【嫌い?クズ?】仮面ライダーギーツ / 浮世英寿【正体は転生者】

2022年11月19日土曜日

1号ライダー 仮面ライダーギーツ 仮面ライダー解説

t f B! P L
 今回解説する仮面ライダーはギーツです。
「さあ、始まるぞ……。新しい世界が。ようこそ、俺の世界へ」
目次
  • 浮世英寿
    • 概要
    • 性格
    • 描写
    • 優しい一面
    • 垣間見える隙
    • コイン
    • 叶えた願い
    • 人間関係
      • ツムリ
      • 吾妻道長/仮面ライダーバッファ
      • 桜井景和/仮面ライダータイクーン
      • 鞍馬祢音/仮面ライダーナーゴ
      • 備考
      • 中の人
  • 仮面ライダーギーツ
    • スペック(エントリー)
    • 概要
    • 性能
    • エントリーフォーム
  • 主なフォーム
    • マグナムフォーム
      • スペック
      • 概要
      • 必殺技
    • ブーストフォーム
      • スペック
      • 概要
      • 必殺技
    • マグナムブーストフォーム
      • スペック
      • 概要
      • 外見
      • 戦闘能力
      • 最終回での活躍
      • 必殺技
    • フィーバーマグナムフォーム
      • スペック
      • 概要
      • 必殺技
    • フィーバーブーストフォーム
      • スペック
      • 概要
      • 戦闘能力
      • 必殺技
    • レイジングフォーム
      • スペック
      • 概要
      • 戦闘能力
      • 性能
      • レイジングソード
      • 必殺技
    • コマンドフォームキャノンモード
      • スペック
      • 概要
      • 性能
      • 必殺技
    • コマンドフォームジェットモード
      • スペック
      • 概要
      • 性能
      • 必殺技
    • ブーストフォームマークⅡ
      • スペック
      • 概要
      • 戦闘能力
      • 活躍
      • 欠点
      • 性能
      • ブーストマークⅡバックル
      • 必殺技
    • ビーストモード
      • スペック
      • 概要
      • 性能
    • レーザーブーストフォーム
      • スペック
      • 概要
      • 外見
      • 変身
      • 戦闘能力
      • 特殊能力
      • 活躍
      • 『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦
      • 性能
      • 必殺技
  • 劇中の活
    • 黎明編
      • 初登場
    • 邂逅
      • 新たなゲーム
      • ゾンビミッション
      • 逆境と真価
      • 神経衰弱
      • 蹴落とす弱さ
      • 缶蹴りゲーム
      • 誰かの幸せ
      • 切り札
      • 孵化したモンスター
    • 先行登

浮世英寿
「最後に勝つのは俺だ」

 特撮テレビドラマ『仮面ライダーギーツ』の主人公。仮面ライダーギーツの変身者。名前の読みは「うきよえーす」。英語表記は「Ace Ukiyo」年齢設定は21歳。演じたのは簡秀吉。

 概要

 ジャマトの脅威から街の平和を守る生き残りゲーム「デザイアグランプリ」において無敗を誇る謎の青年。常連優勝者として君臨するほど精通している不敗の男。常勝者にありがちな驕りや浮かれ上がりは全くと言っていいほど見受けられない。
 第1話では理想の世界として「俺が世界スターになっている世界」を叶え、「スター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズ」となった。
 服装はタキシードやデザイアグランプリのユニフォームが基本。仮面ライダーの主人公としては珍しくシャツやコートなど、トラッド寄りのコーデを好む
 デザイアグランプリに初参加したのは高校生時代。ジャマト相手に生身で颯爽と戦う姿をジーンに見初められたことにより、マグナムバックルを含めた変身アイテム一式を与えられデザイアグランプリの参加者に選ばれた。家族構成は父浮世一誠、母浮世美歌。

 性格
 常に自信に満ち溢れており、キツネらしく不敵で食えない人物。自分が劣勢に陥ってもなお「勝つのは俺だ」と涼しい顔で嘯く自信家。「諦めなければ夢は叶う」と語る辺り、願いを叶える自信を裏付ける確固たる信念がある様子。
 常識に囚われず柔軟性に優れる。その一方、勝つためには平気で嘘を吐く。景和の同情を誘いブーストレイズバックルの譲渡を促し「キツネは昔から人を化かす動物って、相場が決まってんだよ」と告げた。
 友人を失った道長に対し「こんな悲劇は忘れるに限る」と言い捨てるなど、食えない言動を繰り返す。

 描写
 何かと過去に言及した発言が多い。「知ってるよ」「昔から相場は決まっている」と口にする事が多い。その他「恐竜が絶滅したって世界は再生してきた」。
 「ってのは内側から崩れるもんだ、昔からな」など。景和からは「時代が違いますよ…」と呆れられてしまうことも。
 問いかけて来た相手に対しては、相手の問いに答えた後『その言葉をお前は信じるか?』と逆に問いかけるなど何かを隠しているようにも思える。
 明言はされていないが、恐らく牛肉が好物。食事シーンで牛肉を頬張るシーンが多く、わざわざ景和にステーキを奢ったり、「やっぱり肉は牛だな」と言うシーンも存在する。

 目的
 「デザ神」となっては世界のやり直しを望み、理想の世界を目指している。なぜかつての記憶を持ったまま転生を繰り返すのか答えを知る為、母親・ミツメとの再会を願っている
 「俺はここにいる」「なぜ俺みたいな存在が生まれたのか」「俺が生きている意味は何なのか」と口にしており、本人曰く「命がけで戦う価値のある存在」。
 「母に会いたい」という願いが却下されたためデザイアグランプリの運営側が母に関する情報を秘匿していると考えたことから、願いの強度や運営を探るような行動を取っている。

 優しい一面
 根本は他者を思いやれる人物。第1話ではジャマトの襲撃を受けた桜井景和と鞍馬祢音を救出。第2話では「名無しのキツネ」を名乗り、死亡した平孝人に代わって息子・直人の多額の治療費を振り込むなど、その芯には確かな優しさを感じさせる。
 子供と1対1で話すときはしゃがんで同じ目線になる、祭りが中止となって残念がる少年のために小さな祭りを催すなど、子供に優しいと思しき一面もある。
 自暴自棄になった鞍馬祢音を僅かな可能性を挙げて簡単に諦めることを良しとしない。敵であった仮面ライダーパンクジャックが切り捨てられたことを知って助けに向かう。
 ミッション中ではピンチに陥った参加者に攻略方法を教えた。完全な偽善ではなく根本は他者を思いやれる人物。悪意ある者の思惑に気づいて助けに入るなど、面倒見も良い。

 垣間見える隙
 基本的には猛者として振舞っているが、第2話でウォーターレイズバックルの仕様により真価を発揮できなかった時や、第9話序盤で突然ラスボスが消失した時などに思わず「あれ?」と言っていた。
 ブーストバックルが射出される時に、その仕様を知っているはずなのにあからさまに大慌てするなど、少し抜けている一面もある。
 第10話ではパンクジャックの再登場に驚いたり終始彼のペースに振り回されていたことから、自身の知識や経験則から外れた場面や分野には弱い
 とはいえウォーターバックルの件ではすぐに武器であるレイズウォーターを鈍器として使う機転で応戦、パンクジャックからも単独での機転の利いた立ち回りをかなり警戒されているため、単純に弱点として露呈してはいない。

 非情になれない面
 無益な殺生は好まない。消滅者・脱落者を間際にして平然としているものの、どこか沈痛の表情をしている
 プレイヤーのライダーを自身の手で殺すことには躊躇する一面もあり、洗脳されたパンクジャックを前にマグナムシューターの必殺技の引き金を引けなかった。
 仮面ライダーバッファとの戦闘で必殺技発動時にジャマトバックルの負荷で苦しむ彼に手を止めたことも。

 コイン
 ユリウス・カエサル・シーザーの横顔が彫られた金のコインを所持。元は母からの贈り物。第1話では海辺でコイントスをしていた。
 コインを見つめつつ、白い服装の女性を思い起こしながら「母さん」と呼ぶなど、大切なアイテムな様子。このコインは転生のたびに拾うなどの形で毎回入手している。

 叶えた願い
 デザイアグランプリを完全解明するために、願いを使用している。最初に叶えた願いは「俺が死ぬまでデザイアグランプリに参加し続ける世界」。これによって必ずグランプリにエントリーされるようにした
 それに続く形で叶えた「俺が働かなくても暮らせる世界」によって生活基盤を整えている。他にも、自分の優位性を保つ目的でいくつか願いを叶えている模様。
 黎明編で母親に自分の存在を気づいてもらうために俺が世界スターになっている世界」を作り、「スター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズ」と呼ばれるようになる。CMや写真集などに常時顔を出しており、モデルやタレント活動をこなす描写はあるため、働いていないわけではない。
 邂逅編では運営を探るため「デザイアグランプリの運営者と家族になっている世界」を叶えて、ツムリを姉、ギロリを父として年季の入った日本家屋で生活している。これにはツムリさえ否定的な意見を述べていた。

 謎の開示
  • デザイアグランプリ初参戦は本人によれば「西暦元年」当然、周囲は本気にしていなかったが、「信じないのなら聞くな」とはぐらかした。
  • デザイアグランプリの運営を訝しんでおり『理想の限界』を自らの理想を持って試しているような描写が見られる。
  • 7話の時点で「デザグラ無敗」にもかかわらず、ライダーが全滅して閉幕した過去の大会のことを知っている。全滅でゲームオーバーになるとジャマーエリアの内部は丸々消えてしまうため、仮に英寿がこの大会に参加していても、あるいは一般人として巻き込まれていても、まず運営関係者でもない限り知りようが無い。
  • 11話の回想シーンで、英寿がデザイアカードに「母に会いたい」と書いたときだけ何故か縦に書いている。英寿の他のデザイアカードは全て横書きである。
  • 映画公開後の本編で出た「次元を旅する観光客」というジーンの自称。

 以上の描写を経て映画『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』のラストシーンにて、ギロリは英寿の正体を「この時代の人間じゃない」と見破った。

 正体
 彼は2000年前から輪廻転生を繰り返す転生者。「母に会いたい」という願いだけが縦書きだったのも、英寿ではなくかつての「エース」が願ったものだったため。彼自身の願いに創世の力が反応して発現したもの。
 4人の「エース」だけでもA(エース)、Ace Garfield、八雲栄守、エース・リーであり、時代はもちろん国も人種もまるで異なる人物として転生を繰り返してきた。転生のたびに前世の記憶を引き継いでおり、本人によると「大抵の不幸は経験してきた」模様。
 彼が何度もデザ神になれたり、自分の願いを叶えるのに断固たる自信があったのも何度も転生を繰り返してデザグラを数千年近く戦ってきた経験則から来たもの。
 後の『ガッチャ大作戦』では2000年前の彼の姿が描かれている。この頃からデザグラでは無類の強さを誇っていた。この時代では剣と盾を持って戦っていた。

備考
 実際にシェイクスピアと会っていたことが判明している。この出生の秘密は演者の中で簡秀吉氏のみ当初から伝えられていたのだが、緊張のせいかよりにもよって制作発表会見の初手でうっかり喋ってしまった。
 収録形式だったため、視聴者が知ってしまう致命的な事態は避けられたが、まさかのネタバレに周囲のキャスト達も驚いたという。

 人間関係

ツムリ
 デザイアグランプリの運営サイド。常連優勝者、つまり何度もゲームに参加しているためか、普段敬語で話しているツムリがため口で話していた。第2話では世界的スターになったにもかかわらず何の反応も示さないツムリを怪しんでいた。
 ただ、ツムリを通してか、はたまた監視していたのかは不明だが、それはデザイアグランプリのゲームマスターにも知られており、警戒されている様子。
 謀略編では、前回大会でデザ神になった英寿が「デザイアグランプリの運営者と家族になっている世界」を叶えたことによって彼の姉にされてしまった。英寿にはノリノリで「姉さん」と呼ばれるが、当人は呼ばれる度に嫌そうな顔を浮かべている。
 一見するとふざけた願いだが、「家族に関係する願いは受理されないのかを試していたのでは?」という説も。乖離編では五十鈴大智「君は運営側の家族だ」と英寿に発言しているため、謀略編の後も家族関係は続いている模様。

 デザイアグランプリの参加者目の前で友人の今井透を喪った直後に英寿から「こんな悲劇は忘れるに限る」と安易な慰めの言葉を掛けられて以降、敵意を抱くようになる。やたらと食って掛かる。
 これまでに何度デザグラに参加してきたかは不明だが、英寿への執着は相当なもので、あるゲームでギーツが窮地に陥った際は自身が負傷しても「ギーツを落とすチャンス」だと景和たちの制止を無視して戦いに行ったほどである。
 そんな彼に英寿は軽口を叩いて煽ったりしているものの、その自分の命さえ顧みない姿勢には心配しているとも取れる言葉を掛けている。慟哭編では「そいつに何言っても無駄だ。」と完全に突き放した態度をとっている。

 デザイアグランプリ・邂逅編の参加者。第1話では祢音共々ジャマトから守っており、不審者ムーブで絡みに行っていた。
 デザイアグランプリに参加した第2話では、景和を化かしてブーストバックルを騙し取るなど、景和からするとはっきり言って嫌な奴と見られている。
 その後は景和が逞しくなり、また英寿の目的や人物像を知っていったこともあり、互いに軽口を叩けるほどの仲になる。謀略編以降はライバルかつ戦友として信頼をしている模様。

 デザイアグランプリ・邂逅編の参加者。第1話では救出&不審者ムーブで初エンカウント。打って変わってデザイアグランプリに参加した第2話ではほとんど絡みがなかった。
 序盤は戦いに不慣れな彼女を度々ピンチから助けていたが、祢音が成長していくに連れて頼れる共闘相手になる。第11話で生き別れた母親を探している」が、「母に逢いたいという願いがデザイアカードに書けなかった(書いたところ、文字が消去されて受け付けなかった)」と、自身の目的である母親の存在を初めて語った。

 デザイアグランプリの運営サイドでサロンのコンシェルジュ。ツムリと同じく、謀略編では英寿の願いによって彼の父親にされた
 不快感を露わにするツムリと違い、表面上は父親のように振る舞っているが、着々と運営の内部に近づいていく彼を同時に警戒してもいる。

ジーン
 デザイアグランプリのオーディエンスでギーツのサポーター。乖離編から度々英寿に接触するが、以前からギーツを陰でサポートしており、14話で英寿にコマンドジェットバックルが送られたのも彼のおかげ。
 ギーツへの熱量は並大抵ではなく、「ファンなら推しのこと調べるのは当然でしょ」と英寿の身辺調査をしていたり、戦闘シーンを見て無邪気にはしゃいだり一目で推しが分かる痛タブレットを所持していたりしている。

ミツメ
 第11話で判明した英寿の母親であり、同時に彼が探し求めている人物。かつて「私のことは忘れて」と言い残して幼い英寿の元を去っている。
 第14話にてデザイアグランプリの元ナビゲーター、つまりツムリの前任者だった事が晴家ウィンの口から明かされた。第17話ではサマスとニラムが「(ミツメが英寿の母親というのは)普通ならあり得ない」「もしそうなら、彼は世界の理を揺るがす存在になる」とそれぞれ発言している。
 正体は創世の女神。英寿の父親が古代のデザ神であり、当時ナビゲーターであったミツメは彼と禁断の恋に落ち、三日三晩祈り続けたことで発現した「創世の女神の力」によりエースを生み出し

 備考
 「ギーツ」の由来はモチーフである「キツネ」から。英名表記の「Geats」は“デザイアグランプリの勝者”を意味する「winner gets desire」から「gets」を拝借し、その中心に変身者の名前である「Aエース」を入れる事で構成されている。
 浮世(うきよ)とは定めがないこの世の事を指し、辛く悲しい事の多い世の中を意味する仏教思想『憂き世』を由来に転じて俗世の意味を持つ言葉であり、エース(Ace)とは古代ローマの少額青銅硬貨アスを語源に、トランプ以外にもサイコロの1の目を意味していた。
 彼の決め台詞にある「ハイライト」とは、放送・演劇・スポーツなどで最も際立った興味ある場面を意味する。ギーツ戦闘時に時折聞くことのできる特徴的な キツネの鳴き声は本物の狐の声が使用されている

 中の人
 演じる簡秀吉氏は『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のオーディションに参加し、最終選考まで残った経歴を持つ。2002年10月23日生まれ。そのため、歴代主人公ライダー初の2002年生まれであり、出生年の最年少記録を更新することとなった。
 演者はあまりにも天然すぎてバチバチやっているはずの本編を置いて景和役の佐藤氏や道長役の杢代氏にどつかれたり世話を焼かれたりしまくっている。

天然エピソード
  • 放送開始前に主人公最大の秘密をバラす。
  • この件についてテレ朝プロデューサー曰く「俳優の仕事を理解しているのか?」「顔が青ざめた」とのこと。
  • キャスト対談で他のメンバーがギーツのデザインを褒めていたと思ったらバッファをかっこいいと褒めだした。
  • 狐の指→指パッチンが印象的な変身シーンだが、指パッチンがちゃんとできない(たまにしか鳴らないらしい)。そのため撮影開始時は効果音任せ。公式Twitterの動画を観る限り、後々大分鳴るようになった模様。
  • 道長役の杢代和人氏がアフレコで監督からの指示をなにやら一生懸命メモしていると思って覗いてみたら『卵のとき「おーっとっと、よっと」と言う』と書いていた。
  • 共演者からのイメージは 「ポンコツ」 「かわいいおバカ」 「こんな変な人とは思わなかった」 「バカな弟」。
  • ファンへのサインに描かれた「web」が「wed」になっている。
  • 楽屋(鈴木氏と共用)でいきなり上を脱いで筋トレを始める。
  • キャスト陣の誕生日の際に撮られるオフショットにほぼ必ずお祝い用のサングラス(メガネの時もある)を付けてくる。しかも毎回違う。公式からの名称は祝いの英寿。グラサンは誕生日の人にあげることもあるらしい。『ギーツ』放送終了後の最初の自分の誕生日の時は『ガッチャード』キャスト陣に継承された。
  • 夏映画こと『4人のエースと黒狐』の4人の英寿の行動が「これは『4人の簡秀吉』だろ」「1年間製作陣が簡秀吉を見続けた結果生まれた映画」と言われる。
    • そのうちの1人が吹いているオカリナがあまりにも下手すぎて撮影陣がザワつく。本人は監督との相談の結果下手にしたと言っているが、そもそもオカリナの難易度が結構高いこともあってだいぶ怪しい話である。
    • 「運の英寿」撮影時何故か魚(タイ)を気に入って抱きしめたら吐血される。
    • 頬擦りしたら大事な商売道具であるはずの顔を負傷。何故かこの時「魚にはウロコってのがあるのですが」と説明を入れた。
  • 京都でのトークショーで「来てからずっと生八橋の匂いがする!」と発言。バスの移動中もずっと1人はしゃいでいたらしい。なお、簡氏は京都出身。
  • メインキャストのことを「個性豊かで日曜のONE PIECEみたいな感じです!」と堂々と言って他3人に引かれるor怖がられる。ONE PIECEはニチアサ(現在はキングオージャー)の裏番組である。
  • 本人に念入りに言っていいのか確認をとられた後吾妻道長役、杢代和人氏と出身高校が同じことをバラす。これによってリアル後輩に世話を焼かれる先輩であることが判明。
  • 熊本のトークショーで「ジェットコースターは得意ですか?」の質問に「得意です」と即答。星乃女史に「お前は嘘をつくな」と突っ込まれる。当の熊本では メインキャスト4人の中で唯一乗らなかった。
  • 対談企画で佐藤・杢代両氏と三人で短縮版の同時変身(ポーズ)に挑戦した際、何故か手順が多い最強フォームのギーツⅨの変身(ポーズ)をチョイスして杢代氏に「絶対に(タイミングが)合わない」とツッコまれる。
    • 一度目はなんとか合わせたものの、より時間が短い二度目は明らかに間に合っておらず、必死で合わせようとしたものの髪やら服やらが乱れてしまっていた。
  • 『ギーツ』放送終了後に出演したバラエティー番組でGACKT様に「秀吉だから猿」、千鳥のノブには「脳が1番猿」と言われる。

仮面ライダーギーツ
さあ、ここからがハイライトだ

 スペック(エントリー)

身長:205.2cm
体重:78.0kg
パンチ力:1.8t
キック力:4.5t
ジャンプ力:6.0m(ひと跳び)
走力:7.9秒(100m)

 概要
 浮世英寿仮面ライダーギーツコアIDを装填したデザイアドライバーで変身する仮面ライダーレイズバックルをセットすることにより装甲を身に纏う。英語表記は「Geats」
 モチーフは白い狐。頭部パーツはマスクの上から更に狐面を被せたようになっている。変身時には相手に向けて指でキツネの影絵を作り、中指と親指でフィンガースナップをする。

 戦闘スキル
 天才的な戦闘センスを持ち、どんな状況でも余裕をもって対処する。学生時代に初変身した段階でジャマト相手に無双を繰り広げていた。本編内での(ダメージによる)変身解除がわずか5回しかない格上の相手に対してもスペックの劣る形態で互角以上に渡り合う(場合によっては圧倒してしまう)程の戦闘力を秘める
 怒りを露わにすることは少ないが、その分本気の怒りを見せた際には静かながらも一方的にその場の相手を叩きのめす戦闘スタイルとなる。ただし冷静さを欠いた分、普段のテクニカルな戦い方が抑えめになるため、強敵相手には却って苦戦することも。

 性能
 頭部『ギーツヘッド』に備わる耳『ギーツイヤー』は音だけでなくレーダーとして各種情報収集機能を備え、状況把握に優れるギーツの最大の特徴ともなっている。
 複眼は『ギーツアイ』、ヘッドマウントデバイスは『ギーツクレストギア』。パーソナルアクセサリーは首の紅白のマフラーギーツテイル限定的ながらジャミング機能を備えている。

 エントリーフォーム
 デザイアドライバーに仮面ライダーギーツIDコアのみを装填して変身した姿。初変身は2話。相違点は頭部のみ。バトルファミリア』では最初この形態で登場し、すぐマグナムフォームにフォームチェンジした。

主なフォーム

 マグナムフォーム
「こんな世界は終わらせよう。もう一度やり直すために」

SET MAGNUM READY FIGHT

スペック

身長:205.2cm
体重:82.2kg
パンチ力:2.4t
キック力:5.8t
ジャンプ力:8.6m(ひと跳び)
走力:7.5秒(100m)

概要
 マグナムバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した形態。初変身は1話。相性がよく1話及び5話以降は基本形態として使用される。英寿は好んで多用した。
  フィーバーフォームですらてこずるジャマトフォームと四十分以上も交戦し、息一つ切らしていなかった。リボルブオン状態は第6話で一瞬登場したのみ。
 『バトルファミリア』ではエントリーフォームからマグナムレイズバックルを取り出して変身。マグナムシューター40Xでギフジュニアギフテリアンたちを攻撃した後、ブーストレイズバックルを取り出してマグナムブーストフォームデュアルオンした。

必殺技

マグナムストライク
MAGNUM STRIKE

 マグナムバックルのリボルバー『アプルーバルリボルバー』を回転後、ストライクトリガーを引いて発動。劇中未使用。第20話にて発動しようとしたが、不発に終わった

バレットチャージ
BULLET CHARGE

 マグナムシューター40X・ハンドガンモードのレバーを引いてエネルギーをチャージ後、トリガーを引いて発動。第1話で初使用し、威力を高めた弾丸で和装ジャマトを薙ぎ払った。

 ブーストフォーム
「流石鉄壁の要塞…いよいよ"コイツ"の出番か」

SET BOOST READY FIGHT

スペック

身長:205.2cm
体重:84.5kg
パンチ力:23.4t
キック力:58.5t
ジャンプ力:78.0m(ひと跳び)
走力:2.7秒(100m)

概要
 ブーストバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した形態。初変身は1話。拡張車両となる「ブーストライカー」はギーツ専用の形態「ギーツモード」へ変形させることが可能。第9話ではバッファとナーゴを助けた。
 第10話では海賊ジャマトと交戦中、上半身のブーストフォームからリボルブオンして変身。下半身に装甲を纏った。

ブーストライカー ギーツモード
スペック

全長:2.245m
全幅:5.055m
全高:1.514m
乾燥重量:230kg
馬力:242.0ps(178.0kw)
最高時速:199km/h

概要
 キツネ型のサポートメカ。英寿からは「コンちゃん」と呼ばれている。頭部ユニット『ビーストヘッドユニット』はギーツと思考をリンクすることで その意思を読み取り、連携攻撃をサポートする。
 脚部ユニット『ビーストレッグユニット』は特に俊敏性に優れ、跳ねるように障害物をクリアしていく。この状態で空中を文字通り駆け抜けることもできる。
 テールユニット『エグゾーストテール』はチャージした余剰エンジンパワーを一気に放出することで、自然発火するほどの超高密度エネルギーの噴射力を利用して三次元的な挙動を可能とする。

必殺技

ブーストストライク

BOOST STRIKE

 ブーストバックルのハンドルを捻って発動。劇中未使用。

ブーストグランドストライク

BOOST GRAND STRIKE

 ブーストバックルのハンドルを2回捻ってブーストタイムへ移行後、更にもう1回捻って発動。左腕のブーストパンチャーでアッパーカットを放つ。

SET SET DUAL ON GET READY FOR BOOST & MAGNUM READY FIGHT

スペック

身長:205.2cm
体重:88.7kg
パンチ力:2.4t
キック力:58.5t
ジャンプ力:78.0m(ひと跳び)
走力:2.7秒(100m)

概要
 マグナムバックルをデザイアドライバーの右側、ブーストバックルを左側に装填して変身した基本形態。第1話では上半身ブーストフォームに変身していた都合上、一度ブーストマグナムフォームに変身してからリボルブオンでこの形態になった。
 マグナム/ブーストフォームのそれぞれが単独での使用率が高く、実際のところはマグナムフォームの強化フォームや必殺技フォームのような位置付け。バトルファミリア』ではデザイアドライバーを操作してブーストライカーを呼び出していた。

外見
 マグナムフォームブーストフォームを融合させた姿。上半身は白、下半身は赤の装甲で構成されている。首にはマフラー、更に足にもバイクのマフラーが装着されており、脚部のマフラーは火を噴き出してキック力を高めることができる。
 ベースと縁取りが同配色のレイズバックルによる特殊な組み合わせのデュアルオン。バックルの発光部分は両方とも巴(人魂や勾玉のような模様)を敷き詰めた模様になっている。

戦闘能力
 マグナムフォームをベースにほぼ全ての性能が向上しており、キック力は通常のマグナムフォームから10倍近くにまでアップしている。
 しかし、パンチ力はマグナムフォームと同値であるため、これまでの主役ライダーの基本フォームの中でも非常にキック力が高かったゼロワンライジングホッパーリバイレックスゲノムよりもさらにキック力に大きく偏った歪なスペックとなっている。

最終回での活躍
 人としての存在と引き換えに「神」として新生した英寿がスエルとの最終決戦に際し、このフォームで登場。ライダーとしてのスペックは一切変わっていないが、変身音声が追加されたことで、これまでゲーム開始を告げるものでしかなかった〆の文言が「さあ、願いのために戦え」という呼びかけに変わっている。
 変身している英寿が創世の力を完全に行使できるようになったため、実質の戦闘力はリガドΩを軽く上回っており、最終決戦フォームこそ出なかったものの「本編最後のバトルは基本フォームの姿になる」という令和ライダーの伝統は今作でも受け継がれることになった。

必殺技

マグナムブーストビクトリー
MAGNUM BOOST VICTORY

 マグナムバックルのリボルバーを回転させ、トリガーを引く、もしくはブーストバックルのハンドルを捻る事で発動。劇中未使用。
 ガンバライジングでは「アフターファイヤーブースト」という名称で使用。その場で跳躍し、後転しながら脚部のマフラーで加速して超高速の飛び蹴りを放つ。
 『仮面ライダーバトル ガンバレジェンズ』でもほぼ同じ演出だが、マグナムブーストグランドビクトリー同様に足先にライダーズクレストが浮かび上がるようになった。

マグナムブーストグランドビクトリー
MAGNUM BOOSTGRAND VICTORY

 マグナムバックルのリボルバーを回転させ、トリガーを引き、ブーストバックルのハンドルを2回捻ってブーストタイムへ移行後、ブーストバックルのハンドルをもうひと捻りする事で発動。
 ブーストライカー・ギーツモードを召喚、共に空へ飛び、足先にライダーズクレストを浮かび上がらせ炎を纏ったライダーキックを放つ。ギーツのキックと同時にブーストライカー・ギーツモードも全身に炎を帯びて標的めがけて突撃する。

活躍
 第1話ではグランプリラスボスのスラグフォートレスジャマトを撃滅した。着地した地面に大きくキツネの紋章が現れ、その上を焼き尽くす。
 『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』では、地面へ着地後にライダーズクレストを浮かび上がらせ、上に乗っているギフジュニアとギフテリアン(TRUE)の軍団を焼き払った。

タクティカルブラスト
 レイズバックルをマグナムシューター40Xにセットし、バックルのギミックを操作して発動。必殺技。バックルの性質を反映した、より強力な攻撃を発射できる。

マグナム
 マグナムレイズバックルをセット、リボルバー回転とトリガーの入力で発動。アプルーバルリボルバー型のエネルギーを込めて強力な弾丸を発射する。その演出からリボルバーの弾丸6つを纏めて放っているようにも見える。
 第5話ではライフルモードで使用。ナーゴ・アームドクロー必殺技・クローストライクと合わせて発射してトランプジャマとを撃破。予測通りスコアを得た。ハンドガンモード時は弾丸を高速連射する。

 フィーバーマグナムフォーム
必ず勝ち抜く!そう信じた奴が、運を引き寄せる

SET SET FEVER MAGNUM MAGNUM HIT FEVER MAGNUM

「さあ、ハイライトだ」

スペック

身長:205.2cm
体重:86.4kg
パンチ力:3.0t
キック力:7.1t
ジャンプ力:11.2m(ひと跳び)
走力:7.1秒(100m)

概要
 フィーバースロットレイズバックルマグナムレイズバックルデザイアドライバーに装填して、ゴールデンレバーを引いて変身する形態。初登場は第12話。マグナムフォームが大幅に強化されたフォームで、マグナムシューター40Xが2丁、備え付けのアーマードガンは手足に装備され4門となった
 これにより今まで以上に射撃戦に強くなり、精度を高めるマグナムフォームの特性も上下半身分になったため圧倒的な連射性能と命中精度であらゆる敵を撃ち抜く。初戦ではジャマトライダーを圧倒した。
 バランサー『フィーバークロステール』は各種機能を最大限に発揮させる「フィーバー」に対し、それに伴うエネルギー負荷や身体的ダメージなどを調整し、安定させる。その他の機能はマグナムフォームの上下と同様。

必殺技

ゴールデンフィーバービクトリー

 両手足のアーマードガンを空中でばら撒きながら連射しつつ、マグナムシューター40Xを発射すると撃った全ての弾丸が敵の元に集まって命中する。

ハイパーマグナムビクトリー
 マグナムレイズバックルを起動して発動。2丁のマグナムシューター40X・ハンドガンモードのバレットチャージの威力を高めて連射する。

 フィーバーブーストフォーム
「死を覚悟するな。必ず勝ち抜けると信じろ!」

SET SET FEVER GOLDEN FEVER BOOST JACK POT HIT GOLDEN FEVER

「そうすれば、運は巡ってくる」

スペック

身長:205.2cm
体重:91.0kg
パンチ力:46.8t
キック力:117.0t
ジャンプ力:156.0m(ひと跳び)
走力:0.9秒(100m)

概要
 フィーバースロットレイズバックルとブーストレイズバックルをデザイアドライバーに装填後、ゴールデンレバーを引いて変身する形態。初登場は第11話。フィーバークロステールを装備しており、その他の機能はブーストフォームの上下と同様。

戦闘能力
 ただでさえ強力だったブーストフォームの数値がさらに2倍となったキック力とジャンプ力はクロスセイバー以上。初期の強化フォームの立ち位置とは裏腹にその殆どが最強フォーム並のスペックである。
 今まで歯が立たなかったジャマトライダーと互角に戦え、ただのパンチでジャマトライダーの必殺技であるジャジャジャストライクを相殺する程の火力を持っている。
 単純な腕力も強化されているのか、230kgもの重量を持つブーストライカーを片手で易々と振り回せる。各種アビリティを数倍に高める「ブーストタイム」も健在。

必殺技

ゴールデンフィーバービクトリー
 召喚したブーストライカーに騎乗し、周囲一帯を走り回って数多くのポーンジャマトらを撃破。その後、ブーストライカーそのものを振り回してジャマトライダーを撃破した。
 フィーバースロットレイズバックルを操作して発動するが、これだけでもブーストバックルの使用回数は消費されてしまう。

 レイジングフォーム
「ジャマトに使われたドライバーを取り返す!」

SET GREAT READY FIGHT

「このバックルは?抜けない… こんな武器は初めてだな。まずは、試し斬りだ!

スペック

身長:205.2cm
体重:78.2kg
パンチ力:2.3t
キック力:5.8t
ジャンプ力:7.8m(ひと跳び)
走力:7.8秒(100m)

概要

 デザイアドライバーコマンドジェットバックルをセットして変身する形態。拡張武装はレイジングソード。初登場は第13話。バックルを左右どちらに装填しても姿は変わらない。
 外見はエントリーフォーム発光のマスクの上から近未来的なバイザーを装着し、見えづらいが複眼がオレンジ色に発光している。作中で景和が言及している様に、頭部のみの変化に留まる非常に簡素なデザインとなっている。

戦闘能力

 全体的にマグナムフォーム以下のスペックだが、近接戦闘に特化した仕様。ポーンジャマト程度ならば十数体をまとめて撃破してしまうことが可能。
 コマンドフォームまでにバックルの力をチャージするための前座的な立ち位置ではあるが、雑魚を相手にする分には十分な性能と言える。

性能

頭部『レイジングギーツヘッド』

 ゴーグル『コマンドグラス』はマルチタスクディスプレイとして高度な情報処理能力を用いて視覚化する。目視による対象のロックオンが可能で、砲撃のホーミングや、飛行時における対象の追尾などで効果を発揮する。
 左耳の次元測定器『コマンドアンテナ』が対象への非接触式スキャンを実行して、その組成や構造などの各種情報を取得する。これを瞬時に分析することで対象のウィークポイントや最適な攻撃方法などを導き出す。

全身

 腕部『プログレッシブアーム』は独自のモーションコマンドにより剣の達人へと変える。グローブ『エントリーグローブ』はレイジングソードに最適化されたカスタムが施されている。
 大腿部『プログレッシブレッグ』は独自のモーションコマンドによる剣を用いた近接戦闘に特化した脚さばきを発揮して剣術の威力を向上させる。ブーツ『エントリーブーツ』は「コマンドジェットバックル」によりカスタムされ、すべての機能が向上している。

レイジングソード

 炎があしらわれた大剣。シルバーに青とオレンジのカラーリングが映える刀身を持つ。ツインバックルの片方(キャノン)を装備可能なソケットを備えている。
 電撃と超高熱を帯びた2つの刃『レイジングエッジ』が並び立ち、剣の一振りを激しい一撃へと強化する。刀身のエネルギー吸収機構『トロンゲイン』が対象を撃破する際に残存エネルギーを吸収。これを閾値計「リアクトメーター」にチャージする。

性能

 グリップ『コマンドグリップ』は片手や両手、逆手など使用者が行う様々な戦闘スタイルに追従して最適化される。入力装置『インプットリガー』が各種攻撃の起点となる。
 閾値計『リアクトメーター』は戦闘で獲得したエネルギーの値を表示。これが一定の閾値に達することで「コマンドキャノンバックル」が解放される。バックルが「FULL CHARGE」されてコマンドフォームへの変身を可能にする。

必殺技

タクティカルレイジング

RAISING CHARGE FULL CHARGE TACTICAL RAISING

 レイジングソードバックルソケット横のボタンを押して「レイジングチャージ」するか、キャノンのツインバックル装填時にレバーを操作して「フルチャージ」してから放つ。

 コマンドフォーム キャノンモード
おっ、抜けた!ってことは…

FULL CHARGE TWIN SET TAKE OFF COMPLETE JET AND CANNON READY FIGHT

すげえな、これ!

スペック

身長:205.2cm
体重:96.0kg
パンチ力:12.8t
キック力:32.0t
ジャンプ力:15.2m(ひと跳び)
走力:6.5秒(100m)

概要
 デザイアドライバーに、レイジングソードで敵を倒すことでエネルギーが充填されたコマンドツインバックルをツインセットして変身した形態。初登場は第13話。
 差し色はブルー。全身に銀色のゴツいアーマーが新たに装備され、頭部もヘッドガードが固有デザインに変化。砲撃に特化した形態。性能自体はフィーバーブーストフォーム以下だが、それでも既存のデュアルオン形態を遥かに上回る。
 マグナムブーストフォームらと比べると機動力自体は劣るが、それでも飛行能力からジャマトライダーレイジングフォーム以上に勝手の利く調整がされている。

性能

頭部『コマンドギーツヘッド(Cモード)』
 レイジングギーツヘッドに装着された強化装備『キャノンヘッドガード』が頭部全体にコマンドツインバックルの拡張機能を付与して砲撃戦に関するあらゆる能力を高める。口腔部が『コマンドクラッシャー』に変化。

上半身
 胸部拡張装備『キャノンシンクロジション』は優れた火器管制能力を発揮した中距離砲撃と重装甲による鉄壁の防御力により、単独でのゲーム攻略を可能とする力をプレイヤーに与える。
 大砲『トロンキャノン』は荷電粒子砲の1種で、砲身の直前で収束させた荷電粒子を射出する機構により、ショートバレルでありながら約13kmの有効射程と極めて精密な砲撃が可能。

腕部拡張装備『ツインハンド』
 砲撃と拡張武装「レイジングソード」による接近戦を組み合わせることで、近~中距離までの攻撃レンジに柔軟に対応できる。
 肩部拡張装備『ブラストディフェンダー』が特殊フィールドの展開により爆風によるダメージを極小化する機能を備え、ゼロ距離砲撃を可能とする。

脚部
 大腿部拡張装備『ジェットボトムポジション』が優れた空間把握能力を発揮した三次元的な格闘戦を得意とする。
 膝部拡張装備『エアロディフェンダー』が特殊フィールドの展開により空気抵抗を自在に制御することで、重武装でありながら運動性能を飛躍的に向上させる。
 脛部拡張装備『ツインフット』はダッシュやジャンプなどで加速した状態での攻撃を得意とし、そのスピードを活かしてキックの破壊力を向上させる。

必殺技

コマンドツインビクトリー
LOCK ON COMMAND TWIN VICTORY

 キャノンバックルのボタンを押したあとレバー操作で発動。トロンキャノンの砲口に水色のエネルギーを集中させ、強烈な砲撃を放つ。発射時には腰から二つのパーツが伸縮し、ビームの反動を軽減する。

 コマンドフォーム ジェットモード
スペック

身長:205.2cm
体重:96.0kg
パンチ力:10.6t
キック力:26.2t
ジャンプ力:24.2m(ひと跳び)
走力:6.0秒(100m)

概要
 コマンドジェットバックルをデザイアドライバーの右側にセットするか、キャノンモードからリボルブオンすることで変身する形態。初登場は第14話。差し色はオレンジ。
 機動力重視故かパンチ力とキック力はキャノンモードより劣るが、代わりに高い空中機動力を獲得、自由自在に空を飛び敵を攻撃できるようになった。
 脚部に集中していたユニットが上半身に移行し、ホバーやスラスター程度だったものはこの重量で軽々飛行させられるだけの装備となっている。その証拠にジャンプ力は段違い

性能

頭部『コマンドギーツヘッド(Jモード)』
 強化装備『ジェットヘッドガード』が頭部全体にコマンドツインバックルの拡張機能を付与して空戦に関するあらゆる能力を高める。口腔部が『コマンドクラッシャー』に変化。
 胸部拡張装備『ジャットシンクロジション』が優れた空間把握能力を発揮した高速空戦能力と重装甲による鉄壁の防御力により、単独でのゲーム攻略を可能とする力をプレイヤーに与える。

上半身
 姿勢制御装置『ウインガンカー』が風を受けることで揚力を発生させ、飛行を可能とする。加速により発生させた衝撃波による対象の両断や、先端をアンカーとして打ち込むことで飛行時の急旋回や空中での静止などに活かすこともできる。
 腕部拡張装備『ツインハンド』が飛行時の激しい風圧の中でも拡張武装「レイジングソード」を自在に操ることが可能で、スピードに乗せた高速斬撃を得意とする。
 肩部拡張装備『エアロディフェンダー』が特殊フィールドの展開により空気抵抗を自在に制御することで飛行速度を飛躍的に向上させる。

下半身
 大腿部拡張装備『キャノンボトムポジション』が優れた火器管制能力を活かして噴射装置の出力制御を行う。膝部拡張装備『ブラストディフェンダー』が特殊フィールドを展開。
 飛行中の衝突物や着陸時の衝撃から下半身を保護して、アクティブな着陸を可能とする。脛部拡張装備『ツインフット』が重装備に高高度からの急降下により破壊力を高めた砲撃のごとき超重量級キックを放つ。

必殺技

タクティカルレイジング
RAISE CHARGE TACTICAL RAISING

 レイジングソードのバックルソケット横のボタンを押して「レイズチャージ」して発動。レイズチャージ後、剣を突き出したままジェットモードのスピードで突撃する。第15話ではラスボスのラフレシアフォートレスジャマトを倒した。

コマンドツインビクトリー
LOCK ON COMMAND TWIN VICTORY

 コマンドキャノンバックルのスイッチを押して、レバー操作で発動。上空に飛び上がった後、右脚にエネルギーを纏わせて急降下しながら飛び蹴りを叩き込む。

 ブーストフォームマークⅡ
SET

変身!

BOOST MARKⅡREADY FIGHT

仮面ライダー……ギーツ。その言葉を……お前は信じるか?

スペック

身長:205.2cm
体重:109.2kg
パンチ力:41.2t
キック力:87.8t
ジャンプ力:117.0m(ひと跳び)
走力:2.0秒(100m)

概要
 浮世英寿願いに呼応して、4つのブーストバックルが飛来。英寿が持つブーストバックルと融合することで「ブーストマークIIバックル」が生み出された。それを左側にセットして変身する強化形態。初登場は第26話実質5つ分のブーストバックルの力を行使可能
 変身時には「BOOST」のロゴが5つ出現し、スロットルレバーの「ブーストスロットルマークⅡ」を捻ることで4つの排気口が展開し炎を噴射する。同時にBOOSTのロゴも炎に包まれて英寿を中心に回転し、装甲に変化する。拡張武装は存在しない。
 オリジナルのブーストフォームの正当進化といったルックス。バックル一個で変身するフォームではあるが、上半身・下半身共に専用の装備が同時に装着される。

戦闘能力
 性能はブーストフォームを初めとする大型バックル形態から急激にアップしている。運営用ライダーの中でも最高スペックの仮面ライダーゲイザーと同等レベルにまで向上。副作用抜きならグレア2と互角以上に戦える。単純ステータスはフィーバーブーストフォームに及ばないが、機能によって瞬間的に上回る
 瞬間的にはコマンドフォーム・ジェットモード以上の瞬発力で空を飛べ、地上でも超高速移動を発揮する。そのスピードは大人数人を抱えてもスピードを落とさずに移動できる出力レベルを誇る。
 パンチと同時にクローを伸ばし追撃することも可能。レーザーブーストフォームの登場後は副作用及び遠距離攻撃がやや不足しがちな側面から、短期決戦か敵の出方を見るための小手調べに使用することが多い。

活躍
 第29話ではビショップジャマトを劣勢に追い込む。第31話では高速移動が使えない状況だったためゾンビジャマトフォームバッファに苦戦。第32話ではドミニオンレイを操るゲイザーに苦戦したが、必殺技の応用で一撃は喰らわせた。
 エネルギーを応用した遠距離攻撃以外は機動力を活かした徒手空拳に限られてしまう。第34話では景和たちを高速移動能力で救出する。第48話ではジエンドライダーから一瞬で武器を没収し戦いを止め、プレイヤーを退場させようとしたゲームマスターらを止めた。

欠点
 使用後に強い眠気に襲われる。これは最大出力時の肉体への負荷が高い上に、変身中の極限のスピードに身体が対応出来ず、現実の時間の流れとのズレに適応出来ずに起こる。
 英寿は「時差ボケの様な物」と強がってはいるものの、自分でも気づかないまま英寿が人前で眠る」、「変身解除後に反動で倒れる」等の眠気に襲われる後遺症が確認されている。ジーンからは「極限のスピードに身体が慣れていない」と指摘されている。
 変身を重ねると変身解除後はおろか歩いてる最中でも倒れる様に眠ってしまう程症状が悪化していった。
 デメリット判明・更なる強化後は短期決戦で済ませるか、限界が来る前に別形態へチェンジして対応している。この形態のまま長時間戦った32・36話では変身中に副作用が発生しており、このデメリットは現在でも続いている。


性能

頭部『ブーストギーツヘッドマークⅡ』
 ヘッドマウントデバイス『ギーツクレストギアマークⅡ』は耐熱性能に優れた非常に強固な複合装甲によりあらゆるダメージから頭部を保護。プレイヤーの頭部機能を数倍に高めることで超常的な分析・判断力を発揮して、超高速戦闘を可能とする。
 検査装置『オーディットシグナル』が仮面ライダーの状態を常時モニタリングすることで稼働効率やダメージ状態などから変身継続性を診断し、必要に応じて変身解除を実行する。
 頭部拡張装備『ヘッドエグゾースト』は自然発火するほどの超高密度エネルギーを放出による頭部を力点とした予測不能の高速挙動を実行する。

感覚器官
 複眼『ゴールドギーツアイ』は「ブーストタイム」発動時の超加速の中でも通常と同等の安定した視界を確保する超高性能イメージセンサーや「バーミリオンギーツイヤー」が収集した情報の迅速な表示によりプレイヤーをサポートする。
 耳『バーミリオンギーツイヤー』は音だけでなくレーダーとして各種情報収集機能を備え、集めた情報の超高速処理により超高速戦闘に対応。
 口腔部『ブーストクラッシャーマークⅡ』は超高速戦闘下でも、しっかりと呼吸を確保。クリアな会話を実現するボイスチャット機能を備えているが、爆発的な超高出力を発揮した際には、音声が多重化する場合がある。

胴体
 胸部拡張装備『バーミリオンブイツイン』は爆発的な超高出力を発生させてアビリティを数倍に高めて超常的な戦闘力と速度を使用者に与える「ブーストタイム」の発動を可能とする。ブーストタイム発動時の超加速により、プレイヤーと現実の間に時間的差異が発生する。
 背中のテールユニット『バーミリオンエグゾーストテール』が自然発火するほどの超高密度エネルギーの噴射力を利用して空中での三次元的な挙動を可能とする。

四肢
 肩部拡張装備『レッドゾーンチャージャーS』、膝部拡張装備『レッドゾーンチャージャーN』ドライバーから供給されるエネルギーを超高密度に圧縮して供給。これにより、瞬間的にブーストバックルひとつ分に匹敵する超パワーを片腕片足に集中させる。
 腕部『スペクタクルギーツアーム』、脚部『スペクタクルギーツレッグ』超高速戦闘に耐えうる強度を付与し、サプライズムーブに最適化した調整を加えることで超高速ラッシュを放ち、あらゆるキック技を洗練する。
 手部拡張装備『バーミリオンパンチャー』は自然発火するほどの超高密度エネルギー放出による打撃の超高速化により破壊力を飛躍的に上昇させる。足部拡張装備『バーミリオンキッカー』はさらに超ジャンプ力と超走力を与える。
 必殺技発動時には展開した複数のエネルギー弾と共に超高密度エネルギーの収束により赤熱化したパンチや、超高密度エネルギーの収束により赤熱化したキックを打ち込む。

ブーストマークⅡバックル
 浮世英寿が世界を守る覚悟を決めたことで、過去に存在した「エース」の名を持つ4人のデザ神の願い「生まれ変わった俺がいつか、世界を救う覚悟を決めた時、それを実現する力」を受理した創世の女神が呼応。「奇跡の力」によって宇宙から飛来した4つのブーストバックルと合体した、新たなレイズバックル。
 通常のブーストバックルを遥かに上回る性能を有し、超常的な戦闘力と速度を使用者に与える運営が創造したブーストバックルを素材にしているとはいえ、あくまでデザ神の報酬として誕生したバックルであるため、英寿個人の所有物である。
 これによって英寿の戦力は大幅に向上することになった他、グランプリ終了後も英寿が所持し続けている(マグナムと通常のブーストも所持していたため一纏めには言えないが)。

性能
 起動装置『ブレイキングエグゾースト』は「デザイアドライバー」にセット後、入力装置「ブーストスロットルマークⅡ」をバイクのスロットルのようにグリップを絞ることで入力を受けて、四本の排気口を同時開放することで起動し、それぞれが独立して爆発的な高出力を発揮する。
 ただし、出力の上昇につれピーキーな特性が顕著となり、最大出力を得るためには高次の出力調整能力が要求される。『プロメテウスブーストリアクター』は「デザイアドライバー」の反応炉「トーラスリアクター」の出力を表示する。

立体化
 DX玩具は3月18日に発売。また、同日にはレーザーブーストフォーム変身遊びのためのレーザーレイズライザーとのセットも発売される。
 リアクター部はコアIDを覆うほど伸びているが反対側に小型バックルを装填することは可能。尚、必殺技や大型バックルとのデュアルオン時は通常のブーストレイズバックルと同じ挙動をするのだが、装填は不可能なので同じピン配列のウエポンバックルを使うしかない。
 人気の高さ故店頭からは消し飛び、高価転売が多発していた。その後異例となるプレミアムバンダイでの再販が発表された

必殺技

ブーストストライク
BOOST STRIKE

 ブーストマークIIバックルのハンドル『ブーストスロットルマークⅡ』を捻って発動。第26話ではバーミリオンパンチャーを象った拳状のエネルギー弾を4つ展開した後、バーミリオンパンチャーのマフラー部から超高密度エネルギーを炎の如く噴き出しながら炎を纏い、超加速してパンチを叩き込む。第27話では超高速で移動して灼熱を纏った格闘攻撃を放った。

ブーストグランドストライク
BOOST TIME BOOST GRAND STRIKE

 ブーストマークⅡバックルのハンドル『ブーストスロットルマークⅡ』を2回捻って「ブーストタイム」に移行して、再度ハンドルを捻って発動。
 第32話ではゲイザー相手に発動。ブーストタイム中に超高速で移動し、バーミリオンパンチャー型エネルギー弾4発を放ってゲイザーのドミニオンレイ4台を足止めし、残りの1台を手に持って戦闘を続行、その後ブーストグランドストライクで本命のパンチを叩き込んだ。
 ブーストタイム必殺だが、バックルが飛んでいくことはない。ただし負荷は高いようで、直後に副作用に見舞われていた。

 ビーストモード

『REVOLVE ON』


スペック


身長:119.0cm
体重:109.2kg
パンチ力: - t
キック力:78.1t
ジャンプ力:134.7m(ひと跳び)
走力:1.8秒(100m)


概要

 ブーストフォームマークⅡの状態でリボルブオンした形態ブーストライカーギーツモードと瓜二つな見た目だが、こちらはギーツ本人であってバイクではないので身体にタイヤやエンジンなどは装備していない。

 キック力が若干低下するものの、ジャンプ力と走力が人型から上がっている。同じく4足歩行のライダーであるケケラキューンと異なり、パンチ力は設定されていない。


性能

 テールユニット『バーミリアンエグゾーストテール』は自然発火するほどの超高密度エネルギーの噴射力を利用して空中での三次元的な挙動を可能とする。分岐による柔軟な方向転換と対象を炎で包み込む攻撃で流れるように対象を撃破する

 四肢『バーミリアンビーストレッグ』は四足歩行となったことで走破性と俊敏性がさらに向上しており、足裏に展開した超高密度エネルギー場を利用する空中歩行や鋭利な爪を用いた格闘戦など新たな能力が追加されている。


 レーザーブーストフォーム

ジーン『今をどう生きるか』…俺にはまだ分からないけど、確かな事が一つだけある。英寿、俺は君のサポーターだ


SET SET UP


変身!


DUAL ON HYPER LINK LASER BOOST READY FIGHT


粋なプレゼントだな。さぁ、ここからが…ハイライトだ!


スペック


身長:205.2cm
体重:116.2kg
パンチ力:42.7t
キック力:90.9t
ジャンプ力:120.5m(ひと跳び)
走力:1.8秒(100m)


概要

 ブーストマークⅡレイズバックルを左側、レーザーレイズライザー基部を右側デザイアドライバーにセットしデュアルオンハイパーリンクすることで変身する強化形態。初登場は第28話。変身音はデザイアドライバーとレーザーレイズライザー両方のシステムボイスが交互に、あるいは重なって再生される。

 ブーストバックルの爆発的な力と、それによってプレイヤーと現実に時間的差異が生じる現象を制御。マークⅡ単体で生じる、睡眠作用に襲われる、反動で倒れるなどの反動の克服に成功した。ジーン曰く「もう時差ボケはしないはず」。この機能は変身前でも機能するのか、レイズライザーをセットした瞬間に英寿が覚醒している。


外見

 レーザーレイズライザーにある理想の自分をデザインする力により、ブーストフォームマークⅡの外見に仮面ライダージーンを思わせる白と青の装甲が追加された。

 複眼も青に変化しており、ジーン曰く「推しを少し自分色に染めた」姿となっている。この白と赤を組み合わせた見た目はマグナムブーストフォームを彷彿とさせる。


変身

 5つのBOOSTのロゴに加えて、仮面ライダージーンの変身時に足元に現れる水色のサークルがロゴの後ろに現れる。ブーストスロットルマークⅡ、レーザーレイズライザーのインプットリガーを操作すると青い炎が吹き出る。

 その後炎とカードが変身者の周りを回転し、マークⅡに変身後にカードアーマーが装着される、というマークⅡとジーンの変身を混ぜたようなプロセスを経て変身が完了する。

 マークⅡから変身する際は、そのままカードアーマーを装着する場合が多いが、29話のみ(CGが完成していなかったのか)一度ブーストマークⅡの装甲を取り付け直してからチェンジしていた。


戦闘能力
 レーザーレイズライザーの仮面ライダーを理想の姿へリデザインする能力によりブーストフォームマークⅡから能力が更に向上。キック力とジャンプ力に至っては運営用のライダーであるゲイザーを僅かに上回ってすらいる。中盤の英寿の切り札的存在として活用された。
 レーザーレイズライザーをバックルから取り外して射撃武器として使用することも可能。基本的に相手の出方を見てから戦う英寿のファイトスタイル上、まずブーストフォームマークⅡで戦闘。
 相手が強かったり副作用が発生した場合にこちらにチェンジするパターンが多い。逆に最初からレーザーブーストで挑んでいる場合、相手は英寿にとって最警戒対象の実力者ということになる

特殊能力

 仮面ライダージーンが有していたエネルギーフィールドによる攻撃や飛行も使用可能。自分や周囲のエネルギーがもつ様々なベクトルを任意の方向に変えるエネルギーフィールドを展開。

 ジーンと比べるとブーストの力で底上げされている分、より操作性や圧力が強化。並みのポーンジャマト程度ならば触れることなく爆発させる。この際対象に赤いエフェクトが発生する。

 このベクトル操作を自身に適用し第28話、31話、32話などでは飛行している。発動させるベクトルの度合いは英寿本人の意思で意のままに操れるらしく、「天国と地獄ゲーム」では変身した瞬間能力を使用し穴への落下を阻止した。また、取り落としたレイズライザーをベクトル操作で自身に引き寄せて回収するなど、応用性も高い。


活躍

 作中で明確な上位形態として運用。べロバが変身したグレア2をも圧倒して完勝。第29話では堪忍袋の緒が切れた結果、周囲が呆気に取られるほどの、冷徹かつ的確に急所や隙を狙った情け容赦ない攻撃でビショップジャマトたちを圧倒した。

 変身直後不意打ち気味に近づき床に敵を叩き伏せる、古代魚ジャマトをレーザーレイズライザーで射撃して怯ませた隙に首元を撃ち抜き追撃。

 ビショップのカウンターパンチを受け流した瞬間に反撃、柱に避けた相手を柱ごと撃ち抜く等、相手の防御すら許さず徹底的に追い詰める泥臭い戦法を取った。

 第32話ではゲイザーとも互角に渡り合っていたが、お互い高いポテンシャルを持つ形態なだけに劇中ではどちらも決定打を打つことはできなかった(最後は必殺技の撃ち合いとなったが、妨害により結局勝負つかずであった)。

 第37話ではゲイザーと再戦。冷静さを欠いた状態だったために猪突猛進した結果ドミニオンレイの遠隔攻撃により敗北。初かつ唯一のオーバーダメージによる変身解除となった。


『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦

 再登場ゼグドラシルが空間操作能力を持っていたため、それに重力操作で対抗すべくマグナムブーストフォームからチェンジ。

 空間操作をものともせず接近しレーザーブーストビクトリーでゼグドラシルのバリアと拮抗する姿を見せた。しかし、直後にビートルクスが突撃してきてバリアを破ったため、ライドケミーカードへの封印は一ノ瀬宝太郎に譲る形となった。


性能

頭部『レーザーブーストギーツヘッド』
 複眼『トランセンドギーツアイ』が「ブーストタイム」発動時の超加速の中でも通常と同等の安定した視界を確保する機能に加え、複数の対象を同時に追尾する多元視界の同時展開が可能。「バーミリオンギーツイヤー」が収集した情報の迅速な表示によりプレイヤーをサポートする。
 次元安定装置『トランセンドバイザー』が全身各部の常時モニタリングを行い、問題を検知した場合は速やかに修正プログラムを生成し、適切に処理することで安全な変身状態を維持する。
 これにより、「ブーストタイム」発動時の超加速によるプレイヤーと現実の間に時間的差異が発生する現象をはじめ、最大出力を発生した際のプレイヤーへの想像を絶する負荷を大幅に軽減する。
 耳『バーミリオンギーツイヤー』、口腔部ブーストクラッシャーマークII』、頭部拡張装備『ヘッドエグゾースト』はそのまま。

胴体
 増加装甲『クロスリアライド』の内部に格納された胸部拡張装備「バーミリオンブイツイン」が生み出す時空を歪ませるほどの爆発的な力を制御・拡張。
 物質やエネルギーなどが持つさまざまなベクトルを任意の方向へと変えるエネルギーフィールドを展開した攻撃や飛行が可能。さらに「ブーストタイム」の稼働時間の延長など戦闘力の大幅な向上とキュービックメタマテリアル装甲本来の防御力の増強を実現している。

必殺技

レーザーブーストビクトリー
FINISH MODE LASER BOO ST VICTORY

 レーザーレイズライザーのレバー『クロスオルタネーター』を動かしてから、インプットリガーを引いて発動。4人に分身してから連続で飛び蹴りを叩き込む。熱を帯びた右脚で回し蹴りを放つ。
 第30話では熱を帯びた蹴りと同時に青い炎と4人分のキックを上乗せする形で、威力を上げて蹴り上げていった。またはレーザービクトリーのように、レーザーレイズライザーから火炎と青いエネルギー弾を発射する。

ハイパーブーストグランドビクトリー
BOOST TIME HYPER BOOST GRAND VICTORY

 ブーストマークⅡバックルのハンドルを2回捻って「ブーストタイム」に移行して、再度ハンドルを捻って発動。高速移動で敵を翻弄した後、灼熱の連続パンチを浴びせる。マークⅡの仕様上、発動してもバックルが飛んでいくことはない


「この世界は終わらない!」


スエルギーツ…!?」


「お前の思い通りにはさせない」


スエル「グランドエンドは完了した筈…創世の力で抗ったか」


は忘れない…この世界の全てを!」


『MARK Ⅸ SET IGNITION』


「変身!!」


REVOLVE ON


DYNAMITE BOOST! GEATS Ⅸ.

READY FIGHT!!

「俺は、俺の手で叶えてみせる…理想の世界を…!」

【もっと解説!】仮面ライダーギーツIX&ギーツ全フォーム紹介!-仮面ライダーラレツサバイブ (raretsusurvive.blogspot.com)


劇中の活躍

 黎明編

初登場
 第1話ではダウンジャケットにリュックという出で立ちで、曇天の海岸に佇みコイントスを繰り返していたところ、デザイアグランプリにツムリより誘われる。
 時は流れ、自身と他2人のみとなったデザイアグランプリ最終戦。神殿でくつろいでいたが、ブーストライカーを呼び出し上空からジャマーエリアへ突入。
 落下する祢音を華麗に救出、一緒にいた景和を見て「なんだぁ、カッコつけて損したなぁ。彼氏いたんだー」と軽口を叩く。
 こんな世界は終わらせよう。もう一度、やり直すためにと宣言してギーツに変身。圧倒的な戦闘センスと切り札であるブーストの力を以てスラグフォートレスジャマトを撃破し、デザ神に君臨。世界のやり直しによって戦いの被害は全てリセットされた

 邂逅編

新たなゲーム
 第2話ではこの世界で最初の戦いである宝探しゲームではウォーターレイズバックルを回収。サロンの休憩所では景和や祢音と再会。道長と険悪になっていたところをギロリに警告されあっさり身を引く。
 ルークジャマト出現に伴いミッション目標が殲滅戦に変る。戦う理由を景和に問われると「恵まれない世界中の子供達のため」と化かしてブーストバックルを譲り受け、ジャマトを撃破した。

ゾンビミッション
 第3話では2つ目のミッションであるゾンビ狩りに挑戦。デザイア神殿にて道長に「自分のスコアが上だったらバックルを全部もらう」という賭けを提案する。
 第1ウェーブではジャマトにやられそうになっていたナーゴを救出。結果はギーツが1位で終わり、自身のウォーターレイズバックル道長のゾンビレイズバックルを交換した。
 第2ウェーブではダパーンからナーゴを助ける。ダパーンの方に全くジャマトが襲い掛からないことから、彼がゾンビであることを見抜く。邪魔されて癇癪を起こしたダパーンを返り討ちにした。
 そしてデザイア神殿にて、祢音も奏斗の狙い通りゾンビに感染した事が発覚し絶望する景和に「ゲームはまだ終わりじゃない」と言葉を掛ける。

逆境と真価
 第4話ではゾンビ化が進み希望を失いかける祢音のもとへ景和と向かう。ゾンビ化はゾンビに完全になる前にミッションをクリアできれば、元の健康な身体に治ることを教えて彼女を再起させた。
 第3ウェーブではナーゴの活躍で暴走する奏斗が止まり、ゾンビたちも殲滅された。ブーストの力で一気に攻勢に出る彼女を、タイクーンと共に援護していた。
 リザルトでは1位に輝く中、消滅しかける最下位の奏斗へ「諦めない人間には希望がある。それが、デザイアグランプリだ」と言い放った。その際脱落して消滅した奏斗を見て、やはり悲しみを押し殺して俯いていた。

神経衰弱
 第5話ではガツンと一軒家』なる番組のロケクルーが自身の別荘の一つを訪れていた際に他の同僚達と別荘の工事に来た道長に遭遇。「二度とお前には負けない」などと彼から言われるも、余裕そうな態度を全く崩さなかった。
 今度のミッションは二人一組のタッグミッション。抽選で祢音と組む。トランプジャマトに挑むが、普通に撃破しても復活することに何かからくりがあると踏む。
 一回戦終了後、景和&道長の持つマグナム、ブーストと、自身が持つゾンビを交換した。二回戦では同じスートのジャマトを同時撃破すればポイントになることを見抜いてスコアを一気に稼ぐ。

蹴落とす弱さ
 第6話では森魚が「デュオ交代チャンス券」を使用。コミュニケーションのとれないパンクジャックと組まされた景和にブーストバックルを返却する。
 森魚の正体が違法ディーラーだと判明し、手段を選ばぬ態度を見て、以前彼のように手段を選ばず勝利を目指したものがいた旨を話す。自身を倒すことを改めて宣言する道長に、「誰かを蹴落とさなきゃ勝てないような奴には負けない」と返答。
 実は彼の親友・今井透が、参加者からの暴行を受けた直後にジャマトに倒されたことを知っていたのだ。如何なる逆境でも、自分自身に負けない者に勝利の女神は微笑む。彼のスタンスに道長は怒りが収まらないものの、何か思うところはあったようだ。
 三回戦ではデュオを再結成していたバッファ&タイクーンがトランプジャマトを撃破する中、自身も祢音と共に残りの4体を撃破。全ジャマトを倒しミッションは終了した。

缶蹴りゲーム
 第7話ではラスボス・ナイトジャマトが出現。最終決戦が始まるが人々の生命力を吸収し、強化されて逃げられる。その後他の参加者に、かつてライダーが全滅しエリア内の人々が根絶やしにされたまま終了したゲームがあったことを語る。
 ギロリから帰宅を促された際に祢音から食事に誘われ、彼女とたまたま居合わせた景和にそれぞれ励ましの言葉をかける。
 後日ナイトジャマトが出現、自らの手でクリアしようとする景和の覚悟を後押しするも、タイクーンはクリア条件の缶蹴りに失敗し負傷。とどめの一撃から景和を守り、シークレットミッションの報酬を得た。
 ニンジャフォームに変身。缶を蹴るがエリア外に出せなかったためクリアならず。二度も騙された景和は「もう信じないよ…。」と告げた直後気絶した。

誰かの幸せ
 第8話ではジャマトを蹴散らすが、バッファからペナルティ承知で妨害を食らう。2人で揉めている間にナイトジャマトは逃走。姉を連れ去られ負傷した景和も連れて、デザイア神殿へ一時撤退する。
 姉を助けるために協力を頼むも取り合ってもらえず嘆く景和に「自分の姉さえ守れれば……自分達さえ幸せなら、誰かが幸せになれなくても構わないというのか? ……誰よりも傲慢なのは、お前の方じゃないのか?」と逆に問い返し、願いがあるなら戦え、とユニフォームを渡す。

切り札
 現れたサボテンナイトジャマト。ギーツはニンジャフォームにチェンジしようとしたが、ニンジャバックルはそれを拒否してタイクーンの下に飛来した。
 囚われた人々をタイクーンが救出。それを見届けたギーツ、バッファ、ナーゴは缶けりにダッシュ。ギーツは缶をバッファごと蹴飛ばし、ナーゴがダメ押ししたことで、ジャマーエリア外に缶が飛び出しナイトジャマトは消え去った。
 負傷により脱落扱いとなり消滅しかける景和からニンジャバックルを返還され「また……化かされたかな?」と問われた時には微笑みながらも「……あぁ……そうかもな」と返し、彼の脱落を看取った。
 そして思い出した真実と景和消滅に打ちひしがれる沙羅に景和の手裏剣折り紙を握らせ、決意の表情で「あとは任せろ……タイクーン。こんな世界……俺が終わらせる!!」と言い放つ。

孵化したモンスター
 第9話ではジャマーエリア拡大に伴い缶がエリア内へ、しかもナイトジャマトは缶を飲み込みパワーアップした。だが「ジャマトってのは進化する怪物だ」と言い切る。
 打開策として緊急ミッションの卵孵化が与えられると、どんなゲームだろうと勝ち抜けばデザ神になる、と道長や祢音に言い聞かせた。
 戦闘では卵を抱えつつ交戦。ナイトジャマトの身体から缶の反応を見つけるシークレットミッションをクリアし、報酬のブーストバックルを得る。
 先に戦うバッファとナーゴに後追いする形でブーストライカーを駆る英寿は、卵に早く目覚めるよう言いながらバイクを吹かしていく。
 はたき落とされ囲まれる2人を助け出し、撤退を勧める。だが自身の願いのため尚も立ち上がるバッファに感化され、彼を卵で庇う。
 そして覚醒したモンスターレイズバックルモンスターフォームに変身。「こんな世界は一発KOだ!」の宣言通りラスボスをワンパンで爆砕、デザ神の栄冠を獲得した。
 脱落していく道長と祢音にそれぞれこの世界最後の対話を交わしたあと、リセットされた世界ではスーツを着こなしていた。

 謀略編

新世界のビート
 第10話ではデザイアカードに記入した「デザイアグランプリの運営者と家族になっている世界」が実現。ツムリを姉、ギロリを父とした家族で生活する。家族との食事の場や、ツムリのデザイアグランプリ参加者へのミッションボックス配布に付いて行く中で、参加者を決める権限がゲームマスターにあることを知る。
 新たなゲームが始まり第1回戦では晴家ウィンとチームを組むが、彼がパンクジャックに変身したことに驚く。ミッションの合間にそのことを問い詰めるがはぐらかされる。
 再開したミッション中に腹痛を訴えたパンクジャックが離脱するも、一人でジャマトを蹴散らしてミッションクリアとなった。その後は追加エントリーにより復帰した祢音と再会、会話を楽しみ、真の目的を教えた。

ジャマトの迷宮
 第11話ではなぜ運営に近づくのか、ギロリに問われる。「運営に興味がある」とはぐらかした。迷宮脱出と謎解きを行う今回のゲームにおいては、一般人である少年・葉山良樹とペアになる。
 迷宮内の広間で脱出への手掛かりを探す中、祢音に何故再エントリーできたのかを尋ね、彼女から父親である鞍馬光聖が怪しいとの答えを得る。
 丹波一徹ことケイロウが、ペアの景和達を守るために戦い負傷してしまったところに駆け付けると、「願いを諦めるな!そうすれば、運は巡ってくる。」と、フィーバーブーストフォームへ変身。超パワーを遺憾なく発揮して、ジャマトライダーを退けた。

スロット★フィーバー
 第12話では飛んでいったブーストバックル、姉を守ろうとする良樹の姿勢にデジャブを感じた景和に、自身のIDコアを触らせ彼の記憶を取り戻させる。
 咎めに来たゲームマスターには景和が直談判。負傷して戦闘が極めて困難な一徹からライダーの権限を引き継ぐ事で景和はタイクーンとして復帰する。
 その後はウィンの策謀を見破ったり、祢音達に暗号を解かせたりしながら、自身はフィーバーマグナムフォームでジャマトを片付ける。そして全員無事に脱出し、一徹の脱落を見守った。

ドライバーを奪還せよ!
 第13話のかくれんぼゲームでは、謎の少女にドライバーを盗まれる。生身ながらもポーンジャマト相手に善戦するが、持ち前の顔の広さを駆使した祢音、コミュ力ですぐに取り返した景和と異なりドライバー回収には苦戦。
 更にジャマトライダーまで襲来しピンチになるが、そこへニラムが届けたコマンドツインバックルの片割れ・コマンドジェットバックルが飛来。駆けつけたタイクーンに、「ドライバーを一時的に借りる代わりに、窮地を抜けてドライバーを取り返したら自分の持つバックルを譲渡する」約束で彼のデザイアドライバーを借りて変身。
 勝利後は約束通りにドライバーを返却しつつ、レイズバックルを全て譲渡した。ところがウィンに焚き付けられた道長に、落ちていたジャマトライダーのドライバーを奪取された。

怒りのグレア
 第14話ではゲームマスターに裏切られたウィンと行動。ウィンはデザイアグランプリに出資している祖父によって運営に就いたこと、英寿の母・ミツメは先代デザグラナビゲーターだったことを知る。
 だが英寿はウィンからグランプリの裏側を少しでも聞き出すため、わざと道長にドライバーを奪わせていた。更にゲームマスターの正体も予め看破しておりウィンは英寿の用意周到さに脱帽。協力してドライバーを取り返す事を決意する。
 ウィンがドライバーを取り戻したところに、ギロリが襲来。変身したグレアはパンクジャックを洗脳。彼から攻撃を受け英寿はドライバーを取り落としてしまう
 その直後にタイクーン・コマンドフォームがかくれんぼジャマトを倒してしまい、ゲームは終了。これによって英寿はゲームオーバーとなり脱落、コアID諸共ジャマーエリアから消失してしまった。

仮面ライダーの資格
 第15話、DGPに関する記憶を失った状態で起床した英寿は、スターとしての仕事をこなしていた。一方でDGPの最終ゲームが開始。ジャマトの襲撃を受ける。
 「自分がリタイアによりDGPの記憶を失った場合」を想定して、自室のポスター(や部屋のあちこち)に残していたメモを手掛かりに、仮面ライダーを捜索する。
 城ジャマトによって破壊されていく街で、道長の脱落を見送る。その際にコアIDに触れたことで記憶を取り戻し、負傷したタイクーンとナーゴを連れてデザイア神殿まで撤退する。そして、ゲームマスターにデザイアグランプリに再参加させる様申し出る。
 ギロリには「無駄だ。お前に、仮面ライダーの資格はない!」と反対されるも、最初に叶えた願い「俺が死ぬまでデザイアグランプリに参加できる世界」によりライダーの資格を認められる。
 ツムリからギーツのコアIDとドライバーを受け取りゲームに復帰。城ジャマトを撃破した。しかし、ギロリの悪あがきによりゲームはクリアされない。

キツネ狩り
 第16話ではゲーム最終戦として「キツネ狩りゲーム」を開催。「ヒュプノレイ」を使って洗脳させた運営スタッフが変身するライダーの兵士たちを差し向け、プレイヤーに「狩人」としてギーツを討伐させるゲームだ際限なく出現するGMライダーたちに苦戦し、逃げる。
 景和や祢音に対しては彼らの葛藤を察した上で「俺を倒せばお前たちの願いは叶う。その願いを叶えたいなら俺を容赦なく倒せばいい」と発言していた。
 パンクジャックの自爆に巻き込まれるも生存。逃走する中でツムリから怪我の手当と食料の差し入れを受けた際には、「“姉さん”、俺を心配してんのか?」「こんなことやって、“姉さん”は大丈夫なのか?」とギロリの行動とゲームのルールで板挟みとなり苦悩する彼女を気遣っていた。

狐VS狸
 グレアを誘き出したい景和と交戦。お互いにレイジングフォームに変身して激突し、戦いの中で成長した景和を賞賛していた。その後、コマンドフォーム・キャノンモードに変身したタイクーンに対応するため、コマンドフォーム・ジェットモードへと変身。
 抜群の戦闘センスで景和を圧倒した。その後現れたグレアを、タイクーンが砲撃。さらに、祢音の告発によりゲームプロデューサーであるニラムが介入する。
 ニラムの「ゲームマスターの地位を剥奪する」宣言により窮地に立たされたギロリは自暴自棄となりプレイヤー達に襲いかかる。英寿は景和、祢音と共に応戦。
 激闘の末、「コマンドツインビクトリー」をギロリに喰らわせ、撃破することに成功した。そして、ギロリが消滅したことで仕切り直しとなったデザイアグランプリに向けて期待に胸を弾ませていた。

 乖離編

ようこそ!新しいシーズンへ!
 第17話では景和と祢音に加え新たな参加者として、以前のデザイアグランプリ最終戦で共に勝ち残った五十鈴大智我那覇冴と再会。そんな中でも「今度も俺が勝つさ」と自信をのぞかせる。
 新たなゲームマスターに就任したチラミから、サロンでの共同生活、参加者の中にデザスターがいるという新ルールの説明を受ける。ちゃっかり自分の生活スペースをパーテーションで区切りつつサロンを後にし、自らのサポーターであるジーンと初めて対面する。
 コマンドジェットバックルを授けるよう指示したのは彼であることを知る。参加者同士でデザスターの探り合いをするサロンに戻った際に自らの願いを明かし、「誰がデザスターでも不思議じゃない」と返す。
 ゲームが再開する中、大智の指示を受け、ジーンが設定したシークレットミッションをクリアし、報酬のパワードビルダーバックルを用いてパワードビルダーブーストフォームへと変身。校長室を作り校長ジャマトをおびき寄せる。
 その勢いのまま不良ジャマトを薙ぎ倒し校長ジャマトを撃破する。しかしオーディエンスの支持率では、シークレットミッションを見抜いた大智がトップとなる。

ブラボー!ジャマーボール対決!
 第18話の第2回戦「ジャマーボール」ではパワードビルダーフォームに変身してゲームに挑戦。他のプレイヤー達と連携して着実に点数を稼いでいくが、前半戦はジャマトチームの勝ち越しで終了する。
 大智の策略で景和がデザスター疑惑をかけられた際は、「ギロリを騙した前例がある」という理由から景和を庇うことはせず「疑いを晴らせなきゃ脱落はお前で決まりかもな」と景和に忠告した。
 ジャマーボール後半戦でも奮闘するが、ジャマトチームのメンバーが増えた上に、ルークジャマトが豪徳寺武の姿に擬態するところを見た景和の戦意が鈍ったこともあって更に点差を広げられてしまい、ライダーチームは窮地に陥る。

投票!デザスターは誰だ!
 第19話ではジャマトチームに10点差でリードされ、残りタイムも僅か。パワードビルダーバックルにマグナムシューター40Xバックルを装填してマグナムシューター40Xを装備。
 乱射した銃弾で2つのボールを的確に弾いてゴールまで運んでいくという高度な大技でシュートを決めたことで、結果的に33vs33の同点になり、延長戦にもつれ込んだ。
 その際、ジャマーガーデンから自力で帰還した道長の存在に気づき、彼に差し入れを届ける。退場したプレイヤーで助かったのは道長だけである事を知る。デザイア神殿に戻った後、眠れない景和のために自身の腹ごしらえも兼ねてか、夜食として牛ステーキを焼く。
 ジャマーボール延長戦では、ゲームに勝利する決意を固めた景和のために、彼の前でジャマト達を攻撃して豪徳寺の姿に擬態させ、その光景を他のプレイヤー達にも見せつける。
 その後は景和が守ろうとしていた食堂の防衛を引き受けつつ、ギガントブラスターで足場を作るなどしてタイクーンを援護し、ライダーチームの勝利に繋げた。
 ジャマーボール終了後、デザスター投票で大智が脱落したことやゲームでの活躍もあり、オーディエンスからの支持率は英寿がトップとなった。

ジャマトからの宅配便!
 第20話の第3回戦「時限爆弾ゲーム」では、フルーツ型の時限爆弾を配達中だった配達ジャマトと戦闘。「最速でジャマト一体を撃破する」というシークレットミッションをクリアしたことでマグナムレイズバックルを入手した。

 この時、たまたまそばにいたタイクーンとともに、デザスターによるフルーツ爆弾による妨害攻撃を受けたため、景和共々デザスターでないことが確定した。

 その後、パイナップル型の爆弾から伸びたコードに捕まっていた桜井沙羅を救助するための手がかりを得るべく、タイクーンと共にパイナップル型の爆弾を運ぶ配達ジャマトの捜索を開始。

 バッファ ジャマトフォームが乱入すると、タイクーンを先に行かせて交戦。終始優位に立つ。夜まで続いた二人の戦いは、最終的にバッファがジャマトバックルの負荷で変身解除されたことで中断。

 ジャマトバックルの負荷に苦しむ道長に心配そうに声をかけるも、道長からは立ち去る前に「お前を倒すのは時間の問題だ」と言い捨てられた。


ゲイザーの鉄槌!

 第21話では冴の家族を助けるため、梨型のフルーツ爆弾を運ぶジャマトを景和とともに捜索。その最中にジャマト軍団の奇襲を受け、交戦。

 途中でケケラが景和のために設定したシークレットミッションをクリア。2つの報酬のうち、自身はブーストバックルを取り、景和にはフィーバースロットレイズバックルを渡した。

 その後、アジトを発見したことで冴とともに向かい、マグナムブーストフォームとブーストフォームでジャマト軍団を一掃した。

 第22話ではジャマトが現れないことに痺れを切らしたチラミが「鬼ごっこゲーム」を開始。当初は困惑しながらもすぐにルールを理解し、チラミ/仮面ライダーグレア2を追跡。

 しかし、GMライダーやグレア2のヒュプノレイ、エリア内の様々なトラップに阻まれ、なかなか捕まえることはできなかった。

 デザスターである祢音が妨害されたように装い「英寿がデサスターではないか」と主張されるものの、逆に「デザスターはお前じゃないのか?」と詰問。

 結果的に「なぜ自分を疑わず英寿がデザスターだと確信できるのか」という疑問を抱いた景和が、彼女がデザスターであることに気づく。かつての天真爛漫さが失せ勝利のみを貪欲に求める袮音に対し「変わったな」と寂しげに述べていた。


いざ!推しのためなら

 第23話でチラミがベロバ達の手によってヴィジョンドライバーを強奪されたことでデザイアグランプリが中断。ニラムからドライバーの奪還を依頼される。

 この際「創世の女神」の正体を推察すると共にDGP運営の正体について教えるよう要求。だが「君たちが知る必要は無い」としらばっくれた。

 ベロバ達のアジトであるジャマーガーデンへ向かい、ジーンと合流。仮面ライダージーンとともにジャマト達を一掃。バッファが参戦すると交戦。互角の戦いを繰り広げていたが、ジーンとベロバの会話を聞いて油断した隙に攻撃され、変身解除となった

 ベロバの言葉で運営側の人間の正体を察し、その主張をジーンに述べていた。その後、英寿が勘づいたことによってジャマーガーデンは不要と考えたベロバが仮面ライダーベロバに変身。「レーザービクトリー」で周りを焦土に変える程の爆発に巻き込まれてしまった。

 第24話ではジーンとともに「緊急特番!デザグラスペシャル」を視聴。ジーンから自身のファンとなったいきさつが語られた。その後、ベロバが「ジャマトグランプリ」の開催を宣言。それと同時にジャマト達が市街地へと襲撃したことを受けて「散歩」と称してジャマト達の元へ向かい、タイクーン、ナーゴ達と共にジャマト軍団と交戦した。


 慟哭編

ジャマトグランプリ
 第25話ではジャマトグランプリを止めるため、鬼塚寺を舞台に景和、祢音とともにジャマトと交戦。激しい戦いにより境内は荒らされ、祭りの準備どころでなくなる。

 その後鬼塚寺を訪れ、ジャマトに襲われていた少年・ショウタに再開。病気の母親のため祭りに参加したかったと語るショウタに英寿は心を動かされる。

 そして、第2ターンがスタート。道長がナイトジャマトとともに人々を襲う中、ジーンが英寿の助っ人として出現。2対2での激しい戦いを繰り広げる。道長はシークレットミッションをクリアして、コマンドフォームに変身する。

 第26話ではバッファ相手に善戦。だが櫓から放たれた雷によってタイクーンとナーゴが変身解除に追い込まれ、第2ターンが終了する。二ラムとジーンの協力を拒否したことで次のターンでは1人での戦いを強いられる。


真紅のブースト

 「すずなり鬼祭り」は中止となったが、悲しむショウタの姿を見た英寿は景和、祢音、さらに沙羅とジョン、ツムリを協力させて祭りを開催させる。規模は小さいながらも、境内に子供たちの楽しげな声が響く中、第3ターンがスタート。

 景和達を祭りの護衛に残し、道長&ナイトジャマトに1人で立ち向かう。櫓からの攻撃も受け苦戦を強いられ、5つの櫓が完成。空に雷雲が広がり町に危機が訪れる。

 だが覚悟を決めた英寿に対して創世の女神が反応。宇宙から4つのブーストバックルが飛来し、英寿の持つブーストバックルと合体、ブーストマークⅡレイズバックルが誕生する。

 新たな力を手に入れた英寿はブーストフォームマークⅡに変身。強大な力でバッファとナイトジャマトを圧倒し全ての櫓を破壊、さらにはナイトジャマトも撃破し、無事にかみなりジャマト祭りを阻止することに成功した。

 二ラムはかつてのデザ神にして英寿の前世である「A」「Ace Garfield」「八雲 栄守」「エース・リー」の願いである「生まれ変わった俺がいつか、世界を守る覚悟を決めた時、それを実現する力」が同時に時代を超えて叶ったことが、ブーストマークⅡレイズバックル誕生のカラクリであったことを悟った。


たのしい戦国ゲーム
 第27話の第2回戦「戦国ゲーム」ではニラムのヴィジョンドライバーを守るため、ブーストマークⅡに変身。一人で忍者ジャマトや道長、ジャマトライダー2体、ルーク、ビショップを圧倒し、撤退に追い込んだ。しかし、再び副作用で眠ってしまった。
 その後は外出したものの、再び副作用で気絶したように眠ってしまう。そのままジャマトライダー達に襲われたところをジーンに助けられたが、ベロバが仮面ライダーグレア2に変身、ジャマトライダーを洗脳してGMライダーに変身させたことで状況が一変。
 ジーンは変身解除され、自身はGMライダーの銃弾でトドメを刺されそうになる。第28話では間一髪景和/タイクーンと祢音/ナーゴが助けに来たことで撤退に成功。デザイア神殿で目覚め、ツムリから事情説明を受けた。

絆のレーザーブースト
 自身を守るために怪我を負ったジーンのもとへ向かい、「少し付き合えよ」と誘って外に出た。彼との会話の中で自身の過去や悠久の時の中で戦う中でその内に秘めていた覚悟を語り、「今をどう生きるか」について彼に説いた。
 自身の言葉に涙するジーンを見たことで、お互いに古き時代に思いを馳せていた事から「俺達は、似たもの同士なのかもしれないな」と呟いた。

 その後、パワードビルダーフォームでジャマト達を蹴散らし、ベロバが変身したグレアⅡに対してブーストフォームマークⅡで応戦。しかし、副作用により変身解除してしまい、絶体絶命の危機に陥るが、そこに2人の戦いを物陰から見守っていたジーンがベロバを攻撃。

 デザイアドライバーにレーザーレイズライザーをセットし、ギーツをレーザーブーストフォームへとパワーアップさせた。

 マークⅡを上回る戦闘力でジャマトとグレアⅡを圧倒し、撃破。べロバを追い詰めたものの、道長/バッファが参戦したことで逃げられる。その後、「今をどう生きるか」を探すために旅立つジーンからライザーを預かり、「お前は俺のサポーター第1号だ。」とこれまでの感謝と労いの言葉を掛けた。


サプライズ!闘牛ゲーム

 第29話では祢音への誕生日プレゼントを買うため景和と共に外出。「俺の真実を知っても、お前は驚かないんだな」と景和に呟くも、彼からは「英寿は英寿だから」と返され、普段通りに接してくれる彼に少しだけ笑みを見せた。

 道長の考案した「闘牛ゲーム」では、祢音の代わりに二回戦でビショップジャマトと対決。公正なルールに見せ掛けたワンサイドゲームのカラクリを破り、ステージギミックとして暗躍していた古代魚ジャマトを炙り出す。

 ブーストフォームマークⅡとなって試合を有利に進めるも、ベロバが祢音の秘密を暴露。遊び半分で他人の不幸を嗤うその悪性、誹謗中傷するオーディエンスに英寿の堪忍袋の緒は切れレーザーブーストフォームへと変身。情け容赦ない攻撃でビショップジャマトたちを圧倒した。また、オーディエンスの視聴用カメラを撃ち落として追撃。


手紙の中の王子様

 第30話でビショップジャマトを撃破した英寿はキューンのいるオーディエンスルームを訪れる。祢音の前で素直になれない彼に「何もするつもりがないなら自分たちの時代に帰ればいい」と辛辣な言葉を送り、彼を奮い立たせた。

 ナーゴと古代魚ジャマトの対決では、バトルエリアに介入できない英寿は「戦えナーゴ…勝つしかないんだ」と健闘を祈る。キューンが祢音を助けるべくバトルエリアへ向かっていった際には笑みを浮かべ、自身はキューンを追い出そうと集まったポーンジャマトたちを撃破した。


天国と地獄ゲーム

 第31話のジャマトグランプリ最終戦「天国と地獄ゲーム」。英寿はゲームに巻き込まれた人々を救出する中、バッファと遭遇、交戦。途中でゲームが一旦終了する。

 2人の前にベロバと、遅れて駆け付けた景和が現れ、犠牲になった人々の幸せが創世の女神の力に変えられていたというデザイアグランプリの真実を知る。

 彼はデザイア神殿のサロンで串焼きを食べながらサマスと共にいたニラムに次々と疑問をぶつける。「なぜ前世の記憶を持つ自分のような存在が生まれたのか」と聞き、ニラムは「未来人と現代人の間で子供ができるはずはないのだが、それを可能にする術があった」と語る。

 それから暫くして、悪い予感に襲われる英寿の前に大智が姿を現し、母・ミツメが創世の女神であり、人々の幸せを犠牲にして誕生したのが英寿だと衝撃の事実を告げる。

 今まで母親を探す為に叶えていた自分の願いすらも誰かの不幸を対価にしていた(劇中では色々な人に言われていた「くだらない願い」を実験も兼ねて実際に何度も叶えてしまっていた)事を知った英寿はショックを受けて言葉を失う。

 事実を聞いた景和の「俺たち家族は…只家族で暮らせればそれだけ幸せだった。なのに、創世の女神がそんな幸せすらも奪ったんだ!」との激しい怒りに何も言い返せない。

 そんな中、天国と地獄ゲームが再開し、景和はタイクーンに変身して人々を救出しに向かうが、現れたバッファの攻撃で穴へと落下、消滅してしまう。英寿は天空に浮かぶ邪神をただ見つめるしかなかったが、そんな彼の前に道長が現れ宣戦布告するのだった。


最後の審判

 第32話でジーンが帰還。過去のデザイアグランプリが今と違うこと、その切っ掛けが女神と化したミツメである事を知る。その真相を確かめるべくバッファと1VS1の戦いで隙を突きヴィジョンドライバーを奪取することに成功。

 対面し、創世の女神から聞こえた慟哭からミツメである事を確信し、この時代からの退去を望むニラムが変身したゲイザーと対峙する。

 互角の戦いを繰り広げ、お互いの必殺技が激突しそうになったその時、横槍を入れて来たバッファのゾンビストライクによってゲイザー諸共穴の下へと引っ張り落とされ、泡となって消滅してしまった


 慕情編


バッファ無双

 第33話の道長によって新たに作り変えられた世界では行方不明扱いとなり、1週間が経過していた。バッファの前に次々と二度と変身できなくなるプレイヤー/仮面ライダーたちの姿と「デザイアグランプリは必要ない!」と主張する道長の言葉を聞き、自身の存在意義に苦悩したツムリはついに彼の名前を呼び、助けを呼んだ

 その時、彼女の願いに呼応するかのように荘厳な鐘の音と共に英寿が復活。本人も突然の出来事に最初は困惑していたが、状況をすぐに理解。

 「狐だから化けて出て来たみたいだ」と呟き、ギーツに変身。その後、彼が銃口を向けたのは道長/バッファではなくチラミ/グレア2を含むDGP運営だった


ギーツの矛先

 第34話ではグレア2と交戦。最終的にバッファがグレア2を撃破した。その後、スエルに招待されてデザイアロワイヤルの開催を宣言された際には、かつて自身が経験したゲームを思い出し、「デザグラの破壊」に向けて覚悟を決めた。

 ビルの屋上にいた時に現れたツムリとは普通に会話。「そんな顔するな。俺の姉さんには笑顔が似合う」と言うなど、運営側といえどツムリに対しては敵意は一切ないようだ。

 ゲームが開始されると、バッファにトドメを刺されそうになっていた景和、祢音、桜井沙羅をブーストフォームマークⅡの能力で救出し、その場を撤退した。

 その後、景和と祢音に自身の野望を伝えたが、2人がデザグラ存続派として戦うことを知る。景和の「これまで女神が犯してきた罪を女神自身に償ってもらう」という発言に対しては、「母さんに罪はない!俺が証明してみせる…。」と反論していた。


姉の願い 弟の願い
 第35話では邂逅したジーンに、デザグラの破壊の意志を示す。改めてレーザーレイズライザーを受け取る。スエルによって提示されたIDコア集めに向かう。ナッジスパロウと遭遇するも逃げられる。

 その夜、道長のもとへ差し入れを持って現れる(またもや牛めしおにぎり)。腹ごしらえをしつつ、最終目標こそ違えど彼との利害の一致を改めて確認。道長の次なるターゲットを察し、ゲーム再開の正午を迎える。

 英寿は戦闘には参加せず、大智に騙されて迷っていた祢音らのもとへ現れる。その際に彼女らと近くにいた景和に対し「デザロワでは全てのライダーが敵」であることを忠告した。

 その際に祢音から「英寿はデザグラ破壊派なのに何で私たちを攻撃してこないの?」と問われたが、「俺の敵は運営だ。お前らじゃない。」と言い残し立ち去って行った。


かりそめの共闘
 第36話ではアルキメデルに関する忠告を道長から受ける。これに対し「優しいな」と返した。直後、復活した晴家ウィンと邂逅。ウィンから「運営はこの時代からの撤収を画策している、時間がない」との忠告を受ける。
 その夜、再び食料を持って道長のもとへ現れる。この際、妙に上手いパンクジャックの絵を披露している。持ってきた食料ですき焼き鍋を作り(当然ながらまた牛肉)、道長と仲良く鍋を囲む
 翌日正午、祢音や沙羅を狙う道長にくっついて現れるが、アルキメデルの変身したダンクルオステウスジャマトの出現に気づき彼を静止。しばらく静観する。景和と祢音によって沙羅が助けられたタイミングでアルキメデルの前に現れ、道長と同時変身。
 ブーストフォームマークⅡの高速移動を使いバッファとの連携で攻撃するが、副作用に見舞われるとレーザーブーストフォームへチェンジ。この際、攻撃が通用しないバッファをわざと蹴って壁代わりにし、ジャマトへ蹴りを入れた。
 そして、バッファの攻撃で怯んだ隙にレーザーブーストビクトリーでアルキメデルを撃退した。アルキメデルが取り落としたIDコアはバッファに渡している。

純白の破壊
 第37話ではニラムを化かしたジーンからヴィジョンドライバーを受けとり、女神の間にてデザロワのゲームマスターであるスエルと対面。母親の解放を望むが、既に手遅れと女神の間から追放される。
 その後、ウィンによって道長、景和共々集められ、彼の口からデサグラの真実と自身の出生の謎を知る。女神ことミツメは紀元前の古代のデザ神と禁断の恋に落ち、祈った結果、創世の女神としての力を得た上、輪廻転生を繰り返す英寿の祖先となる最初の命を授かった
 母を救い出しグランドエンドを止めるため、ゲイザーと交戦。創世の女神となった母の命が消えかかっていることもあって頭に血が登り冷静さを欠いていたため見る見るうちに劣勢となり、ドミニオンレイの攻撃であしらわれ変身解除に追い込まれる。
 その間にもグランドエンドが進み、女神像の崩壊が始まってしまう。その瞬間、創世の女神からこぼれ落ちた欠片が英寿の元に飛来。すがるようにそれを握りしめ、纏っていた雰囲気が一変する。
 怒りの矛先は、あらゆる命を弄ぶ運営か、母に辿り着けない自身の無力さか、足掻いても抗っても望みを叶えられない世界の不条理か。その想いは慟哭となり、突如新たなバックルがドライバーに出現する。
 ゲイザーも思わず後退するほどの獄炎を放ち、漆黒の炎に包まれながら、ブーストフォームマークⅢに変身。運営が知らないバックルに動揺を隠せぬゲイザーをよそに空間破壊によってドミニオンレイを捻じ曲げて撃墜した。

九尾の白狐

 第38話ではゲイザーを下し、創世の女神を拘束する鎖を破壊。彼女を掴もうと手を伸ばしたが、スエルによって彼共々ワープしたことで失敗。そのまま地面に叩きつけられる形で変身解除し、気絶する。

 直後に肉体は漆黒の炎に包み込まれ、暗闇の精神世界で自分と同じ顔をした狐面の男と邂逅。英寿の望む理想の世界は何かと問われると同時に、母を奪った運営への憎悪や2000年掛けて何も成せていないことを指摘される。

 だが「破壊と再生を繰り返して理想の世界を叶える」と決意を示すと同時に意識を取り戻す。目覚めた直後、ジーンに激励された後ミツメの元に向かう。

 スエルによりグランドエンドが開始される中、崩壊する女神の内部空間で2000年の時を越え遂にミツメと再会。母を求める幼い少年のような表情や言動だった。

 彼女との対話で、互いが悠久の時を経ても確かに互いを想っていたこと、そしてエースの転生・記憶保持は母から継承した「創世の力」の一端が、「母を忘れたくない」という"慕情"から発現した結果の産物であり、愛を確かめ合い、彼女は消滅。

 ミツメの最期を見届けた後は、創世の力でグランドエンドによる記憶の消去に抗う。この世界で過ごした全ての記憶を守るために、世界から撤退しようとするスエルに挑む。

 自らの意思で理想の世界を叶えるという誓いのもとにギーツⅨに変身、スエルの変身したゲイザーを圧倒し、グランドエンドを阻止。そして創世の力を発現して自ら世界を書き換えていった。自らの存在は誰かの不幸の上に成り立っていないことを証明した。


 創世編


俺のデザグラ

 第39話では創世の力で創り直した新世界にて、スエル一派の未来人が創世の力を諦めていないこと、ジャマトの残党がいることを察し、運営として新しいデザイアグランプリを開催する意志を示す。ツムリとウィンを協力者に、自身は現代に現れたジャマトを討伐。

 創世の力はまだ使いこなせず、全ての仮面ライダーの記憶の復活と破損していないIDコアの復元のみ果たす。直後に凄まじい空腹に襲われ、ツムリからわんこそばを振る舞われていた。

 その後は各地で出現するジャマト達の掃討を行っていた際に景和と道長に再会。この世界が自分が作り直した世界であることを明かす。それからはジャマトに襲われていた祢音を助けるも、直後にジャマトに寄生された民間人に包囲される。


タイクーン覚醒
 第40話ではサロンにやってきた道長と景和から、二人がベロバとケケラに会ったこと、この二人がグランドエンドの直前に創世の女神に力を行使させたことでこの世界に居続けている事を知った。
 道長と景和が戦う意志を固めたことを聞くと、2人にドライバーとバックルを渡し、当面の目的はポーンジャマトの殲滅であることを伝える。
 景和の姉である沙羅を攫った大智の下に赴く。はぐらかそうとする大智に対し「自分を化かそうとしても無駄」と警告すると大智はマーレラジャマトに変貌。景和と共に交戦する中で大智の言動から嫌な予感を感じた英寿は、景和を沙羅の元に行かせる。
 残った彼は大智と一進一退の攻防を繰り広げたが、彼の口から沙羅にジャマトを寄生させた事実を語られ、「これで僕は、君に勝った…!」と捨て台詞を吐かれた上に撤退を許してしまった。

漆黒の将軍
 第41話では祢音に沙羅の死を告げ、寄生を続けるジャマトを倒す。対処法が不明なステージ2のジャマトには手を出せず退散した。その後途方に暮れる彼女を「ナーゴに責任は無い」と慰めた。
 スエル一派の動向を警戒しツムリを変装させるべく彼女とショッピングをしていた所をジットに見つかり、ウィンと共に彼と激しい格闘戦を繰り広げるも、苦戦。
 その後は景和に連れ去られたツムリをウィンとともに探していたが見つからず、ウィンに対して「タイクーンを信じよう」と呟いた。

女神完成 闇の刃

 第42話では祢音と話していた景和の元に現れ、ツムリの居場所を問い詰めたが、彼からは「さあね」「ツムリに女神になってもらう」と煽られる。

 「お前がやっていることは運営の連中がやってきたことと同罪だぞ」と忠告するも、「デザグラで失ったものはデザグラで取り返す。何も間違ってはいないだろ」と返答され、彼を改心させるには至らなかった。

 満身創痍の大智の息の根を止めようとしたタイクーン・ブジンソードギーツⅨの力で制止。「もう勝負はついている」と諌めたが「こんな奴を庇うのか!」と反論された。

 「タイクーン、お前はこんな奴じゃないはずだ…!」と説得を試みたが、聞き入れて貰えない。その後、荘厳な鐘の音を聞き、景和がツムリを利用して願いを叶えたことを察した。


その名はギャーゴ!
 第43話で景和が叶えた世界は、ジットやベロバ、ケケラ達の策略によりギャングライダーズ達が人々を襲うディストピアだった。ギャングライダーズとその手下達を止めるために道長とともに変身。
 だが生身の一般人相手には手が出せず、ギャングのヘッドである仮面ライダーターボンの相手をバッファに任せ、自身はターボンの攻撃により倒壊した柱を創世の力で修復したが、ターボンの撤退を許す。
 ターボンとは互いに顔見知りで、以前のデザグラで彼が退場していたことを道長に伝えている。その後、サロンにて景和がターボンを倒して彼に代わる形でギャングのヘッドになっていたことを知り、「背に腹は変えられなくなったか…。」と呟いた。
 鞍馬光聖は娘を救うための力を求めてデザイアグランプリへのエントリーを求める。誠心誠意の土下座と共に語られた願いを受け入れた。
 創世の力で仮面ライダーギャーゴコアIDデザイアドライバーファンタジーレイズバックルを与えた。光聖仮面ライダーギャーゴに変身、プレミアムベロバ仮面ライダーブラーリと戦う。

ネオン、かがやく
 ギャーゴを妨害しようとしたケケラ/プレミアムケケラ「あっちはここからがハイライトだ」と投げかけ、ギーツⅨに変身して交戦。
 彼のレーザーレイズライザーを弾くが、相手の長い舌を活用した戦法で回収された。第44話では優位に立つが「ギーツ、お前にこの世界は守れない」との捨て台詞とともに逃がす。
 その後、サロンにて道長から大智に知恵の樹の所在を問いただしたことを聞き、沙羅を救う手立てがあったことを知った。道長が景和に対して「助かる脈があったってのに…、バカ野郎…」と愚痴ると「なら、元の世界に戻すまでだ。ツムリを救ってな」と宣言した。
 プレミアムベロバに変貌して病院を襲撃したベロバに立ち向かおうとする祢音と鞍馬家の願いを感じ取り、創世の力でギャーゴのIDコアをナーゴのIDコアへと更新
 彼女のライダーへの復帰を支援した。戦いを終え、サロンにて高らかにライダー復帰を宣言する祢音に対して「ああ、頼りにしてるよ。」と労いの言葉をかけた。

願いのゆくえ
 第45話ではサロンにて、道長にナーゴ復活のカラクリを教え、ウィン、祢音にも「より強く願う力が合わされば、元の世界に戻すだけの力を得ることができる」ことを伝える。ツムリの奪還及び景和の説得を改めて決断した。

 その後道長、祢音とともに大智の元へ向かい、知恵の樹の在処、知恵の樹に取り込まれた人々を救える可能性があることを聞き出す。

 この時、大智に対して彼の所業が彼自身に幸せをもたらさなかったことを突き付けつつ「人の記憶を取り込むってことは、その人の幸せを知るということだ。同時に人の幸せを踏みにじった罪悪感もな。」とそのわけを指摘し、そのうえで「お前を救える方法はただ一つ。自分の過ちを償うことだと説いた。

 景和との決闘ではギーツⅨに変身してタイクーンブジンソードと交戦。オーディエンスの支援により様々なバックルを使用するタイクーンに押され、最終的に変身解除した。

 しかし、景和に必要なのは「力」ではなく「言葉」による説得だと考えていたため、戦う気はなかった。駆け付けたツムリから創世の力を継承し、入れ替わるような形で白髪姿に変貌。ギーツⅨに変身し、景和とツムリの願う力を糧に世界を作り替え始める。


ホンモノの仮面ライダー

 第46話では世紀末ゲームが始まる前の状態へと世界を作り替えた代償からか、かつて女神の石像があった創世の間にて有刺鉄線=創世の呪縛で拘束される。

 手が石化し始め、創世の神への変化が始まりつつあった。しかし、道長と祢音が沙羅救出のために奔走していることを景和に語り、彼を説得。その言葉を聞いた景和が再び「仲間を信じる」ことを決意したことで、彼の心を救った。

 第47話ではジットが現れ、ジリオンドライバーの権能で自らを意思無き創世の神に変化させようとする。しかし、地上で戦うタイクーンに共鳴するかのように「自らの意思で創世の力を操る」覚悟を決め、創世の呪縛を断ち切る。

 元の黒髪の姿に戻り、仮面ライダーリガドに変身したジットと対決。一進一退の攻防を繰り広げるが、最終的にリガドの動きを見切り勝利。その後ケケラとの決着をつけた景和の元に赴き、彼へ労いの言葉と自らが覚悟を決めるに至れた感謝を述べた。


ツムリの鎮魂歌

 リガドを倒した直後、現れたスエルがジットをデータ体として吸収。第48話では終幕のデザイアグランプリが宣言される。強制変身させられ、互いの幸せを奪うため戦う周囲の仮面ライダーたちのそれぞれの武器を高速移動で取り上げて戦いを中断させる。

 デザイア神殿でこの状況に頭を悩ませる中、英寿はツムリを連れて久々の浮世家に帰宅する。そしてそれを追うように、ギロリが現れる。

 彼の手引きでスエル/仮面ライダーリガドΩのもとへ到達。ギーツⅨへ変身し、リガドΩの能力に苦戦しつつも一進一退の攻防を繰り広げる。更に鞍馬財閥の介入によってオーディエンスの心が離れリガドΩは動けなくなり、一転優勢に。
 とどめを刺そうとするも、リガドΩが発動した「リバース」によって自分だけ変身前まで時間が戻される。そしてリガドΩの背後から、マグナムシューターを持ったツムリが現れる。
 「この時をずっと待っていた…ごめんなさい。英寿」英寿の頭に銃を向ける。驚きを隠せない英寿だったが、すぐに笑顔となって、「やっと呼び捨てにしてくれたな、姉さん。覚悟はできてるよ」彼がそう呟いた次の瞬間、銃声が響くのだった。

ここからがハイライトだ!
 英寿は人間ではなく神となる覚悟を決めていたツムリに撃たれて人間としての浮世英寿が死亡、神として転生。その永遠の命を仲間たちの未来と願いに託すことを選んだ。

 自らの意志で「創世の神になる」という願いを掲げ、それを叶えることで創世の力を誰かの悪意に利用されることのない、本当の意味での「神」になったのだ。

 その後、景和たちの願いに応えるようにリガドΩとの決戦にブーストライカーを駆りながら参戦。マグナムブーストフォームで善戦し、景和たち3人の消された変身能力を復活させる。

 彼らは再変身。世界を救うべく、4人でスエル/リガドΩとの最終決戦へ臨む。景和達の連携攻撃に圧倒されるリガドΩは再びリバースを発動。だが神となった英寿にはもはや時間操作など無意味。そのままギーツⅨとなり、ブーストナインビクトリーでリガドΩを撃破する。

 全ての悲劇を引き起こした張本人であり、母の仇でもあるスエルに引導を渡し、2000年間にも及んだDGP運営との因縁に遂に終止符を打った。

 そして遂に、誰もが幸せになれる世界の創世を開始。DGP運営は消えていき、ジエンドライダー達も変身が解除されていく。荘厳な鐘が鳴り響き、新世界の創世が完了した。


新たな世界

 そこに浮世英寿の姿はなかった。彼は「浮世英寿が忘れられた世界」を創り上げ、自らはそれを「誰も知らない神」として見守ることを選択したのである。

 とはいえ信仰心を保つためか、はたまた完全に忘れて欲しくないという誰かの意志か、街の外れには英寿を祀る神社が建立されており、ツムリはそこに巫女として務めていた。

 神社の神紋(社紋)はギーツのクレスト。そしてブーストマークⅨバックルを模した聖石が安置され、絵馬にはかつて戦っていた(元)ライダー達のものをはじめ、沢山の願いごとが書かれていた。そんな絵馬の一つを取って眺める、御神体の英寿。

 かつての戦友達や、この番組を応援したすべてのオーディエンス、そして未知の生命を追いかける新たな戦士へ、そっとエールを送って去っていった。


「…幸せになれよ」


本編外の活躍

 『仮面ライダーリバイ最終話
 ラスト、しあわせ湯にて一輝彼の自転車のカゴに置いてあったハテナミッションボックス002に触れていたところへ突然横から現れ「触るな、それは俺の戦利品だ」強奪した。
 開封し中身のリバイスドライバーレイズバックルを見せた後、強引な形でリバイスの力を継承、去り際に一輝の肩を叩いていった。
 そしてデザイアドライバーにブーストレイズバックルと共にリバイスドライバーレイズバックルをセット。リバイスブーストフォームに変身するようなカットでフェードアウトした。

 『MOVIEバトルロワイヤル
 コラスによってデザイアロワイヤルに巻き込まれるものの、ゲームの最中に再会した五十嵐一輝と共に事態を解決する。他デザイアライダーがミラーライダーに圧倒される中でリュウガを切り伏せるなど不敗のデザ神としての強さを見せつけた。
 また、「家族が幸せなら、それで十分」と口にする一輝の本当の願いを悟り、彼に代わって「五十嵐一輝が戦いの記憶を忘れない世界」という願いを叶えた。
 空の裂け目を起点に破滅の門を建設しようとしていた轟戒真/仮面ライダーシーカーに対してシェイクスピアの格言「人は皆泣きながら生まれてくる。こんな世界に生まれたことが悲しいからだ。」を引用し、「人間は初めから運命を背負わされている。生きるために戦わなければならない運命をな。」と投げかけていた。

 ハイパーバトルビデオ『どやさ!? 男だらけのデザイアグランプリ 王蛇はオレだ〜!

 いつもの英寿とは異なりかなりキャラ崩壊を起こしている道長、景和とのダンス対決では某芸人と似た格好で踊り、某男性アイドルグループデビュー曲の歌詞にある「しゃかりきコロンブス」を平気で口走った。

 某学校系番組をパロったコーナーでは「スター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズは、ちょっと長すぎたー!」と叫ぶ。

 一発逆転のチャンスがある障害物競走では、最初こそ余裕綽々に乗り越えるも2つ目の障害であるドーナツがありえない高さに配置されていたため、ギーツに変身して道長共々掴むがバッファは角、ギーツは鼻につくというシュールな絵面になった。

 その後バッファが最後の障害物に挑んでいる間に一足先へゴールにたどり着くと、バッファと優勝を競い合うため障害物競走で景和から拝借した(厳密には景和が落としたのを拾ってくすねた)Vバックルレイズバックル龍騎フォームに変身。

 同じくVバックルレイズバックルで王蛇フォームに変身したバッファと一騎打ちに持ち込むも、角でゴールテープを切ったバッファに敗北。優勝した道長にスターの称号を明け渡すも、実際は道長の夢オチだった。


 ギーツエクストラ「緊急特番!蔵出し!デザグラスペシャル」

 ジーンが未公開カット含めて英寿の好きなところを長々とプレゼンする中、長すぎるとトークを断絶したベロバが英寿の事を「スマートで強くて色気ダダ漏れでセクシーで執念深くてお母さん大好きっ子」と纏めており、ジーンは大体合ってると認めた。

 終盤ジーンとの対談にて本人が登場し、ジーンにまたデザグラに参加するなら?と聞かれると俺以外全員女の世界と答え、ジーンにどつかれた。


 『ファイナルステージ』

 かつて仮面ライダーだった者達はIDコアに触れることで英寿のことを思い出した。新生デザイアグランプリでは、ステージ開催地に影響を受けたご当地ギーツとして参戦。

 口調や姿がその地域ごとに染まっていた(光聖やウィンに「そんな口調だったか…?」と困惑されている)。

 ギーツⅨの力を使わずご当地の力を使っていたのは、「本気を出したらデザグラの勝負にならない」ため。舞台のオーディエンスに向けたご当地サービスも兼ねていたようだ。

 しかし、突如二ラムの力の結晶を使って生まれた擬態ゲイザーの襲撃に遭い、仲間たちを庇って創世の力ごとヴィジョンドライバーに取り込まれてしまう

 クローバージャマトはジャマトを放てばオーディエンスの「ギーツを見たい」という願いに呼応して英寿が再び世界に戻ってくると予め想定して舞台デザイアグランプリを利用していたのだ。


新たな敵

 英寿を吸収して手に入れた創世の力を利用し、クローバーは自身を仮面ライダージャマトゲイザーとして作り替え、会場中の人間をジャマトに変えようと道長や景和たちを圧倒する。

 人類に対し復讐を目論むジャマトゲイザーだったが、ヴィジョンドライバーに突如異変が起こる。英寿はクローバーに取り込まれて封印の鎖に閉じ込められた中でもなお、必死な抵抗を続けていたのだ。

 そして、ツムリとオーディエンスの呼びかけと願いに呼応し、英寿は封印の鎖を破壊し逆にジャマトゲイザーの動きを封じながら脱出に成功。久しぶりに変身前の姿で景和たちと再会した英寿は、仲間たちとオーディエンスに礼を言いながら変身。

 各地にジャマトがバラ撒かれると、ジーンとオーディエンスの呼びかけによって生成されたプレゼントボックスから出現したブーストバックルを使用し、ブーストフォームの加速力で瞬く間にジャマトの群れを一掃していく。


決戦

 残ったジャマトゲイザーに対して、4人全員が最強フォームへとチェンジする。ギーツⅨの力でジャマトとジャマトゲイザーを一方的に格闘戦も殴り倒し、封印の鎖も無効化する程の力の差を見せつけた。

 そして「ブーストナインビクトリー」でジャマトゲイザーを撃破。クローバージャマトに対しては「いつか道端に咲く幸せな四つ葉のクローバーになれるといいな」と声をかけた。

 変身解除後、自身の状態を改めて聞かれた際には「今会える神様」と返答しており、神と化した現在でも特に不自由なく過ごせていると仲間たちに報告し、以前と変わりなく戻ってきたことを景和たちに喜ばれていた。


 『4人のエースと黒狐

 突如現れたジャマト世界樹オパビニアジャマト率いる大量のジャマト軍団を鎮圧するためにタイクーンらから遅れて駆けつけ、ギーツⅨの力でジャマト軍団を一気に蹴散らしつつ「ブーストナインビクトリー」を発動。

 だが「神殺し」を名乗る危険人物・メラの用意した謎のスイッチによって、破壊された筈の世界樹が世界と英寿ごと修復・分割。分割された世界には景和、祢音、道長もそれぞれの世界に送られた。

 四人になっ英寿は、西部劇のガンマンでありながらを投げる力の英寿、大正時代の装いをした知恵の英寿、海岸に流れ着いた運の英寿、そして公園でオカリナを吹く心の英寿など、揃いも揃って癖の塊の様なキャラばかり。

 ツムリらは「こんなの英寿じゃない!」と解釈違いを起こし、祢音と冴は困惑し、景和は振り回され、道長は「はぁ!?」という声とともに理解不能過ぎてもはや呆れる始末。普段とのギャップに驚愕した視聴者曰く「ただの中の人じゃないか」。


クロスギーツ誕生

 DGP運営を撃破する程の驚異的なパワーを持つ創世の神の力(ギーツⅨ)と英寿の戦闘能力を無力化するために仕掛けた罠であり、英寿が培ってきた力・知恵・運・創世の力を4分割して弱体化させるというメラの理論的な作戦による物である。

 英寿たちは次々とオパビニアジャマトに捕まり、しまいにはXギーツレイズバックルへと変えられてしまう。メラは手に入れた英寿の4分の3の力を使い、仮面ライダークロスギーツへと変身。神殺しの力に加えて創世の神の力を取り込んだメラは、本格的に「世界滅亡ゲーム」を開始する。

 残った英寿もジャマトに返り討ちに遭い、景和に救出された後にツムリに手当される。メラからはもはや英寿としてカウントされておらず、景和達は宣戦布告を受ける。


世界の滅亡

 前線に向かおうとする英寿だが戦力にならないため、ツムリにロープで縛られてしまう。しかし、そこへ遅れて来た一徹「良い目をしている。以前私らを助けてくれた時と同じ強い目だ」と激励と共に拘束を解いてもらった英寿は、メラや景和が戦う前線へと向かう。

 クロスギーツに対しマグナムフォームへと変身して立ち向かうが、呆気なく敗北。それでも英寿は必死に立ち上がり、強く胸を叩いて「何よりも大事なものが……ここにある!!」告げた。

 その様子に興醒めしたクロスギーツは無情にもⅩギーツビクトリーを発動。ジャマト世界樹から波動を放って世界を壊滅にまで追い込む。それでも、皆は諦めなかった。それぞれの想いを胸に、英寿へ願った。最後に勝つのは英寿だ、と。


決戦

 クロスギーツによって滅亡した世界で、ツムリに起こされた心の英寿は、自身が皆の願いによって生き残ったことを告げられる。そして、その願いと想いが形になったワンネスレイズバックルと、一徹がガッチャードから託された空のライドケミーカードを受け取る。

 英寿はメラの野望を打ち砕くべく、世界の命運をかけた彼との最終決戦へ向かう。まさかの生存を遂げていた英寿に驚くメラとメロを前に、新しいバックルと絞りカスの力で新しい姿・仮面ライダーギーツワンネスへと変身する。

 新フォームに徐々に差を埋められていくメラ。愛想を尽かしたメロは勝手にメラの肉体を巨大化させ「神殺し殺しのメロ」として彼の元から去ってしまう。仲間にもあっさり見限られたメラは怒りのまま再びギーツワンネスに猛攻を叩き込んでいく。そこに現れたのは、タイクーンやナーゴをはじめ、世界の滅亡前にギーツ(英寿)を信じた仲間たち。

 応援してくれる仲間やオーディエンスの想いを胸に、ギーツワンネスは「ワンネスビクトリー」を発動。クロスギーツを見事に打倒し、ジャマト世界樹と共に「世界滅亡ゲーム」を終了させた。


世界の修復


 クロスギーツを撃破したことで奪われた4分の3を取り戻しいつもの姿と性格に戻った英寿。分割時に起こした数々の奇行を指摘され恥ずかしがりながら崩壊した世界を創世の力で修復する。「あ゛ぁ゛ーもう!!!!皆忘れろ!!こんな世界……忘れるに限る!!

 そこにあるのは神様としての「仮面ライダーギーツ」ではなく、一人の人間である「浮世英寿」として仲間たちと接する姿だったのかもしれない。劇場版のラストでは、オーディエンスの面々に対してツムリと共に話しかけるシーンで幕を閉じる。


「オーディエンスの皆、一緒に願おう…誰もが幸せになれる世界を!」


 『最強ケミー★ガッチャ大作戦

 大智が管理していたジャマトとは異なる変異種のジャマトを調査・退治するために景和らから遅れて参戦。相変わらずの強さで瞬く間にジャマト達を一掃するが、突如現れたクロスウィザードの魔法によって景和や祢音たちがケミー化させられる。

 何故か『ギーツ』組の中で唯一ケミー化を免れた英寿は、クロスウィザードの力で生み出された存在・ギーツケミーや錬金術師の九堂りんねとペアを組み、クロスウィザードの挑戦を受ける。

 ギーツケミーに対しては「ペットは飼わない主義」と邪険にしており、ケミーに愛着を持つ宝太郎にはライバル意識を持たれていた。


ケミー捕獲

 テンフォートレス戦では狐うどんを食べながら、宝太郎と景和(タイクーンケミー)を翻弄。撃たれた銃弾をギーツケミーに庇われながらもりんねと協力してフォートレスを捕獲。

 ゼグドラシル相手には同じ重力操作能力を持つレーザーブーストフォームの力で互角の勝負を繰り広げるが、ホッパー1と同じ属性であるビートルクスの力を借りてレベルナンバー10のケミー2体を手に入れた宝太郎に関心する姿も見せていた。

 その後クロスウィザードの夢の力で理想の世界に引き込まれた宝太郎の下へ、白い姿で上空から突然飛。世界に違和感を抱き「本物の母さんにちゃんと謝りたい」と願う宝太郎に応え、創世の力でクロスウィザードの能力を強制的に解除させるという荒業で仲間たちを救出する。


クロスウィザード

 皆と楽しく遊びたいというクロスウィザードの願いに快く応じる宝太郎だったが、直後釘宮調査官が来襲しクロスウィザードを吸収、ウィザードマルガムと化してしまう。

 釘宮がクロスウィザードを言葉巧みに騙し、錬金術師と直接の関係のないジャマトを呼びつけたのは、ジャマトの暴動を止めるべく駆け付けるであろう英寿を誘き出すための罠だったのだ。

 ウィザードマルガムと配下のジャマト、ジャマトライダーに対して、ギーツIX、バッファ、ガッチャード、ヴァルバラドが交戦。配下を撃破するが、英寿は魔法の力による二重のトラップで動きを封じられる。

 宝太郎が絶望しかけた際には、「諦めるな!必ず勝機は訪れる!」と鼓舞している。スパナと道長の連携で魔法の拘束を解かれた英寿は再びウィザードマルガムと激突。魔法の力が弱まった隙を付いて彼を斬り裂く場面もあった。


過去の因縁

 敗北してもなお英寿に拘る釘宮。途轍もない執念を持つ釘宮の正体は、かつて転生する前の2000年前の英寿と対決した超・古代人だった。2000年前から既に無敵とも言える実力を持っていたエース(英寿)は、当時の釘宮をあっという間に叩きのめしてしまう。

 当時のデザイアグランプリでは負けた者に対して勝者がトドメを刺すのが戦士のしきたりではあったが、エースは釘宮に対し「命を奪う価値もない」と吐き捨てその場を去る。

 しかし、首の皮一枚で命を拾った釘宮は自身のプライドを酷く傷付けたエースに対し逆恨み同然の怒りを抱き、以降錬金術師としての腕を磨き上げながら転生して彼を倒す機会を窺っていたのだ。なお、2000年前かつ一試合程度しか戦わなかった薄い縁から、英寿は釘宮のことは殆ど覚えていなかった。


最終決戦

 釘宮は再びクロスウィザードを吸収。足元を固定化し身動きを奪ってから、英寿に光弾を打ち込む。だが駆けつけたギーツケミーに救われる。

 そのギーツケミーも釘宮によって吸収され、彼はギーツを模した化物ことギーツキラーへと変貌する。多くの人やケミーを苦しめ利用した釘宮に対し、宝太郎と英寿は共に怒りのまま変身する。

 2体のケミーを取り込んだギーツキラーに対し苦戦するギーツとガッチャードだったが、釘宮の野望を止めんとレベルナンバー10の5体のケミー達が一体化し、宝太郎を仮面ライダースターガッチャードへと強化させた。それでもなお足掻くギーツキラーに対し、英寿は再びギーツⅨへと変身して迎え撃つ。

 英寿は宝太郎と共に釘宮を圧倒。ギーツナインビクトリーを発動し、スターガッチャードとのダブルライダーキックでギーツキラーを完全撃破するのだった。


「2000年もご苦労だったな」


ギーツケミーの正体

 クロスウィザードや景和、錬金アカデミーの面々も元に戻されたが、直前に致命傷を負っていたギーツケミーは既に手遅れの状態だった。

 ギーツケミーの正体は英寿と幼少期から生活を共に送っていた愛犬・コンスタンティン(愛称・コン)であった。子供の頃から英寿にとってコンはかけがえのない家族であり、コンにとっても英寿は大好きな存在だった。

 しかし、英寿の高校生時代のとある日、不幸にもコンは英寿の目の前で車に轢き殺されてしまう。だが、亡くなった後のコンは魂として現世に留まっており、陰ながら英寿を見守り続けてきた

 そこでクロスウィザードのケミー化の魔法を受けそうになった英寿を守ろうと咄嗟に庇った所、ケミー化の魔法とギーツの力の一部が混ざり合うことで狐の姿であるギーツケミーへと生まれ変わっていたのが、英寿だけが変身能力と人間の姿を維持できた真相であった。

 ギーツケミーが何度も英寿を助けていたのは、かつての主人でもあり今も大好きな英寿を守りたかったからだったのだ。

 その後、英寿は一人でかつて自身が住んでいた浮世家の自宅に訪れていた。そこにあったのはかつてコンが寝床にしていた犬用のハウスもあり、笑顔を浮かべながらハウスを見つめる英寿の姿があった。


備考

 主人公とはいえ前作キャラにしては登場する形態が多い。基本のマグナムブーストに始まり、最終フォームのギーツⅨ、何気に初登場のモンスターマグナム。空を飛べるという有用性を買われたアームドプロペラ。

 再登場の期待が薄かったレーザーブーストまで登場している。更に特殊だが、赤いきつねと映画とのコラボCMではブーストマークⅡも登場していたりする。『ガッチャード』第17話冒頭の「前回までのあらすじ」にも一瞬だけ登場している。


─────────────────────

 以上です。これで紹介を終えます。

QooQ