今回解説する仮面ライダーはアギトです。
既に仮面ライダーである男
【BGM・閲覧のお供に是非】
目次
- 津上翔一
- 概要
- 性格
- 描写
- アギトとしては
- 失われた記憶
- 最終回後
- 【アギト】とは?
- 他のアギト
- 仮面ライダーアギト
- モチーフ
- 変身ポーズ
- 戦闘
- ツール
- オルタリング
- マシントルネイダー
- 【フォーム一覧】
- ◆グランドフォーム
- 概要
- 外見
- 戦闘能力
- 必殺技
- ◆ストームフォーム
- 概要
- ツール
- 活躍
- 必殺技
- 余談
- ◆フレイムフォーム
- 概要
- ツール
- 必殺技
- ファンの推測
- ◆トリニティフォーム
- 概要
- 必殺技
- 余談
- 本編外の活躍
- ◆バーニングフォーム
- 初変身
- デザイン
- 戦闘能力
- ツール
- 必殺技
- 後年の活躍
- 光輝への目覚め
- ◆シャイニングフォーム
- 概要
- 外見
- ツール
- 戦闘能力
- 必殺技
- 余談
- ◆グランドフォーム
- 【本編以外での活躍】
- ◆PS2ソフト『仮面ライダー 正義の系譜』
- ◆仮面ライダーディケイド
- ◆劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
- ◆劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL
- ◆仮面ライダー バトライド・ウォー
- ◆仮面ライダー 平成ジェネレーションズFOREVER
- ◆仮面ライダージオウ
- EP31『2001:めざめろ、そのアギト!』
- EP32『2001:アンノウンなキオク』
- ジオウにおける余談
- 小説版
- 戦闘能力
【活躍シーン】
津上翔一
『仮面ライダーアギト』の主人公。仮面ライダーアギトの変身者。演じたのは賀集利樹。
概要
記憶喪失の青年。年齢は21歳。一人称は「俺」。海岸で意識を失い倒れている所を、地元の女子高生に救助された。
保護されてからは暫しの間入院しており、その際彼を診察した心理学者・国枝東が美杉の友人であった。その後2000年9月27日以降、心理学者の美杉義彦の元で居候する。
名前の出所
記憶喪失であり、身元を確認できるものを所持していなかったため、唯一持っていた中身のない封筒の宛名に書かれた名前から“津上翔一”と名乗るようになる。
保護された際は服を着ていたため溺れて漂着したとは考えにくく、外傷がなかったため誰かに襲われたとも考えにくかった。
性格
非常に能天気で天然。他人に優しく、おおらか。人当たりは良く、人に好かれるタイプ。かなりのマイペースであり、相手を自らのペースに自ずと巻き込む。
特に生真面目な氷川誠や北條透はよく巻き込まれる。価値観は自分基準であるため(悪意は無いのだが)無神経とも取られかねない言動を見せる。
器の大きな性格ゆえ人に不思議な印象を与えることもあり、“無我の境地”に達したような人物でなければ扱えないとされる完全状態のG3-Xを装着して使いこなし、アンノウンを撃破したりもした。
記憶喪失への考え
その能天気さから、記憶喪失について気にしていない。記憶が戻らなくても構わないと公言していた。第9話では「昨日のことを覚えていなければ見るもの全てが毎日新鮮だから」という理由で「毎日毎日記憶喪失になりたい」と語っていた。
そのため、記憶を取り戻すことにあまり執着していない、場合によっては(美杉家の面々との縁切れを恐れてか)気乗りしていないところが散見される。
家事
料理を始め家事が得意。美杉家の家事全般を一人で担当している。 また美杉家の庭に無農薬の家庭菜園を作っており、その手入れをするのが好き。
その関係で一ヶ月ものあいだ美杉家の食卓に同じ野菜が続くことがあったり、妙な創作料理を作りたがる。家主たちから警戒されている。
来客には手製の料理を(勝手に)振る舞うことが多い。腕前は確かなのだが、創作料理となると「白菜とグレープフルーツを合わせた何か」を作ろうとするなど時折珍妙なセンスを見せる。
描写
なぜか魚の口に小指を突っ込むことで、魚が新鮮かどうかがわかるという珍妙な特技を持っている。また、寒く分かりにくいギャグを言うことが多く、その度に結構な割合で場の空気を凍りつかせる。
記憶喪失だが、バイクの免許をとったため移動にはバイクを使う。因みに現実でも記憶喪失者が免許を取得する事は可能。あまりにも正直なためポーカーフェイスを必要とする駆け引きや勝負事は苦手(劇中でババ抜きは連戦連敗だった
戦う動機
アンノウンが出現するとそれを本能的に察知して現場に急行、アギトに変身して戦う。記憶喪失なので自分がなぜアギトになれるのか分かっていない。それでも、みんな自分の居場所に居るときが幸せだと考え、その場所を守りたいと戦い続ける。
だいたいの場合、他の人と一緒に行動しているときでも、アンノウンを察知すると突然走り出す(当然、一緒にいた人は驚く)。
アギトの正体
同じ美杉家に暮らしている女子高生・風谷真魚(美杉義彦の姪)とよく行動を共にしている。彼女は翔一がアギトであることを知る数少ない人間。
一応自分がアギトである事は秘密にしていたが、アギトが誉められたりすると照れたり素直に反応する。ギルスとの戦闘で吹き飛ばされた際、河に落下したショックで一時的に記憶を取り戻したが、すぐに記憶喪失に戻った。
記憶喪失以前
本名は沢木哲也。昭和55年(1980年)4月1日生(第23話より)。料理が得意なのは調理学校に通っていたため(なので記憶が戻ると完全に腕前を発揮できるようになり、プロ並みになる)。
あかつき号事件
自殺した姉・雪菜の死の真相を知るため、雪菜の恋人だった本物の津上翔一(現在はこちらが沢木哲也と名乗っている)のもとに向かうために『あかつき号』に乗った。
船内では他の客と交流を深めていたが、闇の力との交戦で倒れた光の力の遺体と遭遇。その直後にアンノウン“水のエル”が翔一を狙って(恐らくアギトの力を持つため)『あかつき号』を襲撃する。
アギト覚醒
光の力は翔一を救うため光を浴びせ、一気にアギトとして覚醒させた(このときの光の余波で、あかつき号に乗っていた人間はアギトの力を持つようになり、アンノウンに狙われるようになってしまった)。
アギトになった翔一は水のエルと交戦。吹き飛ばされて海に落下し、記憶喪失になった(河に落下した時に記憶が戻ったのは、この時のショックを再現したためと思われる)。その後、気絶したまま海を二週間漂流(「アギトになってなかったら、完璧に死んでましたね、きっと。アギトになってラッキーでした!」とは本人の弁)。瀬戸内海周辺の浜辺に漂着した。通りかかった高校生に助けられた後居候の身となり、本編に繋がることになる。
備考
なお、あかつき号の他の乗客に比べて、翔一の変化が早いのは、光の力がアギトの力をばらまいた時に最も近くにいたため。
記憶を取り戻したあと、本人は自分の本名を思い出したが、周りが『津上翔一』で馴染んでいるため訂正が効かず、結局呼び方は津上翔一のままになった。
最終回後
闇の神の隕石による人類滅亡計画を阻止したあと、レストラン「AGITΩ」を開店。美杉一家は常連客となる。なお、レストラン『AGITΩ』は、17年後の『ジオウ』の時点でも健在であったことから、店としての評判は非常に良かったらしいことが伺える。
【アギト】とは?
光の戦士。太古の昔にあった“光と闇の神”の戦いにおいて敗れた光の神が、闇の神の子供である“人間”に混ぜた光の力が覚醒した存在。
闇の神は自身の子供である人間を愛しながら、その中にある光の力を憎んでいた。そのため、闇の神の使途である怪人〈アンノウン〉は、アギトに覚醒する可能性がある人間を狙って殺していた。
進化
光の力が覚醒すれば誰でもアギトになれる。覚醒する前兆として、強力な超能力が使えるようになったりする(どのような能力かはなってみなければ分からない)。
覚醒したとしても適応するのにかなりの時間を有する。木野は力が覚醒してからかなりの期間適応できず、周囲の人間を巻き込まないため適応するまで行方をくらましていた。
翔一は光の力本人によって覚醒させられたためそのような描写は見られなかったが、バーニングフォームへと覚醒を果たす際激しい頭痛に見舞われるという描写がされている。
更なる進化
翔一の覚醒が早かったのと、異常に対アンノウンに特化したかのような進化をしているのは、翔一の覚醒が「光の力」自身により導かれたからだろう。それが他のアギトと比しても多彩な戦闘形態を持つ理由なのかもしれない。
アギトの力は覚醒=変身能力の獲得だけに止まらず、本人の意志などによって更に進化していく。闇の神が恐れたのはこれにより人間が自分の愛した存在ではなくなることであり、水のエルはこのことを指しアギトのことを「限りなく進化する力」と評している。
他のアギト
作中では津上翔一の他に、同じく光の神の因子によって生まれたアギトの不完全体である〈ギルス〉と、通常のアギトとは姿が異なる〈アナザーアギト〉などが登場した。
アギトは状況に応じて様々な能力の姿に変身出来るが、ギルスやアナザーアギトにはその能力はない。ちなみにギルスもアナザーアギトもだが、遠距離武器は一切もたない。使用武器はいずれも片刃である。
女性ライダー?
女性二人がアギトになったものの、過去話で一瞬だったり顔が一瞬アギトに変わったりするだけで本格登場はしなかった(これをカウントするなら、アギトには龍騎より早く女性ライダーが登場したことになる)。
S.I.C.のアギトには、翔一の姉である沢木雪菜が変身した「雪菜アギト」をパーツ交換により再現するギミックがある。フォルムは女性体型にアレンジされており、組み替えによりフォームチェンジといった遊び方もできる。
仮面ライダーアギト
「みんなの居場所は俺が守る!」
モチーフ
西洋龍とされるが後付けという見方も強い。翔一役の賀集利樹がトーク番組で「アギトのモチーフはクワガタ」と答えたことがあるらしいが、それは誤りではある。
だがアギトは『仮面ライダークウガ』の没デザインが元という話もあり、そのクウガのモチーフはクワガタだった。
変身ポーズ
初期変身ポーズ、通常変身ポーズ前期、通常変身ポーズ後期、強化フォーム系列では、直接バーニングに変身するポーズ、最終回で直接シャイニングに変身したポーズの五種類がある。フォームチェンジでバーニングに変身する場合はまたポーズが違い、それも二種類ある。
戦闘
当初はまさしく本能で戦っているような状態だったため、制御できずにG3に殴りかかったこともあったが、数回で慣れたため暴走は一回にとどまった。
氷川(G3)や葦原涼(ギルス)とは状況によって戦ったり共闘したりだったが、互いの正体を知って以降は共闘するようになる。
性能
頭部
口部『クラッシャー』は鋼鉄をも切り裂く鋭い牙。装甲板の間から怪音波を発せる。耳『エンハンスドイヤー』は人間の数十倍の聴力。大音量に対しては、適正な音量で認知する。
「賢者の石」とほぼ同等の物質で構成されている秘石『マスターズ・オーヴ』でマシントルネイダーと意思疎通を行う。遠隔通信も可能。
角『クロスホーン』は視覚、嗅覚、聴覚をコントロール。自らのエネルギーによる自壊を防ぐため、余剰エネルギーを放出する。『ハードヘルシェルム』は体の中で最も頑丈な部分。あらゆる衝撃から脳を防護する。
目『コンパウンドアイズ』は上下200度、左右225度の視界を持つ。10km先の人間の顔を判別可能。厚さ5mの鋼鉄の壁を透視できる。「スターライトモード」により暗闇で発光させ、昼間のように見渡せる。
上半身
全身を装甲皮膚『アーマードスキン』が包む。しなやかな伸縮性とダイヤモンド並みの硬度を併せ持つ。腕部中央のプレート『ワイズマンモノリス』はオルタリングから発生する「フォース」を全体に効率よく供給し、循環させる。
アーマードスキンの5倍の硬度を持つ強化外骨格『パワーシェルアーマー』。胸や腹部の金色の部分『ゴールドチェスト』が全身の強化筋肉を均等に配分する。
腕部
肩関節を守る防具『ショルダーアームズシールド』は鋭利な刃物としても使える。ショルダータックルの際にも有効。
腕の『アームブロックシールド』は小型の盾として身を守る。硬度はアーマードスキンの10倍以上。拳を守る強化骨格『ハンマーシェルグラブ』はパンチを放つ際、ここに力を集約させる。
下半身
膝の『ニーアーマードシェル』は足元に受けた衝撃を体外に放出させる。足首の強化外骨格『フェア・アンクレット』は受けたエネルギーを吸収し、足首の関節を守る。
脛の『ショックシルバー』はフェア・アンクレットが吸収した衝撃をニーアーマードシェルに送る。足先の二重構造の超硬度装甲皮膚『トゥアーマー』が「ライダーキック」の際に生じる凄まじい衝撃とエネルギーを放出する。
装備
オルタリング
アギトの変身ベルト。中央に埋め込まれている「賢者の石」から発生する「オルタフォース」によって、変身者の全身の筋肉や器官を超人的に強化する。変身前は体内に分子レベルで拡散しているが、変身者の意思によって、腰部に物質固形化して出現する。
変身スイッチは両サイドのボタン。アギトの武器もオルタリングから出現。ストームとフレイムの場合はバックル中央から生えるように出現し、バーニングとシャイニングの場合はベルトの前の空中に出現する。
グランド、ストーム、フレイム、トリニティでは形状は変わらないが、バーニングとシャイニングの場合は変化する。
マシントルネイダー
スペック
全長:2.250m
全幅:0.760m
全高:1.210m
最高時速:430km/h
概要
アギトの専用バイク。赤と金が組み合わさった流線型の車体が特徴。カウルにはアギトの紋章がある。
普段は翔一が使っている銀色の普通のバイクだが、翔一が乗った状態で変身すると一緒に変化する。同様に変身解除すると元のバイクに戻る。アギトの力を帯びているためかかなり頑丈で、体当たりなどは勿論銃弾を受けても無傷。
性能
『トルネイドアイ』が障害物を感知し、自動的に回避できる。また、厚さ20mまでの物体の透視が可能で、その内容を仮面ライダーアギトの脳に伝達する。超硬化カウル『ドラゴンズメイル』はオルタフォースにより分子レベルで頑強。
タンク『フュールタンク』には変形前に積んでいたガソリンを納める。排出器官『オルタエアチャンバーマフラー』はエアインテークから取り入れられた空気中物質とオルタフォースを混合するときに発生する廃棄物オルタエアを排出。
走行
タイヤ『オルタホイール』はオルタフォースが生み出す力場で回転し、アギトの意思でその回転力をコントロールできる。『ドラゴンハート』はオルタフォースを蓄積し、車体へと供給する循環装置。
『エアインターク』は特殊なエネルギーをつくり出すために、空気中の物質を取り込み変換する補助的なエネルギーの補給器官。『ブレーキシステム』はアギトの意思によってコントロールでき、時速430kmからブレーキをかけても、わずか20mで停止可能。
変形
当初はあくまで高性能なバイクというだけだったが、スコーピオンロードとの戦闘でアギトがピンチに陥った際、沢木の説得を受けた闇の力が例外的に協力し、スライダーモードに変形する能力を与えられた。
スライダーモード
スペック
全長:3.900m
全幅:1.100m
全高:0.310m
最高時速:720km/h
概要
マシントルネイダーの飛行形態。車体が前後にスライドへして細長くなり、タイヤは横向きになる。変形前にアギトがジャンプし、変形後に着地。サーフィンのような形で上部に乗り操縦する。
初登場時にはわけもわからないまま勝手に変形したため翔一も戸惑っていたが、それ以降は任意で変形し使用可能となった。
その他にも飛び道具を持たないアギトが動きの素早いスケロス・グラウクスに対抗する為、G3-Xを乗せてケルベロスで止めを刺してもらった事がある。
必殺技
ライダーブレイク
グランドフォームがスライダーモードから飛び出し、ライダーキックを放つ必殺技。破壊力は通常のライダーキックを上回る50tであり、防御力の高い盾を持つレイウルス・アクティアを盾もろとも粉砕した。
ハルバードブレイク
ストームフォームがスライダーモードから飛び出し、突撃してストームハルバードで敵を貫く必殺技。破壊力は45t。クルスタータ・パレオを倒した。
ドラゴン・ブレス
アギトを乗せたまま、スライダーモードの車体を横に向けながら突撃して敵を薙ぎ払う技。アントロードの大群を撃破した。
【フォーム一覧】
スペック
身長:195cm
体重:95kg
パンチ力:7t(クロスホーン解放時15t)
キック力:15t
ジャンプ力:30m
走力:100mを5秒
概要
大地の力を宿した仮面ライダーアギトの基本形態。攻守共にバランスの取れた形態。変身直後はほぼ毎回この姿になる(バーニングが出るまでは)。翔一はこの形態で戦うことが多い。
外見
アンダースーツは黒で、アーマーは金色。複眼の色は赤く、クラッシャーが銀色で、角は2本。胸部に力を制御する「ワイズマン・モノリス」が存在する。
変身ベルトのオルタリングはバックルの中央が金、右が赤、左が青。必殺技を放つ時のみクロスホーンが展開され、角が6本になる。氷川誠はこの形態を「第4号とよく似た戦士」と表現した。
戦闘能力
武器を使わず徒手空拳で戦う。向かってきた敵の急所へのカウンターからの強烈な打撃のラッシュを得意とすることから戦闘スタイルはパワータイプ寄り。序盤からアンノウンを圧倒するなどかなり強い。
ただ空中からの奇襲や遠距離攻撃に弱く、前者ではコルウス・クロッキオとの初戦で敗北、後者では苦戦を強いられた。
終盤では翔一自身が成長したことによって能力が上昇していたのか、スペック上の数値ではシャイニングフォームに匹敵するアナザーアギトとこの姿で互角に渡り合った。クロスホーン展開無しで放ったパンチ一発でウォルクリス・ウルクスを倒したこともある。
必殺技
ライダーキック
頭部の角(クロスホーン)が展開して足元にアギトの紋章が光り輝き、その大地の力を足に集めて放つ。威力は約30tであるが、何故か身体をバラバラにしても再生できるモリペス・オクティペスを再生不可能にする能力がある。
書籍では「大地のエネルギーを吸収して放つ」とある。『正義の系譜』では両足で放つ事も。ピスキス・アラパイマとの戦いではサマーソルトキックバージョンを使用してG3-Xのケルベロスに繋げた。
ダブルライダーキック
『仮面ライダー龍騎』のハイパーバトルビデオで使用。アギトのライダーキックと、それを見よう見まねした仮面ライダー龍騎のキックによる同時攻撃。
ライダーパンチ
本来はライダーキック同様にクロスホーンを展開して放つが、オウルロード戦では展開しないままだった。正義の系譜ではクロスホーンを展開して放っている。
ライダーチョップ
設定のみの必殺技。正義の系譜で初使用。クロスホーンを展開させ、黄金に輝く手刀で敵を切り裂く。シティウォーズでも通常技として採用されている。
平成ジェネレーションズforeverではクロスホーンを展開せずに使用。手刀そのもので攻撃するというより、腕から伸びた光の刃で切り裂く技として描かれている。
スペック
身長:195cm
体重:95kg
パンチ力:左・7t、右・3t
キック力:5t
ジャンプ力:50m
走力:100mを4.5秒
概要
スピードに長けた姿。オルタリングの左スイッチを押してフォームチェンジする(第28話のみ直接変身した)。左腕と胴体、オルタリングの色が青になり、アーマーの形状も変化する。
オルタリングの左側の青い秘石『ドラゴンズアイ』は風の力を秘める。中央の「賢者の石」から発せられた力を風のカへと変換する。
ストームハルバード
ストームフォームの時にオルタリングから出現する、両端に刃の付いた槍。振り回すことで強風を発生させる。必殺技を放つ時は長く伸びて刃先が展開した薙刀状になる。
金色の刃『ドラグストーム』は「パワーゴールド」が オルタフォースによって変質された。凄まじい貫通力を誇る。 表層全体には極小の秘石『フォースアイ』が散りばめられている。送り込まれる「風の力」を受け止める。
武器の回転を受けて「風の力」を増幅・解放し、暴風を巻き起こす。柄『ハルバードグリップ』は周囲の風エネルギーを取り込む。「風の力」をフォースアイへと供給する。
性能
胴体
青い胸部『ストームチェスト』は風エネルギーを生成。走力とジャンプカを強化。左腕の基軸『コバルトジェネレーター』に風の力を宿す。
ドラゴンスアイから発せられた力を胸のワイスマン・モノリスにより伝達し、ここで増幅させる。肩関節は『パワーゴールド』が保護。「賢者の石」から発せられた「オルタフォース」を蓄積している。
腕部
二の腕の『ストームアームズ』は体内に取り込んだ空気は、ここで瞬時に風のエネルギーに変換。さらにエネルギーをストームハルバードへと送る。『アームブロックシールド』は発生した過剰な風のエネルギーが内部まで影響しないよう、調整を図る。
風を司る奇跡の拳『サイクロンナックル』はストームハルバードを自在に操る。生成した風の自由なコントロールが可能。嵐も起こせる。
活躍
ほかのフォームに比べてパワーや防御面では劣るものの、スピードやジャンプ力に優れている。主に武器を使うアンノウンと戦う際に変身する。劇中変身する機会が多く見せ場も多いフォームである。大型化した左腕のパワーはグランドフォームよりも高い。
必殺技
ハルバードスピン
ストームハルバートを身体の左右で回すことで、暴風を巻き起こして敵の動きを封じる。そして敵に突撃し、 「風の力」を込めた刃で敵を切り裂く。破壊力30t。
スライダーモードで勢いを付けた場合はハルバードブレイクに強化される。基本フォームチェンジで唯一、必殺技に変形がない。
備考
ハイパーバトルビデオで「実は気に入っているフォーム」とコメントしていたが、翔一としての台詞か賀集利樹氏の本音かどうかは不明。
フレイムフォーム
スペック
身長:195cm
体重:95kg
パンチ力:左・5t、右・10t
キック力:7t
ジャンプ力:20m
走力:100mを5.5秒
概要
感覚に優れた姿。オルタリングの右スイッチを押して変身する。右腕と胴体のアーマーの形状が変化し、オルタリングと共に赤くなる。
オルタリングの右側の赤い秘石『ドラゴンズアイ』に炎の力を秘める。中央の「賢者の石」から発せられた力を炎の力へ変換する。
戦闘能力
遠くにいる敵や、素速く動く敵に対処する時にこの形態になる。パワーにも優れており、右腕の力はグランドフォームを上回る。その代わりスピードでは劣る。機動力が低いため、居合抜きに近い戦術で使う。
超越感覚という能力のわかりづらさもあってか、同属性のバーニングフォーム登場後は、劇場版でしか使われていない。
フレイムセイバー
オルタリングから出現する刀。切れ味鋭く鉄骨や岩、アンノウンもやすやすと斬り裂く。銀色の刃『ドラグフレイム』は「パワーゴールド」がオルタフォースによって変質した。切断力は刀身の温度に比例して上昇する。
送り込まれる「炎の力」は秘石『フォースアイ』が受け止める。 放出した炎から新たなフレイムセイバーを形成し、2刀流とすることも可能。しかし本編未使用。
柄『セイバーグリップ』を金色の「パワーゴールド」が保護。周囲の熱エネルギーを取り込む。「炎の力」をフォースアイへと供給する。
必殺技時は鍔が展開する。『仮面ライダージオウ』では、ディケイドアギトがグランドフォームの姿のまま使用した。
性能
胴体
胸部が『フレイムチェスト』に変化。右腕の基軸『クリムゾンジェネレーター』に炎の力を宿す。ドラゴンズアイから発せられ、胸のワイスマン・モノリスにより伝達された力を、ここで増幅させる。
肩関節を『パワーゴールド』が保護。「賢者の石」から発せられた「オルタフォース」を蓄積している。
腕部
二の腕の『フレイムアームズ』は7000℃の熱量を瞬時に作る。エネルギーをフレイムセイバーに送る。
『アームブロックシールド』は超熱量が内部まで影響しないように調整し、冷却を図る。炎を司る奇跡の拳『バーニングナックル』がフレイムセイバーを自在に操る。自らが生成した炎を自由にコントロール可能。
必殺技
セイバースラッシュ
4本のセイバーホーンが展開し、 フォースアイに蓄えられた「炎の力」を全開放。 その超熱量を刀身へと注ぎ込んで発動。フォースアイからの超熱量を受けて刀身の温度を摂氏7000度にまで上昇させ、「炎の力」を込めた必殺の斬撃で敵を一刀両断にする。
破壊力30t。上二つと同様にスライダーモードで勢いをつけたセイバーブレイクがあるが、劇中未使用。
ダブルセイバースラッシュ
ハイパーバトルビデオで使用。フレイムセイバーを二本生成し、敵を連続で切り裂く。
ファンの推測
イコンに描かれているアギトらしき存在はフレイムフォームの姿に似ていたり、アギトの形態に水のエルに対応する水に関するフォームだけがなかったりすること、そしてアギトの力の源を考えると元々はこの姿が基本フォームだったと考えられるが詳細は不明。
トリニティフォーム
スペック
身長:195cm
体重:95kg
パンチ力:左・7t、右・5t
キック力:15t
ジャンプ力:50m
走力:100mを4.5秒
概要
一時的に記憶を取り戻した翔一が変身した形態。胴体はグランドフォーム、右腕はフレイム、左腕はストームの各形態を維持しており、全てのフォームの特徴を持つ。また〈ストームハルバード〉と〈フレイムセイバー〉の同時使用が可能。
後に完全に記憶を取り戻したあとは自由にこの形態になれるようになったはずだが、その頃にはバーニングやシャイニングが主流になっていたため使っていない。
性能
基本的には上記3形態が合わさっている。目『コンパウンドアイズ』は30km先の人間の顔を識別でき、耳『エンハンスドイヤー』は30km四方のささやき声も聞き取れるなど、感覚器官が強化されている。
必殺技
ライダーシュート
ライダーキックの強化型・両足でキックを放つ。破壊力は45tで、ライダーキックよりも威力が高い。
ファイヤーストームアタック
ストームハルバートとフレイムセイバーで敵を切り裂く。『ジオウ』客演時にも使用し、多数のアナザーアギトたちを一網打尽にした。また、風と炎のエフェクトがより大きくなり、ド派手になっている。
備考
スーツアクターの高岩さん曰わく「もっとも動きにくいフォーム」らしい。理由はやはり両手で扱う重さの形の違う長物二本を同時に扱ってアクションしなければならないことだろう。
本編外の活躍
映像作品にはほとんど登場しないものの何故かゲーム作品ではよく登場する。3フォームの能力をまとめて使えるという便利さがあるためと思われる。
『仮面ライダー大戦』でまさかの再登場。仮面ライダースーパー1にファイヤーストームアタックを放つも、スーパー1のキックと相打ちになり、互いにロックシードと化した。
後に仮面ライダージオウでの客演時、テレビ作品では実に「アギト」以来17年ぶりにこの姿に変身。ジオウトリニティの必殺キック・トリニティタイムブレークバーストエクスプロージョンに合わせてライダーシュートを放ち、アナザーアギトを撃破した。
スペック
身長:195cm
体重:95kg
パンチ力:25t
キック力:15t
ジャンプ力:15m
走力:100mを6秒
概要
“水のエル”との戦いで恐怖に怯え戦意喪失した翔一が、真魚の激励で戦意を取り戻して変身した形態(ただし激しい頭痛が起きる等進化の予兆はあった)。
初登場は34話『呼び逢う魂』。基本的にはグランドフォームから変身するが、特別な変身ポーズにより直接変身も可能である。
外見
これまでのフォームチェンジは装甲の形と色が変わる程度の変化しか無かったがこの形態では上半身を中心に大きな変化が起きている。
胸部は冷え固まった溶岩を思わせる形状に変化して全身の筋肉が隆起し、体格が一回り太くなって体表にはヒビが入っている。また、身体の内側からは炎が漏れている。
メインカラーも金から赤へと変化しより『光の力』の因子を感じられる容姿になっている。クロスホーンも常時展開されており、これまでの形態より高いパワーを保っている。
戦闘能力
フレイムフォームよりも強力な火炎の力を宿した形態。アギトのフォームでは最強のパンチ力を誇り、上位クラスのアンノウン「エルロード」にも対応できる。防御力も高いが、暴走する可能性がある等、不安定なフォームでもある(実際にTVSPでは暴走している)。
戦闘スタイルはそれまでの流麗な戦い方から一転して非常に荒々しいスタイルに変化、掛け声も唸り声が中心になる。
武器はオルタリングから出現させる〈シャイニングカリバー・シングルモード〉を使用するが、武器なしで戦うことも多い。物語の展開上シャイニングフォームの前座として扱われる場合が殆どだった。
性能
上半身
目『コンパウンドアイズ』はグランドフォーム時の3倍の視力を持つ。30km先に立つ人間の顔も判別可能。
胸部『バーニングチェスト』が上半身に燃えたぎる炎の力を抑制する。全身にみなぎるカが胸部のワイズマン・モノリス近辺に集まってきているため、内側からのエネルギーによる自壊を抑え込む。
手首の関節は強化骨格『アームアタックシールド』が保護。「バーニングライダーパンチ」を発動時の凄まじい衝撃を吸収する。左右の前腕部についた3枚の鋭利な刃『アームズカッター』は厚さ30cmの鋼鉄の板さえも切断できる。
下半身
赤色化し強化された脚部『バーニングレッグ』は炎の力がみなぎっている。「バーニングライダーバンチ」を放つ際に、全身に込められた力を支える。バネとしての役割も担う。
赤色化したつま先『トゥアーマー』は「バーニングライダーバンチ」を発動時の凄まじい衝撃と、余剰エネルギーを放出する。
シャイニングカリバー
オルタリングから出現する、柄の両端に刀が付いた武器。円形に閉じたエマージュモードの状態で出現し、刃先を展開し薙刀状のシングルモードに変形させて戦う。地球上でもっとも硬い金属で作られており、アギトが振るう武器でも最強クラスの威力を誇る。
必殺技
バーニングライダーパンチ
炎を纏った必殺の正拳。たった一撃でマンティスロードをバラバラに吹き飛ばす程の威力。平成ライダーでは数少ないライダーパンチ。
バーニングボンバー
シャイニングカリバーで敵を切り裂く。破壊力45t。水のエルを撃退した大技。
後年の活躍
2015年の映画『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』では歴史改変マシンによってショッカーに洗脳されたアギトがこの姿に変身。
同じく洗脳されたディケイド、響鬼と共に組織の裏切り者である3号を追撃するのだが、この際に胸から炎を放つという新技を地味に披露した。
光輝への目覚め
このフォームの時に太陽の光を受けると、表面の装甲が剥がれて最強形態たるシャイニングフォームへの進化を遂げる事ができる。
シャイニングフォーム
「誰も人の未来を奪うことは出来ない! 変身!」
スペック
身長:195cm
体重:95kg
パンチ力:15t
キック力:45t
ジャンプ力:75m
走力:100mを4秒
概要
作中における翔一アギトの最終形態。初登場は劇場版『仮面ライダーアギト PROJECT G4』。TV本編では37話『暗闇の戦士』。
バーニングフォームの状態で『光』を浴びると、腕と胸部の体表面が剥離してこの形態に切り替わる。最終回では直接シャイニングに変身した。
外見
マッシブだったバーニングフォームと比べ細身になり、グランドフォームのように均整の取れた出で立ち。
装甲は銀色で、胸のアーマーには特徴的な模様が刻まれている。頭部はバーニングフォームと共通であるものの、全体的な印象にかなりの違いがある。
シャイニングカリバー
2振りの刀に分離したツインモードを使用し、二刀流になる。刃『ドラグシャイニング』の白い刃は「光の力」を、赤い刃は「炎の力」を司る。
フォースアイからの力を受けることで、 まばゆい輝きや燃え盛る炎をまとった強力な斬撃が可能。送り込まれる 「光の力」や「炎の力」は秘石『フォースアイ』が受け止める。 三本の爪「ドラゴンズネイル」によって 保護されており、内部に蓄えた力を 超増幅・解放して刀身にまとわせる。
柄『カリバーグリップ』は 使用者の意志や特性に応じて武器を各形態へと変形させる。 周囲の光や熱といったエネルギーを取り込む。「光の力」や「炎の力」をフォースアイへと供給する。
性能
『クロスホーン』は常時6枚に展開しており、フルパワーを発揮できる。目『コンパウンドアイズ』は視力がグランドフォームの3.5倍に向上。35km先の人間の顔も識別できる。耳『エンハンスドイヤー』は35km四方のささやき声を聞き取れる。
『ワイズマン・モノリス』は黒色から黄色に変化。紋章のようなものが浮かびあがる。胸部を銀色の装甲『パワーシェルアーマー』が覆う。ワイズマン・モノリスから供給される力を受け止め、全身の強化筋肉へと均等に配分する。
拳『ハンマーシェルクラブ』によりパンチ力がグランドフォームの2倍以上に上昇。3枚の装甲板からできた防具『アームブロックシールド』は下腕部を守るほか、小型の盾としても使用可能。
戦闘能力
腕力はバーニングに劣るが脚力、スピードはアギトの形態の中で一番。暴走の危険もなくなりより効率的に力を使うことができる。
武器は〈シャイニングカリバー〉を二刀に分けたツインモードを使うが、やはり武器なしで戦うことも多い。
必殺技
シャイニングクラッシュ
二刀のシャイニングカリバーを振るい、敵を高速で切り裂く。破壊力55t。その際に刃が紫に輝く。地のエルを倒したが、その直後に強化態として再戦した際にはカリバーごと折られた。
シャイニングカリバーの持ち方は二種類あり、両手で順手持ちの場合が殆どだが、リザードロード戦では片方だけ逆手持ちにして振るっており、こちらでは最低限の動きで演舞するように敵を切り裂く。
シャイニングライダーキック
アギトの紋章を空中に出現させ、そこを潜る形で敵に跳び蹴りを放つ。紋章を2枚出現させる強化シャイニングライダーキックで地のエル強化態を倒した。
グランドフォームのライダーキック同様に地面に紋章を出現させる最終決戦仕様も存在し、闇の力に放った。
備考
最強フォームではあるが、ステータス的には、仮面ライダークウガのアメイジングマイティ(黒の金)と同等程度だったりするのをネタにされていたが、寧ろ最強フォームとしては平均値以上の設定スペックを持つ。
本編でもアギトは序盤と終盤では強さが大きく変化しているような描写がされているので余りスペックはあてにならない。
TVスペシャルや劇場版での印象に残る変身とは裏腹に本編での初変身はなんの脈絡もなく非常に地味だったのでたまにネタにされる。他の最強フォームと比べて登場回数は少なく本編では3回(37、43、51話)。劇場版、TVSPを含めれば5回(召喚した個体、客演などは除く)。
【本編以外での活躍】
劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL
前作からの友情出演という形で変身しないがゲストで登場。狙ってやってるのだろうが、レストランの店員であり、「ナマステ~!」と真司らに挨拶している。
劇場公開版だと1カットのみの登場だったが、実際はかなりの出番があったらしく、DC版では『アギト』からのゲストで1番出演シーンが追加されている。
「RXの世界」でディケイドコンプリートフォームによって召喚され、シャイニングクラッシュでクライシス帝国の怪魔ロボット・シュバリアンを倒した。アギト本編とは異なり、斬撃波を飛ばす技になっている。
劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
同作に登場する仮面ライダーアギトの変身者として登場。エンドロール前に変身を解いて、南光太郎やモモタロスと同じように士に激励の言葉を送った。しかしアギトの声は残念ながらスケジュールの都合で賀集利樹ではなく、別の声優が声を演じている。
魔宝石のアギト
『仮面ライダーウィザード』第52話ではクウガ、ブレイドと共に、ライダーリングを奪った少年に召喚され魔宝石の世界で怪人と戦った。しかし怪人軍団の猛攻により捕らえられてしまい、アマダムに拘束される。
ウィザードとディケイドによって解放されると次々襲いくる怪人を蹴散らしたが、巨大怪人戦では事前通告なしにディケイドのファイナルフォームライドでアギトトルネイダーに変えられた。
仮面ライダー大戦
映画『仮面ライダー大戦』ではまさかのトリニティフォームで登場し、仮面ライダースーパー1と激戦を繰り広げた。バダンシティ戦ではやはりディケイドにアギトトルネイダーにされていた。
仮面ライダー 平成ジェネレーションズFOREVER
「皆の居場所は、俺達が守る!」
アナザーアルティメットクウガ率いる怪人軍団との最終決戦にアギトが登場。津上翔一としての姿は見せていないものの、声は賀集利樹氏が担当していることから、恐らく翔一の変身したアギトであったと考えられる。
仮面ライダージオウ
EP31・EP32に登場。津上翔一として顔出し出演するのは上記の『オールライダー対大ショッカー』以来10年ぶり、さらに変身シーンを披露するのはアギト放送終了以来およそ17年ぶりとなる。
EP31『2001:めざめろ、そのアギト!』
レストラン「ΑGITΩ」は健在だが、翔一自身は事件が起きるまではフランスへ料理修行に出かけていた。その後、真魚の連絡からG3ユニットが謎の怪物に襲われたという事件のニュースを知り、日本に帰国する。
そしてアナザーアギトの気配を察知して現場に向かい、ツクヨミを襲っていたアナザーアギトの前に現れ、アギトに変身して戦闘を開始。
しかし、それはアナザーアギトを使ってアギトを誘き寄せる為にタイムジャッカーのスウォルツが仕掛けた罠であり、アギトの登場と共に増殖したアナザーアギトが次々と現れ始める。
EP32『2001:アンノウンなキオク』
ツクヨミを人質に取られ、ウールにアギトの力を奪われる。その後、アギトの姿で暴れるアナザーアギトの対処はソウゴ達に任せて、気落ちしていたツクヨミに料理を振舞い(ラタトゥイユと思われる)、自分もかつて記憶喪失だったことを話し、ツクヨミを勇気づけた。
G3のスーツを着て大量のアナザーアギトがいる戦場に駆けつける。ソウゴがアギトライドウォッチを取り戻した後、それを受け取った事で力を取り戻し再びアギトへと変身。
ジオウトリニティを見てトリニティフォームにフォームチェンジ。六身一体によるダブルライダーキックでアナザーアギトの本体を倒した。
事件解決後、最終的にアギトライドウォッチをソウゴに託しており、彼に「王様になってよ。王様って人、俺会った事ないからさ」と激励し、ツクヨミにも「俺も新しい料理作って待ってるよ」と告げてから、(恐らく)再びフランスへと旅立って行った。
ジオウにおける余談
『仮面ライダーアギト』は、劇中で「仮面ライダー」という単語が出てこない作品であったことを意識してか、仮面ライダー関連の話題の際には「ライダーの力っていうの」と語っているなど、翔一が「仮面ライダー」関連の単語に馴染みがないことを表す言い回しとなっている。
ゲーム作品
THE バイクレース
隠しキャラクターとして参戦。必殺技はクロスホーンを展開し追尾弾を放つというもの。バイク自体の最高速度が全てのこのゲームにおいては当たりさえすれば相手を強制的にスリップさせることが出来るのは優秀な部類の技と言える。相手が速すぎると追尾弾が追いつかないのが欠点。
PS2ソフト『仮面ライダー 正義の系譜』
アンノウンとの戦いから3ヶ月後。平穏な生活を送っていた翔一は再び悪の気配を感応。建設まもない原子力発電所に来ていたが、そこにいた者は過去のライダーが倒したはずのショッカー隊員だった。
地獄大使の指揮による世界征服の拠点とする「巨大基地開発計画」を阻止するために邪眼の甦らせた地獄大使のショッカー軍団に立ち向かう。
他の時代の仮面ライダーと関わったことで、自らを「仮面ライダーアギト」と名乗ることになる(ただし、仮面ライダーを「アギトの力を持つ者」と認識している)。
操作
変身前の津上翔一の姿と、変身後のアギトグランドフォームの姿で行動できる。必殺技使用時のみバーニングフォームとシャイニングフォームに変身する。また、本来はトリニティフォームの必殺技のライダーシュートをグランドフォームの姿で使用する。
ガンバライド
第3弾でグランドフォームがSRで参戦。第6弾でトリニティフォームがLRで参戦。しかし性能はSR並。第11弾でバーニングフォームがLRで参戦。コウゲキがトップクラスに高いのが特徴。その分ボウギョと体力は低め。01でシャイニングフォームがLRで参戦。コウゲキ特化のバーニングフォームと違い、こちらはバランス型。
ガンバライジング
2弾から参戦。表面はグランドフォームで、バースト面はLRではトリニティフォーム、LREXではバーニングフォーム。ナイスドライブ1弾でもLRで表面からバーニングフォームで再登場した。アビリティも毎ラウンドRP(ライジングパワー)が2ずつ加算されていく強力なものである。
バッチリカイガン3弾では最強フォーム・シャイニングフォームがLR枠で参戦。テクニカルタイプが2体以上いる時にコウゲキとひっさつの強化に加えテクニカルゲージを超アップさせる強力なアビリティを持つ。同弾のSRギルス(テクニカルタイプ)やG3-Xと組ませればチームボーナス『アギトの会!』とAP・テクニカルゲージ共に隙が無い強力なデッキが組める。
ビルド以降
ボトルマッチ1弾で表面バースト面共にグランドフォームのカードがLRで登場。ようやくグランドフォームのライダーキックが実装された。ライダータイム1弾でも表面バースト面共にグランドフォームのカードがLRで登場。今回はバースト必殺技としてライダーブレイクが実装。ライダータイム5弾の途中から声が賀集利樹氏の本人ボイスになっている。
バーストライズ02弾では表面バースト面共にトリニティフォームのカードがLRで登場。バースト必殺技にメモリアルタッグフィニッシュとして「六位一体の力 トリニティ」が収録。ジオウ第32話の再現で、ジオウトリニティとのダブルライダーキックを放つ(なお、同弾には同様の必殺技を持つジオウトリニティのカードも登場)。
クライマックスヒーローズ
1作目から参戦。グランドフォーム、トリニティフォーム、バーニングフォームが登場し、3作目『オーズ』でシャイニングフォームが追加された。5作目『超』で声が賀集利樹氏になった。
ライダージェネレーション
1作目から参戦。ライダーアビリティの「オルタチャージキック」の使い勝手が悪いのが難点。余談だが、『2』のディケイドはカメンライド(アギト)でオルタチャージキックと同じモーションのキックを溜め無しで撃てたりする。
仮面ライダー バトライド・ウォー
初代より使用可能。基本のグランド、ストーム、フレイムから攻撃を当て続けることでバーニングフォームに変身可能になり、超必殺技でシャイニングフォームとなる。
コンセプトはクウガに似るが、より豪快で力強い技を持つ。なおトリニティフォームはライダーグライド中の一瞬のみ。
声は賀集利樹が担当している。同じく料理人の天道総司と気が合うらしく、暗号の一部が「AGO」だと判明した時に「アゴ(トビウオを乾燥させたもの)」について語り合っている。
シティウォーズ
リリース時から登場。必殺技はライダーキック。技としてライダーパンチ、ライダーチョップが登場しているが汎用モーションのものである。その後、バーニングフォームが登場。必殺技はバーニングライダーパンチ。
更に、シャイニングフォームも登場。最初に実装された必殺技はシャイニングライダーキック。その後、イベントシナリオで音也と共に登場。音也のコンサートの準備をしていたところに、戦闘員やン・ダグバ・ゼバが襲撃。共闘した。このときに、新必殺技としてシャイニングクラッシュが登場した。
小説版
講談社キャラクター文庫の『小説 仮面ライダーアギト』では、なんと『高位のアンノウン』即ちエルロードという設定で登場。超能力者達が住む村、あかつき『村』で虐殺行為を働いていたが、駆けつけた旅する料理人である青年沢木哲也(後の津上翔一)と対峙。
圧倒的な力で彼を追い詰めるも、哲也に発現した「他者を光の球と化して自身に取り込む」という謎の力によって彼の体内に取り込まれる。しばらく抵抗したものの、哲也の記憶と引き換えに一時的に封印される結果となり、哲也は津上翔一という新たな自分とアンノウンであるアギトの姿に変身する能力を手に入れる事となる。
ヘッジホッグロードとの戦いで瀕死に陥り、翔一は記憶を取り戻すと同時に、体内のアギトも目覚めかけるが、真魚の力を借りて完全に封印し、アギトの能力を十全に使えるようになり、ヘッジホッグロードを炎の鉄拳で一撃で粉砕してのけた。
戦闘能力
作中、フォームチェンジをする事はなく、終始原作で言う所のグランドフォームで戦い続けているが、曲りなりにもエルロードクラスの存在故、並みのアンノウンでは全く歯が立たない程の戦闘力を誇る。
ギルス戦では押される事が多々あったが、僅かにアギトの意思が目覚めただけでもギルスを半死半生にまで追い込む程の戦闘力を発揮した。
ヘッジホッグロードを倒す時に拳に炎を纏わせる、というバーニングフォームのような力を発現しているが体色が変化する描写はない。最終的に発現した能力から推察するに、本作ではアギト=火のエルと思われ、最終的に翔一は神の使徒と同等以上の存在になったといえる。
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以上です。これで紹介を終えます。