【最強のニート!】仮面ライダーカブト / 天道総司【ひよりとおばあちゃん BGM・動画あり】

2021年10月29日金曜日

1号ライダー 仮面ライダーカブト 仮面ライダー解説

t f B! P L
 今回解説する仮面ライダーはカブトです。

「俺は天道総司……天の道を行き、総てを司る男だ」

【BGM・閲覧のお供に是非】
目次
  • 天道総司
    • 概要
    • 性格
    • 料理
    • 格闘能力
    • 語学力
    • 対人能力
    • 運の悪さ
    • 多彩な能力
    • 秘密主義
    • 過去
    • 天道語録
    • 人物関係
      • 加賀美新
      • 天道樹花
      • ひより
    • 備考
    • 中の人
  • 仮面ライダーカブト
    • マスクドライダーシステム
    • 装備
      • カブトゼクター
      • ライダーベルト
      • カブトクナイガン
      • ゼクトマイザー
      • カブトエクステンダー
    • 備考
  • 各形態一覧
    • マスクドフォーム
      • スペック
      • 概要
      • 不遇
      • 必殺技
    • ライダーフォーム
      • スペック
      • 概要
      • 戦闘能力
      • 必殺技
    • ハイパーフォーム
      • スペック
      • 概要
      • 初登場
      • ハイパークロックアップ
      • 時間移動
      • 装備
      • 必殺技
  • 劇中の活躍
  • 本編後の活躍
    • 『仮面ライダーディケイド』
    • オールライダー対大ショッカー
    • MOVIE大戦2010
    • 魔宝石のカブト
    • 仮面ライダージオウ
  • ゲーム作品のカブト
    • PS2「仮面ライダーカブト」
    • ガンバライド
    • ガンバライジング
    • バトライド・ウォーシリーズ
    • クライマックスヒーローズ
    • ライダージェネレーション
【撃破シーン】
天道総司
 『仮面ライダーカブト』の主人公。仮面ライダーカブトの変身者。10月19日生まれの21歳。一人称は「俺」。演じたのは水嶋ヒロ

 概要

 冷静沈着な男で、広い豪邸に義理の妹・樹花と2人で暮らしている。定職に就かないニートだが、金に不自由している様子はない。
 だが本編中で屋台を引いたり、たまに就職していることもある。天道の名字は彼を引き取った“おばあちゃん”の姓であり、本名は日下部総司。日下部ひよりの兄。
 多彩な能力に反して運絡みにはやや弱い。第12話にてBistro la Salleのスクラッチクジに挑んだ際には悉く外しまくっている。

 性格
 非常に偉そうな俺様系青年。破天荒で型破り。常に上から目線。自分が世界で一番偉いと本気で言ってのけ、度々天を指し示すポーズをとる。初対面の相手からは呆れられたり反発されることも多い。
 自分が尊敬する相手で無ければ、地位や年齢に関わらず敬語は使わない。じいやなど尊敬すべきと判断した人物には敬意を表す。例外として、教会の神父に扮した際は丁寧語を使用した。実は人一倍情に厚く、困っている人を見過ごせない優しさを持つ。

 料理
 プロ級の腕前を持つ。しかしその才能を金稼ぎには使わず、普段は家で妹のために腕を振るっている。洋食店「ビストロサル」の西宮弓子から不在のあいだ厨房を任されることもあった。だがひよりや、かつて高名な料理人だったじいやには敵わない。
 じいやの著作『料理の心得』が料理のバイブル。彼を「人類の宝」と評して大いに敬意を払い、自身を「弟子のようなもの」と称した。
 一時期自分より格上の相手に敗北して大スランプに陥るが、最終的には味噌汁だけで天に召されてしまうような腕を獲得。「伝説の白包丁」も手に入れるが使わなかった。

 格闘能力
 自らを“選ばれし者”と信じ、戦う日が来るまで準備を続けてきた。第1話で早速「来たる時の為に」として、格闘技等のトレーニングをしている姿が描かれた。そのため生身の戦闘能力も高く、ワームと戦えるほど。主にカウンターを主体とした接近戦が得意。
 中盤、天道寺総司郎という偽名でZECTに入団した際は、超実力主義の組織であるが故、まもなく天道本人をリーダーとする部隊が結成された。

 対人能力
 傲岸不遜だが必要に応じて相手の機嫌を取ったりと対人能力も高い。老人や子供には基本的に優しい。
 ZECTのチーム「シャドウ」の隊長となった天道を失脚させようと、影山瞬が天道からの指示と偽って風間大介を襲撃し、風間から「部下の不始末は上司の責任」と責められた際には、素直に謝罪するという器の大きさもある。
 語学力も堪能。劇中ではイタリア語(第29話)、フランス語(最終話)を披露している。また、イタリア語訛りの日本語で「まずい」と言ったこともあった(第29話)。

 多彩な能力
 総てにおいて非常に優れている。だが生まれついての才能のみに頼っているわけではなく、人知れず努力を重ね、己を磨き上げた結果である。
 ライダーとしての戦闘力は当然のこと、プロ顔負けの料理の腕を始め、一人でチーム相手にサッカーをしたり、医者を逆に診察したり、物事の裏まで読んでいたりなど。

 秘密主義
 何事もそつなくこなせる完璧超人であり、独力で物事を解決しようとする傾向が強い。しかし自分で解決できないことには脆い。
 確証もなく安易に憶測を述べないなど、度を越した秘密主義を貫くことから誤解を招き、孤立することもあった。

 過去

出生
 3歳の頃、父:総一、第2子を身籠っていた母:さとみがネイティブに殺害・擬態される。ネイティブは母親が身籠っていた子供もコピーしていた。
 身よりのなかった彼は祖母に引き取られ“天道”姓となる。その後、祖母の家に樹花が誕生。東京タワーに近い一軒家で彼女と共同生活を営むようになった。並行して天道は両親に擬態したネイティブに強い憎しみを抱く。

7年前
 両親に擬態したネイティブがひよりと共に歩いている光景に遭遇。直後、渋谷隕石の災厄に巻き込まれるも、復讐を果たそうとする。だがひよりの「殺さないで」の声を聞き思い留まる。
 両親は天道にベルトを渡すと、ひよりと共に瓦礫に飲まれる。両親は死滅。天道はひよりを救出すると、ネイティブでも本物の妹として大切に思い行動するようになった。以降、来るべき戦いの日まで実に7年間も鍛錬を続けていた。

 天道語録
 「おばあちゃんは言っていた…」で始まる天道の名言。物事の本質を突いた発言が多い。“右手をかざし、人差し指で天を指す”ポーズをとる。作中で度々登場し、その内容からおばあちゃんの凄さが伺える。
 天道が敬愛する祖母は劇中未登場ながらご健在。子供の教育に良いと保護者から好評だったらしい。放送終了から約3年経って、あるセリフが深イイ話に取り上げられた事も。

 人物関係

加賀美新 / 仮面ライダーガタック
 「面白い奴だ」と興味を持ちながら、加賀美からの親愛はバッサリ切り捨てる。だが本当にピンチになると、しっかり助けに来る。精神面で彼に助けられることもあり、自身の生い立ちや人類の存亡に関わる重大な事実を彼だけに明かした。
 加賀美が真意に自力で気付けた時には「今度うちに遊びに来い。とびきりうまいものを食わせてやる」とデレた。その他にもクビがかかった加賀美に手柄を譲ったり、利用された事に落ち込む加賀美に発破をかけた。

描写
 加賀美の弟に擬態したワームを倒す際は、加賀美が決断するまで無抵抗に攻撃を受け続けた。矢車ザビー戦では加賀美の救助を優先して必殺技をモロに喰らうなど身体も張る。
 序盤のイメージから加賀美の方が常識人というイメージを持たれがちだが、むしろ天道の方が度々彼に非常識な行動を窘めたりやツッコミを入れることの方が多く、「(非常識さでは)お前には負ける」と呆れている(第29話)。

終盤
 ネイティブらの陰謀で指名手配されて衝突。だが真実を知って和解した加賀美と共にネイティブの野望を打ち砕いた。
 最終回では自らの言葉で「同じ道を行くのは、ただの仲間に過ぎない。別々の道を共に立って行けるのは友達だ」と完全に依存などではなく真の友達だと認めた。

 彼の義理の妹。重度のシスコンであり、妹のことを何よりも大事に思い、優先する。樹花に危機が迫ると冷静さを失う事もある。実の兄妹ではない。樹花に彼氏ができたと思い込んだ時はものすごい勢いで情けない声色になった。

日下部ひより
 ネイティブだが妹。シスコンぶりはひよりにも当てはまり、ひよりを大事に想うあまりに暴走するきらいがある。
 結果、ワーム(ネイティブ)を倒せるライダーシステムを独占しようとするなど極端な行動に出る事もあった。劇場版ではより顕著で、ひよりの命が僅かと知った際には天道らしくない荒々しい戦闘スタイルでキュレックスワームを倒している。

 小説版の描写
 パラレル後日談『祭りのあと』でもパリに旅立った。妹の樹花もアメリカに留学した為、かつての天道家だった場所には老婆が住んでいた。
 加賀美にエアメールを託した(文面から察するにこの人が天道の祖母のようであり、口調は『ディケイド』版と比べて非常に穏やかである)。

 備考
 仮面ライダー剣の剣崎一真同様、劇中でもファンからも「天道」と名字で呼ばれることが専らであり、名前の方で呼ばれることは少ない。ファンの間で「ソウジ」と言った場合はリ・イマジネーションライダーのソウジを指す場合がほとんど。

 中の人
 多忙故に演者の水嶋ヒロ氏の再演はほぼない。しかし自身のインスタグラムではしばしば話題にあげており、オファーさえあれば再演したいと思い続けているようである。
 私生活の関係上フットワークの軽い芸能活動が難しいだけで、本人は出演できないが、水嶋氏は積極的にカブトにまつわる話題をファンに提供している。
  • 愛娘が祖母の入れ知恵で仮面ライダーカブト=パパ(水嶋ヒロ)と刷り込まれ、カブトを指差して「パパ」と呼ぶようになったことを記事にする
  • 娘が天道よろしく天に人差し指を掲げるポーズをしたので、その瞬間を撮影して話題にする
  • 娘を抱えながら遠くを指差すなど天道を彷彿とさせるポーズを取る。
  • 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVERに出演しなかったことに質問が集まると「黒歴史にしているわけではないし、(カブトは)自分を育ててくれた大事な作品。だけどオファーそのものがないから検討しようがない」とコメントを出す
 演者同士の交流
 加賀美新役の佐藤祐基氏曰く、今でも二人の間等で連絡をしばしば取り合っているという。佐藤祐基氏を含め、当人達はまたやりたいという思い自体は持っていることを明かしている。
 水嶋氏は佐藤祐基氏の名前をネットで検索していたようで、その候補に理由は不明だが何故か「逮捕」が表示された(実際にそういった事実はない)ため「お前はハラハラする」と不安がって連絡してくるなど、リアル天道な一面を垣間見せたとのこと。
 2019年末、開設した料理系統のYouTubeチャンネルで、遂にゲストとして佐藤氏を呼び鯖味噌を振る舞う動画を上げて反響を呼んだ。

仮面ライダーカブト

 概要

 最初に起動したライダーシステム。カブトゼクターをライダーベルトに装着すると、特殊な金属で形成された装甲が全身を覆い、マスクドフォームに変身。その後ライダーフォームに二段変身を遂げる。
 “光を支配せし太陽の神”の二つ名を持つ。各部の装甲は超金属・ヒヒイロカネ製。当初から資格者は、開発者である日下部総一の息子である日下部総司、のちの天道総司に決まっていた。

 マスクドライダーシステム
 本作における仮面ライダーの名称。秘密組織ZECTの開発・運営するシステム及び、それを装着できる有資格者の総称となる。ライダーシステムの資格者は、ゼクトの作り出した、人工知能を持つ虫型の専用機器ゼクターを使いシステムを装着=変身する。
 主役のカブトと、それに匹敵する位置づけのガタックやホッパータイプのライダーベルト型の変身アイテムにこのゼクターをセットする事で変身を行う。

 赤い靴
 カブトに組み込まれている暴走システム。ワーム撲滅後、ネイティブが人類に敵対すると考えた日下部とZECTのトップである加賀美陸が秘密裏に組み込んだもの。
 赤い靴が起動すると、カブトは周囲にいるワームおよびネイティブを区別することなく、殲滅するまで戦い続けるようになる。赤い靴の発動中は変身者は無意識の中で攻撃行動を行い、解除後も暴走中の記憶は覚えていない。

 装備

カブトゼクター
 赤いカブトムシ型ゼクター。ジョウントと呼ばれる空間を寸断する移動方法により、瞬間移動のような動きも見せ、主の元へ直接現れる。
 ライダーベルトに装着することで装着者を変身させる。加賀美が使用許可を貰って召喚するものの、天道を資格者に選んだ。

性能
 角『ゼクターホーン』は突進で厚さ150mmの鉄板をも貫く。ボディ全体を回転させながら進むことで、地中潜行も可能。軸『フライトアクシス』で羽を開く。体側部からイオンエンジンを噴射して最高飛行速度時速950kmで飛ぶ。
 ヒヒイロノカネ製のカバー『セブンダイヤルカバー』が心臓部であるセブンダイヤルや内部の機構を守る。脚部『スラスタースリット』から超エネルギー・タキオン粒子を噴射してジョウント移動する。

描写
 天道の他にも資格者が居たが、変身する前にワームに殺されている。料理にうるさい天道が認めるほどの手際で麺を切ることも出来る。
 その他天道に事件を知らせたり、お手伝いに参加したり、愛嬌のある行動が見受けられる。特別編では人語を話している。

ライダーベルト
 ガタックと共通の変身ベルト(一部色が違う)。天道は渋谷隕石の折り、自分の両親に擬態したワーム(ネイティブ)からベルトを受け取ったため、部外者にも関わらずライダーシステム始動以前から持っていた。
 劇場版ではハイパークロックアップで過去に戻った天道が、子供の頃の自分に託している。クロックアップ発動はタッチ式のボタンで行われる。

カブトクナイガン
 カブトの主武装銃、斧、短剣の三形態が使用できる。アックスモードとガンモードはカブト マスクドフォーム、クナイモードはカブト ライダーフォームが主に使用する。

ガンモード
 遠距離から攻撃する銃形態。赤外線を発射して対象を補足可能。高性能小型サイクロトロン粒子加速器『スナッピングバレル』が荷電粒子を加速。発生したエネルギーはバヨネットアックス、クナイカッターに伝送されて必殺技となる。
 イオンのビームを収束して『ガンマズル』から高エネルギーのイオンビームを敵に発射する。ミドル、ショート、ワイドレンジに切り替え可能。マズルブレーキ機能で発射の反動は0。

性能
 地表の放射熱による偏光もしないレーザーの直進性を活かした3点レーザーポインター『ダットサイト』は3km先の標的や夜間でも敵を捕捉。グリップ『グリップアダプト』は仮面ライダーの掌、ライダーパームにジャストフィットする。
 レバー『セレクター』でセミオート、フルオートを切り替える。セミオートではトリガーを1度引くごとに光弾を1発発射され、フルオートではトリガーを引き続けることで光線銃として使用できる。

アックスモード
 幅広の刃で重い一撃を放つ斧形態。一度だけライダーフォームも使った。
 迫って来たアラクネワームに対して即座にアックスモードに持ち替えて倒した。斧刃『バヨネットアックス』はエネルギー電子を刃先に伝送することで超高温となり、触れるものすべてを断裂する

クナイモード
 短剣形態。『フレームストッパー』を押してロック解除して、鞘となっている持ち手から引き抜いて移行する。スピードを重視した戦いを組み立てられる。逆手に持って構え、流れるような動きで敵に対処する。
 イオンビームの刃『クナイカッター』は10m圏内の敵を切り刻む。『エナジーチャンバー』ジョウントされて送られてくる膨大な電子エネルギーの集積炉。ヒヒイロノカネ製の鍔『ハンドガード』がスナッピングパレルを握る手を守る。

ゼクトマイザー
 ZECTが仮面ライダーたちの新たな装備として開発した携帯武器。クロックアップで超高速移動中の敵も追尾可能。コンパクトかつ実用性が高い。
 性能に反して使用回数が極少ない超空気武装DX玩具は発売されている他食玩でも立体化されている等地味に高待遇。

性能
 グリップ『タッププレート』を押すと、4つあるマイザーボマーの発射口『マイザーロード』が『マイザーアクシス』を起点に左右に展開。同時にマイザーボマーが発射され、広範囲の敵に対処が可能。
 マイザーボマーは周囲15m範囲内の標的を吹き飛ばすほどの威力を持つ。ジョウントと呼ばれる次元を寸断した移動手段により次々と補充され、弾切れを気にせず無制限に撃てる。

カブトエクステンダー
 ワーム秘密組織「ZECT」に開発されたカブト専用のバイク。当初のカブト適任者に渡されるはずだったが、加賀美が持ってるときにカブトゼクターと同じく天道に取られた。天道総司は戦闘時以外も乗っていた。動力源はガソリン。
 最高速度はライダーのバイクの中では『ちょっと速い』くらいの速度だが、クロックアップ可能なのでそれを含めると恐らく歴代最速。

マスクドモード 

スペック

全長:2030mm
全高:1170mm
全幅:700mm
最高時速:410km/h

概要
 カブトのマスクドフォームに相当する形態。コンソールを操作するとキャストオフする(カブトが同時にキャストオフすることも)。
 緊急時には搭載されているマイクロ波放電式イオンエンジンが作動。プラズマを生成して、イオン加速による高速走行が可能となる。

性能
 アンテナ『エクスウイング』がカブトの意思を受信。無人自動走行の他、ヴォーテックス(縮流)現象を防ぎ、安定走行が可能。ヒヒイロノカネ製の『エクスカウル』がエンジン部分を保護。走行時の空気抵抗を減らす。
 『インストルメントパネル』にスピードメーター、デュアルトリップ/オドメーター、REVインジケーター、水温計、燃料計とデジタルのタコメーターが備わる。

発光装置
 高輝度のマルチリフレクター、軽量ゴルドレンズを組み合わせたラインビームタイプのヘッドライトを2個装備。暗闇でも250m先を照らし出す。
 『テールビュー』に可変排気バルブで排圧を適切な状態にコントロールするガルヴォルン製サイレンサーつきの2本のテールパイプ、高輝度LEDを使ったテールウインカーとテールランプを装備。ソーラーセールという帆を打ち出すブレーキシステムも搭載。

走行性能
 『チューブレスタイヤ』にはカブトを覆う黒い部分「サインスーツ」と同じ素材が帯状に巻いてあり、グリップ力に優れる。耐パンク性も高く滅多にバーストしない。
 スペクトラ繊維で編みこまれた表皮の中に衝撃吸収ゲル素材を内蔵したシングルシート『ソロシート』。は悪路やクロックアップ時の高速走行時でもカブトを固定する。

エクスモード
スペック

全長:3090mm
全高:1170mm
全幅:700mm
最高時速:900km/h

キャストオフ
 マスクドモードからキャストオフした状態。マスクドモード時はタンクに収納されている『コントロールパネル』はカブトの意思が伝わるとタンクからせりあがって展開する。
 これを操作してキャストオフさせるとエクスモードに変わる。電気信号を送り、ファンデルワールス力によりフロントカウルがパージ。分子結合している前輪が左右に分割。また巨大な錨槍型のブレード・エクスアンカーが露出する。

性能

 ヒヒイロノカネ製の突進棒『エクスアンカー』は厚さ10mの鉄の壁も貫く。地面に叩きつけて地割れを起こしたり、先端を射出して敵を串刺しにする。
 『光子ビームライト』が遠距離まで照らして夜間や暗所での高速移動をサポート。波長を変えれば高エネルギーのパルスビームとなり、前方の障害物を粉砕する。
 『マイクロ波放電式イオンエンジン』がプラズマを生成。イオン加速により超高速走行を実現する。壁面に吸い付き走行できるほか、飛行して移動。劇場版では宇宙から地球へ大気圏突入。突入時の高熱や着地時の衝撃にも耐える。

エクステンダーキック
 エクスアンカー』をカタパルトのように利用し、勢いをつけた飛び回し蹴りのフォームで炸裂させるライダーキック。ジャンプの瞬間にエクスアンカーの先端を伸ばすことで加速をつけ、キックの破壊力を強化する。

 備考
 ライダー最強議論の際は必ず名前が挙がるほど強さに定評がある。スペック上の数字は、シリーズの平均をやや下回る程度。
 だが〈クロックアップ〉や強化フォームで使用可能になる〈ハイパークロックアップ〉など、カブト系ライダー特有のチート能力がそれを補って余りあるものと考えられている。加えて、変身する天道総司がかなり強いため、カブトに“最強”の印象を持たせている。

各形態一覧

 マスクドフォーム

HEN-SHIN

「俺が望みさえすれば運命は絶えず俺に味方する」

スペック

身長:190cm
体重:132kg
パンチ力:8t
キック力:10t
ジャンプ力:ひとっ跳び20m
走力:100m8.9秒

概要
 ヒヒイロカネ製の銀の装甲を装着している変身直後の形態。防御力と攻撃力に優れるがスピードは低い。蛹モチーフ。
 第1話では頭脳プレイで、この形態のままクロックアップ中の成虫ワームを撃破。しかしクロックアップが出来ないため終盤では早々に脱ぎ捨てられてしまう事が多かった。

戦闘スタイル
 高い防御力を活かしながら戦う。相手の飛び道具をマスクドアーマーで弾き返して無効化し、カブトクナイガン ガンモードでの遠距離攻撃を仕掛ける。相手の攻撃をものともせずに超接近し、カブトクナイガン アックスモードで重い一撃を加える。

キャストオフ
 カブトゼクターの角『ゼクターホーン』を操作し、カブトゼクターのカバーをオープンさせて発動。マスクドアーマーがパージされ、顎部のローテートを軸にカブトムシの角のような形状のカブトホーンが持ち上がって固定。
 ライダーフォームへとフォームチェンジする。パージされたマスクドアーマーの破片は初速2000m/秒の速度で四方へと飛び散り、サナギワーム程度は破片の直撃で粉砕できる。しキャストオフは多数の敵に包囲された際の打開策としても有効。

プットオン
 ライダーフォーム時にゼクターホーンを操作し、カブトゼクターのカバーを閉じることで「プットオン」が発動。上半身にマスクドアーマーが形成され、マスクドフォームになる。
 マスクドアーマーは一部のみの形成も可能。左腕のみをマスクドアーマーで覆わせ、サソード ライダーフォームが振り下ろしたサソードヤイバーの刃をガードしたこともある。

性能

頭部
 複眼『コンパウンドアイ』は上下左右に130度もの広範囲の視野を持つ。2km離れた目標物も瞬時に識別。隠れた対象物や暗闇でもX線や中性子線、赤外線による透視で隠れた対象物や暗闇にいる敵を察知可能。
 耳『カブトレシーバー』は常人の4倍以上の聴力を変身者にもたらす。16Hz~12万Hzの音域の物音を聴き分け、5km先の針が落ちる音を聴き取る。

胴体
 ヒヒイロカネ製の堅固な『マスクドアーマー』はファンデルワールスカという、電気的な力によってライダーアーマーと分子結合されており、耐衝摯性に優れる。
 内部の『強化チェスト』に高圧縮酸素を搭載。海抜5000m以上でも、10時間以上活動できる。ライダーフォーム時のカブトホーンを収納している。

腕部
 頭頂部、両肩の『ラングスリット』から空気を取り入れて気体分離し、高圧縮酸素へと変換。循環器であるオキシジェンバルブなどを通して全身に行き渡らせて体中の酸素濃度をUP。変身者を活性化させて、システムを使いこなせる超人に導く。
 両肩を敵から守る『hpポッド』は円形の部分にカブト専用のゼクトマークが描かれている。『マニュピレーターアーム』が装着者の腕部を補助・強化。25tの重量物も長時間片手で持ち続けられる。

必殺技

アバランチシュート
 カブトクナイガン ガンモードで発動。高出力のイオンビームを発射する。

アバランチブレイク
 カブトクナイガン アックスモードで発動。刃を超高温化し、標的を切り裂く。


「星がどれだけ輝いても、太陽にはかなわんぞ」


CAST-OFF CHANGE BEETLE!
スペック

身長:195cm
体重:95kg
パンチ力:3t
キック力:7t
ジャンプ力:ひとっ跳び37m
走力:100m5.8秒

概要
 カブトゼクターの角を反対側に倒すことでキャストオフし、外装をパージした姿。カブトの基本形態。
 マスクドフォーム状態では胸部装甲の内側に収まっていたカブトの角が、アゴの接続部を支点に上に上がってくる。クロックアップと必殺技が使用可能になる。

戦闘能力
 パワーと防御力を犠牲にする代わりにスピードに優れる。打撃を中心とした多彩な格闘術を用いて戦う。戦い方はスマートで、的確に相手の攻撃を回避し、カウンターや連続攻撃を叩き込む。

クロックアップ
 ライダーベルト左右にあるスラップスイッチをタップして発動。カブトゼクターで生成された超エネルギー・タキオン粒子を解放して全身に行き渡らせる。これにより一定時間、常人では目視することすらできない超高速移動を可能とする。

性能

頭部『ボーンシェルメット』
 3層構造で敵のどのような攻撃からも頭部を守る。1層目は継ぎ目のない強度に優れたヒヒイロノカネ。2層目は軽比重で耐衝撃性に優れた特殊ケミカル。3層目は強度と弾性率を持つサインスーツ製。
 額の『Oシグナル』はワームがクロックアップした瞬間、時間軸の乱れを感知して敵を発見する。
 超エネルギー・タキオン粒子の流れる複眼『コンパウンドアイ』は敵がクロックアップを発動したとき、自分がクロックアップを発動していなくても、超高速移動する相手の動きを目視できる。
 顎の『ローテ―ト』を起点に持ち上がる角『カブトホーン一般人の4倍以上の聴力を持ち、16Hz~12万Hzの音域の物音や、5km先の針の落ちる音を聴き分ける。カブトゼクターを操作してチャージアップすると波動を受けて赤く光り輝く。

胴体
 上半身前部を『カブトブレスト』が保護。頑強、軽量で、大爆発の衝撃をも吸収する。軽量、頑強な『ライダーアーマー』はレスポンスバンドで接続。通常時間時に肉体の反応速度を人造的に0.05秒まで速める。
 全身に纏う『サインスーツ』は頭頂部から取り入れられ、変換された高圧縮酸素が、快適な温度と湿度で常に全身を駆け巡ることで、一定の体温を維持。
 50口径の機関銃の衝撃を吸収でき、5000度の高温、絶対零度の低温などからも身を守る。スーツ自体に備わるニューロン細胞をシナプスで繋いで変身者に伝達。第2の皮膚のような感覚でマスクドライダーシステムを扱える。

四肢
 両手、両足の動きを補助強化する三重の『インセクトリング』で一般人の何倍ものパワーを発揮。
 掌『ライダーパーム』より高周波が放たれており、カブトクナイガンやカブトエクステンダーのハンドルを握る際には圧着してフィット感を増す。タキオン粒子をカブトエクステンダーに送り込み、クロックアップによる超高速移動に同調させる。
 特殊な足裏『ライダーストンパー』はインセクトリング、ライダーアーマーヘと衝撃を繋いで吸収、緩和。500mの高さから飛び降りても変身者にダメージを与えない。必殺技「ライダーキック」のキックカをアップする。

必殺技

ライダーキック
 ゼクター側面のボタンを左から順に3つ押し『ONE』『TWO』『THREE』の音声の後、ゼクターの角を一旦マスクドフォームの状態に戻し、再度倒すことで『RIDER KICK』の音声と共にチャージアップして発動。
 ゼクターから送られてくる超エネルギー・タキオン粒子をカブトホーンに貯めた後、右足に集中させて蹴りを放つ。時空を自在に動き回る敵にその一撃を叩き込み、原子崩壊を招き、消滅させる。破壊力は19t。
 敵に背後を向け、襲ってきた所を上段回し蹴りのカウンターで仕止めるスタイルが主流。終盤ではガタックキックホッパーに合わせてか普通の跳び蹴りにシフトしていった。

アバランチスラッシュ
 クナイモードで発動。刀身からビーム刃を展開し、すれ違いざまに相手を両断する。劇中では多数のサナギワームの脇を潜り抜けつつ次々と斬りつけ、クロックオーバーと同時に爆散させる。

「俺は既に未来を掴んでいる。そしてこれからも、掴み続ける……ハイパーキャストオフ」

HYPER CAST-OFF! CHANGE HYPER BEETLE!
スペック

身長:198cm
体重:102kg
パンチ力:10t
キック力:15t
ジャンプ力:ひとっ跳び50m
走力:100m4.2秒

概要
 ハイパーゼクターを用いて誕生するカブトの最強形態。通称はハイパーカブト。ライダーベルトの左腰部にハイパーゼクターを装着。
 角を倒すとハイパーキャストオフが発動する。頭部のカブトホーンが巨大化。ボディ各部にヒイロノカネの2倍の強度を持つ『ヒイロノオオガネ』製の頑強なアーマー『カブテクター』が装着されて強化が完了する。

初登場
 初登場は第28話で、その後第29話・31話・32話において「カブトに似たライダー」として出現。これは後述のハイパークロックアップによるもの。
 31話で天道は正体を「時間遡行で現れた未来の自分」だと勘付き、そこからハイパーゼクターの存在を知る。第34話で「ハイパーゼクターは時間を超越する」ことを理解し、破壊されたハイパーゼクターを未来から呼び出すという裏技で変身に成功した。

ハイパークロックアップ
 ハイパーゼクター本体のスイッチを押すと発動。ハイパーゼクターで生成されたタキオン粒子を解放して全身に行き渡り、全身のアーマーの胸部・背中・両肩・腕・足からタキオンプレートが展開する。
 『タキオンプレート』がエネルギーを解放し、クロックアップしたライダーやワームさえ止まって見えるほどの超高速移動能力と、大気中や真空中をも自在に飛行する能力を一定時間得る。終了時には『Hyper Clock Over』の音声が流れる。

時間移動
 時間流の操作により、過去や未来への移動も可能。実際に本編・劇場版と合わせて何度も時間を遡り歴史改変を行っている。
 ガタックがキャマラスワームの攻撃で命を落としたときは、過去に戻ってキャマラスワームを倒すことで未来を改変。加賀美を救った。しかし、余りにも大きな改変は、タイムパラドックスで自身が消滅してしまう危険を伴う。

性能

頭部
 複眼『コンパウンドアイ』が時間軸の乱れを感知。過去、未来の時空間を見渡す。あらゆる時空の出来事を見逃さない。角『カブトホーン』は常人の4倍以上の聴力を有する。
 16Hz~12万Hzの音域の物音や、5km先の針の落ちる音を聴き分ける。ハイパークロックアップ発動時、自分の現在いる時間軸の流れを的確にキャッチして、変身者に知らせる。

胴体
 全身に纏う『サインスーツ』はライダーフォームと同質。指『ハイパーフィンガー』は鋼鉄の塊さえ簡単に引きちぎり、粉砕する。
 『タキオンフラッシュ』がマキシマムライダーパワーの発動時に、まばゆく発光。足『ハイパーステップ』はそれよって解放されたタキオン粒子でキックカを向上させる。

装備

ハイパーゼクター
 ZECTが秘密兵器として開発した、カブトゼクターと同じカブトムシ型のゼクター。カブトの求めに応じて瞬時に出現する。
 最初に開発された個体はワーム陣営との争奪戦の末に破壊されたが、未来で新たに造られたパイパーゼクターが天道総司の求めに応じて飛来した。

性能
 『投射装置』を持つ。目に当たる部分から光を発し、空気中に映像を投射できる。角『ゼクターホーン』は突進で厚さ300mmの鉄板をも貫く強度を誇る。
 カブトやガタックがベルトの左腰部に装着し、ホーンアクシスを基点に90度倒すことで「ハイパーキャストオフ」が発動。強化変身する。

パーフェクトゼクター
 ハイパーカブトの主武装。ソードモードとガンモードの二形態に変形する。カブトムシモチーフ。虫がくっつくため通称「止まり木」「虫取り棒」「昆虫採集剣」「最強虫取り網」。
 ジョウントによってハイパカブトの求めに応じてタイムロス無しで出現。その手の中に収まる。初登場の37話では戦闘中に唐突に跳んできた。

能力
 単体での運用でも凄まじい威力の攻撃を放てる。刀身は必殺技発動時、内部に蓄積されたタキオン粒子が噴出して光子の刃・ハイパーブレイドを形成し、敵を切り裂く。『ゼクターアラート』によりいかなる時空でもハイパーカブトを正確に認識する。
 ヒヒイロノオオガネ製のグリップ『パーフェクトボディ』を折り曲げてガンモードに変形。銃口『ハイパーキャノン』は必殺技発動時、内部のタキオン粒子が噴出して荷電粒子砲を放つ。

合体
 ザビーゼクター、ドレイクゼクター、サソードゼクターを呼び出し、刀身に装着可能。これは強制であり、ザビーたちが変身中でも構わず没収されて解除される。
 刀身が黄金に輝き、ゼクターを誘導。『セットアップサークル』にザビーゼクターが付属。セットアップホルダー上部にドレイクゼクター、下部にサソードゼクターが合体する。
 ボタン『フルスロットル』を押すことで、対応するゼクター内部のタキオン粒子を噴出させ、パーフェクトゼクタ一本体に充填。それぞれの必殺技が発動する

必殺技

ハイパーキック
 ハイパーゼクターのレバーを倒すとマキシマムライダーパワーを解放。右足にエネルギーが集中。その後通常のライダーキックと同様の操作を行って発動。
 背面の推力を使って一度飛翔してから相手に突撃、または急降下し、すさまじいパワーをまとったキックで対象を粉砕する。破壊力は30t。
 媒体によってはハイパーライダーキックとも呼ばれ、ゼクターの音声は『RIDER KICK』のままだが、天道は「ハイパーキック」と呼称する。

ハイパーブレイド
 ソードモードの『KABUTO POWER』で発動。巨大な光子の刃で広範囲の敵を両断するガンモードでは〈ハイパーキャノン〉が発動するが劇中未使用。

ハイパースティング
 ソードモードにザビーゼクターを装着し『THEBEE POWER』で発動するザビーのライダースティングの強化技。エネルギー波を先端部のザビーニードルから放つ。ガンモードでは〈ハイパーレーザー〉が発動するが劇中未使用。

ハイパーシューティング
 ガンモードにドレイクゼクターを装着し『DRAKE POWER』で発動するドレイクのライダーシューティングの強化技。空中で6つの追尾弾に分裂するエネルギー光弾を放つ。ソードモードでは〈ハイパーアックス〉が発動するが劇中未使用。

ハイパースラッシュ
 ソードモードにサソードゼクターを装着し『SASWORD POWER』で発動するサソードのライダースラッシュの強化技。
 サソ-ドゼクターの持つ毒エネルギーであるナノ粒子構造体・ポイズンブラッドを刃部に送り込み、斬撃力を向上させる。ガンモードでは〈ハイパーウェイブ〉が発動するが劇中未使用。

マキシマムハイパータイフーン
 ザビー、ドレイク、サソード全てのゼクターを装着した状態で4つのボタン全てを押すと『ALL ZECTER COMBINE』の音声で発動する最強の必殺技。カブトの角の形をした巨大な光子の剣を発生させて放つ斬撃。

マキシマムハイパーサイクロン
 発動手順はタイフーンと同じ。ガンモードで行う竜巻状のエネルギーを放出する砲撃。
 発射時の演出がブルービートの「スーパーファイナルブロー」に似ている。反動が凄まじいため、このモードに入ると自動的にカブテクターが展開し、衝撃を減殺する。なお放映当時の児童誌には「最大射程100キロメートル」と書かれていた。

劇中の活躍

 初変身
 第1話にて豆腐を持って初登場。同時期にZECTによってカブトゼクターが完成。天道はライダーベルトに生じた異変から“その時”が来たと察し、ZECTの実行部隊ゼクトルーパーがワームと対峙する現場へ急行。
 彼のもとに飛来したカブトゼクターを手にする。以降ZECTとは無関係にワームと戦う。ライダーベルトを回収しようとするZECTから狙われ、矢車や影山が変身する仮面ライダーザビーと度々拳を交える。

 関係性の構築
 加賀美と信頼関係を築いていき、加賀美と関わりが深い田所や岬にも一定の信用を得ていく。ZECTに所属していないドレイクの資格者・風間大介、サソードの資格者・剣らとも初は衝突したもののともにワームと戦う仲になっていく。
 何度かZECTに潜入。一時的に偽名で精鋭部隊「シャドウ」の隊長に就任していた。ひよりがシシーラワームとして覚醒したのちは、自らZECTに登用されてエリア司令官に就任。ひよりを守るため、他の資格者たちからゼクターを回収した。

 未来を掴む
 ZECTの三島とはハイパーゼクターを巡って対立。高鳥蓮華が監視役として送り込まれる。天道はうすうす事情を察しつつも、料理を介した思い遣りをもって彼女に接し、のちに蓮華は天道の味方となった。
 以後、蓮華は天道を「師匠」と呼んで慕い、天道の重要なサポート役となった。ハイパーゼクターは三島に爆破されたが、未来で製造されたハイパーゼクターが飛来。以後カブトはハイパーフォームを習得した。

 ひよりの救出
 三島の実験により、擬態天道総司とひよりが時空の彼方に飛ばされる。自分がワームと知ったひよりは元の世界に居場所は無いと考え、時空の彼方に留まっていた。だが天道の説得で帰還する。
 擬態天度とも戦い一度は敗北するも後にリベンジ。その後穏やかに彼を諭して心を開かせた。また加賀美陸と対面。結果、すれ違いが続いていた加賀美父子の仲を取り持った。
 ワームを率いる乃木怜治を2度退ける。さらにはワームだと自覚した神代剣と共謀。スコルピオワームごとワームを全滅させた。

 最終決戦
 ネイティブの指導者である根岸に一人挑む。根岸に感化された加賀美と対決する。それに先立って、加賀美に真実を明かし事後を託す手紙を蓮華に渡していた。
 加賀美に敗れる天道。根岸らは全人類を一斉にネイティブにしようする。そこへ天道は颯爽と登場して計画を阻止した。
 最強のネイティブとなった三島ことグリラスワームには加賀美と協力して立ち向かい勝利。生き残った根岸も擬態天道に刺し違えられた。戦闘終了後、フランスまで豆腐を買いに行っていた。

 『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』
 地球は1999年に巨大隕石の衝突に見舞われ、現れた地球外生命体ワームに対抗すべく秘密機関「ZECT」が結成された。少年だった天道総司は、隕石衝突の際に妹の日下部ひよりと生き別れになっており、舞台となる7年後は荒廃した日本を放浪している。
 天道はハイパーゼクターの存在と刻を超えられる能力について情報を得ていたようで、これを所持する“黄金のライダー”こと仮面ライダーコーカサスを捜していた。
 当時、ZECTは組織を離反した織田秀成をリーダーとする「ネオZECT」と対立しており、その戦場を訪れた天道は双方に自身を売り込んでネオZECTに雇われ、織田とともに「天空の梯子計画」を実行するZECTの襲撃に参加。密かにZECTのトップが画策していた陰謀のみならず、悲惨な歴史そのものに立ち向かっていく。

 スーパーヒーロータイムのED
 同期の戦隊レッドである明石暁と共演。彼の奇矯な行動に対してツッコミを入れる役所だった。グリーンピースを夢中で頬張る暁に猫の真似をしながら「まさか!好物にゃのか?」と言う、暁にノリの悪い奴だと言われて海苔を食した
 大剣人ズバーン「ぼくはだいけんじんずばーん」と声を当てたり、轟轟戦隊をボーボー戦隊と言い間違える、ババ抜きでクロックアップを使ってズルをするなど回を増すごとに天道がボケに回るようになった。

本編後の活躍

 『仮面ライダーディケイド
 変身者は『カブトの世界』の住人・ソウジ。原典通りワームと戦っていたが、ある時を境にカブトゼクターのクロックアップシステムが暴走。
 変身すら解除出来ず、永遠にクロックアップの世界を抜け出せない状態に陥っていた。そんな状況にも関わらず世界を守り続け、誰もがうろたえるFFRを「ん?」の一言で済ましたり等、精神的な強さは全ライダーでも最高クラス。

映画
 『オールライダー対大ショッカー』では変身者は不明だが登場。1号と2号、太陽を冠するRXの三ライダーと共闘しガラガランダを倒した。
 『MOVIE大戦2010』では開始早々にディケイド激情体に倒される。倒された後には、折れた角だけが残された。最終決戦では他のリマジライダー共々復活。協力してドラスを倒した。

 魔宝石のカブト
 『仮面ライダーウィザード』第52話で、魔宝石の世界の住人である謎の少年にファイズ共々召喚された。サナギ体に襲われる操真晴人に子供たちを守るように進言するも、ファイズ共々「あんた達、上から目線だな」と呆れられてしまう。
 その後成虫に進化したワーム相手に、アクセルフォームと共に超高速戦闘を繰り広げ、最後はダブルライダーキックで3匹纏めて吹き飛ばした。アマダムに召喚されて捕らえられてしまうが、ディケイドとウィザードにより解放され、怪人軍団を蹴散らす。
 巨大怪人戦では「そんなスピードじゃ俺には着いて来れないぞ」とカブトエクステンダーに載ってクロックアップしハイドラグーンの大群を次々粉砕していった。

 仮面ライダージオウ
 第38話に登場。本来の資格者である天道総司はジオウ本編に登場しなかったが、隕石の裏から飛来したカブトゼクターによって、「カブトにえらばれしもの」として認められた加賀美新が変身。
 アナザーカブトと互角に戦い、押し返し、最後は天道カブトを彷彿とさせるカウンターライダーキックでアナザーカブトを撃破する。
 飛来してきたカブトゼクターはカブトライドウォッチに変化したため、カブトゼクターの正体は天道が所持していた物ではなく、カブトライドウォッチから具現化した「カブトの力」だったと考えられる。

ゲーム作品のカブト

 PS2仮面ライダーカブト
 使用可能キャラとして通常版とハイパーフォームが登場。通常版は攻撃が素早く扱いやすい。ハイパーフォームはパーフェクトゼクターをソードモードとガンモードに切り替え可能。
 攻撃力は高いのだが、攻撃が大振りなのと必殺技の際原作通りにボタンを6回押す必要があるためやや使い勝手が悪い。常時パーフェクトゼクターを使用するため、ハイパーライダーキックは使えない。

 ガンバライド
 第4弾からライダーフォームが参戦。SRで登場し、高体力と後衛スキルを持つ後衛向けカード。必殺技は「ライダーキック」。第2話の再現でカウンターキックを決める。
 第5弾でガタックがLRで登場し立場がなくなっていたが、第10弾でLRに昇格。前衛に置くだけでヒッサツとAPを大きくブースとする強力なカードとなった。
 その後、001弾にCP、06にSR、S5弾にCP、S6弾にCRで登場している。002弾でハイパーフォームが参戦。LRで登場。
 前衛時に全ステータスを強化する強力なスキルを持つ。必殺技は「マキシマムハイパーサイクロン」。その後、003弾にSR、S3弾とS6弾にCPで登場している。

 ガンバライジン
 2弾からライダーフォームが参戦。2弾Rに関してはフィニッシャーの上に表アビリティによる強力な必殺でR離れした必殺威力を誇る。さらにバーストアビリティが発動すればクロックアップをイメージしたAP+20も加わる。
 鎧武の弾ではR止まりで、必殺技も劇中のライダーキックは貰えず、カブト特有の「クロックアップ」でしめるという勢いに乏しかった。
 ナイスドライブ1弾よりLRでマスクドフォームが参戦。バースト前必殺技として劇中技「アバランチブレイク」が収録された。
 バーストするとライダーフォームになり念願のキャストオフ演出が拝める。必殺技は劇中技「ライダーキック」が収録。第4話の再現で、クロックアップし連続攻撃からライダーキックを放つ。

ゴースト期以降
 バッチリカイガン6弾でハイパーフォームが参戦。平成ライダーの最強フォームが出揃った。LRとCPで登場。必殺技はバースト前が「ハイパーライダーキック」、バースト後が「マキシマムハイパーサイクロン」。通常攻撃はパーフェクトゼクターソードモード
 ハイパーフォームはライダータイム1弾ではメモリアルフィニッシュとして「マキシマムハイパータイフーン」を必殺技に持つカードが、プレミアムバンダイ限定のプロモーションカードでは劇場版GOD SPEED LOVEの物を再現した「ハイパーライダーキック」を必殺技に持つカードが登場。
 50thアニバーサリー弾ではガタックと共に最終回の再現のメモリアルタッグフィニッシュ「ハイパーライダーキック&ライダーキック」が収録されLRで登場。劇中技が5種類登場している。

 バトライド・ウォーシリーズ
 初代よりプレイアブルキャラクター。ゲーム開始時はマスクドフォームで登場し、キャストオフすることでライダーフォームになる。キャストオフで吹き飛んだ装甲が攻撃判定を持つといった部分が再現されている。
 クロックアップは攻撃を当て続けることで発動時間が延長されるため、うまくコンボをつなげていけば一方的に攻撃できる。ライダーキックは原作を再現し、必殺技ボタンを押すとスイッチがカウントされていき、4回目でライダーキックが発動する。独特な仕様だが、威力、攻撃範囲、無敵判定共に優秀。

 クライマックスヒーローズ
 1作目からライダーフォームが参戦し、3作目『オーズ』でハイパーフォームが追加された。ハイパーフォームは必殺技としてクロックアップが使用出来るので、ゲージを溜める手間はあるがパワーアップとスピードアップの両立が可能。
 ゲーム作品のハイパーフォームは(超)必殺技がマキシマムハイパーサイクロンの場合が多いが、このシリーズでは珍しくハイパーライダーキックが超必殺技になっている。

 ライダージェネレーション
 1作目から参戦。ライダーアビリティ/ライダーパワーはクロックアップ。このシリーズでは一定時間、敵(自分以外)の動きを完全に止める効果になっている。

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 以上です。これで紹介を終えます。

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