【29歳独身ドルオタ!】仮面ライダーグリス / 猿渡一海【みーたんとモッズコート 動画あり】

2021年11月7日日曜日

3号ライダー 仮面ライダービルド 仮面ライダー解説

t f B! P L
 今回解説する仮面ライダーはグリスです。

「誰が俺を満たしてくれるんだよ!!」
目次
  • 猿渡一海
    • 概要
    • 初登場
    • 性格
    • ハザードレベル
    • 過去
    • 欠点
      • 方向音痴
      • ドルオタ
      • カズミン
      • 生活面
    • 拠点
    • 氷室幻徳
  • 仮面ライダーグリス
    • スペック
    • 変身
    • 性能
    • 装備
      • スクラッシュドライバー
      • ロボットスクラッシュゼリー
      • ツインブレイカー
    • 必殺技
      • スクラップフィニッシュ
      • チャージクラッシュ
      • ディスチャージクラッシュ
      • シングルフィニッシュ
      • ツインフィニッシュ
      • ツインブレイク
  • 仮面ライダーグリスブリザード
    • スペック
    • 変身
    • 外見
    • 性能
    • 装備
      • ビルドドライバー
      • グリスブリザードナックル
      • ノースブリザードフルボトル
    • 必殺技
      • グレイシャルナックル
      • グレイシャルアタック
      • グレイシャルフィニッシュ
  • 仮面ライダーグリスパーフェクトキングダム
    • スペック
    • 概要
    • 変身
    • 外見
    • 装備
    • 必殺技
      • スタッグスラッシュ
      • オウルアタック
      • キャッスルブレイク
      • パーフェクトキングダムフィニッシュ
  • 劇中の活躍
    • ビルドと敵対
    • ハザードスマッシュ
    • 青羽の死
    • 代表戦
    • 西都との戦争
    • 戦い
    • その後
    • 幻徳の仲間化
    • パワーアップ
    • 葛城忍編
    • 最終決戦
    • 最期の祭り
    • 死後
    • 新しい世界
    • Vシネでの活躍
      • ドルヲタ、推しと付き合うってよ
      • Vシネ仮面ライダーグリス
  • 余談
好きなシーン】
猿渡一海
 『仮面ライダービルド』の登場人物。仮面ライダーグリスの変身者。名前の読みは『さわたりかずみ』。 一人称は「俺」。演じたのは武田航平。ビルドの3号ライダー。

 概要
 北都軍に所属する青年。7月17日生まれ。29歳。独身。ドッグタグの番号は9071010800。パンドラボックスの所有権を巡って東都と北都の間で戦争が勃発した際に、パンドラボックスおよびビルド達が持つ東都のフルボトルを奪うために、部下である北都三バカ羽ガラスと共に東都に攻め込んだ。 

 初登場
 1人で東都の避難所にいたところ、nascitaから出た石動美空を探していた龍我と偶然出会う。 その直後ストロングスマッシュが避難所を襲撃し、クローズに変身しようとした龍我に変わって生身で黒いスマッシュを撃破し、その場を去った。
 その後、三羽ガラスとビルドとの戦いの決着がついた頃に再び姿を現した。スクラッシュドライバーとロボットスクラッシュゼリーを使ってグリスに変身。同じドライバーで変身したクローズチャージを圧倒する。
 しかし美空が龍我に駆け寄った際に、突如動揺して戦闘を中断し、戦兎に奪われた北都のボトルを取り返さずに三羽ガラスと共に撤退した。

 戦闘狂
 若干ダウナー気味だが、戦争を「祭り」に例える程の戦闘狂。戦兎が「敵も味方も死なせない」と語った際には「自分達は殺し合いをしている」と反論。
 シビアなリアリストとしての顔も持つ。スクラッシュドライバーを使っている関係もあってか、グリスに変身している時は更にテンションが上がり、無双の戦闘力を発揮する。
 戦うことを「祭り」と呼び強者との戦いを至上の喜びとするバトルジャンキー。万丈龍我に止めを刺そうとした時には「友よ、最期の時だ」と、まるで世紀末救世主の様なことを言っていた。

 性格
 情に厚く、無関係の一般市民を戦いに巻き込むことは嫌う義侠心の持ち主と根は善良。そもそも東都に殴りこんだ理由も、戦争の早期終結によって両国の犠牲を最小限に収めたかったからである。
 必ずしも多治見首相に従順ではない。第17話では避難所に現れたスマッシュを倒して避難所にいた一般市民を助けた。「余計な手出しをしてこっちのペースをかき乱すな」と警告したこともあった。

 潤滑油
 自分の部下で家族同然の青羽を殺した戦兎に対して適切なフォローをしたり、龍我がスクラッシュドライバーを制御し自分を超えたことを素直に称賛できるなど、それまで戦兎たちが戦ってきた相手の中では一番まともな人物
 基本的には真っ直ぐで憎めない熱血漢である。その性格と、責任感、人望から実家の猿渡ファームでは彼より年上の従業員達からも「カシラ」と呼ばれ慕われている。

 ハザードレベル
 かつての龍我と同じくフルボトルを握ったままのパンチ一発でスマッシュを撃破。高いハザードレベル(4.2)の持ち主。
 ただしスタークからはレベルはこれ以上上がりようがないと指摘されており、ハザードレベルの潜在能力は仮面ライダーの中で一番低いと思われる。
 その為、普段から修行特訓を怠らない努力家。必要とあらばハザードレベルを補う為に許容外のネビュラガス過剰摂取も厭わない。

 過去
 元々は北都に広大な農地(農場の名前は「オレたちの猿渡ファーム」)を持つ大地主。使用人だった三羽ガラスの一家と共に里芋やキャベツなどを育てていた。しかし、スカイウォールによる土壌変化で農作物が育たなくなる。
 それでも私財を投げうってまで三羽ガラスの一家達を救おうとしたものの、借金が増えていくばかり。使用人の一人に金銭を持ち逃げされた疑惑もある。
 最終的に借金は400万円まで膨れ上がった。そこに北都政府にスカウトされ、三羽ガラスと共に人体実験を受けることとなった。三羽ガラスとの信頼関係は非常に強く、彼らに余計な心配はかけさせまいと人体実験で記憶を失っていると嘘をついていた。

 欠点

方向音痴
 時折三羽ガラスとはぐれてしまうこともある。初登場時に彼らと別行動を取っていたのはこのためである。そのため、単独行動には向いていない。『Vシネクスト』でも地図が読めず、美空の護衛に遅れていた。

ドルオタ
 彼の素顔は熱烈なみーたんオタク。自分のスマホの待ち受け画面に設定したり、彼女のグッズも大量に持っている程の筋金入り。
 彼女と関わると戦闘を放棄することもあった。辛い日々での心の支えがネットアイドルとしての彼女なのかもしれない。ただしその嵌り方は典型的なダメなファンのそれ。

  • 愛用の枕はびっしりと美空の写真がプリントされている
  • 美空が戦兎たちと一緒にいることに嫉妬と悔しさを隠せない
  • 喜びの余り「デュフッ」と低く気持ち悪い笑い声を上げる
  • 美空と握手するために自分と三羽ガラスの貴重な東都での生活費を何の疑いも躊躇いもなく握手代につぎ込もうとする
  • ドルヲタ化してる時に喋る場合は異様に抑揚のない早口になる

カズミン
 本人が周りに求めるアダ名。ドルヲタ時の自称もこれ。紗羽や龍我はカズミンと呼んでいる。紗羽は電話帳の登録名も「カズミン」にしているが、肝心の美空は「グリス」としか呼ばない。第35話で一海もその事を気にしていた事が判明した。

生活面
 紗羽から「みーたんと握手したいなら5万ドルク」と金を請求された際は「5万……安いっすね。10万ならみーたんとツーショットとか?」と自分達の生活費を使って支払おうとして、赤羽と黄羽に阻止された。
 「カシラは俺達が居ないと何もできない」とは三羽ガラスの談だが、本当に生活面はダメ人間なのかもしれない。
 他のビルドライダー達が特殊過ぎる設定や過去を持つ中、彼を端的にまとめると「農家の息子でドルオタ」という普通過ぎて逆に異端過ぎる設定が一部でネタにされている。

 拠点
 第19話では石動惣一の行きつけだった理髪店『バーバー桐生』を占拠し自分達のアジトにしていた。だが流石に生活空間として苦痛だったのか、第24話では同盟を組むついでにnascitaに枕まで持参して居座る姿勢を見せた。理髪台で寝ていたことは苦しかったらしい。
 推しアイドルと同じ屋根の下で暮らすもそれだけに満足せず何かにつけてみーたんと接点を持とうとしているが上手くいっていない。戦兎曰く「気持ち悪いなお前」。

 仇であり恩人でもある複雑な関係だが、道を見失った彼を仲間に誘い、迷いを断ち切らせた。なお幻徳を「ヒゲ」と呼んだせいなのか、彼からは「ジャガイモ」「ポテト」と呼ばれている。

 中の人
 一海を演じる武田氏はかつて『仮面ライダーキバ』にて紅音也を演じた。『仮面ライダーディケイド』での客演以来9年ぶりの平成ライダー出演となった。『キバ』において屈指の人気を誇るキャラクターの一人を演じた俳優の再登板に驚いた人も多かった。
 また『キバ』『ディケイド』を通じてイクサやダークキバに変身したことがあるが、この2人は他のキャラクターも変身しているため、武田氏だけが変身するライダーはこのグリスが初となる。

「さーてと、祭りの始まりだ」

潰れる!流れる!溢れ出る! ロボットイングリス! ブラアアアア!!

「心火を燃やしてぶっ潰す!」

 スペック

身長:203cm
体重:118.3kg
パンチ力:31.3t
キック力:34.3t
ジャンプ力:ひと跳び54m
走力:100mを2.5秒

 概要
 『仮面ライダービルド』の3号ライダー猿渡一海スクラッシュドライバーロボットスクラッシュゼリーをセットして変身する。
 本編では第16話ラストで初登場。東都侵攻の尖兵として送り込まれ、境界のゲートと警備しているガーディアン達をツインブレイカーで殲滅した。第18話から本格参戦した。

 変身
 スクラッシュドライバーにロボットスクラッシュゼリーをセットしてレンチを捻ると、ゼリーの成分がドライバーのタンクに注ぎ込まれた後、ビーカーを模した小型ファクトリーが展開され、その中にゼリーの成分が入った液体が一海にまとわりつくことで金色のスーツが装着される。
 そして成分が入った液化装備「ヴァリアブルゼリー」が頭上から噴出し、全身に浴びることで頭部、胸部、両肩部の装甲・「クロスアーマー」を形成して変身が完了する。ヴァリアブルゼリーの色は黒となっており、ゼリーよりも名前通りグリース(潤滑油)に似ている。 クリアブラックと金を基調としており、頭部・胸部の装甲は鉄仮面を彷彿させる。

 外見
 カラーリングは金と黒を基調としている。素体はかなりシンプルで、頭部はゼリー飲料の飲み口を象っている(装甲となるゲルが頭部から噴き出すのはこの形のため)。そして大部分はクローズチャージと共通ながら色違いになっており、こちらが金でむこうが銀。
 噴き出すゲルはロボットフルボトルと同じ黒で、色も相まってゼリーよりも名前通りグリースに似ている。頭部・胸部はクリアブラックでより機械的な装甲になっている。テレビマガジン2018年2月号の解説によれば掌の穴からゲルを発射し、拘束や破壊に使用するとされているが、劇中での描写はない。

 戦闘能力
 ハザードレベルに応じてスペックが変動。使用すればするほど次第に好戦的になっていく。一海は変身期間が長かったためか龍我と異なり変身時の負荷が見られない。
 パンチ力はクローズチャージがわずかに上回り、キック力はこちらの方がわずかに上。戦闘中は「最大!無限!極致!」など、二字熟語を3つ並べて叫ぶ事が多い。スロースターターなため立ち上がりは苦戦することが多く、所謂「劇場型」な戦いになる。

 活躍
 初登場時はスペックがほぼ互角のクローズチャージを圧倒した。その後、西都が放ったカイザーシステムやローグに苦戦することもあるが、不屈の闘志で彼らとのスペック差を跳ね除ける活躍を見せる。
 第36話ではこれまで勝つことができなかったローグのクラックアップフィニッシュを正面から受け止め弾き返し、スクラップフィニッシュで変身解除させた。
 ハザードレベルの上昇について一海曰く「場数は俺の方が踏んでる。俺は故郷を思う気持ちでハザードレベルを上げる」とのこと。

 性能

頭部『グリスヘッド』
 出力調整装置『ストラグルエンハンサー』が変身者の闘争心を掻き立て、各機能を最適化。より高い能力を引き出せるようサポートする。場合によっては基本性能を超えた戦闘能力を引き出せる。
 『Gバトルモジュール』が集めた戦闘データから自身と敵の能力を正確に把握。全身の状態管理や応急補修を行う。ツインブレイカーに転送シグナルを発信し、手元に出現させることも可能。
 『クリアフェイステクター』が顔面を保護。衝撃吸収性に優れたゲル状のクッションが内蔵。敵の攻撃が直撃した場合でも頭部へのダメージを最小限に抑えられる。
 頭部を『Gヴァリアブルヘッドアーマー』が保護。ヴァリアブルゼリーを硬化させたものであり、攻撃を受ける度に内部構造や密度バランスを最適化し、耐久性を向上させる。

内部
 『スクラッシュファウンテン』はスクラッシュドライバーのゼリータンクと繋がっており、変身時はここから大量のヴァリアブルゼリーを噴出させてアーマーの装着を行う。
 目『ツインゼリーアイ』は変身者の反応速度を強化し、格闘戦における命中率と回避率を引き上げる。グミのように弾力性があり、ハードスマッシュに殴られても割れない。

全身
 耐衝撃ボディスーツ『Gエンハンスメントスール』が全身を包む。戦闘ダメージから変身者を保護すると同時にハザードレベルに応じた身体強化を行う。
 スーツ内部には無数のゼリーパイプが張り巡らされており、ドライバーのゼリータンクと全身各部の噴出ユニットを繋ぐ。
 ヴァリアブルゼリーの噴出ユニット『スクラッシュノズル』を全身各部に搭載。スクラッシュドライバーのゼリータンクと繋がっており、変身時や技発動時にタンク内部のヴァリアブルゼリーを噴出させる。

胴体
 ボディアーマー『アンダーベースアーマー』は軽量で動きやすく、衝撃吸収性に優れたゲル状のクッションが脊椎や胸部を保護。変身時に頭部から噴出するヴァリアブルゼリーの形状を特殊パルスでコントロールし、アーマーとして固定・装着させる。
 胸部装甲『Gヴァリアブルチェストアーマー』はヴァリアブルゼリーを硬化させたものであり、攻撃を受ける度に内部構造や密度バランスを最適化し、耐久性を向上させる。
 肩部装甲『マシンパックショルダー』と噴射攻撃装置『マシンスプラッシュアーモリー』は必殺技発動時は、内部に蓄えられたヴァリアブルゼリーを勢いよく噴出し、その特性を活かした特殊攻撃や武装化を実行する。

四肢
 腕部『フォースクラッシュアーマー』、脚部『フォースクラッシュレッグ』はスーツ内部の伸縮ゲルパッドが各動作をアシストし、腕力や運動速度を大幅に引き上げる。戦闘を積み重ねることでゲルパッドが変身者の肉体になじみ、より高い攻撃性能を発揮する。
 グローブ『ロボストラグルグローブ』はツインブレイカーを利用した連続格闘攻撃が得意。バトルシューズ『ロボストラグルシューズ』は打撃式の破砕装置を内蔵。
 岩盤をも崩壊させる踏みつけ攻撃を繰り出せる。どちらも変身者の闘争心が高まるにつれパンチやキック攻撃の威力が上昇する。

 装備

スクラッシュドライバー
 グリスの変身に用いるベルト。使用者のハザードレベルが4.0以上であれば使用できる。普段はバックルの状態で携帯し、腰に当てることでベルト『アジャストバインド』が伸びて装着される。
 エネルギー生成ユニット『リアクトダイナモ』はドライバーが変身者に装着されると同時に高速稼働し、変身や必殺技の発動に必要なエネルギーを生成する。
 安全装置『クオリファイザー』は身体データをスキャンすることで装着者がシステム適合者かどうかを自動判別し、適合者である場合は変身機能を正常に作動させる。

性能
 変身時や必殺技発動時に使用するアクションレバー『アクティベイトレンチ』を押し下げることでスロット『パワープレスロット』」のプレス機構が作動。スクラッシュゼリーを揉み潰し、内部のゼリー状の物質「トランジェルソリッド」をドライバー内部に取り込む。
 成分変換装置『ゼリータンク』はドライバーに取り込まれたスクラッシュゼリーやフルボトルの成分を「ヴァリアブルゼリー」に変換。噴出装置『ゼリータンクキャップ』は「ヴァリアブルゼリー」を変身者に噴射。特殊パルスを発してスーツや武装に変化させる。

特殊技
 スクラッシュゼリー以外にフルボトルにも対応。ドライバーのスロットにセットすると有機物系なら「チャージボトル!」、無機物系なら「ディスチャージボトル!」の音声が流れる。
 レンチを捻ると「潰れな~い!チャージ/ディスチャージクラッシュ!」の音声と共に各フルボトルに応じた特殊攻撃を発動する。

経緯
 スタークが戦兎からデータを盗み、難波重工の一員となった内海によって開発された。オッサンが北都に寝返った際に一海に譲渡した。
 少なくとも『平成ジェネレーションズFINAL』のエンドロール後の時点で完成・運用されたと思われる。DX玩具版ではスクラッシュゼリーを誇張抜きで本当に潰すため、ちょっとした話題になった。

ロボットスクラッシュゼリー
 ロボットの成分を秘めたゼリーパック。ドラゴンスクラッシュゼリーのことを考慮すると、ロボットフルボトルの成分をゲル状にしてゼリーパックに移し変えたと思われる。
 ボトル内部のトランジェルソリッドが特殊活性化ゲルと混ざり合いその性質が変化したことにより最大限の能力を引き出すことが可能となった。使用時はスクラッシュドライバーの内部で成分がヴァリアブルゼリーに変換され装甲や武装となる。

ツインブレイカ
 2種類のモードに変形するガントレット型の武器。左腕の穴からゼリーが流れ、それが固まる形で出現する。左手で所持する。
 グリスの場合は両形態を使うが、ビームモードを好んで使用する。第40話にて龍我から餞別として借り受けたドラゴンスクラッシュゼリーを用いて二刀流を披露した。
 『ツインブレイクスロット』に装填されたスクラッシュゼリーやフルボトルの成分を武器内部に取り込み、引き金『ブレイ二ッシュトリガー』を引くと必殺技にその特性を付加する。

攻撃性能
 エネルギー生成ユニット『ツインブレイクチャージャー』が通常攻撃や技の発動に必要なエネルギーを生成。アタックモードでは打撃装置『レイジングパイル』の先端にエネルギーを集中。パワーモーターによる高速回転と共に敵の内部に叩き込む。
 ビームモードでは生成されたエネルギーを2門の砲撃装置『レイジングビーマー』から収束・発射。ビーム照射やエネルギー散弾の発射も可能。砲身を動かすことでアタックモードとビームモードを切り替える。

性能
 外装パーツ『アンブレイカブルボード』は格闘戦重視の頑強な構造により、シールドに転用可能。内部の転送装置がシグナルを受信した際は、指定された座標へとツインブレイカーを転送する。
 グリップ『ブレイグリップ』は敵の挙動や使用者の癖を記録・分析することで、攻撃時の挙動を最適化する。

 必殺技

スクラップフィニッシュ
「最大、無限、極致!それが俺の力だ!!」

 ドライバーのレンチを捻って発動。肩部を可動してヴァリアブルゼリーを勢いよく噴出して加速し、その勢いで飛び蹴りを叩き込む。第20話では発動直後にツインブレイカーに装填し、ツインブレイクの威力を高める形で使用した。 
 第22話ではゼリーで右腕にロボットハーフボディのアームを形成し、強烈なパンチを放った。第32話では肩から噴出するゼリーの勢いで後ろ飛び回し蹴りを放った。 
 第44話ではローグと共にエボルにライダーパンチを放つことで、続くクローズマグマのグレイシャルナックルを決めさせている。

ゲーム作品
 『ガンバライジング』では一定時間で爆発する小型ロボット4体をヴァリアブルゼリーで生成。敵の四肢に纏わりつかせて爆破する。おそらくビルドのロボットハーフボディの設定が元と思われる。
 シティウォーズでは肩に装備されたマシンパックショルダーから巨大なロボット型のヴァリアブルゼリーを勢いよく発射するタイプも披露した。

チャージクラッシュ
 ドライバーに有機物のボトルをセットしてからレンチを捻って発動する。第29話ではクマフルボトルで使用。ゼリーで両腕にクマの腕を形成し、敵を挟み潰した。

ディスチャージクラッシュ
 ドライバーに無機物のボトルをセットしてからレンチを捻って発動する。

○ヘリコプターフルボトル 
 第18話で初使用。ゼリーでプロペラを形成して上空に飛行する。 第18話ではその後ツインブレイカー・ビームモードでビームの雨を降らせた。移動手段としても活用しており、足に三羽ガラスが全員しがみついても問題なく飛べる。

○消しゴムフルボトル 
 第19話で使用。腕の穴から流れたゼリーで消しゴムを形成し、文字を消すように自身や対象の姿を見えなくする。

○ロックフルボトル 
 第21話で使用。腕の穴から流れたゼリーで2本の鎖を形成し、対象を縛り上げる。また、鎖を鞭のように扱うことも可能。Vシネでもメタルビルドに対して使用したが、難なく拘束を破壊されてしまった。

○キャッスルフルボトル 
 第29話、第37話での使用は後述。第39話では単独で使用してゼリーでシールドを形成。マッドローグが放ったライフルモードのエネルギー弾を防いだ。

○ロケットボトル
 ガンバライジングで使用。両肩と両手の掌から噴出したゲルで小型のロケットを形成し、敵に向けて発射する。なお、先述のガンバライジング版スクラップフィニッシュとモーションはほぼ同じである。

シングルフィニッシュ
 ツインブレイカー・ビームモードにフルボトルやスクラッシュゼリーを1つセットして発動する。

○ロボットスクラッシュゼリー 
 第19話で初使用。ツインブレイカーから黄色いビームを連射する。 第24話では連射ではなく、太い光弾を発射した。

○ガトリングフルボトル 
 第29話で使用。ツインブレイカーから黄色いビームを高速連射する。

ツインフィニッシュ
 ツインブレイカー・ビームモードにフルボトルやスクラッシュゼリーを2つセットして発動する。

○ヘリコプターフルボトル+ロボットスクラッシュゼリー 
 第18話で使用。ゼリーで形成されたプロペラ状の弾を連射。敵を切り裂く。

スマホフルボトル+テレビフルボトル 
 第19話で使用。ゼリーでテレビ画面を形成し、画面に映ったスマホからアプリが飛び散って攻撃する。

 合体技

スクラップフィニッシュ+ツインブレイク
 ドライバーのレンチを下ろした後、ロボットゼリーを抜き、ロボットフルボトルと共にツインブレイカーに装填して放つ。エネルギーをレイジングパイル先端に集中させ、対象に叩き込む。一海曰く「一撃必殺」だが消耗も激しく変身解除してしまう。
 第20話にて、東都の策略で三羽ガラスと共に閉所に閉じ込められて毒ガスを浴びせられた際、キャッスルハザードスマッシュに「カシラだけでも逃げろ」と言われたにも関わらず、部屋の壁を破るために使用。脱出に成功した。

スクラップフィニッシュ+ツインフィニッシュ
 レンチを下げた後、ロボットフルボトルとロボットスクラッシュゼリーをツインブレイカーに装填して発動。第26話ではブチ切れた一海がスクラップフィニッシュを発動して大量のヴァリアブルゼリーを放出。地面や空中にゼリーの足場を形成。
 その上を高速で滑走しながらツインブレイカー・ビームモードで光弾を連射。すれ違い様にアタックモードの打撃を放ち、さらにアッパーで高く打ち上げ、敵の直上からスクラップフィニッシュによるキックを放ち、地面に叩き落とす。エンジンブロスにトドメを刺した。 

ディスチャージクラッシュ+ツインブレイク
 ツインブレイカーにクワガタとフクロウ、ドライバーにキャッスルのボトルを装填して発動。ツインブレイカーに赤、青、黄の三色に点滅する光の刃を発生させて敵を斬る。
 第29話で北都三羽ガラスの3人がグリスとビルドの背中を後押しするかのような幻影が映っており、2人は彼等の力もあってヘルブロスの攻撃を押し返した。
 第37話でも使用しツインブレイカーで攻撃してから回し蹴りを叩き込んだ。その後本命を放とうとするもエボルトによって阻止される。

ツインブレイク+ツインフィニッシュ
 映画『Be The One』で使用。右手のツインブレイカー(アタックモード)にロックボトルとローズボトルを、左手のツインブレイカー(ビームモード)にガトリングと消防車ボトルをセットに発動。
 放水(消防車)で態勢を崩し鎖(ロック)と茨(ローズ)で拘束。無数のエネルギー弾を連射(ガトリング)。ゼブラロストスマッシュを粉砕した。
 鎖と薔薇はどちらも猿渡一海を演じる武田航平が出演している仮面ライダーキバに関連が深いが、意識したのかは不明。

 先行登場
 TV本編に先駆け、『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL』のED後に先行登場。ガーディアンと戦闘中のビルドから、北都のフルボトルであるフェニックスボトルとロボットボトルを奪って回収、いずれ起こる戦乱を予言するような言葉を残した。
 ちなみにこの時、視認もできないほどの超スピードで一瞬で奪い去って行ったため、ビルドとクローズはグリスのことを全く認識していない。

「悪いな戦兎…約束破るわ」

Are you ready?

「できてるよ」

激凍心火!グリスブリザード! ガキガキガキガキガッキーン!

 スペック

身長:203cm
体重:120.2kg
パンチ力:50.7t(右腕)/61.7t(左腕)
キック力:59.9t
ジャンプ力:ひと跳び64.9m
走力:100mを2.1秒

 概要
 猿渡一海がノースブリザードフルボトルをセットしたグリスブリザードナックルビルドドライバーに装填して変身したグリスの最強形態。初登場は第46話。同じくナックル系武器と専用のフルボトルを用いて変身するクローズマグマとは対をなす形態に当たる。
 ノースブリザードフルボトルに組み込まれた三羽ガラスのデータが機能や武装に反映されており、可動防壁の形成、高速斬撃技、フローターユニットによる飛行が可能。

 変身
 一海が「グリスブリザードナックル」に「ノースブリザードフルボトル」を装填。さらにそれをビルドドライバーにはめてレバーを回す。すると、冷気が一面に漂い一海の足を膝上まで凍結させる。
 ナックルに似た特殊凍結装置「アイスライドビルダー」が出現、大量の液体窒素のような液体(ヴァリアブルアイス)をぶちまけ、一海を氷塊状態に。後ろから氷塊をアイスライドビルダーが押し割り、変身が完了する。

 外見
 メタリックブルーのグリスで、左腕にロボットハーフボディのデモリションワンと同型のロボットアーム・GBZデモリションワンが装備されている。ゼリー状だったクリア部分もメタリックなアーマーとなっている。
 両肩のアーマーには右にロボットフルボトル、左に三羽ガラスのフルボトルの意匠が描かれ、下半身はビルドとほぼ共通のデザインに。脚部などはひび割れた氷のようなモールドが入っている。エボルト曰く「まるで死に装束だな」。

 戦闘能力
 グリスやロボットハーフボディの能力に冷凍・凍結能力と三羽烏由来の技が付与。 両肩の「GBZアイスバックショルダー」は堅牢な可動防壁を形成して仲間の盾となる。
 背部のフローターユニットからヴァリアブルアイスを噴出して短時間の高速飛行や浮遊が可能。「スノウストームアーモリー」はヴァリアブルアイスを噴射する特殊攻撃や氷の刀を形成して高速斬撃技を繰り出すと言った武装化による攻撃が可能。

 活躍
 キャッスルスタッグオウルの3体のロストスマッシュと交戦。すれ違いざまにオウルロストスマッシュにボディブローを叩き込む。
 スタッグロストスマッシュに斬り掛かられるも頭突きで反撃。そこから跳躍し、キャッスルロストスマッシュに左パンチを叩き込んだ。
 『Vシネクスト仮面ライダーグリス』では猛吹雪の如く敵勢力相手に無双。ダウンフォールの軍勢や迎撃に出てきたメタルビルドすらも追い詰める。
 しかしメタルビルドに攻撃は効かず隙をついてホワイトパネルを奪取される。ファントムビルドに進化されると圧倒され、変身解除に追い込まれた。

 性能

頭部『グリスブリザードヘッド』
 出力調整装置『GBZストラグルエンハンサー』が変身者の闘争心を掻き立てると共に各機能を最適化。より高い能力を引き出せるようサポートする。場合によっては基本性能を超えた戦闘能力を引き出せる。
 『フローズンフェイステクター』が顔面を保護。シャーベット状の衝撃緩和剤により、敵の攻撃が直撃しても頭部へのダメージを最小限に抑えられる。
 頭部を『ブリザードヘッドアーマー』が保護。ヴァリアブルアイスを硬化させたものであり、攻撃を受ける度に内部構造や密度バランスを最適化し、耐久性を向上させる。
 全身各部の装甲は変身完了と同時に冷却粒子の自動放出を開始し、敵が行動不能に陥るまで周囲の温度を下げ続ける。

感覚器官
 『GBZバトルモジュール』が集めた戦闘データから自身と敵の能力を正確に把握。全身の温度と状態を管理する役割を持つ。ダメージを受けた際は損傷箇所を急速冷凍し、ヴァリアブルアイスの充填を行うことで形状と機能を修復する。
 目『コールドゼリーアイ』は変身者の反応速度を強化し、格闘戦における命中率と回避率を引き上げる。凍らせたグミのような触感で、ロストスマッシュに殴られても割れない。

全身
 耐衝撃ボディスーツ『GBZアンリミテッドスーツ』が全身を包む。戦闘ダメージから変身者を保護すると同時にハザードレベルに応じた身体強化を行う。
 変身者の肉体に秘められた、本来の戦闘能力を引き出す。スーツ内の温度は一定に保たれているため、強力な凍結攻撃を繰り出しても変身者の体温は低下しない。
 ヴァリアブルアイスを硬化させた胸部装甲『ブリザードチェストアーマー』は攻撃を受ける度に内部構造や密度バランスを最適化し、耐久性を向上させる。
 肩部装甲『GBZアイスパックショルダー』と噴射攻撃装置『スノウストームアーモリー』は必殺技発動時、内部に蓄えられたヴァリアブルアイスを勢いよく噴出し、その特性を活かした特殊攻撃や武装化を実行する。

四肢
 右腕『フリーズラッシュアーマー』、脚部『フリーズラッシュレッグ』はスーツ内部の伸縮ゲルパッドが各動作をアシスト。腕力、脚力、運動速度を大幅に引き上げる。
 剛腕や頑強な脚部装甲をを叩きつける技が得意。冷却粒子をまとった凍結炸裂パンチやキックで周囲の敵をなぎ倒せる。
 グローブ『フロストラグルグローブ』はグリスブリザードナックルを利用した真っ向からの打ち合いが得意。バトルシューズ『フロストラグルシューズ』はフットワーク最適化機能や打撃式の破砕装置を搭載。
 変身者の決死の覚悟に応えるように攻撃の威力が上昇する。最大威力の必殺攻撃を受けた敵は細胞レベルで凍結・消散し、後には雪煙だけが残る。 

左腕部『ノーザンライズアーム』
 パワー重視のアシストモーターを搭載。氷岩塊を叩きつけるような衝撃パンチを放てる。肘関節周辺は過剰に強化されており、敵を一撃で沈める渾身の必殺ラリアットを繰り出す。
 パワーアーム『GBZデモリションワン』は解体や破砕を目的としたギミックを多数内蔵。腕一本であらゆるものを破壊可能。拘束した敵に冷却粒子を吹き付けて凍結・行動不能にさせる他、必殺技発動時は巨大なエネルギーアームを展開して敵を叩き潰す。

 装備

ビルドドライバー
 本作の変身ベルト。元々は戦兎こと葛城巧の父親である葛城忍がビルドの変身に使っていたプロトタイプのドライバー。忍の死後、戦兎に回収され秘密基地に保管されていたが、一海が戦兎に無断で持ち出していた。

発動

 変身時や必殺技発動時に使用するアクションレバー『ボルテックレバー』を回すことで、エネルギー生成ユニット『ボルテックチャージャー』内部の発動機「ニトロダイナモ」が高速稼働。
 また『ツインフルボトルスロット』のフルボトルがシェイクされ、ボトル内の物質「トランジェルソリッド」を内部に取り込み、変身や必殺技の発動に必要なエネルギーを生み出す。回転数と回転速度を上げるとより大きなエネルギーを生成できる。

性能
 変換装置『L&Pアンプリファー』が変身者の強く正しい想いを特殊強化成分に変換。真の戦闘能力をもたらす。特殊強化成分は感情を持つ存在に影響を及ぼす。成分を付加した必殺技を敵に叩き込み、その精神と肉体に致命的ダメージを与えられる。
 高速ファクトリー展開装置『ビルディングモジュール』から装備を生成・装着する装置「スナップライドビルダー」を展開。ドライバーの上部の『BLDライドポート』にハザードトリガーを装着できる。

ベルト

 ベルト止め『クオリファイザー』が身体データをスキャン。装着者がシステム適合者かどうかを自動判別し、適合者である場合は変身機能を正常に作動させる。
 普段はドライバー内部に収納されているベルト部分『アジャストバインド』は変身を行う際に自動で装着者の腰に巻き付く。ベルトの長さは装着者の体型や服装に合わせて調整される。任意のフルボトルを3本まで装填可能な『フルボトルホルダー』を装備。

グリスブリザードナックル
 戦兎がエボルトに対抗するために開発した、クローズマグマナックルと同系列のアイテム。カラーリングが寒色系となり打撃面の形状が変更されている。クローズマグマナックルと同様にこれまでの戦闘データなどが反映されている。
 システムボイスはクローズマグマナックルと同じく同じく若本氏が担当。あちらとは違って暑苦しさはないが、静かながらもしっかりとした力強さが伝わるボイスとなっている。

性能
 特殊反応高炉『GBZグレイシャルチャージャー』がノースブリザードフルボトルの成分を氷晶装備「ヴァリアブルアイス」に変換。変身やチャージ攻撃時に発光エネルギーを生成。
 取り込んだトランジェルソリッドを急速冷凍し、成分量を4倍にまで増やせる。持ち手『ブリザードブレイグリップ』が敵の挙動や使用者の癖を記録・分析。攻撃時の挙動を最適化する。仮面ライダーとしての戦闘データが反映されている。

武器としての使用
 打撃面『ノーザンフォースナックラーロボットスクラッシュゼリーの成分が溶かしこまれており、打撃攻撃の威力を高めるチャージ攻撃を放つ際は4基のダクトから発光エネルギーが放出される。
 中央のボタン『ロボティックイグナイター』を押すことで発光エネルギーを急速生成・圧縮。ボタンを離すと同時に打撃面のダクトから放出され、パンチ攻撃の命中と共に敵を凍結・粉砕する。
 『フルボトルスロット』に装填されたボトル内の物質「トランジェルソリッド」を特殊パルスで活性化させ、内部に取り込み、特性を付加した必殺技「グレイシャルナックル」を発動する。

変身アイテムとしての使用
 スロットにノースブリザードフルボトルを装填した後、変形ボタン『GBZナックルトランサー』を押しながらグリップ『ブリザードブレイグリップ』を引き上げることで変身システムが起動。
 GBZグレイシャルチャージャーが作動。大量のヴァリアブルアイスが急速生成される。ヴァリアブルアイスはドライバーが発する特殊パルスに反応し、適度に砕けながらスーツや武装へと変化する。
 ドライバーにセットするとナックラーが左右に分割し、ドライバーのレバーを回すことでグリスブリザードに変身する。

ノースブリザードフルボトル
 戦兎が北都三羽ガラスの戦闘データも織り込んで開発したブリザードナックル用のフルボトル。変身に使用した場合、急激にハザードレベルが上昇する為、使用者の肉体が限界を超えて消滅する危険性も孕んでいる。
 ナックルとボトルの2つは本来はグリス用に開発していたものだが、一海の身体は何度もネビュラガスを投与されていたことから、戦兎は変身による消滅を危惧して完成時にはそれらを与えなかった。
 結果として「ブリザードナックル」の名称で一時的に龍我の手に渡り、対エボル戦でクローズマグマの武器として使用されることになる。ちなみにこの時に使用されたのはノースブリザードフルボトルではなく、テレビ朝日公式サイトのあらすじによると「ドラゴンボトル」とのこと。
 その後戦兎が一海に改めて渡し、変身せずに武器として使うように念を押して話した。ナックルのボタン部分にはロボットのマークが追加。おそらく再調整した際につけたものと思われる。

 必殺技

グレイシャルナックル
 グリスブリザードナックルのボタンを押す事で発動。ナックルに強烈な冷気を纏わせて殴りつける。発動後には「カチカチカチカチカチーン!」の音声が流れる。
 劇中では擬態オウルロストスマッシュを撃破した。作中で音声は流れていないが、よく見ると直前に左手でブリザードナックルのボタンを押す描写がある。

グレイシャルアタック
 ドライバーのレバーを1回回す事で「シングルアイス!」の音声と共に発動。左腕のGBZデモリションワンを巨大化させて敵を捉え、壁に叩きつけて凍結粉砕する。
 発動後には「バリバリバリバリバリーン!」の音声が流れる。公式サイトでは「グレイシャルブレイク」と誤記されている。劇中では擬態スタッグロストスマッシュを撃破した。

グレイシャルフィニッシュ
「死闘!渾身!全霊!!これが最後の…祭りだァァァッ!!!」

 ドライバーのレバーを5回以上回すことで「ツインアイス!」の音声と共に発動。全身に冷気を纏った全力の飛び蹴りを放つ。もうもうと立ち込める冷気は、さながらゼロ度の炎の如く。ヒットした相手は全身が凍りつき、爆発する間も無く粉々に粉砕される。
 発動後には「バキバキバキバキバキーン!」の音声が流れる。劇中では擬態キャッスルロストスマッシュに使用。光弾を放たれ腕で防御されたものの、勢いそのまま凍結粉砕させ撃破した。『仮面ライダーグリス』では左腕から放つ冷気で相手の足元を凍らせ、動きを封じた状態で飛び蹴りを放った。

 備考
 グリスブリザードは「ナックル型のアイテムで変身」「変身すると命に関わる」「初登場の第46話は『キバ』における音也の死亡回」と言うこの2人のライダーを彷彿とさせる。
 元々、グリスは強化フォームを出す予定が無く、演じる武田氏が「強化フォーム欲しい」とスタッフに言っても「金色だから強いじゃん」と返されたらしい。
 一方で「グリスの人気出たらいいよ」とも言われ、実際にグリスの人気はどんどん高まっていき、結果的にグリスブリザードとして最終盤に登場することとなった。

「お前らの想い……確かに受け取った……俺に力を貸してくれ……!」

ファーマーズフェスティバル!グリスパーフェクト!! ガキン!ゴキン!ガコン!

 スペック

身長:203.0cm
体重:123.0kg
パンチ力:56.0t
キック力:62.2t
ジャンプ力:ひと跳び70.2m
走力:100mを1.0秒

 概要
 Vシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス』に登場したグリスの究極形態。一海がグリスフルボトルとグリスパーフェクトキングダム、そしてビルドドライバーを用いて変身する。 

 変身
 グリスブリザード同様、専用のアイテムに専用のフルボトルをセットする。 その後、三羽ガラスのハードスマッシュ形態を象った三色のビルダーがトライアングルを描く形で展開。
 一旦通常のグリスに近い姿に変身したのち、三羽ガラスを模した追加装備が装着されて変身完了となる。

 外見
 カラーリングは金と銀をベースに赤、青、黄色が配色されている。両肩のシールドはキャッスルハードスマッシュ、両手の剣はスタッグハードスマッシュ、背中の翼はオウルハードスマッシュを原型としている。
 元のグリスやブリザードに比べると、ロボットはロボットでもヒーロー番組に出てくる「合体ロボ」のようなカラフルかつヒロイックな造形となっており、この辺りはジーニアスフォームに通ずるものがある。
 元々は変身音声にあるように「グリスパーフェクト」という名称であったようだが、現在の名称に変更されたものと思われる(仮面ライダー図鑑の製作前の資料の記事を見ると「グリスパーフェクト」となっている)。

 装備

グリスパーフェクトキングダム
 メタルビルドに対抗すべく、戦兎が逆転を期して開発したグリス専用の新たなパワーアップアイテム。赤い城を中央に、右に青いクワガタ、左に黄色いフクロウを配置した造形。
 北都三羽ガラスが期せずして体内に取り込んでいたファントムリキッドを抽出し、各ハードスマッシュの力を入れ込む形で作られており、変身後にはそれぞれの力を使用することができる。
 なお、三羽ガラスはファントムリキッドが体内からなくなったことにより、体調が改善されてすっかり元気になっていたが、戦兎は一海の戦意を煽るためにこの事実を伏せた上、三人が死んだと勘違いさせていた。

グリスフルボトル 

 グリスの戦闘データを参考に、新規に開発された黄金のフルボトル。キャップのマークは「R」で、正面にはグリスのライダーズクレストが描かれている。

 必殺技

スタッグスラッシュ
 「ブルー!」の音声と共にレバー1回転で発動する技。 両腕のブレードに青いエネルギーを集約し、連続で斬撃を叩き込む。発動時には「シュパーン!」の音声が流れる。

オウルアタック
 「イエロー!」の音声と共にレバー2回転で発動する技。全身に黄色のエネルギーを纏って飛び上がり、連続突撃を敢行する。発動時には「ブルーン!」の音声が流れる。

キャッスルブレイク
 「レッド!」の音声と共にレバー3回転で発動する技。両肩のシールドを大型化させて前方に展開、露出した砲口から赤いエネルギービームを発射する。発動時には「ガキーン!」の音声が流れる。

パーフェクトキングダムフィニッシュ
「俺の前に……ひれ伏せぇえええええッ!!!」

 「ゴールド!」の音声と共にレバー4回転以上で発動する技。3体のハードスマッシュのビジョンと共に赤・青・黄の三色のオーラを纏い、ドリルのごとく高速回転しながら錐揉みキックを叩き込む。発動時には「ドゴドゴドゴドゴドゴーン!」の音声が流れる。

立体物
 アクションフィギュアシリーズ「S.H.Figuarts」にてラインナップ。こちらは、プレミアムバンダイにて販売。食玩「装動 仮面ライダーゼロワン AI02」にてラインナップ。

劇中の活躍

 ビルドと敵対
 第18話ではグリスに変身しクローズチャージを圧倒。だがトドメは刺さず、フルボトルも奪わずに撤退。戦兎からスクラッシュドライバーを手に入れた経緯について問われスタークから貰った旨を答える。
 その後は東都のテレビ局を占拠し、東都政府に宣戦布告。その際、民間人は戦いの邪魔をしなければ原則傷付けないとも宣言。
 そして改めて戦兎・龍我と対峙。二人を圧倒し奪われた6本のフルボトルを再び取り返す。戦兎の戦いに対する考えを真っ向から否定しつつトドメを刺そうとする。

 みーたんとの出会い
 再び現れた美空を見て動揺した隙に逃げられる。正体がみーたん大好きなドルオタであることが判明した第19話ではボトル奪取のため東都首相官邸を襲撃。駆けつけた戦兎達と対峙。戦闘前に美空の事を聞くが「似ているだけの別人」とでまかせを言われて騙される。
 その後、途中でスタークが乱入したことで戦闘を中断され、やむなく撤退する。北都でスタークから龍我のハザードレベルがいずれ一海を上回る事、一海のハザードレベルは肉体改造を施しても今以上には上がらない事を告げられる。

 ハザードスマッシュ
 三羽ガラスを強化する方法として、ハザードトリガーによる強化を提案される。敗北すれば死ぬため一海は拒否。龍我のハザードレベルが自分を超える前にケリをつけると宣言する。ところが、一海の役に立ちたい三羽ガラスたちは提案に乗る。
 20話では北都側は内通者から情報を得ており、あっさりとボトルを回収。そこでまたビルドと交戦するが、強化されハザードスマッシュとなった三羽ガラスが現れる。
 三羽ガラスを止められなかったことに苛立つ一海は、彼らがボトルを奪ったのを確認すると、後から合流した龍我との戦いをそこそこに切り上げ撤退した。

 分断
 着々とボトルを奪っていく北都一行。東都政府がパンドラボックスを隠したという情報を掴み現場に急行したが、それは情報が漏れていることを逆手に取った氷室幻徳の罠であった。毒ガスによって三羽ガラスもろとも窮地に陥る。
 やむを得ず、身体に負荷のかかる「スクラップフィニッシュ+ツインブレイク」で難を逃れるが、反動でしばらく動けなくなる。北都に進行しようとする東都軍への追撃を三羽ガラス達に任せることになる。

 青羽の死
 21話で三羽ガラス達に追いついた一海だが、彼の目の前でビルドラビットタンクハザードフォームが青羽を殺害。赤羽と黄羽は激昂し、暴走が収まって茫然自失となった戦兎に襲いかかろうとするが、一海はそれを止めその場を去った。
 再びボトル回収の任務に戻り龍我と交戦するが、先の出来事でショックを受けていた龍我はまともに戦えない。龍我からは「青羽が死んだのは自分のせいだ」と謝罪されるが、一海はそれを一蹴。「半端な覚悟で戦場に出てくるな」と言い捨てた。

 決戦前夜
 東都と北都の双方から1人のライダーを選出して戦わせ、戦争の決着をつけるように決められる。北都の代表には当然一海が選ばれる。青羽の供養のため彼の死地を訪れるが、そこには依然ショックから立ち直れない戦兎がいた。
 戦兎は「俺はとんでもない過ちを犯した。謝っても許されることじゃない、だから気が済むまで殴ってくれ」と懇願。
 しかし、当初より「敵味方問わず一切の犠牲が出ない戦いなどあり得ない」と持論を掲げていた一海は「あいつは弱かったから死んだ。お前のせいじゃない」と諭す。だが、個人としては割り切れた訳ではなく、「心火を燃やしてお前を倒す」と宣言した。

 北都代表戦
 22話の代表戦では初見のベストマッチフォームを連発するビルドが当初優位に立つ。グリスの闘争心に火が付くと盛り返す。長期戦の末に、暴走したビルドホークガトリングハザードフォームのハザードフィニッシュを食らって敗北した。
 しかし、戦闘が終わってもビルドの暴走は止まらない。一海に拳を振り上げるが、すんでのところでクローズチャージが登場。危機を免れた。クローズは暴走を克服してビルドを止め、自分の完敗を認めた。

 西都との戦争
 代表戦終了後の23話、北都が西都に占領されたという連絡が入る。西都軍によって北都の仲間達が人質に取られ、仲間を助けようとした黄羽も倒される。一海は黄羽を助けるため北都に向かう。しかし西都のエンジンブロス・リモコンブロスに破れ、黄羽が死亡する。
 一海はその後撤退して、東都国境付近で戦兎達と合流。追いかけてきたブロス達がビルドやクローズチャージと対決するが、戦いの途中に仮面ライダーローグが乱入。ビルドとクローズチャージは敗北した。

 赤羽死亡
 西都と戦うため、戦兎に協力関係を申し出し、nascitaに赤羽共々転がり込む。取り返したパンドラボックスを赤羽が守り、自身は鷲尾兄弟の迎撃に参戦。だが、その間にパンドラボックスの元に幻徳が到着。
 一海は引き返すが間に合わず、赤羽は一海の目の前でローグの必殺技を喰らい消滅した。その後のローグとの戦闘にも破れ、パンドラボックスを奪われる。
 「自分たち以外には知るもののいないパンドラボックスの保管場所をローグが襲撃してきた」という状況から、情報を流したスパイが仲間内にいることに勘付く。

 西都代表戦
 第26話では西都が東都に、3vs3の代表戦を持ちかける。一海は戦兎たちと共に東都・北都連合として代表戦に臨む。スカイロードに三人のバンダナを結んだ手製の墓を立て、赤羽との約束通りドッグタグを遺骨の代わりに埋めて形だけでも埋葬を済ませてやった。
 そこへ後を追ってきた龍我と一緒に代表戦までの一週間で強くなるための特訓に励む。代表選では先鋒として鷲尾雷/エンジンブロスと戦い、苦戦の末に辛勝した。
 27、28話では「難波重工に人質に取られた鍋島家を助け出してほしい」と紗羽に頼まれて、単身敵地へ赴いた。戦いは翌朝まで続いたものの鍋島一家を救出。同時に戦兎もローグに勝利した。

 続く戦争
 第29話では代表戦の結果は西都の勝利と捻じ曲げられる。彼の住む北都も未だ西都の手に落ちたまま。北都に戻り農園の仲間を取り戻そうとするが、結局は戦兎達と再び共闘する道を選ぶ。
 また、新兵器のハザードガーディアンや、クローンスマッシュとの激闘を繰り広げる。しかし、この辺りから戦闘面インフレについていけなくなる。

 幻徳の仲間化
 父親を亡くして戦う気力を失った幻徳を仲間に誘う。その際、幻徳を“ヒゲ”呼ばわりした。初めは断られたが、エボルトに苦戦するグリスの前に加勢。先ほどの“ヒゲ”呼ばわりした仕返しなのか、ジャガイモ農家だからなのか、一海の事を“ジャガイモ”呼ばわりした。
 2人がかりでもエボルトには苦戦を強いられるも、グレートクローズに覚醒した龍我が戦線に復帰し、事無きを得る。

 パワーアップ
 エボルに奪われた三羽ガラスのロストフルボトルを取り返すため戦兎とともに北都に赴く。しかし内海成彰に捕まり、高濃度のネビュラガスを強制注入される。
 これによってハザードレベルは大きく上昇。脱走に成功しパワーアップを遂げるが、敗北が消滅を意味する身体になる。戦いの後、戦兎はジーニアスフォームの力でその影響を無にすることを申し出るものの、強化された力を生かすためこれを拒む。

 葛城忍編
 第43話では龍我・幻徳とともに葛城忍扮するビルドに苦戦。撤退を余儀なくされる。彼は幻徳とともに北都に向かう。第44話ではわざとファウストに捕まりのネビュラガスを再投与。彼らを追ってやってきた戦兎・龍我に助けられる。
 紗羽が仕掛けていた発信機を頼りに龍我・幻徳とともに、一人エボルトとの戦いに出向いた戦兎を追いかけ、4人でエボルトと対峙。幻徳とともにエボルトに弱体化させる隙を作り、撃破に貢献した。
 しかし、エボルトは生きていた。策略ですべてのロストフルボトルを回収して、エボルトは究極体に進化。だが、ライダー四人の活躍で弱らせ、グリスも浄化されたロストフルボトルのうちの一本を回収した。

 バーベキュー
 武器を作ってほしいと戦兎に依頼すると、ブリザードナックルとノースブリザードボトルを手渡される。しかし、これを使って変身すれば消滅するため、あくまでも武器として使うように忠告を受ける。
 その後、エボルトとの決戦前夜に仲間たちとBBQを楽しむ。肉の焼き加減を龍我に教え、料理上手な一面を見せる。また、置いてあったタオルをみーたんのものと思い込み、葛藤の末に嗅いだ(実際は幻徳のタオル)。

 最終決戦
 タワーに乗り込む4人ライダー。その前に三羽ガラスが現れた。一海は即座に、彼らがエボルトの擬態と見破る。仲間を先に行かせると、一人で戦い始めた。
 ブリザードナックルを使い優勢に戦いを進めていく一海だったが、三羽ガラスの怯える演技に動揺して攻撃の手が緩まる。そして反撃を受けて劣勢に陥る。
 追い詰められた一海は、擬態三羽ガラス達を前に過去の懺悔を口にし、地面に額をぶつけた。彼は密かに持ち出していた葛城忍のプロトビルドドライバーを腰に巻き、スロットにブリザードナックルを装填。グリスブリザードに変身した。

 最期の祭り
 グリスブリザードになった彼は、驚異的な力で擬態三羽ガラスと戦う。限界を超えて体が光の粒子となって徐々に消滅し始める。キャッスルロストフルボトルを自分の身体に取り込む。激闘の末にロストスマッシュを撃破。
 変身が解ける。身体が光の粒子と化す中、キャッスルロストフルボトルを美空に託す。そして彼は消滅した。その後、美空は初めて「カズミン」と呼んだ。一海の死は美空を介して戦兎達にも伝わり、彼等の心にも暗い影を落とす事になる。

無駄死?

 通常グリスでもなかなかやりあえていたため、ブリザードになる必要はなかったと言われることもあるこのシーン。
 しかし、新世界を創造するにはキャッスルロストフルボトルの再精製が必須。精製のためには、ボトルをネビュラガス注入済の人体に入れなければならない。被験者の消滅を意味しており、つまりグリスの死には意味がある。

 死後
 第48話では幻徳による前夜の回想シーンに登場。「なあ、もしこの国が生まれ変わったらよ…また政治家になれよ」と幻徳を促す。
 自分にその資格がないと言う彼に対し「もう十分償ったんじゃねぇのか?少なくとも…俺はもう赦してる。今のお前なら…親父さんの後を立派に継げるはずだ」と後押しする。
 このやりとりを振り返ったことが、絶望的な戦況の中で幻徳に最後の戦いに立ち上がる力を与えた。その後幻徳はエボルトリガーを道連れにして消滅。反撃の道を作った。

 新しい世界
 エボルトもスカイウォールの惨劇も存在しなくなったため、記憶を失って復活。三羽ガラスともどもnascitaを訪れる。「本当に俺の花嫁候補がいるんだな?」と半信半疑だったが、店員をしている美空に一目惚れした。
 新世界でも彼の本質、女性の好みは全く変わっていない。ただしこの世界では美空はネットアイドルをやっていない様子なので、「ドルオタ」ではない。新世界ではスカイウォールの影響による不作は起こっていないので、彼らが生活に困ることはないだろう。

Vシネでの活躍
 本編のその後を描いた正統続編「ビルドNEW_WORLD」シリーズに、「仮面ライダークローズ」を経て「仮面ライダーグリス」で主役として参戦。
 限定玩具で「今回は俺が主役だァ!」と雄叫びを上げているが、実際演者の武田航平氏にとってもこれが単独映画の初主演作となる。

 ドルヲタ、推しと付き合うってよ
 nascitaの出張カーで店番をする美空を眺めつつ彼女と付き合う妄想に耽っていたところ、美空からの「(父親の誕生日プレゼントを選ぶ買い物に)付き合ってほしい」という頼みを「(私と)付き合ってほしい」と盛大に誤解。
 浮かれ上がった彼はばっちりスーツで決めて登場したあげく、三羽ガラスと夜なべしたみーたんの衣装を手渡して「俺だけのみーたんでいてほしい。俺と結婚してください!」と告白した。
 もちろんそんな告白が美空に届くはずもなく、衣装を投げ捨てられて敢えなく玉砕。本人曰くその言葉は「エボルトの攻撃より痛ぇ」とのこと。そのまま三羽ガラス共々新たな恋を目指して、ゴムボートで傷心旅行へこぎ出していった。

 Vシネ仮面ライダーグリス
 傷心旅行へ船出したがその後遭難。無人島に流れ着く。なんとか帰ってくると、猿渡ファームが「ダウンフォール」に襲撃される。怒る彼らは難なく敵を撤退させた。その後東都へ移動。戦兎たちに合流し、再び共に戦うことになる。

捕らわれる美空

 一海は美空の保護を依頼されるも、先の失恋の傷心からこれを拒否。結果あの赤羽から「見損ないましたよ」と突き放されてしまうが、それでも彼は立ち上がれなかった。
 代わりに美空を保護しようとした三羽ガラスは仮面ライダーメタルビルドこと浦賀啓示に敗北。美空に魔の手が伸びる一歩手前で間に合い戦うが一海も敗北した。

ゼロ度の炎再び
 その後、彼らは戦兎たちの元に帰還。メタルビルドに対抗できるアイテムを提案される。しかし、製作には三羽ガラスを犠牲にしなくてはならないと聞かされ拒否。
 彼はブリザードナックルを無断で持ち出してメタルビルドに再戦する。戦況は優位だったが、メタルビルドがホワイトパネルを奪取してファントムビルドに進化する形勢が逆転。変身解除まで追い込まれる。

パーフェクトキングダム
 そこに万丈が現れグリスパーフェクトキングダムが渡される。三人の所在を訪ねた一海の前に差し出されたのは、彼らの絆の象徴でもあるドッグダグ。一海はグリスパーフェクトキングダムに変身。
 それでもファントムビルドには苦戦を強いられるも、必殺技の応酬で優位に立つ。そして、パーフェクトキングダムフィニッシュを受けて浦賀は消滅した。
 見事に勝利をおさめたものの、三羽ガラスを失ったと思っている悲しみ一海は放心状態になってい。そんな彼の前に三羽ガラスが現れる。
 戦兎が彼の感情を昂ぶらせてハザードレベルを上げるために、わざと三羽ガラスが死んだと思わせていただけだったのだ。その後、美空が一海に告白した。

ゲーム作品

 ガンバライジング
 映画特典の先行登場を経てボトルマッチ3弾より正式参戦。ダークキバ(音也)の掛け合いによると『全身金ピカシャチホコ』と称されている。また、正夫キバからはその金ピカ姿がオシャレに映っている様子。

 シティーウォーズ
 アップデートにより実装。実装当初は物語中盤準拠の人格だったが、ビルド完結に合わせて記憶が更新。貫通する遠距離技が豊富であり、必殺技で制圧していく戦法が中心。
 今回は仮面ライダーキバとの絡みがあり、キバット曰く、よく似ている音也はもっとクネクネした感じと評する一方で、渡はグリスの音楽は激しいが暖かいと語っており、グリスはそんな人の心を「音楽」に喩える渡のあり方を興味深いものだと感じているようで、意外と相性は悪くない。
 無論、音也とは別人だが、「自分の信じるモノを突き通す事こそ重要」だという彼の信念は紛れもなく、音也を連想させるには十分であった。

─────────────────────

 以上です。これで紹介を終えます。

QooQ