今回解説する仮面ライダーはキバーラです。
「私が…士くんを止めてみせます!」
目次
- 光夏海
- 概要
- 性格
- 描写
- 夢
- 夏みかん
- 笑いのツボ
- 過去
- 鎧武の世界
- 備考
- キバーラ
- 外見
- 概要
- 能力
- 備考
- 仮面ライダーキバーラ
- スペック
- 変身
- 外見
- 概要
- 活躍
- ツール
- 必殺技
- 備考
- 余談
【初変身】
光夏海
『仮面ライダーディケイド』のヒロイン。年齢20歳。一人称は「私」。仮面ライダーキバーラの変身者。演じたのは森カンナ。
概要
記憶喪失の士を居候させていた光写真館の看板娘。しっかり者で写真館の経営管理に気を揉んでいる。士がフィルム代および現像代を踏み倒していることが悩みの種。
劇中で確認されている家族は“お爺ちゃん”こと光栄次郎のみ。「電王の世界」ではウラタロス・キンタロス・リュウタロスの3人のイマジンに憑依され、仮面ライダー電王となった。
性格
他人を気に掛ける優しい性格の持ち主。礼儀正しく、相手を問わず常に敬語で話す。士を「士くん」、海東を「海東(後に大樹)さん」と呼ぶ。何故かユウスケだけは「ユウスケ」と呼び捨てにしている。
しかしネガの世界に来たときは「自分の世界に帰ってきた」と喜ぶあまり、そこが『夏海の世界』ではなく『ネガの世界』だと気付いた士がその事を忠告したら「自分の世界が見つからないからひがんでるだけだ!」とバッサリ切り捨てた。
しかもその後も謝罪はなし。シンケンの世界でも突然キレて写真立て割ったりじいちゃんに八つ当たりした。もしかしたら結構不安定な人物なのかもしれない。
描写
普段は聞き込み等で各世界の情報収集を行ったりして活躍。ユウスケと一緒にやっていたりもする。初めは士の性格や行動に振り回されることも多かった。
だが旅を共にする中で彼の内面を知る最大の理解者に変化。記憶を失い、帰る家も待つ家族もなく、各世界から拒絶される士を常に気にかけている。
劇中ではその事を考え続け、仮面ライダーを拒絶する『シンケンジャーの世界』で「写真館が士の帰る場所であり、自分が士の帰りを待っている」と決め、その旨を士に告げた。容姿良し、性格良しで視聴者からの人気は高い。
ライダー大戦の夢
本編開始前から繰り返し見ている夢。実際に士が全てのライダーと戦う事になるのではないかと心配している。
士が世界を旅することを知ると、夢に対する不安からその旅に同行する。当初はライダーバトルが起こるだけでライダー大戦の可能性を危惧し戦いを止めようとしていた。
鳴滝から度々警告を受けると、「夢はあくまで夢」として士を信じるようになり、あらゆる世界から迫害を受ける士を案じている。
夏みかん
士から付けられてた渾名。序盤ではあまり快く思っていなかったが、後半では本人もすっかり馴染んでいた。これが海東に“果物の名前”という印象を与えたらしく、間違えた海東から新たに「夏メロン」というあだ名を与えられた。
本人は「夏みかん」に慣れており、劇場版で言われた時にはつい「みかんです」と訂正してしまった(この直後「夏海です」と言い直している)。
光家秘伝・笑いのツボ
首の横にあるツボを親指で点き、対象を強制的に窒息させるほど笑わせる技。怒った時に相手を黙らせる。士が何かしらの問題行動を起こした際にも使う。怒った時以外には対象を急いで止めたい時などに使用。
『キバの世界』ではマシンディケイダーで移動中、運転していた士に対して使用。危うく事故りかけた。カブトの怪人・ワームの擬態を暴くことができ(ワームなら泣く)、電王の怪人〈イマジン〉なら憑依している人間から追い出した。
過去
かつては「紫蔭学院」という高校に通っており、将来に希望が持てない仲間たちと共に「退学クラブ」(TGクラブ)という退廃的な活動をしていた。
学校生活が楽しくなく、「いっそ辞めちまうか」というノリの連中が作ったクラブで、実際に退学した訳ではない。当然学校非公認だが、同じノリの先生も入っていた。器物破損や窃盗を犯し先生もそれをスルーしたりと問題が多い。
しかし途中で「人生や学校をつまらないと感じているのは自分たちがつまらないからではないか」という事に気付き、タイムカプセルを埋めて解散した。士からも“イタイ”と言われたが、本人は全く恥じていない。
ネガの世界
夏海の世界と対のこの世界では、TGクラブはダークライダーから逃げ延びる為のサバイバル集団という扱いになっていた。
夏海の性格も敬語を話さない極めてシリアスなものになっている他、タイムカプセルに相当するものはケータッチになっている(夏海の持っていたアルバムの写真も仲間達との思い出からダークライダーに仲間達が殺される写真に変わっている)。
鎧武の世界
小説「HEROSAGA MASKED WORLD DECADE EDITION-鎧武の世界-」では、葛葉ナツミの役割を担う。
写真館を出た途端に戦極ドライバーとナツミカンロックシードを所持し、仮面ライダー鎧武ナツミカンアームズに変身、ライダーロボに囚われたディエンド救出に赴く。
備考
富山県富山市のTSUTAYA明文堂富山掛尾店のレンタルコーナーに陳列されている「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」のDVDケースには光夏海役の森カンナの直筆コメントとサインが書いてある。(森カンナは富山県出身)実は三輪夏美というキャラが過去におり、ディケイドでの再登場時に三輪春香となった。
キバーラ
「私はキバット族のキバーラ。ディケイド、お前、自分の存在する理由、知りたくない?」
スペック
翼端長:11.5cm(翼展開時)
体重:230.0g
飛行速度:70km/h
概要
鳴滝と協力関係にあるキバット族のモンスター。「キバの世界」出身で、キバットバットⅢ世の妹とされる。CVは沢城みゆき。兄とされるキバットバットⅢ世の半分位の大きさで、白い体色。ちなみにキバーラのベルトに装着された際の造形は大幅に異なる。
鳴滝と同様にオーロラカーテンを操る能力を備えている。小野寺ユウスケを「クウガの世界」から「キバの世界」に移動させたり、ユウスケを噛んでアルティメットフォームに変身させたりといった特殊能力を披露した。
描写
門矢士らの監視役として光写真館に送り込まれるが、旅に同行する中で光栄次郎らと親しくなり、仲良く過ごしている。ディケイド放送初期はCGだったが、途中からフィギュアを使用した物も出てきた。経費削減のためと思われる。第17話では二体のキバーラが登場した。
正体は謎。キバの世界が消滅した時、キバが消滅しても彼女は消滅していなかった。ゲーム「ライダーレボリューション」の設定ではオリジナルのキバの世界出身ではないらしく、キバットが自分の妹だと聞いて困惑するシーンが見られた。
スペック
身長:175cm
体重:60kg
パンチ力:3t
キック力:10t
ジャンプ力:70m
走力:100mを7秒
概要
劇場版『MOVIE大戦2010 仮面ライダーディケイド完結編』に登場する仮面ライダー。劇場版限定ライダーにして女性ライダー。「TV版のレギュラーヒロイン」が変身する「専用の」ライダーとしては初。光夏海がキバーラの力で変身した姿。
ディケイドTV本編最終回の映画予告では「キバーラの真の姿」と言われていた。『世界の秩序を守る戦士』であり、世界の破壊者ディケイドと戦う。
変身
夏海がキバーラを右手に持って構え、キバーラと共に「「変身」」と発した後、キバーラの「チュ」という呟きと共に額と回りが無数のハートに包まれ変身する。魔皇力を注入する噛み付き動作はなく、キバーラは直接ベルトに一体化した形になる。
外見
仮面ライダーキバの女性版といった感じのデザイン。色は紫と白で、複眼は赤。歴代の女性ライダーに比べ非常に肉感的な体形。
ビキニアーマーのように突き出した胸元、露骨に表現された谷、や大きく縊れたウエスト大きめの腰回りなど、ずば抜けて女性的な装甲になっている。その白を基調とした姿から、フェンシング選手を思わせる外観なのが特徴。
戦闘能力
剣戟用の両刃の剣『キバーラサーベル』を用いた剣技で戦う。鍔部分が蝙蝠の羽根のようになっている。柄の部分で光家秘伝の「笑いのツボ」を突ける。
活躍
度々夢で見ていた「ライダー大戦」の光景が現実のものとなる。破壊者となった門矢士を止めるために変身した。鳴滝やキバーラによると、「ディケイドにも負けない強さを持ち、ディケイドを止める事ができる唯一の存在」らしい。
ディケイドを貫いた。門矢士は自らその剣を受け、自身を犠牲にして他の消滅した仮面ライダーたちを復活させる。彼の真意を知った光夏海は、仲間たちと思いを一つにすることで門矢士を復活させ、旅を再開するのだった。
最終決戦ではディケイド、クウガ、ディエンドと共に変身。怪人軍団を相手に戦った。ドラスとの決戦時にはキバ(ワタル)のエンペラーザンバット斬と同時にソニックスタッブをかました。
必殺技
ソニックスタッブ
サーベルを逆手に持って突撃し、敵を切り裂く。この時背中に蝙蝠型の紫の翼が出現し、短距離の高速飛行する。その他、紫の光を纏ったサーベルで敵を斬る技もあるが名称不明。
備考
テレビ本編の最初の方で鳴滝が言った「ディケイドを止められるのはキミ(夏海)だけだ」という長い伏線がようやく回収された。ディケイドヒロインが変身するキバ系ライダーという、仮面ライダーアビスと同じディケイドならではのコラボライダー。
作品出典では「ディケイド」のライダーであるが、出自自体は「キバ」のライダーなので、カードやソーシャルゲームでキバーラが登場する時のライダークレストは「キバ」の紋章であることが多い。
『超スピンオフ』で夏海が「(士や海東、ユウスケがライダーだから)私だってライダーになりたい」という念願が叶った事になる(正し、以前電王に変身した事がある)。
その後の活躍
『S.I.C HEROSAGA KIVA EDITION -KING OF VAMPIRE-』では『仮面ライダーキバ』に登場する麻生恵がキバーラに手を噛ませることで変身。
本作は『ディケイド』ではなく『キバ』本編のパラレルであるが、少なくともこちらの世界ではファンガイアの血を一滴も引かない人間が変身しても負荷はかからないようだ。
『RIDER_TIME_ディケイドVSジオウ』では突如、クウガ(ユウスケ)、ネオディエンドと共にディケイドの救援に久々に実写作品に登場。しかし、キバーラサーベルは戦闘ですぐに落としてしまい、終始徒手空拳であり、オーマジオウにも敗北してしまう。
仮面ライダー鎧武 ナツミカンアームズ
スペック
身長:不明
体重:不明
パンチ力:6.7t
キック力:10.2t
ジャンプ力:ひと跳び28m
走力:100mを5.9秒
概要
『S.I.C. HERO SAGA MASKED RIDER DECADE「オーズの世界」』にて戦極ドライバーとナツミカンロックシードで変身した姿。
鎧武の世界における葛葉紘汰の役である葛葉ナツミこと夏海が変身する。カタログスペックは鎧武・オレンジアームズと同様。大橙丸と無双セイバーの二刀流を使う。
彼女が「黄色」い鎧を着ていたことで、「ピンク」のディケイド、「赤」いクウガ、「青」いディエンド、「緑」の脚を持つオーズ(レジェンドタトバコンボ)が揃い、レジェンド級の敵を倒す切り札が遂に揃った。
外見
鎧武・オレンジアームズがモデル。オレンジアームズにキバーラの意匠を合わせたような姿。アーマーの色はレモンとオレンジの中間色のようなナツミカン色。ライドウェアの部分は通常通りだが、アーマーの角は真上に突き立っている
大きく縊れたウエストや腰に纏わりつくような草摺は瀬戸内海の女武者・鶴姫(カクレンジャーのニンジャホワイトのモデル)が使用していたと言われる「紺糸裾素懸威胴丸」を思わせる。
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以上です。これで紹介を終えます。