【五代雄介の意思を継げ!】仮面ライダークウガ(小野寺ユウスケver)【ディケイド・動画あり】

2022年2月1日火曜日

3号ライダー 仮面ライダークウガ 仮面ライダーディケイド 仮面ライダー解説

t f B! P L
 今回は小野寺ユウスケ及び彼の変身したクウガを解説します。

「たった一人の笑顔を守れないんじゃ、世界中の人を笑顔になんてできない!」
目次
  • 小野寺ユウスケ 
    • 概要
    • 性格
    • 序盤
    • 成長
    • 戦闘力
    • オマージュ
    • 評価
    • 扱いの悪さ
    • 人物関係
      • 門矢士 / 仮面ライダーディケイド
      • 海東大樹 / 仮面ライダーディエンド
  • 仮面ライダークウガ
    • 概要
    • ライジングアルティメット
      • スペック
      • 概要
      • 外見
      • 戦闘能力
    • 活躍
      • 他作品での客演
      • 必殺技
      • 備考
      • 矛盾?
    • スーパーライジングアルティメット
      • スペック
      • 概要
      • 変身
      • 必殺技
      • 備考
    • 『仮面ライダー バトライド・ウォー』
  • 劇中の活躍
    • クウガの世界
    • キバの世界
    • 龍騎の世界
    • 剣の世界
    • ファイズの世界
    • アギトの世界
    • 電王の世界
    • カブトの世界
    • ネガの世界
    • ディエンドの世界 
    • シンケンジャーの世界
    • RX/BLACKの世界
    • アマゾンの世界
    • ライダー大戦の世界
  • 映画での活躍
    • オールライダー
    • MOVIE大戦2010
  • その他媒体での活躍
    • てれびくんの世界
    • ストロンガーの世界(『S.I.C.HEROSAGA MASKED RIDER DECADE EDTION -ストロンガーの世界-』)
    • 魔宝石のクウガ
    • OOOの世界(『S.I.C.HEROSAGA MASKED RIDER DECADE EDTION -オーズの世界-』)
  • 中の人
初登場シーン】
小野寺ユウスケ 
 『仮面ライダーディケイド』の準主人公。リ・イマジネーションライダーの一人。仮面ライダークウガの変身者。一人称は「俺」。演じたのは村井良大

 概要

 『クウガの世界』で仮面ライダークウガとして未確認生命体・グロンギと戦っていた青年。一緒に戦う女性刑事の八代藍に恋心に近いものを抱いており、彼女を「アネさん」と呼んで慕っている。愛車はトライチェイサー2000。
 名前の由来は下が原作クウガの五代雄介、名字が石森プロ社長の小野寺 章から(ちなみに石ノ森章太郎の本名は小野寺章太郎であり、小野寺社長はその次男である)。

 性格
 非常に単純なお気楽思考だが、ノリの良い明るく真っ直ぐな性格。そのため仲間内ではムードメーカー的な立場になっている。底抜けのお人好しで正義感が強い。
 熱血漢な一面もあり、度々熱くなりやる気を爆発させる事がある。気恥ずかしくなるような事も平然と口にし、臆面もなく士に仲間だ友達だと言ってのけた。
 適応力も高く、途中参加でも仲間内ですぐ馴染んだり、初めて来た世界でも割と簡単に適応する。お人好しではあるものの人となりを判断できるだけの価値観は持ち合わせる。

 序盤
 当初は精神面が未熟で、自分の存在意義のために戦闘。八代刑事の弟の様な存在であり、彼女に甘える子供のようだった。
 次第に戦いに勝って八代に誉めて欲しい、笑って欲しいという思いを抱くようになる。八代が未確認生命体10号(ディケイド)に新たな協力者となる可能性を感じて興味を持った際には、自分が見放されるのではと誤解して動揺したほど。

 成長
 八代は世界を襲った滅びの現象の果てに瀕死に陥る。嘆くユウスケに八代は「私の笑顔のために戦ってあんなに強いなら、世界中の人の笑顔のためだったら貴方はもっと強くなれる」と告げて死亡。
 この遺言によりユウスケはついに「全ての世界の全ての笑顔を守る」という真の願いに目覚めて大きく成長した。
 以降は主人公の士より主人公らしい性格になる。この「俺様な主人公と、主人公らしい準主人公」という関係は『仮面ライダーカブト』の天道と加賀美を彷彿とさせる。

 戦闘力
 ボスクラスにはまず勝てない。雑魚に対してもしばしば負ける。身体能力は、リタイアが続出するG3-X装着者選抜試験に補欠で合格する程度にはある。ちなみに受かったのは海東だった。
 『クウガの世界』で怪人の番号を逆算していくと、僅か5体で基本4形態を出現させたことになる。これは原作より遥かに短期間であるため才能があるのかも知れない。
 原作では禁忌の力とされたアルティメットフォームを、「闇もまた自分の一部である」と考え否定せず受け入れることで目は黒いまま理性を保った。ライダーバトルでは仮面ライダーXを倒し決勝まで残っている。

 オマージュ
 たまに原作のオマージュ的な台詞や仕草(サムズアップ)も交えている。

ユウスケ「だって俺クウガだし」
雄介「だって俺クウガだもん」

ユウスケ「俺はこれ以上、誰かの涙を見たくない!」
雄介「こんな奴らのために、これ以上誰かの涙は見たくない!」

 人物関係

 特に仲間(相棒)意識が強い。『龍騎の世界』ではシンジとレンのコンビを見て思う所があった模様。士を相棒として信頼している。
 反面、やや過大評価している節があり、士本人は気まぐれや思いつきで行動したのに「~のため」「~という事まで考えて」と持ち上げる事が多かった。
 『MOVIE大戦』では士を倒すと決意しても士一人では死なせないと自分も死ぬ覚悟だったり、士との絆は非常に強固である。

海東大樹仮面ライダーディエンド
 当初は「海東さん」と敬語で話していたが、彼の盗人としての性格にあきれたのか中盤以降は呼び捨てかつため口と、かなり辛辣。

ワタル / 仮面ライダーキバ
 『キバの世界』にてキバに変身する少年。彼のワタルの心を開こうと尽力し、対等な目線で接した。ファンガイアとしての食人本能に目覚めた彼に負傷されようと「種族関係なく自分はワタルの友達である」という意思を貫く。
 結果ワタルの心を解きほぐし、彼が「自分が王となり、人間とファンガイアが共存できる世界を作る」決意を固める切っ掛けとなった。

 扱いの悪さ
 レギュラーなのに変身頻度が極端に少なく、度々話の裏方に周る。変身はしないのに士や夏海を庇ったり洗脳されたり悪い方に忙しい。
 中盤にはほとんどギャグ要員と化し、ホントに準主人公なのか疑わしくなるほど一緒にいる意味が薄かった。変身しても出番は少ししかないことが殆ど。誰が呼んだか『仮面ライダークウキ』。替え歌も作られた。

 評価
 放送当初は「五代じゃないクウガなんて……」「オダギリじゃないのかよ」など散々ケチがついた。放送が進むにつれ、理屈っぽいパーティの馬鹿担当及びツッコミ役としての地位を確立。時折ナイスボケをかます愛嬌のあるキャラクターで視聴者の心を掴む。
 変身せずとも他の世界のライダー達にアドバイスや活を入れたりして何らかのサポートをしたり、瀕死の光夏海を手厚く看病した。
 結果、五代クウガと違った愛すべきキャラとして人気がある。現在は小野寺クウガで始めてクウガに触れたライダーファンも多いため、より受け入れられている。

 中の人
 演じていた村井良大はキャストに選ばれた際、『仮面ライダークウガ』のファンであったことを明かしている(放映当時12歳)。『クライマックス刑事』にも出演している。ちなみにその時の父親役はジョーカーやたこ焼き屋でお馴染み森本亮治氏。
 村井はこれ以前にも士役を演じた井上正大とテニミュで共演しており(しかも二人とも氷帝学園)、その後も舞台「ラ・パティスリー」にて共演している。
 公称171cmと、五代雄介を演じたオダギリジョー(176cm)より一回り小柄。小野寺クウガスーツアクターはだいたい同じくらいの体格(173cm)の伊藤教人が演じた。

仮面ライダークウガ
「行こうか、士!次の世界へ」

※スペックなどは下記を参照

 概要
 使用するフォームはマイティ、ドラゴン、ペガサス、タイタンの4形態。ライジング及びアメイジングはない。
 覚醒ペースは7号出現の時点で4形態発現と言う驚異的な物。最終的にアルティメットとオリジナル形態ライジングアルティメットを習得した。

 装備
 変身ベルト『アークル』は鳴滝がとある遺跡にて、ディケイドを倒すためにユウスケに渡した。元々『クウガの世界』に存在したのか、どこかから持って来たのかは不明。
 原典とは違って装着に苦痛を伴う様子はなく、また装着者の異常な筋力強化や超回復能力も見られないため。
 専用バイク『トライチェイサー』を愛用。開発経緯や入手経路は不明。マトリクス機能はなく、常時ゴールドヘッドで使われる。トライアクセラーもなく、起動は普通のバイクと同じ。戦闘にも用いられない。

 グローイングフォーム
 体力を著しく消耗し、各形態を維持できなくなった際などにこの姿へと変化する。クウガの世界に登場。
 ン・ガミオ・ゼダの雷撃で大ダメージを受けて変身が解ける際に一瞬登場。芸コマだが、残念ながらこの演出は『クウガの世界』のみ。また、CGで赤の色を変えただけらしく、角は長いまま。

 バランスのとれた能力の基本形態。劇中ではほぼコレが基本。高い格闘能力と必殺技「マイティキック」を武器に戦いを繰り広げる。色合いのせいか、『シンケンジャーの世界』では浮いている気がしないでもない。

 ドラゴンフォーム
 クウガの世界、オールライダー対大ショッカーで登場。スピードと跳躍力を特化した形態。メ・ギャリド・ギ(未確認生命体第7)との戦いでは掴み取った鉄パイプをドラゴンロッドへと変化させ、必殺技「スプラッシュドラゴン」でとどめを刺した。
 力不足で本来は武器必須のはずだが、原典におけるズ・バヅー・バ戦のオマージュなのか、素手で地獄兄弟と殴り合っていた。
 映画『オールライダー対大ショッカー』では、水関係の棒術使いという共通点を持つXライダー戦で使用。武器を奪うのかと思いきや、超変身した時点で既にドラゴンロッドを所持していた。

 ペガサスフォーム
 クウガの世界で登場。視力や聴力等感覚強化の射撃形態。空気の波動を矢のように撃ち出す射撃武器「ペガサスボウガン」で敵を確実に仕留める。
 ラ・ドルド・グ(未確認生命体第8)との戦いでは八代藍刑事から受け取った拳銃をペガサスボウガンへと変化させ、必殺技「ブラストペガサス」でとどめを刺した。
 本来は遠距離から一撃必殺の弾を撃ち込む狙撃型だが、ディケイド戦では近~中距離で撃ち合った。銃は八代藍から拝借。本来は50秒しかこの形態を維持出来ないという弱点があったが、制限時間を余裕で無視していた。

 タイタンフォーム
 クウガの世界、アマゾンの世界で登場。テレビ本編中唯一『クウガの世界』以外でも使用。腕力をはじめとした全身の運動能力が強化。
 重厚な生体甲冑で攻撃を受け止めながら敵に接近し、大剣「タイタンソード」を利用した必殺技「カラミティタイタン」でとどめを刺す。
 仮面ライダーディケイドとの戦いでは、その直前に撃破したメ・ビラン・ギの剣を地面から引き抜き、タイタンソードへと変化させた。

差異
 原典では雄介が本形態の高い防御力を活かした「敵に敢えて近づいて刺し貫く」という独自の戦闘スタイルを取っていたが、こちらでは単純に「剣を使う形態」。
 だが、原典の戦闘スタイルは雄介が一条薫との剣道の特訓で編み出した戦法にすぎないのでおかしくはない。

 ファイナルフォームライド
 ディケイドがディケイドライバーに『ファイナルフォームライド』のカードを装填することで変形。ゴウラムを模したクウガゴウラムになる。初変身以降は自力で自由に変形できる。必殺技はディケイドアサルト。

 アルティメットフォーム
俺はこれ以上、誰かの涙を見たくない!みんなの笑顔を守るためなら…究極の闇にもなる!

 凄まじい戦闘能力を備えた究極の姿。禍々しいオーラをまとった拳で敵を力のままに打ち砕く。夏海の夢、ライダー大戦の世界、MOVIE大戦2010に登場。クウガの最強形態。
 光夏海の中で他のライダーが全滅し、唯一残ったクウガが変身。ディケイドと拳をぶつけ合い爆発が起こったところで夏海の夢は終わる。
 最終回ではユウスケがキバーラの噛み付きによる悪堕ち状態で変身。目が黒い本来のアルティメットフォームが登場した『MOVIE大戦2010』ではいつのまにか正気に戻っているユウスケ自らの意思で変身したが、この時も目は黒いまま
 ただし、変身過程でマイティフォームを経た後、一瞬赤目になるという演出が入る。黒目だが制御には成功している。同作では最後のライダーとして、ディケイド 激情態と戦闘を繰り広げる。

「みんなの笑顔を守るためなら、究極の闇にもなる!」

スペック

身長:210cm
体重:150kg
パンチ力:100t
キック力:120t
ジャンプ力:ひとっ跳び110m
走力:100mを1秒

概要
 映画『仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』に登場した仮面ライダークウガのオリジナルフォーム。 小野寺ユウスケが変身するクウガの最強形態。
 門矢小夜(大神官ビシュム)が地の石の力を与えた事で誕生した。命名も彼女。アルティメットフォームと同じく「究極の闇をもたらす者」であり「最も邪悪なライダー」とされる。石が破壊された後はユウスケ自らの意思でこの姿へと変身できる。

外見
 アルティメットフォームがすらりとした印象を受けるのに対し、ライジングアルティメットはよりン・ダグバ・ゼバに似た豪壮な装甲を持つ。特に上半身の装飾や枝分かれした角はダグバのそれに酷似している。

戦闘能力
 設定上はアルティメットフォームすら凌ぐ戦闘能力を持つ為、それと同等の力を持つン・ダグバ・ゼバをも超えると思われる。後にスペックは下記のスーパーライジングアルティメットが同じ数値の走力以外のスペックを更新。
 映像作品ではジャンプ力以外をクロノス クロニクルゲーマーが更新し、唯一上回っていたジャンプ力を含めエグゼイド ムテキゲーマーが最高値を更新した。

活躍

ブラックアイ
 当初はユウスケの意思が小夜の支配下にあったため、黒い瞳をしていた。ストーリー終盤の大ショッカーとのラストバトルで仮面ライダー達を圧倒。
 生身の門矢士を殴りつけるが、手加減していたのか即死させることはなかった。殴られながら説得する士の言葉で改心した小夜によって地の石を砕かれて正気に戻った。

レッドアイ
 シャドームーンとの戦いにおいて再変身した際には赤い瞳になる。だが、ディケイドと二人がかりにも関わらず、シャドームーンに触れることさえ出来なかった。
 『MOVIE大戦2010』では、ディケイドコンプリートフォームのカードによってこの姿になる。最終決戦では稲妻を纏った右ストレート『ライジングアルティメットナックル』でドラスを吹っ飛ばしている。

他作品での客演
 『仮面ライダーウィザード』の特別編にて平成ライダーの最強フォームが揃い踏みした際には、クウガはこの姿になっていた。門矢士がメインゲストであったため、その繋がりでユウスケが呼び出されたのかもしれない。

S.I.C.HEROSAGA
 『仮面ライダーディケイドエディション -ストロンガーの世界-』では、並行世界の仮面ライダーストロンガーに悪しき過剰なライジングパワー(電気エネルギー)を与えられたことでブラックアイバージョンとなりディケイドと戦う。
 だが後にオリジナルのストロンガーに、カブトローで電気エネルギーを吸収されることで元の小野寺ユウスケに戻った。
 『MASKED RIDER DECADE EDITION -オーズの世界-』では特に制約もなく、アッサリと、自らの意志でタイタンフォームからフォームチェンジした。こちらでは「雷を司る戦士」と呼称されている。

必殺技

暗黒掌波動
 ブラックアイ時の必殺技。両手から放たれる邪悪なエネルギー波。複数の仮面ライダーを圧倒するパワーを持つ。

ライジングアルティメットマイティキック
 レッドアイ時の必殺技。アルティメットキックのパワーアップ版と思われる。

備考
 ユウスケを演じた村井良大は「オダギリさんのクウガにはない自分だけの形態を演じることが出来てうれしかった」とコメントしており、このフォームがかなりのお気に入りである旨の発言をしている。

矛盾?

否定派
 原作のライジングフォームは変身ベルト・アークルへの電気ショックによりアルティメットフォームの力が漏れ出したもの。
 そのため、ライジングアルティメットという言葉は、「馬から落馬」「頭痛が痛い」といった重複表現に近い。
 そのため、クウガのファンからは『「ライジングアルティメットフォームは本来の設定を完全に無視している』と指摘されることもある。

肯定派
 ライジングアルティメットは地の石の力によって生まれたため、原作の金の力とは一切関係がない。英単語のrisingが「上がる、増大する」という意味なため、アルティメットフォームより上であるこの形態「ライジングアルティメット」と呼ぶのは間違っていない。

 スーパーライジングアルティメット
スペック

パンチ力:120t
キック力:130t
ジャンプ力:ひとっ飛び150m
走力:100mを一秒

概要

 初出は『S.I.C.HEROSAGA MASKED RIDER DECADE EDTION -オーズの世界-』。sicオリジナル形態。命名は門矢士。ライダーロボの弱点を突く為、ユウスケはライジングアルティメットに変身。
 さらに、オーズアーマーシャウタコンボ(仮面ライダーディケイド仮面ライダーオーズをファイナルフォームライドさせた形態)のウナギアームと、仮面ライダーディエンドが召喚した仮面ライダーストロンガーのエレクトロファイヤーによる電撃による凄まじいライジングパワーを浴びて誕生した。

必殺技

スーパーライジングアルティメットキック

 作例にて見せた技。名称は仮称。 ライジングアルティメットの必殺技名を基準にすれば更に長いスーパーライジングアルティメットマイティキックとなる。

スーパーライジングアルティメットピンポイントキック

 劇中にて使用した技。命名は士でユウスケ自身も「(技名が)長い」とツッコミを入れていた。
 その威力はショッカー首領の魂が宿るライダーロボのオーズネジバコンボ形態を砕き、一時戦闘不能に追い込むほど。しかしパワー制御が非常に難しく、キックを放ったのちにグローイングフォームに弱体化してしまう。

備考

 名前がアメイジングアルティメットではない理由は、この世界が『オーズの世界』であることから、スーパータトバを意識していると思われる。
 デザインは一段階前のライジングアルティメット自体アルティメットフォームの没デザインをリファインしたものという説が存在する。
 てれびくんに連載された漫画版には全身金のクウガが閣下を倒しているなど他媒体のクウガにはオリジナル形態が多く、スーパーライジングアルティメットもその一つ。

 『仮面ライダー バトライド・ウォー
 無印では「五代雄介のクウガ」と出会ったディケイドは、掛け合いで「俺はあんたと同じ名を持つ男と、旅をしたことがある」「アイツがそうであったように、きっとあんたも人の笑顔のために戦える男だ」と語っている。
 第3作『創生』にてプレイアブルキャラとして登場。ライジングフォームアメイジングマイティに変身出来ない代わりにアルティメットフォーム・ブラックアイやライジングアルティメットに変身可能。ほぼ別人だが五代雄介のクウガとは同時に登場できない。

劇中の活躍

 クウガの世界
 ディケイドは世界を破壊する悪魔」と鳴滝に吹き込まれていた為、彼を見るや否やいきなり攻撃を仕掛ける。士に敵意を剥き出しにしていたが、クウガの世界を滅びの現象が襲った際、八代は人間がグロンギ化する可能性のあるガスを吸って病院に搬送される。
 八代の遺言に従って、ン・ガミオ・ゼダに苦戦する士の助っ人に駆けつけてともに撃破した。メインキャラクターとして精神的成長が描かれ、戦闘でも全フォームを披露する。
 攻撃を受けて変身が解ける時に一瞬グローイングになったり芸が細かい(この演出はここだけだが角は短くならない。単にCGで白くしただけの為)。
 客演終了後はこの世界で引き続き頑張っていたらしく、2019年の「ゼロワン」のヒーローショーで描かれている(非公式だが)。

 キバの世界
 グロンギとの戦いが終わったあと、八代の墓参りを済ませ自分の有り様を模索していた。キバーラによって『キバの世界』に連れて行かれ、ファンガイア王子であるワタル親衛隊に所属した。
 そこで士と再会。以降は半ば押し掛けで「世界を救う」という使命感のもと旅に同行する。食人本能に目覚めたワタルに負傷されようと「種族関係なく自分はワタルの友達である」という意思を貫く。
 結果ワタルの心を解きほぐし、彼が「自分が王となり、人間とファンガイアが共存できる世界を作る」決意を固める切っ掛けとなった。敵からワタルを逃がす為に変身するが、流石に数の優位は覆せず敗北してしまった。

 龍騎の世界
 シンジとレンのコンビを気遣う。変身はなし。ぶっきらぼうで口下手な士に代わり、事件解決の為奔走する。桃井玲子殺害の真犯人と疑われていた羽黒レンに士の偽悪的な日頃の振る舞いを重ね、レンの無実を感じとっていた。

 の世界
 士を過大評価しつつカズマを諭す。でも士は絶対そこまで考えてなかった。なぜか執事化。怪人に襲われても変身しない。この辺から空気化が始まる。

 ファイズの世界
 「この味噌汁うま過ぎっ!」などと口走ってギャグキャラ化。そして、海東に気絶させられる。

 アギトの世界
 原作がクウガの続編であるためか主役の一人として活躍。別人だが顔が同じ八代と交流。八代が開発したG3-Xを装着して戦った。クウガへの変身は無し。一旦はこの世界に留まろうとしたものの、最終的には再び士達と世界を渡ることになった。
 アギトとクウガの共演はお預けとなったが、「クウガをモデルにしたGシリーズをクウガが装着する」というロマン展開である。士を庇ってダメージ一回目。

 電王の世界
 モモタロスに憑かれて電王に変身(なのでユウスケとしての役割は皆無)。最後で9話(約2ヶ月)ぶりにクウガに変身したが、ネタ的でまともに戦ってない。
 まず変身シーンは映らず(変身音のみ)変身直後に放ったライダーキックはモモタロスに命中。改めて彼らが裏切り者の善玉怪人ということを認識させるシーンでもある。
 極めつけには、ゴウラム変形中にデンガッシャーを尻に突き刺され、必殺技に利用された。でアッー!された。

 カブトの世界
 「萌え~」と発していた。クウガには士が変身。ペガサスでクロックアップを破るという大活躍を見せる。

 響鬼の世界
 変身して響鬼を助けた(が、その後響鬼の引き立て役に)。この際、響鬼の演出に合わせて“空我”の文字が青空をバックに描かれた。ラストの音撃大合奏でハブられる。楽器持ってないししょうがなくはあるが。

 ネガの世界
 お見合い相手が怪人化、驚いて逃げた。変身は無し。

 ディエンドの世界
 敵に洗脳された。「クウガVSディケイド」とか「ライジング出現」とか様々な期待を集めたが、洗脳されるだけされて蚊帳の外だった。

 シンケンジャーの世界
 シンケンジャーと共に戦う。戦隊と一緒に戦うクウガの雄姿は感動の一言に尽きる。前回の変身から6話(1ヶ月半)経っている。久しぶりにまともな活躍。
 曇りの中戦うシンケンジャーに助太刀したクウガ、その背後に青空が広がるシーンはクウガファンなら必見。しかし戦況を大きく変えるには至らなかった。

 RX/BLACKの世界
 敵が現れ、夏海が攻撃を受けてから変身。しかし敵がすぐ逃げたため変身時間は約5秒。後は夏みかんの看病。一度夏みかんが死んだ時士に伝えに行ったが、その時のRXの「任せろ」の安心感は異常。

 アマゾンの世界
 タイタンで敵の武器を奪い、そのまま敵を撃破する。TVシリーズでは『クウガの世界』以外で唯一の超変身。カマキリの怪人の鎌を奪い、タイタンに変身して仕留めるという演出は見事。

 ライダー大戦の世界
 ラストだけあって普通に活躍。ディケイドに味方すれば自分の世界が消えると知ってなお、士を助けに入る。最後に士を庇って気絶し、キバーラにより復活、暴走状態の黒目究極に変身した。

映画での活躍

 オールライダー
 ドラゴンフォームに超変身して、Xライダーと戦闘。チーム戦ではV3達とも対戦したが士を庇って脱落。その後、RUに強制変身させられ生身の士をボコるも、味方に戻った途端シャドームーンにボコられる。

 MOVIE大戦2010
 最後に残された仮面ライダーとして、世界の破壊者となった士と対峙する。自らの意志でアルティメットフォームブラックアイへと変貌し、完全に制御。士を一人で死なせないためにディケイド諸共石油タンクに突っ込み、自害。ライダーカードを残して消滅する。
 その後、ディケイドは自らの運命を受け入れ、仮面ライダーキバーラに倒される。ディケイドがこれまで倒したライダー達のカードがキーとなり、他のライダー達と共に無事復活を遂げる。
 光夏海らと思いを一つにすることで門矢士を復活させる。新たな命、新たな正義の心を持ち復活したディケイドと共に、スーパーショッカーへと戦いを挑む。
 ドラス戦ではRUに変身した。変身前のバイクアクションなど原作のオマージュが多数見られる。前回が嘘のような優遇。戦後、旅を再開するのだった。

 RIDER TIME ディケイドVSジオウ
 まさかの再登場。村井氏が同役を演じるのは『MOVIE大戦2010』(2009年)以来実に12年ぶり。謎の男が開催した王様ゲームに強制参加させられる事となる。
 アナザー龍騎によってゲームの敗者が次々と処刑され、更にはアナザー龍騎以外の何者かによってプレイヤーが殺害されていく。そんな中、突然現れた士と再会を果たす。

正体
 別世界の小野寺ユウスケであり、ゲームのプレイヤー達を次々殺害して回っていた張本人。士の知る本来のユウスケとは似ても似つかぬ残忍かつ傲慢な性格で、自分が世界の王となるべくプレイヤー達を殺害、士にも重傷を負わせる。
 しかし殺したと思っていたプレイヤーの中には、元から人間じゃなかった者達が紛れていた他、正体を明かした仮面の男に「世界の王になる=次元の間に囚われた真実のソウゴの身代わりになる」という真実を知らされた事で激昂。仮面の男に掴みかかるも、直後にオーマジオウから身代わりには値しないと見なされ呆気なく消された。

本物
 その後、オーマジオウと戦うディケイドとジオウの元に、キバーラディエンドと共にクウガが救援として登場。恐らくこちらが士の知る本来のユウスケではないかと思われる。しかし、オーマジオウには敵わず敗北してしまった。
 善人であるはずの彼がこのようなキャラクター付けで登場したのは、かつてMOVIE大戦2010の嘘予告に登場した「世界は俺が貰う」と言い放ったユウスケをベースにしたからではないかと言われているが、真相は不明。

その他媒体での活躍

 てれびくんの世界
 敵と戦うディケイド&ディエンド。ユウスケは机の糊を使い付録のディケイドランチャーを作るという活躍を見せる。
 シナリオ分岐の際には、唯一まともな答えを出している。クウガ自体は久しぶりの赤目アルティメット登場の上、アルティメットキックが実写初登場している。

 ストロンガーの世界(『S.I.C.HEROSAGA MASKED RIDER DECADE EDTION -ストロンガーの世界-』)
 岩石大首領戦でクウガゴウラムとなり激闘を繰り広げる等活躍する。ストロンガーに操られて強制的にRUに変身させられ、士と戦わせられた。

 魔宝石のクウガ
 「仮面ライダーウィザード」特別編の魔宝石の世界にてクウガが出演。他のライダー達が原作を意識した口調で喋る中、このクウガだけが、原作での五代よりもやや荒っぽい口調になっていた。
 同作には士本人が出演しており、脚本もディケイドの前半メインライターの會川昇が担当していたことから、ユウスケのクウガを意識していたのではないかとも考えられる。

 OOOの世界(『S.I.C.HEROSAGA MASKED RIDER DECADE EDTION -オーズの世界-』)
 今までの鬱憤を晴らさんばかりに大暴れ。巨大サゴーゾに対して、クウガゴウラムで挑み、士と共に比奈(実際は鳴滝の変装だったが……)を救出。
 歴代組織グリード勢との戦闘でもタイタンフォームで大立ち回りを演じ、ディケイドとのタッグで圧倒した。RUがスーパーRUにパワーアップする。

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 以上です。これで紹介を終えます。

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