今回解説する仮面ライダーはアクセルです。
「俺に質問をするな…!」
目次
- 照井竜
- 概要
- 性格
- 過去
- 不死身
- 主なエピソード
- 身体能力
- 精神耐性
- 探偵たちとの関係
- 恋愛模様
- 進展
- 呼び名
- 愛娘
- 評価
- 仮面ライダーアクセル
- スペック
- 概要
- 戦闘能力
- 装備
- 挿入歌
- 必殺技
- 備考
- バイクフォーム
- 形態
- アクセルガンナー
- アクセルタービュラー
- 必殺技
- 備考
- 漫画版では
- 形態
- アクセルトライアル
- スペック
- 概要
- 戦闘能力
- 必殺技
- 備考
- スーツ事情
- アクセルブースター
- スペック
- 概要
- 戦闘能力
- 再登場
- 必殺技
- 劇中の活躍
- 初登場
- 対立から和解
- 復讐
- 井坂との決戦
- その後
- 『仮面ライダーダブルRETURNS 仮面ライダーアクセル』
- 『風都探偵』
- 客演
- 『MOVIE大戦CORE』
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』
- 『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』
- 「天下分け目の戦国MOVIE大合戦」
- 『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』
- 活躍
- 身体能力
- 描写
- 共通点
- 考察
- 仮面ライダージオウ
- 『ゲイツ、マジェスティ』
- ゲーム作品
- ガンバライジング
- バトライド・ウォーシリーズ
【活躍シーン】
照井竜
『仮面ライダーW』の登場人物。仮面ライダーアクセルに変身する。第二期平成ライダーシリーズにおける初の二号ライダー。一人称は「俺」。演じたのは木ノ本嶺浩。
概要
風都署のドーパント関連事件を担当する部署『特殊犯罪捜査課』に配属された若手エリート刑事。階級は警視。警察官としても優秀。後のVシネによれば「ドーパント犯罪検挙率90%の英雄」らしい。
階級から推測するとキャリア警察官である可能性も高い。赤いライダースーツに革ジャン(たまに青や黒も着る)を着て風都で起こる奇怪な事件に立ち向かう。
年齢は28歳前後(後年発売された『仮面ライダーチェイサー』のファンブックにて、演者の木ノ本氏が「W本編では28歳くらいという設定だった」と発言している)。
性格
左翔太郎が憧れるハードボイルドに極めて近い。クールに何事も完璧にこなすタイプ。しかしあまりに真っ直ぐすぎて空回りすることも。ガイアメモリ犯罪が頻発する風都を嫌悪していた。
口癖は「おれに質問するな」答える気がない質問をされた場合はこう返す。子供相手にも使うが、その場合は朗らかな笑顔で「おれに質問しないでくれるかな?」となる。
復讐一筋の青春を送ってきた弊害かリリィ白銀にほっぺにチューされてうろたえたり、映画撮影でキスシーンを指示されて「絶望が俺のゴールだ」と言い残して脱走するなどモテる割には初心な面もある。
過去
家族構成は、父の雄治、母の真由美、妹の春子。警察官であった父に憧れて自分も警官になり、順調に仕事で成果を挙げていた。しかし、ある日帰宅した彼の目に飛び込んできたのは、すでにドーパントの手にかかり冷たくなっていた家族だった。
悲しみと怒りに打ちひしがれる最中に現れたシュラウドから、家族の仇である「冷気を操るWのメモリの男」の話とエンジンブレードを受け取る。
以降、心中に復讐心を抱えていく。ちなみに、彼が持っているペンダントは妹の形見(死ぬ前に妹から照井竜に贈られた誕生日プレゼント)である。
不死身
第22話のサブタイトル「死なない男」、そして本人もしばしば「俺は死なない」と口にしている。戦いでどんなに酷い大怪我を負っても無事に生還した。
そのタフネスぶりに、亜樹子は風都探偵にて「きっと動き回ってた方が早く治るのよウチのダンナは」と諦めた様子を見せている。
主なエピソード
照井の家族を皆殺しにした仇敵に扮した事件の犯人に工事現場に誘い出され、頭上から鉄骨の束を落とされて大怪我。しかし犯人の前にそのまま駆けつけ、戦闘参加。
テラー・ドーパントが召喚したテラードラゴンに噛みつかれ瀕死の重傷を負う。だが次の回でベッドから這い出してリベンジを果たす。
ユートピア・ドーパントの攻撃を受けて火だるまになり病院送りとなったが、包帯ぐる巻き状態で無事生存。
オウル・ドーパントに不意をつかれて殴り飛ばされ、建物の(少なくとも五階以上にある)窓を突き破って外の歩道に転落し、血だまりができるほど血を流しておきながら立ち上がって変身。そのドーパントを撃破。
上記の怪我があるにも関わらず、トラッシュ・ドーパント事件では凄まじい巨体を誇るブラキオサウルス・ドーパント相手に奮闘。さらには蒼炎群のアジトを壊滅させた後、クラブ・ドーパントの変身者達を確保。
身体能力
切っ先を下にして落とせばアスファルトに突き刺さり、投げつけられたコンクリートの壁が砕けるほど重いエンジンブレードを生身で引きずりながらドーパントに立ち向かっていた。そんな戦い方を続けていた経験や、アクセルになるための特訓のおかげで、生身での戦闘能力もかなり高い。
鳴海亜樹子にアクセルドライバーとメモリを没収されていた劇場版『MOVIE大戦CORE』では生身のままでエンジンブレードを振るってプテラノドンヤミーに応戦。劇場版『AtoZ/運命のガイアメモリ』ではNEVERのスナイパー・芦原賢相手にもブレードを使って戦っている。
Vシネマ『仮面ライダーアクセル』内でら、コマンダー・ドーパントが作り出した手下のコマンド部隊や、人間のマフィア十数人を一度に相手取り、その全員を(特に後者は徒手空拳のみで)叩きのめす大立ち回りを演じた。
精神耐性
シュラウド曰くドーパントの行う精神攻撃に耐性がある体質。彼女からは恐怖を操るテラー・ドーパントへの対抗策として期待されていた。
また、この耐性の為か作中どんな障害や敗北に対しても屈することはなかった。シュラウドの本来の計画では、フィリップと照井を使って、究極のWを完成させる予定だった。
弱点
彼が耐性を持っているのは「精神干渉波」であってライアー・ドーパントやナイトメア・ドーパントのような干渉波を伴わない精神操作系の能力は普通に通じる。
またユートピア・ドーパントのように精神干渉波は無効化しても攻撃自体は防ぎきれず、さらにそこから物理攻撃で追い打ちを受ける場合もあるので決して万能ではない。
探偵たちとの関係
ドーパント犯罪への憎悪や、照井からすればそれに比して甘すぎる事務所のスタンスから当初は馬が合わなかった。だがいくつかの事件解決に協力する内に打ち解けていく。
コーヒーを淹れるのが得意で、彼らに振舞う事も。ただし、他人を名前で親しく呼ぶ事に照れがあるのか、翔太郎を『左』と苗字で、亜樹子のことも『所長』と呼んでいる。(フィリップは本名不詳だったのでそのまま「フィリップ」)
鳴海亜樹子との恋愛模様
後半で突然、鳴海亜樹子と恋仲になった。だが、初登場時から亜樹子が照井にぞっこんだったり、照井が亜樹子をおとり捜査の危険な役から外したりしていた(24話)。
また、亜樹子の頼みで嫌々映画に出演したり(39話)、ドーパント事件解決に向かうときは翔太郎たちよりもまず先に「所長、行ってくる」と声をかけたり、それっぽい雰囲気は何度かあった。
進展
『AtoZ 運命のガイアメモリ』で「一緒に風都タワーへ花火を見に行こう」とデートの約束をするまでに発展。
後のオーズとのコラボ劇場版『MOVIE大戦CORE』でついに結婚。幸せな家庭を破壊されるという過去の絶望を振り切り、新たに幸せな家庭を築きゴールインを果たした。
呼び名
亜樹子と結婚してからも一貫して『所長』と呼び続けている。だが亜樹子に対する愛情がないというわけではなく、照井なりの愛称とも思われる。
だが、当の亜樹子は名前で呼んでもらえない事を不満に思っており、これがVシネマ『アクセル』における離婚の危機につながっていくことになる。
愛娘
『Vシネ仮面ライダーチェイサー』に出演した際には、亜樹子との間に娘の春奈が生まれていたことが明らかとなった。
娘にはかなり甘いようで、電話越しに話していた際には普段の堅物っぷりからは想像もできないようなデレっぷりを披露している。
ファンからの評価
風都に対する愛に満ち、ネタキャラの素質があった霧彦と入れ替わりで登場。真面目シリアスで風都を嫌うキャラクターに不安や嫌う声も多かった。実際、演じる木ノ本氏も、人気者だったとの入れ替わりは不安だったらしい。
しかし態度が軟化してからは真面目ゆえに弄られたり、時にお茶目な面を見せたり、主人公的な成長や活躍(復讐心を乗り越えたり)を見せたりで人気者になった。
騙されて酢昆布メモリをブレイクしてしまったりと、真面目にやっていてもコミカルな結果になったりする。
仮面ライダーアクセル
アクセル!
「さぁ…振り切るぜ!」
スペック
身長:197cm
体重:93kg
パンチ力:10t
キック力:12t
ジャンプ力:47m
走力:100mを3秒
概要
アクセルメモリで変身する赤い仮面ライダー。赤を基調としたデザインで、バイザーの形が“A”になっており、複眼状の青いモノアイがある。
メモリの組み合わせによる汎用性に特化したWとは異なり、照井竜と最も相性の良いアクセルメモリの力と特質を極限まで活かした仕様となっている。「変身」の掛け声を「へん…しん!」と少し間を空けて言うのも特徴。
戦闘能力
ドライバーの開発期間は長期に及んだものの、サイクロンやヒートに勝るとも劣らぬ最高速度と放熱を誇り、非常に高い戦闘能力を獲得している。Wのヒートメモリ以上の高温を持ち、ヒートを凍結させたアイスエイジ・ドーパントの冷気をものともしなかった。
エンジンブレードを用いた豪快な斬撃が主な戦闘スタイル。足に付いたタイヤで身体を高速回転させながら連撃した事もある。グリップを回す事でエネルギーや熱量を生み出せる。
装備
アクセルドライバー
アクセルの変身ベルト。バイクのスロットルを模した形状。変身の際はメモリを中央に差し込み、右グリップ〈パワースロットル〉を回す。
マキシマムドライブ起動は左グリップのレバー〈マキシマムクラッチレバー〉を引いて行い、パワースロットルを回してパワーを溜める。バイクフォームに変形する際はアクセルドライバーを外して手に持った状態にする。
システムとしては単独のメモリの力を引き出すロストドライバーをさらにアクセルメモリ専用に特化させたドライバーであり、アクセルメモリやその適合者である照井の使用が前提の為に他のメモリには一切対応していない。
複数のメモリの組み合わせによる汎用性が売りのダブルドライバーとは真逆の発想で作られた一点特化型のドライバーである。
エンジンブレード
主武装の剣。Wのように変身によって現れるのではなく単体の装備として存在し、普段は照井のバイクに収納。変身しなくても使用可能だが、引きずるだけでコンクリートを砕く程の威力がある。
反面、30kgという重量(テレビ朝日のサイトだと20kg)ゆえ生身ではまともに振る事は出来ない。メモリスロットを持ち、エンジンメモリを差し込む事で様々な能力を付加できる。
エンジンメモリの代わりにWのメモリを差し込むことでマキシマムドライブを発動させることも可能。
アクセルメモリ
「加速」の記憶が内包されている赤色のガイアメモリ。ディスプレイマークはAを模したタコメーター(スロットルを切ると針が振り切るかのように動作する)。
人類に更なる加速をもたらしてきた、内燃機関のパワーと特性を使用者へ与える能力を持ち、熱風が生まれるほどの高エネルギーや、オートバイのような高速起動形態への変形能力などを発現させている。
エンジンメモリ
アクセルの能力を拡張できる多機能型ギジメモリで、エンジンブレード等に装填し、アクセルメモリからエレクトリック・ジェット・スチームの内燃機関の力を引き出せる。
ディスプレイマークはEに見える三又のエンジンマフラー。ギジメモリでありながらマキシマムドライブの発動も可能。
トライアルメモリ
「挑戦」の記憶が内包されている特殊なメモリ。こちらも端子は金色である。ディスプレイマークはTに見えるよう切り取られたオフロードタイヤ。
信号機とストップウォッチ型のデバイスが追設されており、アクセルメモリのプログラムに「超加速」のプログラムパッチを当てることで、アクセルメモリが持つ「加速」の記憶に働きかけ、その力をよりスピードへと集中させた形態に変化させることが出来る。
ディアブロッサ
照井が愛用するバイク。イタリア語で「赤い悪魔」という名前を持ち、これに乗って移動する。重たいエンジンブレードを持ち運ぶ為に、バランサーを取り付けている。
ただ前述のバイクフォームの存在の為か、変身後の状態でこのマシンに搭乗している様子は見られない。
ガンナーA
何処からか現れる自立型サポートドロイド。主砲になる頭部は、暴発を防ぐ為のリミッターにもなっている。ハードボイルダーとの合体も可能。
挿入歌
疾走のアクセル
変身シーンから戦闘に入る辺りでよくかかる。初めは曲名がなく、アクセル用のBGMというだけであったが、『仮面ライダーW』の公式WEBラジオ「FU-TO HIT on GROOVE」内でDJ HURRY KENNが即興で命名した。
サウンドトラックには「夜霧のアクセル」「冷笑のアクセル」とこれと同様の形式で名付けられた楽曲がさらに2つ収録されている。なお、他にハリーが番組内で即興で命名したBGMとして「究極のメモリ」がある。
Leave all Behind
アクセルのテーマソング(『W RETURNS/仮面ライダーアクセル』ではOP曲)。Wの各テーマソングと同じ歌詞付き。歌手:Wilma-Sidr 作詞:藤林聖子 作曲:Ryo曲名の意味は「全て、振り切るぜ」。
必殺技
アクセルグランツァー
アクセルメモリのマキシマムドライブ。跳び後ろ回し蹴りで、キックの軌跡にタイヤの跡が残る。メインの必殺技なのにドーパントを倒してメモリブレイクしたことはWシリーズでは一度も無い。
MOVIE大戦COREでヤミーを倒す。Vシネマ『仮面ライダーチェイサー』にて(仮面ライダードライブのスピードロップとの同時攻撃ではあるものの)初めてアクセルグランツァーでのメモリブレイクに成功した。
エースラッシャー
エンジンメモリのマキシマムドライブ。刀身からAをかたどったエネルギーを発射する。
ダイナミックエース
同じくエンジンのMD。三連斬りで相手にAの痕跡を刻む。直接相手をA字型に斬り付ける場合と、周囲をA字型に斬り付けて複数の敵を攻撃する場合がある。
備考
独特の「変……身!」の掛け声は、照井役の木ノ本氏が、台本読み合わせの際に石田秀範監督から「タメてごらんなさい」とディレクションを受けた結果採用されたものとのこと。
例外として第21話のみ掛け声をタメていないが、これは当回を担当した坂本浩一監督の意向だったらしい(『風都探偵』3巻巻末インタビューより)。
バイクフォーム
概要
アクセルドライバーを手に持った状態で、背面のタイヤを前、足に付いたタイヤを後ろにして横倒しの姿勢で走るバイク状態。
高い走破性を持ち、ジェットコースターのレールからビルの壁面まで走れる。マフラーから熱風を放って攻撃できる。
能力
片腕程度なら腕として使えエンジンブレードを保持したまま走る事も。相手を掴んだまま走行したり、前輪部を突き出し至近距離の敵を削り取るといった応用も可能。
基本的に一人で走るが、第24話ではWを背中に乗せて走った。玩具でこれを再現すると残念なバランス。劇中では当然フルCG。
形態
アクセルガンナー
バイクフォームでガンナーAと連結した状態。ガンナーAの頭部が変形した主砲を備えている。一見奇怪なデザインではあるが、類似のバイクはドイツで実用化されている。
アクセルタービュラー
バイクフォームでハードボイルダー・タービュラーユニットと連結した状態。上半身のバイクフォームを解くことで空中戦が可能になる。
園崎邸上空でテラードラゴンと死闘を繰り広げた。この時のマキシマムドライブは、エンジンブレードの切っ先を頂点に、自身を炎に包まれた巨大なAとして相手に突撃する。
必殺技
名称不明
劇場版にて使用。ドライバーにエンジンメモリを挿し、炎の轢き逃げアタックを繰り出す。
備考
33・34話(イエスタデイ回)のゲスト脚本家はもともと、「アクセルがバイクフォームになったまま戻れなくなる話」を書こうとしたのだが、バイク形態の実機がないため没になった。
前作『仮面ライダーディケイド』での「ファイナルフォームライド」を彷彿とさせるため「一人ファイナルフォームライド」とか言われている。
漫画版では
正当続編『風都探偵』では、ときめはアクセルについて「バイクになります!」と亜樹子特製の手帳にて教えられていたのだが、実際の変形を目撃するまで「『バイクにのります』の書き間違い」だと思っていた。
『MOVIE大戦アルティメイタム』では、ライダーマシンを持たない仮面ライダーなでしこを乗せていた。ゲーム作品『バトライド・ウォー』シリーズではこのフォームがライダーマシンの役割を果たしている。
アクセルトライアル
トライアル!
「9.8秒。それがお前の絶望までのタイムだ」
スペック
身長:197cm
体重:82kg
パンチ力:2.5t
キック力:3t
ジャンプ力:90m
走力:100mを0.27秒(マシンガンスパイク発動時)
概要
トライアルメモリでアクセルが変身した青い姿。メモリチェンジし、トライアルのシグナルの赤→黄→青の変化と共に余分な外装をパージして変化する。
顔もモトクロス用ヘルメットを思わせる形状となる。バイクフォームへの変形能力を失ってしまったが、脚部保護の為、タイヤは一部残っている。
戦闘能力
防御力・攻撃力と引き換えに音速以上の圧倒的なスピードを手に入れた。平素の状態ですら至近距離から放たれた雷を完全に回避する程の速度を出せるが、マキシマムドライブ発動時はここから更に速度が上がる。
攻撃力は低下していても一瞬の連撃によりトータルダメージを稼ぐ。アクセルの最強フォームのように思われがちだが、実は純粋なフォームチェンジ。機動力と引き換えに、攻守が低下しているので、バランス面では通常フォームに劣る。
風都探偵
アクセル用に調整を施されたアクセルブースターがパワー、スピード共にトライアルを上回る最強フォームとして登場したが、小回りについてはトライアルに分があるらしい。
ブラキオサウルス・ドーパントが対空攻撃を仕掛けてきた際にはブースターかトライアルへフォームチェンジしており、やはり完全な上位互換にはなっていない。
必殺技
マシンガンスパイク
トライアルメモリのストップウォッチを起動し、10秒以内にT字を描くように大量のキックを叩き込む。最後はタイマーを止めて終了させる。10秒をオーバーしてしまうと変身が解除され変身者にも負担がかかる。
MOVIE大戦アルティメイタム終盤にて、アクマイザー達の乗る装甲車に他のライダーがライダーキック(バースはフォーム上ドリルアーム)なのに対して、アクセルトライアルのみまだ当たってないのにこの技を放っている。
マシンガンスラッシャー
トライアルメモリのマキシマムドライブを発動させた加速状態下でエンジンブレードのマキシマムドライブを同時発動させ、相手をT字状に連続で斬りつける。
実質の単身でのツインマキシマムだが、Wと異なり身体への過負荷などのリスクを負わずに発動が可能。オールドドーパントを倒した。
ハイパートライアルクロス
作中では登場しないガンバライドオリジナルの必殺技。トライアルメモリの力で超加速し、飛び回し蹴りを三連続で放つ技。
接近→飛び回し蹴り、を三回繰り返す技で、アクセルグランツァーを三連発しているようなものである。
備考
『バトルドッジボール3』ではアクセルの必殺ショットとして登場。トライアルになり、ボールを素早く相手に当てていく。ちなみにトライアルになる時、一瞬黄色くなっているのが芸コマ。
スーツアクターの永徳氏いわく、通常時のアクセルは今までのスーツ以上に重いと言っていたのだが、アクセルトライアルのスーツは非常に軽いとのことで、「軽くて動きやすい」「このまま生活してもいいくらい」と言っていた。
アクセルブースター
アクセル! アップグレード ブースター!
「あとは任せろ。さあ、振り切るぜ!!」
スペック
身長:197cm
体重:80kg
パンチ力:5t
キック力:10t
ジャンプ力:1500m(ブースター使用時)
走力:100mを5秒
概要
アクセルメモリにミュージアム製の強化アダプターを接続してパワーアップした黄色の姿。アクセルトライアルの中間体(イエローシグナルver.)のようではあるが全くの別物である。顔もシャッター状になった。
戦闘能力
最大の特徴であった各部のタイヤがブースターに変化。胸部も巨大なジェットエンジンのようになり、全身からジェット噴射を放つことで自由自在に空を飛ぶことが可能。その高い機動性を活かした三次元的な空中戦闘を得意とする。
スペック自体はアクセルとアクセルトライアルの中間くらいの数値なのだが、可動範囲が面から立体へと大きく広がり、広範囲で安定した出力の戦闘が可能になった。
ガイアメモリ強化アダプター
コマンダー・ドーパントが所持していたガイアメモリのアップグレード用アダプター。ガイアメモリに装着するとアダプターによってメモリの能力が3倍に強化される。元々はミュージアムの地下工場で研究・開発されていたものだった。
続編の『風都探偵』では彼によってミュージアム用からアクセル用へと再調整された物を渡されアクセルブースターに再変身。Vシネの時より格段に強化されている。
再登場
正統続編「風都探偵」では第64話「闇はoの巣9/俺は死なない」にて再登場。Vシネマの一連の事件の後、強化アダプターをフィリップに預けていたらしい。
そしてミュージアム用からアクセル用に再調整された。再調整版アクセルブースターでは「エンジン」のギジメモリもパワーアップしている。
必殺技
ブーストスラッシャー
アクセルブースターの飛行能力を活かして空中から接近し、エンジンブレードで横薙ぎに切り抜ける。風都探偵に登場した際、再調整された事により、パワーアップしたエンジンメモリをマキシマムドライブさせている。
エレクトリック スチーム ジェット エンジンブースターマキシマムドライブ(仮称)
エンジンメモリの「エレクトリック」「スチーム」「ジェット」の技を3つ同時に発動させてからマキシマムドライブを発動。エンジンブレードの刃先に電撃・蒸気・噴炎をドリル状に纏わせて突撃する。
照井ですら使いこなすのに「難が無くはなかった」と言わしめるほどの威力を持つ。『dの異端児』編で修行を重ねて使用可能に。地上からディープ・ドーパントが作り出した地下空間まで一撃で到達した。
劇中の活躍
初登場
第18話ラストにて「風都を嫌う者」として登場。翌第19話にて、鳴海探偵事務所に依頼人として現れた。第18話以前より事務所に何度か出没していたビートルフォンの持ち主でもある。
登場以前からガイアメモリ犯罪に対応するために物語の陰で活動や根回しを続けていたらしい。風都署に対ガイアメモリ犯罪のセクションである超常犯罪捜査課を設置するように持っていったのも彼。警察上層部にも顔が利く。
対立から和解
当初は復讐心に駆られるあまりミスを犯しかける。だが、翔太郎たち鳴海探偵事務所の面々と関わるうちに復讐心に囚われることを見直すようになる。
特に翔太郎の「優しさのある半熟ハードボイルド」通称『ハーフボイルド』によって、危うく無実の人間を仇と間違えて殺そうとしたところを止めてもらってからは、その流儀に従うようになる。
復讐
本物の仇『井坂深紅郎/ウェザー・ドーパント』を目の当たりにすると復讐心が再燃。自分の身を省みずに仇を討とうとした。
しかし、翔太郎たちや、メモリの被害者であるリリィ白銀との関わりで「自分を心配する者がいるのに、自ら命を捨てることは愚か」と学び、仮面ライダーの仲間と翔太朗から認められた。
以後は復讐心を振り切って「人を守るため」に井坂と戦うようになった(ただし、敵討ちは諦めていないようで、井坂に対する止めは自分で刺そうとする)。
井坂との決戦
井坂により、メモリを強制的に植え付けられそうになった妹に似た少女¨島本凪¨を守るために、アクセルの新たな力〈アクセルトライアル〉を激しい訓練の末、会得。
井坂との一騎打ちの末、アクセルトライアルのMD『マシンガンスパイク』で打ち倒し、長きに渡る因縁に終止符を撃った。
その後
ダブルと共にドーパントに立ち向かった。テラードーパント戦ではテラードラゴンにリベンジした。最終回では風都嫌いだった彼が風都を好いているような発言をし、成長をうかがわせた。
最終話付近でフィリップから貰ったプレゼントは赤いコーヒーカップである。48話終盤で、包帯ぐるぐる巻きの照井がコーヒーを飲むのに使っている。
『仮面ライダーダブル RETURNS 仮面ライダーアクセル』
ある夜、照井はスリのグループが謎の部隊に殺害される現場に遭遇する。その後グループの生き残りの女、葛木葵に接触。
アクセルメモリをスラれて変身できなくなった所で再び謎の部隊に襲われる。さらに部隊の親玉であるドーパントが彼の銃を用いて、一緒に捜査していた刃野を銃撃したため、濡れ衣を着せられた状態で、葵と共に逃亡する羽目になる。
黒幕のコマンダー・ドーパントに拉致された亜樹子を助けるために戦う。しかし足の怪我のせいで倒れこむ。そこで葵がコマンダー・ドーパントからアダプタを奪い彼に渡す。
それを装着したアクセルはアクセルブースターに強化変身。空を飛べるようになり、亜樹子を救出し、コマンダー・ドーパントを倒した。
風都探偵
第2巻「最悪のm6」にてシルエットで登場。その後第4巻「閉ざされたk6」にて変身シーンが公開され、「閉ざされたk7」ではアクセルトライアルにも変身している。そして第7巻では強化されたアクセルブースターにも再変身した。
客演
『MOVIE大戦CORE』
突然風都に現れたプテラノドンヤミー(雄)が襲いに来た事で結婚式は中断。Wが出撃するが、照井はアクセルドライバーを没収されていて変身出来なかった。
その後、バースと協力し亜樹子とも和解しアクセルに変身。プテラノドンヤミー(雄)を撃破。戦いの後遂に本当のゴールイン、晴れて結婚した。
その他
『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』ではゴーカイレッドに敗れ亜空間に消されていたが、終盤で復活し他のスーパー戦隊、仮面ライダーと共に大ショッカー、大ザンギャッグと戦った。現役のメテオを除けばサブライダーが出るのはアクセルが唯一。
『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』では幻影としてライダーリングをウィザードとフォーゼに託した。あくまで幻影の為木ノ本嶺浩が演じている訳ではない。
「天下分け目の戦国MOVIE大合戦」
照井のそっくりさんとして武将「ヒデヨシ」が登場。大阪辺りを支配しているらしい。軍配には「俺に質問するな」と書かれている。
武神Wを倒した武神鎧武にエンジンブレードで斬りかかったが、亜樹子のそっくりさん「チャチャ」にスリッパならぬ草履で止められた。
なんの因果か、ヒデヨシとチャチャを演じた役者は関西地方の生まれである。(ついでに言うとチャチャの元ネタも大阪生まれなので、そこから大阪辺りを支配している設定になったのだと思われる。
『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』
2016年4月20日(水)より発売中の『仮面ライダードライブ』のVシネマ作品、『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』に出演。風都署超常犯罪捜査課の刑事として登場する。
活躍
ロイミュード051のコピー元と見られる人物の死体が東京都と風都との境目で倒れていたことから本庁と捜査権の取り合いになり、進ノ介と剛と出会う。
そして死体の正体であるロイミュード077の変身した、ビースト・ドーパントとの戦いで進ノ介たちと共闘した(奇しくも、あの時勝てなかったビースト・ドーパントへのリベンジを成功させている)。
身体能力
『W』から『ドライブ』までの間も続けていたたゆまぬ鍛錬の賜物か、W本編中においては生身だと『地面に引きずるか両手で抱えなければ保持できなかった』重量武器であるエンジンブレードを、『片手で柄を握り、刃を上に向けて保持する』という生身でのパワーアップぶりを披露していた。
描写
階級が階級(この若さで、進ノ介ら特状課のボスである本願寺課長とタメである)だったためか、進ノ介からは「下手なことをしたら自分の出世に響く」と終始恐縮されていた。
剛が照井に馴れ馴れしいタメ口をきいた際には、その無礼を進ノ介から大慌てで侘びられていた。
共通点
『仮面ライダードライブ』とは、メインライターが同じ・仮面ライダーの変身者が刑事・変身するライダーのメインカラーが赤・乗り物(バイク/車)がモチーフ等といった共通点があり、今回の共演はこれらの理由によるものと思われる。
所属する部署が「通常の警察の捜査セクションでは対応できない超常的な犯罪・事件への対応部署」という共通点もある。
考察
特状課の設立は2014年度初頭のグローバルフリーズ発生以降。稼働開始が2010年である超常犯罪捜査課には数年及ばない。
照井が「超常的な犯罪・事件への対応部署」を新設することを認めさせ本庁から責任者として出向してきたという背景を考えると、特状課設立が認められた背景には成果を挙げている前例の存在もあったのではないかと推測される。
また、ロイミュードの離反が2000年に発生していたことを考えると、超常犯罪捜査課の設立承認には利害が一致していた同階級の本願寺純の後押しがあった可能性も考えられる。
仮面ライダージオウ
第29話で仮面ライダーディエンドによって仮面ライダーバースと共に召喚され仮面ライダーウォズと交戦。登場回がブレイド編である事から、ブレイド達と同じA(エース)繋がりで召喚されたものと思われる。
共に召喚されたバースとはMOVIE大戦COREやMOVIE大戦アルティメイタムなどで共闘した事があり、2代目変身者の本職が警察官であるという点も共通している。
ちなみに「フューチャーリングクイズに対する避雷針の役割として呼ばれた」という皮肉な意見も存在する(仮に意思があれば間違いなく避雷針確定である)。
『ゲイツ、マジェスティ』
オーラの父親が知り合いだという警視総監のツテで、柔道大会で怪我を負い選手生命を絶たれていた明光院ゲイツと対面。
かつては復讐の為に動いていたが、そんな自分を仲間が変えてくれたという自身の過去をゲイツに語り、その上で「大事なのは自分が人に何をしてやれるか」と彼に助言した。
その後、カッシーンに攫われた常磐ソウゴがいる廃工場までゲイツをバイクで連れて行き、自身はアクセルに変身して2体のカッシーンと対決。戦闘中、戦う覚悟を決めて再び変身したゲイツと共闘し、彼とのダブルライダーキックで見事カッシーン達を撃破した。
ゲーム作品
ガンバライジング
ナイスドライブ2弾から参戦。SRのバーストアビリティは一番目にバーストすると相手のアタッカーのアビリティを封印してくれるという頼もしいアビリティである。ライダータイム3弾ではアクセルトライアルがメモリアルフィニッシュ枠のLRとして参戦。
防御力の低下と引き換えにスロットの強化と相手のテクニカルゲージスピードを超アップさせる本編を忠実に再現したアビリティとなっている。
バトライド・ウォーシリーズ
無印よりプレイアブルキャラクター。ボタン長押しで「テンションゲージ」を上昇させ、ゲージが「レッドゾーン」にある状態ならば必殺技の範囲と威力が強化される。
『Ⅱ』以降は、攻撃を当てていくことで空中ダッシュが可能なアクセルブースターに変身することができる。
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以上です。これで紹介を終えます。