【死を超えた迷走ゾンビ!】仮面ライダーバッファ / 吾妻道長【乾巧、退場】

2022年11月24日木曜日

4号ライダー 仮面ライダーギーツ 仮面ライダー解説

t f B! P L
 今回解説する仮面ライダーはバッファです。

「今さら人助けかよ?何考えてんだ……この勝負、俺がもらう」
目次
  • 吾妻道長
    • 概要
    • 願い
    • 参加態度
    • 人付き合い
    • 描写
    • 人間関係
      • 浮世英寿/仮面ライダーギーツ
      • 豪徳寺武/仮面ライダーシロー
  • 仮面ライダーバッファ
    • スペック(エントリー)
    • 概要
    • 戦闘能力
    • エントリーフォーム
    • ブーストライカー バッファモード
      • スペック
      • 概要
    • 備考
  • 大型バックルフォーム一覧
    • ゾンビフォーム
      • スペック
      • 概要
      • 必殺技
    • マグナムフォーム
      • スペック
      • 概要
      • 必殺技
    • ニンジャフォーム
      • スペック
      • 概要
  • 小型バックルアームド一覧
    • アームドウォーター
    • アームドシールド
  • デュアルオン形態一覧
    • ゾンビブーストフォーム
      • スペック
      • 概要
    • ブーストゾンビフォーム
      • スペック
      • 概要
      • 必殺技
    • アームドドリルゾンビ
      • スペック
      • 概要
    • ゾンビアームドドリル
      • スペック
      • 概要
  • 劇中の活
    • 黎明編
      • ライダーへの招待状
    • 邂逅
      • 宝探しと盗賊
      • ゾンビ狩り
      • 勝利条件と神経衰弱
      • 逆転のブースト
      • Wake up!モンスター
    • 略編
      • 新世界のビート

吾妻道長
「何度やられようが俺は戦う、たとえ死んでも...俺は生きる!!」

 特撮テレビドラマ『仮面ライダーギーツ』の登場人物。仮面ライダーバッファの変身者。名前の読みは「あづまみちなが」。年齢21歳。演じたのは杢代和人。

 概要

 現場作業員の青年。一人称は「俺」野心に溢れ、嫌味ったらしく利己的な性格の持ち主で、デザイアグランプリにおいてはとにかくジャマトを撃破してスコアを稼ぐスタイルを取っている。一般人がジャマトに襲われていても全く意に介さない。
 を何とも思わないどころかむしろそれを嘲笑ったり、桜井景和と鞍馬祢音を「モブ」呼ばわりするなど、自己中心的で他人に対して容赦がない基本的に周囲への当たりが強く、「どの道世界は終わる」と豪語する傲慢な人物。真面目故に一度思い込んだら闘牛よろしく一直線にしか進めない。

 服装
 第13話まではデニムジャケットやアウトドアベストなど、仕事とプライベートで兼用できるカジュアルコーデを好んでいた。
 ジャマトグランプリ参戦後は(サポーターの趣味により)黒いアウターにモノトーンのトップス、ボトムスは黒のワイドパンツというブラックコーデに変更しており、以後もそちらが気に入ったのか元々服装にこだわりがなかったのかそちらで通している。
 なお最終話では、現場作業時は初期のファッションにしていることが判明。また初期からかなり髪を伸ばしており、慟哭編以降は髪を後ろで束ねている。

 願い
 「全てのライダーをぶっ潰す力」を得るためデザイアグランプリに参加している。そして仮面ライダーと共にデザイアグランプリそのものを潰すのが目的。
 その理由は、まだ一般人であった時、かつてのグランプリ参加者であり自身の友人・今井透が他のライダーにレイズバックルを腕ずくで奪われた挙句ジャマトに倒され脱落する姿を目の当たりにしたため。
 加えて、その直後に現れたギーツの「こんな悲劇は忘れるに限る」と安易な慰めの言葉を言われた事に対し「(この様な理不尽を)忘れてたまるか!」と激しく憤る。
 「仮面ライダー」を私欲の為に平気で他者を踏みにじる者として憎悪する様になり、自身が参加者として選ばれた事を利用して、この願いを抱くに至った。

ギーツエクストラ 仮面ライダーパンクジャック』
 晴家ウィンが運営スタッフだった頃の回想という形で上述の過去のシーンが描かれており、透が消滅し「何なんだよ、デザイアグランプリって!?」と狼狽していた最中ジャマトが襲来、駆け付けたギーツによってジャマトが倒されたのを見た。
 その後道長はその直後、ゲーム退場者の痕跡を隠滅するために到着したデザイアグランプリの運営スタッフにスタンガンを浴びせられ気絶、そのまま連行されていたことが判明した。

 復活後の願い
 「自分達の願いと生死を賭けた戦いが全て、異なる次元から来た超越的存在の娯楽に過ぎなかった」という、デザグラの理不尽な真実を知る。同時に仮面ライダーへの強い敵意と怒りを激しく燃やす。
 デザイアグランプリの破壊、仮面ライダーという存在そのものを消すことを目的に動き出す。退場したことで大会のルールに縛られる必要が無くなり、ライダー達を躊躇なく襲うようになった。
 ジャマトグランプリ参加後は、一般人の被害を顧みず子供の夢をも踏み躙る。これは妥協をしない元来の真面目さと奥底に根付いた怒りが重なってしまったが故でもある。
 それでも彼自身が直接一般人に対して危害を加えることはなく、最低でも破壊対象は器物やライダーに留まる。闘牛ゲームではジャマトの横槍に関して露骨に顔を顰めていた。

 参加態度
 ゲームでは他の参加者と取引することはあっても馴れ合いや協調はせず、攻略は自分の力で挑む傾向にある。最終ミッションまで生き残っただけあって、常に自分を過信してはおらず、判断力や慎重さも持ち合わせている。高得点狙いで敢えて危ない橋を渡るよりは、危険を避けて堅実に点数を稼ぐタイプ。
 勝利への貪欲さも人一倍見せている一方、他人から恨みを買うような真似はせず、むしろ後述の過去故か卑怯なやり方で勝つ事を嫌っている。仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』では仮面ライダー王蛇への背後からの攻撃を躊躇した為にベノスネーカーを召喚する隙を与えてしまった。
 スラグフォートレスジャマトが出現した際には、極力スラグフォートレスジャマトとの対決を避け、和装ジャマトの撃破に専念していた。違反すると自分にも影響がある為、ゲームのルールには忠実。憎い相手であっても暴力は振るわない。スコア減点となる他ライダーへの攻撃は最終戦の8話を除いて一度もしていない。

 良識のある面
 第2ゲームでレイズバックルを賭けた英寿との勝負では言い訳せず自身のゾンビレイズバックルを渡し自分は「ハズレ」と呼んだウォーターレイズバックルで次のゲームに挑んだ。
 歪み合っていた景和が連続でブーストレイズバックルを引き当てるのを見て、只雑談をするだけで特に嫉妬はしなかった。
 他人からレイズバックルを取る時があってもただ奪うのではなく、丹波一徹が自身と相性の良いゾンビレイズバックルを手に入れた際は少々話を盛ったとはいえ一徹の身を案じるような言い方で引き換えに自身が手に入れたニンジャレイズバックルを渡す。
 後にすぐニンジャレイズバックルが必要な時になっても取り方は少々強引とはいえ「これ使え!無いよりはマシだろう」とレターが取り落としたプロペラレイズバックルをやっぱり渡しておくなどきちんとそれなりの代わりを渡している。

 人付き合い
 第5話では現場の同僚、もしくは先輩と思しき男性達に気遣われる場面がある。職場では普段の生活の中では職場に仲の良い同僚が居たり、断りこそすれど上司から食事に誘われたりする等、普段の人間関係は悪くは無い模様。
 意外と面倒見の良いところもある。第6話で森魚が景和からブーストレイズバックルを奪って渡してきた形で自分の手元に来ても、黙って隠し持たず景和に(「杜撰な管理で盗まれる方が悪い」と呆れつつも、)盗まれたことを暗に示した。
 また、本性を知ると森魚と手を切った。第8話で変身を解除した景和が倒れこんた時には、駆け寄りそうな仕草も見せていた。一徹を「ジジイ」ではなく「爺さん」と呼ぶなど対応こそぶっきらぼうだが老人を敬うことも忘れない。母親との関係は不明だが、父親とは一度何らかの理由で大喧嘩をして以降家出し、殆ど連絡を取っていない。

 描写
 言動に反して律義。敵視する英寿の家のリフォームを行うところでデザイアグランプリ本部からの知らせが入った。
 その際に英寿から「俺の家直すなら棄権するか?」と煽られるも、それに対して「速攻で直してやるよ!」と返すなど根は真面目と思しき一面も。
 絵心はあまりない。第36話で残っているデザイアロワイヤルの参加ライダーを確認するために各ライダーのモチーフの動物を木の板に描いていたが、描かれたそれは劇中や本人のシリアスな雰囲気に反していずれも子供の落書きのような気の抜ける出来であった。

 人間関係

 デザイアグランプリの参加者。英寿に異常なまでの敵意を抱き、自分の力でギーツを超えることにこだわっている。いている。邂逅編では再会したばかりの彼に「何がスターだ。チャラチャラした願いを叶えやがって」と吐き捨てている。
 逆に英寿からは気に入られている節があり、度々ちょっかいを出したりバックルの賭けをするなど良きライバルとして扱われている。
 謀略編で記憶がリセットされた時に英寿と遭遇しサインしてやろうかと言われ「いいのか?」と喜んでいたが、直後にライダーとしての記憶を取り戻した時には着ているシャツにマジックでサインを書きだす英寿に「触んな!お前のサインなんかいらねぇ!」と言い捨てる一幕もあった。

復活後
 今まで以上に彼への敵愾心を晒け出しており、ことあるごとに直接対決を挑んでいる。以前の英寿は元々道長をそんなに嫌っていない、どころか若干気に入っている素振りすら見せており、最初は道長と戦うことに躊躇いを見せていた。
 だが、ジャマトグランプリの頃にはでは敵と割り切っている。それどころか、ジャマトグランプリの一連の所業に関しては「ベロバと同類」と一刀両断された。

桜井景和/仮面ライダータイクーン
 デザイアグランプリの参加者。最初は景和の事をモブ呼ばわりし、対立する事も何度かあったが、小金屋森魚の手によって脱落させられそうになった時には人知れず手を貸している。
 道長のことは憎からず思っていたが、彼が慟哭編でジャマトグランプリに参加した際には非難している。そして、特に景和に対しては恨みを買う行為を次々と重ねていき、最終的にそのツケを払う羽目になる。

豪徳寺武/仮面ライダーシロー
 第1話で行われたデザイアグランプリの参加者。英寿と共に最終決戦まで残った手強いライバルだった。人命救助を優先している豪徳寺に対して「見返りを求めてる癖に」と吐き捨てていた。スラグフォートレスジャマトに殺害され、挙句それを道長に嘲笑われてしまった。

ニラム/仮面ライダーゲイザー
 デザイアグランプリのプロデューサー。退場したはずの道長をサマスとともに発見し、ジャマーガーデンに搬送した。
 一度は死んだ存在が表に出ることを良しとせず、「彼には期待しているよ。ジャマトとして生まれ変わり、番組を盛り上げてくれるのをね」と口にしている。
 バッファがゲームの参加者を襲い始めると手ずから排除を試み、第21話では仮面ライダーゲイザーに変身して完膚なきまでに叩きのめした。
 しかし、彼が必殺技を受けてもなお生き延び、挑発までしてみせる姿を見て、「もはや偶然のフィクションにあらず」と存在を許容。その後に行われた時限爆弾ゲームのオーディエンス投票において、バッファは参加者でないにもかかわらず7%の支持を得ている。

ベロバ
 デザイアグランプリのオーディエンスで、ジャマト側のスポンサー。第20話で初めて道長に接触し、彼の願いを叶えることと引き換えにデザグラの破壊に協力するよう打診した。
 彼の「不屈の精神」を気に入り、ミッチーというあだ名で呼んだり、衣装のコーディネートをしたりと推しとして扱っている。対する道長は彼女を利用する相手としか見ていない。
 第24話では「人間がみんな不幸になる、ゾクゾクするような世界をアタシに見せて」という言葉に、「お前の趣味なんて興味ない。俺の理想の世界を叶えられればそれでいい」と返している。

アルキメデル
 ジャマトを育成する男。道長が死から免れたのはゾンビバックルを長期使用していたためだと考察しており、貴重なサンプルとして興味をもつ。バッファのIDコアをジャマトが育つ土に撒き、強力な変異種が生まれないか試したこともある。

五十鈴大智/仮面ライダーナッジスパロウ
 乖離編のデザグラ参加者で、後にベロバから参謀役としてジャマト陣営にスカウトされる。バッファの本領を発揮させるために仮面ライダーロポからゾンビバックルを奪う提案をするなど、道長を重要な戦力として見ている。
 人の心に興味を抱いており、透に擬態したナイトジャマトと親しげにする道長に「興味深いね。ジャマトと友情を育む男の心」と発言していた。もっとも、道長はナイトを利用していただけだったので、「やっぱり人の心が読めてない」と視聴者から指摘されている。

 備考
 『ギーツ』撮影現場に小さな子どもが見学に来た際、簡氏は「ギーツ」、佐藤氏は「タイクーン」とライダー名で呼ばれる一方、杢代氏は大抵「ゾンビ」と多用したバックル名で呼ばれるらしい。
 チェーンソーを使う(厳密にはチェーンソーに変形する機能を持つ変身ベルトだが)紫色の高橋悠也脚本のゾンビライダーという事で、多くの視聴者だけでなく、道長役の杢代氏も『仮面ライダーエグゼイド』の仮面ライダーゲンムを連想したとか。
 偶然にもバッファのスーツアクターを務めた縄田氏は『エグゼイド』前半にてゲンムのスーツアクターを務めた経験がある。

 中の人
 道長役の杢代氏は撮影開始当時18歳。元々、道長は23歳で景和よりも年上になる予定だったが、杢代氏の起用により年齢が引き下げられた。
 企画当初はもっと冷徹なダークヒーローとして設定されていたが、「勝負に対しては手段を選ばないが、かといって悪にもなり切れない」という人間臭い役に変更された。
 杢代氏はアイドルグループ『原因は自分にある。』のメンバー。『ギーツ』ではがパーソナルカラーだが、グループ内ではが彼のパーソナルカラー。ちなみに中学生からの自称は「レベチイケメン」

仮面ライダーバッファ
「勝つ為には手段を選ばない、それが俺のやり方だ」

 スペック(エントリー)

身長:209.6cm
体重:86.4kg
パンチ力:1.6t
キック力:3.8t
ジャンプ力:4.1m(ひと跳び)
走力:8.8秒(100m)

 概要
 道長が仮面ライダーバッファコアIDのセットされたデザイアドライバー変身する仮面ライダー。本作の4号ライダー。レイズバックルをセットすることにより装甲を身に纏う。英語表記は「Buffa」。
 モチーフは牛(水牛)。メインカラーは紫で差し色はオレンジ。頭頂部の両サイドから伸びた銀色の角が目立つ。複眼の形も特徴的で、手裏剣のようなばってん型になっている。
 右手で左腕を払い、小指と親指を突き出しながら胸をなぞり、右手を掲げて、「牛」に見立てたポーズを取って変身する。

 戦闘能力
 見た目通りの荒々しくも実力に裏付けされた高い戦闘力を持ち、追撃上等の真正面から挑むラフファイトを得意とする。気に入っているのかゾンビレイズバックルを用いて戦っている。実際にバッファと相性が良いことが英寿の口から5話で明言された。
 変身者の気性が近接戦闘に合っているため、遠距離武器であっても棍棒のように用いる。作中でも景和ツッコまれている頭の角を活かした頭突きや突進も強烈。
 復活後は強すぎる執念により英寿に勝るとも劣らない更なる強さを得た。時には至近距離で放たれた弾丸を角で弾いて逸らすという技巧的な立ち回り。リボルブオンを駆使して上下反転による連撃等、英寿に負けず劣らずの戦闘経験による積み重ねを遺憾無く奮っている。
 本人の戦闘スタイルもあって飛び道具が基本武装のギーツとは仮にサシで戦った場合、相性が悪い可能性が高い。が、実際の戦闘となると激しい接近戦を繰り出し、遂に第22話では他の事に気を取られていたとはいえギーツを斬りつけて変身解除に追い込んだ。

 エントリーフォーム
 デザイアドライバーに仮面ライダーバッファIDコアのみを装填して変身した姿。頭部とパーソナルアイテム以外は他のライダーと同様。
 頭部『バッファヘッド』に生える超硬質の白銀の角『バッファホーン』が対象への心理的な威圧と共に格闘能力を高め、接近戦を得意とするバッファの最大の特徴ともなっている。
 ヘッドマウントデバイスは『バッファクレストギア』、複眼は『バッファアイ』。ローブ型のパーソナルアクセサリー『バッファムレータ』はプレイヤーの闘争心を高めて戦闘での勝率を上げる。

活躍
 第18話では破損したIDコアを叩いて無理矢理変身。コアが破損している影響か思うように動けない中、ボコボコにされつつもプロレス技を仕掛けて抑え込み、馬乗りのままひたすらぶん殴り続けて辛くも勝利した。

 ブーストライカー バッファモード
スペック

全長:2.260m
全幅:5.055m
全高:1.497m
乾燥重量:230kg
馬力:242.0ps(178.0kw)
最高時速:152km/h

概要

 水牛型のサポートメカ。足先と頭部がバッファローを模している。スピードが劣る代わりにパワーが増した。頭部ユニット『ビーストヘッドユニット』はバッファと思考をリンクすることで その意思を読み取り、連携攻撃をサポートする。
 脚部ユニット『ビーストレッグユニット』は特に突進力に優れ、あらゆる障壁を強引に突破することができる
 テールユニット『エグゾーストテール』はチャージした余剰エンジンパワーを一気に放出することで、自然発火するほどの超高密度エネルギーの噴射力を利用して三次元的な挙動を可能とする。

 備考
 チェーンソーを使う紫色の高橋悠也脚本のゾンビライダーという事で、多くの視聴者及び、道長役の杢代氏も『仮面ライダーエグゼイド』の仮面ライダーゲンムを連想した。バッファ役の縄田氏は『エグゼイド』前半にてゲンムのスーツアクターを務めた経験がある。
 キービジュアルでは大型レイズバックルを使用した姿でギーツの真後ろに配置されており、2号及び3号ライダーのタイクーンとナーゴよりも目立っている。


SET ZOMBIE READY FIGHT

「仮面ライダーは全員俺の敵だ」

スペック

身長:209.6cm
体重:100.4kg
パンチ力:2.6t
キック力:5.3t
ジャンプ力:4.1m(ひと跳び)
走力:9.1秒(100m)

概要
 ゾンビバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した基本形態。第1話では武器のゾンビブレイカーを使い、和装ジャマトを薙ぎ倒し、大量スコアをゲットしていた。第2話でも片っ端から雑魚を散らしていった。
 バッファのIDコアや自身のファイトスタイルと相性が良いからか、道長はゾンビバックルをいたく気に入っており、終盤までほぼ毎回のように使用した。
 リボルブオン形態は第6話にて初登場。第15話では側転しながらリボルブオンし、右足に移動したバーサークローによつ足技を披露した。

防御力
 装甲の破壊こそあれど、タイクーン・ブジンソード登場まで本編中変身解除が二度しか無破格の耐久力。一回目は下半身装備時に受けたラスボスの一撃によるもの、二回目はかくれんぼジャマトに幻覚を見せられ隙ができたところに喰らった不意打ち
 ブジンソード相手でもブジンソードストライク→ブジンソードビクトリー→鳩尾を一突き→ブジンソードビクトリーと必殺技3回+αでようやく変身解除に至ったため、道長の使用期間の長さも相まって相当防御力が上がっていた模様。
 ブジンソードとの2戦目では最終的に敗北するものの、リボルブオンなどを駆使し圧倒的なスペック差をものともせず一矢報いる活躍を見せた。

必殺技

ゾンビストライク
ZOMBIE STRIKE

 ゾンビバックルの鍵を捻って発動。第32話では赤黒く染まった巨大なバーサークローのエフェクトで敵を掴む。天国と地獄ゲームでギーツとゲイザーを穴へと引き摺り込み勝利を掴んだ。
 第46話ではバーサークローのエフェクトで跳躍して、飛び蹴りを放った。仮面ライダーベロバのレーザービクトリーとのぶつかり合いの前には徐々に押し負けてしまう
 劇場版ではバーサークローのエフェクトを引き出し、クロスギーツの攻撃からタイクーンを守った。Blu-ray特典ドラマでは地面に触れてバーサークローのエフェクトを多数出現させて、トラックを止めた。

下半身
 第14話では後ろ回し蹴りを放ち、バーサークローから2体のかくれんぼジャマトへ斬撃を飛ばした。しかし、実際は幻覚によって姿が変わったタイクーンとナーゴだった。
 第44話では上半身の状態からリボルブオンと同時に発動させた。リングのエフェクトでガードしつつ、骸骨の墓石で相手を囲って下半身装備から何度も蹴りを放つ。
 最終話ではタイクーンナーゴと共にリガドΩへキックを放った。ハイパーバトルビデオでは蹴りと同時にバーサークローによる斬撃を放った。

タクティカルブレイク
POISON CHARGE TACTICAL BREAK

 ゾンビブレイカーのデッドリーポンプを上部に移動させて「ポイズンチャージ」した後、「インプットリガー」を引く事で発動。テリブルチェーンに紫色のエネルギーを纏わせて斬り付けた後、続けざまに高速回転させた刀身で薙ぎ払う。
 第1話で必殺待機中は刃に紫のオーラを滾らせた斬撃、発動すると回転する刃で和装ジャマトを撃破した。第3話では足でカバーをスライドさせ発動している。

 マグナムフォーム
SET MAGNUM READY FIGHT

スペック

身長:209.6cm
体重:90.6kg
パンチ力:2.2t
キック力:5.1t
ジャンプ力:6.7m(ひと跳び)
走力:8.4秒(100m)

概要
 マグナムバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した形態。今のところは上半身のみ。初変身は第4話。射撃を得意とする形態だが、接近戦を得意とする道長の戦闘スタイルには合わず、マグナムシューター40X・ライフルモードを鈍器として振り回していた。

必殺技

マグナムストライク

MAGNUM STRIKE

 マグナムバックルのリボルバーを回転後、トリガーを引いて発動。劇中未使用。

マグナムタクティカルブラスト
MAGNUM MAGNUM TACTICAL BLAST

 マグナムシューター40Xにマグナムバックルを装填して発動。ライフルモードに変形したマグナムシューター40Xの銃口にバックルの模様型のエネルギーを集め、強烈なエネルギー弾を放つ。
 第5話で壁際まで追い込んだトランプジャマトに至近距離から叩き込んだが、規定の倒し方でなかったため即座に復活してしまった。

 ニンジャフォーム
SET NINJA READY FIGHT

「数にはこっちでいくか」

スペック

身長:205.2cm
体重:90.0kg
パンチ力:2.5t
キック力:5.1t
ジャンプ力:18.3m(ひと跳び)
走力:5.8秒(100m)

概要
 ニンジャバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した形態。ニンジャデュアラーを用いた戦闘だけでも難なく使いこなせている。必殺技はニンジャバックルのクナイスターターを引いてから押し込み直すことで発動する「ニンジャストライク」。劇中未使用。

 ジャマトフォーム
「…お前らの相手はオレだ。ぐっ…変身…!!うぅっ……!」

JYAMATO

「黙れっ!!」

スペック

身長:209.6cm
体重:93.5kg
パンチ力:3.4t
キック力:8.6t
ジャンプ力:13.8m(ひと跳び)
走力:7.2秒(100m)

概要
 デザイアドライバーにジャマトバックルを装填した形態。初登場は第18話。ジャマトライダーと遭遇した道長は、半壊したバッファコアIDと、アルキメデルが保管していたデザイアドライバーを使って変身を試みるが、動作不良を起こす。
 ドライバーに填めたコアIDを力任せにぶっ叩くことで、左複眼にヒビが入ったエントリーフォームに変身。負荷に苦しむも生への執念と戦闘経験でどうにか撃破した。
 だが別のジャマトライダーが2体現れる。一か八か、先ほど撃破したばかりのジャマトライダーのバックルを咄嗟に使用して変身した。

外見
 ぱっと見た目ではジャマトライダーの頭部がバッファ仕様になったデザイン。右目は小型バックルの形態のように黄色くなっているが、ヒビの入った左目はエントリーフォーム同様黒いまま。口元は変化していない。
 元々コアIDが破損しているのに加えジャマトバックルを使用した影響か、パーソナルアクセサリーである腰のバッファムレータはボロボロになり、緑色が混ざった特殊な仕様になっているが性能に変化があるかどうかは不明。

戦闘能力
 全能力でゾンビフォーム、ジャマトライダーを上回る。格闘能力も相応に強化されているため、ただのパンチで地面に巨大なヒビを入れた。まともに戦える状態でないにもかかわらずジャマトライダーを二体通常攻撃で瞬殺できるポテンシャルを秘めている。
 第20話の時限爆弾ゲームで乱入した際にはギーツと日没までの40分以上に渡る激戦を繰り広げた。だがゾンビブレイカーを失い、より危険な接近戦を強いられる。
 殴り付けた際にカウンターで腹に銃撃を受けたり蹴りつけようとする隙を突かれて攻撃をモロに食らう。接近戦に強くない格下のマグナムフォームに若干押されていた。
 ブロイアームズや必殺技抜きでは「それなりに格闘が強い形態」に収まるゲイザーとの戦いでは最早相手以前にマトモな勝負にすらならず圧倒されている。

負担
 初変身時は使用したバッファコアIDが半壊していた事も影響して、まともに立てないほどの負荷に苦しんでいた。初変身時は複眼がドロドロした緑に変色していきながら激しい苦痛に叫び声を上げている。2回目以降ではそれなりの時間戦えたが、それでも劇中ではしきりに頭に激痛を覚え悶え苦しんでいた
 一度変身しただけで解除後には歩くのがやっとという程憔悴する。ギーツ戦でも長時間戦闘の反動によるダメージで変身解除する形で敗北した。
 ジャマトバックルを使用している影響で、肉体がジャマト化するリスクを抱える。道長の場合たった一度変身した段階で左腕が植物化(=ジャマト化)するという現象に見舞われた。

必殺技

ジャジャジャストライク
JYAJYAJYA STRIKE

 ジャマトバックルを一度押し込んで発動。第21話で使用。左脚から2本のブロイアームズを伸ばし、ロポにトドメを刺そうとしたが、ナーゴがとっさに庇った。直撃こそしなかったが掠めたナーゴを変身解除させ手に怪我を負わせる威力を持つ。
 同話でゲイザーにも使用。身体に緑の稲妻を走らせ突進し、ブロイアームズを右腕に纏ってパンチを食らわせようとした。だが、ドミニオンレイのバリヤーにあえなく防がれた


 アームドウォーター
SET ARMED WATER READY FIGHT

 ウォーターバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した派生形態。今のところは上半身のみ。初変身は第3話。
 接近戦を好む道長は、レイズウォーターを鈍器としてのみ扱っていた。必殺技はウォーターバックルの蛇口ハンドルを捻って発動する「ウォーターストライク」。劇中未使用。

 アームドシールド
SET ARMED SHIELD READY FIGHT

 シールドバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した形態。今のところは上半身のみ。第4話にて、デザイアグランプリのゲームマスターが閲覧していた過去の映像内で変身している姿が確認できる。必殺技はシールドバックルのエンブレムを押し込んで発動する「シールドストライク」。劇中未使用。

デュアルオン形態一覧

 ゾンビブーストフォーム
SET SET DUAL ON ZOMBIE & BOOST READY FIGHT

スペック

身長:209.6cm
体重:106.9kg
パンチ力:2.6t
キック力:49.4t
ジャンプ力:53.3m(ひと跳び)
走力:3.1秒(100m)

概要
 ゾンビバックルをデザイアドライバーの右側に、ブーストバックルを左側に装填して変身した形態。初登場は第6話。ゾンビフォームブーストフォームを融合させた姿。上半身は紫、下半身は赤の装甲で構成されている。
 ゾンビフォームをベースにほぼ全ての性能が向上しており、キック力に至っては通常のゾンビフォームから10倍近くにまでアップしているゾンビのパワーに加えて、脚部のマフラーで火を噴き出して加速させることで突進力を高めることが可能。
 仮面ライダーメリーが交戦中のトランプジャマトを掴み、タイクーンの前まで引き摺った。必殺技はゾンビブーストビクトリーとゾンビブーストグランドビクトリー。いずれも劇中未使用。

 ブーストゾンビフォーム
スペック

身長:209.6cm
体重:106.9kg
パンチ力:20.8t
キック力:5.3t
ジャンプ力:4.1m(ひと跳び)
走力:9.1秒(100m)

概要
 ブーストバックルをデザイアドライバーの右側に、ゾンビバックルを左側に装填して変身した形態。劇中ではゾンビブーストフォームからリボルブオンした。ゾンビブーストフォームに比べると、パンチ力など腕力に重きを置いた数値となっている。

必殺技

ゾンビブーストビクトリー
 ゾンビレイズバックルのウェイキングキーを回して、ブーストレイズバックルのハンドルを捻ることにより発動。劇中未使用。

ゾンビブーストグランドビクトリー
 ゾンビレイズバックルのウェイキングキーを回し、ブーストレイズバックルのハンドルを続けて2回捻ることによりブーストタイムに移行、さらにもう1度捻ることで発動。
 水牛を模した頭部を持つブーストライカー・バッファモードを呼び出し騎乗、敵を上空へ吹き飛ばす。自身も背中から跳び上がって、地面へとパンチを叩きつける。

 アームドドリルゾンビ
SET SET DUAL ON ZOMBIE ARMED DRILL READY FIGHT

「まっすぐ突き破る!」

スペック

身長:209.6cm
体重:101.5kg
パンチ力:1.6t
キック力:5.3t
ジャンプ力:4.1m(ひと跳び)
走力:9.1秒(100m)

概要
 ドリルバックルをデザイアドライバーの右側に、ゾンビバックルを左側に装填して変身した形態。初登場は第9話。
 必殺技はドリルレイズバックルを操作しゾンビレイズバックルのウェイキングキーを回して発動する「ドリルゾンビビクトリー」。
 足元にバーサークローの分身を大量に召喚して足場にし、レイズドリルにエネルギーを纏わせ突撃する。第9話ではナーゴのプロペラストライクと共に発動するもサボテンナイトジャマトになぎ払われてしまった。

 ゾンビアームドドリル
SET SET DUAL ON ARMED DRILL ZOMBIE READY FIGHT

「ゾンビってのは...死にかけてからが本番なんだよ!」

スペック

身長:209.6cm
体重:101.5kg
パンチ力:2.6t
キック力:3.8t
ジャンプ力:4.1m(ひと跳び)
走力:8.8秒(100m)

概要
 ゾンビバックルをデザイアドライバーの右側に、ドリルバックルを左側に装填して変身した形態。劇中ではアームドドリルゾンビからリボルブオンして変身した。初登場は第9話。
 サボテンナイトジャマトに立ち向かったが、一蹴されてしまった。ちなみにバッファヘッドの左角が折れていたため、公式サイトの写真もその状態で掲載されている。殺技はゾンビドリルビクトリー。劇中未使用。

 ビートゾンビフォーム
スペック

身長:209.6cm
体重:105.7kg
パンチ力:2.0t
キック力:5.3t
ジャンプ力:4.1m(ひと跳び)
走力:9.1秒(100m)

概要
 左側のゾンビレイズバックルと、右側の「BEAT」を引いたフィーバースロットレイズバックルでデュアルオンした形態。初登場は第12話。近接武器のビートアックスはバッファの戦闘スタイルと噛み合っているはずだが、劇中では何故か投げて使っていた。
 パンチ力がゾンビフォームより低いのが原因か、大して使われる事無くスロットを再抽選してしまい結果としてフィーバーゾンビフォームに出番を譲った。

 アームドプロペラゾンビ
SET FEVER GOLDEN FEVER

どうやら運が、回ってきたようだな!

スペック

身長:209.6cm
体重:101.5kg
パンチ力:1.6t
キック力:5.3t
ジャンプ力:4.1m(ひと跳び)
走力:9.1秒(100m)

概要
 デザイアドライバーにゾンビバックルとフィーバースロットバックルを装填し、フィーバースロットバックルで「???」の絵柄を出して変身した形態。第15話にて、レイズプロペラで飛行してラスボスに立ち向かった。
 空中を漂うラスボス・ラフレシアフォートレスジャマトへの接近が可能な数少ない手段であるため、小型バックル形態ながら道長からは「運が向いてきた…!」と好感を得ていたが、これを使ってラスボスに近づきすぎてしまった結果戦死した。

 ゾンビジャマトフォーム

お前のくだらない願いはもう叶わない。お前だけじゃない。くだらないライダー共が願いを叶える世界はもう終わりだ!

復讐じゃない…願いだ

SET

変身!

JYA MA TO ZOMBIE READY FIGHT

スペック

身長:209.6cm
体重:107.5kg
パンチ力:2.6t
キック力:8.6t
ジャンプ力:13.8m(ひと跳び)
走力:7.2秒(100m)

概要

 それぞれデザイアドライバーの右側にゾンビバックル、左側にジャマトバックルを装填して変身した形態。初変身は第21話。ゾンビレイズバックルベロバや大智の指示で仮面ライダーロポから強奪したものを使用。
 上半身はゾンビフォームの装甲を纏っており、エングレスチェスターが無い代わりに下半身にはブロイアームズが巻き付いている。
 コアIDの半壊+ジャマトバックルの後遺症で頭部の複眼は片方ひび割れ、バッファのアクセサリー「バッファムレータ」もジャマトフォームと同様にボロボロの状態。

戦闘能力

 スペックはゾンビフォームのも引き継いでいるため、パンチ力がジャマトフォームより若干低下しているが、ゾンビバックルの毒耐性やダメージ軽減機能によって防御性能が大幅に向上した。
 ゾンビバックルによる不死身の特性、それに付随すると思われるジャマトバックルの負荷の克服によって、ゲイザーの必殺技を耐えている。武器としてブロイアームズに加えてゾンビブレイカーも使用できる点も長所。スペック以上の強みがある。

活躍

 第21話にて仮面ライダーゲイザーの必殺技を耐え凌ぐために咄嗟に変身し、ゾンビバックルの不死身の特性により致命傷をギリギリで回避した。第23話では不意打ちでギーツに勝利した。
 ジャマトグランプリ後半以降は、道長本人がジャマトバックルとの適性を上げていったこともあり、さらに実力を向上させていった。第26話や第27話ではブロイアームズによる攻撃を積極的に使用してタイクーンとナーゴを圧倒。
 第31話では(相手がスピードを活かせない状況だったとはいえ)ブーストフォームマークⅡにも善戦する成長を見せている。また、時折複眼が緑色に発光する描写もあった。

必殺技

タクティカルブレイク

POISON CHARGE TACTICAL BREAK

 ゾンビブレイカーのレバーを上に引いた後、トリガーを押して発動。ゾンビブレイカーにエネルギーを纏わせて斬りつける。第23話でギーツの隙を突き、ほとんど苦戦することが無かった彼を劇中で初めて変身解除させた。

ジャジャジャ・ストライク

JYA-JYA-JYA STRIKE

 ジャマトバックルを操作して発動。茨を巻きつけて蹴りを放ち、そこから蔓で攻撃する。

 ジャマトゾンビフォーム
女神の支配からは逃れられない! 人よりも幸せでありたいと願う奴がいる限り、争いは終わらない…」

REVOLVE ON

だったら!勝者になるしかない! 女神を利用して、理想の世界を手に入れる為にな!

スペック

身長:209.6cm
体重:107.5kg
パンチ力:3.4t
キック力:5.3t
ジャンプ力:4.1m(ひと跳び)
走力:9.1秒(100m)

概要
 ゾンビジャマトフォームの状態からリボルブオンした形態。下半身の変化が少ないゾンビジャマトフォームとは違い、こちらは上下共に大きな装甲が形成されているため、よりデュアルオンらしい見た目となった。天国と地獄ゲームにて、直前の攻撃で穴に落ちそうになったタイクーンを掴み上げて落とし、消滅させた。

強化フォーム

 フィーバーゾンビフォーム
SET SET FEVER ZOMBIE ZOMBIE HIT FEVER ZOMBIE

スペック

身長:209.6cm
体重:114.4kg
パンチ力:3.6t
キック力:6.8t
ジャンプ力:4.1m(ひと跳び)
走力:9.4秒(100m)

概要

 『ZOMBIE』の絵柄を引いたフィーバースロットレイズバックルゾンビレイズバックルデザイアドライバーに装填して変身する強化形態。初登場は第12話。仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』にも登場。
 上下ともゾンビフォームの装備が実装される事でパワーが大幅に強化されている。一方で重量の増加に伴い、ジャンプ力こそ据え置きだが走力はゾンビフォームよりさらに遅くなった。ゾンビブレイカーを二刀流で装備できるようになった
 バランサー『フィーバークロスムレータ』は各種機能を最大限に発揮させる「フィーバー」に対し、それに伴うエネルギー負荷や身体的ダメージなどを調整し、安定させる。

必殺技

ハイパーゾンビビクトリー

HYPER ZOMBIE VICTORY

 ゾンビバックルの鍵を捻って発動。MOVIEバトルロワイヤル』で使用。ゾンビブレイカーに炎のようなエネルギーを纏わせて斬りつける。ソードベントを使う王蛇との接近戦にて使用された。

ゴールデンフィーバービクトリー

 片手のゾンビブレイカーで斬りつけつつ、ダメ押しにもう片方のゾンビブレイカーでタクティカルブレイクを発動させ、二刀流で斬り伏せる。

 レイジングフォーム
SET GREAT READY FIGHT

スペック

身長:209.6cm
体重:86.6kg
パンチ力:2.1t
キック力:5.1t
ジャンプ力:5.9m(ひと跳び)
走力:8.7秒(100m)

概要

 コマンドジェットバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した形態。頭部は専用アンテナとゴーグルを装着した「コマンドバッファヘッド」に変化している。
 エントリーフォームをベースとして、拡張武装「レイジングソード」による剣術の威力を最大限発揮できるよう各部が最適化されている。初登場は25話。その際には右側にジャマトバックルを嵌めており、左脚にはブロイアームズが巻き付いていた。

活躍

 ベロバが用意したシークレットミッションの報酬でジェットバックルを手に入れ、ギーツとの戦いで変身した。変身するなり真っ先にレイジングソードを投げ捨ててギーツに殴りかかっている。
 その後はレイジングソードを拾い、自分を斬りつけることでパワーを充填してコマンドフォームになった。終盤で再登場した際は格上であろうプレミアムベロバプレミアムケケラ同時に相手にしながらある程有効打を与える程の健闘を見せた。

性能

頭部『レイジングバッファヘッド』

 ゴーグル『コマンドグラス』はマルチタスクディスプレイとして高度な情報処理能力を用いて視覚化する。目視による対象のロックオンが可能で、砲撃のホーミングや、飛行時における対象の追尾などで効果を発揮する。
 左耳の次元測定器『コマンドアンテナブロック』が対象への非接触式スキャンを実行して、その組成や構造などの各種情報を取得する。これを瞬時に分析することで対象のウィークポイントや最適な攻撃方法などを導き出す。

全身

 腕部『プログレッシブアーム』は独自のモーションコマンドにより剣の達人へと変える。グローブ『エントリーグローブ』はレイジングソードに最適化されたカスタムが施されている。
 大腿部『プログレッシブレッグ』は独自のモーションコマンドによる剣を用いた近接戦闘に特化した脚さばきを発揮して剣術の威力を向上させる。ブーツ『エントリーブーツ』は「コマンドジェットバックル」によりカスタムされ、すべての機能が向上している。

レイジングソード

 炎があしらわれた大剣。シルバーに青とオレンジのカラーリングが映える刀身を持つ。ツインバックルの片方(キャノン)を装備可能なソケットを備えている。
 電撃と超高熱を帯びた2つの刃『レイジングエッジ』が並び立ち、剣の一振りを激しい一撃へと強化する。刀身のエネルギー吸収機構『トロンゲイン』が対象を撃破する際に残存エネルギーを吸収。これを閾値計「リアクトメーター」にチャージする。

性能

 グリップ『コマンドグリップ』は片手や両手、逆手など使用者が行う様々な戦闘スタイルに追従して最適化される。入力装置『インプットリガー』が各種攻撃の起点となる。
 閾値計『リアクトメーター』は戦闘で獲得したエネルギーの値を表示。これが一定の閾値に達することで「コマンドキャノンバックル」が解放される。バックルが「FULL CHARGE」されてコマンドフォームへの変身を可能にする。

 コマンドフォーム
FULL CHARGE TWIN SET TAKE OFF COMPLETE JET & CANNON READY FIGHT

スペック

身長:209.6cm
体重:104.4kg
パンチ力:10.4t
キック力:25.5t
ジャンプ力:22.3m(ひと跳び)
走力:6.9秒(100m)

概要
 デザイアドライバーにコマンドジェットバックルとコマンドキャノンバックルを装填して変身した形態。全身が銀色のアーマーに包まれている。ドライバーの右側にキャノンバックルがセットされている場合は砲撃に特化した「キャノンモード」。
 ジェットバックルがセットされている場合は空中戦が可能な「ジェットモード」となり、リボルブオンによって切り替えることもできる。劇中ではジェットモードのみ使用。
 必殺技はバックルスロットの横にあるスイッチを押して発動する「タクティカルレイジング」、コマンドキャノンバックルのスイッチを押して、レバー操作で発動する「コマンドツインビクトリー」だが劇中未使用。

性能

頭部『コマンドバッファヘッド(Jモード)』
 強化装備『ジェットヘッドガード』が頭部全体にコマンドツインバックルの拡張機能を付与して空戦に関するあらゆる能力を高める。口腔部が『コマンドクラッシャー』に変化。
 胸部拡張装備『ジャットシンクロジション』が優れた空間把握能力を発揮した高速空戦能力と重装甲による鉄壁の防御力により、単独でのゲーム攻略を可能とする力をプレイヤーに与える。

上半身
 姿勢制御装置『ウインガンカー』が風を受けることで揚力を発生させ、飛行を可能とする。加速により発生させた衝撃波による対象の両断や、先端をアンカーとして打ち込むことで飛行時の急旋回や空中での静止などに活かすこともできる。
 腕部拡張装備『ツインハンド』が飛行時の激しい風圧の中でも拡張武装「レイジングソード」を自在に操ることが可能で、スピードに乗せた高速斬撃を得意とする。
 肩部拡張装備『エアロディフェンダー』が特殊フィールドの展開により空気抵抗を自在に制御することで飛行速度を飛躍的に向上させる。

下半身
 大腿部拡張装備『キャノンボトムポジション』が優れた火器管制能力を活かして噴射装置の出力制御を行う。膝部拡張装備『ブラストディフェンダー』が特殊フィールドを展開。
 飛行中の衝突物や着陸時の衝撃から下半身を保護して、アクティブな着陸を可能とする。脛部拡張装備『ツインフット』が重装備に高高度からの急降下により破壊力を高めた砲撃のごとき超重量級キックを放つ。

 フィーバーゾンビフォーム(ジャマ神)
スペック

身長:221.9cm
体重:114.4kg
パンチ力:3.6t
キック力:6.8t
ジャンプ力:4.1m(ひと跳び)
走力:9.4秒(100m)

概要
 『全ての仮面ライダーをぶっ潰す力』の願いでジャマ神となった吾妻道長が、デザイアドライバーにフィーバーバックルとゾンビバックルを装填して変身する、本編最強形態。
 ジャマ神となった事で2つのトロフィーアイテムを入手。角が黄金化・大型化、背中にマントを装備しており、見た目が変化している。「全ての仮面ライダーをぶっ潰す力」の願いの通りに凄まじいまでの対ライダー性能を獲得している。
 ジャマ神となった特典として、フィーバースロット起動時の絵柄が必ず「ZOMBIE」となる様に設定されているので、半永続的な使用が可能となっている。第36話に至ってはスロットを回す前にゾンビで確定していた
 ジャマ神になったことで一度世界が作り直された影響か、ライダーコアIDの破損も修復されたことで、ドライバーの動作不良問題も解決された。

戦闘能力
 今までの数多の戦いで鍛えられた道長本人の戦闘能力と、適正の高いゾンビバックルによるシナジーが組合わさったことで、実力がケタ違いに向上している。
 圧倒的な対ライダー性能は通常のライダーはおろか、サポーターライダーであるジーンと、ゲームマスターであるチラミのグレア2のタッグさえ圧倒する程。
 劇中では仮面ライダーグルービーガルンランサーなど、歴代デザ神を含む仮面ライダー20人以上を単独で撃破

防御力

 劇中では仮面ライダージーンゼロ距離から撃ち込んだ「レーザービクトリー」、ギーツ・ブーストフォームマークⅡレーザーブーストフォームの攻撃が直撃してもビクともしない高い防御力を見せた。
 レーザーブーストフォームとの共闘の際には足場の代わりとばかりに蹴りを入れられ、それについて咎めた際には「お前最強なんだろ?」とふざけ半分にレーザーレイズライザーによる銃撃をされた。無論ノーダメージ。

機動力
 機動力自体は以前から変化していない相手が「逃げ」に徹した場合は意外と後手に回ることもある。第34話のギーツ・ブーストフォームマークⅡ戦では超加速に付いて行けずに景和祢音を纏めて救出されている。
 第35話でもニンジャフォームの能力で透明化したタイクーンに足払いされた所にハクビの必殺技の爆発で怯み、撤退を許してしまった
 その後はナッジスパロウが撤退しようとした際にはゾンビブレイカーの投擲やバーサークローのエフェクトで退路を断って逃亡を阻止した

性能
 ジャマ神となった仮面ライダーバッファに与えられた角型トロフィーアイテム『ゴッズホーン』は「仮面ライダー」への攻撃のみを数十倍に増幅する特殊効果を持ち、対象への心理的な威圧と共に格闘能力を大幅に引き上げている。
 ジャマ神となった仮面ライダーバッファに与えられたマント型トロフィーアイテム。『ゴッズウォール』は「仮面ライダー」からの攻撃のみを超圧縮し、受け流す特殊効果を持つエネルギーフィールドを形成する。
 これらの効果が適用されるのはあくまで「仮面ライダー」に対してのみであるため、ジャマトの攻撃は普通に受けてしまう。劇中ではダンクルオステウスジャマトの攻撃がバッファに通用しており、2戦目では左肩装甲を破壊されている

べロバとの決着
 再び世界がリセットされた創世編ではジャマトが大量発生したことを受け、「今の自分の敵は仮面ライダーでなくジャマトとベロバと心境の変化もあり、道長本人がジャマ神の力を放棄。以降マントはなくなり角も初期の物に戻った。
 ベロバとの最終戦では彼女が万全を期して仮面ライダーベロバに変身したことで最後の最後に登場。元から変身していたゾンビフォームから段階的にこちらへ変化しており、まずゴッズウォールとゴッズホーンが出現。
 デザイアドライバーの右側にあったゾンビバックルがフィーバースロットバックルに変化、下半身の拡張装備展開と同時にドライバー左側にゾンビバックルが再装備されて変身が完了。発動中だったゾンビストライクに上乗せする形でハイパーゾンビビクトリーを発動、狂ったサポーターに引導を渡した。直後すぐに元の姿へ戻っている。奇跡の復活とされていた。

再登場
 最終話でも登場。スエルのリガドΩにタイクーンとナーゴが一方的に押される中、彼だけは直接対決で互角に渡り合っていた。が、さすがに時間逆行能力の前では無敵の防御力も関係ないため、強制的に変身前状態まで戻されてしまった。
 『ファイナルステージ』ではブジンソードやファンタジーフォームと同時変身し、ジャマトゲイザー配下のジャマト達を一掃した。この際、本編では見せなかったゾンビブレイカー二刀流を披露している。

必殺技

タクティカルブレイク
 ポイズンチャージしたゾンビブレイカーによる斬撃を敵に喰らわす。通常のタクティカルブレイクと比べ「ゴッズホーン」の能力で威力がパワーアップしている。
 一撃で仮面ライダー数人を吹き飛ばすことも可能。劇中では斬撃を飛ばすパターンと単純にブレイカーを押し付けるパターンがある。

ハイパーゾンビストライク
 第35話にて使用。エネルギーを纏ったバーサークローで敵を切り裂く近接技でナッジスパロウを撃破した。なお、玩具的には必殺技は必ず後述の「ハイパーゾンビビクトリー」になるはずなので、玩具での再現が不可能な技である。恐らくはただの音声ミスと思われる。

ハイパーゾンビビクトリー
 第46話にて使用したライダーキック。元のゾンビフォームの状態で発動していた「ゾンビストライク」の最中にジャマ神の力が覚醒し、そのまま発動。
 「全ての仮面ライダーをぶっ潰す力」を乗せたライダーキックで、仮面ライダーベロバの「レーザービクトリー」を正面から打ち破り、ベロバを撃破した。

ゴールデンフィーバービクトリー
 二刀流のゾンビブレイカーで敵を斬りつける。ファイナルステージにて使用。

備考
 新規の強化フォームではないのは「バッファ本人が最強になったことの体現(=形態ではなくライダー自体のパワーアップ)」を表現するため、敢えて既出のフィーバーゾンビで描写とした本作の最強フォームは例外なく創世の力が関与しており、ジャマ神版もその恩恵に預かった存在である
 数値で言えばコマンドフォームの方が高く、スペックの数値と実際の強さは別である事を端的に表している。理屈の上ではコマンドフォーム(ジャマ神)も可能だったと思われるが。
 バッファの強化とは無関係に、道長自身が仮面ライダー特攻を得た結果、元のフォームからスペックが変化しない強化となった。インフレが激しい近年の最強フォームにしては珍しく、スペックが平成1期並みに低い。

 モンスターゾンビフォーム(ジャマ神)
スペック

身長:221.9cm
体重:111.2kg
パンチ力:8.6t
キック力:5.3t
ジャンプ力:4.1m(ひと跳び)
走力:9.1秒(100m)

概要
 デザイアドライバーにゾンビバックルとフィーバースロットバックルを装填し、フィーバースロットバックルでモンスターの絵柄を出して変身した形態。第36話にてフィーバーゾンビフォーム(ジャマ神)からチェンジする形で変身。
 引き続き「ゴッズホーン」と「ゴッズウォール」を装備しているため対ライダー性能は高い。近接特化のモンスターと道長の相性が良い。
 ジャマ神の対仮面ライダー能力の適用外に当たるダンクルオステウスによる攻撃で上半身のゾンビの装甲が破壊され、咄嗟に分が悪いと判断した道長の意思でチェンジ。
 ギーツの手助けはあったものの古代魚ジャマトを単独でも圧倒し、モンスターグローブの一撃で撃破した。

劇中の活躍

 黎明編

ライダーへの招待状
 第1話では半年前から開催されていたデザイアグランプリに、浮世英寿豪徳寺武と共に最後のミッションまで生き残り、最終戦に挑む。豪徳寺達と屋上にいる中、スラグフォートレスジャマトが乱入し、城の一撃を受けた豪徳寺が消滅。
 それを自身が持つスパイダーフォンで確認し、豪徳寺が退場した事に喜びを見せる。「何笑ってるんですか…人が亡くなったんですよ!?」と怒鳴ってきた景和に「他人の心配をしてる場合か」と冷静に言い返す。
 英寿が勝利してデザ神となり、世界を作り変えると、デザイアグランプリに関する記憶を失う。自身の職場である工事現場で働いていた。仮面ライダーバッファとして再び選ばれた際にはツムリに対し「誰だお前?」と問い掛けていた。

 邂逅編

宝探しと盗賊
 第2話では新世界最初のミッションに参戦。盗賊ジャマトの撃破報酬のゾンビレイズバックルを回収する。英寿に次ぐ上位ランカーとなる。
 サロンでの休憩中には景和と祢音を「モブ」扱いして直ぐ落ちるだろうと言い切り、英寿の持つ蛇口とを見て「お前、ソレどっちもハズレだろ?」と馬鹿にする。
 マグナムを持つ奏斗を指して「お前が欲しかった物はアイツが持ってる」と告げる等終始挑発的な態度を崩さなかった。
 しかし英寿と一触即発な雰囲気になるとギロリに警告され、一旦は煽りを止めた。ルークジャマト出現に伴ってミッション変更、殲滅戦になるが危なげなく生き残る。

ゾンビ狩り
 第3話のゾンビ狩りのミッションでは「自分のスコアが上だったらバックルを全部貰う」条件を持ち掛けた英寿の賭けに乗るも、最終的にギーツ41000pt、バッファ36500ptの結果で終わり、自身が持つゾンビレイズバックルを英寿にすり取られる。
 その後は受け取った蛇口で戦闘。ゾンビに感染した事が発覚した祢音に「寧ろ良くココまで生き残れたな」と無慈悲に言い放ち、奏斗と共に去っていった。

勝利条件と神経衰弱
 第4話ではゾンビに感染した奏斗を縛り付けたのち、変身して攻撃する素振りを見せる。だが景和に止められた上に英寿から忠告され、未遂に終わる。
 この時に奏斗と裏で取引しており、奏斗が思う存分暴れて他のライダー達を妨害する事を黙認する代わりにマグナムレイズバックルを得る。第3ウェーブも余裕で生き残った。祢音の脱落を予想していたが、外れた。
 第5話ではガツンと一軒家」という番組の企画で英寿の家をリフォームした。ゲームではくじ引きの結果景和と組む。景和を無視し終始単独でトランプジャマトを撃破していたが、ゲームの性質上何度でも復活するジャマトに対して苛立ちを募らせていった。
 その後、屋上のトレーニング場にて仮想ジャマトに苛立ちをぶつける中現れた英寿と口論になり、「俺の願いは、お前みたいな奴をぶっ潰すことだ!ギーツ!」と憎しみを露わにしていた。

逆転のブースト
 第6話では「デュオ交代チャンス券」を購入した小金屋森魚と組む。森魚が景和の懐から盗んだブーストレイズバックルを渡されるも、ビーチフラッグならぬビーチブーストを起案する。先に景和が入手するも、森魚が強奪。「これで、これは俺達のものだ」と宣言する。
 戦闘ではタイクーンと同時に別々のトランプジャマトを撃破。道長は森魚にも伝えない(無論景和も知らない)まま「デュオ交代チャンス券」を使用していたため、ポイントはバッファ&タイクーンに加算される無事2位通過した。
 戦闘終了後、景和から「助けてくれたの?」と聞かれた際には、「勘違いするな、たまたま引いたのがお前だっただけだ」と返している。「デュオ交代チャンス券」を使用した経緯についても「メリーのような奴を残しておいても厄介、排除すべき。」と判断したため。

Wake up!モンスター
 第9話ではゲームマスターから受け取ったタマゴを乱暴に扱いながらもドリルバックルを入手。新しく手に入れた力でラスボスのナイトジャマトに挑む。
 強力な攻撃でバッファの片方のツノが折れ、バイザーにヒビが入る深手を負うも「勇気とか無謀とかどうでもいい…俺は負けない。それだけだ」と戦う意思を見せる。
 しかしギーツモンスターフォームがナイトジャマトを倒したことでデザ神が決定。「どこまでも気に食わない野郎だ……ギーツ……。」と最後まで噛みつきつつリタイアとなった。

 謀略編

新世界のビート
 第10話では仮面ライダー時の記憶を失っており、英寿からのサインの申し出にニコニコで嬉しそうにした。再びデザイアグランプリに選定され参加、記憶が戻ってからは英寿に敵意剥き出しな態度を取っている。
 1回戦「海賊ゲーム」ではケイロウレターとチームになる。逃げ腰の2人が仲間では苦戦を強いられ、途中でレターが脱落。
 ニンジャバックルとプロペラバックルをケイロウと交換して戦うも窮地に追い込まれる。しかし途中エントリーしたナーゴビートフォームの参戦により1回戦を生き残った。

ジャマトの迷宮
 第11話のミッションで人質とライダーがそれぞれペアを組む時に祢音と組もうとしたバス運転手・尾形次郎と強引にペアを組む。その後はギーツを脱落させようと暗号を入れ替える晴家ウィンを目撃し、運営側がギーツを脱落させようとしている事に気づく。
 「ギーツを出し抜いて俺達と脱出するか?」という彼の誘いを「お前らの手解きは受けない。俺は俺のやり方でギーツに勝つ」と一蹴している。共闘する他のライダー達と違い終始ほぼ一人で戦っていた。
 第13話・第14話の3回戦「イス取りゲーム」のルールに則ってドライバーを奪われてしまったため、生身で奮闘するも成長し強化を続けているポーンジャマトによって窮地に陥る。
 その後はギーツによって撃破されたジャマトライダーから先んじてドライバーを奪還。ボスキャラ「かくれんぼジャマト」がタイクーンに討伐され、無事にゲームから生き残る。

仮面ライダーの資格
 第15話の最終戦では、少しでもスコアを多く稼ぐためにジャマトを討伐すべく前線に走る。しかし今まで以上の猛攻やルークジャマトの一撃に押される。かつてギーツがしたようにラスボスの体内へ乗り込もうとするが、非常に激しい攻撃を受けて深手を負う。
 その時一般人となった「浮世英寿」と鉢合わせる。「勇気と無謀は違う」と言われて勝利への欲望を燃やす。景和や祢音の呼び止めも無視し、猪突猛進。だがラフレシアフォートレスジャマトのビームが直撃したことで変身が解除。IDコアにもひびが入る。
 失意と無念を抱きながらも、駆け寄る英寿に自分のドライバーとレイズバックルを無理矢理押し付け、ドライバーと共に消滅した。

「違うというなら、信じさせてみろ···。お前の言葉を···証明してみせろ···!」

 『MOVIEバトルロワイヤル
 コラスによる世界書き換えの影響で復活。デザイアロワイヤルに参戦する。棘のある態度な一方、しっかり仮装する。
 悪魔マラソンゲームではトラックを運転した。仮面ライダーバイス電車の中で交戦中、さらに王蛇も交える。プレイヤーのライダーを自身の手で殺すことに躊躇した一瞬の隙を突かれて倒され、「甘い」と称された。
 その後、ギロリがゲームマスターとしての権限を奪い返したことで他の消滅したメンバー共々復活し、最終ミッションのシカゲームに挑み、前回敗北を喫した王蛇の足止めを買って出た。全てが終わった後は「次こそはギーツに負けない」と決意し、再び消滅した。

キツネ狩り
 第16話ではゲームマスター・ギロリが退場し、生き残った参加者たちにデザイアグランプリの全貌が明かされる中、ジャマトの巣窟とも呼べるアルキメデルの農園・ジャマーガーデンに移動させられていたことが判明。
 アルキメデル曰く「ゾンビバックルの使いすぎ」によって辛うじて命を繋ぎ止めたらしく、新しい実験サンプルとして興味を持たれる。

 乖離編

新しいシーズン
 第17話ではジャマーガーデンにて完全に息を吹き返す。ジャマトの幼体と自分を単なる被験体として接するアルキメデルの姿を見たことで直感的に彼が黒幕であることを確信した。進化を続けるジャマトの驚くべき光景を目撃。
 第18話ではジャマーガーデンを探索、脱出を試みる中ジャマトライダーに襲われる。ジャマトフォームへ変身して窮地を切り抜ける。
 その後彷徨い歩く中で古代都市の廃墟と思しき光景を目の当たりにする。その後ろでアルキメデルは「やれやれ……どこにも居場所なんかな~いよ」とその背中を見て呟いた。

デザスター
 第19話ではジャマーガーデンを抜け出して街に脱出。英寿と再会。ジャマトの正体を彼に教えた。復帰を誘うような言葉を掛ける英寿だったが、デザイアグランプリ自体に嫌気が差していた道長は「自分のやり方で理想を叶える」と告げてその場を去る。
 再び意識を失うと、彼の生存を良しとしないニラムによって再びジャマーガーデンへと運び込まれる。デザイアグランプリがジャマトと繋がっていたこと、自分たち仮面ライダーと理想の世界が単なる見世物としての価値しかないことを理解した彼の眼に怒りが宿る。
 第20話で謎の少女・ベロバと邂逅。この際左腕が植物状の何かに覆われており、ベロバは「ジャマトになりかけている」と評された。
 その後、爆弾探しゲームに奔走する英寿を妨害。ギーツに敗北するが、撤退した。デザグラそのものへの憎悪をさらに強め、ジャマト陣営のベロバやアルキメデルらと結託する。

ゲイザーの鉄槌!
 第21話ではインタビューを受ける。デザイアグランプリを含めたオーディエンスや仮面ライダーたちへの敵意と怒りを剥き出しにしながらも真面目に応じていた。この際、テロップは雰囲気に合わぬポップなものになっていた。
 ベロバ、ジャマト側の参謀となった大知の指示で、ミッションクリアに奔走するロポからゾンビレイズバックルを強奪し、ナーゴ諸共一蹴してその場から撤退。ギーツとの決着に向かおうとするが、デザイアグランプリを汚す存在を許さないニラムと会う。
 彼が変身した仮面ライダーゲイザーに圧倒されるが、必殺技を食らう瞬間、ゾンビのバックルを装填してゾンビジャマトフォームへと変身。ゲイザーの必殺技から辛うじて生存する。

チラミ鬼と推しと特番
 第22話では大智がジャマトの供給を止める。痺れを切らしたチラミが自ら仮面ライダーグレア2に変身して「鬼ごっこゲーム」を開催。ベロバ達と共に動き出し、孤立したチラミを襲撃。応援に駆けつけたGMライダー達すらボコボコにした。
 しかし、それを見ていたジーンが怒りを露わにして、仮面ライダージーンへと変身した。第23話では大智と共にジーンに返り討ちに遭う。
 その後、ジャマーガーデンで英寿と対峙し、変身解除させた。しかし、会話によって自分たちの正体を察せられたベロバは、ジャマーガーデンを不要と判断。仮面ライダーベロバに変身し、「レーザービクトリー」で大爆発を起こした。
 第24話では無事が確認。ベロバの本拠地にて、彼女が「ジャマトグランプリ」の開幕宣言を行う姿を見届けていた。

 慟哭編

ジャマトグランプリ
 ベロバからジャマトグランプリへのエントリーを勧められると、素っ気ない態度を取りながらも参加への意欲を示していた。
 第25話では半分ジャマト化していることで参加条件を満たしていたため、新たな衣装に着替えてジャマトグランプリに参戦。彼の前に、かつてデザイアグランプリで消滅退場した親友・今井透の姿に擬態したナイトジャマトが現れる。
 第1回戦「かみなりジャマト祭り」では、鬼塚寺の前で「すずなり鬼祭り」の準備中だった民間人達をジャマト達と共に襲撃し、そこに駆けつけて来たライダー達と交戦。
 自身はナイトジャマトと共にギーツと戦ったが、第1ターンが終了すると撤退。その後、透に擬態したナイトジャマトと顔を合わせ、学生時代の思い出を語り合っていた。
 第2ターンではナイトジャマトと共に行動し、ギーツとジーンの二人と対決。ナイトジャマトがジーンと戦う中、自身はギーツと交戦。
 途中で「至近距離からライダーに攻撃をヒットさせる」というシークレットミッションをクリアしたことで報酬のコマンドジェットバックルを入手。レイジングフォームコマンドフォームとなってギーツに挑みかかる。

真紅のブースト!
 第26話では第2ターンが終了。その場から撤退する。休んでいたところに、透の姿をしたナイトジャマトから「ほら、食えよ。炭水化物。昔から大好きだったもんな」と焼きそばパンを差し出され、その際に「いつの頃の話だよ」と言いつつも笑顔でそれを受け取る。
 その際、大智から「興味深いね。ジャマトと友情を育む男の心」と言われるが強くは否定しなかった。
 第3ターンではナイトジャマトと共に動いていたところ、「すずなり鬼祭り」の邪魔をさせまいとしたギーツと交戦。ナイトジャマトとの連携でギーツを追い詰め、ジャマトが完成させようとする櫓から落ちて来た雷を受けたギーツが変身を解除。
 生身の姿になった英寿を前に、今度こそ勝利を確信する。だがブーストフォームマークⅡになったギーツに5つの櫓は全て破壊され、ナイトジャマトも倒された。撤収する際、瀕死のナイトジャマトから助けを求められたが、道長はそれを拒絶する。
 道長は透に擬態したナイトジャマトに友情など感じてはおらず、最初から打倒ギーツのためだけにナイトジャマトを利用していた。消えゆくナイトジャマトの言葉にも振り返ることなく、道長は立ち去った。

絆の戦国ゲーム

 第27話のジャマトグランプリ第2回戦「戦国ゲーム」ではジャマト達と共に、ニラムが所持するヴィジョンドライバーを強奪するべく襲撃。しかしブーストフォームマークⅡとなったギーツに再び圧倒され、態勢を立て直すためにその場は撤退した。

 第28話で再開された「戦国ゲーム」後半戦では、大智とともに城で事態を静観していたが、べロバが変身したグレアⅡが撃破されたことを受け、バッファの姿でべロバのもとに現れ、彼女とともに撤退。

 彼の本当の目的はヴィジョンドライバーだったため、べロバからそのことを指摘されるも、「お前らが俺を利用したように、俺もお前たちを利用させてもらった」と一蹴。ヴィジョンドライバーを装着して、創世の女神と対面した。


闘牛ゲームと王子様

 第29話ではヴィジョンドライバーを奪ったことでゲームマスター権限を発動。ジャマト陣営とデザグラ陣営での1VS1のタイマン勝負「闘牛ゲーム」を開催した。

 一般人への余計な犠牲を避けながら、デザグラ陣営のみを1ゲームで全滅させる意図でのルールであったが、ベロバがダンクルオステウスジャマトを伏兵として仕込む、試合中に祢音の秘密を暴露するなどの妨害に不満を持つ。

 第30話ではギーツがビショップジャマトに勝利。しかし、ベロバの姑息かつ陰湿な謀略は「正々堂々と戦う」自身のスタンスに真っ向から反していたため、第3回戦への出場を辞退。

 ゲーム会場にて英寿に「お前もベロバと大差ないな」と怒りの籠った言葉を吐き捨てられる。すると睨み返して「アイツと一緒にすんなっ!デザイアグランプリさえなければ、こんなことにはならなかった!!」と怒った。

 「闘牛ゲーム」終了後、離反を宣言するがベロバから「ギーツの弱点」を明かすと告げられ、装着されたヴィジョンドライバーの幻影を見る形で創世の女神誕生の瞬間を目撃し、ミツメが創世の女神であることを知った


天国と地獄ゲーム

 第31話ではギーツと互角に戦闘。創世の女神による世界改変のメカニズムについても聞いたのか、第1ゲーム終了直後にデザイアグランプリと創世の女神に対して敵意をむき出しにし「他人の幸せを奪ってたった一人の大いなる願いを叶えるこんなゲームは俺がぶっ潰す」と吐き捨てた。

 その後、ルークを撃破した直後にゲームの残酷さを見せつけられたタイクーンを強襲。手も足も出ないほどにボコボコにし、穴に落ちそうになったタイクーンの手をジャマトゾンビフォームで踏みつけるなど徹底したラフプレーを披露。

 その後、タイクーンの胸ぐらを掴んでそのまま穴に突き落とした。ビルの屋上で英寿に景和の消滅を伝え、改めて宣戦布告した。


最後の審判

 第32話ではアルキメデルを取り込んだオステウスの妨害を受けながら、ギーツを変身解除に追い込む。しかし隙を見せたことで、英寿にドライバーを取り返された。

 その後、ギーツとゲイザーが互いに必殺技を放つ隙を狙い、漁夫の利を得る形で穴へ引き摺り込むことに成功。そのまま2機のドライバーを奪ったことでジャマ神の座を勝ち取った。未来人を倒せる「力」を創世の女神によって獲得する。


 慕情編


バッファ無双

 第33話では理想の世界を叶えて1週間後、世界リセットによってジャマト化しかけていた身体が元に戻った。諸悪の根源であるデザグラを排除する目的で行動を開始。

 体裁や形振り構っていられなくなったチラミが参加経験のある仮面ライダーを無理やり召集するも、手に入れた力=フィーバーゾンビフォーム(ジャマ神)で苦戦する事無く圧倒。

 一方で、記憶を失って平穏に過ごす祢音にはIDコアに触れない様警告のみに留めたり、倒したプレイヤーライダーを退場させず、無力化した後ドライバーから外れたIDコアのみを粉砕させ、脱落させたうえで出場資格を永久剥奪するまでに留めている。

 ヴィジョンドライバーのアクセス権限を使ってデザイア神殿に乗り込むと、チラミにヴィジョンドライバーを放り投げ傍にいたジーン含め「もうデザグラは要らない」として殲滅する事を宣言。ジーンとグレア2を圧倒する。

 そこへ英寿が突如復活。「無駄だ…お前はもう…俺には勝てない!」とギーツに告げるが、「俺の相手はお前じゃない」と告げられた先に向けられた銃口はグレア2であった。


ギーツの矛先と願い

 第34話ではギーツとグレア2に乱入。渾身の一撃を浴びせ、チラミを消滅させた。その後、スエルデザイアロワイヤルの開催を宣言。参戦する。

 ゲーム開始後、タイクーンとナッジスパロウが戦っている場に乱入。2人を一撃でねじ伏せる。「どいつもこいつも、忘れてさえいれば俺と戦わずに済んだモノを」と呟く。だがブーストフォームマークⅡに妨害され、撤退された。

 第35話ではIDコアを探していた祢音と沙羅を襲う。だがタイクーンの妨害もあり逃げられる。その後は差し入れ(またしても牛めしおにぎり)を持って来た英寿と言葉を交わす。

 英寿の願いの真意が「母親のため」と分かり、目的の一致には満更でも無さそうな反応をしていた。その後、ジャマ神の圧倒的な力でナッジスパロウのIDコアを潰して脱落させる。だがダンクルオステウスジャマトの襲撃を受け、IDコアを奪われた。


かりそめの共闘

 第36話ではダンクルオステウスに敗れた。英寿にアルキメデルに対する警告をし、英寿から「優しいんだな」と茶化されるも、「うるさい」と一瞥して立ち去る。

 隠れ家では再び差し入れを持ってきた英寿とすき焼きの鍋を突きながら、本当の目的が「もうこれ以上ジャマトに仮面ライダー達が命を奪われないようにするためにIDコアを破壊している」ことであると指摘されるも、本人はあくまで仮面ライダー達への戒めのためと主張している。

 ミッション3日目は、景和達がダンクルオステウス率いるジャマト達に襲撃されていた際に英寿と共に奇襲を掛け、互いに憎まれ口を叩きつつも共闘し、ダンクルオステウスを撃破した。


純白の破壊

 第37話のデザイアロワイヤル延長戦にて、ギーツ以外の残ったライダーと交戦。ナーゴとハクビのコアIDを破壊し、脱落させた。

 「ライダーになったことを忘れればこれ以上不幸にならなくて済む」と自身の思想を語る。その思想に反論し「犠牲になった人たちを救う」願いを叶えるべく食らいつく景和に「そんなことしても、他の犠牲者が生まれるだけ」「理想を願えば別の不幸を生むだけ」と指摘した。

 それでも諦めない景和に苛立ち「お前の理想論はもう聞き飽きた!」と吐き捨て、コアIDを砕こうとした。しかし、そこにパンクジャックに変身したウィンが出現。タイクーンのコアIDを奪還され、延長戦は時間切れとなってしまった。

 その後、英寿、景和とともにデザグラの文献に基づいたウィンの推測を聴くが、それを意に返さず、「どっちにしろ消えるべき存在であることに変わりはない」と吐き捨てた。第38話のグランドエンドの影響で記憶を失ってしまった。


 創世編


俺のデザグラ

 第39話では英寿の創世の力により、記憶を取り戻す。景和の自宅に押しかける形で事態を把握。(なお、その際に「入るぞ」と言う礼儀正しさっぷり)この際現場作業をしていた故か、景和宅を「中々良い所に住んでいる」と評していた。

 その後、景和とともに英寿の元を訪れ、その魂胆について詰問していた。景和とともにエントリーするかどうか話し合う。

 その際に英寿が一人で戦う理由について「アイツなりの償いだろうな」として理解を示していた。更に創世の女神の力により、現代に居座ったベロバと思わぬ形で再会することとなり、怪訝そうな顔をしていた。


タイクーン覚醒

 第40話では景和と共に再びデザイア神殿に訪れ、デザイアグランプリの遺物であるベロバやジャマトを倒すため参戦を決意。ツムリからデザイアドライバーとバッファのIDコアを受け取った。その後は突如出現したジャマトを倒すためにバッファに変身し戦闘を開始する。

 ジャマ神の力は放棄した。大智によってジャマトを寄生させられた沙羅を、そうとも知らず殺してしまう。駆け付けた景和に問い詰められると「ああ、俺が殺った……!」鎮痛な面持ちで自身の否を認める。

 家族を全て喪い、憎しみに支配された景和に地面に殴り付けられて責め立てられるが、道長は行き場のない彼の悲しみと怒りを身を以て受け止めることしかできなかった。


漆黒の将軍

 第41話でも増殖したステージ2ジャマト達を撃破。知らなかったとはいえ沙羅を手に掛けたことで精神的に追い詰められており、度々沙羅の幻覚に苛まれている。現れたベロバからは「あんたには不幸が似合う」と笑われるが、道長は「犠牲を払ってでも終わらせる」と宣言した。

 その後、ジャマト達を再び倒し沙羅の幻覚に苛まれていた直後に「姉ちゃんだけでは飽き足らず、また誰かを犠牲にする気か…!」と道長への憎しみに燃える景和が現れ、「どうせ元に戻れないなら、他に方法はないだろ」「闘い続けなきゃ、犠牲者が増えるだけだろ!」と主張する。

 だが景和からは「姉ちゃんの命を奪ったことを正当化する気か!」「犠牲を出しているのはお前だろ!」と一蹴され、そのまま景和と殴り合いとなる。ブジンソードに覚醒したタイクーンの圧倒的な力に敗北し、武刃で串刺しにされてしまう。


女神完成 闇の刃

 第42話ではしぶとく喰らいつくも、ブジンソードビクトリーを喰らい変身解除させられる。「俺を倒して満足するなら好きにしろ…!」と言うが、「楽になんてさせない…姉ちゃんを奪った苦しみを味わい続けろ…」と吐き捨てられ、景和はその場を去った。

 その後一人で大智のもとへ潜入し、パラサイトゲームの悪夢を終わらせるべく、彼を倒そうとするが、そこにベロバとケケラが乱入、二人が変身したプレミアムベロバプレミアムケケラと交戦。

 コマンドフォームに変身するなどして喰らいつくが、二対一では分が悪く、必殺技を喰らい惨敗。ベロバから「見損なったわよ…幸せになる気はないって言ってたくせに」と言われるも、「俺はどうなってもいい…!ただ他の人間は別だ…!」と言い残して気絶した。


その名はギャーゴ!
 第43話では街中で暴れ回っていたギャングライダーズとその手下達を止めるため英寿とともに変身。ギャングとはいえ一般人相手には手が出せず、終始仮面ライダーターボンを相手にしていたが、撤退を許してしまう。
 その後、サロンにて景和がターボンを倒して新たにギャングのボスとして君臨していることを知り、彼を止めるために単身向かうことを英寿とウィンに宣言してサロンを去った。
 景和の元へ向かう前にボロボロの状態で入院中の大智の元へ向かい、知恵の樹の所在を問いただしたが、大智は自身がこれまで作り上げてきたものを失ったことへの喪失感と執着でマトモな返答が得られない。
 「似合わないねぇ…、救世主にでもなるつもりだった?」と煽り返されたが、「何が人類の記憶だ…、死んだらそれまで。幸せもへったくれも無い」と吐き捨て、病室を出た。

願いのゆくえ
 第44話では英寿から景和がギャングライダーのヘッドとなったことを聞くと、景和を正気に戻す為アジトに単身乗り込む。激昂した景和と戦闘となり、敗北。景和とは会話にならなかったが、「俺はギーツを信じる!」との言葉には景和の心は若干の揺らぎを見せた。
 その後、祢音に敗北したベロバの元に現れ、「お前が一番不幸に見えるのは、俺だけか?」と投げかけ、彼女の慟哭する様を見ながらも黙ってその場を立ち去る。
 第45話では英寿、祢音とともに大智の元に赴き、彼から知恵の樹の在処と、パラサイトゲームでステージ2となり、樹に取り込まれた人間が救える可能性を聞き出すことに成功。
 景和と英寿の決闘を見ていた奏斗に対して「相変わらず性根が腐ってんな」となじりながらも、ツムリから創世の力を受け取った英寿が景和とツムリの強く願う力を糧に世界を作り替える様子を見届けた。

さよなら、ミッチー
 第46話ではギーツが世界を作り替え、ギャングライダー達も消滅。ナーゴと共に、ベロバ達から大智を救助。ファンタジーフォームの力で自身の攻撃を透過させケケラ達の攻撃を相殺させた後に撤退する。
 デザイア神殿で大智から、ベロバが知恵の樹を使って何らかの計画を画策してることを知る。祢音に大智の監視を任せ、沙羅や犠牲者達を救うためにベロバとの最終決戦に望む。
 ベロバにこれまでの自身の所業を指摘されて救世主にでもなる気かと皮肉を浴びされるも、「別に赦されたい訳じゃない、気に入らない奴をぶっ潰すだけだ!」と己の罪過を受け入れつつも啖呵を切る。
 本気の仮面ライダーベロバに圧倒されるが、ライダーキックの衝突中にジャマ神の力が復活。ベロバを撃破した。ベロバの最期を見届けた直後にもう一人のツムリを引き連れて現れたケケラに始末されそうになるが、そこへ駆け付けた景和に救われる

 景和達への仕打ちや沙羅を殺めたことに「悪かった…」と心から謝罪。景和も周囲の声に耳を貸さなかったことを謝罪され、和解した。

 その後景和達と共に知恵の樹へ向かい、大智が作り出したジャマト化を防ぐ血清によって沙羅が知恵の樹から解放される瞬間を笑顔で見届けた。


ホンモノの仮面ライダー
 第47話では手をかけてしまった沙羅に謝罪。だが「私が助かったのも、バッファローさんのおかげだからね。プラマイゼロだよ」許された。
 直後、ケケラが破壊の女神に願いを叶えさせたことで仕掛けた「仮面ライダーゲーム」によりバッファローの置物に変化させられたケケラが消滅すると元に戻った。
 第48話でスエルが仕掛けた「終幕のデザイアグランプリ」。互いに潰し合うジエンドライダー達を止めるため、変身。「反撃はナシだからね!」と景和に言われる通り、反撃はしなかった。
 ゾンビブレイカーを投げ捨てて素手で彼らを止めようとしたが、アームドハンマーで尻を殴打されるという地味に痛い攻撃を喰らう羽目に。

ここからがハイライトだ!
 最終話で英寿死亡の報を聞くと、スエルをぶっ潰すためタイクーン、ナーゴに加勢。ジャマ神としての力も行使した上で全身全霊を以てスエルを倒そうと挑む。だが「ライダーの攻撃の無効化」を危険視したスエルの「リバース」によりドライバーを失う。
 リガドΩの攻撃により生身で吹っ飛ばされるものの、首を掴まれた景和を助けるためにしぶとくリガドΩにしがみつき、最後まで諦めようとしなかった。
 彼を含め、3人の願いに呼応するかのように神となった英寿が奇跡の復活を果たしたことで、英寿の手でドライバー、バックルが復活。
 ゾンビフォームへと変身し、タイクーン、ナーゴとともにギーツに加勢し、3人の抜群のコンビネーションでリガドΩを翻弄。その後、ギーツとリガドΩの一騎打ちを見守り、英寿がスエルを打倒した際には安堵していた。

その後
 英寿が世界を作り替える際に自身の存在を忘れさせようとした際には唖然としながらも「人を化かすのも大概にしろ!」と反対したが、彼の「キツネだからな」という返答を聞いて彼の覚悟を受け入れた。
 英寿が作り替えた「誰もが幸せになれる世界」では以前よりも明るくなり、大工として働きながら上司や同僚、後輩とBBQを楽しむなど積極的に交流している。
 親友の透が戻ることはなかったものの、その死を受け入れて彼は「自分と他人の幸せ」のために前へ進み出したのだった。
 彼が絵馬に書いた願いは「うまい肉を食う」。憎しみを糧に仮面ライダーとなった彼は、ようやく日常の素朴な幸せを願うことができるようになったのであった。

本編外の活躍

 『4人のエースと黒狐
 冒頭、大量発生したジャマトと市街地で戦闘していたが、ジャマト世界樹の分裂に合わせて西部劇風の世界にホルスタイン柄があしらわれたカウボーイ風衣装で配置される。合流した力の英寿に困惑しながらも、ジャマト軍団と戦闘に入る。
 最終的に、オパビニアジャマトを発見したギーツにミサイル呼ばわりで投擲され、オパビニアのをすっ飛んでいき戦線離脱。英寿はオパビニアに吸収されてしまった。
 程なく他の世界でも英寿が吸収され、四分割されていた世界が元通りに統合。それに合わせて道長はデザイア神殿に撤退する。
 世界統合後はタイクーンと共に出撃し、クロスギーツと交戦。バッファのゾンビストライクでタイクーンを守り、ブジンソードの攻撃に繋ぐなどコンビネーションを発揮し善戦するが敗北した。
 続けて現れた4人目の英寿も負けてしまい、世界が壊滅。その余波に巻き込まれ消滅してしまうが、最期に英寿に望みを託す。その後、無事復活しギーツに意趣返ししている。

描写
 話を聞いても「わかんなかった!」と元気に答える、なんかよくわからない物を拾い食いする等知性の欠片も感じられない力の英寿の様子に困惑する。
 ジャマト世界樹を破壊するため動くも、一向に変身しようとしない英寿。業を煮やし「変身しろ」と促すが、本人はマグナムレイズバックルを投擲武器として投げつけてしまう。

 生来の面倒見の良さが爆発し(ゾンビフォームの長い爪で苦労しながら変身ポーズまで教え)手伝って変身させてやったは良いものの、今度はマグナムフォームの装備であるマグナムシューター40Xを鈍器として振り回しはじめる。

 援軍にやってきたウィンの連れてきた馬に乗りそこねたギーツが何を考えたのか「俺は馬だ!!」と言い出し肩車され文字通り振り回されてしまうなど、理解が追いつかなくなっている。一応、肩車状態を利用してポーンジャマトを薙ぎ払うなどコンビネーションらしきモノを見せてはいたが。


 『最強ケミー★ガッチャ大作戦』

 ロスウィザードの力で景和、祢音共々ケミーの姿に変化させられる。元に戻るため、クロスウィザードが仕掛けたゲームに英寿達と共に参戦。自身は黒鋼スパナと組む。

 スパナからは「ケミーは道具だ」「ケミーが指図すんな!」と散々邪険に扱われていたが、リクシオンの電撃からスパナを助けるために自らヴァルバラッシャーに入り込み、ゾンビフォームの力で撤退させた。

 その後、スパナに自身の教訓も踏まえた上でなのか、「お前だけではアイツに勝てない」と指摘し、自分を戦線に出すように要求。それは叶うが、結局リクシオンの電撃の囮に利用された。

 だが、これを機にウィザードマルガム戦では息の合った連携を見せており、拘束されたギーツⅨの鎖をスパナ/ヴァルバラドとともにゾンビブレイカーとヴァルバラッシャーで切断するなど要所要所で貢献していた。

 クロスウィザードの夢の世界では、通常ありえないA6ランクの肉を大工仲間と共に焼いていた。事件の収束後にはおにぎりを仲間たちと仲良く食べる姿が見られる。


 『ジャマト・アウェイキング

 事実上の主役として登場。復活したベロバの手によって乖離編・慟哭編で入手しその後眠っていたジャマトの力が覚醒してしまい、プロージョンレイジバックル及びプロージョンレイジという新たな姿を得ることとなってしまう。


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 以上です。これで紹介を終えます。

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