今回解説する仮面ライダーはビルドです。
「見返りを求めたら、それは正義とは言わねえぞ」
【BGM・閲覧のお供に是非】
目次
- 桐生戦兎
- 概要
- 性格
- 描写
- 正義のヒーロー
- 危険な側面
- 科学への見解
- 戦兎の秘密に関わる人物
- 佐藤太郎
- 葛城巧
- 戦兎の真相
- 人間関係
- 万丈龍我
- 氷室幻徳
- 石動惣一
- 石動美空
- 葛城巧
- 猿渡一海
- 青羽
- 仮面ライダービルド
- 変身
- 概要
- ベストマッチ
- 装備
- ビルドドライバー
- ビルドフォン
- マシンビルダー
- 各形態
- ラビットタンクフォーム
- スペック
- 概要
- ラビットハーフボディ
- タンクハーフボディ
- ◇装備
- ◇必殺技
- ラビットタンクスパークリングフォーム
- スペック
- 概要
- 性能
- 特殊能力
- 『平成ジェネレーションズFINAL』の活躍
- ◇装備
- ◇必殺技
- ラビットラビットフォーム
- スペック
- 変身
- ◇装備
- 性能
- ◇必殺技
- タンクタンクフォーム
- スペック
- 概要
- 性能
- ◇必殺技
- フルボトルバスター使用必殺技一覧
- ジーニアスフォーム
- スペック
- 外見
- 概要
- 性能
- 使用した能力
- 装備
- 必殺技
- 備考
- トライアルフォーム(ラビットドラゴン)
- スペック
- 概要
- 特徴
- ゴールドラビットハーフボディ
- シルバードラゴンハーフボディ
- ◇必殺技
- クローズビルドフォーム
- スペック
- 概要
- 外見
- 性能
- ◇装備
- 奇跡の合体
- その他の活躍
- ◇必殺技
- ラビットタンクフォーム
- 劇中の活躍
- 本編開始前
- 万丈龍我との出会い
- クローズとスパークリング
- 明かされた真実
- 北都との戦争
- 代表戦
- 西都との戦争
- 代表戦
- 最終回
- 新世界
- 『Vシネマ仮面ライダークローズ』
- 他作品での活躍
- 『仮面ライダーエグゼイド』
- トゥルーエンディング
- 平成ジェネレーションズFINAL
- 『仮面ライダージオウ』
- EP01「キングダム2068」
- EP02「ベストマッチ2017」
- 巧の顔が変わらなかった理由
- 『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』
【初変身&初戦闘】
桐生戦兎
『仮面ライダービルド』の主人公。仮面ライダービルドの変身者。名前の読みは『きりゅう せんと』。26歳。一人称は「俺」。演じたのは犬飼貴丈。
概要
東都に住むの天才物理学者。天才的な頭脳と驚異の身体能力を持ち化学方面にも明るい。しかし記憶喪失。序盤は(惣一に家賃を返すために)東都先端物質学研究所でパンドラボックスの謎を解明する仕事に就いていた。
名前の「戦兎」は、マスター曰く、ビルドの基本フォーム『ラビットタンク』から、苗字の「桐生」はマスター行きつけの理髪店「バーバー桐生」から取ったとか。
性格
好奇心旺盛で、興奮するとアホ毛が逆立つ。普段からの姿では飄々として掴み所がなく、知的好奇心を満たすことを優先する身勝手さが強い。口も悪く度々他人を怒らせる。
「最高だ!」または「最悪だ…」が口癖。いじられキャラの側面やツッコミ役も完備しており、龍我の無茶ぶりやボケにノリツッコミを入れたり、これまでのあらすじを語る際に惣一や美空にそのポジションを取られた際にはかなりへこんでいた。
正義感
他人の命を踏みにじる行為に対して、静かに激しく怒りを露わにする。ナイトローグの悪辣な策略でスマッシュに改造された結果、どうあっても助からなくなってしまった龍我の恋人を、自らの負荷を顧みずに安らかに解放して龍我と最期のひと時を過ごさせるなどの確かな優しさを秘めている。
「自分の記憶を取り戻す事」と「ビルドとしての使命」のどちらが大事か龍我から問われた際は、迷わず後者だと回答。自らの行いを「正義」と信じているが、見返りを期待して行うのは正義ではないという思想。
動機
ビルドとして人助けのために戦う理由を「誰かの力になれたら、心の底から嬉しくなって顔がくしゃっとなるから」と語っている。しかし一方「記憶がない事の不安から、誰かを助けようとする理想的な人間を演じている」と石動惣一は語った。
ブラッドスタークに失った記憶の核心に触れられた際は、ファウストのアジトの被験者達を放置してスタークを追いかけようとした。龍我に問い詰められ、改めて記憶よりもビルドとしての活動を優先すると宣言し直した。
技術
自らを天才と言って憚らないがそれ相応の頭脳はを有する。劇中登場するフルボトル生成機械、ビルドドライバーのベストマッチ判別機能、専用武器ドリルクラッシャー、専用マシンマシンビルダー、強化変身アイテムなどは彼が全て自分で開発している。
新しい武器を開発した直後に狂気じみた表情で「試したい……」と呟きながら他人に向かって振り回す。非戦闘時にはセーフティがかかっているとはいえ常軌を逸しているのに変わりはない。
科学への見解
科学そのものに善悪はなく、使う人間や環境次第で変わるというスタンス。危険な人体実験を行った葛城のことも人間性はともかく科学を発展させた功績は称賛している。
また科学を正しく使うことで人を幸せにできると強く信じており、科学の果てには破滅が待っているという考えのブラッドスタークとは相容れない。
ハザードレベル
作中初めてハザードレベルが明示された第5話当初は3.2。同話中に3.7まで上昇する。その後第19話では3.9に上がった。
戦兎は物語開始前からビルドとして戦ってきたが、この時点では龍我に抜かされていた。その後ハザードトリガーを入手。第24話のスターク戦では4.4まで上昇し、その時点ではトップに躍り出た。
戦兎の秘密に関わる人物
佐藤太郎
「夜は焼き肉っしょ!アッハッハッハッ…」
滝川紗羽が戦兎の写真をばらまいた結果見つかった、記憶を失う前の戦兎と思われる人物。顔は戦兎と瓜二つだが髪はトゲトゲ。行方不明になる前はゴミ屋敷同然の部屋に住み「ツナ義ーズ」という名のバンドをやっていた。
バンドが売れたら女子アナと結婚して、牛丼卵つき100杯食べてビル1000件買うことが夢だった。バンド仲間の岸田立弥を弟分として大切にし、彼の為に新薬開発のバイトに向かうなど、戦兎と共通する他人思いの一面が存在していたようだ。
ネタ要素
劇場作品である「平成ジェネレーションズ FINAL」の完成披露舞台挨拶と公開初日舞台挨拶では、演者である犬飼貴丈氏が佐藤太郎のセリフを披露。万丈龍我役の赤楚衛二氏と漫才を繰り広げた。
葛城巧
「以後、お見知りおきを。シーユー」
演じたのは木山廉彬。万丈龍我が殺したとされる男。かつては東都先端物質学研究所の元研究員で、パンドラボックスを研究する責任者だった。研究所の誰もが認める天才である一方、一部の人間からは「悪魔の科学者」とも呼ばれていた。
元上司に最上魁星がいるが、ネビュラガスと新種のウイルス、そしてコズミックエナジーを利用した並行世界融合装置の製作に手を付け、葛城に見限られている。
過去
3年前にネビュラガスを使用した人体実験を独断で行うという禁忌を犯し、東都先端物質学研究所を追放されている。追放後はファウストを創設。「プロジェクトビルド」を立ち上げフルボトル及びトランスチームガンやビルドドライバーを開発。
更にはスクラッシュドライバーやハザードトリガーまで発明していたが前者は未完成のまま放置、後者は余りにも危険なため封印している。
家族
父に忍、母に京香を持つが、父はスカイウォールの惨劇の責任者としてバッシングを受け自殺。母は北都に移住している。母親が作ってくれる卵焼きがとても好きだが、口下手で感謝を伝えるのは苦手だったようだ。
死ぬ間際にプロジェクトビルドの成果の全てをUSBメモリに記録して母に託している。こちらの動画内では非常に饒舌で、ビルドに実際に変身したりして、ビルドシステムおよびトランスチームシステムについて説明していた。
戦兎との共通点
- 戦兎は(一応)26歳。10年前は16歳前後のはずで、「スカイウォールの惨劇」が起きたセレモニーに出席していた葛城は学生服を着用しており、多少の誤差があっても服装と年齢が一致する。
- 戦兎は佐藤太郎の部屋を訪れた時に「綺麗好き」と発言しており、事実秘密基地は整理が行き届いている。一方龍我の回想や事件の真相が語られたシーンで映る葛城の自室も、物は散乱しておらず綺麗に保たれており、傾向が一致する。
- 戦兎はスタークの正体が惣一と判明した後、盗まれることを予測しフルボトルを偽物とすり替えていた。葛城も同様にプロジェクト・ビルドのデータが入ったUSBメモリの隠し場所とは他に、偽の貸金庫を用意しておく周到さを見せている。
葛城巧の変身
決め台詞は「仮面ライダービルド。『創る』『形成する』って意味のビルドだ。以後、お見知りおきを」。以前との繋がりとして、『エグゼイド』に客演した時やプロジェクトビルドの映像でもこの台詞や指の動きを披露していた。
エボルトを倒そうとした際はゴリラモンドへの変身を試みた。ボトルをビルドドライバーに装填して変身しようとしていた。
再登場時
戦兎の姿で自分自身の記憶が戻った後、ラビットラビットフォームに変身した時は初めて知った形態だったためか上手く使いこなせていなかったが、フルフルラビットタンクボトルを自分用に調整したことで2回目は高い戦闘能力を発揮できていた。
自らが装甲に向かうのではなく、その場から動かずに自動で装着されるように変化していた。2回目の変身では最初に指を鳴らし、完了後に周りに対して人差し指を揺らしながら名乗るという一連の流れが描写された。
戦兎の真相
エボルトの企みに気づいた巧は、スタークおよびエボルトの半身である龍我を抹殺しようとする。変身を試みるもビルドドライバーはすり替えられており失敗。エボルドライバーを要求されて断ると、気絶させられた。
その後、新薬開発のアルバイトとしてやって来た佐藤太郎をスタークは殺害。スタークは自身の能力で葛城と佐藤の顔を入れ替え、佐藤の顔になった葛城の記憶を消去。
人体実験を行った後路上に放置し、石動惣一との出会いを演出。「桐生戦兎」の名前をつけた。一時間後にやって来た龍我は濡れ衣を着せられて逮捕された。
人間関係
カッとなりやすい龍我をよくからかって遊んでいるが、軽く見ているわけではなく、彼の真っ直ぐな人間性は信用している。
その一方、彼がドラゴンフルボトルと急速に適合していることに「いずれ障害になる恐れがある」と危機感を覚えていた。度重なる衝突を経て第10話で互いに「お前のことなら信じられる」と信頼関係を築く。
第2章で彼がスクラッシュドライバーに適合したことは内心良く思っておらず、副作用から守るために何度も使用をやめるように忠告するものの、結局は彼が使わざるを得なくなったことに苦悩する。
暴走を止めるためハザードトリガーに手を着けるが、それが回り回ってスクラッシュドライバーを制御するきっかけになる。
第3章ではこれまで明らかになっていなかった火星に纏わる情報などから、彼とエボルトの間にある仕組まれた関係を知る。主人公が2号ライダーを名字で呼ぶのはウィザード以来。
研究所の上司。戦兎の記憶喪失と言う事情を聞いても、さほど気にせずパンドラボックスの解析に従事させている。それどころか葛城巧やネビュラガスなど機密事項もペラペラと教えているが、それには戦兎を利用する思惑があった。
第14話で惣一から彼がナイトローグであることを知らされ、第15話では本格的に対決。そして彼の口から自身の正体を知らされた。第2章では思惑は一致しないながらも一応の協力関係を結んでいたが、途中で幻徳が東都から追放されたため関係は解消された。
そして新たに西都に所属した彼と再び対峙することとなる。第3章では幻徳が元の性格に戻っていたため、少しづつだが協力し合うようになっている。
記憶喪失の戦兎を拾ってくれた恩人にして、彼をビルドに仕立て上げた張本人。戦兎は『nascita』に厚意で住まわせてもらっていると思っていたが、ちゃっかり家賃がカウントされており、まとめて請求された。
パンドラボックスについて調べる中で、彼が10年前に火星へ行った宇宙飛行士だと知る。記憶を失って自分が何者なのか分からない自分に帰る場所を与え、家族のように温かく迎え入れてくれた彼に、戦兎は「今の自分を作ってくれた人」として深く感謝している。
正体発覚後
彼がブラッドスタークだと知るとショックを受ける。実の娘の想いすらも利用する彼の非道な一面には怒りを露わにし「俺の中で石動惣一は死んだ」と決別する事になる。しかしその後も彼の掌の上で踊らされる。
ハザードトリガーを渡された他、グリスに勝つためにベストマッチを使いこなす特訓によって更なる成長を促されている。第3章では彼にエボルトが憑依していたのが明らかになったため、地球を火星の二の舞にしないように本気で対立していく。
フルボトルを作ってくれるが、戦兎は新しいフルボトルの性能にばかり興味津々。かと言って仲が悪い訳ではなく、寝ているお互いの顔に落書きし合う子供レベルの関係。
最悪の場合に自分ごとビルドを終わらせることを彼女に頼むほどの信頼を置いている。美空の方も、成分浄化の能力の負担を軽減し生成したフルボトルを人々を守るために使う戦兎に感謝している。
第2章では共に「戦争が勃発する原因の一端」となってしまった苦しみを共有することになり、彼女の涙が、現実から目を逸らしていた戦兎に戦う覚悟を決めさせる。
東都と北都による戦争が繰り広げられる中で対面し、フルボトルを巡って彼や北都三羽ガラスと対立。戦兎の「敵も味方も死なせない」という意志を、一海は「俺達は殺し合いをしてるんだよ」と真っ向から否定するなど、戦争に対する意識も2人でそれぞれ違っている。
代表戦では彼と激戦を繰り広げ、結果はハザードフォームに変身したビルドが勝利した。その後西都によって北都が支配下に落ちてしまい、鷲尾兄弟との戦いで黄羽が死亡。西都から北都を救い出す為に戦兎達と本格的に共同戦線を張る事になった。
元々根がお人よしかつ理性的に振る舞える者同士なので相性は悪くなく、現在は下の名前で呼び合っている。代表戦での戦闘ゆえか共闘後は短期間で信頼関係を構築した。第29話では戦闘中にフルボトルのノールックパスを掛け声も無しにやってのけた。
青羽
北都三羽ガラスの一員にして、ハザードフォームのオーバーフロー時に戦兎が殺害してしまった人物。この件で廃人同然となった戦兎は、青羽の死んだ場所に紫のヒヤシンスを供え、何度も彼に謝罪をしている。
第29話でグリスが三羽ガラスのボトルを使った必殺技を発動した際、一海と戦兎の背中を三羽ガラスの幻影が後押しするかのような光景が映り、この時に青羽は戦兎の背中を押している。
備考
変身時のポーズは演じる犬飼氏の特技であるシュートボクシングから。フルボトル生成完了時のハイテンションぶりは犬飼氏のアドリブ。
記憶喪失という設定のため、パイロット版(1,2話)を担当した田崎竜太監督の指導により犬飼氏は役作りを固めず素の状態で演技を行っている。
前回までのあらすじでの彼の語り出し「仮面ライダービルドであり、天才物理学者の桐生戦兎は……」は「天才」の部分を強調して言うあまり「てぇんさぁい物理学者」になって逆にアホっぽい。戦争が始まった17話以降は無くなった。
犬飼氏はアニメ鑑賞が趣味。相棒・龍我役の赤楚衛二氏がVシネマ「仮面ライダークローズ」の舞台挨拶を行っている裏で趣味のアニメ映画の鑑賞に行っていた。
仮面ライダービルド
「さあ、実験を始めようか」
概要
3つに分かれた日本列島の「東都」に出現した「スマッシュ」と戦う仮面ライダー。ビルドドライバーにフルボトルを装填して変身する。「ビルド」は「創る」「形成する」という意味の英単語Buildに由来する。
2本のフルボトルはそれぞれ特性が異なり、状況に応じてボトルを組み合わせて変身する「フルボトルチェンジ」を行う。フォームの切り替えの際には戦兎が『ビルドアップ!』と叫んでフォームチェンジする。
外見
左頭部・右上半身・左下半身は生物(有機物)、右頭部・左上半身・右下半身は器物の能力を持つ。複眼は各モチーフの形状をしており、一部がアンテナ・触角のように飛び出している。
各フォームの名称は「○○フォーム」。平成一期以来の復活である。フルボトルとベルト以外の装備は全て戦兎の自作。フォームによっては専用武器が存在するがビルドに変身していない状態でも使用可能。
変身
振って刺激を与え活性化させた2つのフルボトルを装填。右側の「ボルテックレバー」を回転させることで中央にあるエネルギー生成ユニット「ボルテックチャージャー」が作動。
2つのフルボトルからパイプが伸びて前後にプラモデルのランナーのような型の高速ファクトリ―「スナップライドビルダー」が生成。
パイプの中を2種類の物質が通り型の中央でハーフボディが完成する。2つの型を固定している地面のスタンドに沿ってスライドし組み合わさることでビルドのボディとなる。
変身時の音声は装填したフルボトルの音声が鳴った後、ベストマッチなら「ベストマッチ! Are you ready?」という音声の後フォームごとの専用音が流れ、トライアルフォームなら共通の音声が流れる。
相性が最も良いフルボトル2本をビルドドライバーに装填することで変身できる形態。純粋な戦闘力ではトライアルフォームに勝る。変身時にはスナップライドホルダーが出現する。
一部の名前は省略されたり英名になったり、フルボトル名と異なったりする。なお、全部という訳では無いが、ベストマッチの組み合わせとなるモチーフには何らかの共通点や対照的な面がある事も。
『レジェンドミックス』と呼ばれるベストマッチは変身完了時に歴代ライダーの姿に変化する。ドライバー以外は変身したライダーと同一であり能力や武器をそのまま使用できる。
トライアルフォーム
ベストマッチフォーム以外を組み合わせた亜種形態。当然ベストマッチの組み合わせが分からないときや、能力の組み合わせによる臨機応変な対応に迫られる際に使用。
特徴
本来は葛城巧がプロジェクト・ビルドと名付けた東都のための防衛システムの主軸として開発された。しかし、軍事的価値に目を付けたファウストや難波重工から戦闘データを狙われている。
単純なスペックでは後続のライダーに劣る所も多い。その真価は多彩なフォームの組み合わせによる千差万別な行動を取れること。作中でも「引き出しが多い」「ハザードレベルでは測れない強さを持つ」と評されている。
性能
額のデータ収集装置『BLDシグナル』が戦闘データをリアルタイムで集約。自身と敵の能力を正確に把握する。全身の状態管理も行っており、損傷個所は自動的に応急補修される。
全身の耐衝撃ボディスーツ『BLDアンリミテッドスーツ』が戦闘ダメージから変身者を保護。肉体のリミッターを解除し、秘められた身体能力を引き出す。
装備
ビルドドライバー
本作の変身ベルト。エボルドライバーを参考に葛城忍が設計を行い、その息子の葛城巧がシステムを完成させた。防衛を主とした軍事兵器「PROJECT BUILD(プロジェクト ビルド)」の要。
ハザードレベルと呼ばれるネビュラガスへの耐性を示す値が3.0を上回らないと使用できない。石動惣一は「使ってみたが変身できなかった」らしいが真実は不明。レバー付近にSDカードスロットが存在し、ここにSDカードを挿入して戦闘データを記録する事が可能。
機能
『ツインフルボトルスロット』にフルボトル識別機能を搭載。装填された2本のフルボトルがベストマッチの組み合わせかどうかを瞬時に判定する。
外装パーツ『セーフティガードケース』が内部機能を保護。耐熱性、耐衝撃性に優れた高強度の素材を使用。スマッシュとの戦闘に耐え得る十分な強度を備えている。
発動
変身時や必殺技発動時に使用するアクションレバー『ボルテックレバー』を回すことで、エネルギー生成ユニット『ボルテックチャージャー』内部の発動機「ニトロダイナモ」が高速稼働。
また『ツインフルボトルスロット』のフルボトルがシェイクされ、ボトル内の物質「トランジェルソリッド」を内部に取り込み、変身や必殺技の発動に必要なエネルギーを生み出す。回転数と回転速度を上げるとより大きなエネルギーを生成できる。
性能
変換装置『L&Pアンプリファー』が変身者の強く正しい想いを特殊強化成分に変換。真の戦闘能力をもたらす。特殊強化成分は感情を持つ存在に影響を及ぼす。成分を付加した必殺技を敵に叩き込み、その精神と肉体に致命的ダメージを与えられる。
高速ファクトリー展開装置『ビルディングモジュール』から装備を生成・装着する装置「スナップライドビルダー」を展開。ドライバーの上部の『BLDライドポート』にハザードトリガーを装着できる。
ベルト
ベルト止め『クオリファイザー』が身体データをスキャン。装着者がシステム適合者かどうかを自動判別し、適合者である場合は変身機能を正常に作動させる。
普段はドライバー内部に収納されているベルト部分『アジャストバインド』は変身を行う際に自動で装着者の腰に巻き付く。ベルトの長さは装着者の体型や服装に合わせて調整される。任意のフルボトルを3本まで装填可能な『フルボトルホルダー』を装備。
玩具版
『変身ベルト DXビルドドライバー』が2017年9月2日に発売。ラビットとタンクのフルボトルが付属。音声はベルト側に搭載されているため平成二期恒例の黙ると死ぬベルト。
DXビルドドライバーのフルボトルを装填するスロットには、ヤクルトボトルやシーズニングボトル、アストロスイッチにウルトラカプセルもベストマッチするので、Twitterではその点がネタにされている。
食玩『ラクラクモデラー』シリーズの第一弾、第三弾にラインナップ。同シリーズのフルボトルホルダーに付属しているフルボトルを装填することが可能だが、装填方法が異なる。
ドリルクラッシャー
主にビルドが使用するドリル型の武器。『コネクトランサー』にドリル部分を前後に組み替えることでブレードモードとガンモードに変形する。初期は主にラビットタンクフォームをはじめラビット・タンクハーフボディを使用したトライアルフォームが使用した。
攻撃性能
ブレードモードのドリル刃『ドリスパイラルブレード』は高速回転を利用して敵を穿つ、もしくは装甲を削り取る。渦巻く光刃をまとい、敵を切り刻める。
ガンモードの銃口『ガンスパイラルマズル』は高速回転と共に標的を貫く加速光弾「スピニングビュレット」を発射する。連射性や爆発力、口径などを調整し、状況に合わせたカスタマイズを行える。
性能
持ち手『ブレイグリップ』が敵の挙動や使用者の癖を記録・分析。攻撃時の挙動を最適化する。メーター『ボルテックメーター』が内部発動機の稼働状態を示す。メーターの針が左右に大きく振れるほど調子が良く、攻撃の威力も上昇する。
『フルボトルスロット』に装填されたフルボトルの成分を武器内部に取り込み、必殺技の発動システムを作動。『ボルテックトリガー』を引いて必殺技を発動する。
活躍
平ジェネFINALではホークガトリングフォームでゲ-ムフルボトルを装填して使用したり、カイゾクハッシャー開発前の海賊レッシャーフォームなど様々なフォームで使用。
変身前でも使用されており、第4話では万丈龍我が生身でスクエアスマッシュに投げつけ、第5話では桐生戦兎がバイクに乗りながらガンモードでガーディアン達を狙い撃った。
ビルドフォン
戦兎が開発したスマートフォン型のガジェット。通常のスマートフォンのようにメールや電話の各種機能が使用できる。
遥か上空から落下しても内部に一切影響が無いほど硬い。液晶パネル『ディビルドディスプレイ』は戦闘に巻き込まれて破損しても自動修復機能で数分程度で完全に修復される。
マシンビルダー
スペック
全長:2.140m
乾燥重量:134.0kg
馬力:142.0ps(104.4kw)
最高時速:271.0km/h
概要
ビルドフォンにライオンフルボトルを挿入することで変形して巨大化するビルドが使用する大型二輪バイク。フロントの歯車を回転させることで物理的な攻撃にも利用可能。
前輪にもオーラを纏わせてウィリー走行することで攻撃可能。垂直な壁でも走行可能で、スカイウォールを駆け下りる際にも披露していた。
走行
ハンドルユニット『ビルドハンドラー』は搭乗者の運転能力や癖を記録・分析することで、走行時の挙動を最適化する。また、液晶コンソールの操作により、レーダーマップの確認や通話、ヘルメットの取り出しなどが可能。
エンジン『BU1-LD』はフルボトルの成分を利用して、膨大な稼働エネルギーを生み出す。加速装置『リアボトルチャージャー』はフルボトルの成分をマシン各部に送り込み、一時的に全機能を高稼働させることで爆発的な加速力を得る。
性能
タイヤ『ハイバランサータイヤ』は車体バランスを維持するための全方位エア噴射システムを搭載。急斜面なども安全に走れる。
ヘッドライト兼センサー『フロントギアセンサー』に搭載されたサーマルセンサーやナイトビジョンにより、物陰に潜む敵などを素早く探知できる。歯車型のパーツから回転光刃を展開し、高速走行と共に前方の敵や障害物を破壊可能。
カウルパーツ『ガードレットカウル』が内部機能を保護。スマッシュとの戦闘に耐え得る十分な強度を備えている。
ライディングシート『ビルドライドシート』は搭乗者の体型や姿勢に合わせてシートの形状などを自動調整し、走行中の衝撃による負担を低減する。
備考
変身直前や必殺技の発動時に数式が宙に現れるが、この数式のエフェクトは慶應義塾大学理工学部特別研究員の白石直人氏が選定している。番組制作スタッフの大学の後輩にあたる縁から本作の物理学アドバイザーを担当することになった。
フルボトルは有機物無機物共に30本のため、ビルドの理論上のフォーム数は900(+強化形態数種類)と、仮面ライダーオーズのそれを大幅に上回っていた。
だがオーズの方もCSMで新規のメダルが製作されたので、レジェンド系のアイテムを入れずともビルドにも負けないフォーム数に増えた。
主要形態一覧
鋼のムーンサルト!ラビットタンク! イエーイ!
「勝利の法則は決まった!」
スペック
身長:196cm
体重:99kg
パンチ力:9.9t(右腕)/17t(左腕)
キック力:23.7t(右脚)/17.8t(左脚)
ジャンプ力:ひと跳び55m
走力:100mを2.9秒
概要
ラビットとタンクのフルボトルで変身する形態にして、ビルドのメインフォーム。東都のベストマッチ。
ウサギのジャンプ力と戦車の頑丈さを兼ね備えたフォームで、基本的にこの姿から各フォームへと戦況に対応して変身する。メインカラーは赤と青。葛城巧は、親和性と性能の高さには目を見張るものがあり、『最も安定したベストマッチ』と評している。
戦闘能力
戦車の機動力と頑強な装甲、ウサギの俊敏性と凄まじい跳躍力を活かしてスマッシュとの激しい戦いを繰り広げる。ラビットの非力さとタンクの鈍重さを互いに補いあっている。だが突出したポイントがないという欠点もある。
ラビットハーフボディ
頭部『BLDラビットタンクヘッド』
複眼の形状はウサギの横顔。視覚センサー『レフトアイラビット』は戦闘時の反応速度と索敵精度が高める。特殊な嗅覚センサーで陰に潜む敵を見つけ出す。
聴覚強化装置『イヤーフェイスモジュール』が敵の気配やわずかな動作を捉えることで次の行動を予測。素早い反撃が可能。頭部を保護する赤い装甲パーツ『ワイルドヘッドアーマー』はスマッシュの通常攻撃に耐え得る。軽量化により運動性能が高い。
胴体
ラビットフルボトルの力で形成されるハーフボディ。胸部の軽量装甲『ワイルドチェストアーマー』はスマッシュの通常攻撃に耐え得る。
軽量化により運動性能は高い。数秒間だけ自身のあらゆる動作を高速化可能。右肩装甲『BLDラピットショルダー』は腕部の動作を最適化。攻撃速度を向上させる。
四肢
右腕『クイックラッシュアーム』から繰り出すパンチの威力はやや低いが、敏捷性の高さを活かして手数で攻める。右拳の強化グローブ『BLDラピッドグローブ』は細やかで素早い動作が可能。ドリルクラッシャーなどの武器を用いた攻撃が得意。
左脚『クイックラッシュレッグ』は高い俊敏性を持つ。跳躍強化バネ「ホップスプリンガー」を利用したハイジャンプが可能。
左足のバトルシューズ『ラビットフットシューズ』は軽快なフットワークが得意。ムーンサルトなどアクロバットアクションを織り交ぜたキック攻撃を繰り出す。
タンクハーフボディ
頭部
複眼の形状は横から見た戦車。複眼『ライトアイタンク』は射撃攻撃を行う際瞬時に弾道計算などして命中率を引き上げる。射撃強化装置『キャノンフェイスモジュール』が装備中の射撃武器の威力を向上。射程距離と着弾時の爆発力を引き上げる。
頭部を保護する青い装甲パーツ『パンツァーヘッドアーマー』は性質の異なる数種類の装甲板を重ね合い、物理攻撃への強度が高い。
胴体
タンクフルボトルの力で形成されるハーフボディ。胸部の複合装甲『パンツァーチェストアーマー』は性質の異なる数種類の装甲板が重なり合い、物理攻撃への強度が高い。
左肩の反応装甲『BLDインパクトショルダー』、左拳の強化グローブ『BLDインパクトグローブ』は接触した物体に衝撃波を浴びせ、内部機能を破壊。
威力は戦車砲発射時の衝撃波に匹敵する。左腕『ヘビーアサルトアーム』内部の駆動装置が腕力を向上。敵の内部中枢まで響くヘビーなパンチを繰り出す。
脚部
右脚『ヘビーアサルトレッグ』は機動力と防御力が高い。高強度の装甲板を叩きつけるヘビーなキックが得意。右足のバトルシューズ『タンクローラーシューズ』は無限軌道装置で高速走行可能。これを利用したキックで敵の装甲を削り取る。
必殺技
ボルテックフィニッシュ
レバーを回して発動。タンクの右脚によるライダーキック。第1話では地面深く潜り隆起した地面から跳躍、グラフ型の標的固定装置を展開。x軸で敵を拘束し放物線の上を滑るように加速し途中の点で更に加速する。
命中した際キャタピラの回転で追加ダメージを与える。地面に潜らない、相手を拘束しないなどの場合もある。第43話ではガタックのようなジャンプ回し蹴りを披露。
ガンバライジング
最初は数式のカラーリングが赤青だった。後に修正され本編と同じ白になった。また同ゲームではそれぞれのボトルにボルテックフィニッシュ(と〃アタック)の技が設定。
ラビットは敵の周囲を跳ねまわり撹乱してムーンサルトキックを決める技、タンクは腕にエネルギーを纏って敵に突進して強烈なパンチを決める。
余談
『空想科学読本』で知られる柳田理科雄氏の検証でも相当な威力があると推察された。「スペック的には普通にキックした方が威力は強いが、X軸で相手を固定しているためエネルギーの逃げ場がなく与えられるダメージはむしろ大きい」らしい。
ボルテックブレイク
ドリルクラッシャーのフルボトルスロットにフルボトルを装填して発動。装填したボトルによって効果が変わる。
○ブレードモード+ラビットフルボトル
第1話で使用。刀身を高速回転させつつ突進し、すれ違い様に敵を切り裂く。
○ガンモード+ハリネズミフルボトル
第2話で使用。ハリネズミの鋭い針を弾丸として高速連射する。
○ブレードモード+海賊フルボトル
第12話で海賊レッシャーフォームが使用。水の刃を連続で飛ばして敵を切り裂く。
『7つのベストマッチ』完結編ではラビットタンクスパークリングフォームが使用。こちらでは刀身を高速回転させ、大量の水を噴出させて攻撃した。
○ブレードモード+忍者フルボトル
第14話で使用。刀身を3つに分裂させ、3方向から敵を切り裂く。
○ブレードモード+ロケットフルボトル
第15話で使用。刀身にロケット型のエネルギーを纏わせ、敵めがけて射出する。
○ブレードモード+ゴリラフルボトル
第16話で使用。刀身にゴリラの腕を模したエネルギーを纏わせ、敵を殴りつける。
○ブレードモード+ユニコーンフルボトル
『7つのベストマッチ』前編でスマホウルフハザードフォームが使用。刀身に水色のドリルのようなエネルギーを纏わせ、敵を刺し貫く。
○ブレードモード+カブトムシフルボトル
第22話でラビットタンクスパークリングフォームが使用。刀身にカブトムシの角を纏わせ、地中を通して攻撃する。このときはスパークリングフィニッシュも併用し、無数の泡を纏わせて威力を高めて使用した。
○ガンモード+潜水艦フルボトル
『7つのベストマッチ』後編でクジラジェットフォームが使用。魚雷のような小型の弾丸を連射する。
○ガンモード+ローズフルボトル
第27話でラビットタンクスパークリングフォームが使用。バラの花びらのような弾丸を連射する。
○ガンモード+ハリネズミフルボトル
第2話で使用。ハリネズミの鋭い針を弾丸として高速連射する。
○ブレードモード+海賊フルボトル
第12話で海賊レッシャーフォームが使用。水の刃を連続で飛ばして敵を切り裂く。
『7つのベストマッチ』完結編ではラビットタンクスパークリングフォームが使用。こちらでは刀身を高速回転させ、大量の水を噴出させて攻撃した。
○ブレードモード+忍者フルボトル
第14話で使用。刀身を3つに分裂させ、3方向から敵を切り裂く。
○ブレードモード+ロケットフルボトル
第15話で使用。刀身にロケット型のエネルギーを纏わせ、敵めがけて射出する。
○ブレードモード+ゴリラフルボトル
第16話で使用。刀身にゴリラの腕を模したエネルギーを纏わせ、敵を殴りつける。
○ブレードモード+ユニコーンフルボトル
『7つのベストマッチ』前編でスマホウルフハザードフォームが使用。刀身に水色のドリルのようなエネルギーを纏わせ、敵を刺し貫く。
○ブレードモード+カブトムシフルボトル
第22話でラビットタンクスパークリングフォームが使用。刀身にカブトムシの角を纏わせ、地中を通して攻撃する。このときはスパークリングフィニッシュも併用し、無数の泡を纏わせて威力を高めて使用した。
○ガンモード+潜水艦フルボトル
『7つのベストマッチ』後編でクジラジェットフォームが使用。魚雷のような小型の弾丸を連射する。
○ガンモード+ローズフルボトル
第27話でラビットタンクスパークリングフォームが使用。バラの花びらのような弾丸を連射する。
○ブレードモード+メダルボトル
ひらかたパークのヒーローショーで使用。カザリのセルメダルごと削り取り、入手したコアメダルをオーズにパスする事で勝利に貢献した。仮面ライダーバースのドリルアームのビルド版ともいうべき能力。
ジャストマッチブレイク
○バスターブレードモード+ゴールドラビット&シルバードラゴン
最終話で使用。金色と銀色のエネルギーを纏わせ、対象を斬り裂く。作中ではエボルトに対し、跳躍した勢いでの斬撃・すれ違い様の斬撃・前方への斬撃を放った。
最終話で使用。金色と銀色のエネルギーを纏わせ、対象を斬り裂く。作中ではエボルトに対し、跳躍した勢いでの斬撃・すれ違い様の斬撃・前方への斬撃を放った。
ゲーム作品での必殺技
タンクスクレイパーキック
バトルラッシュで発動。動作はボルテックフィニッシュに似ているが、グラフや足に特有のエフェクトが発生しない。ヒットした対象にタンクローラーシューズで敵の装甲を削り取る。タンクの能力のみを発動したキック技。
フルボトルシャワーうきうきパーティー♬
「てれびくん」読者が考えたガンバライジングオリジナル技。ビルド・グリス・クローズチャージがフルボトルを振りまくり、敵の足元とビルド達のボトルから一気に噴射、敵を塗りつぶして攻撃する。
備考
ウサギは多産であることから「イースター・バニー」に代表されるように生命のシンボル。兵器である戦車とは真逆のモチーフである。一方で戦時中は毒ガスの動物実験用にウサギが飼われていたこともあり、タンクと同じ戦争モチーフを見出すこともできる。
両者には「穴」に関連したモチーフという共通点がある。ウサギは地面に穴を掘って生活。戦車は地面に掘られた塹壕でも走破できるように作られたという逸話がある。フィクション作品には地面を掘り進む『地底戦車』というタイプの戦車が存在する。
「俺は自分が信じる正義のために、あんたを倒す!」
シュワッと弾ける!ラビットタンクスパークリング! イェイ!イエーイ!
スペック
身長:202cm
体重:102.1kg
パンチ力:14.9t(右腕)/25.5t(左腕)
キック力:35.6t(右脚)/26.7t(左脚)
ジャンプ力:ひと跳び66m
走力:100mを2秒
概要
ラビットタンクスパークリングで変身する強化形態。冬映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL』に先行登場し、本編では14話にて初登場した。
変身の際に発生する高速ファクトリー「スナップライドビルダー」はビルドのライダーズクレストを模した形に変化。内部にパンドラボックスの残留物質をもとにした発泡増強剤「ベストマッチリキッド」が加わる。
外見
ラビットタンクフォームの赤と青に炭酸をイメージした白が追加され、トリコロールになった。上半身の一部には泡のような白いドットが表れている。全身各部が鋭角化。複眼の形状もビックリした表情のウサギと発砲した瞬間の戦車になっている。
戦闘能力
炭酸のようなエフェクトで相手を吹き飛ばす・高速移動など、基本形態のラビットタンクフォームから大きく進化。スペックはジャンプ力以外約1.5倍増し。
性質の異なる3種類の装甲板を組み合わせて総合的な防御性能が強化。赤い装甲は敵の特殊攻撃を受け止め、青い装甲は衝撃ダメージを吸収。白い装甲は中枢機能を保護すると共に各パーツを強固に結び付ける。基本的な各部機能はラビットタンクと共通。
ドリルクラッシャーに加えて全てのベストマッチウェポンを召喚でき、あらゆる状況にオールラウンドに対応できる。最終回ではこの能力を存分に生かしてエボルトにダメージを与えていった。
特殊能力
特殊な泡を生成・放出してラビットとタンクの能力をさらに強化できる。ラビット側は小粒の泡「ラピッドバブル」を生成。泡が弾ける力を利用して運動速度を急激に高める。
周囲に発生させた泡を足場にすることで空中を跳ね回ることもでき、全身を包めば残像が発生するほどの高速移動が可能となる。
タンク側は大粒の泡「インパクトバブル」を生成。破裂時に強烈な衝撃を発生させて敵の内部にダメージを与える。全身各部をこの泡で覆ってあらゆる格闘攻撃に衝撃波を伴う。
胸部装甲『カルボニックチェストアーマー』は必殺技発動時、空間を自在に歪める泡「ディメンションバブル」を放出。異空間に敵を閉じ込めるなど予測困難に攻撃。
斬撃攻撃
両腕には各3本の鋭い刃を装備。右腕『クイックフロッセイアーム』の赤色の刃「Rスパークリングブレード」は切断力に優れ、敏捷性の高さを活かした高速斬撃を繰り出す。
左腕『ヘビーサイダーアーム』の青い刃「Tスパークリングブレード」は刺突力に優れ、高い腕力を活かして敵の装甲を貫く。一つ一つに大型のエネルギー刃を発生させることで高速斬撃を繰り出す。
バイカイザーとの高速戦闘においてスパークリングブレードにエネルギーを纏わせた斬撃を披露。エグゼイド・ムテキゲーマーのハイパーライドヘアーと共に繰り返し放つことでバイカイザーを追い詰めた。
装備
ラビットタンクスパークリング
炭酸飲料をイメージした缶型アイテム。パンドラボックスが発した光から回収した残留物質と、それと最も相性の良かったラビット・タンクフルボトルの成分を合わせて開発した。
フルボトルと同様缶を振って成分を活性化させ、プルタブ型のスイッチを入れた後ドライバーにセットする。残留物質からできた発泡増強剤「ベストマッチリキッド」がスナップライドビルダーの中にプラスされ形状や性能が強化される。
パッケージにはラビットタンクフォームのフェイスが描かれており、変身や必殺技発動により成分が活性化することで発光する。
必殺技
スパークリングフィニッシュ
レディーゴー! スパークリングフィニッシュ!
空間を自在に歪める泡「ディメンションバブル」によって出現したワームホールに敵を拘束し、泡を纏った飛び蹴りで粉砕する。初使用時には一撃で2体のコブラを撃破。ワームホールの出口から溢れる無数の泡のみでブラッドスタークを変身解除に追い込んだ。
ワームホールを発生させずに飛び蹴りやカウンターの上段蹴りを放つパターンもある。ドリルクラッシャー等の武器の「ボルテックブレイク」との併用も可能。第22話ではカブトムシフルボトルで発動したボルテックブレイクに泡のエネルギーを付与した。
『ガンバライジング』ではラビットタンクフォームのボルテックフィニッシュを元にしており、放物線が曲線状のウォータースライダーに変化。その中を水流と共に滑りキックを決める。
備考
メインカラーのトリコロールは美容院の前に置かれるサインポールと同じ。劇中では惣一行きつけの理髪店として「バーバー桐生」から「桐生」という苗字がつけられた。そして「戦兎」という名前はラビットタンクから取られているため、色から「桐生」・名から「戦兎」を見出せるこのフォームは「桐生戦兎そのものであるフォーム」と見ることもできる。
惣一の計画で戦兎に求められていたのは20本のフルボトルの生成と「スクラッシュ」の完成のため、そのどちらでもない発明品になるこのフォームは真の意味で戦兎自身の手によって誕生したフォームと言える。
ラビットラビット / タンクタンクフォーム
ハザードトリガーが装着されたビルドドライバーにフルフルラビットタンクフルボトルを装填して変身する仮面ライダービルドの中間フォーム。西都との代表戦にて初陣。ローグを倒して東都の勝利をもたらした。
同列のラビットタンクフォームとタンクタンクフォームに切り替えることが出来る。オーバーフローモードのハザードフォームと同等の攻撃能力を持つ。
性能
制御装置『オーバーカムエンハンサー』の調整剤が体内に浸透した強化剤の濃度を調節。暴走を抑えつつ常時オーバーフロー状態で戦える。 自我を失う寸前の状態を維持。強化剤による影響を考慮して戦闘後は脳の状態をリフレッシュさせる。
データ収集装置『BLDシグナル』が『BLDシグナルRR』、『BLDシグナルTT』に強化。耐衝撃ボディスーツ『OFアンリミテッドスーツ』は戦闘ダメージから変身者を保護。肉体のリミッターを解除し、秘められた身体能力を引き出す。
強化グローブ『BLDコンバージェントグローブ』、バトルシューズ『BLDコンバージェントシューズ』が衝撃を対象内の特定部位に収束。敵の装甲強度を無視して一定のダメージを与える。
フルフルラビットタンクボトル
西都との代表戦に向けて、ハザードフォーム制御装置として戦兎が開発したアイテム。同成分のラビットフルボトルとローラビットフルボトルを用いた実験からヒントを得て開発した。ラビットラビットフォームとタンクタンクフォームの変身に用いる。
性能
表示装置「リボルインジケーター」に赤(ラビット)・青(タンク)・緑(ニュートラル)の絵柄が表示。キャップ「セレクティングキャップ」を回転させ表示を切り替える。 振動増幅装置「マテリアルアクティベイターFFRT」により、振った際の振動が4倍に増幅。
成分は各2本分ずつ充填されており、常温で同じ成分が干渉しあい内部に万能調整剤「スタビライザヴェイパー」が生成される。 これはハザードトリガーの強化剤「プログレスヴェイパー」を抑制する効果があり、変身時の装甲ユニットの材料にもなる。
変身
ボトルを振ることで内部の成分を活性化。絵柄を発光装置「フルフルインジケーター」の色と一致させることでフォームを選択。
引き延ばして真ん中から二つ折りにした後、ハザードトリガーを装着したビルドドライバーにセットすることでその形態に変身する。ハザードトリガーの出力を最大にする装置も組み込まれており、変身と同時にオーバーフローモードと同等の状態に移行する。
ボトルを切り替てセットし直してフォームチェンジする。戦兎のコールとは別にドライバー側からも「ビルドアーップ!」の電子音声が流れる。
立体物
DXトイが2018年3月18日に発売。通常版とハザードトリガーとのセット版の二つが発売された。ビルドドライバーとの連動はタンクタンクへの変身再現に10回振らない点以外は良好。ハザードトリガーの暴発にさえ気を付ければ劇中の変身音を楽しめる。
問題点は電源スイッチがない、振る時のセンサーが超過敏で遊ばない時にも反応すること。対策には絶縁シートを付けるか電池を外しておく事。食玩ラクラクモデラー4thにもラインナップ。ハザードトリガーとセットで販売された。
フルボトルバスター
戦兎がフルフルラビットタンクボトルと一緒に開発した専用可変武装。モード切り替えスイッチ『セレクトランサー』を押しながらフルブレイグリップを動かして大剣状態の「バスターブレードモード」と大砲状態の「バスターキャノンモード」の2モードに切り替える。
照準センサー『クラッシュサイトレンチ』はビルドの視覚センサーと連動して、砲撃時の照準を補正。レンチ状のパーツで敵の装甲や固定武装を挟み、捻って引きはがせる。
攻撃性能
バスターブレードモードの大型の刃『FBバスターブレード』」は斬撃により合体状態のガーディアンを両断可能。ノコギリ状の回転光刃を展開してチェーンソーのように切り刻む。
バスターキャノンモードの砲撃ユニット『FBバスターキャノン』は状況に合わせて連射性・爆発力・口径など調整可能。標的を消し飛ばす重光榴弾の発射や多重収束ビームの照射をできる。
性能
持ち手『フルブレイグリップ』に武器転送ユニットや動作感知システムを搭載。敵の挙動や使用者の癖を記録・分析して攻撃時の挙動を最適化する。グリップ底部の重打撃ハンマーで付近の敵を殴打する。
補助グリップ『フルアシストグリップ』が射撃攻撃時の反動を抑え、武器を安定させて命中率を引き上げる。
必殺技
フルボトルを最大4本までスロット『クアッドフルボトルシリンダー』に装填可能。トリガー『ブレイクマッチトリガー』を引くことで必殺技が発動される。
装填した数や属性に応じて様々な技を発動する。発射される砲弾は各ボトルのカラーリングが混ざった色合いとなり、ボトルの紋章が浮かぶ。『フルボトルリリーサー』を押すとロック機能が解除され、装填したフルボトルを排出する。
フルボトルブレイク
フルボトルバスターにフルボトルを1本装填することで発動する。
○ラビットラビットフォーム+バスターキャノンモード:ラビット
第27話で使用。フルボトルバスターから紅のエネルギー弾を放つ。
○タンクタンクフォーム+バスターキャノンモード:マグネット
第33話で使用。フルボトルバスターから磁力を帯びた蒼いエネルギー弾を放つ。
○タンクタンクフォーム+バスターキャノンモード:スパイダー
第36話で使用。フルボトルバスターから紫色のエネルギー弾を放ち、ヒットした敵を巨大なクモの巣で絡め取る。
○タンクタンクフォーム+バスターキャノンモード:ドライヤー
第36話で使用。フルボトルバスターから放った赤いエネルギー弾がドライヤー型に変化し、強烈な熱風を放つ。
ジャストマッチブレイク
フルボトルを2本装填し、「ジャストマッチでーす!」の音声と共に発動する。
○ラビットラビットフォーム+バスターキャノンモード:ラビット&パンダ
第27話で使用。フルボトルブレイクよりも強力な紅のエネルギー弾を放つ。
○ラビットラビットフォーム+バスターキャノンモード:ロケット&ジェット
第29話で使用。フルボトルブレイクよりも強力な蒼いエネルギー弾を放つ。
ミラクルマッチブレイク
フルボトルを3本装填し、「ミラクルマッチでーす!」の音声と共に発動する。
○ラビットラビットフォーム+バスターキャノンモード:ラビット&パンダ&タカ
第27話で使用。ジャストマッチブレイクよりも強力な紅のエネルギー弾を放つ。
アルティメットマッチブレイク
フルボトルを4本装填し、「アルティメットマッチでーす!」の音声と共に発動する。
○タンクタンクフォーム+バスターキャノンモード:タンク&ジェット&ガトリング&ロケット
第28話で使用。ミラクルマッチブレイクよりも強力な蒼いエネルギー弾を放つ。装填されたボトルが全て兵器や兵器に転用できる成分のボトルのため、数ある必殺技の中でも「特段に殺意が高い」と専らの評判。
フルフルマッチブレイク
フルフルラビットタンクボトルを装填し、「フルフルマッチでーす!」の音声と共に発動する。
○タンクタンクフォーム+バスターキャノンモード
第28話で初使用。下半身を戦車に変形させ、敵の周囲を旋回しながら肩の戦車砲と共にエネルギー弾を連射する。他の技と同様にフルボトルバスターから蒼いエネルギー弾のみを発射するパターンも存在する。
○ラビットラビットフォーム+バスターブレードモード
第29話で初使用。刀身に紅い球体状のエネルギーを纏わせ、すれ違い様に対象を斬り裂く。ガンバライジングでは、飛び蹴りを放った後に腕を伸ばして敵を切断。シティウォーズでは回転斬りする。
その他
ジーニアスボトルに対応した「ファイナルマッチ」、そこにフルフルラビットタンクボトルをさらに装填した「ラストマッチ」も設定上存在する。
玩具版で音声が確認でき、『ファイナルステージ』では クローズビルドフォーム が発動させた。玩具版でこれらの音声を聞くにはDXジーニアスフルボトルを分解して中の識別プレートを取り出してセットする必要がある。
立体物
DXトイが2018年3月17日に発売。フルボトルをそれぞれ個別認識し、対応した音声が鳴る。ロストフルボトルなど、一部ビルドドライバーと音声が異なるものもある。クロコダイルクラックフルボトル、ギアエンジン、ギアリモコンは干渉するため装填不能。
スクラッシュゼリーは構造の異なるガシャポン版のみ装填可能(音声自体はフルボトルと同じ)。食玩ラクラクモデラー4thでもラインナップされているが、構造の関係上フルボトル装填ギミックがない。
「俺は俺のやり方で……『葛城巧』を越えてみせる!」
紅のスピーディージャンパー!ラビットラビット! ヤベーイ!ハエーイ!
スペック
身長:197.5cm
体重:106.2kg
パンチ力:39.9t
キック力:47.8t
ジャンプ力:ひと跳び88m
走力:100mを1.2秒
変身
ハザードトリガーとラビットの成分を選択した「フルフルラビットタンクボトル」を装填することで変身する強化形態。初登場は第27話。
ラビットタンクハザードに変身後、ウサギ型の紅の装甲「ラビットラビットアーマー」が飛来。分離したそれに向かって戦兎が自ら跳び上がり、装甲を一つ一つ装着していく。フルボトルバスター バスターブレードモードを利用した高速斬撃が得意。
活躍
初登場時では主人公側の最高戦力として初登場。それまで有効打を欠いていた仮面ライダーローグや、それ以上のスペックを持つヘルブロスを圧倒する。
エボルのコブラフォームを攻略するなど活躍。しかしタンクタンクの火力やクローズマグマ、ジーニアスフォームの登場に伴って影が薄くなる。
最終回ではジーニアスボトルの力を失った状態で万丈を救う為変身。最終決戦に向かう。一度は撃破されるも万丈の激励で再変身した。
劇場版の活躍
『BE THE ONE』ではスマッシュと戦う姿を中継され、洗脳グレートクローズに敗北。平成ジェネレーションズFOREVERでは、ジーニアスを失っている戦兎の最高戦力として、敵の居城での決戦で使用された。
性能
頭部『BLD-ラビットラビットヘッド』
頭部を保護する紅の装甲パーツ『スピーディーヘッドアーマー』は強敵の猛攻をも軽く受け止める。視覚センサー『ツインアイRR』で戦闘時の反応速度と索敵精度を向上。特殊な嗅覚センサーで陰に潜む敵を見つけ出す。金色の強化フレームがセンサーの耐久性を向上。
聴覚強化装置『イヤーフェイスモジュールRR』が敵の気配やわずかな動作を捉えることで次の行動を予測。素早く反撃する。
超スピード
頭部装甲『スピーディーヘッドアーマー』、胸部装甲『スピーディーチェストアーマー』にラビットフルボトルの特性を利用した強化装置を搭載。運動速度と反応速度を1.5倍に高める。戦闘時には残像を生むほどの超高速移動とラッシュで敵を翻弄する。
肩部装甲『BLDラピッドラビットショルダー』は腕部の動作を最適化して攻撃速度を向上。フルボトルバスター バスターブレードモードを用いた斬撃の威力を強化する。
背中の翼のような『マフラビットアクセラレーター』」は強化剤を利用し、必殺技発動時に戦闘エリアを超音速で駆け回る。
攻撃面
腕部『RRオーバーラッシュアーム』、脚部『RRオーバーラッシュレッグ』は高い敏捷性を備える。鉄塊を叩きつけるようなキックで敵の急所を破壊し、容赦なく葬り去る。
四肢の装甲ユニット『ホップポップガントレット』、『ジャンプチャンプレガース』」に次元伸縮バネ「ディメンションスプリンガー」を内蔵。腕部や脚部を伸縮させてトリッキーな攻撃を放つ。ハイジャンプや打撃攻撃の吸収・反射も可能。
必殺技
ラビットラビットフィニッシュ
発動すると「ハザードフィニッシュ!」の音声の後に技名が流れる。右脚を相手の眼前まで伸ばし、体が戻ってくる勢いを乗せて飛び蹴りを叩き込む。
「やっとGOサインが出たか……!」
鋼鉄のブルーウォーリア!タンクタンク! ヤベーイ!ツエーイ!
スペック
身長:197.5cm
体重:145.3kg
パンチ力:47t
キック力:53.7t
ジャンプ力:ひと跳び58m
走力:100mを1.1秒
概要
「フルフルラビットタンクボトル」によって変身出来るもう一つの強化形態。ラビットラビットフォームと同じく、暴走することなくオーバーフローモードのハザードフォームと同等の戦闘力を発揮。
何処からともなく現れた戦車型の蒼い装甲「タンクタンクアーマー」をラビットタンクハザードが全身に纏うことで変身完了する。見た目通りのパワフルな戦いを展開する。
タンクタンクアーマー
アーマーパーツは最初から各パーツに分離した状態で召喚。初登場時は戦車隊のように編隊を組みながら登場した。各パーツは砲撃が可能。
登場時に一斉射撃で相手を怯ませることができる。作中を通してどんな相手にも絶対にリアクションさせるほど強力だった。
戦闘能力
ハザードトリガーを使用するフォームの純粋な戦闘力では最強クラス。機動力と防御力に優れ、敵の攻撃を受け止めつつフルボトルバスターと戦車砲の砲撃で敵を圧倒する。
バスターキャノンモードによる精密射撃が得意。他ライダーでは手も足も出なかったローグを撃破。初登場時ではラビットラビットと並び最高戦力であった。
後にクローズマグマが登場し二番手となるが、ヘルブロスを必殺技で彼方まで吹き飛ばしたり、仮面ライダーエボルのフェーズ2を追い詰めたりと持ち前のパワーを最大限に生かし戦ってゆく。
終盤
スペック差と精神面での不安定さ故かCDロストスマッシュや葛城忍ビルドに苦戦するようになる。最終回ではタンクの特徴の1つである履帯での装甲削りを披露しエボルト怪人態の弱体化に貢献した。
「平成ジェネレーションズFOREVER」では洗脳された桐生戦兎が変身。クローズとジオウを圧倒する力を見せ、フルボトルバスターの戦車の如き砲撃で2人を追い詰めた。
性能
頭部『BLD-タンクタンクヘッド』
視覚センサー『ツインアイTT』は射撃攻撃を行う際の弾道計算などを瞬時に行い、命中率を引き上げる。金色の強化フレームはセンサーの耐久性を向上させる。
射撃強化装置『キャノンフェイスモジュールTT』が装備中の射撃武器の威力を高め、射程距離と着弾時の爆発力を引き上げる。
攻撃面
頭部を保護する蒼の装甲パーツ『ウォーリアーヘッドアーマー』胸部装甲『ウォーリアーチェストアーマー』は高密度かつ高強度の素材で強敵の猛攻をも軽く受け止める。タンクフルボトルの特性を利用した強化装置を搭載。腕力と脚力を1.5倍高める。
両肩の装甲『BLDタンクタンクショルダー』から榴弾や散弾を絶え間なく発射可能。自律戦闘機能によって取り外して十字砲火も行える。
背中には戦車の履帯型機動ユニット「キャタタンクマニューバー」を搭載。強化剤を利用したスラスターであり、壁面走行も可能。全身に巻き付けて攻撃から身を守られる。
四肢
腕部『TTオーバーラッシュアーム』、脚部『TTオーバーラッシュレッグ』は機動力と防御力に優れる。鉄塊を叩きつけるようなキックで敵の急所を破壊し、容赦なく葬り去る。
四肢の装甲ユニット『ファイトマイトガントレット』、『ダッシュマッシュレガース』には高速無限軌道装置「ブルータンクローラー」が搭載。敵に押し付けて高速回転させることで装甲を削り取ったり、正座の姿勢をとって戦車のように移動可能。
必殺技
タンクタンクフィニッシュ
劇中未使用。『シティウォーズ』では四肢のブルータンクローラーで地面を高速移動して突撃する。カードイラストにも名称と共にその様子が描かれている。
備考
タンクタンクフォームは戦車をモチーフとしているが、全身を明るい青色で包む事で戦兎の武力を平和の為に使うというコンセプトを端的に表す。
フルフルラビットタンクボトルで変身するライダーは、人間の心に働きかける悪意や暴力と言った物(ハザードフォーム)を理性というアーマー(仮面)で包み込む仮面ライダーのコンセプトに原点回帰したライダーであるとも言える。
「自意識過剰な正義のヒーローの復活だ!」
完全無欠のボトルヤロー! ビルドジーニアス! スゲーイ! モノスゲーイ!
スペック
身長:196.4cm
体重:105.6kg
パンチ力:55.7t
キック力:61.1t
ジャンプ力:ひと跳び86.3m
走力:100mを0.9秒
※この数値は変身者のハザードレベルに応じて変動。
概要
桐生戦兎がビルドドライバーにジーニアスフルボトルをセットして変身する。初登場は第39話。仮面ライダービルド単体での最強フォーム。
変身時は巨大な工場のようなスナップライドビルダー『プラントライドビルダーGN』が出現し、黄金のビルドマークが戦兎に重なると同時にスーツが出現。その後コンベア上を流れる無数のフルボトルがスーツに刺さり変身が完了する。
外見
白いスーツを基本に、全身に60本ものフルボトルが刺さっている。頭部左・右腕・左脚に暖色系、頭部右・左腕・右脚に寒色系のフルボトルが刺さっており、基本的にはラビットタンクフォームと同配色となっている。
頭部にはビルドドライバーの「ボルテックチャージャー」と同様の意匠「GNシンキングサーキット」が額部分に存在し、複眼は左右それぞれ3本のフルボトルとそこから伸びたパイプが、これまで同様に複眼&アンテナを模している。
初変身
葛城巧がジーニアスフルボトルを完成。マッドローグとの戦いで変身しようとしたが失敗。理論上可能なはずと困惑する葛城だが、現れた龍我に「気持ちが足りねえんだよ!」と一喝される。
戦兎に有って葛城にないもの、「誰かの力になりたい、守りたい」という気持ちが変身のカギだった。痛めつけられる龍我を見る葛城の脳内に次第に戦兎の記憶が蘇っていき、二人は精神世界で邂逅。葛城は未来を戦兎に託し、戦兎はこのフォームへの変身に成功した。
戦闘能力
身体能力は控えめで、エボルのブラックホールフォームには全ての面で劣る。反面、60のフルボトル全ての成分を使いこなせ手数が豊富。フォームチェンジ不要で即座に発動できる。戦兎自身の頭脳と合わせ、相手を翻弄しながら戦う。
胸部の特殊変換炉『フルビルドリアクター』は全身各部に装着された複数のフルボトルの成分を混ぜ合わせ、新たな能力や複合機能を展開するための特殊成分、ネビュラガス中和粒子などを創り出す。ネビュラガスを限界まで注入された人間も助けられるようになった。
また、人々の強い想いを特殊攻撃成分へと変換し、必殺技と共に放つ。攻撃を叩き込まれた敵には何らかの感情が芽生える。
活躍
初登場
40話ではマッドローグに放たれた銃弾をネビュラスチームガンごと瞬時に破壊。圧倒した。後半ではオウルロストスマッシュにされた北都首相をジーニアスフィニッシュで救出。グリスとのダブルライダーキックでマッドローグを撃破した。
41話ではエボル フェーズ1を圧倒。ブラックホールフォームに変身する前に倒した。だがこの時感情を芽生えさせてしまう。後半では志水の変身したスタッグロストスマッシュを救った。
エボルブラックホールフォームとの戦闘では初め圧倒されるが「例えお前が何を壊そうと、俺がこの手でビルドする!」と覚悟を新たに一時逆転。しかし、感情を覚えたエボルの怒りの力で再び圧倒され、ロストフルボトルを奪われた。
エボルト撃破?
42話ではローグと共に東都に侵攻してきたエボルと交戦。エボルの高速の銃撃をダイヤモンドの盾で防ぐもダメージを負い、東都官邸を消し去られる。後半ではローグと共にマッドローグをダブルライダーキックで撃破した。
43話では葛城忍のビルドを攻撃するクローズマグマを必殺キックで倒す。後半ではエボルトとベルナージュの力を相殺させて美空と龍我を救出。クローズマグマと協力して忍のビルドを撃破した。
44話では4人全員でエボルと交戦。グリス、ローグ、クローズマグマの活躍で動きを封じられたエボルをジーニアスフィニッシュで撃破た。
最終決戦
45話ではハザードトリガーを付けたままジーニアスフォームに変身。4人の同時ライダーキックとジーニアスフィニッシュの力で2つのロストボトルを浄化した。
46話、47話では襲いくるスマッシュやハードガーディアンを蹴散らしながらパンドラタワーの最上階を目指す。48話では龍我、幻徳と共にエボルトに挑む。ロストボトルを奪われ、月と地球の一部を取り込んだエボルトが究極態に覚醒。
しかしローグの死を引き換えに動きが止まったエボルトからロストボトルと黒いパンドラパネルを奪う。新世界を創る際にジーニアスフルボトルは成分を使い切ったのか、一部が変色した後に消滅しタンクタンクフォームに戻った。
映画 Be_The_One
多くの民衆が注目する中、パンドラボックスを狙う仮面ライダーブラッドと対決。複数のボトルの力を使って立ち向かうも力及ばず苦戦。更に民衆達による「殲滅」のシュプレヒコールを浴びせられ、精神的にも追い詰めらる。
それでも「例え存在を否定されようが…嫌われようが…それでも俺は戦うんだ!」と奮起。フルボトルバスターによる一撃でブラッドに吸収されていた万丈を救出。しかし、直後にブラッドが放ったエネルギー弾から万丈を庇い変身解除に追い込まれた。
性能
胸部リアクターで調合した成分を各部に流し込み、ビルドの各フォームに搭載された数多の機能を複数同時に発動できる。
頭部『BLDジーニアスヘッド』
顔面を覆うパイプライン表層の薄い視覚センサーフィルム『ツインアイジーニアス』。変身者は内部モニターを通して周囲の状況を把握できる。
データ収集装置が『BLDボルテックシグナル』に強化。従来の機能のほか、装置内部の発動機「GNニトロダイナモ」がビルドドライバー搭載のボルテックチャージャーと連動。必殺技発動時などに高速稼働して強化エネルギーを生成。威力を高める。
思考補助装置『GNシンキングサーキット』は思考をすっきり整理できるよう各種資料や過去の映像などを空中に投影。変身者が思い浮かべた様々な数式を実体化させる。
ビルドドライバーにも同種の機能を搭載。必殺キック発動時はグラフ型の標的固定装置などを展開する。周囲の仲間と思考を共有可能。
全身
全身各部に『GNフルボトル』を60本装着。暖色のボトルに有機系フルボトルの成分、寒色のボトルに無機系フルボトルの成分が充填されている。必殺技発動時はボトルの成分が放出。各フルボトルのエレメントは攻撃エネルギー体に変換される。
強化ボディスーツ『BLDファイナライドスーツ』は地球に脅威をもたらす存在と互角に戦えるよう、全身を覆う相殺フィールドを展開。敵が放つ致命的攻撃や未知のウイルスから変身者を保護する。
変身者の肉体に秘められた本来の戦闘能力を引き出した上で、ジーニアスフルボトルと連携して更なる強化を施す。
装甲
理想的な頭部装甲『アイディアルヘッドアーマー』、胸部装甲『アイディアルチェストアーマー』は60本のフルボトルの成分と、過去のデータを元に開発した強化粒子や調整粒子がバランス良く配合。あらゆる脅威に耐え、反撃し、退けるために必要な防御性能を持つ。
全身に張り巡らされた成分輸送パイプ『フルビルドパイプライン』が各部に装着されたフルボトルの成分を胸部リアクターに送り込む。リアクターで生成した新たな特殊成分を全身各部に送り込み、身体強化や特殊攻撃を実行。耐久性にも優れる。
四肢
肩部装甲『GNエクスペリメントショルダー』に万能形成装置を搭載。斬新な実験器具や新たなアイテムを即席で創り出せる。
腕部『ウィズダムラッシュアーム』は即死効果を持つ電磁加速パンチを繰り出せる。脚部『ウィズダムラッシュレッグ』は蒼炎をまとった無限軌道キックを繰り出せる。
強化グローブが『GNジオセイバーグローブ』に強化。バトルシューズ『GNジオセイバーシューズ』は特殊成分を利用した超高速移動が得意。どちらも接触した物体の組成などを瞬時に解析。人体や地球に悪影響を及ぼす存在を中和する必殺技を放つ。
使用した能力
60本のフルボトルの能力を使用出来、能力を組み合わせて使用出来るが、劇中で明確に描写された例は下記の三例のみ。とはいえ劇中で多用した高速移動や、基礎的な肉弾戦において説明はないながら使用していた可能性は高いだろう。
○ダイヤモンド
第42話でエボル・ブラックホールフォームの技を防いだ。劇場版でもブラッドとの戦闘で使用。
○ハリネズミ
劇場版でブラッドに針を纏わせたパンチを放った。
○忍者
劇場版で分身を披露した。
ジーニアスフルボトル
さらにラビットタンクスパークリングの発泡増強粒子、ハザードトリガーの万能増強粒子、フルフルラビットタンクボトルの万能調整粒子なども個別に保管されており、変身時に「プラントライドビルダーGN」に送り込まれることでスーツやアーマーの材料となる。
強力な振動増幅装置も搭載されており、取り出しただけのかすかな振動であっても60倍に増幅し、ボトル内の成分を急速に活性化させる。
また、これまでに使用してきたドリルクラッシャー・ベストマッチウェポン・フルボトルバスターといった武器を手元に転送する機能も備わる。
終了後
新世界の創造後はエネルギーを使い果たして使用不能になっていたが、「仮面ライダークローズ」にて、成分を充填することで再利用可能であることが判明。このデータとドラゴンエボルボトルを元にマッスルギャラクシーフルボトルが開発されている。
玩具
DX玩具版ではお馴染みの主人公ボイスが収録。ツインブレイカーやエボルドライバーにも連動し、劇中通りハザードトリガーとも併用できる。
ただし、ラビットタンクスパークリングやフルフルラビットタンクボトルのような振動ギミックはない。
天才と書かれた缶
超バトルDVD 仮面ライダープライムローグに登場したエボルトによるあまりにも画期的すぎるジーニアス封じ。画期的すぎて戦兎も「どうやったの?」と戸惑うレベル。
ジーニアスに変身しようとしたラビットラビットフォームに対し、高速移動で入れる事を封じたエボルトが赤い布を被せてマジックですり替えた。その後のボトルの行方は不明。
必殺技
ジーニアスアタック
ワンサイド! レディーゴー! ジーニアスアタック!
ビルドドライバーのレバーを1回回して発動。有機物系フルボトルのエネルギーを凝縮し、赤いエネルギーを纏ったパンチを放つ。
ジーニアスブレイク
逆サイド! レディーゴー! ジーニアスブレイク!
レバーを2回回して発動。無機物系フルボトルのエネルギーを凝縮し、青いエネルギーを纏ったキックを放つ。
ジーニアスフィニッシュ
ワンサイド! 逆サイド! オールサイド! レディーゴー! ジーニアスフィニッシュ!
レバーを3回以上回して発動。相手を虹色のグラフで拘束し、全身のフルボトルから噴出するエネルギーで加速してライダーキックを叩き込む。ロストスマッシュに変えられてしまった人間のネビュラガスを中和して助け出せる。
第41話では上段蹴りでスタッグロストスマッシュに使用。ポーズは第21話でラビットタンクハザードフォームがスタッグハザードスマッシュに放ち消滅させたハザードフィニッシュと同じ。
フルフルマッチブレイク
フルボトルバスターにフルフルラビットタンクボトルを装填して発動。第42話で2回使用。仮面ライダーローグと連携し、バスターブレードモードで虹色の斬撃を飛ばし、バスターキャノンモードで虹色のエネルギー弾を放った。
フルボトルブレイク
フルボトルバスターにフルボトルを一本装填して発動。劇場版で使用。バスターブレードモードにゴールドラビットフルボトルを装填して金色のエネルギーを纏わせ、ブラッドを切り裂き万丈を救出した。
ジーニアスハザード(仮)
第45話にてハザードトリガーを装備したままジーニアスに変身したビルド。正式名称は無い。見た目も変わらず。必殺技を発動する事で金色に変色したロストボトルを元の紫に戻せる。
劇中ではパンチでキャッスルとハンマーの二本を浄化した。ガンバライジングにも登場。名称はハザードトリガーを使用したクローズマグマと同様変わる事は無く、「ジーニアスフォーム」のままである。
備考
名前の由来は「天才」の英語読み。「天才物理学者」の触れ込みで発表された主人公、桐生戦兎の最終形態に相応しいネーミングである。
ちなみにジーニアスの元ネタであるラテン語では「守護霊」「守護神」を意味する。初登場が第39話と、ファイズブラスターフォームと同率2位の遅さである。
システムボイスの担当声優が小林克也氏と若本規夫氏の二人が担当しているため、戦兎と葛城の人格統合、そしてビルドの集大成を象徴していると言えよう。
直前に登場したマッドローグと同じく、話のラストでOP曲が流れる中での変身となり、科学で人類を破滅させる存在と、人類の未来を切り開く存在という対象の構図となっている。
「さあ、実験を始めようか」
ベストマッチ!
スペック
身長:196cm
体重:93.1kg
パンチ力:47.8t(右腕)/55.8t(左腕)
キック力:61.3t(右脚)/54.5t(左脚)
ジャンプ力:ひと跳び79.8m
走力:100mを1.1秒
※この数値は変身者のハザードレベルに応じて変動。
概要
ゴールドラビットとシルバードラゴンのフルボトルで変身。メインカラーは金色と銀色。最終話に登場。撮影用スーツは製作されずCGで表現され、テレビ朝日公式サイトでもCGが掲載されている。
トライアルフォームの一つだが『戦兎の強い想いに呼応するかのように、ドライバーは「ベストマッチ!」の変身音を選択・再生した』とされ、作中では再生されるタイミングや音の響き方が通常の場合と異なっている。
特徴
有機物(動物)同士のフルボトルを組み合わせているのが特徴。戦兎と龍我はこれまで数度ハザードレベル7.0に到達しており、その度にラビットとドラゴンのフルボトルも変化・戻るを繰り返している。
今回は変化した2つの特殊なフルボトルを装填したことでビルドドライバーが一時的に高稼働状態となり、その影響でスペックはベストマッチをも上回り、装甲はエボルト怪人態の攻撃を受け切るほど強固。更に想定外の威力を持つ必殺技を発動可能。
ゴールドラビットハーフボディ
ゴールドラビットフルボトルの力で形成されるハーフボディ。基本性能はラビットハーフボディと共通。各部の名称に『GLD』が追加される。
『GLDイヤーフェイスモジュール』はウサギを呼び寄せる不思議な香りの散布機能が追加。『GLDラピッドショルダー』は新たにビルドドライバーのボルテックレバーを従来の数十倍の速度で回転させ、必殺技の威力を大幅に引き上げる。
四肢
腕部『ゴールドラッシュアーム』は敏捷性とコントロール性が極限まで工場。反撃を許さない超速ジャブを敵に叩き込む。強化グローブ『GLDラピッドグローブ』は武器を用いた攻撃やパンチで敵の急所を確実に捉えられる。
左脚『ゴールドラッシュレッグ』は高い俊敏性を持つ。跳躍強化バネ「エアホップスプリンガー」を利用した多段高速ハイジャンプが可能。
シルバードラゴンハーフボディ
シルバードラゴンフルボトルの力で形成されるハーフボディ。胸部装甲『SLVブレイブチェストアーマー』はドライバーに装填された各ボトルの成分を金色と銀色の発光強化粒子に変換。全身各部に展開する。
粒子をまとった部位は強化状態「RDブレイズアップモード」に移行。攻撃性能が飛躍的に上昇する。全身各部の爆破装置『SLVバーンアップクレスト』が必殺技発動時などに自動で大爆発し、技の威力を底上げ。より広範囲の敵にダメージを与える。
左肩装甲『SLVインファイトショルダー』。が腕部の動作を最適化。格闘攻撃の速度と威力を敵と同程度にまで引き上げる。
頭部
頭部装甲『SLVブレイズヘッドアーマー』がディフェンス動作を最適化。最小限の動きで敵の攻撃を回避可能。
ドラゴンの横顔を模した複眼『SLVライトアイドラゴン』が変身者の反応速度を強化。格闘戦における命中率と回避率を引き上げる。耐衝撃性に優れたクリアシールドによって激しい戦闘から視覚センサーを保護。
発熱強化装置『SLVドラゴンフェイスモジュール』が全身の装甲を融解寸前まで加熱し、必殺技の威力を数倍に引き上げる。主に変身者の感情が昂ぶることで作動する。
四肢
左腕部『シルバーラッシュアーム』の鋭利な白刃「SLVファングオブレイド」で切断攻撃が可能。右脚部『シルバーラッシュレッグ』はジャンプ力を活かした上空からの急襲ニードロップが得意。発光強化粒子をまとった爆砕パンチやキックで周囲の敵を薙ぎ払う。
左拳の強化グローブ『SLVインファイトグローブ』は強く握ることで超硬化。打撃攻撃の破壊力を引き上げ、反動ダメージを受けないよう拳を保護する。変身者の格闘センスに応じて性能が上昇し、一撃必殺のフィニッシュブローも使用可能。
右足のバトルシューズ『SLVクイックステップシューズ』にフットワーク最適化機能を搭載。地面を滑るような無駄のない動きで敵を翻弄可能。
必殺技
ボルテックアタック
放物線の上を滑り前方の敵にキックを決める。作中ではその過程でラビットタンクフォームへと戻り、最大まで高めた威力により遂にエボルトを撃破した。
戦兎「さあ、最後の実験を始めようか」
Are youready?
龍我「ダメです!」戦兎「変身!」
ラビット!ドラゴン! Be The One! クローズビルド! イェーイ!イェェーイ!
スペック
身長:197.6cm
体重:111.1kg
パンチ力:55t(右腕)/64.2t(左腕)
キック力:70.5t(右脚)/62.7t(左脚)
ジャンプ力:ひと跳び91.8m
走力:100mを0.8秒
概要
『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』に登場した劇場版版限定形態。仮面ライダーブラッドとの戦いにて、桐生戦兎がビルドドライバーにクローズビルド缶をセット。
すぐ近くにいた龍我も特殊加工設備「L&Pスナップライドビルダー」内に格納し、2人が一心同体(物理)して変身した姿。
外見
ラビットラビットフォームのアーマー(左頭部・右上半身・左下半身側)とクローズ専用のドラゴンハーフボディ(右頭部・左上半身・右下半身側)の色違い。マスク中央の龍の左目がウサギの折れた片耳の形状に変化している。
腰部には 仮面ライダーエボル・ブラックホールフォーム のEVOベクターローブに類似した「CBベクターローブ」を装着する。
色もボトルの変化に合わせて変化。ラビット側は複眼とディメンションスプリンガー部分が金、スプリングの色が赤。クローズ側は紺色の複眼とドラゴライブレイザー・バーンアップクレストなどのファイヤーパターンがオレンジゴールドから銀色になった。
奇跡の合体
葛城巧が目指していた「仮面ライダービルド」そしてベストマッチシステムの到達点。成立条件は「ハザードレベル7.0に達した仮面ライダー2名、およびその力で変化したフルボトル2本」。
ビルドの強化のみならずエボルトの遺伝子が必要になるのだが、巧自身はエボルトの力を持つ龍我を信用できない。そのため、彼が記憶を失い「桐生戦兎」となったからこそ実現した奇跡のフォームと言える。
戦闘能力
ライダーシステムで目指した究極の姿。単純なスペックはジーニアス以上。各部の機能もビルドとクローズのこれまでの性能の強化版。融合が不慣れであったとはいえ、ジーニアスを手玉に取った仮面ライダーブラッドと互角以上の勝負を繰り広げている。
映像作品で武器は使用していないが、ファイナルステージではフルボトルバスター、ガンバライジングではビートクローザーを使用。ビルドやクローズの武器は一通り使用できるものと思われる。
コンビネーション
意識は別個なため変身直後はお互い勝手に動こうとして上手く身体を動かすことができなかった(しかも一分一秒を争うブラッドとの決戦の最中)。しかし共に困難と過酷な戦いを乗り越えてきた相棒同士、次第に抜群の動きを発揮していく。
クローズドラゴン・ブレイズに酷似した蒼炎の竜「ベストマッチドラゴン」とラビットラビットアーマーに酷似した黄金のウサギ型ユニット「ベストマッチラビット」を召喚可能。
劇中で前者はブラッドの使役するコブラと壮絶な騎馬戦を繰り広げ、後者は大ジャンプの際にアシストを行った。
装備
クローズビルド缶
ジーニアスフルボトルとゴールドラビットフルボトル、シルバードラゴンフルボトルがベルナーシュの力で一つとなった缶型フルボトル。
外観は同じく缶型のラビットタンクスパークリングに似ている。缶は英語で「can」なので「桐生戦兎と万丈龍我の2人なら出来る(=can)」の意味を含んでいる可能性もある。
その他の活躍
『仮面ライダービルド ファイナルステージ』でも奇跡の変身を果たし、復活したエボルトと激闘を繰り広げた。ジーニアスフォームの力も使えることが判明。
究極態すら上回ったエボルトを撃破出来る程の凄まじい戦闘力を発揮した。フルボトルバスターを使用する場面もあり、「ラストマッチ」と「ファイナルマッチ」の音声も初披露された。ビルド世界最強の仮面ライダーであろう。
必殺技
ラブ&ピースフィニッシュ
レディーゴー! ラビットラビットドラゴニックフィニッシュ!
レバーを回すことで発動。どこからかベストマッチラビットが出現し、クローズビルドを後ろ足に着地させると同時に蹴り上げ敵に急接近させる。クローズの技と同じく背後にベストマッチドラゴンが現れてブレスを発射、その際は青い足の方でキックを出す。
トドメに金と銀の二重螺旋で相手を拘束し赤い足の方でキックのエネルギーを流し込み続ける。この必殺技の命名は戦兎と龍我によるものであり、必殺技名も二人で叫ぶ。シティウォーズでシンプルな回転蹴りを発動する。
商品化
ビルドとクローズ、双方の特徴がバランス良く纏まった秀逸なデザインや劇中での活躍などから現在でも究極フォームでもかなり人気が高い形態。
商品化の機会に関しては最強フォームであるジーニアスよりも恵まれているという優遇ぶりである(ジーニアスがデザインの都合上立体化が難しいという側面もあるが)。
劇中の活躍
本編開始前
20年間の記憶を失っており、1年前に雨の中路地裏で座り込んでいるところをカフェ『nascita』のマスター・石動惣一に拾われ、以来『nascita』の地下秘密基地で暮らす。
唯一記憶に残っているナイトローグを追うため、惣一に託されたビルドドライバーを用いて仮面ライダービルドに変身。ファウストによって町に解き放たれた改造人間・スマッシュから人々を守りつつ、フルボトルを集めるために戦っていた。
万丈龍我との出会い
ある日、殺人罪で服役中の青年・万丈龍我が脱獄。彼からスマッシュの反応を探知したと聞いた戦兎は龍我を追跡する。ガスマスクの一団に人体実験を施されたという龍我の話に、自身の記憶の鍵を見出す。戦兎はスマッシュに襲われた彼を守る。
氷室幻徳率いる東都政府の役人達に龍我の引き渡しを要求される。しかし、龍我の様子を見て無罪と確信すると、バイクに乗せて逃走を助ける。
以後、戦兎は何食わぬ顔で研究所に勤務しつつ、政府に追われながらファウストの手掛かりを追い求める「逃亡者にして追跡者」という二重生活を送る。
クローズとスパークリング
第11話でフルボトルの殆どをナイトローグに奪われる。対抗策として、クローズドラゴンを改造して龍我を仮面ライダーにした。
第12話ではファウスト、東都政府、難波重工の繋がりを紗羽から教わる。ブラッドスターク、ナイトローグからパンドラパネルとフルボトルを奪い返した。
ファウスト壊滅作戦が実行されると、内海の変身したナイトローグと交戦。「俺の様にはなるな、桐生戦兎。今ならまだ引き返せる」と忠告した内海は氷室幻徳に狙撃されて水落した。
第13話にて龍我に罪を被せたスタークが石動惣一だったと知る。惣一に存在を隠していたオクトパスライトに変身。対処されず圧倒することで正体を確信した。
14話では新開発したラビットタンクスパークリングの力でスタークを圧倒。決別したがナイトローグの正体が幻徳だと教えられる。
明かされた真実
第15話でnascitaを東都政府部隊に襲撃されると拠点を廃工場に一時移す。幻徳から仕入れた情報を元にスクラッシュドライバーを開発。その後、パンドラボックスを守るためナイトローグと交戦。戦いには勝利するが、幻徳の口から、戦兎の正体が葛城巧だと告げられる。
第16話では事件の真相が一部明かされた。街を歩いていた戦兎はスマッシュと戦うが、明かされた真相に動揺して上手く戦えない。だが龍我の鼓舞に吹っ切れて復活した。
北都との戦争
第17話では戦争に参加するよう幻徳に言われるが拒否。途中で北都三羽ガラスと遭遇。彼らの変身するハードスマッシュに負けて逃げ出す。結局は東都を守るため戦うことを決意。スマッシュドライバーの副作用を知った彼は龍我に使用を禁じるが、龍我は使い続ける。
第19・20話では北都軍に敗北してフルボトルを奪われる。幻徳の指示の元、龍我は北都に進軍。その頃泰山が復帰し、幻徳は東都から追い出されそうになる。パンドラボックスを持って逃亡しようとした幻徳を戦兎は追い、パンドラボックスを奪い返した。
それが終わると、戦兎は龍我を止めるために追いかけた。スタークから受け取ったハザードトリガーを手にして。
代表戦
第21話ではハザードフォームを制御できず青羽を殺す。戦兎は酷く落ち込む。一方、戦争の決着は代表戦で着けると決定。戦兎はスタークや一海の言葉で立ち上がる。代表戦でグリスに勝てるように、スタークとの特訓に打ち込む。
第22話では代表戦が開始。序盤はビルドが優勢。後にグリスが盛り返す。だが、戦兎がハザードフォームになり暴走すると、圧倒的な力でグリスを追い詰めて勝利した。
だが戦いが終わってもビルドは止まらず、生身の一海に拳を振り上げる。その拳をクローズチャージが受け止める。龍我は暴走を克服して、戦兎の変身を解除させた。
西都との戦争
第23・24話ではスカイウォールにて鷲尾兄弟と戦闘。善戦するも、乱入してきた仮面ライダーローグに変身解除させられる。日を改めて再戦するがまた負けた。
だが、ベルナージュが覚醒した美空が現れて救われる。その後、仮面ライダーローグにパンドラボックスを奪われる。
代表戦
西都は東都に対し、三対三の代表戦を行うことを提案。戦兎はハザードトリガーの暴走を抑えつつ全力を引き出せる新アイテムの開発に着手する。
第27話では第三戦としてローグと対戦。スパークリングでは敵わないが、新たな姿・ラビットラビットフォームになると形成は逆転。場外に蹴り飛ばす。
第28話ではローグが盛り返すが、戦兎はタンクタンクフォームになって再逆転。そのまま勝利した。しかし結果を捏造され、西都が勝利したことにされる。
最終回
エボルトの地球殲滅を防ぐため、戦兎は新世界の創造を企む。死闘の末に条件を整えるが、龍我を救うため、光の隙間にて最終決戦が始まる。
そこで龍我を取り込んだエボルトと戦闘。一度は変身解除されるが、再変身して食らいつく。龍我の抵抗もあって戦兎は奮戦。エボルトから飛び出したシルバードラゴンボトルを手にする。戦兎はそれを手にする。
ビルドもエボルトも消耗しながら戦う。ビルドはラビットドラゴンフォームに変身。ボルテックアタックでエボルトを倒した。
新世界
意識を取り戻した戦兎は、スカイウォールのない世界にいた。そこでは誰も戦兎のことを覚えていなかった。
だが龍我だけは覚えていた。二人はバイクに乗ってどこかへ去ると、ビルドの物語を録音し始めた。それこそ、一年間ファンを笑わせたあらすじの正体だったのだ。
『Vシネマ仮面ライダークローズ』
新世界創造後、龍我とともにとある工場を借りて自分の発明品を売って生計を立てていた。白いパンドラパネルを介して侵入してきたキルバスに襲われて、ビルドドライバーとフルボトル4本を強奪される。
キルバスはビルドに変身。ラビットタンクとファイヤーヘッジホッグで龍我を襲撃した。キルバスのとある行動によりnascitaにいた面々に記憶が戻ると彼らに事情を説明した。
事件そのものは龍我が中心となって対抗したが、戦兎も裏方として尽力。戦力拡充のため龍我の遺伝子からエボルトを復活。事前に彼が残していたドラゴンエボルボトルとジーニアスフルボトルを元にクローズの強化アイテムを開発した。
『Vシネマ仮面ライダーグリス』
突如テロ組織・ダウンフォールの襲撃を受け、龍我ともども一時的に変身能力を失ってしまう。唯一変身能力を失わなかった一海の強化アイテムを開発するため、そして、自身の変身能力を取り戻すため、とある人物のもとを訪ねる。
その後は無事に変身能力を取り戻し、ダウンフォールとの決戦にジーニアスフォームで参戦。複数のファントムクラッシャーを相手に無双した。
他作品での活躍
『仮面ライダーエグゼイド』
44話に巧ビルドが登場。エグゼイドと間違えてゲンムレベル0を襲う。このとき、ゴリモンドをつかってゲンムのライフを1削った。
この時のデータをもとに黎斗神はビルドガシャットを開発、『FINAL』にて『エグゼイド』側の切り札となった。
トゥルーエンディング
ゲムデウスマキナを撃破し、映画のエンディング後にバグスターウイルスと交戦していたダブルアクションゲーマーの前に巧ビルドが出現。
エグゼイドの成分を採取するためにエグゼイド、及びパラドクスレベル99と交戦。パラドクスを軽くゴリモンドで倒すと、エグゼイドの成分を採取した後何処かへと去っていった。余韻をぶち壊されたとしてファンからの反感を買った。
平成ジェネレーションズFINAL
巧ビルドがエグゼイドの成分を奪った理由は、最上魁星が「エニグマ」の作用でゲーマドライバーを停止、ドクターライダー達が変身不能になると知ったためだった。
この時彼が作成したフルボトルは「桐生戦兎」となっても手元に残っていた。龍我と入れ替わる形で飛ばされてきていたパラドと出会った際、これを通して永夢と通信できた。
戦兎も最上魁星の野望を阻止するために奮闘。最後にはムテキゲーマーと共にバイカイザーを倒した。
『仮面ライダージオウ』
EP01「キングダム2068」
2017年11月30日の戦兎が登場。スカイウォールが存在する世界線に生きており、本編通りスマッシュと戦っている。ちなみに本編の2017年11月30日はビルド第13話(スタークの正体が判明する回)の3日前。
タイムマジーンから振り落とされて2017年11月30日にやって来た常磐ソウゴがストロングスマッシュハザードに狙われると登場。ビルド・クローズのダブルライダーキックでスマッシュを撃破し、彼を助け出した。
その後は龍我と共に彼をnascitaに案内し、彼が持っていたライドウォッチを解析した結果、現代の技術では作れない代物と認め、ソウゴが未来からやって来た人物だと信じた。
しかしその直後、ソウゴを追いかけて来たツクヨミがnascitaに現れ、「(ソウゴを)必要以上に過去へ干渉させる訳にはいかない」という理由から龍我共々ファイズフォンⅩで撃たれて意識を失ってしまった。
EP02「ベストマッチ2017」
2017年でのアナザービルドの誕生により桐生戦兎ではなく佐藤太郎顔の葛城巧として龍我共々仮面ライダーとしての記憶を(1年ほど)失っていた。2人共何故かツナ義ーズのファンになっており、nascitaもツナ義ーズグッズに溢れたツナ義ーズファンカフェになっていた。
しかし、同時刻に仮面ライダーゲイツによってアナザービルドが一度倒されたためライダーの記憶を一時的に取り戻す。2017年での戦いのために自分のビルドライドウォッチと龍我のクローズライドウォッチをソウゴに託した。
その後、2017年の世界では龍我と共にアナザービルドと交戦。だが歴史改変の影響で変身が解除。アナザービルドはジオウが倒した。その後仮面ライダーの記憶を失うが、ソウゴはブランクウォッチを戦兎(巧)と龍我に託した。
巧の顔が変わらなかった理由
戦兎が太郎顔の葛城として存在している理由は不明。アナザーライダーにおける第3のルールが適用されたものと思われる。
これを抜きにして考えるなら、本編の描写や、本物の巧が抹殺対象にしていた龍我と行動していた点から、「仮面ライダービルド」誕生の直接的な元凶も消えたと思われる。
結果、姿だけが変わった巧の存在のみが残ったのだろう。事実、「アナザービルド誕生(2017年)」→「戦兎と龍我がアナザービルドと交戦(2017年)」→「ソウゴが生きている2018年」は同じ世界線であるような描き方がされているが、このいずれの場面にもライダーシステムやスマッシュの存在は明らかになっているがスカイウォールは出てきていない。
葛城巧が桐生戦兎となるには、エボルトと仮面ライダービルド(特にラビットタンクフォームorラビットフルボトル)の存在が必要不可欠であるため、それがなくなれば桐生戦兎が消滅し葛城巧が葛城巧として生き続けているのは当然とも言えるだろう。
しかし、アナザービルド誕生後の2017年は、ソウゴがやってきた2017年11月30日から分岐した平行世界のその後の未来とも取れる。
『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』
本編完結後の新世界の彼が龍我とともに登場。ソウゴとの別れのシーンでの会話で、ソウゴの「王様になる」という夢に対し今初めて聞いたような反応を示す。
ソウゴからも「知らなかったっけ…?」と首を傾げられていることから、恐らくジオウEP01、EP02に登場した戦兎とは別人だと思われる。
活躍
次々と周囲の人物から記憶が消えていく中、龍我、そしてソウゴとともに謎の少年・シンゴを守るべく奮闘する。本作で起きることのほとんどが『ビルド』本編で戦兎が経験してきたことばかりであった。誰が言ったか「あっ、これエボルトゼミでやったところだ」。
先輩としてソウゴたちを導く。天才物理学者としての力も発揮し、タイムマジーン(本来の使用者である未来人のツクヨミがさじを投げるほど大破した状態)を初見かつほぼ独力ですぐさま戦闘可能な状態まで修理した。
特異点?
映画に登場した主要キャラクターの中で、劇中で一貫してライダーとしての記憶が消えなかったのは、電王組を除けば戦兎と龍我の二人だけ。
世界の再編・融合という特殊かつ不可逆的な事象が起きてしまったことで、融合前の世界から記憶までそのまま移ってきた二人のみ、『電王』でいう特異点のような特性を得たためと考察されている。
先の一件で歴史が変わっても姿が変化しなかったのも、あるいはこれゆえだったのかもしれない。ただし、一度は二人とも完全に消滅したので完全ではない。
バラエティ番組での登場
あるある晩餐会の「歴代仮面ライダーの裏側あるある」回ではラストに登場。ゲスト出演するエグゼイドの映画の宣伝もかねてラビットタンクフォームで登場した。
途中、変身後の仮面ライダーのスーツアクターも兼ねていた経験のあった藤岡弘、氏に「ちょっと心配なのが、見ている所 目はどこにあるの?」と禁断の質問をぶつけられてしまい、中のアクターの人が素で吹き出してしまう事態が発生した。
アメトーーク『仮面ライダー芸人』第3弾ではゲストの陣内智則から変身バンクを「今川焼」と揶揄されていた。
ゲーム作品
ガンバライジング
例年通り、2017年9月より稼働のボトルマッチ1弾より最速参戦。これまた例の如く、玩具のフルボトルとの連動によりパワーアップする。基本フォームであるラビットタンクフォームに加え、トライアルフォームを含めた別フォームも同時参戦する模様。
仮面ライダーシティウォーズ
リリース当初から登場。ジオウ登場まではゲームのアイコンとなっていたほか、メインストーリーでは実質的な主役を務める。BCはジオウに抜かれて2位となったものの、現在10種類もの実装数を誇る。
また、現行ライダーとして活躍していたため、イベントにも取り上げられることが多く、強化もしやすいため、テクニック属性のメインアタッカーとして使用されることが多い。
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以上です。これで紹介を終えます。