【パワハラの濡れ衣を清めろ!】仮面ライダー響鬼 / ヒビキ(日高仁志)【俳優は最高年齢】

2022年1月9日日曜日

1号ライダー 仮面ライダー解説 仮面ライダー響鬼

t f B! P L
  今回解説する仮面ライダーは響鬼です。
「鍛えてますから」
目次
  • ヒビキ
    • 概要
    • 性格
    • 描写
    • 過去
    • 楽器の練度
    • 特別遊撃班
    • 弟子
    • 機械音痴
    • ペーパードライバー
    • 安達明日夢
    • 備考
    • 中の人
  • 仮面ライダー響鬼
    • 概要
    • 外見
    • 装備
      • 変身音叉音角
      • 音撃棒烈火
      • 音撃鼓火炎鼓
      • 音撃鼓爆裂火炎鼓
      • ディスクアニマル
      • 音叉剣
      • 猛士の剣
    • 使用マシーン
      • 不知火
      • 凱火
    • 備考
  • 各形態
    • 基本フォーム
      • スペック
      • 戦闘能力
      • 技(術)
      • 必殺技
    • 響鬼紅
      • スペック
      • 概要
      • 外見
      • 戦闘能力
      • 必殺技
    • 装甲響鬼
      • スペック
      • 概要
      • 変身
      • 劇場版
      • 戦闘能力
      • 音撃増幅剣装甲音刃
      • 必殺技
      • 備考
  • 本編外の活躍
    • 劇場版
    • 仮面ライダーディケイド
      • ヒビキアカネタカ
      • 備考
    • ガチで探せ!君だけのライダー48
    • 魔宝石の響鬼
    • 仮面ライダーエグゼイド
    • 仮面ライダージオウ
      • 備考
  • ゲーム作品
    • ガンバライド
    • ガンバライジング
    • 仮面ライダークライマックスヒーローズ
    • 仮面ライダーバトライドウォー
    • ライダージェネレーションシリーズ

ヒビキ
 『仮面ライダー響鬼』の主人公。仮面ライダー響鬼に変身する。本名は日高仁志。演じたのは細川茂樹。

 概要

 31歳のおじさん。1974年12月16日生まれ。人を襲い喰らう怪物、魔化魍退治の組織『猛士』の構成員で「打」の音撃を使う鬼。出身は岐阜県。
 元は「猛士」関西支部所属、5年前に関東支部に異動になった。位は「角」。15年に渡って魔化魍と戦い続けている。地下に支部の施設がある「甘味処 たちばな」を拠点に活動しており、ときおり店を手伝ってもいる。

 性格
 気さくで飄々としており、また器が大きく親しみやすい不思議な人物。初対面の相手ともすぐに打ち解けられる気さくさを持つ。年長者としての落ち着きゆえ「頼れる大人」としての側面も併せ持っている。
 技量、経験ともにすでにベテランの域にあるが、それでもなお己を鍛え続ける姿勢はほかの鬼たちにも手本とされ、猛士の人々からも一目置かれている。

 描写
 「鍛えてますから」が口癖で、その言葉の通りかなり鍛えており、たまに山籠りも行う。ちょくちょく『カエルのうた』のリズムで変え歌を歌う。
 「シュッ」と言いながら敬礼のような仕草(薬指と小指を若干曲げた状態で、手首をスナップを利かせて一回まわしたあと前に軽く振る)がトレードマーク。
 恋愛に関してはかなり疎い。本人は「恋ぐらいしたことがある」と言うが、かなり嘘くさい。少々口下手で言葉足らずなところがある。

 過去
 中学生の時、虐められていた友人が転校。何もできなかった自身に腹を立ててしばらく落ち込んでいたが、現在は猛士の技術者でかつて同級生だった滝澤みどりに「それでも男なの!?」と言われて自分を変えるために鍛錬を開始した。
 猛士の存在を知った経緯は不明だが、のちにその一員となり「人を助けることに一生懸命になれるから」という理由で鬼の道を選んだ。
 特定の師匠の下で修行したことがなく、独学で鬼になったことが47話で明かされた。しかも歴代で最短記録(当時16歳)で鬼になっている。
 みどりとの一件からほどなくヒビキも転校したが、3年後に戻ってきた際に絡まれていたみどりを助け、今度はそれが彼女が猛士になるきっかけとなっている。

 楽器の練度
 太鼓を使う鬼の中で一番太鼓の扱いが上手い。また、鬼は自分の専門武器以外の修業もやらされるため、音撃管や音撃弦も使用可能。24話によれば、音撃管や音撃弦の修業を、先代の斬鬼から師事していた。
 しかし弦の扱いは相当苦手であるらしく、先代斬鬼の元で弦の技を修行していたころには一悶着あったらしい。太鼓のみ独学なのか、独学で響鬼への変身は習得したが、武器の修業は師匠から教わったのだろうか。

 鍛えてますから
 ヒビキの口癖。手首を回しながら敬礼の様な仕草で『シュっ!』と言う言葉とともに使われる事が多い。初出は第一話。
 親戚の法事のために屋久島へ向かう船に乗っていた安達明日夢が、船から落ちた男の子を救出するヒビキの姿を見て「すごいですね」と言ったことへの返し。
 ヒビキはきちんとした師匠を持たずに独学と鍛錬で猛士になったため、日々自身を鍛えることで確かな実力を培ってきた。この台詞には、そうした彼の自信の表れと才能に驕らない謙虚さが凝縮されている。

 特別遊撃班
 魔化魍の強化など異常行動が発生したことに伴い創設された班。予想外の事態に対応するもので、ヒビキが抜擢された。一人で様々な場所に移動することを考慮して、バイクの凱火が支給された。
 それに伴って他の鬼との共闘も増加。ウブメとヤマアラシの2体が合体した強力な魔化魍、ナナシが出現した際は、ヒビキの提案で鬼の仲間である威吹鬼と轟鬼の音撃を共鳴させ、撃破している。

 弟子
 1話の時点でかなりの実力者で、鬼として10年以上も戦っているベテランであった。しかし、向上心を忘れない性格から「自分のような者が弟子を取る柄ではない」と考え、弟子をとったことはなかった。
 理由は師匠をもたなかったため、教える側としてどうすればいいのか分からなかったため。とはいえ、轟鬼に太鼓を教えたり、技術的な指南は行っていたが。
 結果的には終盤で明日夢と京介を弟子にした。後に京介を正式な鬼の弟子にしており、立派な鬼に成長させた。

 機械オンチ
 魔化魍の記録には手帳を用いている他、クレジットカードや携帯電話も持っていない。携帯は電話くらいはできるが、メールは開くだけでまごつくレベル。
 緊急の用事(魔化魍退治)のときはだいたいヒビキと組んでいるサポーターや知人に連絡することになる。このことで度々文句を言われる。
 劇中では度々香須実の携帯を借用していた(一方で、バトライド・ウォー創生の掛け合いでは中の人が家電好きな事を反映して、ファイズに反応している)。

 ペーパードライバー
 車やバイクの運転もドヘタクソ。車を運転した際は、エンストを連発しながら目的地に向かった。魔化魍退治のとき威吹鬼と組んで彼のバイクに乗ったとき(威吹鬼が射撃型なので運転を響鬼に任せていた)は、真っ直ぐ走ることは出来たものの止まることが出来ずに目的地で飛び降り、バイクを瓦礫に突っ込ませた。しかし、後に鍛えてバイクに乗れるようになった。

 安達明日夢
 屋久島で出会った少年。その気さくで頼りがいのある性格と鬼に変わるところを目撃された。明日夢にとっての目標のような人物となった。
 ヒビキは明日夢を『友達』として扱っており、「少年」と呼んでいる。明日夢のほかにも、たまに部外者に正体ばらしたりするらしく、その度に注意されている。
 終盤で弟子になるが、明日夢は鬼になる以外の人助けの道を見つける。将来を悩んでいたところを「自分の生きる道を決められない奴に、何の人助けができる?」と明日夢のためを思ってあえて突き放す。
 以降は若干疎遠になる。だが、魔化魍大量発生現象『オロチ』を終わらせた一年後に明日夢と再会。鬼に関係ない『人生の師弟』と認めあった

 備考
 プロデューサーが交代しなかった場合の後期の構想として、安達明日夢が鬼になるためにヒビキが戦死するか再起不能の重傷を負ったために決意を固めるという展開が考えられていた。

 中の人
 平成ライダーの主役はほぼ毎年若手俳優が演じるため、ベテラン俳優の細川茂樹が演じるのは異例。昭和、平成問わず、歴代主役仮面ライダーでも最年長である。演者がその年に大河ドラマに出演していてスケジュールが合わず、主役の割に出番が少ない。
 浜田雅功からは当時、その年齢を槍玉に挙げられ「おっさんライダー」と呼ばれていた。細川茂樹はアテレコが若干下手で、変身時にはやや声が腑抜けているように聞こえるが、むしろそれがヒビキっぽいとも言われる。
 細川さんは『仮面ライダーW』で加頭順を演じたコン・テユ氏に「ヒーローは受け身だからね。悪役がガンガン攻めていかないと。もう倒しちゃえ倒しちゃえ」と言ったらしい。


「誠意というか、オレにはそういう風にしかできないというか。そういうやり方が、一番責任持てる気がしている」

 概要

 極限まで肉体を鍛えぬいた人間が、自らの肉体を変化させることで変身する『鬼』の一人。の気を纏って戦うベテランの鬼であり、他の鬼たちからの信頼も厚い。日々の努力を欠かさず、それに裏打ちされた実力と豊富な実戦経験により安定した戦績を誇る。
 それまでのライダーとは一線を画し、ベルトが直接変身に関わらない、変身時に「変身」と言わない、必殺技がライダーキックじゃない、等の相違点が見られる。
 主なスーツアクターは伊藤慎。平成シリーズでは珍しく高岩成二ではない。高岩氏は同年のスーパー戦隊シリーズの『魔法戦隊マジレンジャー』に出演していた。

 外見
 基本カラーはを締め、頭部に2本のを持った姿はまさしく『』。に当たる部分が無く、頭部の赤い紋様がどことなく鬼面を彷彿とさせるのみ。額には『変身音叉・音角』と同様の意匠があり、頭部の角はそこから湾曲して生えている。
 これまでの仮面ライダーのように「装甲」や「ヘルメット」を連想させるようなパーツはほとんどなく、変わり種なデザインの多い平成ライダーの中でも特に異色なライダー。
 腹筋など全身の筋肉が分かりやすく表現された、かなり生物的なデザイン。スーツ表面には「マジョーラ」と言う特殊な塗料が施され、以降のライダーにもよく採用される。

 装備

 響鬼の変身アイテム。折りたたまれている角型の音叉部分を展開させてから、指で弾いたり物体を叩いて打ち鳴らすことで特殊な音波が発生する。音波が発生した状態で額にかざすことで、響鬼に変身できる。
 他にもディスクアニマルの起動・帰還や、音叉部分を折りたたんでディスクアニマルを固定し、ディスクアニマルに録音された音声データを再生する機能も持つ。小さいわりに多機能。戦闘時には腰の右側に吊している。

 腰にマウントされている太鼓の撥の様な武器。先端は魔化魍を打ち倒せる清めの音を生み出す精錬された赤い鬼石で、基部はヒビキ自らが屋久島の杉などの神木で作っており、赤く塗装されている。
 左手用の「阿」と右手用の「吽」があり、先端の鬼の表情が違う。炎を纏う事で剣の様にも使え、その炎を飛ばす事も出来る。

 ベルトのバックルにマウントされた円盤状の装備。赤く縁取りがされており、中の色は黒。約30回の連打で大抵の魔化魍を倒せる。
 普段は手の中に収まるほどだが、魔化魍の体に張り付けることで巨大化する。大きさは基本的に相手に合わせて自動的に調節されるが、上部のつまみを操作することで任意に調節可能。
 音撃打により清めの音を流し込めるようになる。叩き終わると元の大きさに戻り、響鬼の手の中に自動的に返ってくるため、何度でも使える。

音撃鼓 爆裂火炎鼓
 滝澤みどりが新たに開発した、火炎鼓の強化版。従来より重く使い捨てだが、僅かな連打で清めの音が数十倍に増幅され、魔化魍を倒すことが可能。

ディスクアニマル
 左腰に吊されている鬼達の標準装備。変身アイテムを鳴らし、その音で起動する。大体、三枚程吊されており、主に戦闘時に使う。また、戦闘用以外にも専用ケースに複数枚収納されており、それらは主に情報収集に使われる。

音叉剣
 戦国時代の鬼たちが使用する変身音叉を変形させた刀。響鬼の場合はスチールでのみ使用。響鬼本人が実際に劇中で使用する事はなかった。『烈火剣』が威力・汎用性ともに申し分なかったため、使う必要もなかったのだろう。

猛士の剣
 戦国時代の響鬼が使用した刀。響鬼の為に弟子の猛士が打ったもので、歌舞鬼戦で使用される。後に装甲声刃に変化する武器だが、テレビ版での作成者は小暮とされている。

 使用マシン

スペック

全高:1790mm
全長:4300mm
全幅:1815mm
最高出力:160PS/5500rpm
総排気量:2354cc(K24A型水冷直列4気筒DOHC i-VTECエンジン)
最高時速:200km/h
ベース車種:ホンダ・エレメント

概要
 市販の車両を猛士がチューンナップした四輪駆動車ボディカラーは上部がサテンシルバー・メタリック下部がショアラインベージュ・メタリック
 足場が悪い山道でも難無く走行可能。移動だけでなく、野営道具を運搬する役割も持っている。魔化魍退治の際に主に使用する。

使用
 当初ヒビキ自身は車の運転が得意でなく、主に香須実がドライバーを務め、日菜佳が代行していた。その後は乗りこなす。吉野の本部から支給されているので奈良ナンバーのプレートである。

凱火がいか
スペック

全高:1090mm
全長:2560mm
全幅:920mm
総排気量:1832cc
最高時速:240km/h
ベース車種:ホンダ・ワルキューレルーン

 バイクの腕前を鍛え直したヒビキに、吉野の総本山から支給された専用バイク。非武装で、高速走行機能のみが強化されている。特別遊撃班としてサポーターを伴わない単独移動を想定して支給された。
 後に野営道具やディスクアニマルを収納するサイドバッグも搭載可能になる。エンジン部にはコンピューターコントロールデジタル3次元マップが備えられ、エンジンの回転速度などはコンピューターによって制御される。

 備考
 特殊塗料が原因となり後に本編の予算不足に陥ったり、ディケイドでは響鬼の登場回数が少なかった。
 そのデザインと自然の中で戦ってるイメージが強い為か、「平成のアマゾン」とよく形容される。企画段階では仮面ライダーではなく『変身忍者 嵐』のリメイクだった名残。

各形態


「人を助けることに一生懸命になれるから、オレも鬼になったんだ。人助けをして、また一生懸命生きて。人助けをして、そしてまた一生懸命生きて。オレはこれからもずっと、そうやって生きて行きたいと思う」

スペック

身長:222cm
体重:156kg
腕力:600人力(6tを持ち上げられる)
パンチ力:20t
キック力:40t
ジャンプ力:ひと跳び75m
持久力:一日で25里(100km)を駆ける
走力:100mを3秒

概要
 人間を襲い餌として喰らう巨大な怪物・魔化魍と戦う音撃戦士の一人。変身音叉・音角の先端部分を鳴らして特殊な音波を発生させ、顔の前にかざすと額に鬼の意匠が浮かぶ。
 するとヒビキの全身を紫の炎が包む。その炎を気合の一声とともに右手で薙ぎ払うと変身が完了する。関東十一鬼のひとりに数えられる。

 平成以降の1号ライダーたちの基本フォームの中でもぶっちぎりの体格とスペックを誇る、歴代屈指のパワーファイター。基本フォームだけで比べれば、平成以降の1号ライダー達の基本フォームの中でも、スペックは今なお総合的に一・二を争う
 走力こそビルドラビットタンクフォームにごく僅か下回っているものの、それ以外のスペックでは右に出る基本フォームが1つも存在しない。
どのような敵へも雄々しく正面から向かい合い、撃棒・烈火の鋭くも重い打撃を次々に叩き込んでいく。

 鍛錬の果てに肉体そのものを異形へと変え、バイクなしで山々を駆け抜けるほどの体力を獲得。巨大な魔化魍の一撃を両腕で受け止め、巨体を持ち上げて転倒させる、山中の魔化魍の気配を目を瞑って探り当てる、1日で100㎞を走り抜ける。
 々の上を飛び回って移動する機動力、多少の傷は気を込めれば治るなど、『鍛錬』の一言では説明できないほどの能力を多数有する。
 戦いの技だけでなく咄嗟の判断力にも長けており、予想外の魔化魍の出現にも機転を利かせて対処したり、大きなダメージを負った場合は即時に撤退して作戦を考え直すなど、冷静な判断力もある

技(術)

鬼闘術 鬼爪
 手の甲からカギヅメを伸ばして攻撃する。主に怪童子・妖姫への奇襲に使用。敵に組み付かれたときにこれを伸ばして突き刺したり、蔦などに足や体を絡め取られた時にナイフのように使って縛から脱出するなど、臨機応変に利用する。
 似たような技を使うアメコミヒーローのウルヴァリンは、子供の頃に「響鬼」を見ていたという公式設定がある。

 正義の力をエネルギーに変え、紫色の火炎を吐き出して攻撃する。原案の時点ではライダーではなかったため、かなり異色の技となっている。怪童子・妖姫への止めとして使用することが多い。
 映画『オールライダー対大ショッカー』ではディケイド響鬼仮面ライダーアマゾンに向けて使用。こちらは炎がオレンジ色である。

 音撃棒・烈火の先端に炎の気を集中させ、それを振って火球を連射する。大型魔化魍を怯ませ、大量の人型魔化魍を吹き飛ばすなど、その威力は絶大。
 仮面ライダーディケイドでは第1話でディケイド響鬼が使用。魔化魍などの怪人達を薙ぎ倒した。『オールライダー対大ショッカー』で使った際はやや小型の火の玉だった。
 『スーパーヒーロー大戦』ではマジレンジャーの『マジ・マジュール・ゴゴール・ジンガジン』と組み合わせて冥府神ドレイクら2005年産の怪人軍団を一箇所に固めて焼き尽くした。

鬼棒術 烈火剣
 音撃棒・烈火の先端の鬼石に炎の気を剣の形に固め、炎の剣を生みだす。その切れ味は凄まじく、大型魔化魍の手足を難なく切り落とす。テレビシリーズ終盤ではヒビキが生身で使用した。音撃棒の鬼石を練度の高いものに交換してから使えるようになった。

 響鬼版ライダーキック。大きな魔化魍も軽々横転させる程のパワーを持つ。魔化魍を倒すには音撃が必要であるため、あくまで動きを止めるための繋ぎ技。
 アスムが変身するリ・イマジネーション響鬼が幹部怪人を撃破。近年のオールライダーものでは他のライダーとの同時キック時に多用される。
 『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』のアナザーアルティメットクウガとの最終決戦で使用した際には、音撃棒・烈火で発生させた紫色の炎を足に纏ってキックを放つパワーアップ技を披露した。

必殺技

音撃打おんげきだ
 太鼓の鬼の必殺音撃。魔化魍の身体に押し付けて巨大化させた音撃鼓を音撃棒で連打することで清めの音を叩き込み、内部から敵を破裂させる。
 音撃打を叩き込んでいるときは魔化魍に最接近するもっとも危険な状況でもあり、例えばツチグモのような地を這う魔化魍であれば背部に乗り、巨人のような姿のヤマビコであれば、その巨体を地に伏せさせなければならない。

火炎連打かえんれんだ
 左右の烈火で交互に音撃鼓を叩く基本的な型。装甲響鬼でも使用。スピードに特化している為、3つの型の中でも最も威力が低い。

一気火勢いっきかせい
 振り上げた左右の烈火で同時に音撃鼓を叩く型。体表の硬い敵に有効。

猛火怒濤もうかどとう
 烈火を高く振り上げながら左右交互に音撃鼓を叩く型。強力な音撃を素早く送り込む。火炎連打よりは打数が少ないが、テンポが整っている。

豪火連舞ごうかれんぶ
 左右の連撃から両手での一撃。火炎連打・一気火勢・猛火怒涛の三種類を複合させた型。響鬼の最強の音撃打。相手の動きに応じて打ち方を変化させることで、高いダメージを与える。体力の消耗が激しい。

爆裂強打の型ばくれつきょうだのかた
 爆裂火炎鼓を使用する技。横に構えた烈火で爆裂火炎鼓を叩き、清めの音を一気に叩き込む。劇場版では助走をつけたスマッシュを放ち、ヒトツミを吹っ飛ばした。

音撃射・疾風一閃(しっぷういっせん)
 バケガニとの戦いで威吹鬼から音撃管を借り受けて使用した。

 響鬼紅(ひびきくれない)

「鍛え足りなきゃ、鍛えるだけだ」

スペック

身長:222cm
体重:156kg
腕力:700人力(約7tの物を持ち上げられる)
パンチ力:30t
キック力:50t
ジャンプ力:ひと跳び90m
走力:100mを2秒

概要
 音撃打でしか撃破できない「夏の魔化魍」に合わせ、毎年夏が近づくと山に籠もり、改めて修行を重ねて心身を鍛えなおすことで変身する姿。精神を集中し、体内の火の気を最大限まで高めることでフォームチェンジする。
 変身時には赤い煙が身体から噴出し、次に赤い炎が身を包んで変身する。この姿は全身の筋肉を極限まで酷使するため、維持可能なのは1時間程度である。ツールや拡張アイテムを使わず、鍛錬と気合のみで変身する中間フォームは平成ライダーでは唯一。

外見
 基本的には通常響鬼の全身が赤くなっただけ。形態では無かった顔の塗分けが現れ、口元が白いマスクに覆われ、目の部分が黒く塗られて強調されたため、よりヒロイックな顔になる。

戦闘能力
 夏になると出現する、小型だが太鼓以外の音撃では分裂、増殖してしまう通称「夏の魔化魍」と呼ばれる特別な個体に対抗するためのフォーム。能力が大きく向上しており、音撃鼓無しで清めの音を叩き込める。
 身長と体重以外の全ての数値が上昇。自身の内にある炎の気を集中させているため、純粋な炎熱の威力もパワーアップしている。平成以降の1号ライダーの中間フォームの中でも、今なお上位に位置するスペックを誇る。

必殺技

音撃打 灼熱真紅の型しゃくねつしんくのかた
 等身大の「夏の魔化魍」に対して有効な技。火炎鼓を使用せず、炎の気を纏った烈火の一撃により紋章を作り出して標的の動き止める。
 そこへ音撃棒・烈火で二本同時に強烈な打撃を直接叩いて清めの音を叩き込み火炎鼓を発生させ、爆発させる。
 音撃棒で等身大魔化魍を一撃するだけで倒す。一体倒すだけでも手間がかかる上に大量発生する夏の魔化魍に対して重宝。ガンバライド等のゲーム作品ではアレンジされ、一人の相手を数回攻撃している。

音撃打 爆裂真紅の型ばくれつしんくのかた
 音撃鼓・爆裂火炎鼓をセットし、音撃棒・烈火で叩き清めの音を流し込む。型としては火炎連打と同様にかなりの連打をする。

 装甲響鬼(アームドヒビキ)
スペック

身長:233cm
体重:168kg
腕力:800人力(約8tの物を持ち上げられる)
パンチ力:40t
キック力:80t
ジャンプ力:ひと跳び100m
走力:100mを1秒

概要
 「音撃増幅剣 装甲声刃」(アームドセイバー)により変身する響鬼の最強フォーム。一部のディスクアニマルもその姿を「アームドディスクアニマル」に変える。
 体色はを基本として装甲は赤、胸は金色。額の鬼の紋様には「甲」の字型の面が付いている。重厚感溢れる鎧武者のような屈強な戦士となった。

変身
 装甲声刃のマイクに向けて「響鬼、装甲!」の掛け声と共に、装甲声刃のグリップ底部にあるスイッチを押す。すると一度赤い炎が全身を包んで響鬼紅の姿となり、何体ものディスクアニマルが全身に纏わり強化装甲へと変化。
 最後に金色の茜鷹が胸部装甲として装着され、額に「甲」の字型の装甲が装着されて変身完了する。最終之巻では装甲声刃を使用せずに生身から直接変身した。

劇場版
 オロチとの戦いの最中、安達明日夢が見つけた猛士の刀を響鬼が手にしたとき、突如それが装甲声刃に変化。響鬼も炎に包まれて装甲響鬼となった。この猛士の剣は、過去の明日夢の兄の猛士の形見である。

戦闘能力
 歴代1号ライダーの中ではぶっちぎりの体格の持ち主。あらゆるスペックが大幅に跳ね上がっている。走力に至っては専用バイクよりも速い。
 平成一期のライダーではアルティメットフォームに次ぐ第二位のスペックであり、平成二期以降と比べてもほとんど遜色がない。
 装甲声刃を使用する強力な音撃を使用でき、日本全国119人の鬼の中でも最強の力を備える。自分の声すらも音撃に変えて魔化魍を粉砕する。

音撃増幅剣 装甲声刃おんげきぞうふくけん アームドセイバー
 猛士総本部開発局長・小暮耕之助が新開発した剣型の音撃武器。刀身から発する特殊な波動は猛特訓を積んだ響鬼のみが適合し、より強い形態へと進化させる。
 響鬼を装甲響鬼に変身させる。ディスク形態のディスクアニマルを通すことで、アームドディスクアニマルへと強化させる。小暮自身が、今まで開発した音撃武器の中でも最高傑作であると自負するほど、凄まじい性能を誇っている。

性能
 刀身は音叉剣以上の切れ味を発揮。剣撃モードでは炎のエネルギーを纏わせた斬撃を放つ。グリップ下部のスイッチを押して「装甲声刃」を発動すれば刀身に灼熱の炎を纏って魔化魍を切り裂くことも可能。
 鈎状の鍔を180度折り畳むことでスピーカーが出現し、音撃モードに移行。刀身後部のマイクに声を発することで気合いと共に増幅。魔化魍に効果のある清めの音へと変換し、広い範囲に音撃波を放射する。

経緯
 当初は「波動が強すぎて人間の力では同調できない」と分析されていた。また適合に失敗すると疲労が蓄積して変身解除し、一定期間変身能力が失われていた。ダンキ・ショウキ・トドロキ・ヒビキが被害に遭った。
 一時はスーパー童子の手によって奪われ、洋館の男女によって波動を押さえる処置をされる。ヒビキ自身が特訓を重ねたこともあって、その後奪い返すことでヒビキの手に戻り、変身に成功。以降は響鬼の専用装備となる。
 公式サイトでは「特訓を経たヒビキはこの波動と適合し、装甲響鬼に変身することができた」とある。劇場版では過去の明日夢の兄の猛士の形見の猛士の剣が変化した物となっている。

必殺技

音撃刃 鬼神覚声おんげきじん きしんかくせい
 「鬼神覚声!」の発声と共に装甲響鬼の声を装甲声刃で増幅し、音撃波として魔化魍にぶつける最強の音撃。初期は音撃の波動を放つのみだったが、途中からは音撃の波動を三日月状の刃に変化させて魔化魍を斬る技へと強化された。
 劇場版では半透明の三日月状の刃を放った。テレビシリーズでの初使用時には、装甲声刃自体に巨大な炎の刃を発生させ、魔化魍を一刀両断した。巨大な波動を連続で飛ばすこともある。

備考
 『S.I.C.HERO SAGA -SEVEN OGRES-』(劇場版の後日談)には、装甲響鬼(戦国時代Ver.)が登場。
 鬼の力を持つといわれ、現在は吉野の鬼舞神社にある「鬼の鎧」の参考になった。『小説 仮面ライダー響鬼』において、鬼の鎧が開発される様子が描かれている。

劇中の活躍

 明日夢との出会い
 魔化魍の出現頻度が激増。長年の戦いで蓄積されたダメージから音撃棒・烈火の1本が破損する。材料となる神木を求めて屋久島へ向かい、フェリーの船上で安達明日夢と出会った。
 明日夢とは屋久島に到着後に別れたが、目当ての巨木がある白谷雲水峡で再会。その山中にはツチグモと育成役である童子と姫が潜んでおり、ヒビキが明日夢の目の前で変身したことから、彼に鬼や魔化魍の存在を知られた。

 弟子になるか
 東京へ戻ったのち、たちばなの店主である立花勢地郎と出会った明日夢と持田ひとみが店を訪れたことから、ヒビキは明日夢たちと交流を深める。
 やがて頻発する魔化魍の出現に対応するため、ヒビキは単独で行動して出現した魔化魍に対し臨機応変に対処する「特別遊撃班」を担当。
 同じ頃、周囲から「明日夢をヒビキの弟子に」という声も上がり始めるが、当の明日夢は鬼になる気持ちが薄く、ヒビキも人生の先達としてすでに明日夢を弟子だと捉えていたため、改めて彼を鬼としての弟子にする気はなかった。

 夏の魔化魍
 独り立ちしたばかりのトドロキとはしばしば行動をともにする。太鼓の音撃技でしか倒せない夏の魔化魍との戦いに備えて太鼓の技を伝授した。
 音撃増幅剣・装甲声刃の影響で変身できなくなった際も、ともに装甲声刃の開発者である小暮耕之助のもとで特訓をしていた。

 弟子入り
 明日夢の通う学校に転校生として現れた桐矢京介が、ヒビキへの弟子入りを熱望。明日夢も半ば彼に触発される形でヒビキへの弟子入りを志願するようになる。
 ヒビキは「強さに憧れているだけではないか」と考えて断っていたが、最終的に了承。二人を弟子にする。

 オロチ現象
 魔化魍が同時に大量発生する「オロチ現象」の兆候が表れた際には、聖地における大地の清め役に選ばれたイブキに太鼓の技を指導。
 さらに、清め役にはかなりの危険が伴うことから、ヒビキはイブキを半ば騙す形で代役を務め、オロチ現象を鎮めて危機を乗り切った。

 明日夢との別れ
 前後して、明日夢は重病の少女との出会いや交流を通じて「本当にやりたいこと」を朧げながらも見つける。その性格から明日夢は自身で決めかねていた。
 だが、修行が身に入らない不自然な様子からヒビキは何かを察知。彼を突き放すことで明日夢の背を押し、明日夢とは一旦別れることになった。その後、ヒビキは明日夢を気にかけながらも、「大事な時期だから」と接触は避けていた。

 最終回
 1年後、イブキやトドロキ、みどりらに心配され、明日夢がアルバイトをしている病院を訪ねて彼と再会するが、やはりどこかぎこちない。
 ところが、ひとみがスーパー童子・姫に拉致される事件が発生。これを解決したのち、ようやく明日夢の本音を聞く機会を得たヒビキも「出会った頃から自慢の弟子だった」と本音を吐露。人生の先輩として、改めて明日夢と師弟の絆を結び直すのだった。

本編外の活躍

 劇場版
 戦国時代に活躍した先代の響鬼が登場。日高仁志とは姿と飄々としている性格がかなり似通っている。日高の祖先かどうかは不明。
 明日夢が暮らす藤兵衛の村からそう遠くない山中に住んでいる。現在は鬼を引退しており、鍛冶屋として暮らしていた。以前はかなり腕が立つ鬼として活躍しており、ほかの鬼たちからの人望も厚い。

過去
 明日夢の兄である猛士を弟子に取っていた。当時はふたりで刀を打っており、元々鍛冶屋だったのかもしれない。ある大雨の日、猛士とふたり荷を背負って山道を歩いていたところ、突然発生した土砂崩れで猛士が生き埋めになってしまった。
 急いで掘り返したものの猛士は落命。猛士の遺体を村に届けて明日夢に責められ、責任を感じていたヒビキは鬼を引退。トドロキに音叉を預けて隠棲していた。

活躍
 「鬼の仕事は辞めた」という理由で村を脅かす巨大な魔化魍・オロチの退治を断る。だが一方では一行に力を貸すようトドロキに頼んでおり、街で浪人に絡まれた明日夢を密かに助けてもいた。
 のちに藤兵衛の村で鬼たちが仲間割れをすると、馬を乗り入れてさりげなく仲裁。彼らが一旦散り散りになると「すまないなぁ猛士。今のオレじゃ、どうにもできないな」と亡き弟子に詫びてもおり、密かに村を見守り続けていた様子が伺える。

決戦
 魔化魍の仲間になっていたカブキと火焔大将に襲われた際、駆けつけた明日夢から猛士がヒビキのために打った刀を渡される。さらにわだかまりを捨てた明日夢からの必死の言葉を受けて再起を決意。響鬼に変身して火焔大将とカブキを打倒する。
 さらに、海岸で生贄にされていたひとえのもとへ急行すると、来援した仲間たちと力を合わせ、オロチを擁する魔化魍集団「血狂魔党(ちぐるまとう)」を打倒した。
 猛士の刀はオロチと戦うさなかに海へ落としてしまったが、のちに見つけ出されて明日夢(戦国時代)と猛士の秘密の場所に安置されていた。そして現代、猛士の刀は発見した安達明日夢によって響鬼のもとへ届けられ、オロチ打倒の切り札となっている。

 「9つの世界」最後に訪れた「響鬼の世界」のライダー。最初はヒビキが変身していたが、鬼の力に飲まれて牛鬼に変貌。以降はその魂を受け継いだ弟子のアスム(演:小清水一揮)が変身する。
 アスムはまだ少年であるが、響鬼に変身している時のみ、一時的に成人男性と同じ等身に変化する。最終回では「変身!!」の掛け声とともに響鬼に変身した。

 響鬼のFFR形態。FFR中唯一、二段変形能力を持つ。発動直後はヒビキアカネタカの形態を取り、FAR発動と同時にヒビキオンゲキコとなる。必殺技は「DCDW/ディケイドウェイブ」。

ファイナルステージ
 キャラ崩壊してはいるが、原典に近い性格をしていて、タオルを首に下げ、ハチマキを巻いている姿は意外と様になっている(スタッフの轟鬼も原典に近い性格)。
 蕎麦屋を営んでいるという設定で、ざるそばやかけそばといった普通のメニューの他、鴨の脳みそをスマートに煮込んだ「スマートブレイン煮込みうどん」や四種類の未確認生命体をカラッと揚げた「キューバ風唐揚げ丼」。
 仲間達との演奏がついて来る「おまけ付き定食」など風変わりなメニューが揃っている。結局、ディケイド一行は力うどんを食べる。だが餅を切らしてしまい、轟鬼が代わりにナマコを入れたせいでナマコ嫌いのディエンドがディエンドライバーを乱射した。

備考
 原作と完全に同名であるが演者が違うため、呼び分けのためにデビット響鬼は一部のファンから「デビキさん」と呼ばれている。
 ディケイド版の響鬼たちは変身解除しても服は消えず、変身解除後も普通に服を着ている。ただしなぜか威吹鬼や斬鬼は全裸になる。

 『ネット版 オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー ~ガチで探せ!君だけのライダー48~』
 35話では1号に「改造手術までとはいかなくても最近スポーツ選手がよくやる肉体改造でもいいぞ」と言われた際に、響鬼一人だけが音叉で返事している。「響鬼くん以外、返事が聞こえないぞ」
 7年もの間鍛錬を費やした天道とか、その他本編で特訓描写がある平成ライダーもいるが気にしてはいけない。

 仮面ライダーウィザード』第52話では魔宝石の世界に召喚される形で登場。ライダーリングを使って少年に呼び出された際には「シュッ!」と例のポーズを取っている。
 怪人達と戦った後に一度アマダムに捕まるが、ディケイドウィザードの活躍によって危機を脱する。終盤の戦いでは響鬼・紅へと変身し怪人軍団相手に無双。巨大怪人戦では「魔化魍でこういうのには慣れている」と余裕綽々な発言を見せた。

 仮面ライダーエグゼイド
 Youtubeで配信された仮面ライダーゲンム』の続編が収録されたDVDに登場。ガンバライジングの画面から突如登場し、エグゼイドの前に立ちはだかった。太鼓の達人』でエグゼイドと対決。しかも難易度「おに」。
 両雄の対決は熾烈を極めたが、リズムに合わせて繰り出した大量の烈火弾をエグゼイドにフルコンボで防がれ、最終的に『太鼓の達人クリティカルストライク』で撃破された。恐らくデータ上の存在であり本人ではない。
 このDVDには『DX太鼓の達人ガシャット』が同封された限定セットが存在する。そして2005年放送当時のPS2ゲームソフト『仮面ライダー響鬼』にも、『太鼓の達人スペシャルバージョン』が同封されていた。12年越しのコラボに一部のファンは驚愕した。

 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER
 ストーリー終盤から平成ライダー達と共に登場。前々作主人公のファイズと前作主人公ブレイドと共に人々の前に姿を現し、その際に「行くぜ?」と他2人を鼓舞した(声はヒビキを演じた細川茂樹氏のライブラリ音声)。
 その後は龍騎とウィザードとトリオで戦闘し、ストライクベント、スペシャルによる炎攻撃、そして鬼棒術・烈火弾の合体技を繰り出した。
 他のライダー達がバイクで走行するシーンでは空からアカネタカに乗り加勢した。アナザーアルティメットクウガ戦ではアギトとブレイドと共にトリプルライダーキックを放った。

 仮面ライダージオウ
 本編終盤で桐矢京介を弟子として迎え入れているが、放送終了13年後に京介が“響鬼”を襲名できなかったことが発覚。どれだけ努力を重ねても響鬼程の優れた鬼にはなれないことを悟った京介の挫折、さらには正式な襲名を前に京介が勝手に“響鬼”を名乗り、鼓屋ツトムという少年を弟子にしたため、師弟関係が壊れたらしい。
 しかし、アナザー響鬼と化した弟子のツトムを元に戻そうと京介が必死に説得を試みた際に、響鬼ライドウォッチが生成され、京介に響鬼としての変身能力を与えた。
 この時の京介の発言から、ライドウォッチの生成にはヒビキ自身の意思がある程度介在しており、京介が響鬼を襲名するに値する人物だと認められたことが示唆されている。

備考
 全編を通してヒビキは名前が語られるのみで、彼自身は結局最後まで登場しなかった。公式HPではヒビキは既に引退している考察。
 白倉Pは京介やトドロキたち若手を育てるため、「ちょっと鍛えてくる」と南米あたりに旅立ったきり何年も音信不通という見解を示している。
 本編劇中では「斬鬼が引退後も鬼化する能力自体は喪失していなかった」という描写もあり、いずれにせよ「響鬼の力」自体は依然ヒビキが有しており、ライドウォッチが生成された時点で本人からその力は失われたと思われる。

ゲーム作品

 声優は山本圭一郎氏が担当していることが多い。2016年のバトライド・ウォー創生以降は細川茂樹氏が声優を担当している作品もある。

 第4弾で響鬼がSRで参戦。第11弾で響鬼紅がLRで参戦。03で装甲響鬼がLRで参戦。現行を除く平成ライダーの最終フォームの中では最後から2番目の参戦となった(最後は最終弾のみ参戦のアルティメットフォーム)。
 原作再現で演出あり必殺技には筆による文字のカットインが入る。これは原作の筆文字を担当した康唯子女史がガンバライドのために書き下ろした物。

 ガンバライジング
 2弾から参戦。同時にバーストで響鬼紅も登場した。他のライダーのフォームチェンジ演出がカットされることが多い中、最初から収録されている紅への変身演出はとても再現度が高い。必殺技も劇中のモノで力強い演出となっている。
 紅の体力の消耗が激しいのを再現したのか、SRは全能力が大幅に上がる代わりに体力が1000も下がる。ナイスドライブ5弾では装甲響鬼が参戦。LRを獲得した。ボトルマッチ1弾ではバースト面も響鬼のカードがSRで収録。「音撃打・爆裂強打の型」が収録された。
 ライダータイム5弾では表面バースト面ともに響鬼のカードがLRで収録。バースト必殺技としてディスクアニマル・アカネダカで攻撃する「鬼連術・茜鷹撃」を使用する。
 バーストライズ2弾では仮面ライダージオウより桐矢京介が変身した響鬼が「仮面ライダー響鬼(京介)」としてSRで参戦。音声は中村優一氏の本人ボイス。前弾のゼロノスゼロフォームと同時に収録された物と思われる。

 クライマックスヒーローズ
 1作目より参戦。当初は響鬼と響鬼紅のみで、3作目『オーズ』で装甲響鬼が追加された。

 バトライド・ウォーシリーズ
 初代よりプレイアブルキャラクター。敵に音撃鼓を当てて発動させ、三つの型に派生することができる。攻撃を当て続けることで響鬼・紅へと変身でき、技が強化される。2』は映画のヒビキという設定であり、映画の再現ミッションではバイクが馬になっている。

 ライダージェネレーションシリーズ
 1作目より参戦。ライダーアビリティは「ディスクアニマル」。1作目ではアカネダカのみ、2作目ではルリオオカミとリョクオオザルも使用出来る。レボリューションでのライダーパワーは「音撃打爆裂真紅の型」。響鬼紅に変身して攻撃する。

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 以上です。これで紹介を終えます。

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