今回は芦河ショウイチ及び彼の変身した仮面ライダーについて解説していきます。
目次
- 芦河ショウイチ
- 概要
- 過去
- 活躍
- 覚醒
- 『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』
- 関連人物
- 八代淘子
- 古谷隆広
- 小野寺ユウスケ
- 海東大樹
- 門矢士
- 備考
- 仮面ライダーG3
- 仮面ライダーG3-X
- 装着者
- 武装
- 最終決戦
- 仮面ライダーエクシードギルス
- 戦闘能力
- 必殺技
- 備考
- 仮面ライダーアギト
- 戦闘能力
- 活躍
芦河ショウイチ
特撮テレビドラマ『仮面ライダーディケイド』の登場人物。リ・イマジネーションライダーの一人。仮面ライダーアギトの変身者。演じたのは山中聡。
概要
『アギトの世界』の人物で元警察官の男性。初登場は第12話。失踪前の回想では精悍な髭を蓄えていたが、超越生命体の魔の手から逃れるための逃亡中にさらに髭と髪を伸ばしていた。
名前の由来は原典『仮面ライダーアギト』に登場した3人の仮面ライダー、葦原涼、氷川誠、津上翔一に由来する。作中では彼らが変身した3人の仮面ライダー全てに変身している。
かつては警視庁の八代淘子とともにG3ユニットの一員として未確認生命体・グロンギ族の脅威から人々を守るべく訓練を重ね、G3の正式な装着者に任命されていた。
しかし、ある日ショウイチは超能力を発現。両手からは赤黒い異形の触手”ギルススティンガー”が伸び、生身でも念動力や超越生命体の襲来を察知。
その日からショウイチはグロンギではない怪物---超越生命体・アンノウンに命を狙われる。彼は淘子を巻き込むことを恐れ、作中時間で一年以上前、突然失踪した。その後はアンノウンから逃げ続ける孤独な生活を送っていた。
活躍
帰りを待ち続ける淘子がショウイチに宛てて出した手紙は、この世界を訪れた門矢士のもとに現れた。
門矢士や小野寺ユウスケとの出会いを経て、八代がただ守られるだけの存在ではなく、ショウイチを守りたいという想いからG3システムの強化に成功していたことなどを知る。
覚醒
終盤ではアギトに覚醒。強大なバッファローロード タウルス・バリスタを撃破した。その後は“この世界の仮面ライダー”としてG3ユニットに復帰。淘子と共に人々を守ることを誓った。また、アンノウンと経営合併した大ショッカーと闘う決意をする。
『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』
『仮面ライダーディケイド 完結編』で他のリ・イマジネーションライダーと共に再登場。一度はライダー大戦に巻き込まれて消滅するが、ディケイドの死により復活する。
スーパーショッカーに苦戦するディケイドの前に現れてサンゲイザーファンガイアを撃破。他の平成ライダーと共に、ドラスとの戦いに力を貸した。髭を剃り、髪型も整っていて警官服を着ている為、初見だと分かりづらい。
関連人物
八代淘子
「G3-Xが最高傑作である事を証明して」
演じたのは佐藤寛子。『アギトの世界』におけるG3システムの開発者で、古谷からは『班長』と呼ばれる女性。
第3話で命を落とした『クウガの世界』の『あねさん』こと八代藍刑事に瓜二つで、ユウスケはテレビの中継で見た彼女にあねさんの面影を見出していた。
『アギト』の小沢澄子に相当する人物で、性格や行動はほぼそのままだが、焼肉は食べない。ショウイチが姿を消したショックもあるとはいえ、藍に比べるとやや苛烈な言動が目立つ。
1年以上連絡が取れないショウイチの身を案じており、彼女がしたためた手紙が士のもとに現れたことが第12話・第13話のエピソードのきっかけとなる。
古谷隆広
「すいません、パワーが抑えられなくて……」
演じたのは栗原功平。当初のG3-Xの正装着者。第12話冒頭の戦いでは高い火力でメ・バヂス・バを殲滅したが、G3-Xの制御が不十分で近くの警察車両を巻き込んでいた。
その後、上司の叱責や世間からのバッシングに耐えかねてG3-Xの装着者を辞退した。なお、彼の名前は2019年に『仮面ライダー図鑑』で初判明。『アギト』の尾室隆弘に由来すると思われる。
「たぶん、ここが終点。俺の居場所なんだって」
『クウガの世界』出身のリ・イマジネーションライダー。言動、行動共に男前。かつての自分の戦う理由であり、『クウガの世界』では守れなかった『あねさん』の面影を持つ淘子の為にG3ーXの装着員として志願する。
一時は人心を顧みない海東に振り回されながらも、淘子=あねさんの心の強さを再確認。アンノウンとの決戦ではG3-Xを装着してディケイド、アギトと共に戦った。
「士から聞いていないのかい?僕が興味あるのは世界に眠るお宝だけさ」
仮面ライダーディエンドに変身する怪盗。ユウスケとともにG3ーX装着者に志願し、優秀な身体能力を披露したことで晴れて正装着者に任命される。
しかし、未確認戦ではすぐにディエンドに乗り換えた。グロンギ戦では銃ライダー仲間のドレイクとデルタを召喚するが、アタックライド クロスアタックによるデルタの必殺技・ルシファーズハンマーでついつい士を殺しかけている。
本来の目的は淘子が対アンノウン用に開発した“人間の脳神経とシステムをダイレクトリンクさせる”という「G4チップ」。G4チップを強奪しようとするも淘子の銃撃で破壊された。
彼女の「本当に大切なものを守る為 (に開発した)」という発言に気を取られ、今度はその“大切なもの”を狙い出す。だが、彼女たちの“宝物”の真実に気付くと「大したお宝だが、持って帰れない」として撤退した。
「感謝しろ。今日から俺がアンノウンから守ってやる」
仮面ライダーディケイドに変身する、ツンデレっぷりが過ぎる世界の破壊者。今回はツン要素すらあまり見せず、ただの友人(ユウスケ)の為に働くナイスガイ。
手紙を読んだことで淘子のショウイチへの想いを汲み取り、「ショウイチが死んだらユウスケの想う淘子が笑顔を失ってしまう」としてショウイチを守ることを宣言。
事情を知らない当のショウイチ自身から拒絶されながらも信念を通し、最後はユウスケとの3人の協力でアンノウンを撃滅した。
備考
強大な超能力を発揮する描写があるが、これは原典『アギト』本編ではあまり活用されなかった、『アギトは超能力者から生まれる』という設定を活かした描写。
演者は過去に『劇場版 仮面ライダー響鬼 響鬼と七人の戦鬼』のキラメキ/仮面ライダー煌鬼役や、『特命戦隊ゴーバスターズ』の桜田ヒロム/レッドバスターの父親・桜田ヨウスケ役を演じた。
「1年と少し前、俺と八代はG3の完成を間近にしていた……」
失踪前のショウイチが装着していた特殊強化装甲服。淘子が開発した対未確認生命体用の装備。開発時、射撃テストに使用されていたのは自動小銃「GM-01(ジーエムゼロワン) スコーピオン」。
なお、ショウイチは装着員候補として開発に協力していたが、完成間近、力に目覚めて失踪。彼が正式な装着員となることはなかった。
彼のいない間にも人々を守れることを証明すべく、また、グロンギを超える未知の新たな敵に備えて、淘子が強化を施した。
当初は警察官の古谷隆広が装着して未確認と戦っていたが、その高すぎる出力からG3-Xをまるで制御出来ず、戦闘の度に周囲を巻き込んでいた。古谷は世間の強いバッシングに耐えかねて装着者を辞める。
装着者
一般応募で候補者が集められ、小野寺ユウスケと海東大樹は過酷なテストをパスして正装着者に選ばれる。海東はG3-Xを装着したまま宙返りをするほど使いこなしていた。
街に現れたズ・メビオ・ダとメ・ギノガ・デとの戦いでは、装甲をパージして使い慣れたディエンドに変身していた。
武装
主な装備は原典『アギト』同様、GM-01スコーピオンやGS-03デストロイヤー、GX-05ケルベロス。シナリオの都合上の補正を怪人以上に色濃く受けているのか、強い設定のはずだが、グロンギに攻撃が効かずに海東にあっさりと脱ぎ捨てられていた。
最終決戦
後に海東が本性を現した為、予備装着者のユウスケが装着。ショウイチが変身したエクシードギルスや彼を狙うアントロード、後にはディケイドやアギトとともに超越生命体との決戦に挑んだ。
途中、クイーンアントロード フォルミカ・レギアの攻撃を受けて、マスクの右目部分が破損も、戦闘を継続。
バッファローロードタウルス・バリスタとの決戦では、仮面ライダーディケイドと共にアギトトルネイダーに搭乗。至近距離から「GX-05 ケルベロス」の連射を行った。
「俺を呼ぶなぁあああっ!!!」
ショウイチが超能力に目覚めたことで変身した仮面ライダー。『アギト』では涼の身体にギルスの影が重なり合って変身する演出がなされていたのに対し、本作ではショウイチが直接ギルスに変身している。
原典では『アギトとは別の進化を遂げた存在』とされているが、本作では海東曰く『アギトになれなかった者』。後にアギトに覚醒したことから、本作におけるギルスはアギトの不完全な形態に当たる。
戦闘能力
不完全とはいえ、あくまでアギトと比較しての話。伸縮自在の触手状のムチ「ギルススティンガー」で敵を拘束する他、各部の爪を利用した切り裂き攻撃を得意としている。
戦闘力は不意打ちながらアントロード2体を秒殺するほど高い。また、生身のままでもギルススティンガーや念動力を操り、触手で捕らえた光夏海を人質にしたり、士に柱を通り抜けさせた。
必殺技
エクシードヒールクロウ
高くジャンプした後、かかと落としの動きで踵の鉤爪「ギルスヒールクロウ」を振りかざし、敵に突き立てて撃破する。アントロード フォルミカ・ペデスとの戦いでも「エクシードヒールクロウ」を発動し、これを葬った。
備考
仮面ライダーギルスのスーツは放送後に劣化で廃棄されていたらしく現存せず、いきなりエクシードギルスに変身したのは新規にギルスの着ぐるみを制作するにはコスト面から不可能だったかららしい。
「違う……。俺はただの人間だ!」
バッファローロードとの戦いを前に決意を固めたショウイチが変身を遂げた姿。作中ではグランドフォームのみ登場。パワーとスピードを兼ね備えた強靭な肉体で格闘戦を制する。
戦闘能力
必殺技は「ライダーキック」。地面にアギトの紋章を発生させ、足先にエネルギーを集中。そのエネルギーをジャンプキックと共に叩き込み、敵を爆散させる。
頭部の角「クロスホーン」は、パワーが最大限に高まる必殺技発動時などに展開され、余剰エネルギーを放出することで自壊を防いでいる。
活躍
長い戦いの成果もあってか、アギトとしての初陣にしてライダーキックでクイーンアントロードを撃破した。ファイナルフォームライドでアギトトルネイダーに変形すると、ディケイドやユウスケが装着するG3-Xとともにバッファローロードを倒した。
アギトトルネイダー
『FINAL FORM RIDE… AAAAGITO!!』
仮面ライダーアギト グランドフォームが、ライダーカード「ファイナルフォームライド アギト」の効果によって変身(ファイナルフォームライド)した姿。
モチーフはアギトの専用バイク・マシントルネイダー・スライダーモード。変形は腕にマフラーが現れ、背中が搭乗部となる。必殺技はディケイドトルネード。
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以上です。これで紹介を終えます。