今回解説する仮面ライダーはギルスです。
「夢がなくても人は生きていける。普通に生きるのが俺の夢だ」
目次
- 葦原涼
- 基本データ
- 概要
- 性格
- 不幸
- 人物関係
- 津上翔一
- 氷川誠
- 木野薫
- 葦原和雄
- 真島浩二
- 北條透
- 沢木哲也
- 両野耕一
- 片平真由美
- 榊亜紀
- 水原リサ
- 仮面ライダーギルス
- スペック
- 概要
- 変身ポーズ
- 外見
- ギルスアントラー
- 能力
- ギルスクロウ
- デモンズファングクラッシャー
- ギルスレイダー
- 老化現象
- 必殺技
- 備考
- 裏設定
- 仮面ライダーエクシードギルス
- スペック
- 概要
- 武装
- 活躍
- 必殺技
- 備考
- 劇中の活躍
- 本編開始前
- 序盤
- あかつき号
- 中盤
- 後半
- 『仮面ライダーディケイド』での活躍
- 『HERO SAGA』での活躍
- デザイン・スーツなど
- ギルスと水
- バイク
- ゲームでの活躍
【初変身&初戦闘】
葦原涼
名前の読みはあしはらりょう。『仮面ライダーアギト』の主要登場人物の一人で仮面ライダーギルスの変身者。津上翔一、氷川誠と共に「神話」の主人公を務める。演じたのは友井雄亮。キャッチコピーは「仮面ライダーになってしまった男」
概要
初登場時の年齢は20歳。1981年1月21日生まれ(第49話より。ただし超全集では7月16日と記載されている)。城北大学水泳部のホープとして期待を寄せられていた学生であった。
しかし本編開始前のバイク事故の影響により、不完全なアギト・「ギルス」の力に突如目覚める。これにより、自主中退・退部を余儀なくされる。
全てを失い、過酷な戦いの真っ只中に身を置いて行く事になる。アギトである津上翔一同様、アンノウンを察知する能力を持つ。
性格
真っ直ぐな正義と、不良っぽい野性的な魅力を発散する。元々は素行が悪いタイプだったが、城北大学で水泳を始めたことで更生した。一見すると無愛想で粗暴なタイプだが、元恋人・片平真由美いわく、ワガママで弱虫とのこと。
本筋とは外れた部分での活躍が多かったがそれぞれの運命が交錯する中盤以降は翔一や木野薫を同じ運命を持つ仲間として認めた。最終決戦では「ただの人間」として身を退く様に諭していた氷川の戦う意志を認めて彼をも鼓舞している。
描写
ぶっきらぼうで粗野な態度が目立ち、いざとなれば実力行使も厭わない。しかし、根は優しい。関わりを持った相手が襲われていればリスクを承知で変身してまで相手を守る。元恋人・片平真由美いわく、ワガママで弱虫とのこと。
自分が不幸な目に遭おうと異形の姿を恐れられようと周囲や世間を逆恨みせず、現実を受け入れられない者に一定の理解を示す。
不幸
物語の暗い部分や残酷な部分を制作側の都合上、一身に背負わされる。幾度も関わった人物との出会いと別れ、裏切られる事を繰り返す姿には流石に批判もあった。
蘇生後も死線を彷徨う目に遭い続けるが、苦境から決して逃げなかった。しかしながらそんな絶望の淵に何度立たされても決して逃げることなく立ち向かっていった涼の姿を「漢」と称える声も多い。
人物関係
アギトに変身する青年。正体の解らない時期には榊亜紀を殺害した犯人として敵対していた。初めて顔を合わせた際には、翔一の空気の読まない天然振りに彼を殴りつけている。
後に介抱された際に翔一の人柄に触れ、これが後にアギトの正体を知った際の和解に繋がっている。正体を知って以降は、同じ運命を持つ仲間として翔一を信頼、また救う為に行動している。
氷川誠 / 仮面ライダーG3
ニアミスは以前からあったが、榊亜紀の嘘により警官とも知らずに殴りつけたのが最初の出会い。劇中での関わりは余り多くなく「アギト」の力を持たない事もあってか、戦いから身を退く様に諭してもいる。
木野薫 / 仮面ライダーアナザーアギト
物語の後半に登場し、涼に大きな影響を与えた。ただし、当初は同じ「アギト」の力を持つ存在として共感と信頼を抱いた涼を裏切る役目であった。
和解後、この頃には余りにも不幸な目に遭い過ぎて来た所為か「裏切られるのには馴れている」と云う哀しい名言が涼から飛び出している。
葦原和雄
父親。「あかつき号事件」の関係者だったが、物語の序盤で訃報を知らされる。彼の遺した手帳をもとに、涼は事件の真相を解き明かしていく。
真島浩二
「あかつき号事件」の関係者。涼に生命を救われた事で、慕うようになる。
北條透
警視庁の刑事。「アギト捕獲作戦」の際に涼に致命的なダメージを与える。後のTVSPにてお礼参りに成功。
沢木哲也
「アギト」こそが人類を救うのだと信じる、謎の男。実は榊亜紀が不幸な最期を遂げたのも、涼が相良克彦に殺害される事になったのも、彼が「力」を与えた所為だったりする。
一方で、涼を復活させるべく風谷真魚の「力」を目覚めさせたのも、真島浩二の中に目覚めた「力」を涼に移したのも彼である。
両野耕一
城北大学水泳部のコーチ。当初は親身になって涼を支えていたが、彼の異変を知った途端に手のひらを返して拒絶した。
なお、指示通りに涼を追い返した仲間達からは「ケンカでもしたのか?」と聞かれたが、怯えるような様子で現実から目を背ける有様であった。
片平真由美
城北大学の学生で恋人であったが、水泳に集中してからはやや疎遠になっていた。大学を退学した涼は再び彼女の温もりを求めるも、彼女の父親がアンノウンの犠牲となり、彼女自身も標的とされる中で涼の変身を目撃する。
理解を超えた事象に耐えきれなくなった彼女は自分の無力さを悟った事もあり、涼との別離を選択する。
榊亜紀
「あかつき号事件」の関係者で、アギトである翔一の状態を探るべく美杉家に潜入した所で事件の調査を開始した涼と出会う事になる。
互いに似た部分を感じた二人は急速に恋に落ちる。涼が北條透の率いる「アギト捕獲部隊」に攻撃されると、沢木に覚醒させられた「力」により警察へ復讐する。
後に涼が生きていた事を知った亜紀だが、殺人者に身を堕とした自分を見られなくなかった彼女は涼を拒絶。傷を抱えたまま、亜紀はアンノウンに殺害され、亜紀の遺体を抱えるアギト(翔一)の姿を目撃した涼はアギトを敵と思い込む事になる。
水原リサ
終盤に登場した「事故により陸上への夢破れ、周囲から見放された」と云う涼と同じ境遇を持つ蠍座の少女。
自分と同じ境遇にありながらも強く生きている涼に惹かれていく。健気に涼を想う姿は非常に微笑ましい。しかし「闇の力」によって抹殺されてしまう。
備考
当初は変身ポーズが存在しなかったが、「自分も変身!と叫んでポーズを取りたい」という中の人のこだわりによって作られた。
劇中では吼える、あるいは叫ぶような声が印象的だが、演じた友井はアフレコ時に「もっと肉がえぐられるような声を出せ」と指示をされていたらしい。そのためアフレコ収録時には、噴射式の喉治療薬が手放せなかったとのこと。
仮面ライダーギルス
「俺は…不死身だっ!」
スペック
身長:200cm
体重:100kg
パンチ力:10t
キック力:20t
ジャンプ力:ひと跳び50m
走力:100mを5秒
概要
葦原涼が変身ベルト・メタファクターで変身するカミキリムシがモチーフの仮面ライダー。メインカラーは緑。アギト同様、ベルトには賢者の石が埋め込まれている。
第6話から登場。劇中でギルスの呼称が使われたのは闇の力による1回のみで、沢木からも「アギトの一種」として扱われる。涼本人を含めほとんどの人物がギルスの名称を知ることはなく、名指しでは呼ばれないものの「アギト」として扱われる。
変身ポーズ
「涼の横に、次第にギルスの姿が並び立つように出現し、入れ替わりに涼の姿が消える」といった演出がなされている。
当初はポーズらしいポーズは存在しなかったが、物語の途中から、両腕をクロスさせながら「変身!」と叫んで変身するようになる。
外見
モチーフはカミキリムシ。緑の体色で生物感溢れる風貌をしている。複眼は赤で、Oシグナル「ワイズマン・オーヴ」は黄色。
クラッシャー(顎)は開閉できる。腕と踵に爪がある。アギトの胸にあるべきワイズマンモノリスが欠損しているため力の制御もできていない。
ギルスアントラー
視覚、嗅覚、聴覚をコントロールする感覚器官。蓄積したパワーによる自壊を防ぐために、余剰エネルギーを放出する役割も持つ。ワイズマン・モノリスを持たないため、自分の意思とは無関係にエネルギーの限界が訪れる。
パワーが失われると頭部の角が短くなる。この姿だと、パワーが1/10にまで落ち込む。涼が初めて自分の意志でギルスに変身し戦闘を行った際には、変身に慣れていなかったためか初めから短い状態だったが、戦闘中にパワーが全開、長く変化した。
性能
頭部
目『デモンアイズ』は20km先の看板も正確に識別でき、鋼鉄の壁を透視可能。暗闇でも昼間と同じように見渡せる。第3の目と『ワイズマンオーヴ』は敵の弱点を瞬時に見破る。
強力な光を放って敵の目をくらませたり、催眠波で人を操れる。「賢者の石」とほほ同じ物質で構成されており、ここで得た情報を脳に伝達する。
胴体
生体装甲皮膚『ミューテートスキン』はダイヤモンド並みの硬度がある。不完全な皮膚であり、栄養素を吸収しようと涼の体を蝕む。
「賢者の石」が生成した生体装甲『バイオチェスト』を纏う。自己修復機能を持つ。装甲は日々成長しており、葦原涼と一体化しようと涼の肉体を浸食する。『パワーゴールド』に体の中で最もエネルギーが蓄積されている。
四肢
強化外骨格製の『ショルダーシェル』はマグナム弾すら傷つかない。『パワーゴールドアンクレット』が「賢者の石」から発せられたハワーをライヴレッグスに送る。
足に寄生している生体装甲『ライヴレッグス』はギルスの意思を受け、ヒールクロウを出す。足首の『ハンドリングオーヴ』がライヴアームズやライヴレッグスにギルスの意思を伝える。破壊されると四肢の制御を失う。
戦闘能力
アギトやG3-Xとは異なるワイルドな戦闘スタイル。戦闘中によく雄叫びを上げる。時には口を開いてまで吠えている。スペック的にはアギトのストームフォーム並の素早さとフレイムフォーム並のパワーを兼ね備えている。
反面防御力には難あり。まだ強化されていないG3の銃撃を受け重傷を負う程低い。しかし、傷を負ってもすぐに再生する場面があり回復力は高い。
能力
ギルスクロウ
ギルスの意志に応じて腕から出現する金色の爪。腕に寄生し、エネルギーを吸収する生命鎧『ライブアームズ』から生み出される。。敵の肉体や武器を切断するのに用いられる。
腕の同じ個所からは、ギルスフィーラーなる触手も出現。こちらは鞭として振り回したり、敵を拘束するのに使用される。
デモンズファングクラッシャー
開閉できるクラッシャー(顎)。鋼鉄を切り裂く鋭い牙。「ギルスホーン」と呼はれる超音波を発し、敵を撹乱することもできる。
切れ味は鋭く、敵に噛み付いてダメージを与える。一度しか使っていない。設定では超音波を発する能力もあるらしい。
ギルスレイダー
スペック
全長:2.000m
全幅:1.020m
全高:1.260m
重量:130kg
最高出力:345.0ps
最高時速:360km/h
概要
ギルスの専用マシン。葦原涼の愛車が変身の際にギルスの細胞と融合することでボディが変化し、高性能バイオマシンと化す。
砂浜や岩場のような悪路もなんなく走行できるだけでなく、自己修復機能により全壊に近い損傷であっても再生して元通りになる。
性能
意思を持っているらしく、ギルスがピンチの時には駆け付けてくれる頼れる相棒。これは児童誌の図鑑に載っていたスペックの設定を採用して劇中で描写したもの。
自己再生もできる。後部の尻尾デモンズテールが伸縮することでパワーが調整される。正面に目に見えないバリアフィールドを発生させることが可能。
老化現象
当初は変身を解除したら一気に老化現象が起こっていた。超能力者に襲われて死亡した際にヒロインである風谷真魚に蘇生させてもらってからは老化現象はなくなった。しかし、蘇生後の話であるTVSPや劇場版では何故か老化現象が起こっている。
必殺技
ギルスヒールクロウ
踵の爪を伸ばしてジャンプ。踵落としで相手の心臓を肩胛骨の真裏から突き刺す技。敵に決めた直後に「ウォアァー!」とクラッシャーを展開して吼える。敵の爆散直前に後退して巻き込まれるのを防ぐ。G3を大破させている。
ギルスヘルスタッブ
敵を放り投げ、落下して来た敵を貫手で貫く。ハイパーバトルビデオのみで使用。ヒドロゾア・イグニオに喰らわせて回し蹴りでフィニッシュを決めた。
備考
アギトと同じ『光の力』で誕生。作中では専らアギトの不完全体として扱われていたが『闇の力』はアギトとギルスを明確に区別されていた。
津上翔一の他にもアギトに覚醒した人物はいるが、ギルスに覚醒したのは涼だけなため(または、かつて滅ぼしたはずの存在故か)敵からも珍しがられている。
裏設定
かつてアンノウンと人類の戦争が起こった神話の時代、『光の力』が人間に力を与えるべく女性と交わって子を成したことがあった。
『光の力』の子孫たちはネフィリムと呼ばれアンノウンを食らった。これがオーヴァーロードの怒りに触れ、人類は僅かな者たちだけ方舟に乗りネフィリムは大洪水で一掃され、『光の力』は処刑された。
しかし『光の力』は死の直前に自らの力を人にばらまいた。このネフィリムという設定上のみの存在が、ギルスのことではないかと解釈できるが真偽は不明。仮にギルスだとするとギルスは『光の力』の血族が覚醒する姿と取れる。
「俺は・・・不死身だ!」
スペック
身長:200cm
体重:100kg
パンチ力:15t
キック力:30t
ジャンプ力:ひと跳び65m
走力:100mを4.2秒
概要
ギルスの最強形態。中央の角が伸びて、胸部にアギトと同じワイズマンモノリスが出現している。
超能力が覚醒しつつあった青年・真島浩二からアギトの力を与えられて進化した。アギトの不完全形態であるギルスのままでアギトと同じ力を発揮できるようになった(浩二はこの事で力を失っている)。
性能
角『ギルスアントラー』が視覚、嗅覚、聴覚をコントロール。進化したことで中央部が伸びた。赤い目『デモンアイズ』は30km先の看板を識別したり、鋼鉄の壁を透視可能。暗闇も苦にしない。
胸部に『ワイズマン・モノリス』が出現。メタファクターから発生する「フォース」を全身に効率よく供給し、循環させる。足首の『パワーレッドアンクレット』は「賢者の石」から発せられたパワーをライヴレックスに送る。
武装
ギルスクロウ・ヒールクロウは赤く染まり常時展開。名称も『エクシードクロウ』、『エクシードクロウ』に進化する。
余剰エネルギーによって肩に『ギルスショルダークロウ』、肘に『ギルスアームクロウ』、膝に『ギルスニークロウ』が生成された。いずれも高い切れ味を誇る。
必要に応じて背中から4本のギルススティンガーが出現。ワイズマン・モノリスからカを得て誕生した生体装甲『ギルスワーム』から生み出される。相手を拘束したり、50tの威力の刺突攻撃が可能。
活躍
『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』に初登場。同じく劇場版初登場となったアギト・シャイニングフォームと異なり、告知なしの完全なサプライズだった。
劇中ではアントロード フォルミア・エクエスに切断された右腕がいきなり生えてきて変身。敵を捕縛してエクシードヒールクロウで瞬殺した。
ディレクターズカット版の追加シーンでは初変身という事もあり、まだ力を使いこなせなかったのか倒れこんでしまった。
必殺技
エクシードヒールクロウ
ジャンプから踵落としを決め、ヒールクロウを突き立てる技。破壊力は45t。技を決めた後は敵を蹴って後ろに飛び退く。
エクシードダブルヒールクロウ
敵に両足で踵落としを喰らわせ、両足のヒールクロウを突き立てる。最終話で使用。G3-Xの放ったGXランチャーのあとに繰り出して風のエルを撃破した。
備考
元々ギルスの強化形態はスポンサーからの要請には無かったが、撮影スタッフの「ギルスへの愛」によって生まれた。
放送当時の主力商品であるフィギュア玩具『装着変身』でも発売されず、2年後に香港での展開に合わせて商品化された。放送当時のてれびくんでは懸賞企画としてブラックバージョンのソフビが100名限定でプレゼントされた。
劇中の活躍
本編開始前
城北大学に通う大学生で水泳部のエースだったがバイク事故を起こす。死んでもおかしくない大怪我を負うがその後回復。しかし、実は不完全なアギト・仮面ライダーギルスの力を得ていた。
序盤
奇跡の復活を遂げ、復活戦に臨む。だが、アンノウンの活動開始に呼応し昏睡状態に陥る。やがて目覚めるが、ギルスに覚醒。やがて、筋肉組織が膨張し続ける体に苦しむことになり、水泳の大会中に溺れてしまう。
この秘密を上京して以降の親替わりであったコーチに明かすも、その事実を受け止められずに拒絶される。仲間達に排除を命じる彼の姿を目の当たりにして大学を自主退学する事となる。
ある日、真由美のもとを訪れた際、彼女の前に現れたスネークロード アングィス・マスクルスを倒すため変身。しかし、異形の姿を見た彼女は涼から去る。更なる孤独に陥った涼は行方不明となっていた父の死を知らされる。
あかつき号
父の死が「あかつき号事件」に関係しているらしい事を知る。その秘密を探る事で自らの生きる道を探る。父の遺品である手帳を頼りに「あかつき号事件」の謎を追っていく。
元乗客を次々と訪ねるようになる。しかし、アギト捕獲作戦で機動隊に囲まれたり受難の日々が続く。覚醒後は翔一や氷川誠と何度か戦っている。氷川には戦いから身を引くよう進言していたが、後に互いの境遇を理解し、共に3人でアンノウンと戦うようになる。
中盤
度重なる変身に伴う体の老化、および(木野薫の指示によって)関谷真澄・相良克彦に命を狙われる。衰弱状態で逃亡した後沼地に落ちて死んだ。
しかし、沢木哲也が彼の遺体を回収・保存し、手引きによって会わされた風谷真魚が能力を行使したことで蘇生。(以降真魚には恩義を感じており、彼女からの頼みは基本的に聞き入れている)
後半
アナザーアギトの攻撃を喰らって瀕死の重傷を負うが、真島浩二の中で覚醒しつつあったアギトの力を授けられて復活。ギルスでありながらアギトに匹敵するエクシードギルスとなってアナザーアギトを倒した。
アンノウンが出現しなくなってから1ヶ月後、いつもバイク修理を頼んでいた修理工場で働くようになる。しかしそこで親しくなった女性ライダー、水原リサが謎の最期を遂げる。
事件の黒幕・謎の青年(闇の力)に怒りをぶつけた。最終決戦後はバイクに跨り、何処かへと走り去っていった。
『仮面ライダーディケイド』での活躍
第12・13話に登場。変身者は『アギトの世界』の主人公・芦河ショウイチ。スーツが腐ってしまったギルスに代わって、エクシードギルスが芦河ショウイチが変異してしまった姿として登場している。
普段からギルススティンガーが生えたり、力を制御出来ずにディケイドに襲いかかったりと度々暴走していた。夏みかんからは「ライダーなの?」と疑われた程。
『HERO SAGA』での活躍
何気にサブライダーが主役なのは初。本作から10年後、オートバイ専門の会社で働く涼の前にアナザーアギトが現れる。
デザイン・スーツなど
アギトやG3に比べると外見は似ていないが仮面ライダークウガのデザインを発展させたもの。角は石森プロの早瀬マサトにより『イナズマン』風にデザインされた。
当初、角の伸縮はアギトの開閉ギミックと同様にパワーアップしたら伸びるものと考えられていたが、短縮形態が様にならなかったためパワーダウン形態に改められた。
ギルスと水
「ギルス」とは魚の鰓を意味する。劇中で水に関連する描写が多かった事、アギトよりも不完全な存在という設定、そのアギトのモチーフが東洋の龍である事から本来のモチーフは蛟(みずち)ではないか?とする考察がある。
生物感を出すために使用した特殊塗料のせいでスーツが腐敗してしまった。かつては頻繁に水落ちしたせいで腐敗したと誤解されていた。劇中で度々口を上げて咆哮するシーンがあったおかげで放送中の段階で頭部の劣化は著しかったとのこと。
バイク
ギルスレイダーもまた後に『仮面ライダーアマゾンズ』にて「ジャングレイダー」へと改造されることとなる。
白倉伸一郎氏はこのように話している。「そこで「ジャングレイダー」と名づけて、ひそかにギルスレイダーの名跡を継いでます。どのみちギルスさん本人がもういらっしゃらないので、バイクだけ残しても…と。」
ゲームでの活躍
ガンバライジング
4弾にて参戦。同作品の2人を組ませると相性ボーナスとして『アギトの会!』が発動。バトル開始時からAP+10されることに加え、G3-X(2弾R)のバーストアビリティを発動すればAP+30(G3-Xを除く)となりかなり強力なデッキとなる。
バースト演出でデモンズファングクラッシャーを展開しての雄叫びをあげる。バッチリカイガン3弾ではアギトシャイニング参戦に合わせてSRに再昇格。
1ラウンド毎にAPとチーム全体のひっさつの強化という中々強力なアビリティ持ち。ただしアビリティ封印スキル持ちの4弾LREXフィフティーン等に注意。
その他
『超クライマックスヒーローズ』ではギルスクロウ、ギルスフィーラー、ギルスヒールクロウを備え、超必殺技でエクシードに変身。
劇場版で見せたギルススティンガーで拘束→エクシードヒールクロウを繰り出す。 『ガンバライド』ではエクシードギルスとしてSPカードで参戦していた。
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以上です。これで紹介を終えます。