今回解説する仮面ライダーはグレアです。
「世界を守れるか? 仮面ライダー諸君……」
目次
- ギロリ
- 概要
- 描写
- 正体
- ルール
- 家族ごっこ
- 中の人
- 仮面ライダーグレア
- スペック
- 概要
- 変身
- 性能
- 頭部『グレアマスク』
- 全身
- 四肢
- 装備
- ヴィジョンドライバー
- プロビデンスカード
- 必殺技
- 備考
- 劇中の活躍
- 新世界のビート
- ジャマトの迷宮
- スロットフィーバー
- ドライバーを奪還せよ!
- 怒りのグレア
ギロリ
「余裕ですね。行かなくてよろしいんですか?」
特撮テレビドラマ『仮面ライダーギーツ』の登場人物である。仮面ライダーグレアの変身者。演じたのは忍成修吾。
概要
デザイアグランプリの休憩所「デザイア神殿」に常駐するコンシェルジュ。初登場は第1話。白いシャツとホワイトベージュのスーツ・蝶ネクタイを身に纏い、柔和な笑顔を絶やさないナイスガイで、プレイヤー達には常に敬語で接する紳士的な人物。真面目な堅物。
負傷者には的確な応急処置を施したり、デザイアマネーを使用したサービスを紹介・提供したりするなど、要所要所でプレイヤーを支援している。
描写
料理上手な一面もあり、第6話では鞍馬祢音も彼お手製のパフェを称賛していた。第8話では重傷を負ってしまった景和を介抱しベッドで寝かせていた。
第9話では卵が真っ先に孵化した祢音にプロペラレイズバックルだと教えた。その後孵化を焦る道長が生卵割りの容量で机に卵をぶつけ始めたので慌てて止めようとする。
なお卵はドリルレイズバックルへと無事に孵化した。そのあとひとり黙々と卵の殻をトレーに回収していた。
正体
デザイアグランプリを影から観察するゲームマスター。白灰色と赤の不気味な仮面を被り、黒いフードを纏っている。
デザイア神殿とは別の空間でデザイアグランプリを監視しており、それ故にプレイヤーである仮面ライダー達との面識は第9話まで全く無かった。デザイアグランプリの参加者は彼が決めているようだが、その基準は不明。
ルール
ゲームのルールを何より遵守しており、それを乱そうとするプレイヤーには毅然とした態度で臨む。第2話ではサロンでの休憩中険悪なムードになる道長と英寿へ、神殿での戦闘は即退場扱いになるとしてやや厳しめに忠告した。
だが第10話以降、英寿を退場させようと影で暗躍するようになる。第14話のエンドカードで明かされたデザイアグランプリのルールは「ゲームマスターは、ゲームの勝敗を操作してはならない」。
家族ごっこ
第10話からは英寿の家族となる。本気で嫌がっていたツムリとは異なり、表面上は英寿の父親として真面目に振る舞う。
文句ひとつ言わずに同じ屋根の下で暮らして英寿の舌鼓を打たせる料理を作ったり、11話では唐突に割烹着姿で襖を開けたり、画面上に表示された「父」と「姉」のテロップを物理的に破壊し、一部視聴者の腹筋を崩壊させていたりしている。
中の人
演じる忍成氏は過去に映画『劇場版 仮面ライダーウィザード in Magic Land』でマヤ大王を演じており、本作が仮面ライダーシリーズ2度目の出演となった。
『ギーツ』が放送された2022年は『仮面ライダーウィザード』放送10周年を迎えた年でもあり、それを記念して東映特撮YouTube Officialで配信された「『仮面ライダーウィザード』10周年記念!特別同窓会『Special SHOW TIME』」では、忍成氏もギロリの衣装でちゃっかり『ギーツ』の宣伝も兼ねつつ、祝賀メッセージを送った。
仮面ライダーグレア
「失望したぞ、パンクジャック」
VISION DRIVER! GRARE, LOG IN.
「……変身」
INSTALL.DOMINATE A SYSTEM GLARE.
「浮世英寿…お前はゲームオーバーだ」
スペック
身長:210cm
体重:84.8kg
パンチ力:32.2t
キック力:64.4t
ジャンプ力:83.5m(ひと跳び)
走力:2.3秒(100m)
体重:84.8kg
パンチ力:32.2t
キック力:64.4t
ジャンプ力:83.5m(ひと跳び)
走力:2.3秒(100m)
概要
ギロリがヴィジョンドライバーとプロビデンスカードを用いて変身した仮面ライダー。英語表記は「Glare」。初登場は第14話。主に紫と赤のラインが施された黒い装甲を纏っている。目に当たる部分は紫で頭部にはバッタを思わせる触覚がある。
デザイアグランプリ運営が変身するライダーという事もあってスペックは段違いに高く、カタログ上はブーストフォームやコマンドフォームを上回る戦闘力を誇る。現状全てを上回っている形態はフィーバーブーストフォームしかない。
変身
ドライバーの生体認証装置『バイオメトリクサー』への指紋認証により変身者を特定してログインを行う。すると変身待機状態に移行する。
カードリーダー『ヴィジョンリーダー』にカード型特殊記憶デバイス「プロビデンスカード」を読み取り、使用者権限に応じた高次元のカスタマイズを実行することで、様々な特性を有した仮面ライダーへの変身を可能とする。変身が完了すると眼が開くようなアニメーションがドライバーに表示され、瞳に相当する部分が正面を向く。
性能
装甲は未知の素材・メタマテリアル製。ダイヤモンドを超える高い硬度を持ちながら優れた靭性も兼ね備え、あらゆる衝撃を退ける。
頭部『グレアマスク』
ヘッドデバイス『ヘッドペデスタル』が変身者の頭部機能を拡張する。紫色の視覚装置『グレアヴィジョン』は全身各部のカメラからの情報をリアルタイムで処理した高次元映像を内部の半球状モニターに表示することで現実世界と仮想世界をシームレスに一望できる。
次元観測器『グレアアンテナ』は半径30kmに及ぶ観測範囲内に次元観測を行い、周辺環境や対象の詳細情報を取得して視覚装置「グレアヴィジョン」に送る。
検知装置『ディメンションシグナル』が時空間の状態を常時モニタリングすることで時空の揺らぎなど仮面ライダーの安定的な運用に支障をきたす事象を検知して警告を発する。その際、変身解除を実行する場合もある。
口腔部『グレアクラッシュ』は有毒物質などの侵入を防いで変身者の呼吸を維持する機能を持ち、水中での酸素の取り出しや無酸素環境での短時間の呼吸を可能とする。
全身
胸部装甲は『ディビジョンアーマー』。スーツ型戦闘力強化デバイス『デフレクトスーツ』は「ヴィジョンドライバー」からのエネルギー供給により、変身者の身体能力を飛躍的に向上させて出力する。
また、全身各部に配された円形の「デフレクトピット」から電磁偏向シールド「サークルデフレクター」を展開することで鉄壁の防御力を誇る。
腕部『グレアアーム』
「ヴィジョンドライバー」からのエネルギー供給により、まったく重さを感じることなく対象を持ち上げることが可能。
グローブ『オプティマニュピレーター』がパンチ力や握力を強化してデザイアグランプリのプレイヤーを圧倒する力を発揮する。打撃の瞬間にデバフプログラムを対象に流し込み、相対的なパワーバランスを調整することもできる。
脚部
大腿部『グレアレッグ』は「ヴィジョンドライバー」から供給されるエネルギーを足先に収束することで必殺技を発動する。
ブーツ『オプティマレガース』がキック力やジャンプ力を強化してデザイアグランプリのプレイヤーを圧倒する力を発揮する。足裏に「サークルデフレクター」を展開することで、空中に足場を作り優位な立ち位置を確保する。
装備
ヴィジョンドライバー
グレアの変身ベルト。形状はデザイアドライバーと大きく異なり、目の形を模したディスプレイが特徴。莫大なエネルギー供給と各種装備の展開により、デザイアグランプリにエントリーした仮面ライダーを凌駕する力を与える。
高い拡張性によりカード型特殊記憶デバイス「プロビデンスカード」を読み取ることで使用者権限に応じた高次元のカスタマイズを実行して、様々な特性を有した変身が可能。
性能
縮退炉『ヴィジョンリアクター』内蔵の極小状態で均等を保った疑似ブラックホールからダークマターを取り出してクリーンエネルギーに変換する。前面のディスプレイ部では炉の稼働状態を示す概念モデルが表示されている。
バンド部『チャージアップライン』がドライバーのセットと同時に展開し、変身者の腰部に固定する。激しい戦闘にも耐えうる非常に高い柔軟性とせん断強度を備えている。
ドライバー右側のプロビデンスカード携行用ホルダー『プロビデンスカードホルダー』にカード型特殊記憶デバイス「プロビデンスカード」を1枚セットすることができる。
描写
正面バックルと左腰のバックルが繋がっており、装着後に残りのベルト帯と右腰バックルが出現する。
さらに各種レイズバックルを併用することもできる拡張スロット『アップグレードアセンブル』にセットした各種レイズバックルの機能を引き出して仮面ライダーのアップグレードを行う。リモートコントロールにて 制御下に置いたライダーへの拡張武装の展開も可能。
商品化
DXヴィジョンドライバーがプレミアムバンダイ限定アイテムとして受注販売された。変身時に指紋認証を行うベルト上面の機構はボタンではなくセンサーで再現され、ベルト前面に正面方向のLEDを37灯に横方向にLEDを14灯&偏光板を搭載。
アップグレードアセンブルは各種レイズバックルを個別認識、専用音声とアニメーションを再生するという様々な技術が盛り込まれている。
「COMPLETE SELECTION MODIFICATION 世紀王サンドライバー」とはまた別ベクトルでのトンデモ仕様。値段は前作『仮面ライダーリバイス』のDXベイルドライバー&デストリームドライバーユニットと同等。
プロビデンスカード
グレアの変身に使用する、カード型特殊記憶デバイス。薄い見た目に反して、記憶容量はなんと3ゼタバイト。データ転送速度も約0.03秒である。なお、未使用時はヴィジョンドライバーの右腰側に設置された「プロビデンスカードホルダー」に収納される。
必殺技
ライダーキック(正式名称不明)
DELETE
プロビデンスカードを1回スラッシュして発動。エネルギーをオプティマレガースに充填させ、相手に強烈な蹴りを叩き込む。第14話では回し蹴りでカウンターを決めるという形で使用した。
洗脳(正式名称不明)
HACKING ON CRACK START
生体認証装置『バイオメトリクサー』に再認証して発動。グレアの切り札の1つ。胸部及び肩と膝にそれぞれ一対ずつ設置された制御装置「ヒュプノレイ」を装甲「ディヴィジョンアーマー」から一部分離。
対象者のエントリーヘッドを弾き飛ばして頭部に装着させる。ヒュプノレイを身に付けられたライダーは、制御下に置かれて、グレアの意のままに操られる。
この際ディスプレイが乱れるように不規則に点灯し『CRACK START』はノイズが掛かっており、最後に眼が赤く、怪しく光る。
備考
名前の由来は恐らく「目をギロリとさせる」に由来すると思われる。また、グレアには「眩惑、ギラギラした光、睨みつける視線」という意味がある。
劇中の活躍
新世界のビート
第9話までは浮世英寿の動向を監視するのみに留まっていたが、彼の理想の世界が「俺がデザイアグランプリの運営と家族になっている世界」と判明すると態度を一変。
第10話ではデザイアグランプリを存続させるため、運営と家族になってまでデザイアグランプリについて探ろうとする英寿を脱落させようと計画。
運営スタッフの晴家ウィンをデザイアグランプリにエントリーさせた。しかし最初のバックルがブーストレイズバックルだったため、単騎でその場を切り抜けられて失敗。
1回戦の海賊ジャマトはこの段階の敵にしては非常に強く、鞍馬祢音を追加エントリーさせても、わずか5名しか勝ち残れなかった。
ジャマトの迷宮
第11話ではウィンに「何がなんでも彼を脱落させろ」と命令。ツムリに「我々は常に中立の立場のはずでは…?」と苦言を呈されると「あの男は…勝ちすぎた」と返す。
迷宮謎解きゲームを遂行中のライダー達の前に、本来想定していないはずの強敵・ジャマトライダーが出現。これを見て「なぜ指示していない事が起きている……!?」と困惑。
直後アルキメデスに電話をかけるも、ジャマトの育成に陶酔している彼には聞く耳を持たれなかった。しかし運営も想定外のジャマトライダーがいてはゲーム進行が危うくなるため、人数分のフィーバースロットレイズバックルを支給させた。
スロットフィーバー
第12話ではリタイア前の景和の記憶を思い出させた英寿に「勝手な行動は慎んでもらいたい、浮世英寿君」と彼を咎めるが、景和に直談判された。
英寿にデザイアグランプリの秘密を勘ぐられそうになったため、一徹がエントリー権を引き渡す形で渋々景和をエントリーさせた。
ドライバーを奪還せよ!
第13話では運営が英寿を故意に脱落させようとしているのがバレるが、はぐらかす。アルキメデルのデザイアグランプリの崩壊と相反する事が明確化。3回戦の椅子取りゲームでは、英寿を意図的に脱落させようとしている事を運営幹部のニラムに勘づかれる。
ジャマトライダーを誕生させるアルキメデルや、運営に不正が無いか監査するニラムが未実装のコマンドツインレイズバックルを転送する等、同じ運営側の人間の独断行動に振り回される事になる。
怒りのグレア
第14話ではウィンを運営が繋がっていることがバレたペナルティとして「脱落しても記憶は保持される」という約束を破り、通常参加者と同様に扱うことを告げた結果、離反された。
ウィンに啖呵を切られるも独断行動を良しとせず、その後戦闘していたギーツ及びパンクジャックの前に現れて変身。
本来ゲームマスターは勝敗を左右してはならないはずなのだが、ゲームマスター自身がデザイアグランプリに乱入するという掟破りの行動に出る。その後は対抗して変身してきたウィンを圧倒し、「お前がその気ならこっちにも考えがある」と言い、ウィンを洗脳する。
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以上です。これで紹介を終えます。
以上です。これで紹介を終えます。