【栗?豆腐?もういいだろ】仮面ライダーG3 / 氷川誠【視力は不器用 動画・BGMあり】

2021年10月7日木曜日

2号ライダー 仮面ライダーアギト 仮面ライダー解説

t f B! P L
 今回解説する仮面ライダーはG3です。

仮面ライダーになろうとする男

【BGM・閲覧のお供に是非】
目次
  • 氷川誠
    • 概要
    • 性格
    • 過去
    • 認識
    • 活躍
    • 不器用
    • 無免許指摘
    • 劇場版
    • ジオウ
  • 仮面ライダーG3
    • スペック
    • 概要
    • 変身
    • 装着者
    • 起源
    • 戦闘能力
    • 性能
    • 活躍
    • 装備
      • ◆GM-01 スコーピオン
      • ◆GG-02 サラマンダー
      • ◆GS-03 デストロイヤー
    • ガードチェイサー
      • 経緯
    • Gトレーラー
    • 備考
    • 『仮面ライダーディケイド』
    • 小説版
    • 仮面ライダークウガ(HEROES)
    • 仮面ライダージオウ
      • 活躍
      • 評価
  • 仮面ライダーG3-X
    • スペック
    • 外見
    • 概要
    • 新機能
    • その他新機能
    • 戦闘能力
    • 装備
      • ◆GA-04 アンタレス
      • ◆GX-05 ケルベロス
      • ◆GXランチャー
      • ◆GK-06 ユニコーン
      • ◆ガードアクセラー
    • 備考
    • 『仮面ライダーディケイド』
      • 描写
  • その他Gシリーズ
    • G3マイルド
    • G3-オリジナル
    • G3-Xオリジナル
    • G1
    • G2
    • G4
    • G4-X
    • G5
  • ゲーム作品
    • ガンバライド
    • ガンバライジング
    • バトライド・ウォーシリーズ
初制御(氷川)】
氷川誠
 『仮面ライダーアギト』の主人公の1人。『仮面ライダーG3』及び『仮面ライダーG3-X』を装着する。年齢23歳。演じたのは要潤

 概要

 香川県警より警視庁に転籍し、未確認生命体対策班SAULに配属される。G3及びG3-Xの装着員として、突如として現れたアンノウンによる猟奇事件の捜査に当たる。
 第10話で映った運転免許証によれば、本籍は東京都品川区西品川、住所は東京都文京区弥生3-24-6中野ビル。ナルト占いの信者。アギトの会の補欠メンバー

 性格
 非常に生真面目な性格の誠実な青年で、だいたい敬語で話す。アンノウンを相手に常にひるまず戦い抜く熱血漢としての一面も併せ持つ。
 小沢澄子いわく「一度も逃げたことがない」。反面、思い込みをしやすい不器用な性格。ちなみに手先もかなり不器用であるが、本人は認めようとしない。
 真面目過ぎるせいでダジャレジョークの類いも理解に時間を要してしまうため、翔一の唐突に入れてくるギャグもよく真に受けて硬直してしまう。

 描写
 勘のいい一面がある。トータスロード殺された被害者宅で見つけた100円玉の入らないはずのビンに100円玉が入っていた事から、アンノウンに襲われた人々が普通ではない=超能力者であることを気づいた。
 また不撓不屈の男ただの人間にもかかわらず、奇怪な様相を呈する「あかつき号」に臆せず近づき、アンノウンに大敗しても後退しない。装着者の資格を失おうともアンノウンへの対抗策を模索し、暴走の恐れのあるG3-Xの運用に怯まず挑んだ。
 警察官ひいてはアンノウンから市民を守る戦士として泥まみれになりながらも決して諦めない姿勢を貫いた。劇場版ではG4に苦戦していた際には「『氷川誠』として戦いなさい!」と鼓舞された。

 抱え込み
 自分のことに関しては一歩引いてしまうことが多い。全身の筋肉が広範囲にわたって断裂したときも、目が霞んで見えにくくなったときも、周囲にはほぼ黙って職務を続けていた。
 北條透の計略に振り回され、G3G3-Xの装着員として自分が相応しいのかどうか悩むことも多かったが、津上翔一(沢木哲也)らの影響もあり、自分の戦いを模索しながら職務を全うしていく。

 過去
 高校時代にテニスのインターハイで準優勝した。香川県警所属時代、津上翔一が記憶を失った原因である海難事故で、翔一達が乗っていたフェリーボート・あかつき号に、嵐の中にもかかわらず乗り移り、乗り合わせた乗客・乗員をたった一人で救出した。
 その際の雄姿から「あかつき号事件の英雄」と呼ばれている。その後、警視庁未確認生命体対策班にスカウトされ、小沢澄子が開発した特殊強化服・G3システムこと仮面ライダーG3の装着員となった。

 認識
 尊敬する存在を美化する傾向がある。何度も自分を助けてくれたアギトが翔一であるとは考えもしなかった(いち早く正体を知った周囲は「なんとなく言いづらい」という理由で明かさなかった)。
 それを知った際には大きな混乱に苛まれた。その後の津上翔一との関係は一時ぎくしゃくしていた。

 活躍
 物語序盤は敗戦が続き、歴代最弱のライダーと揶揄されたこともあったが、次第にアンノウンにとどめを決める場面も多少ながら出てきた。
 終盤において何らかの原因で視力を一時的に失う症状を起こしたが、検査の結果、異常は見当たらず、闇の力との最初の対決の後は症状も現れなくなり、詳細は不明のままだった。

 不器用
 細かい作業が極端に苦手。翔一君にその事を言われるとすぐムキになる。劇中の描写は以下の通り。

  • 美杉家のノコギリを2本折る(第8話)
  • 組み立てたベッドを運搬するも、階段を上がりながらのカーブがうまくいかない(第8話)
  • 煎れたお茶が不味い(第10話)
  • 草むしりで根っこを残す(第14話)
  • 第17話にして北條透が嫌な奴だったと気がつく
  • 津上翔一生クリームの取り合いの結果、背広に生クリームをぶちまける(第19話)
  • 木綿豆腐は掴めるが絹ごし豆腐は掴めない(第23話)
  • 手品のタネは素直に分からない(第25話)
  • ラーメン冷やし中華を同時に食べてむせる(第29話)
  • GX-05の3桁の暗証番号をド忘れ \バンゴウガチガイマス/(第29話)
  • 手巻き寿司でご飯を取りすぎる(第30話)。そしてそのまま口に入れた結果むせる。巻き寿司がおにぎりにしか見えない
  • 「女性はガラス細工」とbotのように繰り返す(第32話)結果、美杉義彦から「いくらのガラス細工なんだ!」とツッコまれる(なお、「5万ぐらい」と答えたら答えたで「真魚の価値はお金で換算できない!」と支離滅裂なことを言われる)。
  • 翔一がアギトだとは露ほどにも気がついていない(第33話など)
  • 小沢と北條からヒントを与えられてもなお気づかない(第39話)
  • いちごがスプーンで潰せない(第34話)
  • 緊張のあまりインターホンが押せない(第40話)
  • スプーンで掬えない(第40話)。殻ごと食べようとして口の中を傷つける。
  • GX-05の3桁の暗証番号をド忘れ(二回目) \バンゴウガチガイマス/(第40話)
  • 私服は黒づくめ(第50話)
  • 美杉家の面々と焼肉をすると肉が食べられない(劇場版ディレクターズカット)
  • これらの不器用エピソードの代名詞と呼べる台詞が「何ですか!〇〇なんて!こんなものは〇〇すればいい話だ!」である。(第23話と第40話)
  • 口論に弱く「それはそうですが」のような返答が多い(第32や40話など)
  • G3のテーマがないと言われてあると反論するが、翔一に「あったとしても氷川さん不器用だしな〜」と言われる(ドラマCD「百獣戦隊ガオレンジャーvs仮面ライダーアギト」)
 2020年、演者の要氏が自身のYouTubeチャンネルでリベンジマッチを行った(結果は惨敗)が、絹ごしを買ってくるときに豆腐屋の主人に「アンタ絹ごし掴めないでしょ!」と言われ揉めたらしい。どうやらこの豆腐屋の主人はアギトの視聴経験があるようだ。

リベンジ
 要は自身が開設したチャンネルで、氷川は豆腐の掴み方に問題があったから掴めなかったのではと分析。実際に検証してみたところ、木綿豆腐を掴むことに成功。
 しかし、絹ごし豆腐は掴めなかった。やはり絹ごし豆腐は劇中でも言っていた通り、スプーンを使った方が良さそうである。ちなみに氷川がやっていた掴み方で木綿豆腐を掴んだところ、見事に豆腐が崩れてしまった。

 無免許指摘
 翔一がG3-Xの装着者候補になったことに嫉妬し、「記憶喪失の人間に免許は取れない」として無免許運転を指摘する描写がある。しかし「記憶喪失でも免許はとれるんです。知りませんでした?勉強不足ですね(ドヤッ」と返された。
 このシーンは全国の保護者の方々が氷川さんみたいな事になってクレームが入った事に対する番組側からの回答でもある。

 美杉家との交流
 美杉一家と翔一とは、上官である小沢澄子の大学時代の縁を頼って超能力に関する調査を始めたことに端を発する。
 以来、彼らとはアンノウンと被害者の関連を探るため美杉教授を訪ねるごとに関わり、徐々に親交を深めていくことになった。

 劇場版
 平成ライダー初の劇場版となった『劇場版 仮面ライダーアギト Project G4』において、水城史朗こと劇場版限定ライダーの仮面ライダーG4と激闘を繰り広げ、本来の主人公である翔一の存在を食う程の活躍を見せるという、実質上の主役を務めた。

 最終決戦
 アンノウンが出現しなくなって1ヶ月後、G3ユニットが一時活動休止となって捜査一課に異動。河野浩司のもと、多発する動機なき自殺事件を捜査し、全員さそり座生まれであることを指摘する。
 最終回では犯人が犯人が謎の青年だと知る。エル二体に渡り歩き、人間では到底手に負えない筈の創造神直属の天使を狼狽させる。彼に「ただの…人間だッ!」と言い放つシーンは名シーンと語り継がれている。
 ちなみに、後期OPではバッジを叩き付け、何者かにGM-01を向けるシーンがあるが、劇中にそのようなシーンはない(最悪の未来の可能性を表したものという説がある)。

 ジオウ
 平成ライダー20作目『仮面ライダージオウ』のアギト編には未登場だが、演者の要潤は「氷川誠」を彷彿とさせるコメントをTwitterに残している。
 『仮面ライダーG3は特殊な部隊で訓練された選ばれし人間しか装着出来ない装着型ライダーだが、選ばれし人が最近増えて来ている。が、成果は…我々の頃からあまり変わっていないようだ。人間が越えるべき壁はまだまだ高い。』

 備考
 要は本作での撮影で得た経験が、後の俳優人生の糧になっているとしばしば語っている。氷川誠役について非常に思い入れが深く、しばしば言及しつつ客演のオファーを願っている。
 後に個人で開いたチャンネルでは(ネット層に仮面ライダーファンが比較的多く集まるためでもあるが)視聴者からアギトにまつわるトークで大きな反響を得たため、以降もしばしばアギト関係の動画を投稿するようになった。

 アドリブ
 『PROJECT G4』で、死体を起こしてまでG4を動かそうとするAI。その無慈悲なAIにトドメを刺す際に放った「もういい……もういいだろ!!」という台詞は要のアドリブ。
 台本の段階では「無言で(死者となった相手を撃つことに)葛藤しつつ、最終的に覚悟を決めて撃つ」というシーンだったが、要の気持ちは(もういいだろ!)だったため、田崎監督に直談判して変更を申し出て承諾されたという。結果として要考案の台詞はファンに名台詞として刻まれることとなった。

「命を守るのに理由なんかいりません。当然のことです」
 スペック

身長:192cm
体重:150kg
パンチ力:1t
キック力:3t
ジャンプ力:ひと跳び10m
走力:100mを10秒
防御力:硬度8

 概要
 『未確認生命体対策班』が開発した〈Gシリーズ〉の一つである第三世代型強化服。正式名称は〈GENERATION 3〉。
 基本カラーは青。試作機のG1とG2を経て完成した。設計者は小沢澄子。『アギト』の2号ライダーだが、出番は最も早かった。昭和・平成まで全てのライダーで初めての「身体改造を伴わないライダー」であり、唯一の完全なパワードスーツ。
 動力源としてバッテリーパックを装備しており、活動時間の限界が存在する。バッテリー残量はGバックルのインジケータで確認できる。

 変身
 アイテムによる変身は一切行わず、全身のパーツを全て手作業で身体に装着する。仮面ライダーよりもメタルヒーローシリーズ(の中でも時代設定が同時期のレスキューポリスシリーズ)に似た方式。「変身!」という掛け声もない。ベルトも単なるバッテリーの残量メーターである。

 装着者
  • 氷川誠(第1話~第6話・第14話~第22話)
  • 北條透(第9~第11話)
  • 尾室隆弘(第49・50話)
  • 芦河ショウイチ(ディケイド第13話)
  • ウラタロス(鬼ヶ島の戦艦)※厳密には憑依
  • 津上翔一(ジオウ第32話)
  • 駿河徹也(HEROS版クウガ)
  • 一条薫(同上)
 装着者の身体のサイズに合わせてあるため、装着者が変更されるとその度に改造する必要がある。

 起源
 未確認生命体第4号、すなわち、仮面ライダークウガが元になっているという裏設定がある。G3のシルエットはクウガのマイティフォームと非常によく似ている。
 但し、厳密にはパラレルワールドのため、「『アギト』の世界でかつて活躍した4号」がモデルである。『ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超スピンオフ』では鳴滝に「G3は未確認生命体4号、クウガをモデルにしたという裏設定がある。つまり、メカクウガだ」と発言された。

 戦闘能力
 対未確認生命体用の装備であり、全滅した未確認が万が一ふたたび現れても充分に対応できる能力を持って開発された。未だ試作段階の装備であり、アギトやギルスの様な超人的な力は無く、従ってアンノウンに対抗する戦力としては不十分。
 新たに現れた脅威〈アンノウン〉は未確認生命体を凌駕する能力を持つため、ほとんど歯が立たない。それでも数体のアンノウンを撃破もしくは撃退。
 アギトの援護に回るなどしてそれなりの戦果を挙げている。スペック上の防御力は序盤から登場しているライダーの中ではトップクラスである。
 戦闘スタイルは基本的に銃器を使った遠距離戦。接近戦用の武器も持つ。順次装備や性能が見直されて地味にパワーアップしている。

 性能

 赤い目マルチダイレクトスコープシステム『MDSS』はマルチグラスシステムを採用した人工複眼で、広視覚、超望遠、暗視、電子顕微鏡などの機能が統合されている。5km先のものも視認可能。
 光学式マーキング装置『オプティクスサーチャー』を追跡する対象物に向けて右耳部分のスイッチを押すと、 GPSを用いて位置を知れる。マイクロカメラ『HDVC』はGトレーラーへ映像情報を送る。G3の装着者の目線に同調し、G-COMを通して送信される。
 右の角『インフォロッド』はGトレーラーからの指令電波や警察無線を受信したり、ライブラリーにアクセス可能。中央の角『エクサマインドロッド』は電子マーキングしたアンノウンの居場所をキャッチ可能。左の角『GPSロッド』は電波を放射して、G3の現在位置情報を衛星システム経由でGトレーラーに知らせる。

 装着員専用インナー『G3インナージャケット』は特殊金属糸で編まれた金属布を防弾シリコンでコーティングし、牛のオイルスキンで包む。電子制御により耐熱耐寒に優れる。
 G3の電力の残量ゲージランプ。背中のバッテリーの電力消耗度がわかり、活動限界が1分を切ると激しく点滅する。両サイドの「エナジーボリューム」で、電力を一時的にアップできる。

 胸部装甲『バリアントプロテクター』は特殊ジュラルミン合金を何層も重ね合わせてある。マグナム弾や2000℃の炎にも耐えられる。G3が警視庁の管轄下で運用されていることを示す桜の代紋がある。
 『コンバーターラング』にパワージェネレーターを内蔵。常人の10倍近いパワーを発揮する。無公害の燃料電池『ゼロミッション・フューエルバッテリー』にG3の作動用電気エネルギーを蓄積。

 特殊ジュラルミン製の『アーマーパッド』が各関節部を防護。軽量かつ堅牢でアンノウンの剣や斧でも切り裂けない。
 G3専用情報端末『G-COM』は警視庁本部のライブラリーに直接アクセスして、ポップアップディスプレイによる情報検索が可能。MDSSやHDVCの情報をハードディスクに記録できる電子警察手帳でもある。
 『パワーリストレシーバー』はコンバーターラングから信号をキャッチし、腕力をアップさせる。『アームズアタッチメントポイント』の外側は特殊ジュラルミン装甲。内側はG3の各種専用装備と本体を接続するための電極になっていて、エネルギーを供給する。

 特殊シュラルミン製『ヒップガード』が腰部・臀部を防護。『パワーレッグサーボ』はコンバーターラングから信号をキャッチして装着者の脚力をパワーアップさせる。
 パワーレッグサスペンションシステム『PLSS』は大腿部からつま先まで、電子制御で強化させ、脚力を大幅にアップさせる。堅牢な『レッグガードはPLSSの外装で三重構造の多段装甲。

 活躍
 一度目・二度目の戦闘でのG3は本当に弱かった。二度目の戦いで、能力を使いこなせないアギトの暴走攻撃で中破した。修理後の性能向上型が以降のG3のステータスとなる。
 第22話で誤解からギルスに襲われたアギトに加勢した際に、ギルスヒールクロウを受けて大破。その後G3-Xが完成した為しばらくG3の出番は無かった。
 後に修復され、警視庁が方針をアンノウンの殲滅から防衛へと転向した際にアギト迎撃のため再投入された。小説版では最初から対アンノウン用に開発され後に量産されている(ただしスペックはTV本編とほぼ同じ)。

 装備
 高い破壊力を持つため、使用するにはGトレーラーから遠隔操作で起動する必要があり、許可が降りるまでは基本的にロックされていて使えない。
 敵に装備を奪われたとき、咄嗟にロックをかけられる等の利点がある。だが劇中でアナザーアギトに奪われた際は、凄まじい握力によって使用された。

GM-01 スコーピオ
 G3の基本武装。対未確認用突撃銃。設定上はフルオート/セミーオートでの撃ち分けが可能であるが、劇中ではセミオートでのみの使用に留まった。
 10口径。並列弾倉式。総弾数72発。反動が凄まじいので、生身での発砲は危険。第11話では生身でGM-01スコーピオンを使用した氷川が反動で右腕に重傷を負い、G3装着もしばらく不能になった。G3-Xは右足大腿部の「アームズマウント」に携行している。

性能
 『01マズル』は電磁ライフリングシステムにより、短銃身ながら、高い精度の射撃が可能。『CCDターゲットスコープ』は捉えた映像をG3/G3-XとGトレーラーへ送信。
 瞬時に射撃範囲などを測定する。『スタンダードマガジン』に特殊弾を72発装填。特殊液化ガスと電磁力で発射される。
 『マグネットグリップ』は強力な電磁力でG3/G3-Xの手のひらに吸い付く。『マガジンリリースレバー』を引くことでスタンダードマガジンのロックが解除され、マガジンが交換できる。

威力
 設定上は未確認生命体なら容易く撃破可能。当初アンノウンには超能力で銃弾を弾かれてしまい、命中させることすら叶わなかった。第4話で弾薬が10口径に強化され、アンノウンにも命中するようになった。
 基本的には牽制用の武器であるが、アンノウンを怯ませるには十分な威力を持っており、G3の最も主要な武器として終始活躍した。『ディケイド』では実際に未確認生命体(グロンギ)に対して使用されたが、効果がなかった。

GG-02 サラマンダー
 スコーピオンに連結させて使うグレネードランチャー。装弾数は3発で威力は約20t。G3時の最大火力一撃で戦車を粉々にできる破壊力があるが、アンノウンは直撃しても生きていた。
 第4話でG3と共に強化され、トータスロード テストゥード・テレストリスを倒した。氷川が装着したG3唯一の撃破例。

性能
 『02マズル』内部に電磁ライフリングシステムが設けられており、命中精度を高めている。電磁ライフリングシステムの調整ダイヤル『セッティングダイヤル』で装着者の癖に合わせて調整を行う。
 『グレネードマガジン』に3発のグレネード弾を内蔵。弾丸の補充の際は、ユニットを外して装填する。『フォアグリップ』を手前に引くことで、グレネード弾を装填する。

GS-03 デストロイヤー
 右腕に装着する折り畳み式の高周波ブレード。ブレード部を振動させて切断する。パワーを最大にして放つスーパーブレードは敵を一刀両断する。
 震動による熱を抑えるフリージングユニットや自動車用バッテリー2個分も蓄電した『マイクロバッテリー』を内蔵。『エレクトロエンジン』に送られた電気を振動波に変換し、超振動コイルへと送り込む。30分の連続使用が可能。
 アンノウンに命中したことはないが、鉄板を楽に切断していた。『ディケイド』に登場した時にもまったく当たらなかったが、『ジオウ』において約17年の時を経てやっと直撃するシーンが見られた。

性能
 ジュラニウム合金・グレード10製の『超高周波ブレード』は1分間に200万回転振動し、超高周波を発生させる。『バイブレーターマウント』はブレード部に振動を送り、その反動の70%を吸収・放出する。『振動吸収パッド』も合わせて振動を遮断。『超振動コイル』が振動波をブレード部に伝える。
 『フリージングユニット』が高熱を発する超高周波ブレードや超振動コイルを冷却。熱から手を守るために、フリーザーパイプを経由して、ナックル部にも冷却材を送り込む。『ナックルガード』がG3やG3-Xの拳を保護。内側に操作用のグリップがあり、折りたたまれた本体を瞬時に展開可能。
 『モニタリングハーネス』がブレードの使用状況のほか、対象物の情報をG3/G3-Xに送信する。『ホールディングロックボルト』が展開時に下部にあるジョイント部を確実にホールドロック。ジョイント部にて2つに折りたたんで収納している。

 ガードチェイサー
スペック

全長:2.340m
全幅:0.855m
全高:1.300m
最高時速:350km/h

概要
 G3及びG3-Xが使用する専用白バイ。白バイなので当然、赤色灯も持つ。左グリップ〈ガードアクセラー〉を装着して起動させる。車体にはG3の武器が積まれており、コンソールのボタンを操作して任意の武器を取り出して使用する。
 装備の収納スペースなどでライチェイサーやビートチェイサーよりかなり大型化しているため、クウガのようにダイナミックなバイクアクションで戦うことは出来ない(トライ&ビートはオフロード、ガードはオンロードバイク)。

経緯
 警視庁で開発された4号のバイクの系譜にあるマシン(トライチェイサー/ビートチェイサー)。グリップが着脱式で特殊警棒「ガードアクセラー」になるという共通点もある。
 直接の前身となったのは、G1用のバイクとして設計・開発された「ロードチェイサー」。だが人間用にデチューンされている。

性能
 赤灯『エマージェンシーシグナル』を緊急時、進路を確保するために点滅させる。前部には赤外線投射機能を装備。『レーザー測定式速度センサー』は追尾対象を確実に捕らえ、速度計測を行う。高感度赤外線センサー、暗視カメラ、プロジェクターヘッドランプと搭載。
 特殊防弾ガラスを硬質樹脂で挟んだ構造の『エアブレイクフェアリングシールド』が最高時速350kmの風圧から搭乗者を保護。

運転
 大型の『ウィンカー一体式ミラー』により後方視界を広く確保。エアロダイナミックスにもとづいたデザインになっており、空気抵抗を低減している。英国のコルバンズ社特注の『コルバンズシート』は人間工学にもとづいた設計になっている。

走行
 『スーパーラジアルタイヤ』は「マグナBTR」と呼ばれ、超硬質ケプラーをハイグリップラバーで挟んだ構造。パンクした際はプロテクト剤が自動的に噴射され瞬時に修復するため、走行に支障はない。
 『1300CC水素燃料エンジン』は環境に配慮し公害を出さない。切れた際には『大容量バッテリー』が補助動力源として機能。緊急時には電力供給源としても使用できる。
 『エアインテークユニット』が大容量のエアを常に安定してエンジンに送る。『オイルクーラー』が走行中に高熱になったオイルを素早く冷やす。

 Gトレーラー
スペック

全長:11.980m
全幅:2.490m
全高:3.480m
最高時速:200km/h

概要
 活動拠点兼移動指揮車。大型トラック型の移動基地。仮面ライダーG3ガードチェイサーの移送やメンテナンス、戦闘の際は司令部としての指示などを行う。
 常時は警視庁の駐車場に止められているが、事件が発生すると現場へと急行する。トラックの後部から専用のタラップを降ろすことで、走行中でもガードチェイサーの発進が可能。

性能
 『トレーラーコックピット』には3名まで乗り込むことができるが、通常はドライバー1名のみが搭乗。ボディはジュラルミン合金製で、ミサイルをもはね返すほどの硬度を誇る。タイヤは特殊強化ゴム製でチューブがなく、パンクしない。

荷台
 G3やG3-Xのバッテリーを充電し、スーツを保管する『G3システムロッカー』、ガードチェイサーのタイヤを固定する『ガードチェイサーハンガー』、G3やG3-Xが損傷した際にも、迅速に修理を行える『メンテナンススペース』、戦闘時にG3やG3-XのHDVCから転送された映像を映し出し、このデータをもとに分析し、的確な指示を出す『バックアップクルーモニター』がある。

備考
 リアルな強化服設定故、ファンが多い。「強化服を纏うことで超人の力を発揮」「複数の変身者(装着者)がいる」これらの設定は次作以降に大きな影響を与えた。
 『スーパーヒーロー大戦乙』で出演したG3は一人称が『俺』だったが『俺』と名乗る装着者はいない(CV:酒井敬幸)。
 『stranger in the dark』というかっこいいテーマソングを持っているが、使用されたのはたったの1回。この時の装着者は北條透

 『仮面ライダーディケイド
 『アギトの世界』の過去話で芦河ショウイチが装着している光景が映った。『劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦』ではディエンドの召喚で登場。ウラタロスに憑依された。なにげにG3の劇場初登場作品となる。
 ウラタロスの武器ウラタロッドで普通に敵を倒しており、一部ファンからは一番強いG3とも言われる(ガワだけ借りたようなものだが)。

 小説版

 講談社キャラクター文庫『小説 仮面ライダーアギト』では“4号”周りの設定が無くなり、最初から対アンノウンを視野に入れた強化服という設定になっている。
 その為、G3-Xには改修されていない。スペックや武装は本編同様で、タイマンではアンノウンに終始圧倒されていた。だが、アギトとの連携によって撃破には成功している。
 本編から1年後に量産化され、氷川だけでなく北條透も装着してアンノウンと戦い続けている事が語られる。氷川も経験を積んだ為か多数のアンノウンを撃破している。

 仮面ライダークウガ(HEROES)
 序盤から登場が示唆されていた。仮面ライダーディケイドのアギトの世界同様に、対グロンギ用戦闘スーツとして開発が進められており、14巻のカバー絵にもなっている。
 70話にて正式に登場。デザインは原作のものを踏襲しているが、目には一文字のラインがある。装備は原作同様だが、システムに「スーツに内蔵されたAIが装着者に最適な動きを強制する」というG3-Xに近い仕様。
 無理にその指示に逆らった場合は装着者の身体に負担を強いる。ゴ・バダー・バ撃破後のクウガのデータを参考にして作られている為、性能自体は非常に高い。

仮面ライダージオウ
 アンノウンの攻勢終結から20年が経った『仮面ライダージオウ』の時点でも運用されている。量産化に成功しており、G3ユニットに属する多数の隊員がスーツを装着して戦闘していた。
 最新型の開発を最優先させたい上層部と、こなれた技術による量産のしやすさから全国配備を優先すべしと考えている尾室らとの間ですれ違いが起こっていた。
 専用インナーなしでスムーズに装着可能。OSなども一新されてるようで、モニターも旧来より視認性が高い。かつてのG3そのままの量産ではなく、G3マイルドやG3-Xなどの後継機などで採用された技術もフィードバックされたらしい。

活躍
 G3を狙うアナザーアギトと交戦。歯が立っておらず、むしろジオウのライダー達に守られている始末。第32話では津上翔一もG3のスーツを装着してアナザーアギトと戦った。しかしこちらも役立ったとは言い難い。

評価
 攻撃が通じない上にゾンビのように数を増やしていく相手に果敢に立ち向かう姿に「彼らもまた『仮面ライダー』である」と評価する声もあった。
 さすがにジオウトリニティがアナザーアギトを一体倒した際には腰が抜けたのか、その場に座り込んだりマスクを外していたりしていたが。

「僕は生きるために戦う。生きることを、素晴らしいと思いたい!」
 スペック

身長:192cm
体重:176kg
パンチ力:2.5t
キック力:7.5t
ジャンプ力:ひと跳び20m
走力:100mを8秒
防御力:硬度10

 概要
 G3で得たデータを元に新たに開発された対アンノウン用のパワードスーツ。正式名称は〈GENERATION 3-EXTENTION〉。設計者は同じく小沢澄子。正式な装着者はG3から引き続き氷川誠。他にも翔一、北條も装着したことがある。
 G3システムの戦力不足から、次代に使うシステムのコンペV-1システムと競い合った。単純なスペックはV-1システムの上位互換だが、AIシステムが原因でコンペ中に事故を起こしている。

 外見
 基本カラーは青。『てれびくんデラックス愛蔵版 仮面ライダーアギト超全集【上巻】(小学館)』によると、人工複眼が「レッドアイザー」、口元の部分が「パーフェクター」と名付けられ、仮面ライダーXのものと同名となっている。

 新機能
 理想的な動きを装着員に促す戦闘支援用AI機能を搭載。津上翔一のように常時リラックスした“無我の境地”に至れる人間であれば、AIと同調してG3-Xの性能を完璧に発揮出来る。翔一が装着してアンノウンと戦った時は一人で完勝した。
 AIの指示に抵抗する動きを試みると、その分身体に負荷がかかって装着員の体力が消耗。無理を続けると筋肉断裂などの深刻なダメージとして跳ね返る。

 デチューン
 AIが完璧過ぎて過剰な反応をするため、殆どの人間はAIと協調できない。AI自身が些細な事で過剰な反応や敵意を持った上、主導権を装着者から奪って暴走。
 また、敵ではない者へ攻撃したり、装着員の負荷を度外視した機動により、装着者自身も重傷を負うという欠点があった。小沢の城北大学時代の教諭、高村光介の制御チップにより、AIの性能を故意に落とすことで常人でも扱えるようになった。

 性能

頭部
 口『パーフェクター』は水中では水から酸素を生成猛火の中では一酸化炭素や毒ガスを分解。ろ過し装着者に新鮮な酸素を供給する。
 目『レッドアイザー(MDSS・Ver2)』はG3のMDSSのレンズ部を高感度に調整。カバーレンズ部の強度もアップした。視認感度はG3の3倍。

胴体
 『G3パワージャケット2』は内側にあみ込んだ特殊鋼の硬度、耐熱、保湿、通気性とも、耐性が向上。『パワーチェスト』はハイメタル成型による三重構造により強度が増す。
 高出力小型ジェネレーター『パワーコンバーターラング』は動力心臓部。バッテリーから供給される電力を数十倍の出力に変換する。
 『タートルシェル』にバッテリーを装備する。バッテリー下のマウントスペースには、GX-05〈ケルベロス〉用エネルギーマガジンを2個取りつけられる。
 『ジェネレーターラング』がパワーコンバーターラングとタートルシェルを接続。内側にはエネルギーを循環させるためのパイプが通っている。

腕部
 肩の『パワーアーマー』はハイメタル製。特殊ジュラルミン鋼の約5倍の強度を持つ。『強制放熱ダクト』がパワーコンバータラングからの廃熱を外部へと放出。腕の情報端末G-COM(ver.2.0)』はアクセススピードが上昇。
 脛の『PLSS(ver.2.0』はハイメタル製。サーポモーター類はG3の倍以上に強化。脚部保護のため、胸部と同等の多重構造装甲と、内装にエアフィットバッグを使用している。

 その他新機能
 装着者の身長・体格に合わせてサイズを補正するオートフィット機能を実装。装着者が変わる度に改修を行う必要が無くなり、汎用性も改善されている。ベルトのバックルはバッテリーの容量増加に伴い、バッテリーメーターのふり幅が調節された。
 バッテリー自体は他のGシリーズと互換性があり、TVSPでバッテリー切れを起こした際にはG3マイルドの物と換装している。

 戦闘能力
 G3に比べて大幅に向上。特に各種重火器を用いた攻撃力は絶大で、GX-05の連射及びGXランチャーによって、多くのアンノウンを倒している。
 格闘面も強化。AIが暴走した際はグランドフォームのアギトと互角の力を発揮。番組後半になると上級アンノウン相手には止めを刺すほどの攻撃力は無い。
 アギトやギルスの援護に回る展開が多かったが、最終決戦では2体のエルロードを相手に善戦し、地のエルを驚愕させ、勝利に貢献した。ただし、その性能を十分に活かせるかどうかは装着員の資質による部分が大きい。

 装備

GA-04 アンタレス
 デストロイヤーと同じく右腕に装備する射出型のアンカー付きワイヤーロープ。頑丈なチタン製ワイヤーがついたフックを発射してアンノウンに絡ませ、動きを封じる。
 その射程は最大100mほど。フックを建物などに引っかけて、足場のない場所での移動手段として使用することもある。モーターリワインダーが最大100mまでアクティブラインを収納することができるチタンスプールに、規則的にラインを巻きつける。
 設定上はG3の頃からの装備だが、本編での初使用はG3-Xになってから。てれびくんのハイパーバトルビデオ『3大ライダー超決戦ビデオ「アギトvsG3-Xvsギルス いま選ばれる最強ライダー」』では正式名称を発音してから使用していた。

性能
 超硬度の針先『フックポイント』で対象物を突き刺す。三つ叉のフックブレード『トレブルフックアンカー』を発射と同時に展開する。超硬質材・ジェラニウム・グレード10製。『圧縮ガスボンベ』にフックを展開するための高圧縮されたガスを蓄積。
 『ターゲットサイト』は対象物を捉え、装着者に確実なフッキングポイントを伝達する。『アクティブライン』は50tの引っ張り荷重を持ち、15tの瞬間切断荷重のプレッシャーにも耐える。『パワーウィンチユニット』は最大で20tまでの引き込み可能。

GX-05 ケルベロス
 G3-X専用のガトリングガン。特殊徹甲弾を秒間30発の速度で撃ち出す。従来の装備を遥か凌ぐ威力を持ち、連続で当て続ければアンノウンを撃破可能。
 普段はアタッシュケース状態になっており、暗証番号を入力すると『カイジョシマス』の音声が鳴ってガトリングモードに変形可能になる。
 暗証番号の入力キーは1、2、3の3つだけ(あと決定キー)。1、3、2、決定の順番で押す。よく打ち間違える。
 弾倉は一つにつき120発。つまり設定上4秒で撃ち尽くすはずだが、劇中では長時間撃ちまくっている。G3-Xは背面に予備弾倉を二つ備えている。

活躍
 2体のスティングレイロード(ポタモトリゴン・ククルスポタモトリゴン・カッシス)を倒す、風のエルにダメージを与えるなど多くの戦果を上げている。
 武器として飛び道具の類を一切持たないアギトが、高速で動きまわるため捕捉不可能なアンノウンを相手に戦った際にG3-Xがこれで援護・撃破したこともある。

性能
 『ガトリングマズル』は超電磁ライフリングシステムにより、1秒に30発連射可能。『GXエネルギーマガジン』に超硬金属のハイメタル製特殊装甲弾を120発装備。
 『マグネットグリップ』は強力な電磁石でG3-Xの手のひらに吸いつく。『リピーター』を手前に引くことで特殊装甲弾が装填される。

GXランチャー
 ケルベロス側面にスコーピオンを連結し、砲身にGX弾というロケット弾を装填したロケットランチャー。G3-Xの装備で最強の攻撃力を誇り、アギトのライダーキックと同等の威力を持つ。約30tの威力でアンノウンを撃破する。
 GXランチャーを使用する際にGM-01〈スコーピオン〉をセットすることで、GX弾の発射に伴う衝撃を緩和する。『セーフティレバー』でトリガーを固定する

GK-06 ユニコーン
 G3-X専用の電磁コンバットナイフ。左腕上腕部に携行している。取り出すと電磁エネルギーをまとった刃が飛び出す。
 破壊力はデストロイヤーの半分。G3-Xの特性上格闘戦はあまり行われないため、基本的には緊急時のサブウェポンとして運用される。
 本編ではデストロイヤー同様、敵に当たったことはない。最終回ではシャイニングカリバーを叩き折った「敬虔のカンダ」と互角に斬り合うという、かなりの活躍をした。

ガードアクセラ
 ガードチェイサーの左グリップ兼起動キー兼電磁警棒。伸縮する。G3-Xの左大腿部に備えている。こちらも緊急時用のサブウェポンだが、ユニコーンよりは使用頻度が高め。
 G3が扱う各武器のなかでは取り扱いが容易な部類に入るようで、スネークロード アングィス・フェミネウスとの戦いでは氷川誠が生身でガードアクセラーを振るっている。

 備考
 デザインや設定を見るに、「これに先行して完成したがお蔵入りになっていたG4をデチューンしたもの」と考える意見もある。
 いわゆる強化フォーム的なライダーだが、あくまでG3とは別機体。その為、当然G3からの強化変身が行われることはなく、またG3と同時に使用されたこともある。

 『仮面ライダーディケイド
 第1話のライダー大戦ではアギトと共に専用マシン「ガードチェイサー」に搭乗している姿が見られる。
 『アギトの世界』に登場。開発者はG3共々、八代淘子。既に実戦投入されており、未確認生命体相手にかなりの戦果を挙げていた。
 だが、凄まじい出力(車を片手で軽く吹き飛ばしてしまう)を制御できる装着員が皆無であり、戦果以上に被害も甚大という本末転倒な状態であった。
 あまりの扱いづらさに、使用を中止する意見も出されていた。実は八代は未確認生命体だけでなく、すでに目撃情報が出始めているアンノウンと(ショウイチと共に戦うため)の戦いをも睨んでおり、そのために過剰なまでの性能を追求していたのだ。

描写
 警察、自衛隊以外に民間にも装着員を募集。結果として正装着員に海東大樹、補欠に小野寺ユウスケが合格した。しかし、海東は『G4チップ』を狙って潜入しただけで、戦闘時はカメラをオフにしてG3-Xを脱ぎ、ディエンドに変身していた。
 海東が逃げた後はユウスケが装着。ディケイド、アギトと揃って戦った。本来G3シリーズが仮想敵としていたグロンギと戦う機会を得ているというのは、オールドファンには感慨深いものがある。
 士達が別の世界に旅立った後にどうなったのかは不明。元々のG3装着員であった芦河ショウイチはアギトになったのでもう使われていないかも知れないが、飛び道具が無いというアギトの弱点と、G3もライダー大戦に参戦していた事を考えると、「アギトの仲間」として警視庁の方でライダー大戦までに別の装着者を探していたのかも知れない。

その他Gシリーズ

 TVSPおよびHEROSAGAに登場するG3の量産試作型。G3-X同様オートフィット機能を搭載し「誰にでも扱える」ことを前提に開発された。G3-Xのサポート、現場先行、被害者の保護等を目的にしている。

 G3- / G3-Xオリジナル

 放送当時発売されたプレイステーション格闘ゲームにおいて登場したキャラクター。外見は通常のG3と同一だが、プレイヤーが武器をカスタマイズする事ができる。
 名称の「オリジナル」の部分はプレイヤーが変更することも可能。G3-オリジナルの全ての武器をフルチューンするとG3-Xオリジナルに変化する。

 G1
 HEROSAGAに登場したGENERATION-1、つまり最初のGシリーズ。G3以上に未確認生命体第4号の特に赤い4号に近い姿で、能力を再現した結果人間に使えないものになってしまったため倉庫に保管されていた。
 しかしアンノウンに奪われた上、人間ではないアンノウンは問題なく使ってみせたどころか4号の再現性がかなり高かったのか、想定外の電撃によるパワーアップまで行った。

 G2
 てれコロコミックの読み切りに登場するGシリーズ。G3と異なる非装着型であり、外見は武装を搭載した未来的なバイクとなっている。
 コントローラーで命令を受ける人工知能を搭載した無人機で、その性能はG3どころかG3-Xを上回るのだが、人工知能の欠陥で命令を無視して暴走してしまうため封印されていた。
 G3-Xをバカにする超能力者の少年にコントローラーを奪われ欠陥により暴走、そしてそのままアンノウンに更に奪取されてしまう。HEROSAGAでも無人機とされている。

 G4
 劇場版に登場する超高性能なG3の強化型。基本カラーは黒。眼は青色。アンノウンをものともしない凄まじい性能を持つが、装着員への負担も大きい。長時間使用すれば死亡は確実である。
 予知能力者と連動することで未来視も可能だがこちらでも超能力者の死亡は確実であり、人間をパーツとしてしか考えていない設計。
 武装にはロケットランチャーがあり、これで数体のアントロードを撃退した。設計のみで封印されていたが、劇場版で自衛隊が奪取し、G3ら3人のライダーを圧倒する。

 G4-X
 HEROSAGAで一時的に改修されたG3-X。アンノウンに強奪されたG1と戦うため、劇場版で破損したG3-XをG4のパーツで継ぎ接ぎして氷川誠が装着していた。G4とは違って死ぬ危険はないが、装着員への負担がG3-X以上に大きい。

 G5

 最終回で30人ほどが確認されたG5ユニットに配備されてると思われるGシリーズ。作中ではG5ユニットというチームが存在しているだけで、強化服のG5があるのかどうかすら不明。
 ファンの間では人員の多さから、G3-Xの後継機かつ量産型の設計で、団体行動を取っているのではないかと言われている。

ゲーム作品

 ガンバライド
 第6弾のLR(最高レアリティ)で登場。能力は全て450だが、前衛に置く事で体力が+200になる。これにより後衛の選択肢が増え、組み合わせ次第では強力なタッグを作れる。
 演出あり必殺技は「ケルベロスファイヤー」。ケルベロス連射からGXランチャーにつなぐコンボ技。同じく第6弾のR(レア)のカードの必殺技(下位技)の「2500KGパンチ」は、威力1500とガンバライド最低タイの数字。
 シャバドゥビ2弾にてSR(スーパーレア)で登場し、高レアに再昇格。前衛に置くと防御が+300される。基礎の防御600、防御ベスパ、防御がかなり上がる機械タイプが併用されて防御力は最大で1700に達し、後衛次第では2000を越える。大会で一時期G3-Xが溢れた。LRハリドラ登場後は必殺技に耐えられずオワコン化。CPU戦では有効である。
 シャバドゥビ3弾ではN(ノーマル)で登場。Lv1の必殺技に威力1500の「2500KGパンチ」を持つ。高体力+体力ベスパのため、低レアの後衛としてなかなか優秀。シャバドゥビ6弾にもCR(コレクションレア)として登場。今回はバランスタイプ。

 ガンバライジン
 2弾から参戦。ガンバライドの時とは違い、当初は低レア止まりであった。アギトの会というチームスキルがある。BS2弾で満を持してLRで登場。メカニカルで新規必殺技を搭載して登場などかなり優遇されている。

 バトライド・ウォーシリーズ
 G3-Xが初代ではNPC、「2」ではアシスト専用キャラ、「創生」よりプレイアブルキャラとして参戦。4種の攻撃の仕方でそれぞれ01,03,04,05を装着して攻撃する。別の技を使うまでずっと装備された状態となり、通常攻撃が変化する。
 必殺技で武装を切り替えることができ、通常攻撃もそれぞれ専用の物へ変化する。スコーピオン、ケルベロスは弾薬数が設定されており、武器の切り替えでリロードする必要がある。また、超必殺技、覚醒状態で弾薬数が無限になる。G3は原作一話を再現したムービーでのみ登場。

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 以上です。これで紹介を終えます。

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