【ジオウでまさかの復活!】仮面ライダー幽汽 / 死郎 & 配下イマジン

2022年12月25日日曜日

悪のライダー 映画・Vシネ 仮面ライダー解説 仮面ライダー電王

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 今回解説する仮面ライダーは幽汽です。配下のイマジンたちも解説していきます。
「どうしたんだよ、ソラ。悲しいのか?」
目次
  • 死郎
    • 概要
    • 目的
    • ソラとの関係
    • 活躍
  • ゴーストイマジン
    • スペック
    • 概要
    • 活躍
    • 結末
  • シャドウイマジン
    • スペック
    • 概要
    • 活躍
  • ファントムイマジン
    • スペック
    • 概要
    • 活躍
  • 仮面ライダー幽汽
    • スペック
    • 概要
    • 外見
    • フォームチェンジ
    • 性能
      • 頭部
      • 胴体
      • 腕部
      • 脚部
    • 共通装備
      • ライダーパス
      • ユウキベルト
      • 幽霊列車
  • フォーム一覧
    • スカルフォーム
      • 概要
      • 戦闘能力
      • 強い支配力
      • 装備
      • 必殺技
    • ハイジャックフォーム
      • 概要
      • 戦闘能力
      • 装備
  • 客演での活躍
    • 仮面ライダーディケイド
    • 仮面ライダージオウ

死郎
「貴様ら、どうしてソラを悲しませる!」

 『劇場版仮面ライダー電王 さらば電王 ファイナル・カウントダウン』の黒幕。幽霊列車に乗って「死者の時間」と呼ばれる特殊な空間を彷徨う400年前の下級武士の怨霊。良太郎を誘拐したグループの中心人物。演じたのは松村雄基。

 概要
 古風な格好をしている。生身でもかなりの戦闘力を持ち、NEW電王を撃破した。イマジンの憑依無しで仮面ライダー幽汽ハイジャックフォームに変身可能。思い込みが激しい。恋人の蘇生を「ソラが悲しむから」という思い込みで押し通す。
 イマジンや死んだ山賊一味も引き連れており、江戸の街のどこにその先祖がいるのか分からなくても確実に殺せるように準備していた。高台から街を見下ろし「あそこにいるやつ、全部殺せ、1人も逃すな」と山賊たちに命令していた。
 生前は良太郎に見せていた常に影を落とすような人物ではなく、明るい性格の若侍だった。生前は独楽を操る術に長けていた。

 目的
 生前の恋人であるソラを生き返らせるために、「生者と死者の時間」の入れ替えを画策。幽霊列車と自身が変身する仮面ライダー幽汽、特異点である野上良太郎の力を利用しようと暗躍していた。
 生者と死者の世界を逆転させるために幽霊列車を使って1728年に飛び、テロを引き起こすことで時間の流れを狂わせようと目論む。
 ソラの復活には特異点を排除しなければならない。そのため良太郎を誘拐し、配下のゴーストイマジンを憑依させ、良太郎自身に先祖を抹殺させようとした。

 ソラとの関係
 仮面ライダー図鑑では「ソラ」との関係は恋人とされている。幽霊列車に乗る女性の霊。あまり表情を変えることはなく静かに座っているだけだが、時折悲しげな表情を浮かべながら歌を口ずさんでいる。
 ソラのことを大切に思っているが、彼女が悲しむと逆上する。本人は生き返ることを望んではおらず、野上良太郎たちに死郎の行動を止めてほしいと心の中で願っていた。

 活躍
 良太郎を利用し全ての死人を蘇らせようと目論むが、良太郎やタロス達の活躍で失敗。その後幽汽に変身し、クライマックスフォームを撃破。
 騎馬戦などでもライナーフォームとソードフォームを圧倒したが、最終的に加勢したNEW電王とライナー、ソードの必殺技の同時攻撃を受けて倒された。
 力尽きたあとソラに抱きかかえられ、これからは静かに逝きたいという切なる願いを知る。現れた幽霊列車に二人が乗ると静かに動き出し、死者の世界へ去っていった。

配下のイマジン

 ゴーストイマジン
「チッチッチッ、呼んでも無駄。二度と邪魔しないようにちょっと痛めつけといたから。当分目は覚めないよ!」

スペック

身長:200.0cm
体重:131.0kg
特色/力:憑依者を盾に使う、大型の曲刀

概要
 死郎に雇われたイマジン三人のリーダー。外見は黒いローブを纏った骸骨。モチーフになった童話や契約者は不明。好戦的かつ残忍な性格。常に相手を見下しており力に酔っているが、想定外の出来事には非常に弱い。声は神谷浩史。

活躍
 大振りの曲刀武器に使う。高い戦闘能力、好戦的かつ残忍な性格、人質を取るなどの卑劣な手段を併せ持つ、歴代イマジンの中でも屈指の外道
 良太郎に憑依して、仮面ライダー幽汽として暴れまわった。剣を自分の右肩に乗せる癖は変身後も一貫。幽汽に変身して度々モモタロス達を追い詰めた。

結末
 物語の中盤にて、死郎が操る亡霊達を率いてタロスズと対決。一度はモモタロスに消滅しかけるほどの重傷を負わせた。ところが、体の主導権を取り戻した良太郎がモモタロスを憑依させた事で良太郎の体から追い出されてしまい変身解除。
 最期はクライマックスフォームに圧倒され、「ボイスターズスラッシュ」(俺達の必殺技クライマックスバージョン)で斬り倒された

 シャドウイマジン
「おもしれえ。相手になってやらあ!」

スペック

身長:198.0cm
体重:120.0kg
特色/力:柄の両端に刃のついた武器

概要
 死郎に雇われたイマジンの1体。黒に緑色のラインが走る外見に、頭部からは長い耳もしくはカミキリムシの触覚のようなものが垂れている。左目にはの縁取りがある。
 死郎の思い描く影法師モチーフに具現化したと思われる。柄の両端から刃が伸びる武器を手に戦う。声じたのは杉田智和。スーツはアントホッパーイマジン改造

活躍
 ゴーストイマジンが憑依した野上良太郎が変身する仮面ライダー幽汽 スカルフォームファントムイマジンとともに、久しぶりに現代を訪れたモモタロスたちを襲撃。
 リュウタロスと激しく打ち合い、一度は優位に立つ。そこに突如現れた仮面ライダーNEW電王 ストライクフォームに挑発され斬りかかったものの、彼が宣言した8カウントちょうどで一刀両断された。その後、死郎により複数個体が再生して登場する。

 ファントムイマジン
「邪魔するなって死郎が怒ってんだがな!」

スペック

身長:192.0cm
体重:122.0kg
特色/力:柄の両端から刃が伸びる鎌

概要
 死郎に雇われたイマジンの1体。骸骨のように不気味な緑色の頭部が目を引き、頭部を含めた身体の様々な箇所から紐状の部位が伸びている。スーツスネールイマジン改造
 仲間のイマジンに対しても生意気な態度を取っているが、実際は気が小さいのか、死郎に強くいわれると言葉に窮していた。柄の両端から緑色の刃が伸びた鎌のような武器を操る。声じたのは竹若拓磨。

活躍
 ゴーストイマジンが憑依した野上良太郎が変身する仮面ライダー幽汽 スカルフォームシャドウイマジンとともに、久しぶりに現代を訪れたモモタロスたちを襲撃。一度は優位に立ったものの、そこに突如現れた仮面ライダーNEW電王 ストライクフォームにシャドウイマジンが倒され、死郎の指示で一度は引き下がった。
 NEW電王 ストライクフォームが幽霊列車に乗り込むべく追ってくると、幽汽 スカルフォームとともにこれを迎え打つが、NEW電王が宣言したとおり、10カウントで倒された。

仮面ライダー幽汽
 スペック

身長:199cm
体重:107kg
パンチ力:7.5t
キック力:9t
走力:100mを5秒
ジャンプ力:ひと跳び40m

 概要
 『劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』に登場。名前の由来は恐らく"幽"鬼+"汽"車だと思われる。
 諸事情でゴーストイマジンに憑依された野上良太郎(ディレクターズカット版のデータファイルでは「G良太郎」、劇場公開時では「A良太郎」と表記される)、或いは『さらば電王』の黒幕・死郎がユウキベルトで変身する。

 外見
 イメージカラーは黒で、モチーフは海賊やシャチ。黒いスカートや線路を模したマフラーを首に纏い、オーラアーマーや電仮面には生々しい歴戦の傷跡が無数に存在する。装着される頭部パーツの形状はどちらのフォームもハットを被った髑髏。

 フォームチェンジ
 変身者によって『スカルフォーム』と『ハイジャックフォーム』という2つの形態に分かれる。外見の変化に乏しく、スペックも全く同じ。電王シリーズでは唯一、悪役がフォームチェンジした仮面ライダーでもある。

 性能

頭部
 幽汽 プラットフォームのマスクの上に電仮面を装着。全体に過去の戦いでついたと思われる無数の傷が刻まれている。額の『Oシグナル』は周囲のイマジンを察知できる。

胴体
 オーラが実体化した『オーラスキン』で全身を覆う。防御性に優れ、500万Vの電流や、ダイヤモンド製の刃先によるダメージをも軽減できる。
 胸部装甲幽汽アーマー」は10tの衝撃を緩和。ゴーストイマジンに憑依された野上良太郎へのダメージをゼロにすることができる。首周りをマフラーのように走る『幽汽レール』は「電仮面」が移動する際の線路として利用される。

四肢
 『幽汽ガントレット』が前腕部から手の甲までを保護。必殺技発動時などの衝撃にも耐えられる。腕輪『リストバングル』が心身のエネルギー発散効果を高める。アドレナリンの分泌がよくなり、運動能力を高めてパンチを繰り出す。
 『幽汽キュイス』が太もも部分をガード。『幽汽ポレイン』がひざを保護。ひざ蹴りを放つ際には、破壊力を増大する。
 『幽汽グリーブ』があらゆる攻撃からすね部分を守る。『アンクルバングル』が心身のエネルギー発散効果を高める。アドレナリンの分泌がよくなり、運動能力を高めキックを繰り出す。足の甲を『幽汽サバトン』が保護。

 共通装備

ライダーパス
 幽汽への変身に用いるパス。電王が使用するものと同一。必殺技の発動やライダーチケットの収納などに使用する。

ユウキベルト
 変身ベルト。外観、形状はガオウベルトと同一だが、カラーリングと電子音声などはそれと異なる。ライダーパスをセタッチ(セット&タッチ)することで、変身を果たす。
 ゴーストイマジンの場合は自ら取り出して装着するが、死郎はを腰に巻きつけることで出現させ装着していた。フォーム音の読み上げはデンオウベルトと比べると抑揚がなく、機械的。待機音もフォームごとに異なる。

幽霊列車
スペック

全長:先頭車両 32.75m、後続車両 各20m
全幅:先頭車両 3m、後続車両 各2.9m
全高:先頭車両 3.98m、後続車両 各4m

概要
 「死者の世界」と呼ばれる特殊な空間を走ることができる時の列車。鬼火と共に出現し、髑髏の形状をした半透明の不気味な蒸気機関車が牽引している。巷では「死人が乗っている」と都市伝説になっている。
 通常の空間では生物や物体と干渉はせず、すり抜けながらの運行が可能。また、時の砂漠にも自由に入り込める。仮面ライダー電王たちとの戦いを終えたあと、倒れた死郎ソラを乗せてどこかへ去っていった。死郎らの移動手段として度々登場するが、この列車自体が戦闘を展開するシーンはない。

 スーツ事情
 スーツは劇場版第一作『俺、誕生!』で登場した仮面ライダーガオウのスーツを改造品。各部をリペイントして両胸の牙状のオブジェクトを取り除き、頭部のデザイン変更とマフラーや腰のコート状のサイドパーツを付け加えている。胸部や肩部に原型が残っている。
 全身に傷や汚れをつけ、歴戦の戦士を表現している。特写写真集では傷一つひとつをじっくり眺めることができる。

 商品化
 アクションフィギュア『S.H.Figuarts』も限定販売されたが、当時としては珍しくパーツ交換で2フォーム再現できるコンバチ仕様だった。
 2021年にはユウキベルトが『デンオウベルト MOVIE EDITION』としてCSM化。映画公開から実に9年越しの玩具化となった。神谷氏によるゴーストイマジンのセリフのほか、幽霊列車走行音も収録されている。

フォーム一覧

 スカルフォーム
「丁度良い…一発で済む」

概要

 ゴーストイマジンに憑依された良太郎が変身するフォーム。ゴーストイマジンのオーラをフリーエネルギーに変換している。電仮面の額に髑髏があり、マフラーの色は銀。額には宝石をくわえた髑髏と骨の形のV字アンテナが付いている。常に自信満々。
 良太郎に憑依していたときのみ変身していたが、タロウズのように憑依していなくても単独変身が可能と思われる。変身待機音はフリー音源の冒頭を編集したもの。
 時の砂漠ではNEW電王に苦戦。一方で序盤から倒されるまでモモタロス達を追い詰め、モモタロスを殺しかけている。

強い支配力
 イマジンに憑依されても完全に支配されない特異点である良太郎だが、ゴーストイマジンの支配力は凄まじく、劇中では殆ど抑え込まれていた。良太郎を物理的に傷つけてから憑依している節もある。
 さらに良太郎が変身している事を利用し、わざと変身を解除してモモタロス達を油断させた後、執拗に攻撃を加える卑劣な戦法も見せた。

ゴーストイマジンの剣
 ゴーストイマジン愛用の剣。柄が緑色で、刀身は真剣状。刃の部分に2箇所丸い穴があいたような形をしている。一度変身解除しA良太郎の姿でこれを振り回したことも。ただ相手を斬り伏せるだけではなく、勢いをつけて振ることで衝撃波を飛ばすこともできる。

必殺技

ターミネイトフラッシュ
 鬼火のようなエネルギーを溜めた剣を地面に叩き付け、地面を砕き進む衝撃波を放つ。威力はかなり高く、救援に駆け付けたゼロノスゼロフォームを一撃で倒し、病院送りにしている。

 ハイジャックフォーム
「何百年待ったと思う!!俺とソラの為に、お前ら生きてる奴は全員死ねえェェーッ!!」

概要

 ゴーストイマジン亡き後、死郎が変身した姿。自身のオーラを変換している。額の髑髏が捻れた赤いレールに変わり、マフラーの色は赤。左腕の連結器のようなアーマー『幽汽ガントレットは形状が大きく異なり、「デンガッシャー」の一撃も受け止めるほど頑強。
 幽汽のメイン変身者が死郎であると考えれば、本形態はゼロノスのアルタイルフォームやNEW電王のストライクフォームに位置する。

戦闘能力
 死郎の高い戦闘能力によって、スカルフォームとは比べ物にならない強さを誇る。今まで無敵だった電王・クライマックスフォームに圧勝。
 最終決戦では騎乗したり、電王 ソードフォームとライナーフォームを相手にして圧倒した。死郎が武士ということもあり馬の扱いにも長けている。
 設定上、必殺技はスカルフォームと同じ『ターミネイトフラッシュ』だが、ハイジャックフォームは不使用。

装備

サヴェジガッシャー
 デンガッシャーと同型の武器。変則的な組み立てになっており、デンガッシャー2組分のパーツが使われているが、腰に装着されているパーツは不使用。非常に大型。破壊力も圧倒的である。
 ソードモードは禍々しい大剣となっており、アックスモード時の刃を2つ装備。玩具でもデンガッシャーを2セット分使えば、干渉するものの一応再現可能。

 死郎が変身前にも携行する武器。敵を打ち据えるほか、独楽の打ち出しや亡霊イマジンを操る際に使用される。
 ハイジャックフォームへの変身時には振るったこれを腰に巻きつけ回転させることでユウキベルトを召喚する。ライダーパスのキャッチやなど器用な使い方もできる。

独楽
 同じく変身前から携行する武器。敵に命中すると炸裂する爆弾。分裂させたり上空から大量に降らせて複数の敵を攻撃する戦法を取る。ブーメランのような使い方もできる。
 この攻撃でNEW電王や、今まで無敵だった電王 クライマックスフォームを変身解除まで追い込んだ。また今まで倒されたイマジン達を意識がない状態で蘇らせる事も可能。色違いの奴もいれば、TV本編で電王やゼロノスが倒していないイマジンもいる。

客演での活躍

 幽汽やゴーストイマジン自体は登場しないが、最終回にて復活したアリゲーターイマジンがゴーストイマジン/幽汽 スカルフォームが愛用していた剣を装備していた。

 アナザーディケイドが召喚したダークライダーの1人として、EP46にハイジャックフォームが登場。EP39・EP40に登場したアナザー電王の変身者の義兄だった大澄ユキヒロのアナザーワールドから出現した。ユキヒロと死朗には恋人を亡くした共通点がある。
 スウォルツの尖兵として、同じくアナザーワールドから召喚された大道克己仮面ライダーエターナルと共にアクアやジオウと戦ったが活躍は控えめ。
 ソウゴ達の策略によってエターナルがアナザーワールドを破壊すると、それに伴い幽汽も消滅した。消滅時、幽汽は空に向かって手を伸ばしている様にも見えた。
 幽汽が姿を表してまもなく、未来から来ていた湊ミハル仮面ライダーアクアが「俺だって勇気出すよ」と発言したことが話題になった。

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 以上です。これで紹介を終えます。

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