【徹底解説】仮面ライダーカブト(ソウジ)【ディケイド】

2022年2月28日月曜日

仮面ライダーカブト 仮面ライダーディケイド 仮面ライダー解説

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 今回は『仮面ライダーディケイド』に登場したソウジと彼の変身した仮面ライダーカブトを解説していきます。

「いつでも帰れる場所がある。だから俺は離れていられるんだ」
目次
  • ソウジ
    • 概要
    • 性格
    • 過去
    • 関連人物
      • 門矢士/仮面ライダーディケイド
      • マユ
      • おばあちゃん
      • アラタ / 仮面ライダーガタック
      • 弟切ソウ / 仮面ライダーザビー
    • 備考
    • 元ネタ
    • 士との共通点
    • 人気
  • 仮面ライダーカブト
    • 概要
    • 戦闘力
    • マスクドフォーム
    • ライダーフォーム
    • ハイパーフォーム
    • ゼクターカブト
  • 劇中の活躍
    • 前日譚
    • クロックダウン
    • 決戦後
    • 『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010

ソウジ
 『仮面ライダーディケイド』の登場人物。リ・イマジネーションライダーの一人。仮面ライダーカブトの変身者。一人称は「俺」。演じたのは川岡大次郎。

 概要

 『カブトの世界』にて人知れず宇宙生命体ワームと日々戦い続けている青年。家族の為ならばどんな状況下でも恐れない。ある日カブトと遭遇し殺されてしまった、と作中ではされていたが、実際には下記の過去を目にしたマユの誤解だった。

 性格
 オリジナルたる天道総司のような傲岸不遜な面は見当らない。常に朗らかな笑みを浮かべて、例え自分が他人から疎まれようとも誰かを守る為に戦える心の広い青年。
 クロックアップ空間に幽閉されている気の狂いそうな状態にも関わらず、家族を守る一念で疲弊すらしないタフガイ。士の「ちょっとくすぐったいぞ」に対しても「…ん?」と動揺しないほど強い精神力の持ち主でもある。

 過去
 おでん屋【天堂屋】にて妹のマユ、店主のおばあちゃんと共に暮らしていた。人間擬態する宇宙人ワーム」から人々を護る武装組織「ZECT」にかつては所属していた。原作と異なり本作のZECTは広く社会に認知されている。
 ある日、自身に擬態したワーム【フィロキセラワーム】を追い詰め、左目をカブトクナイガンで切り付けた。フィロキセラワームとの一件で何故かカブトのクロックアップシステムが暴走。通常空間に戻る事も、変身解除も出来なくなる。それでも家族を守る為に孤独を恐れず、たった一人で戦い続けていた。

 関連人物

 束の間だったが共闘し、仲間となった。ソウジは恒例の説教を受けなかったばかりか、「誰よりも強い男」と称された。

 ソウジの妹であり、戦う理由の一つ。実はシシーラワームだが、ソウジやおばあちゃんはそのことを知っていながらも、大切な家族として接している。
 危うくソウに利用されかけるが、ソウジと士によって救出される。彼女は今も天堂屋でソウジの帰りを待っている。【カブトの世界】における日下部ひよりポジだが、天道樹花の要素も含まれている模様。

おばあちゃん
 ソウジの祖母で戦う理由の一つ。天堂屋店主で"おでん"へのこだわりは半端なく、がんもどき、卵、大根で十分だという。
 あの士にさえ敬意を抱かせた凄い御仁。頑固そうだが、孫を温く見守る好好爺。経緯は不明だが、カブトがソウジであることや、マユがワームである事を知っている様子。天道語録ならぬ、天堂語録(?)は士に受け継がれた。

 ZECTに属する青年で、加賀美新のリ・イマジキャラクター。他人の意見に流されず、相手の突飛な言葉をも信じる好青年で、思い込んだら一直線だった加賀美のバージョンアップのような存在。カブトの事も危険なライダーではないと認識していた。
 普段は冷静だが、戦闘では加賀美同様に荒々しい戦いを見せる。戦闘力は高く、クロックアップなしでディエンドを圧倒した。後にソウの野望に気付くも、ZECT隊員にフルボッコにされてしまう。
 なんとか光写真館に辿着いて士達に助けを求め、ソウジたちの救出に一役買った。ソウジとは面識ナシだが、もし出会っていれば、本家のようなコンビになれたかもしれない。

 カブトの世界におけるソウジの宿敵で、ZECTの行動隊長。ザビー時代の矢車想のリ・イマジキャラクターで、擬態天道や三島正人の要素も持っている。左目の眼帯が特徴で、それがかつてカブトに付けられた傷という事もあり、彼を憎悪している。
 正体はソウジに擬態したフィロキセラワーム。戦闘力は高く、ディケイドを苦戦させたがカブトには遠く及ばない。ライダーのクロックアップを封じる為、ZECTに潜入し、クロックダウンシステムを開発した。全てはソウジへの復讐とワームによる世界征服のため。
 特に前者に懸ける執念は凄まじく、そのために自分を兄と誤認したマユを平然と利用する。ソウジとは姿形こそ似ているが、彼とは異なり真逆の外道で本物の足下にも及ばない。言い換えれば、「虫けら」By士。

 備考
 ソウジの名字は不明。恐らく「天堂ソウジ」と思われるが、天道と同じ読みでチビっこが混乱してしまうので敢えて付けなかったのかもしれない。電王も似たような問題を抱えているが、こちらは開き直って原典によく似たリマジということにしている。

 元ネタ
 常にクロックアップシステムが暴走状態、という部分は石ノ森章太郎先生の代表作「サイボーグ009」の「結晶時間(原題・凍った時間)」(009/島村ジョーの加速装置が故障し、ひとり加速空間に1ヶ月(実際には数時間程)も取り残され発狂寸前に陥ってしまうエピソード)から由来している。
 東映公式ページの第16話あらすじにも、この「結晶時間」を匂わせる一文が書かれている。

『サイボーグ009』の1エピソードに加速装置が止まらなくなるお話があるそうです。
加速状態というのは、ただ速く動けるだけじゃなくて、べつの物理法則に身を置くこと。
人から見えないのはもちろん、逆に人に何かを伝えることもできない。
ペンを握ろうとすると摩擦で燃え尽きてしまい、手紙すら残せないのだとか。
ほとんど『ゴースト』状態です。大切な人のそばにいても、何もできない……。

次回《カブト編》も、そんなようなお話。
クロックアップしっぱなしのカブトは、人とのカンケイを断たれ、それでもひとり、孤独な戦いをつづけています。
大切な何かを守りながら。

 士との共通点
 近所に住む優しいお兄ちゃんといったカンジの青年だが、マユによるとソウジと士は似ているらしい。さらにどちらも妹がいる(小夜とマユ)、どちらかと言えば自分で全てを抱え込んでしまうタイプ。
 世界に疎まれている(破壊者と危険なライダー)など共通点は多い。またマユの事となると冷静さを欠き、窮地に陥ってしまう等、天道と同じ泣き所を持つ。

 人気
 平成ライダーの登場人物にしてはスマートな性格で、非の打ち所のないキャラクターや色んな意味で仮面ライダーらしい在り方から、リ・イマジメンバーの中では比較的人気の高い人物である。その反面、ソウとの対比故にソウジとしての出番はかなり短い。

 カブトゼクターとライダーベルトを用いて変身した姿。ライダーフォームは物理法則を遙かに超えた高速移動「クロックアップ」が可能となっており、可変武器「カブトクナイガン」を用いて戦う。
 必殺技は、タキオン粒子を波動に変換して敵に叩き込む「ライダーキック」。直撃を受けた敵は原子崩壊により消滅してしまう。

 戦闘力
 最強ライダー討論スレによくお呼びがかかるカブトに変身するだけあって天道同様、滅法強い。チート領域に片足突っ込んだ強さを見せる。ぶっちゃけリ・イマジライダー最強格である。

  • 事故でマユに放たれたクロックアップ状態のザビーニードルをクナイガンで容易く叩き落とす
  • ただの一蹴りでサナギ体2体を瞬殺
  • ディケイドファイズ・アクセルフォームでも苦戦したザビー(ソウ)をクナイガン一閃で強制変身解除
  • クロックアップをも捉えるサーチ能力を持つイクササイガ、そしてディエンドの弾幕の猛打にあいながらも、3体を立て続けに倒す
  • そもそも常にクロックアップ状態

 マスクドフォーム
 カブトの変身直後のパワー特化形態。ソウジは士との共闘で変身した際の一瞬見せたのみ。

 カブトの世界の仮面ライダー基本の形態。ソウジの場合、常時クロックアップ状態なので専らこの姿で過ごしている。ディエンド戦でクロックアップをわざわざ発動させたシーンがあるが、やりすぎたファンサービスだと思われる。

 完結編にて変身したカブト最強形態。仮面ライダーディケイド最強コンプリートフォームの力でフォームチェンジ。パーフェクトゼクターでドラスに砲撃した。ハイパークロックアップは未使用。

 ゼクターカブ
『FINAL FORM RIDE… KKKKABUTO!!』

 カブトのFFR形態。外見は巨大なカブトゼクターそのもの。本家カブトゼクターと同じくツノによる突撃攻撃が可能。必殺技はディケイドメテオ。
 突貫で敵をはね飛ばし、ディケイドをクロックアップさせ、ライダーフォームに戻ったカブトとディケイドのライダーキックで敵を挟み潰す。ガンバライドでは隕石の如く炎を纏ったゼクターカブトを右腕に保持したディケイドが敵に突撃する。

劇中の活躍

 前日譚
 カブトに恨みを持つ弟切ソウは、巧みな情報操作で、カブトは破壊活動を繰り返すのライダーだと民衆を扇動していた。危険なライダーと住民に認識され、ますます孤立無援に陥る。
 ZECTを支配した弟切ソウはソウジを捕獲するために「クロックダウンシステム」の完成を急がせる。そんな中、カブトの世界に門矢士が現れた。

 クロックダウン
 クロックダウンシステムが作動。ライダーシステムのクロックアップを封じ、ワームには影響のない。マユを人質にとられソウの罠に嵌ったソウジは通常空間に引き釣り出され、変身解除に追い込まれる。
 ソウジを亡き者にしようとするソウだったが士の介入により失敗に終わる。例えワームであってもマユはソウジの妹。マユにそう言い残し、士と共にソウの変化したフィロキセラワームに挑む。

 決戦後
 彼の野望を阻止しクロックダウンシステムを破壊する事は、自分を再びクロックアップの孤独な世界に戻すということを意味していた。それでも世界と家族を守るため、ソウジは迷う事なくフィロキセラワームを撃破した。
 士と束の間の共闘で絆を深めた彼の前にマユが。同時に薄れ行く自身の体。泣くマユに"心配はいらない"と言うような朗らかな笑顔を向け、彼は再びカブトの世界から消えた。

 『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』
 ディケイドの影響でカブトの世界と共に消滅したが、士の自己犠牲によって復活。クロックアップの呪いから解放された。カズマ達と共に士を強く思い彼を甦らせ、仲間達と共に士と共闘した。
 ドラスに苦戦するディケイドの前に現れ、たちまちライダーキックガライスコーピオンオルフェノクを撃破。さらに他のライダーたちと共にドラスと戦った。ハイパーフォームに変身した際には、マキシマムハイパーサイクロンを片手で撃った。
 ドラス、スーパークライス要塞を倒し、ついに仲間達と共に世界を救った。自身の世界での展開や完結編での消滅したが故のデカイメリットを得る等、リ・イマジメンバーではかなり優遇されていた。

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 以上です。これで紹介を終えます。

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