今回解説する仮面ライダーはネクロムです。
「私の心は……この世界の宝物を守りたいと叫んでる! そして、いつか私の世界もこの世界と同じように…美しい世界に、人間の手で…変えてみせる!!」
目次
- アラン
- 概要
- 外見
- 目的
- 考え方
- たこ焼き
- 主な人間関係
- 深海マコト/仮面ライダースペクター
- 深海カノン
- 福嶋フミ(フミ婆)
- 天空寺タケル/仮面ライダーゴースト
- 西園寺主悦
- 部下
- 家族
- 中の人
- 仮面ライダーネクロム
- 概要
- 戦闘能力
- 特殊能力
- 性能
- 頭部
- 素体
- 装甲
- 強化
- 装備
- メガウルオウダー
- ゴースト眼魂
- ガンガンキャッチャー
- 備考
- ゴーストチェンジ一覧
- ノーマル(ネクロム魂)
- スペック
- 概要
- 性能
- 戦闘能力
- 名称
- 『超MOVIE大戦ジェネシス』
- 必殺技
- グリム魂
- スペック
- 概要
- 戦闘能力
- 必殺技
- サンゾウ魂
- スペック
- 概要
- 性能
- ゴコウリン
- サル・ブタ・カッパ
- 必殺技
- 友情バースト魂
- 概要
- 活躍
- 必殺技
- その他
- 劇中の活躍
- 序盤
- 15の眼魂
- ネクロム変身
- 生身の体
- 再起
- 帰還
- 終盤
- 最終回
- アラン英雄伝
- 第1章
- 第2章
- 第3章
- 第4章
- Vシネマ仮面ライダースペクター
- 『超英雄祭2016』
- ガンバライジング
アラン
『仮面ライダーゴースト』の登場人物。本作の敵怪人眼魔の一員であり、3号ライダー『仮面ライダーネクロム』に変身する。一人称は「私」。初登場は第1話。演じたのは磯村勇斗。
概要
眼魔世界の住人であり、「大帝」と呼ばれるアドニスの息子で三男(末っ子)。眼魔の世界では強大な権力を誇っている。現実世界にて眼魔達を指揮する青年。
目的は違うものの一時期は、眼魔を召喚して『眼魂』を狙い事件の裏で暗躍する西園寺と行動を共にしていた。あちこちに眼魔の紋章を描いて眼魔世界へのゲートを作ったり、人間に眼魔を憑依させて大天空寺の地下にあるものと同じモノリスを作らせたりと暗躍する。
外見
1話~15話はラフな格好だったが、16話から「眼魔の世界」の軍服を纏う。若く見えるが150歳以上。第18話で「(75歳の)軽く倍は生きている」と発言した。
第48話におけるアデルの回想も加えると、アドニスの一族は1000年以上生きてきた可能性がある。現にアラン英雄伝では子供時代の福嶋フミことフミ婆と出会った時もこの姿であった。小説にて紀元前200年代の生まれであることが明らかになった。
目的
当初は争いばかりの人間世界を変えるため行動していた。命の意味を訴えるタケルを「その人間が命を奪い合っている」と一蹴する。
いがみ合う人間の世界など意味がないとした上で、争いがないとされる眼魔の世界と人間の世界を同じようにし、自らがその支配者になるという野望を打ち明ける。
人間の魂を奪うイゴールや兵器として利用しよう企んでいる兄のアデルとは一線を画す。それゆえに英雄眼魂について何故か隠し事をされており、重要性を理解していなかった。組織内の仲も良くなかった。
考え方
命や身体の価値について全く理解できない。当初は個人の命に価値を見出していなかった。その価値観の違いがタケルら人間との溝を深める要因となっていた。
一方で人間界の空を見上げ、そよ風や鳥のさえずりに思わず頬を緩めている。第21話でアドニスに人間界に行った時のことを聞かれた際には「空が青かった」と、微笑みを浮かべていた。後にアバターから生身の体となったことで命の尊さを実感した。
たこ焼き
第18話で興味を抱く。生身になって一度食してハマり、多い時は10皿も平らげていた。その後も何かとたこ焼きを食べるシーンが多い。夢の世界では被り物を被りながら沢山のたこ焼きに囲まれて満足していた。
一人だけ朝食のおかずにたこ焼きを食している場面もあった。アラン英雄伝ではたこ焼きを食べる西園寺に「丸い物をそのまま食べるのか!なんと恐れ多いことを!」という台詞を発した。これは丸い物が眼魔世界において神聖視されているため。
主な人間関係
眼魔の世界に迷い込んだ深海兄妹を世話していた。キッカケはアリアからの紹介。数年後、訓練の最中アランは成長したマコトと再会。
マコトはアランと互角の力を備えるまでになっており、大帝の息子として周囲から特別扱いされていたアランに対しても対等に接していた。
マコトを「スペクター」と呼び「親友」とも称しており、彼を相手にする場合普段よりかなり砕けた口調・態度になる。アランなりにマコトの事は大切に思っていた。
序盤
マコトからエジソンゴーストアイコンを貸し出された際には一通り利用した後『君の大切な物』だからと返却している。彼が眼魂を求める理由が「妹(=深海カノン)の蘇生」である事を知り「私に任せれば何とかしてやったのに」と述べるていた。
カノンが復活しマコトが「タケルやカノンと共に人間世界で人間として生きる」と眼魔達との決別を宣言すると彼と決別。第14話では彼と拳を交えている。
執着
敵対してもなお、マコトへの強い執着心は変わらず。ネクロムに変身した際は彼を倒して眼魔の世界へと引き戻すことで再会しようとした。彼をネクロムスペクターへと変身させることで、洗脳してまでも「本当の友」になろうとしていた。
洗脳が解除され眼魔の世界に戻った際には父のアドニスらに対し「奴はもう友ではない」と言いつつも、アドニスには心の迷いを見抜かれる。一人でマコトの身体を前にした際には、本来の名前である「マコト」と呼びかけていた。
和解
眼魔の世界からマコトとタケルを避難させたことを機に、マコトから心を開かれる。眼魂を破壊され生身の身体になったアランに、食事を与えたりジャベルから守るなど、親友としての行動を見せる。
一度決別したこともあり素直になり切れないアランであったが、ジャベルに抹殺されそうになった際、命懸けで自身を守ったマコトが致命傷を負う。
それを見て涙を流した。その想いが繋がったのかグリム、サンゾウのアイコンだけはグレイトフル魂の変身が解けても彼の元へと戻っていった。
深海カノン
兄と共に世話になっており、カノンは「アラン様」と呼び笑顔を見せ慕っている。アランもカノンに対しては敵対せず攻撃するようなこともしなかった。
マコトを洗脳した際に不運な出来事により、カノンがタケルに自分の居場所を密告してると疑い「結局貴様も人間だ」と突き放す。
その後、人間世界に戻った際にたこ焼き屋で再会。フミ婆と共に再度たこ焼きを勧められ、今度は満面の笑みを浮かべてたこ焼きを食べている。
小説においてフミ婆の三回忌が行われ再び大天空寺の面々が集まった際、カノンに告白。彼女と共に幸せな家族を築くことを誓い合い、2人は結婚した。
福嶋フミ(フミ婆)
深海兄妹以外の人間の中でアランが早期的に心を許している人物。初対面(実は『アラン英雄伝』の時系列で既に会っているが、気づいていない様子)の時に年齢の話でアランが「私の方が倍生きている」という発言に対しても、「面白い子だねぇ」と本当に面白げに受け止めている。他のズレた発言に対しても同じように面白げに受け止めている。
アランが何かしらの疑問や迷いで悩む時には、お気に入りのたこ焼きを差し入れしてアドバイスを与えたり、アランが父に言われた『心に従え』をそのまま助長してくれたりと、人生相談の役を担っている。この寛容さとたこ焼きは、アランの心の拠り所となっている。
フミ婆は眼魔のことは知らないので、アランのことは『金持ちの坊ちゃん』で『カノンちゃんの彼氏』と認識している。『アラン英雄伝』第1章では若かった頃の彼女と出会っている。明言はされていないが、第3章ではフミ婆自身はアランの事を気づいているとも取れる台詞がある。
最初は「眼魂集めの単なる邪魔者」としか思っていなかったが、第10話以降は「マコトを変えてしまった存在」として憎悪を向けている。
タケルからも敵視されていたが、マコトが身を挺してアランを守りアランがそれに涙を流したことから、両者に気持ちが変わっていき、第26話で和解して協力関係を結んだ。
以降はかけがえのない友となる。タケルの生き返りたい理由は「美味しいご飯を食べたい」からだが、アランも生きるために必要な食べ物が運命のターニングポイントである。
彼とは、あくまでビジネスライクな協力関係で、第11話で彼が悲惨な結末を迎えた際にも特に反応は見せなかった。
父・アドニスの命令を受けて『こちらの世界』にやって来たジャベルについては、「お目付け役」と認識し。扱いはやや冷淡。自身が知らない英雄アイコンの秘密について問いただそうとするもかわされ、更にジャベル自身が独断で行動する事も多く頭を悩ませている。
次にやってきたアデルの部下・イゴールも、アランに従う・協力する様子がない。ジャイロはアランに戦闘訓練を積んだ教官であり、アランは彼を危険な男と称している。
父親にして大帝であるアドニスについては、「全てを兼ね備えた世界を支配する完璧な存在」と強い尊敬の念を抱いている。対するアドニスもアランのことを寵愛しているらしい描写がある。
アドニスがアデル配下の眼魔に殺害された際、アドニスはアランに「愛している」と言葉をかけ消滅。対するアランはショックの余り、しばらくはまともに歩けなかったが、立ち直った後は父親を奪われた怒りを兄にぶつけている。
アデルとは、自分に眼魂の秘密を隠している事や、主に人間に対する考え方や行動方針が食い違っていることから兄弟関係はややギクシャクしていた。そしてアドニスが殺害された事で、遂にアデルと対決する決意を固めた。 姉であるアリアとの関係については特に険悪な雰囲気ではない。既に死別している彼の母親であるアリシアに関しては言及が無い為、詳細は不明。
アラン役の磯村氏は「子供の頃から仮面ライダーになるのが夢だった。そして俳優になった」と語るほど仮面ライダーに強い思い入れを見せており、見事夢を実現してみせたことになる。ゴーストの制作発表の際にも「オーディションで役が決まったときには感動と現実味のなさで言葉が出なかった」と嬉しそうに語っている。特撮雑誌のインタビュー記事によると氏も素でたこ焼きは好物とのこと。
仮面ライダーネクロム
「私は決めた。私の世界を変えるため、そして、この世界の宝物を守るため、この命をかける」
概要
アランがメガウルオウダーに各種ゴースト眼魂をセットして変身する。ネーミングの由来は、死霊を使役する呪術師・ネクロマンサー。
第15話のラスト、眼魔の世界にてネクロムゴーストアイコンを持つシーンが見られ、第16話で初変身した。TV版に先駆け『超MOVIE大戦ジェネシス』で先行登場。巨大ルネサンス眼魔を撃破したゴースト達を遠くから見届けていた。
外見
眼魔陣営によって開発された。基本カラーはこの白色と、パーカーの黒とクリアグリーン。真っ白な素体の『トランジェント』はメカメカしいボディ。マスクにはゴーストアイコンに似た単眼状の模様がある。大きく突き出た一つ目のシュノーケルのような瞳。
頭部のアンテナブレード及び胸に刻まれている紋章『ブレストクレスト』が眼魔のものになっているなど、ゴーストやスペクターとは異なる風貌をしている。全体的にジャベルが変身する眼魔スペリオルに近い。
ゴースト達と同じくゴーストチェンジを行う。形態はマスクの模様が変化するのではなく、ゴーグルのガラス部分(ヴァリアスゴーグル)の色と、ゴーグルの淵部分となる円形(モノキュラーガード)の形状が変化する。
その他、徒手空拳やガンガンキャッチャーで戦う。通常形態のゴーストやスペクターでは敵わない圧倒的な戦闘力を発揮する。
特殊能力
体の装甲とパーカーは「クァンタムリキッド」と呼ばれる液体金属で構成。これにより全身を液状化させて攻撃を受け流したり、一部分のみを状態変化させて攻撃を軽減可能。
他に眼魔コマンドを操ったり、眼魔コマンドに憑依して攻撃を無効化できる。召喚したコマンドはネクロムが直接操るためか統率のとれた機敏な動きを採る。
欠点
活動制限時間が存在。次第に緑の部分が黒くなっていく。エネルギー消費が大きいためブレストクレストなど各部に眼魔コマンドを定期的に取り込まなければ、変身を維持できない。生身の身体になって以降はより顕著となり、強敵相手に苦戦を強いられる。
しかし英雄眼魂の力を借りたり、アランがフミ婆の死を乗り越えたことで欠点を解消した。ブレストクレストに「変身者の強い想いをエネルギーに変換する」という設定があるため、これが真価を発揮した。
性能
大きな一つ目の顔面に『ヴァリアスゴーグル』とクァンタムリキッド製の円形の防御フレーム『モノキュラーガード』が装着される。
どのフォームも「スゥイープホーン」という鋭いアンテナブレードがあるが、ゴースト達のウィスプホーンのように武器として使用できるかは不明。
フレームの形状が多少変化する一方でゴーグルのクリアパーツ部分自体はあまり変わらず、形態ごとの外見の差が少ない。360度全方向を見渡せる。
黒と緑のエネルギー供給ライン『ベイパーベッセル』は模様ではなく腕部や脚部に外付けされたアーマーのようになっている。拳を覆う『デバステイターグローブ』は眼魔への接触が可能。
グローブやブーツに展開した流体エネルギーは攻撃と共に敵の内部に浸透し中枢を破壊する。トランジェントの全身各部を形成する物質はクァンタムソリッドに代わり液体金属『クァンタムリキッド』が用いられ、ゴースト眼魂ごとに状態や性質が変化する。
装甲
ゴーストチェンジする際は、メガウルオウダーの機能によりエネルギー体のゴーストをクァンタムリキッドに変換しパーカー状に実体化させて装着する。
クァンタムリキッド製のプロテクター『アーマーエクスティンガー』は全身の液状化や透明化が可能。これらの形状変化や再構築はドライバーに相当する管理装置『アドミニスターバックル』で行われている。
後期三号ライダーの定めかフォームチェンジはあるが、ゴーストやスペクターのような純粋な強化形態は本編では登場しなかった。代わりに修行による成長でガンガンキャッチャーやサンゾウ魂をフルで活用する場面など奮闘する場面も多かった。
装備
変身やゴーストチェンジする際に用いるブレスレット型デバイス。アランがマコトより借り受けたエジソンゴーストアイコンを元にして作られた模様。
目薬がモチーフ。名前の由来はおそらく「目が潤う(だ)」。左腕に装着し、ゴースト眼魂をセットして変身やゴーストチェンジを行う。静かでネイティブな音声が特徴。
ネクロムゴースト眼魂に乗っ取られた者や眼魔コマンドを操る指令装置「ストラテジーセンダー」等を搭載。眼魔の世界からのメッセージや地図情報を空中に投影することも可能。
通常は横向きだが、眼魂のスイッチを押して眼魂を中央のスロット『アイコンスローン』にセットした後、『イエッサー!』の音声と共に垂直に起動させる。
そして左側のアクションスイッチ『デストローディングスターター』を押してパーカーゴーストを召喚。それから目薬を模した上部の滴下ユニット『リキッドロッパー』のスイッチを押し液体が眼魂に滴下されると『テンガン!○○(○○は眼魂の名前)!メガウルオウド!』の音声が鳴る。それに対応する眼魂の変身音が流れた後パーカーゴーストが憑依してネクロムへと変身する。
リキッドロッパーの内部に充填されている特殊反応液『ウルオーデュー』は装填された眼魂のエネルギーを増幅・吸収する。変身後にウルオーデューの滴下量を増やすことで必殺技が発動する。メガウルオウダーの内部に流れ込んだエネルギーは変身や必殺技の際に一気に放出される。
特殊な波動を放つ指令装置『ストラテジーセンダー』が内蔵されており、眼魔コマンドなどを意のままに操ることが可能。生身の身体になってからも可能なのかは不明。
本作の仮面ライダーが変身や戦闘時に使用する目玉型のアイテム。アランが所持するゴースト眼魂は、待機モード時のクアッドアイリスの色が緑となっている。それぞれゴーストドライバーに装填した場合の音声もある。
ガンガンキャッチャー
第37話から登場したネクロムの専用武器。使用には高い精神力が必要。メガウルオウダーから自動的に出現する。
元々ネクロムに搭載されていた装備だが、濫用による暴走などの危険性があるためロックされていた。外見や機能はガンガンハンドとほぼ同じ。ネクロムのカラーである白とグリーンを基調とした配色に変わった。
サンゾウから課せられた試練を乗り越えたことで、アランの精神力が高まり、ロックが解除された。名前の由来はガンガンセイバーやガンガンハンドのネーミングと同様に「眼+銃+掴むもの」で、英語表記は「GAN GUN CATCHER」。
ロッドモード
基本形態。ガンガンハンドと同じ先端が開いた手の形をした棍棒。掌部分の破砕装置『シーズフィンガーズ』に眼魂をセットできるスロット『キャッチアイソケット』が増設。
変身アイテムがドライバータイプでないので、アイコンタクトによる必殺技発動ができないためと思われる。
銃モード
『フォアエンドコンプレッサー』をスライドさせて変形する。先端が握った形となる火縄銃。アイコンをセットした状態で先端を閉じることで必殺技を発動する。
銃口の『フォアフィンガーマズル』から撃ち出すエネルギー弾は、ガス弾やドラゴンブレス弾、照明弾など性質を変化させることも可能。
『キャッチアイソケット』に眼魂を装填して大量のエネルギーを受け取ることで『ダイカイガン!』という待機音が流れ、『ガンガントリガー』を引くことで必殺技が発動する。
トリガー付近に描かれた紋章『エナジーアイクレスト』はアイコンタクト機能が無い代わりに、変身者の強い思いを変換した神秘的エネルギーを付加して必殺技の威力を上げる。
2016年11月27日に放送されたバラエティ番組「アメトーーク」にて仮面ライダー芸人が取り上げられた際に、2号ライダーの紹介コーナーでなぜかネクロムが紹介された。ネクロム役の磯村氏も「ネクロムは3号、2号はスペクターです」と訂正していたものの、視聴者からは総ツッコミを受けた。
ゴーストチェンジ一覧
ノーマル(ネクロム魂)
「私が君を向こうへ帰してあげよう。力ずくでね……! 変身」
Standby……Yes,Sir.loading….テンガン! ネクロム! メガウルオウド! クラッシュザインベーダー!!
「この心の求めるままに…!!」
スペック
身長:204cm
体重:99kg
パンチ力:15.1t
キック力:17.4t
ジャンプ力:ひと跳び47.8m
走力:100mを3.7秒
パンチ力:15.1t
キック力:17.4t
ジャンプ力:ひと跳び47.8m
走力:100mを3.7秒
ネクロムゴースト眼魂で変身する基本形態。変身音を和訳すると『侵略者を打ち砕け!』と言う意味。登場当初はネクロム本人が侵略者の側だったのはかなり皮肉が効いている。
初登場は16話。頭部「ペルソナドミネータ」の顔面を保護する「モノキュラーガード」は眼魔のマーク。ペルソナとは仮面のことで心理学では人格、ドミネータとは支配者を意味する。パーカーは半袖、カラーは黒と黄緑。戦闘の際にはフードを取って戦う。
素体同様機械的でヘルメット式の潜水服の様な外見。ゴーグルは丸型。ゴーストやスペクターの基本形態と比較すると無機質かつ無表情で、不気味な印象を与える。
両肩の「ストレージショルダー」は全身のエネルギーを管理。残量がなくなり活動限界を迎えると、アラームが鳴り響いた直後に緑色の部分が黒く変化し変身が解除される。
解除前に眼魔コマンドを吸収した場合は変身が続行される。、第30話にてアランがフミ婆の死を乗り越えた事によりエネルギー切れの問題が解消された。
数値上は闘魂以上。基本的には武器を持たず格闘戦を行う。一度スペクターからガンガンハンド銃モードを奪い取って使用した。体を液状化させることが可能で、液状化させることで一切のダメージを無効にする。
だが、22話で生身になってからは使用できなくなる。また、眼魔コマンドやパーカーゴーストを操って支配可能。第39話以降はこの形態でもガンガンキャッチャーを使用している。
スペクター同様この形態では「○○魂」とは付かないが、『ガンバライジング』公式サイトにあるゴースト眼魂のリストでは「ネクロム魂」の名称が用いられている。
『超MOVIE大戦ジェネシス』では影がかかる形で一瞬登場し、戦いを終えたゴースト達を崖の上から見下ろしていた。台詞がないため正確には変身者は不明。仮にアランだった場合、ただ眺めるために西園寺が帰ってからわざわざ変身したということになる。
必殺技
ネクロム デストロイ
デストロイ!ダイテンガン!ネクロム!オメガウルオウド!
左、上の順にメガウルオウダーのスイッチを押して発動。背後に巨大な目の紋章を出現させ、そのエネルギーを右脚に纏い強力なキックを放つ。
第17話や第30話では左腕にエネルギーを纏わせてパンチ、第30話では回し蹴り、第22話や第29話では左腕から追尾性衝撃波を射出。第43話ではガンガンキャッチャー・銃モードで緑色のエネルギー弾を一発放ちゴーストをサポートした。ガンバライジングではエネルギーを腕に集めた後、指で三角を作り出してそこからビームを放つ。
第17話や第30話では左腕にエネルギーを纏わせてパンチ、第30話では回し蹴り、第22話や第29話では左腕から追尾性衝撃波を射出。第43話ではガンガンキャッチャー・銃モードで緑色のエネルギー弾を一発放ちゴーストをサポートした。ガンバライジングではエネルギーを腕に集めた後、指で三角を作り出してそこからビームを放つ。
オメガドライブと同じく基本的に全形態共通だが、技名は「ネクロム デストロイ」で統一されている。媒体によっては「オメガウルオウド」(ガンバライジング)、「オメガドライブ ネクロム」(テレビえほん)等と表記している場合もある。
オメガフィニッシュ
ダイカイガン!オメガフィニッシュ!
ガンガンキャッチャー・銃モードにゴースト眼魂を装填して、トリガーを引いて発動。背後に巨大な目の紋章を出現させエネルギーを収束した後、無数のエネルギー弾を連射する。
第37話ではグリムゴーストアイコン、第39話ではビリー・ザ・キッドゴーストアイコン、第41話ではヒミコゴーストアイコンをセットして発動した。第39話での使用時はスペクターからガンガンハンドを借り受け、二挺の銃での連射を行った。
オメガクラッシュ
アイコンをセットしたロッドモードで発動する技。現在、劇中では未使用。「オメガクラッシュ」は元々ガンガンセイバー鎌モード(仮称、本編設定ともに未登場の玩具オリジナル)の音声なのだが、こちらに流用されたものと思われる。
自爆(正式名称不明)
パワーを全て解放する、アラン曰く「究極の必殺技」。使用すると引き換えに自身も消滅する。アランが肉体を持っていないときは、自爆しても再生できる。三度使用しようとしており、一度目はゴーストとスペクターに圧倒された時に使用を試みた。しかし、眼魔世界に招集されたために中断する。
二度目は人間世界を破壊するガンマイザー・ファイヤーの行為に激昂して使おうとするが、アランの記憶を見て技の内容を知ったゴーストに止められた。三度目は兄であるアデルがタケルの父龍を殺したことを知り自責の念に駆られたことで、アデルと共に死のうと使用するが、自らの手で兄を殺す覚悟ができず中断した。
「ん…?無駄な抵抗は止せ」
テンガン! グリム! メガウルオウド! ファイティングペン!!
「面白い…これが英雄の力か……」
身長:204cm
体重:100.5kg
パンチ力:15.4t
キック力:17.2t
ジャンプ力:ひと跳び45.7m
走力:100mを3.9秒
体重:100.5kg
パンチ力:15.4t
キック力:17.2t
ジャンプ力:ひと跳び45.7m
走力:100mを3.9秒
概要
グリムゴースト眼魂で変身する派生形態。頭部「ペルソナフェアリーテイル」の顔面を保護する「モノキュラーガードBK」は本を模した形。フェアリーテイルとはおとぎ話を意味する。BKはブック(BOOK)の略だと思われる。
肩の部分と袖の部分は付けペンを模した形になっている。初登場の16話では抵抗するアイコンを無理矢理支配して使用を続けていたが、26話ではアランの心に新たな感情が芽生えた事で、アイコンが自らの意思でメガウルオウダーに収まって変身を行わせた。
パーカーは半袖、カラーは白と深緑。変身者の想像力をエネルギーに変換して戦う。両肩の「ニブショルダー」に伸縮自在なワイヤーで接続されているペン先型武器を鞭のように用い、刺突攻撃や敵を拘束することができる。
ペン先型の鋭利な金属体を射出することも可能。第37話で使用できるようになって以降、この形態でもガンガンキャッチャーを使用して戦う事がある。
必殺技
ダイカイガン!オメガフィニッシュ!
ガンガンキャッチャー・銃モードにヒミコゴースト眼魂を装填して、トリガーを引くことで発動。勾玉を模した巨大なエネルギー弾を発射する。
リライトエンド
ガンバライジング限定技。敵の足元に巨大な本を召喚して相手を拘束し、所持している黄金の本にニブショルダーで書き込んだ文字の軌跡を実体化させて敵をズタズタにして、最後は本に結末を書いて敵を爆破する。
「私はこの世界の宝物を守る! それがどんなに険しい道でも、仲間と一緒なら乗り越えられる!」
テンガン! サンゾウ! メガウルオウド! サイユウロード!!
身長:204cm
体重:115kg
パンチ力:15.7t
キック力:17.8t
ジャンプ力:ひと跳び45.2m
走力:100mを4.1秒
体重:115kg
パンチ力:15.7t
キック力:17.8t
ジャンプ力:ひと跳び45.2m
走力:100mを4.1秒
概要
サンゾウゴースト眼魂で変身する派生形態。頭部「ペルソナプリースト」の顔面を保護する「モノキュラーガードNR」は光輪のような形状。プリーストとは僧侶を意味する。NRは日輪(NICHIRIN)の略だと思われる。パーカーは半袖、カラーは白と金色。
性能
頭部を僧侶頭巾のような装甲「テンジクヘッドガード」が保護。右肩には真っ赤な孫悟空、左肩には黄色い猪八戒、背中には緑の沙悟浄のレリーフがある。
変身者の徳の高さをエネルギーに変換することで防御力を高める。徳による思念波で敵の戦意を喪失させられる。「サイユウコート」の両肩と背中には御供の3体の顔を模した装甲があり、実体を呼び出すことで神通力による技を放てる
背中に装着された黄金のリング。取り外して武器としても使用できる。表面には光の円形刃が発生し、投擲することで高速回転しながらターゲットを自動追尾する機能を持つ。
サイズの調整も自由自在で、どんな大きさの敵でも拘束できる。チャクラムやブーメランの様な投擲武器として扱う。
お供としてネクロムスペクターを従えながら戦う事もあった。第37話では新たな武器として、ガンガンキャッチャーを使用しながら戦うようになった。
パーカーに装備されているレリーフ。デストロイ発動時に実体化した他、サンゾウによってアランが移動させられた修練の場(単なる場所移動なのか異空間なのかは不明)でアランと対峙。
3体のコンビネーションでアランを圧倒するだけでなく、空腹時にたこ焼きをちらつかせてからそれを目の前で食してアランを挑発。完全に制圧した。第37話では、本気で強くなる為に土下座までしてきたアランの事を認め、彼を師事。
修行で強くなったアランを褒め称えたりたこ焼きを差し出すなど、アランとの絆を深めていく。その後、ジャベルとの戦闘時に再び実体化し、アランと共に「仲間」として放った連携攻撃でジャベルを打ち破った。
必殺技
ダイテンガン!サンゾウ!オメガウルオウド!
両肩と背中の装甲から3体の御供を呼び出し、御供が変化した雲に乗ることで空中を自由に移動する。第19話ではスペクターを連れて撤退するために使用した。
第37話では3体の御供を突貫させ、最後にゴコウリンに乗りながらガンガンキャッチャーを叩き込んだ。第42話では煙で幻惑してから筋斗雲に乗った後敵めがけてゴコウリンを射出する、御供と共に攻撃した。
オメガフィニッシュ
ダイカイガン!オメガフィニッシュ!
ガンガンキャッチャー・銃モードにグリムゴースト眼魂を装填して、トリガーを引くことで発動。背後に巨大な目の紋章を出現させエネルギーを収束した後、砲弾がペン先となって無数に分裂する。
セイントオブリケーション
ガンバライジング限定技。ゴコウリンで連続して対象を殴り、法力でサル・ブタ・カッパを変化させた緊箍児で敵を縛り付け破壊する。
Vシネマ「仮面ライダースペクター」にて登場した強化形態。深海兄妹の出生の秘密を知り、それでも彼らを「人間」の「友」として接するアラン。マコトを止めようとするアランの強い思いを受けて、ネクロム眼魂が友情バーストゴースト眼魂に変化した。
変身時にはエラー音が鳴っており、通常とはかなり異なるイレギュラーな形態であることが伺える。装填する際の音声はゴーストドライバーに装填する際のものに準拠している。
変身の手順がデストローディングスターターを2回押す。パーカーゴースト召喚時にもエラー音が鳴っている(メタ的にはDX玩具に合わせた仕様にしているため)。
パーカーや四肢の装甲が黒と金色に変化。全身に金色の炎の意匠が追加される。変身直後に周囲の雨を一瞬で蒸発させるなど凄まじいエネルギーを秘めており、ディープスペクターを相手にしても互角以上に戦える高い能力を持つ。
劇中では格闘戦だけでディープスペクターを圧倒。しかし、必殺技を決めて振り向いた直後、咄嗟に突き出されたディープスラッシャーを腹部に受けて敗北。変身も解除され、アランは意識を失うほどの重症を負う事になった。
だがこの結末はマコトの心に「罪」の意識を一つ植え付ける事になり、結果的にシンスペクター誕生の切っ掛けの一つとなった。
必殺技
友情ダイカイガン!バースト!オメガドライブ!
背後にネクロムの紋章が出現。展開した金色の紋章を自身に通過させて全身にエネルギーを纏い、跳躍してから右足へと集中させて、炎を纏った強烈な飛び蹴りを叩き込む。
紋章のまつ毛部分はエネルギーが弾けたようなデザインになっているのが特徴。劇中では特にメガウルオウダーやゴースト眼魂を操作する事なく、アランの意思で発動している。
備考
スーツはマスクが仮面ライダーダークネクロムP、パーカーと装甲部分がアトラクション用のネクロムの改造品。ネクロムにおける闘魂ブースト魂やディープスペクターに相当する形態であり、命名法則自体は闘魂ブースト魂に近い。
友情バーストゴースト眼魂のリデコ元である闘魂ブーストゴースト眼魂は、企画段階ではオレゴースト眼魂が燃え上がって変化したものだった。友情バースト魂には没になった設定が一部使われているものと思われる。
商品化
友情バーストゴースト眼魂の変身時の音声や手順はDX玩具が販売された際の事を考慮されたものであるが、Vシネ発売当時はDX玩具として商品化される事は無く、商品化を望むファンは少なくなかった。
2021年、東映ファンクラブで配信された『仮面ライダースペクター×ブレイズ』に登場する、カノンスペクターゴーストアイコン、スペクター激昂戦記ワンダーライドブックと共にセットで友情バーストゴースト眼魂がプレミアムバンダイで発売決定された。これを皮切りに商品化されていないVシネ限定ライダーなどのアイテム発売を待ち望む声もある。
ガンバライジング限定レジェンド魂
ファイズ魂
カイガン! ファイズ! 携帯番号!5!5!5!
ファイズゴーストアイコンを用いてゴーストチェンジした姿。基本カラーは赤&黒。マスク部分は仮面ライダーファイズの基本形態がモチーフ。ファイズ同様高性能のファイズギアを駆使して戦う。
必殺技はスパークルファントムスラッシュ。ファイズエッジの衝撃波により相手を拘束し、そのまま相手に向かっていき切り裂く。ノーマルファイズのスパークルカットと演出が同じ。
ブレイド魂
カイガン! ブレイド! かざすブレード!トランプはスペード
ブレイドゴーストアイコンを用いてゴーストチェンジした姿。基本カラーは紺色。マスク部分は仮面ライダーブレイドの基本形態がモチーフ。ブレイド同様アンデッドの力を駆使して戦う。
必殺技はバニシングソニック。メガウルオウダーのスイッチを押した後に発動(ゴースト、スペクターの場合はゴーストドライバーで発動)。ブレイドと同様高速で突進した後電撃を帯びたキックを浴びせる。ブレイド基本形態のライトニングソニックと演出が同じ。
カブト魂
カイガン! カブト! 今すぐ加速!キャストオフ!
カブトゴーストアイコンを用いてゴーストチェンジした姿。基本カラーは青&赤。マスク部分は仮面ライダーカブトのライダーフォームがモチーフ。カブト同様クロックアップを駆使して超高速で戦う。
必殺技はファントムクロックゲイン。カブトと異なりメガウルオウダーのスイッチを押した後に発動(ゴースト、スペクターの場合はゴーストドライバーで発動)。
相手に超高速でタックルした後カブトクナイガンで三連斬りを浴びせる。カブトライダーフォームのクロックアップと演出が同じ。
キバ魂
カイガン! キバ! ガブッと噛むぞ!キバットバット!
キバゴーストアイコンを用いてゴーストチェンジした姿。基本カラーは赤&金。マスク部分は仮面ライダーキバのキバフォームがモチーフ。キバ同様受け継いだ、その力により戦うと思われる。
必殺技はダークネスムーンレイス。キバと異なりメガウルオウダーのスイッチを押した後に発動(ゴースト、スペクターの場合はゴーストドライバーで発動)。
右足を振り上げてから高く跳躍し、月をバックに急降下蹴りを浴びせる。キバ同様に必殺後にキバの紋章が刻まれる。キバキバフォームのダークネスムーンブレイクと演出が同じ。
劇中の活躍
序盤
組織の依頼で英雄眼魂を集める男・西園寺主税と共闘。第3話までは西園寺に眼魔の統率を任せて成り行きを見守っていた。
第4話から行動を開始。ブック眼魔と人間に憑依させた眼魔アサルトを暗躍させる一方で、眼魔を召喚する扉である『眼魔ホール』を生成。それを介して眼魔の元である『眼魔眼魂』を大量にばら撒いていた。
以降も特定の場所へ『眼魔眼魂』をばら撒いて人間の体内に埋め込み、眼魔アサルトを憑依させその人間を操り何らかの作業をさせる一方で進化した眼魔を用いて事件を引き起こす。
第7話ではエジソンゴーストアイコンを利用して、パーカーゴーストを作成。第8話では操った人間を使って大天空寺地下のモノリスと酷似した巨大オブジェクトを作らせた。(自分達の事を調べられないよう同話終盤で爆破処分)。だがゴーストに悉く計画を邪魔される。
父からお目付役として送られた幹部級眼魔・ジャベルと行動を共にするようになる。しかし英雄の眼魂の強大な力を目にし、ジャベルとアデルが英雄の眼魂について自身に何か隠していると疑い始める。西園寺が消滅したことを機に、ついに本格的に行動を開始する。
第13話以降はプラネット眼魔や『眼魔ホール』を植え付けて乗っ取った人工衛星を使って大量に人間の魂を集めるなど、仙人曰く「本気になった」。第14話では劇中で初めて戦闘。生身の状態で仮面ライダースペクターを圧倒する。
軍服に着替え、眼魔の世界から兄には内緒で眼魂とメガウルオウダーを持ち出してネクロムに変身する。マコトを倒すことで眼魔の世界に連れ戻し、タケルを排除しようとする。圧倒するが、ネクロムの活動時間限界により撤退する。
第17話では彼をネクロムスペクターへと変身させ洗脳してまでも「本当の友」になろうとしていた。だがタケルやカノン、さらにはマコトの所持していたゴーストアイコンたちによって失敗した。
第22話では眼魔世界へと帰還した際、マコトを追って侵入したタケルと戦闘。その最中にアデルにアドニスを殺害したという濡れ衣を着せられ、アデルの攻撃で眼魂を破壊される。
魂が元の肉体に戻され、生身の身体を持つ。満身創痍になり彷徨っていたところをマコトらに発見され、自身を包囲した眼魔たちからマコトやタケル共々人間世界へと逃走する。
生身の身体の不便さに苦戦している中、アデルの刺客となったジャベルに命を狙われる。変身出来なくなったため、マコトに守られる。ところが、ジャベルに追い詰められた後、自身を庇ってマコトが消滅する。
アカリに怪しまれ、自分の信念が揺らいでいることを見破られるが、フミ婆の「自分の頭でなく自分の心に聞け」という言葉を受けて、飛行機眼魔の一件の後タケルと共に眼魔世界に再度向かう。
帰還後アドニスと再会するが、アランを庇う形でアデルの攻撃を受け殺される。この出来事やアドニスと再会する道中でカプセルの中の人間が消滅するのを目撃。
自分の理想に疑問を持ち始める。復活したマコトからの叱咤、タケルから『心』について教えられた事もあって、アドニスと同様自分を不要と見たアデルに怒りを爆発させた。アデル達眼魔陣営と袂を完全に分かつ。
現実世界に帰還してからは、マコトのことをスペクターではなく名前で呼ぶなどタケル達と仲良くなる。第30話ではフミから服を貰い、そのお礼にフミが欲しがっていた画材セット一式を手にフミのもとに向かうが、フミの死を知る。
再度迷い「心があるからこんな気持ちになるなら…心なんていらない」と落ち込んでいたが、タケル達の叱咤激励により「この美しい世界を守り、眼魔の世界を美しい世界に変える」と新たな理想を掲げて再起。以後は完全にタケル達の仲間となった。
ガンマイザー・ウィンドとの戦いに敗れたことで自信を失うが、サンゾウゴーストによって送り込まれた「修練の場」での猿・豚・河童との特訓で克服する。
眼魂になった御成に憑依され体を乗っ取られるが、イゴールが御成眼魂を破壊したことで身体の自由を取り戻す。その後、御成・シブヤ・ナリタと共にディープコネクト社に乗り込み、ビルズを操っていた眼魔眼魂を破壊しビルズを正気に戻した。
暴走するアデルを倒すため、アカリと仙人の協力で開いたモノリスのゲートに単身に入り、眼魔世界へと乗り込む。兄であるアデルの暴走を止めるため、アデルを羽交い絞めにして自爆を図るも「私には殺せない」と思い留まる。その後現れたタケルに「アデルを救って欲しい」と懇願する。そして、アリアとともに正気に戻ったアデルの最期を看取る。
眼魔世界での騒動が終結した後、タケルの誕生日を祝うと、眼魔世界を美しい世界に変えるため、そして眼魔世界の住民を笑顔にするために、タコ焼き器を持参しながら深海兄妹と共に眼魔世界へと帰還した。
『仮面ライダーゴースト Blu-ray COLLECTION』収録のスピンオフドラマ。主役を務めた。ジャベルにたこ焼きのことを自慢気に紹介していたり、彼とブランコに乗って黄昏ていたり、緑のスカーフを纏った衣装(本編第30話以降の服装)を着用して、タケル達と親し気に人生スゴロクに興じていたり、美少女(フミ婆の孫のハルミ)に脛を蹴っ飛ばされて見事にすっ転んだ。
第1章
眼魔世界から1950年の日本に降り立ち、青い空や眼魔世界にはなかった「色」に心惹かれる。幼いフミと出会い彼女の「この世界の宝物を描いた」絵に感銘を受けたアランはより一層「美しい世界」に惹かれる。1960年では人間が美しい世界を壊すことに憤慨。眼魔世界が導くべきだという考えに至る。成長したフミとも再会している。
2005年、眼魔世界にアクセスしてきた西園寺と手を組み、英雄の眼魂を集めるべく活動を開始する。現在では西園寺が食していたたこ焼きに興味を示すが、眼魔世界に肉体があるので食べられない。
一方でマコトの変化を嫌うアランはカノンを材料に取引し、ジャベルをマコトの監視役に命ずる。ジャベルと共に西園寺におちょくられた後、かつてフミと会った公園へと出向き、福嶋ハルミと会う。
この時、公園で絵を描いていたハルミをフミと誤認し以前にも会った素振りを見せたためにハルミからはナンパと勘違いされる。それを全く理解できないアランは詰め寄り、思わず蹴り倒された。
第2章
不完全な人間の世界を変えようと奔走するアラン。親友のマコトに悪影響を与えるタケルに強い危機感を抱く。青い空の美しさやたこ焼きの素晴らしさについて語るアランにイゴールが接触。アデルがアランに期待を寄せているということを告げる。
タケルの言葉に苛立つアランは、自身の感情に気づく。川にゴミを捨てた不良を注意するハルミと再び出会い、「美しいと思う心を持っている」ことを指摘された。ネクロムからスペクターが解放されてから数日、アランはフーミンへと出向きフミ婆に「友が去った」と呟く。
アデルからアラン抹殺の命を受けるイゴール。肉体を手に入れたアランは眼魔を吸収できず、一方的に狙われる。窮地を脱したアランはフミ婆・ハルミに助けられ、たこ焼きとも再会する。
弱く、命に限りのある肉体を嫌っていたアランだったがたこ焼きの美味しさに感動し、マコトと共にまた来ると約束を取り付ける。自分の行動を「らしくない」と評する一方で「心がそうするべきと求めている」とも感じるアラン。マコトを取り戻すためにタケルへ協力を取り付けようと行動を開始する。
第3章
個人の命に価値は無い完璧な眼魔の世界に疑問を持つ。タケルとの会話の中で「アドニスの魂も空からアランを見守っている」と説かれるも「相変わらず理解不能だ」と切り返す。タケルの「人間の世界と眼魔の世界を繋げて欲しい」との頼みにアランは戸惑った。タケルの周りを巻き込む行動に危機感を感じるも強く成長し、それに助けられた。
ある日の大天空寺で限りある命の中で強くある「人間を知りたい」と感じたアランは御成・アカリ・タケルらと半ば強引に「人生すごろく」を体験させられる。人生すごろくの中で人間の一生を知る中、辿り着いた「ゴール」にて「大切な時間」の存在を知る。そして、訪れるフミ婆の死。
ハルミから生前のフミ婆の話を聞いたアランは弔いのためにタコ焼きを焼く。その中でかつて出会ったアランの話題が上る。限りある命を生き続ける彼らの意志を知ったアランは眼魔の世界を変えるため、そして美しい世界を守るために命を懸ける決意を固める。
第4章
タケルが人間に戻り平和な日々を過ごしていたある日、福嶋ハルミが大天空寺に訪れる。タイムトラベラーがいるから探して欲しいという、不可思議現象の依頼だった。アランの似顔絵を持っていた。
タケル達はアランの名前やどういった人物か教えた。そして最後に今は眼魔の世界を人間界と同じ様に青い空に変える為に眼魔の世界へと戻ったと話す。
数年後アランが人間界へ再び訪れた時にはハルミに新しい家族ができておりアランはそれを見守る。見守るアランにカノンが来てアランを迎えに来た。2人は姿を消し眼魔の世界へと帰っていった。
眼魔世界で生身の人間が生きられるように、アカリやイゴールの協力の下青い空に改造する計画を立ち上げていたが難航。その過程で多くの民が苦しみ犠牲になっている現状に心を痛めていた。
その最中で幽閉されていたダントンが再び表舞台に現れたことで、深海兄妹の出生を知った上、ダントンに賛同するマコトと口論の末対立。ネクロムに変身してディープスペクターと戦うも敗北。マコトへの思いを訴えて友情バースト魂に覚醒するも僅差で敗れた。
ラストでは大帝の服装を身にまとい、青くなった空の下で、眼魔世界の新たな始まりを宣言した。そこでアランは人々に語る。始めて青い空を見た時の衝撃を。
命と心を大切にする人間の素晴らしさを。そして、いつも自分を支えてくれた掛け替えのない友の存在を語り、大帝の息子ではなく、一人の人間として皆と共に歩む決意を示した。
『超英雄祭2016』
キャラクターショーパートでは、自身の能力で復活させた牙鬼萬月とその配下の妖怪達をニンニンジャー達の元に送り込んだのち、ゴーストとスペクターの前に自ら姿を現し高い戦闘能力でこれらを圧倒。
2大ライダーがニンニンジャーと合流したあとは、ステージ上空に描いたガンマホールからグンダリが出現するまでの時間稼ぎとして、同じく復活させた眼魔怪人を加えた再生怪人軍団を差し向けたあと何処へと姿を消した。
ガンバライジング
バッチリカイガン3弾より新タイプ『ジャマー』を引っ提げてLR枠で登場。LRのアビリティは3番目指定でカードを前に出すだけでAPとバーストゲージ上昇、更にバーストゲージが上がりやすくなる。
バースト後はAPとテクニカルゲージの強化に加え、バーストゲージを超絶上がりやすくする。ジャマーはBK3弾時点でネクロム限定であり、ネクロムのカードはLR、Nの両方ともジャマーである。
4弾ではグリム魂、サンゾウ魂共にLRとして参戦。更に伝説ライダーの魂!キャンペーンではファイズ魂、ブレイド魂、カブト魂、キバ魂が参戦。5弾ではキャンペーンの必殺技の演出限定でニュートン魂、ベートーベン魂、ヒミコ魂が登場。
6弾ではLRT(レジェンドレアタッグ)のスペクターのバースト後にチェンジして登場。ゴースト、スペクターとチームを組むと『ゴーストライダーズ』のチームボーナスが発生する。
眼魂スキャンチャンス
玩具のゴースト眼魂と連動するシステム。「バッチリカイガン3弾」からは他のライダーが変身するほぼすべての形態にゴーストチェンジできるようになった。
頭部はゴースト及びスペクターと同じで、両者が変身したエジソン魂やガンバライジング限定形態はウィスプホーンが一本になる。
オレ魂・闘魂ブースト魂・グレイトフル魂(連動なし)・ムゲン魂・平成魂、スペクターのノーマル形態・ディープスペクターにはなれない。スペシャルオレ魂にはゴーストチェンジ可能でネクロムのノーマル形態と同じ頭部になる。
─────────────────────
以上です。これで紹介を終えます。