【未来から来た孫は田吾作!】仮面ライダーNEW電王 / 野上幸太郎&テディ

2022年2月15日火曜日

3号ライダー 映画・Vシネ 仮面ライダー解説 仮面ライダー電王

t f B! P L
 今回解説する仮面ライダーはNEW電王です。
目次
  • 野上幸太郎
    • 概要
    • 性格
    • 外見
    • 運の悪さ
    • 田吾作
    • 未来の良太郎
  • テディイマジン
    • 概要
    • 特徴
    • 性格
    • 描写
    • 劇中の活躍
      • 『EPISODEBLUE』
      • 『レッツゴー仮面ライダー』
  • 仮面ライダーNEW電王
    • 概要
    • 装備
      • ライダーパス
      • NEW電王ベルト
      • デンガッシャー
      • マチェーテディ
      • キンタオノ
      • ウラタザオ
      • モモタケン
    • NEWデンライナー
      • スペック
      • 概要
      • 性能
      • 内装
      • 備考
    • マシンデンバード
      • スペック
      • 概要
  • 各形態
    • ストライクフォーム
      • スペック
      • 概要
      • 外見
      • 性能
      • 戦闘能力
      • カウント
      • 必殺技
    • ベガフォーム
      • スペック
      • 概要
      • 変身経緯
      • 外見
      • 戦闘能力
      • 必殺技
      • 備考
  • 劇中の活躍
    • さらば電王
    • 仮面ライダーディケイド
    • 超・仮面ライダー電王&ディケイド
    • 超・電王トリロジー
    • オールライダーレッツゴー仮面ライダー
  • ゲーム作品
    • ガンバライド
    • ライダージェネレーション
    • その他

野上幸太郎
 『劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』にて初登場。NEW電王の変身者。未来からやってきた良太郎の孫(祖母は明らかにされず)。年齢はさらば電王時点で16歳。演じたのは桜田通。

 概要

 「NEWデンライナー」と共に未来からやって来た新しい電王。祖父とは違い社交的でノリが軽い。身体能力も高くスポーツ万能。強気な自信家。しかし不運なところは祖父譲り。良太郎のことは「じいちゃん」と呼ぶ。良太郎と同じく特異点。
 幽霊列車の動きを感知したターミナル(キングライナー)の駅長を通じ、オーナーによって「助っ人」として新たな電王に任命された。さらば電王』及び『超電王シリーズ』では黒髪だが、『レッツゴー仮面ライダー』では金髪。曰く「未来での流行」らしい。

 性格
 テディという青いイマジンを連れており、二人の間には強い絆がある。良太郎譲りの目の前の状況から逃げ出さない芯の強さも併せ持つ。当初は生意気で口が悪く、良太郎やタロスズを何かと馬鹿にし、自分の強さを誇示して人を喰ったような態度が目立っていた。
 死郎への敗北やタロスズとの交流を経て精神的に成長。以降は良太郎達を認め、『超電王』シリーズ以降は全幅の信頼を置いている。

 運の悪さ
 『さらば電王』ディレクターズカット版では生身で初登場後、早々犬の糞を踏む→驚いて飛び跳ねた矢先空き缶で滑って後ろに転ぶ→近場にあったゴミの山に埋もれる形で着地するという、祖父を思わせる不運の連鎖ぶりを発揮した。
 最悪ゾーンと呼ばれる段階に突入すると、テディの手厚いサポートなしには平穏な生活を送ることすら困難なレベルになる。この点に同じく不運な体質である良太郎から強い共感を得ていた。

 田吾作
 「幸太郎」という名前は良太郎に名付けてもらったものだが、テディ曰く 「現代で言う「田吾作」くらいにセンスがない」 とのこと。また、良太郎に少々恨みを持っていた。
 理由は不幸体質を遺伝したこと、自分の父(未来で言うと良太郎の息子もしくは娘婿)から頻繁に良太郎と比較され、「じいちゃんは強かった(運の悪さを言い訳にしなかった)のだから、お前もそうなれ」と発破をかけられたため。
 当初は良太郎に辛辣な態度を見せていたが、少しずつ絆を深めて認めるようになっていく。死郎たちとの戦いを終えたあとも、度々良太郎の助太刀に現れるようになった。

 未来の良太郎
 幸太郎の時代における良太郎は「さらば電王」劇中で幸太郎が祖父に関して何かと過去形で語っていたこと、及び「あんまじいちゃんと会ったことがない」との発言から他界の可能性も匂わせていたが、ラストシーンにて健在であることが判明。
 顔は写されていないものの、エンドロールでは「良太郎(2058?)」とクレジットされており、仮に公式とした場合幸太郎の生年は2042年前後と推察される。

テディイマジン
 野上幸太郎と契約した味方イマジン厳密には時間改編による時間の支配を望まず、未来で人々のために働く「派遣イマジン」というはぐれイマジンの一部。
 劇場作品『さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』で初登場。死郎たちとの戦いにおいて、野上良太郎を助けるためにオーナーの依頼で契約を交わした。テレビ本編には登場しない。名前の由来は「steady」からと思われる。

 特徴
 オーナーからモモタロスの話を聞いた幸太郎のイメージから、鬼の姿をしている。体色はモモタロスが赤なのに対しこちらはウラタロスより濃い青。
 戦闘では武器や特殊能力を使わず、シンプルな格闘術を用いる。普段は幸太郎より一歩引いて後ろに立っている執事のような位置にいるのが殆どであるため、声優ネタで黒執事に例えられる事も。

 性格
 一人称は「私」。モチーフとなったモモタロスとは異なり、真面目かつ控えめで自己主張はあまりしない。品行方正で礼儀正しい。
 一方で内心では祖父に似て運の悪い幸太郎を常に気にかけている。不幸体質の幸太郎を、陰ながら助けていた。超・電王』において彼が誘拐された時は大きく取り乱していた(この時一人称が「俺」になっている)。
 根はマイナス思考で湿っぽく、他のイマジン達と比べて影が薄い。彼らに「天丼」というアダ名が定着していることを気にしている場面も見られた。

 劇中の活躍

『EPISODE BLUE』
 ターミナルに所属する派遣イマジンで、これまで何人かの契約者を期限付きで渡り歩いていたことが判明。幸太郎との契約期間が終了し、新たにオーナーと契約。
 名前も新しく、アレクサンドロビッチに変更。オーナーが新しく購入したチャーハン対決用のスプーンやお玉を磨く仕事を与えられた。
 幸太郎の危機に、オーナーとの契約破棄による消滅の危険性を覚悟の上で、デンバードに乗って颯爽と駆けつけ、久しぶりのカウントダウンによってイマジンを倒す。
 戦いの後は契約破棄が原因で消滅。しかし、幸太郎との絆が強かったことで「契約の脱線ではなく、本線に戻った」として再生、正式に幸太郎の契約イマジンとなった。

『レッツゴー仮面ライダー』
 仮面ライダーの歴史について詳しいことが判明。オーズやアンクについても知っていた。また、同映画のキーパーソンとなり、取り残されたナオキや少年仮面ライダー隊をショッカーから守るため1971年の世界に残り命を落とすも、歴史修復の際に復活する。

 概要

 その名の通り、新世代の電王「劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン」で初登場。レッツゴー仮面ライダー」では「仮面ライダー電王」と名乗っている。
 ウイングフォームの別案の「悪の電王」、「黒いソードフォーム」のデザイン画を元にしている。自身に憑依したイマジンをフリーエネルギーによって武器に変形させる事が可能。
 例外として、デネブが強引に幸太郎に憑依した際には、ゼロノスと同じくベガフォームへとフォームチェンジを果たした。

 装備

ライダーパス
 NEW電王への変身・NEWデンライナーの呼び出しなどに使用するパス。外見は電王の物と同様。『さらば電王』の劇中では、幸太郎が走りながら前方へ放り投げたパスが、ひとりでにNEWデンオウベルトへと移動してセタッチが行われた。

NEWデンオウベルト
 色が金色と紺色基調に変わった。変身待機音以外は電王の物と同じ。フォームチェンジ用のフォームスイッチも見た目はそのままだが、幸太郎の体質の関係で切り替え機能がオミットされている。
 CSM版ではガンフォームのスイッチがベガフォーム用に設定されている(本来はフォームスイッチとは関係なく変身する)。ケータロスも取り付け可能だが、クライマックスフォームに変身できるかは不明。変身待機音は「ニュースタイトルバック風」という曲の流用。

デンガッシャー
 ベルト脇にマウントされた電王の主武装。形態に応じて複数の形態に変形する。1~4までのパーツを、電車の連結のように組み合わせる。
 近未来的な列車の模型のような形状。窓に相当する赤い部分は漢字の一から四を模している。幸太郎は武器化したテディをよく使うため、『超・電王&ディケイド』でソードモードとナギナタモードを使ったのみ。
 テディがイマジンとして単独で戦っているといった、彼の力が借りられない状況の際には、こちらを武器として使用していた。

 一発で30㎝のを真っ二つにする程の切れ味を持つ。使い手の意志に応じて先端を飛ばし、遠方の敵に切りつけることも可能。

ナギナタモード
 ベガフォームの使用した武器。リーチが長く、先端に刃の付いた薙刀。ロッドモードとの違いはオーラソード(緑色)が付いた事とデンリールが無い事。

マチェーテディ
 NEW電王 SFの主武装。契約イマジン・テディがフリーエネルギーによって変形した全長120cmを超える大型剣。指パッチン×2を合図に変形する。背中にマウント可能。
 刃の付け根にある顔の部分にテディの意思が残っており、ここを通して直接会話できる。敵と戦う際には、指定したカウントでのカウントダウンも担当する。
 NEW電王 ストライクフォームの手元から離れても自律行動が可能で、マチェーテディ単体で敵への攻撃を行うケースもある。名前の由来となったマチェーテとは、中南米の現地人が使用している山刀(鉈)のこと。

性能
 刀身は幽汽 スカルフォームの剣と激しくぶつかり合い、火花を散らした。剣先の銃口から強力な破壊光弾を連射可能。幽霊列車のレールに着弾した際には、命中箇所を確実に破壊した。接近戦だけでなく射撃戦も可能。
 握りはNEW電王の手のひらにフィット。激しい斬り合いでも手から離れない。また、銃として使う場合もここを握って光弾を発射する。
 
 『EPISODE BLUE』でK幸太郎がNEW電王に変身した際、憑依していたキンタロスが変化した巨大な斧型の武器。あらゆるものを寸断する威力を持つが、巨大かつキンタロスの体重の影響で非常に重い。
 取り回しに難があり、ようやくマンティスイマジンに一撃を加えたと思いきや、余り大きなダメージを与えられずに敗退した。

 『EPISODE BLUE』で幸太郎に憑依したウラタロスが変化した釣り竿型の武器。先端を伸ばし、鞭の如く相手に叩き付けて攻撃する。所詮は釣り竿のため、攻撃は出来てもさしたるダメージを与えられなかった。
 逆にマンティスイマジンを喜ばせ、敗北を喫する結果に。さらに敵に攻撃しようとして木の枝に引っかかったり、グロッキー状態の電王 プラットフォーム(良太郎)に誤って攻撃していた。

モモタケン
 『レッツゴー仮面ライダー』でM幸太郎がNEW電王に変身した際、憑依していたモモタロスが変化した剣型の武器。刀身部が燃えさかる炎を思わせる形状になっており、通常の斬撃に加え、刀身部に炎を纏わせてさらに強力な一撃を加えることが出来る。
 柄の部分にはモモタロスの頭部を思わせる分銅が付いており、それを振り回しての攻撃も可能。憑依イマジンが剣に変形している事や、変身者の幸太郎自身が剣戟戦を得意としているためか、テディ以外のイマジンが変形したNEW電王の武器の中で、唯一まともに使いこなせていた。

 性能
 全身を覆うオーラが実体化した、NEW電王の皮膚『オーラスキン』は防御性に優れ、500万Vの電流やダイヤモンド製の刃先によるダメージも軽減する。『デンキュイス』が太腿をガード。
 手首や足首の『リストバングル』『アンクルバングル』が心身のエネルギー発散効果を高めるアドレナリンの分泌がよくなり、運動能力が高まる。

 NEWデンライナー
スペック

全長:1号車 27.35m、2~4号車 各25m
全幅:3.38m
全高:1号車 4.49m、2~4号車 各3.65m

概要

 この世にない者とある者の時間の逆転を目論む死郎に対抗するため、オーナーが新たに導入した次世代型の時の列車。
 形状はカラーリングが青色となっているほかはデンライナー ゴウカとほぼ同じ。また、マシンデンバードが格納されている先頭車両のコックピットが変更されている。
 『まっかっか城の王』のエンディングで『さらば電王』の公開が発表された時に一瞬登場したが、準備段階だったのか全く違うデザインをしていた。

性能
 戦闘時を含む操縦は、NEW電王 ストライクフォームがマシンデンバードに搭乗して行う。マシンデンバードが出撃した場合は、動力がなくなり運行が止まるが、オーナーのみ競技用自転車によって動かせる。
 デンライナーよりも高速化されており、車体は揺れを極力抑えるための装置がついている。1号車の天井部に『ゴウカノン』を収納。戦闘時に展開。4連装の大砲からフリーエネルギーの光弾を放って敵を撃破する。死郎との戦いの際に使用。

内装
 食堂車の内装だけはかなり違っており、さら電以降はこの状態が食堂車のデフォルトになる。仮面ライダーディケイド』や『超・電王』シリーズ他以降の作品では、食堂車の内装のみNEWデンライナーのまま。
 車体の外観やカラーリングはデンライナーのものに戻った。ディレクターズカット版ではリュウタロスが内装に「新しい匂いがする」と感想を漏らした。オーナーの突然の思いつきらしいが、元々の車両のリニューアルなのか新たに発注した新車なのかは不明。

 マシンデンバード
スペック

全長:2130mm
全幅:790mm
全高:1390mm
最高時速:1010km/h
ベース車両:ホンダXR250

概要
 NEW電王の専用バイク。外見、機能は電王のものと同様。NEWデンライナーの運転システム。イマジンのチケットを挟んだライダーパスを挿入すると、そのチケットが描かれた時空間までオートで移動する。日付が正確に書かれていないと行き先を見失って暴走する。
 車体後部のパンタグラフ「デンギャザー」より、空気中のエネルギー吸収電力に変換し駆動する。劇中未使用だが、前輪部分の左右にミサイル一発ずつ装備。使い手の意志で無人走行をさせる事も可能。

各形態

「テディ、行くぞ。俺たちはカウントゼロからが本番だ」

スペック

身長:194cm
体重:92kg
パンチ力:6t
キック力:7t
ジャンプ力:一跳び38m
走力:100mを4秒

 NEW電王の基本フォーム。ライダーパスをベルトの装置に読み込んで変身する。電王と違い、自らのオーラをフリーエネルギーに変換して変身している。一応プラットフォーム自体は画面に映る。ストライクフォームの変身音はフリー音源のアレンジ。

 電王との共通点もあるが、全体的な印象は相当変わる。基本カラーは藍色。色の元ネタは当時販売された高級缶ビールらしい。
 「ヨーロッパの超特急」のような洗練されたテーマがあり、電仮面はライナーフォームに似ているが、大分鋭角的なデザイン。胴体のターンテーブル、全身を走るデンレールが特徴。

 イマジンは憑依しない。変身後も意識の主導権をイマジンが握ることはなく、パートナーイマジンのテディを武器に変え、幸太郎が得意とする戦闘技術を生かした高い戦闘力を発揮する。俊敏なフットワークや剣術を駆使して戦う。
 スペックも高く、パワーでは同等だが機動力でソードフォームアルタイルフォームを上回る。走力は単独1位のライナー、同一2位のウイング超クライマックスG電王に続く総合3位タイ。
 実は劇中では終始圧倒していたスカルフォームには走力を除くの全ての面で劣っており、ここに幸太郎の戦闘センスの高さが窺える。

 自分の実力に絶対的な自信を持っていたため、登場当初は露骨に敵を見下し、あらかじめ宣言したカウント内で敵を倒す戦法をとっていた。
 幽汽への大敗を経て「ゼロからが本当の勝負」になってからはカウントを控えるようになり、自分への目標や制約の意味合いに変化。自らを高める術として活用するようになった。

性能
 額の『Oシグナル』は2km以内にいるイマジンを察知できる。「電仮面」に備わった目『グリッドスキャンアイ』が広角度、広範囲をカバー。ナイトビジョン機能により、暗闇でも赤外線照射によって目標物を認識できる。

必殺技

 マチェーテディにフリーエネルギーを込め、刀身が赤く発光。敵を一刀両断に切り裂く。フルチャージなしでも使用可能。テディがカウントダウンするのが名前の由来。反撃のカウンターではなく数字を数える意味のカウンター。

 フルチャージしたエネルギーを右足に集め、跳び蹴り。所謂ライダーキック威力は22t。

 ガンバライドでの必殺技。最初にキンタオノが登場するが攻撃失敗し退場、次にウラタザオが登場するがこちらも攻撃失敗し退場、最後にモモタケンが登場し、初撃は回避されるが切り返しの斬撃で敵を撃破。

 ベガフォーム
スペック

身長:199cm
体重:123kg
パンチ力:7t
キック力:10t
ジャンプ力:一跳び25m
走力:100mを9.7秒

概要
 劇場作品「劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦に登場。NEW電王にデネブが憑依した形態。
 容姿はゼロノスのベガフォームと酷似している。電仮面はゴーグル状に変化。目はゼロノスのものと違いどことなく仮面ライダーナイトを連想させる目に変化している。奥にある複眼はゼロノスのそれと同様。

変身経緯
 他のイマジンが仮面ライダーに変身、電王ウイングフォームに連なってモモタロス達がディケイドディエンドが召喚したライダー達に次々と憑依していく。
 自分だけそのまま戦っていたデネブが我慢できなくなり、幸太郎に憑依した結果この姿に変身。驚くテディを気圧しつつそのままデネブの意思で戦った。胸の顔はやっぱり飾り。

戦闘能力
 ゼロノスベガフォームと比較すると、パンチ力が1t・キック力が3t増えた代わりに、ジャンプ力が13m・走力が5.7秒低下。肩のキャノン砲が存在しないため実際の攻撃能力はゼロノス版ほど強化されておらず、イレギュラーな形態ゆえか比若干割に合わない。
 それでも長柄の武器を生かしたパワフルな戦闘スタイル。デネブのパワーを活かしつつよりリーチが伸びた戦法が可能。遠距離攻撃が出来なくなった点を補っている。SFでは押されがちだった敵とも対等以上に渡り合う等、事実上の強化フォーム扱い。

性能
 オーラアーマー製の胸部パーツ『デネブブレスト』は10tの衝撃さえも緩和。変身者へのダメージをゼロに抑える。中央にあるデネブのマスクはただの飾り。腕はアーマーで覆われて腕力が向上。
 背面にまとったマント『デネブローブ』で全身を覆うと、姿を消せる。ゼロノス ベガフォームでは漆黒の重々しいマントだったが、銀色と黒色の、鳥の尾羽を模したような形状に変わっている。足場の悪い岩場でも、巨大な「デンガッシャー ナギナタモード」を操って俊敏に動くことが可能。

必殺技

ブランディッシュダイブ
 フルチャージして発動。デンガッシャーナギナタモードを携えながら相手に向かって走り込み、すれ違いざまに斬撃を繰り出す

備考
 「超電王トリロジー」にて、NEW電王には憑依したイマジンを武器化する能力があると設定されたため、フォームチェンジはこれが最初で最後になる可能性が高い。
 このフォームになれたのは、一時的に侑斗が消失して不安定な存在になっていたデネブが無理やり憑依したことによるイレギュラーな事故、あるいはリュウタロスジークのように「TVでは全力を出さなかっただけで実はデネブの憑依能力が強力」と考えられる。

劇中の活躍

 さらば電王
 モモ達と幽霊列車から現れた「仮面ライダー幽汽」とイマジン達の戦闘の最中に突如やって来たNEWデンライナーから降り立ち、瞬く間にイマジン一体を葬り去る。
 その後単独で幽霊列車を追い、イマジン1体を倒し幽汽すら追い込むが、見かねて幽霊列車から降りて来た死郎にあえなく叩き伏せられる。最終局面まで空気気味だったが、最後はモモタロスと良太郎の助力もあって、死郎に勝利した。

 NEW電王自体は登場しないが、変身者である幸太郎が小さくなった良太郎と一緒に15話の終盤に登場。何故かテディは登場しなかった。
 数十秒のみの出演、かつ門矢士ら『ディケイド』サイドの人物とは対面していないため、『鬼ヶ島の戦艦』への繋ぎとしての意味合いが強い。

 超・仮面ライダー電王&ディケイド
 序盤から戦闘要員として活躍するが、シルバラに圧倒される。室町時代では敵に捕まるが、オーナー達の奇策で助かり、最終決戦に参加。変身出来ないことに我慢出来なくなったデネブに憑依され、NEW電王ベガフォームになった。

 仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー
 超・電王トリロジー三部作の2作目EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル』はNEW電王が主人公の作品である。【Double-Action Strike form】をひっさげて登場。
 NEW電王は憑依したイマジンを武器に変化させて闘うスタイルであることが判明。前作に登場したベガフォームに関しては、あくまでもデネブが強引に憑依した姿という事らしい。劇中ではキンタロスをキンタオノ(大斧)に、ウラタロスをウラタザオ(釣り竿)に変化させていたがまともに扱えない始末。

 オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
 良太郎や侑斗がいないため、電王側メンバーの中心的存在として活躍。モモタロスをモモタケンにして戦う。反面、テディはまさかの死亡。命がけで少年ライダー隊の制服やシンボルを守った…が、ちゃんと生き返るのでご安心を。

ゲーム作品

 ガンバライド
 第9弾で初登場。最高レアリティのLR(レジェンドレア)で収録。005弾で新必殺技「俺の場合こうなるみたい」の収録と共に2度目のLRで収録。第10弾とシャバドゥビ4弾でSR、シャバドゥビ5弾でCPで収録。
 超・電王トリロジーの第2弾では入場者プレゼントとしてプロモーションカードが配布(1弾はゼロノスのゼロフォーム、3弾はディエンドのコンプリートフォーム)されている。この配布カードは第9弾のLRとほぼ同じ性能。
 流石にライダースキルは違うものの、コウゲキ、ボウギョ、タイリョク、ヒッサツの数値、相性適性も同じ。つまり最高レアリティのカードが配布で行き渡ったのである。ついた呼び名は「Pの皮を被ったLR」。
 配布によりカードの扱いはノーマルと同じで、強化もしやすい。それ故に大会でも猛威を振るった。そのため、プレイヤーからは公式が病気とまで言われた。

 ライダージェネレーション
 『2』から参戦。ライダーアビリティ/ライダーパワーは「カウントダウン」。カウントダウン中に敵を倒した場合、2では経験値アップ、レボリューションでは敵が確実にアイテムを落とす。

 その他
 『ガンバライジング』ではガシャットヘンシン4弾にて電王放映10周年記念に合わせてLRで参戦。『クライマックスヒーローズ』では4作目『フォーゼ』から参戦。『バトライド・ウォー』1作目からNPCとして登場する。

─────────────────────

 以上です。これで紹介を終えます。

QooQ