今回解説する仮面ライダーはマッドローグです。
「リスクはあったが、最高の実験だった……」
目次
- 内海成彰
- 概要
- 過去
- 開発した製品
- 仮面ライダーマッドローグ
- スペック
- 変身
- 概要
- 性能
- 頭部
- 胴体
- 手足
- 装備
- 必殺技
- 余談
- 劇中の活躍
- 序盤
- 一時退場
- 難波側として再登場
- 『ハザードレベルを上げる 7つのベストマッチ』
- 幻徳との関係
- エボルトの台頭
- マッドローグ生誕
- 本性解放
- 最期
- エピローグ
- 『Vシネクスト仮面ライダーグリス』
- ガンバライジング
- 備考
- ならば……!
- 悪行
- 中の人
内海成彰
『仮面ライダービルド』の登場人物。名前の読みは『うつみなりあき』。 仮面ライダーマッドローグの変身者。年齢28歳。演じたのは越智友巳。
概要
理知的な顔立ちのメガネをかけた青年。東都先端物質学研究所所長・氷室幻徳の秘書。初期は常にタブレットを持ち歩いていた。冷静沈着かつ感情を顔に出さない性格。冗談を言ったり、動揺を見せたりするなど人間味を覗かせる一面を持っている。
意外にもコーヒーを淹れるのが上手い。戦兎からも「カフェ開けますよ」と絶賛された。ただし、内海自身は「それは首相補佐官の秘書にも科学者にも向いてないという皮肉か?」とあまり嬉しくなさそうだった。
サイボーグ
第9話では研究員に一晩で成果をまとめるよう指示すると言ったブラックな面を見せ、部下の研究員だった桐生戦兎に「サイボーグ」と揶揄された。
第19話のあらすじではそれが露骨にコラージュされた「サイボーグ内海」が登場する。更に大活躍した第39話のあらすじで再び「サイボーグ内海」がでてくる。中盤以降本当にサイボーグとなっていたことが終盤、唐突に判明した。
過去
難波重工によって育てられた“難波チルドレン”の1人。昔は優秀な科学者だったらしく、科学のことになると血が騒ぐという筋金入りな一面もある。初めから難波重工のスパイとして幻徳の秘書を務めていた事が25話で判明する。
開発した製品
北都・西都勢力に技術を提供し激化する戦争に一役買っている。東都VS北都の際には石動経由で流出したスクラッシュドライバーを製造。開発理由を戦兎に問い詰められた時には「あの設計図を見て血の騒がない科学者はいない」と即答した。
後に西都が参戦した際にはスクラッシュシステムの進化系たるクロコダイルクラックフルボトル、最上魁星が使用したカイザーシステムのアップデート版であるリモコンブロス/エンジンブロス/ヘルブロスを開発した。
狂気
第38話でマッドローグに変身して以降、エボルドライバーによって手に入れた絶大な自信に満ち溢れて、狂気的なまでにハイテンションになった。
エボルトと自分以外の全てを露骨に見下したり、戦闘では意味なく奇声や笑い声を上げながら、相手を必要以上に甚振る事で自分の力を誇示するかの様な攻撃を繰り出す。変身時には常に狂気に満ちた笑みを浮かべている。
人物関係
氷室幻徳からの命に応じて、研究員としてパンドラボックスの解析を行うことになった桐生戦兎を監視。当初はパンドラボックスやファウストの正体を探ろうとする彼に敵意を示していた。だが、ボックスのありかのヒントを出したり、彼に対する情が芽生えつつあった。
ネタ要素
冷徹な印象が強い一方で、ネットムービーや本編などでフルボトルを振る手つきや蹴りを入れるシーンなどのアクションがやけにぎこちなく、ネタにされる一方でそこが可愛らしいという意見も。
悪の道へ進んだ本編でも幻徳に浴びせた妙なフォームの蹴りや、難波会長の演説を流すためにドローンを操縦してるシュールなシーンなど、一部の視聴者からネタ扱いされている。
ならば……!
マッドローグ変身回の第38話はOPがそのままEDに使われて、内海の狂気とともに流れた。去年の宝条永夢ゥ!を思い出した視聴者が多数出た模様。
そんな彼に面白みを感じたことでエボルトは地球の滅亡を取りやめた為、視聴者から「地球を救った悪党」「自分の株を下げて地球を救った男」とネタにされた。
『ビルド』放送終了後の10月26日にこのシーンのセリフを完全にプリントしたリバーシブル仕様のTシャツがプレミアムバンダイより発売された(もう一つの面は宝条永夢ゥ!)。
某動画サイトには何を思ったかこの二つの比較動画が挙がっており、「その答えはただ一つ……!」「ならばァ! 答えは一つゥ!」が見事なまでに一致したり、神が台詞を言い切った辺りでエボルトが笑い出すなど、明らかにネタになっていたりする。
中の人
キャスト座談会で内海役の越智氏が「内海も変身したい」と言ったところ、戦兎役の犬飼氏などから「他のキャストの印象に残る演技をすれば出番増えて変身できるかも」とアドバイスを貰っていた。SNSやイベントにて変身出来て嬉しかったと語っている。
「この国はエボルトのものになる!!」
バットエンジン! フッハッハッハッハッハ!
スペック
身長:196cm
体重:105.8kg
パンチ力:43.5t
キック力:50.8t
ジャンプ力:73.3m(ひと跳び)
走力:1.3秒(100m)
概要
人間用に調整されたエボルドライバーにバットフルボトルとエンジンフルボトルを装填して変身する。初登場は第38話。
マッドローグの名はエボルト直々に名付けられた。「ローグ」の語句こそ共通しているものの、仮面ライダーローグとは外見・システムとも全く別のライダーである。
第45話では内海の体に憑依したエボルトが変身。消耗していたとはいえクローズ、グリス、ローグと互角の戦いをし、オリジナルのエボルドライバーを取り戻している。
外見
主なカラーは紫・白・黒の3色。頭部形式とカラーリングの違いを除けば、同じコウモリがモチーフのナイトローグと似ている。
姿はかつて内海も変身したナイトローグの仮面ライダー版ともいえるもので、額のコウモリ状の角や胸・肩より煙突の如く伸びるパイプなど、ナイトローグを彷彿とさせる意匠が各部に見られる。
スーツはナイトローグのマスクや胸プロテクターなどを改造したものであり、アンダースーツはブロス系のダメージが少ないものを使用している。
変身
エボルドライバーにバットとエンジンのフルボトルをセット。レバーを回すと2つのボトルから動脈と静脈に似たパイプ「ペインライドビルダー」が伸びて天狗巣状に広がった後、それらが内海を包み込みながら変身が完了する。
初変身の際に顔に血管のようなものが浮き上がりながら苦しむ様子が描かれた。内海のハザードレベルが低かったのか、エボルドライバーが強力だったせいなのかは不明。
戦闘能力
スペックはスクラッシュドライバー系の仮面ライダーを上回るが、ラビットラビットフォームやタンクタンクフォームには一部スペックで下回る。エボルはもちろんクローズマグマにも劣る。
ネビュラスチームガンとスチームブレードが武器。大まかな戦法もナイトローグのそれを引き継いでいる。ナイトローグと同じく暗闇での戦闘が得意。飛行ユニット「マッドナイトフライヤー」を展開し、地上を爆撃しながら飛び回れる。
活躍
エボルドライバーを使用しているゆえ、グレートクローズやグリス、ローグなどの強豪ライダー達を圧倒する高い戦闘力を有する。42話ではビルド・ジーニアスフォーム相手に一時的とは言え、優勢に立った。
内海がエボルトのデータをエボルドライバーにインプットしたことによって、エボルのようにフェーズを進めて戦闘力を増大させる機能が追加されていた。
エボルトによれば、この機能は人間では使えないが、内海はサイボーグ化されていたために使用できた。肉体が耐えられずほんの一瞬しか保てなかったものの、エボルトの完全体であるブラックホールフォームと同じ段階であるフェーズ4にまで至っている。
性能
頭部『マッドローグヘッド』
並外れた強度を持つ防爆ブロック装甲『サイバットアーマー』が頭部を保護。戦闘の影響で各部に組み込まれたエンジンが爆発しても、スーツ内部にまでダメージが及ばない。
防御装置『MRフェイスガード』は敵の物理攻撃に対して、その衝撃を打ち消す波動を放ち、ダメージを無効化する。吸排気装置『エアフェイスダクト』は周囲の空気を内部に取り込む際に、有害物質を取り除く。有毒な気体を排出可能
感覚器官
暗視機能を備えた高感度視覚センサー『マッドシーカーアイ』で動体反応や熱源反応を瞬時に察知。超音波センサーを搭載し無視界状態でも普段と変わらない戦闘能力を発揮できる。
データ収集装置『MRシグナル』が戦闘データをリアルタイムで集約。自身と敵の能力を正確に把握する。全身の状態管理も行っており、損傷個所は自動的に応急補修される。シグナルを上下になぞることで、内部モニタの位置や視界を微調整できる。
角の指令装置『メタルバットブレード』から変身者の思考をクローンスマッシュやハードガーディアンに伝達。戦闘部隊を意のままに操れる。
全身
耐衝撃ボディスーツ『MRアンリミテッドスーツ』が戦闘ダメージから変身者を保護。肉体のリミッターを解除し、秘められた身体能力を引き出す。スーツ内部を満たす特殊な薬液は、肉体を強化する特殊微小体「メックヴァイラス」と変身者の親和性を高める。
全身各部を保護する紫や白の装甲『サイバットアーマー』の胸部には特殊な蒸気を用いて戦闘能力を強化する装置「MRスチームジェネレーター」を搭載。
一定時間、自身のあらゆる動作を高速化し、攻撃の威力を高める。背面装甲から爆撃飛行ユニット「マッドナイトフライヤー」を展開し、地上を攻撃しながら飛び回れる。
四肢
肩部装甲『バットスチームショルダー』は排熱機能によって全身各部に組み込まれた内燃機関の稼働状態を維持・管理する。フルボトルの成分を利用した有毒気体の散布や煙幕の展開、特殊弾の打ち上げなどを行うことも可能。
腕部『ハイパーストラッシュアーム』、脚部『ハイパーストラッシュレッグ』はフルボトルの成分を燃料とする内蔵エンジンと駆動装置が各動作をアシスト。力や運動速度を大幅に引き上げる。
高圧縮成分を叩き込む炸裂パンチや双発炸裂キックは、攻撃対象の内圧を急激に上昇させ、崩壊に導く。腕部の鋭利な刃『ナイトレイドエッジ』は戦闘エリアが暗いほど切断力が上昇。暗闇におけるその一撃は、わずかに触れただけでも致命傷となる。
末端
強化グローブ『マッドヴェンジェンスグローブ』は格闘攻撃に特化した形状で指先の超硬穿孔クローを利用した連続突きが得意。
バトルシューズ『マッドヴェンジェンスシューズ』はフットワーク最適化機能を備え、足裏に格納された射出型穿孔クローから神経毒を流し込める。
どちらも攻撃対象への敵意や憎しみが高まるにつれて攻撃の威力が上昇する。その効果で自分を捨てた氷室幻徳の変身するローグに対し大ダメージを負わせていた。
装備
エボルドライバー
外観はエボルトが使うものと同じ。公式サイトでは「マッドローグVer.」と表記とあり、「人間でも扱える仕様」に調整を施されている。出処も含めて具体的な部分は明らかにされていないが、葛城忍製作説が有力。
高速ファクトリー展開装置『EVモジュール』からマッドローグの装備を生成・装着する装置「ペインライドビルダー」を展開する。
機能
『EVボトルスロット』はフルボトルやエボルボトルから取り込んだ成分を利用して、武器の生成や特殊攻撃を実行する。外装パーツ『EVガードケース』は耐熱性、耐衝撃性に優れた、地球上には存在しない超高強度の素材が使用されている。
内部中枢に組み込まれた特殊ユニット『EVファイナライザー』が変身者の肉体に変化をもたらす特殊微小体「メックヴァイラス」を大量に生成。
微小体はフルボトルの成分を取り込んで増殖し、ドライバー装着者の肉体に浸透・作用。変身条件を満たすよう調整を施す他、変身後は身体強化によって戦闘能力を引き上げる。
発動
変身時や必殺技発動時に使用するアクションレバー『EVレバー』を回すことで、エネルギー生成ユニット『エヴォリューションチャージャー』内部の発動機「EVダイナモ」が高速稼働。
また『EVボトルスロット』のフルボトルがシェイクされ、ボトル内の物質「トランジェルソリッド」を内部に取り込み、変身や必殺技の発動に必要なエネルギーを生み出す。回転数と回転速度を上げるとより大きなエネルギーを生成できる。
ベルト
ベルト止め『EVクオリファイザー』が装着者の身体データなどをスキャンし、変身可能な状態かどうかを判断。変身条件を満たしていない場合は特殊微小体を利用して肉体を調整する。
普段はドライバー内部に収納されているベルト部分『EVバインド』は変身を行う際に自動で装着者の腰に巻き付く。ベルトの長さは装着者の体型や服装に合わせて調整される。
立体物
DXトイが2018年5月12日に発売された初回版と、2019年3月23日に「変身ベルト ver.20th」版と2度にわたり発売。コブラエボルボトルとライダーエボルボトルが付属。収録音声の多さ故か、レバー回転時の待機音はループしない。
ベストマッチは「エボルマッチ」に変化。ビルドドライバー同様のベストマッチ名称のみが流れる(「鋼のムーンサルト」などの口上は流れない)。
音声
ほぼ全てのフルボトルに対応しており、和名は外来語名に、外来語名は和名に変換される(トラ→タイガー、エンジン→発動機)。し変換できない名称(忍者、スケボーなど)や、変換できてもそのままの名称のボトルも存在する(UFO/未確認飛行物体、ペンギン/人鳥など)。
ギアリモコンはリモコンの正式名称「リモートコントローラー」、ダイヤモンドフルボトルは「金剛石」ではなく「宝石」など例外もある。
レジェンドライダーフルボトルを装填した場合、ビルドドライバーと違い最終フォームの変身音が流れる(エグゼイドだとムテキゲーマー)。レジェンドミックスの場合は通常フォームの変身音となる。
ネビュラスチームガン
拳銃型デバイス。第40話にてビルド・ジーニアスフォームに破壊されてしまうが、その次の変身では復活している。ライフルモードにし、「ファンキーショット」を使用出来る。
トランスチームガン
非常に分かりにくいが39話の戦闘シーンで所持しているのが確認できる。ただしカットされてしまったのかクリエーションを行う直前に投げ捨てる一瞬が映るのみ。ネビュラスチームガンと二丁拳銃で戦っていた様子。
スチームブレード
剣状の武器。必殺技でエネルギーの刃を形成できる。固有の技は使わなかった。
必殺技
エボルテックアタック
ドライバーのレバーを回して発動。マッドナイトフライヤーを展開し、飛行しての体当たりや紫色のエネルギーを纏ったドロップキックを放つ。またはマッドナイトフライヤーを展開せず右足に白いエネルギーを纏わせてキックを放つ。
第42話では右足にエネルギーを纏わせた蹴り上げ、ネビュラスチームガン・ライフルモードによるエネルギー弾の発射、スチームブレードによる斬撃+ネビュラスチームガンによる高速連射を披露した。
第47話ではバットとバイクのフルボトルを装填した状態で、前輪が巨大化したマシンビルダー型のエネルギー体を突撃させた。相手が撃ってきた歯車状のエネルギーも取り込んで返すことで擬態ヘルブロスを撃破した。
パイレーツフィニッシュ
海賊フルボトルとライダーエボルボトルをセットしてレバーを回して発動。第39話で使用。カイゾクハッシャーを形成してボルテックブレイクを発動した。
ファンキーショット
ライフルにバットフルボトルなどをセットして発動。エネルギーを放つ。使用回数は中々多い。
備考
マッドローグが通常のフルボトルを使用して変身していることから、「エボルドライバーに他のフルボトルをセットした場合は異なるフォームあるいは仮面ライダーになるのでは?」とも言われている。
そのため、マッドローグは「エボルドライバー版バットエンジンフォーム」ともいえる。ちなみにこの組み合わせをビルドドライバーで行うとベストマッチとなり、「暗黒の起動王!バットエンジン!」と流れる。
ナイトローグ(内海)
幻徳同様変身可能。このことから彼も3以上の高いハザードレベルに達している事がうかがえる。戦闘力は幻徳未満と思われていたが、ネットムービーでは機転を利かせてハザードフォームを相手に深手を負わずに立ち回った。
用意があったとはいえ知略面も考慮すれば本当は彼の方が強いのかもしれない。
劇中の活躍
序盤
パンドラボックスの影響で出現した壁「スカイウォール」により3つに分かれた日本の首都の1つ「東都」の東都先端物質学研究所所長・氷室幻徳の秘書。実は難波の命でスパイとして付いていた。
秘密結社「ファウスト」の一員。幻徳がナイトローグに変身した時も、人体実験の様子も付き従い静観していた。第7話でナイトローグに変身した氷室と、ブラッドスタークの小競り合いを無言で傍観していた。
一時退場
ファウストの活動が公になりかけた際、幻徳と難波重工代表・難波重三郎の命で、政府との交戦を演じる。 ナイトローグに変身し幻徳の身代わり兼捨て駒として「ファウスト掃討作戦」という茶番劇を実行した。
ビルド海賊レッシャーフォームとの戦闘に敗北。自害しようとするがビルドに止められる。逃げ出した内海は、追ってきたビルドに後悔しながら本音を吐露する。
「どこで道を間違えたんだろうな……俺は、ただ……他愛のないことで笑って、人の想いに泣いて……そうやって普通に生きたかっただけなのに……」
その途端、幻徳が彼を狙撃。彼は谷川に転落し、姿を消した。その後、ファウスト絡みの罪は全て内海になすりつけられ、影でファウストの実験が再開された。
難波側として再登場
内海はブラッドスタークによって救出されており、そのまま難波重工の開発担当として生き延びていた。このときサイボーグになっていたことが、最終盤で明かされる。
東都と北都間の戦争の際、流出したファウストの技術の出所を掴もうと難波重工に赴いた幻徳の目の前に現れる。
これ以降は彼が難波重工の窓口となったが、「何故北都がファウストのノウハウを得ているのか」という幻徳の問いかけには何も答えようとしなかった。
難波重工に戻ってからは難波重三郎の右腕的立場として鷲尾兄弟などのチルドレンに指示を送ったりする司令塔的立場についた。
『ハザードレベルを上げる 7つのベストマッチ』
彼がもう1人の主人公的立ち位置のYouTubeスピンオフ作品。スタークの指示で代表戦に臨む戦兎の特訓相手としてnascitaに現れる。
前編
スマッシュのホログラムを呼び出すなどして彼の特訓に付き合う。その後、ハザードフォームの自動変身解除機能の追加に必要なデータを取るため、自らナイトローグに変身してビルド スマホウルフハザードフォームと対決。
案の定途中で暴走されるが、呼び出したスマッシュのホログラムを盾にしながら上手く立ち回り、何とかハザードトリガーを外してビルドの変身を解除させることに成功。
十分なデータを収集できた。「リスクはあったが、最高の実験だった」と実験結果に満足する姿は、間違いなく一人の純粋な研究者のそれであった。
後編
戦兎はネビュラヘルブロスに襲われる。内海が仕向けたものだった。戦兎はビルド クジラジェットフォームに変身。ボルテックフィニッシュでネビュラヘルブロスを倒した。
戦兎と合流すると「何故戦うのか」と問う。「自分が発端となった戦争を何としてでも終わらせないといけない」との回答をもらった。
戦兎がネビュラヘルブロスに変身させられていた青年を病院に送る一方、内海はその場に残されていたネビュラスチームガンを回収する。
その後は難波重工実験室にて、先程の戦闘データからバイカイザーのバージョンアップ版であるヘルブロスに変身。また、変身者のいらないクローンヘルブロスを造り出した。
最終章
DVD収録。クローンスマッシュの祖であると思われるクローンヘルブロスを開発。ハザードフォームを超えた戦闘能力を持たせたが、実戦データを取るために戦兎にけしかけ、サメバイクのフルボトルを渡し、戦わせた。
データが取り終わったや否やナイトローグに変身し、颯爽とボトルを奪い、戦兎に「楽しい実験だった」と礼を残し去っていった。そしてスタークとの会話の後、不敵な笑みを見せた。
代表戦
第26話から第28話で行われた東都と西都による代表戦では、同じ難波チルドレンである紗羽から渡された戦兎側の要であるラビットラビットフォームのデータを幻徳に送り、ラビットラビットフォームの動きを封じる事。
しかしこれは戦兎と紗羽の計画の内だった。猿渡一海が人質にされていた鍋島の家族を解放すると、戦兎はもう一つの隠し玉であるタンクタンクフォームに変身。内海が集めたデータでも対応できない猛攻にローグは敗北した。
エボル誕生
西都の代表戦の後、スタークは西都首相・御堂を殺して成り済ます。代表戦の結果をねじ曲げ、内海と共に西都は東都攻め入る。
内海は北都の猿渡一海の仲間たちを人質にしたり、幻徳が命令違反を起こすたびに反逆防止用に体内に埋め込んだ消滅装置を作動させ彼を甚振るなど、非道な行為に走り出す。
一方で氷室泰山との問答では迷いが見られているフシがあり、幻徳曰く「間違っていると知りながら難波の洗脳を解いていない」らしい。
第33話ではエボルドライバーとの交換の為に氷室泰山首相を仮面ライダーローグこと氷室幻徳に誘拐させる。石動美空からエボルドライバーを奪い取りスタークを仮面ライダーエボルに変身させてしまう。
マッドローグ生誕
第35話では勝手にパンドラボックスを開けようとしたエボルトに対して、重三郎の命で止めに入り、一蹴され吹き飛ばされた。第38話ではエボルトから科学者としての能力を買われ、自分の部下になるように2本目のエボルドライバーを見せられるが一度は拒否する。
完全体となったエボルは難波重工に反旗を翻し、配下の鷲尾兄弟を殺害。さらに醜く命乞いをした難波重三郎をも殺害する。重三郎の形見となった杖を手に泣き崩れる内海。しかしその嗚咽は段々と狂気を孕んだ笑い声となる。
「ならば、答えはひとつだァ……! あなたにィ……!忠誠をォ!誓おォォオオ!!!」
内海は杖をへし折りエボルトの軍門に下る。エボルトから渡されたドライバーを用いて仮面ライダーマッドローグに変身。以降、本格的に戦兎たちと敵対する。
エボルト配下の活動
第39話でローグを圧勝し西都官邸へ撤収。以降はエボルトの指示に従い、仮面ライダーを国家反逆者に仕立て上げるべくハードガーディアンやクローンスマッシュを率いて各地で暴動を起こして回る。またエボルドライバーの調整係も務める。
エボルト同様「戦兎の科学への、幻徳の権力への執着が戦争を引き起こした」と主張し、ライダーたちの心を揺さぶり、抉っていく。だが時折「俺は間違ってない」と自分に必死に言い聞かせていた。
本性解放
第47話にてパンドラタワーでエボルトと仮面ライダーの決戦が始まる。エボルトから生みだされた擬態リモコン / エンジンブロスに苦戦する幻徳。そこに内海が現れて、ブロスを攻撃した。内海は難波会長の敵討ちを狙っていた。
エボルドライバーを入手し、エボルトのデータを間近で収集し、彼を倒すためエボルトの下についていた。しかし合体した擬態ヘルブロスには二人がかりでも苦戦する。
そこにサメフルボトルとバイクフルボトルを持った滝川紗羽が到着。弱点であるそれらの合体攻撃でヘルブロスを撃破した。するとそこにエボルトがやって来る。
最期
マッドローグはインプットしたエボルトの戦闘データを基にエボルトの戦闘能力を再現すると言う切り札を切る。 フェーズ2・3と戦闘力を上げてエボルトを翻弄。
そしてエボルト・ブラックホールフォームと同じフェーズ4に到達する。しかし体が耐えきれず敗北。最後はロストボトルを守るため幻徳を庇って死亡した。だが、そのおかげで幻徳は離脱に成功した。
エピローグ
新世界では「難波機械製作所」で働く従業員として登場。鉄の棒(難波スティック)をへし折ろうとするも折れずに倒れ込んでしまう。周りの従業員完全にノーリアクションだったのを見るに、新世界の内海がこの手の奇行に走るのは日常茶飯事のようである。
ファイナルステージ
最終回とNEW WORLDの間の物語。新世界構築の影響で復活。当初はロボットのようなカクカクとしたヘンテコな言動でクローズチャージを困惑させる。物理的に目を覚まさせられると、戦兎達に合流して共にエボルトに立ち向かった。
彼が落としたロストフルボトルはバットロストフルボトルと思われる。彼の欲しかった日常の体現者であるカズミンに内心憧れていたのか、彼の愛称であるカズミンに倣った『うつみん』と呼ばれたかった事が明らかになった。
『Vシネクスト 仮面ライダークローズ』
最終回後の新世界で変わらず「難波機械製作所」にて「難波スティック」の制作に勤しんでいた。キルバスが生成した新しいパンドラボックスの影響を受け、他の面々が記憶を取り戻すが、彼は記憶を取り戻さなかった。
幻徳曰く「エボルドライバーで変身していたが、人体実験を受けていない」ため、旧世界の記憶が戻らなかった。
元難波チルドレンたちが旧世界の記憶を取り戻す中、自分は記憶を取り戻さないことに困惑。ネビュラガスを自身に入れれば分かるかもしれない、あわよくば難波製作所のさらなる発展に繋がると考える。
そして戦兎にネビュラガスを要求。制止も聞かず難波ステッキを抱えたまま注入装置に入ってしまう。最終決戦では記憶を取り戻し、戦兎と同時変身。マッドローグとして敵と戦った。この際の難波のためではなく人々のために戦う彼の格好良さは必見。
「全ては、難波重工のォ!……いや、民衆のために」
エピローグではホテルで朝まで語り明かしていた幻徳と紗羽さんを妬ましく思いながら持っている鉄パイプに膝を打ちつけ、折るのに失敗。この硬さを見て、「折れてない?流石は…難波スティック改だぁぁ!」と叫んだ。
その他の露出
ガンバライジング
ボトルマッチ5弾から参戦。なお5弾稼働時点ではまだ本編に登場してなかった為、実装された6弾までボイスが無く終始無言であった。トランスチームガンを所持している。
初登場時のLRではトランスチームガンを装備していたが、それ以降のカードではネビュラスチームガンがメイン。また、一部カードは上述の二丁拳銃を装備している(そのようなカードはイラストでは大体ネビュラスチームガンとスチームブレードを装備している)。
トランスチームガンの単体装備はLRのみ、スチームブレードを装備しているのはライダータイム2弾のCPカードのみ。
ライドウォッチ
『仮面ライダージオウ』にてライドウォッチが発売された。基本的にTV本編に登場した『ビルド』・『エグゼイド』のライダーはジクウドライバーにてセグメントにて個別表記がなされているが、マッドローグは他の作品のサブライダー同様「BUILD」表記。
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以上です。これで紹介を終えます。