【復活のIDコア!】仮面ライダータイクーン / 桜井景和【脱落の履歴書】

2022年11月20日日曜日

2号ライダー 仮面ライダーギーツ 仮面ライダー解説

t f B! P L
 今回解説する仮面ライダーはタイクーンです。

世界中の人が幸せなら、俺も幸せなんで
目次
  • 桜井景和
    • 概要
    • 性格
    • 欠点
    • 戦う覚悟
    • 家族
      • 桜井沙羅
      • 両親
    • 人間関係
      • 浮世英寿 / 仮面ライダーギーツ
      • 吾妻道長/仮面ライダーバッファ
    • 立ち位置
    • 中の人
  • 仮面ライダータイクーン
    • スペック(エントリー)
    • 概要
    • 変身ポーズ
    • 性能
    • エントリーフォーム
    • 備考
  • 大型バックルフォーム一覧
    • ブーストフォーム
      • スペック
      • 概要
      • 必殺技
    • ニンジャフォーム
      • スペック
      • 概要
      • 必殺技
  • 小型バックルフォーム一覧
    • アームドアロー
      • 概要
      • 必殺技
  • デュアルオンフォーム一覧
    • アームドアローブースト
      • スペック
      • 概要
    • ニンジャブ―ストフォーム
      • スペック
      • 概要
      • 戦闘能力
      • 必殺技
  • 劇中の活
    • 黎明編
      • 仮面ライダーへの招待状
      • ギーツ登場
    • 邂逅
      • 宝探しと盗賊
      • キツネは化かす者
      • ゾンビ狩り
      • 勝利の神経衰弱
      • ブーストと缶蹴
      • 切り札忍者
  • 謀略編

桜井景和
「人が幸せになろうとする権利を奪う資格なんて、誰にもない!」

 特撮テレビドラマ『仮面ライダーギーツ』の登場人物。仮面ライダータイクーンの変身者。名前の読みは「さくらいけいわ」。2000年8月25日生まれの22歳演じたのは佐藤瑠雅。

 概要

 就職活動をしている大学3年生。姉の桜井沙羅アパートで2人暮らしをしている。現住所は「東京都文武区石刻2-15-44 ガーデン石刻203号室」。
 好物はたぬきそば行きつけの蕎麦屋まであり、大将とも仲が良い。その縁で就職が決まるまでバイトとして働くこととなった。最後の晩餐に躊躇なく選ぶほど思い入れが強い。
 幼少期に両親が他界、それ以来沙羅と二人三脚で生きてきた。2019年3月に高校を卒業、その後浪人したのか、2020年4月、堀ノ塚大学情報学部メディア学科に入学した。

 性格
 趣味はボランティア。「世界平和」を願っている超が付くほどのお人好し。自室にはSDGsのポスターが飾ってある。ゴミ拾いや募金など昔から困っている人の役に立つ事を沢山しており、宝くじを買うお金があったら野生動物の為に寄付する奉仕精神の持ち主。
 沙羅曰く「お金があったら恵まれない野生動物の為の募金に回している」と言う程、奉仕精神に溢れる。何事にもまっすぐで、第一に他人のことを考えるキャラクターである。
 デザイアグランプリに参加した際、自身の理想とする世界を書き込むデザイアカードにも「平和な世界。」と書き込んだ。これに対しツムリは「壮大な願い…」と呟いていた。
 その奉仕精神=ギラギラを失ってしまった時には、スクラッチくじで一攫千金を狙ったり、姉に寿司を奢ってもらおうとしたりと、主体性が薄れ他力本願な面が強く出る。それでも姉や周囲の人物に命の危機が迫るなど、危機的状況に陥ると反応し動き出す。

 描写
 志こそ高いが具体的な目標を持つ事は苦手。就活の集団面接の際に平からの「もし我が社に入社したら、どのようなことを成し遂げたいですか?」という質問には「求められれば何でもやります」といった曖昧な返答を自覚無くした。
 「入社後何をしたいか、あなた自身の考えを教えてほしい」と問われて、明らかに質問からズレている「世界平和」と答えたりしており、これが原因で就活に苦戦している。
 人の好さ故に単純で騙されやすく、貧乏くじを引きがちな不運体質。邪険にされたり軽んじられている節はあるが、誰に対しても自然体で接しており、祢音や英寿のような有名人だからと色眼鏡で人を見ることはしていない。

 特徴

 特技は料理・マッサージ。第3話では自宅で手際よくチャーハンを炒めていた他、第18話冒頭ではデザグラ参加者に向けて朝食を作っており、前々からこども食堂のボランティアに出向いていたことも明かされている。

 缶蹴りゲームでは姉を救うために無茶な単騎特攻をするのではなく、仲間の協力を頼み、それが拒否されると即座に頭を切り替えて、自身を囮にして他の誰かをクリアさせる方向にシフトした。

 冷静さを失いつつも、行動自体は目的達成のために手段を問わず極めて合理的な選択を取っている。「願いや正義感は人一倍であるが、それを自分の望むように実現できるだけの地力を持ち合わせていない」タイプであり、良くも悪くも「一般人」らしい人物。


 欠点

 「自分の本当に求めている事や、言っている事をどう実現するのか」の分析や言語化が出来ておらず、自己分析が不足しており漠然とした夢を手探りに模索している。
 その代わり目の前や手の届く範囲の人々の危機には非常に敏感であり、その善性を如何なく発揮し、時に死に物狂いで立ち向かう。このことから彼が求める「『世界』平和」のスケールは実はそう大きい物ではないのだが、それに本人は気付いていない。
 そうした性分ゆえか、目の前の危機には敏感である一方、物事の本質を捉え大局的に考えることが苦手。善性を伴いつつも深く考えずなりふり構わない言動に出ることが時々あり、こうした一面は劇中でも英寿や祢音から看破・指摘されている。

 戦う覚悟
 初めてのデザイアグランプリでは終始混乱していた。2話のミッションでは大勢の参加者がジャマトとの戦いに挑む中、「命懸けで戦うなんて無理でしょ…」と呟き木の影に隠れたり、逃げ続けていた。
 「命を懸けて戦う覚悟」「叶えたい願いのために他者を犠牲にする」ことに理解できずにおり、消滅する参加者を間近で二度も見て割り切れないでいる。
 だが、平の消滅を切っ掛けに勝ち残らないと理想の世界を叶えられないとを痛感してからは、他の参加者を気に掛ける甘さこそ変わらないが、ライダー同士の戦いよりもジャマト討伐や人助けなどを優先して積極的にスコアを稼ぐようになる。
 しかし戦いを通して善悪を越えた願いに理解を示すようになる。そして自身の「世界平和」と曖昧模糊だった願いも、参加者の想いやデザグラの裏側を知るにつれて「退場した人の復活」→「デザグラで犠牲になった全ての人を救う」とより具体的になるとともに、当初は見せなかった熾烈な覚悟と信念をもってデザグラに臨む精神的成長を遂げていく。

 家族

桜井沙羅
 会社で働いている景和の姉。祢音の大ファン。第1話で和装ジャマトの襲撃を受けたが、運よくジャマーエリアの外にいたため、無傷で済んだ。改変された世界では英寿にも夢中になっている。
 第7話でデザイアグランプリの戦いの記録をスマホに残している景和の部屋にいきなり入ってきて、挙動不審になる弟に「はは~ん!恥ずかしいことじゃない。思春期だもん」という迷言を言い放った。沙羅の身に危険が及ぶ事態となると、周りが見えなくなり言動が若干粗暴になる。

両親

 父親は桜井茂。母親は桜井由紀乃。既に他界している。景和が世界平和を願う理由として「自分達以外の人も家族を失う痛みを味わってほしくない」という思いも含まれている。
 事故で亡くなったと思われていたが、実はジャマトの襲撃に遭い殺害されていた。かつて行われたデザイアグランプリのミッション失敗によって発生したエリア消滅に巻き込まれ、復活できなかったのだ。
 当時、景和は盲腸で入院していた上、その光景を見ていた紗羅は世界の書き換えによってその事実を忘却していたが、沙羅がタイクーンIDコアに触れた事で記憶が蘇り、発覚した。

 人間関係

 『世界を救うのは自分の願いを叶えるついで』と嘯く英寿とは対極のスタンスにある。英寿には完全に振り回されており、彼の独特且つ自信に満ち溢れすぎた言動を理解しきれず、困惑してばかりいる。
 一度化かされており、彼のマイペースで謎の多い言動にツッコミを入れる事はあれど特に警戒したり毛嫌いすることなくそこそこ良好だった。しかし、最終ミッションでまたも化かされた時には流石に堪えたのか「もう君を信用しない」と言い放っている。
 一時的に険悪な状態となるが、景和の覚悟を見た英寿が考えを改めたことで関係が改善する。その後は抜群のコンビネーションを魅せることもあり、英寿の秘密を知った際でも「英寿は英寿」と1人の人間として受け入れている。
 しかし、慟哭編の最終戦で英寿が創世の女神の子だと知ってからは関係性が急変。女神、ひいてはデザグラそのものに対する怒りを英寿にぶつけてしまう。その後の慕情編では34話で英寿に窮地を救われたことに感謝を述べつつも、デザグラの存続を巡って本格的に対立することとなってしまった。

 当初はかなり仲が悪くいがみ合っていた。戦いの中で死者が出ても平然とするどころかライダーであれば嫌味を言ったり喜ぶ彼に怒鳴る等、芯の強さや正義感を見せる。
 第1話ではシローの死を見て喜ぶ道長に「何笑ってるんですか……人が亡くなったんですよ!?」と抗議するも、「他人の心配をしてる場合か」と相手にされなかった。
 だが過去のことは水に流すタイプなのか、3回戦でデュオを組むことになった際には積極的にコミュニケーションを取っていた。その後彼に面倒を見てもらったので根っからの悪人でないことを理解する。
 乖離編から道長がジャマト陣営に加わってからは完全に敵対、慕情編では互いの覚悟と本心を理解しながらも、分かり合えないライバルとして(大きな力の差がありながらも)食らいついていった。
 誰かのための利他的なスタンスを貫いてきたために、終盤の変貌には、周囲の者達は景和を打倒や批判の対象にするでなく、彼を救うために行動し、省みずを貫いてきた道長も自身の過ちを振り返るキッカケとなり、姉の復活と謝罪に至り、ついに和解を果たした。

鞍馬祢音 / 仮面ライダーナーゴ


 お互い参加者の中では比較的一般人寄りな感性を持ち、祢音と沙羅が親しくなっていったこともあって良好で、たびたび共闘してジャマトを撃破している。イス取りゲームでは協力してジャマトからデザイアドライバーを奪還することに成功している。


 立ち位置
 演じる佐藤瑠雅氏は根っからのライダーファンでもあり、特に変身ポーズには自分の一番好きなライダーであるオーズのポーズを元に考案したという。演者からも、何事にもまっすぐで、第一に他人のことを考えるキャラクターであると評価されている。
 2号ライダーだが、作中の世界観について何も知らない視聴者と同じ目線に立っており、ある種の狂言回し実質的な主人公とも言える立場になっている。
 そのためか、番組冒頭のナレーションをしているのも彼である。それを自身のスマホに映像として残している。

仮面ライダータイクーン
「世界の平和を守るのも簡単じゃないな…」

 スペック(エントリー)

身長:193.2cm
体重:76.3kg
パンチ力:1.2t
キック力:3.6t
ジャンプ力:4.8m(ひと跳び)
走力:8.4秒(100m)

 概要

 桜井景和が仮面ライダータイクーンコアIDを装填したデザイアドライバーで変身する仮面ライダー。本作の2号ライダー。レイズバックルをセットすることにより装甲を身に纏う。英語表記は「Tycoon」
 モチーフは「赤いきつね」のギーツと対になる「緑のたぬき」。複眼は真ん中に沿って耳の方向へ伸びた変わった形をしている。口の周りには取っ手のようなパーツが両サイドについている。複眼やクラッシャーの形状など仮面ライダー1号のオマージュと思われるパーツも多い。

 性能
 頭部『タイクーンヘッド』の耳『タイクーンイヤー』聴覚装置としての機能に加え、優れた衝撃吸収力により頭頂部への衝撃を緩和する。複眼は『タイクーンアイ』、ヘッドマウントデバイスは『タイクーンクレストギア』。
 右足にあるパーソナルアクセサリー『タイクーンバンテージ』はプレイヤーの運気を上げる効果を持つ。第2話・3話・5話・7話と立て続けにレアアイテムであるブーストバックルを入手しており、この効力のお陰ではないかと予想されていた。

 エントリーフォーム
 デザイアドライバーに仮面ライダータイクーンIDコアのみを装填して変身した姿。初変身は第2話。頭部以外は他のライダーと共通。
 変身ポーズは変身のたびに徐々に動作が増え洗練されたものになっている。現時点ではリバイス五十嵐ポーズを思わせる形で腕を一瞬交差。
 その後、仮面ライダーオーズに似た構えを取って変身する。特に気合を入れる際には、ポーズの前に握り拳で二回腹太鼓を打つことも。
 第5話以後の変身ポーズではアローレイズバックルの矢を引く動作も変身ポーズに含まれているが、実はこの動作はニンジャフォームを前提として作られていた。
 邂逅編の主武装であったアローバックルと中盤からの主武装であるニンジャバックルは起動時に横に引くギミックが共通になっている。

 備考

 タイクーン(Tycoon)とは、英語で(主に経済界の)大物を意味する。しかし、この言葉の語源は日本語の大君(たいくん)であり、江戸幕府の将軍の事であった。
 江戸幕府が朝鮮王朝と外交を行うにあたり困ったのが、幕府の最高権力者である将軍の称号である。「将軍」は本来単なる軍事指揮官の事であり、それが国家を代表しているのは外国から見れば不自然であるため、江戸幕府は代わりに「大君」という称号を使用した。
 この「大君」が幕末になり欧米諸国に対しても使用され、英単語として取り入れられてしまったのが「タイクーン」である。


 ブーストフォーム
SET BOOST READY FIGHT

スペック

身長:193.2cm
体重:82.8kg
パンチ力:15.6t
キック力:46.8t
ジャンプ力:62.4m(ひと跳び)
走力:2.8秒(100m)

概要

 ブーストバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した形態。これまで他の参加者にブーストバックルを渡していたが、第7話でようやく自身の意思で変身した。
 ブーストの特性を使ってサボテンナイトジャマトに徐々に近づいていったものの、寸前のところで見つかってしまい、光弾を立て続けに受け、変身解除してしまった。
 必殺技はブーストバックルのハンドルを捻って発動する「ブーストストライク」。ブーストバックルのハンドルを2回捻ってブーストタイムへ移行後、更にもう1回捻って発動する「ブーストグランドストライク」。いずれも劇中未使用。

SET NINJA READY FIGHT

言ったでしょ、おれは倒れないって

スペック

身長:193.2cm
体重:79.9kg
パンチ力:2.1t
キック力:4.9t
ジャンプ力:19.0m(ひと跳び)
走力:5.6秒(100m)

概要
 ニンジャバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した基本形態。初変身は第8話。元々のマスクデザインも相まって、より初代ライダーのイメージに近くなった。
 ニンジャデュアラーツインブレードを逆手に持つ二刀流スタイルを取る。目的のためなら自己犠牲をも厭わない景和の忍びの心に共鳴したニンジャバックルがひとりでに飛来し、自動変身された。
 サボテンナイトジャマトを単身で圧倒し、撃破に近い形まで追い込んだ上に姉達が囚われていた敵の拠点も壊滅させた。
 第12話にてリボルブオン形態が、フィーバースロットバックルを右側に装填してレバーを倒すまでの間に登場した。その後、最終話における仮面ライダーリガドΩとの決戦でも変身し、ナーゴ・バッファと同時に必殺技を叩き込んだ。

必殺技

ニンジャストライク
NINJA STRIKE

 ニンジャバックルのクナイスターターを引いて押し込んで発動。上半身では第12話で初使用。ギーツの連射に合わせて高速移動しながら手裏剣状エフェクトで上空へ飛ばし、ニンジャデュアラーでジャマトライダーを縦横無尽に切り裂いた。ギーツと共にジャマトライダーに大ダメージを与えたが決定打には至らなかった。
 第19話ではジャマーボール対決で使用。風を纏ってルークジャマトの攻撃を防ぎ、マスクの一部が壊れるほどのダメージを負いながらも執念でゴールを決める。
 ガンバライジングではTV先行してタイクーンが上半身で発動。身代わりの術で躱して、ニンジャデュアラーで斬りつけるとシングルブレードへと変形。刀身に風のエネルギーを込めて、竜巻を起こす。下半身では緑色の風を纏った跳び蹴りを放つ。

タクティカルスラッシュ
ROUND 1 TACTICAL SLASH

 ニンジャデュアラーのディスクを回転させて発動。第8話ではツインブレードで発動し、サボテンナイトジャマトにダメージを与えた。第28話ではシングルブレード、且つラウンド2まで回して発動し、ルークジャマトを退けた。

タクティカルフィニッシュ
ROUND 1 FEVER TACTICAL FINISH

 ニンジャデュアラーのディスクを3回回して発動。第47話でようやく初使用。
 プレミアムケケラの攻撃で吹っ飛ばされながら壁に突き刺して張り付き、ジャンプの瞬間にディスクを回転させて発動させ、風の勢いで加速しつつライダーパンチを繰り出すという非常に変則的な攻撃となった。

 ゾンビフォーム
「そのバックル貸せ!」

SET ZOMBIE···(wooooo···) READY FIGHT

スペック

身長:193.2cm
体重:90.3kg
パンチ力:2.2t
キック力:5.1t
ジャンプ力:4.8m(ひと跳び)
走力:8.7秒(100m)

概要
 デザイアドライバーにゾンビバックルを装填して変身する形態。初登場は第20話。ロポから強奪したゾンビバックルで変身した。
 姉を救うため冷静さを欠いており景和らしからぬ、怒り任せで容赦のない戦い方をした。沙羅が拘束されたのと同じパイナップルの爆弾をもつ爆弾魔ジャマトを倒した。

必殺技

ゾンビストライク

ZOMBIE STRIKE

 ゾンビレイズバックルのウェイキングキーを回すことにより発動。第20話では上半身側で発動。地面から生えた無数の腕によって配達ジャマトを拘束し、バーサークローによる一撃を叩き込む。

タクティカルブレイク

POISON CHARGE TACTICAL BREAK

 ゾンビブレイカーのカバーを上部までスライドしてポイズンチャージをし、手を放してカバーを戻して必殺技待機音が鳴っている間にトリガーを押すことにより発動。第20話では配達ジャマトが逃げ込んだ倉庫の扉を破壊した。


 アームドアロー
SET ARMED ARROW READY FIGHT

概要

 デザイアドライバーにアローバックルを装填して変身した姿。アローバックルは死を看取った平の形見。序盤の唯一の形態であり主力だった。初変身である第3話ではレイズアローを駆使して撃破と救助を両立し高得点を獲得した。第4話の第3ウェーブでも使用。

必殺技

アローストライク

ARROW STRIKE

 アローバックルのレバーを引っ張ることで発動。レイズアローにエネルギーを集中させ、より巨大なエネルギー矢を放つ。

デュアルオン形態

 アームドアロー ブースト
SET SET DUAL ON BOOST ARMED ARROW READY FIGHT

スペック

身長:193.2cm
体重:83.9kg
パンチ力:1.2t
キック力:46.8t
ジャンプ力:62.4m(ひと跳び)
走力:2.8秒(100m)

概要

 アローバックルをデザイアドライバーの右側、ブーストバックルを左側に装填して変身した形態。必殺技はアローバックルの矢を引く、もしくはブーストバックルのハンドルを捻る事で発動するアローブーストビクトリー」。
 ブーストバックルのハンドルを2回捻ってブーストタイムへ移行後、アローバックルの矢を引く、もしくはブーストバックルのハンドルを捻る事で発動する「アローブーストグランドビクトリー」いずれも劇中未使用。

 ニンジャブーストフォーム
SET SET DUAL ON NINJA&BOOST READY FIGHT

「みんな、待ってろよ!」

スペック

身長:193.2cm
体重:86.4kg
パンチ力:2.1t
キック力:46.8t
ジャンプ力:64.2m(ひと跳び)
走力:2.8秒(100m)

概要

 ニンジャバックルをデザイアドライバーの右側、ブーストバックルを左側に装填して変身する形態。初登場は第8話。ニンジャフォームからブーストレイズバックルを追加でセットする事で変身した。
 ニンジャフォームブーストフォームを融合させた姿。上半身は緑、下半身は赤の装甲で構成されている。第23話では久々に再登場し、ジャマーガーデンを取り囲むジャマト達に立ち向かった。


戦闘能力

 ニンジャフォームをベースにほぼ全ての性能が向上しており、キック力は10倍近くパワーアップした。ニンジャのスピードに加えて、脚部のマフラーで火を噴き出して加速させることで更に機動力を向上させて敵を翻弄しつつ闘うことが可能。
 拡張武装ニンジャデュアラーの二刀流をメインに戦う他、肘の手裏剣を飛ばす事で中・遠距離の攻撃も行える。

必殺技

ニンジャブーストビクトリー

NINJA BOOST VICTORY

 ニンジャバックルのクナイスターターを引くか、ブーストバックルのハンドルを捻って発動。劇中未使用。

ニンジャブーストグランドビクトリー
NINJA BOOSTGRAND VICTORY

 ニンジャバックルのクナイスターターを引いて押し込み、ブーストバックルのハンドルを2回以上捻ってブーストタイム移行後、再度ブーストバックルのハンドルを捻って発動。
 シングルブレードモードで高速回転するニンジャデュアラーに乗って飛行しながら斬り刻み、その後ブーストキッカーのマフラーから炎を噴射して加速。
 足先にライダーズクレストを浮かび上がらせながら、右足に炎と風のエネルギーを纏わせてライダーキックを放つ。第8話ではサボテンナイトジャマトの分身である巨大植物を破壊し、沙羅をはじめとした取り込まれた人々の救出に成功した。

 ブーストニンジャフォーム

REVOLVE ON

スペック

身長:193.2cm
体重:86.4kg
パンチ力:15.6t
キック力:4.9t
ジャンプ力:19.0m(ひと跳び)
走力:5.6秒(100m)

概要

 ブーストバックルをデザイアドライバーの右側、ニンジャバックルを左側に装填して変身する形態。上半身はブーストフォーム、下半身はニンジャフォームを引き継いでいる。初変身は第23話。
 ニンジャブーストフォームからリボルブオンして変身。灼熱を纏った強烈なパンチと風による俊敏な足技を合わせ、ジャマトの群れを相手取った。必殺技はブーストニンジャビクトリーとブーストニンジャグランドビクトリー。劇中未使用。

 アームドウォーターニンジャ
スペック

身長:193.2cm
体重:81.0kg
パンチ力:1.2t
キック力:4.9t
ジャンプ力:19.0m(ひと跳び)
走力:5.6秒(100m)

概要

 ニンジャフォームの状態でフィーバースロットレイズバックルのスロットを引いてアームドウォーターを使用した形態。初変身は第12話。
 流石にジャマトライダー相手にウォーターは分が悪く、あっさりフィーバーニンジャフォームにチェンジした。それでもレイズウォーターを鈍器代わりに奮闘していた。

強化形態

 フィーバーニンジャフォーム
SET SET FEVER NINJA NINJA HIT FEVER NINJA

スペック

身長:193.2cm
体重:83.5kg
パンチ力:3.0t
キック力:6.2t
ジャンプ力:33.2m(ひと跳び)
走力:2.8秒(100m)

概要

 フィーバースロットレイズバックルニンジャレイズバックルデザイアドライバーに装填して変身する。初変身は第12話。上下半身をニンジャフォームとした形態。元々のスペックが大幅に強化され、素で高かった俊敏性はさらなる進化を遂げている。
 バランサー『フィーバークロスバンテージ』は各種機能を最大限に発揮させる「フィーバー」に対し、それに伴うエネルギー負荷や身体的ダメージなどを調整し、安定させる。その他の機能はニンジャフォームの上下と共通。
 フィーバービートフォームとなったナーゴと共闘し、ジャマトの群れを掃討した。ニンジャデュアラーも2つ同時に使用可能だが、元から2本に分割出来る上、合体時の取り回しが悪いためか本編では使用していない。

必殺技

ゴールデンフィーバービクトリー

 緑色のオーラを纏って目にも見えない速さで突撃してニンジャデュアラー斬りつけ、手裏剣を複数命中させる。

 レイジングフォーム
SET GREAT READY FIGHT

スペック

身長:193.2cm
体重:76.5kg
パンチ力:1.5t
キック力:4.6t
ジャンプ力:6.2m(ひと跳び)
走力:8.3秒(100m)

概要

 デザイアドライバーコマンドジェットバックルをセットして変身する形態。拡張武装はレイジングソード。初登場は第14話。英寿から譲渡されたジェットバックルで変身した。
 外見はエントリーフォーム発光のマスクの上から近未来的なバイザーを装着し、見えづらいが複眼がオレンジ色に発光している。作中で景和が言及している様に、頭部のみの変化に留まる非常に簡素なデザインとなっている。

戦闘能力

 全体的にニンジャフォーム以下のスペックだが、近接戦闘に特化した仕様。ポーンジャマト程度ならば十数体をまとめて撃破してしまうことが可能。苦戦気味とはいえ、この状態でジャマトライダー二体に果敢に立ち向かい、撃破した。
 コマンドフォームまでにバックルの力をチャージするための前座的な立ち位置ではあるが、雑魚を相手にする分には十分な性能と言える。第16話や第18話でも変身している。

性能

頭部『レイジングタイクーンヘッド』

 ゴーグル『コマンドグラス』はマルチタスクディスプレイとして高度な情報処理能力を用いて視覚化する。目視による対象のロックオンが可能で、砲撃のホーミングや、飛行時における対象の追尾などで効果を発揮する。
 次元測定器『コマンドフラットアンテナ』が対象への非接触式スキャンを実行して、その組成や構造などの各種情報を取得する。これを瞬時に分析することで対象のウィークポイントや最適な攻撃方法などを導き出す。

全身

 腕部『プログレッシブアーム』は独自のモーションコマンドにより剣の達人へと変える。グローブ『エントリーグローブ』はレイジングソードに最適化されたカスタムが施されている。
 大腿部『プログレッシブレッグ』は独自のモーションコマンドによる剣を用いた近接戦闘に特化した脚さばきを発揮して剣術の威力を向上させる。ブーツ『エントリーブーツ』は「コマンドジェットバックル」によりカスタムされ、すべての機能が向上している。

レイジングソード

 炎があしらわれた大剣。シルバーに青とオレンジのカラーリングが映える刀身を持つ。ツインバックルの片方(キャノン)を装備可能なソケットを備えている。
 電撃と超高熱を帯びた2つの刃『レイジングエッジ』が並び立ち、剣の一振りを激しい一撃へと強化する。刀身のエネルギー吸収機構『トロンゲイン』が対象を撃破する際に残存エネルギーを吸収。これを閾値計「リアクトメーター」にチャージする。

性能

 グリップ『コマンドグリップ』は片手や両手、逆手など使用者が行う様々な戦闘スタイルに追従して最適化される。入力装置『インプットリガー』が各種攻撃の起点となる。
 閾値計『リアクトメーター』は戦闘で獲得したエネルギーの値を表示。これが一定の閾値に達することで「コマンドキャノンバックル」が解放される。バックルが「FULL CHARGE」されてコマンドフォームへの変身を可能にする。
 一度変身するにはある程度の時間と手間を使う二度手間な形態でもあり、敵が複数人いない状況ではあまりチャージをためられず中々変身できないという独自の欠点がある。

必殺技

タクティカルレイジング

RAISING CHARGE FULL CHARGE TACTICAL RAISING

 レイジングソードバックルソケット横のボタンを押して「レイジングチャージ」するか、キャノンのツインバックル装填時にレバーを操作して「フルチャージ」してから放つ。

 コマンドフォーム キャノンモード
FULL CHARGE TWIN SET TAKE OFF COMPLETE JET AND CANNON READY FIGHT

スペック

身長:193.2cm
体重:94.3kg
パンチ力:12.2t
キック力:31.1t
ジャンプ力:14.0m(ひと跳び)
走力:7.0秒(100m)

概要

 デザイアドライバーにコマンドツインバックルをツインセットして変身した形態。初登場は第14話。差し色はブルー。性能自体はフィーバーブーストフォーム以下ではあるのだが、それでも既存のデュアルオン形態を遥かに上回る。
 ニンジャブーストフォームらと比べると機動力自体は劣るが、それでも飛行能力からジャマトライダーレイジングフォーム以上に勝手の利く調整がされている。初戦ではかくれんぼジャマトを撃破した。

性能

頭部『コマンドタイクーンヘッド(Cモード)』

 レイジングギーツヘッドに装着された強化装備『キャノンヘッドガード』が頭部全体にコマンドツインバックルの拡張機能を付与して砲撃戦に関するあらゆる能力を高める。口腔部が『コマンドクラッシャー』に変化。

上半身

 胸部拡張装備『キャノンシンクロジション』は優れた火器管制能力を発揮した中距離砲撃と重装甲による鉄壁の防御力により、単独でのゲーム攻略を可能とする力をプレイヤーに与える。
 大砲『トロンキャノン』は荷電粒子砲の1種で、砲身の直前で収束させた荷電粒子を射出する機構により、ショートバレルでありながら約13kmの有効射程と極めて精密な砲撃が可能。

腕部拡張装備『ツインハンド』

 砲撃と拡張武装「レイジングソード」による接近戦を組み合わせることで、近~中距離までの攻撃レンジに柔軟に対応できる。
 肩部拡張装備『ブラストディフェンダー』が特殊フィールドの展開により爆風によるダメージを極小化する機能を備え、ゼロ距離砲撃を可能とする。

脚部

 大腿部拡張装備『ジェットボトムポジション』が優れた空間把握能力を発揮した三次元的な格闘戦を得意とする。
 膝部拡張装備『エアロディフェンダー』が特殊フィールドの展開により空気抵抗を自在に制御することで、重武装でありながら運動性能を飛躍的に向上させる。
 脛部拡張装備『ツインフット』はダッシュやジャンプなどで加速した状態での攻撃を得意とし、そのスピードを活かしてキックの破壊力を向上させる。

必殺技

コマンドツインビクトリー

LOCK ON COMMAND TWIN VICTORY

 キャノンバックルのボタンを押したあとレバー操作で発動。トロンキャノンから強力な光弾を大量に放つ。発射時には腰から二つのパーツが伸縮し、ビームの反動を軽減する。

 コマンドフォーム ジェットモード
スペック

身長:193.2cm
体重:94.3kg
パンチ力:10.0t
キック力:25.3t
ジャンプ力:23.0m(ひと跳び)
走力:6.5秒(100m)

概要

 コマンドジェットバックルをデザイアドライバーの右側にセットするか、キャノンモードからリボルブオンすることで変身する形態。初登場は第18話。差し色はオレンジ。
 機動力重視故かパンチ力とキック力はキャノンモードより劣るが、代わりに高い空中機動力を獲得、自由自在に空を飛び敵を攻撃できるようになった。空気抵抗の調整やスラスターによる加速を乗せる事で短所を補うことが可能。

戦闘能力

 脚部に集中していたユニットが上半身に移行し、ホバーやスラスター程度だったものはこの重量で軽々飛行させられるだけの装備となる。その証拠にジャンプ力は段違い
 必殺技はレイジングソードのバックルソケット横のボタンを押して「レイズチャージ」して発動する『タクティカルレイジング』とキャノンバックルのボタンを押してエネルギーをチャージ。その間に対象をロックオンした後レバー操作で発動する『コマンドツインビクトリー』。

性能

頭部『コマンドタイクーンヘッド(Jモード)』

 強化装備『ジェットヘッドガード』が頭部全体にコマンドツインバックルの拡張機能を付与して空戦に関するあらゆる能力を高める。口腔部が『コマンドクラッシャー』に変化。
 胸部拡張装備『ジャットシンクロジション』が優れた空間把握能力を発揮した高速空戦能力と重装甲による鉄壁の防御力により、単独でのゲーム攻略を可能とする力をプレイヤーに与える。

上半身

 姿勢制御装置『ウインガンカー』が風を受けることで揚力を発生させ、飛行を可能とする。加速により発生させた衝撃波による対象の両断や、先端をアンカーとして打ち込むことで飛行時の急旋回や空中での静止などに活かすこともできる。
 腕部拡張装備『ツインハンド』が飛行時の激しい風圧の中でも拡張武装「レイジングソード」を自在に操ることが可能で、スピードに乗せた高速斬撃を得意とする。
 肩部拡張装備『エアロディフェンダー』が特殊フィールドの展開により空気抵抗を自在に制御することで飛行速度を飛躍的に向上させる。

下半身

 大腿部拡張装備『キャノンボトムポジション』が優れた火器管制能力を活かして噴射装置の出力制御を行う。膝部拡張装備『ブラストディフェンダー』が特殊フィールドを展開。
 飛行中の衝突物や着陸時の衝撃から下半身を保護して、アクティブな着陸を可能とする。脛部拡張装備『ツインフット』が重装備に高高度からの急降下により破壊力を高めた砲撃のごとき超重量級キックを放つ。

 シノビフォーム

SINOBI SET

変身!

UNDER COVER ACTION SHINOBI.READY FIGHT

「おおっ…!お揃いだね!」

概要

 デザイアドライバーにシノビレイズバックルを装填して変身した形態。スピンオフギーツエクストラ 仮面ライダータイクーンmeets仮面ライダーシノビ』に登場。
 「メンキョカイデンプレート」のシュリケンスターターを模した装飾と、シノビと同じマフラーなどが追加。ニンジャフォームをシノビベースに再デザインしたような見た目。
 紫を基調とした甲冑鎧を纏い、胸部装甲・両肩の紋章には手裏剣の意匠を持つ。複眼は黄色でクラッシャー部分はゾンビフォームと同形状の紫。
 シノビバックルがデザグラの運営ではなく、デザイアドライバーとシノビの力の共鳴で生成されたイレギュラーであるため、変身時にはシノビと同じ「クロガネオオガマ」を召喚してそこからアーマーと武装を装着する形になる。

戦闘能力

 運用方法も基本的にはニンジャフォームと同じ。拡張武装はシノビの「スティッキークナイ」と思しきクナイ。クナイを用いた素早い近接攻撃を得意としている。
 ニンジャフォームの単純な強化型に近い性能を持っており、それぞれの忍術は全て使用可能。分身の忍術や属性攻撃も使える。
 さらに、本物のシノビが持つシノビブレードと斬り合わせて互いの力を共鳴させることで、伝説の力「聖忍術」を使用することができる。聖忍術の力ならば闇の忍術を封じ込めることもできるらしく、ハッタリ闇の洗脳から勇道を救出した。
 劇中では上半身のみでリボルブオンによる下半身の姿は見せていないが、アーマーにはリボルブオン用か分割線が描かれているため、シノビの力を使いつつもデザイアドライバーのシステムに則った造形となっている。

シノビレイズバックル

 ニンジャレイズバックルの色違いで紫色。また、リアクター部の模様がシノビドライバーを模している。仮面ライダーシノビの持つメンキョカイデンプレートに共鳴して出現しており、地味にDGP運営が一切無関係、かつ創世の力にも依らずに生まれた
 立体物が「PREMIUMDXシノビレイズバックル」として2023年6月19日の16時からプレミアムバンダイにて予約開始。同年9月発送。
 変身音はバックル側から鳴る。桜井景和のセリフが収録されておりバックル下部のボタンを押すと再生できる。2チャンネル対応で待機音や必殺技音を流しながらセリフを再生する事も可能。

必殺技

シノビストライク

SHINOBI STRIKE

 バックルを操作することにより発動。分身の術を使い複数のタイクーンが掌から紫色の電撃を放つ。または「熱風!ライダーキック!!」の掛け声とともに右脚に紫の風を纏い、シノビと共にライダーキックを放つ。


備考


 スーツの構造について、クラッシャーはゾンビフォーム、上半身の装甲はフューチャーリングシノビ、腕の装甲はライブマーベラスの左腕とエビルマーベラスの右腕(元は忍者プレイヤーの腕装甲)を組み合わせた上で、一部をリペイントしていると思われる。武器の苦無はニードルクナイ(元はイチゴクナイ)のリペイントである。


 ブーストフォームマークⅡ

SET BOOST MARKⅡ READY FIGHT.

 ファイナルステージで登場した形態。ブーストマークⅡレイズバックルで変身した姿。頭部以外のアーマーはギーツの同名フォームと全く同じ。
 あちらと同じく超高速での戦闘が可能だが、戦闘時間が短かったためか時差ぼけによる眠気のリスクは発生しなかった。
 ジャマトゲイザーが地域一帯にばら撒いた寄生ジャマトを迅速に処理する必要に駆られた際、駆け付けたジーンが、会場の声援により生み出されたミッションボックスをタイクーン、ナーゴ、バッファに渡す。
 バッファとナーゴの中にはブーストバックルが入っていたが、なぜか景和だけブーストマークⅡレイズバックルを渡されたことでこの形態に変身した。

 ブジンソード

姉ちゃんの仇だ……! 叶えさせたんだよ……! 女神の力でなぁ!

SET AVENGE

変身……!!

BLACK GENERAL,BUJIN SWORD.READY……FIGHT……!

この力で叶えてやるよ…俺の理想の世界を…!!

スペック

身長:194.0cm
体重:131.4kg
パンチ力:63.3t
キック力:130.0t
ジャンプ力:118.6m(ひと跳び)
走力:2.0秒(100m)

概要

 デザイアドライバーの両スロットにブジンソードバックルをセットして変身する最強形態。創世の力に目覚めたツムリを利用して景和が手にした新たな力。拡張武装は武刃。初変身は第41話。
 頭部と胸部装甲はコマンドフォーム、下半身はニンジャフォームリボルブオンのリデコ。これまでのタイクーンのパワーアップの過程の集大成とも言えるデザインとなっている。
 黒と緑を基調としたシックなカラーリングであり、マントの存在もあって一転した雰囲気を放つ。マスクの複眼は無色で、覆うバイザーが赤い。

変身

 分割したバックルを左右のスロットに装填し、バックル正面の納刀された小太刀型の入力装置「バッケントリガー」を引っ張り「抜刀」するとシーケンスが始まる。
 「BUZINSWOAD」のロゴを投影したあとそれを分割、黒い霧の中から出現した腕がロゴを掴んでスーツとアーマーを形成、これを景和に無理矢理貼り付ける形で変身が完了する。
 装着に合わせて緑の竜巻が周囲に吹き荒れた後、縦に赤い斬撃のようなエフェクトが入ると共に黒い霧が晴れ変身が完了する。同時に拡張武装「武刃」が無から黒い霧を伴い生成・装備される。
 変身ポーズが「右手で指の音を鳴らす」というギーツに似たものに変化しているが、フィンガースナップで音を鳴らすギーツとは異なり、人差し指を親指でクラッキングして鳴らすこれに加え、変身完了時のライダーズクレストのカットインも黒いものに変化している。
 景和の心情を反映したのか変身音のメロディが竜笛や笙を用いた雅楽じみた、かつ亡霊や妖怪を思わせる響きの和風ホラー的なものに変わり、ドライバーの音声も若干ドスの効いたものになっている。

戦闘能力

 剣を用いて敵を斬り倒す剣撃戦闘に特化している。徹底的に単独戦闘を想定した一騎当千型の仮面ライダーに仕上がっている。カタログスペックはタイクーンのこれまでの形態を大きくしのぎ、ギーツ ブーストフォームマークⅢ以上。
 リボルブオンに対応している関係で能力・機能の拡張性ではギーツⅨを上回る。だがツムリの創世の力が不完全であるため、数値ではギーツⅨに一歩及ばない。
 令和ライダーの同ポジションの括りで比較するとタテガミ氷獣戦記ランペイジバルカンをほぼ全ての項目で上回るほどの高スペックとなる。

活躍

 第40話で幻影として初登場。実際に変身した姿はこの幻影とは目や装飾の色が異なっている。その戦績は令和・平成2号ライダーの歴代最強フォームと比較しても高水準。
 仮面ライダーバッファ仮面ライダーターボンマーレラジャマトプレミアムケケラと多くの敵を撃破している。

 リガドΩは独自のリバース能力を用いて変身能力を強制的に喪失させて変身解除させた。真っ向勝負でブジンソードを敗北させたのはクロスギーツだけである。別のレイズバックと併用した派生形態にも変身可能。


レッドアイ

 英寿を信じ、和解を果たした後の第47話、プレミアムケケラ戦でニンジャフォームからチェンジ。拡張装備を覆っていた黒霧が晴れて露出、更に無色だった複眼がレッドアイへと変化。景和の心境の変化を表すような演出がなされている。
 ニンジャフォームと同じ色の複眼となったことで、心優しきライダーの強化形態として遂に覚醒したことが強く表現された姿となった。
 プレミアムケケラ戦ではブジンソードビクトリーを放ち、自身も変身解除に追い込まれるもケケラに致命傷を負わせ、消滅させることに成功している。
 最終話の仮面ライダーリガドΩ戦ではファンタジーフォームとの同時変身を披露。しかしリガドΩには及ばず時間加速能力で圧倒され、加勢に来たバッファ諸共時間逆行能力によって変身資格を喪失してしまう。神となった英寿の力で変身能力を取り戻したものの再登場は無く、最終決戦はニンジャフォームに譲ることとなった。

映画での活躍

 バックル自体は再生成されていたらしく、『4人のエースと黒狐』ではバッファと共に最大の敵である仮面ライダークロスギーツに挑む。
 クロスギーツを相手に食い下がり、隙をついてブジンソードストライクを叩き込むも目立ったダメージを与えることは出来ず、バッファと共に変身解除されてしまった。
 ブジンソードがオーバーダメージにより変身解除したシーンは、現状この一件のみである。実質的な先行登場となった。
 最強ケミー★ガッチャ大作戦』では、自身のケミー化が解けた後の終盤戦で登場。錬金アカデミーの面々を守るため、最終話ぶりにファンタジーフォームとの同時変身を披露。
 彼女との息の合った連携でジャマト軍団を蹴散らし、九堂りんね新たな力に目覚めるまでの間、時間稼ぎに大きく貢献した。

性能

頭部『ブジンソードタイクーンヘッド』

 頭部外骨格装甲『ブジンソードガード』が頭部全体にブジンソードバックルの拡張機能を付与して剣技のプロフェッショナルとする。また重装甲により、防御姿勢をとる必要が無いほどの鉄壁の防御力を誇る。
 非常に鋭敏な聴覚装置である耳『ブジンソードイヤー』は5km先の枯れ葉が着地する音を聞き分ける。間合いに入った対象を目視することなく攻撃可能。
 ゴーグル『ジーナグラス』は高度な情報処理能力により対象の構造的弱点を見極め、瞬時に打ち込みに最適な部位を見つけ出す。口腔部が『ジーナクラッシャー』、ヘッドマウントデバイスが『ブジンソードクレストギア』に変化した。
 レッドアイでは複眼『ジャッジメントタイクーンアイ』が追加。力を行使する対象を見極めるための特殊フィルタリング機能を備え、プレイヤーへ各種判断材料を提供する。

胴体

 胸部拡張装備『ソードマスターチェスト』が何人にも頼ることなく武刃を用いた剣技のみで多勢を圧倒できるほどの戦闘力を与える。マント型拡張装備『デルードマント』の強力なジャミング機能は、接近戦でも敵の目をくらませる。
 肩部拡張装備『ブジンアーマーS』、膝部拡張装備『ブジンアーマーN』が防御姿勢をとる必要が無いほどの鉄壁の防御力を誇る重装甲の多重化により、衝撃を吸収する効果を発揮してゆるぎない戦闘継続性を確保する。

腕部

 前腕部拡張装備『フェンサーアーム』は剣技に必要なあらゆる動作を可能とし、武刃を用いた戦闘に特化した調整が施されている。
 上腕部拡張装備『ソードマスターバングル』はデザイアドライバーから供給されるエネルギーの超高密度化により剣技に必要な剛腕を発揮する。

下半身

 パーソナルアクセサリー『ジーナバンテージ』がプレイヤーの集中力を極限まで引き上げる。居合の一瞬を見極めることが可能となる。
 大腿部拡張装備『アジャスティングサイ』が下半身の重量バランスをリアルタイムで調整することで走力やキック力を向上し、強者との鍔迫り合いでも押し負けることのない理想的な体さばきを実現する。
 脛部拡張装備『ノワールレッグ』対象との間合いを瞬時に詰める俊敏さと踏み込みにより剣技の破壊力を増幅する機能を備える。さらに回転十字剣が放つ無数の斬撃とキックを組み合わせた必殺技「ブジンソードビクトリー」を繰り出す。

装備

ブジンソードバックル

 創世の力に目醒めたツムリの願いにより誕生した、特殊な「レイズバックル」。デザイアドライバーにセットすることで、拡張武装・武刃を用いた剣技で、多勢を圧倒する戦闘力を与える。黒い霧を放射して変身者をワープさせる機能も持つ。

性能

 入力装置『バッケントリガー』は小太刀の抜剣により変身や各種攻撃を発動させる。個人識別符号端末「IDコア」に内蔵されたパーソナリティーを強化・発展させる特殊機能により、プレイヤーの特性を飛躍的に引き上げる変身を可能とする。
 『ブジンソードリアクター』がデザイアドライバーの反応炉「トーラスリアクター」の出力を表示する。
 拡張スロット『デュアルカスタマイザー』を変身後取り外すことで、各種レイズバックルのデュアルオンが可能。ブジンソード装備に最適化された形でのカスタマイズを実行する。

武刃

 日本刀型拡張武装。タイクーンの剣技に対応した調整が施され、その破壊力を最大化する。グリップ『ブジンヘルブ』にデザイアドライバーから供給されるエネルギーを受けるレシーバーが内蔵されている。
 刃『リヅキ』はデザイアドライバーから供給されるエネルギーを超圧縮して刀身に纏わせることで、物質の結合をほどき、あらゆるものを両断する。斬撃自体をエネルギー体として飛ばすことも可能
 鍔『ディフェンシブバイザー』は限定的に防御シールドを展開することで刀身「リヅキ」が発する凄まじい攻撃エネルギーから使用者を保護する。
 鞘『カルディベイトスカバード』は保守機構を備え、戦闘後に収納された刀身「リヅキ」に急速冷却やスキャニング検査、研磨作業などのメンテナンスを実行して、品質を維持する。

必殺技

ブジンソードストライク

BUJIN SWORD STRIKE

 バッケントリガーを納刀し、再度抜刀して発動。バッケントリガー納刀時に円月殺法のように武刃をゆっくり円を描くように振り回して構えると背景に紅い満月が出現、トリガーを抜刀して発動し、敵を切り裂く。ゾンビフォームの必殺技であるタクティカルブレイクを真っ向から相殺しつつバッファに大ダメージを与えた。

ブジンソードビクトリー

BUJIN SWORD VICTORY

 バッケントリガー納刀→抜刀を2回繰り返して発動。第41話のバッファ戦では漆黒の墨のようなエフェクトから、丸い斬撃エネルギーを飛ばして攻撃した。続く第42話のバッファ戦では連続斬りからの回し蹴りで変身解除に追い込んでいる。
 また、第42話のマーレラジャマト戦や第47話のプレミアムケケラ戦では闇の旋風を纏ったライダーキックを繰り出している。連続斬りからの回し蹴りなどバリエーションも多数。

立体化

 2023年6月26日に「リボルブチェンジフィギュア」PBシリーズの第7弾として発売。2号ライダーの最終形態がボーイズトイフィギュアで発売されるのはRKFシリーズのランペイジバルカン以来となる。
 本商品には仮面ライダーロポ、ハクビ、ナッジスパロウの頭部パーツも付属し、ポージング改善用の平手パーツや武刃などの武器も追加されている。リボルブチェンジフィギュアシリーズなので当然ブジンソード本体にもリボルブオンギミックは搭載されており、ブジンモンスターやブジンブーストの他、劇中では披露されていない組み合わせの形態も再現可能。

装動

 食玩フィギュアでは「装動 仮面ライダーガッチャード→1←&装動仮面ライダーギーツ」にてギーツⅨと共に商品化され、プレミアムバンダイでは「プレミアムエディション」と呼ばれる豪華塗装版も予約された。プレミアムエディション版は受注締切を待たずして予約準備数が完売しており、装動シリーズでも屈指の人気の商品となった。
 造形、可動共に優秀だが、武刃の刀身が軟質パーツなことや金型の都合かマントの成型色が白(プレミアムエディションは黒)で三パーツに分割されているのが難点
 「装動 仮面ライダーガッチャード→3←&装動仮面ライダーギーツ」では「⑨ナーゴ ファンタジーフォーム/ナーゴ ファンタジーフォームA」にブジンブーストおよびブジンモンスター仕様のデザイアドライバーが付属したことにより、パーツの組み替えでブジンモンスターおよびブジンソードの再現が可能となった。

 ブジンブースト

SET DUAL ON GREAT BOOST READY FIGHT

スペック

身長:194.0cm
体重:137.9kg
パンチ力:82.2t
キック力:130.0t
ジャンプ力:118.6m(ひと跳び)
走力:2.0秒(100m)

概要

 デザイアドライバーにブジンソードバックルとブーストバックルをデュアルオンした姿。上半身がブーストフォームの朱赤色の装甲に換装されている。この状態では武刃を納刀したまま打撃武器として扱う。
 ブーストバックルの特性である、一時的に上半身の各種アビリティを数倍に高める「ブーストタイム」の発動が可能となり、ただでさえ高い剣技の性能がさらに強化された他、
 「ブーストストライク」で納刀状態の武刃に炎を纏わせての打撃など、攻撃力強化が施されている。特にパンチ力はギーツⅨ、リガド、リガドΩすらも上回り、劇中最高値となっている。作中ではギーツⅨを唯一真っ向から強制変身解除させた形態。

必殺技

グレイトブーストビクトリー

GREAT BOOST VICTORY

 ブーストバックルのハンドルを1回捻って発動。左右で二連パンチを叩き込む。

 ブジンモンスター

REVOLVE ON SET DUAL ON GREAT MONSTER READY FIGHT

スペック

身長:194.0cm
体重:142.2kg
パンチ力:70.3t
キック力:130.0t
ジャンプ力:118.6m(ひと跳び)
走力:2.0秒(100m)

概要

 デザイアドライバーにブジンソードバックルとモンスターバックルをデュアルオンした姿。両腕に拡張装備である「モンスターグローブ」が装着。剣技は使えない代わりに、モンスターグローブによる格闘戦を得意とする。必殺技はグレイトモンスタービクトリーだが劇中未使用。

劇中の活躍

 黎明編

仮面ライダーへの招待状
 第1話では平孝人が人事部長として勤務するIT企業の面接に落ちる。沙羅に慰めとしてたぬきそばを奢ってもらう。ところが彼と沙羅の机を丁度両断するような位置にジャマーエリアの壁が出現。
 沙羅はエリア外に、景和はジャマト達の跋扈するゲームエリアに隔たれる。目の前でそば屋店主が殺される。自身に標的を変えた和装ジャマトから逃げ延びた先で祢音に出会い、再びジャマトに見つかるも現れたシローバッファに救われる。
 二人に「あなたたちは何なんですか!?一体、何がどうなっているんですか!?」と聞くが、道長に「……この世界はじきに終わる」と返され祢音共々戦慄する。

ギーツ登場
 直後にスラグフォートレスジャマトが出現、シローが瞬殺され、景和と祢音はビルから落下する。だが颯爽と現れた英寿に助けられる。「彼氏いたのかよ」とからかわれつつも「諦めなければ世界は変えられる」と言われ「そんなわけないじゃないですか」と思わず一蹴。
 なんとなく幸せに向かうと思っていた世界も一瞬で壊れてしまう現実に嘆く。だが英寿は世界のやり直しを宣言、スラグフォートレスジャマトを撃破、デザ神になった。
 その後は吹っ飛んでいくブーストレイズバックルに驚きつつも、彼の「世界のやり直し」を目撃するが、自宅で、その時の記憶が抜け落ちた状態で目覚めた。
 だが、その後再度訪れたそば屋で、ツムリからドライバーコアIDを与えられ、コアに触れた瞬間全てを思い出し、夢でなかったことに気づく。

 邂逅編

宝探しと盗賊
 第2話では英寿による世界のリセットの話は沙羅には信じてもらえなかった。その後、デザイアドライバーをたまたま装備しうっかり装填、エントリーしてしまい、デザイア神殿にワープ。ツムリから説明を受け、そのままミッションエリアに放り込まれる。
 盗賊ジャマトに襲われる中、同じく参加者の平に再会。二人でアローとブーストを手に入れる。そして彼に自分の理想の世界である「平和な世界」について話し、「世界が幸せなら自分も幸せである」旨を明かす。神殿のサロンを訪れた際に祢音や英寿、道長と再会。険悪ムードに終始困惑気味だった。

キツネは化かす者
 ルークジャマト出現により招集、死亡しても世界が新生すれば生き返ると言うが、英寿に「仮面ライダーはそうはいかない」と即刻否定され大きく動揺。
 エリアへ再度ワープさせられ、エントリーフォームに変身するが逃げ続けていた。だが目の前で平が死亡。彼の息子の病が治っている世界という願いを聞き、形見となったアローレイズバックルと家族写真を前に呆然とする。
 その時英寿に「戦わなきゃ世界は変えられない。だったら戦うしかないだろ」と問われる。何のために戦っているのかを問い返すと、恵まれない世界中の子供のためと噓をつかれる。ブーストバックルを託し、ルークジャマト撃破に貢献した。

ゾンビ狩り
 第3話の第2ゲームはサバイバルゲームを兼ねたゾンビ狩り。敵に噛まれるとゾンビ化するというルールに戦慄するも、奮戦。6人の中で最初に3人救助するシークレットミッションを達成し、ブーストバックルを手にする
 そんな中最下位の祢音の育った環境を知り、諦めなければ願いは叶う、と励ますが「気持ちだけで何とかなるって、本気で思ってるの?」真顔で返されて絶句。第2ウェーブも凌ぐが、祢音が奏斗の罠もあってゾンビジャマトに噛まれていたのを知り、大きく戦慄する

勝利の神経衰弱
 第4話ではゾンビ化が進み、希望を失いかける祢音に英寿と共に会いに行く。ゲーム終了までにゾンビ化せず生き残ればダメージはリセットされるという英寿にあわせて「まだ終わったわけじゃない」と励ましてブーストバックルを渡した。
 第5話では道長とデュオを組み。バッファのIDコアとマグナムレイズバックルとの相性から本調子でない彼のため、再度入手したブーストレイズバックルも差し出して英寿からゾンビレイズバックルを受け取り、そのまま道長に譲渡した。道長には「お前ホントお人好しだな」と呆れられた。

ブーストと缶蹴り
 第6話ではゲーム参加者の1人である小金屋森魚に目をつけられ、「デュオ交代チャンス券」によって仮面ライダーパンクジャックとのデュオに変更される。コミュニケーションも取れずに苦労する。
 だが道長はミッション再開前の土壇場で「デュオ交代チャンス券」を使用し、元のペアに戻していた。まぐれとはいえ、2人でハートスートのトランプジャマトを撃破し、200ptで2位となり、生き残った。
 第7話では自らラスボスのサボテンナイトジャマトを撃破しようとするが失敗、重傷を負う。その後、英寿がニンジャレイズバックルを入手するために自身を焚き付けていたことを知り、彼に失望した。

切り札ニンジャ
 第8話では街中で襲われる沙羅に助けを求められ、今すぐ現場に送るようツムリに指示。冷静に宥めるツムリに「そんなのどうだっていい!」と強く当たる。
 3人を集めてナイトジャマトの撃破の作戦を立て、みんなで力を合わせて倒そうと促す。その作戦に道長と祢音も乗らなかった為、「自分さえ良ければ、他の人が犠牲になっても構わないのか」と発言。
 しかし、英寿に「自分の姉さえ守れれば、他の人の幸せはどうでもいいのか?」「誰よりも傲慢なのはお前の方じゃないのか?」と言い返される。「叶えたい事があるなら戦え」という英寿の言葉に奮起する。
 ギーツ達に缶を蹴らせるため、ラスボスを煽って囮に徹する。追い詰められるが、ニンジャレイズバックルに救われる。ニンジャフォームとなって姉達を救い出した。
 だが重傷ゆえツムリから「脱落」判定を受ける。それでも「自身が死んで姉を一人にしてしまう」心配がなくなったため逆に安堵していた。
 英寿にニンジャバックルを返却後「また化かしてる?」と言うと英寿に「ああ、そうかもな」と笑って返され、ゲームから脱落した。

 謀略編

ジャマトの迷宮
 第10話では日常に戻ったものの、願いを叶えられなかった反動ゆえか「すぐそばで行われている募金の呼びかけを無視してスクラッチくじを削る」、「沙羅からの食事のおごりでたぬき蕎麦ではなく寿司を希望する」など、人物像が大きく変わっていた。
 第11話では乗っていたバスごとジャマトが作り上げた異空間に落下。一般人としてDGPに巻き込まれ、丹波一徹脱出ゲームペアを組む。腰を痛める一徹を気にかけるなど、お人好しな本質までは消えていなかった。
 他の一般人と共に迷宮屋敷内を護送されていたが階段でジャマト達に囲まれる。ケイロウの意地とギーツの援護で助かるが、景和の脳裏で既視感が沸き上がり始める。

スロット★フィーバー
 第12話では自分たちを庇い傷ついた一徹は動けなくなるほどに疲弊。それを見て自分の無力を嘆く。ジャマトから姉を守る良樹少年の姿を見て、自分にもなにか出来ないかとライダー達に問いかける。
 そこで英寿に促され、彼のコアIDに触れたことで記憶を取り戻す。その行為を咎めるため連絡してきたゲームマスターに自身の再エントリーを直談判。本人の了承を得て一徹からエントリー権を譲渡される。
 英寿達と一旦別れ、ジャマトを掻い潜りながら送られてきたドライバーとIDコアを回収し再エントリー。付随してきたボックスのマグナムレイズバックルと、バッファが取り落としたニンジャレイズバックルを回収する。

忍再臨
 ジャマトライダーに変身解除させられた祢音を救う形で変身。マグナムバックルは記憶を取り戻させてくれたお礼としてギーツに譲渡した。
 自身はニンジャバックルとジャマトから手に入れたフィーバースロットレイズバックルを併用して戦い抜き、10人全員でエリアから脱出しゲームをクリアする。
 自身の再エントリーにより一徹の願いを叶えるチャンスを奪ったが、戦いを通して願う必要が無くなったと前向きな言葉を受け取り、リタイアを見届けた。
 その後はツムリから手渡されたデザイアカードに「退場した全ての人たちが蘇った世界」という新たな願いを書いた。
 漠然と願うだけだった前回とは違い『理想を叶えるために出来ることから始める』という具体的な行動を起こすことを決意、再び理想の世界のために戦い始めるのであった。

イス取りゲーム
 第13話、第14話のデザイアドライバー争奪戦では、祢音とともにプレイヤーの中では真っ先にドライバーを確保。ポーンジャマトやジャマトライダーと交戦中、「ワタシハ、カタナキャナラナインダ…!」と平のセリフを聞き驚愕した。
 その後、ドライバーを英寿に貸す。ギーツの活躍を見学した後、ドライバーは返却され、バックルを全て譲られた。ドライバーを持たない英寿に再び貸そうとするが断られる。
 ミッションのボスであるかくれんぼジャマトが出現すると、ナーゴ、バッファとともに交戦。一度は幻覚作用、爆破作用のある粒子に苦戦し、逃走を許す。再戦時にはコマンドフォームでかくれんぼジャマトを撃破。ミッションをクリアした。

仮面ライダーの資格
 第15話では脱落した英寿を心配しながらも、「自分たちが世界を守らなきゃいけない」と覚悟を決めていた。しかし、ポーンジャマトの数の多さや以前よりも強化されたルークジャマトラフレシアフォートレスジャマトに苦戦。さらに道長が脱落する。
 その後、ジャマト達を復帰した英寿が撃破している間に、デザイア神殿のサロンにて、ギロリに対して「デザイアグランプリで脱落していった人とジャマトは何か関係があるんじゃないんですか!?」と問い詰めるものの、返答して貰えず、戦意喪失した。
 用意されたブーストバックルを見ても以前のように喜ぶことはなく、結局再エントリーした英寿が使うことになった。

キツネ狩り
 第16話ではコマンドジェットバックルを使って英寿を脱落させるようギロリに指示される。景和はグレアを倒すため、従うふりをする。ギーツとの戦闘では押されるも、乱入したグレアを砲撃。
 不正を父経由で伝えられたニラムを伴った祢音がナーゴ・ビートフォームとして加わり、一気に3対1に持ち込んでグレアを攻撃。トドメを英寿が飾って大ダメージを負わせた。
 それでも足掻くグレアだが、ニラムが指パッチンで変身解除させて阻止し、ゲームプロデューサーという権限で彼を強制消滅させ、このデザグラの結果も不問となった。
 この企みは他者を動かす策謀を得意とする英寿ですら見抜けず、景和が理想の為に本気で潰しに来たと信じ込んでおり、全てが終わった後に「まさか俺まで化かされるとはな」と苦笑していた。

 乖離編

新しいシーズン
 第17話冒頭、自分の紹介をスルーされる。人数確認でも景和だけスルーされる。電話している間にサロンが仕切られ自分の居住スペースがなくなる。支持率が1%しか取れなかった。目立った活躍もなし。
 他の参加者から多少邪険に扱われているものの、祢音やとババ抜きをしたり、お互いに情報交換をしたりと特に嫌われている訳でもない。
 第18話ではジャマーボールにて順調に点を稼ぐも、現れたジャマト唐突に豪徳寺の台詞を喋ったばかりか豪徳寺の姿になったため動揺。結果動きが鈍くなり、ジャマトチームの大量得点を許してしまう。
 前半戦が終了し、自身を心配した大智に悩みを打ち明け、周囲のために秘密にしようという彼の提案を受け入れる。
 しかし大智はこの秘密を伏せたまま景和がテザスターであると疑いをかけ、他のプレイヤーからも同調されたことでニンジャレイズバックルを没収されてしまう。
 後半戦ではケララが設定したシークレットミッションをクリアしコマンドジェットバックルを使用。ルークを始末しようとするナッジスパロウを止めようと揉み合った結果攻撃力が上だったコマンドフォームなのが災いし、うっかりレイジングソードで斬り付けて変身解除させてしまう

デザスターは誰だ!

 第19話ではギーツの活躍により何とか後半戦をイーブンで乗り切るが、周囲から孤立。運営に呼び出され、自身のサポーターであるケケラと初対面する。そこでブーストレイズバックルが自分の元にばかり来たのはケララの計らいであるということを教えられ、更に大智に上手く利用されている現状に渇を入れられる。
 その夜、英寿に牛ステーキを振る舞われながら脱落したはずの道長が生きていたことを知らされる。翌日、遂にジャマーボールの延長戦がスタート。周りから警戒されながらも、ジャマーエリアに巻き込まれた子供食堂を守るためにエントリーフォームで必死に戦う。
 ギーツの攻撃によりジャマトが退場したプレイヤーに擬態する姿が暴かれたことにより自身の言葉が嘘ではなかった事が示される。
 そしてタイクーンを完全に信頼したロポから没収されていたニンジャレイズバックルを受け取り、ニンジャフォームへと変身。ギーツの後方支援やナーゴ、ロポのアシストを受けつつ、自分の大切な子供たちの笑顔を守るため、マスク割れを起こしながらも決勝点を決め勝利に大きく貢献した。
 最後のデザスター投票では、本人以外の四人が大智に投票したため、大智が脱落。ケケラに大智はデザスターではなかった旨を話され、驚きつつもケケラの言葉でデザスターを探し出すことに対し覚悟を決めた。

ジャマトからの宅配便!

 第20話では姉の沙羅が配達ジャマト爆弾魔ジャマトにより人質に取られる。英寿と共にパイナップル型の爆弾を持つ配達ジャマトを捜索。乱入してきたバッファがギーツと戦う、自身は冴や祢音と共に捜索を続行し、ついに発見する。
 廃工場へと逃げられてしまい、ニンジャデュアラーではシャッターを破壊できなかったため、「そのバックル貸せ!」と冴のゾンビレイズバックルを強奪して、ゾンビフォームへと変身。
 ゾンビブレイカーでシャッターを破壊し、普段と打って変わったラフプレーで配達ジャマトを撃破。その際に、青色の導線をドロップしたため、パイナップル型爆弾の青い導線を切断し、無事に姉を救い出すことができた。

ゲイザーの鉄槌!

 第21話では冴の家族がターゲットとなったため、英寿とメロンの爆弾を捜索。途中で配達ジャマトの奇襲に遭うものの、難なく応戦。
 その際に英寿がシークレットミッションをクリアし、ブーストバックルとフィーバースロットレイズバックルを入手。ブーストはそのまま英寿が所持し「もう一つは恵んでやる」とフィーバースロットを渡された(この時ミッションを設定したケケラは英寿に先を越されたことに憤慨していた)。
 「ゾンビバックル返して!早く!」と冴に詰め寄られた際には素直に返しているその後は爆弾魔ジャマトの本拠地が見つかったことで再び戦闘開始。
 爆弾によってジャマトに近づけない状況を打開するため、フィーバースロットレイズバックルを使おうとするが、ロポに奪われてしまう。

チラミ鬼をつかまえろ!

 第22話ではジャマトが出現しない代案として、チラミが自らゲームに参加することを宣言して仮面ライダーグレア2に変身。ツムリの「鬼ごっこゲーム」の説明に困惑したままゲームに参加。だが、爆発に巻き込まれる、檻に入れられて顔に落書きされるなど、トラップにことごとく引っかかってしまっていた
 その後はカフェで自身に嘘をついた祢音に文句を言う中、英寿からは祢音と共に「夫婦漫才」とからかわれる。一方、「英寿がデザスターだと思う。」という祢音の主張に疑問を覚えていた。
 ゲームが再開後は3人でグレア2を追跡した。今度はトラップに引っかかってもニンジャデュアラーをスイッチの上に置くなど対処していたが、ヒュプノレイに翻弄され、英寿/ギーツの銃弾が祢音/ナーゴに直撃した(というより、祢音が自ら当たりに行った)ことでチラミの逃走を許してしまう。
 変身解除後、祢音は英寿がデザスターであることを必死に主張していたが、「英寿は完璧主義者だからこんなミスをするはずがない」、「なぜ自分をデザスターだと思わないのか」と考えたことから、祢音がデザスターであることを見破った。

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 以上です。これで紹介を終えます。

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