今回解説する仮面ライダーはダークカブトです。
「僕は……ふ…2人も、いらない…! 塵になるのは…キミだァァァァァッ!!」
【BGM・閲覧のお供に是非】
目次
- 擬態天道総司
- 概要
- 戦闘能力
- 正体
- 仮面ライダーダークカブト
- 概要
- 装備
- ダークカブトゼクター
- ライダーベルト
- ゼクトクナイガン
- ダークエクステンダー
- マスクドフォーム
- スペック
- 概要
- ライダーフォーム
- スペック
- 概要
- 外見
- 必殺技
- 初期案
- 備考
- 劇中の活躍
- 解放
- ひよりとの交流
- 再戦
- 最終盤
- 仮面ライダーディケイド
- 玩具
- ゲーム作品
- PS2カブト
- ガンバライド
- ガンバライジング
擬態天道総司
特撮テレビドラマ『仮面ライダーカブト』の登場人物。仮面ライダーダークカブトの変身者。演じたのは水嶋ヒロ。
概要
渋谷隕石が落ちた跡地「エリアX」最深部に幽閉されていたネイティブの青年。ハイパーゼクターの実験体として利用されていた。時空の狭間と現実を行き来する能力を持つ。
性格は無邪気で、子供のように振る舞う。一人称は「僕」。無邪気故に短絡的な面や残酷な面も見せる。彼の存在はZECTの中でも一握りの人間しか知らなかった。妹である日下部ひよりに好意的に接し、彼女を守ろうとする。
元は人間。幼少のころにネイティブに拉致され、彼らの度重なるマスクドライダーシステムの人体実験の結果、改造種のネイティブ第1号と化した。
登場初期は自分を捕らえた者たちへの憎悪から理性を失っていた。劇中では最初から最後まで天道総司の姿に擬態しており、本来の姿は不明。擬態先の天道の記憶を部分的に持つ。
「変身……! キャストオフ……!」
HENSHIN CAST-OFF CHANGE BEETLE!!
概要
擬態天道がダークカブトゼクターで変身するマスクドライダー。カブトの試作型として最初期に作られたライダー。事実上のマスクドライダーシステム第0号と言える。
変身時の音声の綴りも同じだが、若干くぐもった音程で人によってはカブトより野太く聞こえる。システム開発に関する起源は不明。対ワームではなくカブトを倒すという目的で運用された。
装備
カブトムシ型ゼクター。高速飛行能力やジョウントと呼ばれる空間を寸断する移動方法で瞬間移動のような動きも見せて主の元へ直接現れる。ライダーベルトに装着することで装着者を変身させる。
カブトゼクターと同型ではあるがカラーリングが違っており、カブトゼクターで赤かった所が黒に、クリアブラックだった所と足が赤に変化。目の色と足のボタンの数字部分が水色になっている。更に待機音や変身音が低くなっている。
性能
角『ゼクターホーン』は突進で厚さ150mmの鉄板をも貫く。ボディ全体を回転させながら進むことで、地中潜行も可能。軸『フライトアクシス』で羽を開く。体側部からイオンエンジンを噴射して最高飛行速度時速950kmで飛ぶ。
ヒヒイロノカネ製のカバー『セブンダイヤルカバー』が心臓部であるセブンダイヤルや内部の機構を守る。脚部『スラスタースリット』から超エネルギー・タキオン粒子を噴射してジョウント移動する。
ダークカブトの変身ベルト。カブトとガタックの物と同型でカラーリングのみが異なる。カブトのベルトで金色だった三角の部分が赤になり、着脱スイッチが黒くなっている。クロックアップ発動はタッチ式のボタンで行われる。
ZECT製の忍具型武器。カブトクナイガンの色違い。カブトクナイでは赤かったラインが銀色になりツートンカラーに近くなったが、アックスの刃にオレンジ色が足されている。
銃、斧、斧の刃の部分の鞘を引き抜けばクナイ型の武器としても使用できる。劇場版のケタロスやヘラクスの物と同じ物。下記のような必殺技が可能だがダークカブトは未使用。
モードチェンジ
アックスモードでは広刃を活かした威力が高く重い一撃を繰り出せる。刃先を超高熱化させて触れるものすべてを切断する「アバランチブレイク」が発動可能。
ガンモードでは、銃口上部のダットサイトからレーザーを照射して敵を正確に補足でき、遠距離から敵を正確に射抜ける。イオン光弾を連続で発射して敵を仕留める「アバランチシュート」が繰り出せる。
フレームを分離して刃を展開するとクナイモードに移行。軽さを活かした素早い接近戦が可能。刃にイオンビームを放射して敵を斬り刻む「アバランチスラッシュ」が発動可能。
本編では未登場。ゲーム版のオープニングデモのみに登場。形状はカブトエクステンダーと同じだが黒を基調としたカラーリング。
同ソフトの予約特典であるシールダスに名称が記載されているのみで、具体的な性能・設定は一切不明。他の媒体でも全く触れられておらず、本編の没設定なのかゲーム独自の設定に過ぎないのかすら判明していない。
スペック
身長:190cm
体重:132kg
パンチ力:8t
キック力:10t
ジャンプ力:ひとっ跳び20m
走力:100m8.9秒
キック力:10t
ジャンプ力:ひとっ跳び20m
走力:100m8.9秒
ZECT製のライダーに共通してパワーと防御力が強化されているフォーム。カブトのマスクドフォームとは複眼とベルト以外、外見上の差異がない。
マスクドアーマーと呼ばれる堅牢な装甲が上半身を覆っており、スピードを犠牲にする代わりにパワーと防御能力に優れているのが最大の特徴。ゼクトクナイガンは主にガンモードとアックスモードで運用する。
キャストオフ
ダークカブトゼクターの角にあたるゼクターホーンを操作し、ダークカブトゼクターのカバーをオープンさせて発動。マスクドアーマーがパージされ、顎部のローテートを軸にカブトムシの角のような形状のカブトホーンが持ち上がって固定。
ライダーフォームへとフォームチェンジする。この際、パージされたマスクドアーマーの破片は初速2000m/秒で四方へと飛び散り、サナギワーム程度は破片の直撃で粉砕する。キャストオフは多数の敵に包囲された際の打開策としても有効。
プットオン
ライダーフォーム時にゼクターホーンを操作し、カブトゼクターのカバーを閉じて発動。上半身にマスクドアーマーが形成され、マスクドフォームになる。
マスクドアーマーは一部のみの形成も可能。仮面ライダーカブト ライダーフォームと戦った際、崩れるビルからともに落下しつつ組み付いて「プットオン」を行い、防御力と重量を利用して地面に叩きつけるという作戦を見せた。
性能
頭部
複眼『コンパウンドアイ』は上下左右に130度もの広範囲の視野を持つ。2km離れた目標物も瞬時に識別。隠れた対象物や暗闇でもX線や中性子線、赤外線による透視で隠れた対象物や暗闇にいる敵を察知可能。
耳『カブトレシーバー』は常人の4倍以上の聴力を変身者にもたらす。16Hz~12万Hzの音域の物音を聴き分け、5km先の針が落ちる音を聴き取る。
胴体
ヒヒイロカネ製の堅固な『マスクドアーマー』はファンデルワールスカという、電気的な力によってライダーアーマーと分子結合されており、耐衝摯性に優れる。
内部の『強化チェスト』に高圧縮酸素を搭載。海抜5000m以上でも、10時間以上活動できる。ライダーフォーム時のカブトホーンを収納している。
腕部
頭頂部、両肩の『ラングスリット』から空気を取り入れて気体分離し、高圧縮酸素へと変換。循環器であるオキシジェンバルブなどを通して全身に行き渡らせて体中の酸素濃度をUP。変身者を活性化させて、システムを使いこなせる超人に導く。
両肩を敵から守る『hpポッド』は円形の部分にダークカブト用のゼクトマークが描かれている。『マニュピレーターアーム』が装着者の腕部を補助・強化。25tの重量物も長時間片手で持ち続けられる。
スペック
身長:195cm
体重:95kg
パンチ力:3tキック力:7t
ジャンプ力:ひとっ跳び37m
走力:100m5.8秒
概要
PS2カブト
マスクドフォームのアーマーをキャストオフしたフォーム。ダークカブトの基本形態。このフォームでクロックアップが使用可能になる。
パワーと防御力を犠牲にする代わりにスピードに優れる。ハイパーフォームに変身出来るかどうかは不明。ハイパーゼクターの実験素体に使われていたことから恐らく変身可能だと思われる。
シルエットやスペックは仮面ライダーカブトと同じ。装甲は黒で複眼の色が黄色。胸、背中、肩の各種装甲には赤色の回路が走っている。返り血を浴びているかの如く不気味な雰囲気をさせている。
戦闘能力
ゼクトクナイガンはアックスモードとクナイモードを主に使用。カブト ライダーフォームとの戦いでは、カブトクナイガン クナイモードの素早い連撃に、クナイモードで応戦。激しく刃を交えた。
宿敵であるカブトとは幾度となく激闘を繰り広げ、性能はほぼ同じだが、擬態天道の迷いなき心ゆえか勝利を収めたこともある。しかし、ハイパーカブトには歯が立たなかった。
クロックアップ
カブトやガタック同様、ライダーベルトの左右腰部にあるスラップスイッチを押すことで発動。ダークカブトゼクターで生成された超エネルギー、タキオン粒子を解放して全身に行き渡らせ、一定時間ではあるが常人では目視できないほどの超高速移動が可能となる。
性能
頭部『ボーンシェルメット』
3層構造で敵のどのような攻撃からも頭部を守る。1層目は継ぎ目のない強度に優れたヒヒイロノカネ。2層目は軽比重で耐衝撃性に優れた特殊ケミカル。3層目は強度と弾性率を持つサインスーツ製。
額の『Oシグナル』はワームがクロックアップした瞬間、時間軸の乱れを感知して敵を発見する。
超エネルギー・タキオン粒子の流れる複眼『コンパウンドアイ』は敵がクロックアップを発動したとき、自分がクロックアップを発動していなくても、超高速移動する相手の動きを目視できる。
顎の『ローテ―ト』を起点に持ち上がる角『カブトホーン』は一般人の4倍以上の聴力を持ち、16Hz~12万Hzの音域の物音や、5km先の針の落ちる音を聴き分ける。ダークカブトゼクターを操作してチャージアップすると波動を受けて赤く光り輝く。
胴体
上半身前部を『カブトブレスト』が保護。頑強、軽量で、大爆発の衝撃をも吸収する。軽量、頑強な『ライダーアーマー』はレスポンスバンドで接続。通常時間時に肉体の反応速度を人造的に0.05秒まで速める。
全身に纏う『サインスーツ』は頭頂部から取り入れられ、変換された高圧縮酸素が、快適な温度と湿度で常に全身を駆け巡ることで、一定の体温を維持。
50口径の機関銃の衝撃を吸収でき、5000度の高温、絶対零度の低温などからも身を守る。スーツ自体に備わるニューロン細胞をシナプスで繋いで変身者に伝達。第2の皮膚のような感覚でマスクドライダーシステムを扱える。
四肢
両手、両足の動きを補助強化する三重の『インセクトリング』で一般人の何倍ものパワーを発揮。掌『ライダーパーム』より高周波が放たれており、ゼクトクナイガンを握る際には圧着してフィット感を増す。
特殊な足裏『ライダーストンパー』はインセクトリング、ライダーアーマーヘと衝撃を繋いで吸収、緩和。500mの高さから飛び降りても変身者にダメージを与えない。必殺技「ライダーキック」のキックカをアップする。
必殺技
ダークライダーキック
カブト同様にゼクターの3つのボタンを押して、ゼクターホーンを戻してもう一度倒す事で発動する。威力はカブトのライダーキックと同等の19t。
技のフォームとしてはキックボクシング式のハイキックに加え、右脚を前方に突き出した鋭いジャンプキックを繰り出すこともあった。
当初の予定としては映画『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』にボスとして登場する予定だったらしい。
その名残なのか、使用している武器は仮面ライダーヘラクスなど劇場版のマスクドライダー達が使用している「ゼクトクナイガン」となっている。
「ダーク○○(ライダーの名前)」といった名前はこのダークカブトが初めてあり、ここから『ダークライダー』という存在が確立されていく。本編での扱いは悪く、初戦でカブトに勝ったぐらいしか活躍はない。
一方で如何にも邪悪そうな見た目や名前とは裏腹に、変身者は悪人というわけではないという斬新な設定は視聴者の間では語り草になっている。
劇中の活躍
解放
ハイパーゼクターの被検体として鉄仮面を被せられ、両手両足には鎖を繋がれて拘束されていた。恐怖と憎悪で理性を失い、獣のような唸り声を上げていた。
しかし、三島正人によってハイパーゼクターの実験体にされた際、彼の声に導かれたひよりがAREA Xの地下に訪れる。日下部ひよりに仮面を外されると同時にハイパーゼクターが暴走、時空の狭間を2人で彷徨う。
時空の彼方でひよりと触れ合ううちに、善悪の区別は無いものの理性を取り戻す。言葉も話せるようになった。
天道の記憶を部分的に引き継いでいたこともあってひよりを守ろうとする。同時に彼女に執着するようになり、ひよりを追って時空の狭間に現れた天道と対立。ダークカブトに変身。ライダーキックを打ち合って元の世界に送り返していた。
その後、加賀美の説得で力を取り戻した天道に叩きのめされるが、その間をひよりが割って入り擬態天道と共に再び時空の彼方へ向かう。
ひよりが天道を拒絶していることを理由に、現実に追いかけて天道抹殺を企てるが失敗。ハイパーゼクターを手に入れた天道がひよりを説得、帰還したことでぼっちに逆戻りする。
ひよりに拒絶されるぐらいなら世界を滅ぼすと息巻くが、結局ひよりを気絶させただけで終わり、天道に最後の勝負を挑むも、容赦なくハイパーフォームを使われ完敗した。
力尽きた所を三島と根岸に拉致され、再びエリアXに幽閉された。ネイティブに反攻するも、グリラスワームに変身した三島正人に敗北。捕まって三島と根岸達が推し進める『全人類ネイティブ化計画』のパーツとして利用される。
グリラスワームが倒されると、送信施設が爆発炎上して機械から解放される。「この世界を頼んだよ」と天道達に告げると、根岸を道連れに炎の中に消えていった。彼自体は悪人ではなく、基地が崩壊する寸前天道も彼を助けようとしていた。
「ネガの世界」のネガライダーの1人。光夏海の友人「青柳和良」の偽物が変身する。本作ではゼクター装着後すぐに角を倒すことで直接ライダーフォームに変身する。
オリジナルのダークカブトや他のライダー達も直接ライダーフォームに変身出来るかは不明。ディケイドコンプリートフォームとディケイドにより召喚されたハイパーカブトの「ハイパーキック」を受け爆死した。
当時発売されたDXダークカブトゼクターはDXカブトゼクターの色違いであり、専用の音声の再現はされていなかった。CSMダークカブトゼクターでは音声の違いが再現された。ハイパーゼクターもセット可能。
当時のてれびくんではカブトハイパーフォーム(ブラックバージョン)のソフビが100名限定でプレゼントされた。そのハイパーフォームの目はダークカブトと同じ黄色だったり、同じページにはPS2版での登場がスクープされたり、ついでにハイパーガタック出現コマンドまで載っていた。
ゲーム作品
放送中に発売されたゲーム。本編でのキャラクター設定がまだ固まっていなかった時期にゲームの開発が行なわれていたため、本編とかなり性格が異なる。一人称は「俺」。
「天道に擬態したワーム(ネイティブではない)」という初期設定に沿った描写がなされている。邪悪な物言いで、ウカワームに対し「俺は俺で好きにやらせてもらう」と発言。元々は「ワームの中の跳ね返り者」というイメージで作られていたキャラである模様。
必殺技のライダーキックも回し蹴りや飛び蹴りではなく、くるっと回って踵落としで相手をしゃがませる→コード入力で足にパワーが溜まる→そしてそのまま踏みつけという派手なもの。「本編でもこちらの方が見たかった」という声も多い。オープニングムービーでは本編未登場のダークエクステンダーが映る。
ガンバライド
第8弾から参戦。こちらはテレビ版に準拠した性格になっている。必殺技「ライダーキック」は、クロックアップを発動してエネルギーをチャージし、敵の背後に回り込んで回し蹴りを放つ、というアグレッシブなものになっている。
第8弾のムービーでは同時に参戦した仮面ライダーファイズアクセルフォームと高速移動からのライダーキック対決を繰り広げている。
バッチリカイガン2弾より参戦。初参戦からLR枠とBK2弾限定の『レジェンドVSセレクション』の枠で登場。
LRはAPバトルに負けた時にボウギョの増強と相手のテクニカルゲージのスピードを上げ、バースト後は必殺の大幅強化とテクニカルゲージを3段階上げるカウンター向け。
VRの方は順番指定でAPとコウゲキの強化、バースト後はLRと同じく必殺強化とテクニカルゲージ2段階強化に加え、タイリョク値が3000以下で相手のAP値を下げる。攻撃向けとカウンター向けで使い分けられるのが魅力。
ライダーキックはガンバライドと違い正面から放つ。バーストライズ4弾では超絶ウィークリーバトルに敵として登場。マスクドフォームで登場→体力が半減するとキャストオフでライダーフォームになりパワーアップする。
更に体力が半減すると変身が解けネイティブ サナギ体になりパワーダウン、という内容だった。マスクドフォームはバーストライズ6弾でSRでカード化された。
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以上です。これで紹介を終えます。
以上です。これで紹介を終えます。