今回は剣立カズマ及び彼の変身した仮面ライダーブレイドについて解説していきます。
剣立 カズマ
「エースは給料もエース級だぜぇ…!会社最高~!」
目次
- 剣立カズマ
- 概要
- 性格
- 正義感
- 関連人物
- 装備
- 門矢士/仮面ライダーディケイド
- 四条ハジメ/仮面ライダーカリス/ジョーカー
- 菱形サクヤ/仮面ライダーギャレン
- 黒葉ムツキ/仮面ライダーレンゲル
- アイ・マイ・ミー
- 剣崎一真/仮面ライダーブレイド キングフォーム
- 共通点
- 備考
- 中の人
- 仮面ライダーブレイド
- 劇中の活躍
- 降格
- 資格剥奪
- 再起
- 最終決戦
- ライダー大戦の世界
- 『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』
特撮テレビドラマ『仮面ライダーディケイド』の登場人物である。リ・イマジネーションライダーの一人。仮面ライダーブレイドの変身者。演じたのは鈴木拡樹。
概要
『ブレイドの世界』にて人々を襲う不死生物・アンデッドの封印を担う大企業『BOARD』のエリート社員。スペードクラスのA。 初登場は第8話「ブレイド食堂いらっしゃいませ」。
名前の由来は原典『仮面ライダー剣』の主人公・剣崎一真から。剣立という苗字も、使用するラウズカードのスートに関連するものである。
性格
エリートとしてのプライドがあるのか、やや鼻持ちならない態度が目立つ。叩き上げのキャリアによって現在の地位まで上り詰めた。
給料を貰った際には有頂天な態度を隠さなかった。社長から与えられたボーナスを眺めて満足そうな顔をするなど、正義側の仮面ライダーとしては俗っぽい面が目立つ。
正義感
先輩の菱形サクヤ/仮面ライダーギャレンから「カズマ!アンデッドを倒す事を優先しろ!」と命令されているにも拘わらず、「アンデッドより人の命です!」と言って同僚の黒葉ムツキを助けた。
人命を第一に優先する優しさも持ち合わせている。劇中の描写を見る限り、降格、再起後のお人好しかつ前向きな性分が本来の彼の気質なのかもしれない。
関連人物
「“進化”だ!失敗しても成功しても、共に働く仲間を励まし、助け合い、一緒に進化していく……その為に働いているんだ!」
社員食堂のチーフにして、通りすがりの仮面ライダー。最初は自分を顎で使う態度に反発していたが、ゼロからやり直す事を決めた後は良好な関係を築いていった。
レギュラーのユウスケを除けばリ・イマジネーションライダーでは最も多く士と関わっており、信頼関係も厚い。
士は辰巳シンジ/仮面ライダー龍騎とも関係は良好だったので、どうやらカードライダーとは相性が良い様子。
なお、クビになったカズマに対しての行動へのユウスケの拡大解釈、及びそれに対するカズマからの感謝に戸惑った様子を見るに、多分そこまで考えてなかった。
「会社とは…社員の熾烈な生存競争で成長していく。君はその競争に負けたのだよ」
利益と成果に固執するBOARDの社長。鎌田と組んで人工的にアンデッドを生み出し、会社の利益を挙げようとしていた。カリスに変身するものの、始のようにブレイドと親友関係になったりはしなかった。残念。
菱形サクヤ/仮面ライダーギャレン
「見苦しいな、カズマ。元エースとしてのプライドは無いのか?」
当初はカズマの先輩であり、同格のダイヤのエースだったが、カリスにギャレンバックルを奪われた事で降格され、ムツキのサポートに回る事に。カズマの凋落を見てムツキと同じく彼を見下すが、上記の発言を見るに、腑抜けていくカズマにイライラしていた所もあったのかも知れない。
最終的にはムツキ共々、最強のアンデッド・ジョーカーを生み出す為の実験材料にされ、BOARDを依願退職扱いにされた。『ライダー大戦の世界』に登場した仮面ライダーギャレンは「ギャレン」としか呼ばれていない為、彼ではない可能性もある。
黒葉ムツキ/仮面ライダーレンゲル
「今からライダーシステムを奪い返しに行く。だが、お前らの力は必要無い。それを言いに来てやったんだ」
眼鏡をかけた気弱な性格のクラブのKで、アンデッドサーチャーで怪人の居場所を把握し、先輩ライダー2人をサポートしていた。だが、カズマの降格に伴い、自身はクラブのエースに昇格。レンゲルの変身資格を得て以降は慢心。カズマに助けてもらったにも拘わらず、傲慢な態度で彼を見下すように。
他にもカリスのプラントバイオの蔓に対してギャレンを盾にし、それを謝罪せずに顎で使うなど、かなり畜生な性格に変化。最終的にはサクヤ共々、最強のアンデッド・ジョーカーを生み出す為の実験材料にされ、BOARDを依願退職扱いになった。
『ライダー大戦の世界』に登場した仮面ライダーレンゲルは「レンゲル」としか呼ばれていない為、彼ではない可能性もある。冒頭の戦闘でサガに倒された。
アイ・マイ・ミー
「はい!私達のような……それ以下の者は、『それ以下ランチ』です!」
士が勤める事になった社員食堂で働く若い女性達。アイはおさげ髪、マイはふくよかな体格、ミーはボブカットで、全員がスペードの8ランク。当初は士やカズマと折り合いが悪かったが、社食の仕事を続ける中で信頼関係を築いていった。
「遂に、始まったか……」
『ライダー大戦の世界』に現れた謎の青年。カズマと同じくブレイドに変身する力を持つ。生身から黄金色のオリハルコンエレメントを潜り抜ける事で、最強フォームのキングフォームに直接変身出来るカズマ以上の実力者。
この剣崎はカズマの事を知っているような素振りを見せていたが、カズマが消滅してしまった為、結局対面する事はなかった。
中の人
鈴木氏はカズマを演じるにあたって『剣』を全話視聴し、変身ポーズも剣崎のものを見て研究を重ねたという。後日、鈴木氏は『剣』で剣崎を演じた椿氏と街でばったり遭遇したとの事。
鈴木氏は後に舞台・実写映画版『刀剣乱舞』の日本刀の化身の一人・三日月宗近役や、2019年版アニメ・舞台版『どろろ』の両義腕に刀を仕込んだ少年・百鬼丸役など、『剣 』に縁のあるキャラを演じる事になる。
備考
カズマは途中から士を「チーフ」と呼んでいるのだが、何故か二度、「チーズ!」と名前を呼び間違えている。これを椿氏は「オンドゥル語のオマージュかな?」と思ったらしい。
ちなみに、鈴木氏によると「マジでオンドゥル語を喋ろうとしたが、監督の石田秀範氏からダメ出しを食らい、唯一許されたのが『チーズ』だった」そうな。
仮面ライダーブレイド
ブレイバックルとラウズカード「スペード A(チェンジビートル)」を用いて変身した姿。基本装備は剣型武器「醒剣ブレイラウザー」。
ラウズカードを読み込ませることで、各カードに封印されたアンデットの特殊能力を使用できる。また、複数枚のカードを連続で読み込ませるとコンボ技が発動。
バッファローアンデッドとの戦いでは、「スペード 5(キックローカスト)」と「スペード 6(サンダーディアー)」を利用したコンボ必殺キック「ライトニングブラスト」でとどめを刺し、封印を成功させた。
『FINAL FORM RIDE… BBBBLADE!!』
仮面ライダーブレイドが、ライダーカード「ファイナルフォームライド ブレイド」の効果によって変身(ファイナルフォームライド)した大型の剣。モチーフはブレイドの専用武器・ブレイラウザー。オープントレイ機構もある模様。
変形は背中にラウズカード収納部が現れ、胸と背中だけが180°回転し胸が持ち手になる。脚はブレイラウザーと合体し腰ごと90°回転、刃となる。必殺技はディエイドエッジ。
劇中の活躍
降格
エレファントアンデッドとカプリコーンアンデッドとの戦闘で命令より人命を優先した行動を咎められ、「身勝手な行動で会社に損害を齎した」として、社長の四条ハジメからランク7までの降格を言い渡される。
門矢士がランクK のチーフとして働く社員食堂に異動になるも、エリートとしてのプライドを捨て切れなかった結果、数々のヘマをやらかす。給仕中に転倒しサクヤとムツキの衣服を汚すと、最低のランク2に格下げされた挙句、ブレイドの変身資格まで剥奪される。
資格剥奪
納得がいかないままブレイバックルを手に会社を飛び出す。後を追ってきた士からの𠮟責を突っぱねた所に、ブレイバックルの返還を求めたBOARD理事長の鎌田/パラドキサアンデッドが出現。
士/仮面ライダーディケイドとパラドキサアンデッドが戦闘に入る中、新たなアンデッドを封印しようと息巻くが、駆け付けたサクヤとムツキから「カズマ、ブレイバックルを返せ!」「社長が“素直に渡せばクビにはしない”ってさ!」と忠告されるも、「“嫌だ”と言ったら…?」とこれを拒否。
「エースの命令に背く者は倒すのみ!」「俺だって……アンデッドを倒してエースに返り咲いてやる!」と啖呵を切って変身。ギャレン、レンゲルと戦う。その最中、突如現れた仮面ライダーカリスにブレイバックルを奪われ、結局アンデッドの封印に失敗した。
再起
第9話「ブレイドブレード」では四条ハジメから直接解雇を言い渡される。去ろうとする彼に士は「そんなにランクに拘るなら……俺が書いてやるよ。ほら、プレゼントだ」と言いながら自身の社員証に「0」と書き記した。
小野寺ユウスケが「あんたは全て失った。だから、ゼロからやり直せ」と意図を説明。その言葉でカズマは奮起。ゼロからやり直す事を決め、士の部下として社員食堂を切り盛りする事となる。
ムツキから嫌味混じりに「こらこら。エースの俺を呼び捨てにするんじゃないよ、“バイト君”」と見下されるが、エリートのプライドを乗り越えて懸命に働く。
調理担当の社員が転倒しかけたところを「一緒に働く仲間だろ?助け合っていこう」と励ます心の余裕も見せた。
最終決戦
サクヤとムツキが突如会社を依願退職。「良かったじゃないか、これでお前がエースに返り咲けるチャンスが増えたんだぞ」と言う士に対し「ほんとにそれでいいのか!?一緒に働いて来た仲間なんだろ?」とユウスケが疑問を投げかけたことで、ブレイドとして戦っていた頃の協力体制を思い出す。
ユウスケと共に鎌田が所有するBOARD研究施設へ潜入。そこでカリスの正体である四条と鎌田の計画を知り、士が取り返したブレイバックルで再びブレイドに変身。ディケイドと共に彼らが変貌したジョーカーとパラドキサアンデッドを倒した。
そして、「俺はやがて、全ての世界を破壊する……らしい」と『ブレイドの世界』を去ろうとする士に「違うな、あんたがこの世界を救ったんだ」と感謝の言葉を告げ、笑顔で彼を見送った。
ライダー大戦の世界
士が去った後は四条亡きBOARDの社長に就任。第30話にて世界の融合が進むと『キバの世界』の仮面ライダーやファンガイアと戦っていた。自分の世界の存続が掛かっている中で「今すぐ戦いを止め、俺達と共に大ショッカーを倒すんだ」と言う士を信じられずにいた。
しかし「俺達は励まし合い、助け合い、一緒に進化していく仲間だ!」という士の言葉を思い出し「お前はいつも大体正しい!」として最初に士の下へと駆けつけた。
ところが、ソーンファンガイア率いるアンデッド・ファンガイア軍団との戦いの末、スーパーアポロガイストが更に加速させた世界の融合に巻き込まれる形でギャレン共々消滅してしまう。
『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』
「仮面ライダーディケイド 完結編」にて、士の尽力により復活。他のリ・イマジネーションライダーと共にスーパーショッカーとの戦いに参戦した。
電王と共にスーパーショッカー怪人軍団に斬り込んでファルコンロードを一刀のもとに斬り捨てた。直後、他のライダー達と共にドラスに苦戦する士達に加勢する。
ディケイド 最強コンプリートフォームの力でキングフォームにパワーアップした。ネオ生命体が操るスーパークライス要塞の相手をする際、ジャックフォームも披露。
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以上です。これで紹介を終えます。