【嫌い!無敵のヒステリック!】仮面ライダージャンヌ / 五十嵐さくら&ラブコフ【おにぎり空手ガール 動画・BGMあり】

2021年11月27日土曜日

3号ライダー 仮面ライダーリバイス 仮面ライダー解説 女性ライダー

t f B! P L
 今回解説する仮面ライダーはジャンヌです。

「私の本当の強さ見せてあげる!」

【BGM・閲覧のお供に是非】
目次
  • 五十嵐さくら
    • 概要
    • 戦闘能力
    • 描写
    • 備考
  • 仮面ライダージャンヌ
    • 概要
    • 変身ポーズ
    • 装備
      • リベラドライバー
    • 備考
  • 各形態一覧
    • コブラゲノム
      • スペック
      • 概要
      • 戦闘能力
      • 性能
      • 必殺技
  • ラブコフ
    • 性格
    • 描写
    • 備考
  • 劇中の活躍
    • 初変身
【初変身】
五十嵐さくら
「家族に偽物も本物もない。色んな家族の形があっていいじゃない!」

 『仮面ライダーリバイス』の登場人物。仮面ライダージャンヌの変身者。一人称は「私」。演じたのは井本彩花

 概要

 五十嵐一輝五十嵐大二の妹で三兄妹の末っ子。思春期真っ只中の女子高生家族の呼び方は「一輝兄」「大ちゃん」「パパ」「ママ」心技体全てにおいて優れており、実は兄2人よりも大きな可能性を秘めている
 昔は「パパと結婚する」などとも言っていたようだが現在は父親を毛嫌いしている典型的な娘キャラ。それでもオフの時は年齢相応な言動を見せており、五十嵐家のムードメーカーのポジションに就いている。

 性格
 優しく明るい性格だが、クールを装っている。2人の兄と同じく正義感に篤く、悪漢を目にした時は義憤を持って相手を制する。
 父親を反面教師にしてか、2人の兄と同様にしっかり者。だが情に絆されやすく、身近な人物の悪事を止められない事もあった。ストイックでひたむきに強さを求める。
 曲がった事を嫌う真っ直ぐな性格。自身が危ない状況に陥っても決して屈しない。子供の頃になりたいものも「無敵」と語るなど、メンタルはかなり男勝りで負けず嫌い。「負けん気が強い」を通り越して若干ヒステリックな面もあり、逆上しやすい。

 戦闘能力
 空手を習っており、ジョージ・狩崎からはカラテガール」と呼ばれている。それゆえ、ギフジュニアを相手に苦戦する様子も無く戦える程強い。
 第3話では拳銃を持った誘拐犯を相手に素手で撃破。しかも拘束を腕力のみで解いている。一輝をして「キレたら五十嵐家で一番強い!」と評する程。現状の描写では明らかに、デッドマンズに備えていたフェニックスよりも強い
 しかし一輝の家族である為、デッドマンズにリバイアキレス腱として狙われる。「空手をしている時は自分を開放できる」不穏なことを口にしている。

 描写
 一輝のお節介ぶりや元太のいい加減ぶりにはややウンザリしており、苦言を呈したり毒舌を吐く事もある。未成年故の無神経さや依頼心が強い。
 精神性はまだまだ未熟で悪い意味で幼稚さが目立つ。特に感情が昂ると、視野が狭まる上に言葉のトゲが強くなり、歯がゆい思いをするなどして一度激昂すると周囲の都合に目を向けずに周りに当た(第9話へのバイスや第10話の門田ヒロミへのそれが顕著)。
 第9話のカゲロウの件では「どうしてあんな優しい大ちゃんに悪魔なんているの?」と、よりにもよって悪魔を宿す一輝に言ってしまう
 更に弟と戦いに苦しむ兄の気持ちを無視して、一方的に「大二を助けて」と押し付けている様にも聞こえる様は、見方によっては当事者意識に欠けている風にも見える。

 食事
 スレンダーな体つきに似合わぬ大食い。第27話では自分の顔の倍近くある巨大なおにぎりを軽食感覚で頬張り、それから10分後にはお腹を空かせていた程。
 更に一輝からも食い意地が張っていると見なされているらしく、第28話では一輝の精神世界で山のように積みあがった大量のおにぎりを食べていた。演者の井本氏も趣味が大食いであり、さくらと同じ大食い女子である。

 過去
 第25話にてまだ生まれていない為に母親の胎内にいた時期に母親ごとベイルに殺されかけた事が判明。ベイルにとっては殺し損ねた相手でもあるからか、『ようやく殺せる』と呪詛の如く吐き捨てられ、真っ先に殺害対象として狙われてしまう。
 更にその後、自分達兄妹が『ギフの遺伝子を受け継ぐ存在』である真実を知り、あまりの事に大二の腕を震えながら掴むのであった。

 備考
 演者の井本氏は実年齢ではさくらの兄・大二を演じる日向亘氏と同学年。生年月日は井本氏の方が先。普通の女子高生でありながらかなり強い。他作品の女性キャラと比較しても、戦闘訓練では無い空手だけでここまで強い女性キャラはかなり珍しい。
 木下半太氏が2007年に執筆した『悪魔のドライブ』の主人公が「五十嵐桜」という女性であるが、おそらく名前は彼女から取ってきたのではないかと思われる。

仮面ライダージャンヌ
「女子高生、舐めんな!」

 概要

 リベラドライバーにバイスタンプを装填して変身する。『仮面ライダーリバイス』初の女性ライダー。初登場は第12話。第11話ではプラナリア・デッドマン(フェーズ2)ギフテクス化した大森聖子を止める為変身を試みたが失敗した。
 続く第12話で成功する。変身前のさくらの特技が空手なだけあって滅法強いコブラゲノムの身軽かつ柔軟な肢体から繰り出される徒手空拳は強烈の一言であり、近接戦に関してはまさに無敵。他、バイスタンプによって形態変化したラブコフを武器に立ち回る。

 変身ポーズ

 失敗していた頃は起動したバイスタンプを装填、右手でそのまま倒すと言う1号を彷彿とさせるポーズだった。12話ではバイスタンプを押印後、左手の上に右腕を添え、左腕を掲げてから両腕をVの字の様な形で円を描く
 クウガの変身ポーズに酷似した構えを取ってから左手でバイスタンプを倒し、その左腕を横に伸ばす物となった。演じる井本彩花氏曰く「五十嵐ポーズを取り入れている」。一輝、大二のそれと比べると構えの位置も相俟って分かりにくい。

 装備

リベラドライバー
 五十嵐さくら宛てに何者かから宅配便で送られてきた。政府特務機関フェニックスのジョージ・狩崎により、量産化を視野に入れ開発が進められていた。
 だがある問題のために一度は処分された開発データが、何者かの手でサルベージされ、改良した形で完成した。そのためジョージ・狩崎はさくらが装着しているのを見た際には驚愕していた。

変身

 押印式情報入力装置『オーインジェクター』にバイスタンプを押印。すると特殊情報伝達コード「バイスタンプコード」の入力を受けて様々な生物種の力を受信する。
 その後『バイスタンプスロット』にバイスタンプをセットし、ロール操作によるコマンド入力を行う。その際『テールグリップ』を右手で握ることで動作を安定させる。
 これによりゲノム承認シークエンスを経て、悪魔を実体化させる変身「リベラルアップ」が開始される。変身後は、必殺技の発動やバディを武装へと変身させる「リバディアップ」の発動など、多彩な攻撃の起点となる。

性能

 押印セットされたバイスタンプから生物の遺伝子情報と強大なエネルギーを引き出して変身者に供給する。動力源『ゲノムリフレクター』がバイスタンプに保存されている遺伝子情報から生命の源となった高純度エネルギーを抽出。
 輻射増幅することで「グローバルゲノムパワー」を生み出す。従来の「ゲノムパワー」と比べて運用時の変身者への負担が少なく、適合者の幅を広げる一因として期待されている。

機能

 承認装置『リフレクターオープナー』は「オーインジェクター」への押印によりバイスタンプの承認シークエンスを実行。押印が許諾されるとゲノムリフレクターを解放する。それと同時に変身者の周囲に特殊フィールドを形成して、変身の妨げを防ぐ。
 バンド部『メイデンバインド』がドライバーのセットと同時に展開し、変身者の腰部に固定する。後部中央には無線接続装置「バディリンク」が装備され、バディの悪魔にバイスタンプの能力を伝達する。左側の『バイスタンプホルダー』にバイスタンプをセットできる。

立体物
 プレミアムバンダイから発売。2021年11月29日予約開始、2022年3月発送予定。コブラバイスタンプとクジャクバイスタンプが同梱されている。

 備考
 名前の由来はフランスで起こった百年戦争の後に魔女(=悪魔の契約者)と目され魔女裁判にて火炙りにされた「ジャンヌ・ダルク」であると思われる。基本形態がコブラ=蛇(ジャ)であることにもかけていると思われる。
 ライブ/エビルデモンズはそれぞれ蝙蝠男蜘蛛男がモチーフである為、元ネタは同じく『仮面ライダー』に登場する怪人コブラ男だと思われる。
 『仮面ライダー THE FIRST』にはスネークと言う蛇がモチーフの女性怪人が登場する(元々漫画版の女性怪人が元ネタだが)。

各形態一覧

「自分の弱さを受け入れた私は···無敵よ!」

コブラ! What's Coming-up!? What's Coming-up!? What's Coming-up!? What's Coming-up!?

「変身!」

リベラルアップ! Ah Going my way! 仮面ライダー!ジャ·ジャ·ジャジャンヌ~!
スペック

身長:194.0cm
体重:62.5kg
パンチ力:36.2t
キック力:36.5t
ジャンプ力:27.1m(ひと跳び)
走力:2.6秒(100m)

概要

 リベラドライバーにコブラバイスタンプを装填して変身した基本形態。変身音は意訳すると「何が出るかな!?/私の道を行け!」
 顔全体がコブラを模した物になっており、正面から見ると仮面ライダーバルカン仮面ライダーバルキリー仮面ライダーアクセルを足して割った様な形状になっている。

戦闘能力
 『リバイス』の登場ライダーの中でも特にパンチ力と走力に優れる。さくらの空手経験と偶然にも狩崎が設計していた際の戦闘スタイルが格闘だったため相性抜群。
 俊敏なフットワークと格闘、空手を生かして戦う。後頭部の尻尾部分は伸縮自在で、鞭の様に振るって攻撃する事も可能。初登場の戦闘シーンはプリキュアシリーズを彷彿とさせる激しいアクションで敵を蹴散らしている。
 防御力もかなり優秀で第21話では仮面ライダーデモンズのバッタスコーピオンデモンズレクイエムを直に喰らってもなお変身解除には至らなかった。スペック的にはこの時一輝がボルケーノレックスゲノムを手に入れていたことを踏まえると中々の硬さである。

性能

頭部『オルレアンヘッド』
 滑らかな曲線により構成された顔面装甲『コブラアイアンベール』が衝撃を受け流して頭部への直撃を防ぐ。口腔部『コブラルクラッシャー』は激しく呼気を発することで格闘攻撃の威力を高める。音声を増幅することで敵に対する威嚇にも用いられる。
 コブラの斑紋に似た複眼『コブラルアイ』が上方の視認性を高め、低い姿勢からの攻撃時に活かされる。集中力を高めるにつれ動体視力も向上し、優れた熱感知能力と併せて敵の動きを的確に捉える。

全身
 強化スーツ『グローバルゲノスーツ』がリベラルアップと同時に展開。リベラドライバーから供給される生物種の遺伝子情報を再構成し、能力化することで変身者をジャンヌへと変える。エネルギー供給により変身者の身体能力を高める。
 増強エネルギー路『レボルナリーパワーリボン』は変身者の意識を読み取り、最もエネルギーが必要とされる部位への追加エネルギー供給を迅速に行い、各種攻撃の威力を高める。

上半身
 胸部『コブラデコブレスト』はシンボルマークと共に刻まれた固有能力により、変身者を緩急剛柔のコブラの戦士とする。
 腕部『レボルナリーアーム』はコブラの柔軟性を加えることで肘打ちや締め技など硬軟織り交ぜた体技を繰り出す。グローブ『レボルナリーグローブ』はあらゆる武器に対応する機能を持ちながら、徒手空拳での戦闘が最も得意。

脚部『レボルナリーレッグ』
 コブラの柔軟性を加えることで敵との間合いを素早く詰めて、攻撃や回避に効率の良い距離を取る足捌きを獲得。高速回転による連続キックが得意。
 ブーツ『レボルナリーブーツ』はリベラドライバーの操作を受けて、増強エネルギー路「レボルナリーパワーリボン」を通じてエネルギーが供給される。
 それをソール面に高密度に収束することで、必殺技「コブラスタンピングスマッシュ」を発動可能。デッドマンを契約解除することができる。

コブラバイスタンプ

コブラ!

 伸縮自在な身体を持つ爬虫類「コブラ」の力と令和ライダー3作目の3号ライダー「仮面ライダージャンヌ」の意匠をモチーフにしたバイスタンプ。

必殺技

コブラスタンピングスマッシュ
 激しい連撃で敵を上空に吹き飛ばして自身も跳び上がり、ラブコフがコブラ状のエネルギーとなり右足に纏わせて、下向きに回し蹴りを放つ。
 第15話ではバイスバリッドシールドを踏み台にして飛び、リバイバリッドレックスゲノムライブと共にトリプルライダーキックを叩き込んだ。
 第27話ではギフの影響を受け暴走するジャックリバイスホーリーライブと共にダブルライダーキックを叩き込んだ。ガンバライジングではエルボーやブレイクダンスのような回転蹴りで上空に吹き飛ばし、跳び回し蹴りを放つ。

コブラリベラルスマッシュ

必殺承認! 必殺!必殺! コブラ!リベラルスマッシュ!

 目標めがけて全力疾走しながら右足のレボルナリーブーツにエネルギーを充填させ、ラブコフを踏み台にする形で勢いをつけた跳び蹴りをお見舞いする。さくらは「ラブちゃん、ごめん!」とちゃんと一言お詫びの言葉を言っている。

 インビンシブルジャンヌ
キングコブラ! ハイパー!リベラルアップ! Ah~! We are!We are!

さくら&ラブコフ「「変身!!」」

仮面ライダー!インビンシブル!蛇・蛇・蛇・蛇・蛇・蛇・ジャンヌ!

ラブコフ「戦うで〜!」

さくら「手加減できないけど、いい?」

スペック

身長:194.0cm
体重:67.8kg
パンチ力:76.1t
キック力:76.7t
ジャンプ力:88.0m(ひと跳び)
走力:1.2秒(100m)

概要
 キングコブラバイスタンプリベラドライバーに押印して変身する形態。ジャンヌの最強形態。初登場は第46話。コブラゲノムをベースに至る箇所にコブラの柄が施されている。更に悪魔・ラブコフと融合したことで胸部装甲にはラブコフの顔が存在している。

変身
 バイスタンプを装填、ドライバーを操作すると金色の光が2人を包む。さくらが空手の構えの要領で拳を前に突き出すとラブコフが青く光る欠片となって雲散。
 中からラブコフが変化したと思わしき黄金の巨大な蛇と触手が現れ、さくらを包み込みながら蒼の炎が燃え上がる様なエフェクトを纏って変身が完了する。

戦闘能力
 スペックはジャンヌの頃から大幅にパワーアップ。キック力やジャンプ力では大差をつけられたが、パンチ力や走力ではエビリティライブにも匹敵するほどに伸びている。
 ラブコフと合体した形態であり、本当の意味で一緒に戦う事が出来る様になった。ラブコフが喋る際は、メドゥーサフリンジや胸部装甲の眼が発光する

性能

頭部『インビンシブルオルレアンヘッド』
 キングコブラバイスタンプの力により装着された増加頭部装甲『キングコブラルティアラ』は、強固な守りと頭部の各能力を飛躍的に向上させる。
 姿勢制御装置「キングコブラルテール」を左右に追加したことで、これまで以上に三次元的なアクロバットが可能となった。
 姿勢制御装置『コブラルテール』は激しいアクションに応じて重心位置を柔軟に変更することで姿勢を安定させる。鋭利な先端を地面に突き刺すことで身体を固定し、強力な反動が伴う大型武器の使用を可能とする。

全身

 胸部及び肩部装甲『ラブコフデコアイギス』はキングコブラバイスタンプの力で悪魔「ラブコフ」が変化した攻防一体の装備。あらゆる邪悪を払う悪魔除けの装甲と、背部から伸びた伸縮自在の刃「メドゥーサフリンジ」により、バディを無敵の戦士とする。
 強化スーツが『モアグローバルゲノスーツ』、増強エネルギー路が『モアレボルナリーパワーリボン』に強化。各種攻撃の威力を最大化する。

四肢

 武器『メデゥーサフリンジ』はキングコブラの固有能力を持つ伸縮自在の刃を操りバディが互いの死角をフォローし合うことで、絶対無敵領域「インビンシブルテリトリー」を形成する。
 腕部と脚部『モアレボルナリーアーム&レッグ』はキングコブラのさらなる柔軟性が付与。突き技や関節技といった硬軟織り交ぜた華麗な体技を繰り出し、流麗な足技の破壊力とスピードが向上している。
 グローブ『モアレボルナリーグローブ』はあらゆる武器に対応し、打撃に爆発的な破壊力を与える。ブーツが『モアレボルナリーブーツ』に強化。

キングコブラバイスタンプ

キングコブラ!

 蛇の王であるキングコブラの遺伝子が内包されたバイスタンプ。さくらとラブコフの絆が深まった事で、ラブコフの成長に呼応・連動する形でコブラバイスタンプが進化して誕生した。

必殺技

キングコブラスタンピングスマッシュ

 リベラドライバーの操作で放つ必殺ライダーキック。ヘルギフテリアンさえも粉砕できる凄まじい破壊力を得ている。

備考
 胸部及び肩部は形状から仮面ライダーポッピーのものを流用、頭のメデューサフリンジはネオヒマギアの触手「マーラタクル」のリペイントと思われる。
 変身音の「ハイパー!」とさくらの夢・モットーである「無敵」「長髪(で攻撃も出来る)」の3拍子の共通点でムテキゲーマーを連想した視聴者が多かった。

ラブコフ
 自分の弱さと向き合ったさくらに宿った悪魔命名はその喋り方から「ラブ+コブラ」と言う形でバイスが決めた。さくらからの愛称は「ラブちゃん」
 完全な形での人語は喋れず、「コブ」「ラブ~」と言う言葉を連呼する中に別の単語が混じる。性別は宿主のさくらと同じく女の子である模様。さくらの脳内では普通に話す事が可能であり、その際の一人称は「あたい」第33話ではヘビーメタルを大音量で聞いていた。

 外見
 コブラの着ぐるみの様な姿。ジャバ・ザ・ハットの様な太めのヘビ人間体型で、大きさは12歳の子供くらい。口の中に黄色く鋭めな本当の眼が見えている。
 カラーリングはジャンヌと同じく青と黄色。漫画じみた優しい顔。コブラの舌が前髪にも見える秀逸なデザイン。
 身体の質感もぬいぐるみその物で、各部には縫い目まであり、ドラえもんの様な腕もその印象を強めている。またお腹の辺りにポシェットらしき物を付けている。第31話ではこの中に(ゲノムチェンジ用の)バイスタンプが保管されていることが明らかになった。

 初登場

 第11話にて紫のもやのような影で初登場。12話ではさくらの体から伸びる形で登場。変身を試みるも中々上手く行かず、諦めかけて泣き出したさくらの前に現れ「ラブ~」と励ましの言葉をかけた。
 
 性格
 作中に登場する悪魔にしては珍しく温和。バイスやカゲロウと異なり、宿主=さくらとの関係も最初から良好。
 彼女からは優秀な話し相手として扱われている他、ラブコフ自身も泣いているさくらの涙を拭う、彼女が攻撃を受けた際には「さくら〜..」と心配する等、彼女に懐いている。
 一方、悪魔であるからか発言に遠慮が無くたまに毒づく一面もある。プラナリア・デッドマンの契約者である灰谷天彦に対して、彼がジャンヌに撃破されて、変身解除した際に「ラブ~!ラブ!クズ!」と言っていた。
 宿主のさくらがキレると口が悪くなるように、意外と怒らせると怖いのかもしれない。バイスタンプの影響か、たまに毒を吐くおてんば娘。だがそのお茶目なスタイルに無限の可能性を秘めているらしい。

 バイスとの関係
 「先輩悪魔の俺っちより目立つんじゃねえぞ!」と先輩風を吹かして自身の人気を横取りしないよう釘を刺したバイスに対してカタコト風に嬉々と「クズ」呼ばわりしていた。
 DVD『コアラVSカンガルー!!結婚式のチューしんで愛をさけぶ!?』の予告では「ラブ」、「コブ」に混ぜる事無く直球で「ザコ」「アホ」と呼んでおり、少なくとも彼の事は快く思っていない。
 その予告内で視聴者に「ラブ〜ラブラブ〜」などと語りかけた際のバイスの通訳では「『てれびくん』ハイパーバトルDVDのお得な情報を伝えるから耳の穴かっぽじってメモして聞けやコラ」と訳された。

 描写
 さくらの心の弱さを認めた事で具現化した経緯から戦闘能力は皆無。ギフジュニア数体にもフルボッコにされる程
 行動原理は好奇心旺盛な子供その物。足が無いにしては恐ろしい速度で動き回り、チョロチョロと落ち着きがない。そのため、放置していると敵に狙われ放題になってしまう。
 常に誰かに守ってもらわなければならず、誕生経緯から考えても他の悪魔と比べても明らかに異質。だが必殺技発動時に「リバディアップ」を行う事でコブラ状のエネルギー体となって彼女と半融合状態になる。

 備考
 声を担当している伊藤美来は若手声優屈指の仮面ライダーフリークとして知られており「仮面ライダーゼロワン REAL×TIME」では顔出し出演した。
 当然ながらリバイスも1話から視聴しており、ジャンヌ初変身回となった12話で監督を務めた杉原輝昭氏からのオファーを受けて、今回の出演が実現した。伊藤氏は後に第31話にて堀川りょう氏共々、本人役として顔出しでの出演も果たしている。

各形態一覧

 クジャクゲノム
クジャク!What's Coming-up!? What's Coming-up!?リスタイル!ウエポンポンポーン!ポンポン! リバディアップ! Ah!クジャク!ダダダダーン!

「ラブちゃんやばーい!」
 ジャンヌがラブコフをクジャクバイスタンプゲノムチェンジさせた姿。ZXカラーの2つの扇子型の武器へ変形。体術に優れたジャンヌがこれを振るう事により、相手を易々と薙ぎ払いつつ切り刻む。
 和を連想する扇子なのはZXが忍者ライダーと渾名される位の元祖和風ライダーである事からか。片方にラブコフの顔がある。目『ラブコフアイ』の視界をジャンヌと共有することで3つの視点で戦闘を行える。

性能
 磨き抜かれた鋭利な羽『クジャクドフェザー』の美しさは対峙した者を魅了する。2枚一対でジャンヌの翼となり、限定的に飛翔が可能。
 羽を広げたクジャクのような曲刀『アツアツアーチ』は舞うようなジャンヌの体術に最適化された形状。リベラドライバーから供給されるエネルギーにより紅蓮の炎を発生させて破壊力を飛躍的に向上させる。
 要『ファンファンピボット』を中心に畳むと打撃に特化した形態に変形する。必殺技発動時には要を解除することで各部が分離。ジャンヌに装着される。

クジャクバイスタンプ

クジャク!

 美しい飾り羽を持つ鳥「クジャク」昭和ライダー10号記念作品の主人公「仮面ライダーZX」の意匠をモチーフにしたバイスタンプ。カラーはZXのマスク部分がオレンジ、クジャク部分がブルーとなっている。

必殺技

クジャクスタンピングスマッシュ
クジャク!スタンピングスマッシュ!

 ラブコフを羽根状に分離させて、自身も跳び上がり背中に装着すると孔雀の翼が出現。右足に分離した扇子を纏わせて飛び蹴りを放つ。または上空に飛び上がると共に前方宙返りの要領で火炎弾を連射した後、止めに炎を纏った体当たり攻撃を仕掛ける。

クジャクリベラルスマッシュ
必殺承認! クジャク!リベラルスマッシュ!

 扇子に炎を纏わせて舞うように縦横無尽に斬り刻む。もしくは鉄扇を投擲し、縦横無尽に斬りつける。何度も振るって青と山吹色に輝く光輪を飛ばすこともできる。

 タートルゲノム
タートル! What's Coming-up!? What's Coming-up!? リスタイル! ウエポンポンポーン!ポンポン! リバディアップ! Ah!タートル!ダダダダーン!

あっ……!サンキュー、カリさん!

概要
 ジャンヌラブコフタートルバイスタンプゲノムチェンジさせた姿。V3カラーのバズーカ。の姿を象っており、甲羅に当たる部分から頭部に当たる砲口が出ている。
 変身音声の「打ちまくりゃー!」の元ネタはV3の特徴的な掛け声「V3ャァァァァァ!(ブイスリャァァァァァ!)」が元ネタ。怪人モチーフはカメバズーカと思われる。
 とても柔らかいグリップ『ビクトリャーグリップ』をジャンヌが握ることで、射撃姿勢を安定させる。リベラドライバーからのエネルギー供給が行われる。
 目『ラブコフアイ』はターゲットに集中しているジャンヌに代わり周囲を警戒する。しかしラブコフが気になる対象に見とれてしまうことも多い。

性能
 長い砲身『キリモミバズーカー』内にレッドライトを照射してエネルギーを倍増させる。射出の際には加速されるエネルギー弾に旋回運動を加え、高速回転により直進性と共に穿孔力を飛躍的に向上させている。その力を連続で千発砲撃可能。
 照準器『ミエールホッパー』をジャンヌが覗き込むことで、バディでターゲットを共有する。取り外して空へ打ち上げることで偵察用器具にもなる。特殊金属の強固な装甲板『V394キャノピー』が使用者を爆風から保護。至近距離からの砲撃が可能。

タートルバイスタンプ
タートル!

 硬い甲羅を持つ「カメ」の力と昭和ライダー2作目「仮面ライダーV3」の意匠をモチーフにしたバイスタンプ。カラーはV3のマスク部分がレッド、タートル部分がグリーンとなっている。

必殺技

タートルリベラルスマッシュ
 グローバルゲノムパワーを充填させたキリモミズーカーから、緑色に輝くエネルギー弾を錐揉み回転させながら撃ち出す。

 ハシビロコウゲノム
ハシビロコウ!

「……ハッ!」

What's Coming up!? What's Coming up!? リスタイル! ウエポンポンポーン!ポンポン! ウエポンポンポーン!ポンポン!

ラブラブ~!鳥~!

リバディアップ! Ah~! ハシビロコウ!ダダダダーン!!

概要
 ハシビロコウバイスタンプを押印してラブコフを大鎌型の武器に変形させた状態。ハシビロコウの遺伝子情報が反映された事により、レジェンドライダーモチーフに使われた「仮面ライダー響鬼」のイメージカラーである紫と赤に彩られた大鎌に変化。
 目『ラブコフアイ』が常にターゲットを追尾。ジャンヌの攻撃に合わせて刃の進入角や柄のリーチを最適化する。ただし、日差しが強い場合には目を閉じている。
 プロップは『仮面ライダーゼロワン』に登場したファイティングジャッカルレイダーの武器「テリトリーサイズ」の改造。

性能

 長い嘴を模した刃『シューベルブレード』は特殊な斬撃で対消滅を発生させ、粒子変換が行われるその刹那、対生成を引き起こし、フェーズ3以上の力を持つデッドマンと契約者を分離する。
 響鬼の角を模した刃先クラッタリンクレスト』は刺突攻撃や斬撃時のバックスイングでの攻撃に強力な音波力を与え、長い柄を活かした槍としての運用も想定されている。
 柄『ハシビロハンドラー』は攻撃に転じる瞬間やその軌道を相手に予測させないよう、動作音を極限まで抑える。使用者の意思やコンディションによって、胴体部を伸縮可能。超硬質な末端のつま先『カウンタートゥ』は斬撃時のカウンターウエイトの他、打撃や防御にも併用可能。

ハシビロコウバイスタンプ

ハシビロコウ!

 巨大な嘴を持つ不動の巨鳥「ハシビロコウ」の力と平成ライダー6作目の主役ライダー「仮面ライダー響鬼」の意匠をモチーフにしたバイスタンプ。カラーは響鬼のマスク部分がバイオレット、ハシビロコウ部分がレッドとなっている。
 アギレラを救いたいさくらの願いを受けた狩崎真澄の依頼により、ジョージ・狩崎が「デッドマンと人間を分離する機能」を追加している。

必殺技

ハシビロコウリベラルスマッシュ

 ラブコフ ハシビロコウゲノムを振り上げ、グローバルゲノムパワーを紫炎として纏ったシューベルブレードで相手を一刀両断する。ボルケーノレックスゲノムと同様、フェーズ3となったデッドマンを人間と分離することが可能。

劇中の活躍

 憧れ
 気も腕っぷしも強いだけに自分の強さに自信を持っていたが、身内が人外との生死を懸けた(=さくらのアイデンティティである空手が通用しない)戦いに身を投じていく。
 親友の桶谷彩夏や自身の兄である大二といった身近な人物が悪魔やデッドマンズ由来の事件を引き起こした事について、自分はそれに対して何も出来なかった無力感と、それらを仮面ライダーの力で解決して見せた兄達への羨望を強めていく。
 アギレラから目を付けられ、第10話でカゲロウの一件が一応解決するも、その裏で「リバイスのアキレス腱」として目をつけてきたアギレラの接触により『自分の無力さ』に強いストレスを感じ始める。

 初変身
 第11話では彼女に差出人不明の荷物として第4のドライバーとバイスタンプが届く。兄たちに加勢を試みるが変身に失敗。そのせいで一輝が庇って負傷した。
 大二に咎められ、「さくらのせいで兄ちゃんが怪我をした!」「さくらが邪魔したんだ」と戦力外通告を言い渡された事で完全に迷走する。
 第12話にて一輝から「『自分の強さ』で戦うのは良い。だから『強がり』を見せるな」と言われる。改めて変身を試みるも失敗。
 「あたし……全然強くない、無敵じゃないよ」と号泣する。だが、それによって自らの弱さを受け入れ、さくらの悪魔が誕生。仮面ライダージャンヌへの変身に成功する以降は兄達や政府特務機関フェニックスと共闘してきた。

 ウィークエンドへの参加
 密かにウィークエンドに目を付けられており、五十嵐家ではいち早く彼らの接触とスカウトを度々受ける。当初は組織の胡散臭い雰囲気や仮面ライダージャックリバイスの一件もあってあまり信用していなかった。
 しかし父・元太の過去とそれにウィークエンドの代表である狩崎真澄が関わっていた事やジャックリバイスの暴走騒動を経て彼らの行動理念を理解するようになる。
 更には強化を続ける兄達への一種の対抗心も重なった結果、ギフの復活とデッドマンズの事実上の壊滅を経てウィークエンドに所属。ギフを倒す為家族から離れて戦う事を決意する。

 ライバルとの決着
 長い間敵対していたアギレラとの決着をつけることに迷いが生じて本来の調子が発揮できない時もあったが、ラブコフの反抗を受けて迷いを吹っ切る。
 自分自身に足りなかったものが「覚悟」であることを自覚。「例えギフの力であっても、アギレラも含め誰かを救うためにその力を使う」と決意。覚悟を決めてアギレラとの決戦に臨み、自分の手でアギレラを救い決着をつけた。
 その後は自身の居場所や決着がついたことで安堵し泣き崩れる夏木花を優しく抱きしめるた。それから花共々ウィークエンドの一員となった。

 ハイパー大変身
 第45話でラブコフに異変が発生。心配するさくらはラブコフを守ることに固執して、ラブコフの真意を聞かず、悪魔軍団相手に苦戦。第46話では夏木花から「2人とも足手まといだから来ないでって言ってるの!」「みんな、誰かを守りたいの!」と叱責される。
 しあわせ湯にて兄たちにこのことを相談すると、2人は「ラブコフはさくらの悪魔だ。さくらとラブコフが戦えるようになるまで俺らはずっと待ってる」と優しく声をかけた。
 花から「大事な相棒の話、ちゃんと聞いてあげたら?」と促されたさくらはラブコフを実体化させて対話する。「ラブちゃん、ごめん。私はラブちゃんを『弱い存在』だって決めつけてた。でも、ラブちゃんも成長してたんだね」。
 「ラブちゃん、これから一緒に戦ってくれない?そして、私を守って?」と声をかけた。これで完全に吹っ切ることができ、彼女が目指していた『無敵』を体現するかのような形態であるインビンシブルジャンヌへとラブコフとともに変身。兄と共にギフを倒した。

 最終話

 一輝とバイスによる楽しくも悲しい一騎打ちを家族とヒロミ、狩崎、花、玉置、一輝のお節介に救われ今回のバイスの作戦に協力してくれた人々と見守った。
 その後、今までの戦いのせいで追いつけていなかった勉強にやっと集中して着手することができるようになり、医者を目指すことを宣言した。

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 以上です。これで紹介を終えます。

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