今回解説する仮面ライダーはカノンスペクターです。
目次
- 深海カノン
- 概要
- 過去
- 妹眼魂
- 描写
- 正体
- 仮面ライダーカノンスペクター
- 概要
- 戦闘能力
- 必殺技
- 備考
- 劇中の動向
- 序盤
- 復活
- アランとのすれ違い
- 好意
- 終盤
- Vシネスペクター
- 『仮面ライダーセイバー』
- 『仮面ライダーセイバー×ゴースト』
- 『仮面ライダースペクター×ブレイズ』
深海カノン
『仮面ライダーゴースト』の登場人物。仮面ライダーカノンスペクターの変身者。年齢は2015年時点で14~17歳とされている。演じたのは工藤美桜。
概要
深海マコトの妹。第7話にてその存在が語られた。天空寺タケルや月村アカリとは幼馴染の様な間柄だった。現在でも非常に仲が良い。皆の妹のような存在。第18話によれば名前の漢字表記は「花音」。基本的に心優しく温厚。思慮深く、マコトの身を案じる兄想いの性格。
過去
10年前、西園寺主税が天空寺で起こった謎の実験で兄共々異空間に吸い込まれ、『眼魔世界』に入り込んでしまった。眼魔の世界ではアリアやアランの世話になりながら成長した。
初登場時では肉体を失っており、眼魔が眼魔アサルトや眼魔コマンドを生み出す際に使用する『眼魔眼魂』と同じ眼魂に魂を封じられていた。
彼女を元の人間の状態へ蘇生させる事が、物語序盤におけるマコトの唯一無二の願いであり、その為にマコトは冷徹な戦士へと変貌した。
妹眼魂
第6話より登場。淡くピンク色に発光する。第11話でカノンが復活すると消滅した。カノンがどんな過程を経て妹眼魂になったのか、また眼魂から人間に戻る手段が「15個の英雄の眼魂を揃える」以外に存在しないのか等は一切不明。
アランはこの事について「私に任せれば何とかしてやったのに」と発言している。肉体の方は、眼魔世界の大気の影響で消滅していた。
描写
画材眼魔とは一緒に絵を描くほど仲良くなっていた。御成と一緒に不可思議現象による被害者の面倒を見たりと、人間世界に再び馴染んでいく。当初は戦闘能力はないに等しかったが、最終決戦で、掌底で眼魔コマンドを倒せるまでに成長している。
正体
実はマコトと同じくダントンの計画で生み出された人間の一人(デザイナーベビーに近い)。マコトとは違ってVシネで本名は明かされなかった。小説版によると本名は「ミオン」(由来は兄共々演者の名前から)。
ダントンの拠点にはマコトと同じく自身の失敗作にあたる多数の姉妹たち(四肢が欠損していたり、容姿が幼い個体もいる)が眠っていた。
仮面ライダーカノンスペクター
カイガン! スペシャル! 行こう! サイコー! スペシャルなゴースト!』
「心の叫びを…聞け!」
概要
『仮面ライダースペクター×ブレイズ』に登場。ゴーストドライバーにカノンスペクターゴーストアイコンを装填して変身する。変身音はスペシャルオレ魂、必殺技音声は仮面ライダースペクターの流用。
兄が変身するスペクター同様二本角。白とピンクを基調としたカラーリング。頭部のマスク状には白い紋様が浮かび上がっている。複眼は銀色。パーカーは半袖タイプだが他の部位が腰まで長い。ムゲン魂やシンスペクターに近い。
戦闘能力
素早さを活かした体術を得意とし、アランから学んだ格闘術なども駆使して戦う。カノン自身が『ゴースト』本編よりも戦闘能力が向上していることも相まって、並の眼魔ウルティマ程度なら単独でも充分渡り合える。
『スペクター×ブレイズ』においては兄の変身したスペクターと息の合ったコンビネーション攻撃を披露し、ウルティマに吸収された姉妹達を見事に救出した。
必殺技
オメガドライブ スペクター
カノンスペクターの必殺技。作中では二回発動。一回目はパンチやキックなどの連撃を叩き込む技を、二回目はシンスペクターと共にライダーキックを繰り出した。
ライダーキックの際には赤い六枚の翼が展開しているのが特徴。マラーが変身した眼魔ウルティマ・エボニーを撃退した。
備考
彼女の決め台詞「心の叫びを…聞け!」は、本編及びVシネマでアラン/仮面ライダーネクロムが決め台詞として使っていた物。世にも珍しい人妻ライダーが誕生した事になる。
スーツアクターの宮澤氏は魔進戦隊キラメイジャーで同じ工藤氏が演じた大治小夜の吹き替えも担当していた。カラーリングやボディのパルス模様、白衣のような丈の長いパーカーもキラメイピンクの設定をどこか連想させる。
劇中の動向
序盤
2015年に深海マコトと共に地球に帰還。マコトの幸せを願っており、マコトが幼馴染であるタケルと争うことを悲痛に感じていた。
第9話冒頭では自分を救う為に非情に徹して戦い続ける兄の事を案じて、自分が蘇る事ができなくても構わないという趣旨の発言をしていた。
復活
第9話にてカノンの存在とマコトの苦悩を知ったタケルは、カノンを救うため奔走。第11話で「英雄の眼魂」が15個揃い、グレートアイが出現。タケルが願ったことでカノンは無事に元の人間の姿へ戻った。
その後は病院で療養し、マコトが時々見舞いに行っていたが、第15話で無事に回復・退院。その直後ジャベルに人質として誘拐されるが、今度こそ自分の力で彼女を救う決意を固めたマコトによって救われた。
退院後は大天空寺に居候している。過去に自分とマコトが眼魔世界に閉じ込められる発端となったモノリスがある地下研究室にはなるべく近づかないようにしていたが、五十嵐から10年前の真相を聞いて以降は地下研究室にも入るようになる。
アランとのすれ違い
ジャベルと協力関係にあり、かつて世話になったアランにずっと好意的に接しており彼の事を信じていた。
第18話では共に大切な存在であるタケルとアランの戦いや、アランに洗脳された兄がタケルを攻撃するといった辛い場面を見せつけられた。第20話ではタケルたちに居場所を感づかれた事を自分のせいであるとアランに誤解され、突き放される。
最終的にタケルやマコトが所有していた英雄眼魂逹と協力し、兄をネクロムスペクターの呪縛から解放することに成功。だがアランが昔の頃からすっかり変わってしまった事にショックを受けていた。
好意
タケルたちが1度目の帰還をした後、飛行機眼魔の散布する粒子によって、空が眼魔世界と同じ赤色の空に染まり始める。特殊な大気の影響で倒れ、容態が悪化するも、アカリが作った中和剤で症状は回復した。
その際、看病していたアランも同じように身体に異常を起こした事に気付く。アランに対する好意が薄れていない彼女はアカリに、彼にも中和剤を渡すよう頼んだ。
終盤
タケルが二度目の消滅をした後、マコトらと共にガンマイザー・ファイヤーとアデル・グラビティに立ち向かい、タケルの復活に貢献した。
第39話ではビリー・ザ・キッドゴーストに憑依されている。グリム兄弟の一件では、夢の世界に入り込んだマコトの願望としてコスプレ姿の8人のカノンが登場。
ディープコネクト社によるアイドル募集で、ハルミが引き継いだフーミンで手伝いをしていた。戦いが終息した後はマコトと共にアランの手助けをするべく、眼魔世界に旅立った。
Vシネスペクター
アランが主導する眼魔の世界の復興活動に協力。また、カノンの出生の秘密が明かされた。ダントンは当初カノンも娘として扱っていたが、一度死んだことを知るや否や一転してカノンを失敗作と見なし、彼に殺されかけたものの西園寺に救われる。
自分の出生に大いに苦悩した兄とは対照的に「自分は人間だと思っているから人間だ」とボジティブに捉えている。その言葉でマコトも「我思うゆえに、我ありか…」と吹っ切れた。小説版ではアランのプロポーズを受け結ばれることとなった。
『仮面ライダーセイバー×ゴースト』
本編の時点で生身の状態でも眼魔コマンドを倒せる実力を持っていたが、今回は生身でセイバーやデザストをボコボコにしたり、手刀の突き刺しで飛羽真に出血レベルの傷を負わせたりと明らかに本編時よりも強くなっている。
洗脳が解け救出したと思われたが、保護していたジャベルがミスをしてダントン一派の残党にまた捕まってしまう。
続編。実は本物ではなく、ゴースト本編で出てきたCマコトと同様の存在「Cカノン」の1体だったことが判明する。
後半では、姉妹(コピーカノン)の出現を受けて本物のカノンが地球にやって来る。眼魔世界の装束を纏っていた。更に仮面ライダーカノンスペクターに変身。兄と共にダントン派の残党を撃退し、新たな家族として姉妹を受け入れた。
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以上です。これで紹介を終えます。