【狂人と都合のいい神様と死亡】仮面ライダーオーズ / 火野映司【過去の父親】

2021年11月17日水曜日

1号ライダー 仮面ライダーオーズ 仮面ライダー解説

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「あちこち行ったけど……楽して助かる命が無いのはどこも一緒だな!」
目次
  • 火野映司
    • 概要
    • 欲望
    • 強さ
    • 描写
    • 過去
      • トラウマ
      • 影響
    • パンツ
    • 恋愛
    • 苦手なもの
    • オーズの器
    • 映司の夢・欲望
    • アンクとの関係
    • 脚本
    • 中の人
    • 備考
  • 仮面ライダーオーズ
    • 概要
    • 変身
    • メダルチェンジ
    • 性能
      • 頭部(ヘッド)
      • 腕部(アーマー)
      • 脚部(レッグ)
      • その他
    • コンボ形態
    • 亜種形態
    • 装備
      • オーズドライバー
      • オースキャナー
      • オーメダルネクスト
      • メダジャリバー
    • ライドベンダー
      • 概要
      • マシンベンダーモード
      • マシンバイクモード
      • トライドベンダー
      • 備考
  • 主要コンボ
    • タトバコンボ
      • スペック
      • 概要
      • 性能
      • テレビの活躍
      • タトバコンボ パープルアイ
      • 究極のタトバコンボ
      • 映画の活躍
      • 必殺技
      • 備考
      • レジェンドタトバコンボ
    • タジャドルコンボ
      • スペック
      • 概要
      • 特徴
      • 性能
      • タジャスピナー
      • テレビの活躍
      • 映画の活躍
      • 仮面ライダージオウ
      • 超音速飛行
      • 必殺技
    • プトティラコンボ
      • スペック
      • 概要
      • 外見
      • 変身
      • 戦闘能力
      • 恐竜系メダル
      • 性能
      • メダガブリュー
      • 冷気発生
      • テレビの活躍
      • 映画などの活躍
      • 必殺技
      • その他
  • 劇中の活躍
    • 初登場
    • 最終決戦
    • 撃破
    • 最終回後
  • 本編後の活躍
    • MOVIE大戦 MEGAMAX
    • 仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
    • 仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム
    • 小説版
    • 平成ジェネレーションズFINAL
      • アンクとの再会
      • 最終決戦
      • 描写等
    • 仮面ライダージオウ
      • EP09『ゲンムマスター2016』
      • EP10『タカとトラとバッタ2010』
  • ゲーム作品
    • ガンバライド
    • ガンバライジング
    • 仮面ライダーバトライドウォー
    • ライダージェネレーションシリーズ
    • 仮面ライダークライマックスヒーローズ

火野映司
 『仮面ライダーOOO』の主人公。仮面ライダーオーズに変身する青年。年齢21歳。一人称は「俺」。演じたのは渡部秀。

 概要

 ハネッ毛気味の黒髪にエスニックな服装をしている。オーズになる前は定職も特定の住居も持たずに世界各地を放浪していた。手持ちの荷物は明日のパンツとわずかな小銭だけという世捨て人の様な生活だった。アンクと出会ったことでオーズの運命を背負うことになる。
 その気ままに旅をする生き様から、下宿兼バイト先のレストラン『クスクシエ』店長の白石知世子からは彼女が目指す『理想の旅人』と気に入られている。運命のガイアメモリ』で戦った泉京水曰くイケメンで強い

 欲望
 生命に執着しなければ命も危うい紛争地帯を回ってきた経験から、欲望は誰もが持つものとして理解を示し、「欲望を暴走させず、いかに付き合っていくか」を重要視している。
 一方で伊達さん曰わく「妙に乾いている」。異常なほど欲望や執着を見せず、飄々とした態度でマイペースに振る舞う。周囲からは能天気な馬鹿と思われることも。
 TV版の脚本が描かれる前に執筆された『MOVIE大戦CORE』では「貴様には全く欲が無い」と信長のクローンから吐き捨てられていた。
 他人を助けるためなら自分をいくらでも犠牲にしてしまう過剰な自己犠牲精神がある事、自分ができること以上のことはできないと割り切る、自分を含めた全てから一歩も二歩も引いた、年不相応に達観的

 強さ
 身体能力は高く、銃器や武器の扱いもこなす。交渉や駆け引きに長け、たとえグリード相手であろうと一歩も退かない芯の強さを見せる。
 長旅の経験による豊富な知識から時折鋭い部分も顔を覗かせたり、天然に見せて実は計算ずくの食えない行動を見せることもある。

 描写
 生まれ故に基本的に口調は丁寧であり、汚い言葉や乱暴な言葉遣いはしない。根っからのお人好しで会って間もない人や怪物でさえ命を賭けて守ろうとする。
 大勢の人の死をぎりぎりで食い止めた際には手の震えが止まらなくなるなど、常人と変わらない精神も持ち合わせている。
 普段は穏やかな物腰で何物にも執着を見せない彼だが、他人の命となると人一倍の執着をみせる。他者の命を軽視するアンクやドクター真木には、普段の温厚さとは真逆の本気で怒る姿を見せた。

 過去
 元は裕福な政治家一家の生まれ。本人曰く「欲しい物はすぐ手に入った」という苦労知らずのボンボン。母方の祖父が旅好きであり、幼い頃から頻繁に海外に連れ回されていた。
 優しさも昔からで、友人がいない同級生の北村を気遣うなど、学生時代から面倒見が良い性格だった。国外で寄付やボランティアも行っていた。

トラウマ
 内戦中の国を旅していた際、滞在中に仲良くなった少女が空襲により目の前で死亡。また、寄付金は内戦の資金に利用されていた。映司は現地の武装勢力に囚われるが、家族が身代金を支払った事で自分だけが解放される。
 さらに彼の家族はこの一件を「戦地を守った勇敢な政治家の息子」という形で人気取りの為の美談として利用。このトラウマのために、映司はあらゆる欲望や自分の命への執着を失った。この一件で家族から距離を置く様になり、母方の姓の「火野」を名乗る様になった。

影響
 この過去を機に「手が届くのに手を伸ばさなかったら死ぬほど後悔する」という理念を獲得。自分の周辺を守ろうと奔走することに。
 トラウマから再び世界に出ることも家に戻ることもできず、国内を無目的に放浪していた。そのため、他人や過去の知人に今何をしているのか聞かれても言葉を濁していた。
 第1話時点から、闇を伺わせる言動として、銃器の扱いに手馴れている、たった1日の付き合いであるはずの信吾とアンクを『朝からの長い付き合い』だと言うなどの異常性が描かれていた。

 パンツ
 明日のパンツ。映司が普段履き、財布代わりにしているパンツは常に派手な柄物。これは幼少の頃に祖父に言われた「男はいつ死ぬか分からないから、パンツだけは常に一張羅を履いておけ」という言葉に感銘を受けたため。

 恋愛
 人一倍鈍い。作中では、事件に少女の恋愛感情が絡んでいることを推理した伊達明の(気を遣ってやや遠回しな)説明を理解できていなかった。伊達だけでなくアンクにまでドン引きされている。この事は本人もかなり気にしており、伊達に相談したことも。

 蛇が大の苦手で、ウナギカンドロイドを初見で蛇と勘違いし腰を抜かしたほか、ブラカワニコンボになった時も笛でヘビを操るのは嫌がっていた。

 オーズの器
 800年前の初代オーズであった王はその欲深さ故に、欲望の塊であるコアメダルを暴走させて封印された。だが、自身の欲望や命に対する執着を無くした映司は、コアメダルを使っても初代の様に暴走させる危険が低い。「真のオーズの器」として、初代オーズの末裔である鴻上から色々な意味で期待をかけられていた。
 しかし、第31話で紫のコアメダルが彼の空白の欲望に侵入。コア5枚の器にされる。暴走する危険性と彼自身のグリード化という二つの危険を抱える。以降はグリードやヤミーの気配を感知する事が出来る様になり、味覚の喪失や視覚に異常をきたす。人間を辞めつつあった。

 映司の夢・欲望
 映司は地球規模という巨大過ぎる夢を持っていた。「夢の破壊」という欲望を持つユニコーンヤミーを恐怖させた。これに伴い、終盤にて鴻上から紫のコアメダル制御の為に「自らの欲望を取り戻す」事を提案される。
 その後、アンクとの対峙の中で自分の欲望が「誰かを助ける為の力が欲しい」事であった事に気付き、欲望を失ったのではなく、「アンクのおかげでオーズになった事で、自分の欲望は既に叶っていた」ことを確信した。
 最終決戦後は自分が欲していた本当の力が「どこまでも届く自分の腕」「自分と他者を繋ぎ紡がれていき、そして広がっていく手」=「無限の絆」だと再認識した。

 アンクとの関係
 人命よりオーメダル収集を最優先にしようとするアンクとは度々衝突していた。第2話にて「自分が変身したい時は必ず変身させる」「人命よりメダルを優先しない」と一応は取り決めて折り合いはついた。
 『オーズに変身できるのはオーズドライバーの封印を解いた者だけ』なため、映司しかオーズになれない。アンクにとって、お人好しな映司はときにメダル集めの障害になるが、別の人間をオーズとして立てることもできない。
 映司もまた、常にアンクを警戒しているが、目の前の人命を失わないためにオーズの力を必要としており、またアンクが憑依している泉信吾の身を案じ、互いに牽制しあいながらも行動を共にしている。

 脚本
 メインライターの小林靖子曰く、本作は「21世紀のクウガ」をイメージしており、映司は彼の性格を元にしたとのこと。
 政治に関わる一族、自分のレールを歩んでたはずが、無理矢理他人のレールの一部にされた点は同じ脚本家の未来戦隊タイムレンジャー』の浅見竜也と似ている。

 中の人
 演者の渡部秀は小学生の頃から仮面ライダーのファン。仮面ライダー龍騎第49話で主人公である城戸真司が最終回を迎えずに死亡するシーンには衝撃を受けたという。
 アンク役の三浦とは、当初性格が合わずあまり打ち解けることが出来なかったが、撮影が終わるころには無二の親友となっていた。放送終了後も仲が良く、割と頻繁に二人で遊んでいる模様。
 「COMPLETE SELECTION MODIFICATION OOODRIVER」発売記念スペシャルインタビューによると、渡部秀が印象に残った台詞は「はい、変わったー」と「ただのメダルの塊が死ぬところまで来た。」そして恋愛コンボらしい。
 また、平成ジェネレーションズFINALにおけるオーズの回想シーンは全て渡部秀が選んでおり、アンク役の三浦涼介の出演が決まったのも彼の要望によるものだったとの事。なお、三浦と一緒に食事をしていた時に平ジェネFINALのオファーが届いたという。

 備考
 有名な話としては「ひの・えいじ」をそれぞれ一字ずらすと「はね・おうず」(=羽・オーズ)になるというものがあるが、製作側曰く全くの偶然とのこと。
 作品のタイトルは登場人物名や物語基盤をかなり固めた頃になって決定するため、擦り合わせることはまず無理らしい。

 概要

 人間がオーズドライバーによりコアメダルの力を得て変身した姿。カザリ曰く『グリードを封印する存在』。欲望という進化エネルギーを内包したコアメダルにより変身するため、変身者の意思次第で無限を超えた進化をし、強大な能力を発揮する。
 渡部秀曰く、オーズの構えはアーム部分の動物を意識したものらしい(孔雀なら翼をイメージして平手、虎なら片腕を突き出す構えなど)。

 3枚のコアメダルをオーズドライバーのメダクリスタに装填。その後バックル中央の覚醒装置オースレイターを斜めに傾けることで、メダルに封じられた生命エネルギーの流動路フォースドライブが完成
 オースキャナーで読み取り動作を行うことにより、メダルの力が人間に利用可能な状態に変換され、装着者の肉体にオーラングサークルを刻み付けて変身する変身は基本形態以外からでも可能。
 通常のスキャンの際はコアメダルの種類が読み上げられ、コンボ状態のときは歌のような音声で表現される

 左右別々にフォームチェンジしていた前作の路線を発展させ、頭部、胸部、脚部の3つのパーツで分けているのが特徴。各パーツを変化させる事でフォームチェンジを行う。
 各コアメダルには担当部位や色・モチーフとなる動物・特殊能力等が設定されており、スキャン時にバックル部分にセットされた3枚のコアメダルに応じ、それぞれ頭部・腕部・脚部に特徴的な外見と能力が与えられる。放送終了時点でフォーム数は129にも及んだ

 性能

タカヘッド(赤)
複眼の色は緑。視覚面(視認距離・不可視看破)に優れる。

タカヘッド・ブレイブ(赤)
複眼の色は赤。タカヘッドの進化系。顔面にビークシェルドを装備。特定のコンボの時にこの形態に変化。

ライオンヘッド(黄)
複眼の色は青。暗所や閃光に強く、太陽の様な閃光を放出できる。

クワガタヘッド(緑)
複眼の色は橙。360度の視野を持ち、角から放電もできる。

サイヘッド(灰色)
複眼の色は赤。頭突きが得意な大きな角を持ち、重力をコントロールできる。

シャチヘッド(青)
複眼の色は黄色。深海でも息が続き、視力・聴力を得られる。水流も放てる。

プテラヘッド(紫)
複眼の色は緑。タカヘッドに並ぶ広範囲の視覚や赤外線・紫外線を捉えることができる他、首元の翼『エクスターナルフィン』を展開し飛行可能。冷気や衝撃波を放出できる。

コブラヘッド(橙)
複眼の色は紫。赤外線で隠れた敵を見つけることができる。頭部のコブラを操り攻撃できる笛『ブラーンギー』を装備。

エビヘッド(茶)
複眼の色は水色。触覚による鋭敏な感覚を持つ。防御性能にも優れる。

シカヘッド(橙)
複眼の色は黄緑。非常に高い聴力を誇る。強固な角による頭突きも得意。

ムカデヘッド(紫)
複眼の色は黄色。多くの目を持ち暗闇や騒音に強い。頭部のムカデを操り攻撃できる。

セイウチヘッド(灰色)
複眼の色は赤。猛吹雪の中でも視力を得ることが可能。大きな牙『セイウチファング』を突き刺す「ポールファング」が得意技。

サメヘッド(水色)
複眼の色は薄赤。深海でも息が続き、視力・聴力を得られる。水流も感知できる。

腕部(アーム)
クジャクアーム(赤)
手甲型エネルギー解放器タジャスピナー』を装備。背中に広げた翼で飛翔や攻撃ができる。

トラアーム(黄)
筋力やコアメダルの奪取能力に優れる。カギ爪『トラクロー』を装備。

カマキリアーム(緑)
俊敏性に優れる。逆手持ちの刃『カマキリソード』を装備。

ゴリラアーム(灰色)
筋力に優れる。ロケットナックル『ゴリバゴーン』を装備し、これを発射する「バゴーンプレッシャー」が得意技。

ウナギアーム(青)
柔軟性に優れる。電気鞭『電気ウナギウィップ』を装備し、締め上げた敵に電撃を食らわせる「ボルタームウィップ」が得意技。

トリケラアーム(紫)
筋力や堅牢さに優れる。両肩の『ワイルドスティンガー』や、両腕の『トリケラガントレクス』の角が一瞬で超伸縮し敵を串刺しにする。

カメボディ(橙)
半円の盾『コウラガードナー』を装備、両腕を合わせることで円形の盾になり、「ゴーラシールデュオ」と呼ばれるバリアを張る。

イマジンアーム(赤)
口より先に手が出る喧嘩っ早い腕に。両肩に飾り『オレノツノ』を装備。

カンガルーアーム(茶)
ボクシンググローブ状の拳からパンチを放つ。強烈な「カンガルーアッパー」で相手を吹っ飛ばす。

パンダアーム(白)
トラアームの色違い。

カニアーム(赤紫)
防御力に優れる。大きな鋏『カニシザース』を装備し、敵を挟み込む「クランピングクラッシュ」を得意とする。

ガゼルアーム(橙)
一点への突破力に優れる。湾曲した角『ガゼルアントラー』を装備し、突進しながら突き刺す「ツインランスコークスクリュー」が得意技。

ハチアーム(黄色)
両肩の小羽で低空飛行を行う。右腕に毒針『ハチニードル』を備え、敵を突き刺す「スタッブオブビー」を使用可能。左腕に盾『ハチシールド』を装備。

シロクマアーム(白)
触れた部位を凍結させる。爪付きの大きな腕『シロクマヒエール』を装備。

クジラアーム(青)
パワーや攻撃範囲に優れる。手甲『クジラスラッガー』を装備。両腕を合わせて突撃する「コロッサルヘッドバット」が得意技。

ヤドカリアーム(水)
防御力が高く、肘の『ヤドリール』で敵を穿つ。

脚部(レッグ)
コンドルレッグ(赤)
つま先やかかと、肘から生えた切れ味抜群の爪で相手を切り裂く。必殺技では巨大な鳥脚に変形する。

チーターレッグ(黄)
時速100Km以上の超高速ダッシュや連続蹴り「リボルスピンキック」が可能。足音も消せる。

バッタレッグ(緑)
脚のバネによる跳躍力や多彩な蹴り技が持ち味。必殺技ではバッタの脚に変形する。

ゾウレッグ(灰色)
両足を揃えて地面を踏み込むことで重力波を起こす『ズオーストンプ』が使える。

タコレッグ(青)
極めて柔らかい関節を持つ。地面や相手にくっつく吸盤を持った、8本のタコ足に変形する。

ティラノレッグ(紫)
大型恐竜なみの筋力と重心を備える。腰ミノ『テイルディバイダー』を巨大なティラノの尻尾に変え敵を叩き伏せる。

ワニレッグ(橙)
地面を滑るように移動可能。ワニの背中や牙のようにギザギザの足で相手を削り取る。

ショッカーレッグ(金)
コンドルレッグの色替え。改造人間への攻撃力が上昇する。

カンガルーレッグ(茶)
腕と同じメダルで変化。軽快な「カンガルーフットワーク」で敵を翻弄し、「カンガルー回し蹴り」等の足技を叩き込む。

サソリレッグ(紫)
軽量であることを活かした素早いフットワークが自慢。爪先には毒針を持つ。ターンニーキックからハイキックへ繋ぐ「ターニングスコーピオン」が得意技。

ウシレッグ(白)
爆発的な脚力を有し、膝のリングを外すと暴走する程のパワーを出せる。

アリレッグ(黒)
壁や天井でも平地と同じように活動できる。各部には小さな毒針が付く。

ペンギンレッグ(青)
砲弾と称される程の高い遊泳能力を実現する。脛の翼をはためかせて渦潮を起こす「フリッパーボルテックス」が得意技。

オオカミウオレッグ(赤)
膝から爪先まで一直線に伸びた『ソールフィンブレード』で、岩をも砕く破壊力を発揮する。

その他
 口『ノーズブロッカー』は鼻から口の部分を覆う強化外骨格。内部のろ過機能はあらゆる毒素を浄化し呼吸可能。額中央のクリスタル器官『オークォーツ』は10km四方にいる敵の気配を感知可能。能力に伴い適した状態へと変化・変色する
 肉体が変化した丈夫でしなやかな強化皮膚『オーズアーマー』が全身を包む。強度はダイヤモンドで出来た剣の攻撃でさえダメージを最小に抑える。素早い治癒能力も兼ね備えている。高高度での低温状態や高温下にも耐える。
 胸部中央のプレート『オーラングサークル』はオーメダルから得られる膨大なエネルギーを全身に効率よく供給、循環させる。サークル内の呼称は上から、オーラングトップ、オーラングミドル、オーラングアンダー。
 『ラインドライブ』はオーラングサークルから供給される生命エネルギーを頭部、腕部、脚部へ伝達する。それに伴い各部が、生物の能力を反映した形態へと変化する。

 相性のいいメダル3枚で変身するフォーム。基本フォームのタトバコンボの他、3枚のコアメダルの色を合わせたフォームが該当する。
 ただし基本フォームであるタトバコンボは、全てのコアメダルの色が異なるフォームでありながら「先代オーズの初変身時に使われたメダル」という理由で例外的にコンボ扱いとなっている。
 タトバ以外の各色のコンボはそれぞれ固有の能力と属性を持つが、タトバや亜種形態以上の高エネルギーを全身から放出するため、変身しただけでもかなりの疲労となる。
 歴代仮面ライダーの中でも能力と多様性はかなり飛び抜けており、あらゆる生物属性の力を高水準かつ千差万別な組み合わせで行使することが可能。

 亜種形態
 コンボに比べると相性の劣るメダル3枚の組み合わせによるフォーム。その分、変身者にかかる負担は少ない。変身する際は、特に歌は流れない。2020年現在、パンダカンガルーヤドカリのメダルはコンボが判明しておらず、亜種形態しか存在しない。
 プテラ・トリケラ・ティラノの古代生物は内包する「無の欲望」が他のコアメダルと相反するものなので、他のコアメダルと組み合わせて亜種形態になることはできない。
 フォーム数はCSM版で登場した新メダルを合わせると10コンボの3乗で1000フォームそして以降もブラカワニ、パンダ、カンガルー(腕と足それぞれ)等の新メダルが次々と追加されており、全て含めると10000は下らない。

 装備

オーズドライバー
 アンクによって映司に渡されたベルト。3つのコアメダルを入れるスロットがあり、正面左から頭、胸、脚のパーツに装填された各コアメダルの特徴が反映される。
 通常はバックル部分オーカテドラルのみの状態で携行され、装着者が腰に当てることでベルトが伸長し、体に固定される。それと同時に、コアメダルをスキャンするための装置オースキャナーが右側に、メダルを収納するオーメダルネストが左側に出現する

オースキャナー
CV:串田アキラ

 オーメダルのスキャン用ツール。メダルをスキャンして能力を使用出来る。完全にイレギュラーなメダルにも対応する等割と謎が多い起動の度に視聴者の度肝を抜く串田節が炸裂する。

オーメダルネスト
 ベルトの左にある箱。内部にオーメダルを眠らせるための封印が施されており、より安定した状態での持ち運びを可能にする。
 また、収納したメダルをオーズドライバーの影響下から遠ざけ、メダル間での共振を抑止出来る。本編ではほぼ活用されなかった。

 仮面ライダーオーズ専用の。第2話において鴻上光生が「オーズ誕生の記念」として、後藤慎太郎を介して贈呈した。開発者は真木清人主にタトバ コンボ時に使用。テレビシリーズ後半ではメダガブリューとの二刀流も用いられた
 刃の部分ジャリバーエッジは、鴻上ファウンデーションが独自に開発した未知の新素材「ストロンジウム」製。どんな強固な物体も切り裂ける。セルメダルを投入口メダルインジェクションに入れると、刀身内部の保管用ユニットボックスクリスタルユニットに装填され、ジャリバーエッジにエネルギーが供給される

概要

 

鴻上ファウンデーションが開発した可変形型特殊モーターサイクル。カンドロイドを活用するための拠点と、高い機動性を有するビークルを一体化させるというコンセプトのもとに製作された
 第6話でアンクにセルメダルを出すよう強要された鴻上光生は、ライドベンダーの変形機能が停止したせいでオーズが困惑する光景を見せ、逆にアンクを脅して取得したメダルの6割を供出させる約束を交わした
 しかし鴻上の意志次第でメダルシステムを沈黙させられるというのはハッタリであり、実は後藤が陰からリモコンで変形機能を一時停止させていただけだった

マシンベンダーモード
スペック

全長:2124mm
全幅:925mm
重量:260kg(カンドロイド積載時)

概要
 カンドロイド活用拠点形態自動販売機のような形状をしており、各所に設置されている。セルメダルを投入してボタンを押すことで、選択したカンドロイドがドロイドシューターから排出される
 セルメダル投入後にマルチTaSセンサーをタッチすることで生体認証が行われ、適格者として認識されるとマシンバイクモードへ変形させられる

マシンバイクモード
スペック

全高:1125mm
全長:2320mm
全幅:920mm
重量:260kg(カンドロイド積載時)
最高出力:395kw
最高速度:610km/h

概要
 ビークル形態。O型8気筒のオーエンジンを搭載しており、セルメダルから生成されたエネルギーで走る。円形のフロントカウルストロンジウムスクリーンには、AIファウンデーションアイが内蔵されている
 使用者は仮面ライダーオーズと仮面ライダーバース。アンクや里中が運転したこともあった。また鴻上ファウンデーションには特殊部隊ライドベンダー隊が存在しており、後藤慎太郎はもともと第一ライドベンダー隊の隊長を務めていた
 撮影用車両のベース車種はホンダのシャドウファントム。ストロンジウムスクリーンの形状はオースキャナーがモチーフ

トライドベンダー
スペック

全高:1125mm
全長:2320mm
全幅:1020mm
重量:320kg
最高出力:465kw
最高速度:800km/h

概要
 ライドベンダー マシンバイクモードにトラカンドロイドが合体した強化モード。ストロンジウムスクリーンと前輪ライドロスA/T左右に分断され、後輪と一体化して接地面積を増やしたライドロスA/T・デュアルに変化。
 同時にトラカンドロイドが巨大化して車体前面に接続し、メイン駆動輪である新たな前輪ホイールトランザーに変化する。最後に前部補助駆動輪ランチャークロウラーが展開して、合体が完了する

使い手
 運用したのはオーズのみで、ライオン・トラ・チーターの猫類系コアメダルのいずれかで変身しなければ、性能を引き出せない。ラトラーターコンボであれば、トライドベンダーの真価を発揮させられる

性能
 合体によりトラカンドロイドのカンブレインとライドベンダーのファウンデーションアイが連結して並列コンピューターライガーヘッドを形成。マシンのOSが書き換わったことで自律行動が可能
 獅子の口のようなブライトマズルは光弾を放つほか、接近戦では敵を噛み砕ける。ランチャークロウラーからはメダル状のエネルギー弾を連射して攻撃を行う

備考
 バイクが自動販売機に変形することは当初から決まっていたが、合体の予定はなかった「ライドベンダーでは敵を倒せないのではないか」という指摘を受けて、急遽合体ギミックを取り入れた形に再デザインされた。初期案ではサソリのカンドロイドとの合体が考えられていた。
 撮影用プロップはカウル部分まで造形されており、そこから下の車輪部分は完全CG。「動物的に動かしたい」という柴崎監督の意向により、あたかもオーズが暴れ馬を抑えているような、ピョンピョン跳びはねるアクションがCGで表現された

主要コンボ形態

 タトバコンボ
キン! キン! キン! プッギュュュン タカ! トラ!! バッタ!!! !!

「なんだぁ?今の歌…タカトラバッタって…これが?」

スペック

身長:194cm
体重:86kg
パンチ力:4.5t
キック力:12t
ジャンプ力:190m
走力:4.5s/100m

概要
 仮面ライダーオーズの基本フォーム。メダルの系統がバラバラだが例外的にコンボ形態が成立している。能力のバランスが安定していて、変身による反動も特にない。
 性能自体は亜種形態と大差なく、この形態特有の特殊能力は有していない。しかし、タカヘッドやトラクローの能力でグリードのコアメダルを奪取する活躍も見せている。

性能

 様々なメダルの能力を管理、統制する。『ラインドライブ』が喉を保護。オーメダルで得た生物能力を統合制御し全身へエネルギーを送る
 複眼『タカアイ』が高度に発達。高角度、広範囲をカバーし、最大で8km先の人間の識別が可能。0.02mmの物を区別可能。暗闇でも3km先の目標物を識別可能。耳『タカソナー』は非常に高い聴力を得る。
 外装甲『タカシールド』が顔面を守る。先端は大気の微細な振動を察知可能。オーメダルによって発生した余剰エネルギーを体外へ放出する。

 圧倒的なパワーを有する太く筋肉質な腕部。1メートル大の鉄塊も持ち上げられる。『トラショルダー』が肩関節を保護。ショルダータックルも可能。
 飛び出す鋭い爪型の武器『トラクロー』は強化コンクリートで出来たビルの壁もたやすく切り裂く。手甲から前腕部までを『トラガーディア』がガード。クローやパンチなどの強力技を繰り出す際の衝撃にも耐える。
 『トラナックル』が拳を守る。トラクローの攻撃力をサポートし威力を最大限に生かす。『トラグラバー』が指を包む。外皮は非常に硬いうえ充分な弾力性も備えており、強列な握力を発揮可能。

 脅威的なバッタの跳躍力を有する、太くしなやかな脚部。タトバキック発動時にはバッタ脚に変形し、その脚力を最大限に発揮して高度な地点へジャンプ出来る。
 膝から脛部分を『バッタニーディアス』が保護。足首の『バッタアンクルトゥ』はライダーキックの衝撃から足の先端部を守る。足裏の『バッタアグソール』はライダーキック発動時に、極限まで増幅した凄まじいエネルギーを打ち込んだ際の衝撃に耐えられる。強化外骨格の中で一番硬い。

 これでフィニッシュを決めることは少なめ。第1話で初変身。第2話では主力装備となるメダジャリバーを譲り受け、オーズバッシュオトシブミヤミーを撃破。第3話でネコヤミー相手にタトバキックを放つもカザリの妨害により失敗。
 第14話ではシャムネコヤミーをオーズバッシュで撃破。15話ではサゴーゾコンボラトラーターコンボの連続使用で体力が持たずピンチになっていたところ、になって形勢逆転。リクガメヤミーをオーズバッシュで撃破。屑ヤミーと最終話のウヴァを除けば、TV本編でタトバコンボ単独で敵を倒したのはこの15話が最後。
 第17話でタトバキックとバースのバースバスターとの同時攻撃でカブトヤミーを撃破。第43話でアンクが持ち逃げしてタカメダルを失った事で使用不可になった。

 映司の紫のグリード化が進行した為、複眼の色がからに変わった姿。第46話で真木博士により恐竜メダルを投入され、暴走した状態でアンクからタカメダルを奪い変身。映司自身の意思では力を制御することができず、全てを破壊しようとする本能のままに行動する。
 『仮面ライダー クライマックスヒーローズフォーゼ』では、メダジャリバーとメダガブリューを手にしたパープルアイが隠しキャラで登場する。

 最終話にて欲望のままに大量のセルメダルを取り込んだ覚醒状態の映司が、会長から王が使用した10枚目のメダルを受け取り、変身したコンボ。
 基本能力の変化はないが、真のオーズに覚醒した映司自身の力もあって、プトティラコンボですら敵わなかった完全体ウヴァを圧倒した。
 鴻上会長傑作のメダジャリバー・紫のコアメダルによるメダガブリュー二刀を引っ提げて静かに迫る様はまさに処刑人。凄まじい無双を披露したが、紫のコアメダルの暴走でメダルが消滅した。

 『劇場版仮面ライダーWでは亜種のタカキリバを通じてルナドーパントを撃破。『レッツゴー仮面ライダー』ではショッカー最強怪人時代の1号2号にフルボッコにされ、ジェネラルシャドウに敗北。しかし、タカの目でステルス状態のヒルカメレオンを捕捉→バッタの跳躍で接近→トラでフィニッシュした。
 『劇場版 仮面ライダーOOO WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』ではジャリバー&ガブリュー二刀流でガラと渡り合った。『MOVIE大戦 MEGAMAX』ではバース&プロトバースを破った強敵ポセイドンを初戦で圧倒。逆転の口火を切った。終盤ではフォーゼと共にエクソダス内にて超銀河王と対決した。
 スーパーヒーロー大戦』ではダブルバースの砲撃を受けて崖から転落してきた冥府神ダゴンゴースターさそり男イソギンジャガーをメダジャリバーで次々に斬り伏せ討伐。
 『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』では生き残った平成7大ライダー対昭和7大ライダーとの戦いに参戦。タトバキックを放つも、ライダーマンのロープアームに捕まり、地面に叩き付けられ爆殺。その後の大決戦ではタトバキックを炸裂させている。
 『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL』では財団X製のコアメダルで変身。最上魁星が解き放ったダミーグリード達を相手にトラクローで無双した。

必殺技

 ドライバーのメダルを再度スキャンして発動。脚部をバッタ型に変化させ跳躍、三つのO型のエネルギーリングを潜りながらキックを繰り出す。一つ目の赤いリングを潜ると背中から赤い翼が噴き出し、二つ目の黄色のリングを潜ると周囲に黄色い爪状のエフェクトが付く。三つ目の緑のリングを潜って蹴りつけることで、三つのリングがと浮かぶ。
 初使用時はカザリのせいで不発。その後も単体でタトバキックでフィニッシュする事はなかった。伊達さんが変身した仮面ライダーバースとの同時攻撃でヤミーを撃破したことはある。最終話でウヴァに使用。見事撃破したと思いきやウヴァドクター真木にコアメダルを入れられ生き残った。
 映画「MOVIE大戦MEGAMAX」では仮面ライダーフォーゼと共にマスカレイド・ドーパント屑ヤミーダスタードの大軍を蹴散らした。映画『仮面ライダー大戦』でも戦闘員軍団を小隊ごと吹き飛ばした。
 『スーパーヒーロー大戦GP』では一度はミスるも、2回目でショッカー怪人シオマネキングを粉砕。初の怪人単独撃破を成し遂げた。

 メダジャリバーにセルメダルを3枚投入してオースキャナーでスキャンして発動。「トリプル!スキャニングチャージ!」の電子音声と共に衝撃波を飛ばし空間ごと敵を両断する。空間はちゃんと修復されるので心配ない。
 劇場版 仮面ライダーWで初披露。ルナドーパントを真っ二つにした。ゲーム作品だと背景だけが分断され、戻った瞬間に敵が爆散するという演出がとられている。

タトバ・バスター・スリー

 ガンバライドオリジナル技。相手のに乗り、相手の頭部を足で挟んで回転しながら空中に飛び出し、相手を地面に叩きつける。その後、空中からオーズが垂直落下し、トラクローで相手を突き刺す。

タトバ・ダイナミック・スリー

 ガンバライドオリジナル技。トラアームでの連続攻撃から切り裂きの後、バッタレッグで蹴り上げ相手を上空に飛ばす。自身も追って飛び上がり、タカヘッドで相手を視認した後にソバットで追撃。

フリフリカンアワー

 ガンバライドオリジナル技。必殺技コンテストで採用されたオリジナル必殺技。ライドベンダーから購入した水色のカンドロイドが数十倍もの大きさに巨大化。
 オーズがそれを持って飛び上がり、アンクがふたを開けて中身(水?)を相手に発射する。カードがタトバコンボのみなのでゲームではタトバコンボでしか使えないが、別に専用技というわけではない(と思う)。

カンドロイドスペシャルアタック(タカ&タコ)

 ガンバライドオリジナル技。タカカンドロイドとタコカンドロイドが相手に総攻撃を仕掛けたあとに、タトバがメダジャリバーで相手を斬りつける。

カンドロイドスペシャルアタック

 ガンバライドオリジナル技。大量のカンドロイドを呼び出し、電気ウナギバッタ・トリケラが地上から、タカ・クジャク・タコ・プテラが空中から突撃。墨で画面を真っ黒にした後にオーズがカンドロイドと共にキック(普通の跳び蹴り)。

 ネットムービーでは視力検査をしていた伊達さんに信号機と呼ばれてしまった。当時ファンや子供たちから信号機呼ばわりされていたが、まさか公式が信号機と呼ぶ日が来ようとは

レジェンドタトバコンボ
 S.I.C.HEROSAGA』の「仮面ライダーディケイドエディション -オーズの世界-」に登場「オーズの世界」の火野映司/仮面ライダーオーズが、『オーズの世界』での役であるアンクの役割を自覚した門矢士/仮面ライダーディケイドの力を借りてこの姿に変身した。
 羽撃鬼・タイガ・1号のライダーカードが変化したコアメダルによって変身するタトバコンボの亜種。タトバコンボの派手目な色使いと異なり、茶・黒・銀とシックなカラーリングになっている。
 羽撃鬼の音撃管やタイガのストライクベントが使用可能である他、脚部のバッタレッグは1号の力を宿している。また飛行可能。
 クウガ・マイティフォーム(ユウスケ)、ディエンド、鎧武・ナツミカンアームズ(夏美)、ディケイドと共に「ライダーハリケーン」を放ってライダーロボを粉砕した。

キン! キン! キン! プッギュュュン タカ! クジャク!! コンドル!!! クアー タ〜〜ジャ〜〜ドル〜〜〜!!!

スペック

身長:198cm
体重:87kg
パンチ力:6.5t
キック力:15t
ジャンプ力:ひと跳び160m
走力:100mを4秒

概要
 火野映司に協力するグリード・アンクのコアである鳥系メダルを使用して変身する。中盤の山場を彩る形態であるだけに、他のコンボと比較して特徴的な姿をしている。
 800年前アンクが初代オーズに協力していた事も関係すると思われる。仮面ライダーOOO×仮面ライダーW feat.スカル MOVIE大戦CORE』の予告では『最強コンボ』、『仮面ライダーOOO』本編の予告では『炎のコンボ』と称された。

 タジャドルコンボでは3枚の絵柄が組み合わさる事で胸部レリーフ不死鳥を思わせる模様が構成される。またヘッドが専用形態を取るのもタジャドルだけ。
 空中戦に特化しており、高い機動力と豊富な武装を活用した距離を問わないヒット&アウェイ戦法や、空から急襲する戦法が得意。炎を使った攻撃も行う。

性能

 様々なメダルの能力を管理、統制する。『ラインドライブ』が喉を保護。オーメダルで得た生物能力を統合制御し全身へエネルギーを送る。口『ビークシェルド』が高速飛行時の空気抵抗を抑制。内部に酸素を蓄えることで、低酸素状態でも耐え得る。
 複眼『タカシャープアイ』が高度に発達。高角度、広範囲をカバーする。三次元空間把握能力が強化され、天地が反転した状態での高速飛行や、きりもみ状態に陥っても相手の位置を見逃さない。耳『タカソナー』は非常に高い聴力を得る。
 額部のラインドライブ『タカトーテム』がゴルドオークォーツを中心に放射状に広がった。エネルギー供給効率を向上させ、超感覚の拡大を補助する。金色に変化した『ゴルドオークォーツ』はタカヘッド時の3倍以上の範囲で敵を感知する。
 顔面を保護する『タカフリュードル』が大気の動きを感知ラインドライブが重なることで生まれた大気の誘導路「エアロクロス」に空気が流れることにより、飛行中に受ける風圧をも自身のエネルギーとして取り込める。

 肩部を『クジャクショルダー』が保護する。飛行時には空気抵抗を低減させ、揚力を発生させて高速飛行する。肘関節は『エルボウィンザー』が保護。薄く鋭い刃状のプレートが層のように重なっており、相手を切り裂ける。
 前腕と拳の『クジャクガーディア』は防御力を保ちながら素早い攻撃が可能。五指を包む皮膚『クジャクグラバー』は戦闘時には強度を増し、相手の攻撃を受け止める。手首の『クジャクブレストル』がオーラングサークルから送られたエネルギーを蓄える。腕部の筋力を一時的に高め、パンチ力を強化する。

 大腿部を覆う『フェザードライブ』は高速飛行時に周囲の空気の流れをコントロールし、空中での姿勢制御も行う。脚力を強化し増幅したエネルギーを足先に送り込むことで、キック力を飛躍的に向上させる。
 足首の『コンドルアンクトゥル』は薄い層状の外骨格が重なることでバネに近い構造を取り、高々度から急降下着地する際に加わる衝撃を吸収する。
 かかとの2本の爪『ラプタードエッジ』はキックの威力を高めたり、2枚の真空刃を発生させて相手を切り裂く。爪先の『ストライカーネイル』はキックのヒットと同時に、相手ボディ内部に衝撃を送り込み、打撃力をより効率的にダメージへと変える。

 クジャクメダル使用時に使える円盤状の武器兼メダルケース。小型の盾として使える他、メダル型の炎を打ち出して敵を攻撃出来る。初登場時や第35話では炎を帯びて殴りつけた。中にはメダルを7枚装填できる。
 普段はセルメダル7枚が装填されている(その場合は円盤型のエネルギー弾を射出する)がコアメダルで使用する事も可能であり、コンボの条件を満たすメダルをギガスキャンすると技が変化する。玩具版のタジャスピナーは諸事情(一説ではスキャンリセット用)により、7枚目の音声が出ない。

 第20話で本編初登場。ライオネルフラッシャーを弾いたライオンクラゲヤミーに的確にダメージを与え撃破する。第22話ではマグナブレイズを初披露。バッタヤミーのライダーキックとの真っ向から打ち合って征した。第25話のオウムヤミー戦では、相手が同じく飛行能力に長けた鳥系であり、攻撃も炎同士で相殺されるため相性が悪く苦戦。
 第28話では鴻上ファウンデーション社員千堂の欲望から生まれた歴代戦闘員ヤミーをマグナブレイズで一掃。第29話では進化したカザリに対して変身。その後ロストアンクが現れて戦闘。時間切れとコンボ使用の反動で映司が倒れて中断された。
 第31話ではセル7枚のギガスキャンでクロアゲハヤミーを撃破。さらにウヴァを追い詰めるも、突如飛来した紫のコアメダルによってベルトからメダルが弾き出される。その際にコンドルメダルをウヴァに盗られた。
 最終話ではアンクの意識を宿すタカコアメダルで変身。ラスボスの真木グリードを倒した。ヒビの入ったメダルを無理に使用した影響で、アンクのタカメダルは真っ二つに割れた。

映画の活躍

仮面ライダーOOO×仮面ライダーW feat.スカル MOVIE大戦CORE
 本編に先駆けて登場。仮面ライダーコアとの戦闘中にアンクからもたらされたクジャク、コンドルのメダルによって変身。仮面ライダーコアを圧倒し、仮面ライダーWをゴールドエクストリームに変身させた。
 設定が固まっていなかったのか、羽が豪華で、炎の代わりに虹色の波動を使い、タジャスピナーもなく、プロミネンスドロップも今とは違う形だった。

その他

 レッツゴー仮面ライダーでは、デンライナーからミツルを救出するために変身。スーパーヒーロー大戦」では、コアメダルが変化したレンジャーキーを使用してゴーカイレッドゴーカイチェンジした。

 ダミーアンクを乗っ取り復活した本物のアンクからコアメダルを渡された映司が、財団X製のコアメダルと併用し、ガタキリバからこの形態に変身。最終回同様変身音はアンクの声だった。
 本来の最強フォームであるプトティラコンボが、恐竜系のコアメダルが失われ登場できないため、タジャドルコンボが最強フォ―ム扱いになっている。

仮面ライダージオウ
 タジャドルライドウォッチが登場。ジオウが操縦するタイムマジーンをタジャドルコンボモードに変化させ、タイムジャッカーオーラが操縦するキャッスルドラン型タイムマジーンの破壊に貢献した
 ジオウのディケイドアーマーファイナルフォームタイムは各ライダーの中間フォームへフォームチェンジするのだが、ディケイドアーマーオーズフォームはタジャドルコンボの能力を持つ。
 
 タジャドルの固有能力。クジャクメダルの飛行能力を更に強化する事で非常に速いスピードで空を飛ぶ事が出来る。他のコンボの能力と比べると、かなり印象が薄い。

必殺技

 スキャニングチャージで発動。空中からタカヘッドの視力で敵を捕捉、コンドルレッグを展開し、炎を纏いながら敵に両足蹴りを叩き込む。破壊力は120t。
 キックの姿勢は歴代でも珍しい体育座りにも似た構え。MOVIE大戦COREではコンドルレッグが変形しないスタンダードな両足蹴りを、平成ジェネレーションズFINALでは右足のつま先に爪を発生させて押しつぶすタイプを披露。

 タジャスピナーにタカ・クジャク・コンドルコア・セルメダル4枚でギガスキャンを発動。火の鳥のような炎を纏った体当たりで攻撃する。破壊力は100t。『MOVIE大戦MEGA MAX』ではコア3枚のみで発動し、火炎弾を連射して攻撃した。

 タジャスピナーに恐竜系コアメダル7枚をギガスキャンして発動。恐竜系コアを模した7枚のメダル状のエネルギー弾を射出する。名称はガンバライドより。最終決戦で使用し、アンクの幻影が放った火炎弾の連携攻撃によって真木グリードを撃破した。破壊力は200t。
 この時時空を超えるワームホールが発生するが、これが『フォーゼ&オーズ』で起きる事件のきっかけとなる。これにより変身に必要なコアメダルは全て失われた。映画でポセイドンのコアメダルを奪い再び変身可能に。

タジャドル・フレイム・スリー

 ガンバライドオリジナル技。タジャスピナーからメダルを連射後、左手で炎を纏ったパンチ。吹き飛んだ相手にタジャスピナーから巨大な火球を放ち攻撃。

クジャクフェザー

 劇中技。背中に孔雀の羽を模した火弾・光弾を展開し、発射する。尚、蛇の目模様をよく見ると鳥系メダルで構成されている事がわかる。ガンバライジングでは「フェザービット」、バトライド・ウォーでは「フラッシュフェザー」という名称になっている。

ギガスキャン(ファイナルステージver.)

 ファイナルステージでタトバの世界のオーズ(火野映司本人)が召喚したタジャドルコンボが使用。タカを除いたクワガタからコブラを含めたプテラまでのヘッドを構成するコアメダルをタジャスピナーにセットし、リング状のエネルギー弾を撃ち出す。
 恐らく全属性の力を備えており、殆どのグリードやヤミーに対して有効な技だと思われる。作中ではウヴァに使用。

タジャドルダイナマイト

 3DS・PSP用ダンジョンRPG『ロストヒーローズ』で登場したウルトラマンタロウとの合体攻撃。マグナブレイズとタロウのウルトラダイナマイトで同時に敵に突っ込む。
 ウルトラ心臓のあるタロウはともかくおもいっきり爆発に巻き込まれるオーズの身体が心配になるがゲームシステム上、特にデメリットは無い。BEでボイスが追加されたが、オーズは「タロウさん、大丈夫ですか?」とタロウの心配だけをしている事から巻き込まれても特に問題ない模様。

月光鳥

 続編の『ロストヒーローズ2』で登場した∀ガンダムとの合体攻撃。マグナブレイズと∀の月光蝶で同時に敵に突っ込む前作に輪をかけてとんでもない技。やはり特にオーズの身体に影響はない。

キン! キン! キン! プッギュュュン プテラ! トリケラ!! ティラノ!!! ギャオーーン プッ!トッ!ティラ~ノ!ザウ~ル~ッス!!!

スペック

身長:205cm
体重:95kg
パンチ力:10.5t
キック力:20t
ジャンプ力:210m
走力:100mを3.3秒

概要
 「プテラ」「トリケラ」「ティラノ」のコアメダルで変身する恐竜系コンボ。オーズの最終形態。
 『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブルfeat.スカル MOVIE大戦CORE』でのギルの登場から恐竜系メダルの存在が推察されていた。本編では『無敵のコンボ』と称された。

 これまでのオーズは黒いスーツに各部装甲を纏っていたが、プトティラコンボ時にスーツは白くなる。胸部のメダル状パーツの縁側『オーラングサークル』が出っ張った独特の形をしている。

 メダルは普段は映司の体内にあり自在には使えないが、メダル自体に意志があり映司の危機に反応して出現。そのまま自動的に変身しようとするが、他のメダルを使って踏み止まることも可能。
 変身中、映司の意識はメダルに乗っ取られてしまうため制御不能に陥いる。防衛本能に基づいて活動するため、自分以外の敵性全てに攻撃する。
 後に適応したのか、意志の力か暴走は抑えられ、紫のメダルの力を使うなど制御が効くように。だが、反面それは映司自身のグリード化が進行している事を意味していた

戦闘能力
 筋力が大型恐竜並みにまで強化されており、他のコンボとは比較にならないパワーとスピードを持つ。更に紫のメダルの全てを無にする能力によりコアメダルの破壊が可能。

恐竜系メダル
 三種全てが絶滅した生物であり、司るのは本編では鴻上光生がヨーロッパ旅行から持ち帰った土産の一つ。メダルは石盤で厳重に封印されていた。
 しかし鴻上ファウンデーションから離反したドクター真木が退職金代わりに奪取。真木によって10枚から1枚が抜かれるも、欲望が無なためグリードは誕生しなかった。
 しかし、火野映司の欲望の隙間に惹かれ内5枚が映司の体内に侵入。残り5枚もドクター真木が自身の体内へ渡った。
 メダル自体が絶滅生物であるため、現生生物である他の系統のメダルとは相性が悪く、組み合わせた亜種形態が存在しない。ガンバライド等のゲームでも亜種形態は登場しない。バンダイのオーズコンボチェンジシリーズやS.I.Cでは組み替え遊びが可能。

性能

 目『プテラアイ』の視野は極めて広範囲に及び、人には視認出来ない紫外線や赤外線をも捉えられる。眉間から頭頂部にかけてを保護する強化外骨格『ジャベルクレスト』は感覚器官であるアンバーオークォーツが巨大化して前方へとせり出した。別名「超者の冠」。
 左右に大きく広がる外骨格『プテラシールド』はラインドライブを大きく展開することで、微細な気流の動きを読み取れる。耳『プテラソナー』はタカヘッドに並び立つ程の優れた聴覚を備えている。小型のフェイスガード『ティアードラッシュ』は視界の確保と頭部の動きを制限しない。

エンシェントオーズアーマー

 コアメダルの力で変化した、丈夫でしなやかな強化皮膚。エネルギー位相が変化し、輝くような白色となった。防御性能も通常のオーズアーマーから向上しており、衝撃だけでなく熱や電流にも耐える。

 肩部『トリケラショルダー』は防御力を増し、ワインドスティンガーを保持し撃ち出す為の強固な土台。グリードでさえ砕けない。左右のショルダー上部の角『ワイルドスティンガー』はオーズの意思に応じて伸縮し、分厚い鋼鉄板をも刺し貫く。
 前腕部から肘部分を『トリケラガントレクス』が保護。前腕のエネルギー器官「ホーンレット」がラインドライブから送られたエネルギーを増幅する。外縁が鋭い刃状となっており、セルメダルの結合を切り裂ける。背部の羽根『エクスターナルフィン』は着地する際や、急激に旋回する際にボディバランスを図る。
 手の甲を『トリケラガーディア』が保護。表面をラインドライブが覆っており、力を蓄えることでより強力なパワーを生み出す。五指『トリケラグラバー』は戦闘時には強度を増し、相手の攻撃を軽々と受け止める。ヤミーの肉体を素手で握り潰す程の凄まじい握力を秘める。

 大腿部を『テイルディバイダー』が保護。外骨格が何層も重なりあっている為伸縮が可能。オーズの意思によって身体の一部のように操り、相手に叩き付ければ強力なダメージを与える。膝を『ティラノニーディアス』が保護。外骨格量の増した上半身と、発達した下半身を支える。
 脛部『グランドフィート』はラインドライブが筋肉と一体化しており、瞬発力とパワーにおいて圧倒的優位に働く。足首の『ティラノアンクルトゥ』は薄い層状の外骨格が重なることでバネに近い構造を取り、高々度から急降下着地する際に加わる衝撃を吸収する。
 足『レグステレネイル』の爪先は鋭く太い爪状に変化。どんな体勢からでも正確に地面を捉え、圧倒的な破壊力を生み出す。踏み込む力の強さから、大地をも踏み砕く。

 プトティラの力によって生み出された武器。ティラノサウルスの頭の形をした『』。近接用のアックスモードと遠距離用のバズーカモードの二種類のモードがある。それを見たものは本能的な畏れに支配されるという。
 あらゆる形態で使用出来るが、他の形態ではアックスモードしか使えない。地面を割って取り出し、セルメダルを取り込む事で力を発揮。一度に取り込めるメダルは4枚、最大12枚まで溜め込める。
 ティラノの頭部を模した刀身「クランチガルバイダー」はセルメダルを取り込み、メダルを粉砕・圧縮(\ゴックン/)することでエネルギーを限界まで絞り出し、「プットッティラ~ノヒッサ~ツ!」の音声と共に必殺技を発動する。通常のヤミーならばセルメダル1枚で一撃である。

 強力な冷気を生成・放出し、対象を瞬時に凍結させる。全身から周囲一帯に放射する、エクスターナルフィンの羽ばたきに合わせて飛ばす、プテラヘッドの口から放つなど様々なバリエーションがある。正確にはグリード化した映司の能力である。

 第32話で初変身。2体のプテラノドンヤミーに敗れた映司だが、突如体内の紫メダルが攻撃から映司を守り、そのままプトティラコンボへと変身した。強大な力でプテラノドンヤミーを撃破した後暴走。伊達に斬りかかろうとするも、比奈が割り込み妨害。理性でメダルを抑えこみ変身解除した。
 第34話で自力で紫メダルを出せるようになり、第36話では意志を保ったまま戦えるようになり、戦闘ではテーマソングも流れた。
 第42話のロストアンク戦では暴走。メダガブリューの一撃でロストアンクの意識が宿ったコアを破壊し勝利した。第44話では苦戦しつつもカザリ完全体を撃破。
 アンクとの対峙時、真木に自身の紫メダルを投入され映司グリード化。その後プトティラコンボでの対決になるがアンクにより暴走が止められる(この時点でグリード化が進んでいる為か、プトティラコンボとの切り換えが映司の意志だけでオーズドライバーを用いずに行われている)。
 その後、伊達や後藤と共に恐竜グリード、ウヴァ完全体と対決するが苦戦。映司は力を求め大量のセルメダルを体に投入。恐竜グリードとの最終決戦では映司の中の紫メダルを奪おうとしたところに冷気で足下を凍らせて動きを止め、吸収していた無数のセルメダルを使用したグランド・オブ・レイジで一度は倒す。
 だが、恐竜グリードはメダルの器から照射されたエネルギーフィールドの力により復活。一方の映司は凄まじい力を使用した反動で変身解除し再び暴走しかけるが、アンクにより正気に戻される。

映画等の活躍
 メダルが手に入らないため、MOVIE大戦MEGAMAX平成ジェネレーションズFINALでは回想シーンのみの登場。
 ライダーリング召喚されたオーズは関連能力が全て使用可能なため、『MOVIE大戦アルティメイタム』のディレクターズカット版や仮面ライダーウィザードの最終回では変身した。
 平成が溢れ出した場合も同様なようで、『Over Quartzer』でも変身した。スーパーヒーロー大戦』にてアイム・ド・ファミーユが変身。他のメンバーとは違い、近似色がなく、余っていたプトティラになった
 『memory_of_heroez』では財団X製の恐竜系コアメダルを入手して再び変身可能に。変身時には雄叫びこそ上げるが、恐らく暴走のリスクはオリジナルよりかは低いと思われる。同じように財団X製の恐竜メダルで恐竜グリードも蘇った。

必殺技

 プトティラコンボのスキャニングチャージ。ワインドスティンガーで相手を串刺しにし、エクスターナルフィンから放つ冷気で凍結させた後、尻尾状に変形させたテイルディバイダーで『粉砕』する。破壊力は100t。
 『将軍と21のコアメダル』では巨大化したガラの動きを封じるためにサゴーゾの重力操作と共に凍結能力で動きを封じ、さらに尻尾による打撃を叩き込んでいる。

 メダガブリュー・アックスモード時の必殺技。威力は170t。3~4枚のセルメダルで発動する。最終話では取り込んだ大量のセルメダルを全てメダガブリューに注ぎ込み発動。
 恐竜の頭部を模した超巨大なエネルギー刃を形成し、相討ち覚悟で真木に対して放つが撃破には至らなかった。他のコンボでも使える。

 メダガブリュー・バズーカモード時の必殺技。メダガブリュー内の全てのエネルギーを解き放つ。威力は200t。グリードとの対決が主体となりアックスモードで使われることが多くなったため、軍鶏ヤミー戦以降使われなくなった。
 ガンバライドでは「メダガブリューシュート」という名称で同様の技を使用する。斬撃を叩き込んでからプトティラノヒッサーツする以外はアクションに変わりないが、本編は一枚のセルメダルで発動していたのに対し、こちらはフルにセルメダルを投入している。
 『バトルドッジボール3』ではオーズの必殺ショットとして登場。メダガブリューのエネルギーごとボールを発射する。通称妖怪ボール飛ばしロストヒーローズ』ではジェノサイドキューブで習得するが、終盤も終盤なので影が薄い。しかも通常必殺技扱いなのでやや不遇。

プトティラ・アルティメット・スリー

 ガンバライドオリジナル技。トリケラアームから伸びた角で相手を突き刺し、投げ上げたあとにティラノレッグで回旋蹴りを叩き込む技。
 オーメダルセット4発売直後ではメダルスキャンで使用できたが、005弾よりメダガブリューシュートに変更された。その後は低レアリティのプトティラやオーメダルセット4付属のカードでしか使用できなかったが、シャバドゥビ6弾ではアルティメットチャンス繋がりという事か初期レベルの必殺技として久しぶりに収録された。

 対応するグリードは人間からグリードに変容した真木と映司。劇場版「MOVIE大戦CORE」では『ギル』という名のみが語られているが、ついにTV本編や公式サイトにさえその名を現すことはなかった。映画は本編とはパラレル設定らしい。
 実は恐竜メダルの存在自体は結構序盤時点で既に示唆されており、第8話のラストでアンクが閲覧していたメダルの枚数を表示したタブレットの画面に紫色の字で???と表示されていたものがそれと思われる(しかもご丁寧に拡大までしてくれている上に不穏な効果音まで流れるというなんとも意味深な演出だった)

劇中の活躍

 初登場
 警備員のバイトの最中、バイト先の博物館でグリードが復活。同僚(美術品を盗もうとしていた小悪党)に薬を盛られ眠りこけていた映司は、偶然自分の横に転がっていたタカメダルをバイト料と勘違いして持ち帰る。
 その後、カマキリヤミーに痛めつけられていたアンクを思わず助けようとしたことから、アンクにオーズドライバーの封印を解かされた。
 その場にいた人々と自分の身を守るため、仮面ライダーオーズ変身した。以降、グリード達と世界の存亡を賭けた戦いに挑んでいく事になる。
 人命よりもメダルを優先するアンクとは度々衝突していたが、「ヤミーを倒す」という一点だけで信頼し合いながら、やがて互いの意図や行動を理解できるような関係へと成長。

 最終決戦
 ドクター真木の介入により映司は完全にグリード化。しかし、ドクター真木の企む世界の終末を阻む為、更なる力を求める。鴻上から提供された大量のセルメダルで真のオーズとなった映司は、暴走するメダルの器を使って世界の終末を狙う真木との最終決戦に挑む。
 恐竜グリードとなった真木にプトティラコンボのグランド・オブ・レイジを叩き込む。しかしメダルの器の力によって撃破に失敗。

 最後の手段として自身のグリード化によって映司が決着を挑もうとした瞬間、アンクの魂が宿ったコアメダルを託される。そしてタジャドルコンボに変身。紫のメダル七枚を使ったギガスキャンで真木ごとメダルの器を破壊した。
 世界の終末を阻止した映司は、薄れゆく意識の中アンクに最後の別れを告げられ、帰りを待つ仲間達の元へと戻っていく。自分一人では「どこまでも伸びる腕」は無理だが、みんなと繋ぎあった「腕」ならきっとどこまでも行けると確信する。

 最終回後
 平和を取り戻した世界にて仲間達はそれぞれの日常に戻っていた。映司自身も再び気ままな旅人生活へと戻り、笑顔で世界を旅していた。
 皆と手を取り合うことでも自身の欲望が叶えられると気づいた映司は、鴻上ファウンデーションの協力員として活動。アンクの形見である割れたタカメダルをその手に、再び彼と出会える事を願いながら。

 謎
 最終決戦にてアンクに託されたメダルのヒビが見えていたのかは不明。気づいていなかったならば映司は完全にグリードになり果て、相棒の「死」にすら気づかぬまま戦ったという悲壮なシーン。
 見えていたならば相棒の「死」を悟りながらもその意思を受け取り戦うという映司の覚悟が伺えるシーンということになる。
 とはいえ、アンクが自分のコアを渡したことはどちらの場合でも理解しているため、タジャドルへの変身はアンクがやりたいことを尊重した結果なのは変わらない。

本編後の活躍

 割れたアンクのコアメダルを復元するため、鴻上ファウンデーションの協力者として世界を旅している。隕石の落下に伴い帰国した所で消滅したはずのアンクと再会。未来の仮面ライダー・湊ミハルと関わっていく。
 最終回でひびの入ったアンクのコアメダル以外をすべて失っていたが、アンクがポセイドンのコアメダルを奪い再びオーズに変身できるようになった。(プトティラコンボ)を除く。
 かつて錬金術師ガラとの戦いで助けに来てくれた仮面ライダーフォーゼ/如月弦太朗、そして自分が助けた仮面ライダーWと共に財団Xの陰謀に立ち向かう。戦いのあと、いつか未来でアンクと再会することを改めて誓った。

 仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
 大ザンギャックを率いるゴーカイレッドに敗れ消滅…と見せかけて亜空間で待機。終盤で他の戦隊やライダー達と一緒に復活し、大ザンギャック&大ショッカー連合軍と戦った。
 さらにコアメダルが変化した、自身の大いなる力となるライダーキーを(最終回消滅したプトティラコンボ含む)海賊戦隊ゴーカイジャーの6人に渡し、自身のコンボに変身させた。仮面ライダーディケイド/門矢士とはこれが初対面。

 仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼMOVIE大戦アルティメイタム
 如月弦太朗から話を聞き、アクマイザー3が復活させた怪人軍団に襲われたコヨミを助けに現れた。その後は幻影としてライダーリングをウィザードとフォーゼに託した。
 他には左翔太郎、フィリップ、照井竜、後藤慎太郎の幻影もいる。演者の渡部秀のスケジュールの都合上出演シーンは少ない他、この時だけ一人称が「僕」になっている。

 小説版

 三部作のトリを務める。MEGAMAX後の時系列で、恐竜系と爬虫類系以外の全てのコアメダルを所持している。内戦地帯で戦いの停止を望む人達と触れ合い、彼らの声を届かせ、話し合いさせるためにたとえ一時的でも戦いを完全に止めることを決意。
 人間の軍隊相手にオーズの力を使い、全コンボをフル活用して一人で一軍を一人も殺さず完全に無力化した。この時の映司はかつてのオーズの変身者とは対照的に描かれている。

 平成ジェネレーションズFINAL
 MEGAMAXのその後、2つの世界の危機を感じ取って日本に帰国。かつて自身と対峙した財団Xと遭遇する。地割れに落ちかけていた万丈龍我の元に現れ、宝生永夢と共に龍我を救出。その後3人で財団Xの科学者・最上魁星のアジトに潜入する。

アンクとの再会

 最上が財団Xで模造したコアメダルで生み出したコピーアンクと対峙する。だが、たまたま割れたタカメダルがコピーアンクに触れた事でコピーアンクが苦しみ落下。
 それを助け出そうとした映司が手を掴んだ瞬間、割れたタカメダルがコピーアンクの体内に侵入。そのままコピーの肉体を乗っ取る形で本物のアンクが復活。数年越しの「お約束のアイス会話」とともに共闘し、コピーグリード達から疑似コアメダルを奪いつつ撃破する。

最終決戦
 他の仮面ライダー達と合流後は、アンクから託されたタカ・クジャク・コンドルのコアメダルを使ってタジャドルコンボに変身。最終決戦に挑む。
 戦いが終わった後はアンクに約束のアイスを渡すと、コピーのメダルが力尽きたことで肉体が消えたアンクの割れたタカメダルを拾い上げてから「また会おう。俺とお前がいる明日に」と告げ、再び旅に出ていった。

描写等
 財団Xの作った擬似コアメダルはフチが銀色で、オースキャナーでのスキャン音は『キンキンキン!』という物ではなくセルメダルと同じ『カンカンカン!』
 今回登場するライダーの中では最古参なため、終止落ち着いた態度で万丈に対してアドバイスを行ったり、弦太朗や紘汰から先輩と呼ばれる等歴戦の戦士である事が強調されている。
 平成二期ライダーの中でオーズは唯一変身後の決め台詞がなかったため、劇中のそれぞれの決め台詞が被るシーンでは「俺が手を掴む…」と発言。そのあと「ねーもう、ちょっと紘汰君座って! 前向いて!」「あっ、はい先輩」というセリフもある。

 仮面ライダージオウ
 「オーズ編」のレジェンドキャストの一人として登場。スーツの襟の赤い羽は、ジオウでは出会う事がなかったアンクへのリスペクトとして火野役の渡部氏が出したアイデア。
 タイムジャッカーらによる歴史改変の結果、比奈やアンクとの出会いは無くなり、国会議員を務めている。しかし「ちょっとのお金と明日のパンツ」は健在。

EP09『ゲンムマスター2016』
 アナザーオーズこと檀黎斗により独立宣言を飲ませる為、日本への人質として拉致され城に監禁されていた。黎斗に反抗して同じ牢獄に入れられた比奈と初対面。

EP10『タカとトラとバッタ2010』
 彼女に本編同様の過去があった事を明かす。それから更に様々な経験を経ていった結果「一人では助けられない命を助ける為、沢山の人達と手を繋ぐ」という新たな信念を抱き、その為に政治家の道を選んだ事を彼女に語る。
 その後は比奈が牢の扉の錠を扉を縛っていた鎖ごと引きちぎり破壊して脱獄。阻止に現れたアナザーオーズをめがけて比奈に投げつけられ、アナザーオーズは壁をぶち抜いて建物の外へと吹き飛ばされていった。
 その後はソウゴにオーズとタジャドルコンボのウォッチを手渡しアナザーオーズとの決着を見届けた後、改めて「沢山の人達と手を繋ぐ」という信念の為に歩む事をより強く決意した。

ゲーム作品

 ガンバライド
 001弾から現行作品の主役ライダーとして参戦。タトバコンボとタトバコンボ・ライドベンダーがLR、タカキリバとタカトラーターがSRで登場。002弾でラトラーターコンボとサゴーゾコンボがLR、ガタキリバコンボがSR、ラトラバがR、ラキリバがNで登場。
 003弾でタジャドルコンボがLR、ガタトラバとラトラゾがNで登場。また、タトバコンボ、ガタキリバコンボ、ラトラーターコンボ、サゴーゾコンボに劇中技が収録された。004弾でシャウタコンボがLR、ラトラーターコンボ・トライドベンダーがSRで登場。
 005弾でプトティラコンボとタマシーコンボがLR、タカジャバがNで登場。また、タジャドルコンボ、シャウタコンボに劇中技が収録された。
 他にMOVIE大戦COREのプロモーションカードでタカゴリバが、てれびくん増刊号付録のプロモーションカードでタカガルバが登場している。
 001弾から006弾までは玩具のオーメダルを使用するメダルスキャンシステムがあり、オーズ使用時はスキャンしたメダルに応じてオーズが変身するため、メダルさえあれば好きな形態を使うことも可能だった。パンダメダルを使用した形態はカード化されていないため、メダルスキャンを使用しないと見られない。
 01でブラカワニコンボがLRで登場。04でタジャドルコンボが再度LRで登場。必殺技は「ロストブレイズ」が収録。01稼働記念に開催された「LRになってほしいライダーアンケート」でキバエンペラーフォームと共に選ばれてのLR化だった。
 06でガタキリバコンボがLRで登場。それまでSR止まりだったガタキリバ初のLRとなった。シャバドゥビ4弾でスーパータトバコンボがLRで登場。

 ガンバライジング
 2弾から参戦。タトバ、ガタキリバ、タカゴリバが登場した。タトバからガタキリバへのコンボチェンジの再現もされている。参戦からしばらくはフォームチェンジ数が2つとそれ程多くなく、劇中の必殺技も「ガタキリバキック」のみだった。
 5弾にてタジャドルコンボが参戦。LR、LREX枠を取得し、LREXではバーストするとプトティラコンボにチェンジする。同弾のCPタトバコンボの技演出でラトラーターコンボも登場。
 必殺技としてタジャドルは「フェザービット」(バースト前)と「プロミネンスドロップ」(バースト後)、プトティラは「ストレインドゥーム」が収録。更にCPタトバの必殺技「コンボチェンジ・タトバキック」はメダジャリバーで斬撃→ガタキリバでガタホーンサンダー→ラトラーターでリボルスピンキック→タトバに戻ってタトバキックの豪華仕様。

ナイスドライブ
 1弾ではCPでラトラーターコンボが正式参戦。必殺技は「ガッシュクロス」が収録された。4弾ではトリプライドキャンペーンの枠でW、フォーゼと共にMOVIE大戦MEGAMAXを再現したトリプルライダーキックが実装された。
 6弾では過去のキャンペーンが勢揃いのキャンペーンカキマゼールキャンペーンのマシンライド枠でバースト後にラトラーターコンボにチェンジし必殺時にトライドベンダーに乗るカードが登場。更に待望のオーズバッシュも実装された。

バッチリカイガン
 6弾ではプトティラコンボがライドバーストキャンペーンカードの一枚として登場。最終話の映司の台詞である「あなたを絶対に倒せるだけの力がある!」という文字が書かれている。ガシャットヘンシン1弾ではタトバコンボがLR化。タトバのオーズバッシュも実装。

ボトルマッチ
 1弾ではタジャドルコンボが再LR化、同時にロストブレイズも実装された。3弾にてLRSP枠でタマシーコンボとブラカワニコンボを除く全てのコンボにチェンジするスーパータトバコンボが参戦。
 これによりサゴーゾコンボ、シャウタコンボも参戦となりTVシリーズに於ける全コンボが出揃った。6弾ではプトティラコンボが再度LRで登場。メモリアルフィニッシュとしてグランド・オブ・レイジが収録された。

ライダータイム
 2弾ではシャウタコンボがSRで登場。バーストライズ1弾ではタマシーコンボがLRで登場。バーストライズ4弾ではサゴーゾコンボがSRで登場。オーズTVシリーズの全てのコンボがシングルで登場した。
 仮面ライダー斬月とチームを組むと『タカトラ!』とボーナスが発生する。仮面ライダーマッハとチームを組むと『友を探して…』が発生。両者共に物語のラストで『ダチ』の形見となるアイテムを手に旅立っていった事から、劇中の展開も相俟って感慨深いボーナスとなっている。

 バトライド・ウォーシリーズ
 初代よりプレイアブルキャラクター。攻撃を当てていくことで各種コンボ形態にフォームチェンジすることができる(亜種形態にはチェンジできない)。
 体力の消費が激しいという本編の設定を取り入れてか、一定時間でタトバコンボへと戻る。最強状態でプトティラコンボ、究極状態でスーパータトバコンボとなる(「」より)。

 ライダージェネレーション
 1作目から参戦。ライダーアビリティ/ライダーパワーは「コンボチェンジ」。タトバ、ガタキリバ、ラトラーター、サゴーゾ、タジャドル、シャウタの各コンボにチェンジ出来る。
 プトティラは超必殺技担当。『2』のオーズは最終回後と思われる(アンクが登場しない、恐竜グリードが再生怪人として登場する)が、プトティラコンボも使用出来る。

 クライマックスヒーローズ
 3作目『オーズ』から参戦。『オーズ』ではタトバ、ガタキリバ、ラトラーター、サゴーゾの各コンボが登場。ゲームの発売がサゴーゾの番組登場直後だったため登場は驚かれた。
 開発時期の都合か、オーズ(映司)の性格が微妙におかしい。4作目『フォーゼ』ではタジャドル、シャウタ、プトティラ、ブラカワニの各コンボも登場。

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 以上です。これで紹介を終えます。

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