所持。アナザーリュウガに苦戦するソウゴに手渡した。その後、ミラーワールドで鏡像のソウゴと対面したソウゴが自らの負の面を受け入れ、「最高最善の魔王」を目指す決意を固めたことで、鏡像のソウゴが持っていたD'9サイドを渡され完成した。
黒ウォズの行動と、完成のためにミラーワールドが必要になる点からして、恐らく本来の「正史」においては謂わば「龍騎編」で完成し、継承の儀は完遂したと思われる。
必殺技
トゥワイズタイムブレーク
ジクウドライバーを操作して発動。ピンク色のエネルギーを帯びた左腕でパンチを叩き込む。26話ではキングギリギリスラッシュを強化する形で使用。
しかし同等の能力を持つアナザージオウ相手では相討ちとなり変身解除されてしまった。27話では相手の周りを取り囲むように現れたマゼンタとゴールドの「キック」の文字を右足に収束させライダーキックを放つ。
第36話でギンガに対して放った際は、事前に『ジオウサイキョウー』の状態にしたサイキョーギレードを投擲してから蹴り込んだ。玩具や字幕ではこの表記だが、公式サイトなどでは「トゥワイス」と表記されている。
ライダー斬り
ギレードキャリバーが『ライダー』の時に使用する通常技。刀身にマゼンタの光を纏わせて切り付ける。通常技とは言うものの、ゲイツのタイムバーストを反射したアナザーリュウガの反射能力を力技で突破するだけの威力がこの時点である。
覇王斬り
ギレードキャリバーが『ジオウサイキョウー』の時に使用する必殺技。時計の文字盤を象った七色の斬撃を飛ばして切り裂く。敵に直撃した後の余波だけでもビルの窓ガラスが全て粉砕されるほどの威力を誇る。
キングギリギリスラッシュ
サイキョージカンギレードを用いた超必殺技。「ジオウサイキョウ」と書かれた巨大な光の刃を形成し、一刀両断する。ただ両断するだけでなく、光の刃を通常サイズに押し留めて発動状態のまま斬り合うことも可能。
『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』では、サイキョーギレードにジカンギレードを合体させてからギレードキャリバーを組み替えるというパターンで発動。
未来予測機能でアナザー1号の攻撃を回避しつつ、スムーズにサイキョージカンギレードを完成させて技を放つという動作がほぼワンカットで表現されている。
ギレードキャリバーが『ライダー』の時に使用するとライダーギリギリスラッシュになる。シティウォーズの「タイムⅡスラッシュ」は時計の針の軌跡を描いて斬撃波を放つ。
備考
黒ウォズによればジオウライドウォッチⅡは本来、ソウゴが「オーマの日」にオーマジオウになるために使うものらしい。オーマの日を迎えていない2019年2月の段階に前倒しされたことになる。
黒ウォズの思惑としては、(発端は始まりの男とはいえ)ディケイドの召喚や白ウォズの出現、未来のライダーの存在により逢魔降臨暦から徐々に歴史がずれ始め、さらに白ウォズのペースに巻き込まれつつあったことで、「時間を操作できる」ジオウⅡをこのタイミングで登場させて歴史の是正を図ったと思われる。
トリニティタイム! 3つの力!仮面ライダージオーウ! ゲイツ! ウォズ! トーリーニーティー! トリニティ!
ウォズ「祝え!どうやら三人の力が結集し……たぶん!未来を創出する時の王者!! その名も、”仮面ライダージオウトリニティ”!……きっと!新たな歴史が創世された瞬間である!」
「……ねぇ、それってホントに祝ってる?」
スペック
身長:203.6cm
体重:116.4kg
パンチ力:37.4t
キック力:86.8t
ジャンプ力:98.5m(ひと跳び)
走力:1.6秒(100m)
概要
ジクウドライバーにジオウライドウォッチとジオウトリニティライドウォッチを装填して変身する中間形態。初登場はEP30。変身中はドライバー中央のウインドウはロックベゼルで隠れているが、「2019」と表示されている。
「逢魔降臨暦」に記されていないゲイツリバイブとライダーウォズの力を得て誕生した形態。オーマジオウに全く関連していないイレギュラーなフォームである。
ジオウトリニティの誕生をもって本編時間軸は「オーマの日」を迎え、本来の歴史通りに魔王がこの日に生まれることも、救世主によって倒される事も無い、全く新しい歴史が動き出した。だがオーマジオウ誕生の未来は消えていない。
外見
ジオウⅡよりも更に装飾が華美になったことで金の面積が増えた。カラーリングはオーマジオウにまた一歩近づいたが、造形的にはまったく違う。
胸と両肩についたジオウ、ゲイツ、ウォズの顔が目を引く。胸にはジオウ、右肩にはゲイツ。そして左肩にはウォズ。本体の頭部はジオウの仮面が外れた後に三色の「ライダー」の文字が装着され、インジケーションアイとアンテナを形成する。
その異様ぶりには変身した当人達は勿論傍で見ていた剣崎と始も驚愕と困惑を隠せなかった。インジケーションアイの「イ」の文字が大きく伸びてアンテナを形成。それ以外は腕時計のベルトを象ったフレーム部分そのまま。
変身
ジオウがジオウトリニティウォッチを装填。リューズを回す毎にウォッチが展開して「ゲイツ!」「ウォズ!」の音声に合わせ、対応するライダーに獅子座のレグルスから光が降り注ぎ、待機音が3ライダーのそれを重ねたものに段階的に変化。
そしてジクウドライバーを360°回転させることで、ゲイツとウォズが腕時計型の装甲に変形。ゲイツが右腕、ウォズが左腕に装着され、本来のジオウの顔が下にスライドして胸部装甲に変化。
最後に現れた各ライダーの複眼の色からなる「ラ」「イ」「ダー」の文字がフレームだけとなった頭部にくっついて変身完了する。
決め台詞
初登場時のウォズの祝辞は絶妙に適当な内容となっていた。ウォズはこれを気にしていたのか、2度目の変身時には戦闘開始に待ったをかけてまで新しく考えたらしいセリフを披露している。
ひれ伏せ!我こそは”仮面ライダージオウトリニティ”! 大魔王たるジオウとその家臣・ゲイツ、ウォズ。三位一体となって未来を創出する時の王者である!
結果、本人はやり切ったテンションだが、その場にいたアナザーアギトやG3ユニットの面々も全員沈黙。ゲイツ、ソウゴ本人からも「ウォズ何なの?」と突っ込まれた。
さらにジカンデスピアの「カマシスギ!」という突っ込みが入った(しかもこの時ジカンデスピアはまだ出現していない)。結局祝辞はこれで通すことに決めたらしく、二度目以降も披露している。
内部
変身時は3人の肉体が融合している。身体の主導権や意思を決定する内部空間「クロックオブザラウンド」で三人が相対。状況に応じて肉体の主導権を交代する。
足元に大時計があり、その時肉体の主導権を持っている者を指し示す。ソウゴが針のズレを直して自分に向けさせるシーン(公式読本によれば奥野氏のアドリブ)があった。
変身はウォッチを所持するソウゴの一存のみで決められ、3人が別行動していても変身時には3人が同じ場所に強制転送される。EP34・35ではゲイツ達はまだドライバーを着けてすらいなかったにもかかわらず強制的に変身・変形し合体させられてた。
主導権
主にソウゴにあるが、他の2人も権利を委譲されれば主導権を持てる。この場合、顔の該当する色の部分が点滅&各電子音声によるライダー名のコールによって切り替わる。
一方、3人がある程度行動の指針や目的意識を合わせる必要があるらしく、3人の意思が合ってないと残る他の2人によって強制的にブレーキが掛けられてしまう。
変身の優先権はトリニティのウォッチを持つソウゴにあり、起動するとゲイツとウォズを強制変身させて合体する。
戦闘能力
スペックはジオウⅡから1.5倍ほど強化されている。ジオウⅡやゲイツリバイブ同様に対応するウォッチなしでアナザーウォッチを破壊可能。
EP30では3人が1つとなったこの姿に驚きつつも、その高い戦闘力でアナザーブレイドを圧倒し、撃破した。アギトのトリニティフォームとはEP32でアギトの挿入歌である「BELIEVE YOURSELF」をBGMに共闘し、「六位一体」を披露してファンを大いに歓喜させた。
EP38ではワームの大群を乗せた巨大隕石を破壊する際に変身。ツクヨミの力で巨大隕石が止まっている間に必殺技を発動し、巨大隕石を破壊した。電王編では本編中ほぼ無敗だったゼロノス・ベガフォームを一発で変身解除に追い込んでいる。
活躍
EP46ではジオウが仮面ライダーエターナルのマキシマムドライブを受け止めながら変身し、アナザーワールドにいたゲイツと黒ウォズの元にエターナルごとソウゴを転送する事で、その力を使ってアナザーワールドの破壊に成功した。
EP48ではグランドジオウライドウォッチを失ったソウゴがジオウトリニティでオーマジオウとの決戦に挑む。本気を出していなかったとはいえオーマジオウに初めて膝をつかせるという大健闘を見せた。「私が若き頃には、ここまでの力はなかった……!」と言わしめた。オーマジオウの最終回の暴れっぷりを見るに大金星である。
仮面ライダーギンガ戦
キバ編では相手の異様さに動揺してしまったのか、ノリと勢いで突っ走ろうとしたソウゴ、「アレと言ったらアレだ!」とか父親のような事を言い出したゲイツ。
意気揚々とトリに動いたものの二人と変わらずゴリ押しだったウォズと三人がひたすら猪突猛進的に突っ込むだけだった為に敢え無くギンガに敗北している。傍から見ていたツクヨミも「ハァ……だめだこりゃ」と呆れていた。
苦戦
ジオウⅡやゲイツリバイブの様な戦闘用の特殊能力は無い為、ギンガの様な特殊能力の塊みたいなライダーや巨体で尚且つパワーやスピードも優れている相手は相性が悪い。
アナザーライダーはジオウⅡ、ゲイツリバイブ、ウォズギンガファイナリーでも撃破可能。わざわざ人数を減らしてしまうこの形態への変身は議論の的になることもある。
実際、アナザーアギトの増殖個体相手に変身した際は、ゲイツから「逆じゃないのか?」とツッコまれている。これは単にソウゴが「仲間と力を合わせる」この形態を気に入っているからだと思われる。白ウォズはこの形態を「3人が互いを思う力」と称している。
性能
頭部『トリニティキャリバー』
データ収集装置『トリニティクロックブレード』の長針センサー「トリニティバリオンハンド」は時間に関する情報を捉え、敵が攻撃・回避を行うタイミングなどを予測。
短針センサー「トリニティメソンハンド」は空間に関する情報を捉え、自身と敵の間合いや射撃攻撃の着弾点などを計測する。
一部をインジケーショントリニティアイと一体化したことで視覚情報と合わせたデータ収集が可能となり予測範囲の誤差を狭めることに成功した。
視野角270°のセンサーを複眼状に集合させた視覚装置『インジケーショントリニティアイ』は現在の状態を表示。パーテーション分けされた3つのブロックは、ジオウ・ゲイツ・ウォズにそれぞれ割り当てられ、独立運用されている。
フェイス部を囲むフレーム『オーブベゼル』は剛性を維持しつつ柔軟性に富んだ特殊金属「グラフェニウム」製フレームは、サーベラスアーマライナーとリンクすることでしなやかに衝撃を受け流す。
全身
ボディースーツ『リコンストライクスーツ』は素粒子還元した変身者3人を1つに再構成することで内部に3倍の密度を持つ強靭な身体を生成。
各部に黄金装甲「カリグラフィーソナフレーム」を配し、互いに干渉しあうことで「トリニティーシールダー」と呼ばれる防御フィールドを形成している。
装甲兼計測装置『ソナカウントパッド』が体の各所に設置され、受けた衝撃や対象物の情報を瞬時に計測し、頭部のソナクレストに送る。
装甲兼生体強化装置『サーベラスライナーアーマーM』『サーベラスライナーアーマーR』『サーベラスライナーアーマーS』は「ハイスムースグラフェニウム」製軟質金属装甲。
頭部からドライバーや手首までを繋ぎ、動きを妨げることなく正中線や側面を強固に守る。内部にはエネルギー路を備え、ジクウドライバーが生み出すエネルギーを生体エナジーへと変換し、各部に供給する。
胴体
グラフェニウムを鍛え上げた胸部装甲『トリニティアーマー』は破壊不能な硬度を持ち、3つのカメンデバイスを統合して三位一体を成し遂げるジオウトリニティの要。意識空間「クロックオブザラウンド」を内包している
カメンデバイス装甲『ブレスタージオウ』『ショルダーゲイツ』『ショルダーウォズ』にそれぞれジオウ、ゲイツ、ウォズの意識をバイオフォトン抽出により格納。身体の主導権を持たない状態での意思伝達装置。
腕部『トリニティタイムアーム』
通常の3倍もの人工筋肉「ナノチューブ筋」の封入にくわえ、変身者3人の腕力を合力で一本化する「アローインテグレーター」は扱い易さとともに圧倒的な破壊力を生み出す。
グローブ『トリニティハンド』はパワーエナジー変換機構により変身者の握力を飛躍的に高め、怪力を与える。指先を覆う金属装甲「ソナバイト」はパンチやチョップに鋭利な切れ味を生む。
脚部『トリニティタイムレッグ』
通常の3倍もの人工筋肉「ナノチューブ筋」の封入にくわえ、変身者3人の脚力を合力で一本化する「アローインテグレーター」により扱い易さとともに圧倒的な破壊力を生み出す。
グラフェニウムを鍛え上げた脛部装甲『キュービックレッグアーマー』内部にあらゆる蹴り技を合成して1つの技へと昇華させる装置「キュービックアーツ」を搭載。
必殺技発動時には、黄金装甲「カリグラフィーソナフレーム」が形成する防御フィールド「トリニティーシールダー」を攻撃に転用し、破壊力を高める。
シューズ『トリニティシューズ』がスピードエナジー変換機構により変身者の俊敏性を飛躍的に高め、ジャンプ力や走力を上昇させる。足先を覆う金属装甲「ソナバイト」はキックに鋭利な切れ味を生む。
全武器使用
ジカンギレードやサイキョーギレード、ジカンザックス、ジカンデスピアなど、元のライダーの時に使っていた武装をそのまま使用可能。
各武装の使用時にはその持ち主が肉体の主導権を握る。勿論ジカンギレードとサイキョーギレードを合体させたサイキョージカンギレードも使用可能。
装備
ジオウトリニティライドウォッチ
ジオウトリニティへの変身に使用されるライドウォッチ。正面のメーンモニター「ピクトウィンドウ」にジオウトリニティの顔が表示されている。常時は保護・ロック機構「レイヤードロックベゼル」で覆われており、層状の3枚の装甲で構成されている。
ジクウドライバーにセットすることで1枚目を展開し、能力解放弁「ユナイトリューザー」を操作して残りを展開する。レベルに応じてウォッチの能力が段階的に開放される。
展開した状態の装甲はジクウドライバーの拡張デバイス「オーバーザイトクロック」となり、メーンディスプレイ前部に展開して軸合わせにより同期することで、ジクウドライバーの処理能力を1.5倍に引き上げる。これにより高い負荷がかかるウォッチを安全かつ確実に運用可能となっている。
入手経緯
第29話にて海東大樹/仮面ライダーディエンドに依頼し白ウォズが奪取したジオウライドウォッチⅡと、ゲイツリバイブライドウォッチを白ウォズが自身を一角として三角形に掲げることで、彼から生み出されるように出現しかけた。
続く第30話にて、「自分の未来に繋がらないなら世界を破滅させるしかない」とアナザーブレイドを利用し世界を破滅させようとした白ウォズが、ソウゴの「勝手に未来を決めつけるな」という叱責を受けて「新たな未来」に賭けることを決め生成。奪ったウォッチと共にソウゴに手渡した。
必殺技
トリニティタイムブレークバーストエクスプロージョン
ジオウトリニティウォッチのスターターを3回押して発動する必殺技。ジオウの「タイムブレーク」、ゲイツの「タイムバースト」、ウォズの「タイムエクスプロージョン」を1つに纏めたような技。
発動と同時にキックを放つジオウ・ゲイツ・ウォズの幻影が出現し、空中に連なる無数の「らいだー」と「きっく」の文字が出現。さらに大量の「キック」の文字が敵を取り囲み、背後には時計型のキューブも発生。
3人の幻影と融合しつつ「らいだー」「きっく」の文字を突き進み、敵を囲んでいる「キック」の文字が一つになる瞬間に飛び蹴りを叩き込む。 そして蹴り飛ばした標的を背後のキューブに叩き込み、カウントダウン後にタイムバーストのラグによるダメージも合わさって爆散させる。
活躍
初使用となったアナザーブレイド戦以外では3人の幻影が融合するのみで、他のエフェクトは出現しない。第32話のアナザーアギト戦ではアギト・トリニティフォームのライダーシュートと共にダブルライダーキックを放った。
第34話のアナザー響鬼戦では京介が変身した響鬼の音撃打に合わせて上段蹴りを叩き込んでいる。第38話ではワームの超巨大隕石に対して飛び蹴りを放ち、ヒットと同時に大量の「キック」「きっく」「キック」の文字が隕石を囲むように発生した。
第48話ではオーマジオウにサイキョージカンギレードを突き刺したまま発動し、巨大な光の刃を伸ばして崖に激突させた。 ガンバライジングでは敵の周囲を旋回して三回キックを放って大ダメージを与え、それぞれのライダーを象徴する文字の列を蹴り込みながらトドメのライダーキックを浴びせる。
キングギリギリスラッシュ
サイキョージカンギレードを用いた超必殺技。アナザーアギト戦で使用。アナザーアギトの1体にサイキョージカンギレードを突き刺したまま合体・発動。巨大な光の刃で大群を薙ぎ払った。第48話ではオーマジオウに放つも、素手で払い除けられてしまった。
スーパーのこ切斬&一撃カマーン
ジカンジャックロー・のこモードとジカンデスピア・カマモードの必殺技を同時発動し、鋭利な刃の付いた巨大な回転刃を飛ばす。
未使用技
ソロタイムブレーク
ジオウトリニティウォッチのスターターを1回押して発動する必殺技。劇中未使用。
デュオタイムブレークバースト
ジオウトリニティウォッチのスターターを2回押して発動する必殺技。劇中未使用。ガンバライジングでの演出はゲイツのタイムバーストにジオウの「ライダー」の文字が追加されたものとなっている。
ブレークバーストエクスプロージョン
ガンバライジング限定技。初手はジオウの「タイムブレーク」、続いてゲイツの「スーパーのこ切斬」、更にウォズの「一撃カマーン」を浴びせ、「トリニティタイムブレークバーストエクスプロージョン」でトドメを刺す。
備考
三人が1人に合体して変身する「魔王」の仮面ライダーという点からしてモチーフになっているのは「三頭政治」であると思われる。またヒンドゥー教に見られる「三神一体」と「トリムールティ」もモチーフに取り込まれている。
トリニティウォッチの出現及びジオウトリニティ生誕により、「ソウゴがオーマジオウになる」あるいは「ゲイツがオーマジオウを討伐する」とされていた「オーマの日」が、「ソウゴとゲイツ、ウォズが心を一つにしてジオウトリニティになる」という形で到来することになった。
なお、初期案ではゲイツとウォズは敵ポジションであり、トリニティは「敵の力をも使用する禁断の強化フォーム」という位置づけになっていた。
「顔が4つある」という点から仮面ライダー電王 クライマックスフォームを連想する声が非常に多く上がった。
東映公式サイトでは「高岩劇場」と言われているトリニティの変身シーンだが、明らかにクライマックスフォームオマージュのシーンも多い。電王編で合体に巻き込まれた(ゲイツに憑依していた)モモタロスも「てんこ盛りか?」と述べている。
「複数の変身者の肉体が融合している」という意味では仮面ライダーW サイクロンジョーカーエクストリームや仮面ライダービルド クローズビルドフォームにも近いか。
『小説 仮面ライダージオウ』
ジオウトリニティの武力は最強とは程遠いが、ソウゴの強さの根元はウォッチとドライバーによる補助や平成ライダーを束ねた武力ではない。
第四の歴史のソウゴとアナザーオーマジオウトリニティとの戦闘中、突如ゲイツとツクヨミ、意匠の異なるジオウトリニティライドウォッチが出現。仮面ライダージオウトリニティ バージョン・ゲイツ&ツクヨミが誕生した。
友との絆が引き出すソウゴの本質的な強さは、オーマジオウが統べた平成ライダーの力を徐々に上回り一進一退の攻防の末、両者のアーマーとウォッチが破損。オーマジオウに敗北を認めさせるに到った。
劇中の活躍
ゲイツ・ツクヨミとの出会い
EP1でライドウォッチを手にするが、その場に置いて立ち去る。その後未来から来た明光院ゲイツに命を狙われる。だが、彼の仲間の少女・ツクヨミに助けられる。
そこで彼女から未来の自分が『サイテーサイアクの魔王・オーマジオウ』であると知らされる。やや困惑するも、すぐに受け入れて「最高最善の魔王」となることを決意。
ツクヨミたちの制止を無視し、ウォズから受け取ったジクウドライバーを使って仮面ライダージオウに変身。アナザービルドを倒した。ソウゴは“全てのライダーを継承する”王の道を歩み始める。
未来との遭遇
監視目的のツクヨミ、ゲイツとの共同生活が開始。オーマジオウに変わる“王”を擁立しようとするタイムジャッカーが生み出したアナザーライダーに共に立ち向かっていく。
万が一自分がオーマジオウになることが確定的と判断した際には「自分を倒して欲しい」「2人の判断なら信じられる」と二人に伝えている。EP10で一方的に打ちのめされたゲイツは一人ソウゴの元から離れた。
EP15ではオーマジオウと対面。彼が行った残酷な行動を聞き、50年後の自身を見て動揺。引き留めたツクヨミを突き飛ばして変身し、倒そうとして惨敗する。
EP16では「魔王になりたくなければベルトを捨てればいい」というオーマジオウの言葉やゲイツの危機もあってベルトを破壊。しかしその後、タイムジャッカーの襲撃とゲイツの発破がけによって再び最高最善の魔王になることを決意。ジオウへ変身する。
鏡合わせの善と悪
EP21では突如出現しては人を襲うアナザーリュウガに苦慮。だが被害者は全員、今は閉鎖されたOREジャーナルの元フォロワーだった。手がかりを探すうちに城戸真司と出会う。
クジゴジ堂帰還後、順一郎経由で黒ウォズからジオウライドウォッチⅡの片割れを受け取る。外へ出た矢先に現れた黒ウォズからそれが「本来、オーマの日に使用されるオーマジオウの力」であることを告げられる。
その後、アナザーリュウガへ向けて相打ち覚悟で必殺技を放とうとするゲイツを止め、アナザーリュウガを倒すためジオウライドウォッチⅡを使おうとするが失敗。逃げる敵を追ってソウゴも鏡の世界に入る。そこで自分自身と出会う。
ジオウⅡ覚醒
EP22ではもう一人のソウゴに「お前が聖人君子じゃない証だ」「最高最善の魔王なんて、お前には無理なんだよ」と批判され、動揺したままタイムブレークを喰らい、現実世界のクジゴジ堂へ追い出される。
その後も鏡像に映る自分から「ゲイツをダシにしてオーマジオウになろうとしている」「口では綺麗事を言っても、心は真っ黒なんだよ」と否定され、心が揺れ動く。
その後、アナザーリュウガ=鏡像の城戸真司が元OREジャーナルのフォロワーを襲う理由を城戸真司に教わる。それは「もっと彼らが応援してくれればOREジャーナルは潰れずに済んだのではないか」という逆恨みだった。
その情けない一面も真実と受け止める真司の姿に、ソウゴも覚悟を決める。ソウゴは鏡像の自分に「最高最善な面も、最低最悪な面も、どっちも本当の俺」「俺は未来の自分にかけてみたい」と覚悟を語る。
それに応えた鏡像のソウゴが黄金のライドウォッチを手渡し、ジオウライドウォッチⅡが完成。鏡像と現実のソウゴが一体化した。
その後、タイムバーストを発動したゲイツがアナザーリュウガと相打ちになった所へ乱入。ジオウライドウォッチⅡの力で時間を巻き戻し、ゲイツの死を消去。
そしてジオウⅡに変身。久々の黒ウォズの祝言を受けつつアナザーリュウガを撃破。元の姿へ戻った鏡像の真司へ「城戸真司はあんたを受け入れた。あとはあんたが城戸真司を受け入れる番だ」と語った。
ゲイツリバイブ登場
ジオウⅡの力を目の当たりにしたツクヨミは恐れ、白ウォズ側につく。ゲイツもアナザーキカイとの戦いの最中、白ウォズの元に行った。
ツクヨミは過去に飛んでソウゴを殺そうとして消息不明になる。それに責任を感じたゲイツはゲイツリバイブに覚醒。ソウゴと戦う。
途中アナザージオウの乱入を返り討ちにすると再度戦おうとするが、ツクヨミが帰ってきて治まった。それからはウォズも加えて、共同生活することになる。
新たな改変
ブレイド編を経て、当面の目的を「2068年で待ち構えるオーマジオウを倒す」ことに定め、レジェンドライドウォッチの収集に乗り出す。
カブト編はワームの擬態した影山の誘いに素直に乗り、忠告するウォズには笑顔で「少しは人を信じなくちゃ」と宣う。だが実際には影山を全く信用しておらず、誘い出された先にいるだろうアナザーカブト共々叩き潰すつもりでいた。
実際には地獄兄弟は加賀美の方を狙っていたのだが、その上で「まあそうなると思ってたけどね」と淡々と述べるなど、先読みの鋭さと敵に対する容赦のなさが大きく発揮された。
グランドジオウ変身
電王編であるEP40にて全てのウォッチを入手。「魔王の力」であるグランドジオウの力を獲得。桜井侑斗は当初、グランドジオウの方を「世界を滅ぼす魔王」と呼んで危険視していた。最終的に電王ライドウォッチは無事ソウゴに継承されたが、戦闘後に侑斗は「お前は本当に常磐ソウゴなのか?」と尋ねた。
直後、オーマジオウによって未来へと引き込まれる。EP41で激突。当初こそ互角に戦っていたが、グランドジオウが召喚したドライブがオーマジオウによって乗っ取られて敗北。
オーマジオウはソウゴが負けた理由が「ドライブの力を継承できていないからだ」と告げ、ウォズはグランドジオウライドウォッチが形成された時に合体したドライブウォッチはあくまでゲイツがオーマジオウから盗んだ物だったことに気づく。
魔王飛流の世界
ウォズによって現代へ帰還。そこは飛流によって改変された世界だった。「加古川飛流 変身の像」が建っており、街は荒廃しており、クジゴジ堂には見知らぬ怪我人が横たわり、ゲイツや順一郎も自分を知らない。
ラジオから聞こえたツクヨミによるアナザーライダーの情報を聞いて救援に向かうも、ゲイツはソウゴを攻撃。「ジオウを倒されては困る」と語ったウールに助けられて逃げる。
そこへウォズが「新たな我が魔王」と称した加古川飛流が現れる。飛流はソウゴから掛けられた言葉に一層の憎悪を募らせていた。ソウゴから家族も友人も魔王の座も奪うことで、なおも同じ言葉を吐けるのかと挑発しアナザージオウⅡへと変身。
アナザージオウⅡの時間を自由に書き換える能力によってアナザーライダーは復活し続け、消耗していくソウゴを救ったのは門矢士だった。
説教ライド
皆から忘れ去られ、ウォズに見捨てられて憔悴したソウゴは「もう魔王の資格はないのか」と落ち込む。
士は「世界の崩壊を止めるにはアナザージオウⅡを倒すしかない」と詰め寄る。「みんなもいないのにどうすれば……」と落ち込むソウゴに「お前はみんながいたから王様になりたかったのか? 順序が逆だ!」と問いただす。
ソウゴは自分を追ってきたアナザーライダーを撃破。そしてウールの情報で自分を倒しに来たゲイツと対面。ツクヨミの介入と士の物言いでクジゴジ堂に集合し、本来の歴史を語り、打倒飛流の思惑が一致する。
その後飛流と交戦中、海東大樹にグランドジオウライドウォッチを奪われる。だがゲイツに救われて撤退。その後、ディケイドとゲイツはアナザージオウⅡと交戦。ソウゴがウォズに足止めされる間に、アナザービルドとアナザーカブトはツクヨミを誘拐した。
本当の魔王
ツクヨミの捜索中、アナザーライダーに襲われるウールとオーラを救出。スウォルツが「自分が王となる」という野望を表したことを聞き出し、利用されていたことに憤慨する二人から海東に奪われたグランドジオウウォッチを返される。
そこへツクヨミとともに逃げ出したウォズから連絡を受け取り合流。ウォズからは演技とは言え裏切ったことを謝罪されるも、事情があることを察していたためあっさりと許す。
世界を戻すため加古川飛流の待つ居城へゲイツ・ウォズ・士と共に赴く。そしてアナザージオウⅡを撃破して歴史を正す。しかし、海東にウォッチを奪われた飛流を「用済み」と見下ろすスウォルツの背後では、ディケイドの力を奪われた門矢士が倒れていた。
オーマジオウとソウゴ
EP44ではオーマジオウの存在する「逢魔降臨暦」の未来は本来の流れから歪められた結果と湊ミハルに告げられる。オーマジオウを知るゲイツとツクヨミがこの時代のソウゴに干渉したため、ソウゴがオーマジオウとなる未来が確定した。
その後、世界を破滅から救うために、アナザーディケイドと最後の戦いが始まる。終盤、ライドウォッチの破損に伴い、融合した世界が仮面ライダー不在のまま復元されたことで、ジオウの世界は滅びに向かう。
全てを解決するため門矢士は作戦を立案。それは「ツクヨミを仮面ライダーにすることで崩壊しかけているスウォルツの世界を安定させ、ジオウの世界の人々をそこに移し替えた後、融合の起点になっているジオウの世界をディケイドの力で破壊する」というもの。
三つの力が逢魔に迫る
最善の未来を模索するソウゴはタイムマジーンで2068年に跳ぶ。オーマジオウからの撤退戦を行っていたレジスタンスの前に現れるとツクヨミの懐にブランクライドウォッチを忍ばせる。自身はジオウに変身してオーマジオウと対決。
レジスタンスを撤退させた。時間を超えた同一人物である二人の戦いには元より意味がなく、双方矛を収める形で収束した。
オーマジオウの力が「時空を破壊する力」であること、スウォルツがそれを利用して世界を破壊させようとしていることを教えられ、元の時代へ送還されていった。2019年に帰還後、ツクヨミを仮面ライダーに変身させた。
LAST『2019:アポカリプス』
士の立案した作戦は、成功するとソウゴが犠牲になる。それを拒んだツクヨミは離反したふりをする。世界の破滅を食い止めるべくゲイツ、ウォズ、士、大樹等が交戦。
ソウゴはクジゴジ堂で順一郎との最後の時間を過ごす。その後順一郎が修理したレジェンドライドウォッチを渡され、グランドジオウの力を取り戻す。アナザーディケイドに挑むが敗北する。
彼を庇ったゲイツは「オーマジオウになっても、お前なら最高最善の魔王になれる」と言い残して落命。ソウゴは深い悲しみと怒りと共に立ち上がるソウゴ。するとジクウドライバーがオーマジオウドライバーに変化した。
ソウゴはオーマジオウに変身。その力の吸収を試みるアナザーディケイドだが失敗。大量の怪人を倒されると、撤退しようとするが、ツクヨミに奇襲される。ツクヨミが殺されると激昂。絶叫と共に「逢魔時王必殺撃」を叩き込みアナザーディケイドを粉砕、勝利した。
覇道否王道
「仮面ライダーツクヨミ」から世界を託されたことで、ツクヨミの世界も含めた全ての世界を融合させ、融合した世界を「ジオウの世界」として成立させ、崩壊を阻止した。
精神世界で2068年のオーマジオウと接触。「王として君臨する資格はある」「お前が世界を救った」と諭されるも「……世界を救ったのは、ゲイツや、ツクヨミや、ライダーたちみんなの力だ。みんなのいない世界で、俺一人王様になったって仕方ない」と拒否。
世界の時間を巻き戻して時空を破壊する。融合していた世界は新たな世界を加えた21個に分離し、新たな歴史が創られたのだった。
エピローグ
2018年9月、常盤ソウゴはいつものようにおじさんと朝ごはんを食べ、いつものように高校へと向かう。そこには生真面目な親友や男勝りな同級生、彼に憧れる後輩やちょっとダウナーな少女がいる。
「王様になる」という夢を持つソウゴにゲイツが活を入れては、そのゲイツがツクヨミに投げ飛ばされ、それを遠巻きにオーラとウールが見ているという日常に奇跡的な変化が起きていた。そして彼らを見守る謎の人影も。
「普通の高校生、常盤ソウゴ。彼には大魔王にして時の王者、オーマジオウとなる未来が待っている……かどうかは、まだ分からない。ここから先は、この本とは違う歴史が記される必要があるようです…」
歴史は書き換えられ、世界はリセットされたかのように見えても、確かに未来へと進んでいる。普通の高校生「常磐ソウゴ」はまた、一から王への道を歩み始めたのだった。今度は最初から、仲間たちと共に。
『Over_Quartzer』
ドライブウォッチ継承
冒頭でゼロワンの夢を見る。その後、詩島剛の要請でクリム・スタインベルトの祖先を救うべく戦国時代に向かう。紆余曲折ありながらもクリムの祖先であるクララ・スタインベルトを救出。
剛に認められたソウゴは、最後のウォッチであるドライブライドウォッチを正式に継承する。全ての平成ライダーのライドウォッチを継承した事で、突如現れた玉座にゲイツ達と共に向かう。
周りの市民達からの声援の中で「遂に夢にまで見た王様になれる」と高揚しながらも玉座まで到着するソウゴ。だが、その玉座には歴史の管理者『クォーツァー』のリーダー・常盤SOUGOが座っていた。
偽りの王
今までジオウとして戦ってきた常磐ソウゴは組織の目的の為に用意したSOUGOの替え玉だった。ソウゴを替え玉とするべくバス事故でスウォルツが2000年生まれの子供の中からソウゴが選ばれるように仕向けていた。
全てのライドウォッチを継承し終わり、役目が終わったソウゴは蹴り飛ばされ、捕まる。ウォズは実はクォーツァーの一員であり、最初からソウゴを利用する為に近づいていた。
自分が「仮面ライダージオウ」となったのは、ライドウォッチを集めるために必要だっただけであり、担ぎ上げられた『傀儡の王』であった。
「ふざけるな! それじゃ、俺が皆からライダーの力を奪ったって事じゃないか!!」と、自らの望みとは裏腹に多くの人を不幸にした事実に打ちのめされて気落ちする。
選ばれた責任
隣の牢獄に囚われていた「平成の時代を戦った改造人間」を名乗る謎の男が仮面ライダーに選ばれなかったと語る中、「俺と同じ」と零すも、「お前と一緒にするな!」、「ライダーとして選ばれたお前には、ライダーとして戦う責任がある」と叱咤激励され、助けに来た詩島剛と牛三によって牢獄から脱出。
クォーツァーの野望を阻止するべく最終決戦に挑むソウゴ。クォーツァーの最終目的である「平成のリセット」を阻止しようと最大戦力であるグランドジオウに変身する。
しかしSUGOの変身したバールクスは「平成ライダー自体に意味が無い」と断じてその力を跳ね除ける。変身解除されたうえでタイムトンネルに放り込まれる。
平成最終決戦
両親がまだ生きていた幼少期、「王様になる」と言う願いは自分自身の夢であった事を思い出す。今の今までソウゴを衝き動かしていたのは、その夢を聞きながら穏やかに笑ってくれた両親との思い出であった。
現実に戻ると手の中にオーマジオウライドウォッチが出現。それを使ってオーマフォームに変身する。祝辞と共にウォズが「逢魔降臨暦」を破り捨てる。
カッシーンの大群を平成ライダー達、斬月カチドキアームズやブレン、Gやゴライダー、漫画版クウガ達が次々と粉砕していく。ジオウは空を駆けながらダイマジーンを斬り倒して回る。
タイムトンネルを消されながらもバイオライダーと仮面ライダーJのライドウォッチを使って巨大化し尚も足掻くバールクスを、最強フォームとなった全平成ライダー達で放った「平成ライダーキック」で撃破。クォーツァーの野望を阻止した。
『ゲイツ、マジェスティ』
記憶は失ったままだが仮面ライダーの力と「平成ライダーの力を継承した」という事実は残留。海東が未来ノートで「4人のライダーが、今ここに集結した」と書いた際にはグランドジオウライドウォッチが出現した。
記憶は無くなったがソウゴ本人が弱体化したわけではないので実力自体は捉え置きとなっており、グランドジオウの力を完全に使いこなしてカッシーン軍団を全滅させた。
『ジオウVSディケイド』
光ヶ森高校のソウゴと別々の学園に所属する並行世界のソウゴが登場する。ある日を境に各々の世界が融合し、人喰いモンスターが跋扈する世界に変貌した。
各々の所属する学園が生徒ごと次元の狭間に飛ばされて来たという状況であり、何人もの生徒がモンスターの犠牲になった。この作品に登場するソウゴは次の通り。
性格 | 外見 | 所属高校 |
---|---|---|
本編と全くの同一人物(ソウゴA) | 法被を着たお祭り男風 | 光ヶ森高校 |
ぶっきら棒な性格(ソウゴB) | ハワイシャツとキャップが特徴的 | 花園学園 |
落ち着いた性格で関西弁で話す(ソウゴC) | メガネを掛けた知的な青年 | 三沢高校 |
粗暴な性格(ソウゴD) | 坊主頭の不良少年風 | 日立高校 |
控え目なオトメン風(ソウゴE) | ぬいぐるみを抱えている | 室井高校 |
弱気な性格 | キノコヘアー | 不明 |
解決後、ソウゴAは元の世界に帰還。生き残ったソウゴBとミサは世界融合の影響でソウゴAの世界に取り残される。だがこの世界で二人で生きていく事を決意し、ソウゴAらに別れを告げてどこかへ去っていった。
「RIDER_TIME_ディケイドVSジオウ」
雰囲気の異なるバスケ部に所属するソウゴが登場。所属は本編と同様光ヶ森高校。王様を目指す性格は変わっていない。『時空の館』と呼ばれる建物に集められた参加者の一人であり、ゲーム中では変身能力を見せていない。
また、真のオーマジオウになるべき存在と言われる「真実のソウゴ」が登場する。館で行われているデスゲームの主催者であり、複数の次元を融合させ今作の事件を引き起こした黒幕であるらしい。
『小説仮面ライダージオウ』
正史(世界創造前のジオウ本編)のソウゴ・第四の世界のソウゴ(通称新たな魔王)・裏ソウゴ(鏡像のソウゴ)が登場する。第四の世界のソウゴは全国模試1位をゲイツ・ツクヨミとともに争うほどの高偏差値。
決め台詞は「なんか行ける気がする!」ではなく「行ける確率が高い」。地方自治体の区長を目指している。アナザーツクヨミの襲来時はウォズからジクウドライバーとジオウライドウォッチを受け取り仮面ライダージオウに変身し戦った。
そして、とある人物から渡されたジオウライドウォッチⅡでジオウⅡに変身し、アナザーツクヨミを撃破する。しかし、その瞬間なんとゲイツが消滅する。
ウォズから事情を聴いたソウゴは、友を助け出す方法を探すためアナザーツクヨミウォッチを使い正史の2019年へと飛ぶ。
客演での活躍
『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』
フィーニスの介入で歪み、平成ライダーの世界と重なりつつある『仮面ライダーゼロワン』の歴史を修正すべくゲイツ、ツクヨミ、ウォズ達と参戦。
記憶が戻っており、シニカルな態度と物言いが目立つ。フィーニスの変身したアナザー1号を正面からジオウⅡ単独である程度善戦したりグランドジオウで無双した。
決戦後には或人の記憶を消すための戦いに臨んだが、変身時に出現する背後の時計型エフェクトがオーマジオウのものになっていた。
『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』
『西遊記』の世界の神様として登場。服装もそれに準じた物になっているのだが、奇しくも50年後の未来でオーマジオウとして君臨していたソウゴを彷彿とさせる。
速攻でグランドジオウに変身すると戦隊メギド率いる怪人達を圧倒。その後は一度消滅してしまうものの、最終決戦にて歴代主役ライダー&オール戦隊レッドと共に復活し、アスモデウス率いる怪人軍団と戦った。
本編で面識がある筈のタロスズ達は初対面の様な反応を見せている一方で或人とは久々の再会であるかの様な反応を見せている。
ゲーム作品
「ガンバライジング」ではライダータイム1弾のトップバッターカードとしでLR アタッカータイプで参戦。上級プレイヤーの中でも使用率が高い。「ブットバソウル」ではホット01にて登場する。
「パズル&ドラゴンズ」では劇場作品「仮面ライダー平成ジェネレションズFOREVER」の公開を記念して行われた仮面ライダーコラボ内においてと仮面ライダーストロンガーと共にショップにてドロップアイテムと交換できるモンスターとして実装された。
「シティウォーズ」
ゲイツと同時に参戦。必殺技はゲームオリジナル技の「モーメントスラッシュタイム」。本編第一話でアナザービルドに放った「ジオウギリギリスラッシュ」に似た、ジカンギレード ケンモードで斬りつける。SEが鳴らないので雰囲気が寂しい。
発生の速度は全ライダー中一位であるため、特効無しでのタイムバトルやレイドバトルでは必須級のキャラとなっている。ビルドアーマーやエグゼイドアーマー、ディケイドアーマーなどのアーマータイムも多数登場している。
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以上です。これで紹介を終えます。