【ヤンデレは料理が得意】仮面ライダーディエンド / 海東大樹【俳優は借りパク男 動画あり】

2021年12月24日金曜日

2号ライダー 仮面ライダーディケイド 仮面ライダー解説

t f B! P L
 今回解説する仮面ライダーはディエンドです。

「言っておくけど僕は、君よりもずっと前から通りすがりの仮面ライダーだ!覚えておきたまえ!」
目次
  • 海東大樹
    • 概要
    • 性格
    • 泥棒
    • 身体能力
    • 過去
    • 善性
    • 彼が狙った「お宝」リスト
    • 関連人物
  • 仮面ライダーディエンド
    • スペック
    • 変身
    • 概要
    • 性能
    • 装備
      • ディエンドライバー
      • ディエンドベルト
      • ライダーカードホルダー
      • マシンディエンダー
    • ライダーカード
      • 《カメンライド》
      • 《アタックライド》
      • 《ファイナルフォームライド》
      • 《ファイナルアタックライド》
    • 必殺技
  • コンプリートフォーム
    • 概要
    • デザイン
    • 装備
    • 必殺技 
  • ネオディエンドライバーVer.
    • スペック
    • 概要
    • 新能力
    • 装備
  • 【客演作品】
    • 『劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦』
    • 『超・電王トリロジー EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレ〜ツ』
    • 『スーパーヒーロー大戦』
    • 『仮面ライダージオウ』
      • 初登場
      • 再登場
      • 世界の危機
  • ゲーム作品
    • ガンバライド
    • ガンバライジング
    • クライマックスヒーローズ
    • グレイトバトルフルブラスト
    • ライダージェネレーション
    • バトライド・ウォーシリーズ
  • その他
  • 玩具
  • 中の人

海東大樹
 『仮面ライダーディケイド』の登場人物。ディケイドオリジナルの2号ライダー(2人目レギュラーライダーは小野寺ユウスケのクウガ)。仮面ライダーディエンドの変身者。演じたのは戸谷公人。

 概要

 門矢士と同じく様々な平行世界を巡っている通りすがりの仮面ライダー本人の言によれば士より以前から世界を巡っていたらしい。
 目的は各世界の貴重品(お宝)を狙って盗むこと。各世界(シンケンジャー含む)についての知識が豊富。何故か初めて訪れる世界の事情にも詳しい。

 性格
 士とは別の意味で尊大。「~したまえ」など常に上から目線で話し、『電王の世界』ではモモタロスから「しゃべり方がムカつく」とはっきり言われた。
 人外の存在に対してはかなり辛辣。尾上タクミや芦河ショウイチ、モモタロスといった人ならざるリ・イマジネーションライダーには冷淡。
 家族や友人といった目に見えない関係性には価値を見出していない。この価値観の違いから度々士たちと衝突。時には敵、時には味方として後半の各世界の状況をかき乱すトリックスターとしての役割を担った。

 泥棒
 名前がカイトウ(怪盗)だったり、本格登場のサブタイトルが『ファイズ学園の怪盗』だったり、何かと怪盗扱いされる。
 だが、別に何かトリックを使うわけでもなく、隙を突いて掠め取ったり強引に奪ったりで、どちらかと言えば強盗やスリっぽい。ちなみにキャラソンだとスナイパーやハンターとして形容される。
 ファイズのベルトやデンライナー、アマゾンのギギの腕輪、果てはシンケンジャーの折神など、物品的に貴重なお宝を好む傾向が強い。 

 お宝
 各世界の「お宝」に対して並外れた執着を持つ。目をつけたお宝を手に入れるためなら人道や法・社会正義に外れた行為も、仲間・友人に対する裏切りも厭わない。
 「アギトの世界」で、お宝と見初めた『G4チップ』欲しさに、G3-X装着員役を先に志願していたユウスケから強引に掻っ攫い、目的を果たすと警察の備品であるG3-Xを戦場に脱ぎ捨て放棄してディエンドに変身し、更に召喚したライダーに、芦河ショウイチのせいで変身を強制解除された生身の士を撃たせようとした。

 身体能力
 一般人が早々に脱落し、クウガであるユウスケすらヘロヘロになっていたG3-Xの装着員テストメニューを軽々とこなしていた。
 大ショッカー戦闘員に囲まれた時にも、変身せずに生身で応戦し続けられるだけの腕っ節や身のこなしを持ち合わせている。

 過去
 自身の世界(『ディエンドの世界』)にいた頃は世界を支配する「14」の部下(形としては公務員のようなもの)の『エリア管理委員会』として働く生真面目な青年だった。
 14の下で平和な社会秩序を築くことを目指し、犯罪者の取り締まりや更生プログラムの作成など、理想に燃えていた。秩序を乱す者を捕らえ更生へと導く仕事に誇りを感じていた。

 旅の始まり
 しかしある時、兄である海東純一が反乱分子として捕えられたうえ、自分が作った更生プログラムは機能しておらず14による洗脳が行われていたことを知る。
 海東大樹は兄を救う力を得るため、14の下を出奔。なんらかの方法で独り世界を巡る存在となり、別の世界へと移動。大ショッカーから盗み出した「ディエンドライバー」で仮面ライダーディエンドとなる。過去の士や鳴滝との面識もこの道中で出来たものだった模様。 

 ナマコ
 実は当の本人がナマコ嫌い。ファイナルステージにてジェネラルシャドウのお宝を盗むもよりにもよってそれがナマコであり、ポケットの中でグショグショに溶けてしまい、それ以降ナマコがトラウマになってしまったことが判明した。ナマコを出会うと恐ろしさのあまりディエンドライバーを乱射する程に取り乱す始末であったが、ナマコ仲間のおかげで克服した。

 善性
 心の底の純粋な部分は消えきっていない。『人の思い』や『思い出』というものも大事なお宝であると認識している。情に厚い一面も持ち合わせている。
 窮地に陥った士一行をなんだかんだ助けたり、『響鬼の世界』で交流した「少年くん」ことアスムに決意を促す真摯な言葉を掛けるなどしている。

 ヒーローらしい行動
 劇場版MOVIE大戦2010』で一度士が消滅した際には復活に奔走。劇場版『超・電王トリロジー』における主役エピソード「お宝DEエンド・パイレーツ」では、泥棒ライダーである海東を捕まえようとした時間警察の黒崎レイジ宛てに出されていた、一度駄目になってしまったはずの『レイジの母親からの手紙』をきちんと回収してレイジに見せてやった。

 その他描写
 あまり目立たないが実は料理が得意。ディケイド本編やジオウ客演時に披露した。鬼ヶ島の戦艦』ではオニ一族と戦う電王達の前になんの説明もなくオーロラカーテンで現れ、「こうすればもっと面白い」として変身し、3人のライダーを召喚して場をかき乱した挙げ句自分はすぐに帰っていくなど、読めない行動も多い。

 彼が狙った「お宝」リスト

ディエンドライバー
 海東が大ショッカーから盗んだお宝。

ファイズギア、オーガギア
 「ファイズの世界」のお宝。当初は尾上タクミが所持していたファイズギアを狙っていた。後に崩れたスマートブレインハイスクールの瓦礫の中から他のライダーズギアを発見。その中から帝王のベルトであるオーガギアを回収した。

G4チップ
 「アギトの世界」のお宝。八代淘子がG3-Xを更に強化する為に開発した物。芦河ショウイチのロッカーに隠されていたのを回収しようとしたが、淘子の銃撃で破壊された。

デンライナー
 「電王の世界」のお宝。電王のファイナルフォームライドを使い、ソードフォームから変形させたデンオウデンライナーを手に入れようとした。
 しかし、電王のファイナルフォームライドがデンオウモモタロスに書き換わった事で失敗に終わった。超電王トリロジーでは本物のデンライナーのハイジャックに成功。

クロックアップシステム、伝説のスパイス
 「カブトの世界」のお宝。一番速いカブトのクロックアップシステムを奪おうとしたが、カブトのクロックアップに対応しきれず失敗に終わった。
 その後、そんな海東の為に士から「ヴァスコ・ダ・ガマが命がけで探し求め、金と同じ値段で取引されたと伝えられている伝説のスパイス」を渡され、去り際に「…イエスッ」と言いながら小さくガッツポーズをしている。

音撃道の秘伝の巻き物
 「響鬼の世界」のお宝。ザンキ流、イブキ流、ヒビキ流の3つの流派が所持しており、巻き物の暗号を解く事で音撃道の真の宝に辿り着けると言い伝えられている。
 劇中で巻き物を3つ全て入手した海東がその暗号を解き、真の宝の正体が「3つの流派が1つになった真の音撃道」である事が明かされた。

ケータッチ(ディケイド版)
 「ネガの世界」のお宝。当初はネガの世界の光夏海によって隠されており、紅音也率いるダークライダー達が取り戻したところを強奪しようとしたが、戦いの中で士の手に渡りコンプリートフォームが誕生する事となった。

烏賊折神
 「シンケンジャーの世界」のお宝。劇中で梅盛源太/シンケンゴールドから盗み出すも、源太から追われている最中に海東自身も突然現れたチノマナコにディエンドライバーを奪われるアクシデントに見舞われてしまう。
 士達にチノマナコが倒された後、残ったディエンドライバーを海東より先に拾い上げた源太が取引を持ちかけた事で、最終的に諦めて互いに交換する形で返却する事となった。

パーフェクター
 「RXの世界」のお宝。正確には大ショッカー大幹部のアポロガイストが身に着けている延命装置。劇中ではそのパーフェクターを巡って士と対立。
 パーフェクター争奪戦は結果として海東の勝利に終わったが、死亡した夏海を蘇生させる為に士に譲渡された。
 パーフェクター自体はその後も士が所持していたが、アマゾンの世界でアポロガイストと対峙した際に彼の目の前で破壊している。

ディケイドライバー
 「RXの世界」で士一行がアポロガイストの攻撃で落としたのを拾い上げた。海東は「最高のお宝」と称していたが、その後すぐに士に返却した。
 なお、「ファイズの世界」ではライドブッカーも入手しているが、こちらは「あまり大したお宝ではない」と称されている。

ギギの腕輪、ガガの腕輪
 「アマゾンの世界」のお宝。アマゾンが身に着けているギギの腕輪と十面鬼ユム・キミルが身に着けているガガの腕輪を狙っていた。
 十面鬼から奪ったガガの腕輪はディケイドの「アタックライド ガガの腕輪」で彼に奪われ、そのまま「ファイナルアタックライド アマゾン」の力でアマゾンの手に渡った。
 劇場版『オールライダー対大ショッカー』では序盤でギギの腕輪を奪っていた為、劇中のアマゾンはギギの腕輪を付けていない状態で戦っていた。なお、大ショッカー壊滅後に海東が自らアマゾンに返却し、その際にアマゾンから「ディエンド、トモダチ」と友達認定されている。

黒崎家の家宝の拳銃
 『超電王トリロジー EPISODE YELLOW』で求めていたお宝。過去に黒崎家の屋敷から盗み出したものの、ある事情から拳銃に傷が付いてしまっており、その一件から黒崎レイジは海東の事を強く恨んでいた。
 デンライナーをハイジャックした海東は再び過去に渡り、この拳銃を今度こそ綺麗な状態で入手しようとしていたが、実はその行動の裏には、拳銃に傷が付いた一件で駄目になってしまった『レイジへの母親からの手紙』を回収してレイジに見せるという目的も存在していた。
 ちなみに拳銃自体は、過去と現在の2人の海東が対面した際に、過去の海東が現在の海東から密かに奪い取る形で入手している。

ケータッチ(ディエンド版)
 『超電王トリロジー EPISODE YELLOW』で手に入れたお宝。母親からの手紙を見せられた事で誤解が解けたレイジより手渡され、ディエンド版コンプリートフォームの誕生に繋がった。

 関連人物

 士が記憶を失う以前の過去を知っているらしい。度々そのことを仄めかしていたが結局直接語ることは無かった。 妙に士を意識している。時折ただならぬ発言を残す。
 「僕を見ていてくれないか?」とライバル意識のような事をほのめかして邪魔したりしていた。最後の『ライダー大戦の世界』では、アスムの言葉を聞いて仲間意識剥き出しになり、「士に手出しする奴は僕が倒す!」と完全にデレた。

 当初は一応敬語を使われていたが、劇中での人の心を無視した横暴(盗み)に敵認定されたのか、『シンケンジャーの世界』辺りから「お前」呼ばわりのタメ口になった。大樹も大樹でユウスケへの対応が面倒なのか不意打ちで気絶させたりと扱いはぞんざい。

 あまり積極的に関わろうとはしていないが、夏の劇場版では見かねて彼女を救出するなど一応気を回してはいる。ちなみにこのとき士の「夏みかん」に倣ってか彼女のことを「夏メロン」と呼んでいる。

鳴滝
 以前から面識があり敵対関係ではないようだが、劇中では目的がカチ合って邪魔をすることも多い。一度大樹に協力を依頼して新しいカードを渡したが、結局持ち逃げされた。

海東純一仮面ライダーグレイブ
 実兄。大樹自身彼を慕っていたが、自身の気付かぬうちに彼を犠牲にしてしまう。ところがそれは策略であり、後に激突する。

 中の人
 長い間公表されていなかったが、大樹を演じる戸谷公人氏は『北斗の拳』のジャギ役等で有名な声優、戸谷公次氏の実子。現在は実父と同じ青二プロダクションに所属。声優としても活動されている。

『仮面ライダージオウ』の海東大樹
「この世界のお宝を独り占めにはさせないよ。

 概要

 「仮面ライダージオウ」EP29・30から登場(厳密にはEP28のラストシーンで顔見せ)。ネオディケイドライバーを手にした士=ディケイドと同様、その手にはディケイド本編時とは少し異なるシアン色のディエンドライバーが握られている。これまでと違い、髪は金髪。

 目的
 狙いはやはり「お宝」。公式からは「ソウゴ達が持つライドウォッチをターゲットとしている」とアナウンスされていた。その他にも多数のお宝を狙い、実際に獲得したものもある。具体例は下記参照。

ライドウォッチ
 EP29で(白ウォズの依頼で)狙っていたお宝。奪い返された際に「その程度のお宝は返してあげるよ」と発言しており、彼自身はライドウォッチに対する執着はさほどなかった。本来白ウォズに依頼されたはずのミライドウォッチは一切盗んでいなかった。
 その後、黒ウォズとゲイツの策略でゲイツウォッチも奪い返されるが、その時点で既にジオウⅡウォッチとゲイツリバイブウォッチは白ウォズの手に渡った。

白ウォズの未来ノート
 EP30で手に入れたお宝。EP29の時点で目を付けていたらしく、EP30終盤で白ウォズがタイムパラドックスで消滅した後に回収していた。
 最初に盗んだライドウォッチはあっさりと返却していたことから、彼の本当の狙いは最初からこちらであった可能性が高い。Vシネマ『ゲイツ、マジェスティ』でも所持しており、ある目的の為に使用される事となる。

アナザージオウⅡウォッチ
 EP42で狙ったお宝。加古川飛流から奪うことには成功したものの取り返され、後にEP43でアナザージオウⅡが倒された後に回収していった。
 過去改変とアナザーライダーの召喚・使役といった、魅力的な能力(特に前者)を秘めたお宝であったため、ウォッチが砕け散ってしまったことにはショックを受けていた。

グランドジオウライドウォッチ
 EP42で狙ったお宝。スウォルツから与えられた時間停止能力を使い、グランドジオウに変身しようとしていたジオウⅡから奪った。その後、スウォルツの命令で他の二人のタイムジャッカーに近づいた時に二人に渡している。EP43で受け取っていたオーラからソウゴの手元に戻った。

の命 / 世界の滅びを士と一緒に楽しむ
 前者はEP47でアナザージオウⅡと化して暴走した際に狙ったお宝。海東曰く「最後のお宝」らしい。後者はもはや物品でも何でもない。こちらは曰く「最高のお宝」。

ゲイツライドウォッチ
 Vシネマ『ゲイツ、マジェスティ』で再び狙ったお宝。劇中で一度入手に成功するが、この時はゲイツの戦う覚悟が定まっていなかった為、すぐに海東の手元から消えてしまっている。

 ブレイドとの関係
 彼がジオウに初登場したEP29・30は『仮面ライダー剣』関連のエピソードであった。彼とブレイドは下記のようにこれまでも何かと関わりがある。
  • 海東大樹がディケイド本編で初登場したのがブレイドの世界(ただしこの時は生身のみ登場)
  • 自身の出身世界であるディエンドの世界仮面ライダー剣劇場版の世界のリ・イマジネーションワールド
  • チノマナコディエンド変身態がカメンライドしたライダーがブレイド
  • チノマナコディエンド変身態を倒したのは烈火大斬刀とブレイドブレードの合体技
 備考
 門矢士役の井上正大氏が司会進行を務める「銀岩塩チャンネル」の2019年3月30日公開の回では、海東大樹役の戸谷公人氏が番組の司会進行を乗っ取る形(※台本通り)で登場。『ジオウ』にディエンド役として出演した件について「10年間ひたすら士を追っかけている」という設定で演じていたと明かした。
 以前は士を助けることが多かったが、再登場の前半では完全に敵対。EP43放送後に戸谷氏は自身のTwitterにて「士と海東の旅はまだまだ続く」「士を救えるのは僕しかいない」など意味深なつぶやきをしていたが、その後のEP47以降はいつもの共闘関係になっていった。

KAMEN RIDE DIEND!

「僕の行き先は、僕だけが決める」

 スペック

身長:194cm
体重:88kg
パンチ力:6t
キック力:8t
ジャンプ力:ひと跳び30m
走力:100mを5秒

 概要
 カラーはシアン。腹部から下はディケイドとほぼ共通のデザイン。頭部やボディアーマーはディケイド以上にバーコードが強調されたデザイン。
 立てて並べたカードを横から覗いたようにも見える。顔面を正面から見ると蝶のようにも見える。PS2の側面に見える。モチーフはアオスジアゲハ。

 変身
 ディエンドライバーの読み取り装置〈ライドリーダー〉にライダーカードを装填。銃身下部のカード装填機構〈フォアエンド〉を前方にスライドさせる。
 そしてトリガーを引き発砲することでエネルギーが二次元(平面)から三次元(立体)に解放される。召喚や能力の行使も同様。 

 性能

頭部
 複眼『ディメンションヴィジョン』は一般人の8倍の視細胞を150万個持つ。視野25度40km先の動く物体を識別可能。ナイトヴィジョン機能を搭載。物体から放出される赤外線を可視光線に偏光して暗闇でも見通し、並行世界の事前の狭間に要る物体さえも捕らえる。
 耳『ディメンションスカウト』は超低周波不可聴音である14Hzでさえも聞き分けて10km四方の音を探知可能。『ブームボイス』はディエンドの雄叫びを高周波の弾丸として放ち、物体を灼熱化して10mの岩石でさえも粉砕可能。
 ディエンドの通行手形『ライドプレート』によりあらゆる並行世界を自在に行き来して縦横無尽の活躍を見せる。『シグナルポインター』はディエンドライバーで読み取った、ライダーカードから得たエネルギーで他の仮面ライダーに信号を放射して使役することが出来る。

胴体
 伸縮自在でアクティビティーな行動を可能にする『ディバインスーツ』で全身を覆う。宇宙空間のような絶対零度-273.15℃や超高温下6000℃のマグマの中でも耐え忍ぶ。また電子や陽子から成る高エネルギーの荷電粒子や、紫外線・X線などの電磁波からも体を守る。
 各部装甲は未知の鉱石『ディバインオレ』製。胸部装甲『ディバインマッスル』が胸部の心臓や肺、腹部の内臓を保護。ショックアブソーバーとしてあらゆる衝撃を緩衝可能。本人に決定的なダメージを与えることがない。

腕部
 肩部装甲『ディバインアーマー』は50tの衝撃にもびくともしない。軽石の如く軽量。指『ビートナックル』によりパンチやチョップなどの打撃力を増している。手足に付いたそれぞれのバンド『テスラバンド』からマイクロ波を飛ばし、共振を利用することによって浮遊する能力を得る。

下半身
 ディヴァインスーツを骨格筋とすると強化外骨格『ボディグループ』が胸や肩、手足に走り本人をあらゆる衝撃から守る。打撃攻撃などにも有効。『フットストンパー』に足先が被われており、キックの打撃力を増している。

 戦闘能力
 スペックではディエンドに勝る。戦闘スタイルはディエンドライバーによる遠距離射撃と高速移動によるヒット&アウェイが基軸になっている。
 クロックアップほどではないが、若干の高速戦闘が可能。デフォルトで世界を巡る能力を持つ。ほぼあらゆる仮面ライダーを召喚して手下にできるが、フォームチェンジや最強フォームは使用出来ない。

 装備

ディエンドライバー
CV:マーク・大喜多

 2連銃型変身アイテム。「次元転換解放機」というカテゴリーに属する。 ディケイドライバーとライドブッカー・ガンモードを掛け合わせたような機能を持つ。
 夏の劇場版にて大ショッカーから盗んだお宝であると語られている。作中では戸谷氏が練習を重ねた結果、クルクル回しながら取り出すことが多い。変身前から武器として使う。

機能
 本体の〈ディメンションバレル〉にはディケイドライバーと同じく、動力源として創造を担う秘石〈トリックスター〉が内蔵され、使用者であるディエンド自身の動力源にもなる。
 召喚の際に連続で数枚のカードを挿入する事で、一度に複数のライダーを召喚することも可能(劇中では最大3体)。

性能
 2連式の銃口『ブッカーマズル』から50口径のエネルギー弾丸を発射。クラインの壷に通じているためエネルギー源は無尽蔵。
 半自動式だが引き金を引き続ければ速射も出来る。最大有効射程は300M。セラミックプレートと炭素繊維で出来たレベルIVのボディアーマーさえも貫通可能。
 照準器『ライドマーカー』は銃撃時に標的にマーキングをしてエネルギー光弾の誘導路を引く。マーキングされた相手がどのように逃げようとも銃口より発射された光弾が追っていって標的を仕留めることが出来る。

ディエンドベルト
 ディエンドが装着しているベルト。全身のシステムを制御する。時空間移動システムを内蔵している。外見はディケイドライバーと共通しており、左右には同じく神秘の印〈シックスエレメント〉が埋め込まれている。
 相違点としては、バックル部分がディエンドのエンブレムが描かれたパーツに置き換わっている、カード装填機能が無いことなど。ハンドル操作機能は残っており、後述のコンプリートフォーム変身時には左右に引かれた状態でケータッチを装着している。

ライダーカードホルダー
 ディエンドベルトの左腰にある小型のホルダー。ライドブッカーと同じく内部はクラインの壷に通じる無限ホルダーになっており、意思に応じて任意のライダーカードを引き出すことができる。

マシンディエンダー
 設定上存在するディエンド専用のスーパーマシン。『超スピンオフ』に登場したかと思いきや色調補正で青くなったマシンディケイダーだった。しかしマシンを青くしてもディエンドの色が緑になってしまっている。
 ディケイドが色がおかしいと指摘すると、色など関係なく自分の物だ。そうでなくても盗むと言い張り、乗り逃げした。『レッツゴー仮面ライダー』にてオールライダーブレイク時にマシンディエンダーが登場した。 

ライダーカード

《カメンライド》
 変身、召喚に使用するカード。カード自体はディケイドの物と同規格だが、自分以外のライダーを召喚するために使用。29話でパワーアップカードなるディエンド専用のカードが登場している。召喚したライダーもフォームチェンジは出来ず必殺技、特殊能力はディエンドが発動させなければ使えない。
 基本的に平成ライダーを呼ぶが、『BLACKの世界』や劇場版、限定ムービーでは昭和ライダーを召喚した。設定上は召喚されたライダーに自我はないはずだが、電王/モモタロスやイクサ/名護さん等は性格がまんまだった。またBLACKを召喚した際には何故か変身前の姿で召喚された。

《カイジンライド》
 シンケンジャーの世界外道衆のアヤカシ・チノマナコが海東から強奪したディエンドライバーで変身した『チノマナコ・ディエンド変身態』が使用する特殊なカード。
 怪人であるチノマナコが変身した影響か、カメンライドの亜種ともいえるカードとして使えるようになっており、このカイジンライドカードで仮面ライダー世界の怪人を召喚・使役している。

《アタックライド》

 特殊能力を使うカード。

―〈ディエンドブラスト〉
 ディエンドライバーの銃口を一時的に分身させ、一度に発射できる弾丸の量を増やして連射を浴びせる。エネルギー弾を分裂させ大量の弾を浴びせるパターンもある。火力が強化される。ディケイドのものとの違いとして、弾道を自在に操作できるホーミング機能も付いている。

―〈インビジブル

 姿が消え、攻撃が当たらなくなる。逃げる時によく使用される超便利な無敵カード。

―〈イリュージョン〉
 実体および攻撃力のある自分の幻像を生み出し、一時的に6人に分身する。シティウォーズでは3人に分身して放つ、同名のライダーキックを放つ。ゲームオリジナルとはいえ、ディエンド唯一のキック必殺技。
 ディケイドはデフォルトで持っているがディエンドは持っていなかったが、第29話『アマゾンの世界』にて鳴滝の持っていたパワーアップカードにより使用可能になった。

―〈クロスアタック〉
 召喚した2人のライダーの必殺技を同時に使用する。第12話のアギトの世界で使用された。一度しか使われなかった。

―〈バリア〉

 夏の劇場版で使用。銃口からバリアを作り身を守る。BLACKのライダーパンチを防いだ。

―〈ゲキジョウバン〉

 『超・電王トリロジー EPISODE YELLOW』で使用。コンプリートフォームのヒストリーオーナメントのライダーを一度にすべて呼び出し、総攻撃を行う。超バトルDVDのアタックライド〈てれびくん〉並の鬼畜カード。

《ファイナルフォームライド》
「痛みは一瞬だ」

 仮面ライダーを武器やアイテムに変形させるカード。ディエンドライバーで対象のライダーを撃つと開始される。
 劇場版「オールライダー対大ショッカー」ではこれをディケイドに使用してジャンボディケイドライバーにFFRさせ、先だって巨大化していた仮面ライダーJにそれを装着させて巨大ディケイドに変身させた。

《ファイナルアタックライド》
 必殺技用カード。ディエンドの場合は自分と、ファイナルフォームライドしたライダーにのみ使用する。特にブレイドなどは扱いやすいのか多用されている。

 必殺技

ディメンションシュート
 青緑色の光のカードたちがディエンドライバーの銃口から渦を巻くように伸びて敵をロックオントリガーを引くことで強力なエネルギー光線を放つ。貫通力が凄まじく、作中では直線上の敵を一気に葬り去っている。
 発動の際に召喚していたライダー達はカードに戻りエネルギーの一部になる。初期は召喚ライダーが渦に巻き込まれて苦しみ悲鳴を上げていた。ディケイドTV版の最終話ではディケイドコンプリートフォームと二人で同時に放ち、スーパーアポロガイストを撃破した。

ディエンドブラスト
 『クライマックスヒーローズ』1作目のオリジナル技。4発のホーミング機能のある青い光弾を撃ち相手を惑わせ、最後にもう一発光弾を放ち爆発を引き起こす。『ガンバライド』でも使用されている。

G4 RYUGA ORGA GRAVE KABUKI CAUCASUS ARC SKULL FINAL KAMENRIDE DIEND!
 スペック

身長:201cm
体重:107kg
パンチ力:14t
キック力:16t
ジャンプ力:一跳び60m
走力:100mを3.5秒

 概要
 『超・電王トリロジー EPISODE YELLOW』にて青いケータッチを使い変身したディエンドの最強形態。召喚ライダーが全員既に死人のため、ファンからは「リアル遺影フォーム」と呼称されている。

 変身
 ディエンドベルトに、「G4」「リュウガ」「オーガ」「グレイブ」「歌舞鬼」「コーカサス」「アーク」、「スカル」のライダーズクレストを順にタッチしたディエンド専用の青いケータッチをつけて変身する。
 いずれも平成ライダーシリーズの劇場版作品で登場したライダーたち。カードを装填するディケイドライバーと異なり、ディエンドベルトに装着されていたエンブレムはケータッチでの変身の際に消滅する模様。

 デザイン
 ディケイドと同様に頭部の〈ディエンドクラウン〉にコンプリートディエンドのカードが飾られている。身体の〈ヒストリーオーナメント〉に飾られているカードは、G4・リュウガ・オーガ・グレイブ・歌舞鬼・コーカサス・アーク・スカルの8枚。
 劇場版が無いクウガとスーツが現存しないガオウ、その他の電王系ライダー以外の歴代平成ライダー劇場版作品に登場した悪役(スカル除く)ライダーとなっている。

 性能
 ライダー世界の王者の冠『ディケイドクラウン』はディエンドの真の姿であるコンプリートフォームの力を解放していることを示すライダーカードを額に抱いている
 全身を『ディバインスーツSt.(セイント)』で包む。邪な者がその姿を眼にすれば身も心も焼き尽くされるであろう王者の用いる闕腋(けってき)の袍(ほう)であり帛(はく)の装束。
 胸部の『ヒストリーオーナメント』は劇場版に登場のライダー全てを呼び出して必殺の力や技を存分に使いこなすことが出来る印。経帷子とも呼べるもの。

 戦闘能力
 劇中では直接の格闘戦は行っておらず、出番は2分弱と短め。「アタックライド:ゲキジョウバン」を使用することで、8人のライダーを同時召喚し、ディエンドに合わせて一斉に必殺技による全力攻撃を行う事ができる。
 対となるディケイドは、ライダーの最強フォームを一体召喚、もしくは各ライダーと共闘していた場合それぞれを最強フォームに変身させられる事を考えると、非常に対照的と言える。

 発動した能力
召喚したライダー発動した能力備考
G4ギガント
仮面ライダーリュウガドラゴンライダーキック何故かドラグブラッカーも突撃する。
仮面ライダーオーガオーガストランザー伸びた刃で圧殺するのではなく、黄金の衝撃波を放つ。
仮面ライダーグレイブグラビティスラッシュ黄金の衝撃波を放つ。
仮面ライダー歌舞鬼音撃打 業火絢爛映像作品初使用。翡翠色の音撃鼓型エネルギー波を放つ。
仮面ライダーコーカサスハイパーライダーキック映像作品初使用となる跳び蹴りバージョン。
仮面ライダーアークライダーキック(正式名称不明)ライダーキックが発動。映像作品初使用。
仮面ライダースカルライダーキック骸骨型エネルギー弾をシュートするのではなく、仮面ライダージョーカーの物に酷似したキックを放つ。唯一の平成2期ライダー。ちゃんと立木文彦氏による『スカル、マキシマムドライブ!』の音声も発動した。


 召喚ライダーとの関係性
 本編で海東は劇場版ライダーに多く絡んでいる人物で、こうした縁からコンプリートフォームで召喚するライダーが劇場版関連となっているのかもしれない。各劇場版ライダーとの絡みは以下の通り。

  • 仮面ライダーG4アギトの世界で狙っていたお宝がG4チップ
  • 仮面ライダーリュウガキバアローで撃破。
  • 仮面ライダーオーガファイズの世界で帝王のベルトを入手する。
  • 仮面ライダーグレイブ実兄
  • 仮面ライダー歌舞鬼:ファイズの世界で召喚
  • 仮面ライダーコーカサス:『鬼ヶ島の戦艦』で召喚。
  • 仮面ライダーアーク:直接的な絡みはコンプリートフォームで召喚されるまでなし。
  • 仮面ライダースカル:直接的な絡みは無いが、一応同じ映画に出演した事はある。

 装備

ケータッチ
 強化変身用アイテム。時間警察が管理していたが、和解した黒崎レイジから託された。イブが変身したG電王を止めるために使う。
 ディケイドのケータッチと同型で、カラーリングはマゼンタの箇所がシアンになっている。変身時はディケイドと同じくバックル部分に装着される。

 必殺技

強化ディメンションシュート
 ファイナルアタックライド:ディエンドで発動。ディメンションシュートの強化版。エネルギーが金色に変化している。劇中ではアタックライド〈ゲキジョウバン〉でライダー達を召喚した後に発動。G電王をフルボッコにした。

ディメンションバスター
 ガンバライドオリジナル技。コンプリートフォームで使用する必殺技。三発に分裂する光球を上空に打ち上げ、各光弾がディケイドのディメンションブラストのようにカードを通って相手に誘導し、着弾と同時にレーザー状となり相手を攻撃する。

ネオディエンドライバーVer.
「通りすがりの仮面ライダー、彼を追いかける者…とだけ言っておこうかな」

KAMEN RIDE DIEND

「このお宝は、僕が頂いた」

 スペック

身長:194cm
体重:88kg
パンチ力:24.5t
キック力:36.4t
ジャンプ力:ひと跳び48.2m
走力:100mを3.1秒

 概要
 『仮面ライダージオウ』第29話にて水色シアン色になってアップデートされた「ネオディエンドライバー」を引っ提げて登場した。通称"「ネオディエンド」"。
 ネオディケイドとは違いベルトも含めたディエンドそのものの容姿は変わらず。なぜこの形態になったのか・W以降のシリーズのカードの入手経路など一切不明。

 戦闘能力
 パワーに関するスペックは4倍以上に強化。ジャンプ力以外はコンプリートフォームよりも上。遠距離射撃と高速移動によるヒット&アウェイが基軸になっている点は同じ。
 アタックライドは進化しており、(音声的には変わっていないが)全て名称が「ネオ○○」を付けたものに変化している。海東自身の戦闘経験と実力も相まって戦闘能力は非常に高い。黒ウォズが変身した仮面ライダーウォズと互角以上に戦い、ウォズと仮面ライダーゲイツとの2対1になっても戦い抜いた。

 新能力
 平成1期のライダーに加えて平成2期のライダーも召喚可能になった。《アタックライド》のカードは〈ネオ〉の文字が付いたものに変わっている。
 カードは平成1期は「MASKED RIDER」、平成2期は「KAMEN RIDER」と記載されている。ディケイドと同様にドライバーをアップデートした影響なのかスペックが大幅に跳ね上がっている。なお、ライダーの召喚はかつてと違い、2号ライダーのみとなっている。

 召喚ライダーの強化
 連携力が上昇。ウォズフューチャーリングシノビを、アクセルバースとの連携プレイで追い詰めた。召喚したライダー個人の戦闘能力も上昇。
 以前はクロスアタック無しでは単に武器を使用して戦っているだけだったが、ネオディエンドライバーで召喚したアクセルはバイクモードへの変形、バースはバースバスターのチャージショット、ブレイブはガシャコンソードの炎剣モードでの攻撃など、ライダー固有の能力を使用している。

 活躍

初登場
 29話ではウォズフューチャーリングキカイの強烈な一撃によっていくつかのライドウォッチを奪い返される。ナイト・バロンを召喚した後、自らは「アタックライド インビジブル」で撤退した。
 再戦時はフューチャーリングシノビの機動力に対して、持ち前の高速移動能力で互角に渡り合う。召喚したバースアクセルとのコンビネーションで圧倒。
 しかし、身代わりに気づかずディメンションシュートを放った隙に、ゲイツライドウォッチを取り返される。ゲイツとウォズの同時必殺技でアクセルとバースを撃破された。その後やや苦戦するが、ディエンドブラストで2人を怯ませて撤退した。

新能力とディケイドの歴史
 42話では加古川飛流の城に侵入。出現したアナザーゴーストアナザーエグゼイドに対し、スペクターブレイブを召喚しこれを撃破。アナザージオウⅡウォッチを入手し逃走しようとしたが、部屋を出た先にいたスウォルツに時間を止められ、アナザージオウⅡウォッチを取り返される。
 43話ではディケイドと戦闘。序盤は互角に渡り合うも、最終的には圧倒される。必殺技でトドメを刺されかけるも、スウォルツにより授かった時間停止の力で動きを封じ、スウォルツがディケイドの力を得る手助けをした。

最終章
 48話では時間停止能力でアナザーディケイドの時間を止め、ディケイドを救出。ディケイド本編でも使われた「ディケイド」のBGMをバックに共闘してアナザーディケイドに挑む。しかし、互角に戦ったあと、最終的には逃げられた。
 最終話ではゲイツ、ウォズ、ディケイドと共に怪人軍団と戦闘。だが、最終的にはツクヨミの放った時間停止能力により動きを封じられた挙句、アナザーディケイドの放った攻撃により何処かへ吹き飛ばされてた。

外伝作品
 Vシネマ『ゲイツ、マジェスティ』では並行世界の白ウォズが変身したフューチャーリングシノビに翻弄されて、ブランクウォッチに力を奪われた。
 RIDER TIME ディケイドVSジオウ』ではFinal Chapterに登場。時空の狭間にクウガキバーラと共に突如として現れ、オーマジオウと戦うディケイドとジオウに加勢する。しかし、オーマジオウの圧倒的な力には及ばず敗北してしまった。

 装備

ネオディエンドライバー
 外見は旧型と同じ形状だが、全体のカラーリングがシアンを基調としたものに大きく変更されている。
 本体は黒いバレルからシアン色の〈ネオディメンションバレル〉に、カード装填機構は銀色のフォアエンドからシアン色の〈ディヴァインフォアエンド〉になっている。
 また、フォアエンドとグリップはディバインオレによる超微粒子コーティングを施したことで耐久性が大幅に向上している。

玩具
 ディエンドがTVに登場した翌日の2019年3月25日にプレミアムバンダイで予約が開始された仕様はDX基準であり、先述の外見的変化を再現。CSM版と同様のカードの個別認識機能も搭載。
 1次受注分(2019年9月発送)はネオディケイドライバー同様即日完売となり、翌日から2次受注分(2019年10月発送)が予約開始されている。

ライダーカード
 計45枚が付属。ディエンドとその最終フォームのカメンライドカード2枚とファイナルアタックライドカード1枚、アギトジオウに登場した2号ライダーのカメンライドカードが18枚、クウガ~ビルドまでの最終フォームのカメンライドカード19枚、ネオが加わったアタックライドカード5枚。
 カードはDX仕様ではなくCSMと同じ劇中通りの英語表記仕様でPAT素材。アギトからディケイドまでの平成一期の2号ライダーのカメンライドカードはMASKED RIDER表記だが、Wからジオウまでの平成二期の2号ライダーはKAMEN RIDER表記になっている。

他商品との連動
 DXネオディケイドライバー付属のカードにも完全対応しており、これを合わせれば歴代平成主役ライダーの召喚が可能。逆に、DXネオディケイドライバー側も最終フォームのカメンライドカードが読み込み可能だが、新規2号ライダーのカードはあちらに対応していない。
 過去のカードについては、ガンバライドカードは挿入はできるもののサブライダーはバーコードの設定が一部異なるため、カードと異なる変な音声が出る場合がある。

CSMとの連動
 CSMディエンドライバー付属のカードはほぼ対応。DXネオ付属のものも合わせれば多くのサブライダー召喚を楽しめる。ただし、チノマナコディエンド関連のごく一部のカードはエラーになる。
 アタックライド《ゲキジョウバン》も専用ボイスではなく「ディエンド」となる。CSMディケイドライバー付属のカードもは昭和ライダーを含むカメンライドにほぼ対応。しかしフォームライド系を中心に対応していないカードがいくつかある。

 使用カード

KAMENRIDE
 仮面ライダーディエンドのカードを使うと、ディエンドに変身できる。召喚用のカードもあり、全ての2号ライダーを召喚できる。
 仮面ライダーナイトアクセルバースバロンスペクターブレイブを召喚した。呼び出したライダーは全員ジオウ本編、もしくは関連作品においてレジェンドキャストが客演したライダーという共通点がある。

ATTACKRIDE
 「DIEND NEO BLAST」「NEO INVISIBLE」「NEO CROSSATTACK」「NEO BARRIER」「NEO ILLUSION」を持つ(後半三枚は劇中未使用)。"NEO"はイラストのディエンドが持つドライバーの変化によるもので、発音はされない。
 音声はCSMディエンドライバー準拠。NEO BLASTは単純な銃撃強化だけでなく弾に物を引っ掛けてブーメランのように自分の手元に引き寄せることも出来るようになっている。

FINAL ATTACKRIDE DIEND
 ディメンションシュートを放つ。ライダーの総数が増えたためか、ディエンドとは異なり召喚したライダーをエネルギーとして巻き込まずに発射することが可能になっている。

客演作品

 『劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦』
 オニ一族と戦う電王達の前になんの説明もなくオーロラカーテンで現れ、「こうすればもっと面白い」として変身。
 3人のライダーを召喚して場をかき乱した挙げ句自分はすぐに帰っていった。なおこのライダーたちはウラタロスたちが乗り移って戦った。

 『超・電王トリロジー EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレ〜ツ』
 トリロジー最終作の主人公として登場。『ディケイド』本編後らしく、モモタロスとも面識があり光写真館を拠点にしている。
 かつて自分のミスで失われてしまったとある「お宝」を取り戻すべく、スパイダーイマジンを自分に憑依させるなど奔走。
 そして過去の因縁を持つ黒崎レイジ/仮面ライダーG電王と対峙する。前述の通りコンプリートフォームも登場。

 『スーパーヒーロー大戦』
 主人公格兼ラスボスとして登場。 宇宙最高のお宝を狙う傍ら士の豹変についても探っていた。相変わらずのマイペースぶりと上から目線な態度だが、泉比奈の窮地を救ったり、同じく友・マーベラスの変貌に悩むジョー・ギブケンの事を慮る等、根はいい奴な面も相変わらず。
 終盤、全てが士とマーベラスの作戦であったことを知らされるが、決戦の場で敵のビッグマシンを奪い士たちを攻撃し始める。ついでにザンギャックの残りも片付けた。しかし、何故かゴーバスターズ&フォーゼの新作ヒーローチームと戦うこととなり敗北。ラストではボロボロの状態になっており、士の言葉も振り払いどこかへ去って行った。

備考
 何故か回り回ってラスボスポジションになってしまった今作だが、これは作中で思い悩むジョーや比奈たちの姿を横で見ていたことで、士とマーベラスの行動に納得がいかずキレてやってしまったことだったらしい。士を許せず殴りかかるのは納得できるが、戦隊とライダーの頂点に立つとか言い出すので擁護はできない。

 『仮面ライダージオウ

初登場
 第28話ラストで顔見せの後、第29話で登場。白ウォズの依頼によってクジゴジ堂に侵入。ソウゴとゲイツに料理を振る舞いつつライドウォッチをごっそり盗み出して逃走。
 その後ライダーウォズと交戦。ライドウォッチをほとんど回収されてしまうがインビジブルで逃走。その後ジオウライドウォッチIIとゲイツリバイブライドウォッチを白ウォズに手渡した。
 肝心のミライドウォッチを盗んでこなかった事を糾弾する白ウォズに対し、「君が必要な物があるなら、君自身で調達したまえ」と一蹴した。その後、白ウォズがノートに「黒ウォズ、仮面ライダーディエンドと再び戦った」と書き込んだ事で再び黒ウォズと対峙。召喚したライダーが倒されると逃走した。
 その後、白ウォズの消滅後に彼の持っていた不思議なノートをお宝として回収。 さらに「祝電」と称してオーロラカーテンを開き、オーマジオウからのメッセージをソウゴに伝えて去った。

再登場
 第42話で再登場。加古川飛流の所持するアナザージオウⅡウォッチを奪おうと近づくが、スウォルツに阻まれる。だが、グランドジオウウォッチを奪う代わりにスウォルツから時間停止能力を与えられる。そして、ジオウからグランドジオウライドウォッチを持ち去った。
 ところが傲慢さを剥き出しにするスウォルツに反感を抱く。第43話では用済みとして処分されそうになっていたウールとオーラを助け、ウールを通じてソウゴにウォッチを返す。
 それから暫くしてアナザーライダー達と戦っていた士の前に現れて交戦。苦戦するも時間停止能力で逆転。スウォルツがディケイドの力を奪う手助けをする。戦いのあと、加古川からウォッチを奪って去った。

世界の危機
 第47話では、別の時間軸の2058年でオーロラから登場。ツクヨミを庇って殺された士をアナザージオウⅡウォッチで助ける。代償としてアナザージオウⅡになってしまうが、ソウゴと力を取り戻した士によって変身解除された。
 その後、アナザーディケイドと戦闘中のディケイドに加勢。時間停止によってアナザーディケイドの動きを逆に止め返し、ディケイドの危機を救うと彼と共闘してアナザーディケイドと戦う。最終的にスウォルツの野望が防がれ、オーマジオウとなったソウゴによって歴史が作り直される様子を士と共に見届けた。

 Vシネマ『ゲイツ、マジェスティ
 ソウゴやゲイツ達が通う高校の転校生として登場。目的は白ウォズに奪われたディエンドの力を取り戻す事であり、裏で黒ウォズと計画を立てて行動していた。別世界から連れて来た草加雅人仮面ライダーカイザをカッシーンと戦わせてゲイツを救出するなどした。
 白ウォズからは「カッシーンを操っている黒幕は海東であり、ソウゴが魔王となる運命に導く事で世界を思うままに変えようとしている」と偽の情報が語られてた。

終盤
 アナザーディエンドとの決戦では、未来ノートの力でソウゴとツクヨミのライダーの力を復活させ、ゲイツには2号ライダー達のライダーカードを渡す事でゲイツマジェスティライドウォッチの完成に貢献。
 アナザーディエンドがゲイツマジェスティに敗北した後は無事にディエンドの力を取り戻した。その後、ゲイツからは「自分の目的の為に俺達を利用した」と一発殴られる羽目になったが、海東はゲイツを気に入ったようで「またいつか会おう」と告げて去って行った。

ゲーム作品

 ガンバライド
 第3弾のエクストラステージでテレビ本編に先駆け登場。第4弾でカード化され、SRで収録。第7弾で「ディメンションシュート」が収録され再度SRで収録。S3弾でCP、S4弾でSR、S6弾でCRで収録された。
 コンプリートフォームは第11弾でSRで登場。001弾でもSRで収録。劇中技は収録されずガンバライドオリジナル技のみだが、ディエンドコンプリートフォームの登場する数少ない作品のひとつである。

 ガンバライジン
 2弾から参戦。Nで参戦で固有必殺技もない。アビリティは強力で自分の能力が少し下がる代わりにチーム全てのテクニカルゲージが常に上昇。チームのサポーターとして優秀な1枚で大会でも度々使用されていた。ナイスドライブ弾になりテクニカルゲージの仕様が大きく変わり少し弱体化。
 ガシャットヘンシン1弾でRで収録。ライダータイム3弾にて、かつてと同じようにテクニカルゲージを大幅に上げるアビリティを引っさげLRで帰ってきた。必殺技も表面はランダムでサブライダーを呼び出す「カメンライド」、裏面では劇中の必殺技である「ディメンションシュート」と、多くのファンを喜ばせた。
 ライダータイム5弾ではネオディエンドライバーのディエンドが登場。必殺技は表面が「ディメンションシュート」、裏面が「カメンライド」。カメンライドはアクセルとバースを召喚して攻撃する劇中の再現になっている。

 グレイトバトルフルブラスト
 NPCとして登場。協力したり敵対したりと、原作通りのトリックスターである。ボスキャラクターとして戦うシーンもある。限定版同梱のバトルドッジボール3ではディケイド、クウガ、ライオトルーパー(外野)と「ディメンションライダーズ」を組んでいる。

 バトライド・ウォーシリーズ
 無印、「Ⅱ」ではNPC、ボス、アシスト専用キャラ。「創生」よりプレイアブルキャラクターとして参戦。ディエンドライバーによる射撃、敵の接近を防ぐ「バリア」、二種類の「インビジブル」による回避など、ヒット&アウェイ戦法を得意とするキャラ。
 バイクは無く攻撃判定を持つ高速移動を行う。「カメンライド」によりライダーを召喚し攻撃させることができるが、「ディメンションシュート」を使用すると出現させていたライダーもカードの渦に取り込まれるといった描写が再現されている。

 シティウォーズ
 イベント「怪盗現るシティ防衛戦線」と同時に実装。このゲームでは銃ライダーが扱いづらい傾向があり、必殺技の「ディメンションシュート」も残念な判定だったが、後にキック必殺技の「イリュージョン」が追加された。

 その他
 『クライマックスヒーローズ』には1作目から参戦。ゲームバランスの調整が甘かった初期はバランスブレイカーレベルの強キャラだった。
 『ライダージェネレーション』では「2」から登場。ライダーアビリティ/ライダーパワーは他のライダーを召喚する「カメンライド」。

玩具
 放送当時発売されていた『DXディエンドライバー』はデキが悪い事で有名。 バーコード読み込み機能が搭載されておらす、音声パターンも非常に乏しい。マトモに変身すらできない。
 音声ギミック発動だけなら図書カードなどの金券や相応のサイズに切った紙でも対応できる。ディエンドメモリの方がよっぽど音声収録しているレベル。外見やギミックはしっかりしている。
 その後ディケイドライバーに続き、『COMPLETE SELECTION MODIFICATION』版ディエンドライバーがプレミアムバンダイで発売。新規音声が多数収録され、別物レベルになって帰ってくる。

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 以上です。これで紹介を終えます。

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