【変身が怖い!】仮面ライダーシン / 風祭真【グロい脊髄】

2023年2月21日火曜日

映画・Vシネ 仮面ライダー解説 昭和ライダー

t f B! P L
 今回解説する仮面ライダーはシンです。
行かなきゃ…誰かが助けを求めて…! 早く行かなきゃ!!
目次
  • 風祭真
    • 概要
    • 改造手術
    • 身体能力
  • 仮面ライダーシン
    • スペック
    • 概要
    • 外見
    • 変身
    • 変身解除
    • 戦闘能力
    • 残虐性
    • 防御力
    • 性能
    • 第三の目
    • 主な技
    • 必殺技
    • 備考
  • 劇中の活躍
    • 終盤
    • 結末
  • シリーズの活躍
    • 不遇な日々
    • 劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
    • テレビスペシャル『平成から昭和まで!仮面ライダー大集合』
    • ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超スピンオフ
    • オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
    • ネット版 オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー 〜ガチで探せ!君だけのライダー48〜
    • 映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
    • 『ネット版 仮面ライダーフォーゼ みんなで授業キターッ!』
    • 平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊
    • スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号
    • セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記
    • S.I.C HERO SAGA
  • ゲーム作品
    • ガンバライド
    • ガンバライジング
      • 演出
    • オール仮面ライダー ライダージェネレーション
      • 2作目
    • シティウォーズ
      • イベントクエスト
      • ストーリー
  • 玩具展開
  • 続編企画

風祭真
 『真・仮面ライダー 序章』の主人公。仮面ライダーシンの変身者。年齢25歳。演じたのは石川功久(現・石川真)。

 概要

 城南大学体育学部出身のオートバイレーサー。500ccロードレースの日本予選で初出場初優勝を果たし、世界グランプリを目指している。IQ250頭脳明晰にしてスポーツ万能。
 親友の結城卓也とは大学時代からの付き合い。かつてはレーサーだった彼とともに世界グランプリの出場を目指していたが、結城は2年前に事故を起こしてレーサーを引退している。
 性格は比較的物静かであるが、元からそうだったのか人体実験の被験者による緊張かどうかは不明。臨床免疫工学の権威である大門博士をに持つ。

 改造手術
 世界グランプリ制覇の夢を捨て、「人間の体質を細胞レベルで改良する」研究を手伝うため、世界的な企業複合体「財団」の日本支部であるISSにいる父・大門に協力し自ら人体実験の被験者となっていた。
 だが、密かに鬼塚義一によって改造手術を施され、人間とバッタの遺伝子を融合させた「改造兵士レベル3」にされてしまう。
 鬼塚と意識を共有していたため、自分自身が殺人鬼ではないのかと煩悶するが、彼が焼死したことによる呼応反応で、"Masked Rider(仮面ライダー)"として覚醒してしまった。その後、大門や恋人の明日香愛を救出するためISSに向かった。

 身体能力
 変身しなくても常人の約4倍の能力を発揮することが可能劇中では走行で時速60kmの自動車を簡単に追い抜く走行中のトレーラーを連続して飛び移るスチール製の壁を握力で毟り開けるなどの能力も披露した。

仮面ライダーシン
「俺は……俺はどうなっちまったんだ、一体?」

 スペック

身長:199.9cm*2(変身前:185cm)
体重:90.0kg(変身前:78kg)
パンチ力:2~2.8t
キック力:3~4.2t
跳躍力:垂直跳び114m、幅跳び232m
走力:100mを3.34秒で走破

 概要
 真が変身した姿。正式名称は「改造兵士レベル3」。バッタの浸食性遺伝子細胞を身体に組み込まれた局地戦用ゲリラコマンド改造兵士レベル3の特異体。バッタが有する「テレパシー能力」により、呼応反応と称される「同族感情や意識の共有」で統制を取る
 粘着質のものが粘り着いたような歩行音や独特なジャンプ時の効果音が特徴。基本的には野獣の雄叫びのような野太く荒々しい掛け声しか発さない。

 外見
 歴代のライダーと比べ非常にクリーチャー然とした姿赤い目や額の長い触覚、全身を覆う緑色の甲殻などが特徴的なシンの姿には、バッタの遺伝子が色濃く反映されている。さながら、人間のシルエットを持つバッタという雰囲気を醸し出しているようだ。
 一見すると不気味な外見ではあるが、その表情は実に複雑で、望まずして改造されてしまった怒りだけでなく、悲しみまでも感じられる。

 変身
 感情の高ぶり、特に怒りの感情により、アドレナリンが分泌。筋肉中のグリコーゲンの透過により細胞活動が活性化。バッタ遺伝子中の“X-α素子”が干渉を受け、細胞活性分泌物“バッテリゲン”が体内に放出。
 その効果で細胞の急激な変異“体内変身(インナーチェンジ)”が誘発。このホルモン作用のサイクルを促すことで変身。かなりグロく、顔に血管が浮かび上がり、瞳は赤くなり額から触覚が出現し、顎が割れてクラッシャーになる。
 特に一回目は鬼塚の死に反応しての変身だったためかなり時間がかかっていた。2回目は愛のに怒ることで変身。服が破け、比較的人間の形を留めた状態で煙や光に包まれたため割とまともに変身した。

 変身解除
 怒りを解くとグリコーゲン分泌の停止によりバッテリゲン抽出が停止。バッタとの融合細胞への供給が停止。融合細胞のDNA分化スイッチが入り、バッタと人間の細胞分化が始まる。
 ヒト細胞にバッタ細胞が取り込まれる形で縮小変化、真の姿に戻る。変身の際に服が破けるため、ラストの愛の亡骸を持って歩く変身を解いた後の真は上半身裸だった。

 戦闘能力
 常人の10倍以上の戦闘力で、1体で歩兵中隊にも勝る。戦闘スタイルは原始的なスピードタイプ元からの抜群な反射・運動神経もあってか人間を遥かに超越した速さで敵の攻撃を回避もしくは受け流しつつ、3次元的な挙動で次々と遮蔽物を飛び渡り、敵が油断した所から奇襲を仕掛ける
 片腕で豪島の首を引き抜くほどの怪力を持つ。だが豪島/改造兵士Lv.2に力負けしたり、スペックは歴代ライダー中最低クラス。豪島との戦闘ではセーラ深町による妨害や電気ボックスに感電させて隙を作れなければ危うく命を落とす所であった。ある程度の対象を接触せずとも粉砕できる超能力“超強力念力”を有する。

 残虐性
 シンの身体は、財団が商品として売り出すための局地戦用のゲリラコマンドとして開発されており、各器官が武器として機能する。
 原作の時点で生身の人間相手に自慢の爪で腹パン、そのまま風穴を開ける(ご丁寧に吐血付き)。そのままスパインカッターでメッタ斬りにして惨殺というとても子供に見せられない戦闘シーンを披露。
 ついでに敵怪人の倒し方が「頭を脊髄ごと引っこ抜いて殺害」という物。こちらも子供には見せられるものでは無い。

 防御力
 甲殻部分はセラミックの5倍程度。だが通常の5000倍もの細胞増殖機能をもち、傷を負っても短時間で全快する再生能力を誇る全身の皮膚は常に衝撃の75%を吸収し、銃弾はおろか、携行火器の類にはびくともしない。30分程度ならば無呼吸で水中活動も可能である
 弱点は高熱と低温。前者は700℃~800℃の炎の中では5分しか耐えられない。実際、不完全体である鬼塚変身態は普通のロケットランチャーの攻撃を受けて焼死していた。
 後者は-10℃までは常温時と同様に活動可能。ただし温度が更に下がると、-10℃毎に体機能が50%ずつ低下する。

 性能
 単眼と複眼を併せ持つ目『キャット・アイ』は単眼では集中的に標的の動きを捉え、複眼では広範囲の情報をキャッチ。瞬間的に変わりゆく周囲の状況を、正確に得る。
 触覚『ハイパーセンサー』が温度の変化、周囲に存在する物体の大きさや方向といった、身の周りの情報を素早くキャッチし、分析する。
 通常時は閉じているが、咆哮することで大きく開き、顎も左右に裂けて形成される鋭利な牙『ブレイク・トゥーサー500~600kgの力で敵に噛み付く。13㎝のセラミック板をバリバリ噛み砕く。名称は仮面ライダーZOの牙にも流用。

 第3の目
 シンの額に存在する赤黒い眼球状の器官。水晶体は存在するものの視覚感覚が存在せず、自らの意識を保持する働きを持つ。これによって破壊衝動が制御され、自己意識・理性を保持したままで超人的な戦闘力をコントロールする。
 元々は、鬼塚が真の体を短期間で改造するために用いた人間とバッタの融合細胞核"マザーコア"による突然変異を起こし形成した副産物。同じくレベル3のある人物はそれがないため、半ば暴走的な行動をとっていた。

 主な技

真ライダーパンチ
 最大2.8t。19mmの最硬度強化ガラスを一撃で粉砕する。氷室に致命傷を負わせた。豪島との戦闘の際にはジャンプとの併用でダメージを与えた。

真ライダーキック
 最大4.2t。一度に鉄柱を5本へし折る。ただし、キックはさほど使用しない。歴代ライダーと同様に飛び蹴りを放つものも存在するが、本編では未使用。この技が初公開されたのは17年後の『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』になった。

真ライダーチョップ
 腕のスパイン・カッターを利用して敵を切り裂く、恐るべき切断技。ハイバイブ・ネイルと併用しこの技で豪島の頸動脈をブッた切った。

真ライダージャンプ
 バッタの特性を最大限に活かし、3次元的な挙動で次々と遮蔽物を飛び渡る。たやすくビルの屋上に飛び乗ることが可能そのスピードは豪島の視界から一瞬で消え失せるほど。相手を激しく翻弄した所から奇襲を仕掛ける時に使用。

テレパシー
 呼応反応に使用。ただし、鬼塚からの一方的なものであったが。第三の眼には第六感を司り、仲間との呼吸反応の共鳴に使われる。
 真は同じく改造手術により「改造兵士レベル3」となった鬼塚が、破壊衝動に囚われて人々を襲った際の意識を共有。これを自身が知らぬ間に行なったものと勘違いし、「自分は怪物なのではないか」と苦悩する。

 必殺技

ハイバイブ・ネイル
 両手の湾曲した爪。人間には停止したように見える高周波振動を起こし、触れただけで敵を切り裂き、肉体を貫く。
 電気ボックスに接触して感電し憔悴し切った豪島の眼をこれで視神経ごと抉りながら潰した。ウルトラマンVS仮面ライダー』で下記のスパインカッターと合わせて豪島を倒した技と紹介されている。

スパイン・カッター
 前腕や脚に生える鮫の歯に酷似した鋸・棘状の毛爪。通常は体に密着しているが、戦闘時に起き上がることで防御に用いたり、敵にダメージを与えたりできる。これを利用した「真ライダーチョップ」は、敵の身体を一刀両断にする威力を秘めている。
 上記のチョップ技と併用し、効果を発揮する。折れてもすぐに生え変わり、機能を回復する。豪島との決戦では、豪島の右腕の刃物が電気ボックスに接触し感電している最中に刃物を叩き折る際に威力を発揮した。

 備考
 特殊メイクを駆使した変身シーンは本作の見所の一つで、このシーンは特殊メイクの都合上、撮影に2時間も費やしている。初の子持ちライダーで、ファンからは色々な意味で敬意を込めて「シンさん」と呼ばれている。
 OPクレジットでは「真 仮面ライダー」と表記されているものの、劇中ではCIAの記録でコードネームとして「MASKED RIDER(仮面ライダー)」と記されているのみである。
 仮面を付けておらず変身前はともかく変身後にバイクに乗らないにもかかわらず、どこからこのコードネームが来たのかは不明である。仮面ライダーシンという名は元々他媒体で便宜上つけられた名前であったが、後に正式に彼を指す名称となった。

劇中の活躍

 終盤
 望まぬ形で力を手に入れたことを知った真。自身を商品サンプルとみなし拘束しようと考えるISS、そのISSによる研究の「抹消」を目的とする深町ら双方から狙われる身となった。恋人の明日香愛を守るため、「財団」との戦いに身を投じていく。
 真の身体を元に戻すためISSへ戻ろうと提案。上層部を説得し必ず戻ると約束し、愛が1人研究所へと戻る。だが、真の子供を宿している彼女は絶好のサンプルとして監禁される。
 1人待ち続ける真は、愛のお腹の赤ん坊がテレパシーで助けを求めていることを感知。研究所へと乗り込む
 時を同じくしてセーラ率いるCIAの部隊が研究所を壊滅させるため乗り込んでくる。騒ぎに乗じて愛と父親と共に脱出を試みる。

 結末
 だが、氷室によるサブマシンガンの発砲により愛が殺されてしまう。真は怒りを爆発させて再び変身すると氷室を八つ裂きにし、再び襲ってきた豪島と激闘を展開し撃退。
 その後、突然来襲した財団のヘリにより大門と共に捉えられてしまうが、セーラの放ったバズーカにより墜落。恋人や父親を失う最悪の結果で終止符が打たれることになった。
 戦いが終わり、下水道を歩く人影があった。愛の亡骸を抱えた真である。真はまだお腹の中で生きている子供(ライダーベビー)を守っていくと決意し、1人去っていくのだった。

シリーズの活躍

 不遇な日々
 出番が出来たのはつい最近。それ以前の仮面ライダー関連のイベントに出演したところ子ども達がマジ泣きしてしまい、以後イベント出禁になった『仮面ライダーSD』のOVAでは専用バイクが無いからかモブ怪人扱い。
 『ザ・グレイトバトル』シリーズ、コンパチヒーロー、『AZITO3』(プレステ用ゲーム)などにハブられる。1999年にフジテレビで放送された「快進撃TVうたえもん」と言う番組の仮面ライダー特集でもハブられた。

 『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
 初の客演。終盤で、大ショッカーに苦戦するディケイドを助けるため他のライダーと共に登場。ZO、Jと共に昭和ライダー枠に分類され、歴代ライダーの一員として扱われるようになっている。出番は少ないが圧倒的な存在感を醸し出していた。
 大ショッカーとの戦いではシオマネキングと戦ったほか、ジオフィリドワームとモールイマジン(ブラック)を素手で吹き飛ばした。本編では1度も見せなかった「ライダーキック」をラストに他のライダーと共に披露する。DC版ではより戦闘シーンが追加されている。

 テレビスペシャル『平成から昭和まで!仮面ライダー大集合』
 2009年8月8日放送の上記映画作品のプロモーション特番。『ディケイド』メインの番組ながら、シンが全編にわたって写真・映像を交えながらトークのネタにされた。
 門矢士仮面ライダーディケイド役の井上正大氏には怪人扱いされ、霧島美穂/仮面ライダーファム役の加藤夏希氏にはゴキブリ扱いされる姿がテレビで放送されていた。
 変身ポーズについても当然周囲は気になり、「自分の首を掴んで苦しみながら変身」とネタにされるなど、正直に言って番組の主役であった。

 『ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超スピンオフ
 「陳情!真・仮面ライダー第一章」に登場。「『真・仮面ライダー 序章』ということは『本編』が始まるはず。このビデオの続きは無いのか?」と尋ねる光夏海に対し、「続きが作られることなく終わった未完の大作」として本作品を紹介。
 そこへシンが自ら執筆した続編の企画書を持って光写真館に現れ、士や夏海と共に東映本社へ乗り込み、未だに自身の続編が出ないことを東映に陳情。
 映像化を実現させ子供たちのヒーローになるが、夢オチという結末だった。初めて劇中において「仮面ライダーシン」と呼称された。

 『オーズ電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
 1号、2号、NEW電王、オーズを救うために他の悪の組織を吸収し一大勢力となったショッカーの怪人連合を倒すべく人々の思いを受けて他の仮面ライダーと共に登場。本編では見られないアクションを見せ、改造兵士Lv2を軽々と圧倒。
 デンライナーのオーナーからはちゃんと「シン」と呼ばれた。オールライダーブレイクのシーンでは本編で真が乗っていたバイクであるスズキ バンディット250が登場した。
 ただし、全体的に仮面ライダーV3仮面ライダーWまでのオールライダー(仮面ライダー電王を除く)の出番が少ないため、彼の見せ場もまた少ない。他にも、オールライダーで描かれた仮面ライダー40周年記念のCMにもしっかり登場。やはり圧倒的すぎる存在感を醸し出していた。

 その他
 『ネット版 オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー 〜ガチで探せ!君だけのライダー48〜』では「ピーマン!真のライダー魂なのか?! 〜やぎ座B型の君へ〜」に登場。ピーマンが食べられないナオキの前に出現し、皿に山ほど盛られたピーマン料理を強引に全て平らげて解決した。
 映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』ではゴーカイレッドに時空の狭間に消されていたが終盤で他の仮面ライダー、スーパー戦隊たちと共に復活し駆け付け、大ショッカー、大ザンギャック(ショッカー・ザンギャック連合)と戦った。

 『ネット版 仮面ライダーフォーゼ みんなで授業キターッ!』
 「先輩ライダーを学べ!ラビットハッチで僕と握手」の「外・見・強・烈」に登場。最初にラビットハッチに現れた際に如月弦太朗からは怪人だと勘違いされた。
 その後、野座間友子から事情を説明されると「シン先輩」と尊敬し、仮面ライダーフォーゼに変身して友情のシルシを交わす。だが力が強く、スパインカッターやハイバイブネイルの部分が当たって痛がる羽目になった。

 『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊
 最初からロックシードと化していたが終盤で復活。地下帝国バダンとの戦いでは敵の喉元を狙った手刀で戦っている。平成ライダーとの最終決戦では龍騎電王(ソードフォーム)と交戦。必殺技をモロ喰らうなどボコボコにされ、終始劣勢であった。
 決戦後は龍騎と握手していた。昭和ライダーと平成ライダー15人の区別の為、RX、ZO、Jと共に昭和ライダー扱いである。声は「真」繋がりで呉島貴虎/仮面ライダー斬月・真役の久保田悠来氏が担当している。
 唸り声しか発しないため、葛葉紘汰役の佐野岳氏からはインベスかと思った」と言われるなど怪人扱いされていた。そしてエンドクレジットではライダー達がバイクで通り過ぎる中、一人だけダッシュだった。

 『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号
 歴史改変の影響を受けてショッカーに敗れた後にショッカー首領の電子頭脳(「歴史改変マシン」)により洗脳された結果、他のライダーと共にショッカーライダーとなり、仮面ライダードライブを襲撃する
 最終決戦では仮面ライダー1号仮面ライダー2号が電子頭脳を利用して復活した影響により洗脳が解け、「正義のライダー」としてショッカーに立ち向かったが、ライダーロボの歴史改変ビームで消された。その後、歴史が元通りに修復されることで復活を果たした。

 『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記
 スーツの劣化により、一切動かない。集結シーンでは歴代主役ライダーがカッコ良く整列する中、シンだけ明後日の方向を眺めたままピクリとも動かない。戦闘シーンには一度も画面に姿を現さず。
 そして最後の集合シーンにてチラッと身体が映ってフェードアウトし、出番終了。劇場パンフレットなどに掲載の集合写真でも、1人だけカメラに目線を合わせていない、肩が全然上がっていない不自然な決めポーズ、足元に変な台みたいな物体が見える。
 劇中に登場するアガスティアベースに納められている『仮面ライダーの書』のうちの一冊『真・仮面ライダー 序章』だが、序章しか公開されなかった事が災いしてか小冊子並みに薄くて小さい。
 しかも、パンフレットの紹介文では「発表から約30年が経過しているが、存在が判明しているのは序章のみである」という皮肉めいた解説文が綴られている。

 S.I.C HERO SAGA
 『真・仮面ライダー 序章』を題材とした一篇「終わりの始まり、始まりの終わり」が公式ムックVol.4の描き下ろしで掲載。
 本エピソードは映像作品の後日談の形式を取っており、成長したかつてのライダーベビー・風祭新が語り部で、生まれながらにして改造兵士の能力を持つ身の上から、財団・CIA双方の勢力からその身柄を狙われており、有事の際には「往年の特撮ヒーロー」を模したコスチュームに身を包んで戦う。ある意味、映像化されなかった『真・仮面ライダー』続編のプロットを実現したとも言えよう。
 なお、こちらの世界線における真は改造兵士にされた弊害により人間だった頃の記憶を少しずつ失い、本作時点では記憶を全て無くした状態で、財団の改造兵士として新に差し向けられるという本編以上に悲惨な状態になってしまった。

ゲーム作品

 ガンバライド
 2012年5月24日稼働の05から参戦。SPカードとしてはかなり昔に登場していたが、ヒーローカードとしては初。さらにゲームの華である最高レア度のLRの枠も用意された。
 しかも、カードのスペックが段違い。必殺技は「ハイバイブネイル&スパインカッター」。威力は2650とLRの平均的な威力より少し高め。
 スロット合計値はなんとLRの仮面ライダーXとならぶ450合計ステータスが最高レア度のものは高くても1500代のところを1650実装時点で歴代1位に君臨する数値であった。
 スキルの効果は、前衛に置くとアタックポイントを30増やし、相手の防御を300減らすものである。さらに最高レア度なのにシンは排出率も圧倒的で、ダブる人が続出した。その後、06とシャバドゥビ3弾でSRで排出。最後まで低レアカード無しであった。

 ガンバライジング
 長らく参戦がなかったが、新シリーズのガンバレジェンズへの移行に伴うサービス終了が発表され、最終弾となったGG3弾に50thアニバーサリーレアとしてついに参戦。
 50thレアのカードは背景にそのライダーに対応した変身ベルトが描かれるのだが、シンは変身ベルトがないため顔がどアップで描かれており、迫力のあるイラストとなっている。
 スキルは、『①AP+20 攻撃+1000 ②チームにこのライダーと同じタイプがいないとき、1R毎、必殺+500 AP+25 RP+3 ③スロットを止めたとき、オイウチ発生率・バーストゲージの上昇率超アップ 相手のガッツ率をダウン』を持っている。
 バーストすると、『①バーストしたとき、必殺+3000 相手全体の防御-500 ガッツ率を超ダウン さらに、APバトルに1回以上勝っていたら、バーストゲージが超アップ 相手全体の防御-500 ガッツ率を超絶ダウン ②1R毎、AP+30 RP+3』が発動するようになる。
 ラウンドが進むごとに、相手のライダーガッツの発生率が下がるため、フィニッシュを狙いやすくすることが出来る上に、例えライダーガッツが発動してしまった場合でも、②の能力でAPとRPが上昇するため、こちらが簡単に先攻を取りやすくすることが出来る。

演出
 必殺技はバースト前が『真 ライダーラッシュ』、バースト後が『真 ライダーパンチ』。前者は第三の眼を光らせ、間合いをはかった後、一気に飛びかかって相手の腹部にハイバイブネイルを突き立て、そのまま走って引き摺り、上空にぶっ飛ばす。
 その後自身も飛び上がって、スパインカッターの連撃を浴びせて叩き落としながら着地する。流石に規制の問題で、手を「パー」にして相手を押し出すようになっている。
 だが、地面を思い切り踏みしめて走りながら相手を押し出すようになっているため、相手を運ぶ際にホバー移動になっていたガンバライドよりも原作再現が上がっている。
 後者は前述の演出の後、転がって少し距離をとって再び一気に飛びかかり、平手打ちから、左手で相手の首元を掴み上げ、クラッシャーを開いて咆哮。
 腹部にハイバイブネイルを突き立てるような平手打ちでぶっ飛ばす。最後に吹っ飛んだ相手で画面が割れるという演出が付いている。

 『オール仮面ライダー ライダージェネレーション
 プレイヤーキャラとして参戦。ライダーベビー誕生後の設定。その為か所謂狂科学を扱う連中を蛇蝎の如く嫌悪しており、また戦闘に快楽を見出す戦闘狂たちに対しても容赦しない。他のライダーたちと比べると、ボスクラスとの掛け合いは非常にハード且つ容赦ない。
 シャドームーンのRXへの言伝も「俺が知った事か」と一蹴する等、非常にダークな雰囲気。一方で同じ人間の欲望の犠牲者とも言えるドラスに対しては同情の念を見せた。
 ライダーアビリティ(各ライダー固有の能力)は体細胞活性化。攻撃中は怯まなくなるという、所謂スーパーアーマー。超必殺技はハイバイブネイル。2作目ではサードライダーもシンクロ超必殺技キャラクターもいないという、孤高のライダーである。

2作目
 浅倉=王蛇の狂戦士としての在り方を見て、「救いようが無いな。救う気も無いが」と吐き捨てた。地獄兄弟に対しては、日の下を歩く者達を妬む彼らを見て、「兄弟ゴッコに付き合うつもりはない」と挑発するが、後に仮面ライダーキックホッパーの戦う理由を聞き、その姿勢に一定の敬意を示した。
 戦いの扇動者たる仮面ライダーオーディンに対しては、「戦いを他人に命じる前にお前自身がまず戦え」と痛烈に返した。戦闘後のセリフもオーディンの戦う理由と知っていると、かなり印象深く感じる。
 仮面ライダーエターナルに対しては、その身の上故に同情の念を見せたが、実母さえ犠牲にする非情さを聞くと「結局、お前もお前を改造した科学者たちと何も変わらない」と返している。仮面ライダーコアに対しても倒した後に「この悲しみは俺のものであって、勝手に理解した気になるな」と返した。

 シティウォーズ
 2019年4月11日の更新で遂にZOやJと共に専用のイベントクエスト及び必殺技2種(ハイバイブネイルとスパインカッター)を引っ提げて参戦。
 ライジェネシリーズとは異なり、原典同様唸り声が主な台詞で、他のライダーとやり取りする際にはよく確認を取って貰ったりしている。だが、時々心の中で台詞を言ったりする。A-Rushモード時には主題歌「Forever」が流れる。

イベントクエスト
 真・仮面ライダーの後日談。愛する者を護れなかった孤独の戦士は、自分が街を守れるのか不安の渦に包まれていた。
 しかし彼はもう独りではない。共に戦う仲間とシティを、世界を護る決意を表した。公式からも半ば黒歴史扱いされていた同作品において、このストーリーは一つの終着点、実質的な「真・仮面ライダー完結編」と言っても過言ではないだろう。

ストーリー
 プレイヤーの街の森林公園をヘルヘイムの森に改造し、強力なインベスを産み出そうとするガラガランダやロード・バロンと単身挑むが苦戦。ZOやJが救援に来たものの、少年レプリカを人質にされ、3人纏めて倒され彼を連れ去られてしまう。
 その後、ダメージを負った体でレプリカを助けガラガランダ達の野望を阻止するためにZOやJと共にリベンジに挑むと、再度人質を取るガラガランダ達に対し、本編同様に物陰からレプリカを救出。
 激闘の果て、トリプルライダーキックをガラガランダやロード・バロン喰らわせて撃破した。戦いが終わった後、街に来たことを振り返ったのと同時に改めて仲間と共に自由と平和を守ることを誓った。

玩具展開
 OV発売時はソフビが販売されていたが、龍騎放送時に絶版。長らく商品化が望まれたシンであったが、S.H.Figuartsにてめでたく商品化された。
 SICにおいてもシンや鬼塚の商品化がされており、特にシンには豪島の脊椎パーツが付属されているため例のシーンも再現可能。

続編企画
 当初の予定では仮面ライダーシンとしての姿は未完全体であり、ここから『真・仮面ライダーシリーズ』を重ねる毎に、全身を強化皮膚の外骨格で覆われ、ブーツとグローブを装備し、マフラーを装着。
 専用バイク(石ノ森のラフデザイン画の名称はグラスホッパーと記載)を手に入れ、従来の仮面ライダーに近い姿へと進化する経緯が描かれる予定だったらしい。バッタ怪人がスーツを着るという設定など漫画版『仮面ライダーBlack』と共通している。その際の仮称は『仮面ライダーガイア』だった。

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 以上です。これで紹介を終えます。

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