【ぐう聖人?意外と鬼畜?】仮面ライダーゴースト / 天空寺タケル【死から結婚まで 動画あり】

2022年1月6日木曜日

1号ライダー 仮面ライダーゴースト 仮面ライダー解説

t f B! P L
 今回解説する仮面ライダーはゴーストです。

「ゴーストだけど…命、燃やすぜ!!」
目次
  • 天空寺タケル
    • 概要
    • 性格
    • 描写
    • 偉人への評価
    • 能力
    • 家族関係
  • 仮面ライダーゴースト
    • 概要
    • 変身
    • 外見
    • 性能
    • その他能力
    • モチーフ
    • 装備
      • ゴーストドライバー
      • ゴースト眼魂
      • ガンガンセイバー
      • サングラスラッシャー
    • マシンゴーストライカー
      • スペック
      • 概要
      • 活躍
      • 合体
  • 主要形態一覧
    • オレ魂
      • スペック
      • 概要
      • 性能
      • 必殺技
    • 闘魂ブースト魂/トウサン魂
      • スペック
      • 概要
      • 変身
      • 戦闘能力
      • ゴーストチェンジ
      • 映画での活躍
      • 必殺技
    • グレイトフル魂
      • スペック
      • 外見
      • 概要
      • 変身音声
      • アイコンドライバーG
      • 戦闘能力
      • パーカーゴースト
      • 欠点
      • 必殺技
      • 備考
    • ムゲン魂
      • スペック
      • 概要
      • 外見
      • 性能
      • 感情の力
      • ガンマイザー特攻
      • 必殺技
    • テンカトウイツ魂
      • 概要
      • 変身
      • 戦闘能力
      • 必殺技
  • 本編での活躍
    • 初変身
    • スペクターとの出会い
    • 恐怖心の克服
    • スペクターの正体
    • タケルの叶えた願い
    • 英雄との対話
    • グレイトフル魂誕生
    • 英雄の憑依
    • 英雄との絆
    • 眼魔との融和の道
    • 数多の英雄達との共闘
    • 結末と未来
    • 後日談
  • 本編外の活躍
  • 仮面ライダージオウ
    • 活躍
    • ジオウにおける余談
    • その他の仮説
    • 劇場版『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』

天空寺タケル
 『仮面ライダーゴーストの主人公。1997年生まれの年齢18歳。第1話の10月4日に誕生日を迎えた(第1話の本放送日と同日である)。演じたのは西銘駿/山田日向(幼少期)。

 概要

 高校3年生で大天空寺の跡取り物語第1話で死亡して、自身が生き返るために戦う。8歳の誕生日に父親から貰った偉人伝が愛読書。本には彼等の功績などが書かれている。住職にしてゴーストハンターでもあった父に憧れている。
 宮本武蔵を尊敬し、彼の愛刀の鍔に紐を通して首から提げていた(死ぬ間際の父から託された物。後に鍔はムサシゴーストアイコンに変化する)。

 性格
 明るく呑気で無鉄砲だが、自分が信じたことは曲げない、気持ちが真っ直ぐな青年。心を持つ眼魔にも寄り添い友達となったり、意思を尊重するなど心優しく温厚で礼儀正しい。
 その一方で修行が中途半端だったせいか、ゴーストを見ることができない自分に諦めを感じていた。普段はなよなよしたりと少し頼りない。
 ところが、自身が死を経験している為に「命」に関わる事柄については真剣に向き合っている。目的達成のために人の命を平気で弄ぶ眼魔や、自分の命を簡単に捨てようとする人間に対しては怒りを露わにしている。

 描写
 この世で一番大切な「命」を守り、未来へと繋げていくために戦う。自分の命に関わるゴーストアイコン入手について、他人を犠牲にしない事を第一にしており、生き返るチャンスがあっても深海カノンと言った自分以外の人を優先し命を燃やす事もあった。
 衝撃の事実を知った後もすぐに立ち直り、時には相手を許すなどと言った優しさの他に鋼のメンタルにも似た強い心の持ち主でもある。死んで霊体となった自分の能力や偉人に関わる事柄をド忘れして慌てふためく等おっちょこちょいな一面も持ち合わせている。

 偉人への評価
 偉人や英雄に対して憧れを抱いており、彼らを「命を燃やしきった人物」とみなして尊敬している。偉人に関する知識は人並み以上にあり、エジソンの有名な言葉が意味を間違えて伝えられていることを指摘。
 ゴエモン魂からねずみ小僧と因縁があると言われても、石川五右衛門とねずみ小僧では活躍した時期が違うと指摘して嘘だと白状させたりしている。

 能力
 厳密には『人の目に見える/触れる幽霊』のような存在。龍が送ったブランク眼魂を受け取ったことを機に眼魔が見えるようになる。死人のため霊体化が可能。霊体になると人の目に映らなくなり、壁をすり抜けられる。
 食事を取る必要も無いが、生き返ったらまずは食事をしたいと思っている。精神状態によっては相手に話しかけても言葉が届かなく、相手に触れる事も不可能な為、完全に周囲の人物から認識されなくなる。タケルが身に着けているものは幽体化し、離れると実体化する。

 死
 死ぬことはなくなったが、痛みを感じたりボコボコにされると傷がつくこともある。あくまで仮初めの命のため、99日以内に15個の眼魂を集めないと完全に成仏してしまう。
 ムゲンの力に目覚めた後は進化と成長の末に人類を超越した神のような存在になっていた事が終盤グレートアイに明かされていた。

 家族関係
 父の天空寺龍はゴーストハンターだったが、本編開始の10年前に亡くなっている。母親のことは幼い頃に亡くなっているため、覚えていない。
 しかし、ある時を境に優しく彼に語り掛ける謎の女性の声が聞こえる様になっている。終盤でタケルを生んですぐに亡くなったことが判明している。

 関連人物

月村アカリ
 物理学を専攻している大学生で、タケルにとっては年上の幼なじみ。根っからの科学好きで現実主義者のリケジョであり、眼魔が引き起こす怪事件も「非科学的なもの」として頑なに認めようとしなかった。
 後にそれらを科学で解明してみせると前向きに考えるように鳴る。一方でゴーストとして戦いに身を投じるタケルを心配する一面も持ち合わせており、次第に科学の力でゴーストハンターの活動をサポートするようになる。
 タケルにとっての重要な心の支えであり蘇る動機でもあった。テレビ本編、劇場版等でもメインヒロインとしてタケルとの絆が強く描写された。

御成
 本名・山之内御成(やまのうち・おなり)。大天空寺の住職代理。タケルの兄弟子であり、彼の保護者のような存在。タケルが面倒くさがるほどテンションが高く、考え方の違いからアカリとはいつも喧嘩している。
 修行には励んでいるにも関わらず眼魔を見ることはできない模様だが、タケルが甦ったことや眼魔の存在をすんなりと受け入れており、彼を献身的にサポートしている。
 一方でスランプに陥ったタケルに対して厳しい一言をかけるなど、いたずらに甘やかしているわけでもない。

 もう一人の仮面ライダーにして、タケルの年上の幼なじみる。元々は人間の青年だった。タケルとは正反対のクールな性格で合理的な考え方の持ち主。
 戦闘面でも一枚上手をいくエキスパート。タケルの決意を甘いと一蹴し、3度に渡ってボコボコにするなどトラウマを植え付けた。
 10年前に妹のカノン共々神隠しに遭ってからは疎遠になってしまい、10年後に再会しても顔を思い出せずにいた。第8話にて正体が明らかとなり境遇を聞かされ戦うことに苦悩するが、最終的にタケルがカノンを生き返らせたことで和解する。

 現実世界にて眼魔達を指揮する青年で、ネクロムに変身する。元々は人間の青年だった。本人曰くマコトとは『友』の間柄だったそうだが、彼が人間界に身を置く決意を固めたことで決裂。そのため「あいつがスペクター(マコト)を変えてしまった」と、その張本人である(と思っている)タケルに激しい憎悪を燃やすようになる。
 また命や身体の価値について全く理解ができないらしく、前述のこともあってタケルら人間との溝を深めている。だが、タケルとアランの双方に借りがあり、どちらもよく知っているカノンからは、「きっと友達になれる」とも言われている。その言葉通り、飛行機眼魔の一件を経て和解し協力することとなった。

仙人/イーディス
 タケルを甦らせた謎の老人。「誰でもあって、誰でもない」と称し、時には厳かに、時には軽い口調で今後のことを見守っている。しかしタケルに重要な質問をされてもはぐらかしたり、ギャグで誤魔化すなど、いろいろと秘密を隠している。
 様々なコスプレ姿で大天空寺の地下研究室に現れる。タケルは「おっちゃん」と呼んでおり、そのせいでアカリや御成からも「おっちゃん(殿)」呼ばわりされている。
 また、第42話において仙人とイーディスは同ー人物であることも判明した。第49話で眼魂システムの効果がなくなったため、元の肉体に戻る。

ユルセン
 大きな目玉が特徴の仙人の使い魔。ゴーストとなったタケルに色々とレクチャーする一方で、小馬鹿にしたり毒を吐いたりする生意気系マスコット
 タケルが眼魂を集めさえすれば過程や方法はどうでもいいようで目の前でゴーストを生み出して人が死のうとしているのに平然と見ているという黒い一面も持ち合わせている。
 一方で意外と短気でかわいい子に弱く、たこ焼きに親近感を感じたり、ジュウオウジャーの活躍やロボを見て大はしゃぎするなど、性格そのものは良くも悪くも人間臭い。第49話でなんと元々は仙人/イーディスの飼い猫だったことが明らかになった。

画材眼魔(キュビ)
 画材と融合した眼魔怪人。破壊や殺戮を楽しんだり命令に忠実だった今までの眼魔怪人とは異なり、「ただ美しい物を描きたいだけ」と語っており悪意は皆無で温厚な性格である。その性格からタケルと紆余曲折を経て友達になった。
 第28話ではイゴールから追われた音符眼魔と共に、諸国を巡る旅へと出かけた。第49話では眼魂システムが無効となったため、眼魔から生身の肉体(男性)に戻った姿が登場した。

天空寺龍
 タケルの父親で大天空寺の先代住職。ゴーストハンターとしても活躍していたが、2005年に眼魔との戦いに敗れ死亡。
 10年前に仙人、五十嵐、西園寺主税と共に眼魔に対抗するためにある実験を行っており、西園寺の離反後「タケルの中にある、無限の可能性」を信じて18歳になったタケルに指定郵便で眼魂を渡している。
 タケルはこれを受け取ったことで、闘いに身を投じていくこととなった。第12話や『超MOVIE大戦ジェネシス』では、闘魂ブースト魂/トウサン魂の誕生に深く関っている。

五十嵐健次郞
 10年前に龍と西園寺と仙人と共にモノリスの研究を行ってた物理学者で、成人期となった龍の息子・タケルやアカリたちの協力者。龍の死に孤独し、裏切った西園寺に命に狙われて行方不明となるが、調査したタケルたちに発見する。
 しかし、青竜刀眼魔の攻撃からタケルを庇い重傷を負う。その後、長らく入院生活を強いられたがー時的に退院を許され、遂に大天空寺に訪れた。そして、10年前の真相を語った後はタケル達に後のことを任せ、アカリに自身の手帳を託して立ち去った。

 『劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間』に登場。アランとアデル、アリアの兄にして、アドニスの長男。明るい茶髪の青年で白い軍服に身を包み、白いマントを羽織っている。第39話でのアリアや第41話でのイーディスの話によると、遠い昔に病で亡くなった。タケルと同様、既に幽霊でもう一人のタケルとも呼べる存在でもある。

泊進ノ介 / 仮面ライダードライブ
 現在は捜査ー課の刑事で先輩の仮面ライダードライブの変身者。仮面ライダーゴーストとして、何度か顔を合わせたことがある。また、進ノ介との出会った時は最初からタケル自身も死亡されていた。
 蛮野天十郎の忘れ形見であるシグマとの決戦の後、生死の境を彷徨った彼を現世に導いたり、反政府組織ネオシェードに人質に取られた霧子を助けるために必要なニュートン眼魂を貸したり、現状では進ノ介に貸しを作ってる状態。
 「父親に憧れて同じ道を歩んでいる」という共通点を持っている。変身後のドライブとゴーストの共闘、進之介とタケルの同時変身は『MOVIE大戦ジェネシス』で実現した。
 YouTubeで公開されているネット版『伝説!ライダーの魂!』では、謎の少女フレイヤの「ドライブを呼んで」という頼みに対して、「ドライブ……泊さん?」と聞き返しており、この時点で既に面識があることが描写されている。

本郷猛 / 仮面ライダー1号
 仮面ライダー1号の変身者にして最初の仮面ライダー。伝説的な存在であり、『仮面ライダー1号』にて当時最も後進のライダーのタケル・マコトと共闘し自身の生き様を見せた。

宝生永夢 / 仮面ライダーエグゼイド
 聖都大学附属病院所属・小児科の研修医にして天才ゲーマー「M」。そして、仮面ライダーエグゼイドの変身者でもある。劇場版にて乱入、タケル達に加勢した。
 後にゴースト最終回(特別編)にて再登場するが、マコトとアランと交戦した自身に姿が似ている黒いライダー(ゲンム)と間違われ、ゴーストと交戦。
 だが「人の想いを繋ぐ」ために戦うタケルは謎の敵「バグスター」から「人の命を救い、世界の運命を変える」ために戦う彼の想いに気付き誤解を解く。
 彼の想いはエグゼイド本編における「世界を変える力」とされるアイテム・ライダーガシャットよりも黒いライダーの攻撃にさらされたアユムを庇う姿から明らか。素顔で対面はしなかったが、戦いの後に想いを通わせたため、エグゼイドのゴースト眼魂が誕生する。

風切大和
 地球の人間界に住む動物学者の青年。この星のどこかにある『ジューランド』の住民『ジューマン(いわゆる獣人)』と出会い、共に地球の命を守るため宇宙からの侵略者デスガリアンと戦う『謎の戦士』こと『動物戦隊ジュウオウジャー』のジュウオウイーグルでもある。
 ジュウオウジャー第7話でショッカー怪人シオマネキングの襲撃からジュウオウシャーク/セラ&ジュウオウライオン/レオともどもタケルが助太刀した後、ゴースト第24話で大和がタケルと共闘した。直接交流する場面は少なかったが、互いの武器を見て「これ、似てる!」と興味を持ったり、ヤマアラシロイド相手に息の合ったコンビネーションを見せた。
 タケルが『英雄の心と人の想いを繋ぐ』信念で戦うように、彼もまた『どこかで繋がる地球の生き物を守る』ため戦っている。大和に短い間ながらも背中を預けた経験は、敵だったアランとも共闘できるかもしれないというタケルの想いを強くする切っ掛けの1つとなった。

セラ、レオ、タスク、アム
 上記と同様、どこかにある『ジューランド』の住民『ジューマン』の4名。またの名を『動物戦隊ジュウオウジャー』のジュウオウシャーク、ジュウオウライオン、ジュウオウエレファント、ジュウオウタイガー。
 大和との出会い、デスガリアンの襲撃で故郷へ帰れなくなったため、大和と人間界で生活することになり、地球の平和を守り、故郷への帰還を果たすために共に戦っている。
 『ジュウオウジャー』第7話の中盤で大和とセラ、レオの3人はタケルと協力しシオマネキングと戦った。その後、無事合流した5人は地球の平和を守るためデスガリアンとの戦いを続行している。

天空寺アユム
 最終話で「世界を変える力」を求め、グレートアイの紋章から現れた謎の少年。未来は絶望しかないと常に悲観的な態度を取っていたがタケルとの交流を通してその心に変化が生まれ、最後は「会えてよかった…」と言い残し紋章の中に消えていった。
 その正体は、未来の世界で仮面ライダーゴースト(ダークゴースト調の白いカラー)に変身し、デミアプロジェクトの残留データより生じた「グレートデミア(白いパーフェクト・ガンマイザー)」に抵抗し続けているタケルの一人息子。
 『ゴースト ファイナルステージ』ではグレートデミアを追い詰める事に成功するが「アユムの存在そのものを抹消するには天空寺の血を絶つ=タケルを殺すしかない」と判断したデミアは過去の時代へ逃亡。デミアを追って向かった先でタケルと再会し、そこで初めて自らが未来の息子であることを打ち明ける。
 そして英雄一武闘会でゴーストに変身していたアカリや御成など16人の仲間達と共に戦い、グレートアイザーのような姿に変貌したグレートデミアをタケルと武闘会に紛れ込んでいた龍との親子三代で撃破した。

小説版

 グレートアイのゲートを通して時間を移動できる特殊能力を持っている。かつてタケルがムゲン眼魂の力と自身の寿命の半分をクロエに譲渡した際、手引きをしたグレートアイの一部も共に同化しのちに生まれたアユムへその影響が現れたために起こったもの。
 長い間父親はグレートデミアとの戦いで死んだものと教えられていたが、これは親子同士で戦う事を知ればアユムは苦悩するに違いないと心を痛めたクロエがついた嘘である。そのためグレートデミアを倒したあとコアからタケルが現れた時は驚きを隠せずにいた。その後親子3人は笑顔の再会を果たすことになる。

クロエ
 眼魔界のかつての重鎮ダントンとゴーダイによって強化された改造人間。ダントンを父と崇め盲目的に信奉していたが、彼が倒されたことで自身の存在意義を見失う。タケルから「未来へ歩むために自分のために生きる」よう説かれ、その言葉の意味を知る為にタケルとの再会を望み地球に来訪する。
 だが街中で絡んできたチンピラなどを力尽くで対処しているうちに駆け付けた警察の機動隊と大規模な戦闘を起こし、その際肉体強化アイテムであるリアクターが不具合を起こし寿命が削られ始める。
 自分を助けるために意識不明となったタケルを残り少ない命のなか懸命に看病し続け、また彼を見舞う仲間達を見るうちにしだいに「自分のために生きる」ことの意味を理解していく。最期は青空の下で迎えようと一人病室を抜け出すが、駆け付けたタケルにムゲン眼魂の力と彼の寿命の半分を譲渡され蘇生。後に結ばれアユムを授かる。

常磐ソウゴ / 仮面ライダージオウ
 『仮面ライダージオウ』のゴースト編で共演。シブヤとナリタと共にアナザーゴーストの事件を追う際、その仲間として誤解されるが、タイムジャッカーと手を組んだ仮面ライダーディケイドと戦うゲイツを見て態度を改める。
 その後、法力でアナザーゴーストに魂を抜かれかけたソウゴを救い、ゴーストと化した彼に代わりタイムマジーンで2015年に向かいマキムラがアナザーライダー化するのを防いだ。
 ジオウでのタケルはライダーに変身せずとも、ゴーストハンターとしての力は父と肩を並べるほどになっているようだ。ライダーの力は失われたもののアカリの「不知火」で実体化したソウゴにゴーストのライドウォッチを託した。
 事件解決後、タケルはソウゴに体が戻った際の感想を聞く。「う~ん……やっぱりちょっと、お腹すいちゃった」と言うソウゴに「だよね!」と肯定していた。

 中の人
 演じる西銘氏が送った、難病と闘う男の子へのメッセージは話題になった。男の子は辛い治療時にゴーストドライバーを装着して変身し勇気を出している。
 ゴーストから力を貰っていることをお母さんがTwitterに書き込んだところ、「身内にこのツイートを見せてもらい、本当に今まで仮面ライダー、一生懸命やっててよかったなと思いました。闘病生活辛いと思いますが、辛くなくなるくらいテレビで頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします‼️」と西銘氏からの返信があった。後にツイートを教えられた時は嬉し泣きしたと話している。
 この心温まるエピソードは『羽鳥慎一モーニングショー』2016年3月18日放送回で紹介され、インタビューを受けた西銘氏を映した激励のビデオレターが男の子のもとに届けられた。変身ポーズもバッチリ決めたヒーロー・天空寺タケルを見て、男の子はとても嬉しそうに笑顔を見せるのだった。
 その後彼は2018年の24時間テレビに出演、病気はすっかり完治し元気な姿を見せてくれた。自身が産まれる前の作品も含めて仮面ライダーが大好きであるが、一番の思い入れはやはりゴーストであり、ジオウのゴースト編は何度も見返しているらしい。

 備考
 ムゲン魂の7つの感情に基づく必殺技をひとつひとつ会得していく展開は、最初から万能の存在にして強くなりすぎることを避け、成長し、無限に進化して行くタケルの成長の過程を描くために考案された。
 2015年10月から2016年2月にかけたスーパーヒーロータイムの同期作『手裏剣戦隊ニンニンジャー』とは、主人公が「伊賀崎」と「空寺タケル」の『天』繋がり。スーパーヒーロータイムの開始時にもアピールされていた。演じている役者も「西川俊介」と「西銘駿」の『西』繋がり。
 2016年2月から同年9月にかけたスーパーヒーロータイムの同期作『動物戦隊ジュウオウジャー』とは、主人公の名前が「風切大和ヤマト」と「天空寺タケル」で、日本最古の英雄たる「ヤマトタケル」繋がり。西銘氏もTwitterで、このコンビに関して話題にしている。

 客演
 西銘氏が掛け合った事もあってか主役ライダーの中では本編後の客演も多い。他の主人公に比べて若いためか、視聴者からは共演時に先輩ライダー・後輩ライダーどちらの立場でも可愛い孫のような感覚で見られる。
 『平成ジェネレーションズ』シリーズには全作に出演し、本編の後日談である一作目では主役の一人を務めた。『FINAL』では前作およびVシネマ『スペクター』を踏まえたその後が描かれた。『FOREVER』では変身後のみだが新録音声と共に活躍した。
 『仮面ライダージオウ』本編にも「ゴースト編」となる第13、14話 に登場。ライダーの力がなくとも法力で鉄骨を吹き飛ばしたりマコトと共にライダーに変身して眼魔コマンドと戦い必殺技も披露した。

仮面ライダーゴースト
「確かにお前は強い!でも、負けたと思わない限り、俺は負けてない!」

 概要

 天空寺タケルら眼魔の襲撃に遭い死亡。だが、仙人と名乗る老人から『ゴーストドライバー』を授かった上で生き返らせてもらった。
 以降は自身や偉人・英雄の魂が宿った『ゴースト眼魂(アイコン)』を用いて、ゴーストハンター・『仮面ライダーゴースト』として眼魔に立ち向かう。なお、劇中で『仮面ライダー』と名付けたのも仙人だが、彼が何を意図してそう命名したのかは不明。

 変身
 バックルのカバーを開けた後、中央上面に配置されたスロット『アイコンスローン』にゴースト眼魂を装填。すると『アーイ!』の音声と共に起動。このとき一時的、瞬間的などを意味する『トランジェント』という素体の状態になる。
 『バッチリミナー!』の待機音が鳴り、それから右側面のレバー『デトネイトリガー』を引いてから押し込む。『カイガン!○○(○○は眼魂の名前)』の音声が鳴る。
 パーカーゴーストを召喚。それに対応する眼魂の変身音が流れた後パーカーゴーストが憑依してゴーストへと変身する。

 外見
 黒い顔面の『ヴァリアスバイザー』にはゴースト眼魂ごとに個別の模様が現れ、その名が示すように様々な顔になる。
 ライダーの中でも、頭部の形状がとてもシンプルで形態ごとの外見の差が少ない。顔面全体が目として機能しており、広い視野を見渡すことができる。変身した直後の状態では、フェイスパターンが何も浮かんでいないのっぺらぼう状態という珍しい姿となる。

 性能
 各部は微小金属体「クァンタムソリッド」で形成されている。エネルギーを与えることで、状態や性質を自由に変化させる。
 使用する武器やゴーストガジェットにもクァンタムソリッドが用いられ、攻撃力や防御力を高めている。『ガンバライジング』では「クアンタムブロー」という技がある。
 胸部の紋章『ブレストクレスト』が強い意志を神秘的エネルギーに変換する。膝アーマー『シェイドスマッシャー』は落下や衝突による衝撃ダメージを完全に吸収する。脚部の運動を高速化する。

全身
 トランジェントの体表を覆う防護スーツ『インビジブルスーツ』は通常時は柔軟で動きやすく、防御時はスーツを硬くすることでダメージを軽減する。
 オレンジ色のエネルギー供給ライン「エナジーベッセル」は暗闇や、必殺技発動時など高エネルギー使用時にエネルギーの流れが活発になると発光する。
 全身各部を覆う透明なプロテクター『アーマーインビジブル』で全身を透明化し、反実体化させる。物体のすり抜けや空中浮遊など、物理・質量の法則を無視した行動が可能。

四肢
 腕部『リヴァイヴァ―アーム』、脚部『リヴァイヴァ―レッグ』は防御力を高める多重装甲と、腕力を強化する内部機能を備える。
 拳『フェイタルグローブ』は眼魔など常人には見えない存在に触れる。表面に展開したエネルギーをパンチと共に叩き込み、敵を内部から破壊可能。
 ブーツ『モータルブーツ』は高速フットワークを生み出し、浮遊時は姿勢をコントロールする。表面に展開したエネルギーをキックと共に叩き込み、敵を内部から破壊可能。
 手首と足首のパワー増幅リング『フォースシャックル』内に貯蔵された大量のエネルギーを利用し、各部のパワーバランスを調整する。必殺技発動時は拳や足先をエネルギーのオーラで包み、技の破壊力を引き上げる。

 その他能力
 ユルセン曰く「既に故人なので、もう死ぬことはない」が、ダメージを食らうと「死ぬほど痛い」。名前の通り「ゴースト」であるため常人には見えず、物体をすり抜けたり空中浮遊したりすることができる。
 第2話では仲間が彼の肉体を霞の様に突き抜けた。第4話では落下してくるの下敷きになりそうになってもユルセンから「おめー自分の能力分かってねーだろ」と言われ、結局そのまま岩盤を突き抜けて無傷で地上に出てきた。

 ゴーストアイコンにより、世界の偉人憑依させることでフォームチェンジする。精神はタケルのままなので、電王のように人格が変わることはない。トランジェントという素体状態にパーカーゴーストを纏い、その力を発揮する。
 パーカーゴーストとは、ドライバーの機能により、偉人・英雄の魂が宿るエネルギー体のゴーストをクァンタムソリッドに変換しパーカー状に実体化させたもの。
 頭部は形態ごとに「ペルソナ○○」という偉人・英雄に関係する名称になり、顔面の「ヴァリアスバイザー」には色の付いた模様が現れ「フェイス○○」という形態の特徴を表した名称になる。
 トランジェント及び纏うパーカーは「クァンタムソリッド」と呼ばれる微小金属体で構成されており、使用するゴーストアイコンにとって腕力や脚力、防御力など性質が変化する

 モチーフ
 死者の弔いが「死装束→霊柩車→火葬→納骨」と進むことに触れ、ゴーストの各形態の外見的特徴を「オレ魂=骨」、「闘魂ブースト魂=火葬」、「グレイトフル魂=霊柩車」、「ムゲン魂=死装束」に比定。
 「強化フォームを手に入れるたびに弔いを逆順に辿っている=生き返りに近付いている」と述べる俗説がある。

 装備

ゴーストドライバー
CV:m.c.A・T

 本作の変身ベルト。普段はタケルと同化しており、タケルの意思に応じて腹部に出現する。中央部の『グリントアイ』にはガンガンセイバーなどの武器を転送する。応用すればパーカーゴーストを取り込んで、眼魂を生成して封印することもできる。
 カバー部分が影になり、どこに向けても奥に装填された眼魂がこちらを睨み付けている様に見える。眼魂を外して変身を解除すると、『オヤスミー!』という音声が流れる。

ゴースト眼魂

 本作の仮面ライダーが変身や戦闘時に使用する目玉型のアイテム。タケルが完全に生き返るためにはこれを99日以内に15個集めなければならない。タケルが所持するゴースト眼魂は、待機モード時のクアッドアイリスの色が黒となっている。

ガンガンセイバー
 様々な形態に変形する両刃の剣。ドライバーに手をかざすことで自動的に出現する。通常形態は剣型のブレードモード。状況に応じてパーツを組み換えることでガンモード、二刀流モード、ナギナタモードにもできる。
 動物型サポートメカ『ゴーストガジェット』と合体することで様々なモードに変形できる。変形させた武器は変身前やフォームを問わず使用可能。玩具ではスペクターが所有するコブラケータイにも対応している。
 名前の由来は「眼+銃+剣」で、テレビ朝日公式HPにおける英語表記は「GAN GUN SABER」(URLはgangansaber)となっている。または「ガンガン攻めて斬る」といったような意味合いもあると思われる。

攻撃性能
 『クァンタムソリッド』製の刃『クァンタムブレード』の表面は接触した物質を分解する特殊な粒子で覆われており、地球上にあるほぼ全ての物体を切断可能。
 銃口『シャンデリアンマズル』に出力調整デバイスを内蔵。内部で生成したエネルギー弾に電磁力を加え、威力や弾速を調整する。調整次第で高速連射や遠距離射撃、爆発を伴うチャージショットの発射なども可能。

性能
 防御フレーム『クォンタムディバイダ―』はエネルギーシールドで武器全体を覆い、各パーツを強固に繋ぐことで耐久性を大幅に向上。二刀流モードでは小刀の柄になる
 照準装置『シュートポイント』はゴーストの索敵システムと連携し、銃撃時の照準補正や、斬撃時の挙動修正などを行う。
 グリップ『ディサイダーグリップ』が使用者の動作に合わせて武器の重心をコントロール。攻撃時の挙動を安定させ、命中率を引き上げる。内部には銃弾生成装置が組み込まれており、ガンモード時は大量のエネルギー弾を高速生成する。

必殺技
 それぞれのモードで鍔に描かれた紋章『エナジーアイクレスト』をグリントアイにスキャン(アイコンタクト)させる。するとエネルギーを供給するパイプ『キャンドルチャンパー』を伝ってエネルギーを武器各部に送り込み、必殺攻撃の態勢に移行させる。
 そして『ガンガンミナー!ガンガンミナー!』という待機音が流れる。ドライバーから大量のエネルギーを受け取り『ガンガントリガー』を引くことで、強烈な発光と共に武器各部からエネルギーが放出され、高威力の必殺技が繰り出される。

サングラスラッシャー
 闘魂ブースト魂、および派生形態で用いる剣型の専用武器。ソード・ブラスターの2つのモードに変形する。ガンガンセイバーと同様にゴーストドライバーから出現する。
 『クァンタムソリッド』製の刃『クァンタムプロミネンス』による斬撃は敵を蒸発させるなど、ガンガンセイバー以上の力を発揮する。銃身の『クァンタムコロナバレル』から撃ち出すエネルギー弾は、ビーム射撃やエネルギー噴射など様々な調整も可能。

必殺技
 サングラス型のセーフティユニット『メガシェイド』内の『デュアルアイソケット』に眼魂を2つ装填。『オブリタレイトリガー』を引くことで文字通りすべてのエネルギーを放出し必殺技が発動する。
 眼魂を2つ装填した場合は『マブシー! マブシー!』という待機音が流れ、メガシェイドを閉じると『ダイカイガン!』の音声が鳴る。
 オレゴースト眼魂と闘魂ブーストゴースト眼魂を装填することで、『メガマブシー! メガマブシー!』や『闘魂ダイカイガン!』というように音声が変化する。

 専用マシン

マシンゴーストライカ

スペック

全長:2.200m
乾燥重量:150kg
馬力:140ps(130kw)
最高時速:270km/h

概要
 ゴーストの専用バイク。普段はタケルが使っている普通のバイクだが、タケルが変身すると共に変化。
 ゴーストドライバーから発せられるエネルギーを受け漆黒の馬にも似た姿となり、眼魔を追跡する。ユルセンの指示やマシン自身の自己判断によって、ゴーストの元へと速やかに駆け付けることが可能。

活躍
 エンジンの『GH-0ST』(ジーエイチゼロエスティー)の機能により、約一ヶ月はガソリン1Lの給油で走行可能。
 前方に『ストライカーホーン』という鋭いアンテナブレードがあり、武器として最高速からの突撃で相手を貫くこともできる。劇中では車体を回転させて思いっきり後輪をぶつける攻撃も行っている。

キャプテンゴースト
スペック

全長:3.0m
重量:255kg
最高飛行速度:390km/h

概要
 ゴーストの支援マシン。ユルセン曰く「お前の物」らしいが、当の本人はその存在を知らなかった。第2話で初登場。外見は2本脚が付いた巨大な幽霊船
 登場時には『目の紋章』から出現する。出自や普段は何処に居るのか等は不明。役目を終えるとユルセンと共に何処かへ去っていく。登場時は、主にゴーストがユルセンを呼んでユルセンがキャプテンゴーストを呼び出す。
 自律行動が可能で、ユルセンの指示や自己判断でゴーストの戦闘をサポートする。第13話ではプラネット眼魔を追いかけてゴーストリョウマ魂宇宙まで運んでみせた。

性能
 船底や側面にある赤い部分の顔「フェイスレッドスマイル」に見えない敵を見つけ出す「ディメンションソナー」を備える。周囲のエネルギー流をとらえ、増幅させることで膨大な推進力を得る「ミラージュマスト」。
 耐衝撃性に優れた、体当たりであらゆる障害物を破壊可能な防御フレーム「アージェントガンネル」。追尾機能を持つエネルギー弾を生成して、高速連射も可能とする、対象が半径500m以内にいれば、ほぼ確実に命中可能な船首にある主砲「セイリングキャノン」。
 後方にある急上昇・急降下・高速旋回を行える重力制御装置「ヴォイドフローター」。2tの物体を殴り飛ばす程のパワーと、あらゆる金属を引き裂く事が出来る鋭い5本の爪「アンカークロー」を兼ね備えた腕部「レプティルアーム」と言った優れた機能・性能を持つ。

イグアナゴーストライカー
スペック

全長:5.5m
重量:405kg
最高速度:240km/h

概要
 ゴーストの支援マシン。マシンゴーストライカーキャプテンゴーストが合体したイグアナ型の巨大ユニット。初登場は第2話。
 自律行動が可能。壁を垂直によじ登れるほどの脚力や厚さ30cmの金属装甲をも粉々に噛み砕く鋭い牙と強力な顎、と言った優れた戦闘能力を有する。
 初登場時にはゴーストの頼みを受け彼とは別行動を取って巨大電気眼魔を独力で撃破した。モチーフ元のイグアナ同様4足歩行で活動。鳴き声を発する場面も良く見られる。

主要形態一覧


カイガン! オレ! レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ!ゴースト!!
 スペック

身長:204cm
体重:96kg
パンチ力:5.5t
キック力:10t
ジャンプ力:ひと跳び42m
走力:100mを5.8秒

 概要
 オレゴースト眼魂を装填して変身するゴーストの基本形態。テレビ本編では第1話より登場した。頭部「ペルソナパンテオン」の顔のデザインはステレオタイプな幽霊をイメージした複眼。
 オレンジ色の模様は「フェイスパンテオン」と呼ばれる。ペルソナとは仮面のことで心理学では人格、パンテオンとは偉人たちが眠る神殿を意味する。パーカーは半袖、カラーはオレンジと黒。戦闘の際にはフードを取って戦う。

 戦闘能力
 専用武器ガンガンセイバーは主にブレードモードを使用。空中に浮いたりするなどのトリッキーな攻撃を得意とする。
 どのフォームも鋭いアンテナブレードウィスプホーンがあり、武器として頭突きで相手を貫ける。半径5km以内に出現した眼魔などの気配を察知し、アラート信号を出して警戒を促す。

性能

頭部『ペルソナパンテオン』
 流線型の頭部装甲『パンテリオンリフレクター』が物理攻撃を受け流す。表面にコーティングされた特殊粒子でエネルギー攻撃を反射可能。
 エネルギー調整装置『ソウルオーナメント』全身の状態や損傷個所を確認し、エネルギーの流れを管理する。ウィスプホーンが発するアラート信号に反応し、速やかに各システムを戦闘態勢へと移行させる。
 吸気装置『アトモスダクター』は気流や風の力を利用して、内部装置を冷却。また、周囲の熱を取り込み、エネルギーとして再利用可能。

感覚器官
 視覚センサー兼フェイスシールド『ヴァリアスバイザー』の顔面を覆う分厚いクリアパーツは耐衝撃性に優れており、ほぼ全ての物理攻撃を防ぐ。バイザー内部には流体視覚センサーが充填されており、顔面全体を目とした広い視野で周囲の状況を把握する。
 側頭部のシールド発生装置『フランジクリスタル』からエネルギーシールドで全身を覆い、防御力を大幅に引き上げる。かすかな音さえも精確に捉える聴覚センサーを内蔵しており、音だけを頼りに索敵可能。

胴体
 パーカーの布地『パンテオンコート』は頑丈かつしなやかな形状によって物理攻撃を受け止め、表面にコーティングされた特殊粒子がエネルギー攻撃を受け流す。
 フード『エフェクターフード』は特殊なフィールドで全身を覆い、残像などを発生させて敵を撹乱可能。肩部『パンテオンショルダー』は周囲を取り巻くエネルギーの流れを読み取り、袖口から吸収して再利用可能。

先行登場
 『仮面ライダードライブ』の劇場版である『サプライズ・フューチャー』に登場。未来型ロイミュードとの戦いに苦戦する警官隊たちの元に目の紋様から黒い靄を纏って突如出現。空中をゆらゆらと動く幽霊じみたトリッキーな動きでロイミュードを翻弄した。
 ドライブ本編の第47話ではシグマサーキュラーとの戦いを終え、意識を失ってビルから落下した進ノ介の夢の中に現れた。死者の世界への入り口と思われる黒い穴へ向かう進ノ介を制止した。
 その直後に黒い穴から出現したフリーズロイミュード超進化態ソードロイミュードシーフロイミュードガンガンセイバーで倒した。
 仮面ライダードライブ第48話/最終話/特別編「ゴーストの事件」でも登場。犯罪組織ネオシェードリーダーが所持する、青いアイコンを狙い出現した眼魔との戦いを繰り広げ、ガンガンセイバーで撃破した。

 必殺技

オメガドライブ
イカイガン!オレ!オメガドライブ

 ドライバーのレバーを1回引いてから押し込むことで発動。背後に巨大な目の紋章を出現させ、そのエネルギーを右脚に纏い強力なキックを放つ。第1話で初披露。接近してきた槍眼魔にカウンターで飛び蹴りを放って撃破。初陣を飾った。
 オメガドライブかどうかは定かではないが、第11話ではムサシを初めとしたパーカーゴーストを次々と纏い、最後にオレ魂へとチェンジ。強力な跳び蹴りを放つ強化版と思われる技も披露した。

オオメダマ
イカイガン!オレ!オオメダマ!

 ドライバーのレバーを4回引いてから押し込むことで発動。ドライバーから射出した眼魂型の巨大エネルギー体を蹴り飛ばす。第2話で初披露。「巨大ガンマホール」を塞いだ。オオメダマの音声は他の形態やライダーにもあるため全形態・全ライダー共通技。
 『ガンバライジング』では、「バッチリカイガン1弾」の「バーストオオメダマキャンペーン」にラインナップされた全フォームで発動可能。その後の弾では長らく出番が無かったが、新たにダークゴーストとテンカトウイツ魂でオオメダマを見ることができる。

オメガストリーム

イカイガン!オメガストリーム!

 ドライバーにガンガンセイバー・ナギナタモードをアイコンタクトさせ、トリガーを引くことで発動。背後に巨大な紋章を出現させ、そのエネルギーを刀身に纏わせ敵を連続で切り裂く。第4話で初披露。ブック眼魔の分身体を撃破した。

オメガブレイク
イカイガン!オメガブレイク!

 ドライバーにガンガンセイバー・ブレードモードをアイコンタクトさせ、トリガーを引くことで発動。赤い衝撃波を飛ばし、敵を切り裂く。
 ガンガンセイバーの最も基本となる必殺技だが、この形態では『仮面ライダー1号』にて初使用した。それまではTVシリーズ第16話で初使用・オレ魂ではない・敵を倒していないという珍しいケースだった。
 ガンガンセイバーの玩具CMやヒーローショーでは度々使用。「このあとすぐ」にはオレ魂が待機音と共にブレードモードを振るうバージョンがある。
 『仮面ライダージオウ』では、刀身にエネルギーを纏わせて敵を切り裂いた。この時はアイコンタクトではなく、ドライバーの操作で発動していた。

ガンバライジングオリジナル技
アサルトセイバーレイス
 ガンガンセイバーを浮遊させて敵に突撃させる技。なおムゲン魂の得意技であるカナシミブレイクのガンバライジング版もこの演出の流用である。

めらめらゴーストからだもやすぜ!
 てれびくんの読者が考えたゴーストのガンバライジングオリジナル技。ゴーストが気合を入れて体を燃やしたまでは良かったものの、火の制御が効かずあわてて敵に突撃する。
 闘魂ブースト魂もビックリの演出だ。命、燃やすぜ!というゴーストの決め台詞から体を燃やすという発想をした子ども達には脱帽である。

開眼!俺!
 闘魂ブースト魂グレイトフル魂ムゲン魂オレ魂の順番で必殺技を放つ。この他、『平成ジェネレーションズFOREVER』ではその場で回転して竜巻を発生させ、周囲の敵を吹き飛ばす技を披露している。

 闘魂ブースト魂/トウサン魂
「行くよ、父さん……!」

闘魂カイガン!ブースト!俺がブースト!ゴー!奮い立つゴースト!!ファイ! ゴー!ファイ!ゴー!ファイ!ゴーー!ファイ!

スペック

身長:204cm
パンチ力:8.8t
キック力:13t
ジャンプ力:ひと跳び43m
走力:100mを5.4秒

概要
 天空寺タケル闘魂ブーストゴーストアイコンを用いて変身した強化形態。変身にはタケルの父である天空寺龍の力により誕生したアイコンが用いられる。第13話以降は半ば基本形態のように扱われた。
 初登場は12話。これに先駆けて2015年12月に公開された劇場版作品『超MOVIE大戦ジェネシス』にもトウサン魂として登場。前述の通りフォーム名や変身に用いられる眼魂が出現した経緯など、このフォームと相違する点も複数見受けられる。

外見
 オレ魂をトランジェントごと赤く変色させた感じで、全体的に赤く燃えるような意匠が見て取れる。頭部「ペルソナファイティングスピリット」の顔のデザインは炎を模した複眼「フェイスクリムゾンファイア」。パーカーは半袖、カラーは黒と赤。
 頭部と顔の意味も文字通り「闘魂」と「紅炎」。タケルの決め台詞である「命、燃やすぜ!」をそのまま体現したかのようなデザインとなっている。

変身
 闘魂ブースト/トウサンゴースト眼魂を装填して変身。変身音はゴーストドライバーと闘魂ブーストの音声が互いに掛け合う。
 ゴーストドライバーは『俺がブースト!奮い立つゴースト!GO!GO!GO!GO!』を、闘魂ブースト眼魂は『一発闘魂!』と『闘魂!』『GO!ファイ!ファイ!ファイ!ファイ!』の部分をそれぞれ担当し、同時に鳴り響く。

戦闘能力
 戦闘力の源は生きようとする強い意志。これまでのどの姿よりも強力なパワーと炎の力で戦う。専用武器・サングラスラッシャーを使った遠・近距離戦を得意とする。
 眼魔スペリオル(ジャベル)を吹き飛ばすほどの強烈なパンチを繰り出す等の肉弾戦にも長けている。アンテナブレードも「フレイムウィスプホーン」にパワーアップ。武器として炎を纏った頭突きで相手を貫くこともできる。
 陽炎のような幻影を作り出したり、アーマーコンフリクトと呼ばれるプロテクターの働きで数千度の熱にも耐えられる。その気になれば敵の装甲と内部を一瞬で融解可能。

ゴーストチェンジ
 従来通りゴーストチェンジが可能。トランジェントが赤い状態の「闘魂○○魂」という名称になる。ウィスプホーンは通常の形状で最初に変身したライダーの本数が維持される。必殺技を発動した際は攻撃に炎のエフェクトが追加され威力が増大する。
 闘魂ブースト魂専用の派生形態に直接変身した場合は、自動的に赤いトランジェントが生成される(第24話で判明)。
 オレ魂の状態から闘魂ブースト魂の派生形態にゴーストチェンジすることも可能で、劇中では第38話にて初変身した。名称は「○○魂(オレベース)」となりトランジェントは黒いが、アンテナブレードはフレイムウィスプホーンのままとなる。

映画での活躍
 『超MOVIE大戦ジェネシス』ではトウサン魂として登場。開放の音声は『サンキュウ!トウサン!』の部分が嗚り響き、ゴースト・オレ魂へと戻った。
 なお、眼魂の音声が異なること以外は、見た目は前者と全く同じである。どちらの形態も父である天空寺龍が誕生に関わっている。

必殺技

オメガドライブ
闘魂ダイカイガン!ブースト!オメガドライブ

 背後に巨大な目の紋章を出現させ、炎状のエネルギーを右脚に纏い強力なキックを叩き込む。第12話で初使用。眼魔スペリオルであるジャベルを打ち破り、眼魔眼魂を完全に破壊した。
 サングラスラッシャー装備時は刀身に炎を纏わせ、すれ違いざまに一閃し切り裂く。事前にオメガシャインを発動していた場合は技の威力を強化する。『超MOVIE大戦ジェネシス』ではオメガシャインを強化する形で発動。

オメガシャイン
イカイガン!オメガシャイン!

 サングラスラッシャー・ソードモードに眼魂を2つ装填して発動。第16話ではオレとロビンを装填。オメガストライクの要領で炎のエネルギー矢を発射した。
 第18話ではニュートンとヒミコを装填。浄化の炎を重力操作能力で強化して眼魔スペリオル・ナイフの霧を払った。オメガドライブを追加発動し、青と桃色の斬撃を飛ばした。
 『超MOVIE大戦ジェネシス』ではオレゴースト眼魂とムサシゴースト眼魂を装填して発動。サングラスラッシャーの刀身に斧のような紅いエネルギー刃を形成し、敵を斬り裂く。
 さらにオメガドライブを追加発動し、エネルギー斧に炎を纏わせて強化していた。父の天空寺龍も生前は鉞を手に戦っていた。

秘密
 闘魂ブーストゴーストアイコンは龍自身の魂を入れて作られたアイコン。そもそも闘魂ブースト魂は元々龍が変身した仮面ライダーゴーストの基本フォームである
 小説版の回想では、実際に龍がこのアイコンとゴーストドライバーを使って闘魂ブースト魂に変身している。闘魂ブースト魂は、厳密にはタケル自身の強化形態ではなく、別のゴーストであると言える。

ゲーム作品
 バトライド・ウォー創生ではDLC専用キャラとして参戦。仮面ライダーゴーストとは別キャラ。各種必殺技でゴエモン魂、リョウマ魂、ヒミコ魂に変身する。超必殺技の演出でグレイトフル魂となる。
 シティウォーズではリリース初期から実装。初期からあるオメガドライブと後に実装されたメガオメガシャイン(と書いてあるが実はオメガシャイン)の2種が実装されている。

「みんなの魂……!」

ケンゴウハッケンキョショウニオウサマサムライボウズニスナイパー! 大変化!!

「人の想いや心は繋がっていくんだ!魂は、永遠に不滅だ!!」

スペック

身長:211cm
体重:124kg
パンチ力:21.2t
キック力:24.7t
ジャンプ力:ひと跳び42.2m
走力:100mを5.1秒

概要
 第23話より登場。「眼魔の世界」から持ち帰ったアイコンドライバーGに15の偉人の力が宿り、それで変身するゴーストの超強化形態。必殺技発動時の決め台詞は新たに、「魂は、永遠に不滅だ!!」となる。
 変身するとドライバーから召喚されたパーカーゴーストが装甲「アーマーサブライム」の全身各部を保護する鎧として宿り、「ムサシェルブレスト」や「エジソニックショルダー」など顔のデザインが表示される。

外見
 頭部「ペルソナグランドール」の顔のデザインは光り輝く複眼「フェイスグランドール」。偉大や最大級の名に相応しい豪華絢爛なデザインとなっている。
 カラーは黒と金。この形態においては、パーカーではなく鎧を纏っている。頭部左右や後頭部には装飾として感覚強化装置「ワイズリンカー」が装着され、パーカーゴーストのフード部分に付いた角やアンテナなどの装飾が融合したような形状をしている。

変身音声
 わかりにくいが、変身音声は15人の英雄を表現したフレーズになっている。

剣豪:ムサシ
発見:エジソンニュートン
巨匠:ベートーベン、グリム兄弟
王様:ヒミコ、ツタンカーメン
侍:リョウマ、ノブナガ
坊主:ベンケイ、サンゾウ
スナイパー:ロビンフッドビリー・ザ・キッド

戦闘能力
 全てのパーカーゴーストと一体化したことで、素体と比べて全体的に大幅強化。ディープスペクターと比較するとパワー面では劣っているが機動力では優っている。ジャベルが変身する眼魔ウルティマを圧倒する程凄まじい。 
 ドライバーから全身にエネルギー供給される特殊発光粒子「レイグリスター」を纏った攻撃や必殺技は、対象となる敵の存在を影も形もなく分解・消滅させる。 

パーカーゴースト
 15人の英雄ゴーストの力を宿した鎧「アーマーサブライム」を纏っており、それぞれの鎧にエネルギーを集中させて、個々の特殊能力や主要武器を自在に組み合わせて戦える。武器はガンガンセイバーとサングラスラッシャー、スペクターのガンガンハンドを使用する。
 ドライバーを操作することでパーカーゴーストを実体化させる。アンテナブレードの「ゴルディウィスプホーン」の機能により召喚したパーカーゴーストと意識を同調させることで息の合った連携を見せる。
 40話では一旦グレイトフル魂になりムサシとビリー・ザ・キッドとフーディーニでガンマイザー・マグネティックブレードを拘束し、ムゲン魂になって撃破した。

欠点
 スペクターやネクロムが偉人ゴーストを纏った上でこのフォームに変身すると、強制的にそれぞれの基本形態に戻される。ガンマイザーによる異変が生じると行動不能になる
 第34話でグリム兄弟の喧嘩が原因で召喚した他の偉人ゴーストが技の発動前に消えてドライバーに戻った。融合しているパーカーゴーストの精神状態等によっては戦闘に支障が出る場合もある。

アイコンドライバーG
 マコト奪還のために乗り込んだ眼魔世界にあるイーディスの研究室にて入手。イーディスはこれを力の根源にアクセスするための装置とアデルに説明している。「ベルト」ではあるが見た目は第22話でタケルが言った通りのでっかい眼魂
 自動的に出現するゴーストドライバーとは別のベルト。使用の際には着け替える必要がある。ただし、ゴーストドライバー自体変身者の意思で脱着する事もあってかゴーストドライバーの取り外し、収納などの描写は無い。
 右部にはレバー、左部にはスイッチがあり、スイッチを一度押して待機状態にした後にもう一度スイッチを押すことで変身する。変身前はタケルの所持するアイコン同様灰色のシャッターが下りていて、変身すると15のアイコンのマスクが全て表示される。

必殺技

オメガドライブ
ゼンダイカイガン! 剣豪!電動!アロー!リンゴ!カウボーイ!巨匠!無双!怪盗!ダゼヨ!女王!大王!武将!脱走!読書!僧侶! 全員集合!グレイトフル!オメガドライブ

 変身後にドライバーのレゾネイトリガーを押して発動。右脚に黄金のエネルギーを収束し、強力なキックを放つ。または2つの剣に黄金のエネルギーを纏わせ敵を連続で切り裂く。
 事前に英雄ゴーストを全て召喚していた場合、15人全ての英雄ゴーストがグレートアイのような陣を組み、融合して黄金のエネルギー球に変化。跳躍したゴーストがエネルギー球ごと強力なキックを叩き込む。

オメガフォーメーション
レッツゴー!オメガフォーメーション!

 英雄ゴーストの召喚後、レゾネイトリガーを2連続で押すことで発動。召喚されたゴーストと連携して必殺技を放つ。第24話ではロビンゴーストと共にガンガンセイバー・アローモードから光の矢を放ち、ゴエモンゴーストと共にサングラスラッシャー・ソードモードから光の刃を飛ばして攻撃した。
 第26話ではリョウマゴーストとヒミコゴーストを呼び出した状態で使用。リョウマゴーストがサングラスラッシャー・ブラスターモードからの光線、ヒミコゴーストがガンガンセイバー・ナギナタモードでの斬撃を放っていた。
 第34話ではムサシゴーストがガンガンセイバー・二刀流モードで、エジソンゴーストがガンガンセイバー・ガンモードで攻撃しようとしたがグリム兄弟の喧嘩のせいで不発。

メガオメガフォーメーション
レッツゴー!全員集合!メガオメガフォーメーション!

 15人全員の英雄ゴーストの召喚後、レゾネイトリガーを2連続で押すことで発動。召喚されたゴーストと共にジャンプ。それぞれの右脚にエネルギーを纏って連続でライダーキックを叩き込む。

備考
 名前の由来は、テレビ朝日公式HPにおける英語表記が「GRATEFUL DAMASHII」となっていることから、民話として古くから伝わる「Grateful Dead」(意味は「感謝する死者」)で、そこに「Great full」(すべての偉人・英雄)を掛けているものと思われる。
 動物戦隊ジュウオウジャーの第7話にゲスト出演。スーパーヒーロー戦記』でグランドジオウが召喚する形で登場した。

最強フォーム?
 本来の最強フォームであるムゲン魂には「小説版仮面ライダーゴースト」以降は変身出来なくなった。そのため、ムゲン魂の次に戦闘能力が高いこの形態が事実上のゴースト最強形態として扱われる事がある。
 『仮面ライダーセイバー×ゴースト』で登場した強化フォームはムゲン魂では無くグレイトフル魂であり、公式からも『セイバー×ゴースト』は『スペクター』以降である事はほぼ確定的で、あらすじでもその旨が示唆されている。


「まだだ…!俺は信じる!俺の無限の可能性を!!」

ムゲン進化! チョーカイガン!ムゲン! KEEP・ON・GOING!ゴ・ゴ・ゴ!ゴ・ゴ・ゴ!ゴ・ゴ・ゴ!ゴッドゴースト!!

「全てのものは……無限に繋がっているんだ!!」

スペック

身長:210cm
体重:88.8kg
パンチ力:24.6t
キック力:28.8t
ジャンプ力:ひと跳び48.8m
走力:100mを3.3秒

概要
 ムゲンゴースト眼魂を装填して変身するゴーストのTV本編に於ける最強形態。この時の必殺技発動時の決め台詞は「人間の可能性は…無限大だ!」となる。変身の際には白い羽が舞い散る。第33話では光り輝く姿でのみ登場。第34話より本格的に登場した。
 小説『未来への記憶』にてムゲンゴースト眼魂が永久に失われたために、以後二度と変身することができなくなった。

登場経緯
 アカリ・御成・マコト・アラン・シブヤ・ナリタ・カノンの強い想いを受けて蘇ったタケルが生み出した仲間達の想いと自分自身の力で生み出した最終形態。名付け親は仙人。
 タケルが「ムゲンの可能性」を持っていることから。通常の眼魂とは違って上部が大型化し、∞が象られている。
 本来であればイレギュラーの姿であり、グレイトフルを大きく凌ぎ、劇中全編を通して苦戦の描写が殆ど無かった。ある意味、タケルが英雄となった姿とも解釈できる。

外見
 カラーリングと相まって死装束のように見える頭部「ペルソナエヴォルブ」の顔のデザインはオレンジと黒の複眼「フェイスエヴォルブ」。パーカーは長袖、カラーは白とオレンジ。
 頭部は複眼を半分隠すほどの透明なカバーが装着され、アンテナブレードの「プリズムウィスプホーン」は虹色となる。トランジェントは白銀を基調としたものに変化。
 クリスタル状の全身の装甲には虹色に光る∞のエネルギー供給パネル「エンドレスベッセル」が描かれる。トランジェントの全身各部を形成する微小金属体は自己進化する性質を持つ「クァンタムゲイザー」に変化している。

戦闘スタイル
 「光のゴースト」の通称の通り、全身を光の粒子に変えて攻撃を受け流しつつ移動することが可能。手からは虹色の衝撃波を放つ。攻撃では「感情」を変換して強力な必殺技を放つことが可能。
 専用武器は持たず、ガンガンセイバーサングラスラッシャーを使用する。ガンガンセイバーはゴーストチェンジを介さずに全モードが任意で変形・使用が可能。

性能
 プリズムウィスプホーンはエネルギーゲートを発生させる。離れた場所にいる仲間の感情のエネルギーも受け取ることができる。自身や周囲の感情から力を得ることで、全身を光の粒子に変えて攻撃を受け流しつつ移動できる。
 ドライバーから全身にエネルギー供給される特殊発光粒子「レイグランサー」を纏った攻撃や必殺技は、グレイトフル魂やディープスペクターと同様に対象となる敵の存在を影も形もなく分解・消滅させる。

攻撃力
 ゴーストに登場する全ライダー中最軽量ながらも、攻撃力及び機動力は全てにおいて他の形態やライダーを上回る。全身各部の∞マークは、ゴーストドライバーから供給される高純度エネルギーを無限大に増幅・循環し、活発化によって発光する。
 変身者の周囲を取り巻く感情のエネルギーに応じてその機能を発展、進化させる機能を持ち、その影響は未知数とまで言われ予期せぬ能力を獲得する可能性もある。

防御力
 頭部装甲エタニティリフレクター』がクァンタムゲイザーの粒子を利用した防御フィールドを形成。あらゆる攻撃を無力化する。
 味方の周辺に防御フィールドを展開することで感情のエネルギーを受け取ると同時に敵の攻撃から保護可能。ガンマイザーの攻撃からスペクターやネクロムを庇うこともあった。
 高純度のエネルギーをシールドに転用し全身の耐久力を大幅に引き上げており、並の眼魔の攻撃ではびくともせず、ガンマイザーを圧倒するほど。
 強化プロテクター「アーマーイグジスト」は感情のエネルギーを利用して装甲強度を高めるため、タケルが人としての心を失わない限り、破壊されない。これまで同様反実体化し、透明化も可能。自在に体をエネルギー体として操作し敵の攻撃を回避する。

感情の力
 幻影を生み出し撹乱する、特殊なオーラで仲間の心を奮い立たせるなどの芸当が可能。心の隙を突いて改心させることも。
 感情のエネルギーにより、更に新たな能力を獲得する可能性を秘めている。感情に呼応して腕力や防御力が上昇し、限界以上の腕力と実弾兵器では破壊不可能な強度を実現させる。

ガンマイザー特攻
 それまでは何度倒しても眼魔世界でモノリスとして再生するため不滅だったガンマイザーを、その場でモノリスに戻して完全に破壊することができる能力を持つ。
 また。タケルと共に成長して無限に進化して行く感情の強さに応じて増幅し戦闘力を大幅に引き上げることで生み出される。

必殺技

ゴッドオメガドライブ
チョーダイカイガン!ムゲン!ゴッドオメガドライブ

 発動方法はこれまでの形態のオメガドライブと同じ。背後に∞の紋章を出現させ、七色に輝くエネルギーを右脚に纏い強力なキックを放つ。もしくはストレートパンチを叩き込む。パンチではガンマイザー・ファイヤーに擬態させられた眼魔スペリオルを撃破している。

イノチダイカイガン!××!

 以下の必殺技は、ドライバーのレバーを1回引いてから押し込むことで発動。ガンガンセイバーの各モードを用いて攻撃。技によってはヒットすると∞を描く光が発生する。発動時にベルトと眼魂がそれぞれ異なる色に発光する。

ヨロコビストリーム
 ナギナタモードを用いて、黄色いエネルギー刃を放つ。第42話やガンバライジングでは純粋に近接技となっており、後者では敵に連続斬りを浴びせる。
 オメガストリームの上位技。仲間たちとの絆と生きる事への「喜」の感情によって会得した。ベルトと眼魂の発光色は黄色。

タノシーストライク
 アローモードを用いて、オレンジ色のエネルギーの矢で敵を射抜く。オメガストライクの上位技。仲間達との交流によって生まれる「楽」の感情によって会得。
 直後の戦闘ではスペリオルを撃破した。ベルトと眼魂の発光色はオレンジ。ガンバライジングではロビン魂ストームレインアローを流用しており、矢の雨を降らせている。

シンネンインパク
 ライフルモードを用いて、貫通力の高い緑色のエネルギー弾で敵を撃ち抜く。オメガインパクトの上位技。完全復活を果たしたホナミやサンゾウ魂の修行によって固まったアランの決意を見たことによる「信」の感情で会得した。ベルトと眼魂の発光色は緑色。
 ガンマイザー・ウィンドとの戦いでは台風の目となる中心部を狙撃して撃破した。ガンバライジングではビリー・ザ・キッド魂ゼロレンジブラスターの流用で、二丁拳銃からのゼロ距離オメガインパクトを放つ。ライダーレボリューションでは二丁拳銃を連射する。

イサマシュート
 ガンモードを用いて、紫色の巨大なエネルギー弾で敵を撃ち抜く。オメガシュートの上位技。娘の真由とすれ違いながらも事件解決に馳走した真由の父親真一郎の刑事としての勇気と辛い決断に動かされた「勇」の感情によって会得した。
 ベルトと眼魂の発光色は紫色。劇中使用時はサングラスラッシャー・ブラスターモードから螺旋状に飛ぶエネルギー弾も同時に発射している。
 てれびくん7月号のスチールや、ライダーレボリューションガンバライジングではガンガンセイバーガンモード単体で発動しており、紫の光弾やビームを発射する。

イカリスラッシュ
 ブレードモードとサングラスラッシャー・ソードモードを用いて、タケルの怒りが表れたような赤いオーラを纏った乱れ斬りを浴びせ、二刀流を一気に振り下ろしてフィニッシュを決めたるオメガスラッシュの上位技。
 「人間は愚かで不完全」と言うアデルの言葉による「怒」の感情で会得。パーフェクト・ガンマイザーを撃破した。ベルトと眼魂の発光色は赤色。
 ガンバライジングでは二刀流モードで発動。ムサシ魂二天双刃クロス斬りの流用で、敵をX字に切り裂くライダーレボリューションでも二刀流モードで発動。赤い斬撃波を放つ。

カナシミブレイク
 ブレードモードを用いて、敵を切り裂く。オメガブレイクの上位技。意思も消滅したアデルの悲しみを胸に秘めた「哀」の感情で会得。
 居合抜きのようにパーフェクト・ガンマイザーの懐に青いオーラを纏ったガンガンセイバーを浴びせ、回転斬りでフィニッシュを決めた。
 ベルトと眼魂の発光色は青色。ガンバライジングではオレ魂の必殺技アサルトセイバーレイスの流用として、空中に浮かべたガンガンセイバーを操って敵を切り裂く。ライダーレボリューションでは斬撃波を放つ。

ラブボンバー
 ハンマーモードを用いて、プロペラのごとく回転して敵に白いエネルギーを纏った一撃を浴びせて敵を打ち砕く。オメガボンバーの上位技。両親達の「愛」の感情で会得。アイザージャイアントを崩壊させた。ベルトと眼魂の発光色は白色。
 ガンバライジングではベンケイ魂ゴウケツの鉄槌の流用。ガンガンセイバーを地面に叩きつけて衝撃波を放つ。ライダーレボリューションでは白色のエネルギー弾を発射する。

強化形態(仮)
「俺はご飯が食べたいんだ!!」

 仮面ライダーエクストリーマーとの決戦の際、究極のアイコンとして取り込まれていた英雄達やゴーストと化しようとしていた大天空寺の面々の力でパワーアップした姿。
 外見に変化は無いが、全身が光り輝き背中に∞を象った光の翼が出現し飛行可能となる。劇中ではクジャクのような翼を広げるエクストリーマーと激しい空中戦を繰り広げた。
 必殺技は飛行しながら放つゴッドオメガドライブ。同格の形態であるシンスペクターも同様に6枚の羽を広げた姿を持つが、ガンバライジングでは両者共に、オリジナルの形態と全く同一の存在として扱われている

本編後の活躍
 『仮面ライダー平成ジェネレーションズ』ではハテナバグスターとの決戦で変身。ハテナバグスターの強さやゲーム病の進行、連戦の疲労が祟り敗北する。
 『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL』では終盤で変身。財団Xに量産されたXガーディアンを殲滅した。Over_Quartzer』では、平成が溢れだしたため変身し、クォーツァーの壊滅に貢献した。

 テンカトウイツ魂
信長・秀吉・家康!果たすのはいつ!天下統一!!

「信長さん、秀吉さん、家康さん…!力を借ります!」

概要

 映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー』に登場。ゴーストの究極形態。雑誌『宇宙船』では「ゴーストの最強形態」と明言された。
 グレイトフル魂ムゲン魂で敗れてボロボロになりながらも月村アカリや仲間達、そして人間の世界を守る為にハテナバグスターに立ち向かおうとする天空寺タケルの姿に感銘を受けた織田信長は、タケルをノブナガゴーストアイコンに吸い込む。
 信長・秀吉・家康の魂が合体したテンカトウイツゴースト眼魂をノブナガより受け取ったタケルが、装填して変身する。

変身
 戦国三英傑とも呼ばれる3人の偉人、織田信長豊臣秀吉徳川家康の力を借り受けて変身する。頭部の顔のデザインは面頬。パーカーは半袖、カラーは金。ヴァリアスバイザーは武将を彷彿させる髭が描かれている。
 3武将の和歌で有名なホトトギスの意匠が取り入れられている。また、このホトトギスはそれぞれ表情が異なっており、頭は死んだホトトギスの顔右側は鳴いたホトトギス左側は口を閉じたホトトギスの顔になっている。

戦闘能力
 スペクターやネクロムの武器も使用可能。ガンガンセイバー(ナギナタモード)の他、サングラスラッシャー&ディープスラッシャーの二刀流やガンガンハンド&ガンガンキャッチャーの二刀流で戦う。
 映画本編ではムゲン魂さえ圧倒したハテナバグスターに圧勝するほどの力を見せている。英雄三人でグレイトフルやムゲンを上回る戦闘力を持つことが、度々疑問視されている。

必殺技

オメガドライブ
イカイガン!信長・秀吉・家康!オメガドライブ

 まず、ガンガンセイバー・ナギナタモードに金色のエネルギーを漲らせ、敵を滅多切りにする。次に背後に巨大な目の紋章を出現させ、ガンガンハンドとキャッチャーのガンモードからエネルギー弾を交互に発射する。
 最後に赤・青・黄3色のエネルギーを纏わせたサングラスラッシャーとディープスラッシャー・ソードモードの二刀流で敵を何度も切り裂いた後に回し蹴りを打ち込みハテナバグスターを撃破した

本編での活躍

 初変身
 第1話冒頭で郵便配達人の小野寺から、父の贈り物として届いた眼魂を手に入れる。直後、眼魂を求める刀眼魔からアカリと御成を庇って殺される。だが仙人に仮初めの命を与えられ復活する。
 完全なる復活を遂げるため、そして眼魔から皆の命を守る為に、99日以内に15個の英雄・偉人のゴーストアイコンを集めるべく闘いに身を投じていく。タケルはドライバーと眼魂を用いてゴーストに変身。苦戦の末2体の眼魔を撃破する。
 第2話で、眼魂を探す傍ら眼魔を倒して人々を守るゴーストハンターとなることを決意。自分たちを「不可思議現象研究所」と名乗り、眼魂回収と眼魔退治に奔走する。

 スペクターとの出会い
 第4話の終盤で仮面ライダースペクターと初対面。ノブナガゴーストアイコンを奪われる。第5話では、マシンガン眼魔を追跡中にスペクターの変身者深海マコトに強襲されて敗北。
 エジソンゴーストアイコンも奪われる。その後マシンガン眼魔を倒したスペクターと再戦。敗北するもニュートンゴーストアイコンを取り返した。深海マコトに、みんなを守るために戦うという自分の覚悟や戦い方を甘いと一蹴されてしまい自信を失う。

 恐怖心の克服
 第6話では自信を失ったのが原因で、アカリの発明した「不知火」をかけられてもすぐに姿が見えなくなった。スペクターとの3度目の戦いでまたしても敗北。敵前逃亡してしまう。
 重なる敗退によって実体が保てないほどの恐怖や不安に囚われてしまうが、アカリや御成の励ましを聞いて「自分を信じる気持ち」を取り戻し、自分への迷いを断ち切った。第7話ではスペクターと互角に戦い、ライダーキックのぶつけ合いも引き分けに持ち込めた。
 第8話ではスペクターの変身者が、10年前に行方不明になった幼馴染の深海マコトだと判明。説得を試みるが、妹の深海カノン復活を目論む彼は取り合わない。

 スペクターの正体
 第9話ではマコトの背負っているものを共に抱える事を決意、スペクターに初勝利する。深海兄妹を巻き込んだ10年前の事故や父について知る。
 第10話でタケルはカノンの蘇生を手伝おうとする。しかし激怒したマコトに敗れる。その後、青竜刀眼魔を倒して眼魂を獲得。しかし西園寺にタケルとマコトの眼魂を奪取される。
 西園寺は願いを叶えようとするが、ゴーストドライバーを持っていなかったため消滅。権利が回ってきたタケルは空に浮かぶ大きな紋章(グレートアイ)に吸い込まれる。カノンを復活させて帰還した。
 その後紋章が崩壊。眼魂は離散してしまうが御成達の協力もあり当初所持していた眼魂は全て回収され、マコトとも和解した。

 タケルの叶えた願い
 第12話では全ての眼魂を揃えきれないまま99日目の1月10日を迎える。ジャベルに捕まったシブヤを助けるために戦うも途中で消滅する。死後の世界で再会した父・龍に期限をリセットされ、現世に帰還。
 父の力から誕生した新たなる眼魂・闘魂ブーストゴーストアイコンを手に入れ、その力でジャベルを倒す。再び残りの眼魂を探すために不可思議現象研究所として活動を再開した。

 英雄との対話
 龍の「お前が15人の英雄の魂を未来に繋げ」と言う言葉に従い、各ゴーストアイコン内に込められた英雄のパーカーゴーストと対話を試みる。
 第14話でリョウマゴーストに認められ、リョウマアイコンを入手。第15話ではムサシゴーストと対話。決して折れぬ強い心を知る。第16話でロビンゴーストから「正義は一つとは限らない」と学ぶ。
 第18話でヒミコゴーストとニュートンゴーストが水と油の関係だと知る。しかし互いを尊重し理解し合えると事を学んだ。
 第19話でベンケイゴーストから「己の信じた道を進む」事の尊さと「周囲の意見に耳を傾け、もっと広い視野を持つ」事の大切さを学んだ。

 眼魔との交流
 第20話でノブナガゴースト達と協力し、ネクロムスペクターからマコトを開放。第21話でエジソンゴーストと対話。眼魔の世界へ向かう。
 英雄達との対話を模索する中で、アランとマコトの関係を知ったタケルは眼魔との融和を考え始める。そんな中、ただ絵を描くだけで人畜無害な画材眼魔と友達になる。
 第21話では敵ながらに騎士道精神を持つ甲冑眼魔と戦い、再戦を誓う。第22話で彼女との完全な決着を果たすも、その直前に目撃した「眼魔の世界」の実情を知る。

 グレイトフル魂誕生
 第23話で完璧な世界とは名ばかりな「眼魔の世界」に侵入。激しい怒りと動揺を見せる。眼魔の世界での経験から次第に恐怖に苛まれたことで、自暴自棄の状態に陥り自分を見失い、すべての英雄眼魂に見放される。
 しかし、復活したジャベルが変身した眼魔ウルティマからアランを命懸けで庇い「想いは繋がる」と言って消滅したマコトの言葉を聞いたことで、想いを繋げる決意をする。
 眼魔ウルティマに単身戦いを挑む勇姿を見た眼魂達は未完成だったアイコンドライバーGと一体化。新たなる力、グレイトフル魂が発現。ウルティマを撃破する。

 英雄の憑依
 第24話でアランとの共闘に難色を示す中、ゴエモンゴーストが御成に憑依。ゴエモンゴーストの助言や風切大和との共闘で考えが変化。眼魔からアランを間一髪で助けた。
 動物戦隊ジュウオウジャー第7話では、風切大和、セラ、レオの3人と共にショッカー怪人シオマネキングと戦う。デスガリアンによってシオマネキングが巨大化しジュウオウワイルドが出撃した際には、ユルセン共々子供のようなはしゃぎっぷりを見せていた。
 ゴースト第24話ではヤマアラシロイドとの戦いに乱入した大和と共闘。彼らとの出会いが結果的に、アランとの共闘を決意させ、眼魔との融和の道を先へ進める結果となった。
 飛行機眼魔兄弟を倒した後、アランと和解。マコトを助けるため、そしてアランのため、2人で眼魔の世界へと旅立った。第29話でフーディーニゴーストが白井ユキに憑依し、彼に試される形で事件に挑んだ。第32話でツタンカーメンゴーストと協力し、子供化現象を解決。
 その後目の前でアデルにアドニスが殺害されつつ、肉体を取り戻したマコトと合流。共に現実世界に帰還。『人々の命と心を守る』信念を強固に固めて、画材眼魔のキュビや音符眼魔との交流を経て、仲間となったアランと共に眼魔世界との対話と共存の道を探し始める。

 無限進化
 第33話ではガンマイザーの破壊的なパワーに圧倒され、グレイトフル魂もグラビティによるブラックホールにすべてを吸い取られ、変身を解除。タケルはオレゴースト眼魂を砕かれ、体が消滅する。
 だがタケルへの想いを一つにした仲間たちの想いにより復活。ムゲン魂に進化した。タケルは仲間たちとの絆と生きる事への「喜びの感情」を胸に必殺技「ヨロコビストリーム」でガンマイザーを撃破する。
 そして、父・龍、仙人、五十嵐に「無限ノ可能性」という言葉を信じて支えながら、タケルは新たな誓い胸に戦いへと身を投ずる。
 第34話でグリムゴーストが兄弟で喧嘩するが「仲間がいれば楽しさは無限に広がる」という言葉で無事に和解。必殺技「タノシーストライク」でスペリオルを撃破。
 グリム兄弟にタケル認められる。第36話でサンゾウゴーストがアイドルのホナミに憑依。アランを修練の場に送り込む。

 英雄との絆
 第38話でガンマイザーに対抗できるのはムゲン魂のみと仙人の言葉に「英雄の眼魂だって負けたわけじゃない!」と反発。「新しい力を使え」というガンマイザーとともに現れたアデルに対して、タケルはあえてゴーストに変身し、英雄達を放つ。
 だが英雄眼魂逹がガンマイザーに大敗。自分達の役目が終わったと考えるも、タケルに呼び戻される。再び一致団結してジャイロを撃破した。
 第39話でビリー・ザ・キッドゴーストがカノンに憑依し、刑事の夏目真一郎とタケルの事を「男の中の男」と評する。第41話でベートーベンゴーストがアカリに憑依し、彼から「理不尽な運命と戦え!」と叱咤される。

 終盤
 眼魔世界のイーディス長官が仙人だと発覚。タケルの運命を弄んだ仙人のやり方を、仲間達は一斉に非難。しかし、タケルは仙人のおかげでいろいろな人の想いを知り、繋がる事が出来たと感謝し、皆の怒りを収めた。
 気持ちを新たにしたタケルは、アデルと一騎打ちする。パーフェクト・ガンマイザーを撃破する。タケルはアデルに、倒すべきはガンマイザー、と手を差し伸べるが、アデルはその手を振り払い去った。

 アデルとの決着
 アデルとの対話を期待するが、龍を殺したのがアデルと知ると憎む。だがアランの「兄上を助けたい」という言葉に目を覚ます。そして精神世界を通してアデルと対話。内に秘めていた父アドニスに愛されたかったと言う感情を自覚させ、アデルを説得する。
 アデルはガンマイザーを捨て去ろうとするが、自我を得たガンマイザーによって強制的にパーフェクト・ガンマイザーに変身させらた。アデル意思を組んだタケルは「カナシミブレイク」でパーフェクト・ガンマイザーを撃破。
 霊体となったアデルにタケルは「いつか新しい家族を作れ、お前は間違えるな」とアランに対する遺言を託される。

 結末と未来
 ガンマイザーはグレートアイを取り込みグレートアイザーとして復活。全ての人間を消し去る為に眼魔世界から人間界に出現したグレートアイザーにすべての攻撃を跳ね返され、逆に強烈な一撃を浴びタケルは変身を解除してしまう。
 第49話で勝ち誇るグレートアイザーはアイザージャイアントとなり巨大化。次々と人々を消し去っていく。「皆の未来を守れない」と無力感に襲われるタケルだったが、闘魂眼魂を手に父と母の愛を思い出す。
 人間の愛の力に目覚め、タケルは再度変身。両親達の愛を胸に必殺技「ラブボンバー」を放ち、アイザージャイアントを崩壊させた後はオレ魂に変身。15の英雄たちと力を合わせ、最後の敵グレートアイザーを倒す事でグレートアイを解放する。

 決戦後
 再びグレートアイに接触その際進化を続けていたタケルは人間を超えグレートアイに近い存在になっていたこと、多くの魂と繋がった今のタケルは最早不滅の神のような存在になっていることを告げられる。
 それに対しタケルは「普通の人間として生きたい」と発言。更に「ガンマイザーに消された人々の復活」を願い、人々を復活させた。グレートアイは人間を多く学ばせてくれた「お礼」と称し、タケルに命を与え、ついに復活を果たした。

 後日談
 放送期間は1年間だが、劇中のカレンダーから2016年の4月と確認でき半年間の出来事であったことになる。第50話では高校生に復帰。だが勉学に遅れが生じており、アカリに手伝ってもらう。そんな中、謎の少年アユムが現れる。
 最終話では仮面ライダーエグゼイド、そしてそれと瓜二つな謎の黒い仮面ライダーと出会い、アユムを怪物から守るためにエグゼイドと共闘。エグゼイドの残していったメダルはエグゼイドゴーストアイコンへと形を変えた。

本編外の活躍
 『仮面ライダー平成ジェネレーションズ』ではエグゼイドと再会。第2弾『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL』でも共闘している。
 『ゴースト RE:BIRTH 仮面ライダースペクター』でタケルはダントンに立ち向かうためにオレ魂に変身しようとしたが、クロエに妨害されゴーストには変身せず終わった。終盤の描写から、生身の状態でクロエの攻撃を受けつつ説得し続けていた。

 『小説 仮面ライダーゴースト』
 リアクターの暴走で死の危機に瀕し手の打ちようのないクロエを救おうと足掻いていた。地球に来ているもののその後の行方が分からないクロエを探し回っていると、トレーラーが行き交う道路へ迷い込む姿を目撃。咄嗟に庇って撥ねられ意識不明の重体となる。
 一週間昏睡状態が続くが夢の中でクロエの声を聞いたことで目を覚まし青空の下で力尽きる寸前の彼女と再会。必ず助ける、最後まで諦めないという強い想いから無意識のうちにムゲン魂へと変身し、地球を離れ宇宙へ旅立っていたはずのグレートアイを呼び寄せる。
 そこで「想いを力に変えるムゲン眼魂の力をクロエに入れれば救える」「その代わり自分の寿命を削る必要がある上に二度とムゲン魂にはなれない」というグレートアイの提案を受け、ムゲン眼魂の力と自身の寿命の半分をクロエに譲渡し蘇らせた。

 仮面ライダージオウ
 EP13・EP14に登場。(厳密にはEP12のラスト)歴史改変後も「不可思議現象研究所」は存在している模様。ゴーストの力はないが、魂だけになった人間を視認したり印を結んで手を触れず物を吹き飛ばすといった特殊能力を披露している。
 視聴者からは「父親が死なずきちんと修行できたタケル殿」「仮面ライダーゴーストの歴史が消えた代わりに新番組『ゴーストハンタータケル』の主人公になった」等とネタにされていた。
 EP14にて少なくとも霊視能力に関してはゴーストライドウォッチを手にしてから見えるようになったことが明かされている。ただし、同じくゴーストライドウォッチを持っていた明光院ゲイツは幽霊を見えていなかった。

活躍

EP13『ゴーストハンター2018』
 ミカという女性から依頼を受け、シブヤやナリタと共にアナザーゴーストの事件を追っていたが、ディケイドアギトに妨害されたせいでアナザーゴーストを取り逃がす。
 その後、アナザーゴーストと戦っていたジオウこと常磐ソウゴをディケイドアギトやアナザーゴーストの仲間と勘違いし、彼を捕獲・連行してしまう。
 この誤解は後に解け、それ以降はソウゴ達と共にアナザーゴーストの事件を追う。また、ジオウがゴーストアーマーに変身した時には何かに気づいたような反応をしている。
 しかしアナザーゴーストと戦っていたジオウがディケイド響鬼に敗れ、変身の解けたソウゴがアナザーゴーストに魂を吸われそうになった為、自身の法力を使い阻止してみせた(この結果ソウゴは幽霊状態になり、幽霊となった彼の姿が見えているのはタケルだけの模様)。
 ちなみにゴーストのライドウォッチはジオウEP01時点で既に明光院ゲイツが所持していたが、これは未来でオーマジオウから盗んできた物である事が判明している。

EP14『Go!Go!ゴースト2015』
 魂だけになってしまったために現世に干渉できないソウゴの頼みで、アナザーゴーストとなったマキムラを救うため単身ジオウのタイムマジーンを操縦して2015年に向かう。
 事故が起きた瞬間、自身の法力で落ちてきた鉄骨を吹き飛ばし、マキムラを救うことでアナザーゴーストの誕生も阻止した。
 直後にウールが呼び出した眼魔コマンドに襲われるが、駆けつけた2015年のマコトの言葉に本来の記憶と力を取り戻し、仮面ライダーゴーストに変身して仮面ライダースペクターと共に眼魔コマンドを掃討した。
 この為、2018年のタケルが2015年で記憶と力を取り戻し変身するという奇妙な状態となっている。しかし、ウールが助かったマキムラに強制的にアナザーウォッチを埋め込んで再びアナザーゴーストを生み出したため、力はすぐに失われてしまった。
 その後は2018年に戻り、アカリが開発した「不知火」で魂だけのソウゴを周囲からも視認・接触可能にした後、いつの間にか持っていたというゴーストライドウォッチをソウゴに渡し事態の解決を託した。

ジオウにおける余談
 過去へ行き、仮面ライダーゴーストとしての記憶を取り戻した後は不知火の存在及び「魂だけになるとお腹が減らない」とソウゴに質問したり、ライドウォッチを託し事件解決後も「人間に戻った後ご飯を食べられる喜び」を実感として知っていた。
 そのため、2018年のタケルは他のレジェンドと違いゴースト本編の記憶を持ち越せた可能性が存在する(仮面ライダージオウ以外の登場人物で、タイムマジーンを使い時を超えたのは彼が初である)。
 タイムマジーンを使用して時を超えたことで、タイムパラドックスの影響を受けないようになった可能性がある点が根拠とされる。

その他の仮説
 記憶が失われるまでにライダーの力同様タイムラグが生じ、事件解決直後まではゴーストとしての記憶を保持していたから(力を奪われて変身解除された後に、マコトに向かって「こっちのタケルによろしく」と発言している)
 改変された歴史でも何らかの要因で一度臨死状態になったから(改変後の歴史でタケルが一度死んだのかは明確になっていない)という説もある。

 劇場版『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』
 変身後の姿のみでの登場だが、声を西銘氏が担当していたことから、恐らくタケルの変身したゴーストであった可能性が高い。なお、声のみの出演も含めれば、西銘氏はこれで冬映画に4年連続で出演した事になる。

 『仮面ライダーセイバー×ゴースト
「クロエのような悲しい思いは…もう誰にもさせない!」

 大天空寺の住職にまで成長しており、一時行方不明となっていたカノンの捜索に次いでダントン一派の残党と対決していた。飛羽真の描いた小説「ロストメモリー」の読者だったらしく、著者本人にも驚かれていた。
 本編後から更に実力をつけたのか、生身でも眼魔スペリオルとある程度対抗できる上にムサシ魂でデザストとほぼ互角の勝負を繰り広げた。
 「天空寺家に代々伝わる本」としてゴースト偉人録のライドブックを飛羽真に授け、セイバーと協力してスペリオルを撃破している。

ゲーム作品

 ガンバライジング
 バッチリカイガン1弾より参戦。基本フォームであるオレ魂に加えムサシ魂、エジソン魂、ニュートン魂も同時参戦。ニュートン魂以外は全て(表面で)LRとして参戦した。それに加えてBK1弾キャンペーンのバーストオオメダマキャンペーンの枠を全て独占。
 2弾ではロビン魂、ビリー・ザ・キッド魂、ベートーベン魂、ベンケイ魂が参戦(いずれも表面、バースト面でLR化)。3弾では強化フォームである闘魂ブースト魂、ゴエモン魂、リョウマ魂が参戦(いずれも表面、バースト面でLR化)。
 4弾では15の偉人が宿った強化フォームであるグレイトフル魂、プロモーションで先行登場したヒミコ魂も参戦(いずれもLR化)。『伝説!ライダーの魂キャンペーン』ではクウガ魂、龍騎魂、響鬼魂、電王魂、ウィザード魂、鎧武魂、ドライブ魂も参戦。
 5弾では引き続きグレイトフル魂がLRTの高レア枠で続投…と思われていたが稼働間近で最終フォームであるムゲン魂が7つ目のLR枠として参戦。6弾では劇場版に登場するダーウィン魂に加え、これまでイベント販売、食玩、ガチャ、付録限定などのフォームも登場した。

 バトライド・ウォー創生
 プレイアブルキャラクターとして参戦。ストーリーモードの主人公も兼ねる。各種魂へのフォームチェンジは無く、通常攻撃コンボと合わせて必殺技ボタンを押すことで、コンボの段階に応じた魂に一瞬だけフォームチェンジしそれぞれの必殺技を発動させる。
 敵を倒すことで「英雄の極意」ゲージが溜まっていき、チャージされた状態でフォームチェンジすると各種魂に応じて能力が強化される。超必殺技で一瞬だけ闘魂ブースト魂に変身する他、DLC専用の別キャラとして闘魂ブースト魂が存在する。

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 以上です。これで紹介を終えます。

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