浮世 英寿 - 概要
- 性格
- 描写
- 優しい一面
- 垣間見える隙
- コイン
- 叶えた願い
- 謎
- 人間関係
- ツムリ
- 吾妻道長/仮面ライダーバッファ
- 桜井景和/仮面ライダータイクーン
- 鞍馬祢音/仮面ライダーナーゴ
- 備考
- 中の人
- 仮面ライダーギーツ
- スペック(エントリー)
- 概要
- 性能
- エントリーフォーム
- 主なフォーム
- マグナムフォーム
- スペック
- 概要
- 必殺技
- ブーストフォーム
- スペック
- 概要
- 必殺技
- マグナムブーストフォーム
- スペック
- 概要
- 外見
- 戦闘能力
- 最終回での活躍
- 必殺技
- フィーバーマグナムフォーム
- スペック
- 概要
- 必殺技
- フィーバーブーストフォーム
- スペック
- 概要
- 戦闘能力
- 必殺技
- レイジングフォーム
- スペック
- 概要
- 戦闘能力
- 性能
- レイジングソード
- 必殺技
- コマンドフォームキャノンモード
- スペック
- 概要
- 性能
- 必殺技
- コマンドフォームジェットモード
- スペック
- 概要
- 性能
- 必殺技
- ブーストフォームマークⅡ
- スペック
- 概要
- 戦闘能力
- 活躍
- 欠点
- 性能
- ブーストマークⅡバックル
- 必殺技
- ビーストモード
- スペック
- 概要
- 性能
- レーザーブーストフォーム
- スペック
- 概要
- 外見
- 変身
- 戦闘能力
- 特殊能力
- 活躍
- 『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』
- 性能
- 必殺技
- 劇中の活躍
- 黎明編
- 初登場
- 邂逅編
- 新たなゲーム
- ゾンビミッション
- 逆境と真価
- 神経衰弱
- 蹴落とす弱さ
- 缶蹴りゲーム
- 誰かの幸せ
- 切り札
- 孵化したモンスター
- 先行登場
- デザイアグランプリ初参戦は本人によれば「西暦元年」。当然、周囲は本気にしていなかったが、「信じないのなら聞くな」とはぐらかした。
- デザイアグランプリの運営を訝しんでおり『理想の限界』を自らの理想を持って試しているような描写が見られる。
- 7話の時点で「デザグラ無敗」にもかかわらず、ライダーが全滅して閉幕した過去の大会のことを知っている。全滅でゲームオーバーになるとジャマーエリアの内部は丸々消えてしまうため、仮に英寿がこの大会に参加していても、あるいは一般人として巻き込まれていても、まず運営関係者でもない限り知りようが無い。
- 11話の回想シーンで、英寿がデザイアカードに「母に会いたい」と書いたときだけ何故か縦に書いている。英寿の他のデザイアカードは全て横書きである。
- 映画公開後の本編で出た「次元を旅する観光客」というジーンの自称。
- 放送開始前に主人公最大の秘密をバラす。
- この件についてテレ朝プロデューサー曰く「俳優の仕事を理解しているのか?」「顔が青ざめた」とのこと。
- キャスト対談で他のメンバーがギーツのデザインを褒めていたと思ったらバッファをかっこいいと褒めだした。
- 狐の指→指パッチンが印象的な変身シーンだが、指パッチンがちゃんとできない(たまにしか鳴らないらしい)。そのため撮影開始時は効果音任せ。公式Twitterの動画を観る限り、後々大分鳴るようになった模様。
- 道長役の杢代和人氏がアフレコで監督からの指示をなにやら一生懸命メモしていると思って覗いてみたら『卵のとき「おーっとっと、よっと」と言う』と書いていた。
- 共演者からのイメージは 「ポンコツ」 「かわいいおバカ」 「こんな変な人とは思わなかった」 「バカな弟」。
- ファンへのサインに描かれた「web」が「wed」になっている。
- 楽屋(鈴木氏と共用)でいきなり上を脱いで筋トレを始める。
- キャスト陣の誕生日の際に撮られるオフショットにほぼ必ずお祝い用のサングラス(メガネの時もある)を付けてくる。しかも毎回違う。公式からの名称は祝いの英寿。グラサンは誕生日の人にあげることもあるらしい。『ギーツ』放送終了後の最初の自分の誕生日の時は『ガッチャード』キャスト陣に継承された。
- 夏映画こと『4人のエースと黒狐』の4人の英寿の行動が「これは『4人の簡秀吉』だろ」「1年間製作陣が簡秀吉を見続けた結果生まれた映画」と言われる。
- そのうちの1人が吹いているオカリナがあまりにも下手すぎて撮影陣がザワつく。本人は監督との相談の結果下手にしたと言っているが、そもそもオカリナの難易度が結構高いこともあってだいぶ怪しい話である。
- 「運の英寿」撮影時何故か魚(タイ)を気に入って抱きしめたら吐血される。
- 頬擦りしたら大事な商売道具であるはずの顔を負傷。何故かこの時「魚にはウロコってのがあるのですが」と説明を入れた。
- 京都でのトークショーで「来てからずっと生八橋の匂いがする!」と発言。バスの移動中もずっと1人はしゃいでいたらしい。なお、簡氏は京都出身。
- メインキャストのことを「個性豊かで日曜のONE PIECEみたいな感じです!」と堂々と言って他3人に引かれるor怖がられる。ONE PIECEはニチアサ(現在はキングオージャー)の裏番組である。
- 本人に念入りに言っていいのか確認をとられた後吾妻道長役、杢代和人氏と出身高校が同じことをバラす。これによってリアル後輩に世話を焼かれる先輩であることが判明。
- 熊本のトークショーで「ジェットコースターは得意ですか?」の質問に「得意です」と即答。星乃女史に「お前は嘘をつくな」と突っ込まれる。当の熊本では メインキャスト4人の中で唯一乗らなかった。
- 対談企画で佐藤・杢代両氏と三人で短縮版の同時変身(ポーズ)に挑戦した際、何故か手順が多い最強フォームのギーツⅨの変身(ポーズ)をチョイスして杢代氏に「絶対に(タイミングが)合わない」とツッコまれる。
- 一度目はなんとか合わせたものの、より時間が短い二度目は明らかに間に合っておらず、必死で合わせようとしたものの髪やら服やらが乱れてしまっていた。
- 『ギーツ』放送終了後に出演したバラエティー番組でGACKT様に「秀吉だから猿」、千鳥のノブには「脳が1番猿」と言われる。
体重:82.2kg
キック力:5.8t
ジャンプ力:8.6m(ひと跳び)
走力:7.5秒(100m)
体重:84.5kg
パンチ力:23.4t
キック力:58.5t
ジャンプ力:78.0m(ひと跳び)
走力:2.7秒(100m)
体重:86.4kg
パンチ力:3.0t
キック力:7.1t
ジャンプ力:11.2m(ひと跳び)
走力:7.1秒(100m)
体重:91.0kg
パンチ力:46.8t
キック力:117.0t
ジャンプ力:156.0m(ひと跳び)
走力:0.9秒(100m)
体重:78.2kg
パンチ力:2.3t
キック力:5.8t
ジャンプ力:7.8m(ひと跳び)
走力:7.8秒(100m)
体重:96.0kg
パンチ力:12.8t
キック力:32.0t
ジャンプ力:15.2m(ひと跳び)
走力:6.5秒(100m)
体重:96.0kg
パンチ力:10.6t
キック力:26.2t
ジャンプ力:24.2m(ひと跳び)
走力:6.0秒(100m)
体重:109.2kg
パンチ力:41.2t
キック力:87.8t
ジャンプ力:117.0m(ひと跳び)
走力:2.0秒(100m)
『REVOLVE ON』
スペック
身長:119.0cm
体重:109.2kg
パンチ力: - t
キック力:78.1t
ジャンプ力:134.7m(ひと跳び)
走力:1.8秒(100m)
概要
ブーストフォームマークⅡの状態でリボルブオンした形態。ブーストライカーギーツモードと瓜二つな見た目だが、こちらはギーツ本人であってバイクではないので身体にタイヤやエンジンなどは装備していない。
キック力が若干低下するものの、ジャンプ力と走力が人型から上がっている。同じく4足歩行のライダーであるケケラとキューンと異なり、パンチ力は設定されていない。
性能
テールユニット『バーミリアンエグゾーストテール』は自然発火するほどの超高密度エネルギーの噴射力を利用して空中での三次元的な挙動を可能とする。分岐による柔軟な方向転換と対象を炎で包み込む攻撃で流れるように対象を撃破する
四肢『バーミリアンビーストレッグ』は四足歩行となったことで走破性と俊敏性がさらに向上しており、足裏に展開した超高密度エネルギー場を利用する空中歩行や鋭利な爪を用いた格闘戦など新たな能力が追加されている。
レーザーブーストフォーム
ジーン『今をどう生きるか』…俺にはまだ分からないけど、確かな事が一つだけある。英寿、俺は君のサポーターだ』
SET SET UP
「変身!」
DUAL ON HYPER LINK LASER BOOST READY FIGHT
「粋なプレゼントだな。さぁ、ここからが…ハイライトだ!」
スペック
身長:205.2cm
体重:116.2kg
パンチ力:42.7t
キック力:90.9t
ジャンプ力:120.5m(ひと跳び)
走力:1.8秒(100m)
概要
ブーストマークⅡレイズバックルを左側、レーザーレイズライザーの基部を右側にデザイアドライバーにセットしデュアルオン・ハイパーリンクすることで変身する強化形態。初登場は第28話。変身音はデザイアドライバーとレーザーレイズライザー両方のシステムボイスが交互に、あるいは重なって再生される。
ブーストバックルの爆発的な力と、それによってプレイヤーと現実に時間的差異が生じる現象を制御。マークⅡ単体で生じる、睡眠作用に襲われる、反動で倒れるなどの反動の克服に成功した。ジーン曰く「もう時差ボケはしないはず」。この機能は変身前でも機能するのか、レイズライザーをセットした瞬間に英寿が覚醒している。
外見
レーザーレイズライザーにある理想の自分をデザインする力により、ブーストフォームマークⅡの外見に仮面ライダージーンを思わせる白と青の装甲が追加された。
複眼も青に変化しており、ジーン曰く「推しを少し自分色に染めた」姿となっている。この白と赤を組み合わせた見た目はマグナムブーストフォームを彷彿とさせる。
変身
5つのBOOSTのロゴに加えて、仮面ライダージーンの変身時に足元に現れる水色のサークルがロゴの後ろに現れる。ブーストスロットルマークⅡ、レーザーレイズライザーのインプットリガーを操作すると青い炎が吹き出る。
その後炎とカードが変身者の周りを回転し、マークⅡに変身後にカードアーマーが装着される、というマークⅡとジーンの変身を混ぜたようなプロセスを経て変身が完了する。
マークⅡから変身する際は、そのままカードアーマーを装着する場合が多いが、29話のみ(CGが完成していなかったのか)一度ブーストマークⅡの装甲を取り付け直してからチェンジしていた。
特殊能力
仮面ライダージーンが有していたエネルギーフィールドによる攻撃や飛行も使用可能。自分や周囲のエネルギーがもつ様々なベクトルを任意の方向に変えるエネルギーフィールドを展開。
ジーンと比べるとブーストの力で底上げされている分、より操作性や圧力が強化。並みのポーンジャマト程度ならば触れることなく爆発させる。この際対象に赤いエフェクトが発生する。
このベクトル操作を自身に適用し第28話、31話、32話などでは飛行している。発動させるベクトルの度合いは英寿本人の意思で意のままに操れるらしく、「天国と地獄ゲーム」では変身した瞬間能力を使用し穴への落下を阻止した。また、取り落としたレイズライザーをベクトル操作で自身に引き寄せて回収するなど、応用性も高い。
作中で明確な上位形態として運用。べロバが変身したグレア2をも圧倒して完勝。第29話では堪忍袋の緒が切れた結果、周囲が呆気に取られるほどの、冷徹かつ的確に急所や隙を狙った情け容赦ない攻撃でビショップジャマトたちを圧倒した。
変身直後不意打ち気味に近づき床に敵を叩き伏せる、古代魚ジャマトをレーザーレイズライザーで射撃して怯ませた隙に首元を撃ち抜き追撃。
ビショップのカウンターパンチを受け流した瞬間に反撃、柱に避けた相手を柱ごと撃ち抜く等、相手の防御すら許さず徹底的に追い詰める泥臭い戦法を取った。
第32話ではゲイザーとも互角に渡り合っていたが、お互い高いポテンシャルを持つ形態なだけに劇中ではどちらも決定打を打つことはできなかった(最後は必殺技の撃ち合いとなったが、妨害により結局勝負つかずであった)。
第37話ではゲイザーと再戦。冷静さを欠いた状態だったために猪突猛進した結果ドミニオンレイの遠隔攻撃により敗北。初かつ唯一のオーバーダメージによる変身解除となった。
『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』
再登場。ゼグドラシルが空間操作能力を持っていたため、それに重力操作で対抗すべくマグナムブーストフォームからチェンジ。
空間操作をものともせず接近しレーザーブーストビクトリーでゼグドラシルのバリアと拮抗する姿を見せた。しかし、直後にビートルクスが突撃してきてバリアを破ったため、ライドケミーカードへの封印は一ノ瀬宝太郎に譲る形となった。
「この世界は終わらない!」
スエル「ギーツ…!?」
「お前の思い通りにはさせない」
スエル「グランドエンドは完了した筈…創世の力で抗ったか」
「俺は忘れない…この世界の全てを!」
『MARK Ⅸ SET IGNITION』
「変身!!」
『REVOLVE ON』
「俺は、俺の手で叶えてみせる…理想の世界を…!」
【もっと解説!】仮面ライダーギーツIX&ギーツ全フォーム紹介!-仮面ライダーラレツサバイブ (raretsusurvive.blogspot.com)
投票!デザスターは誰だ!
この時、たまたまそばにいたタイクーンとともに、デザスターによるフルーツ爆弾による妨害攻撃を受けたため、景和共々デザスターでないことが確定した。
その後、パイナップル型の爆弾から伸びたコードに捕まっていた桜井沙羅を救助するための手がかりを得るべく、タイクーンと共にパイナップル型の爆弾を運ぶ配達ジャマトの捜索を開始。
バッファ ジャマトフォームが乱入すると、タイクーンを先に行かせて交戦。終始優位に立つ。夜まで続いた二人の戦いは、最終的にバッファがジャマトバックルの負荷で変身解除されたことで中断。
ジャマトバックルの負荷に苦しむ道長に心配そうに声をかけるも、道長からは立ち去る前に「お前を倒すのは時間の問題だ」と言い捨てられた。
ゲイザーの鉄槌!
第21話では冴の家族を助けるため、梨型のフルーツ爆弾を運ぶジャマトを景和とともに捜索。その最中にジャマト軍団の奇襲を受け、交戦。
途中でケケラが景和のために設定したシークレットミッションをクリア。2つの報酬のうち、自身はブーストバックルを取り、景和にはフィーバースロットレイズバックルを渡した。
その後、アジトを発見したことで冴とともに向かい、マグナムブーストフォームとブーストフォームでジャマト軍団を一掃した。
第22話ではジャマトが現れないことに痺れを切らしたチラミが「鬼ごっこゲーム」を開始。当初は困惑しながらもすぐにルールを理解し、チラミ/仮面ライダーグレア2を追跡。
しかし、GMライダーやグレア2のヒュプノレイ、エリア内の様々なトラップに阻まれ、なかなか捕まえることはできなかった。
デザスターである祢音が妨害されたように装い「英寿がデサスターではないか」と主張されるものの、逆に「デザスターはお前じゃないのか?」と詰問。
結果的に「なぜ自分を疑わず英寿がデザスターだと確信できるのか」という疑問を抱いた景和が、彼女がデザスターであることに気づく。かつての天真爛漫さが失せ勝利のみを貪欲に求める袮音に対し「変わったな」と寂しげに述べていた。
いざ!推しのためなら
第23話でチラミがベロバ達の手によってヴィジョンドライバーを強奪されたことでデザイアグランプリが中断。ニラムからドライバーの奪還を依頼される。
この際「創世の女神」の正体を推察すると共にDGP運営の正体について教えるよう要求。だが「君たちが知る必要は無い」としらばっくれた。
ベロバ達のアジトであるジャマーガーデンへ向かい、ジーンと合流。仮面ライダージーンとともにジャマト達を一掃。バッファが参戦すると交戦。互角の戦いを繰り広げていたが、ジーンとベロバの会話を聞いて油断した隙に攻撃され、変身解除となった
ベロバの言葉で運営側の人間の正体を察し、その主張をジーンに述べていた。その後、英寿が勘づいたことによってジャマーガーデンは不要と考えたベロバが仮面ライダーベロバに変身。「レーザービクトリー」で周りを焦土に変える程の爆発に巻き込まれてしまった。
第24話ではジーンとともに「緊急特番!デザグラスペシャル」を視聴。ジーンから自身のファンとなったいきさつが語られた。その後、ベロバが「ジャマトグランプリ」の開催を宣言。それと同時にジャマト達が市街地へと襲撃したことを受けて「散歩」と称してジャマト達の元へ向かい、タイクーン、ナーゴ達と共にジャマト軍団と交戦した。
その後鬼塚寺を訪れ、ジャマトに襲われていた少年・ショウタに再開。病気の母親のため祭りに参加したかったと語るショウタに英寿は心を動かされる。
そして、第2ターンがスタート。道長がナイトジャマトとともに人々を襲う中、ジーンが英寿の助っ人として出現。2対2での激しい戦いを繰り広げる。道長はシークレットミッションをクリアして、コマンドフォームに変身する。
第26話ではバッファ相手に善戦。だが櫓から放たれた雷によってタイクーンとナーゴが変身解除に追い込まれ、第2ターンが終了する。二ラムとジーンの協力を拒否したことで次のターンでは1人での戦いを強いられる。
「すずなり鬼祭り」は中止となったが、悲しむショウタの姿を見た英寿は景和、祢音、さらに沙羅とジョン、ツムリを協力させて祭りを開催させる。規模は小さいながらも、境内に子供たちの楽しげな声が響く中、第3ターンがスタート。
景和達を祭りの護衛に残し、道長&ナイトジャマトに1人で立ち向かう。櫓からの攻撃も受け苦戦を強いられ、5つの櫓が完成。空に雷雲が広がり町に危機が訪れる。
だが覚悟を決めた英寿に対して創世の女神が反応。宇宙から4つのブーストバックルが飛来し、英寿の持つブーストバックルと合体、ブーストマークⅡレイズバックルが誕生する。
新たな力を手に入れた英寿はブーストフォームマークⅡに変身。強大な力でバッファとナイトジャマトを圧倒し全ての櫓を破壊、さらにはナイトジャマトも撃破し、無事にかみなりジャマト祭りを阻止することに成功した。
二ラムはかつてのデザ神にして英寿の前世である「A」、「Ace Garfield」、「八雲 栄守」、「エース・リー」の願いである「生まれ変わった俺がいつか、世界を守る覚悟を決めた時、それを実現する力」が同時に時代を超えて叶ったことが、ブーストマークⅡレイズバックル誕生のカラクリであったことを悟った。
その後、パワードビルダーフォームでジャマト達を蹴散らし、ベロバが変身したグレアⅡに対してブーストフォームマークⅡで応戦。しかし、副作用により変身解除してしまい、絶体絶命の危機に陥るが、そこに2人の戦いを物陰から見守っていたジーンがベロバを攻撃。
デザイアドライバーにレーザーレイズライザーをセットし、ギーツをレーザーブーストフォームへとパワーアップさせた。
マークⅡを上回る戦闘力でジャマトとグレアⅡを圧倒し、撃破。べロバを追い詰めたものの、道長/バッファが参戦したことで逃げられる。その後、「今をどう生きるか」を探すために旅立つジーンからライザーを預かり、「お前は俺のサポーター第1号だ。」とこれまでの感謝と労いの言葉を掛けた。
サプライズ!闘牛ゲーム
第29話では祢音への誕生日プレゼントを買うため景和と共に外出。「俺の真実を知っても、お前は驚かないんだな」と景和に呟くも、彼からは「英寿は英寿だから」と返され、普段通りに接してくれる彼に少しだけ笑みを見せた。
道長の考案した「闘牛ゲーム」では、祢音の代わりに二回戦でビショップジャマトと対決。公正なルールに見せ掛けたワンサイドゲームのカラクリを破り、ステージギミックとして暗躍していた古代魚ジャマトを炙り出す。
ブーストフォームマークⅡとなって試合を有利に進めるも、ベロバが祢音の秘密を暴露。遊び半分で他人の不幸を嗤うその悪性、誹謗中傷するオーディエンスに英寿の堪忍袋の緒は切れ、レーザーブーストフォームへと変身。情け容赦ない攻撃でビショップジャマトたちを圧倒した。また、オーディエンスの視聴用カメラを撃ち落として追撃。
手紙の中の王子様
第30話でビショップジャマトを撃破した英寿はキューンのいるオーディエンスルームを訪れる。祢音の前で素直になれない彼に「何もするつもりがないなら自分たちの時代に帰ればいい」と辛辣な言葉を送り、彼を奮い立たせた。
ナーゴと古代魚ジャマトの対決では、バトルエリアに介入できない英寿は「戦えナーゴ…勝つしかないんだ」と健闘を祈る。キューンが祢音を助けるべくバトルエリアへ向かっていった際には笑みを浮かべ、自身はキューンを追い出そうと集まったポーンジャマトたちを撃破した。
天国と地獄ゲーム
第31話のジャマトグランプリ最終戦「天国と地獄ゲーム」。英寿はゲームに巻き込まれた人々を救出する中、バッファと遭遇、交戦。途中でゲームが一旦終了する。
2人の前にベロバと、遅れて駆け付けた景和が現れ、犠牲になった人々の幸せが創世の女神の力に変えられていたというデザイアグランプリの真実を知る。
彼はデザイア神殿のサロンで串焼きを食べながらサマスと共にいたニラムに次々と疑問をぶつける。「なぜ前世の記憶を持つ自分のような存在が生まれたのか」と聞き、ニラムは「未来人と現代人の間で子供ができるはずはないのだが、それを可能にする術があった」と語る。
それから暫くして、悪い予感に襲われる英寿の前に大智が姿を現し、母・ミツメが創世の女神であり、人々の幸せを犠牲にして誕生したのが英寿だと衝撃の事実を告げる。
今まで母親を探す為に叶えていた自分の願いすらも誰かの不幸を対価にしていた(劇中では色々な人に言われていた「くだらない願い」を実験も兼ねて実際に何度も叶えてしまっていた)事を知った英寿はショックを受けて言葉を失う。
事実を聞いた景和の「俺たち家族は…只家族で暮らせればそれだけ幸せだった。なのに、創世の女神がそんな幸せすらも奪ったんだ!」との激しい怒りに何も言い返せない。
そんな中、天国と地獄ゲームが再開し、景和はタイクーンに変身して人々を救出しに向かうが、現れたバッファの攻撃で穴へと落下、消滅してしまう。英寿は天空に浮かぶ邪神をただ見つめるしかなかったが、そんな彼の前に道長が現れ宣戦布告するのだった。
最後の審判
第32話でジーンが帰還。過去のデザイアグランプリが今と違うこと、その切っ掛けが女神と化したミツメである事を知る。その真相を確かめるべくバッファと1VS1の戦いで隙を突きヴィジョンドライバーを奪取することに成功。
対面し、創世の女神から聞こえた慟哭からミツメである事を確信し、この時代からの退去を望むニラムが変身したゲイザーと対峙する。
互角の戦いを繰り広げ、お互いの必殺技が激突しそうになったその時、横槍を入れて来たバッファのゾンビストライクによってゲイザー諸共穴の下へと引っ張り落とされ、泡となって消滅してしまった。
慕情編
バッファ無双
第33話の道長によって新たに作り変えられた世界では行方不明扱いとなり、1週間が経過していた。バッファの前に次々と二度と変身できなくなるプレイヤー/仮面ライダーたちの姿と「デザイアグランプリは必要ない!」と主張する道長の言葉を聞き、自身の存在意義に苦悩したツムリはついに彼の名前を呼び、助けを呼んだ。
その時、彼女の願いに呼応するかのように荘厳な鐘の音と共に英寿が復活。本人も突然の出来事に最初は困惑していたが、状況をすぐに理解。
「狐だから化けて出て来たみたいだ」と呟き、ギーツに変身。その後、彼が銃口を向けたのは道長/バッファではなくチラミ/グレア2を含むDGP運営だった。
ギーツの矛先
第34話ではグレア2と交戦。最終的にバッファがグレア2を撃破した。その後、スエルに招待されてデザイアロワイヤルの開催を宣言された際には、かつて自身が経験したゲームを思い出し、「デザグラの破壊」に向けて覚悟を決めた。
ビルの屋上にいた時に現れたツムリとは普通に会話。「そんな顔するな。俺の姉さんには笑顔が似合う」と言うなど、運営側といえどツムリに対しては敵意は一切ないようだ。
ゲームが開始されると、バッファにトドメを刺されそうになっていた景和、祢音、桜井沙羅をブーストフォームマークⅡの能力で救出し、その場を撤退した。
その後、景和と祢音に自身の野望を伝えたが、2人がデザグラ存続派として戦うことを知る。景和の「これまで女神が犯してきた罪を女神自身に償ってもらう」という発言に対しては、「母さんに罪はない!俺が証明してみせる…。」と反論していた。
その夜、道長のもとへ差し入れを持って現れる(またもや牛めしおにぎり)。腹ごしらえをしつつ、最終目標こそ違えど彼との利害の一致を改めて確認。道長の次なるターゲットを察し、ゲーム再開の正午を迎える。
英寿は戦闘には参加せず、大智に騙されて迷っていた祢音らのもとへ現れる。その際に彼女らと近くにいた景和に対し「デザロワでは全てのライダーが敵」であることを忠告した。
その際に祢音から「英寿はデザグラ破壊派なのに何で私たちを攻撃してこないの?」と問われたが、「俺の敵は運営だ。お前らじゃない。」と言い残し立ち去って行った。
九尾の白狐
第38話ではゲイザーを下し、創世の女神を拘束する鎖を破壊。彼女を掴もうと手を伸ばしたが、スエルによって彼共々ワープしたことで失敗。そのまま地面に叩きつけられる形で変身解除し、気絶する。
直後に肉体は漆黒の炎に包み込まれ、暗闇の精神世界で自分と同じ顔をした狐面の男と邂逅。英寿の望む理想の世界は何かと問われると同時に、母を奪った運営への憎悪や2000年掛けて何も成せていないことを指摘される。
だが「破壊と再生を繰り返して理想の世界を叶える」と決意を示すと同時に意識を取り戻す。目覚めた直後、ジーンに激励された後ミツメの元に向かう。
スエルによりグランドエンドが開始される中、崩壊する女神の内部空間で2000年の時を越え遂にミツメと再会。母を求める幼い少年のような表情や言動だった。
彼女との対話で、互いが悠久の時を経ても確かに互いを想っていたこと、そしてエースの転生・記憶保持は母から継承した「創世の力」の一端が、「母を忘れたくない」という"慕情"から発現した結果の産物であり、愛を確かめ合い、彼女は消滅。
ミツメの最期を見届けた後は、創世の力でグランドエンドによる記憶の消去に抗う。この世界で過ごした全ての記憶を守るために、世界から撤退しようとするスエルに挑む。
自らの意思で理想の世界を叶えるという誓いのもとにギーツⅨに変身、スエルの変身したゲイザーを圧倒し、グランドエンドを阻止。そして創世の力を発現して自ら世界を書き換えていった。自らの存在は誰かの不幸の上に成り立っていないことを証明した。
創世編
俺のデザグラ
第39話では創世の力で創り直した新世界にて、スエル一派の未来人が創世の力を諦めていないこと、ジャマトの残党がいることを察し、運営として新しいデザイアグランプリを開催する意志を示す。ツムリとウィンを協力者に、自身は現代に現れたジャマトを討伐。
創世の力はまだ使いこなせず、全ての仮面ライダーの記憶の復活と破損していないIDコアの復元のみ果たす。直後に凄まじい空腹に襲われ、ツムリからわんこそばを振る舞われていた。
その後は各地で出現するジャマト達の掃討を行っていた際に景和と道長に再会。この世界が自分が作り直した世界であることを明かす。それからはジャマトに襲われていた祢音を助けるも、直後にジャマトに寄生された民間人に包囲される。
女神完成 闇の刃
第42話では祢音と話していた景和の元に現れ、ツムリの居場所を問い詰めたが、彼からは「さあね」「ツムリに女神になってもらう」と煽られる。
「お前がやっていることは運営の連中がやってきたことと同罪だぞ」と忠告するも、「デザグラで失ったものはデザグラで取り返す。何も間違ってはいないだろ」と返答され、彼を改心させるには至らなかった。
満身創痍の大智の息の根を止めようとしたタイクーン・ブジンソードをギーツⅨの力で制止。「もう勝負はついている」と諌めたが「こんな奴を庇うのか!」と反論された。
「タイクーン、お前はこんな奴じゃないはずだ…!」と説得を試みたが、聞き入れて貰えない。その後、荘厳な鐘の音を聞き、景和がツムリを利用して願いを叶えたことを察した。
鞍馬光聖は娘を救うための力を求めてデザイアグランプリへのエントリーを求める。誠心誠意の土下座と共に語られた願いを受け入れた。
その後道長、祢音とともに大智の元へ向かい、知恵の樹の在処、知恵の樹に取り込まれた人々を救える可能性があることを聞き出す。
この時、大智に対して彼の所業が彼自身に幸せをもたらさなかったことを突き付けつつ「人の記憶を取り込むってことは、その人の幸せを知るということだ。同時に人の幸せを踏みにじった罪悪感もな。」とそのわけを指摘し、そのうえで「お前を救える方法はただ一つ。自分の過ちを償うことだ」と説いた。
景和との決闘ではギーツⅨに変身してタイクーンブジンソードと交戦。オーディエンスの支援により様々なバックルを使用するタイクーンに押され、最終的に変身解除した。
しかし、景和に必要なのは「力」ではなく「言葉」による説得だと考えていたため、戦う気はなかった。駆け付けたツムリから創世の力を継承し、入れ替わるような形で白髪姿に変貌。ギーツⅨに変身し、景和とツムリの願う力を糧に世界を作り替え始める。
ホンモノの仮面ライダー
第46話では世紀末ゲームが始まる前の状態へと世界を作り替えた代償からか、かつて女神の石像があった創世の間にて有刺鉄線=創世の呪縛で拘束される。
手が石化し始め、創世の神への変化が始まりつつあった。しかし、道長と祢音が沙羅救出のために奔走していることを景和に語り、彼を説得。その言葉を聞いた景和が再び「仲間を信じる」ことを決意したことで、彼の心を救った。
第47話ではジットが現れ、ジリオンドライバーの権能で自らを意思無き創世の神に変化させようとする。しかし、地上で戦うタイクーンに共鳴するかのように「自らの意思で創世の力を操る」覚悟を決め、創世の呪縛を断ち切る。
元の黒髪の姿に戻り、仮面ライダーリガドに変身したジットと対決。一進一退の攻防を繰り広げるが、最終的にリガドの動きを見切り勝利。その後ケケラとの決着をつけた景和の元に赴き、彼へ労いの言葉と自らが覚悟を決めるに至れた感謝を述べた。
ツムリの鎮魂歌
リガドを倒した直後、現れたスエルがジットをデータ体として吸収。第48話では「終幕のデザイアグランプリ」が宣言される。強制変身させられ、互いの幸せを奪うため戦う周囲の仮面ライダーたちのそれぞれの武器を高速移動で取り上げて戦いを中断させる。
デザイア神殿でこの状況に頭を悩ませる中、英寿はツムリを連れて久々の浮世家に帰宅する。そしてそれを追うように、ギロリが現れる。
彼の手引きでスエル/仮面ライダーリガドΩのもとへ到達。ギーツⅨへ変身し、リガドΩの能力に苦戦しつつも一進一退の攻防を繰り広げる。更に鞍馬財閥の介入によってオーディエンスの心が離れリガドΩは動けなくなり、一転優勢に。自らの意志で「創世の神になる」という願いを掲げ、それを叶えることで創世の力を誰かの悪意に利用されることのない、本当の意味での「神」になったのだ。
その後、景和たちの願いに応えるようにリガドΩとの決戦にブーストライカーを駆りながら参戦。マグナムブーストフォームで善戦し、景和たち3人の消された変身能力を復活させる。
彼らは再変身。世界を救うべく、4人でスエル/リガドΩとの最終決戦へ臨む。景和達の連携攻撃に圧倒されるリガドΩは再びリバースを発動。だが神となった英寿にはもはや時間操作など無意味。そのままギーツⅨとなり、ブーストナインビクトリーでリガドΩを撃破する。
全ての悲劇を引き起こした張本人であり、母の仇でもあるスエルに引導を渡し、2000年間にも及んだDGP運営との因縁に遂に終止符を打った。
そして遂に、誰もが幸せになれる世界の創世を開始。DGP運営は消えていき、ジエンドライダー達も変身が解除されていく。荘厳な鐘が鳴り響き、新世界の創世が完了した。
新たな世界
そこに浮世英寿の姿はなかった。彼は「浮世英寿が忘れられた世界」を創り上げ、自らはそれを「誰も知らない神」として見守ることを選択したのである。
とはいえ信仰心を保つためか、はたまた完全に忘れて欲しくないという誰かの意志か、街の外れには英寿を祀る神社が建立されており、ツムリはそこに巫女として務めていた。
神社の神紋(社紋)はギーツのクレスト。そしてブーストマークⅨバックルを模した聖石が安置され、絵馬にはかつて戦っていた(元)ライダー達のものをはじめ、沢山の願いごとが書かれていた。そんな絵馬の一つを取って眺める、御神体の英寿。
かつての戦友達や、この番組を応援したすべてのオーディエンス、そして未知の生命を追いかける新たな戦士へ、そっとエールを送って去っていった。
「…幸せになれよ」
ハイパーバトルビデオ『どやさ!? 男だらけのデザイアグランプリ 王蛇はオレだ〜!
いつもの英寿とは異なりかなりキャラ崩壊を起こしている。道長、景和とのダンス対決では某芸人と似た格好で踊り、某男性アイドルグループのデビュー曲の歌詞にある「しゃかりきコロンブス」を平気で口走った。
某学校系番組をパロったコーナーでは「スター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズは、ちょっと長すぎたー!」と叫ぶ。
一発逆転のチャンスがある障害物競走では、最初こそ余裕綽々に乗り越えるも2つ目の障害であるドーナツがありえない高さに配置されていたため、ギーツに変身して道長共々掴むがバッファは角、ギーツは鼻につくというシュールな絵面になった。
その後バッファが最後の障害物に挑んでいる間に一足先へゴールにたどり着くと、バッファと優勝を競い合うため障害物競走で景和から拝借した(厳密には景和が落としたのを拾ってくすねた)Vバックルレイズバックルで龍騎フォームに変身。
同じくVバックルレイズバックルで王蛇フォームに変身したバッファと一騎打ちに持ち込むも、角でゴールテープを切ったバッファに敗北。優勝した道長にスターの称号を明け渡すも、実際は道長の夢オチだった。
ギーツエクストラ「緊急特番!蔵出し!デザグラスペシャル」
ジーンが未公開カット含めて英寿の好きなところを長々とプレゼンする中、長すぎるとトークを断絶したベロバが英寿の事を「スマートで強くて色気ダダ漏れでセクシーで執念深くてお母さん大好きっ子」と纏めており、ジーンは大体合ってると認めた。
終盤ジーンとの対談にて本人が登場し、ジーンにまたデザグラに参加するなら?と聞かれると「俺以外全員女の世界」と答え、ジーンにどつかれた。
『ファイナルステージ』
かつて仮面ライダーだった者達はIDコアに触れることで英寿のことを思い出した。新生デザイアグランプリでは、ステージ開催地に影響を受けたご当地ギーツとして参戦。
口調や姿がその地域ごとに染まっていた(光聖やウィンに「そんな口調だったか…?」と困惑されている)。
ギーツⅨの力を使わずご当地の力を使っていたのは、「本気を出したらデザグラの勝負にならない」ため。舞台のオーディエンスに向けたご当地サービスも兼ねていたようだ。
しかし、突如二ラムの力の結晶を使って生まれた擬態ゲイザーの襲撃に遭い、仲間たちを庇って創世の力ごとヴィジョンドライバーに取り込まれてしまう。
クローバージャマトはジャマトを放てばオーディエンスの「ギーツを見たい」という願いに呼応して英寿が再び世界に戻ってくると予め想定して舞台デザイアグランプリを利用していたのだ。
新たな敵
英寿を吸収して手に入れた創世の力を利用し、クローバーは自身を「仮面ライダージャマトゲイザー」として作り替え、会場中の人間をジャマトに変えようと道長や景和たちを圧倒する。
人類に対し復讐を目論むジャマトゲイザーだったが、ヴィジョンドライバーに突如異変が起こる。英寿はクローバーに取り込まれて封印の鎖に閉じ込められた中でもなお、必死な抵抗を続けていたのだ。
そして、ツムリとオーディエンスの呼びかけと願いに呼応し、英寿は封印の鎖を破壊し逆にジャマトゲイザーの動きを封じながら脱出に成功。久しぶりに変身前の姿で景和たちと再会した英寿は、仲間たちとオーディエンスに礼を言いながら変身。
各地にジャマトがバラ撒かれると、ジーンとオーディエンスの呼びかけによって生成されたプレゼントボックスから出現したブーストバックルを使用し、ブーストフォームの加速力で瞬く間にジャマトの群れを一掃していく。
決戦
残ったジャマトゲイザーに対して、4人全員が最強フォームへとチェンジする。ギーツⅨの力でジャマトとジャマトゲイザーを一方的に格闘戦も殴り倒し、封印の鎖も無効化する程の力の差を見せつけた。
そして「ブーストナインビクトリー」でジャマトゲイザーを撃破。クローバージャマトに対しては「いつか道端に咲く幸せな四つ葉のクローバーになれるといいな」と声をかけた。
変身解除後、自身の状態を改めて聞かれた際には「今会える神様」と返答しており、神と化した現在でも特に不自由なく過ごせていると仲間たちに報告し、以前と変わりなく戻ってきたことを景和たちに喜ばれていた。
『4人のエースと黒狐』
突如現れたジャマト世界樹とオパビニアジャマト率いる大量のジャマト軍団を鎮圧するためにタイクーンらから遅れて駆けつけ、ギーツⅨの力でジャマト軍団を一気に蹴散らしつつ「ブーストナインビクトリー」を発動。
だが「神殺し」を名乗る危険人物・メラの用意した謎のスイッチによって、破壊された筈の世界樹が世界と英寿ごと修復・分割。分割された世界には景和、祢音、道長もそれぞれの世界に送られた。
四人になった英寿は、西部劇のガンマンでありながら銃を投げる力の英寿、大正時代の装いをした知恵の英寿、海岸に流れ着いた運の英寿、そして公園でオカリナを吹く心の英寿など、揃いも揃って癖の塊の様なキャラばかり。
ツムリらは「こんなの英寿じゃない!」と解釈違いを起こし、祢音と冴は困惑し、景和は振り回され、道長は「はぁ!?」という声とともに理解不能過ぎてもはや呆れる始末。普段とのギャップに驚愕した視聴者曰く「ただの中の人じゃないか」。
クロスギーツ誕生
DGP運営を撃破する程の驚異的なパワーを持つ創世の神の力(ギーツⅨ)と英寿の戦闘能力を無力化するために仕掛けた罠であり、英寿が培ってきた力・知恵・運・創世の力を4分割して弱体化させるというメラの理論的な作戦による物である。
英寿たちは次々とオパビニアジャマトに捕まり、しまいにはXギーツレイズバックルへと変えられてしまう。メラは手に入れた英寿の4分の3の力を使い、仮面ライダークロスギーツへと変身。神殺しの力に加えて創世の神の力を取り込んだメラは、本格的に「世界滅亡ゲーム」を開始する。
残った英寿もジャマトに返り討ちに遭い、景和に救出された後にツムリに手当される。メラからはもはや英寿としてカウントされておらず、景和達は宣戦布告を受ける。
世界の滅亡
前線に向かおうとする英寿だが戦力にならないため、ツムリにロープで縛られてしまう。しかし、そこへ遅れて来た一徹に「良い目をしている。以前私らを助けてくれた時と同じ強い目だ」と激励と共に拘束を解いてもらった英寿は、メラや景和が戦う前線へと向かう。
クロスギーツに対しマグナムフォームへと変身して立ち向かうが、呆気なく敗北。それでも英寿は必死に立ち上がり、強く胸を叩いて「何よりも大事なものが……ここにある!!」と告げた。
その様子に興醒めしたクロスギーツは無情にもⅩギーツビクトリーを発動。ジャマト世界樹から波動を放って世界を壊滅にまで追い込む。それでも、皆は諦めなかった。それぞれの想いを胸に、英寿へ願った。最後に勝つのは英寿だ、と。
決戦
クロスギーツによって滅亡した世界で、ツムリに起こされた心の英寿は、自身が皆の願いによって生き残ったことを告げられる。そして、その願いと想いが形になったワンネスレイズバックルと、一徹がガッチャードから託された空のライドケミーカードを受け取る。
英寿はメラの野望を打ち砕くべく、世界の命運をかけた彼との最終決戦へ向かう。まさかの生存を遂げていた英寿に驚くメラとメロを前に、新しいバックルと絞りカスの力で新しい姿・仮面ライダーギーツワンネスへと変身する。
新フォームに徐々に差を埋められていくメラ。愛想を尽かしたメロは勝手にメラの肉体を巨大化させ「神殺し殺しのメロ」として彼の元から去ってしまう。仲間にもあっさり見限られたメラは怒りのまま再びギーツワンネスに猛攻を叩き込んでいく。そこに現れたのは、タイクーンやナーゴをはじめ、世界の滅亡前にギーツ(英寿)を信じた仲間たち。
応援してくれる仲間やオーディエンスの想いを胸に、ギーツワンネスは「ワンネスビクトリー」を発動。クロスギーツを見事に打倒し、ジャマト世界樹と共に「世界滅亡ゲーム」を終了させた。
世界の修復
クロスギーツを撃破したことで奪われた4分の3を取り戻しいつもの姿と性格に戻った英寿。分割時に起こした数々の奇行を指摘され恥ずかしがりながら崩壊した世界を創世の力で修復する。「あ゛ぁ゛ーもう!!!!皆忘れろ!!こんな世界……忘れるに限る!!」
そこにあるのは神様としての「仮面ライダーギーツ」ではなく、一人の人間である「浮世英寿」として仲間たちと接する姿だったのかもしれない。劇場版のラストでは、オーディエンスの面々に対してツムリと共に話しかけるシーンで幕を閉じる。
「オーディエンスの皆、一緒に願おう…誰もが幸せになれる世界を!」
『最強ケミー★ガッチャ大作戦』
大智が管理していたジャマトとは異なる変異種のジャマトを調査・退治するために景和らから遅れて参戦。相変わらずの強さで瞬く間にジャマト達を一掃するが、突如現れたクロスウィザードの魔法によって景和や祢音たちがケミー化させられる。
何故か『ギーツ』組の中で唯一ケミー化を免れた英寿は、クロスウィザードの力で生み出された存在・ギーツケミーや錬金術師の九堂りんねとペアを組み、クロスウィザードの挑戦を受ける。
ギーツケミーに対しては「ペットは飼わない主義」と邪険にしており、ケミーに愛着を持つ宝太郎にはライバル意識を持たれていた。
ケミー捕獲
テンフォートレス戦では狐うどんを食べながら、宝太郎と景和(タイクーンケミー)を翻弄。撃たれた銃弾をギーツケミーに庇われながらもりんねと協力してフォートレスを捕獲。
ゼグドラシル相手には同じ重力操作能力を持つレーザーブーストフォームの力で互角の勝負を繰り広げるが、ホッパー1と同じ属性であるビートルクスの力を借りてレベルナンバー10のケミー2体を手に入れた宝太郎に関心する姿も見せていた。
その後クロスウィザードの夢の力で理想の世界に引き込まれた宝太郎の下へ、白い姿で上空から突然飛。世界に違和感を抱き「本物の母さんにちゃんと謝りたい」と願う宝太郎に応え、創世の力でクロスウィザードの能力を強制的に解除させるという荒業で仲間たちを救出する。
クロスウィザード
皆と楽しく遊びたいというクロスウィザードの願いに快く応じる宝太郎だったが、直後釘宮調査官が来襲しクロスウィザードを吸収、ウィザードマルガムと化してしまう。
釘宮がクロスウィザードを言葉巧みに騙し、錬金術師と直接の関係のないジャマトを呼びつけたのは、ジャマトの暴動を止めるべく駆け付けるであろう英寿を誘き出すための罠だったのだ。
ウィザードマルガムと配下のジャマト、ジャマトライダーに対して、ギーツIX、バッファ、ガッチャード、ヴァルバラドが交戦。配下を撃破するが、英寿は魔法の力による二重のトラップで動きを封じられる。
宝太郎が絶望しかけた際には、「諦めるな!必ず勝機は訪れる!」と鼓舞している。スパナと道長の連携で魔法の拘束を解かれた英寿は再びウィザードマルガムと激突。魔法の力が弱まった隙を付いて彼を斬り裂く場面もあった。
過去の因縁
敗北してもなお英寿に拘る釘宮。途轍もない執念を持つ釘宮の正体は、かつて転生する前の2000年前の英寿と対決した超・古代人だった。2000年前から既に無敵とも言える実力を持っていたエース(英寿)は、当時の釘宮をあっという間に叩きのめしてしまう。
当時のデザイアグランプリでは負けた者に対して勝者がトドメを刺すのが戦士のしきたりではあったが、エースは釘宮に対し「命を奪う価値もない」と吐き捨てその場を去る。
しかし、首の皮一枚で命を拾った釘宮は自身のプライドを酷く傷付けたエースに対し逆恨み同然の怒りを抱き、以降錬金術師としての腕を磨き上げながら転生して彼を倒す機会を窺っていたのだ。なお、2000年前かつ一試合程度しか戦わなかった薄い縁から、英寿は釘宮のことは殆ど覚えていなかった。
最終決戦
釘宮は再びクロスウィザードを吸収。足元を固定化し身動きを奪ってから、英寿に光弾を打ち込む。だが駆けつけたギーツケミーに救われる。
そのギーツケミーも釘宮によって吸収され、彼はギーツを模した化物こと「ギーツキラー」へと変貌する。多くの人やケミーを苦しめ利用した釘宮に対し、宝太郎と英寿は共に怒りのまま変身する。
2体のケミーを取り込んだギーツキラーに対し苦戦するギーツとガッチャードだったが、釘宮の野望を止めんとレベルナンバー10の5体のケミー達が一体化し、宝太郎を仮面ライダースターガッチャードへと強化させた。それでもなお足掻くギーツキラーに対し、英寿は再びギーツⅨへと変身して迎え撃つ。
英寿は宝太郎と共に釘宮を圧倒。ギーツナインビクトリーを発動し、スターガッチャードとのダブルライダーキックでギーツキラーを完全撃破するのだった。
「2000年もご苦労だったな」
ギーツケミーの正体
クロスウィザードや景和、錬金アカデミーの面々も元に戻されたが、直前に致命傷を負っていたギーツケミーは既に手遅れの状態だった。
ギーツケミーの正体は英寿と幼少期から生活を共に送っていた愛犬・「コンスタンティン(愛称・コン)」であった。子供の頃から英寿にとってコンはかけがえのない家族であり、コンにとっても英寿は大好きな存在だった。
しかし、英寿の高校生時代のとある日、不幸にもコンは英寿の目の前で車に轢き殺されてしまう。だが、亡くなった後のコンは魂として現世に留まっており、陰ながら英寿を見守り続けてきた。
そこでクロスウィザードのケミー化の魔法を受けそうになった英寿を守ろうと咄嗟に庇った所、ケミー化の魔法とギーツの力の一部が混ざり合うことで狐の姿であるギーツケミーへと生まれ変わっていたのが、英寿だけが変身能力と人間の姿を維持できた真相であった。
ギーツケミーが何度も英寿を助けていたのは、かつての主人でもあり今も大好きな英寿を守りたかったからだったのだ。
その後、英寿は一人でかつて自身が住んでいた浮世家の自宅に訪れていた。そこにあったのはかつてコンが寝床にしていた犬用のハウスもあり、笑顔を浮かべながらハウスを見つめる英寿の姿があった。
備考
主人公とはいえ前作キャラにしては登場する形態が多い。基本のマグナムブーストに始まり、最終フォームのギーツⅨ、何気に初登場のモンスターマグナム。空を飛べるという有用性を買われたアームドプロペラ。
再登場の期待が薄かったレーザーブーストまで登場している。更に特殊だが、赤いきつねと映画とのコラボCMではブーストマークⅡも登場していたりする。『ガッチャード』第17話冒頭の「前回までのあらすじ」にも一瞬だけ登場している。
以上です。これで紹介を終えます。