【モテないのに結婚!?】仮面ライダードライブ / 泊進ノ介【名言と殉職! 動画あり】

2022年2月28日月曜日

1号ライダー 仮面ライダードライブ 仮面ライダー解説

t f B! P L
 今回解説する仮面ライダーはドライブです。

「もう考えるのは止めだ!!」
目次
  • 泊進ノ介
    • 概要
    • 性格
    • トップギア
    • 描写
    • 警察官特有の描写
    • 過去
      • 特状課への配属
    • 口調
    • 車好き
    • ひとやすみるく
    • アニメ
    • ネーミングセンス
    • 誕生日
    • ルックス
    • 怒り
    • 銃の構え方
    • 備考
    • 人間関係
      • ベルトさん(クリム・スタインベルト)
      • 詩島霧子
      • 詩島剛/仮面ライダーマッハ
      • チェイス/魔進チェイサー/仮面ライダープロトドライブ/仮面ライダーチェイサー
      • 本願寺純
      • 沢神りんな
      • 西城究(今井健太)
      • 追田現八郎
      • ハート 
      • 早瀬明
      • 泊英介
      • 仁良光秀
      • 真影壮一
      • 泊エイジ/仮面ライダーダークドライブ
      • 葛葉紘汰/仮面ライダー鎧武
      • 伊賀崎天晴/アカニンジャー
      • 天空寺タケル/仮面ライダーゴースト
      • 照井竜/仮面ライダーアクセル
  • 仮面ライダードライブ
    • 概要
    • 変身
    • 変身資格
    • 装備
      • ドライブドライバー
      • シフトブレス
      • シフトカー
      • シフトカーホルダー
      • ハンドル剣
      • ドア銃
      • トレーラー砲
    • トライドロン
      • スペック
      • 概要
      • 経緯
      • 機能
      • タイヤフエール
      • ドロントライドロン
      • 合体
      • 映画での活躍
      • 備考
    • キザな口調
    • 備考
  • 各形態
    • タイプスピード
      • スペック
      • 概要
      • 能力
      • 性能
      • 基本必殺技
      • 武器必殺技
    • タイプワイルド
      • スペック
      • 概要
      • 能力
      • 必殺技
    • タイプテクニック
      • スペック
      • 概要
      • 能力
      • 特徴
      • 必殺技
    • タイプデッドヒート
      • スペック
      • 経緯
      • 概要
      • 外見
      • 能力
      • 活躍
      • 欠点
      • 必殺技
    • タイプフォーミュラ
      • スペック
      • 経緯
      • 概要
      • 能力
      • 欠点
      • 必殺技
    • タイプトライドロン
      • スペック
      • 概要
      • 戦闘能力
      • 主導権交代
      • 性能
      • 必殺技
  • 劇中の活躍
    • 序盤
    • フリーズロイミュード
    • 最強フォーム
    • 父の死の真相
    • 最終決戦
    • 特別編
    • 後日談
    • ファイナルステージ
    • 『超MOVIE大戦ジェネシス』
    • 『ドライブサーガ 仮面ライダーマッハ/ハート』
    • 『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー』
  • 備考
  • ゲーム作品
    • ガンバライジング
    • バトライド・ウォー
共闘シーン】
泊進ノ介
 『仮面ライダードライブ』の主人公。名前の読みは「トマリ シンノスケ」。仮面ライダードライブに変身する。身長185㎝、血液型はO型、誕生日は1990年12月24日年齢は23歳→24歳。左利き。演じたのは竹内涼真

 概要

 警視庁特状課に属する刑事で階級は巡査。昼行燈の天才肌タイプ。だが根本は直情型でもある。一度ギアが入る気合を入れた際には切れ者の側面を見せる。
 優れた洞察力で、人物の言動や行動から、相手の真意や事件の真相を見抜く。刑事と言う職業相応に優れた身体能力、そしてかなりの熱い心を持つ。
 身長・体重・経歴などの細かいデータ(他には本願寺課長も調べられていた)が劇中でブレンによって判明している。ブレンによる評価は「不真面目で不誠実で不実直な男」

 性格
 三枚目の顔と二枚目の顔を併せ持つ。口癖は「もう考えるのはやめた」。通常の三枚目の時は現実逃避、エンジンが入った二枚目の時は自分を鼓舞するためとニュアンスが異なる。
 基本的には呑気でだらっとしている。スロースターターで心のエンジンに火がつくまでに時間がかかる。その為、真相に辿り着くのを剛に先を越されたこともある。
 一度やる気になると脳細胞がトップギアになる。その際はネクタイを締めるなどいった行動を取る。頭の切れが冴え、心が情熱で燃え盛り、普段の態度からは想像がつかないくらい別人になる。四面楚歌な状況でも果敢に立ち向かう強い意思を持つ。

 描写
 頭の中がもやもやしていると仕事をさぼって日向ぼっこしに行く癖があり、その度に霧子に確保され連れ戻される。
 女の子にモテそうにないと言われるとマジギレする。図星なのかもしれない。カッコつけなところがあるが、わざとクールを気取ると必ず失敗するらしい。剛が登場した後は頼れる兄貴分の側面も多く見られるように。そもそも面倒見の良い性格である様子。

 警察官特有の描写
 ドライブの能力の出所が敵と同じではないかと指摘したことがある。これは歴代の中でもレアケース。その後もしばしばドライブの力やベルトさんの秘密に探りを入れている。
 いざという時に自分の命を投げ出すことを躊躇わない。だがトラウマ持ちのベルトさんに何度も本気で怒られている。後に本当に死んでしまった。更に『仮面ライダー4号』では何度も死んでいる。未来でも死亡済み。

 過去
 偉大な警察官だった父親の遺志を継いで、同じ警察官の道を選び、若くして捜査一課に所属するエリート刑事として活躍。変身資格を得る以前、プロトドライブ活躍の裏側で西堀光也(ロイミュード005のコピー元)の逮捕も行っている。
 だが第1話の半年前の「グローバルフリーズ」に遭遇。その際に相棒刑事の早瀬明に誤射。重傷を負わせて再起不能にしてしまう。これがトラウマとなり、本編序盤はさぼり癖が酷かった。

特状課への配属
 島流しという名目で、ドライブが警察組織内で活動する為の隠れ蓑である特状課に配属された。本当の理由はドライブドライバーこと「ベルトさん」が進ノ介に戦士・仮面ライダードライブに変身できる可能性を見出したからであった。
 物語開始の2ヶ月前(2014年8月8日)からトライドロンの中にセットされたドライブドライバーから何度も戦士になるよう話しかけられ、第1話にてベルトとして勝手にとりつかれる。
 その後再び現れた「重加速」現象とその被害を目の当たりにして発奮、ドライブドライバーことベルトさん詩島霧子の後押し、目の前の市民を守りたい気持ちとベルトさんの説得により、進ノ介のエンジンに再び火がついた。

 口調
 初期は洒落っ気のある軽いジョークで敵を挑発することも多かった。チェイスからも「つまらん軽口ばかり叩く」と評されたことがある。
 「どこのカントリーボーイだ、お前?なってねぇな。レディのエスコートの仕方も知らねぇのか?」(2話)「あんた無口だねぇ!デートの時とか、間が持たなくて困んない?」(4話)
 「は?俺がピザ屋にでも見えんのか?」(5話)「おい!そんなに俺が好きなら、サインしてやるから帰れ!」(同じく5話)。ただ単にカッコつけていただけのようで、序盤以降は素である熱い面の方が目立つようになる。

 車好き
 大の自動車マニア。台詞に車関係の言葉を織り交ぜている。事件の真相が解明できた時には脳細胞がトップギアだぜ!を、戦闘時にはひとっ走り付き合えよをそれぞれ決め台詞として用いる。オフィスの机の上を自動車の置物で飾っている。
 特状課の面々からは「車と飴くらいしか好きなものが無い」と思われている。まだ正体が知られていなかった頃は、シフトカーについて「職場にミニカーを持ち込んで遊んでいる」と認識されていた。
 本編最終回にて初御披露目したプライベート用の愛車は日産GT-RのR35型。実は車の趣味がベルトさんと似ている(『サプライズ・フューチャー』で判明)らしい。元はベルトさんの所有物なのかもしれない。

 欠点
 感情任せに暴走しやすい一面も持つ。第0話では卑劣な犯罪者に怒りのままに殴りかかろうとして相棒に止められた。特に殉職した父親に関する事だとその傾向が顕著。
 第26話では父親の死との関係性を疑われていたロイミュード001の存在がハートから仄めかされた際、出動要請を他所に彼と交戦。001の事を聞き出そうとして右腕に重傷を負った上に007の横暴を許した。
 第27話では父親の事を引き合いに出したブレンの挑発に乗ってしまい彼の罠に嵌められて変身禁止命令及び謹慎処分を受けた。
 しかし根は非常に素直なので、自身の感情任せの行動をすぐに反省し今後に活かす。自身や父親を平然と侮辱する捜査一課課長の仁良の煽りを、毎回静かに怒りを抑えている。第34話にて英介の本当の仇が分かった後も冷静であった。

 その他好きなもの
 ひとやすみるくというミルク味の飴が好き。頭の中がもやもやしだすとこれを食べだす。もやもや度が激しいと食べた後の包み紙のごみが山のようになっている。
 また、ロイミュード072の気持ちを理解するために彼の大好きなアニメを見て、思わず荒ぶるほどドハマリした。元々かなり守備範囲の広いマニア気質と思われる

 ネーミングセンス
 かなり壊滅的。彼がハンドル剣やドア銃の武器名を着けた際には、ベルトさんが「見たまんますぎる…」「…あのー、そろそろそのネーミングセンスから離れないか?」と、かなり呆れていた。トレーラー砲を名づけた際には「どうせそんなネーミングだと思っていたよ!」とベルトさんも既に受け入れている様子だった。

 誕生日
 クリスマスイブだが、誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントを一緒くたにされるので嫌い。11話にて24回目の誕生日を迎えたが、特状課の計らいでクリスマスと誕生会と更に忘年会も一緒にされてしまったためヘコんでいた。

 ルックス
 作中で指摘されたことはないが、かなりの長身。中の人の公式プロフィールは185cm。ベースとなる場所が職場であるため私生活は謎。本編中の住居は警察の独身寮。
 私服姿を二回ほど披露したことがあり、片方は爽やかイケメン系、もう片方はいかにもスポーツカーに乗ってそうなワイルド系であった。

 怒り
 本気で怒ると頭が冷えていくタイプ。冷静なようで激しい怒りを秘めたアクションで戦う姿を見せる。
 亡き父親のことになると逆に我を失ってしまうが、真犯人に辿り着いたのち、乗り越えている。日常シーンやギャグシーンなどでは煽られてキャラ崩壊することも多い。だが仕事中はかなり煽り耐性が高い。

 銃の構え方
 拳銃やドア銃などの銃を使う時、両手で持って斜めに構える。これは「Center Axis Relock」、通称C.A.R.システムと呼ばれる射撃スタイルに似ている。
 もしかしたらCar(車)とかけているのかもしれない。今でこそ有名だが2014年当時としてはまだ日本どころか世界でも名前がほとんど知られていない技法だった。

 備考
 名前はサボり状態からエンジンがかかるとものごとに奮起することから「止まり(泊)」→「進む(進ノ介)」に由来する。年齢が設定されている平成二期の主人公の中では3番目に年上に当たる。
 歴代でも数少ない定職持ちの社会人主人公だが、その中でも公務員主人公というのは非常に珍しい。だが弊害として、身体的のみならず社会的なピンチに追いやられることが多い。ニンニンコラボと映画を含めると、身内のはずの警察から追われる身になること実に三回。

 人間関係

ベルトさん(クリム・スタインベルト
 進ノ介が特状課に配属されて以来の相棒。当初から信頼感を持っていたが、言動の謎や徹底した秘密主義者であることに苛立ちを見せることもあった。
 だがそのギクシャクした関係も、ベルトさんの一度目の機能停止、進ノ介自身がハートとの戦いで自分の命を投げ捨てかけるなど、ピンチを共にくぐり抜けていく中で改善。絆を紡いでいった。
 ロイミュード001の件では、これまで教え諭される側だった進ノ介の方からベルトさんを諭した。最終決戦後、誰にも言わず姿を消したベルトさんの行動に対し、周囲はただ困惑するばかりだったが、進ノ介は違った。

詩島霧子
 警察官としての進ノ介の相棒。上司の命令とはいえ、進ノ介の行動や癖を全て把握している。剛に茶化されて妙に意識したり、カップルを演じておとり捜査を行った際にガチでかわいくキめてきた彼女に戸惑う。
 度々バディとしての信頼関係以上の意識を見せた。第43話でチェイスに霧子のことをどう思っているか聞かれ、遂に自らが霧子に恋心を抱いていたことを自覚した後々人生のパートナーになった。結婚1年で子供を作っていることが小説で発覚する。

 霧子の弟にして、2号ライダー・マッハに変身する青年。当初は挑発的な言動かつ重加速の力を用いることから快く思っていなかったものの、ブレーキ役として共に戦うことになる。
 進ノ介を「進兄さん」と呼びからかっているが、お互いに全幅の信頼を置いている。後に本当に「進義兄さん」になった。

チェイス魔進チェイサー仮面ライダープロトドライブ/仮面ライダーチェイサー
 仮面ライダーとしての進ノ介を敵視し、何度も決闘しているライバル。序盤は彼のことを「死神」と呼んでいた。
 ただし、進ノ介自身は無関係の人間を襲わない彼のことを「嫌いになれない」と評している。後に偉大な戦士「仮面ライダー」の称号を取り戻し、仲間同士となる。

本願寺
 特状課の課長。何かと進ノ介に気を遣ったり、要所要所で適切なバックアップを行うなどかなり気の良い上司。
 実はベルトさんことクリムの最大の支援者。ドライブを警察内部で活動させやすくする為に特状課を組織した張本人である。進ノ介の父・英介とは同僚。そのため、彼の死に対して強い後悔の念を抱いていた。

沢神りんな
 特状課の研究部門担当。最初はあくまで進ノ介を気に入ってる程度だと思われたが、のちにドライブのメカニック担当と判明。だが、そのユルい性格に進ノ介も振り回されっぱなし。

西城究(今井健太)
 特状課のネットワーク部門担当。短パンにおかっぱメガネというやたらオタクっぽい風貌だが、ネットに関する技術は本物。進ノ介は彼を「究ちゃん」と呼んでいることから、仲はかなり良い模様。

追田現八郎
 特状課に配属される前の進ノ介の先輩。通称「現さん」。現在進ノ介が配属している特状課をもっぱら「オカルト同好会」と小馬鹿にしている。だが彼の頼みを「誰にものを言ってやがんだよ!」と言いながらもしっかり聞き入れて行動するあたり仲は良好。
 ロイミュードやどんよりを信じていなかったが、どんよりにかかった際、ドライブに助けられてその存在を信じるようになる。25話にてドライブの正体が進ノ介だと知る。

ハート / ハート・ロイミュード
 本作の敵怪人であるロイミュードのボス。グローバルフリーズの実行犯でもあり、ベルトさんを殺した張本人。私利私欲のためではなく同胞たちの為に野望を達成しようとする姿に「すごいヤツだ」と述べた。
 第10話にて最初の激突を迎え、互いの命をかけて戦う。死をも恐れず信念のぶつけ合いをしようとする進ノ介の姿勢に、驚きと感心を隠せず「恐ろしい男を選んだな、クリム。この人間は大した奴だ」と評し、認める発言をしている。
 以降も何度か戦いを繰り返し、自身に「喜び」の感情をくれる鍵を進ノ介に定め、超進化を果たした。やがて二人は本音や心の内を話すなどして、単なる敵同士ではない特別な存在へ変わってゆく。『マッハ/ハート』では短い間ながらも、友として彼と言葉を交わした。

早瀬明
 特状課に配属される前の進ノ介の相棒にして親友。進ノ介とはお見舞いにて未だに交流が続いている。第25話にて進ノ介がドライブだと言う事を知る。
 その後、終盤でひそかに本願寺課長と連絡を取り合い、特殊車両を扱える警察関係者を集めて緊急時用の仮設ドライブピットを準備していたことが判明した。
 『シークレット・ミッション 第0話 カウントダウンtoグローバルフリーズ』では刑事時代の彼の活躍も描かれている。

泊英介
 進ノ介の父親で元警部補。「本庁の人間で泊英介を知らない者はいない」と賞賛されるほどの非常に優秀な警察官であった模様。12年前の銀行強盗事件にて、少女を庇って射殺され殉職。進ノ介が刑事を志すキッカケとなった。

仁良光秀
 4月から警視庁捜査一課の課長に就任した人物。扇子で叩いたりネチネチ嫌味を言うイヤなやつ。英介とは同期で、殉職についても何か思うところがあったようだ。

真影壮一
 国家防衛局長官も務める参議院議員。その正体は幹部ロイミュードである001。英介を殺害した張本人と思われていた。

泊エイジ/仮面ライダーダークドライブ
 2035年から来た進ノ介の息子。劇場版『サプライズ・フューチャー』にて登場。この時代を救ってほしいと進ノ介に頼みに来たようだが…?
 東映公式サイトによると、ロイミュード達に世界を支配された未来では進ノ介は汚名を着せられて逮捕され、エイジが物心つく前にそのまま亡くなったらしい。

 劇場版『MOVIE大戦フルスロットル』で初共演。アーマードライダーとして沢芽市の平和を守っていた、仮面ライダー鎧武/「宇宙の神様=始まりの男」。サイバロイドZZZの身体を手に入れったメガヘクスを倒すために共闘した。
 どちらも直情バカなのでノリは合う様子。二人でトライドロンに乗った際は、シートベルトを締めない宇宙の神様にしっかり締めさせる警察官というやり取りも見られた。
 進ノ介は彼のことを「神様」と呼んでおり、『仮面ライダー バトライド・ウォー 創世』においても相変わらずそう呼んでいた。
 二年後の『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー』でも「神様ってやっぱりすごいな」と尊敬していた。

伊賀崎天晴/アカニンジャー
 忍タリティをたぎらせてラストニンジャの称号を目指す『手裏剣戦隊ニンニンジャー』のアカニンジャー。「あっぱれ」と書いて「たかはる」と読む。
 『春休み1時間合体スペシャル』にて妖怪ブルブルの重加速現象の影響で進ノ介に逮捕されるが全く動じず脱出。その自由奔放な振る舞い方にはさしもの進ノ介の脳細胞もエンストしかかるほど。
 やがてショッカーの科学者・ドクターDによる時空の歪みとその影響によるニンニンジャーの存在消失を防ぐため進ノ介は彼とともに真相を突き止め、ドクターDの記憶と人格をコピーしたロイミュード089/ショッカーブルブルを共に撃破した。

 本編終盤及び劇場版『超MOVIE大戦ジェネシス』で共演。初遭遇は第47話だが曖昧な夢のような中での出来事だったため、第48話でもう一度顔を合わせた時の進ノ介の認識は「何処かで見たことがある…?」という程度に留まっていた。
 タケル側は、ニュートン眼魂の初登場時に出会ったという認識は持っていることが『ゴースト』第4話にて判明している。
 ゴースト本編でもドライブ最終回の出来事に触れていたのにも関わらず、『超MOVIE大戦ジェネシス』ではそれまでの遭遇歴はリセットされた。弟系のタケルと兄系の進ノ介は相性が良く、悩める若人を見守り引っ張る大人というやり取りが多く見られた。

照井竜仮面ライダーアクセル
 Vシネマ『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』にて共演。久瑠間市の隣町である風都市との境で発見されたガイアメモリを所持していた容疑者の処遇を巡って進ノ介達と揉めていた。相変わらず質問されることも嫌っている。
 何度も進ノ介から名前を間違えて呼ばれていた。階級としては照井の方が上であるため進ノ介としては類を見ないほど低姿勢で接していた。容疑者がビーストドーパントに変身すると、自らも仮面ライダーアクセルに変身しドライブ、マッハと共闘する。
 実は『仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル』において風都タワーが背景に映りこんでいたため、コラボの可能性を前々から予想されていた。

 備考
 進ノ介演じる竹内氏の伯父さんは仮面ライダーオタクらしく、竹内氏が受かったと連絡した瞬間電話口で感極まって号泣したらしい。第二期ライダーの中では冬の映画までに前作ライダーへの客演が夏映画や最終回でも無かった。
 竹内氏自身は前作主演の佐野岳氏と『極上空間』『下町ロケット』『陸王』にて共演している。呉島光実/仮面ライダー龍玄役の高杉真宙とは金曜ナイトドラマ『スミカスミレ』に出演。だが最終回まで二人が同一のシーンに写ることはなく絡みもなかった。
 『ライオンのごきげんよう』2015年4月3日放送回では、大先輩ライダーである藤岡弘、氏と初共演を果たした。竹内氏は藤岡氏の当時の経験を真剣に聞いていた。
 ドライブのキャスト陣は例年以上に仲の良い様子を見せており、Twitter上でも度々楽しげなやりとりを繰り広げている。Blu-ray COLLECTION』の映像特典『泊進ノ介の取調室』は途中から完全に中の人達が素に戻っており、非常にカオス。

 バラエティでの活躍
 2018年、竹内氏が仮面ライダーとは関係なく番組の企画で石森プロ本社に訪れた際、ショーケースに飾られていた石森プロ関係グッズの中に、ドライブのフィギュアが無いという悲劇が発生した。
 ドライブが無いことに気付いた時の「何で無いんだよ!」というセリフは、ファンの間で迷言として語られている。監視カメラに向かって変身ポーズを見せつけるという不審者ムーブの後にその場を離れた。
 その後に入店した飲食店に店主の趣味で置かれていた仮面ライダーグッズの中からシフトカーを発見。慣れた手つきでシフトカーを変形させ、変身プロセスの一部を再現し、安堵と喜びを見せていた。なお、その際の同行者にはウルトラマンダイナも居た。
 ドライブのフィギュアが無かったのは担当者曰く「平成ライダーは定期的にラインナップを入れ替えており、たまたまドライブが外れていた」とのこと。その後の入れ替えではしっかりドライブが置かれた模様。

仮面ライダードライブ
「怪物ども…ひとっ走り、付き合えよ!」

 概要

 進ノ介が『ベルトさん』こと『ドライブドライバー』を腰にセットし、左腕の『シフトブレス』に自我を持ったミニカー『シフトカー』を装填して変身する。
 劇中では『戦士ドライブ』もしくは『仮面ライダー』と呼ばれる。後者はロイミュード幹部・ブレンにより名付けられた通称である。基本的には徒手空拳で戦うが、シフトカーを組み合わせることで様々な攻撃を生み出す。

 変身
 ドライブドライバーの右斜め上にあるイグニッションキー『アドバンスドイグニッション』を回し、シフトレバー状態に変形したシフトカーを操作。
 ベルトの中央バックル部のモニター『セントラルフェイス』には、シフトカーに対応したタイプおよび装備タイヤのデータを視覚的に表示。必殺技発動時にはエネルギーチャージ状況をスピードメーター状に表示させる。

 変身資格
警察官でなければならない
 第33話にて、ベルトさんと共に変身者の選別に携わった本願寺課長の発言から。変身者は警視庁の人間の中から選び抜いて決めたとのこと。任務を任せるにあたって最低限クリアしていなければならない、立場的な条件と思われる。

知力が優れていなければならない
 同じく本願寺課長の発言から。「体力」と共に持ち得ていなければならないものの模様。

身体が優れていなければならない
 シークレット・ミッション type TOKUJO 第1話『特状課はどうやって集められたのか』によると、霧子は過去に実際にドライブへの変身を試して失敗していた。
 映像を見る限り、タイヤの装着に耐えられる強靭な肉体を持っていなかったことが不適合の理由として特に大きいようだ。

心が優れていなければならない
 劇場版MOVIE大戦フルスロットル『ルパンからの挑戦状』にて、ベルトさんが進ノ介を選んだ理由の一つとして「不屈の精神」を挙げている。
 また、コア・ドライビアが使われているドライブシステムは変身者の感情や精神の成長に合わせて進化するため、心の伸びしろが無い人には向かない。

 性能

頭部
 視覚センサー『マルチハイビームアイ』が熱源反応や動体反応などを捉え、前方広範囲の状況を速やかに把握する。集約した情報は変身者が一目で分かるようにまとめられ、リアルタイムでメット内部に表示される。強力な発光機能を搭載。目くらましとして利用可能。
 排気装置『エアーエキゾーストパイプ』は酸素を供給する際、取り込んだ空気に含まれる不純物を多重のエアフィルターで取り除き、排出する。
 眉間から後頭部まで続く青いライン状のセンサー『シグナル-D』で自身の状態を把握。損害状況や稼動状態を確認し、R-センサーシンボルに伝達する。
 Rの文字が入った円形の『R-エンブレム』はシグナル-Dから受信したドライブの身体データを、リアルタイムで集約。全身へのエネルギー配分を自動的に調整する。

全身
 動力源となるグラビティドライブエンジン『コア・ドライビア-N』は変身時に胸部に形成される。外部装甲を開くことで確認可能。稼働エネルギーを生み出し、エンジンの回転と震動を利用して、重加速を打ち消す波動を放てる。
 体表を覆う防護スーツ『G-ドライビングスーツ』が変身者の身体能力を引き出す。スーツは繊維化した特殊合金で作られており、攻撃を受けた際のダメージを大幅に軽減する。
 膝を覆う、チタン合金製の装甲『ニーメタルパッド』が膝関節の動きを補助・強化。高速の膝蹴りを繰り出せる。

 装備

ドライブドライバー
CV:クリス・ペプラー

 泊進ノ介が仮面ライダードライブへの変身時に使用するベルト。人類に牙を剥いた機械生命体・ロイミュードの襲撃を受け殺された天才科学者、クリム・スタインベルトの頭脳と人格が移植されている。
 内蔵されたグラビティドライブエンジン『コア・ドライビア-D』内部機関から生み出されるエネルギーは、主にドライブへの変身と人間の意識を保存する記憶ストレージの維持に使用される。
 記憶ストレージはドライバーの最深部に格納。ストレージのバグチェックやデフラグを行う際は、記憶データを別領域に隔離して保護するため、保存された意識が睡眠状態に入る。

表示
 中央の円形デジタルディスプレイ『セントラルフェイス』に装備タイヤに応じたグラフィックや、必殺技発動時のエネルギーチャージ状況を視覚的に表す。ドライバーに保存された意識がディスプレイに表情を表示することで、人とのコミュニケーションを補助する。
 中央部の2つのコンディションメーター『LR-Dメーター』の左側のメーター[LIFE-METER]は装着者の活気、即ちドライブの力をどの程度引き出しているかを表す。
 右側のメーター[REV-METER]は、ドライブの胸部に存在するコア・ドライビア-Nの稼動状態や装備したタイヤの性能などから判断した、ドライブの総合戦闘力を示す。2つのメーターが最高値を示したとき、ドライブは最大限の力を発揮する

接続
 エンジンをふかすためのイグニッションキー『アドバンスイグニッション』を回すとドライバー内のコア・ドライビア-Dが高速回転し、変身や必殺攻撃を行うためのスタンバイ状態に移行する。
 データ信号を受信するためのセンサー『シフトリンクレシーバー』がシフトブレスや武器からの光信号を受け取り、必殺技の発動などを行うようドライバーに伝達する。
 両側に配置された吸気口『フロントヘキサインテクター』が空気中のエネルギーを取り込み、内部機関へ送り込む。同時に取り込んだ空気でドライバー内のエンジン冷却を補助する

分析
 両側に装備された光スキャン装置『デュアルスキャナー』で物体の性質検査が可能。映像認識機能も備えており、警察内部に保管されている莫大な記録映像と照らし合わせることで、画像の断片から場所や人物を特定できる。
 『リアセーフティデバイス』は装着者の負傷状況を把握し、警告を促すための安全喚起装置。最終的な判断は装着者に委ねられている。
 ドライバーと外部機器の接続装置を兼ねており、クレードルなどに収納された際は、この部分を通してデータ通信やエネルギーの充填を行う

固定
 ベルト部分『ドライバーウェビング』は柔軟性に富んだ金属繊維製。頑丈さと着け心地の良さを両立している。ドライバーの意思でベルト部分の可動や伸縮を行う。
 ドライバーを装着者の腰に固定するための金具『セーフソリッドバックル』は一般車両のシートベルトと同様に、PRESSと書かれた赤い部分を押し込むと、ドライバーを外せる。
 戦闘中の激しい動きに耐えられるよう金属内部に震動軽減装置が内蔵。ドライバー内のエンジン回転による震動が軽減され、騒音が抑えられている。

破壊
 作中で3度も破壊・破損の憂き目に遭っている1度目はMOVIE大戦フルスロットルにて仮面ライダールパンが進ノ介からライダーの資格を剥奪するためにベルトを大破させた(厳密には、進ノ介を守る為にベルトさんが盾になった)。
 2度目は本編にて超進化態となったフリーズ・ロイミュードに進ノ介が殺されたが、その攻撃の余波でベルトさんも機能停止状態となった(実際はある機能だけが作動していたが)。
 3度目はサプライズ・フューチャーにて暴走し破壊衝動のままにドライブを暴れさせる存在となってしまったベルトさんに対し、進ノ介は破壊を決意。ベルトさん本人も承諾し、チェイスの制止もむなしくシンゴウアックスにより両断された

立体物
 DX玩具は、「DXドライブドライバー&シフトブレス」として発売。ディスプレイ部分に扇風機に似たファンとLEDを組み合わせて光の残像で絵を浮かび上がらせる「バーサライタ」を用いている。
 シフトブレスやハンドル剣ドア銃とは赤外線通信を用いて連動している。このような技術を使ったためか、試作段階では予想価格が破格の1万円超えになってしまい、コスト削減にかなり苦労したらしい。

シフトブレス
 進ノ介がドライブへの変身およびタイヤ交換時に使用するブレスレット型デバイス左手首に装着している。レバーモードに変形したシフトカー『シフトランディングパネル』に装填・操作する事でドライブドライバーへ信号を送信。
 各シフトカーの能力・情報を読み取り、ブレス上部のセンサー『シフトリンクトランスミッター』からデータを送信。変身やタイプチェンジ、シフトアップ、タイヤコウカーンを行う。

性能
 上面の多目的パネル『シフトランディングパネル』はバイラルコアから敵の情報を引き出すことも可能。ガードパーツ『クロームガードバンパー』が装填されたシフトカーを、激しい戦闘から守る。
 装着者の腕に固定するバンド『シフトリストバンド』は柔軟性の高い合金を使用しており、特殊加工で薄く圧縮することで、自然な着け心地を得ている。

必殺技など
 シフトレバーを3回動かすことで特殊能力を発動できる。音声も「スピ・スピ・スピード!!」や「フレ・フレ・フレア!!」のように3回繰り返される。
 ブレス左下部のボタン『イグナイター』を押すと「ヒッサーツ!!」の音声と共にドライブ内部に蓄えられた圧縮エネルギーをいつでも展開できる状態へと移行。
 その後、レバーモードのシフトカーを一回倒すことで「フルスロットル!!(シフトカー名)!!」の音声と共に必殺技を発できる。

シフトカー
 ドライブへの変身、およびタイヤ交換する際に使用する自我を持つミニカー。変身用シフトカーはドライブドライバーの端末も兼ねている。第2話のベルトさんの発言によると「人間に奉仕する存在」
 それぞれが意思を持ち小型の防御フィールドを展開し、道路を生成しながら自走する。また、意志を持っていると言う特性上、特定の個体同士で友情を育んでいる者も存在する。

戦闘能力
 単体でもロイミュードとの戦闘に対応可能。それぞれの能力はシフトカー単体でも使用可能。攻撃能力は高く、ロイミュードに対してはその小ささもあって翻弄する。
 下級であれば撃破すら可能で、果ては数が揃えば幹部級ですら足止めする事が出来る。しかし、第21話では捜査が分断された隙をメディックに突かれ、彼女の能力で操られてしまったこともあった。

重加速
 これを手にしていれば普通の人間も重加速の中でも通常の行動が可能になる。ただしシフトカー1台を手にしている際にロイミュード2体が重加速を仕掛けた場合などは行動に制限が掛かる。
 超重加速の影響下では仮面ライダーもシフトカーを所持した人間も完全な静止状態に陥る(シフトデッドヒート、シフトフォーミュラ、トレーラー砲は例外)。
 34話での霧子の様子から変身できなくとも装着さえすれば動ける。メディックに洗脳改造されたシフトカーも超重加速内で活動していた。

劇中の扱い
 特状課のデスクの上などにも度々顔を出しているが、課のメンバーからは進ノ介の私物のオモチャだと思われていた。第22話でメディックが偽造した死体が特状課を襲った際、本願寺課長が咄嗟にシフトカーを投げつけたところ、偽造死体が消滅して命を救われた。
 それ以来課長はシフトカーを特状課の守り神とあがめていた。第25話終盤にてドライブ関係の情報が開示された後は課のメンバーもシフトカーの概要を把握した様で、第26話では特状課の会議に堂々と参加する様子も見られた。
 本編の実質的な最終回に当たる第47話では、「人類が私の発明したコア・ドライビアを正しい事にのみ使える世界になるまで発明品の全てを封印する」と言うベルトさんの意志に従い他の仮面ライダーの装備等と共に地中深くに眠る事になり、進ノ介達に別れを告げた。

シフトカーホルダー
 ベルトさんの電気信号を受け、シフトカーが指定した人物の右腰に装着されると共に生成されるホルダー。基本的に進ノ介が腰に装着しているドライブドライバーの右側に装填される。プロトドライブに助けられた霧子も右腰に装備している。
 シフトカーは三両しか装備できないが、一両でも装備できると重加速空間の中で自由に動く事ができる。逆に言えば一両の状態でホルダーを攻撃されればシフトカーがはじき出され、『どんより』(ロイミュードによる重加速現象)の虜となる。

ハンドル剣
 ドライブが使用する剣。進ノ介が呼べばトライドロンを通じて射出される。鍔部は運転席のハンドルになっている。第4話にて初登場。
 魔進チェイサーの襲撃を受け、戦うことを余儀なくされた泊進ノ介だったが、魔進チェイサーとの圧倒的戦力差を見出したベルトさんとの差を新戦力で埋めようと提案する。

攻撃性能
 圧縮SO-1合金で構成された青い刀身『SO-フレームシャフト』は何重にも重ねあわせた合金フレームの間に高濃度の圧縮エネルギーを蓄積。
 いつでも必殺技を発動できるような状態を維持している。圧縮SO-1合金が形成する特殊なフィールドは、使用者の運動速度を上昇させる。
 高圧縮したエネルギー粒子の塊から削り出した刃『ハイスラッシャー』は超高速振動するエネルギーの刃を展開。あらゆるものを接触すると同時に切断する。刀身に蓄積されたエネルギーを刃に送り込み、一気に解放することで強力な必殺技を発動させる。

その他性能
 データ信号を送信するためのセンサー『シフトリンクトランスミッター』がドライブドライバーなどに光信号を伝達し、各システムを必殺攻撃の態勢に移行させる。
 グリップ『エッジコントロールグリップ』は激しい戦闘に耐えられるよう、高密度の強化合金フレームで成型されている。内部の補正装置は、斬撃の角度や速度を微調整し、使用者の攻撃挙動を最適化する。
 鍔部にあたる『ターンアクションハンドル』を回転させることで運動エネルギーが注入され「ターン!」や「Uターン!」の音声と共に斬撃の威力が上昇。
 ターン後に鍔部の中央に位置するクラクション装置『ターンエンダー』を押すことで、「ドリフトカイテーン!!」の音声と共に敵の周囲を高速回転しながら斬撃を発動させる。

必殺技
 クラクションのような『フルスロットルトリガー』を引くと同時に刀身に蓄えられたエネルギーが解放され、高威力の斬撃『ドリフトスラッシュ』を繰り出す
 グリップ上部の認識パネル『シフトランディングパネル』に装填されたシフトカーの情報のみを読み取ることで、その特性を利用した斬撃『ターンスラッシュ』を発動。
 幻影を纏わせながら敵を連続で斬り裂く。ゼンリンシューターとぶつけ合わせることで発生したエネルギー弾をトルネード・ロイミュードに発射していた。

備考
 基本的にタイプ・シフトカーの種類を問わず使用可能。パワーに特化したタイプワイルドと最も相性が良い。タイプワイルドでは両手持ち、タイプテクニックでは逆手持ちする。
 車のハンドルがくっついている事、進ノ介の手に渡った時点で名前が未定だったことが災いし「どう見てもハンドル剣だろ、これ」「いや、ハンドル剣!決定!」と命名された

ドア銃
 りんな制作のドライブが使用する銃。車の左側ドアを思わせる形の拳銃。第8話より登場。進ノ介は当初、ハンドル剣の次の装備なので「ハンドル銃」が開発されると予想していた。
 しかし、第8話にて実際に完成した出来立てホヤホヤの武器を見た彼は、即興で「ドア銃」と命名。流石にこの時はベルトさん「あの、そろそろそのネーミングセンスから離れないか…?」と呆れていた。

性能
 銃口『D-ショットマズル』にリング状の電磁加速装置が内蔵。内部で生成されたエネルギー弾は、銃口部分で瞬時に圧縮され、超高速で射出される。
 グリップ『フレームグリップ』内蔵の補正装置は、手振れを抑えつつ銃身の角度を自動調整し、射撃挙動を最適化する。内部には圧縮SO-1合金で構成された積層フレームを搭載。
 各フレームの間に高濃度の圧縮エネルギーを蓄積し、いつでも必殺技を発動できる状態を維持している。Rの文字が入った円形のエンブレム『R-エンブレム』が各部の稼働状況を把握。エネルギー配分等の調整を行い、全体の機能を最適化する。

チャージ
 ドアパネル型のシールド装置『SO-ドアパネルシールド』は特種コーティングが施されたSO-1合金製。あらゆる物理攻撃のダメージを低減する。ドア部分と同形状のエネルギースクリーンを展開して敵の攻撃への盾にすることも出来る。
 ドア部分の開閉と共に空気中のエネルギーを内部に取り込み、エネルギー弾を生成可能。エネルギーの流出を防ぐため、ドア部分が完全に閉められていない場合は、エネルギー弾の生成が中断され、警告を促す「半ドア」の音声が流れる。
 ドア部分の開閉に使用するハンドル装置『ハンドラーギア』は戦闘の衝撃などでドア部分が勝手に開かないよう、堅固なロック機構で固定する。
 フロントドアガラス状の防御シールド『SO-ドアグラスシールド』はSO-1合金から抽出したエネルギー粒子製。敵のエネルギー攻撃を変質させ、反射する。

必殺技
 データ信号を送信するためのセンサー『シフトリンクトランスミッター』ドライブドライバーなどに光信号を伝達し、各システムを必殺攻撃の態勢に移行させる。
 上部の認識パネル『シフトランディングパネル』に装填されたシフトカーの情報を読み取ることで、その特性を利用した射撃を繰り出す。
 引き金『フルスロットルトリガー』を引くことでグリップ内部に蓄えられたエネルギーが解放。必殺技を発動するためのエネルギーや、高出力のエネルギー弾を撃ち出せる

備考
 開発者のりんな曰く、半ドアの仕様は必要な拘り。第29話ではこの弱点をオープン・ロイミュードに突かれ、彼の開錠能力でドアを開けられ銃撃を封じられている。
 基本的にタイプ・シフトカーの種類を問わず使用可能。タイプテクニックともっとも相性がよい。戦いによってはハンドル剣と同時に使用することもある。

トレーラー砲
 タイプフォーミュラ及びタイプトライドロンが使用する大砲。第22話から登場。青い大型トレーラーの姿をしたドライブ専用装備。
 タイプフォーミュラの身体への負担をカバーすべく沢神りんなにより製作された。名前は他の武器と同様に泊進ノ介が付けた物。
 もはやベルトさんは進ノ介のネーミングセンスの改善に関しては諦めており、音声も「フォーミュラー砲!」等と進ノ介に合わせた物になっていた。

トレーラーモード
 通常形態。シフトカー同様自律行動が可能。運転席が銃の持ち手のような形で、車体内部にシフトカーを格納できる。自分でシフトカー3台分の幅がある進路を形成して走行できる。
 スピードは決して速くはないが、魔進チェイサーの超重加速の影響を受けず行動する程のパワーを誇る。22話ではシフトフォーミュラを車体内部に格納。
 戦闘中の進ノ介のもとへ運搬した。車体の側面にはタイプフォーミュラ同様、各シフトカーをモチーフにしたロゴマークが複数ある。
 単体での戦闘能力も有する。運転席のビーム砲『W-ロードフラッシャー』からは駆動機関が生み出したエネルギーを圧縮して撃ち出せる。命中したビームは発光と同時に爆発を引き起こし、高熱で敵の装甲を融解させる。

性能
 内蔵されたグラビティドライブエンジン『コア・ドライビア-TH』は砲撃武器に必要な大量のエネルギーを生成するため、高いエンジン出力を備えている。エンジンの回転と振動を利用して、重加速を打ち消す波動を放つこともできる
 前方のレーダー装置『トレーラーサーチャー』はライト部分に索敵センサーを搭載。ドライブに搭載されたサーチシステムと連携し、敵が完全に破壊されるまでロックし続ける。人工衛星を利用してドライブの位置を特定し、最短ルートで戦闘現場に駆けつけられる。

機能
 後部ハッチ『ハッチゲートマズル』からコンテナ内部のシフトカーを発進させることが可能。内部機能を保護するための強化装甲『ウォールメタルボディ』は衝撃ダメージへの耐性が非常に高いため、車体そのものを盾として利用できる。
 駆動装置『ジェネレーターシャーシ』にタイヤの回転を補助するパワーユニットを搭載生み出される高い駆動力により、強力な重加速が発生していても、一定速度で行動できる

大砲モード
 運転席を下にスライドさせる事で大型銃に変形。強力な光弾を発射して攻撃できる。ただドア銃と異なり通常攻撃で使用される事はほとんどなく、ほぼ必殺技専用。
 引き金『フルスロットルトリガー』を引くと同時に、内部に充填されたエネルギーが砲口『ハッチゲートマズル』から大出力の砲撃エネルギーを収束・解放。高出力のビーム砲を高速射出する。
 グリップ『フレームリアグリップ』に照準補正装置が内蔵。ドライブのセンサーと連動して敵の動作を予測し、銃身角度の自動調整によって、射撃挙動を最適化する。

性能
 搭載されたコンテナ『シフトコンテナバレル』に最大2台のシフトカーを格納す可能。大砲モード時は砲身として、装填されたシフトカーのエネルギーを増幅し、砲撃の破壊力を引き上げている。
 『スライドストラクチャー』はロイミュードとの激しい戦闘に耐えられるよう、車体に防御フィールドを展開する。

必殺技
 バレル上部に配置された認識スロット『シフトランディングスロット』にシフトカーを装填して発動する『トレーラーインパクト』。
 側面に配置されたコンディションゲージ『シャッターゲートパネル』にコンテナ内のシフトカーを視認可能。コンテナに2台のシフトカーが格納され、砲撃エネルギーがフルチャージ状態になると、『FULL』のグラフィックが表示される。
 『フルスロットルトリガー』を引くことで『ハッチゲートマズル』から収束した砲撃エネルギーを高速射出する。

活躍
シフトフォーミュラ+シフトスピード+シフトワイルド(第22話)
 魔進チェイサーのトリプルチューンとの撃ち合いの末、撃破した。

シフトフォーミュラ+マンターン+ジャッキー(第23話)
 シュート・ロイミュードを倒すが、コアは破壊できず逃げられた。

シフトスピード+ミッドナイトシャドー(春休み合体1時間スペシャル)
 ニンニンジャーデッドヒートマッハとの合体技でショッカーブルブルを倒した。

シフトフォーミュラ+マンターン+スパーナ(第24話)
 ジャッキーで勢いをつけたデッドヒートマッハのキックと合わせシュート・ロイミュードを完全に撃破した。

シフトフォーミュラ+ジャッキー+スパーナ(第28話、32話)
 ロイミュード050を倒した。下級ではあったが初めてロイミュードを単独で撃破した組み合わせ。32話でも同様の組み合わせで使用され、フリーズ・ロイミュードを一度は撃破しかけた。

シフトスピード+シフトトライドロン(第33話)
 タイプトライドロンがトレーラービッグインパクトを発動する際の組み合わせ。巨大な光弾となったトライドロンそのものを発射し、超進化態となったフリーズ・ロイミュードを完全消滅させた。また、使用後はドライブがタイプスピードに変化する。

シフトテクニック+シフトトライドロン(第34話)
 上記と同じくトレーラービッグインパクト用の組み合わせ。発動後はドライブがタイプテクニックに変化する。ただし、発射するエネルギー弾の形状・色は上記の組み合わせと同じく赤いトライドロンである。

シフトワイルド+シフトトライドロン(第43話)
 上記2つと同じくトレーラービッグインパクト用の組み合わせ。発動後はドライブがタイプワイルドに変化する。ただし、発射するエネルギー弾の形状・色は上記の組み合わせと同じく赤いトライドロンである。

立体物
 DX玩具はシフトフォーミュラとセットで発売。全シフトカー対応。「ヒッサーツ!フルスロットル!フルフルフォーミュラ大砲!!」と鳴る。
 シフトカーによって「フルフル◯◯大砲!!」と変化。シフトフォーミュラ以外の変身用シフトカーを装填した場合は「フルフル◯◯!ビッグ大砲!!」になる。
 シグナルバイク(ただしシグナルマッハとシグナルチェイサー以外は『シグナル砲』の共通音声)やバイラルコア(ただし『バイラル砲』の共通音声)も認証できる。
 トレーラー形態のまま上部スロットにシフトカーを装填してトリガーを引くと「大砲にしたまえ」と注意される。

備考
 シグナルマッハは「マッハ砲!」(シフトネクススペシャルのネクスト側も同じ)、交換用バイクは「シグナル砲!」、シグナルチェイサーは「チェイサー砲!」、バイラルコアは「バイラル砲!」、仮面ライダールパンが使用するルパンブレードバイラルコアは「ライダー砲!」、シグナルレジェンドバイクは「レジェンド砲!」になる。
 交換用のホーリークリスマスやカラフルカラフル、シフトレジェンドカー、変身用のシフトネクススペシャルのスペシャル側は「スペシャル砲!」になる。

 トライドロン
スペック

全長:4.9m
乾燥重量:1450kg
馬力:3000ps(2206kw)
最高時速:560km/h
※スペックはタイプスピード時のもの

概要
 仮面ライダードライブである泊進ノ介の愛車であり相棒。正式名称は「TRIDORON-3000」。変身の際に特状課のマークの貼られた左カウルが展開、ドライブに装着・交換されるタイヤを生成して射出する。
 プロトドライブの敗北を経たベルトさんが「戦士を守れる力」を求めて建造した。現行のドライブシステムの中核を担っている。生身の肉体を失ったベルトさんにとってのメインボディにあたり、運転席には専用の台座がある。

戦闘
 直接操縦する以外にも、ベルトさんによる自動操縦および遠隔操作が可能。車体前部の機関砲『フロントマシンキャノン』から対ロイミュード用の圧縮エネルギー弾を射出。牽制用の高速連射や、撤退時の弾幕展開などに利用可能。他、体当たり等でドライブを援護。
 ボンネット部分には大型のグラビティドライブエンジン『コア・ドライビア-T』を内蔵。稼働エネルギーが生み出される。ドライブと同様に重加速を打ち消す波動を放てる。

性能
 ヘッドランプ兼センサー『マルチハイビームランプ』が走路上の障害物や重加速の反応を速やかに察知。最適な走行ルートを提示する。
 2枚の圧縮合金パーツが合わさった超高速マテリアル生成装置『アッセンブルギア』は内部が物質を構成するための粒子を貯蔵した特殊空間と繋がっている。
 ドライブがシフトブレスに装填したシフトカーに応じてポータルから必要な粒子を取り出し、一瞬でタイヤを生成する。武装の生成も可能。左前輪の『バリアブルトルクユニット』からタイヤ交換のタイヤや各種武器を射出。

装甲
 車体上面を覆う、防御機能を備えた屋根『フルガードルーフ』は展開した防御フィールドでトライドロン全体を覆い、敵の攻撃による車体へのダメージを大幅に軽減する。
 耐圧、耐熱、耐衝撃の、3点に優れた性質を持つ窓『トライレジストウィンドウ』が敵の攻撃による爆発や、打撃を受けた際の衝撃などから搭乗者を保護。耐圧性が高いため、水中での活動にも耐えられる。
 装甲ブロックで強化されたサイドドア『ディフェンダードア』は強化合金を使用した多層構造を用いており、戦闘時の遮蔽物としても使用可能。
 車体前方、両サイドに装備された強化合金製のエアロパーツ『フェンダーサイドウィング』は発生させた流線型の特殊フィールドで車体を包み、安定した高速走行を実現させる。最高速度でロイミュードに衝突しても壊れないほど頑丈

置き場
 通常は特状課が置かれている久瑠間運転免許試験場庁舎の玄関前駐車場で待機。普段から通常の捜査にも使用されているが、2人しか乗れないため状況によってはワンボックスカーが随行する事もある。
 トライドロンの本来の格納場所であるドライブピットは特状課のトップシークレットで、当初、ベルトさん以外でドライブピットの存在を知っているのは、進ノ介と詩島霧子沢神りんな詩島剛だけであった。
 その後、第25話でドライブの正体が進ノ介であることが発覚すると同時に、他の特状課の面々にもその存在が公にされた。

劇中での扱い
 仮面ライダーの正体が公になった後は特状課以外の警察にも存在が認知されたようで、第27話にて進ノ介が謹慎処分及び変身禁止命令を受けた際には車体全体をテープでぐるぐる巻きにされてドライブピットから没収されてしまった。
 進ノ介=ドライブでなくとも、四輪免許とトライドロン専用の特殊免許を所持していれば誰でも運転できるらしく、第40話では仮面ライダーチェイサーが運転している。

タイヤフエール
 状況に応じてシフトカーをセットあるいはシフトカーがトライドロン内部に入り込むことで、各タイヤがトライドロンの車輪部に装備され強化。シフトカーの能力を使用しロイミュードを追跡する。その際『リアシフトゲート』からシフトカーのエネルギー体が入り込む。

ドロントライドロン
 初期からドライブのフォームチェンジと同じく3つの形態を持つ状況に応じ「ドロン・トライドロン!」の掛け声で運転席部分が分離して形態変化(変形)する。恐らく名前も3種に(トライ)変形(ドロン)ということから来たのだと思われる

タイプスピード
 基本形態。基本カラーは赤。4輪車だが、車体後部に2つのグランタイヤを背負う形で装備している。通常形態ゆえに突出した能力はない。名前の通り純粋な走行スピードに秀でた形態でもある。

タイプワイルド
スペック

全長:4.9m
乾燥重量:1450kg
馬力:3000ps(2206kw)
最高時速:239km/h

概要
 馬力に優れた4WD形態。オフロードカー形態。基本カラーは黒。運転席以外前後と表裏が入れ替わることで完成する。
 グランタイヤが前輪となった事であらゆる悪路の走破や障害物の破壊が得意。バイラルコアを大量に投与して巨大形態となったロイミュードを迎え撃つ。前輪「グランタイヤ」の表面に圧縮エネルギーを展開し、その衝突でロイミュードを撃破することも可能。

タイプテクニック
スペック

全長:4.3m
乾燥重量:1450kg
馬力:3000ps(2206kw)
最高時速:219km/h

概要
 作業車形態。車体を半分に分割、6輪全てのタイヤが接地するように再結合し前後を入れ替えた所に、二本の作業用アーム『マイティスマッシュアーム』を展開した運転席を乗せる形で完成する。アームの高速スイングを利用して、ロイミュードに強烈なダメージを与える
 アーム先端にある『シャイニングリッパークローは車両程度なら軽々と投げ飛ばせるほどのパワーと人間を空中で安全にキャッチできるほどの繊細さを兼ね備えている。障害物の撤去や破壊を行う。運転席部分を分割して攻撃する事も可能。

タイプフルーツ
 劇場版仮面ライダー鎧武の力を宿したシフトカーの力で変化した特殊形態。前輪と後輪にオレンジの輪切りのようなパーツが装着され、大気圏内及び宇宙空間を高速移動できるホバーモードへの移行が可能
 前方へ放つフルーツタイヤアタックの他、アクセルを踏み込むことでタイヤ部分から新鮮な果汁を放って攻撃出来る。鎧武曰く機械は果汁に弱いため、これを目に受けたZメガバットは耐えがたい苦痛に襲われていた
 なおドライブ・タイプフルーツ及び鎧武・ドライブアームズ外装がつっかえるせいで搭乗できず、基本フォームに変身し直す羽目になった。

ブースタートライドロン
スペック

全長:4.9m
乾燥重量:1800kg
馬力:3600ps(2206kw)
最高時速:410km/h
最高飛行時速:650km/h

概要
 スーパーヒーロー大戦GPで先行登場した強化形態。高速飛行能力を持つ。サポートマシンである2台のライドブースターがトライドロンに合体して完成。本編初登場は第27話。高速飛行で事件発生現場へ急行し、機銃などを利用して空中からロイミュードを攻撃可能。
 改良型複合センサーの働きで格段に強化された重加速測定機能が使用可能。28話では上空から微細な重加速反応を察知、バット型巨大ロイミュード3体を探知・撃破している。
 基本的にはタイプスピードで運用されるが、40話ではタイプワイルドにライドブースターが合体したバージョンも登場。
 マシン前方に取り付けられた飛行ユニット「ヴォルテックスフローター」から暴風の渦を発生させ、敵の動きを封じる。トルネード・ロイミュードをマッハ、ドライブとの連携攻撃で撃破した。

搭乗
 ドライブ・マッハ・チェイサーを搭乗させられる。当初はトライドロンにドライブ、右側のレッドにマッハ、左側のブルーにチェイサーが搭乗する事が想定されていた。しかし、この組み合わせは第27話でのイメージ映像の中でのみの登場となった。
 第28話ではマッハが不在でドライブとチェイサーのみの組み合わせ。第40話ではトライドロンにチェイサー、レッドにマッハ、ブルーにドライブが搭乗した。
 飛行中でも操縦者の任意でライドブースターをトライドロンから分離可能だが、飛行中に片方が分離してしまうとトライドロン側がバランスを崩して操縦不能となる。

人型形態(オトモ忍トライドロン)
 スーパーヒーロー大戦GPで登場。伊賀崎好天が作り出し、ミッドナイトシャドーが運んできた『トライドロン忍シュリケン』をハンドル剣のクラクション部分にセットしてドリフト回転させて発動した。頭部はドライブドライバーと同形状。シュリケンジンと合体する。

立体物
 DX玩具版が発売。劇中同様の変形ギミックを再現している他、アクションフィギュア「タイヤ交換シリーズ」とも連動し、運転席に乗せる事ができる。
 玩具オリジナルのギミックとして運転席後部にシフトカーを装填して必殺技(タイヤフエール)遊びができるが、装填スペースが小さいためタイプテクニック状態では手で支えていないとシフトカーが落ちる。

映画での活躍
仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル』
 葛葉紘汰から齎されたシフトフルーツの力によってタイプフルーツとなった。タイヤにオレンジの輪切りが付く事で宙間移動能力を獲得。
 単独飛行してメガヘクス本星へと突入した。アクセルを強く踏み込むと「必殺!あ、フルスロットル!」の音声と共に、タイヤから果汁を噴射して攻撃。
 また、「トライドロン!いよっ、一直線!」の音声と共に、タイヤから輪切りのオレンジを模したエネルギー弾を放つ『フルーツタイヤ・アタック』が使える。レバー操作で運転席を分離させて脱出し、ダブルライダーキックに繋いだ。

『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』
 トライドロンがオトモ忍トライドロンに変形。シュリケンジンの胴体部分に合体し、シノビマルがダンプマルと交代して右腕になって『シュリケンジントライドロン』が完成する。
 中にドライブ用の座席が現れ、操縦は手裏剣戦隊ニンニンジャーの忍者一番刀に加えドライブのハンドル剣で行う。必殺技は『シュリケンジン・トライドロロンフィニッシュ』。シフトスピードのシフトレバーを1回動かして発動。
 タイヤ状のエネルギーによる拘束、手裏剣状のエネルギーによる攻撃の後、忍法剣ドラゴソードによる斬撃を放つ。ショッカーが作り出したライダーロボを撃破した。

仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER
 平成ライダーバイク総進撃において使われた。自動車であるトライドロンだけが浮くのを避けるためか、ライドシューター凱火の代わりにドラグレッダーアカネタカが参戦し、バイク以外のライダーマシンチームが描かれた。

備考
 覆面パトカーではないためパトランプなども装備されていない。しかし、公務として他の警察車両と随行する場面が何度もあった事から、進ノ介が正体を明かす前から警察車両として登録されていた事が伺える。
 運転するためには、普通四輪免許とは別に、トライドロン専用の特殊免許が必要。劇中では進ノ介以外に霧子が操縦する場合もあるが、40話にて普通自動車免許を取得したチェイスも操縦した。

ベース車両
 ホンダの初代NSX。実際に栃木県警がホンダからの寄贈を受けて採用したケースがある。これはNSXを生産していたのがホンダ栃木製作所高根沢工場(2004年4月閉鎖。現在は四輪車R&Dセンター・四輪新機種センターが所在)だったため。
 外装や装飾(シートベルトが標準の3点式が外され競技専用の5点式を使用する)など保安基準に適合しない要素があるため、ナンバープレートが取得できない=公道の走行は不可。
 実物での撮影は私道で行っている(次回予告にその旨を記したテロップが流れる)他、第4話で高速道路に侵入したシーンではCG処理がなされている。現在は石ノ森萬画館に展示されている。車検切れで長く整備されていないため、現在は自走出来ないという。

 備考
 仮面ライダーアクセルと能力や姿がかなり被っている。基本形態の体色が赤色、ボディにタイヤが付いている、刑事で仮面ライダーなど。
 強化フォームが青でスピードアップでトレーニングが必要など。後にVシネマ『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』において共演した。

各形態

ベルトさん「君は過去に大切なものを失った。だが、今なら…救える。私と仲間たちがいれば…この重加速の中でも誰よりも速く動ける。それが、戦士ドライブだ!」

進ノ介「だったら…今、この場から走り出してあの人を救えるなら…! もう考えるのはやめだ!! 変身!!」

ドライブ!! タイプ・スピード!!
スペック

身長:199cm
体重:102kg
パンチ力:6.0t
キック力:10.4t
ジャンプ力:ひと跳び32m
走力:100mを5.7秒
加速時:100mを1.8秒

概要
 シフトスピードで変身した、ドライブの基本形態。ステータスのバランスが良い。基本カラーは頭部が1つの車を模しており、複眼はライトをイメージした白。
 スポーツカーにも似た真紅のメタルボディの左胸に襷のごとく装着されたタイヤが特徴。体背面は車の裏側のようなディティールが施されている。

戦闘能力
 格闘戦に優れる。シフトレバーを3回動かすことで『タイプスピードタイヤ』を高速回転させ反重力フィールドを形成する。一時的に高速移動・加速攻撃が可能となりロイミュードが引き起こす重加速空間にも対処できるようになる。
 トップスピードの高速格闘で迅速に敵を制圧する。戦闘を重ねた後半ではハンドル剣とドア銃を同時に装備。遠近攻防に同時対応可能な立ち回りで、熟達した戦い様を見せるようになった。

性能

頭部『スピードエアロメット』
 流線型の装甲『ストリームラインアーマー』の表層は耐衝撃性に優れた合金。内部のハニカム構造には薄く丈夫な圧縮合金を使用しており、あらゆる衝撃を受け流す。
 側頭部と後頭部を覆う装甲『アームドショックアブゾーバー』と装着者の間には、特殊ゴム製の衝撃吸収材が内蔵。前後左右からの衝撃を吸収する。広域集音装置で視覚センサーと連動して高精度の索敵が可能。
 顔面を守る複合装甲『クラッシュガードパネル』は戦車砲にも耐えうる高強度の圧縮合金を重ね合わせることで、装甲内部の装着者にダメージが及ばない。
 エアロパーツ『ヘッドウィングスポイラー』が全身にダウンフォースを発生させ、加速能力を強化。動体反応を感知することで周囲に潜んでいる敵を見つけ出し、戦況を瞬時に把握出来る。

胴体
 変身時に胸部に装備される、タイプスピード標準仕様のタイヤ『タイプスピードタイヤ』を高速回転させることで、ボディを覆う反重加速フィールドを形成し、一時的に高速移動を可能にする。
 胸部を覆う、特殊合金製の外部装甲『ブレストカウル』は装備したタイヤを回転させる機構や、冷却装置を搭載。タイヤの装着部分には、小型の転移ポータル発生装置が内蔵。
 タイヤ交換等を行う際にトライドロンから射出されたタイヤは、胸部を貫通しているのではなく、胸部の転移ポータルを通過することで装着される。

腕部
 肩部装甲『G-ディフレクター』は敵が放ったエネルギー攻撃を受け流す。電磁力による運動補助機能で肩の力を瞬間的に増大させ、高速かつ強力なパンチを生み出す。
 腕部アーマー『インテクアームガード』は盾として利用できるほど頑丈。全身のインテークから取り込んだエネルギーや、コア・ドライビアが生み出した余剰エネルギーを貯蔵する。
 拳を覆う強化グローブ『ラピッドブレイクグローブ』は握力や表面硬度などを自在に変えられるため、戦闘のみならず、細かい機械操作なども可能。圧縮エネルギーでグローブ表面を覆い、高威力の高速パンチを繰り出せる。

脚部
 脚部アーマー『アクティブターボレッグ』は耐衝撃性に優れた軽量の合金。内蔵された高強度サスペンションは、ドライブの脚力と瞬発力を強化。
 足先の装甲ブーツ『リアカウルブーツ』の足裏を覆う高性能のグリップパーツは、路面状況に応じた摩擦を保ち、最高速からの急激な方向転換や、スムーズな加速を実現する。圧縮エネルギーをブーツ表面に展開し、強力なキックを繰り出す。

必殺技

スピードロップ
 四方に大型のタイプスピードタイヤを展開させロイミュードを弾き出し、トライドロンの高速移動の反動を利用した連続キックで倒す。または敵を掴んだトライドロンと連携してキックを放つ。
 『MOVIE大戦フルスロットル』ではマックスフレアで使用。『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』ではミッドナイトシャドーで使用。分身を駆使してロイミュード102を撃破した。

ターボスマッシュ
 タイヤ型のエネルギーで加速した後、超高速の鉄拳を叩き込む。劇中未使用。

フルスピードラッシュ
 シフトアップで発動。空中に浮かせた相手に高速で連続パンチを食らわせる。メーターのようなエフェクトが出るのが特徴。

オールタイヤアタック

 ベルトさんの呼び出しで発動。シフトカーに対応したタイヤを連続発射し攻撃する。他のタイプでも使用可能と思われる。

武器必殺技

タイヤドライブショット
 ドア銃を用いた必殺技。劇中ではシフトスピードを装填して初使用。タイプスピードタイヤのエネルギーを出現させ、それを蹴り飛ばした後にドア銃からエネルギー弾を拡散させる。
 シティウォーズではタイヤ型エネルギー弾そのものを蹴り飛ばす技名はスマホアプリゲーム『シティウォーズ』にて判明。

ターンスラッシュ
 シフトカーの能力に対応した必殺技を発動する。劇中ではタイプスピード+ドリームベガスのパターンで初使用。お札やメダルの幻影をまとわせながら連続で切り裂く。
 シフトスピードでは高速で相手を切り裂く。ミッドナイトシャドーではエネルギー状の手裏剣を飛ばす。

ドリフトスラッシュ
 クラクションに触れて発動。手裏剣戦隊ニンニンジャーVS仮面ライダードライブ 春休み合体1時間スペシャル』にて披露した。『スーパーヒーロー大戦GP』でも使用。

ヒッサツフルスロットルスペシャ ハンター&モンスター

 シークレット・ミッション type TV-KUN『ハンター&モンスター!超怪盗の謎を追え!』で使用。変身した順番はモンスター→ハンターで、劇中では後者の時に発動。音声は「ヒッサーツ!フルスロットルスペシャル!ハンター&モンスター!」
 いつもの檻でロイミュード005を閉じ込めた際、モンスターの上顎が自主的に飛んできて上に被さり、両方の特徴を持つ緑色の檻に変化。その上に飛び乗って必殺技の一連の動作を行い、檻を高速回転させながら右足にエネルギーを集中させて圧殺した。

シュリケンジン・トライドロロンフィニッシュ
 『スーパーヒーロー大戦GP』で使用。発動の際はシュリケンジントライドロンの中でシフトスピードのシフトレバーを1回動かし、ハンドル剣を使って手裏剣戦隊ニンニンジャーと共に操縦する。
 タイヤ状のエネルギーを飛ばして拘束し、手裏剣状のエネルギーで攻撃した後に忍法剣ドラゴソードで斬りつける。

チェイス「命を拾っても、愚かさは変わらないな…『人間に守るべき正義などない』と知ったはずだ」

進ノ介「そうだな。確かに、お前の言う通りかもな。人間に悪人がいねえなら、そもそも警察官なんて必要ない。右も左もずるい奴で、うんざりする事ばっかりだ。だが…だからこそ、まっすぐ生きてる人が光って見える。正義じゃない、俺は市民を守るんだ!! 変身!!」

ドライブ!! タイプ・ワイルド!!
スペック

身長:197cm
体重:123kg
パンチ力:8.1t
キック力:14.1t
ジャンプ力:ひと跳び21m
走力:100mを7.2秒

概要
 シフトワイルドで変身した、ドライブの派生形態。変身者に強いパッション(情熱)があれば変身可能となる。第5話で存在が語られ、第6話で初登場した。
 タイプスピードに比べてパワーに優れたボディである。大型ワゴン車(4wD)に似た武骨な漆黒のボディに右肩に配置されたタイヤが特徴で、それを利用したタックル攻撃や肉弾戦を得意とし、力強い走りで頑強なロイミュードに立ち向かう。

外見
 タイプスピードとは、ベルトとシフトブレス程度しか共通点がないほど大幅に変わっている。下地スーツは銀色。パワー戦闘に特化しており名前の通りワイルドに戦う。
 その意匠(特に頭部)と戦闘スタイルはアメフト選手さながら。たすき掛けのタイプスピードとは違い、胸部に直結した右肩部にタイヤを縦向きに装着、交換する。
 しかし、そのままでトライドロンに乗車するとマッシブな体格により狭くなる為、トライドロンを専用形態である「トライドロン タイプワイルド」に変形させる必要がある。

変身経緯
 第5話でタイプスピードでコントロールしきれなかったシフトカー、「ランブルダンプ」のパワーに耐えるニューボディとしてベルトさんから提案された。
 その後魔進チェイサーとの戦いで変身しようとするも、彼の語った「人間の本質は悪」と言う言葉を肯定するかの様なショッキングな事実(善人と信じていた人物が犯罪に手を染めていた悪人と判明した上に、間接的にその犯罪を守っていた)に気付いた進ノ介の心が乱れてしまい、変身できなかった。
 第6話にて仲間や市民に助けられ『確かに人間の中には悪人もいるが、だからこそ真っ直ぐ生きている人物が輝いている』と前向きな気持ちを取り戻し、正義を守るのでは無く市民を守ると言う決意を固めた進ノ介の熱い心によって変身した。

戦闘能力
 基本形態であるタイプスピードと比較すると、スピードを殺す反面パワーがさらに向上している。武装はパワーを活かした近接格闘が得意と言う特性上、ハンドル剣を主力として使用。トレーラー砲を使用したこともある。
 そのためタイプスピードとは相性が悪かった、ランブルダンプなどのパワータイプのシフトカーやタイヤなどを装備することができる。初登場時はそのパワーを活かして魔進チェイサーへのリベンジを果たし、クラッシュ・ロイミュードを撃破した。

性能

頭部『ワイルダーメット』
 頭部を守る流線型の装甲『シャープストリームアーマー』に耐衝撃性に優れた重合金を使用。左右に配置された尖った2本のラインには、強化フレームが仕込まれており、敵のエネルギー攻撃を受け流す。
 側頭部と後頭部を覆う装甲『アームドショックキャンセラー』と装着者の間には、特殊ゴム製の衝撃吸収材が挟み込まれており、前後左右からの衝撃を吸収し、無効化する。広域集音装置を内蔵。視覚センサーと連動して高精度に索敵可能。
 顔面を守る装甲フレーム『ブレイクガードバンパー』は頭部前面を覆うパイプ状の強化フレームと、顎を保護する追加装甲によって構成。素材として衝撃吸収性に優れた高密度の重合金を用いており、あらゆる衝撃ダメージを無効化する。
 視覚センサー『ハイフラッシュランプ』が追加装甲によって狭められたマルチハイビームアイのセンサー範囲を補い、索敵や情報収集を補助。マルチハイビームアイと同程度の発光機能を備える。

胴体
 変身時に装備される、タイプワイルド標準仕様のタイヤ『タイプワイルドタイヤ』の高速回転によって、全身を覆うエネルギーフィールドが展開され、格闘時の攻撃力を一時的に増大させる。
 左肩の外部装甲『ワイルダーバランサ』はバランサーとしての機能を備えており、右肩に装備されたタイヤの重量に応じて、全身のバランス制御を行っている。
 胸部を覆う、特殊合金製の外部装甲『ワイルダーカウル』は敵の攻撃を積層装甲で受け止め、衝撃ダメージを分散・無効化する。肩部に装備したタイヤを回転させる機構や、冷却装置も備えている。

腕部
 腕部アーマー『レブアップアーム』に耐衝撃性に優れた重合金を使用。電気刺激で変身者の筋力を増幅させ、ドライブの腕力を飛躍的に上昇させる。
 腕力を強化する強化装甲『トルクアップガード』二の腕を覆うように強化電磁フィールドを展開し、肩と肘の関節運動を補助する。
 拳を覆う強化グローブ『フルクラッシュグローブ』は握力や表面硬度などを自在に変えられるため、戦闘のみならず、細かい機械操作なども可能。圧縮エネルギーでグローブ表面を覆い、高威力のヘビーパンチを繰り出せる。

脚部
 大腿部に装着された強化装甲『フォースギアテクター』内蔵の駆動補助装置を利用して、脚力を引き上げる。大腿部を覆うように強化電磁フィールドを展開し、股関節と膝関節の動きを補助する。
 脚部アーマー『ヘビーストライカーレッグ』には耐衝撃性に優れた重合金を使用。内蔵された高反発サスペンションがドライブの脚力を大幅に引き上げ、重装かつ素早い動作を実現している
 足先に装備された装甲ブーツ『パワーカウルブーツ』の足裏を覆う強化グリップは、高い接地性でドライブの挙動を安定させる。圧縮エネルギーをブーツ表面に展開し、強烈なキックを繰り出せる。

必殺技

オーバーワイルド
 タイヤを回転させながら敵にショルダータックルをかます。必殺技としては劇中未使用だが、1回シフトアップによる攻撃としては8話にて使用している。
 その他、キック技『ワイルドロップ』、タイプスピードのターボスマッシュに相当するパンチ技『パイルブレイク』があるが劇中未使用。

武器必殺技

ターンスラッシュ
 シフトワイルドを装填して発動。ドリフトスラッシュと特に大きな差異は無い。19話ではシフトブレス側のフルスロットルでドリランブルを発動。
 その際にハンドル剣にもエネルギーを送り、ランブルスマッシャーとハンドル剣を併用した回転攻撃でジャッジロイミュードを撃破した。

ドリフトスラッシュ
 第6話にて初披露。ハンドル剣のハンドルを回しクラクションを押すことで発動。激しく回転しながら相手を切り裂く必殺技。
 ハンドル剣のCMでは上記の動作をせず、タイプスピードのターンスラッシュと同じ流れでシフトワイルドを装填して発動。劇中でも第9話で披露したが、ドリフトスラッシュとまったく同じ攻撃だった。第19話ではランブルスマッシャーを併用したバージョンを披露しジャッジ・ロイミュードを撃破している。

アクロスブレイカ

 ファイナルステージでチェイスが変身したタイプワイルドが使用。復活したクラッシュ・ロイミュードに対して大ダメージを与えた。

進ノ介「お前らは逃がさねぇ…」

ボルトロイミュード「じゃあ、子供を見捨てるのかね?」

進ノ介「助けるに決まってんだろ! 驚きだよ。怒りで頭がシーンと冷えることもあるんだな…」

ベルトさん「おぉ!」

進ノ介「お前らを思いっきりクールに裁く…変身!!」

ドライブ!! タイプ・テクニック!!
スペック

身長:203cm
体重:110kg
パンチ力:7.2t
キック力:11.2t
ジャンプ力:ひと跳び26.1m
走力:100mを7.4秒

概要
 シフトテクニックで変身した、ドライブの派生形態。初登場は第9話。変身者にクール(冷静)な心があれば変身可能となる。
 作業用トラックに似た緑色のボディに胸部に横向きに配置されたタイヤが特徴。当初は良く悪くも人情に厚い熱血漢である進ノ介の性格が災いして変身が出来なかった。
 子どもを電撃を発する装置に閉じ込めるというボルト・ロイミュードの非道な策略に対し、「子どもを助けたい」「ロイミュードを倒したい」という想いが合わさった「クールな怒り」の境地に進ノ介が達したことで変身が可能になった。

戦闘能力
 情報処理などの精密な動作・処理が得意。精密機械のように迅速かつ冷静に状況を判断し、最適な行動を取る。それを格闘戦に応用することで正確に攻撃を叩き込む。
 対象を捕捉・解析。危険物を解体しながら後方のロイミュードに対してドア銃で正確に射撃することが可能。タイヤでの作業とドア銃での射撃を同時に行ったこともある。
 反面、重労働な攻撃手段が苦手。精密な射撃が行える利点から、戦闘ではドア銃を多用。MOVIE大戦フルスロットルではハンドル剣を逆手持ちの状態で使用している。

特徴
 あらゆる機械に強い。初めて目にした機械でもその構造を瞬時に解析可能。ベルトさん曰く「最強のメカニックマスター」。精密機械の様に2つの作業を意識せずに同時にこなせる。
 対象の構造や弱点を瞬時に見抜き、ドア銃を用いた必中の精密射撃で一点を穿つこともできる。高速かつ細かい動きを得意としており、特殊技能車のタイヤと相性が良い。
 第9話では目の前の機械の構造を解析しながら、後頭部のカメラによって後方の敵と戦闘した。透明化した敵に対しても、足元の小石が動いただけで即座に位置を割り出した。

性能

頭部『テクニメット』
 頭部全体を守る装甲『ディフェンドストリーム』は耐久性に優れた硬化合金を使用。装着者と装甲の間には、特殊ゴム製の衝撃吸収材が挟み込まれており、前後左右からの衝撃を吸収し、無効化する。
 側頭部や後頭部を覆う装甲『アームドベッセル』は数種類の装甲パネルを重ね合わせることで、高い耐久性を得ている。広域集音装置も仕込まれており、視覚センサーと連動して高精度の索敵を可能とする。
 顔面を守る複合装甲『ラジエータガードダクト』はロケット砲にも耐えうる高密度の圧縮合金を重ね合わせることで、装甲内部の装着者にダメージが及ばない。

感覚器官
 複合アンテナ『シャンクリッパーアンテナ』は熱源や動体反応、電波などを捉える各種センサーを搭載。広範囲かつ超高精度の索敵を可能とする。肩部に備えられた行動サポートデバイスと連携し、背部や死角に潜む敵への対応を促す。
 分析装置『ヘッドライトアナライザー』が対象の内部構造を瞬時に把握し、メット内部に表示する。解体作業などにおける行動手順を最適化し、肩部に備えられた行動サポートデバイスと連携して自動行動を補佐する。

胴体
 変身時に装備される、タイプテクニック標準仕様のタイヤ『タイプテクニックタイヤ』の高速回転させてセンサー類を含めた全システムがフル稼働。必中の精密攻撃を繰り出せる。
 胸部を覆う、特殊合金製の防御ユニット『テックシールドカウル』は防御特性の異なる数種類の金属板を重ね合わせ、物理攻撃やエネルギー攻撃などの、各種攻撃に耐え得る。胸部に装備したタイヤを回転させる機構や、冷却用のラジエータを搭載。

腕部
 両肩に装備された装甲モジュール『デュアルコマンドショルダー』から全身を覆う防御フィールドを展開可能。行動サポートデバイスを内蔵。各種センサーと連動しながら状況を判断し、最適な行動手順を自動的に実行する。
 腕部に取り付けられたアシスト装置『レギュレイトシリンダー』は高速かつ細かい動きが可能なパワーシリンダーを搭載。肩部の行動サポートデバイスと連動しており、各種精密作業や攻撃・防御といった動作を自動補正する。
 腕部を保護する装甲『バケットシールドアーム』に挙動を安定させるバランサーが内蔵。耐久力に優れた多重装甲を用いているため、戦闘中に精密作業などを行う場合の、盾として利用できる。
 拳を覆う強化グローブ『メカニカルマスターグローブ』は肩部の行動サポートデバイスと連動しており、精密作業を高速で行える。握力や表面硬度などは調整可能で、圧縮エネルギーでグローブ表面を覆い、強化パンチを繰り出せる。

脚部
 脚部アーマー『アウトリガレッグ』に耐衝撃性に優れた硬化合金を使用。内蔵された高強度シリンダーが、重心移動などに応じて自動伸縮してボディのバランスを一定に保てる
 足先に装備された装甲ブーツ『ホールドカウルブーツ』の足裏を覆う改良型グリップは、震動吸収と接地性に優れた構造を持ち、ドライブの安定性を飛躍的に高めている。圧縮エネルギーをブーツ表面に展開し、強化キックを繰り出せる。

必殺技

テクニドロップ
 キック技。劇中未使用。

パーフェクショット
 ドア銃を用いた精密射撃。攻撃方法は他のタイプと変わらないが、テクニックで発動するとこの名称になる。装填したシフトカーによって効果が変わる。
 劇中ではタイプテクニック+ファイヤーブレイバーのパターンで初使用。DX玩具のCMではシフトテクニックを装填している。
 ファイヤーブレイバーではラダー型の光弾を放ち、対象を離れさせた後、とどめの一撃を放つ。ローリングラビティでは重力で動きを封じ、拡散した光弾が降り注ぐ。

進ノ介「そうだ…来い、デッドヒート!」

ベルトさん「えっ!? おい、待て進ノ介!」

進ノ介「ベルトさん。これ、名前からしてハートに対抗するためのシフトカーだろ?」

ベルトさん「ああ!現時点での最強装備だ。しかしまだ未完成だ! 思い出せ!あの時のハートと同じようになるぞ!!」

進ノ介「俺もそう思ったがね、考えるのはやめた! 止め方は走りながら見つける!!」

ベルトさん「やむを得ない…このままでは剛が危ない!」

ドライブ!! タイプ・デッドヒート!!
スペック

身長:200cm
体重:107.1kg
パンチ力:15.3t
キック力:23.7t
ジャンプ力:ひと跳び36.5m
走力:100mを3.2秒

概要
 シフトデッドヒートで変身した、ドライブの強化形態。白と黒のスーツに、タイプスピードと同じく真紅のメタルボディに左胸に襷のごとく装着されたタイヤが特徴。
 ハートの特殊能力『デッドゾーン(戦闘能力が格段に上がる暴走状態)に対抗するために、ベルトさんの恩師でありマッハの開発者であるハーレー博士が開発した。
 変身に使うシフトカーであるシフトデッドヒートは初登場時、車体に大きな窪みがありまるでオープンカーの様な形状だったが、最終調整の完了したシフトデッドヒートは、シフトカーの右舷部に白いシグナルバイクが付けられたサイドカーの様なデザインとなる。

外見
 全体的にタイプスピードとマッハがごちゃ混ぜになった外見をしている。胸部と左肩はタイプスピード、それ以外のスーツはマッハに酷似。後頭部には逆さになったマッハのが付いている。これはシフトデッドヒートがマッハとの兼用を前提として開発されたため。
 右肩のタイヤにはバロメーターが表示されている。胸部ブラストカウルにたすき掛けで装着されたタイプデッドヒートタイヤは赤と白のラインが入ったデザイン。ドライブが暴走状態になると縦に赤い亀裂が入ってパンクしたようなバースト状態へと変化する。

活躍
 ドライブシステムとネクストシステムを併用したことで、高出力を発揮。全スペックが基本形態タイプスピードより向上。ジャンプ力以外は大幅にパワーアップしている。
 内部で生成され莫大な稼働エネルギーと熱を利用して、爆風を伴う超高熱の格闘技を繰り出す。タイヤ型のエネルギーを発射することもできる。
 初戦闘の時点でハートを圧倒し、彼に療養が必要とするほどのダメージを与えた。ハートのデッドゾーンと同じ能力を持っているため、ハートに匹敵するほど強力なパワーを持つ。

性能

頭部『D-バーンメット』
 流線型の装甲『エルードストリームアーマー』は耐衝撃性に優れた圧縮合金板を重ね合わせている。 表層になめらかな防御フィールドを形成することで、銃弾やエネルギー攻撃を受け流す。
 側頭部と後頭部を覆う装甲『アーマープログレス』と装着者の間には、最新型の衝撃吸収材が挟み込まれており、状況に応じて硬度を変化させることで、あらゆる衝撃ダメージを吸収・無効化する。
 顔面を守る複合装甲『コンポジットガードパネル』は榴弾の直撃にも耐えうる新型の圧縮合金を重ね合わせることで、装甲内部の変身者へのダメージを防いでいる。
 エアロパーツ『フレームヘッドウィング』は全身にダウンフォースを発生させ、動作を加速。全身から生じた余剰熱の流れをコントロールする。吸排気装置『フェイスインテクター』内部の冷却エアフィルターは、取り込んだ空気から不純物と余分な熱を取り除く。

全身
 体表を覆う耐熱防護スーツ『ヒートライディングスーツ』が変身者の身体能力を限界以上に引き出す。表面に蓄積した熱を腕部や脚部に集中させ、超高熱化した格闘攻撃を繰り出す。
 右肩に装備されたタイヤ『DH-コウリン』はシフトデッドヒートに蓄えられた過熱活性剤を利用し、莫大な稼働エネルギーと熱を生成。生み出された高出力のエネルギーは、全身各部を高速循環し、全機能を限界寸前まで高めている。
 変身時に装備される、タイプデッドヒート標準仕様のタイヤ『タイプデッドヒートタイヤ』は全身を高速循環するエネルギーの流れを整え、各部機能が均一に強化されるよう調整する。

胴体
 胸部を覆う、特殊合金製の耐熱装甲『ブラストカウル』。は装備したタイヤを回転させる機構を持つ。表層には熱を蓄積する機能が備わっており、熱エネルギーの解放によって、必殺技の爆発力を増すことができる。
 ボディ正面を覆うアーマー『ボディカウルアーマー』表面には、エネルギー攻撃を拡散させる粒子がコーティングされている。硬化合金を高圧縮した素材を使用することで、耐久性と柔軟性を兼ね備えている

腕部
 肩部装甲『サーマルディフレクター』は全身から生じた余剰熱の流れをコントロールし、熱攻撃として再利用する。電磁力による運動補助機能を備えており、肩の力を瞬間的に増大させ、高速かつ強力なパンチを生み出せる。
 腕部の攻撃補正装置『シューターエクスギア』が各種武器と連動。攻撃動作を微調整する。装置内部にチャージされたエネルギーを解放し、防御シールドを展開可能。
 拳を覆う強化装甲グローブ『ヘイストグローブ』は高圧縮エネルギーでグローブ全体を覆い、爆風を伴う超高熱パンチを繰り出す。

脚部
 膝を覆う強化装甲『スマッシャープレート』は関節強化機能によって膝部分の動作を高速化し、高威力の膝蹴りを繰り出す。
 脚力強化アーマー『アドバンスドレッグ』内部の複数の高性能サスペンションが、脚部のパワーと瞬発力を極限まで引き上げ、高威力のキックと高速動作を可能にする。
 足先の強化装甲ブーツ『アクティブファストブーツ』は接地性に優れた高性能のグリップパーツを使用しており、一瞬でトップスピードに至る急加速や、安定した高速戦闘を可能。高圧縮エネルギーを足裏に集中し、超高熱の必殺キックを繰り出せる。

欠点
 DH-コウリンに備えられた円形モニターのメーターがレッドゾーンに達すると、タイヤが耐久限界に達してバースト。進ノ介にも制御できない暴走状態に陥る。第16話時点ではまだ未完成で、戦闘終了後に制限時間を超えた為暴走。マッハの必殺技で止めてもらっている。
 ベルトさん曰く原因は、シフトデッドヒートがまだ未完成の状態にあるからだとのこと。17話でハーレー・ヘンドリクソン博士の手によって完成。18話にて再び変身した時は、チェイスの妨害にてタイヤがバーストしても暴走を起こさなくなっていた。

必殺技
 シフトレバーの操作はなく、イグナイターを押した段階で発動する。タイヤ交換用シフトカーを装填した場合は従来と同じ動作を行う。

デッドヒートドロップ
 全身に熱を纏った状態で、飛び蹴りを叩き込む。初使用の際は発動前にアドバンスドイグニッションを回して前方にタイプデッドヒートタイヤを模したエネルギー弾を出現させ、それを蹴り飛ばして敵を翻弄した。
 20話にて『タイプデッドヒート フレア』でも使用した。火炎を操るマックスフレアと相性が良かったのか、通常時よりもさらに高温の炎を纏っていた。『超MOVIE大戦ジェネシス』では、ヒートキックマッハーと同様の手順で発動した。

パンチ技(名称不明)
 赤い稲妻状エネルギーを放ちながら、高熱の連続パンチを叩き込む。第16話にてデッドゾーンに入ったハート・ロイミュードを終始圧倒。戦後再びメディックの治療を要した。
 第26話でもハートに対して使用。彼を追い詰めた。しかし、自分の行く末に迷っていたチェイスのスパイダーによる攻撃により防がれ、進ノ介は腕を負傷してしまった。
 上記の技からシフトブレスのイグナイターを押すことにより「デッドヒート!」の音声と共に発動。赤熱化したエネルギーを纏い、強力なパンチを叩き込む。ハート・ロイミュードは1度は受け止めたが、力が込められたもう1発をくらい吹き飛ばされた。

名称不明
 ドライブドライバーのアドバンスドイグニッションを起動させて発動。赤いタイヤ型エネルギー弾を出現させ、標的に向け蹴り飛ばす。

進ノ介「あのトレーラーがいれば、フォーミュラで決められるのか?」

ベルトさん「りんなを信じよう!」

進ノ介「ああ、ベルトさん! ひとっ走り、付き合えよ!!」

ドライブ!! タイプ・フォーミュラ!!
スペック

身長:202cm
体重:111.1kg
パンチ力:16.0t
キック力:28.6t
ジャンプ力(ひと跳び):47.1m
走力:100mを0.2秒
加速時:100mを0.12秒

概要
 シフトフォーミュラで変身した、ドライブの超強化形態。空気の渦を発生させる「風の戦士」。第21話にてメディックによって殆どのシフトカーが操られる。
 新たに超重加速を獲得した魔進チェイサーに一方的に追い詰められ絶体絶命のピンチに陥った進ノ介は、一か八かのぶっつけ本番で変身した。
 ちなみにベルトさんは変身直前までその存在を進ノ介に隠していた。第33話にてりんなの発言によりタイプフォーミュラが本来はドライブの最終形態であることが明言された。

外見
 モチーフはフォーミュラの名の通りレーシングカー。メインカラーは白と青のツートンカラー。装甲の随所には今まで登場したタイヤ交換シフトカーの名称がスポンサーロゴの如くちりばめられている。頭部は黄色いメット。F1カーを思わせるシルエット。
 胸部はフロントウイングやカウルで覆われている。タイヤは小型のものが左右の腕部フェアリングアームガードに腕輪状に装備されている。

戦闘能力
 基本性能はデッドヒートを上回っており、最大の特徴はレーシングカーさながらの超加速能力。100mを僅か0.2秒で走り抜く高速移動を有する。
 周囲の気流と推進装置を利用した超加速により、敵に反撃の余地すら与えない超高速戦闘が可能。タイプデッドヒートですら動きが鈍る魔進チェイサーの超重加速の中でも相手を翻弄するほどのスピードを発揮でき、タイプスピードの発展型とも言える。
 戦闘能力についてもタイプワイルドやタイプデッドヒートよりも高いスペックを持つ。機動力に限れば後に登場するタイプトライドロンをも上回るため、同フォーム登場後もスピードを要する局面で運用される事があった。

欠点
 進ノ介にかかるGが凄まじいため、デッドヒート以上の負担が強いられ、長時間の戦闘は難しい。予行演習がなければ、体を鍛えてない限り数十秒で気絶する。仮に戦闘を重ねた変身者である進ノ介でも加速時の強力なGで首を痛めていた。
 この問題を解決するために、ハーレー・ヘンドリクソン博士が第17話にて主人公達に贈ったお手製お菓子の「ハーレーパイ」に隠された数式や設計図を元に沢神りんな新たな武器とサポートシフトカーを開発。
 22話にて大型銃の「トレーラー砲」は使用者に負担の掛からない必殺技を発動可能。23話にて3つの「ピットクルー」が完成。メンテナンスを受けつつ長時間の安定した戦闘を行うことが可能になった。

性能

頭部『ファスターメット』
 頭部装甲『アームドヘッドカウル』は耐衝撃性に優れた圧縮合金板を重ね合わせている。表層に形成した滑らかな防御フィールドで敵の攻撃を受け流す。
 特殊構造によって装着者への衝撃ダメージを吸収・無効化する。広域集音装置を搭載。各センサーと連動して高精度の索敵を行う
 顔面を守る複合装甲『ファストガードパネル』が変身者へのダメージを防ぐ。最高速からの衝突にも耐えられるように、改良型の圧縮合金を重ね合わせた特殊構造をもつ。
 ウィング付きのバイザー『ウィンガードバイザー』はSO-1合金から抽出したエネルギー粒子を素材としており、敵のエネルギー攻撃を変質させ、後方に受け流す。後部ウィングはダウンフォースをコントロールし、加速力を向上。
 吸気口『F-インダクションポッド』は取り込んだ空気で各種デバイスを冷却。周囲から取り込んだエネルギー粒子をエンジンに送り込み、稼働エネルギーとして再利用できる。

全身
 体表を覆う防護スーツ『GP-ドライビングスーツ』が変身者の身体能力を極限まで引き出す。繊維化した特殊合金製で、戦闘やクラッシュによるダメージを大幅に軽減する。
 変身時両腕に装備される、タイプフォーミュラ標準仕様のタイヤ『タイプフォーミュラタイヤ』を高速回転させて周囲の気流をコントロールし、運動機能の超高速化を可能にする。
 高速移動時はスピードに比例した負荷が加わるため、身体を鍛えた変身者でなければ、数十秒程度で意識を失う。
 背部に装備された推進装置『エクスファンブースト』はコア・ドライビアから送り込まれたエネルギーや、各部インテークから取り込んだ空気を利用して噴流を生み出し、短時間ではあるが、爆発的な推進力を得ることができる。

胴体
 胸部を覆う特殊合金製の装甲ユニット『オーバーテイクユニット』は冷却や、全身の空気抵抗をコントロールする。内部の防御装置から全身を覆うシールドを展開し、防御力を飛躍的に高められる。
 前面に装備されたウィングパーツ『パワーゲイルウィング』が状況に応じてダウンフォースを調整し、高速旋回や加速を行う際の空気抵抗を最適化する。
 背面のウィングパーツ『ウィングヴァリアブル』が挙動に合わせてウィング角度を調整し、高速旋回や加速時における空気抵抗を最適化する。

腕部
 腕部アーマー『フェアリングアームガード』は耐衝撃性に優れた軽量化合金製。装備タイヤを高速回転させる機構を搭載。乱流を利用した防護領域を作り出し、対象を保護可能。
 肩部アーマーユニット『G-サイドポッド』に電磁力による運動補助機能を搭載。肩の力を瞬間的に増大させ、高速かつ強力なパンチを生み出す。敵が放ったエネルギー攻撃や空気を取り込み、背部のエクスファンブーストで推進力に変換する。
 拳を覆う強化グローブ『ヴォルテックスグローブ』は握力や表面硬度などを自在に変えられるため、戦闘のみならず、細かい機械操作なども可能。圧縮エネルギーでグローブ表面を覆い、乱流を伴う高速強化パンチを繰り出せる。

脚部
 脚部アーマー『トラクションターボレッグ』には耐衝撃性に優れた軽量化合金を使用。衝撃ダメージの吸収と空力特性が向上。内部の改良型サスペンションが脚力を限界以上に強化し、超高速の動作を可能にしている。
 足先の改良装甲ブーツ『モディファイカウルブーツ』はグリップパーツの表面硬度を変化させることで、路面状況に関わらない安定した急加速や急旋回が可能。圧縮エネルギーをブーツ表面に展開し、強力なキックを繰り出せる。

必殺技

フォーミュラドロッ
 超高速で近づき、その勢いで飛び蹴りを叩き込む。『仮面ライダー4号』にて3話にて初使用。1発目は仮面ライダー4号のライダーキックとの打ち合いに競り勝ち右足を負傷させる。続けて放たれた2発目は、ライダーパンチとぶつかり拮抗した。
 シフトレバーを自爆覚悟で合計9回も倒す事で加速して、キックのパワーを高め、4号を倒した。トレーラー砲を使わない必殺技は進ノ介の体にかかる負担が大きすぎるため本編内では使用されなかった

名称不明
 青白い光と共に超高速で近づきパンチを叩き込む。初変身時に魔進チェイサーに対して使用したが、その際に進ノ介は身体を痛めている。

トレーラーインパク
 トレーラー砲を用いた砲撃。シフトランディングスロットにシフトフォーミュラを、シャッターゲートパネルにシフトカーを二台装填することで発動。
 劇中で初使用した際には、ゲートパネルにシフトスピード+シフトワイルドを装填した。その後は主にピットクルーを装填している。
 『春休み合体1時間スペシャル』ではコラボ相手が『手裏剣戦隊ニンニンジャー』ということで、シフトスピード+ミッドナイトシャドーを装填。「シュリケン忍法 やぐら忍旋風」に乗りながらの射撃を繰り出した。

進ノ介「いい笑顔だ。帰ってきたかいがあったよ」

ベルトさん「後は任せたまえ、霧子」

霧子「はい!」

フリーズ「何だ?何故生き返った… 今何が起こった!?」

進ノ介「爆発の直前に変身できたんだ。だから霧子も救えた…もう一度、よく見せてやる!」

ファイヤー、オールエンジン!! ドライブ!! タイプ・トライドロン!!
スペック

身長:198.5cm
体重:108.0kg
パンチ力:18.0t
キック力:31.0t
ジャンプ力:ひと跳び45.0m
走力:100mを0.643秒

概要
 シフトトライドロンで変身したドライブの最強形態。トライドロンと融合した姿であり、ベルトさんと進ノ介が本当の意味で一心同体となって生まれた“人機一体”の戦闘形態。
 変身の際はトライドロンがアーマーへ変化すると共に、全シフトカーがシフトトライドロンに内蔵、胸部トップギアカウルの左側にタイプトライドロンタイヤが縦向きに装着される。
 トライドロンが近くになくても、室内でも変身することが可能。初変身の時は進ノ介とベルトさんが一心同体だったため、二人で同時に「変身」の掛け声を唱えた。

変身経緯
 りんな曰く本来はタイプフォーミュラがドライブの最強タイプであり、この姿は想定外。第32話にて超進化態となったフリーズ(001)に敗北して戦死したと思われた進ノ介だった。
 しかしベルトさんがドライブドライバーの全機能を進ノ介の生命維持に出力したことで仮死状態に止まらせる。
 これに気が付いた特状課の面々は、本来はトレーラー砲用のアイテムとしてりんなが開発していたシフトカー「シフトトライドロン」を使ってドライブドライバーに他のシフトカーの全エネルギーを注入して再起動させることを計画する。

初変身
 霧子の運転でトライドロンは限界まで加速したことで虹色のオーラを纏い、ドライブドライバーには順調にエネルギーが注ぎ込まれて行く。しかしフリーズの妨害によってトライドロンは炎上、横転した揚句爆発する。
 ところが、直後にトライドロンを包んでいた炎は消え去り、中から復活した進ノ介が登場。進ノ介は爆発の直前に仲間達の協力、そしてベルトさんとの融合によって蘇生を果たしており、それにより得た新たな変身で瞬時に霧子を救っていた。
 あり得ない事態に狼狽するフリーズの前で、ベルトさんと進ノ介は改めて奇跡の形態「タイプトライドロン」へと変身してみせたのだった。

戦闘能力
 ジャンプ力や走力こそタイプフォーミュラに及ばないが、全てのコア・ドライビアの力が結集しているためパワーが強化。超進化態ロイミュードをも圧倒する能力を持つ。
 走力は100mを0.643秒。時速にすると560km/hでトライドロンと同じ速さである。左肩の『タイプトライドロンタイヤ』を始めとした全身のタイヤを駆使してスピーディーな戦い方を得意とする。トレーラー砲を用いることも可能である。

主導権交代
 ベルトさんと進ノ介が意識を共有しており、ベルトさんが進ノ介に代わって戦う(運転を代わる)こともある。この時は、黄色い複眼がドライブドライバーのセントラルフェイスを思わせる黒と赤の波状パターンに変化する。
 その場合、ベルトさんの冷静沈着さや分析・判断能力をフルに発揮できる。データ化された存在故に対人特化したロイミュードの特殊能力を気にせず戦える。脳震盪など進ノ介の肉体に起きた不調をも無視して戦闘続行できる、などの利点がある。
 フリーズロイミュードの「人間以外の存在は心を凍らせることが出来ず攻撃が充分に効果を発揮できない」と言う弱点を突き、ベルトさんの意志の状態で攻撃を弾き返した。
 第36話では超進化態ブレン・ロイミュードの毒攻撃に苦戦していた進ノ介から運転を変わり、ブレンを圧倒。第37話ではクック・ロイミュード相手に運転交代して八つ当たり。劇場版では、この運転交代により暴走を引き起こした。

性能

頭部『トライドメット』
 流線型の装甲『プロテクトストリーム』が保護表面装甲は耐衝撃性に優れた強化合金製で、あらゆる衝撃を受け流す。防御フィールド展開装置を搭載。全身をフィールドで覆うことで、戦闘ダメージを大幅に軽減できる。
 顔面を守る複合装甲フレーム『レジストガードバンパー』は超高強度の圧縮合金を重ね合わせることで、装甲内部の装着者にダメージが及ばない。計算上では物理攻撃での破壊はほぼ不可能。
 側頭部を防御するタイヤ付きの装甲『フェンダーヘッドウィング』内部の衝撃吸収材が前後左右からの衝撃を吸収し、装着者への負担を軽減する。タイヤを高速回転させることで全身各部のセンサーシステムがフル稼働し、必中の精密攻撃が可能。

感覚器官など
 『マルチハイビームアイ』が『デュアルハイビームアイ』に強化。マルチセンサー『マルチヘッドセンサー』が通信データなどの電子情報を収集し、捜査や追跡等に役立てる。
 各種センサーが読み取ったデータを統合し、市民の安全を確保しつつ、確実に敵を撃破できるよう行動をサポートする。
 冷却ユニット『インダクションバランサー』は取り込んだ空気で各種デバイスを冷却。システム全体を安定稼働させるために、各種デバイスの温度と負荷を常時モニタリングしている。エアロパーツ『トップウィングブレード』が全身に強力なダウンフォースを発生させ、加速能力を格段に向上させる

全身
 体表を覆う防護スーツ『G-パワードライビングスーツ』が変身者の身体能力を限界まで強化。繊維化した特殊合金で作られており、戦闘時のダメージを大幅に軽減する。
 変身時に装備される、タイプトライドロン標準仕様のタイヤ『タイプトライドロンタイヤ』の高速回転によって、ボディを覆う反重加速フィールドが形成され、瞬間移動が可能となる。
 ドライブのコア・ドライビア-Nとトライドロンのコア・ドライビア-Tが融合した動力源『コア・ドライビア-TN』を搭載。超出力の高性能エンジンへと進化している。エンジンの回転と振動を利用して、重加速を打ち消す波動を放てる。

胴体
 特殊合金製の外部装甲『トップギアカウル』の表面を覆う特殊なエネルギー粒子により、あらゆる攻撃ダメージを半減する。胸部に装備したタイヤを回転させる機構や冷却装置を搭載。
 戦闘用の補助センサー『マルチハイビームセンサー』が敵の戦闘パターンをデータベース化。頭部のメインセンサーに伝える。『サーマルチャージャー』が周囲の熱エネルギーを吸収・蓄積。蓄積した熱エネルギーの解放によって、必殺技の爆発力を増す。

腕部
 装甲ブロックで強化された腕部アーマー『ディフェンダーアームギア』は強化合金を使用した多層構造を用いており、盾として利用できるほど頑丈。インテークから敵のエネルギー攻撃等を吸収し、稼動エネルギーに転用する。
 肩部装甲ユニット『フェンダーサイドシールド』は敵が放ったエネルギー攻撃を受け流す。電磁力を利用した腕力強化装置を内蔵。タイヤの高速回転を利用して強力な電磁フィールド生み出し、超威力のパンチが可能。
 超硬化合金製左腕装甲ユニット『ミキシングアームギア』前腕に超高速マテリアル生成装置を内蔵。トライドロンと同様、タイヤの生成が可能。内蔵されたタイヤ合体システム「タイヤカキマゼール」により、生成した3つのタイヤを融合・再構築し、強化タイヤを生成。
 拳を覆う強化グローブ『グランマイティグローブ』は握力や表面硬度など変幻自在。戦闘のみならず、細かい機械操作なども可能。圧縮エネルギーでグローブ表面を覆い、トライドロン タイプテクニックの必殺アーム打撃に匹敵する高威力のパンチを繰り出せる。

脚部
 脚部アーマー『ハイダッシュレッグ』は耐衝撃性に優れた軽量化合金を使用。衝撃ダメージの吸収と空力特性が向上。内蔵サスペンションによって脚力と瞬発力が限界まで強化されるため、トライドロン タイプスピードと同程度の最高速度で走れる。
 膝を覆う、強化チタン合金製の装甲『メタルハイガード』が膝関節の動きを補助・強化。高速の膝蹴りを繰り出せる。
 足先に装備された、タイヤ付きの装甲ブーツ『リアホイールブーツ』はタイヤの高速回転を利用して、爆発的な加速力と高い旋回性能を得る。圧縮エネルギーをブーツ表面に展開し、強力なキックが可能。威力はトライドロン タイプワイルドの突撃必殺技に相当する。

シフトトライドロン
FIRE ALL ENGINES!!

 ドライブ強化用デバイスとして製作された大型シフトカートライドロンを彷彿させる形状のボディを持ち、従来のシフトカーからのシフトアップギミックを搭載。
 しかしリボルビングストラクチャーは取り払われ、シフトカー全体がシフトレバーのようなデザインになっている。本体上部パネルには、変身用シフトカーを除いたシフトカー達が左右に並んで映っている。

機能
 本体後部に【シフトトライドロン起動用スイッチ】と【超高速マテリアル生成装置起動用スイッチ】が装備。変身時には前者を押してから従来と同じようにシフトブレスに装填・シフトアップすることで変身できる。
 後者は、戦闘時に起動させることで複数のタイヤを組み合わせた【強化タイヤ】を製造可能。ただし他のシフトカーと異なり自走できないため、敵の妨害で落とされて変身できなくなることもあった。

立体物
 DXトイにて販売。音声ギミックが非常に豊富。大型シフトカーのため、装填可能なものがシフトブレス、ブレイクガンナールパンガンナートライドロンハンドル剣ドア銃トレーラー砲ゼンリンシューターシンゴウアックスが対応している。
 変身デバイスであるブレイクガンナーやルパンガンナーに装填した場合、シフトフォーミュラと同じく【ADVANCE SYSTEM】という音声が鳴る。

必殺技

トライドロップ
 タイプトライドロンにおけるキック技。劇中では36話にて初使用。タイヤ状のエネルギーを展開し攻撃を防いだ後にトリプルライダーキックを決めた。
 37話ではアタック1.2.3の状態で発動したが、ハートに防がれその反動で跳ね飛ばされている。47話では連続カキマゼールによりすべてのタイヤが融合した特殊なタイヤの状態で発動。ハートの強力なパンチと連携して「シグマサーキュラー」の破壊に成功した。

名称不明
 タイプトライドロンにおけるパンチ技。赤いエネルギーを纏わせてパンチを繰り出す。劇中では37話にて初使用。ピーポーセーバーの各武器を駆使してロイミュード068を空中に捕らえ、ジャスティスケージで動けなくしてからパンチしていた。

トレーラービッグインパク
 トレーラーインパクトの強化版。巨大な光弾となったトライドロンを放つ最強技。シフトランディングスロットにシフトカーを、シャッターゲートパネルにシフトトライドロンを装填することで発動する。
 トライドロンと全シフトカーの力を結集させた最後の切り札。融合進化態にも事前に融合者を引き剥がす事なく撃ち込む事ができる。劇中で初使用した際には、スロットにシフトスピードを装填した。
 シフトワイルドやシフトテクニックなどの変身用シフトカーでも発動可能。使用後はドライブが装填したシフトカーのタイプに戻る。トライドロンもドライブから分離し元の姿に戻る。シフトトライドロンは元々この技を放つためのアイテムとして開発された。

ターンスラッシュ
 シークレット・ミッション type Lupin『~ルパン、最後の挑戦状~』で使用。シフトトライドロンを装填して発動。トライドロンの幻影が回転する中でルパンと連携して死神ロイミュード100を撃破した。

備考
 最強形態の選出にあたり、ドライブは地上最速のマシンをモチーフとしたF1マシンを使用してしまっていたため最強形態の選出には困難が伴っていた。
 石森プロの田嶋秀樹氏の「子供達が考える最速のマシンは、やはり【トライドロン】であろう」という意見により打開された。
 ドライブとトライドロンの【人機一体】となるアイディアに辿りついたという。撮影を行う上でベースとなるスーツを含めアップ用とアクション用の二着が製造された。

劇中の活躍

 序盤
 暫くは一般市民に正体を知られることなく秘密裏に活動。当初はロイミュードを単に倒すべき相手として見なしていた。チェイスとは第3話で初めて対峙して以降何度も交戦。
 無関係の人間には決して手をかけたりはしないチェイスと関わった影響で、改心するロイミュードもいるかもしれない、と考えるようになる。
 第14話終盤にてチェイスの正体が霧子の命を救った先代の仮面ライダー、プロトドライブである事を知る。彼がメディックに洗脳されて以降は元に戻るよう呼びかけていた。
 だが第22話にてチェイスはメディックによって完全な戦闘マシーンと化す。覚悟を決めて彼を葬った。この際に「お前が味方であったなら……」と思わず呟いている。

 認識の改め
 第20話ではロイミュード072と対面。072は特状課の仲間である西城究をコピーして彼と共に行動していた為、どっちが本物なのか調査していく。その中で072がこれまでのロイミュードと違うことに気付く。
 事件を起こした経緯や072が究と本物の友情を育んでいる事を知り、彼の撃破を取りやめる。「善の心を持つロイミュードもいるのでは無いか」という認識を抱く。
 しかし、その直後に新たな死神の長となったメディックに072は致命傷を負わされ、究を案じる言葉を残して完全に消滅・死亡してしまった。
 この後のメディックとの戦闘に突入した際には激しい怒りを爆発させており、またチェイスと同じ死神を名乗ったメディックの事を「悪魔」と呼んでいる。ロイミュード側の要となっていたある人物を牽制するため、正体を公にし、公的なヒーローになる。
 
 父の死
 第26話にてチェイスが生存している事を知った際には彼の生存を心から喜び、彼が3人目のライダー・仮面ライダーチェイサーとなった後も彼を仲間の1人として受け入れている。
 父・英介の死がロイミュードに関係するという疑惑が浮上。捜査一課新課長の仁良光秀や、「能見」として捜査に介入するブレンの妨害に遭う。
 第29話。ロイミュードによる銀行強盗および殺人事件の報を受け、現場へ急行。12年前、父親を殺した犯罪者・根岸逸郎と融合したオープン・ロイミュードと交戦。
 父親の件を聞き出すことに固執して危うく犠牲者を出しかけ「仮面ライダーは市民を守る」と言う自らに課した使命すら見失いかけたことをチェイスに叱責された。冷静さを取り戻し、丸谷を連れてその場から撤退する。

 オープン・ロイミュード
 事件の捜査を開始する。結果、殺されていたのは全員、12年前の事件当時に事件現場の英都銀行南久留間支店の従業員であった。ロイミュードにより当時の状況を知る者たちの口封じが行われているのに気付く。
 事件当時根岸と行動を共にしていた「丸谷慎吾」、そして英介が銃弾から身を挺して庇った少女「唐沢ゆかり」と接触する。
 ゆかりは事件のショックから12年経った現在でも立ち直れずに、進ノ介を拒絶(この際、進ノ介も真相を知ることに焦るあまり、かなり激しく彼女を問い詰めている)し、一方の丸谷も事件のことを思い出そうとしても上手く思い出せない、と語り進ノ介を困惑させる。

 フリーズ・ロイミュード
 第30話ではチェイスや霧子との交流を通じて仮面ライダーと警察の使命を再確認。市民を守る為に戦いオープン・ロイミュードを見事撃破した。
 終盤、001の正体が、父が殉職した12年前の強盗事件と関係のある家防衛局長・真影壮一と知る。ブレンの元にドライブドライバーも持たず単独で向かうなど暴走。
 001対策で意見が割れたベルトさんとも仲違いする。第31話終盤、001の進化態であるフリーズ・ロイミュードと対峙。ベルトさんを半ば強引に説得してタイプフォーミュラに変身。しかし凍結攻撃の前に敗れる。
 第32話では戦う覚悟を決めたベルトさんと和解。フリーズとの再戦では優位に戦う。最後はトレーラー砲による必殺技で見事葬ったかに思われた。
 だが敗北したフリーズは「屈辱」の感情が極限まで高まり超進化態へと覚醒。彼の攻撃で身体を貫かれてしまいベルトさん共々殉職した。

 最強フォーム
 ベルトさんがドライブドライバーの全機能を進ノ介の生命維持に出力し、仮死状態に留まらせていた。これに気付いた特状課の人々は、進ノ介復活のため動く。
 本来トレーラー砲用のアイテムとして開発していた「シフトトライドロン」、霧子の運転で限界まで加速したトライドロンの力で、シフトカーの全エネルギーをドライブドライバーに注入して再起動を試みる。
 トライドロンは虹色のオーラを纏い、ドライブドライバーに順調にエネルギーが注ぎ込まれて行く。しかし、フリーズの妨害によってトライドロンは炎上し、横転した揚句、爆発する。だが間一髪復活した進ノ介によって霧子は救出されていた。
 新たに手に入れたタイプトライドロンの力で、超進化を遂げたフリーズを撃破。完全に消滅させた。だがフリーズは消滅の間際、父の殉職の原因は自身では無い事を示唆する。

 父の死の真相
 その後も調査を続行。その結果、12年前の強盗事件の黒幕が同じ警察官の仁良であることが判明した。仁良は追跡してきた進ノ介を、籠城事件の犯人に仕立て上げ特状課を占拠する。そしてベルトさんとシフトカーを没収した上で「正当防衛」と称して進ノ介を撃つ。
 だが、こっそり抜け出していたディメンションキャブによって一命を取り留める。記者会見を開く仁良とブレンの前に姿を現し、英介射殺事件の証拠を披露する。
 全てが暴かれた仁良はシーフロイミュードに変化。下級ロイミュードと共にライダーたちと乱戦を繰り広げる。ブレンが倒された後、進ノ介によって逮捕され、12年前の銀行強盗事件が本当の意味で解決した。

 ハートとの共感
 第38話では「人類を滅ぼすのではなく真正面から打ち破って支配する」と言うハートの考えに不思議な共感を抱いている。また、メディックのこれまでの非道な行いが全て心からのハートへの献身であったことを知る。
 ハートに献上しようとしていた品を失い人間態のままで呆然としていた彼女をデッドヒートマッハの攻撃から庇う。その後ハートと再び対峙しお互いの考えを語り合う。
 結果、「ロイミュードは全員が根っからの悪では無い」「それでも人類を脅かすなら警察官として仮面ライダーとして彼らを打ち破る」「戦うならせめて正々堂々と戦う」という結論を導き出し、再び市民を守る仮面ライダーとしての決意を固めた。
 それ以降、人間を学習し感情を会得して変化していくハートら3幹部に対する考え方が変わり始め、ただの「敵」あるいは「悪」とみなすことはなく、第43話ではメディックを元に戻すために逃走を図るブレンを蛮野の追撃から守った。

 最終決戦
 ロイミュード達が人間とほぼ同レベルの感情を手に入れ始めていた。ロイミュードを上回る「悪」の蛮野=ゴルドドライブや装置のシグマサーキュラーとの最後の戦いに臨む。
 第44話でブレンが、第46話でメディックが自らの信念に準じ誰かを救う為に己が命を犠牲にして散っていった際には、深い悲しみと慟哭、激しい怒りを露わにした。結果、シグマサーキュレータはハートや進ノ介の活躍により撃破された。
 ボロボロと化したハートは最後の一人として進ノ介に戦いを挑むが、激戦で既に限界が来ていたハートは「新たな友」に認められて支えられながら消滅。全ロイミュードが倒れた。
 その後、ベルトさんはいつか人間が力を正しいことのためだけに使えるようになる時が来るまで、特状課のドライブピットの地下にドライブ、マッハ、チェイサーの使用の全装備を封印した。

 特別編
 自らの時間を止める切っ掛けとなった犯罪組織・ネオシェードと対峙。謎のアイテム「ゴースト眼魂」を求める仮面ライダーゴースト/天空寺タケルとユルセンと出会う。
 眼魂の力で再び仮面ライダーに変身するチャンスを得るが、あえて変身せずに自らの力だけでネオシェードのリーダーを逮捕。見事過去を乗り越えた。
 ゴーストことタケルとユルセンは「また、近いうちに泊さんと会える気がする」という言葉を残して去っていくのだった。
 ロイミュードとの戦いが終わった後は、巡査部長に昇進し、警視庁捜査一課に転属。父・英介と同じく、エースとして長きに渡り活躍した。そして霧子と結婚。2016年12月、長男・英志(エイジ)を授かった。

 ファイナルステージ
 テレビ本編の後日談。復活したパラドックスロイミュードに対して、超デッドヒートドライブに変身して対抗。
 終盤では進ノ介がタイプスピード、チェイスがタイプワイルド、ブレンがタイプテクニック、剛がタイプデッドヒート、メディックがタイプフォーミュラ、ハートがタイプトライドロンに変身。一堂に会したドライブによって倒された。

 『超MOVIE大戦ジェネシス
 剛がハーレー博士から貰ったマッハドライバーを進之介が使い、デートヒートドライブに変身した。10年前にタイムスリップした際、なぜか天空寺家の庭に落ちていた。後に相棒となる進之介とは面識がないため「誰だね?君は」と問いかける。ゼロドライブに変身した。
 この時にダヴィンチ眼魔の暗躍を知った為か、現代では最終決戦時にトライドロンと共に進ノ介のもとへ駆けつける。
 事件解決後は進ノ介に結婚の祝福をしてから再び地下深くに戻って行った。ちなみにマッハドライバーは、急増品だったことが災いして、事件解決後に破損した。

 『ドライブサーガ 仮面ライダーマッハ/ハート』
 ベルトさんが封印された状態のため進ノ介が変身するドライブは登場せず。復活したハートが変身したタイプスピードワイルドテクニックが登場。

 『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー
 天空寺タケルから連絡を受け、ネクストゲノム研究所の情報を提供。変身できないため苦戦を強いられていたが、終盤で鎧武が地下深くからベルトさんを連れて来る。
 終盤では再びドライブに変身。物語序盤で警官隊を壊滅させた張本人であるロボルバグスターを撃破した。霧子が出産間近であり、事件解決後は進ノ介が同僚達から早めの出産祝いを貰っている。

ゲーム作品

 ガンバライジング
 ND1弾から参戦。2015年の現行ライダーということでナイスドライブ弾で活躍。キーアイテムであるシフトカーによる必殺技や専用システム、「シフトバースト」を使った強化など色々持ち合わせている。LREXでは劇中必殺技習得。
 ND2弾ではタイプワイルドがSR、タイプテクニックがLR&LREXで参戦。ND3弾ではタイプデッドヒートが参戦ND4弾ではタイプフォーミュラLREX枠で参戦。ND5弾より最終フォームであるタイプトライドロンも参戦。LREX枠ではアタック1.2.3も登場。
 ND6弾では限定レアリティ枠LRSPとしてバースト後に全てのタイプにチェンジできるカードが登場。
 同弾にて、過去のキャンペーンが勢揃いのキャンペーンであるキャンペーンカキマゼールキャンペーンのシフトバースト枠でタイプスピードからタイプトライドロンにチェンジするカードと、MOVIE大戦フルスロットルの特典限定であったタイプフルーツも参戦。
 排出カードとしては初登場。BK弾以降も前作主人公ということもあってSRやVR、CP等の枠を引き続き取っており高レア枠を維持している。

大会
 ND1弾CPの表アビリティがとてつもなく強力。ライダー全国対戦(オンライン対戦)ではND3弾LR(EX)マッハ(又はND4弾SRデッドヒートマッハ)と並び、定番デッキとして猛威を振るった。
 ND2弾までは4弾N(ノーマル)Wサイクロンジョーカー(こちらもLR(EX)マッハ同様1番目指定でテクニカルゲージアップ)。6弾LREXファイズ(バースト後チーム全体のゲキレツアイコン増加&全体のゲキレツアイコンのAP+100)。
 同弾のCPドライブタイプスピードフレア(タイヤコウカンで別フォーム扱いで同時に組める)同士で毎ラウンドAP+40(4ラウンド目はAP+160となりもう手が付けられない)。
 鎧武弾のみで入手できたチーム全体のゲキレツアイコンのAPを+100するアビリティを装備したガンバライダー(後にゲーム終了時のスロットで配布された)、といったデッキが流行り、オンライン対戦ではほぼ無敵だった
 ND3弾からオーバーチャージの実装、AP上昇の上限が100まで、ゲキレツで発動済みのアビリティの無効化、など色々とバランス調整が施された。
 バッチリカイガン2弾より遂にメタカードであるVR(バーサスレア)魔進チェイサードライブとマッハのアビリティ発動の封印)が登場した。

 バトライド・ウォー
 創生よりプレイアブルキャラとして参戦。タイプスピードでは選択したシフトカーによる固有の必殺技が使用できる他必殺技が強化、変化される特性を持つ。ボタン長押しにより一定時間素早さを向上させる。
 豪快な攻撃を持つタイプワイルド、射撃を得意とするタイプテクニックにもフォームチェンジできる。超必殺技でタイプフォーミュラに、究極状態でタイプトライドロンとなる。

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 以上です。これで紹介を終えます。

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