【髪型モニター!】仮面ライダーライブ / 五十嵐大二【何歳の俳優? 動画・BGMあり】

2021年11月13日土曜日

2号ライダー 仮面ライダーリバイス 仮面ライダー解説

t f B! P L
 今回解説する仮面ライダーはライブです。
目次
  • 五十嵐大二
    • 概要
    • 描写
    • 劣等感
    • 入隊
    • 変身
    • カゲロウ
    • 備考
  • 仮面ライダーライブ
    • 概要
    • 装備
      • ツーサイドライバー
      • ライブガン
    • 備考
  • 各形態一覧
    • バットゲノム
      • スペック
      • 概要
      • 性能
      • バットバイスタンプ
      • 必殺技
  • 劇中の活躍
    • 初登場
    • 和解
【初変身】
五十嵐大二
 『仮面ライダーリバイス』の登場人物。仮面ライダーライブの変身者。演じたのは日向亘。

 概要

 五十嵐家次男。五十嵐一輝の弟で五十嵐さくらの兄。一人称「俺」。一輝の事は「兄ちゃん」、両親はそれぞれ「母さん」「父さん」、さくらは呼び捨てで呼ぶ。
 さくらからは「大兄ちゃん」もしくは「大ちゃん」と呼ばれている。頭脳明晰で運動能力も高い優等生。兄達がボロボロに破壊した施設に謝罪しに行くなど、結構な苦労人。一輝曰く「辛い物とコーヒーが苦手」。一輝からも可愛い弟と見なされているらしく、第28話での一輝の精神世界ではおもちゃの飛行機で無邪気に遊んでいた。カゲロウの生み主。

 描写
 明るい兄の一輝とは対照的にクールで落ち着いた性格。真面目かつ内心では一輝に負けず劣らずの優しさも秘めている。だが、現実主義者故か、きつい物言いをしてしまう事も少なくない。
 シャイで恥ずかしがり屋。家族や常連客が悪目立ちして同僚から「あれ五十嵐くんの家族?」と問われた際に思わず「違います」と否定していた。
 だが意外と対外的。快活とした性格ながら銭湯に固執する兄の一輝とは対照的である。フェニックスの一員としての責任感や自覚は強いが、その裏返しとしてプライドの高い部分や、ナイーブさも併せ持つ。
 仲直りした後に一輝と共に一風呂浴びる程度には風呂好き。だが「先に世界を守る、そうすることで銭湯も守れる」と考えており、銭湯の仕事自体にはノータッチ。

 入隊
 高校卒業後、政府特務機関・フェニックスに所属。悪魔崇拝組織・デッドマンズと戦っている。本編開始時点でかなりの戦果を上げてきたらしく、第1話にて中央方面隊分隊長に昇格。ますます前線で積極的に戦う事になった。
 入隊には五十嵐家もご近所さんも信頼しており、大二の仕事についても皆認めている。第1話では大二の仮面ライダー着任が発表される式典に、五十嵐家・ご近所さん一同でエールを送りに向かうところから物語が始まる。

 変身
 当初リバイスシステムは彼が使用する筈だった。しかし、先輩隊員である門田ヒロミがリバイスドライバーでの変身に失敗。挙句、レックス・デッドマンを生み出す様を目撃した際には、自分も二の舞になることを恐れて変身に踏み切れなかった。
 結局変身する勇気を出せず、その使用権を一輝に譲る事になった。後にジョージが新たに開発した新型ドライバーを見て自分がそれを使えないかと問うも、「ビビッてリバイスになれなかった君が?」と嫌味を言われた。

 カゲロウ退場後
 性格が大きく変化。考えを軌道修正できず、『自問自答』ができない状態に陥る。第35話ではジョージから「カゲロウを失ったことで、心の中の善悪のバランスが取れなくなっている」と言及された。
 自らの悪魔を犠牲にし『正しさ』に固執しながらも強大なる悪の前に完全敗北した大二は、自分で物事を決められなくなる。自身の信念より先に『正しさ』に追い詰められ行動を縛られ、赤石の唱える「ギフへの服従」に屈服。
 悪魔から人々を守るために託されたはずの力を、悪魔への隷従のために使うという本末転倒に陥り、ギフの尖兵と化したフェニックスに引き続き身を置き活動する。

 人物関係

五十嵐一輝 / 仮面ライダーリバイ
 誰からも慕われて常に人の輪の中心にいる彼を頼もしく思う反面、内心では大らかで明るくも、優秀さやどこか人の感情に鈍感な兄が自分の活躍の場を奪っている事に対して劣等感や自己嫌悪、苛立ちといった愛憎入り混じった複雑な感情を抱いている。
 フェニックスに入隊したのも、兄と違うフィールドで活躍する事で人から評価される為であった。「銭湯を守れないなら世界も守れない」と考えている一輝とは意見の食い違いから口論になることも多い。
 第3話ではコングゲノムを撃破した一輝、自力で犯人を叩きのめしたさくらに比べ、自分の役目を果たせなかったことにで惨めさに打ちひしがれた。バイスからも「プライドが砕け散る音が聞こえた」と傷口に塩を塗る辛辣な物言いをされていた。
 その嫉妬心と僻みは計り知れないほどにまで膨れ上がり、結果カゲロウを生み出してしまう。だが一輝を慕い、信じる心も本物。カゲロウの支配に遭っても頑なに一輝の助けを信じて一人戦い続けた。

 大二の中に巣食う悪魔。大二と瓜二つな格好で、仮面ライダーエビルに変身する。関係性は悪く、大二はカゲロウからは「アホ」と呼ばれている。
 兄弟の和解の直後からカゲロウの人格が顕現。徐々に肉体の主導権を奪われるようになってしまう。そして、第8話にて完全に肉体を奪われ、その意識は沈黙してしまった。
 最初は鏡に映るようにして大二に接触、意識と体を乗っ取り。大二から意識と体の主導権を掌握してからは逆に大二本人が鏡に映るイメージで話している。最終的に互いの存在を掛けた決戦の末、大二に今後と新たな力を託して消滅していった。
 良くも悪くも生真面目な大二は、自分の心の弱さや負の感情を自分自身で溜め込んでそれを昇華できない。カゲロウの消滅後により心の中の善悪のバランスが乱れ、負の感情の行き場を失った。
 だが実は消滅せず、第44話で復活。ホーリーウイングバイスタンプに意識を宿して、曰く「大二の泣き寝入りを待っていた」のだった

赤石英雄
 フェニックスの長官。第40話では「自分の兄と戦ったそうじゃないか」と言われ「あそこまでバカだとは思いませんでした」と自らの兄への失望と僅かな侮蔑を込めて返答。赤石に抱きしめられる中自身の孤独さを噛み締めていた。
 後半では大二に対して情を抱くようになり「私の大事な家族に、手を出すな」と述べる。第41話では「君のおかげで人類は救われようとしている。ありがとう」という労いの言葉を掛けられたが「あなたのためじゃない。俺は正しいことをしているだけだ。」と反論。
 その後も「私は君を自分の息子のように応援しているんだ」と言われたが、嫌そうな顔をしてそのまま無視して立ち去る(赤石はこの行動に対して「手のかかる子だ!」と発言し、苛立ちを露わにしている)。
 第42話ではアララト基地の長官室にて父・元太からの留守番電話を聞いていた最中に赤石から「誰からの電話だ?」と問いかけられ「あなたには関係ない」と返答。
 続けて「息子よ、反抗期なのか?」と問いかけられた際には「触るな!家族ごっこに付き合ってる暇はない」と嫌がりながら冷たく返答し、その場を去っていった。

 備考
 演者の日向氏は大二の妹のさくらを演じる井本彩花氏と同じ年である。第28話での一輝の心の中の描写から、一輝はまだ大二のことを子供扱いしている部分があると思われる。
 『リバイス』における仮面ライダーの変身者では唯一バイクを使用している(第2話)。ただし変身後の姿で乗ったことはない。
 回を重ねるごとに扱いが悪くなってるような印象しかないが、シリーズ構成を担当する木下半太氏はファンからの質問に対して「もちろん、大好きですよ。」と返答している。
 だが、傍から見たら好きな子をいじめたくなる男子と同じ発想であり、「歪んだ愛」「その愛、ねじ曲がりすぎでしょ。」と言われてしまっている。

仮面ライダーライブ
「白黒つけようぜ……」

 概要

 ツーサイドライバーにバイスタンプを装填・銃撃して変身する。初登場は第10話。名前の「ライブ」は「エビル」の英語のスペルを反転したもの。「EVIL」⇒「LIVE」
 モチーフはおそらく聖職者。メインウェポンの銃も、悪魔撃退に有効とされる「銀の弾丸」の伝承に由来していると思われる。

 性能
 口腔部『バーサスクラッシャー』は呼吸で得る酸素を高濃度化して体の隅々まで浸透させることで変身者の運動機能を飛躍的に向上させ、疲労回復速度を早める。
 グローブ『ライブ○○グローブ』は変身ベルト「ツーサイドライバー」から取り外した武器「ライブガン」を扱うための特殊な調整が施され、銃を使用した戦闘が得意。

全身
 強化スーツ『バーサスゲノミックスーツ』がバーサスアップと同時に展開。変身ベルト「ツーサイドライバー」から供給される生物種の遺伝子情報を再構成し、能力化した形状で装着することで変身者を仮面ライダーライブへと変える。変身者の身体能力を高める。
 上半身の装甲『〇〇ブランディ―クロス』の〇〇に使用バイスタンプ名が入る。変身者の持つプラスエネルギーを倍増し力に変える「ライブシステム」を内蔵。凄まじい戦闘力を生み出す。
 脚部『ライブ○○レッグ』は高い衝撃吸収能力を活かして敵の攻撃を脚で受け、必殺技などの自らが発する凄まじい衝撃から保護。

 装備

ツーサイドライバー
 狩崎から渡された第2のベルト。バイスタンプに保存されている生物種の遺伝子情報を引き出して、強大なエネルギーと共に様々な能力を変身者に授ける。製作者のジョージ・狩崎曰く、「悪魔に相応しいベルト」
 ツーサイドウェポンのモード切り替え装置『リバーサルセレクター』を回転させることで内蔵プログラム「ツーサイドエンジン」が反転。
 変身者の持つマイナスエネルギーを極端に増幅させる仮面ライダーエビル、またはその反作用を利用することでプラスエネルギーを倍増する仮面ライダーライブへの変身を選択できる。

変身

 押印式情報入力装置『オーインジェクター』にバイスタンプの特殊情報伝達コード「バイスタンプコード」の押印による入力を受けて様々な生物種の力を受信する。入力と同時に承認シークエンスを実行し、受信データの安全性を確認する。
 そのバイスタンプを『バイスタンプスロット』セットすることで、バイスタンプに保存されている遺伝子情報から生命の源となった高純度エネルギーを動力源ゲノミックコンバーター』が抽出。
 加速増幅することで強大なエネルギー「ゲノムパワー」へと変換して、全身に供給する。バイスタンプがセットされたライブガンを引き抜いた後、引き金『ツーサイトリガー』を強く引くことでバーサスアップが開始される。

性能

 バンド部分『ツーサイバインド』がドライバーのセットと同時に展開。変身者の腰部に固定する。変身者が持つ生命エネルギーを分析する。
 受信装置『ゲノムトランシーバー』がライブガンもしくはエビルブレードの分離後、エネルギーや生物種の遺伝子情報などを相互に伝達する。ツーサイドライバーの左右の『バイスタンプホルダー』にバイスタンプをセットできる。

ライブガン
 仮面ライダーライブが使用する銃。内蔵の動力源「ゲノミックコンバーター」が生み出す強大なエネルギーを光弾に変えて射出する。
 バイスタンプの追加押印を受けてその固有能力を加えた射撃を繰り出せる。引き金『ツーサイトリガー』がゲノムチェンジや必殺技など各種攻撃の起点となる。

各形態一覧

 バットゲノム
バット! Confirmed! Eeny, meeny, miny, moe♪ Eeny, meeny, miny, moe♪ バーサスアップ! Precious!Trust us!Justis!バット! 仮面ライダーライブ!

「白黒付けようぜ……!」
スペック

身長:195.7cm
体重:110.2kg
パンチ力:20.5t
キック力:48.6t
ジャンプ力:42.8m(ひと跳び)
走力:3.3秒(100m)

概要
 バットバイスタンプツーサイドライバーに押印し、エビルブレードを抜刀して変身する基本形態変身音は翻訳すると「大事!信頼!正義!」
 吸血で有名な「コウモリ」をモチーフとしている。閉じていた顔面のコウモリの翼は開き、それに伴ってオレンジ色のクリアパーツになっている。頭部はシルバー。
 ブラックをベースとしたエビルに対比してホワイトがベースだが、差し色のターコイズは健在。心を閉ざした大二が心を開いて変身できるようになった様を表した姿だと言える。

性能

頭部『ライブバットヘッド』
 強固な顔面装甲『バットセイクリッド』はレドームと視覚装置が一体となっている。特殊な形状は飛行時に補助翼として機能し、空中での姿勢制御を補助する。
 アンテナ『ライブバットエコー』はコウモリの超音波を用いたエコーロケーションを再現。レーダーや飛行管制として利用する。超音波は指向性エネルギー兵器にも転用可能で、対象をかく乱可能。
 複眼『バットディスペルアイ』は暗闇などの視界が確保できない状況でもライブバットエコーから得られた情報を視覚化することで通常と変わらず活動可能。

上半身
 装甲『バットブランディ―クロス』はシンボルマークと共に刻まれた固有能力により、変身者をコウモリの戦士とする。高いサバイバビリティーと飛行能力を得て己の正義を実行する。
 腕部『ライブバットアーム』は手首のライブレスレットにより握力が強化。パンチ力や武器のホールド性が向上。純白に輝く肩部装甲『ライブバットショルダー』はプラスエネルギーを帯びており、デッドマンなどの邪悪な存在の力を打ち消す。

脚部『ライブバットレッグ』
 コウモリの持つ静穏能力と合わせることで足音などの動作音を極小化している。ブーツ『ライブバットブーツ』に強力な吸着力を備えたソールを搭載。壁面や天面も歩行可能。エネルギーを集中することで必殺技「ジャスティスフィニッシュ」が発動可能。
 下半身の装甲『ライブバットローブ』はツーサイドライバーから供給される強大なエネルギーを薄膜化し、空中戦闘用の翼として展開可能。これを姿勢制御に応用し、宙を舞うような立体的な戦闘を行う。

バットバイスタンプ
バット!

 空を飛ぶ哺乳類「コウモリ」の力と令和ライダー3作目の2号ライダー「仮面ライダーエビル」の意匠をモチーフにしたバイスタンプ。カラーはエビルのマスク部分がネイビー、バット部分がホワイトとなっている。

必殺技

バットジャスティスフィニッシュ

必殺承認! バット!ジャスティスフィニッシュ!

 ライブガンに装填されたバットバイスタンプのスイッチを押し、トリガーを引くことで発動。ライブガンからエネルギーを帯びた黒い矢のような弾丸を連射する。第11話ではエネルギーを収束した単発の射撃や、相手を麻痺させる音波状の弾丸を連射した。
 ライブガンをツーサイドライバーの本体に装填した状態ではライダーキックとして放つ。ライブバットブーツに送り込まれたターコイズグリーンのエネルギーを巨大なコウモリ型の白いエフェクトに変化させ、そのまま跳び蹴りを叩き込む。
 第15話ではバイスのバリッドシールドを踏み台にして飛び、リバイ・バリッドレックスゲノムジャンヌと共にトリプルライダーキックを叩き込んだ。
 ガンバライジングでは自身と相手との間に発生したバットバイスタンプの押印面を模ったエフェクトに向けてライブガンによる銃撃を放ち、光弾を命中させると同時に拡散させ、四方八方から相手にダメージを与える。

 ジャッカルゲノム
ジャッカル! Eeny, meeny, miny, moe~! Eeny, meeny, miny, moe~! バーサスアップ! Over drive! Power dive! 仮面ライダーライブ! ジャッカル!

スペック

身長:196.1cm
体重:110.9kg
パンチ力:22.9t
キック力:50.3t
ジャンプ力:47.4m(ひと跳び)
走力:2.9秒(100m)

概要
 ツーサイドライバーにジャッカルバイスタンプを装填して変身する派生形態。変身音は翻訳すると「急上昇!急降下!」顔面がエビルの顔面をピンク色にして張り付けたようになっている。
 バットゲノムの「バットブランディークロス」に当たるパーツのシンボルと縁取りが黄緑色になっており、同じく黄緑色のひらひらが肩部についている。

戦闘能力
 走力はエビルより低下したが本家のエグゼイドよりは上。攻撃力が高めなバットゲノムと使い分ける形で使用されていた。スピードに特化した能力故、ギフジュニアなどの多人数戦に効果を発揮する。
 第23話ではオルテカの変身した仮面ライダーデモンズと対決。敗北こそしたものの、強化されたデモンズに対しても単独でもそれなりに善戦するなど、2号ライダーの派生形態としては中々優遇されている。

性能

頭部『ライブジャッカルヘッド』
 レアメタル「アストメタルム」を主材とした強固な顔面装甲『ジャッカルセイクリッド』の表面に耐爆コーティング剤を塗布することで必要以上に強度が向上。
 聴覚装置『ライブジャッカルイヤー』が周囲の雑音を遮断し、必要な音だけをピックアップして変身者に聞かせる。秘匿通信機能で特定の相手と音声会話が可能。
 複眼『ジャッカルディスペルアイ』夜行性のジャッカルと同じく暗視能力と動体視力に優れ、暗闇の中でも周囲の動体反応を捕捉・識別できる。
 ヘッドマウンテッドディスプレイとして機能するフェイスゴーグルを重ねてVRマップや目的達成までの推奨攻略ルートなどを表示できる。夜間戦闘用の発光装置を搭載。

全身
 上半身装甲『ジャッカルブランディージャケット』はシンボルマークと共に刻まれた固有能力により、変身者をジャッカルの戦士とする。高い俊敏性と索敵能力を得たことで己の正義を実行する。
 前垂れ状の装甲『ライブジャッカルローブ』各部に設けられたスラスターからのエアー噴射により空中での姿勢制御を行い、宙を舞うような立体的な挙動を可能。
 肩部『ライブジャッカルショルダー』から全身を覆うように装甲強化剤を噴射することで、一定時間防御力を引き上げる。

四肢
 腕部『ライブジャッカルアーム』は変身者の俊敏性が強化。素早い攻撃で畳みかける戦法に適している。運動能力のレベルや戦闘経験に応じて攻撃力や防御力が上昇。戦う度に強さを増す。拳が『ライブジャッカルグローブ』に変化。
 脚部『ライブジャッカルレッグ』はジャッカルの俊敏性や跳躍力を得て建築物などが密集した複雑な地形も軽々とクリアするアクロバティックな挙動が可能。
 ブーツ『ライブジャッカルブーツ』は非常に高いグリップ力を備え、どんなに小さな足場でも安定して立つことができる。エネルギーを集中することで必殺技「ジャスティスフィニッシュ」を発動可能。

必殺技

ジャッカルジャスティスフィニッシュ
必殺承認! ジャッカル! ジャスティスフィニッシュ!

 ライブガンに装填されたジャッカルバイスタンプのスイッチを押し、トリガーを引くことで発動。全身を黄色く輝かせた後、目にも止まらぬ速さで縦横無尽に動き回りながら攻撃や銃撃する。

 仮面ライダーホーリーライブ
ホーリーウイング! Confirmed!

カゲロウ……変身!!」

Wing to fly! Wing to fly! ウイングアップ!

「うあああーっ!!」

ホーリーアップ! Wind! Wing! Winning! ホーリー!ホーリー!ホーリー!ホーリー! ホーリーライブー!!

オルテカ。お前に慈悲は……与えない……!
スペック

身長:197.9cm
体重:108.5kg
パンチ力:66.2t
キック力:121.3t
ジャンプ力:97.5m(ひと跳び)
走力:1.3秒(100m)

概要
 ツーサイドライバーにホーリーウイングバイスタンプを押印し、ライブガンを抜いて変身する強化形態。初登場は第26話。変身音は意訳すると「翼で飛べ/風!翼!勝利!」。ライブの初の専用形態である。
 初変身時にはカゲロウが消滅する際に変化し残した黒い羽根が大二を包み、それらで形成された空間の内部で大二の周りを舞う羽根がホーリーライブの白に変わり、それを纏うように変身した。

外見
 モチーフは烏天狗と思われる。全身を覆うスーツや各種装甲のカラーリングはツーサイドライバーと同様のホライゾンブルーに変化。複眼や胸部パーツにはメタリックホワイトが使われている。頭部は今にも飛び立たんとする白鴉をイメージしたような形状となっている。
 大二の「優しさ」とカゲロウから受け継いだ「非情さ」を併せ持った審判を下す天使ともいえる初登場以降は発砲と同時に背中から出現した翼に包まれ、羽根が弾け飛ぶとともに変身が完了する。

戦闘能力
 ライブが元々持っていた能力を引き上げる形で各種能力が大幅にパワーアップ。「ホーリーライブシステム」の力で大二自身の崇高な精神力を凄まじい破壊力に変換して増幅。変身者を極限まで強化しており、ほぼ全てにおいてジャックリバイスを凌駕する。
 背中に設置された翼を利用した高速飛行能力を持つ。最高速度マッハ4。初陣となった仮面ライダーデモンズ戦では前面に展開して自身を覆い隠す形で相手の攻撃を防いだ。
 ホーリーウイングバイスタンプの力で増幅されたプラスエネルギーを帯びた聖なる光による高い攻撃力を活かした戦闘を得意とする。聖なる光を漲らせる事により、辺り一帯を浄めると同時にその際の放射圧を活かして姿勢を制御する。

活躍
 飛行能力を生かした三次元的な機動力と、オールマイティーな攻撃手段で敵を制圧することをコンセプトに設計されている。ベイルに強化されたデモンズギフテリアン(TURE)ではもはや相手にならない。
 第39話では兄弟の争いを止めようと乱入した仮面ライダーアギレラを容赦なく攻撃し、木をなぎ倒す程の一撃でアギレラを吹っ飛ばした。ブチ切れたジャンヌの攻撃すらもろともせず圧倒した。
 第41話ではアギレラによる横からの強襲を受け、空中戦を繰り広げる。「クイーンビースタンピングデストロイ」を全て躱して飛び去って行った。第42話ではアギレラの追跡を躱してアギレラを地上に突き落として撃破し、戦闘不能にさせた。

苦戦
 始祖の悪魔であるギフやギフと一時的に融合したアノマロカリス・デッドマン、ギフデモス、ヘルギフテリアンなど、強敵と戦う事が多く、苦戦を強いられている。
 カゲロウ=心の中の悪を消してしまったことで大二が精神的にバランスを欠いて不安定になっており、無謀な突撃を繰り返す等、冷静な判断と的確な行動が取れなくなっている。無茶な戦いを挑んだ末に黒星を重ねる事が多くなった。
 第40話ではアルティメットリバイのスペックに敵わず終始圧倒され、ゼロ距離で「ホーリージャスティスフィニッシュ」を放とうとしたが、「リバイギファードフィニッシュ」をモロに受け、変身解除された。
 第42話では冷静さを取り戻したジャンヌと互角に序盤は交戦。だがギフデモスがアルティメットリバイスに撃破されたことで隙が生じて「クジャクスタンピングスマッシュ」を受け、変身解除された。

性能

頭部『ホーリーライブヘッド』
 レアメタル「アストメタルム」を主材とした強固な頭部装甲『ホーリーライブトップ』は聖なる光によりあらゆる衝撃や抵抗を流麗にかわす特殊形状を持ち、飛行速度を上昇させる効果を発揮する。
 レドームと視覚装置が一体となった強固な顔面装甲『ウイングセイクリッド』は聖なる光を湛え邪悪なるものへの感覚が研ぎ澄まされている。特殊な形状は飛行時に補助翼として機能し、超高速飛行時の安定性を向上させる。
 複眼『ジャスティスペルアイ』は闇を照らし出すことで特殊能力を打ち消し、悪魔の姿をあらわにする。高速戦闘のための優れた動体視力を備え、高高度からでも標的を捉える望遠性能を誇る。
 口腔部『ウインクラッシャー』は呼吸で得る酸素を高濃度化して体の隅々まで浸透させることで変身者の運動機能を飛躍的に向上させ、疲労回復速度を早める。飛行時の気圧を調整し、高高度で通常と変わらぬ呼吸を確保する。

胴体
 全身に纏う強化スーツが『バーチュアスゲノミックスーツ』に進化。四肢の内部空間にエネルギーを充満させることで超常的な怪力生み出す。上半身装甲『ホーリーブランディージャケット』に「ホーリーライブシステム」を内蔵。変身者を慈悲なき正義の執行者とする。
 背中にある純白の翼『イノセンスウイング』は聖なる光を纏うことでマッハ4にまで達する超高速飛行が可能。全身を包み防御形態をとることで、あらゆる攻撃を撃ち払う。
 肩部『ホーリーライブショルダー』が邪悪を滅するプラスエネルギーを帯びた聖なる光により、周囲を清める力を持つ。その放射圧を利用して空中での姿勢制御を行い、三次元的な機動を可能とする。

四肢
 腕部『エグゼキュートアーム』から目にも止まらぬ超高速斬撃を繰り出す。脚部『エグゼキュートレッグ』は羽毛のような足裁きであらゆる攻撃を軽やかにかわす。
 グローブ『ホーリーライブグローブ』は拳にエネルギーをチャージすることで聖なる光を纏い、破壊力を増幅したパンチで邪悪なるものに鉄槌を下す。
 「ツーサイドライバー」から取り外した武器の攻撃力を最大化する特殊な調整が施され、近接から遠距離までレンジを問わない豊富な攻撃テクニックを持つ。
 ブーツ『ホーリーライブブーツ』は高い耐久性と衝撃吸収力に優れたソールを備え、険しい山岳地帯でも超高速で駆け巡る走破性を誇る。

必殺技

ホーリージャスティスフィニッシュ
 ホーリーウイングバイスタンプのアクティベートノックを押した後、ツーサイドトリガーを引く事で発動。
 イノセンスウイングを広げると同時に無数の白い羽根を舞い散らせながら飛行。その状態から青白く輝くエネルギーを纏った飛び蹴りを叩き込み、バック宙で着地する。
 32話ではライブガンで近距離からビームを放ち、第36話では体を回転させながら斬撃を放った。『ガンバライジング』では飛行中にライブガンによる銃撃を放つモーションが追加されている。

ウイニングジャスティスフィナーレ
ウインドチャージ! Wing to fly! Wing to fly! フライングアップ! ウイニングジャスティスフィナーレ!

 ホーリーウイングバイスタンプのフェザングラウムを開閉した後、ツーサイドトリガーを引く事で発動。イノセンスウイングを広げて真正面から相手に突っ込み、青白いエネルギーを纏った跳び蹴りを放つ。第36話ではライブガンからビームを放った。

扱いの悪さ
 仮面ライダーリバイスが登場してからは、確実に倒せたと言える相手がギフジュニアやギフテリアンといった戦闘員ばかりという有様に陥ってしまっている。第34話では変身直後に赤石英雄に返り討ちに遭い、一撃で変身解除。しかも首元を深く裂傷する重傷を負う。
 第36話では突然出現したヘルギフテリアンに一撃で変身解除され、負傷した。この場面について大二役の日向亘氏は「ヘルギフテリアンって何だよ、こちとらギフテリアンも攻略した覚えねーよ」と発言している。

 エビリティライブ
大二「これからは一緒に戦ってくれるか?」

カゲロウ「お前がだらしなかったら、いつでも乗っ取るからな」

パーフェクトウイング! Confirmed! Wings for the Future! Wings for the Future!

「「変身!!」」

Fly High! パーフェクトアップ! 仮面ライダーエビリティライブ! I'm Perfect!
スペック

身長:197.9cm
体重:110.0kg
パンチ力:77.3t
キック力:141.6t
ジャンプ力:154.4m(ひと跳び)
走力:1.0秒(100m)

概要
 パーフェクトウイングバイスタンプツーサイドライバーに押印し、ライブガンを引き抜くことで変身する最強形態。初登場は第44話。カゲロウの復活に伴い誕生した、リバイスとは異なる形での『一人で二人の仮面ライダー』
 変身音は意訳すると「未来への翼」、「高く羽ばたけ」、「俺は完璧だ!」となる。変身待機音は小さくエコーがかかっており、また変身音声には仮面ライダーエビル バットゲノムを思わせる笑い声のような音声が入る。

変身
 初変身時は2人で同時にポーズを取り、ライブガンを撃つと大二に純白の片翼が生え、仮面ライダーバイス同様カゲロウがエビルに一旦変身してから(この時ツーサイドライバーのバックルが装着される)漆黒の片翼となって大二の背に移動。
 大二がホーリーライブに変身してから両翼がホーリーライブを包み込むと無数の白と黒の羽根が周回し、翼が開いてエビリティライブに変身が完了。
 翼は背中に畳まれ、マントに変化する。その様は、さながらホーリーライブにカゲロウ/エビルが上書きされたようである待機音も“Wings”となり、両翼であることが強調されている。

外見

 ホーリーライブに白いマントが追加され、全体的に黒いラインがあしらわれている。アンダースーツがエビル/ライブと同じものに戻っており、仮面ライダーライブ仮面ライダーエビルの融合フォーム、または友情フォームと一目で分かりやすい見た目となっている。

戦闘能力
 全ての値がホーリーライブの上位互換で、仮面ライダーベイルと同等以上の性能にまで向上。単純な性能数値だけならばアルティメットリバイアルティメットバイスデストリームヘラクレスゲノムに次ぐ程の超・高性能なフォームである。
 ツーサイドウェポンライブガンエビルブレード)両方を適宜入れ替えながら使える。斬撃時には仮面ライダーエビル幻影がシンクロして投影される
 大二の精神が安定したことで総合的な戦闘力は圧倒的に上がっており、初陣でギフをブラックホールに押し込む大金星を上げた。

性能

 基本的にはホーリーライブと同様。一部名称や機能が変化。

頭部『エビリティライブヘッド』

 頭部装甲が『エビリティライブヘッド』、口腔部が『アグリークラッシャー』に進化。顔面装甲が『バイナリーウイングセイクリッド』に進化。様々な周辺情報を収集し飛行管制を行う。
 複眼『クロスペルアイ』は高速戦闘のための優れた動体視力を備え、高高度からでも標的を捉える。暗闇などの視界が確保できない状況でも「バイナリーウイングセイクリッド」から得られた情報を視覚化してあらゆる特殊能力を打ち消して真実の姿を見極める。

全身
 強化スーツが『デュアリティゲノミックスーツ』に進化。全身に効率よくプラス/マイナスエネルギーを供給する。マント『セレニティマント』は膨大なエネルギーを消費する「エビリティライブシステム」が発する余剰熱を排出。変身者を常にクールダウンさせる。
 力強く羽ばたく背中の純白の翼『パーフェクトウィング』は聖なる光を纏うことでマッハ4.2にまで達する超高速飛行が可能。羽の一つ一つが非常に硬質で鋭利な刃を持っており、飛行状態からの突撃や全身を包み込んだ防御形態によりあらゆる抵抗を撃ち払う。

上半身

 上半身装甲『パーフェクトブランディジャケット』にプラスとマイナスの力を持つ両極のエネルギーを適宜使い分け、正邪を問わずあらゆる対象に立ち向かう「エビリティライブシステム」を内蔵。変身者を完全なる調和の戦士とする。
 肩部『エビリティライブショルダー』は聖なる光の放射圧を利用して空中での姿勢制御を行い、三次元的な機動が可能。全身を暗闇に溶け込ませることで、対象から姿をくらませる。
 腕部『スクエアリングアーム』を超極細エネルギー路「デュプレックスライン」が二重らせんを描くように包む。プラス/マイナスエネルギーの同時並行出力を受けて超常的な腕力が生み出される。

四肢

 グローブ『エビリティライブグローブ』にプラス/マイナスエネルギーを同時にチャージすることであらゆる対象を完全粉砕可能とする。
 「ツーサイドライバー」から取り外した武器の攻撃力を最大化する特殊な調整が施され、近接から遠距離までレンジを問わない豊富な攻撃テクニックを持つ。
 脚部『スクエアリングレッグ』は超常的な脚力と羽毛のような足裁きであらゆる攻撃を軽やかにかわす。高いステルス性能を備えており、計器などのデータ上では突然出現し、忽然と姿を消したかのように錯覚させる挙動が可能。
 ブーツ『エビリティライブブーツ』は高い吸着力と衝撃吸収力を備え、壁面や天面での歩行を可能とし、険しい山岳地帯でも超高速で駆け巡る走破性を誇る。

パーフェクトウイングバイスタンプ

「パーフェクトウイング!」

 ライブエビリティライブへ強化変身するためのバイスタンプ第44話にて、零れ落ちた大二の涙をトリガーに復活した、カゲロウの力を受けたホーリーウイングバイスタンプが変化して誕生した
 ツーサイドライバーの内蔵プログラム「ツーサイドエンジン」と直結して極大化したプラス/マイナスエネルギーの完璧な制御が可能。
 同時並行出力を行い超常的な力を生み出せる。今までライブとエビルで分担して奮っていたパワーを同時且つ、より高めた形で発揮できる。
 クロウバイスタンプをベースに、ウイングチャージャーの先端が白くなっている。ホーリーウイングバイスタンプに上書きされたクロウバイスタンプが大二の涙により本来の姿を取り戻しつつ、ホーリーウイングの特徴を残したと言える。

必殺技

エビリティパーフェクトフィニッシュ

エビルライブチャージ!

 バイスタンプのボタンを押して発動。ブーツのソール面にエネルギーを高密度に収束。エビルの幻影と共に敵を高速で切り捨てる。

エビリティパーフェクトフィナーレ

エビルライブチャージ! Wings for the Future!

 バイスタンプの羽根を開閉し、ボタンを押して発動。背中のウイングを展開し飛翔、エビルの幻影と共にライダーキックを放つ。

備考

 当初(シリーズ前半の打ち合わせ時点で)は登場する予定はなかった。しかし大二の到達点が「自身の抑圧した感情であるカゲロウを乗り越える」という構想が、「リバイスという『人間と悪魔』の関係を描く物語に合っているのか?」という疑問からエビリティライブ誕生に繋がった
 英語表記のスペルはEVILYTYLIVE。evilytyという単語自体に意味はなく造語であるが、evilliveを組み合わせた回文になっている。
 スーツはエビル/ライブのベーススーツとホーリーライブのアーマーを組み合わせているが、前腕のみカッシーン(量産型)をリペイント・流用している。

劇中の活躍

 初登場
 第1話のデッドマンズの襲撃に際しジョージ・狩崎からリバイスドライバーを受け取る。だが変身を躊躇い、結果兄が仮面ライダーになった。
 第2話では上司・若林優次郎の命令で一輝にフェニックスへの協力を求めるも拒否される。一般人を守るために一輝が仮面ライダーに変身した際には、戦いをサポートした。
 第3話ではさくらがフリオに誘拐される。彼女を助ける交換材料としてバイスタンプを渡すも、約束を反故にされる。殴り飛ばされて残るマンモスバイスタンプを一輝に託した。事件は一輝によって解決した。また、使命と感情の公私混同を若林から咎められていた。

 和解
 第4話では銭湯の仕事に拘りフェニックスと契約しない一輝、コング・デッドマン フェーズ2にリバイスが翻弄され、契約者の桶谷彩夏が妹を人質にとって逃走したことで激怒。
 「いい加減な気持ちで戦っているからだ」と一輝を叱責するも一輝に「だったらお前が変身しろ」と正論を吐かれて喧嘩別れする。
 その後、2人は母・幸実に自分の気持ちを打ち明けることで気持ちを整理。大二はフェニックスの任務に専念、他人に寄り添う心の重要さを思い出した一輝は、彩夏の奥底の孤独を癒やす方法を見つけ出し、事件を解決。兄弟は仲直りした。

 変身
 自身の体に宿っていた悪魔カゲロウの存在を知ったジョージ・狩崎からツーサイドライバーを渡されるが、第6話から本格的にカゲロウに身体を乗っ取られる。そのため第9話まで活躍は無し。彼の悪行に利用されてしまう。
 第10話で一輝の尽力により、自分を信じてくれた一輝の心に共鳴して自らカゲロウから身体の主導権を取り戻す。仮面ライダーライブへの変身を遂げた。第26話にてカゲロウとの一騎打ちに勝利し、ホーリーライブという新たな力を手にした。

 暴走する正義
 物語が進むにつれて、門田ヒロミの影響を受けてか「正義」に対する固執が強くなり、ヒロミの戦線離脱やカゲロウの消滅、赤石英雄の暗躍など怒涛の展開が続いている中で「フェニックスをあるべき姿に戻す」という目的に邁進しすぎて焦る。
 良かれと思った行動でさらに事態を悪化させたり、心身の疲弊による戦績の悪化が目立ち始める。第35話では家族からの制止も聞かず、演説中の赤石を襲撃する作戦を立案、実行に移している。
 だが悠久の時を生きてきた赤石の老獪さとギフの圧倒的な力を前にその行動を逆に利用され、人々を悪魔らに屈服させるデモンストレーションに利用された。

 兄妹の激突
 自らの悪魔を犠牲にし、周囲から多くのものを託された青年はその重みに潰されないよう『正しさ』を求めることしか出来なかった。第37話で朱美が死ぬと自暴自棄となり一輝、さくらと衝突。だが一輝に殴りかかろうとした大二の拳を止めたのは、ヒロミだった。
 ヒロミの説得を受けながらも意思を曲げず、第39話ではウィークエンドに身を寄せる民衆やその希望となるリバイスに苛立ちを転嫁。
 途中、ベイルから「俺と手を組まないか?お前の中の悪魔はいなくなり、俺は純平に捨てられた。お互いフリーってわけだ。」と誘われたが、大二は「俺は1人だけでいい。2度と話しかけるな」と吐き捨て、その場を去った。
 ギフジュニアを率いてウィークエンドの避難シェルターを強襲「もう服従の道しかない」と避難民の説得を試みるが、リバイスという希望を胸に抱く彼等に拒絶される。ギフジュニアを差し向けて避難民を強制連行しようとするが、アルティメットリバイスが妨害。

 直接対決
 ジャンヌやアギレラを圧倒し、一輝達に「ホーリージャスティスフィニッシュ」を放つが、アルティメットバイスに跳ね返されてもろに食らい、変身解除された。
 第40話では「兄ちゃんは…人類に危機をもたらす存在だ!兄ちゃんさえいなければ…!」と一輝を罵りながら発砲しようとするが、 さくらに銃を払われ、ビンタを喰らう。現れたベイルに「少しは冷静になれ」と咎められ、ともに姿を消し撤退した。
 その後、一輝の兄弟喧嘩の申し出に「ギフの脅威となる存在を排除できます」と応じる。アララト基地にてベイルとともにアルティメットリバイスと交戦。
 「なぜギフに服従するしかないと考えた!?」と問いかけられたが、「兄ちゃんも見ただろ、ギフの力を!ギフと戦うだけ無駄だ!ギフに従えば平和になることがどうしてわからない!」と主張するも、大敗を喫する。だが赤石に連れられて姿を消した。

 父の背中
 第41話では赤石とともにギフの激昂を目撃。人類滅亡が目前に迫っていることを悟って、赤石の「大二!君はどうする!?」と問われ「ギフを止めるためにリバイスを止めます!」と宣言した。赤石とベイルの援護のためアルティメットリバイスを空中から強襲した。
 乱入してきたアギレラと戦い、第42話では勝利。一輝と顔を合わせ、どこか悲しげな顔でその場を去っていった。その後、元太とベイルの決着の場に登場。赤石が変身したギフデモスからアルティメットリバイスを引き剥がそうと変身。だがジャンヌと戦い負ける。
 その後、さくらからの「パパは大ちゃんに何かを伝えようとしてるんだよ!」という必死の呼び掛け、クリムゾンベイルと戦う元太の姿を目撃、自身のこれまでの考えとの間に葛藤が生じ始める。

 葛藤の末に
 ベイルとの決着の後、元太に「大二、いい男ってのはな、どんな時でも自分を許せる男だぞ」と伝えられる。一輝も「戻ってこないか?」と、さくらと共に手を差し伸べた。
 大二は差し伸べられたその手を取ろうとしたが、その瞬間ギフが突然降臨。ギフのレーザー攻撃を受け吹っ飛ばされた。第43話ではヒロミの「俺にお前を責める資格はない。俺も散々間違ってきた。失敗してもいい、大事なのはその後だ」「これからどうするかはお前自身が決めろ」と言われて葛藤。
 だがカゲロウを自身の手で消したことへの後悔から「アイツのためにも、もう後戻りはできない」「俺は、父ちゃんのようにはできない」「アイツとの戦いを否定したくない」という結論に達する。

 行きついた答え
 アララトに出現。ヒロミやデモンズトルーパー2体の妨害を振り払い、オーバーデモンズに敗れた赤石/ギガデモスの元に向う。「大二…」と助けを求めた赤石の手を払いのけ、至近距離で「ホーリージャスティスフィニッシュ」を撃ち込んだ
 「あんたじゃ人類を救えない」と赤石を見限る。赤石は「そうだ……悪くないぞ、聖なる男よ。また会おう……」 と遺言を残し消滅した。
 第44話で大二はギフに「ギフ、俺と契約しろ」と要求。ギフは契約書らしきエネルギー板を出現させて契約を交わそうとするも、間一髪の所でアルティメットバイスが阻止。憤りを買ったギフにバイスは拉致され、大二も一旦その場を立ち去る。
 母・幸実に別れを告げにしあわせ湯へ来た際に一輝が激怒。両者変身して交戦。だが再度現れたギフを、戻ってきたバイスと共に抑えるべく一輝は戦いを中断した。

 両翼─Black & White─
 新たな覚悟を決めて全身全霊を賭け、大二を止めるためやってきたヒロミのデモンズと戦い、相打ちになる。ヒロミに「あきらめるな!!」と鼓舞され、必死の説得が今度こそ大二の心に刺さり、カゲロウを倒した過去を悔いる本音を吐露。
 堰を切ったように「俺だって……変わりたいよ……助けてくれ……カゲロウ……」積もり積もった感情が零れ出す。大二が零した涙がホーリーウイングバイスタンプに落ち、変化する前のクロウバイスタンプに近い、黒い模様を纏った翼に染まる。
 バイスタンプからカゲロウが抜け出す。カゲロウは手にしたライブガンで群がる敵を撃ちふっ飛ばす。二人はエビリティライブへと覚醒。そのまま一輝たちに合流する。
 解放したその強さを今度は五十嵐三兄弟の一人として活かし、ギフを封じたのだった。戦いのあと、大二は一輝、さくらに謝罪。大二を通してカゲロウも交え三兄弟は再会を喜び、しっかり抱き合うのだった。

─────────────────────

 以上です。これで紹介を終えます。

QooQ