今回解説する仮面ライダーはディケイドです。
全てを破壊し、全てを繋げ!
目次
- 門矢士
- 概要
- 物語の始まり
- 性格
- 描写
- 【各世界の役割(時系列順)】
- 仮面ライダーディケイド
- 【スペック】
- 概要
- 能力
- 性能
- 【装備】
- ディケイドライバー
- ライドブッカー
- マシンディケイダー
- 【ライダーカード】
- 《カメンライド》
- 《フォームライド》
- 《アタックライド》
- 《ファイナルフォームライド》
- 《ファイナルアタックライド》
- 【必殺技】
- コンプリートフォーム
- スペック
- 概要
- 性能
- 能力
- ケータッチ
- ◆必殺技
- コンプリートフォーム ジャンボフォーメーション
- ◆必殺技
- 激情態
- スペック
- 概要
- 性能
- ◆必殺技
- 最強コンプリートフォーム
- 概要
- 違い
- ◆必殺技
- ネオディケイドライバーVer.
- スペック
- 概要
- 新能力
- ネオディケイドライバー
- ◆必殺技
- 【劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー】
- 明かされた過去
- ストーリー
- 結末
- コミカライズ版
- 【仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010】
- 衝撃の真実
- 【MASKED RIDER DECADE EDITION -ストロンガーの世界-】
- 【仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦】
- 【仮面ライダーウィザード特別編】
- 【平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊】
- 【MASKED RIDER DECADE EDITION -オーズの世界-】
- 【小説 仮面ライダー鎧武】
- 【仮面ライダー バトライド・ウォー】
- 【仮面ライダージオウ】
- 【ゲーム作品への出演】
- ◆クライマックスヒーローズ
- ◆グレイトバトル フルブラスト
- 派生キャラクター
- 余談
【戦闘シーン】
門矢士
『仮面ライダーディケイド』の主人公。仮面ライダーディケイドの変身者。20歳。一人称は「俺」。演じたのは井上正大。
概要
ふらりと光 夏海の住む町にやって来て、そのまま夏海の家にやっかいになっている(詳しい経緯は不明)記憶喪失の青年。記憶喪失なので、自身に関する情報は不明。
口癖は「○○の世界か」「大体分かった」。名乗り口上として「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ」という決め台詞を放つ。言った後は流れでそのまま変身する事が多い。
物語の始まり
ある日突然、彼のいた「夏海の世界」が崩壊。現れた仮面ライダーキバ/紅渡から「世界を救うためには9つの世界を巡らなければならない」と言われる。
自分の本当の世界を探す為、世界の崩壊を防ぐ為に「仮面ライダーディケイド」として夏海やその祖父・光 栄次郎と各ライダーの世界を巡る旅へ旅立つことになった。
性格
ややひねくれており、素直な善行はしない。かなり自信家な俺様系。誰にたいしても尊大な態度で接する。不良ぶったり、人を皮肉ったり、悪口を平気で言う。馴れ合いを余り好まない偽悪者なので、よく嫌な奴と思われる。
だが本当は強く優しい精神の持ち主で、ピンチに駆けつけたり各世界で数々の名言を残す。旅をしている内に彼の本来の優しさなどが垣間見える。襲われている人を身を挺して守る熱いハートを持ち合わせる。
身体能力
自信に見合うほどのスペックを持つ。料理、スポーツ、営業、音楽など何でもこなす多才ぶりである。上級オルフェノク2人とテニヌ対決を行い勝利する、カードを手裏剣のように投げて鎖を切断するなどの離れ業を見せている。
料理では「ブレイドの世界」のBOARDの社員食堂のチーフに就任するなり、料理や接客などで大改革を行い、食堂の売り上げを大幅に高めた。なおその際「なんだこの小洒落た味は」とそれまでの食堂の料理に苦言を呈しており、庶民派の献立や味付けが好み。他、グロンギ語を聞いただけで覚えた。
描写
褒められると、凄い勢いで食いついて舞い上がる。しかし、調子に乗ったり、敵を取り逃がして夏美にお仕置きされたり、アホ共のせいで恥かいたりと案外ドジ。バカにされている時は特にどうでもいいように振る舞う。
特徴
作戦のためとはいえ、無辜の仲間を痛めつけたり女性の顔面を平気で殴ることもある。行く先々でライダー達に「悪魔」呼ばわりされたり敵視されることもしばしば。
表面上は気にせず「破壊者」の汚名を被っているが、殆どの場合は自虐的なニュアンスが含まれており、彼なりに思い悩んでいる節はある模様。いつも誰かのために戦っており、仲間のためなら命さえも惜しまない。
写真
自称写真家。普段から2眼のトイカメラを常に首からぶら下げて持ち歩く。行く先々で写真を撮っているが、写す写真はなぜか常時ピンボケしまくり。その理由について本人は「世界が自分に撮られたがっていない」と語っている。
うまく撮れないことを根拠に「ここも俺の世界じゃないみたいだ」と判断することも。なおピンぼけ写真は実際には“ピンぼけ”ではなく、その不可思議な写り方はある意味芸術的(スタッフは不思議な写真を撮るために苦心したとか)。
写真の悩み
好きなのに奇妙な写真ばかり取れることを実は気にしている。カブトの世界で出会ったマユにその写真を「真の才能」と絶賛された際にはかなり機嫌が良くなっており、ネガの世界でちゃんとした写真が撮れた際には自らその写真を「究極」と称していた。
商品化
彼が持ち歩いているカメラは、Superheadz社の「Black Bird Fly」の特注カラー。 本来のカラーは青・黒・オレンジのみであったが、のちに本編同様のディケイドカラーも限定発売された。
食の好み
ニンジンが苦手。第3話ではポトフのニンジンをユウスケと押し付け合っていた。海東大樹によく「ナマコは食べられるようになったのかい?」と言われていたが、ナマコが苦手なのは海東の方であり士自身は問題なく食べられる。
「仮面ライダーディケイド ファイナルステージ」のステージショーでは、ディエンドがナマコを食べて錯乱していた。ジオウ第42話ではレジスタンスの食糧からレーズンパンを勝手に食べているシーンがあったが、何故かレーズンを執拗にむしって避けながら食べていた。
仲間との関係
ユウスケや夏海に対しても口ではぞんざいに扱いつつ、ユウスケのために身体を張ったり、命を奪われた夏海に自分の命を分け与えたり、かなり大切にしている。要するにツンデレ。最終回では見事にデレた。
身の丈
小難しい話は「だいたいわかった」で済ます。自身が使用するライダーの特色も大雑把にしか理解していない。各ライダーの名前や概要が口を衝いて出てきたこともあるが、なぜ知っているのかは本人も不思議がっていた。
容姿
「イケメン」を自称したりと容姿にも自信がある模様。世界を移動すると、士の意志とは無関係に何らかの「役割」が与えられ、服装(場合によっては髪型も)が変化する。
クウガの世界で巡査になった際は警察手帳が、キバの世界でヴァイオリニストになった際はバイオリンが装備されるなど、職業に応じた道具も自動的に付属する。
普段の服に着替えることも可能だが「俺という奴は何を着ても似合っちまうな」と豪語。よく着こなしている。
シンケンジャーの世界で黒子に回された時は不服そうで、RXの世界では霞のジョーに間違われたのがイヤだったのか早々に着替えてしまった。
【各世界の役割(時系列順)】
◆クウガの世界:警察官
◆キバの世界:ヴァイオリニスト
◆龍騎の世界:弁護士
◆剣の世界:BOARD社内食堂チーフ
◆555の世界:SMART BRAIN high schoolの生徒
◆アギトの世界:郵便局員
◆電王の世界:桜井さん(の服装)
◆カブトの世界:ZECT隊員
◆響鬼の世界:音撃道伝説の師匠(の服装)
◆ネガの世界:なし
◆ディエンドの世界:サラリーマン
◆シンケンジャーの世界:黒子
◆RX&ブラックの世界:霞のジョー(の服装)
◆アマゾンの世界:野球選手(のユニフォーム)
◆ライダー大戦の世界:タキシード(服)
◆ウィザードの世界:レジェンドライダー
◆鎧武(仮面ライダー大戦)の世界:平成ライダーの戦士
◆ジオウの世界:世界の破壊者/バス運転手(2009年)/ツクヨミの家のコック(2058年)
備考
ファンからの愛称は「もやし」。これはもやしっ子という意味ではなく、名前を音読みすると「門→も(ん)」「矢→や」「士→し」になることから。余談だが、児童誌にて「もんやつかさ」と誤記されたことがある。
劇場版ジオウのパンフレットのスタッフインタビューなどでは「カード屋(門矢)士」などと言われていた。士を演じている井上正大は平成ライダーとしては2人目の平成生まれ。ただし早生まれのため学年的にはギリギリ昭和。
中の人
士を演じる井上正大氏は仮面ライダーファンで、ファミレスで一人で食事中に士役に抜擢されたと連絡を受けたときは一人で嬉し泣きしていたという。 ちなみに好きなライダーは龍騎らしい。
それもあってか劇中では龍騎にカメンライドしている頻度が高め。原典以上にミラーワールドを活用している。 王蛇役の萩野崇氏との対談動画でも、当時視聴していた龍騎について詳しく語る様子を見せている。
【仮面ライダージオウ】の士
ジオウの世界をなにかとかき回し続け、敵としても味方としてもとにかく目立っていた。ファンからはもっぱら「ディケイド2」だの「仮面ライダーディケイド ジオウ編」などと呼ばれるほど。
概要
平成ライダー20作品記念作品である『ジオウ』にも、平成ライダー10周年記念ライダーとして登場。『ジオウ』の物語上重要な立ち位置に置かれ、第1~第3クールではそれらの区切りとなるタイミングに登場、さらに最終章となる第4クールではほぼ毎話登場するレギュラーキャラとなった。
原典に比べ声が低くなっているが、これは井上氏によると意図的なものであり、今作での士の役回りに合わせて「敵か味方かわからないようにあえて声を低く演じている」。
新アイテム
マゼンタカラーのネオディケイドライバーを新たに使用。新たな能力としてオーロラカーテンを身一つで展開し、過去の時代に飛べる。「過去の世界」であれば時間も関係ないらしい。
しかし、士が何の説明もなく時間を越えている描写が過去に映画でもあったり、魔宝石の世界など本編終了後の客演ではたびたび使われたため、元から使えていた可能性もある。
ディケイドライドウォッチ
自身のライドウォッチがジオウの手に渡りジオウ・ディケイドアーマーが誕生してからも、記憶も歴史も変身能力も保持し続けた。力を奪われることを想定して、予めディケイドの力の半分をライドウォッチ入れていたことが47話にて明かされた。
性格
尊大な態度はそのままに、掴みどころのない喰えない雰囲気の人物として描かれている。しかしディケイドアーマーの誕生を祝うウォズに呆れた表情でツッコミを入れた。
ソウゴに会いにクジゴジ堂を訪れた際に、ソウゴのために作られていた夕食を勝手に食べた上に美味しそうに舌鼓を打つ等、どこか茶目っ気のある面も見せている。
役割
特に再登場以降はソウゴ達とは別の視点・立ち位置から独自に世界を調査。ウォズに変わって事象の説明役を引き受けることも多かった。また、自身の得た情報や経験から、ソウゴやツクヨミに助言を送るなど「ライダーの先輩」の面も時折見せた。
公式掲載されたEP1~EP16までの人物相関図では、ジオウの主要登場人物に並んで「門矢士」も一緒に掲載されており、ゲイツおよびタイムジャッカーの双方から「変なヤツ」と思われている。
目的
一貫して世界を救うために行動。ジオウたちだけでの解決が不可能と判断した際は、自らが世界を破壊することで、人々を救おうと考えていた。
ツクヨミ達の世界は、仮面ライダーが存在しないため滅びに向かっていた。そこで、ツクヨミを仮面ライダーにしてその世界の滅びを回避。
ジオウの世界とツクヨミの世界にかけ橋を架けて、ジオウの世界の民間人をツクヨミの世界に避難させようとしていた。ただし代償に、ジオウは崩壊する世界に残る。
服装
同じジオウの世界でも時系列によって服装が変化するものと思われる。
○○編 | 時系列 | 職業 |
---|---|---|
ゴースト編 | 2018年・2015年 | ウォズの協力者?(ジオウでの基本の服装) |
ゲイツリバイブ編 | 2009年 | バス運転手 |
カブト編 | 別の2058年 ※ | ツクヨミの家のコック |
アナザージオウⅡ編 | 改変2019年 | 戦場カメラマン |
※EP43にて、士とツクヨミが訪れた2058年は従来のジオウ世界とは「別の時間軸」であったことが明かされている。
備考
平成仮面ライダーシリーズで、かつての主人公が別作品で準レギュラーになり、サブライダーとして活躍するのは初。かつての仲間と別れたのかは不明。井上氏は別れた体で演じている。理由として冗談混じりに「愛想つかされたんじゃないか」とこぼしている。
演者である井上正大氏によると「当初の予定では最初の4話(EP13~)だけしか出ないはずだった」らしい。2019年3月に行われたS.H.Figuartsの新商品発表会に井上氏がゲストとして登場した際、動画コメントを寄せた白倉伸一郎プロデューサーから「最終回付近まで出てもらう」と言われて井上氏は「初めて知った」と答えた。
「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ!」
スペック
身長:192cm
体重:83kg
パンチ力:4t
キック力:8t
ジャンプ力:ひと跳び25m
走力:100mを6秒
概要
「世界の破壊者」や「悪魔」と呼ばれる謎の多い仮面ライダー。自身を「通りすがりの仮面ライダー」と称し、あらゆる世界を渡り歩く。
公式サイトでは二つ名として「次元戦士」という記述もある。ディケイド(decade)とは「10年期」「10年」という意味で、10周年を記念した商品などに用いられる言葉。平成ライダー10周年を記念されたライダーとして相応しい名前を持つ。
外見
男性ヒーローとしては異例のマゼンタのボディに、バーコード状の縞々フェイスなど、非常にエキセントリックな容姿を持つ。モチーフはバーコード。
左右非対称なボディ、多種多様な攻撃技、平成の10人目のライダーなど、「昭和の10人目のライダー」である仮面ライダーZXのオマージュである。
配色
色はマゼンタでありピンクではない。主に頭部が酷評されたS.H.Figuartsディケイド(旧版)では担当者が本気でピンクと勘違いしていたらしい。
さらにそこから「色にこだわった」ために、ものすごく真っピンクになっていた(後の激情態Ver.では大分マゼンタに近くなっている他、真骨頂Ver.はほぼ劇中そのままの色合いになっている)。
能力
クウガ~キバまでの全平成主役ライダーに変身し、その能力を使える。基本武器は「ライドブッカー」だが、他ライダーに変身した際には各専用武器を使う事もある。また、世界に合わせて能力が追加される場合もあり、『龍騎の世界』ではミラーワールドに入ることができた(龍騎の世界以外では龍騎に変身しなければ入れない)。
『響鬼の世界』では音撃なしで魔化魍を、『剣の世界』ではラウズカードに封印せずアンデッドを撃破する、など割とやりたい放題。異世界の住人と交流する事でその住人の能力や武器、特定の人物をパワーアップさせることもある。
性能
頭部
緑の複眼『ディメンションヴィジョン』は一般人の8倍の視細胞を150万個持つ。視野25度40km先の動く物体を識別可能。ナイトヴィジョン機能を搭載。
物体から放出される赤外線を可視光線に偏光して暗闇でも見通し、並行世界の事前の狭間に要る物体さえも捕らえる。
耳『ディメンションスカウト』は超低周波不可聴音である14Hzでさえも聞き分けて10km四方の音を探知可能。『ブームボイス』はディケイドの雄叫びを高周波の弾丸として放ち、物体を灼熱化して10mの岩石でさえも粉砕可能。
ディケイドの通行手形『ライドプレート』によりあらゆる並行世界を自在に行き来して縦横無尽の活躍を見せる。『シグナルポインター』はディケイドライバーで読み取った、ライダーカードから得たエネルギーを他の仮面ライダーに付与する信号を放射して、ライダーを在りえざる物に変形させて使役する。
胴体
伸縮自在でアクティビティーな行動を可能にする『ディバインスーツ』で全身を覆う。宇宙空間のような絶対零度-273.15℃や超高温下6000℃のマグマの中でも耐え忍ぶ。また電子や陽子から成る高エネルギーの荷電粒子や、紫外線・X線などの電磁波からも体を守る。
各部装甲は未知の鉱石『ディバインオレ』製。胸部装甲『ディバインマッスル』が胸部の心臓や肺、腹部の内臓を保護。ショックアブソーバーとしてあらゆる衝撃を緩衝可能。ディケイド本人に決定的なダメージを与えることがない。
腕部
肩部装甲『ディバインアーマー』は50tの衝撃にもびくともしない。軽石の如く軽量。指『ビートナックル』によりパンチやチョップなどの打撃力を増している。手足に付いたそれぞれのバンド『テスラバンド』からマイクロ波を飛ばし、共振を利用することによって浮遊する能力を得る。
下半身
ディヴァインスーツを骨格筋とすると強化外骨格『ボディグループ』が胸や肩、手足に走りディケイド本人をあらゆる衝撃から守る。打撃攻撃などにも有効。『フットストンパー』に足先が被われており、キックの打撃力を増している。
装備
ディケイドライバー
CV:マーク・大喜多
変身ベルト。「次元転換解放機」というカテゴリーに属する。ベルト上部には「DECADE」の文字が刻まれている。第1話で光夏海が瓦礫の中から発見、士に手渡した。
本体の〈ディメンションバックル〉にはクウガ~キバまでの9つエンブレム〈ライダーズクレスト〉が刻まれ、各世界のライダー達の力を受け継ぐ証となっている。
性能
起動スイッチ〈サイドハンドル〉を左右に引くことでバックルが90度回転してカードスロットが上部に展開。ライダーカードを装填してハンドルを押し戻すことでエネルギーが二次元(平面)から三次元(立体)に解放される。
動力源として創造を担う秘石〈トリックスター〉が内蔵され、センターレンズ〈ワールドファインダー〉はカード装填によりトリックスターがエネルギーを解放した際に赤い光を放つ。
備考
ハンドルにはドライバーの根源を成す赤・青・緑色の神秘の印〈シックスエレメント〉が埋め込まれており、地・水・火・風・光・闇の元素を宿している。夏の劇場版によると大ショッカーが開発した装備とされている。
DX玩具
放映当時に販売されたもの(以下、初回版)と、2012年発売の「SUPER BEST 変身ベルト」版、2018年発売の「変身ベルト ver.20th」版の3度にわたり発売されている。劇中に登場したカードや音声が全て収録されているわけではなく、○○ライドやライダー名といったもののみが収録されている。
ガンバライドでは006弾までのカードにはディケイドライバー用のバーコードがあり対応していた。(流石にW以降の音声は収録されていないが)ライダーカードは劇中のデザインと違いガンバライドカード仕様のため、カード名が日本語表記で、ガンバライド関連の攻撃力などの記述がある。
初回版とSUPER BEST版以降の違い
○カードの材質
初回版は劣化しやすい紙製だったが、SUPER BEST版以降は耐久力の高いプラスチック製になった。
○収録カード枚数
初回版はカメンライド10枚のみ付属で、歴代ライダーのファイナルフォームライドとディケイドのファイナルアタックライドのカード10枚はそれぞれ別玩具に付属していた。SUPER BEST版以降にはこれら20枚が全て同梱している。
また、ver.20th版のカードは(既にサービス終了済のためか)裏面のガンバライド関連のロゴが消えている。表面の攻撃力などの記述は従来のまま。
COMPLETE SELECTION MODIFICATION版
2014年9月ごろ、プレミアムバンダイにて発売が決定。通常の玩具版の音声に加え、劇中と同じく各種アタックライド、フォームライドの個別音声が収録。劇中BGMである「パラレルワールド(説教用BGM)」「ディケイド(処刑用BGM)」が流れるスイッチも搭載している。カードもライダー名がアルファベット表記、ガンバライド関連の書き込みがない劇中仕様。
しかも、Wからドライブまでの平成二期ライダーのライダーカードが追加されオリジナルのカメンライド遊びができた。
COMPLETE SELECTION MODIFICATION RIDER CARD
カードバインダーと追加カードの発売も発表。シンケンジャーの世界で使われたAR烈火大斬刀、ネット版レッツゴー仮面ライダーで一発ギャグとして使われたFFRギャレン、カリス、シャドウ、GACKTのMVで使われたKRガクト等、ごく一部のカードは収録されていない。
ライドブッカー
左腰に下げている可変型の〈ライダーカードホルダー〉兼主要武装。通常のブックモードの内部はクラインの壷に通じる無限ホルダーになっており、意思に応じて任意のライダーカードを引き出すことができる。
ソードモード
本体から展開される刀身〈ブッカーソード〉はディヴァインオレ製。10cmの鉄の棒を斬り続けても刃こぼれしないほどの頑強さと切れ味を誇る。
普段はライドブッカー本体に縮めて折り畳まれている。ソードモードのアタックライド技は円月殺法というべき「ディケイドスラッシュ」。
ガンモード
銃口〈ブッカーマズル〉はクラインの壷から無尽蔵のエネルギーを供給でき、最大有効射程300mで50口径のエネルギー弾丸を発射する。
また、照準器〈ライドマーカー〉により標的にマーキングを行いエネルギー光弾の誘導路をつくることで、光弾が追い続け標的を仕留めることができる。
マシンディケイダー
スペック
全長:2320mm
全幅:835mm
全高:1155mm
最高時速:350km
最大出力:147kW/9900rpm
概要
専用バイク。「次元移送機」というカテゴリーに属する。ディヴァインオレ製。クラインの壺から無限にエネルギーを得ることにより半永久的な活動が可能。
次元エネルギーにより悪路も水上走行も、果ては宇宙までも問題なく走行できるスーパーマシン。更に歴代マシンへの変形や意思に応じた無人の自動走行なども可能。
平行世界移動
ディケイドと同じくライドプレートを備える。ヘッドライト〈ディメンションライト〉はディメンションヴィジョンと同様の機能のほか、ブレイクスルービームを放射して並行世界との障壁を破壊可能。
しかしオーロラを潜り抜けたことがあるのは第1話のみ。ディケイド単体でオーロラを潜り抜けたりしているためあまりありがたみがない
造形
ベースマシンは放送当時最新鋭機だったHONDAのオートマチックのスポーツクルーザー『DN-01』で、フロントカウルとリアカウル以外ほぼ手を加えられておらず、ほとんどベース車そのもの。
これはマシンディケイダーそのものが歴代のライダーマシンに姿を変えるため、予算を抑えて使いまわすことが前提であり、マシンディケイダー自体は子供向けの商品展開を想定していなかったらしい。
現に主役ライダーのマシンでありながら、放送当時の商品化はミニサイズのキットか食玩しかない。本格的な造形とサイズの玩具は対象年齢15才以上の受注生産品しかないが、このバイクフィギュアは本来企画されていたものの流用とのこと。
ライダーカード
ディケイドの能力の源。初変身以降は使用不能状態だったが、各世界を巡って使用可能にしていった。
ドライバーに差し込むとカードの種類がコールされ、発動すると対応するライダーの名前が呼ばれる。また《ファイナル》系のカードはライダー名の頭文字を三回繰り返す。
《カメンライド》
変身能力。カードに応じたライダーの姿・能力を得る。武器はライドブッカーで代用することが多いが、ディケイド響鬼が「ATTACKRIDE ONGEKIBOU REKKA」(アタックライド 音撃棒・烈火)を使用しており、カードにより元のライダーの武器も再現可能。
ディケイドクウガは元のクウガ同様にその辺の物を専用武器に変化させられ、ディケイドアギトやディケイドキバはフォームライドと同時にフォーム専用武器も装備される。ゲーム作品ではアタックライドのカードを使わずに元のライダーと同じ武器を使用していることも多い。
《フォームライド》
他ライダーのフォームチェンジに使用(強化フォームはない)。変身したライダーとは別のライダーのFRを使うと、基本形態を飛ばして変身する。ちなみに、カメンライドなしで使用されることは原則ない。
第19話ではディケイド龍騎から「FORM RIDE:DEN-O AX FORM」を使用しディケイド電王アックスフォーム、第27話ではディケイドから直接ファイズのアクセルフォームに変身している。
《アタックライド》
特殊能力や攻撃に使用。クロックアップなど特定の作品専用能力でもライダー名は入らない。劇中で使用したもの以外にも多数存在すると思われる。使用しないで能力を発揮することもある。
「ATTACK RIDE:SLASH」
ライドブッカー(ソードモード)の刀身にエネルギーを纏わせて一時的に分身させ、一振りで数太刀の斬撃を浴びせる。
「ATTACK RIDE:BLAST」
ライドブッカー(ガンモード)の銃口を一時的に分身させ、一度に発射できる弾丸の量を増やして自動追尾のエネルギー弾の掃射を浴びせる。
「ATTACK RIDE:ILLUSION」
発動と同時に自分の姿を六つに増殖させ、相手を眩惑する分身技。このとき生じる分身たちもただの幻ではなく、ナイトのトリックベントのように、(一度被弾すればそこで消えてしまう程度のかりそめのものだが)実体や攻撃能力を備えている。
「ATTACK RIDE:INVISIBLE」
当初はディエンドのみ所持していたが、後にディケイドも使用可能になった。姿をバラけさせながら透明になり、一時的に自分の姿を見えなくする(この『姿をバラけさせる』とき、姿と一緒にディケイド自身の実体および『当たり判定』もバラけている。
クロックアップ使用中に同じくクロックアップで追いついてきたカブトの蹴りにも、インビジブル発動をあわせることで回避していた)。
「ATTACK RIDE:TEREVIKUN」
てれびくん超バトルDVDに登場。コンプリートで平成ライダー最終フォームを全員召喚→全必殺技な鬼畜技。
《ファイナルフォームライド》
「ちょっとくすぐったいぞ」でお馴染み。クウガからキバまでの主役ライダーやWを武器やマシンなどに変形させる。主にブレイドが酷使される。
《ファイナルアタックライド》
必殺技発動カード。アギトなど原作では発動に手順がないライダーでも使う必要があるが、クウガは例外らしい。FFR時の必殺技にも使用。歴代仮面ライダーにカメンライドした状態ではそのライダーの必殺技を、FFR後に発動すればFFRしたライダーの武器や利用した必殺技を繰り出す。
必殺技
ディメンションキック/ディメンションスラッシュ/ディメンションブラスト
それぞれ、敵に向かって並んだ10枚のカード型エネルギーを通りながら放つライダーキック、ライドブッカーによる斬撃および射撃。
キックの破壊力は30t。〈イリュージョン〉による2人の分身と共に放ったこともあり、区別して〈多重ディメンションキック〉と呼ばれる。
スラッシュはブレイド キングフォームのRSFと同様の動作であり、ブラストはその射撃版といったところ。
ガンバライジングオリジナル技
「DCDV(ディケイドヴァニッシュ)」はディヴァインスーツの十字部分から敵を拘束するビームを放ち、ライドブッカーで敵を解析して一太刀加え、空中高く飛び上がってライドブッカーを振り下ろす。
「ディケイドジェイル」はライドブッカーガンモードの緑色の部分からマーカーを放って敵を拘束、ブラストを連射する。「ディケイドドッヂ」(公募技)はクウガを弾丸状に丸めて敵にぶつける。
KUUGA AGITO RYUKI FAIZ BLADE HIBIKI KABUTO DEN-O KIVA FINAL KAMENRIDE DECADE!
スペック
身長:199cm
体重:102kg
パンチ力:12t
キック力:16t
ジャンプ力:50m
走力:100mを4秒
概要
ディケイドの最強形態にして真の姿。頭部にコンプリートディケイドのカード、身体にクウガ〜キバまでの平成主役ライダーのカメンライド用カードが飾られている。通称「歩く完全ライダー図鑑」。ファンからの愛称は「遺影フォーム」。
変身
ディケイドライバーのバックルを右腰に移し、ケータッチという専用機器に表示されているクウガからキバまでのライダーズクレストを決められた順番(放送順)でタッチした後、最後に自身のライダーズクレストをタッチし、ベルトの中央につけることで変身する。
性能
ライダー世界の王者の冠『ディケイドクラウン』はディケイドの真の姿であるコンプリートフォームの力を解放していることを示すライダーカードを額に抱いている。
全身を『ディバインスーツSt.(セイント)』で包む。邪な者がその姿を眼にすれば身も心も焼き尽くされるであろう王者の用いる闕腋(けってき)の袍(ほう)であり帛(はく)の装束。
胸部の『ヒストリーオーナメント』は各ライダーカードに備わった最強の力や技を存分に使いこなすことが出来る印で、経帷子とも呼べるもの。
カメンライドで呼び出した力を使用する際にはヒストリーオーナメントのカード全てが、呼び出された仮面ライダーの姿に感応して変じ、力や技を等しく自分に還元して扱いこなせる。
戦闘能力
最強フォームだけあって戦闘力は非常に高い。特殊能力(後述)もあって本編では最終回でスーパーアポロガイストに敗北した以外では負け無しの強さを誇った。ただし、最終回後の映画予告でキバーラの真の姿に苦戦する貴重なシーンがある。
特殊能力
平成主役ライダーの最終フォームを召喚し、その必殺技が使用可能。召喚ライダーと2人で放つため、威力はおそらく2倍。
召喚するとヒストリーオーナメントが全て召喚した最終フォームライダーに変わる。この時、設定上は各ライダーの最終フォームの能力を使用可能とされる。
発動方法
- 使いたい必殺技を持つ仮面ライダーのシンボルを押す。対応するライダー名が電子音声で流れる「例:KUUGA!」
- Fのロゴを押す。電子音声が流れる。「例:KAMEN RIDE ULTIMATE」
- ディケイドと動きがシンクロする最終フォームライダーの分身が生成される。
- 胸と肩に展示されてあるカードの絵柄が選んだライダーに揃う。
- ディケイドライバーに、分身ライダーに対応する「FINAL ATTACK RIDE」のカードを挿入。
- 最後にディケイドライバーを叩きカードを読み取る。(ケータッチのアイコンに存在しないライダーはこの工程のみで発動している)
備考
ディケイド側のエフェクトは元のライダーの物をマゼンタ色に加工したかのような演出になっている他、武器を使う必殺技の場合はライドブッカーで代用する。
『HEROSAGA』版では、召喚した個体を自在に戦わせられる。設定上は、召喚したライダーの持つ特殊能力を自身に体現させて同等に使いこなすことも可能だが劇中未使用。
使用した能力
召喚したライダー | 発動した能力 | 備考 |
---|---|---|
クウガアルティメットフォーム | アルティメットキック/パイロキネシス | アタックライド『てれびくん』で召喚。後者はバトライド・ウォーシリーズでの必殺技。 |
アギトシャイニングフォーム | シャイニングクラッシュ/シャイニングライダーキック | 前者は衝撃波を放つ。後者はアタックライド『てれびくん』で発動。 |
龍騎サバイブ | バーニングセイバーツバイ | バーニングセイバー表記。元々はテレビマガジンで掲載されていた設定のみの技。炎の衝撃波を放つタイプと、すれ違いざまに切り裂く2バージョンが存在。 |
ファイズブラスターフォーム | フォトンバスター/フォトンブレイカー | 黄金のフォトンブラッド弾ではなく、極太の赤いビームを薙ぎ払うようにして放つ。ライドブッカーソードモードで発動。後者はアタックライド『てれびくん』で発動。 |
ブレイドキングフォーム | ロイヤルストレートフラッシュ | 突進しての斬撃やビームではなく、地を這う衝撃波を放つ。 |
装甲響鬼 | 鬼神覚声 | カマイタチに対して使用したバージョンを発動。アタックライド『てれびくん』ではヨブコに使用したバージョンが発動した。また、14の火球を切り払って防御にも使用した。 |
カブトハイパーフォーム | ハイパーライダーキック/マキシマムハイパーサイクロン | 後者はライドブッカーソードモードで使用。カブトのカブテクターは展開しない。 |
電王ライナーフォーム | デンカメンスラッシュ | ほぼ原作に近い。ただし、敵には命中せず。 |
キバエンペラーフォーム | ファイナルザンバット斬 | 三日月型の衝撃波を放つ。ポンプアクションは無し。 |
シンケンレッド | 烈火大斬刀&ディケイドエッジ | アタックライドで発動。ディケイドエッジはシンケンレッドが使用した。 |
アマゾン | スーパー大切断 | ファイナルアタックライドアマゾンで発動、なお、必殺技はアマゾン一人が担当。 |
ディエンド | ディメンションシュート | ディエンドのカメンライドカードで発動。厳密には召喚というよりは協力技、近くにいたディエンドと共に放った。 |
ケータッチ
『ネガの世界』で入手した強化変身用アイテム。ネガの世界で管理されており、紅音也の発言からして最初から士に渡す予定だった模様。途中で海東に横取りされたが、夏海によって士の手に渡った。
誕生の経緯や『ネガの世界』にあった理由は一切不明。専用の〈コンプリートカード〉を装填して使用する。
クウガがレギュラーなためか、アルティメットクウガだけ本編で召喚しなかった。てれびくんDVDの全員召喚ではレッドアイが出現し、必殺技にアルティメットキックを使用した。『バトライド・ウォー』ではFARを初披露した。
必殺技
強化ディメンションキック
ライダーを召喚せずコンプリート単体で放つライダーキック。破壊力は60t。通常形態と同様にカード型エネルギーを通るが、初使用の最終話のみカードが出現しなかった。
クライマックスヒーローズでは発動の際に手元からカードが消えて自動でドライバーに装填、ライダークレストを潜り抜けてキックを発動するという。劇中未確認だが、〈強化ディメンションブラスト〉&〈強化ディメンションスラッシュ〉も使用可能と思われる。
ディケイドアンリミテッド
ガンバライドで使用。ディケイドライバーからカードで構成された黄金のリングが具現化し、中を潜り抜けてディメンションキックを叩き込む。命中した相手はリングに封印され、立ち上る光の柱に呑まれて消滅する。
ディメンションシュート
最終話でディエンドと共に使用。ディエンドから借りたカメンライド〈ディエンド〉(白)のカードによりヒストリーオーナメントが全てディエンドになり、強力なマゼンタ色のカード型エネルギー光線を放つ。
なお、カード自体は《カメンライド》だが装填時の文字および音声は《ファイナルアタックライド》となっている。
ファンからの声
「カッコ悪い」「遺影フォーム」と言われる。ネット版「スーパーヒーロー大変」でも、ディケイドを目の敵にする鳴滝から「ダサい」と断言された。一方「これはこれで斬新でいい」「姿はアレかもしれないけど活躍を観れば普通にカッコいい」という意見も存在する。
実際製作スタッフ側でもこのデザインには否定的な意見があったようだが、物議をかもすほど強烈なインパクトを残す事を重視した結果こうなったようだ。
コンプリートフォーム ジャンボフォーメーション
夏の劇場版に登場。ディエンドによりディケイドが〈ジャンボディケイドライバー〉にFFRし、仮面ライダーJが装着して変身した。外見は巨大なコンプリートフォーム(ベルトはディケイドライバーのまま)。身長41メートル、体重894トン。キングダークと戦った。
必殺技
ジャンボディメンションキック
《ファイナルカメンアタックフォームライド》で1号~キバまでの全主役ライダーをカードに変える。そのカード型エネルギーを通過することでエネルギーがフットストンパーに集約され、強力なライダーキックを放つ。
なお、カードの中にはジャンボフォーメーションに変身しているディケイドとJのものも含まれている。この攻撃でキングダークを倒した。ガンバライドではやはり相手を踏み潰している感じになる。媒体によって〈ファイナルディメンションキック〉とも表記される。
激情態
「アルティメットだか何だか知らねえが、俺は既に…究極を超えている…!」
スペック
身長:192cm
体重:83kg
パンチ力:5t
キック力:10t
ジャンプ力:30m
走力:100mを5秒
概要
冬の劇場版である『W&ディケイド』の『ディケイド 完結編』に登場。士が世界の破壊者としての運命を受け入れた姿。厳密な設定は不明。
見た目は通常と大差ないが、つり目で顔つきが悪くなり、額の〈シグナルポインター〉も黄→紫に変化した。やたら強い。
戦闘能力
パンチ力などの基本スペックは通常よりやや向上しているが、劇的に高いわけではない。スペックだけならコンプリートフォームが全ステータス上回る。
しかし近接戦は通常よりも遥かに強くなっており、(当時)平成最強と名高いアルティメットクウガとの戦いでは、肉弾戦のみで圧倒。FFRを行い突撃して心中を図ろうとするクウガに挟まれながらもライドブッカーでバラバラに切り裂き勝利した。
活躍
仮面ライダーとその世界を破壊するために、ライダーカードを使って手当たり次第にライダー狩りを行い、ほぼ全てのライダーを倒してカードに封印した。
戦闘スタイルも、格闘戦では首を締め付けたり倒れた相手に対して踏みつけを繰り出したりとより暴力的なものに変化。
襲撃してきたライダーを「FINAL FORM RIDE」系統のカードで強制的に変形させて自らの武器にして使い捨てたり、不意打ちをするといった勝つためには手段も選ばないダーティーなものになっている。
特殊能力
ディケイドのままで主役・サブを問わず他ライダーのARが使用可能。インビジブル&クロップアップの視認不可能回避不可能状態から後ろに回り込んでFARなどえげつないコンボを多用した。
作中ではクロックアップとインビジブル(つまり高速移動+透明化)を用いてスーパー1とカブトを瞬殺し、仮面ライダーJに対してもG4の保有する対艦ミサイル『ギガント』とカイザのサイドバッシャーを組み合わせたミサイル攻撃で圧倒した。
必殺技
ディメンションキック
通常10枚しかカードが出現しなかったファイナルアタックライドが、相手に着弾するまで無限に出現。相手がどれだけ逃げようと執拗に追跡する。
ガンバライジングではディケイドがエネルギーの塊になって突撃する。仮面ライダー図鑑でも全身を発光体と化して突撃するディメンションキックの変則技と位置づけられた。
ディメンションブラスト
スカイライダーを倒した。
ゲーム作品
『仮面ライダーバトライド・ウォー』
事件の首謀者であるカラスを名乗る男が、人々の記憶が具現化される空間においてディケイド激情態のボディを纏い、仮面ライダーNEW電王・仮面ライダースカル・仮面ライダーエターナルとともにラスボスとして襲い掛かってくる。
続編となるバトライド・ウォー2及びバトライド・ウォー創生ではプレイアブルで参戦。劇中のようにカメンライドする事なくクウガ~キバの技を使う事ができ、ギガントも使用可能となっている。
シティウォーズ
サービス終了一ヶ月前にレイドボスとして滑り込みでまさかの参戦。黒幕の手でシティウォーズの世界に召喚させられ、ジオウ及びネオディケイドと対峙した。当初はネオディケイドを自分の偽者と認識し、二人まとめてカードにした上でシティウォーズ世界も破壊しようと暴れ回る。
しかし、令和の力をそれぞれ宿した未知なるコンプリートフォームと自分の力を纏った魔王を目撃。終わるはずのライダーの物語が続いており、またマゼンタのベルトを巻いた偽者は本当に未来の自分であった事を悟る。
背後の事情も概ね理解した上で、この世界における役割を未来の自分に託して去って行った。
「お前が持つディケイドのウォッチ……失くすなよ。俺の……ディケイドの物語が確かにあった証拠だからな」
立体化
S.H.Figuartsシリーズでは、映画公開から半年後に通常ディケイドの頭部も付属して激情態が立体されした。2016年には真骨頂シリーズの通常ディケイドに伴い、今度は激情態が頭部を付属される形でこちらも真骨頂としてアーツ化した。
仮面ライダージオウの食玩フィギュア、装動RIDE PLUSでは、激情態はジオウ関連作品に一切登場していないにも関わらず当然の如く収録されている(オプションパーツという形でネオディケイドの頭部・ドライバーを差し替えて再現できる)。しかもギガントまで付いてくる。
最強コンプリートフォーム
HYPER SHINING BLASTER ARMED SURVIVE KING RISING ULTIMATE EMPEROR SUPER CLIMAX FINAL KAMENRIDE DECADE!
概要
劇場版『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』にて初登場。ディケイドのコンプリートフォームがアップデートしたことで誕生した仮面ライダーディケイドの究極フォーム。
全最強フォームの力を持つ。必殺技は強化ディメンションキック。『仮面ライダーウィザード』第53話にも登場。
違い
オーナメントが全て最終形態に進化。囲にいる平成9人ライダー達をライダーカードを通してエネルギーを送り込むことにより、カードに対応した最強フォームに各々の条件を無視して強化変身させる能力がある。『完結編』ではこの際、クウガはライジングアルティメット、電王は超クライマックスと、最終フォームが更新。
しかし『ウィザード』では電王がライナーに戻っているため、実際はライダーの最終形態に応じて絵柄が変わるだけだと思われる。『仮面ライダー ブットバソウル』にはこの違いを再現した2枚のシークレットメダルが存在している。ウィザード版の方が少しだけライダーパワーが高い。
完結編での活躍
リ・イマジネーションのネオ生命体が生み出したオモチャ、ドラスを撃破するために変身。各平成ライダー達を強制的に最強フォームへとチェンジした後、己の必殺技と合わせてドラスへと浴びせ、ドラスを撃破した。現時点では変身後に必殺技の連発で敵を倒すのみで通常の戦闘シーンが無いため、他にどんな能力があるのかは不明。
使用した能力
ライダー | 発動した能力 | 備考 |
---|---|---|
クウガライジングアルティメット | ライジングアルティメットナックル | 映像作品初使用技。 |
アギトシャイニングフォーム | シャイニングライダーパンチ | 映像作品初使用技。 |
龍騎サバイブ | メテオバレット | ドラグランザーの召喚はなし。何故かビームではなく、ドラグランザーの火球を放っている。 |
ファイズブラスターフォーム | フォトンバスター | ディケイドが召喚したものと同じく赤い極太ビームを放っている。 |
ブレイドキングフォーム | ロイヤルストレートフラッシュ | すれ違いざまに切るバージョン。 |
装甲響鬼 | 名称不明 | 炎を纏ったパンチ技。 |
カブトハイパーフォーム | マキシマムハイパーサイクロン | やはりカブテクターの展開はなし。 |
電王超クライマックスフォーム | 超ボイスターズスラッシュ | 映像作品初使用技。 |
キバエンペラーフォーム | ファイナルザンバット斬 | すれ違いざまに切るバージョン。あと、残念ながらドガバキエンペラーフォームではない。 |
ディエンド | ディメンションシュート | |
キバーラ | ソニックスタッブ | |
ディケイド最強コンプリートフォーム | 強化ディメンションキック | ガンバライジングでは最強ディメンションキック名義。 |
備考
トランセンドヒーローズではこの形態で、コンプリートフォームジャンボフォーメーションの必殺技を使用。キックの最中に巨大化する仕様となっている。
てれびくんによる超アドベンチャーDVDであった、『守れ!てれびくんの世界』に先駆けて登場している。(この時のヒストリーオーナメントはクウガがアルティメットフォーム、電王はライナーフォームとなっている。)
ネオディケイドライバーVer.
「お前が魔王ってやつか?ちょっと遊ぼうか。変身!」
KAMEN RIDE DECADE
「なかなか出来るな。だが、俺には及ばない」
スペック
身長:192cm
体重:83kg
パンチ力:15.8t
キック力:36.4t
ジャンプ力:ひと跳び40.2m
走力:100mを3.7秒
概要
『仮面ライダージオウ』第13話にてピンク色マゼンタ色になってアップデートされた「ネオディケイドライバー」を引っ提げて登場した。通称「ネオディケイド」。
外見的には目立った変化はないが、変身時のライダーズクレストのエフェクトが増え、変身直後の素体のカラーが変化している(本編時は黒に近かったが、こちらでは白に近くなっている)。
新能力
平成1期のライダーに加えて平成2期のライダーにもカメンライドが可能になった他、フォームライドやアタックライドを使用しなくても基本形態のままで特殊能力の行使や武器の召喚を行う。しかしこれは単に演出の短縮らしい。
設定上は最終フォームへのカメンライドも可能。カードは平成1期は「MASKED RIDER」、平成2期は「KAMEN RIDER」と記載されている。
戦闘能力
ドライバーをアップデートした影響なのかスペックが大幅に上昇。激情態やコンプリートフォームに勝る。士自身の戦闘経験と実力も相まって戦闘能力は非常に高い。素のジオウやゲイツは元より、彼らの各アーマーの能力にも柔軟に対応しつつ圧倒していた。
自身と同じ力を持っているジオウ・ディケイドアーマーには最初の対決では押されるも、必殺技の打ち合いに負けても変身解除しなかった。その後すぐにディケイドビルドから通常フォームにカメンライドし、ディケイドアーマービルドフォームを相手に互角以上に渡り合った。
ネオディケイドライバー
外見は旧型と同じ形状だが、全体のカラーリングがマゼンタを基調としたものに大きく変更されている。
本体は白いバックルからマゼンタ色の〈ネオディメンションバックル〉に、起動スイッチは銀色のハンドルから黒い〈ディヴァインサイドハンドル〉になり、3色のシックスエレメントは黒く統一され、円周がマゼンタ色になっている(ハンドル操作時は3色に発光する)。
ハンドルはディバインオレによる超微粒子コーティングを施したことで耐久性が大幅に向上している。ドライバーに刻まれるライダーズクレストはW~ビルドまで追加されている。ちなみに公式サイトの写真では何故か龍騎のカードが装填されている。
入手経緯
本編中では、なぜこの形態になったのか・後述するW以降のカードをどこで入手したのかなど、一切のバックボーンが語られなかった。
白倉Pが後にTwitterで明かした裏設定によると平成2期ライダーの世界を旅する中でネオディケイドライバーを手に入れ、この姿になったらしい。
玩具版
ディケイドがTVに登場した2018年12月2日にプレミアムバンダイで「DXネオディケイドライバー」の予約が開始された。仕様はDX基準であり、先述の外見的変化を再現している。
ディケイドが初使用した第13話放映終了後に予約が開始されたが、その大人気っぷりに3月発送分がまさかの即日完売。公式ブログやWEBニュースにも取り上げられ、すぐに2次予約(2019年5月発送分)の受け付けを開始。その後2次予約分も12月27日をもって完売となり、3次予約(2019年6月発送分)も終了した。
ライダーカード
クウガ~ジオウのカメンライドカード及びファイナルアタックライドカードがそれぞれ20枚、クウガ~ディケイドまでのファイナルフォームライド(FFR)カード10枚の計50枚が付属し、20平成ライダーの変身音を楽しめる。
カードはDX仕様ではなくCSMと同じ劇中通りの英語表記仕様。クウガからディケイドまでの平成一期のライダーのカメンライド&ファイナルアタックライドカードはMASKED RIDER表記だが、Wからジオウまでの平成二期のライダーはKAMEN RIDER表記になっている。
拡張性
これまでのCSM版などの旧カード(昭和ライダーのカメンライドやWのFFRなど)の音声も引き続ききっちり収録されており対応している。
ただしアタックライドやフォームライドは対応こそしているものの過去のDX版と同様に簡略されており、個別のコール読み上げが無くなってライダー名のみ(例として「ATTACK RIDE BLAST」のカードは「アタックライド ディケイド」になる等)になっている。
ディエンドライバー等に付属のサブライダーのカードについても一部を除いて個別名ではなく「カメンライド 仮面ライダー」となっている。
必殺技
ディメンションキック
「RIDER_TIME_ジオウVSディケイド」で使用。ファイナルアタックライド ディケイドをドライバーに装填し、ライダーキックを放つ。強化前とほぼ同じ仕様である。
ディメンションスラッシュ
ファイナルアタックライド ディケイドで発動。強化前のそれとは異なり、ライドブッカーにマゼンタ色のエネルギーを纏わせ斬撃を放つ。第48話では、刀身にエネルギーを纏わせて回転斬りを放った。
ディメンションブラスト
『RIDER TIME ジオウVSディケイド』で使用。ファイナルアタックライド ディケイドをドライバーに装填し、ライドブッカーからビームを放つ。こちらも強化前とほぼ同じ。43話では「ブラスト」「スラッシュ」のみでアナザージオウⅡの召喚したアナザーライダーを撃破していた。
マゼンタだ!
ボディやネオディケイドライバーも含めてカラーリングが「ピンク」と間違われやすく、児童書でも「(ディケイドのカメンライドと本物のライダーの)見分け方はピンクのベルトだ」と説明された。
これについて、士役の井上正大氏からはTwitter上で散々「マゼンタだ」と突っ込まれている。ディケイド登場後の仮面ライダージオウ 補完計画の第14.5話のサブタイトルが「ピンクの悪魔」になっている上、ソウゴたちからも「ピンク野郎」と言われて「ピンクじゃない、マゼンタだ」と返すのがお決まりのフレーズのように何度も指摘している。
さらに、EP42において歴史改変後の世界のゲイツから「誰だあのピンクの奴」と呼ばれてしまったが、隣にいたソウゴが「門矢士だよ、あとマゼンタね」としっかり訂正してくれていた。
立体物
装動
食玩「装動 仮面ライダージオウ RIDE PLUS」にてラインナップ。同時に販売されるオプションパーツと組み合わせることで、激情態に換装可能。更にライドブッカーとギガントといった装備やカードを構えた手首パーツによりアクションの幅が拡がる。
ネオディケイドライバーは規格さえ適合すれば、歴代の装動シリーズに装備させてカメンライドを再現することが可能。バンダイキャンディスタッフブログでは規格対応の一例として、ディケイドビルド・ディケイドエグゼイド・ディケイドゼロワン・ディケイドセイバーのフォトを掲載している。
その他
アクションフィギュア「RKF」シリーズにてラインナップ。パッケージにある番組ロゴは「仮面ライダーディケイド」だが、最初から付いているのはネオディケイドドライバー。
Figure-rise Standardは発売がジオウ放送後だったのもあり、にネオディケイドライバーも付属。ディケイドとネオディケイドどちらにも出来る。また、同シリーズのクウガ・ファイズ・響鬼・カブト・電王・エグゼイド・ビルド・ジオウと組み合わせてカメンライドを再現できるベルトアダプターが付属。今後発売される平成ライダー達にも対応するとの事。
コンプリートフォーム21
K-TOUCH!21! W OOO FOURZE WIZARD GAIM DRIVE GHOST EX-AID BUILD ZI-O ZERO-ONE FINAL KAMEN RIDE DECADE「変身!」
COMPLETE 21!
概要
『RIDER TIME ジオウVSディケイド 7人のジオウ!』で登場。新たなアイテム「ケータッチ21」を使用した仮面ライダーディケイド(ネオディケイドライバーver)の強化フォーム。コンプリートフォームが更なる進化を遂げた姿。「21」は「トゥエンティーワン」と読む。
外見
合計70枚ものカードが貼り付いている。胸部装甲はコンプリートフォームより分厚くなり、ディケイドを除いた平成主役ライダー19人の最強フォームのカードが貼られている。配置は右側面に平成一期、左側面に平成二期、そして胸部中央にグランドジオウ。
頭頂部は縦に伸び、自身のカードの真上にゼロワンの最強フォーム・仮面ライダーゼロツーのライダーカードが配置された。マゼンタのマントには平成1号・2号ライダーのKRカードに加え、平成1号ライダーのFARとFFRカードまでもが貼られている。
腕や脚の銀色のラインと顔の黒い縦ライン二本もマゼンタ色に変わっており、従来のコンプリートフォームと比較するとマゼンタの割合がかなり増した。
変身
生身の状態で専用ツールケータッチ21のW~~ジオウの平成2期ライダーと令和1号のゼロワンのライダーズクレストを放映順にタッチした後、それぞれネオディケイドライバーの本体部分を右腰、ケータッチ21をドライバー本体へセット。
一旦ネオディケイドに変身すると同時にケータッチ21から無数のライダーカードが出現。それをそのままネオディケイドに集約させると同時に、コンプリートフォーム21に変身完了する。何気にコンプリートフォームへ直接変身するのは今回のスピンオフが初めて。
特殊能力
仮面ライダーグランドジオウや仮面ライダーゲイツマジェスティ同様、歴代1号・2号ライダーの武器召喚や必殺技の発動が可能。劇中ではネオディエンドライバーを召喚してFARも使用した。
劇中未使用だが、通常のコンプリートフォーム同様にW~ゼロワンの最終フォームも召喚出来ると思われる。その他、オーマジオウやオーマフォームのような不可視の衝撃波を使える。
活躍
オーマジオウと戦ったが、戦闘描写は2分半程度。必殺技を繰り出すもオーマジオウにバリアを貼られる。それが解除されて反動により後方に下がった所を高速移動で接近され、ゼロ距離からの攻撃を喰らい変身解除されてしまった。
ケータッチ21
新たな強化変身用アイテム。当然のように所有していたが、ネオディケイドライバー同様、入手経路に関して特に言及されず、詳細は不明。
専用の〈コンプリート21カード〉を装填して使用する。タッチパネル式でW~ゼロワンまでのマークを順番にタッチし、最後にFのマークを押すと「ファイナルカメンライド ディケイド コンプリート21」の音声でコンプリートフォーム21に変身する。
必殺技
ディメンションシュート
ファイナルアタックライド ディエンドのカードを装填し発動。ネオディエンドライバーを取り出し、強力なシアンカラーのビームで周囲の敵を薙ぎ払った。複数の初級インベスの姿をしたモンスターを一瞬で撃破した。
強化ディメンションキック21
ファイナルアタックライド ディケイドのカードを装填し発動。複数の円を描くように並んだカードの中心をくぐり抜けるように飛び蹴りを放つという、『ガンバライド』でのオリジナル必殺技「ディケイドアンリミテッド」を彷彿とさせる。
劇中ではオーマジオウのバリアとの攻防に発展したが、オーマジオウにダメージを与えるには至らなかった。だが、弱体化していたとは言えジオウ本編ではジオウの必殺技を防御せずともほぼノーダメージで受け切ったり、素手で弾いたりしていたオーマジオウに初めてバリアを使わせた技でもある。
ファンの失望
「もはや遺影通り越してカードショップ」「カード屋士」などという声も。『ジオウ』本編では登場を期待されながらも結局登場しなかったコンプリートフォームの強化版という事もあってファンからは活躍を期待されていたが、不満を募る結果になった。
シティウォーズ
3月4日のイベントガシャにて最速登場。同時実装されたディケイド(ネオディケイドライバーVer.)のBC(特定のフォームにチェンジする機能)であり、本編では使用しなかったライドブッカーを通常攻撃で使用する。
必殺技は「強化ディメンションキック21」。劇中再現技だが、ゲームの流れで普通に敵に当たる。シティウォーズは同月末にサービス終了する為、当作で最後に実装されたBCのひとつでもある。期間限定イベント「明日に望む王と時空の監視者」「長き旅の終焉とレイドバトル」にも登場。セイバーフォームと共にMr.Xに呼び出されたディケイド激情態と対決した。
中の人
門矢士役の井上正大氏は、公式で情報が公開されるよりも少し前にこのフォームの存在をほのめかしており、動画内ではそのあまりにも突飛過ぎる見た目から「かつてコンプリートフォームの姿を受け入れるのに5年かかったが、このフォームを受け入れるには更に時間がかかりそう」とこぼしていた。公式発表後には、生放送及びTwitterにて「あと10年したら五重塔が完成する」とネタにしている。
レビュー
YouTubeの自身のチャンネルでは、装動のコンプリートフォーム21開封及びレビューもした。当初は「慣れるのにもう五年かかる」と発言していたが、最近は受け入れられるようになってきたらしい。
「実はカッコいいのかもしれない」「(コンプリートフォームと比較して)パワーアップしてるわ」「カードが縦に並んでるのがまだカッコイイ」等、この姿を肯定する意見を多々寄せていた。尚井上氏は、本フォームに関してネオコンプリートディケイド21という独特の呼び方をしている。
映画などでの活躍
『劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦』
本編15話のラストで時空の歪みが発生。光写真館ごと昭和10年の世界に飛ばされていた。そこでモモを除く3人のタロスズ、彼らを探しに来たデンライナーの面々と遭遇。登場時は同じく15話で登場していたジークに憑依されたいわば「W門矢士」の姿を見せた。
その後、オニ一族と電王たちが決戦。士もオーロラカーテンを使って再登場。ジークを返却しに来たついでに加勢する。モモタロスに憑依された状態でディケイドに変身し、電王が超クライマックスフォームになるまでは憑依された状態で戦った。
電王・超クライマックスフォーム及び仮面ライダーNEW電王・ベガフォームの同時攻撃でシルバラを撃破した後、ゴルドラが鬼の戦艦を起動すると、電王に戦いを任せてオーロラカーテンで去った。
【劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー】
明かされた過去
記憶を取り戻し、正体は大ショッカーの大首領であると判明。世界がライダーの力で引き寄せあい、消滅の危機に瀕しているため、それを避けるためにライダー討伐の旅へ出た。
記憶とベルトは道中で失ったらしい。怪人達と結託した流れは不明。ライダー討伐の目的(世界の救済)の割にかなり性格が悪っぽく、ユウスケと夏海を弾き返す。
ストーリー
士の妹、小夜が登場。幼少の頃に世界を巡る能力を手にし、身体が弱く自由に歩き回れない小夜を尻目に能力を使って異世界で遊ぶ兄に恨んでいた。そこを執事の月影ノブヒコ(シャドームーン)に利用され、大神官ビシュムとして覚醒する。
“ライダーの力で世界が消滅する”というガセネタでライダー退治に利用されていただけだった士は、妹と執事によって大ショッカー大首領の座を追われた。
ライダーマン
一度辛辣に突き放した夏みかんのもとへ帰ろうとするも「私の世界に逃げ込まないでください」と拒絶された。帰る場所も仲間も全て失い、自分の世界からも拒絶されて自暴自棄になっていた時、結城丈二と接触。
士が大首領だった頃に組織を裏切って右腕を落とされた復讐に来た結城は、弱りきった現在の士を「今のお前は殺す価値もない」と言い捨て、同時に「命有る限り戦う……それが、“仮面ライダー”だろう」と叱咤した。
結末
その言葉で士は復活。ディエンドとジャーク将軍の戦いの最中に姿を現し、復活したオールライダーと共に大ショッカーと戦闘。その中で小夜とも和解する。妹に笑顔で見送られた士は、仲間と共に次の世界へ旅立っていった。
時系列的には本編の最終回以前の内容だが、本編中では士は最後まで記憶喪失なので辻褄は合わず、本編の士が大ショッカーと関係があり妹に小夜がいるのかは不明。
コミカライズ版
藤沢真行氏のコミカライズ版では夏みかん達を突き放すシーン等はなく、テンポよくストーリーが進む。アルティメットクウガとディケイドが一騎打ちする夏海の夢も重要なシーンとして取り入れられている。
劇場版と異なり、結城丈二は他の復活したライダーと共に登場し(目元は隠れている)、原典のライダーマンの姿に変身。
ライジングアルティメットも映画に比べると活躍する。仮面ライダーWは登場しないので、シャドームーンはフルボッコにされない(RXとも会話する)。本作はプロローグや鬼ヶ島の戦艦と共に『スーパーヒーローズ3』として単行本化されている。
【仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010】
TV最終回後。彼は破壊者となり、各世界のライダーを次々と倒していた。ユウスケ(クウガ)を含む全ての主役ライダーを屠ったあと、夏海が変身した仮面ライダーキバーラの一撃をわざと受け倒れる。そして、夏海に自分が倒したライダーのカードを託して、破壊者となった真意を告げ死亡。
衝撃の真実
士との戦闘を経て各世界のライダーが復活。「ディケイドに物語はありません」と渡にばっさり言い切られる。しかし、夏海、ユウスケ、海東の活躍で無事復活。旅の仲間と蘇った平成ライダー達と共にスーパーショッカーに戦いを挑む。
さらにドーパントを追って現れた仮面ライダーWと協力し、スーパーショッカーを完全に崩壊させた。かつてWの亡くしたおやっさんとはまた違う世界から来た『仮面ライダースカル』とも出会い、最後はWに一枚のカードを渡し、仲間達と共に新たな旅に出た。
因みに最終回後ではあるが、辻つまの合わない大ショッカーの設定を踏まえたものになっているため、Wとも面識がある。
【MASKED RIDER DECADE EDITION -ストロンガーの世界-】
城茂の格好をしており、立花藤兵衛からは「茂」と呼ばれる。「世界の破壊者」と呼ばれる理由が語られた。
それは「本来起こり得ない事象を引き起こし、その世界や平行世界に悪影響を及ぼす」ため。タックルが深く関わり、MOVIE大戦への伏線も存在する。
【仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦】
戦隊VSライダー
冒頭で海賊戦隊ゴーカイジャーのゴーカイレッド/キャプテン・マーベラスが「全てのライダーは俺が倒す」と宣言。そしてディケイドは「ならば全ての戦隊は俺が倒す」と宣言。
物語開始時点で多くの戦隊を倒しており、大ショッカーの怪人軍団を率いて天装戦隊ゴセイジャーを倒し、特命戦隊ゴーバスターズも圧倒する。
作戦
士は大ショッカーをマーベラスは大ザンギャックを率いて、ライダーと戦隊の潰しあいが始まる。が、実は士とマーベラスとの作戦であり、敵の計画を事前に知った二人は騙されたふりをして各勢力の先頭に立ち、倒されたはずのヒーロー達は倒したかの様に見せかけて時空の間に隠れさせていた。
鳴滝扮するドクトルGに「汚い手を使いよって、それでも正義のヒーローか!」と罵倒され、「悪を倒す為ならどんなに汚れた泥でも被る、それが本当のヒーローってもんだろ」と返答。しかし、この行動が海東大樹/仮面ライダーディエンドの逆鱗に触れ、怒涛の展開を迎える。
【仮面ライダーウィザード特別編】
前編では少年のライダーリングによって、仮面ライダーオーズと共に召喚される。バイクで子供達を面影堂へと連れていく。
後編ではアマダムに召喚され、仮面ライダーウィザード/操真晴人からライダーリングを取り返すよう命じられる。
変身を解き晴人と接触した際に、この世界を守るのか子供達を守るのか葛藤する晴人に対し、自分は沢山の世界で沢山の正義を観てきたと述懐する。
決戦
終盤で「怪人になる存在を守るのがお前達の正義か」とアマダムに問われると、すかさず「ある人が言った。俺達は正義の為に戦うんじゃない、俺達は人間の自由の為に戦うんだと」と返した。
戦いが終わった後、晴人に「また旅の途中で出会ったらその時も一緒に戦おう」と言い残し、オーロラの中へと消えていった。
【平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊】
実質的な主役。スタッフロールとパンフレットでも一番上に名前が挙げられている。いつもの俺様キャラを見せ、後輩にも頼もしい一面を見せており「ベテランライダーらしい」と好評。
ウィザード特別編で対面していることから紘汰は「あんたは確か…」と士を知っている様子だった。ちなみに作中で食べていた巨大パフェはディケイドの顔を模したもので、パンフレットに全体図が掲載されている。
活躍
本郷猛/仮面ライダー1号とバダン帝国、葵連/仮面ライダーフィフティーンの襲撃に遭った葛葉紘汰/仮面ライダー鎧武の前に登場。かつての宿敵の助言からライダーを集めるべく行動を開始する。
旅人であるが故に、自分の死に場所を探していると1号から指摘される。士はそれに対して、「確かに俺は世界を旅し、多くの仲間と出会ってきた。その中にはすでに死んだ者もいた。だが俺はそいつらのことは忘れない。この胸に永遠に刻み込んでおく」と切り返してみせた。最終決戦では同じ10号ライダーである村雨良/仮面ライダーZXと戦った。
【MASKED RIDER DECADE EDITION -オーズの世界-】
アンクの恰好をしており、厳密にはアンクに憑依されている泉信吾だと思われる。信吾の妹、泉比奈に抱きつかれたり、鴻上光生に絡まれたりしている。本来のアンクが登場するかは不明。
更にとある黄金の狼と戦った怪人の事も言及されている(演者ネタ)。数多くの世界を通りすがった経験もあってか、ユウスケ共々、円熟した戦いぶりを見せ、歴代組織グリード軍をも圧倒する力を見せた。
【小説 仮面ライダー鎧武】
狗道供界によって肉体から切り離され、高次元世界を彷徨う呉島光実の前に、彼が目の当たりにした世界の悪意と戦う存在=『英雄(ヒーロー)』のイメージとして現れた。
供界の言葉と戦いのイメージに翻弄される光実に、紘汰らヒーローの存在を思い出させ、彼の再起を促した。光実の垣間見た世界の中には、クウガからドライブまでの平成ライダーの世界が存在するのだが、士自身の世界は描写されなかった。
【仮面ライダーバトライド・ウォー】
序盤、プレイアブルキャラである仮面ライダーウィザードの前に平成一期を引き連れて敵として登場。序盤なので攻撃頻度は非常に少なくダメージも低いため適当に攻撃してたら撤退する。
この時のライダーはみな記憶を失っており見境なく暴れまわる。ディケイドも各ライダーと同じく記憶を取り戻す討伐ステージをクリアすることで仲間になる。終盤、ラスボスが変身する激情態と戦闘。ここでも足止めという形でウィザードを援護し先輩ライダーらしいところを見せてくれる。
【仮面ライダージオウ】
初登場
13話にて初登場。タイムジャッカーへ協力する事に決めたウォズの依頼を受けて、ソウゴ達の前に立ちはだかる。ディケイドアギトとディケイド響鬼に変身し、アナザーゴーストの事件を追う天空寺タケルやソウゴ、ゲイツ達を妨害した。
14話では オーロラカーテンの力で2015年の世界に跳躍。アナザーゴーストと交戦中のゲイツを、ディケイド龍騎の姿で攻撃。ディケイドゴーストにカメンライドし、アナザーゴーストとのダブルライダーキックでゲイツを変身解除させる。
ディケイドウォッチの所有
ゲイツからゴーストライドウォッチを奪い取って無力化させ、ディケイドライドウォッチをゲイツに譲渡した。ジオウ・ディケイドアーマー誕生時にウォズがそれを祝った際は「お前…誰に向かって言ってんだ?」と突っ込んだ。
その後ジオウ・ディケイドアーマービルドフォームを見たウォズが祝おうとした際は「くどい!」の一言と共に彼の逢魔降臨暦を奪い取って強制ストップさせている。
帰還
15話ではディケイドに変身してジオウを圧倒。「無実の罪と思いながら死んでいくのは不憫」とジオウとツクヨミをオーロラカーテンで2068年に飛ばした。16話でソウゴがジクウドライバーをゲイツに破壊させたと知ると「俺の計画をどうしてくれる」と落胆。
その後はタイムジャッカーの手先になったカッシーンと共に、ゲイツを圧倒。ディケイドウィザードになってゲイツを変身解除に追い込む。ところが、ジオウの復活と、ウールから奪取した予備のベルトでゲイツも再変身し、2vs2の対決に持ち込まれる。
バインドの魔法で2人を拘束するなど善戦するが、ジオウ・ディケイドアーマーエグゼイドフォームの連携に圧倒される。「これ以上は分が悪い」とオーロラカーテンで撤退した。
スウォルツの儀式
21話では彼は登場しないが、ウールに「数千回に一回だけ鏡が割れる瞬間に繋がる、失われた鏡の中の世界がある」と伝えていたことが判明。アナザーリュウガ誕生のキッカケを作る。26話では黒ウォズがバス事故の乗客名簿を調べる中、名簿の運転手の欄に士の名前を発見。
27話では事件当時、バスの運転手として搭乗していた事が判明。スウォルツによってバスが運転不能状態に陥るも、事故直前にオーロラカーテンを展開してツクヨミと共に脱出。2019年のダイマジーンが暴れている本来の「オーマの日」に飛ぶ。
28話ではジオウ誕生の原因はスウォルツがソウゴに干渉したためとツクヨミに説明。「常磐ソウゴが魔王になる未来しか見えないのなら結論は既に出ている(=魔王のような力を見せたとしてもソウゴが魔王になるとは限らない)」とツクヨミを諭した後、オーロラカーテンを使って彼女を2019年へと送り返した。
カブト編の動向
37話では自身の記憶を探りたいツクヨミに接触。オーロラカーテンで2058年に訪れ、彼女の家へと案内する。また、ジオウ世界の歪みを察知。38話ではツクヨミの家に入った途端コックの姿に変化。
家の中で幼少期のツクヨミと出会うが、時間の介入者であることを見抜かれて時間を止められる。さらに兄である若いスウォルツとも遭遇する。時間停止が解除されると同時に、いつものスウォルツが出現。士は家の外まで吹き飛ばされる。
その後、2019年で隕石を対処するために必要なフォーゼとギンガのライドウォッチを受け取ったツクヨミを、オーロラで2019年に送り返した。
魔王・飛流の世界
41話では加古川飛流/アナザージオウⅡに支配された2019年の世界でも歴史改変の影響を受ける事なく、レジスタンス風の格好をした戦場カメラマンという役回りで活動。
アナザーライダー達に苦戦していたグランドジオウに助太刀。銃撃でアナザーライダー達を怯ませた隙に、ソウゴを連れてその場から逃走する。その後、ゲイツやツクヨミに忘れられ、ウォズからも離反されて孤立していたソウゴに対し、「世界の崩壊を防ぐには、飛流を倒して世界を元に戻すしかない」と告げる。
迷うソウゴに「お前、あいつらがそばにいたから王様になりたいと思ったのか?」「順序が逆だろ!お前が王になりたいと思った。ただし魔王だけどな。そこにあいつらが現れた。違うか?それとも、魔王になるのを諦めるか?」と説教。まずは自分達の後を追いかけて来たアナザーライダー達を倒すようソウゴに言い放つ。
魔王軍集結
42話では戦闘で負傷したソウゴ、ツクヨミ、ゲイツに同行し、レジスタンスの救護所であるクジゴジ堂に行く。同行。「いつまで見つめ合ってるつもりだ?」と話を急かしたり、ソウゴが改変前の歴史の話をし始めると「ゆくゆくはこいつ(ソウゴ)自身が魔王になるんだから」と横槍を挟む。
アナザーライダー軍団に追わるツクヨミを銃撃と回し蹴りで救出。ディケイドに変身。アナザージオウⅡと戦うもやや苦戦。後に合流したゲイツリバイブと共闘。ライドブッカーソードモードを駆使して互角に立ち回る。
アナザーライダー軍団に追わるツクヨミを銃撃と回し蹴りで救出。ディケイドに変身。アナザージオウⅡと戦うもやや苦戦。後に合流したゲイツリバイブと共闘。ライドブッカーソードモードを駆使して互角に立ち回る。
43話ではジオウⅡとも合流するも大苦戦。オーロラカーテンを使用しクジゴジ堂に敗走した。海東が時間停止能力を新たに得たことを共有。
決戦
事件の黒幕がスウォルツだとソウゴたちに教えると、共に飛流の城に乗り込み、同時変身。アナザージオウⅡ率いるアナザーライダー軍団との決戦に突入する。戦いの中で分断され、森で数体のアナザーライダー達を撃破。ディエンドから不意打ちの銃撃を喰らい、戦闘に至る。
互角の勝負を繰り広げた末にこれを退け「残念だったな!俺の勝ちだ」と勝利を確信。しかし「それはどうかな?」とディエンドに時間を止められる。スウォルツにブランクウォッチを押し付けられ「ディケイドの力」を奪われた。
結末の足音
44話で再びツクヨミと対面。「今も全てはジオウのせいだと踏んでいる」「ツクヨミ自身が歪みその物」そして「俺もお前も、この世界にいるべきではない」と告げる。45話ではスウォルツによるエターナル召喚後に登場。
アナザーワールドにつながるオーロラカーテンの制御を奪い、そのままジオウを巻き込んで小和田のいるアナザーワールドに突入した。アナザーワールドの正体を見極めると、現実世界に戻った。
EP47「2019:きえるウォッチ」
ソウゴとツクヨミの懇願で2058年に移動。そこでスウォルツによって危機に陥ったツクヨミを「お前を失う訳にはいかない」と生身で攻撃を庇って死亡。しかし、海東が手に入れていたアナザージオウⅡのウォッチの力によって死亡前まで巻き戻されて復活する。
ウォッチを使った副作用で海東はアナザージオウⅡに変身し暴走。海東を助ける為、ディケイドライドウォッチを使用し再びディケイドに変身。
そして「ジオウにはジオウの力だ」と何故か持っていたジオウのライダーカードでディケイドジオウに変身。グランドジオウと共闘し海東を救う。その後、崩壊しつつある世界を見て「この世界を…破壊する」と告げた。
EP48『2068:オーマ・タイム』
怪人軍団を押し退け退却。クジゴジ堂にてソウゴ一行に「本来の仮面ライダー達は別の時間軸に存在しており、それが融合していった」こと「スウォルツが自らの時間軸の世界を救い王となる為、全ライダーの世界を一つにした」こと「スウォルツが少年時代のソウゴに力を与えたことにより、ライダーの世界を引き寄せ一つにする要因とした」ことを語った。
士は世界の破壊による人々の救済計画を提示。ソウゴたちの賛同を得る。その後、ゲイツと共に怪人軍団を殲滅。だが、スウォルツに圧倒される。ゲイツがジオウトリニティの召喚によって未来へ赴いたことにより、ディケイド同士の対決へと発展。
アナザーディケイドの時間停止能力に苦戦する中、唐突に現れたディエンドの時間停止能力に救われ、協力してアナザーディケイドを追い詰める。しかし、二人がかりでもアナザーディケイドに苦戦。そして一瞬の隙を突いたアナザーディケイドのオーロラカーテンの能力により逃げられた。
LAST『2019:アポカリプス』
作戦通り仮面ライダーツクヨミが誕生。しかしツクヨミはソウゴの喪失を避けるため、スウォルツに付く。一旦撤退した後、ウォズ、ゲイツと共に怪人と戦闘。だが延々と再生する怪人に苦戦。
そこに「世界の滅びを一緒に楽しめるなんて、最高のお宝だね」と現れた海東に「無駄口叩く暇があったら戦え!」と指示。
アナザーディケイド消滅後は、オーマジオウとなったソウゴによる世界の創造を海東と共に見届け、少しだけ嬉しそうな顔で「新しい旅が始められそうだ」と言いながらカメラのシャッターを下ろしていった。
RIDER TIME 仮面ライダーディケイド VS ジオウ ディケイド館のデス・ゲーム
「Chapter1」ラストに登場。ユウスケに『久しぶり』と挨拶した。「Chapter2 」では黒幕である「真実のソウゴ」を引き摺り出すため、次元の狭間にある館のデスゲームに参加。
久遠ミサが自己犠牲を選んだ際には、彼女の最後の願いによって現れたお好み焼きを彼女の代わりに食べてやった。
「Chapter3」
最後のデス・ゲームの最中、謎の殺人鬼の暗躍によって参加者達が次々と殺害されていく中、士もその襲撃を受ける。しかし参加者達は各々の方法で襲撃を切り抜けており、殺人鬼も真実のソウゴによって処刑される。
そんな中、正体を明かした仮面男の真意を聞き、真実のソウゴを倒して世界を救う為、ジオウと救援に駆けつけたディエンド、キバーラ、クウガと共に真実のソウゴが変身したオーマジオウに挑むも、その圧倒的な力の前に敗北してしまった。
RIDER TIME 仮面ライダージオウ VS ディケイド 7人のジオウ!
「Chapter2」では白い4WDに乗って登場。「常磐ソウゴを倒す」事を目的に行動しており、キノコヘアーのソウゴに出会うなり彼をディメンションブラストで消滅させる。その後、学園でのソウゴAとソウゴCの戦いを見届けた後、どこか満足げな様子で去っていった。
「Final Chapter」ではソウゴCに横からライダーキックを食らわせて撃破していた事が判明。その後ソウゴDも撃破。翌日、学校のバリケードを破壊し、校内に初級インベス(の姿をしたモンスター)達を送り込む。
最終決戦
ソウゴBとソウゴEを倒そうとして、ソウゴAに阻まれる。Aが変身したジオウと互角の戦いを繰り広げるが、移動した先で、本性を顕にした真実のソウゴに変身解除させられる。その後、オーマジオウへと変身した真実のソウゴを倒す為、コンプリートフォーム21に変身。
ジオウ、アナザーディケイドと共闘し、真実のソウゴが差し向けたモンスター軍団と戦う。モンスター軍団を一掃した後、ジオウと共にオーマジオウへと挑むも「俺には扱えなかったウォッチ」としてセイバーウォッチを託し、ジオウがオーマジオウを撃破したのを見届けると「終わる…ようやく…俺の旅が…」と光の粒子と化して消滅した。
ゲーム作品
ガンバライド
主役ライダーとして第2弾から参戦し、LRで登場。専用システム「カメンライド」でクウガ~キバまでの主役ライダーの基本フォームにカメンライドも可能(全員にカメンライドできるようになったのは第4弾から)。第4弾で劇中技「ディメンションキック」が収録され再度LRで登場。また、コウゲキ・ボウギョ・ひっさつすべて+200という強力な効果を持ったSRのディケイド(通称:悪魔ディケイド)も参戦。
第5弾ではコンプリートフォームがLRで参戦。専用システム「コンプリートスキャン」が非常に強力で猛威を振るった。「カメンライド」と「コンプリートスキャン」は第7弾と第10弾で弱体化され、フォーゼ弾となる01で廃止された。カメンライドは04で復活したがシャバドゥビ弾では再度廃止された。
その後
第7弾ではコンプリートフォームのSPカードが登場。使用すると「ファイナルディメンションキック」で攻撃する。ガンバライドでの使用時とDXディケイドライバーに入れたとき、ちゃんと「FINAL KAMEN ATTACK FORMRIDE」の音声が鳴る。
第10弾では激情態がSRで参戦。04ではディケイド、ディケイドコンプリートフォーム共にSRで登場。コンプリートフォームは劇中技「ファイナルアタックライド」が収録。アギト~キバまでの平成主役ライダーの最強フォームをランダムで呼び出して同時攻撃する。
他にディケイドは第3弾・第5弾・第6弾・第9弾05・シャバドゥビ1弾でSR、001弾・06でCPで登場。コンプリートフォームは第6弾でSR、シャバドゥビ6弾にCPで登場。
ガンバライジング
1弾から参戦。LR、LREX、CPとCPEX枠も入手。ディケイドの特性からかバーストはカメンライドによって平成ライダーにフォームチェンジするものが多い。その為、必殺技は各ライダーのモノがほとんど。演出は基本的に元のライダーと同じだが、ディケイドカブトのクロックアップは演出が変更され、ディケイドライバーの操作がある。マイティキックと俺の必殺技パート2はディケイド版のほうが先に収録されている。
1弾の高レアのバーストアビリティは体力が減った時に発動した。5弾のCPで、連続必殺技の一部だが、ようやく念願の「ディメンションキック」が収録された。ナイスドライブ4弾では龍騎、ブレイドと共にトリプライドキャンペーンでのトリプルライダーキックが収録された。
ナイスドライブ6弾では待望のコンプリートフォームが登場。同弾で新登場した新タイプ『チェイン』で1弾以来の二度目のLREX枠(現行ライダー以外では初)で登場。表面(ディケイド)必殺技は初の単体版ディメイションキック。バースト必殺技はLRの方はアギト~キバの最強フォームがランダムで登場する『ファイナルアタックライド』(当時は未参戦ライダーがいたが、現在は全員参戦しているため8人からランダム)、LREXはディエンドとのタッグ技『ファイナルアタックライド ディエンド』が収録された。
ゴースト期以降
バッチリカイガン1弾ではLREXのディエンドタッグの方がディケイド初のブレイカータイプでSR落ちした。ガシャットヘンシン4弾では人気投票枠で3度目のLR化。表面必殺技として『ディメンションスラッシュ』が登場した。
ボトルマッチ3弾ではメカニカル枠で激情態がLRで参戦。表必殺技はアタックライドギガント、バースト必殺技はアタックライド サイドバッシャー。
ジオウ期以降
ライダータイム1弾で激情態がGLRで登場。バースト必殺技の「ディメンションキック」は劇中に忠実な、ホーミングしてエネルギーの塊になって攻撃する。ライダータイム3弾ではネオディケイドライバーを装着したディケイドがLRで参戦。音声が通常のディケイドと同じであるためか妙に若々しい。
仮面ライダージオウのライダー扱いなのかバースト時に流れるBGMはジオウのオープニングになっている。バースト必殺技ではディケイドウィザード・ディケイドゴースト・ディケイドビルドのいずれかに変身する。プレミアムバンダイ限定のバインダー付属のGLRのディケイドは、バースト必殺技でディケイドクウガ~ディケイドビルドの18ライダーにランダムでカメンライドする。
ライダータイム5弾ではLRとディケイド10thアニバーサリーCPで登場。LRの方の必殺技は仮面ライダーWとのメモリアルタッグフィニッシュ「トリプルエクストリーム」、CPの方は同弾のディケイドのCP共通のディエンド、キバーラ、クウガRUとの合体攻撃。
ゼロワン期以降
バーストライズ3弾ではディケイドジオウがSRで参戦。初の表面からカメンライドしているカード。バーストライズ6弾では最強コンプリートフォームがLRで参戦。バースト必殺技「最強ディメンションキック」はMOVIE大戦2010でドラスを倒したシーンの再現。
ズバットバットウ3弾でもメモリアル枠でLRで登場。表必殺技は新規演出のディメンションキックで、バースト必殺技は仮面ライダーディケイド コンプリートフォーム ジャンボフォーメーションでの「ジャンボディメンションキック」。
クライマックスヒーローズ
初代から登場。初代では主役扱いであり、テレビ本編とは異なるストーリーで各世界を周る設定になっている。攻撃後に手をパンパンする動作があり、必殺技ゲージが溜まるが隙だらけで、かつ攻撃力もスピードも並。
しかし、クウガ〜キバへの変身・空中必殺技からのコンボ・発動中無敵のFFR・遠距離必殺技が強力なキャラとなっている。『オーズ』までは攻撃後の隙は他のライダーへの変身で消せた。
『フォーゼ』
攻撃後の隙を他のライダーへの変身で消せなくなり弱体化。カブトなどの他のライダーが強化されたのでわざわざディケイドの姿で戦う意味が薄い。
タッグでは他の姿に変身出来ない為、弱キャラ扱いを受けているが、ノーマルフォームに限り、クウガ~キバ、BLACK(RX)、の主役ライダーの基本フォーム、ディエンドとのタッグではお互いのステータスが上がるのでサブライダーとしてなら評価出来る。
『超クライマックスヒーローズ』では隙が少なくなり使い勝手が向上した。コンプリートフォームは隙なし・射程広・必殺技が高威力という、もはやマゼンタ(紫)の悪魔である。
ライダージェネレーション
1作目から参戦。ライダーアビリティは「カメンライド」。一部必殺技が他のライダーの必殺技に差し替わる。最初はクウガのみで、パワーアップアイテムを買う度に追加されていくのだが、そのため他のライダーは1個買えばいいパワーアップアイテムをディケイドだけは(キバまで解禁する場合)8個買わないといけない。
バトライド・ウォーシリーズ
初代よりプレイアブルキャラクター。ステージ開始前に3人の仮面ライダーを選択し、自由にカメンライドすることができる。基本的には同じ性能だが一部のスキルはオミット。また強力な技が設定されている△+〇の必殺技を使用すると「ディメンションキック」が発動しディケイドに戻る。
超必殺技ではコンプリートフォームに変身し、その際に選択していたライダーに対応した「ファイナルアタックライド」を放つ。「2」より激情態がプレイアブルキャラとして参戦する。
仮面ライダーシティウォーズ
平成主人公ライダーたちがリリース当初から登場していたが、何故かディケイドのみ未登場。リリースから約2週間後にディケイドが登場。通常コンボではライドブッカー ソードモードを使用する。
必殺技でディメンションキックが使用可能。コンプリートフォームも後に実装された。その後、ディケイドアギトとディケイド響鬼も登場。イベントシナリオではウィザードやジオウ、ゲイツと共演。
グレイトバトル フルブラスト
「ここがガンダムプラネット…… ガンダムの世界か」
SDサイズになって『コンパチヒーローシリーズ』にも参戦性能としてはカメンライドもあるので、使いやすい部類に入る。
コンパチヒーローなので中の人なぞ居ない「ディケイド」そのものとしての存在なのだが、人格ベースはもやしそのままなので、年上の相手に対しても俺様な態度。仲間のメビウス・フリーダムの天然コンビに頭を抱えてそうである。
派生キャラクター
仮面ライダーダークディケイド
初代クラヒに登場したオリジナルライダー。名前の通り黒いボディで、いわゆるダークライダーに分類される。正体不明の存在で、ゲームでの出番も初代・Wの2作品だけだが人気はそれなりに高い。
ショッカーライダーディケイド
ショッカーに再改造(たぶん脳改造のこと)洗脳されディケイド。『スーパーヒーロー大戦GP』で登場し、正義に目覚めた仮面ライダードライブ達の前に立ち塞がる。ライダーグランプリにもマシンディケイダーを引っさげて参戦するが、レース中に仮面ライダーマッハの妨害を受けていた。
その後、ダブルライダーがライダーロボの内部から復活し、その影響で洗脳が解けるとドライブ達に加勢。ディメンションキックでシュバリアンに引導を渡した。
HEROSAGA
門矢士本人と示唆された。ただし、GPの世界は仮面ライダーW以降の世界観なのに対し、HEROSAGAではライダー大戦に関するワードがチラホラ出ているなど矛盾も。
しかし、この事を考えると、ショッカーに洗脳されていたというよりも世界から与えられたショッカーライダーという役割を演じていただけという可能性も考えられる。
スーパーディケイド
『仮面ライダー鎧武 ヒーローショー』に登場した仮面ライダーディケイド。カブトハイパーフォームやクウガライジングアルティメットなどの最強フォームにカメンライドできる能力を持つ。
他の大ショッカー幹部と共に鎧武に襲い掛かるが、ライダーマンに戦術を読まれてミラーワールドに閉じ込められてしまう。
ムネモシュネディケイド
『仮面ライダードライブ ヒーローショー』に登場したディケイド。大ショッカーが作り出した世界に迷い込んだドライブに襲い掛かり、神になった仮面ライダー鎧武すらも圧倒する。
だが、それはその世界に来た仮面ライダーの能力をディケイド以下に劣化させる異世界その物の力のおかげで、最後は鎧武に召喚された仮面ライダー1号が気合いで能力差を超えたため倒されてしまう。
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以上です。これで紹介を終えます。