今回解説する仮面ライダーはグレイブです。
「残念ですが剣崎さん、我々は忙しいんだ。今日もこのカードを返してもらいに来ただけで…。尊敬はしてますけど……所詮あなた方は『過去の人』だ。」
【BGM・閲覧のお供に是非】
目次
- 志村純一
- 概要
- 性格
- 描写
- ライダーとしては
- 中の人
- 仮面ライダーグレイブ
- スペック
- 概要
- 外見
- 変身
- 装備
- グレイブバックル
- 醒剣グレイブラウザー
- 性能
- 頭部
- 胴体
- 腕部
- その他四肢
- 戦闘能力
- 必殺技
- アルビノジョーカー
- スペック
- 概要
- 目的
- 外見
- 戦闘能力
- その他
- 優しさの謎
- 備考
- 劇中の活躍
- 導入
- グレイブの活躍
- アルビノの本性
- 最終決戦
- 『仮面ライダーディケイド』での活躍
- 海東純一
- 概要
- 過去
- 大樹への影響
- 真実
- 『仮面ライダーディケイド』の仮面ライダーグレイブ
- 概要
- 戦闘能力
- 劇中の活躍
- ニーサン語録
- 公式の動き
- 玩具
映画『劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE』の登場人物。仮面ライダーグレイブの変身者。正体はアルビノジョーカー。演じたのは黒田勇樹。
概要
自称22歳。同僚の三輪夏美曰く「射手座のO型」。映画本編における橘朔也の助手であり、新生BOARDの中心人物にして新世代ライダーのリーダー。
橘が開発した新世代ライダーシステムの一つを用いて仮面ライダーグレイブに変身。自らがスカウトした仲間達と共にアンデッド封印の任に就いている。
普段から冷静沈着だが、夏美が「占いのおばさんも言ってたじゃん。“滅多にいないいい奴だ”って」と語ったように、道端で見かけた募金活動を学生以上に本腰入れて手伝った。
さらに自身の財布ごと所持金を丸々募金してしまうなど、人並外れた優しさも備える。正義感も強く、ふたたびび封印が解かれたアンデッドたちと雄々しく戦う姿を見せている。
橘と共に古代遺跡の研究を行うなど考古学にも通じている。ディレクターズカット版では橘から「元々大学で古代語を研究をしていた」と語られる。劇中ではギラファアンデッドとも古代語で難なく会話を熟していた。
相川始=ジョーカーを封印したラウズカードは当初彼が所持していたが、後にとある事情から再び剣崎の手に渡っている。
身体能力の高さに加え、夏美/仮面ライダーラルクと禍木慎/仮面ライダーランスを統率し、53体の内、半数以上が再解放された多数のアンデッドをスムーズに封印している。
対抗意識の強い一面もあり、他の2人同様、剣崎一真や上城睦月達旧世代ライダーに対して、やや高圧的な言動を見せる。軋轢を生んでもいた。しかし後に剣崎にこれまでの非礼を詫びた。
演じた黒田氏は『仮面ライダーBLACK』のファンであり、自身も仮面ライダーになれた事を非常に喜んでいた。その黒田氏は2010年に俳優業を一度引退していたが、紆余曲折を経て2014年に演劇ユニットを組む形で復帰を果たした。そのメンバーは、
- 黒田勇樹(お馴染みニーサン)
- 椿隆之(言わずと知れたケンジャキ)
- 杉浦タカオ(旧芸名・杉浦太雄、仮面ライダーランス役)
- ウチクリ内倉(劇団「ツラヌキ怪賊団」団長)
- 斉藤このむ(劇団「激団リジョロ」副団長)
…と、5人中3人が『剣』ライダーという組み合わせである。 今後の活躍に注目していきたいところ。
仮面ライダーグレイブ
「見せてもらいますよ、剣崎さん。あなたの力を……」
Open Up!
スペック
身長:約203cm
体重:100kg
パンチ力:300AP(3t)
キック力:500AP(5t)
ジャンプ力:35m
走力:100mを5秒
概要
橘が開発した新世代ライダーシステム。 名前の由来は西洋の薙刀状の武器(GLAIVE)から。名前もそうだが、ブレイドと似ている点が多い。専用マシンはなく、移動には一般のバイクを使用する。
メインカラーはメタリックイエロー、単眼「ダイヤモンドスコープ」の色は赤で、各部に『A』の意匠が配されている。
前衛兼リーダー役として開発された為か、他の新世代ライダーと比べると頭部、及び肩部に『A』をモチーフとしたアーマーが追加。やや重装備かつ派手なデザインになっている。 ケルベロスが描かれた黄色を基調としたカラーリングのW A ・CHANGEのラウズカードをグレイブバックルに挿入。腹部にセットすることでグレイブバックルから自動的にカードを重ねたようなベルト帯が飛び出し、腰に巻き付き固定される。
その後、グレイブバックルの左部のカバーを外側に展開する操作、オープンアップを行うことで、変身者の前方にオリハルコンエレメントと呼ばれるエネルギースクリーンが出現。
オリハルコンエレメントが自動的に変身者の方に接近していき、潜り抜けることで全身にグレイブアーマーが装着され、変身が完了する。
戦闘能力
スペックはレンゲル以上で安定した戦闘力を発揮。上級アンデッドも難なく撃破する上に旧世代ライダーを圧倒するほどの強さを誇る。高いジャンプ力を活かして空中から強力な斬撃を繰り出し、アンデッドたちを次々と撃破していった。
だが強化フォームなどは存在しておらず、コンボにも乏しい。劇中ではブレイド ジャックフォームには敗北。グラビティスラッシュでブレイドを迎撃しようとするも、空中で一方的に切り裂かれ爆散、炎上した。
性能
頭部
口部『キュア・レギュレーター』は地球上に存在するあらゆる毒素をろ過し、装着者への新鮮な酸素を供給する。『オキシジェンメーカー』が水中や真空状態でも活動可能な酸素を生成。約10時間分の酸素をストック可能。
単眼のテレスコープカメラ『ダイヤモンドスコープ』は500倍のズーミング機能やマクロ機能、X線を用いての透視機能、高感度暗視機能(スターライトスコープ)を持つ。耳『オーガンソナー』は5km四方の針の落ちる音や超音波も聞き分けられる。
頭部全体を超金属・オリハルコンプラチナ製の多重プレート『フォアヘッド・シールド』が守る。内部には、橘朔也が開発した改良型マイクロスーパーコンピューター「クライシス」が組み込まれている。
角のような『オウルシールド』の内部にはライダーズコムと呼ばれるインナーアンテナをマウント。特殊な暗号化信号で仮面ライダー同士を結び、稼働に必要な情報をいつでも得られる。
胴体
超金属繊維・アーティシャルケプラーで編まれた強化服『アーティシャルスーツ』は絹よりもしなやかで、鋼鉄よりも強い。
胸部兼肩部装甲『バシリクスブレスト』は5重になった超金属・オリハルコンプラチナ板の間に4枚のアンチショックボードを挟み込んでいる。120tの衝撃を吸収、分散させる。オリハルコンプラチナを高圧縮して作られた厚さ2cmのアーマー『タルタロスフレーム』は頭部に内蔵されたコンピューター「クライシス」に感応し、発光する。
胸の『フォース・クーリング・シグナル』は全身に駆け巡るフォースを冷却するラジエーターポイント。正常であればエネルギー流は赤い。
腕部
オリハルコンプラチナをチタンコーティングしたリング状のパーツ『グラビティリグレット』を上腕と大腿部に装着。重力エネルギーを発生・増幅する。
手首の『ゴールデンバングル』がそれを安定化して拳に送り込む。オリハルコンプラチナに24金のコーティングが施されて重力エネルギーの吸収伝導率が高められている。
拳『ハンマーナックル』がそれを受け取り、すまじい拳の一撃を繰り出す。特殊繊維・アーティフィシャルファイバーでコーティングされたオリハルコンプラチナ製のガードプレートが3枚装着されている。
その他四肢
腕部装甲『アームズシェル』、膝部装甲『ニーアーマー』、脛部装甲『レッグスシェル』、踵部装甲『ストライクスパート』も超金属・オリハルコンプラチナ製。
120tの衝撃を吸収する。足の『ハンマーシェル』は重力エネルギーの利用によりキックの攻撃力を高める。
装備
グレイブバックル
グレイブの変身アイテム。橘朔也が開発した次世代のライダーシステム。その構造や変身システムから、レンゲルバックルを参考に開発されたと考えられる。
右腰にはラウズカードを携行するためのカードケース『ラウズ・バンク』を装備。装着者の意思に呼応して、目的のラウズカードを目視することなく選び出せる。
醒剣グレイブラウザー
グレイブの専用武器。初期APは5000。ブレイラウザーに酷似した片手剣で、柄の部分には扇形のオープントレイを内蔵している。カラーリングは黒を基調にメタリックイエローをアクセントに配する。スペードスートの代わりに『A』を配したデザインになっている。
刃はブレイラウザー同様「オリハルコン・エッジ」を極限まで研磨しており、地球上のあらゆる固形物質を切り裂く。切っ先は「ヒーティング・エッジ」製。高周波振動と高熱放射により、切れ味が倍増している点も特徴。
必殺技
グラビティスラッシュ
Wスートのカード・MIGHTYをグレイブラウザーにラウズして発動。切っ先に重力波を発生させて斬撃と同時に敵に叩き付ける。AP:3500。
映画『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ』にて、仮面ライダーディエンド コンプリートフォームに召喚された個体は斬撃を黄色の光刃として放ち、仮面ライダーG電王の撃破に貢献した。
映画『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ』にて、仮面ライダーディエンド コンプリートフォームに召喚された個体は斬撃を黄色の光刃として放ち、仮面ライダーG電王の撃破に貢献した。
アルビノジョーカー
「貰うぞ、貴様の命……!」
スペック
身長:219cm
体重:116kg
種族:アンデッド
特色・力:人間への化身 / 左腕の爪 / 手から放つ光弾
クリーチャーデザイン:韮沢靖
志村純一の正体。54番目のアンデッド。 始=ジョーカーと対をなすもう一体のジョーカー。どの生物の始祖でもない。
本来のバトルファイトでは起こり得ない『ジョーカーを含む53体のアンデッドが全て封印され、勝者が不在』という状況が起きた場合に出現し、アンデッドの解放=バトルファイトを再開させる事を役目としている。その性質上、『剣』TV本編では登場しなかった。
世界の全てを支配すること。そのために、バトルファイトの優勝者にのみ与えられる超古代の偉大なる力「14(フォーティーン)」を求めていた。劇中では14の封印を解くために、4枚のカテゴリーKと解放に必要な人間を集めていた。
ボディデザインはジョーカーの鏡映しかつ、『アルビノ』という名が示す通り、カラーリングはジョーカーの黒い部分を白、緑の部分を赤に変えたもの。
腹部のベルト「ジョーカーラウザー」のバックル部も白くなっている。 劇中には登場しないが、ラウズカードもジョーカーのカードの色違いである。
ジョーカーと同等だが、こちらは理性を持っており、劇中ではジョーカーを真っ向勝負で打ち負かしている。上級アンデッド同様、♥2・SPIRITを使わずとも人間の姿に化身出来る。
また、白いダークローチの亜種・アルビローチを無数に生み出し、使役する能力も備えている。 この他、掌から気を集めた爆裂弾「ヘルファイア」を放つ事が出来、これで烏丸を殺害した他、ジョーカーにもダメージを与えている。設定上は専用武器として大鎌「デスサイズ」を装備するが、劇中未使用。
また、白いダークローチの亜種・アルビローチを無数に生み出し、使役する能力も備えている。 この他、掌から気を集めた爆裂弾「ヘルファイア」を放つ事が出来、これで烏丸を殺害した他、ジョーカーにもダメージを与えている。設定上は専用武器として大鎌「デスサイズ」を装備するが、劇中未使用。
ディレクターズカット版ではギラファアンデッドとの会話をレンゲルに目撃され、剣崎との会話の最中に睦月から「そいつはアンデッド!もしかしたらジョーカーかもしれない……!」と危うく尻尾を掴まされそうになる場面もあった。
この時は橘が志村の偽りの経歴を話し、彼自身も『疑惑は争いの母』という意味の古代語を話す事でその場を切り抜けた。
この時は橘が志村の偽りの経歴を話し、彼自身も『疑惑は争いの母』という意味の古代語を話す事でその場を切り抜けた。
優しさの謎
物語冒頭の募金活動の真意は不明。人間の真似をする遊びか何かだったのか、もしくは下記にもあるように「本物」に成り代わった際に、本物が純粋に善意でやっていた活動を真似ていたなど、様々な説がある。演者の黒田勇樹氏は「必要以上に人間のふりをしようとしていたのでは」と仮説していた。
劇中の活躍
剣崎達の活躍で全てのアンデッドが封印された事で出現。橘と共に全てのラウズカードを永遠に封印しようとする烏丸を殺害し、カードから多くのアンデッドを解放。 始の封印で勝者不在となっていたバトルファイトを再開させた。
14の力を手に入れる為に橘を騙して接近。助手として古代遺跡の研究を進めつつ、仮面ライダーとしてアンデッドを再封印していく。スペードとハートのカテゴリーKは映画開始時点で手中に収めていた。
ライダー同士の対立を生むために、旧世代ライダー達を挑発。その隙にダイヤのカテゴリーK・ギラファアンデッドを封印する。
そしてクラブのカテゴリーK・タランチュラアンデッドを封印した禍木と、禍木の死に託けて自身が入手した3枚のカテゴリーKを盗んだ夏美を自らの手で殺害。 4枚のカテゴリーKのカードを入手する。
そしてクラブのカテゴリーK・タランチュラアンデッドを封印した禍木と、禍木の死に託けて自身が入手した3枚のカテゴリーKを盗んだ夏美を自らの手で殺害。 4枚のカテゴリーKのカードを入手する。
禍木と夏美のダイイングメッセージを解いた剣崎達に正体がバレる。眷属のアルビローチを率いて剣崎達と戦うが、ブレイドジャックフォームに敗北。しかし、14開放の鍵となる栗原天音は誘拐される。
レンゲルのテイピアリモートにより、始=ジョーカーが復活。天音を助けようと奮闘する彼を退ける。そして、始の目前で4枚のカテゴリーKのカードを使用。天音をバニティカードへと封じ込め、14解放の鍵を入手した。
新生BOARD基地に帰還後、バニティカードを使って超古代のレリーフから14の力を手中に収めて融合する。4人のライダーを圧倒する。しかし、天音の代わりに始がバニティカードに封印され、その状態で剣崎がカードを破壊。14はエネルギー供給が乱れて弱体化する。
最期はキングフォームとなったブレイドのロイヤルストレートフラッシュによって、14諸共縦に切り裂かれ敗北。 壮絶な断末魔の叫びを上げながら盛大に爆死した。アンデッドの彼がなぜ死んだのかは不明。
『仮面ライダーディケイド』での活躍
第1話冒頭のライダー大戦の夢では、戦いの果てに倒れたライダーの一人として登場。第22話・第23話ではキーパーソンとして空前の大活躍を果たした。
「ようこそおいで下さいました! 申し訳ございません、この様な格好で…」
志村純一/仮面ライダーグレイブのリ・イマジネーションライダー。2話限りのゲストキャラクターだが、あまりに濃い人物像からネットで大人気。ファンからの主な愛称は「ニーサン」。全角カナ表記の「ニーサン」ではなく、半角カナ表記なのがミソ。演者も同じ黒田勇樹。
初登場は第22話「ディエンド指名手配」。『ディエンドの世界』において海東大樹/仮面ライダーディエンドの実兄として登場した。一人称は「私 」だが、洗脳されていない素の状態では「俺」となる。
『ディエンドの世界』を牛耳る悪の支配者・フォーティーンに仕える側近にして、エリア管理委員会の次官を務める。一度見たら忘れられないであろう張り付いた笑顔を絶やさない。
かつては仮面ライダーグレイブとしてフォーティーンに抵抗。三輪春香/仮面ライダーラルク、禍木慎/仮面ライダーランスと共に世界の平和を取り戻すべく活動していた。
だが、アジトにフォーティーン配下の怪人集団・ローチが襲撃。春香や禍木と共に奮戦するも、ローチの猛攻の前に変身解除され、仲間を逃がす為に捕まる。そのままフォーティーンによって洗脳を受けたとされていた。
弟の大樹からも慕われており、兄弟仲も良好だった。しかし、大樹は社会の秩序を守るために、自らの意思でフォーティーンの側近として働いていたため、純一は自分がライダーだと明かしていなかった。
アジトが襲われて変身解除された兄を見て、大樹は初めて自分の兄が反乱分子=仮面ライダーである事を知り、ショックを受けていた。
またフォーティーンから、彼の指示で洗脳されたと伝えられる。方法も大樹が知らされていなかった脳改造処置であった。この出来事は「自分の正義」を信じていた大樹の心に深い傷を残し、彼が世界を巡る怪盗となる切っ掛けとなった。
実は純一は最初から自発的なフォーティーンの協力者であり、洗脳もされていなかった。仮面ライダーとして戦っていたのも、反乱分子を誘き出す『エサ』を演じてきただけに過ぎなかった。彼の真の野望は第2のフォーティーンとなって世界を支配することだった。
概要
原典同様、W A ・CHANGEのラウズカードとグレイブバックルで変身する。春香や禍木もだが、劇中の変身アイテム一式の出自は不明。
変身時・必殺技発動時のカード読み上げ音声が省略されている他、変身時の効果音がブレイバックルと同様のものに、グレイブラウザーの斬撃音もトイザらス限定で発売されたDX玩具版のものに変更されている。
グレイブラウザーを用いた白兵戦を展開する。かなり強く、ディケイドとディエンドの2人を相手に互角以上に立ち回った。ディケイドでも取り押さえるのがやっとだった。
ディエンドとの兄弟の決闘では彼を終始圧倒していたが、息の根を止める事に躊躇していた。フォーティーンに敵対した頃のグレイブは原典『MISSING ACE』と車種は異なるものの、金色をあしらったバイクでラルク、ランスと共に活躍していた。
ディエンドとの兄弟の決闘では彼を終始圧倒していたが、息の根を止める事に躊躇していた。フォーティーンに敵対した頃のグレイブは原典『MISSING ACE』と車種は異なるものの、金色をあしらったバイクでラルク、ランスと共に活躍していた。
劇中の活躍
士/仮面ライダーディケイド達が『ディエンドの世界』に辿り着いた際、屋内プールにて初対面。素敵な張り付いた笑顔で歓迎した。物騒かつ、井上敏樹節満載の台詞を不自然なまでに爽やかに繰り出す様は視聴者に圧倒的なインパクトを与えた。
その後、追手のローチ達を倒した士達の前に姿を現し、弟の大樹と再会。笑顔のままグレイブに変身し、生身の大樹に無言の腹パンする。「だが無意味だ」の名言を言い放ちつつ、ローチを率いて夏海を攫っていった。
その後、夏海と大樹を交換しようという士の要求を受け、フォーティーンに「罠です」と進言。だがフォーティーンは「だから面白いのだ」と、それを見越した上で士達と対面する事を選択。
士と大樹は攻撃を仕掛ける。フォーティーンに洗脳された夏海が大樹を妨害しようとするが、あっさりいなされる。純一はグレイブに変身してダークローチの集団と共にディケイド達と交戦。
フォーティーンも真の姿である巨大邪神14に変化するが、ディケイドコンプリートフォーム敗れた。14が滅びた事で夏海や小野寺ユウスケを含む人々の洗脳が解除された。、
純一は禍木達を攻撃。大樹は兄の真実を知る。ショックを受けながらも、純一を止めようと大樹は戦う。一進一退の攻防の末、互いにトドメを刺せる体勢になるが、2人は互いを討てない。兄弟は戦いを止め、変身解除して向きあう。
士から「お前はフォーティーンにはなれない」と告げられた純一は、無言のまま弟に愁いの表情を向け、どこかへ去っていった。
『ディケイド』では僅か2話の登場ではあったニーサンだが、あまりにも強烈なキャラクター性から多くの名言(迷言)を生み出している。
- ようこそおいで下さいました!
- 申し訳ございません、この様な格好で。
- では、貴方様方は、海東大樹と様々な世界を旅してきたという訳ですね。
- “コソ泥”…ですか?アイツらしい…。
- アイツはこの社会を壊そうとしたんです。謂わば…反逆です。
- 申し遅れました。
私 はエリア管理委員会次官・海東純一と申します。 - ええ。大樹は私の弟です。
- 行くぞ、慎、春香!
- 会いたかったよ、大樹。
- おかしなものだね。昔は立場が逆だった。お前はフォーティーン様の下で、ローチ達と働いていたのに……。
- 別に。お前はまた仮面ライダー狩りか?
- 本当にそうかな?
- この世界の平和は、フォーティーン率いるローチ達が創ったものだ。お前は本当にそれで良いのか?
- 逃げろ!慎、春香!逃げるんだ!!早く!!
- 私はお前に感謝しているんだ。私は、お前のおかげで真っ当な人間になれた。今度は私がお前を救ってあげよう。
- 聞くところによると、お前も仮面ライダーの力を手に入れたらしいね。試してあげよう、お前の力を。
- どうした?変身しないのか?
- フッ、いい台詞だ。感動的だな。だが無意味だ。
- あなた達も、彼と同じ運命を辿る事になります。
- 罠です。
- 残念でしたね。その女性はもう…フォーティーン様の意のままです。
決着 をつけてあげましょう、大樹。- 馬鹿め。俺は自分の意志で動いていた。昔から、お前と同じだったんだ。自分の意志でフォーティーンの下で働いていた。
- 確かにな。だが、それは反乱分子を誘き出す為の作戦に過ぎなかった。
- 仮面ライダーに味方をする者があれば、そいつはこの世界の反乱分子という事になる。俺は、そんな奴らを誘き寄せる為の…正に『エサ』を演じていたんだよ。
- この俺が、第2のフォーティーンとなり……この世界を支配する!!
- ……甘いな、大樹。何故攻撃を止めた?
- 後悔するぞ、俺を倒さなかった事を……。
公式の動き
ニコニコ動画での公式配信があった時に、第22話23話はコメントが彼のシーンに集中していることから根強い人気がある事が伺われる。しかし23話での人質交換を話し合うシーンでまさかの音声バグが発生した。
これ以外のライダー作品にも「兄さん」の単語が動画内で出るたびに例の顔文字やセリフの段幕が出てくる。『仮面ライダー図鑑』ではまさかの名セリフがそのままキャラ紹介で載せられている。
玩具
トイザラス限定でグレイブラウザーが玩具化。グレイブバックルは商品化されなかった。フィギュアではソフビの他には放送終了後の2005年に装着変身が発売。しかしフィギュアーツは現在まで発売されていない。
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以上です。これで紹介を終えます。
以上です。これで紹介を終えます。