【徹底解説】仮面ライダー響鬼(アスム)【ディケイド】

2022年3月6日日曜日

仮面ライダーディケイド 仮面ライダー解説 仮面ライダー響鬼

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 今回は『仮面ライダーディケイド』に登場した仮面ライダー響鬼を解説していきます。

「僕は、鬼になります!」
目次
  • ヒビキ
    • 概要
    • 怠惰
    • 真相
    • 響鬼継承
    • 最終決戦
  • 牛鬼
    • スペック
    • 概要
    • 描写
    • 特徴
    • 戦闘能力
    • 活躍
    • 備考
    • ライダーのルーツ
  • アスム
    • 概要
    • 海東大樹との関係
    • 活躍
    • 最終決戦
    • 終盤
    • 『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010
    • 『響鬼』との比較
  • アスム変身体
  • 仮面ライダー響鬼
    • ヒビキアカネタカ
    • ヒビキオンゲキコ

ヒビキ
 『仮面ライダーディケイド』の登場人物。仮面ライダー響鬼の変身者。演じたのはデビット伊東

 概要

 『仮面ライダーディケイド』第18話「サボる響鬼」、第19話「終わる旅」に登場。音撃道響鬼流の師範にして、アスムの師匠。アロハシャツを着た遊び人風の男性。
 ある日を境に突然鬼の引退を宣言。以降ダメ生活を送るようになった。背後から忍び寄る海東にディスクアニマルを投げつけ隙を全く見せず、魔化魍を瞬く間に撃退する等、桁外れの戦闘力を持っている。

 怠惰
 他の流派が争っているのを他所に一切合切の責任を放棄して、のんびりとしたグータラ生活を満喫していた。その放任主義は徹底しており、修行はアスムに任せっきりにして自分は椅子に座って寝転ぶ。
 伝説の大師匠の道着を着たを見るなりアスムに育成を丸投げにする。突然アスムを破門にして海東に預ける等の行動を起こしている。

 真相
 実は魔化魍を倒すために力を求めすぎた事が仇となり、鬼の力を制御できなくなって自身が魔化魍・牛鬼となりつつあった。そのため、魔化魍の襲撃に遭っても頑なに鬼への変身を拒んでいた。
 現在のぐうたら生活も鬼の引退宣言も、そして弟子のアスムを冷たく突き放していたのも、全ては化け物になりつつある自分からアスムを護るための行為であった事が後に判明する。

 響鬼継承
 音撃道を一つにまとめて魔化魍と戦おうと奔走する弟子の姿を観た事で、アスムは自分とは違って決して力に溺れ、力に飲み込まれる事は無いと確信。
 弟子を託した海東に「優しい心を持っているアスムなら鬼の力に飲まれない」、「今度、俺が牛鬼となったらアスムに俺を倒すように言ってくれ」と伝言を託す。

 最終決戦
 アスムと再会した頃には既に力を抑えきれない段階へと到達しており、海東の挑発を受け遂に力が完全に暴走。牛鬼と化して襲い掛かるが、師匠の思いを汲み、響鬼へと変身したアスムと交戦。
 アスムをも苦戦させるが、ディケイド・ディエンドの援護射撃で転倒するとアスムに音撃鼓 火炎鼓を設置される。そのまま音撃打 猛火怒涛の型を一心に受けて爆散、塵となって消滅。人の魂と鬼の魂を受け継がせ散った。

牛鬼
「俺の心が奪われてく…!ウァアアア……!俺はもう…鬼の力を制御出来ない!! ウゥ…ッ!ウァアアアアアーーッ!!」

「響鬼の身体は、この“牛鬼”がもらった……」

 スペック

身の丈(身長):八尺九寸(2.7m/角含む)
目方(体重) :九十三貫(350.0kg)
特色/力:突進攻撃

 概要
 『響鬼の世界』に伝わる伝説の魔化魍。変身する際にはヒビキ=仮面ライダー響鬼の身体から紫色の炎を吹き出しながら変貌する。
 ヒビキ曰く「鬼の力は本来正しい心で制御するもの」らしいが、「相手を倒そうとする力が欲しくなり過ぎると鬼に心を奪われてしまう」のだという。

 描写

 本編時点でヒビキはかなり牛鬼の侵食を受けてしまっており、僅か二度の変貌で完全に牛鬼に身体を乗っ取られた。ヒビキを元に戻す事は出来ず、止めるには彼ごと牛鬼を滅ぼすしかない。
 第19話で完全な状態となった牛鬼はヒビキとは別個の人格を持ち、鬼=人間が変じた魔化魍故か、人語を流暢に操る。

 特徴
 巨体と併用した頭部にある巨大な2本の角と九十三貫(約350kg)もある全体重を乗せた突進攻撃は、目の前に立ち塞がる相手を一瞬で打ち砕くほどの威力を秘めている。
 極めて残忍な気質であり、突進攻撃の他にも口から強力な毒を含んだ瘴気を吐き、人里に災いをもたらし、主食は人肉とされている。

 戦闘能力
 筋骨隆々の見た目に違わず、かなりの怪力の持ち主。ディケイドやアスム変身態はおろか、威吹鬼・斬鬼・天鬼・轟鬼といった音撃戦士を十把一絡げに薙ぎ払う程の体力を誇る。
 防御力も高く、ディケイド龍騎のドラグクローファイヤーや、ディケイド電王のつっぱりも通用せず。ディケイドとディエンドが同時に放ったアタックライド ブラストでようやく姿勢を崩すほど。

 活躍

 初戦では、テングを退治したヒビキが変貌。小野寺ユウスケが変身した仮面ライダークウガを圧倒した。
 この時、「『響鬼の世界』から仮面ライダー響鬼がいなくなった」のが原因か、門矢士が所有する響鬼のカメンライドカードからは響鬼のシルエットさえも消滅していた。
 ディケイドや威吹鬼流・斬鬼流の鬼達もまとめて倒した。ただ、天鬼と轟鬼の音撃はさすがに堪えたようで、一時退却。ヒビキの姿に戻って苦悶の表情を浮かべていた。

 備考
 モチーフはバッファローとおそらく仮面ライダー響鬼。元となった妖怪・牛鬼関連の伝承の1つには、牛鬼を殺してしまうと殺した者が次の牛鬼になってしまうという伝承がある。
 魔化魍を倒した響鬼が牛鬼になってしまった展開に似通ったものがある。魔化魍は元ネタが漢字表記の妖怪でも基本的にカタカナ表記であるが、牛鬼のみ、響鬼が変貌した姿である為か漢字表記である。

 ライダーのルーツ
 「鬼が魔化魍になる」という設定自体は『ディケイド』が初出だが、原典『仮面ライダー響鬼』本編に登場した仮面ライダー朱鬼のデザインとして、「顔一面に鬼の面が広がっているのは復讐心のあまり、鬼の力に魅入られたから」という演出がある。
 映画『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』では、人間による迫害から魔化魍に与した仮面ライダー歌舞鬼も登場している。

その他
 『小説 仮面ライダー響鬼』では魔化魍に変じた江戸時代の鬼として「蝕鬼」なる悪しき音撃戦士が登場。
 『仮面ライダージオウ』EP33・34に登場したアナザーライダーの一体・アナザー響鬼は牛鬼とは異なる側面から「怪人としての仮面ライダー響鬼」を表現した存在と言える。
 なお、アナザー響鬼の姿を見たトドロキが「鬼が変貌した魔化魍」と勘違いしていた事から、「ライダーのルーツは怪人と同じ」は『響鬼』でも遵守されていた模様。

アスム
 『仮面ライダーディケイド』の登場人物。リ・イマジネーションライダーの一人。仮面ライダー響鬼の後継者。演じたのは小清水一揮。

 概要

 響鬼に変身するヒビキの弟子。鬼になるべく厳しい修業を続けている少年。ヒビキたちからは「少年」と呼ばれていた。
 ヒビキを深く尊敬している。かつては何をやっても駄目だと諦めていたが、ヒビキにの才能を見出された。以降、きちんとした指導や稽古を付けて鬼として育てられていた。

 海東大樹との関係
 ヒビキから巻物を奪おうと接近してきた。最初は不信感を持っていたが、交流を重ねるうちに信頼関係が生まれ、「師匠」と呼ぶようになる。大樹からは「少年君」と呼ばれている。

 活躍
 海東大樹から教えられた「まずは動くこと」を実戦し、鬼を目指す若い世代の仲間であるトドロキとアキラに「協力して牛鬼を倒そう」と持ち掛ける。
 最終的にヒビキは牛鬼に成り果てる。正体がヒビキであることを知るが、海東から「変身音叉 音角」とヒビキの意思を受け取り、鬼になることを決断する。

 最終決戦
 涙をこらえ、新たなる響鬼としてこれを清めた。更に天鬼轟鬼らと協力して「ファイナルアタックライド・ディケイドウェイブ」を発動。
 封印されていたバケガニを倒して音撃道の争いを沈めた。鬼の力とヒビキの魂を受け継いだアスムは、トドロキやアキラと共に真の音撃道の未来へと歩み始めるのだった。

 終盤
 「ライダー大戦の世界」で再登場。事態を把握出来ないまま戦いに巻き込まれてしまう。紆余曲折合ってディケイドと合流し、最終決戦にも参加。スーパーアポロガイストを倒した直後、「響鬼の世界」と共に消滅した。

 『仮面ライダー×仮面ライダー Wディケイド MOVIE大戦2010』
 大ショッカーの陰謀により命を落とすが、ディケイドが死んだことで世界諸共復活。スーパーショッカーを叩き潰すため、同じ少年ライダーのリマジ仮面ライダーキバと共に参戦。
 ディケイドたちの元に早く駆け付けた。ドラスとの闘いでは、最強コンプリートフォームの力で装甲響鬼にパワーアップした。

 『響鬼』との比較
 「歴代最年長主役のおっさんライダー」である響鬼を少年が演じるという奇妙なキャラでもあり、ディケイドのリ・デザインの極致に当たる。元になった安達明日夢よりだいぶ幼くなっている。
 「響鬼の弟子」「鬼になれる」という点は桐矢京介と共通している。首から下までの変身態のスーツも京介変身体の流用である。安達明日夢+桐矢京介というべき存在。

アスム変身体
 門矢士たちを魔化魍・カッパから救うために、アスムが変身した姿。鬼としての力を完全に習得してはおらず、音撃ではなく格闘攻撃を用いて戦う。
 また、腰には練習用の音撃棒を携帯している。なぜか終始マスクオフの状態で戦い、魔化魍に翻弄されていた。

 音撃道 響鬼流の師範・ヒビキが「変身音叉 音角」を用いて変身した姿。厳しい修行を経て鬼となった音撃戦士の一人であり、魔化魍との戦闘では「音撃棒 烈火」と「音撃鼓 火炎鼓」を用いて「清めの音」を叩き込んで倒す。
 「変身音叉 音角」は師匠のヒビキから弟子のアスムへと、その魂と共に受け継がれ、以降はアスムが響鬼として戦い始めることとなる。

 ヒビキアカネタカ
 ライダーカード「ファイナルフォームライド 響鬼」の効果によって変身(ファイナルフォームライド)した姿。全身に炎をまとった状態で敵に突撃する他、高速飛行しながら鋭利な翼で斬撃を浴びせることも可能。
 バケガニ 変異体との戦いでは、その巨体を上空に持ち上げるほどの力強さを発揮した。また、この状態で仮面ライダーディケイドが「ファイナルアタックライド 響鬼」のカードを使用すると、ヒビキアカネタカがヒビキオンゲキコへと変形。音撃必殺技「ディケイドウェイブ」の発動準備が整う。

 ヒビキオンゲキコ
 ヒビキアカネタカが、必殺技「ディケイドウェイブ」発動時に変形する姿。ヒビキオンゲキコが魔化魍の身体に張り付いた後、仮面ライダーディケイドが「音撃棒烈火」でヒビキオンゲキコを叩き、「清めの音」を注ぎ込む。
 バケガニ 変異体との戦いでは、仮面ライダー轟鬼仮面ライダー天鬼仮面ライダーディエンドザンキイブキらも同時に音撃技を発動し、その威力を爆発的に引き上げた。

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 以上です。これで紹介を終えます。

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