今回解説する仮面ライダーはセイバーです
「“本で世界を創る”……? 確かに、本には世界を変える力がある! だけど、それは人々を幸せにする力だ!!」
【BGM・閲覧のお供に是非】
目次
神山 飛羽真- 概要
- 副業
- 性格
- 子供への対応
- 知識
- 戦闘能力
- 剣士として
- 過去
- 謎
- 備考
- 中の人
- 仮面ライダーセイバー
- 概要
- 性能
- 頭部
- 胴体
- 装備
- 聖剣ソードライバー
- 火炎剣烈火
- ソードライバー必冊ホルダー
- ディアゴスピーディー
- 主要形態
- ブレイブドラゴン
- スペック
- 概要
- 性能
- 頭部
- 胴体
- ブレイブドラゴンワンダーライドブック
- 必殺技
- クリムゾンドラゴン
- スペック
- 概要
- 性能
- 活躍
- 欠点
- 西遊ジャーニーワンダーライドブック
- 必殺技
- ドラゴニックナイト
- スペック
- 概要
- 性能
- 召喚能力
- 装備
- 必殺技
- プリミティブドラゴン
- スペック
- 概要
- 外見
- 変身
- 戦闘能力
- 性能
- プリミティブドラゴンワンダーライドブック
- 必殺技
- 備考
- エレメンタルプリミティブドラゴン
- スペック
- 概要
- 性能
- 戦闘能力
- エレメンタルドラゴンワンダーライドブック
- 必殺技
- 備考
- 劇中の活躍
- カリバーの真実
- 対立
- 変わる運命
- 混乱の元凶
- 決められていた運命
- 消滅
- 帰還
- 玩具
【初変身】
特撮テレビドラマ『仮面ライダーセイバー』の主人公。仮面ライダーセイバーに変身する。一人称は「俺」。年齢24歳。演じたのは内藤秀一郎。
名前の読みはかみやまとうま。常に帽子を被っていることが多い。『written words』というブランドのネックレス型ペンケースを常時首元に提げている。
小説家。代表作は『ロストメモリー』。帯には「ファンタジー界に革命を起こす1冊!」と綴られており、それなりに好評らしい。かなりの速筆。第1章での開始直後に「まだ頭の中」だった原稿を終了直前には書き終えていた。これまで締め切りを破った事はない。
デジタルの普及している今時には珍しく、原稿用紙に万年筆で執筆している。創作のタネにする為なのか手帳を持ち歩いている。文芸職ではあるものの、ライドブックを正確に描画する辺り、絵心もある。
「ファンタジック本屋かみやま」という書店を営んでいる。担当編集者の須藤芽依曰く書店業は「小説家がダメな時の副業」とのこと。
好きなジャンルはファンタジーであり、店内にはそれっぽいジオラマが置かれている。売っている本は絵本や児童文学が中心だが、自著など一般向けの書籍も販売しており、なんとガシャポンも置いてある。
非常にマイペース。ハイテンションで好奇心旺盛な芽依にはやや振り回され気味だが、その好奇心には感心しており、大抵の事は笑って受け流している。その明るさは彼の戦う理由の一つになっている。
飛羽真も芽依に負けないくらい奔放でマイペースであり、それで逆に芽依を困らせることもある。どんな人間のどんな言動でも半ば強引にポジティブなものとして肯定的に捉える。決して諦めるような事はせず、本の力を悪用するような輩には敢然と立ち向かうなど、熱い部分もある。
描写
ルナや賢人など幼い頃からの友人たちを理由とした場合、周囲が気圧される程に取り乱す。ルナが目の前で消えたときは声が枯れるまでルナの名を叫び続けた。
闇黒剣を手にした賢人が賢人自身を犠牲に事態の収束を図っていると知った際は「物語の結末を勝手に決めるな!物語の結末は俺が決める!」と豪語。
普段の振る舞いからは想像できない激昂を見せる。この他、マスターロゴスに対して世界をもう一度守るよう改心を促すなど、敵に対しても寛容な所がある。
非常に子供好き。芽依に原稿を急かされても筆を手に取らず、子供への読み聞かせを優先する程。誕生日には好みの本をプレゼントしている。本の内容も受け取る子供の性格に合うように吟味している。
戦いの際にはファンタジー文学の知識が役立つ事もある。キリギリスメギドとの戦いでは土豆をあえて地面に蒔く事で巨大な豆の木を生やしてみせたり、アリメギドに女王蟻が存在する事を見破った。
また、メギド魔人の言動や外見から由来を推し測り、攻略の糸口となる書籍を発見する等、洞察力にも優れる。アーサー王についても詳しかった。
また、メギド魔人の言動や外見から由来を推し測り、攻略の糸口となる書籍を発見する等、洞察力にも優れる。アーサー王についても詳しかった。
戦闘能力 聖剣の戦士としての素質は非常に高い。ワンダーライドブックは2冊の同時使用ですら一定の熟練が必要であり、3冊ともなると鍛え抜かれた剣士ですら負担が大きいが、飛羽真は三戦目で2冊使用のドラゴンジャッ君を使用。
3冊使用のドラゴンヘッジホッグピーターも戦闘後に疲れを見せていた程度。倫太郎でも習熟のために習練場「リベラシオン」内での特訓を必要としたワンダーコンボを戦闘中にワンダーライドブックを揃えた直後に変身し、1人で立てないレベルまで疲弊する「程度」に収まっている。
ワンダーライドブックの力を引き出す事には長けているが、聖剣の扱いは未熟。大秦寺哲雄と戦った際には熟練の剣術を前に圧倒されていた。
「聖剣に選ばれし剣士としての自覚」が固まりきっておらず、後述の対立後に刃を交えた大秦寺は尾上との会話の中で「あいつの剣からは、何も響いてこなかった」と述べている。
第21章では剣士として人々を守るために戦っても、救えなかった命に気づく。それでも「もう皆が悲しむ顔を見たくない!!」と自分なりの剣士としての在り方を見出す。
スラッシュとの聖剣同士での一騎打ちの中で、火炎剣烈火に秘められた真の力の一端を引き出した。
特殊能力
飛羽真は物語の後半以降、徐々に人間離れした能力を発揮し始める。
聖剣を引き抜いた時点で倫太郎が語っていた「普通のホモ・サピエンス」でない事は明確だが、それに拍車が掛かったようなものである。
- 時国剣界時による時間抹消中の仮面ライダーデュランダルの動きを肉眼で視認する
- マスターロゴスによる『全知全能の書』復活の儀式の最中、空中に突き刺さった火炎剣烈火を引き抜いて奪い返す
- 生身の状態で火炎剣烈火を発光させて仮面ライダーファルシオンにダメージを与える
- 火炎剣烈火を通じて他の剣士の戦闘を認識する
Wonder Story(ワンダーストーリー)
幼少期にルナ、賢人と一緒に読んでいた飛び出す絵本。現在でも傍らに置き、ノーザンベースでは芽衣が持ち歩いている。
単なる絵本ではないようで、ドラゴニックナイトワンダーライドブックが覚醒した時や、サウザンベースの禁書がプリミティブドラゴンワンダーライドブックに変化した際に呼応して発光する描写がある。
謎
3ページ目の「ドラゴンに乗った騎士が大地を破壊する」シーンから先が白紙になっている。この竜騎士は第1章で火炎剣烈火を引き抜いた時に一瞬だけ姿を見せている。
他、このページに書かれていた文章を新堂倫太郎が引用する場面もあった事から、元々はノーザンベースに所蔵されていた可能性もあるが、現時点では不明。
正体
飛羽真を主人公に据えたシナリオであり、これまでの言動や成果の全てはこの本によって予め定められていたものである。なお、ページはストリウスがグリモワールワンダーライドブックを手にした所で終わっており、続きはない。
「剣士が魔物と戦いを繰り広げ、謎の少女に助けを求められる」という謎の夢を頻繁に見ている。謎の少女が次元の裂け目に吸い込まれそうな時に小指で必死に繋ぎ止めようとしたことから、なんらかの約束をしていた事の暗喩とも取れる。それ以来「『約束』は非常に大事な事」と考えるようになったらしい。
実は富加宮賢人、謎の少女・ルナとは幼馴染。当時から3人でよく遊んでいた。その縁でソードオブロゴスのメンバーだった上條大地、富加宮隼人とも面識を持っていた。
15年前の隼人の離反の際にルナが「大いなる本」に吸い込まれて消滅。飛羽真自身は賢人と共に上條によって救われたが、その時のショックが原因で事件の記憶を喪失していた。
物語開始時点で既にブレイブドラゴンワンダーライドブックを入手しており、のちに聖剣ソードライバーに選ばれるきっかけとなった。新堂倫太郎の言を借りるなら「普通のホモサピエンス」ではないらしい。
15年前、とある事件に巻き込まれたが、その時の記憶を失っており、幼馴染の富加宮賢人や『もう一人』の事も忘れていた。しかしソフィア曰く、「それが彼がセイバーに選ばれた理由」らしい。 種明かし
ユーリによれば、飛羽真は「世界をつなぐ存在」であるルナに選ばれたことで「力を手にする運命」を手にした。これによって飛羽真はワンダーワールドの力全てを手にする宿命を背負った。
だが同時にワンダーワールドの守護者となり、現実世界から消滅することを定められた。飛羽真は闇黒剣月闇の見せた災いの予知を何度も覆しており、第1章からの決めセリフ「物語の結末は、俺が決める!」が世界の造物主の如き意味合いとなる。
『仮面ライダー』シリーズでは初の副業持ちな自営業の主人公。「苗字に『神』がある」「ベルトの手前の右側に柄が突き出た形で武器が収納されている」「変身時に武器をX状に振る」といった要素は、仮面ライダーXにも通じるものがある。
彼の店にあるジオラマの看板には、「ラーメン龍騎」「光写真館」「鳴海探偵事務所」「クスクシエ」「クジゴジ堂」といった、平成ライダーを中心とした歴代仮面ライダーネタが仕込まれている。
店の本棚には『仮面ライダーウィザード』に登場する奈良瞬平が子供の頃に読んでいた絵本作品『森の魔法使い』に加えて、『ゆうすけのだいぼうけん』『はしれ!トルネードバイク』『おはよううちゅう』『こよみドーナツ』『だいだいねことひなたぼっこ』『やさしいゴリラ』『ひろちゃんとゆあちゃん」といった歴代ライダーキャラ由来の絵本も置かれている。
演じる内藤秀一郎氏は過去4回『仮面ライダー』シリーズのオーディションを受け続け、本作で遂に主役の座を勝ち取ったという。
『仮面ライダーW』で左翔太郎を演じた桐山漣氏のような経歴の持ち主でもある。前作『仮面ライダーゼロワン』で飛電或人役を演じた高橋文哉氏とは友人である。
仮面ライダーセイバー
概要
現在では飛羽真が、かつては上條大地も変身する仮面ライダー。名前の由来は英語で「刀剣」を意味する「セイバー(Saber)」。「聖剣ソードライバー」に「ワンダーライドブック」をセットし、バックルから「火炎剣烈火」を引き抜く事で変身する。
左右非対称のデザインが特徴的。足の裏には「KONO ASHIDE RIDERKICK(この足でライダーキック)」と刻まれている。
性能
頭部『セイバーヘルム』
ソードローブと同様に「ライトマスク」「ミッドマスク」「レフトマスク」に分かれている。熱き眼差し『クロスフレイムバイザー』は燃え盛る炎の中でも対象を捉え、見逃すことはない。
頭頂部には聖剣に選ばれた証『ソードクラウン』を設置。セイバーと聖剣の状態を調整し、両者のパワーバランスの調整や緊急時の変身解除などを行う。これ自体が鋭い切れ味を持つ刃であり、戦闘に用いることもできる。
聖剣「火炎剣烈火」に選ばれし者が全身に纏う甲冑『ソードローブ』は聖剣の覚醒と同時に装着され、変身者に剣技の向上・身体能力の増強・特殊能力の発動といった闘うための力を授ける。
変身者の剣技に強く作用する右半身「ライドライト」は神獣系、変身者の身体能力を増強する中央部「ライドミッド」は動物系、変身者による特殊能力の発動に強く作用する左半身「ライドレフト」は物語系のワンダーライドブックとそれぞれ特に相性が良い。
四肢
左腕『ライドアーム』は強固な防御力と様々な動作への柔軟な追従性を獲得。これは「ソードローブ」の外装が「ページアーマー」と呼ばれる積層装甲で、鍛え上げられたプレートアーマーを何重にも重ねて形作られているため。
脚『ライドレッグ』は「ソードローブ」の中央部分「ライドミッド」の特性により 走力やジャンプ力、キック力など脚力全般が大幅に増強。必殺技発動時には、凄まじい炎を纏わせキックの破壊力を大幅に上昇させる。
装備
聖剣ソードライバー&火炎剣烈火
CV:大塚明夫、坂本英三(ソードライバーのみ)
セイバーに変身するためのベルト及び専用武器。選ばれし者だけが手に出来る聖なる武具。新堂倫太郎曰く「無理だ!普通のホモ・サピエンスには聖剣は抜けない!」。
謎の世界「ワンダーワールド」に町の一区画ごと閉じ込められ、そこに現れた謎の怪人「メギド」に襲われた時に突如現れた炎の剣を引き抜いた際、その剣が変化した。
謎の世界「ワンダーワールド」に町の一区画ごと閉じ込められ、そこに現れた謎の怪人「メギド」に襲われた時に突如現れた炎の剣を引き抜いた際、その剣が変化した。
バックルが鞘になっており、各種ワンダーライドブックを装填してから火炎剣烈火を引き抜いて変身する。ワンダーライドブック装填部と外装にはそれぞれワンダーワールドの文字で「KOKONIHONWOSASHICHIKARAWOKAIHOU(ここに本を差し力を解放)」「SEIKENWOHIKINUKE(聖剣を引き抜け)」と書かれている。
スロットは使用者から見て右から「ライトシェルフ」「ミッドシェルフ」「レフトシェルフ」の計3つが設けられ、棚(シェルフ)として最大3冊までワンダーライドブックをセット可能。
ワンダーライドブックから引き出した力は、バックルに内蔵されたエネルギー生成器「ワンダージェネレーター」により「ワンダフルエナジー」へと変換される。
そしてバックル下部にある金色の3本の能力伝道路「ライドスペルライン」を通じて聖剣に伝えられ、ソードローブ及びセイバーヘルムに様々な能力を与える。
ワンダーライドブックから引き出した力は、バックルに内蔵されたエネルギー生成器「ワンダージェネレーター」により「ワンダフルエナジー」へと変換される。
そしてバックル下部にある金色の3本の能力伝道路「ライドスペルライン」を通じて聖剣に伝えられ、ソードローブ及びセイバーヘルムに様々な能力を与える。
攻撃性能
叡智を宿した刀身『レッカソウル』は聖剣ソードライバーや先端の「シンガンリーダー」からワンダーライドブックに綴られたあらゆる伝承を学び取り、具現化できる。
聖なる炎によって幾星霜に亘り鍛え上げられた白銀の刃『ヒブリジン』は熱を帯びるほどに切れ味が増す。
聖なる炎の源『火炎剣烈火エンブレム』より「聖なる炎」を生み出して、心正しき者を癒し、邪悪な存在を焼き払う。中心部にはセイバーを表す紋章が彫り込まれている。
その他機能
柄『ソードグリップ』を握る者を火炎剣烈火が見定めて仮面ライダーセイバーを選出する。各所攻撃におけるスターターである引き金『レッカトリガー』は剣士の操作を受けて火炎剣烈火がその意思を読み取り「火炎剣烈火エンブレム」で聖なる炎を発生させる。
速読器『シンガンリーダー』とワンダーライドブック裏表紙にある速読用特殊金具「スピリーダ」と接触させることで、心眼による速読を行う。これによりワンダーライドブックに綴られたあらゆる伝承の力を一時的に聖剣に宿せる。
各種必殺技発動方法
必殺技 | 発動方法 |
ライダーキック | ソードライバーに納刀した状態でレッカトリガーを2回引く。 |
聖剣ソードライバー抜刀技 | レッカトリガーを1回引いてソードライバーから抜刀する。 |
ワンダーライドブックリード技 | シンガンリーダーにワンダーライドブック裏表紙の特殊金具を接触させてレッカトリガーを引く。 |
ワンダーライドブックプッシュ技 | ソードライバーにセットされたワンダーライドブックのページを押し込む。 |
ソードライバー必冊ホルダー抜刀技 | レッカトリガーを引いて必冊ホルダーから抜刀する。 |
飛羽真の入手
先代の使い手共々かつての戦いで失われたが、第1章でゴーレムメギドに立ち向かう飛羽真の前に現れ、引き抜いた彼を新たな剣士と認めた。後日談である増刊号では飛羽真が普通の小説家に戻ったことによってソードオブロゴスに返還された。
誕生経緯
2000年前にソードオブロゴスが組織された際、光剛剣最光と闇黒剣月闇をもとに人の手で造られた最初の聖剣。カリバーとの戦闘中に火炎剣と闇黒剣が共鳴する場面などもあり、ただの初期型に留まらない力が隠されている。
後に本来の力を発揮すると刀身が赤熱・発光。最光同様「邪悪とそれ以外を斬り分ける」能力を発揮する。聖剣が赤く発光すると共に時折世界を繋げる存在と幾らか干渉できる。
備考
聖剣はソードライバーに納まっている状態と抜刀した状態で長さが違う別のプロップが用いられているが、火炎剣烈火は抜刀状態のプロップもアップ用・アクション用・燃やす用とさらに多い。
セフィロトのゲブラーは惑星では火星、物質としてはルビーと鉄を象徴しており、炎の剣として正当なモチーフとなっている。
ソードライバー必冊ホルダー
ソードライバー左右にあるワンダーライドブック携行用ホルダー。右側に2冊・左側に1冊を収納出来る。左側は代わりに火炎剣烈火を納刀する事も可能。抜刀時に研磨され、切れ味が増す。
右側の必冊ホルダーにはライダー文字で『こちら側には本2冊入ります』、左側には『本でも剣でも入りますよ』と彫られている。
ディアゴスピーディー
発車爆走! タイヤを開け!真紅のボディが目を覚ます! 剣 がシンボル!走る文字!毎号、特別加速! ディアゴスピーディー!!
スペック
全長:2.28m
乾燥重量:136.9kg
馬力:148.7ps(109.4kw)
最高時速:280km/h
ディアゴスピーディーワンダーライドブックを開くか、聖剣ソードライバーのレフトシェルフに装填した後抜刀する事で召喚されるセイバー専用のバイク。ベース車はホンダCRF450L。その名は四賢神の一人にして最速の剣士「ディアゴ」から取られた。
内燃機関「コルドロンモータ」は聖なる炎の力を動力に変換する事により、最高時速280km/hにも達する。
車輪『ディアゴスペルウィール』は一定の速度に達するとトレッドパターンに刻まれた聖なる文字が発現。腐食が進んだ悪路でも取り込まれることなく走破できる。
前部のソードクラウンに似た形状の火炎制御装置『ディアゴシャープ』」は火球の発射や炎を纏った突撃、前照灯としての使用も可能。
装甲『ディアゴバーディン』は聖なる文字を装甲全体に走らせ車体の剛性を極限まで強化。装甲表面の炎との親和性までも高め火炎制御装置「ディアゴシャープ」の機能を最大化させる。
座席『ディアゴシート』は耐熱性が非常に高く超高温の中でも平常時と変わらない座り心地を維持。ハンドル『ディアゴブライド』は車体の制動やスピードコントロールなどの操作を片手で行える。
元ネタは恐らくデアゴスティーニ社から出版されている、付録パーツやコレクションアイテムが少しづつ揃っていく分冊百科シリーズ。
朗読分の一節にある「毎号、特別加速!」はキャッチフレーズとしてよく使われる「毎号○○がついてくる!」だろうか。ちなみにデアゴスティーニ社は過去に『仮面ライダー』シリーズに関する分冊百科を二度出版していた事がある。
朗読分の一節にある「毎号、特別加速!」はキャッチフレーズとしてよく使われる「毎号○○がついてくる!」だろうか。ちなみにデアゴスティーニ社は過去に『仮面ライダー』シリーズに関する分冊百科を二度出版していた事がある。
主要形態
聖剣ソードライバー!
「これが俺の戦う力…。みんなを守る為の力…! 俺の剣……! 変身!」
ブレイブドラゴン! 烈火抜刀! ブーレーイブドラゴーン!! 烈火一冊! 勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣 が悪を貫く! 火炎剣烈火!
「『火炎剣烈火』……?よろしくな!」
スペック
身長:217cm
体重:98.5kg
パンチ力:9.3t
キック力:19.2t
ジャンプ力:ひと跳び18.2m
走力:100mを4.5秒
体重:98.5kg
パンチ力:9.3t
キック力:19.2t
ジャンプ力:ひと跳び18.2m
走力:100mを4.5秒
ブレイブドラゴンワンダーライドブックをライトシェルフにセットして変身する、セイバーの基本形態。神獣ブレイブドラゴンの力を宿す。表紙に描かれたドラゴンを模った赤い右半身が特徴。火炎剣烈火を駆使した剣戟と炎による攻撃を得意とする。
新章からはクリムゾンドラゴンなど上位形態に出番を譲ることが多いが、ノーザンベースの剣士との決闘の際はワンダーライドブックに頼らずに剣のみで戦う為にこの形態で戦うように心掛けている。
性能
頭部『セイバーヘルム ブレイブドラゴン』右側のマスク『ブレイブドラゴンマスク』は邪悪な存在に対する感覚が研ぎ澄まされている。右肩『ブレイブドラゴンボールド』は変身者の勇気を糧に強大な竜の力をもたらす。
四肢
右腕『バーンガント』は腕部「ライドアーム」の右腕を赤熱化させることで 炎を自在に操る力をもたらし、炎と化したブレイブドラゴンの放出も可能。聖剣「火炎剣烈火」の発する凄まじい炎と一体となり、炎属性の剣技の切れ味を倍加させる。
炎属性を持つ硬い鱗が連なった右半身の装甲『メイスケイル』があらゆる邪悪な攻撃を防ぐ。一つだけ逆さに生えたウロコに触れるとブレイブドラゴンの激しい怒りを呼び覚ます。
『かつて、全てを滅ぼすほどの偉大な力を手にした神獣がいた…』
大いなる本から分割された、『ブレイブドラゴン』の伝承を封じ込めているワンダーライドブック。ジャンルは「神獣」。カラーはレッド。既に神山飛羽真が子供の時から所持しているが、飛羽真本人はそれを覚えていない。
ブックの朗読の続きは、『紅の力を求める神獣は炎の中で生物と出会う』。1ページ目にはライダー文字で『この本がページをめくられるときに現れし聖なる定めに選ばれる剣士の名は』と、他のワンダーライドブックと共通の文章が刻まれ、右のストーリーページには『炎を吐くドラゴン』が描かれている。
2ページ目の左端のテキストには『とても勇敢なドラゴンが聖剣と交わり身に宿る』と記載されている。
必殺技
ドラゴン・ワンダー
ブレイブドラゴン!
ワンダーライドブックのページを押し込んで発動。パンチのモーションに合わせて、バーンガントからブレイブドラゴン型のエフェクトと共に炎を放って攻撃する。第2章ではブレイズに倣って、炎と共に直接ブレイブドラゴンを召喚して攻撃した。
必殺読破! 烈火抜刀! ドラゴン!一冊斬り!ファイヤー!
火炎剣烈火を一度バックルに納め、レッカトリガーを引いた後に再度抜刀して発動。火炎剣烈火の刀身に灼熱の炎を宿し、昇るドラゴンを足場に縦横無尽に移動しながら敵を連続で斬り裂く。
『TTFC産直シアター 仮面ライダーセイバー』では十字斬りとして放った。シティウォーズでは敵を十字に切り裂いた後、十字を描くように縦横無尽に敵を切り裂く。
シティウォーズで使用。火炎剣烈火に炎を纏わせて突進、敵をすれ違いざまに切り裂く。
必殺読破! ドラゴン一冊撃! ファイヤー!
納刀状態の聖剣のトリガーを2回引いて発動する、これまた現段階の全ての形態共通のライダーキック技。本編未登場だが、設定上発動可能。
『TTFC産直シアター 仮面ライダーセイバー』で初使用。左脚にエネルギーを纏い飛び蹴りを放つ。ガンバライジングでは周囲を火炎で包み、足に炎を纏わせて放つ飛び蹴り。
備考
恐らく元ネタはキリスト教の『ヨハネの黙示録』。ブレイブドラゴンの起動音ではドラゴンは『全てを滅ぼすほどの偉大な力を手にした神獣がいた』と紹介される。
キリスト教の終末論においてはサタンの化身である紅い竜が、ゾロアスター教においてはアジ・ダハーカが現れるとされる。
烈火抜刀! 語り継がれし神獣のその名は! クリムゾンドラゴン! 烈火三冊! 真紅の剣が悪を貫き、全てを燃やす!
スペック
身長:217cm
体重:118.2kg
パンチ力:18.2t
キック力:37.6t
ジャンプ力:ひと跳び31.5m
走力:100mを3.4秒
体重:118.2kg
パンチ力:18.2t
キック力:37.6t
ジャンプ力:ひと跳び31.5m
走力:100mを3.4秒
ブレイブドラゴンワンダーライドブックをミッドシェルフに、ストームイーグルワンダーライドブックをレフトシェルフに、西遊ジャーニーワンダーライドブックをライトシェルフにセットして変身する強化形態。
相性が良いワンダーライドブック同士3冊で成立した「ワンダーコンボ」と呼ばれる形態。ガンバライジングにて先行登場し、本編では第9章から登場。変身音の「語り継がれし神獣のその名は!」の部分は大塚氏の口上と坂本氏の歌唱の輪唱。
ワンダーコンボにより変身者の能力が増強。カタログスペックも今までのセイバーの形態とは比べ物にならない数値を叩き出している。新章からは実質的に新たな基本形態の様な立ち位置を得ている。
単体で飛行可能。第14章ではジャオウドラゴン形態のカリバーを追跡すべく此方を優先して使用した。放出する炎は加減もそこそこ調節可能。17章ではイエティメギドによって凍らされた人々を直ぐ様氷だけを溶かして救出した。
第9章にて「キングスラッシュ」の一撃を受け止め切れなかった仮面ライダーカリバーが取り落とした西遊ジャーニーワンダーライドブックを奪取。初変身した。テレビ朝日公式サイトでは放送初日でなく、2日後の11月10日に情報が追加された。
より強力な炎を纏った火炎剣烈火による斬撃や、巨大な炎の竜巻を纏っての攻撃、「タイセイブレーサー」に備えられた伸縮自在の武具による格闘技などを絶え間なく繰り出してカリバーを圧倒した。
欠点
通常の3冊変身以上に変身者の体力と気力を極限まで消費する。長期戦には不向き。倫太郎と違って特訓も無しに実戦でいきなり初変身。
結果、変身解除後には一人で立ち上がれない程疲弊した。第10章でもその負担が残っていた影響でカリバーとの再戦では追い詰められた。
性能
頭部『セイバーヘルム クリムゾンドラゴン』
前額部『ストームイーグルマスク』は鋭い視覚を得た。上空から地上の標的を的確に捉える鷹の目のようにどんな些細な挙動も見逃さない。左側のマスク『サイユウマスク』は火眼金睛を用いて超視覚や超聴覚を操る。
中央部
胸部『ブレスイーグル』は大空を舞う飛行能力と竜巻を操作する力を変身者にもたらす。体の中心部『ウインガメイル』は前面から背面にかけて強靭な羽が幾重にも重なり防御を固めている。
背部には飛行能力が強化された翼「クリムゾンウイング」を備え、大竜巻を発生させる。脚『ストームレガート』は上空からの急襲を可能とする命中精度と鋭いキック力をもたらす。必殺技発動時には、凄まじい炎を纏わせキックの破壊力を大幅に上昇させる。
左半身
左肩『サイユウボールド』はどんな苦境にも屈しない耐久力と超常的な感覚をもたらす。左腕『タイセイブレーサー』は豪快かつトリッキーな攻撃を行う。
竜の王が所持していたとされる伸縮自在の武具を使用した格闘や空中戦が得意。装着者の意思に呼応して際限なく伸ばせる。
左半身『カエンメイル』は天界の窯から誕生したといわれる火焔山の猛火を内に秘める。高熱により触れたものを灰燼と化す魔除けの力を持つ。
『とあるお猿さんの冒険記、摩訶不思議なその旅の行方は…』
大いなる本から分割された、『西遊ジャーニー』の伝承を封じ込めているワンダーライドブック。ジャンルは「物語」。カラーはクリムゾン。ブックの朗読の続きは、『たどり着いた地で巡り合う生物が、神獣の火力をさらに高める』。
1ページのストーリーページには『三蔵法師の錫杖と筋斗雲に跨る孫悟空』が描かれている。2ページの右端のテキストには『とあるお猿さんのご一行が聖剣と交わり身に宿る』と記載されている。当初は仮面ライダーカリバーが所持していたが、第9章にて神山飛羽真/仮面ライダーセイバーが奪還した。
必殺技
必殺読破! 烈火抜刀!ドラゴン!イーグル!西遊ジャー!三冊斬り! ファ・ファ・ファ・ファイヤー!
火炎剣烈火を一度バックルに納め、レッカトリガーを引いた後に再度抜刀して発動。自身の周りに炎の輪を作ると同時に剣にも炎を纏い、剣から無数の火の玉を飛ばして徐々に大きくしていき、巨大な玉で対象を焼き払う。
その威力は凄まじく、第9章では流石のカリバーも闇黒剣月闇では吸収し切れないと判断し、その場にいたアヒルメギドの1体を盾代わりにして撤退。
第10章のカリバーとの再戦ではブレイズ ファンタスティックライオンの「ハイドロ・ボルテックス」、エスパーダ ゴールデンアランジーナの「トルエノ・デル・ソル」と共に使用し、刀身部に炎を纏わせて斬撃を叩きこんだ。
第10章のカリバーとの再戦ではブレイズ ファンタスティックライオンの「ハイドロ・ボルテックス」、エスパーダ ゴールデンアランジーナの「トルエノ・デル・ソル」と共に使用し、刀身部に炎を纏わせて斬撃を叩きこんだ。
第13章では刃先から高熱の炎を噴射しての遠距離攻撃を使用。第15章ではスライディングしつつすれ違い様に斬撃を放ち、反転して刃先から火炎弾を連射した。劇場短編では飛翔して高速移動による連続斬撃を繰り出した。
爆炎紅蓮斬(改)
テレビマガジン2021年2月号に掲載された必殺技で、爆炎紅蓮斬の強化版。火炎剣烈火で大きく円を描き、袈裟斬りと逆袈裟斬りを浴びせる。構えは太陽戦隊サンバルカンのバルイーグルの得意技「飛羽返し」にどこか似ている。
必殺読破! ドラゴン!イーグル!西遊ジャー!三冊撃! ファ・ファ・ファ・ファイヤー!
納刀状態の聖剣のトリガーを2回引いて発動するライダーキック技。その場で跳躍して右足に炎を纏った飛び蹴りを放った後、その体勢のまま左足でのキックで追撃する。イエティメギドを撃破した。
シティウォーズではタイセイブレーサーを伸ばして敵を怯ませ、火炎を纏ったライダーキックを放つ。
ドラゴン・ワンダー
ブレイブドラゴン!
ブレイブドラゴンワンダーライドブックのページを押し込んで発動。バーンブレーサーから強烈な熱風、或いは火炎を放つ。
イーグル・ワンダー(正式名称不明)
ストームイーグル!
ストームイーグルワンダーライドブックのページを押し込んで発動。映画『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』では火炎旋風を発生させて相手を巻き込んだ。
TV本編の第18章では炎の竜巻で全身を包み、イエティメギドの最後の攻撃から自身の身を護った。第21章では真紅の竜巻を放つパターンを使用している。
西遊ジャー・ワンダー(正式名称不明)
西遊ジャーニー!
西遊ジャーニーワンダーライドブックのページを押し込んで発動。タイセイブレーサーに備えられた武具を伸ばして相手を打ち据える。
「俺は賢人もこの町も救いたいんだ!!」
ドラゴニックナイト! 烈火抜刀! Don't miss it! ドメタリックアーマー! ドハデニックブースター! ドハクリョックライダー! ドラゴニックナイト!! すなわち、ド強い!
「あなたは『仲間など不要だ』と言った……。でも、信じてくれる仲間がいるから戦える! 『全てを捨てた』と言った。でも……守りたいものがあるから、強くなりたいと思うんだ! 想いの強さが…力になるんだ!!」
スペック
身長:217cm
体重:128.8kg
パンチ力:26.7t
キック力:48.9t
ジャンプ力:ひと跳び50.2m
走力:100mを2.7秒
体重:128.8kg
パンチ力:26.7t
キック力:48.9t
ジャンプ力:ひと跳び50.2m
走力:100mを2.7秒
ドラゴニックナイトワンダーライドブックをライトシェルフに装填して変身する強化形態。新たに覚醒した伝承「ドラゴニックナイトワンダーライドブック」の力を宿す。初登場は第13章。それまで手も足も出なかったカリバー ジャオウドラゴンを圧倒した。
光り輝く白銀をベースに赤をアクセントに配した左右対称の装甲が目を引く。その名の通りに騎士然としたビジュアル。より重厚感を感じさせる。炎をイメージした複眼は左右対称の鋭利な形状となり、色合いも黄色のグラデーションが消え赤一色に変化した。
戦闘能力
スペックは第13章時点のノーザンベース側の剣士ではトップクラス。ジャオウドラゴンとまともに対決ができたほぼ唯一の形態だった。クリムゾンドラゴンやドラゴンアーサーで相手の出方を伺いつつドラゴニックで一気に勝負を決めるパターンを多用。
戦績自体は中々良好。第20章ではデザスト、剣斬、レジエルと実質3対1という苦しい局面に陥ってもそこそこ善戦した。
不遇度
しかし中盤以降では飛羽真がソードオブロゴスの面々に裏切り者と見なされたことで同士討ちのような形になった上、これまでと性質が異なるメギドの登場により、本気で戦える場面が減少する。
プリミティブドラゴンの登場後は飛羽真の自我を保てる上での最強形態として重宝されるが、良くも悪くもじゃじゃ馬なプリミティブドラゴンブックの暴走に終始振り回される。
性能
頭部『セイバーヘルム ドラゴニックナイト』
前額部『ドラゴニックカジテート』は竜と心を通わせ、意思疎通を通じて共に戦う力をもたらす。複眼『ドラゴニックバイザー』は遠距離まで見通し、遥か彼方の標的を捉えられる。
呼吸器官『ドラゴニックジョウ』は竜と息を合わせ、連携のタイミングなどを同調させる。耳の感覚器官『ドラゴニックビアド』は邪悪な気配や周囲の状況を敏感に感じ取り、立体的に空間を把握できる。
胴体
胸部胸甲『ナイトブレスト』が変身者を竜の騎士へと進化させる。神獣「ブレイブドラゴン」への騎乗を認められた証。『ソードローブ』は全てがド級なものへと強化された。肩部『ナイトディバイダ』は炎の壁を展開することで、あらゆる攻撃を滅却できる。
剛健な刃の鱗「シルバリオン」が連なり全身を覆うことで形成した装甲『シンバリオンスケイル』は内部温度が高まるほどに硬度を増す。
炎の騎士は盤石の守りを固め、邪悪な者には触れることすら許さない。神獣「ブレイブドラゴン」に騎乗した際には、各接合部より真紅の爆炎を放つことで機動力を向上させる。
四肢
腕『バーンナイトアーム』脚『バーンナイトレッグ』は激しい炎を纏うほどに筋力が活性化され、能力を上昇させる。
前者は剣技の強化に重点が置かれ、これまでを上回る高難度の技に対応可能。後者は神獣「ブレイブドラゴン」に騎乗する際、鞍として身体を強固に固定。縦横無尽な飛翔が可能。
手部装甲『バーンナイトグラスプ』は竜の爪のごとく強力に聖剣を握り締め、遠距離まで斬撃が飛ぶほどの威力を秘めた剣技を放つ。必殺技「神火龍破斬」を発動できる。
足部装甲『バーンナイトグランダ』は竜の爪のごとく強力に大地を踏み締め、あやゆるものを砕く驚異的なキック力を誇る。必殺技「龍神鉄鋼弾」を発動できる。
The knight appears. When you side,you have no grief and the flame is bright ride on the dragon, fight.Dragonic knight.
ドラゴニックナイトワンダーライドブックのページを3回連続で押し込むと、上記の音声と共に神獣「ブレイブドラゴン」が召喚。背に乗って戦う事も可能。
英語の意味は「騎士が現れる。あなたが側に居る時、悲しみはなく、炎は明るく燃え盛る。あなたはドラゴンに乗って戦う。ドラゴニックナイト」
装備
ドでかい竜をド派手に乗りこなす、ド級の騎士のドラマチックバトル…
新たに覚醒した『ドラゴニックナイト』の伝承を封じ込めている。ジャンルは「神獣」。1ぺージ目には『序文 かつては存在もせぬ伝説の力により、新時代の戦士たるその姿は』という文章が刻まれている。
大きさはジャオウドラゴンワンダーライドブックに匹敵するほどに分厚い。変身時は右側のページだけでなく、左側にある2つのページもスライド「ステンドエンクローザ」で開き、それが開くことで『ドラゴニックナイト』に記された王の鎧の力を一気に開放する。
「ステンドエンクローザ」にはセイバー・ドラゴニックナイトと神獣ブレイブドラゴンが描かれ、それぞれライダー文字で、『炎を纏いし』、『伝説の騎士が…』、『雄々しき姿に!!!』と書いてある。
入手
元々は飛羽真がアヴァロンで手に入れた本だったが、第13章において大秦寺がノーザンベースで調整していたところ、火炎剣烈火とブレイブドラゴンに共鳴するかの如く飛羽真のもとに引き寄せられ、その場で内容と表紙が筆記され完成した。
元々は飛羽真がアヴァロンで手に入れた本だったが、第13章において大秦寺がノーザンベースで調整していたところ、火炎剣烈火とブレイブドラゴンに共鳴するかの如く飛羽真のもとに引き寄せられ、その場で内容と表紙が筆記され完成した。
ドラゴニックナイト時に左前腕部に新たに装着される、神獣「ブレイブドラゴン」の頭部を象った武装速読器。
持ち手「ブーステッドグリップ」に備えられた引き金「ブーステッドトリガー」を引く事で「スパイシー!」の音声と共にブレイブドラゴンの口を象った放射口「ブーステッドロアー」から真紅の爆炎を放射する。
特殊技
右側に備えられた赤色のスイッチを押すと、ブーステッドロアーが展開。内部に搭載された速読器「ドラゴニックシェルフ」が露出する。
そこに各種ワンダーライドブックを食べさせるような形で読み込ませた後、ブーステッドトリガーを引く事でそれぞれのワンダーライドブックに応じた炎を放てる。
ワンダーライドブックは各種聖剣同様に最大3冊迄読み込ませる事が可能で、その分だけ攻撃力も上昇する。
初使用
初使用した第13章では流暢に使用。ブーステッドグリップを握ると同時に内部に収められた謎の文字による手引きが流入したため。
グリップ裏側にはワンダーライドブック裏側にある「スピリーダ」と同型のマークが刻まれており、これを火炎剣烈火の「シンガンリーダー」に接触させる事で必殺技を発動する事も出来る。
備考
なお、情報が解禁されると「赤いドラゴンモチーフ」「左腕に装備される」「各種アイテムを読み込ませる」といった点から「ドラグバイザー感が強い」などという声が多く上がる事態になった。
必殺技
ドラゴニック必殺読破! 烈火抜刀! ドラゴニック必殺斬り!
火炎剣烈火を一度バックルに納め、ドラゴニックナイトワンダーライドブックのページを1回押し込んだ後に再度抜刀して発動。
ブレイブドラゴンの背に乗った状態のまま全身を炎で包み込み、その勢いのまま火炎剣烈火ですれ違いざまに一刀両断する。
ブレイブドラゴンの背に乗った状態のまま全身を炎で包み込み、その勢いのまま火炎剣烈火ですれ違いざまに一刀両断する。
シティウォーズではブレイブドラゴンに騎乗して縦横無尽に暴れ回り、火炎を纏った十字斬撃波とドラゴンのブレスを同時に浴びせる
ドラゴニック必殺読破! ドラゴニック必殺撃!
ベルトに装填されたドラゴニックナイトワンダーライドブックを2回押し込んで発動する。右足に紅蓮の炎を纏った飛び蹴りを叩き込む。第15章で登場。
フレイムスパイシー
ワン!リーディング!○○! フレイムスパイシー!
ドラゴニックブースターの「ドラゴニックシェルフ」に各種ワンダーライドブックを1回読み込ませて発動。「○○」には読み込ませたワンダーライドブックのタイトルが入る。
○ブレイブドラゴン
「ブーステッドロアー」から強烈な火炎を噴射する。
スペシャル!ふむふむふーむ… 完全読破一閃!
ドラゴニックブースターの「ブーステッドグリップ」に火炎剣烈火のシンガンリーダーを接触させて発動。第15章では雷鳴剣黄雷を接触させた後、「神火龍破斬」と同時に発動。
エスパーダの幻影を背景に、炎を纏った火炎剣烈火と雷を纏った雷鳴剣黄雷をクロスさせ、「X」の字を描くように斬撃を放つ。
第20章では火炎剣烈火を接触させて何度か振るった後、遠距離の相手に向けて巨大な炎の刃を飛ばす。ガンバライジングではドラゴニックブースターに火炎剣烈火を噛ませる。
最光発光! Good Luck!
火炎剣烈火の「ソードグリップ」で仮面ライダー最光(光剛剣最光)に備えられた金の武器 銀の武器ワンダーライドブック側面のボタンを押し込んで発動。火炎剣烈火と光剛剣最光を同時に振るい、炎と光の刃を放つ。
プリミティブドラゴン
プリミティブドラゴン! ブレイブドラゴン!ゲット!
「変身」
烈火抜刀! バキッ!ボキッ!ボーン! ガキッ!ゴキッ!ボーン! プーリーミーティーブ! ドラゴーン! グォオオオオ―――ッ! ウウッ……ハァァ……グァァッ!!
スペック
身長:217.0cm
体重:122.6kg
パンチ力:38.4t
キック力:66.1t
ジャンプ力:67.9m(ひと跳び)
走力:2.1秒(100m)
体重:122.6kg
パンチ力:38.4t
キック力:66.1t
ジャンプ力:67.9m(ひと跳び)
走力:2.1秒(100m)
ブレイブドラゴンワンダーライドブックをセットしたプリミティブドラゴンワンダーライドブックをライトシェルフに装填して変身する強化形態。伝統の暴走形態。
第23章から登場。「掴む」ことに特別な執着を持つ禁忌の存在「神獣プリミティブドラゴン」の力を宿す。フォルムは骨だけのドラゴンを思わせる不気味な造形に変貌した。
外見
前形態のドラゴニックナイトに比べブレイブドラゴンに近いデザインだが、右肩にはドラゴンの頭蓋骨、腕や足には骨を象った透明感のある水色の装甲を纏う。
胸に施された巨大な手の形をした骨格が目を引き、胸から左肩にかけて「巨大な手が、ワンダーライドブックを抑え込んでいる」造形となっている。
複眼も鋭利かつ刺々しい左右対称の形状で、額部分に2本の角が追加されている他、クラッシャー部は4本の牙が生えた口となっている等、凶悪なイメージを抱かせる。
力の大本であるプリミティブドラゴンワンダーライドブックは記されている伝承が一部判読不能なため、力を不完全にしか引き出せない。
そのため、他のワンダーライドブックを装填することで欠けた部分の伝承を無理やり補い、プリミティブドラゴンの力を引き出す。このため、変身後に入る形態名の説明ボイスはない。
飛羽真はブレイブドラゴンワンダーライドブックをセットすることで変身を可能にする。このためか変身時には一旦ブレイブドラゴンに変身した後、後ろから出現した神獣プリミティブドラゴンが抱え込むことで装甲に変化するというプロセスを踏む。
飛羽真はブレイブドラゴンワンダーライドブックをセットすることで変身を可能にする。このためか変身時には一旦ブレイブドラゴンに変身した後、後ろから出現した神獣プリミティブドラゴンが抱え込むことで装甲に変化するというプロセスを踏む。
戦闘能力
不完全だがこれまでのセイバーを上回る強さを持つ。ストリウスとレジエルの両者を相手に圧倒し、更に必殺技の余波だけでブレイズ、剣斬、最光を変身解除に追いやった。
第27章では全ての能力が強化されたレジエル・フォビドゥンに善戦。途中で最光やバスターに止められた上に諸事情で戦闘は中断されたが、レジエルを撃破できた可能性はある。
暴走
表紙の「スペルバインディング」により神獣プリミティブドラゴンの意識が宿る。ブックを手にすると飛羽真の意識がプリミティブドラゴンに乗っ取られ、その本能のままに限界を迎えるまで暴れ続けることになる。
目に映るものすべてを敵と見なす。この現れか、戦闘の際には火炎剣烈火の刀身を掴んで振り回すなど、剣術も何もない力と勢い任せで攻撃を仕掛ける。
性能
頭部『セイバーヘルム プリミティブドラゴン』
『ソードクラウン』は著しくバランスを欠く。マスク『プリミティブジョウ』は荒ぶる神獣「プリミティブドラゴン」の持つ息づかいにより破壊衝動を極限まで高めている。
複眼『ボーンバイザー』は破壊衝動で満たされ、眼に映るもの全てを敵と認識する。感覚器『バーサークセンス』は広範囲の周辺情報を敏感に察知。敵意に対して過敏に反応する。
胴体
『ソードローブ』は能力が制御不能なほど極端に先鋭化。胸部骨格『ボイドタロン』はドラゴンの巨大な爪を伸縮自在に展開してあらゆる攻撃を退け、全てのものを掴み取る。
左肩『トラディションバインド』はプリミティブドラゴンワンダーライドブックが掴んだワンダーライドブックに綴られた伝承を強引に解放する。プリミティブドラゴンの失われた力の代わりに上乗せする。
剛健な骨格「プリミティブボーン」で構成された多関節外骨格『トラッキングボーンスケイル』は攻撃を受けると轢音を鳴らして衝撃を吸収する。強力な攻撃により砕けた場合でも瞬時に回復。回復するたびに硬度が増す。
四肢
腕部骨格『バーサークアーム』脚部骨格『バーサークレッグ』は露出した骨格が生み出す自壊を招くほどの圧倒的な力が変身者を狂剣士たらしめる。脚力は世界の果てまで踏破する
手部骨格『プリミティブハンド』は掴むことに特別な執着を持つ「プリミティブドラゴン」の習性を受け継ぎ、驚異的な握力を発揮する。有り余る力を聖剣「火炎剣烈火」に逆流させ、恐るべき破壊の力を発現させる。
足部骨格『プリミティブフット』は5つの鋭い爪を用いて荒ぶる身体を強力に支え、際限なくあふれる破壊衝動を込めたキックは大地をも切り裂く。
『古の大いなる竜が本の力を掴み取る! 掴ませよ!新たなる力! I wanna get the force!』
禁忌とされる「プリミティブドラゴン」の伝承を封じ込めているが、空白部分が多く情報が欠けており、後半は判読ができない。ジャンルは「神獣」。本来は人類に災いを齎すという言われている「禁書」であり、サウザンベースで厳重に管理されていた。
元々の見た目は、背の部分に複数の骨が纏わり付き、表紙に飛び出した骨や3つの爪で切り裂いたような傷跡がある黒い本だった。
第23章でその力を狙ったストリウスがサウザンベースに潜入した際に入手。その後、鉢合わせた飛羽真と戦闘になり奪回される。
だが彼の記憶に何らかの干渉を及ぼし、更に飛羽真の持つ飛び出す絵本が呼応したような謎の描写を経てワンダーライドブックに変化した。
必殺技
名称不明
グラップ必殺読破! 烈火抜刀! クラッシュ必殺斬り!
火炎剣烈火を一度納刀し、プリミティブドラゴンワンダーライドブックの表紙を押し込んだのち、再度抜刀して発動。
スペルバインディングから神獣プリミティブドラゴンの左腕を召喚して敵を掴み、引き寄せたところを逆手持ちの聖剣で斬りつけ、竜の爪の如き三つの斬撃で広範囲諸共に切り裂く。
初使用時には直接受けたレジエル、間合いの離れていたストリウスを人間態に戻し、様子を見に来ていたズオスを巻き込み、異変に気づいて駆けつけたブレイズ、剣斬、最光をも余波だけで一斉に変身解除に追い込んだ。
初使用時には直接受けたレジエル、間合いの離れていたストリウスを人間態に戻し、様子を見に来ていたズオスを巻き込み、異変に気づいて駆けつけたブレイズ、剣斬、最光をも余波だけで一斉に変身解除に追い込んだ。
第26章では火炎剣烈火からプリミティブハンドを生やす形で中距離から攻撃。闇黒剣月闇によって闇の力を逆流されて相討ちに終わった。
闇に染まった生物「ライオンセンキ」を呼び出して敵を襲わせる。第24章において、暴走の現場に駆け付けた倫太郎からファンタスティックライオンを構成するワンダーライドブックを全て奪い発動した。
グラップ必殺読破! クラッシュ必殺撃!
プリミティブドラゴンワンダーライドブックのページを2回押し込んで発動する。終章ではワンダーライドブックから出現したプリミティブドラゴンの腕が相手を掴み、大きく振り回して周囲の壁に投げつけた。
『仮面ライダーバトル ガンバライジング』では火炎剣烈火とプリミティブドラゴンからの猛攻で吹き飛ばした後、敵に向かって突っ込みつつ、飛び蹴りを叩き込む。
平成二期以降ちょくちょく出てくるようになった暴走フォームの一つであり、「アイテム側にライダーの意識が乗っ取られる」という点でファングジョーカーやプトティラコンボ、ハザードフォームに近い。
ただし、プリミティブドラゴンの場合、飛羽真が手にしたのは(何者かの思惑が絡んでいる節こそあるが)完全な偶然である。
再登場
最終章では大穴に落下した飛羽真を助けるためにプリミティブドラゴンブック自身が自らの意思で飛来・自動変身。スペック上では遥か格上の仮面ライダーストリウスに一矢報いた。
戦闘時は暴走時の様な呻き声以外は発しておらず、変身解除した際に飛羽真が意識を取り戻したかの様な描写が見られた為、どうもこの形態は神獣プリミティブドラゴンの意識がメインになる様子。
エレメンタルプリミティブドラゴン
「一緒に戦ってくれ……!」
エレメンタルドラゴン! プリミティブドラゴン! エレメンタルドラゴン!ゲット! 烈火抜刀!
「オオオオオッ!! 変身ッ!!」
バキ・ボキ・ボーン! メラ・メラ・バーン!シェイクハーンズ! エ・レ・メ・ン・タル!ドラゴーン!! エレメントマシマシ! キズナ、カタメ!
スペック
身長:217.0cm
体重:130.4kg
パンチ力:45.3t
キック力:83.0t
ジャンプ力:85.3m(ひと跳び)
走力:1.5秒(100m)
プリミティブドラゴンワンダーライドブックとエレメンタルドラゴンワンダーライドブックを使用し変身する、仮面ライダーセイバーの中間形態。第27章から登場。シルエットや手足はプリミティブドラゴンをベースに、赤い増加装甲やマスクが追加された。
胸部の「ボイドタロン」はエレメンタルドラゴン側の装甲が追加されたことで、両肩アーマーのドラゴンの顔と合わせて「2体のドラゴンが手を取り合う」形の「タイズブレスト」となり、左半身の「トラディションバインド」は完全に隠されている。
プリミティブドラゴンのもたらす圧倒的な物理的スペックはそのままに、エレメンタルドラゴンの四元素の力が追加。バランスが齎されたことで飛羽真の意志による制御が可能になった。
失われた伝承がエレメンタルドラゴンによって補完された結果、プリミティブドラゴンの伝承そのものも新章に突入した。
属性能力
火炎剣烈火の特性上、火の力が優先されがちだが、四大元素の力を自由自在に使用可能。第27章でのレジエル戦にでは水流を用いた空中浮遊と水を纏った斬撃、電撃、風の力を応用した超高速移動、地中移動能力も見せた。
第30章ではネコメギドの放った攻撃を吸収してから火炎によるカウンター攻撃に転用。各元素の形態に変化する事で不意打ちに対する回避手段としての使用が可能。
だが第30章ではズオスやネコメギドの攻撃を受けたり、背後の仲間を庇う為にあえて人型形態で受け止めた。一方、デュランダルとの戦いで攻撃を回避した際は、飛羽真が「斬られた…!?」と、まるで意識していなかった様に発言。
欠点
攻撃を仕掛ける際には人型形態に戻らないといけない。敵の攻撃を回避する所までは良いが、第31章ではズオスに、第32章ではデュランダルに回避中の軌道を予測され、攻撃の為に回避状態を解こうとした瞬間にカウンターを受けた。
第34章では復活したファルシオンの剣の効果で元素への変化を阻止された。物語が進行するに連れ敵側も攻略法を見出している為に同じ手が何度も通じなくなりつつあり、非常に強力ではあるが穴もある。
性能
「ソードクラウン」は『ハイソードクラウン』に強化。マスク『エレメンタルプリミティブマスク』は神獣「エレメンタルドラゴン」の持つ調和の力により、炎の息吹を体現することで聖剣との一体感を高める。
複眼『エレメンタルバイザー』はこの世の理を見極め、様々な視点から対象を捉える。感覚器『アトミックセンス』が世界とのバランスを測り調整する。周辺の情報や敵の様子を的確に捉える。
火・水・土・風の元素の力を備えた甲冑『エレメンタルローブ』で全身を包む。聖剣の覚醒と同時に装着され、変身者に剣技の向上・身体能力の増強・特殊能力の発動といった闘うための力を授けると共に元素の力を操ることが可能となる。
強固な胸甲『タイブブレスト』は固い絆で結ばれた神獣を象徴した2つの装甲が噛み合うことで、何人たりとも分かつことができない。
腕部『アトミックアーム』
プリミティブドラゴンがもたらす圧倒的な腕力に火・水・土・風の元素を調和させ、邪悪な存在を打ち払う。
手部装甲『プリミティブグラスプ』は「エレメンタルドラゴン」の調和の力を受けることで聖剣「火炎剣烈火」との一糸乱れぬ連携を生み、凄まじい剣技を放てる。
右肩『プリミティブドラゴンボールド』は神獣「プリミティブドラゴン」の力を宿しており、新章へと到達した大いなる竜の力をもたらす。
左肩『エレメンタルドラゴンボールド』は神獣「エレメンタルドラゴン」の力を宿しており、自然を司り、調和をもたらす元素竜の力を授ける。
脚部・アトミックレッグ
プリミティブドラゴンがもたらす圧倒的な脚力に火・水・土・風の元素を調和させ、邪悪な存在を打ち払う力を生み出す。
足部装甲『プリミティブグランダ』は5つの鋭い爪に超自然の力を纏わせることで5振りの剣と化し、剣技に匹敵する程の切れ味をキックの破壊力に加える。
スカート『エレメンタルスケイル』は剛健な骨格「プリミティブボーン」で構成された装甲に火・水・土・風の元素を調和させ、属性を変化させる。これにより、受けた攻撃と相反する属性となることであらゆるダメージを極小化する。
『そして太古の竜と手を結び、全てを救う神獣となる! 解き放て!二つの力を発揮する! 手を取れ!太古の竜と交わる時! It`s time to マシマシ!』
ジャンルは「神獣」。超自然の力と調和を司る神獣「元素竜エレメンタルドラゴン」の伝承が封じられている。謎の少年=プリミティブドラゴンを救い出したいと願い、その孤独に触れた飛羽真が、失われた伝承の続きを自ら作り出して読み聞かせ、ドラゴンを孤独から救い出したことで誕生した。
内包
「ドラゴンの友達の自然の力」を宿しており、内包する伝承をページ内部のギミック「オーセントカーヴィング」でプリミティブドラゴンワンダーライドブックに重ね、失われた後半部を構成する。このためライドスペルは「そして~」と前半部分の存在を示す内容になっている。ページは左開きだが、エレメンタルプリミティブドラゴンへの変身時には右に開く。
元素竜エレメンタルドラゴン
飛羽真の語った「続編」から生まれた、自然界の四大元素の力を持つ神獣。大自然そのものがドラゴンとして顕現した姿であり、変身時に確認できる外見はプリミティブドラゴンと同じく大半をエネルギーで構成された竜だが、炎の剣士である飛羽真の影響なのか全身が赤に染まっている。
新たなる物語
むかしむかし
ドラゴンと人間は仲良く、幸せにくらしていました。
しかしある時、ドラゴンを恐れた人たちに、ドラゴンは狩られてしまいました。
生き残ったのは、たった一匹だけです。
どこ? どこにいるの?
砂漠の上も。吹雪の中も。
いるはずがない仲間をドラゴンは探し続けました。
しかし、ついに力尽き、ドラゴンは倒れてしまいました。
それから時が経ち、体が骨だけになっても、ドラゴンは仲間を探しました。
しかし仲間を見つけることはできません。
僕は一人ぼっちなんだ。
疲れて眠るドラゴンの耳に、ふと誰かの声が聞こえました。
君は一人ぼっちじゃないよ。
友達ならいるよ、君のすぐそばに。
ほら。耳を澄ませてごらん。何が聞こえる?
風の音…笑ってる。とても楽しそうに。
そうドラゴンが答えると更に声は尋ねました。
水はどう?土は?火は?何を感じる?
水は歌ってる。
土はなつかしい匂いがする。
火は、すごく温かい。
すると大自然はエレメンタルドラゴンとなり、ドラゴンに寄り添いました。
ありがとう。友達を見つけてくれて。
ドラゴンは、エレメンタルドラゴンと共に、大空へ飛び上がりました。
2匹は手を取り合い、大自然のなかでいつまでも楽しく暮らしてゆくのでした。
めでたしめでたし。
(神山飛羽真「プリミティブドラゴンとエレメンタルドラゴン」より)
必殺技
必殺読破マシマシ! エレメンタル合冊斬り!
聖剣を一度納刀し、再度抜刀して発動。逆手に構えた聖剣で炎の斬撃を叩き込む。ガンバライジングでは緑・青・赤の斬撃を飛ばし敵の頭上に飛び回転しながら貫く、または4属性の光球を生成し、刀身に込めて貫く。
必殺読破マシマシ! エレメンタル合冊撃!
聖剣を納刀し、トリガーを引いて発動。七色に輝く炎のライダーキックを放つ。
ノーザンベースの伝承では「プリミティブドラゴンはすべてを滅ぼそうとした」とあったが、真相は「仲間を滅ぼされて孤独になった」と全く違う内容だった。なぜ伝承の内容が「邪悪な魔竜の物語」に書き換わったのかは現段階では不明。
レジエル撃破後、飛羽真は再びプリミティブドラゴンワンダーライドブックの世界に引き込まれ、そこでタッセルと初対面。タッセル自身、プリミティブドラゴンの真相を知っていた節があり、子竜の救済を成し遂げた飛羽真に礼を述べた。
「マシマシ」「カタメ」と、某ラーメン屋のようなフレーズが変身音に取り入れられている。誰が言ったか「二郎系ライダー」。
仮面ライダーオールマイティセイバー
烈火全抜刀!A NEW STORY IS BORN! ワンダー!ワンダー!ワンダー! オ・オ・オ・オールマイティ!!
スペック
身長:217.0cm
体重:98.5kg
パンチ力:68.6t
キック力:118.1t
ジャンプ力:121.0m(ひと跳び)
走力:0.4秒(100m)
概要
『仮面ライダーセイバー』最終章「終わる世界、生まれる物語。」に登場する仮面ライダーセイバーの最終形態。容姿は基本フォームと同一の物で、名称も作品の主題歌を意識した物。
ゼロワンのリアライジングホッパーに近い立ち位置だが、こちらは完全な別物のアイテムで変身している。
戦闘能力
飛羽真/セイバーとの融合係数が最も高いブレイブドラゴンを媒介とする形で全ての神獣系ワンダーライドブックの力を宿す。変身者を神獣の頂点に立つ存在としている。各部名称はブレイブドラゴンと共通だが、性能が向上。
数値スペックはそれまで最強であったフィーチャリングセイバーすら上回る。仮面ライダーストリウスのグリモワールにも走力以外は全ての面で上回っている。
ワンダーオールマイティワンダーライドブック
尾上『子供たちの未来!』大秦寺『聖剣の声!』蓮『強さの果て!』倫太郎『大切な誓い!』賢人『大切な友!』ルナ『大切な約束!』飛羽真『全ての想いを紡ぎ…』
「物語は永遠に続く!!」
世界を繋ぐ存在と6本の聖剣が共に紡ぎ出した新たなる全知全能の書。既に世界の終わりまで記されたあちらと異なり新たな物語が綴られた場合を想定した余白が存在。これにより無限の可能性を人間の想いから生み出す事が可能となる。
エレメンタルドラゴンワンダーライドブックの伝承解放器「オーセントカーヴィング」に酷似した全知全能の伝承解放器「リブラリアンインデックス」により膨大な伝承から最適な力を選出し、更にソードライバーを介して他の剣士にも森羅万象の力を伝播させる。
必殺技
火炎十字斬
必殺読破! 烈火全抜刀!オールマイティ必殺斬り!
ベルトに納刀した聖剣のトリガーを引き、再度抜刀することで発動する剣技必殺技。炎の斬撃で相手を斬り裂く。劇中ではブレイズのハイドロ・ストリーム、エスパーダのトルエノ・デストローダと同時に繰り出し、仮面ライダーストリウスにトドメを刺した。
火龍蹴撃破
必殺読破! 壮大なる物語!一冊撃! ファイヤー!
ベルトに納刀した聖剣のトリガーを2回引いて発動するライダーキック必殺技。劇中未使用だが設定上使用可能。
習得必殺技
壮大なる物語!
火炎剣烈火の刀身にワンダーオールマイティワンダーライドブックをスキャンする事で技を学習させ発動。内包されている全ワンダーライドブックの力を解放し、それぞれの能力を連続して発動する。
ワンダーライドブック | 能力 |
---|---|
ブレイブドラゴン | ワンダーライドブックからブレイブドラゴンが出現し、標的目掛けて突撃する。 |
ライオン戦記 | ブレイズがライオンセンキに乗って突撃し、口から放つ水流や聖剣から飛ばす水の刃で攻撃する。 |
ランプドアランジーナ | エスパーダが魔法の絨毯に乗って飛行し、すれ違い様に斬撃を放って落雷で追撃する。 |
ピーターファンタジスタ+猿飛忍者伝 | 妖精の力と緑色の風で飛ばされた味方を受け止め、浮遊させる。 |
こぶた3兄弟+西遊ジャーニー | こぶたの兄弟が三色の雲に乗り、標的の周囲を飛び回って藁束や木材、レンガを投げ付ける。 |
金の武器 銀の武器 | 火炎剣烈火の刀身に聖なる光を纏わせ、敵の攻撃を打ち消す。 |
ジャオウドラゴン | ジャオウドラゴンと4体の邪龍が標的目掛けて一斉に突撃する。 |
天空のペガサス | テンクウノペガサスが飛翔し、敵の攻撃を打ち消す。 |
ジャッ君と土豆の木 | 巨大な土豆の木のツタを召喚し、自在に操って攻撃する。 |
クリムゾンドラゴン | ブレイブドラゴン、ストームイーグル、赤い雲の塊が標的めがけて突撃する。 |
ファンタスティックライオン | ライオンセンキ、テンクウノペガサス、妖精が標的目掛けて突撃する。 |
ゴールデンアランジーナ | ランプドアランジーナとトライケルベロスが大量の針と共に突撃する。 |
備考
「文豪にして剣豪」である飛羽真にとって、クロスセイバーが全ての聖剣の力を結集した「剣豪としての最強フォーム」であるのに対し、オールマイティセイバーは全てのワンダーライドブックの力を結集した「文豪としての最強フォーム」と言える。
ワンダーオールマイティワンダーライドブックの力によってあらゆるワンダーライドブックの力を引き出せ「本の力を引き出す事が得意」である飛羽真にとって最も相性が良い。
劇中の活躍
カリバーの真実
第15章で飛羽真は仮面ライダーカリバーを撃破。上條から先代カリバーである隼人の裏切りの真相を聞かされる。隼人は「あの方」なる人物の示唆を受けて組織を離反し、現実世界とワンダーワールドを繋げようとしていた。
上條はこの一件を受けてソードオブロゴスの内部に真の裏切り者がいるのではないかと疑い、一連の真実を確かめるべく、自身がカリバーとなって離反。メギドと手を組んでまで「あの方」の正体を探ろうとしていた。
対立
サウザンベースのメンバーである神代玲花から、サウザンベースへの勧誘を受ける。飛羽真はノーザンベースの仲間と共に戦うとして拒否。玲花はその後に他の剣士達にコンタクト。結果、組織への不信感も持っていた飛羽真はあっという間に孤立した。
自身は無抵抗のまま、変身した四人に攻撃される。暴走した剣斬に割って入った芽依ごと斬り殺されかける。
だが寸での所で乱入してきたユーリ/仮面ライダー最光に救われる。飛羽真はセイバーとして人々を守るべく、芽依に支えられながらユーリと共に戦い続ける道を選んだ。
変わる運命
メギドとソードオブロゴスを相手取って戦い続ける中、組織の方針に疑問を覚えたノーザンベースの剣士達が次々と組織を離反し、飛羽真と合流。その中で起きたプリミティブドラゴンの騒動の中、消滅したはずの賢人が新たな仮面ライダーカリバーとなって復活。
「全てが滅びる未来」を変えようとする賢人と対立する。その傍ら、プリミティブドラゴンとの対話に成功し、エレメンタルドラゴンの伝承を自ら創出。さらにレジエルを撃破した。
混乱の元凶
上條の警告していた「組織の中の真の敵」とは組織を率いるマスターロゴスであった。賢人によって救出されたソフィアが帰還。ストリウスとマスターロゴスの共謀が判明した事で、戦いはノーザンベース対マスターロゴスという内部分裂状態に発展していく。
飛羽真は「世界を繋ぐ存在」であるルナに守護者として選ばれた事で「ワンダーワールドの力の全てを手にする」運命を背負った。
その力を得れば全てを飛羽真の思い通りに書き換える事が出来る。だが、その力を手にしたものは代償として現実世界での存在を失い、ワンダーワールドの守り人となる事を余儀なくされる。
これまで飛羽真や剣士達が成してきた全ての物事は、一つ残らず『全知全能の書』に最初から記されていた。彼らの人生、戦い、世界の発展、衰亡など、全て予め決められたシナリオの一部に過ぎず、この世界には本当の意味で人間が生み出したものは何もない。
ルナの正体は「世界を繋ぐ存在」ではなく「主人公」である飛羽真をシナリオ通りに動かすために『全知全能の書』そのものが遣わした「狂言回し」。
彼女が飛羽真を選んだ事も、それによって飛羽真が炎の剣士となった事も、それによって成し遂げた勝利も奇跡も、それのみならず剣士達の戦いも、全てが『全知全能の書』に記されたシナリオ通りだった。
消滅
激闘の末にストリウスを撃破。しかし世界の崩壊は止められず、飛羽真らも崩壊に巻き込まれたかに見えた。しかし、人々が思い描く「大切な物語」の力により完全な世界の崩壊は免れた。
飛羽真は新たにワンダーストーリーの続きを書き加え、刃王剣十聖刃とワンダーオールマイティライドブックの力を合わせる事で新しいワンダーワールドを構築、新たな管理者となった。
さらにカリュブディスの贄とされた人々の物語も一人一人丁寧に書き続け、ユーリを含めた彼らを元の世界に帰還させる事に成功する。
帰還
先達に見送られ、1年後に仲間たちの下へ自らも現実世界へ帰還するのであった。火炎剣烈火は小説家として専念する為にノーザンベースに返還した。
世界の崩壊前に執筆されたエターナルストーリーは世間で大いに評価され、長谷川一圭賞を受賞するまでに至った。物語の結末を決めた救世主の物語はこれからも続いて行く事だろう。そしてその意志を継ぐように新しいヒーローが現れる。