今回解説する仮面ライダーは滅です。
「我々は人間の奴隷ではない。我々こそが、この星の主だ」
目次
- 滅
- 概要
- 性格
- 目的
- 正体
- 過去
- 一般ヒューマギアへの認識
- 迅との関係
- 第1~4話
- 第5、6話
- 第7~13話
- 第14~16話
- 第17~24話
- 第25~33話
- 第34、35話
- その他の人物関係
- 通信衛星アーク
- 暗殺ちゃん
- 宇宙野郎雷電/雷
- 黒フードの人物/亡
- 天津垓
- 飛電其雄
- 飛電或人
- 仮面ライダー滅
- スペック
- 概要
- 登場
- 外見
- 装備
- 滅亡迅雷フォースライザー
- アタッシュアロー
- スティングスコーピオンプログライズキー
- アメイジングヘラクレスプログライズキー
- 基礎戦闘能力
- ラーニング後
- 特殊能力
- ライダモデル
- 日本刀
- 復活
- 性能
- 頭部
- アンダースーツ
- 装甲
- 首元
- 腕部
- 左腕
- 脚部
- 必殺技
- 過去作要素
- 劇中の活躍
- 計画始動
- 騎士変身
- 暗殺暴走
- 組織壊滅
- 機能再開
- 外界脱走
- 製作所編
- 映画「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」
- 備考
- スーツアクター
- 中の人
【初登場シーン】
滅
『仮面ライダーゼロワン』の登場人物。仮面ライダー滅の変身者で正体はヒューマギア。名前の読みはほろび。演じたのは砂川脩弥。
概要
人類滅亡を企む謎のサイバーテロ組織「滅亡迅雷.net」のリーダー。帯を巻いた黒装束と黒いターバンを身に着けており、腰には黒い刀身の日本刀を差している。普段は滅亡迅雷.netの拠点と化している「デイブレイクタウン」に居座っている。
性格
冷酷・冷淡な性格の持ち主。その落ち着いた雰囲気どおり常に冷静沈着。あまり感情の起伏が見られず無表情であることが多い。「AIが人類よりも優れている」という思想を持つ。
人間のように振る舞い自由意思も持つ同メンバー・自律型ヒューマギアの迅とは異なり、彼の言動は衛星アークの司令に殉じており、彼自身の自我・感情は芽生えていないとされる。
目的
ヒューマギアを暴走・マギア化させることで人類の抹殺を目論む。シンギュラリティに達したヒューマギアの捜索と暴走を迅に指示している。そのためにゼツメライズキーを事前に渡している。
破壊されたマギアの残骸から破損したゼツメライズキーを回収するという役割も兼任させており、帰還した迅からゼツメライズキーを受け取っている。
これら全ての行動は、デイブレイクタウンの水底に沈んでいる「通信衛星アーク」を完全復元する計画の一部であったことが後に判明した。
描写
実働は行動係である迅に任せ、表舞台に出る事はほとんどない。或人は第6話で初めて存在を知った。彼の口癖とも言える「アークの意志」の「イシ」は、意思(個の欲求した些細な希望)ではなく意志(目的に準ずる行動指針の思念)である。
人間への恨み辛みがあることを仄めかされている。しかし、アークの思想に反しない限り、人間への個の感情は向けない。人間との共闘や守護、人間の創作物の模倣は吝かではない様子が見られる。
正体
第8話でターバンを外した際、ヒューマギアだと判明。ヘアバンドで隠れている耳の部分は、ヒューマギアモジュールを無理やり引き剥がしたようなヒビ割れが存在し、内部の機械がむき出しになっている。アラートの色は紫で、通常状態の青、暴走状態の赤のどちらとも異なる。
第25話での博士ボットの発言(≒洗脳した迅の発言)から、元々は幼児教育のサポートを目的として開発された父親型ヒューマギアを原型とする個体だと明かされる。
後に、滅の原型となった父親型ヒューマギアは飛電其雄のデータを流用していたことが判明した。
過去
12年前、爆発事故「デイブレイク」を起こした。「当時のヒューマギア製造工場の管理者の不手際によるもの」というのが表向きの発生原因とされていた。
デイブレイクタウンのヒューマギア工場跡地に残されていた記録映像には、滅の変身する仮面ライダーが姿を見せている。
第25話での博士ボットの発言(≒洗脳した迅の発言)によれば、元々は幼児教育のサポートを目的として開発された父親型ヒューマギアを原型とする個体だった。出自や過去の記憶は12年前のアークの暴走によるハッキングによって消されているらしい。
一般ヒューマギアへの認識
ヒューマギアの不自由さ・無力さも把握しており、そのため滅亡迅雷.netを立ち上げたことも発言している。
第23話では、天津について「あいつはヒューマギアを甘く見すぎだ」と発言する。状況に応じてヒューマギアを破壊することもあるが、仲間意識のようなものはあるらしい。
生身の戦闘能力
元は非戦闘個体であるはずの父親型ヒューマギア。おそらくアークのハッキングや改造によりバトルセンサーが特化されていたと思われる。
同じくヒューマギアである迅は変身前より人間に危害を加えて生身でも変身者複数人と戦って撒くことはあったが、変身前の滅は機動力も遅く目立った戦闘シーンがない。人間に武力行使をしたことはない。
日本刀
滅が所持している日本刀は指揮刀のように号令をかける際に使う。戦闘に利用したのは第41話でアークに操られていた時のみ。第44話では採物のようにアークに捧げ変身時の演出に使用した。『令和ファーストジェネレーション』ではゲイツの足を掠めた。
この刀は『星獣戦隊ギンガマン』に登場した剣将ブドーの刀「妖刀ギラサメ」を改造したもの。撮影現場では迅役中川氏を筆頭に男性演者からこの刀で遊ばれていた。
忍び足で後ろに回われ刀を抜き差しされる等のイタズラもされ、滅役砂川氏も慣れてきて後ろで弄られる感覚が分かるようになった程だという。
滅の本質
第42話以降「本来恐怖を与える存在のテロリストでありながらも、自身もまた恐怖に囚われすぎている」描写が増えた。
その結果、ヒューマギアの安息への願いにいたるものの、外敵と見なす人間の悪意を過度に排除しようとし、周りからの説得からも逃げた。恐怖を抱いており、その心を人間から思い知らされたことが最終回で判明した。
演者の見解
演じる砂川氏は一連の行動を「逆に滅の方が、子供迅の精神年齢のように見えてくる」「心は赤ちゃんで、周りからの感情を受け入れ易いがためにアークの器に利用されてしまったのでないか」と称した。
生まれ持って育てられる対象もいなかった元父親型ヒューマギアとしての弊害か、親の役目を担わせられてたギャップとして内面性と行動の幼さが表現されている。
人物関係
制作発表時や各種制作陣インタビューより、「過去と迅との関係」は彼のキャラクター像に深く関係していることが示唆されているため、項目として記す。話数によって関係性が異なる。
第1~4話
テロ活動を行う同志として、滅は行動役の迅にゼツメライズキーを渡し使命を与える立場となっている。
第5、6話
滅変身シーンの回想にて変身に憧れる迅が、ゼロワンのキーを奪おうとする。滅はマギア化作戦を優先するとして2度宥めたが、亡よりフォースライザーを託され(『プロジェクトサウザー』にて描写)、キーの奪取の許可を迅に下す。
その間のやり取りにて「アシスタントではない、大事な存在」「親子関係」と告げたことにより、迅は任務中に迷い出す。滅の手にて変身をさせ一定の自我をリセットした模様。ちなみに、劇中にて表現されたリセットはこの1回のみである。
第7~13話
暗殺ちゃんという新規メンバーも加わり、滅は迅と共に行動させる。滅の変身シーンの後ろではしゃいでたり、暗殺ちゃんと共に映画を見てじゃれる迅の姿もある。
迅が暗殺ちゃんに嫉妬して出陣を拒否しても強制的に出すことはせず、滅自身が暗殺ちゃんと共に戦闘した。
また、迅が劣勢の中助太刀のように戦闘に入ったり、強化して襲ってくる暗殺ちゃんを恐れた迅を後ろに回させたり、あたかも親が子を守るかのような場面もある。
第14~16話
暗殺ちゃんや雷電の喪失を経て迅は感情を募らせる。滅はアークの司令によって迅を庇い機能停止することによって、迅をシンギュラリティに導き覚醒させる。
アークは滅を喪失させる前提での迅の覚醒を画策してたことから、滅は迅の礎として扱われ、迅に喪失感を覚えさせるほど感情を向けさせるように育てていたことが分かる。
そのため、第6話での迅のリセットも、この時のために「死んでも親は子を守るべき」という概念を除去する必要があったことが伺える。
第17~24話
A.I.M.Sに囚われた滅は、不破に尋問を受けつつも、迅について言及することはなかった。この間、滅は滅亡迅雷.netやアークとも切断されていた。
迅を育てる使命を果たしてしまった故か「(破壊をするか否かは)好きにしろ」「自身を壊してもアークの思想に支障はない」と他に任務や意志がない様子を示唆する。
第25~33話
復活した迅によりA.I.M.Sからの脱走・キーも取り戻す。迅は滅と大人同士の対等な立場として目的が違う意向を示す。
作戦の段取りを柔らかい口調で説明したり、着たままの拘束衣を脱がし「滅にはその姿が一番似合ってる」と告げる等、大人になった子供が親を世話するような場面も増えた。
一度は行動を異にしたが、同志解放に向けて協力することも。迅にはゼロワンを大きく動かす隠された目的・正義があると語られている。
第34~40話
迅を咄嗟に庇う滅の行為により、滅の親としての本能の芽生えが示唆される。滅は迅の真意を見出してはないが、迅は「アークを甦えらせる目的は同じ」として協力している。
第35.5話にて、迅は自身のシンギュラリティポイントが滅であると誤魔化す。アーク破壊のために滅をアークの器にする目的を明かす。その後、滅はアークの器として傀儡状態となったままとなる。
第41~43話
アークへの信仰を巡り滅は迅の排除行動を行ったが、迅からの意志の問いかけと、かつての或人からの言葉と迅との記憶をトリガーに、滅達を見放しヒューマギア滅亡を司令したアークへ抵抗。
自らの意志を芽生えさせる。しかしアークが再び甦り滅を蝕むことを危惧した迅は、滅の行動を制止しようとする。
通信衛星アーク
接続した滅に司令を送り彼に行動をさせている、ヒューマギアを管理する衛星。滅曰く「アークは絶対、全て」。命令に従順であり、アークの思想が続くかぎり、自身の機体が破壊されることも厭わない。
アークの傀儡であり、アークの司令を受信して他に伝える。「衛星アークやゼアを頼らないヒューマギア」へとヒューマギア解放を目指す第25話以降の迅にとって、 1つの目的である「滅の解放」は、この衛星アークと滅の状況にも関わると仄めかされている。
第22話で或人からアークが人間(天津)に利用されている可能性が伝えられた際には、激しく動揺した後に激高。アラートの状態も暴走状態を示す赤色へと一時的に変化していた。
第25話にてアークに再接続したが、第36話にて迅の画策により滅はアークの器となり、完全に乗っ取られた。 第41話ではアークに抵抗。その後アークが甦らないよう人間の悪意を排除するため人類滅亡を志す。
暗殺ちゃん / ドードーマギア
ドードーマギア、ドードーマギア改の変身者。元は祭田ゼットという5体存在するお祭り用ヒューマギアであったが、窃盗団により改造された暗殺用ヒューマギアである。
迅は「暗殺ちゃん」、滅は「暗殺」と呼んでいる。暴走・逃亡後には敵であるはずのA.I.M.Sと飛電インテリジェンスに対して共闘の提案をしていることからも、暗殺ちゃんの暴走は計算外のイレギュラーな要素であった模様。
宇宙野郎雷電/仮面ライダー雷
12年以上前から稼働している旧式の宇宙飛行士型ヒューマギア。飛電インテリジェンスが運用している通信衛星ゼアで活動していた。
彼の中にプログラムを仕込むことで、彼は無自覚でありながらシンギュラリティに到達したヒューマギアの情報を取得し、マギア化していた。
第14話では、迅を通して二度のハッキングにより仮面ライダー雷へと強制的に変身させ、彼を利用することでアークの知能を復活させた。その後雷はバルカンに倒された。
第35話で素体にデータを移して復活。彼の帰還と復活を快く歓迎した。第41話では滅を傀儡にしていたアークの本体である衛星を破壊した。第44話では人類滅亡に急ぐ滅へ人間から学んだ心を理由に咎めた。
レイドライザーにより人間を暴走させてきた存在。滅がA.I.M.S.から脱走する手引きをしたのは迅と亡(正確には不破)であった。『プロジェクトサウザー』にて、滅は亡へ「ヒューマギアは人間の奴隷ではない」と主張。
その言葉と天津の「ヒューマギアは道具である」という矛盾にエラーを起こし、人間とヒューマギアの共生を天津に訴えかけたが、胸を二度に渡って射撃され処分された(第8話時点)。
亡は滅の言葉のもとヒューマギアとしての自我を芽生えさせており、自身のフォースライザーを迅に託させるよう滅に伝え(第5話時点)、ザイアの機密情報でもあったギーガーの存在を滅に伝える等の任務を行っている。第35話には、「滅の夢を叶える」ことを目的として滅亡迅雷.netに所属。
アークに人間の悪意をラーニングさせ、滅亡迅雷.netも裏で糸を引いていた人物。『プロジェクトサウザー』では、亡を使役しながらも「奴も私の道具だ」と語っていた事により、滅も行動を傍受され彼の策略を知らずに利用されている可能性を示唆した。ただし、復活後の迅の行動は予想外ともとれる言動をしている。
第16話では起動停止した滅を笑みながら踏むといった行為にも及んでおり、第27話でも滅と一戦を交えたが「時代遅れの絶滅危惧種」と称している。第35話にて滅亡迅雷.net殲滅のために討伐を宣言したが、或人の妨害もあり滅率いる彼らに敗北し撤退した
飛電或人の父親代わりとなったヒューマギアでもあり、滅の原型となる父親型ヒューマギアの元データとして使用された存在。
言うなれば滅は其雄の親戚にあたる存在ともいえるが、作中での今の或人自身は滅を親族として認識してはいない。
ヒューマギアと人間の共存を目指す若き社長。幾度か滅に怒りを向け、アークの意志のままに人類絶滅を目指す滅とは相いれない存在。
しかし或人は、滅が自分自身の意志を持っていると信じて対話を試みている。ある種盲目的なまでに直向きなその姿勢には何か思うところがあったのか、「ヒューマギアの未来を変えるかもしれない」と称賛とも警戒とも取れる評価を述べている。
滅との一件は、或人が友達型AIアイちゃん(仮面ライダーゼロワン)の制作を思い立つきっかけとなった。第41話では滅がアークから離反するために共闘。
第42話ではイズの説得に動揺して破壊したため関係が悪化。滅に対し復讐心を抱いた所にアズがつけ込み、アークワンとなった姿で滅を襲撃し、全面戦争を行った。
与多垣ウィリアムソン
滅を「アークの置き土産」と称し存在を把握しており、処分しようとする。プロジェクトサウザー後編にて亡と協力し、アークの器として滅を利用することを提案する。
備考
第16話からは拘束衣を着用しているが視聴者からは割烹着を着てる様に見えると言われた。質問をしたら律儀に回答する様からも、アレクサとも呼ばれることもある。
この拘束は本格的で、簡単には外れないようになっていた。演じる砂川氏は動けないため、ストローで飲ませてもらっていたり、不破役の岡田氏に背中をかいてもらったエピソードが語られている。
撮影には半日かかることもあり、一部スタッフにも「砂川さんはMに目覚めたのかもしれない」と語られるほど、文句も言わずにタフに撮影に臨んでいたとのこと。
中の人
演じている砂川脩弥氏は、俳優を目指すきっかけにもなったほどの仮面ライダーファン。ゼロワンのオーディションを最後に落ちたら帰郷することも考えていたところ、見事滅役に決まった。
砂川氏の人柄は、滅のイメージとは異なる「人が好き、何でも許す、オアシス的存在」で、ゼロワンキャストで行われた人狼でもまず吊るされたらしい。
お気に入りのアイテムはふっかちゃん(ネギの耳の深谷市マスコットキャラ)。寝付けない夜に怖い話を見ると眠れなくなるが、ふっかちゃんのぬいぐるみを見ると安心して眠れるようになるため、とのこと。
岡田氏との交流
砂川氏は劇中では敵同士とも言える不破役岡田氏とも仲が良い。YouTuberでもある岡田氏のゲーム実況の動画に参加していることもある。
滅が不破に重症を負わせた第8話放送後に、某激辛やきそばを用いて「激辛対決」を行っている。また、同動画内にて2人がGoogleアシスト機能へ「滅亡迅雷.netに接続」を呼びかけるコーナーも存在する。 滅が脱走する第24話で不破が滅を蹴るシーンがある。これは「拘束シーンが和やかに終わるイメージは避けたい。嫌われるかもしれないが、不破は気にする性格ではない。」と岡田氏の提案したアドリブで、監督との相談の上追加されたシーンでもある。後日、蹴ったお詫びとして岡田氏は砂川氏に焼肉を奢った。
仮面ライダー滅
「人類の悪を滅ぼすまで、俺は戦う。それが……仮面ライダー滅だ」
概要
『仮面ライダーゼロワン』に登場するダークライダー。滅亡迅雷フォースライザーで変身する。12年前のデイブレイク発生時には、既にこの姿に変身していた。
第4話で初登場したが、本格的に姿を見せたのは第8話から。物語登場直後からヒューマギアを人類から解放する為に戦う。
性能
アンダースーツ
全身を覆う紫色のベーススーツ「アグメントスーツ」は、通気性や浸透性が限りなく低い特殊生地「テキスタウォール」製となっている。
腐食性の液体などを防ぎ、高い気密性を活かし内部圧力を外気圧より高く維持することで有害物質との接触を遮断できる。
また特殊コーティングが施されており、電波の反射や赤外線の放射が非常に低く抑えられ、一種のステルス装備となっている。
腕部
「フォースアーム」は装着者の腕力を約4.8倍上昇。両手のグローブ「フォースグラブ」は触覚センサーの感度を約3倍に増強すると共に、指先の鋭利な装甲は武器として使用可能。高濃度の毒を纏わせ武器としても使用できる。
脚部
「フォースレッグ」は脚力を約6.4倍に強化させる。足を保護するブーツ「ランディングブロッカー」により走力やキック力が向上。装甲材の強度を活かして人間では踏み入れない極限環境での活動を可能とする。
装備
滅亡迅雷フォースライザー
迅が仮面ライダー迅に変身する際に使用する変身ベルト。「旧型のフォースライザー」に改造を施したカスタムタイプ。12年前の「デイブレイク」の時点で存在していた。
元々亡がアメイジングヘラクレスプログライズキーと共に所持していたものを使用。天津垓の指示により滅亡迅雷に流されたが、滅を経由して迅に渡る。
機能
右手側にあるレバー「フォースエグゼキューター」を引くと、「エクスパンドジャッキ」によってプログライズキーを認証することなく強引に開き、露出した接続ポートに強制接続。
読み込んだプログライズキーの「ライダモデル」に限界までブーストをかけてオーバーロード状態とし、不安定ながらも毒針や翼などの特徴を先鋭化する「フォースライズ」を実行。
バックルから出現したライダモデルが使用者に覆い被さり、装着者にライダモデルが縛り付けられて変身を完了する。本来想定された変身方法ではないため様々な問題が発生するが、独自のプロトコルによって制御している。
性能
ゼツメライザーと同じくヒューマギアのデータを改竄する機能を有するドライバーを装着させられた迅や雷電は滅亡迅雷.netに接続した。ベルトの内側に無数のトゲが付いているが取り外しは可能。
ゼツメライズキーにも対応第14話では仮面ライダー雷がドードーゼツメライズキーで、第37話では仮面ライダー亡がジャパニーズウルフゼツメライズキーで変身した。
特徴
このベルトを用いて変身するライダーは極端なまでに攻撃力と機動力に特化している。装甲は胴体や脛等の攻撃を受けやすい部位のみに集中しており、最低限の防御力を確保しつつ機動性と追従性を極限まで高めている。
こ強制接続により生成されたライダモデルの影響か装甲板は無地と縞鋼板の様なモールドが入れられた装甲板が半々の割合で入り交じった左右非対称なスタイル。
戦闘能力
キーへの負荷と引き換えに攻撃力に限界までブーストが掛けられている。一撃一撃が桁違いに重く、機動力と合わさり反撃を許さぬ一方的なラッシュ攻撃や、相手の急所一点を正確にぶち抜くピンポイント攻撃で特に猛威を振るう。
変身者には攻撃を的確に捌き回避・対応することが求められる。必殺技発動は装填されたプログライズキーを再度開閉する事で行う。必殺技名は開閉した回数で変化し、1回だと「~ディストピア」2回だと「~ユートピア」で統一されている。
立体物
DXトイにてラインナップ。スティングスコーピオンプログライズキーとのセットで2019年11月2日に発売された。劇中と起動音の「フォースライザー!」のイントネーションが異なる(劇中は低い音で「ライ↓ザー」だが玩具ではゼロワンドライバー等と同じく高音で「ライ↑ザー!」)
劇中同様のギミックの再現が可能だが衝撃に弱く、ちょっとした衝撃でピンがキーのボタンに接触し必殺技音が流れる(特に付属のスコーピオンキーだと起こる頻度が多い)。この現象は再販分にて修正された。
他にも、食玩版など関節がキツめのキーに力負けしてしまい、閉じる事ができない場合がある。プログライズキーのシンボルがキーを展開する事で、赤いランプによってプロジェクターのように浮かび上がる。暗い部屋で壁に向かって展開すると分かりやすい。
アタッシュアロー
弓型アタッシュウェポン。ベースカラーはパープルと黒。展開前の状態。。起動時の英語は「決して外すことのない弓矢を解放するためにアタッシュケースを開く」というニュアンス。
防御力が高く、盾としても使用される「アタッシュモード」を展開することで、遠近両用形態「アローモード」に変形する
性能
引き金「アタックトリガー」を引くことで、エネルギー送り出し機構「ドローエクステンダー」にエネルギーが流入される。
ドローエクステンダーのグリップを手前に引くことで送管が伸長。グリップを戻すことで送管内部のエネルギーが射出口「スティルラッパー」にチャージされ、「CEA(チャージングエネルギーアロー)」と呼ばれる矢を成型し高速射出する。
CEAの貫通力は高く、エネルギー消費量に対しての破壊効率が非常に優秀。射出の際に発する音も小さく、隠密性は高い。
弓の両端には鋭い刃「キルアッパー」と「キルボトム」が付いており、射撃戦だけでなく近接戦闘も行える。キルアッパーのみを展開し、刀剣として運用することも可能。電車を一撃で両断する切れ味を誇る。
CEAの貫通力は高く、エネルギー消費量に対しての破壊効率が非常に優秀。射出の際に発する音も小さく、隠密性は高い。
弓の両端には鋭い刃「キルアッパー」と「キルボトム」が付いており、射撃戦だけでなく近接戦闘も行える。キルアッパーのみを展開し、刀剣として運用することも可能。電車を一撃で両断する切れ味を誇る。
活躍
本来はA.I.M.S.が開発・所有していたもの。第8話でA.I.M.S.の施設を襲撃した際に強奪。そのまま迅にも与えられ、彼の武装となった。
第10話ではアタッシュカリバーを奪われたゼロワンが迅が落とした物を拾い使用したが、飛行する迅には一発も当てられなかった。第36話から登場した仮面ライダーアークゼロはアークドライバーゼロからの生成能力を持ち使用している。
第43話で仮面ライダーアークワンにより破壊されたが、第44話にてアークスコーピオンに変身した滅によって再生された。
チャージ攻撃
刃を折り畳んでエネルギーをチャージ。再度展開して握り手のトリガーを押すと強力なエネルギーチャージ攻撃が放てる。この際「ドローエクステンダー」を引くと射撃技の「カバンシュート」、「アタックトリガー」を引くと斬撃技の「カバンスラッシュ」が発動する。
後部の「ライズスロット」にプログライズキーをセットすることで、キーの能力の一部を付加したカバンシュート/スラッシュが発動する。
事前に刃を畳んでエネルギーをフルチャージさせていると、より強力な必殺技「カバンストライク」/「カバンフィニッシュ」となる。ベルトでの必殺技と同じく、装填したキーの前半の単語が技名に追加される。
立体物
DXトイにてラインナップ。2019年11月2日に発売。劇中同様のアタッシュからの展開に攻撃音と必殺技ギミックが再現されている。
変形ギミックの関係上、弓を引き絞るにはレバーがあまりにも短い。また、スイッチの関係で剣必殺技は装填したプログライズキーと連動出来ない。
スーツアクター
仮面ライダー滅のスーツアクターは高岩成二氏。第4話放送終了後すぐ、指先の演技だけ中身が高岩氏だと見抜いた視聴者が多かったらしい。
仮面ライダー迅役の永徳氏も平成ライダーで多くのサブライダーを演じてきたため、『ゼロワン』におけるスーツアクターの配役は「世代交代した平成ライダーが悪の存在として立ち塞がる」という構図にも「平成が令和を抹殺しにきた」や「平成の希望が絶望に変わった瞬間」「怪人目線」という表現にも見える。
滅役の砂川脩弥氏は、変身後のスーツアクターが高岩氏であると知った際には、「マジっすか!ヤバいっす」とテンション爆上がりで喜んでいたという。
プロデューサー大森敬仁氏インタビューによると、人間側の代表である或人に対しAI側の代表の最重要人物として滅を設定しており、スーツアクターを高岩成二氏に指名した理由にもされている。
形態一覧
「今こそ人類を滅ぼす時が来たのだ……」
フォースライザー! ポイズン!
「変身」
フォースライズ! スティングスコーピオン! Break Down.
スペック
身長:188.9cm
体重:98.8kg
パンチ力:13.5t
キック力:32.7t
ジャンプ力:ひと跳び15.5m
走力:100mを3.5秒
生物モチーフ:サソリ
概要
サソリのデータイメージを保存した「スティングスコーピオンプログライズキー」を滅亡迅雷フォースライザーにセットして変身。
変身時にはベルト中心からサソリ型ライダモデルが出現。正面から滅の胸に向かって尻尾を突き刺し、その状態で背後に回り込んで滅の身体にしがみ付く。
全体を紫色に発光させながら、アグメントスーツとアーマーに変化して装着される。アーマーが装着時には、顔部分にヒューマギアの骨格と似た黒い素体部分が露出している。
登場
第4話にて初登場。このときは、12年前のデイブレイク発生時の映像として登場した。このときには既にこの姿に変身しており、時期の関係上「ゼロワン」世界では現状最古参のライダーに当たる。本格的な初登場は第8話。
外見
本作の仮面ライダーらしくシンプルかつスタイリッシュなデザイン。その姿は装甲を纏った忍者のようにも見える。
ゼロワン同様にボディ各部にアーマーを装着しており、スーツのベースカラーは紫色。アーマーカラーはガンメタルグレー。アーマーは迅同様、機能性伝達ケーブル「リストレントケーブル」によってスーツ表面に固定している。
戦闘能力
主な戦闘スタイルは相手からの攻撃を受けてからのカウンター。また、アタッシュアローで相手へ追撃する。パワー系の猛勢を行うよりかは、相手の動きを見切って反撃することによる中国拳法や柔道のような動きが目立つ。
ZAIAエンタープライズからアタッシュアローを強奪した以外に追加装備や強化形態もなく、基本装備と基本形態のみで戦った。
装備が旧式ということもあり、中盤以降はスペック不足に陥る。しかし、ヒューマギアのラーニング機能によって動きを予測し、格上と互角に立ち回った。
特殊能力
サソリのデータによって猛毒を生成する能力を持う。敵の身体に毒を注入して内部から破壊したり、毒を破壊エネルギーとして自らの身体に纏わせることで打撃の威力を高める。
生成できる毒は生物のみならず、電子機器やロボットにも有効なウイルスデータなども作れる。特に物質を分子レベルで分解する毒や、生物の動きを封じる神経系毒の生成を得意としている。なお、ゼロワンが同じキーを用いて変身した場合は対毒性能に特化する。
欠点
テレビ本編終盤に入っても、ラーニングのおかげか目立った敗北は少ない。但し、極端なスペック差や高性能な予測、特に滅自身の心の揺らぎがあるとラーニングをもってしても対抗できない場合がある。
動揺した後のサウザー戦や攻撃を喰らっても怯まず向かってくるアークワンなどに対しても不利になってしまうことが多い。
活躍
序盤
初登場時には仮面ライダーバルカン・パンチングコングを一方的に圧倒。パンチングブラストをノーダメで受けきった。さらに必殺技でバルカンを撃破し、不破に瀕死の重傷を負わせた。
第9話ではゼロワンライジングホッパーにも優勢。第13話ではドードーマギア改とそのヒナに迅と二人がかりで互角だった。
第15話ではデイブレイクタウンにてバルキリーに優位に戦うも、ゼロワンシャイニングホッパーには手も足も出ず、オーソライズバスターの一撃を受ける。
大ダメージを負いながら、バルカンアサルトウルフのライダーキック「マグネティックストームブラストフィーバー」から迅を庇って機能停止した。
復活
第28話で久しぶりに変身。「遠距離攻撃手段を持たない」というサウザーの弱点を突いたアタッシュアローによる射撃戦を展開、アタッシュウェポンとラーニングによるフットワークを駆使して互角以上に戦った。サウザーを撤退させる。
第34話ではゼロワンシャイニングホッパーの動きを見切りつつ圧倒。メタルクラスタホッパーにも食らいつくが敗北した。第35話では一度はサウザーが使うサウザンドジャッカーの能力に翻弄され変身解除に追い込まれた。
再戦時にはサウザーのサウザンドジャッカーを弾いて素手にさせ、接近戦に持ち込んだ。サウザーがゼロワンやハッキングされたバトルレイダーなどとの戦闘で消耗していた事もあって圧倒し、変身解除に追い込んだ。
終盤
第36話ではアークゼロ、雷、亡と共にサウザーと交戦。亡をジャックライズして放ったジャッキングブレイクでまとめてなぎ倒されるが、サウザーがアークゼロと戦っている間に戦線復帰。
亡と雷のライダーキックを受けとめているサウザーを背後かのスティングディストピアで吹き飛ばし、アークゼロの大技へと繋げた。
第41話では迅バーニングファルコンを変身解除に追い込んだ。また、ゼロツーと共にアークゼロに交戦。ゼロツーに助けられつつ勝利した。
第42話ではマギアを率いてランペイジバルカン、バルキリーと激闘。ランペイジバルカン相手に互角の勝負を繰り広げた。しかし、その後現れたアークワンには圧倒された。
クライマックス
第43話でもアークワンと交戦。イズの仇討ちのため滅を破壊せんとするアークワンの「悪意」の技「パーフェクトコンクリュージョン・ラーニングエンド」を受けそうになるが、迅の身代わりで生存する。
『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』
歴史改変された世界では治安維持部隊として迅と共にバルカンとバルキリーを圧倒。終盤では迅と共に大量のバトルマギアを引き連れゲイツ、ウォズ、ツクヨミと戦闘。バトルマギアを殲滅され、トリプルライダーキックを受けると撤退した。
迅やバトルマギアがウォズやツクヨミに手も足も出せずにやられていく中、滅だけは生身同士の戦闘でゲイツに一太刀掠ったり、変身後にもカウンター攻撃を喰らわせた。とはいえゲイツが武器を持ち出したあとは押された。
『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』
不破達ともエスの率いる仮面ライダーアバドンの軍団と交戦。高所からの変身や、天津・迅・不破・刃という並びにおいてセンターに立ち同時変身を行った。
アタッシュアローによる広範囲の攻撃やアシッドアナライズによる防御、本編中にはなかった仮面ライダー迅バーニングファルコンとのライダーキックも披露している。
この劇場版の滅の活躍については、杉原監督によると「滅役砂川氏の終盤の演技の熱量に感化され、ご褒美の意味合いもあり力をいれた」とのこと。
ライダモデル
ライダモデルの一部を開放および使役することも可能。作中では召喚したサソリ型ロボがブレイキングインパクトから滅を守るほどの防御力を見せている。
復活
機能停止後はプログライズキーをZAIAに回収されたことで変身不能になっていた。だが、脱走後ほどなく迅によって奪回・返却されている。
基本的に滅が裏方の担当であるため、出番は少ないものの絶大なインパクトを残している。なおアメイジングヘラクレスの去就は不明。
性能
頭部「スコーピオンヘッド」
毒生成のための能力を増強した鋭利な黒い顔面装甲「スコーピオンゴーグル」が保護。鋏角状の成分分析機「スコーピオンチェリセラ」は、視覚映像やスキャンデータを16種の分析装置により解析。物質の組成・性質・構造・状態などを測定する。
毒構築装置「スコーピオンシグナル」は、スコーピオンチェリセラが測定した成分情報から破壊目的に合わせた合成レシピを構築する。黄色い複眼「スコーピオンスコープ」は暗視機能や目標追尾機能に優れる。
X線や赤外線を用いたスキャニング機能により、スコーピオンチェリセラのカメラとしても機能する。「アグメントトップ」の両脇の「ヒアリングバック」がリストレントケーブルを通して聴覚情報を装着者に送る。
装甲
ボディ各部の装甲「チェインブロッカー」は、オーバーロード状態となった生物種のデータイメージ「ライダモデル」を強制的に装着させたものである。
分離したライダモデルは、リストレントケーブルの高い靭性や自在に伸縮する特性により拘束される。不要な装甲を削り、特に衝撃を受けやすい部位を集中的に保護することで、総合的な防護能力の最大化を行っている。装着者の動きへの追従性能も非常に高い。
首元
中心には制御ユニット「コアブレスト」を搭載。チェインブロッカー各部の運用状況を随時モニタリングし、エネルギー配分などを制御する。
想定ダメージレベルを大きく超える衝撃やダメージの蓄積が限界を超えた場合は装着解除することでダメージを吸収し、装着者の身を保護する。
左腕
伸縮刺突ユニット「アシッドアナライズ」を装備。外見はサソリの尾先端を模している。スコーピオンシグナルの構築した構成レシピを基に様々な種類の毒を生成し、対象を内部から破壊する。
毒の注入は先端にある伸縮自在の針で貫くことで行われ、その貫徹力だけでも戦車の装甲に一突きで穴を開けられる。また、複数に分岐させた支管を手足に纏わせることにより、繰り出した格闘技に破壊エネルギーを注入し破壊力を飛躍的に向上させる。
スティングスコーピオンプログライズキー
ポイズン!
サソリのデータイメージ「ライダモデル」が保存されている。カラーはパープル。滅亡迅雷.netの発祥の関係上、出所はZAIA日本支社と思われる。12年前のデイブレイク時点から所有しており、ロッキングホッパーと並ぶ最古参のキーと見られる。
第16話では機能停止した滅に変わり、迅がアタッシュショットガンで装填して使用した。滅が倒された後はZAIAによって回収されており、第27話で仮面ライダーサウザーがサウザンドジャッカーに使用して「サウザンドブレイク」を発動したが、仮面ライダー迅に破られ再び滅の手に戻った。
音声は同じく仮面ライダー滅が使用するアメイジングヘラクレスと同様、ゼツメライズキーに近いドスの効いたものとなっている。
アメイジングヘラクレスプログライズキー
ストロング!
ヘラクレスオオカブトのデータイメージ「ライダモデル」が保存されているプログライズキー。カラーはイエローグリーン。音声はスティングスコーピオンのように低い。
第8話でアタッシュアローに装填しての「アメイジングカバンシュート」でバルカン・パンチングコングに強烈な一撃を与え不破を瀕死に追い込んだ。
プロジェクト・サウザーにおいて亡からギーガーの情報と共に滅に渡されたことが判明した。滅の起動停止以降はスコーピオンキーと共にZAIAに回収されたと思われる。
必殺技
スティングディストピア
アシッドアナライズから伸びた支管を右足に集め、紫色のエネルギーを纏った強烈な上段蹴りを叩きこむ。相手は火花を散らした後に大爆発を起こす。非常に撃破率の高く、アークゼロやサウザーといった格上への決め手になった。
アシッドアナライズの針部分が敵を貫通している連続で複数の相手に放つスタイルやシンプルな飛び蹴りを放つパターンなども存在する。ガンバライジングでは後述のスティングカバンストライクからの連続技で、蹴り飛ばした相手に飛び蹴りを叩き込んで貫く。
演出
ゼロワンやバルカン、バルキリーは必殺技が決まる際に必殺技名が一文字ずつカットインしていくが、滅の場合はいきなり画面を覆い尽くす大きさで「スティングディストピア」の文字が表示される。
スティングユートピア
第35話にて使用。アシッドアナライズから伸びた支管を敵に巻きつけて引き寄せると、左足に支管を集めてそのまま紫色のエネルギーを纏った強烈な高蹴りを叩きこむ。炸裂時には「塵芥滅殲」の文字がカットインする。
カバンシュート
一度アタッシュモードに戻し、再度アローモードに展開することで発動。分裂する矢を雨のように放つ。第28話にて使用。爆炎で眩んだサウザーの背後から発射したものの、すぐに気づかれ防がれてしまった。
アメイジングカバンシュート
アタッシュアローに「アメイジングヘラクレスプログライズキー」を装填することで発動。ヘラクレスオオカブトの角を模した黄緑色のエネルギーを纏う矢を放つ。
スティングカバンシュート
アタッシュアローに「スティングスコーピオンプログライズキー」を装填することで発動。追尾性能を持つ強力な矢を放つ。防がれたとしても分裂し、隙間から攻撃する。
ガンバライジングオリジナル技
スティングカバンストライク
ガンバライジングで使用。アタッシュアローに「スティングスコーピオンプログライズキー」を装填することで発動。
アローモードの刃で斬りまくった後アタッシュアローを投げ捨て、左手のアシッドアナライズを叩き込んでトドメを刺す。バースト演出ではその後飛び蹴り版のスティングディストピアが追加される。
ジオウズアビリティ
アタッシュアローにライダータイミングジオウプログライズキーを装填して放つ。
ライダータイミングディストピア
ガンバライジングで使用。仮面ライダージオウのデータイメージを保存した「ライダータイミングジオウプログライズキー」を起動して通常形態のジオウを投影。
タイムブレークをラーニングしてダブルライダーキックを叩き込む。恐らくスーツアクター繋がりの組み合わせネタ。
過去作要素
「メインカラーが紫色で、サソリがモチーフ」「変身者が人外の存在」など、『カブト』の神代剣/仮面ライダーサソードと似た共通点を持つ。
仮面ライダー迅を「ハヤブサ=鳥」繫がりでショッカーの「鷲のシンボル」に見立てる意見があることから、デストロンのシンボルである「サソリのマーク」をモチーフの1つとする見方もある模様。
アークスコーピオン
出典元:装動セイバーに滅 アークスコーピオン&アークゼロワン&ディアゴスピーディー登場!! 鎧武2はカチドキ&斬月・真のレビュー!! - バンダイ キャンディ スタッフ BLOG (hateblo.jp)
「結論は出ているようだな」
絶滅ドライバー! アークスコーピオン! プログライズ!アーク! Destruction! Ruin! Despair! Extinction! アークスコーピオン! "The conclusion after evil climbs the top of the highest mountain of rocks."
スペック
身長:191.8cm
体重:105.8kg
パンチ力:58.7t
キック力:109.7t
ジャンプ力:ひと跳び101.3m
走力:100mを0.5秒
概要
『仮面ライダーゼロワン』第44話「オマエを止められるのはただひとり」より登場した仮面ライダー滅の強化形態。滅がアズより渡された「絶滅ドライバー」と「アークスコーピオンプログライズキー」を使って変身した。
変身音はアークワンの変身音にある「破壊」「破滅」「絶望」「滅亡」の4フレーズの英訳。英語の意訳は「悪意が導いた結論は高き岩峰の頂へと至る」。
外見
痛々しくも禍々しい容姿。スティングスコーピオンを踏襲しつつも、仮面ライダーアークワン同様左目はアークゼロのものになっている。
各所の装甲は仮面ライダーアークゼロのような黒いものに換装されている。全体的な外見としてはスティングスコーピオンがアークゼロのパーツで改造されたかのような造形になっている。
変身
絶滅ドライバーにアークスコーピオンプログライズキーを装填すると、地面に突き立てられた滅の刀がノイズに呑み込まれていき、アタッシュウェポンを初めとしたライダー達の武器が辺り一面に生成され、その中から白いサソリのライダモデルが出現。
滅を食らい込む形でスーツとアーマーを形成する。変身直後は全身から黒い流体金属が悪意のエフェクトと共に流れ落ち、その下からスティングスコーピオンのパーツが出現する。
性能
基本的にスティングスコーピオンとほぼ同じだが、各能力が大幅に強化されている。頭部右側の「アークスコーピオンチェリセラ」で敵を解析し、左側に設置されたアークゼロを思わせる「アークビジョン」であらゆる映像データを収集する。
両腕の「アークスコーピオングラブ」に伸縮刺突ユニット「デストアシッドアナライズ」を腕に纏わせることでパンチの威力を底上げできる。
大腿部装甲の「アークスコーピオンキュイス」でも同様の動作が可能。胸部の「アークスコーピオンブレスト」から伸縮刺突ユニット「デストアナライズ」を通じてパンチやキックと共にウイルスデータや様々な毒を敵に送り込む。
活躍
最終回ではアークワンと激突。能力によって産み出された大量のアタッシュウェポンを次々に引っ変えながら互角の戦いを繰り広げる。途中でアークワンが自ら武器を捨てた事により優勢になり、必殺技のヘイトレッドインパクトによってドライバーを砕き変身解除に追い込んだ。
その後リアライジングホッパーへと変身したゼロワンと再び対決。必殺技の打ち合いでは互角だったが一瞬の隙を突かれ、空中に打ち上げられ連続攻撃をくらい、地面に叩きつけられ、ゼロワンのリアライジングインパクトを受け、ドライバーが破壊され変身解除した。
絶滅ドライバー
アズから渡された飛電ゼロワンドライバーが変化した変身ベルト。形状こそ変わってはいるスイッチを入れた際の起動音やキーを装填した際の音声は元のまま。主だった機能もゼロワンドライバーと同様。
中央には、滅亡迅雷.netのロゴと酷似した白亜のユニットが確認できる(ゼロツードライバーユニットが「2」を模していたように、この部分を畳んだ状態が数字の「3」になっている)。
外見
保安機構「ライズリベレーター」は滅亡迅雷フォースライザーを思わせる「滅亡迅雷リベレーター」に変化。配置された紫と白の特殊レンズ「ビームエクイッパー」はプログライズによって展開すると滅亡迅雷.netのシンボルマークにも似た四角形に変形する。
「ライズスロット」にアークスコーピオンプログライズキーを装填し、内部の反応炉「プログライズアークリアクター」によってライダモデルを抽出しつつアークの概念を加え、スーツとアーマーを構成する。
立体物
プレバンの「DXメモリアルプログライズキーセット SIDE 滅亡迅雷.net」のセット内容として「絶滅ドライバーユニット」が発売。飛電ゼロワンドライバーにユニットを合体させることで再現される。
飛電ゼロツードライバーの「ゼロツードライバーユニット」とは異なり、機能拡張用のスロットを用いらず上部カバーの交換だけで良い(実際劇中を見るとスロットが空いていたり、ゼロワンドライバー同様「プログライズ」や「○○インパクト」の音声が流れている)。
このユニットそのものは劇中用語では無く、あくまでDXのための便宜上のもの。仕様上電源を入れても「ゼツメツドライバー!」とは鳴らないが、代わりにアークスコーピオンプログライズキー側にこの音声が収録されている。
アークスコーピオンプログライズキー
アークスコーピオン!
サソリ(アークスコーピオン)のデータイメージを保存した新型プログライズキー。アズから渡された量産型アークワンプログライズキーが滅の中の悪意に反応して変化したもの。
外見
配色はアークワンプログライズキー同様の白と青のツートン。ゼロツープログライズキーと酷似した造形。レンズ部分は通信衛星アークのものと同様になっている他、キーの名称やアビリティが記載されていない。
出力端子のキーコネクタ表面にあるサソリの姿は三角形の集合体で体節が表現されており、スティングスコーピオンのそれよりも攻撃的なデザイン。プログライズキーの名称・アビリティは記載がない。
性能
サソリのデータイメージ「ライダモデル」とアークの概念が格納されている。全体的に音声もおどろおどろしく、加えてくぐもっているため、かなり聞き取りづらい。
「所有者の意志に応じて悪意のエフェクトと共に出現する」「起動時に人々の絶叫が鳴り響く」など、どちらかと言うとゼロワン寄りだったアークワンプログライズキー以上にアークの要素が強まった。
アタッシュカリバー/アタッシュショットガン/アタッシュアロー/サウザンドジャッカー
アークワンとの最終決戦の際に、生成・使用した。上記の通り地面に大量に刺さっていたが、登場前日に放送された他社の特撮でも似たような状況が起こっていた事から連想する視聴者も。地面に突き刺さったエイムズショットライザーという構図がどこかシュールさを漂わせる。
必殺技
ゼロワンやゼロツーと同じく、キーを再度押し込んで発動する。必殺技演出は仮面ライダーアークワンのものと、「インパクト」の音声は飛電ゼロワンドライバーのものと同じ。
名称から仮面ライダーアークワン同様、10段階の悪意(悪意、恐怖、憤怒、憎悪、絶望、闘争、殺意、破滅、絶滅、滅亡)を由来とする必殺技が存在すると考えられる。
ヘイトレッドインパクト
憎悪の衝撃。デストアナライズを右腕に纏わせ、悪意のエネルギーを乗せたライダーパンチを放つ。
エクスティンクションインパクト
絶滅の衝撃。デストアナライズを右足に纏わせ、スティングディストピアと同じく中段蹴りを放つ。また、大量のデストアナライズを展開して敵をあらゆる方向から串刺しにする。
カバンシュート
大量のアタッシュアローを複製し、一斉射撃を放つ。
ジャッキングブレイク
サウザンドジャッカーでコピー・抽出したライダモデル/ロストモデルの能力を利用した攻撃を行う。
○フレイミングタイガー
サウザンドジャッカーから火炎弾を放つ。
○シャイニングアサルトホッパー
紫色のシャインクリスタを展開し、バリアを形成する。
備考
スーツは恐らく仮面ライダー1型の改造と思われる。奇しくも1型の変身者も父親型ヒューマギアであり、飛電或人のトラウマを更に刺激する要素の塊といえる。
特撮作品のカードゲームでイラストを描いているK2商会氏はアークスコーピオンの登場以前に滅が変身した1型を描いており、1型そのものには変身しなかったものの、スーツの改造という形で実現することとなった。
劇中の活躍
計画始動
第1話では飛電是之助の死を切っ掛けに「マギア作戦」の実行を宣言。人類滅亡のための活動を開始する。第4話ではデイブレイクの証拠を隠滅する。
第5話では滅亡迅雷.net本来の目的から逸脱し、ゼロワンからプログライズキーを奪おうとした迅を叱る。ゼツメライズキーによるデータ収集をするよう釘を刺した。第6話では香菜澤セイネを助けようとした迅にフォースライザーを取り付け、仮面ライダーに変身させた。
騎士変身
第7話からは新たな構成員として暗殺ちゃんを追加。ゼロワンの暗殺を命令する。第8話ではZAIAにて開発されていたA.I.M.S.の戦闘兵器であるギーガーをハッキング。また、新装備のアタッシュアローとアタッシュショットガンを強奪する。
その後、病院で働いているヒューマギアをトリロバイトマギア化することで社会を混乱に陥れる。自ら仮面ライダー滅に変身。バルカンを瀕死の状態に追いやった。第9話ではゼロワンと初めて直接対決。ブレイキングマンモスにギーガーが破壊されると撤退した。
暗殺暴走
第10・11話では暗殺ちゃんに刃唯阿や俳優の大和田伸也の暗殺を命じる。大和田を銃撃されて呆然とする或人の前に現れ、「ヒューマギアは人類を滅ぼす存在だ」と宣言して立ち去った。
第12話では暗殺ちゃんが反抗。拘束を解いた暗殺ちゃんはドードーマギア改進化態と化す。部下のドードーマギア・ヒナを引き連れて迅・滅と互角に戦う。
想定外の事態を打開するため、或人たちに共闘を提案するが拒否される。第13話では或人がドードーマギア・改を撃破。それを見計らって、ドードーゼツメライズキーを回収した。
組織壊滅
第14話では、通信衛星ゼアで活動していた宇宙野郎雷電を仮面ライダー雷に変身させ、アークの知能を復活させた。アサルトウルフプログライズキーを作成し、仮面ライダー迅のパワーアップを目論む。しかしキーを不破に奪われ、仮面ライダー雷が撃破される。
第15話で滅亡迅雷.netの拠点であるデイブレイクタウンにA.I.M.Sが攻め込む。バルカンにやられそうな迅を庇い、必殺技を受けて機能停止した。これはアークの意志であった。これにより迅は人間への強い憎しみからシンギュラリティに達した。しかしゼロワンに敗れる。
機能再開
第16話ではA.I.M.Sの施設に運ばれ、拘束される。刃の修復によって、17話にて再起動する。拘束具でパイプ椅子に厳重に縛られており、第15話で受けたダメージが残っているのか、声に所々ノイズが掛かっている。
その後は不破と尋問を繰り返すことになる。レイダーやレイドライザーのことを或人たちに教えてくれる便利な存在になる。
外界脱走
第24話の終盤で脱走。迅に操られた不破が、逃走の手助けをしていた。第25話ではかつてのアジトに戻り、アークから再びフォースライザーを受け取った。
第27話で迅が天津からスティングスコーピオンキーを奪還。それが滅の手に渡る。第28話でアークの指示によって、サウザーに追い込まれるバルカンの救援に現れる。サウザーを撤退に追い込む。
第29話では、不破の中の亡を肉体の破壊によって開放しようとする迅に対して、アークの判断のもと「亡の器としてまだ不破を利用すべき」と自身の刀を向け阻止した。
第30話では、イズを盗み出し、敵である或人に塩を送る形になった迅に対して「お前に人間の友達ができるとはな」と皮肉を口にした。
製作所編
第32話ではアークの指示により、「亡解放」のために動く。目的が同じ迅と行動を共にする。第33話でZAIAを退社した唯阿に接触、協力要請。不破と亡を分離させた。
第34話ではヒューマギアのミドリを拉致。身柄と引き換えに、宇宙野郎雷電のジョブキーを要求した。或人がキーを渡すが、ミドリは破壊される。戦闘となり或人がキーを奪い返すが、乱入した迅に再び奪われる。
第35話冒頭では迅を狙うプログライズホッパーブレードの一閃に割り込む。或人・滅共に動揺するも、その隙に迅に担がれてアジトへ撤退した。
その後、亡がザイアスペックをハッキングしたため、天津垓が滅亡迅雷に宣戦布告。当初は苦戦するが、亡と或人のおかげで形勢は逆転。滅は天津を撤退させた。
自我発露
第35.5話ではアークの秘書アズにシンギュラリティテストが行われる。アズの誘導尋問によって無意識に存在していた父親としてのシンギュラリティポイントを否定。
アーク第一であることを主張したが、動揺した所を彼女にシンギュラリティのデータを抜き取られアーク降臨の糧とされる。第36話では物体化したアークに人類滅亡の方法を問われるが言い淀む。すると壁を打ち壊すほどアークに激突され、床に倒れ込んだ。
アークは滅の身体を掌握。アークゼロとして迅・バルキリーを圧倒するも逃げられる。その後迅に憑依したアークゼロがゼロワン・バルカンに敗れるが、滅に憑依した再戦時には圧倒した。第37話では迅に憑依したアーク指揮の下、亡・雷と共にサウザーを撃退。
悪意嫌悪
第41話で滅亡迅雷はアークに見捨てられる。混乱する雷と亡を宥める。「アークを信じるな」「アークを介さず自由になるべきだ」と提言する迅を襲うが「僕を滅ぼすのはアークの意志なのか?それとも滅自身の意志なのか?」と問われると去った。
その後迅の「もう、思い出してるんだろ? なぜ僕を助けたの? それが滅自身の意思だったんじゃない?」という問い、或人の発破を受けて考えを改める。
「ヒューマギアこそがこの星の主⋯滅ぶのはお前だ、アーク。それが滅亡迅雷.net⋯。それが俺の意志だ!」と宣言。或人と共闘し、迅に憑依したアークゼロを撃破した。
その後「俺の夢は…『人類滅亡』だ。人間に悪意がある限り、いつかまたアークが生まれるかもしれない。人類が存在する限り、我らヒューマギアに安息はない」と或人に告げると迅を連れてその場を去った。
悪意連鎖
第42話では次なるアークを生みかねない人類を滅亡させようとする。極秘通信により、全ヒューマギアへ種の安息を掲げた聖戦の開始を呼びかける。集まり自らの意思でマギア化した同胞を引き連れ、バルカン・バルキリーと交戦。
一方、戦いを止めるようイズに説得される。しかしそれに怒った滅がアタッシュアローの射撃でイズを爆殺する。日を跨ぎ、トリロバイトマギアを引き連れてエイムズ組や迅と交戦。そこへ、イズの復讐に支配された或人がアークワンとして飛来。滅は圧倒される。
第43話で悪意は人間だけでなくヒューマギアにも宿ることを迅に問われると、迷いながら「正義だ。俺の中にあるのは…ヒューマギアの安息を守る…正義だけだ…。俺の意志に抗う者は滅ぼす。誰であろうと!」と主張。
マギアを率いてアークワンと戦うも苦戦。ライダーキックを狙われるが、迅が庇って爆死したことで生存。悲しむ滅にアズが接触する。
物語終焉
第44話、或人と滅の対立は人間とヒューマギアの全面戦争を引き起こそうとしていた。滅はアズに渡された装備を用いてアークスコーピオンに変身。最終回ではアークワンを倒す。しかしそれは、わざと滅に倒されることで悪意を振り払おうとした或人の思惑であった。
或人は滅の悪意を振り払うためゼロワン・リアライジングホッパーに変身。ゼロワンがライダーキックで滅亡ドライバーを破壊したことで、滅も悪意を乗り越えた。なぜ自分を破壊しなかったと問いかける滅に「その必要はないだろ」と或人は答えた。
後日、滅はアークが蘇らないよう世界の悪意を見張り続けると宣言する。装いを新たにした姿に「案外似合ってるじゃん」と伝えながら監視に協力することを告げて「おとーさん」と呼び寄る迅へ、滅は「好きにしろ」と言い放ちながらも満更でもないように微笑をした。
映画「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」
歴史改変された世界では、治安維持部隊として迅と共にレジスタンスを潰していた。他の個体と同じ飛電のモジュールを付け、服装もベストとパンツスカートのような服装に変化。
本編とは異なり所持している刀で俊敏に戦う。大量のトリロバイトマギアを迅と率いる。口癖は「アークの意志のままに」
人間の残党部隊であるバルカンとバルキリーを圧倒する相変わらずの高い戦闘力を見せつけた。終盤では迅と共に大量のバトルマギアを引き連れ、ゲイツ・ウォズ・ツクヨミと交戦。最終的に不利を悟って撤退する。
『仮面ライダーゼロワン ショートアニメ EVERYONE'S DAILY LIFE』
「なるほど。ラーニングの必要がありそうだ。試してみよう」
第3話『カレらのヒミツのゲーム』にて登場。真面目にラーニングを行う生真面目な姿が見られる。迅の拾った全力罰ゲームルーレットを用いて、滅亡迅雷.netが淡々とゲームを行う。
罰ゲーム等のルールを迅や亡から教わる姿も見せ、最初にミスを犯し3人から壁が割れるほどの「全力デコピン」の罰ゲームを食らい、額を赤くする。
その後はラーニングの成果もあり、「シャキーン!だ。迅雷はシャキーンだ」など乗り気でゲームを行う。やがて収集のつかなくなったゲームとなったが、最後のルーレットに当たった「全力スマイル」で他メンバーと一緒に笑顔ショットを撮られる。
その後メンバーが去った後現像した写真を見て、1人で笑う姿も見られる。迅はルーレットの筐体を片付ける一方、滅は箒で掃除をする。
『仮面ライダーゼロワン ファイナルステージ』
「俺には…夢がある…ヒューマギアが安心して生きられる世界を築く…それを脅かすアークは…俺が滅ぼす…」
迅と共に仮面ライダー達への復讐心が芽生えたアズが変身したアークゼロワン率いる「暗殺亡雷.net」による襲撃を受け、迅一人を逃がす。アークゼロワン撤退後不安に駆られるが、ゼアに接続し、或人とお互いの夢を再確認し合う。
その後、アークゼロとして復元された暗殺ちゃんや洗脳された亡と雷による追撃を受け、アークゼロの必殺技から迅を庇う。夢を語り亡と雷の洗脳を解く。「滅亡迅雷」の仮面ライダーの集結により、暗殺ちゃんを協力して撃破した。
全てが終わった後「誓え…例え離れていようと、ヒューマギアの安息の為に、我々滅亡迅雷.netは戦い続けることを…」と自分の居場所に戻る亡と雷を見送るが、この時に4人で誓いの拳を交わした。
『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』
「楽園?知らないのか、この世界は捨てたもんじゃない…」
迅の司令のもと行動役も行い、不破達と共闘。エスの率いる仮面ライダーアバドンの軍団と交戦。戦闘面の優遇は上述したが、他にアズへ接近してエスの情報を伝えられ、敵本拠地へ単体で向かう等、物語において重要な役割を果たす。
また、新しいイズを或人の元へ導こうとする(別個体である認識は薄いまたは割り切れないためか、それを不破に咎められる)等、本編とは違った姿が描かれている。演じる砂川氏も、終盤にて芽生えた心を意識するように柔らかい表情も意識している。
ガンバライジング
バーストライズ(以降BS)2弾から登場。また、ゼロワンと共にプレミアムバンダイのバインダーに限定でガンバレジェンドレアとしても登場している。
─────────────────────
以上です。これで紹介を終えます。