今回解説する仮面ライダーはエビルです。
「あんなアホと一緒にするな。俺はあのアホから生まれた悪魔……カゲロウだ」
【BGM・閲覧のお供に是非】
目次
- カゲロウ
- 概要
- 性格
- 描写
- 備考
- 仮面ライダーエビル
- 概要
- ライダーズクレスト
- 戦闘スタイル
- 性能
- 頭部『エビルバットヘッド』
- 胴体
- 腕部『エビルバットアーム』
- 脚部『エビルバットレッグ』
- 装備
- ツーサイドライバー
- エビルブレード
- 備考
- 各形態一覧
- バットゲノム
- スペック
- 概要
- 外見
- バットバイスタンプ
- 必殺技
【初変身】
カゲロウ
『仮面ライダーリバイス』に登場する悪魔。仮面ライダーエビルの変身者。一人称は「俺」。演じたのは日向亘(五十嵐大二と兼役)。
概要
幼少期に五十嵐大二の内から生まれた別人格の存在。カゲロウとして行動する際、基本は大二の服装をそのまま引き継いでいる。
その力を完全に解放すると黒ずくめの衣服に変化する。よく右腕を曲げて人差し指を顔に打ち付ける仕草をする。口の近くで指を鳴らす癖がある。
小さい頃から家族の中心だった一輝への嫉妬と、兄を差し置いて輝ける居場所となるフェニックスでの立場、本来自分がなる筈だったリバイスへの変身など、全てを一輝に奪われた事への負の感情が彼をここまで育てた。
性格
常に気怠げに振る舞うダウナー。クールだが家族を大事にしている宿主の大二とは違い、こちらは冷酷かつ容赦のない人格をしており時折不敵な笑みを浮かべている。
一輝に敵意を剥き出しにしているが、宿主の味方というわけではなく「アホ」と吐き捨てているなど完全に見下している。本性は残忍かつ好戦的な愉快犯気質である。
暴力以外にもある構想を抱いており、時折不敵な笑みを浮かべていた。こうした何処までも陰湿な在り方は、同じ悪魔のバイスからも嫌悪感を抱かれている。
一輝への認識
行動理念は全て「五十嵐一輝を陥れ、亡き者にする」事に収束される。兄・一輝を「お兄様」、「お兄ちゃん」とどこか小馬鹿にしたように呼ぶ。兄を上回りたいという願望が極まった「マウント欲」の権化とも言うべき存在。
器が狭く、一輝に常に敵意を剥き出しにしている。主導権を握ると徹底的な攻撃を仕掛けるなど、彼を排除する為なら手段を選ばない。「お前が出来なかった(誰を犠牲にしてでも一番になる)願望をオレが代わりにやっている」とも嘯いている。
結果「一輝を自らの手で倒す」事に固執しており、一輝に対して「お前が……お前が大二の未来を奪ったんだよ!!」と本気の怒りと憎悪を露わにしたことも。
デッドマンズとの関係
一輝という共通の敵の存在からデッドマンズとは協力関係にある。だが「一輝の打倒以外の事にはまるで無関心」なカゲロウと「命令や強制される事を嫌うアギレラとその取り巻き」であるデッドマンズとの噛み合わせが致命的に悪い。
彼らが自分の計画を邪魔をしようものなら容赦なく変身して襲い掛かるなど、信頼関係は皆無。互いに牽制し合ってすらいる。第8話で一輝を毒殺しようとしたアギレラに「幸せの絶頂から地獄に叩き落さなきゃ、意味ないだろ!?」と言い放った。
誕生経緯
常に人の輪の中心におり、誰からも慕われている一輝に対し、大二は予てから嫉妬心を抱えてきた。やがて、何をしても一輝の影に隠れてばかりの自分を変えるべく、大二は努力に努力を重ねてフェニックスに入隊。
銭湯を守る一輝に対して自分は世界を守る事で、兄と違うフィールドに出る事で人に評価されようとしていた。しかし、実際は仮面ライダーとして世界を守る役目すらも一輝が背負ってしまった。
当初はそれに苛立ちを抱えていた大二だが、彩夏を心身共に本当の意味で救って見せた一輝の姿を見て、真に兄こそが仮面ライダーに相応しいのだと理解した。しかし諦めの裏側に残されていた嫉妬が決定打となり、カゲロウの人格が完成した。
描写
大二の肉体を乗っ取って五感を共有しているらしい。第4話では一輝と和解した筈の大二が次話で嫌悪感を表していたのは、既に体を乗っ取られていた。浮上初期は痛覚なども共有できていなかった。
ライオン・デッドマンやカンガルー・デッドマン事件の裏で暗躍していた張本人であると思われ、普段とは雰囲気が違う大二の様子から、ジョージ・狩崎からはその存在を感づかれていた模様。
最初は鏡に映るようにして大二に接触、意識と体を乗っ取り、大二から意識と体の主導権を掌握してからは逆に大二本人が鏡に映るイメージで話している。カゲロウと大二は表裏の関係にあり、ライダーキックのような強い衝撃を受けると主導権が逆転する。
痛覚
破滅的なまでに痛みも含めた刺激の体感に充足を覚える劇物上等野郎(ワイルドジャンキー)。大二が苦手なはずの激辛カレーやコーヒーを平気な様子で摂取する。リバイスとの交戦でも攻撃で苦痛を感じることにむしろ狂った笑いをこぼしていた。
備考
名前の由来は灼熱の際に景色が揺らいで見える現象「陽炎」、または同じ名前の蚊に似た昆虫からと思われる。作中における名付け親や名前の由来は不明。
演者の日向亘氏は17歳。現役の高校生が仮面ライダーを演じるのは『仮面ライダーゴースト』の天空寺タケル役・西銘駿氏以来6年ぶりとなる。台本では、大二のふりをしたカゲロウは「K大二」と呼称される。
仮面ライダーエビル
「また喧嘩しようぜ?“お兄ちゃん”……。ハハハハハッ……!」
概要
五十嵐大二の肉体の主導権を奪った悪魔・カゲロウがツーサイドライバーのエビルブレード部分にバイスタンプをセットし、抜刀して変身する。『仮面ライダーリバイス』の二号ライダー。名前の由来は「悪 / 邪悪」を意味する英語「evil」から。
初登場時は正体不明であり、名前も劇中ではなく第6話の次回予告の柱で紹介された。デモンズのスパイダーゲノムと合わせ、初代『仮面ライダー』へのオマージュと思われる。
ライダーズクレスト
リバイスが「宿主と実体化した悪魔がコンビの仮面ライダーとして共闘する」スタイルに対し、エビルは「宿主の肉体を乗っ取った悪魔が単体の仮面ライダーとして戦う」と対照的なコンセプトとなっている。
リバイスと同じように2体のライダーが映っており(背きあってる2体のライダーの顔。片方はエビル)、「やはりエビルもリバイスと同じようにバディライダーなのではないか?」と言われている。
また、そのライダーがいれば「『Evil』を逆さにして『仮面ライダーライブ』なのではないか?」と多くの視聴者から推測されており、的中した。
戦闘スタイル
コミカルなやり取りをしながらも息の合った連携で戦うリバイスとは対照的に、単体でも圧倒する戦闘力を持つ。エビルブレードを主武装とした目にも止まらぬ斬撃を高速で放つことで相手を追い詰める。
倒れた際に出来た隙を狙って追撃する等、情け容赦のない斬撃で相手を圧倒する。カゲロウ自身の凶暴さに裏打ちされた、相手を一方的に叩きのめすようなファイトスタイルを持ち味とする。
性能
○○には使用しているバイスタンプの生物名が入る。
頭部『エビル〇〇ヘッド』
複眼『ブラチアイ』は不定形な形状を活かして、視野の拡大や偏向を柔軟に行える。口腔部『バーサスクラッシャー』は呼吸で得る酸素を高濃度化して体の隅々まで浸透させることで変身者の運動機能を飛躍的に向上させ、疲労回復速度を早める。
胴体
強化スーツ『バーサスゲノミックスーツ』はバーサスアップと同時に展開され、変身ベルト「ツーサイドライバー」から供給される生物種の遺伝子情報を再構成し、能力化した形状で装着することで変身者を仮面ライダーエビルへと変える。
腕までも含む上半身装甲『○○ブランディージャケット』は変身者の持つマイナスエネルギーを増幅し力に変える「エビルシステム」を内蔵し、強力な戦闘力を生み出す。
四肢
グローブ『エビル〇〇グローブ』は「ツーサイドライバー」から取り外した武器「エビルブレード」を扱うための特殊な調整が施され、剣を使用した戦闘が得意。
脚部『エビル○○レッグ』は高い衝撃吸収能力を活かして敵の攻撃を脚で受けるだけでなく、必殺技などの自らが発する凄まじい衝撃から保護する。ブーツ『エビル○○ブーツ』にエネルギーを集中して必殺技「ダークネスフィニッシュ」を発動可能とする。
装備
ツーサイドライバー
カゲロウの存在に気付いた狩崎から渡された第2のベルト。バイスタンプに保存されている生物種の遺伝子情報を引き出して、強大なエネルギーと共に様々な能力を変身者に授ける。製作者のジョージ・狩崎曰く、「悪魔に相応しいベルト」。
ツーサイドウェポンのモード切り替え装置『リバーサルセレクター』を回転させることで内蔵プログラム「ツーサイドエンジン」が反転。
変身者の持つマイナスエネルギーを極端に増幅させる仮面ライダーエビル、またはその反作用を利用することでプラスエネルギーを倍増する仮面ライダーライブへの変身を選択できる。
変身
押印式情報入力装置『オーインジェクター』にバイスタンプの特殊情報伝達コード「バイスタンプコード」の押印による入力を受けて様々な生物種の力を受信する。入力と同時に承認シークエンスを実行し、受信データの安全性を確認する。
そのバイスタンプを『バイスタンプスロット』セットすることで、バイスタンプに保存されている遺伝子情報から生命の源となった高純度エネルギーを動力源『ゲノミックコンバーター』が抽出。
加速増幅することで強大なエネルギー「ゲノムパワー」へと変換して、全身に供給する。バイスタンプがセットされたエビルブレードを引き抜いた後、引き金『ツーサイトリガー』を強く引くことでバーサスアップが開始される。
性能
バンド部分『ツーサイバインド』がドライバーのセットと同時に展開。変身者の腰部に固定する。変身者が持つ生命エネルギーを分析する。
受信装置『ゲノムトランシーバー』がライブガンもしくはエビルブレードの分離後、エネルギーや生物種の遺伝子情報などを相互に伝達する。ツーサイドライバーの左右の『バイスタンプホルダー』にバイスタンプをセットできる。
エビルブレード
変身前は変身ベルトのツーサイドライバーと一体化しており、エビルブレードにバイスタンプをセット・エビルブレードを抜刀することで、仮面ライダーエビルに変身できる。
カラーはエビルに合わせた配色だが、エビル・バットゲノムに使われていないパープルが何故か入っている。
内蔵の動力源「ゲノミックコンバーター」が生み出す強大なエネルギーを刃に纏わせることで対象を両断する。バイスタンプの追加押印を受けてその固有能力を加えた斬撃を繰り出せる。
備考
恐らく名前の由来は悪を意味する「Evil」と、悪魔を意味する「Devil」のダブルミーニング。特徴的な頭部と顔面のせいか、極一部の視聴者からモチーフをシャチと間違えられた。
『仮面ライダージオウ』放送中、DXジクウドライバーに「EVIL」と言うセグメント表示があり「『仮面ライダーエビル』もしくは『仮面ライダーイビル』が登場するのではないか?」と噂されていた。実際には、アナザーウォッチをはめ込んだ時の表示だった。
各形態
「優しい弟のフリも今日で終わりだ……」
バット! バーサスアップ! バット!ヘヘ…! 仮面ライダーエビル!Yeah!Haha!
スペック
身長:207.0cm
体重:106.8kg
パンチ力:15.8t
キック力:37.5t
ジャンプ力:45.1m(ひと跳び)
走力:3.1秒(100m)
体重:106.8kg
パンチ力:15.8t
キック力:37.5t
ジャンプ力:45.1m(ひと跳び)
走力:3.1秒(100m)
概要
バットバイスタンプをツーサイドライバーに押印・抜刀して変身するの基本形態。吸血で有名な「コウモリ」がモチーフ。変身者のマイナスエネルギーを増幅して力に変換する「エビルシステム」によって高い戦闘能力を得る。変身音は翻訳すると「狂気!絶望!闇!」。
蝙蝠の遺伝子によって高い静穏性によるステルス能力と飛行能力を有するヒットマンの様な仕様で、初登場時もリバイの背後から音もなく奇襲に成功している。第10話では大二の姿と切り替えつつリバイの隙を作って必殺技で倒した。
外見
リバイ・レックスゲノムがヴェノムと呼ばれているのに対し、こちらはバットマンなどと言われている。顔は羽を閉じて逆さまにぶら下がるコウモリ。複眼はインクの飛沫のようになっており、仮面ライダーゴーストやスプラトゥーンを彷彿とさせる。
頭部はブレイドやゼロワン・アメイジングヘラクレスのように尖っている。胸部に押印されたコウモリの紋章は、飛び出し注意の看板のように黄色と黒で描かれている。
スーツはガンメタルや黒をベースにターコイズグリーンのラインが走るものであり、胸部装甲にはジッパーのようなモールドとペンキで縁取られたかのような模様が描かれている。
同様にペンキをぶちまけたような形の複眼と相俟って「路地裏の落書き」や「ストリートギャング」のようなアンダーグラウンドな印象が強い。
性能
頭部『エビルバットヘッド』
強固な顔面装甲『バットカラベラード』は断面が台形と逆台形の組み合わせとなる形状で、非常に高いステルス性能と跳弾性能を有する。
レドーム『エビルバットエコー』はコウモリの超音波を用いたエコーロケーションを再現し、レーダーや飛行管制として利用。超音波は指向性エネルギー兵器にも転用可能で、対象の聴覚などを無力化できる。
複眼『バットブラチアイ』は暗闇など見えなくてもエビルバットエコーから得られた情報を視覚化して通常と変わりない活動が可能。
上半身
上半身装甲『バットブランディージャケット』はシンボルマークと共に刻まれた固有能力により、変身者をコウモリの戦士とする。高い静穏性と飛行能力を得て隠密行動を得意とする闇のヒットマンとなる。
腕部『エビルバットアーム』は高いステルス性を備え、計器などのデータ上では突然出現し、忽然と姿を消したかのように錯覚させられる。
肩部『エビルバットショルダー』はツーサイドライバーから供給される強大なエネルギー「ゲノムパワー」を薄膜化して展開することで翼を形成し、飛行が可能となる。
脚部『エビルバットレッグ』
コウモリの持つ静穏能力と合わせることで足音などの動作音を極小化する。ブーツ『エビルバットブーツ』は強力な吸着力を備えたソールを備え、壁面や天面の歩行が可能。エネルギーを集中して必殺技「ダークネスフィニッシュ」を発動可能とする。
バットバイスタンプ
バット!
空を飛ぶ哺乳類「コウモリ」の力と令和ライダー3作目の2号ライダー「仮面ライダーエビル」の意匠をモチーフにしたバイスタンプ。カラーはエビルのマスク部分がネイビー、バット部分がホワイトとなっている。
必殺技
バットダークネスフィニッシュ
エビルブレードに装填されたバットスタンプのスイッチを押し、トリガーを引いて発動。エビルブレードからターコイズグリーンの斬撃を飛ばし、相手を斬り裂く。第7話では丸鋸型の斬撃を飛ばした。
エビルブレードをツーサイドライバー本体に装填した状態では、エビルバットブーツにエネルギーを送り込んだ状態からライダーキックとして放てる。第10章では跳び回し蹴りと、一般的なライダーキックの2種類を使用した。
『ガンバライジング』では相手に高速で近づき1度目の斬撃、上に跳び上がって大切断方式で2度目の斬撃、相手の腹部に剣を立てて3度目の斬撃を放つ。
またはエビルブレードによる斬撃を複数回行った後、上空に浮かんだバットバイスタンプ台型のオーラに逆さまにぶら下がってドライバーを操作。
背中にターコイズグリーンに輝くコウモリの翼の形のエネルギーを形成して、急降下しながらライダーキックを炸裂させてトドメを刺す。
超音波攻撃(正式名称不明)
バットブランディージャケットの左胸にあるコウモリのシンボルマークにバットバイスタンプを直接押印して発動。超音波を放って相手を攪乱する。
斬撃(正式名称不明)
ツーサイドライバー本体のオーインジェクターにコングバイスタンプを押印して発動。エビルブレードにオレンジ色のエネルギーを纏わせ、相手を直接切り裂く。
ジャッカルゲノム
「あまり俺を怒らせるなよ…!」
ジャッカル! バーサスアップ! フィール!アスリル!スパイラル! 仮面ライダーエビル!ジャッカル!
スペック
身長:197.6cm
体重:108.4kg
パンチ力:18.2t
キック力:39.2t
ジャンプ力:49.7m(ひと跳び)
走力:2.7秒(100m)
パンチ力:18.2t
キック力:39.2t
ジャンプ力:49.7m(ひと跳び)
走力:2.7秒(100m)
概要
ジャッカルバイスタンプをツーサイドライバーに押印し、エビルブレードを抜刀して変身するエビルの派生形態。初登場は第8話。
イヌ科の肉食動物「ジャッカル」と「仮面ライダーエグゼイド」をモチーフとしている。リバイとの戦闘中、手元から弾かれて転がって来たジャッカルバイスタンプを手にした。
外見
顔面と胸部装甲の紋章以外はバットゲノムと共通。頭部は「ジャッカルリバイヘッド」を色替えエビルの顔面に張り付けたようなもの。
ただし、「ジャッカルリバイヘアー」に当たるパーツは存在しない。複眼はエビル・バットゲノムともリバイ・ジャッカルゲノムとも違い紫色となっている。
戦闘能力
リバイ同様スピードに優れており、連続攻撃を得意とする。しかし第8話での初変身時には扱いきれていないのか、コングゲノムとなったリバイスに撃墜される一幕もあった。
性能
頭部『エビルジャッカルヘッド』
レアメタル「アストメタルム」製の強固な顔面装甲『ジャッカルカラベラード』の表面に耐爆コーティング剤を塗布して必要以上に強度が高められている。
聴覚装置『エビルジャッカルイヤー』は周囲の雑音を遮断し、必要な音だけをピックアップして変身者に聞かせる。特定の相手と音声会話を行う秘匿通信機能も搭載。
不定形な形状の複眼『ジャッカルブラチアイ』は夜行性のジャッカルと同じく暗視能力と動体視力に優れ、暗闇の中でも周囲の動体反応を捕捉・識別できる。
フェイスゴーグルを重ねるとヘッドマウンテッドディスプレイにVRマップや目的達成までの推奨攻略ルートなどを表示できる。夜間戦闘用の発光装置を搭載。
胴体
上半身装甲『ジャッカルブランディージャケット』はシンボルマークと共に刻まれた固有能力により、変身者をジャッカルの戦士とする。高い俊敏性と索敵能力を得たことで獲物を地の果てまで追い詰める闇のハンターとなる。
肩部『エビルジャッカルショルダー』は全身を覆うように装甲強化剤を噴射することで、一定時間防御力を引き上げる。
腕部『エビルジャッカルアーム』
高い俊敏性を備える。素早い攻撃で畳みかける戦法に適している。運動能力のレベルや戦闘経験に応じて攻撃力や防御力を上昇させる機能を搭載。戦う度に強さを増す。グローブは『エビルジャッカルグローブ』に変化。
脚部『エビルジャッカルレッグ』
高い衝撃吸収能力を活かして敵の攻撃を脚で受けるだけでなく、必殺技などの自らが発する凄まじい衝撃からも保護。
ジャッカルの俊敏性や跳躍力を得たことで建築物などが密集した複雑な地形も軽々とクリアするアクロバティックな挙動が可能。ブーツ『エビルジャッカルブーツ』は非常に高いグリップ力を備え、どんなに小さな足場でも安定して立てる。
必殺技
ジャッカルダークネスフィニッシュ
必殺承認! ジャッカル! ダークネスフィニッシュ!
エビルブレードを使って発動。黒とターコイズグリーンの稲妻を帯びた状態で高速移動しながら連続で敵を切りつける。
劇中の活躍
第6話でデッドマンズと接触。第7話ではエビルに変身してチーター・デッドマンと交戦中のリバイスを襲撃する。だが仮面ライダーデモンズに変身した門田ヒロミに退けられる。
第8話では一輝を暗殺しようとするアギレラを襲撃。翌日、サプライズイベントにてカゲロウとしての本性を露わにして一輝を攻撃、エビルに変身して家族の前で抹殺すると言う公開処刑を行おうとした。リバイスと一通り交戦した後「また喧嘩しようぜ?お兄ちゃん... 」と捨て台詞を吐いて撤退した。
第9話では詐欺師3人組を襲撃。デッドマンズから給与されたブラキオプロトバイスタンプを押させてブラキオ・デッドマンを生み出した。
その後はフェニックスからの連絡を受け、大二を助け出すために駆けつけた一輝と対峙。自分が生まれるきっかけとなった大二の心の闇を暴露し、一輝を精神的に追い詰めていく。
抑え込み
第10話ではリバイのレックススタンピングフィニッシュが当たる寸前、変身解除して大二のふりをするという卑劣な戦法でリバイを下す。トドメを刺そうとするがデモンズに妨害されて失敗。
大二の殺害を決断するヒロミだが、バイスが密かにカゲロウの脳内に潜り込んだことで大二の意識はまだ完全に消えてはおらず、カゲロウに反旗を翻すチャンスを虎視眈々と狙っていた事が判明。一輝は再びカゲロウと対峙する。一対一で戦うもリバイは敗北。
だがカゲロウの中にいる大二を信じる一輝の呼びかけに、ついに大二の意識が覚醒を始める。精神の中で暴れ始めた大二によってエビルが苦しみ出す。再変身したリバイスは、エビルの手元から離れたブラキオプロトバイスタンプを奪取してブラキオゲノムに変身。
苦しみながらも襲いかかるエビルだが、外側からリバイスのコンビに、内側から大二に攻撃されて敗北。肉体の主導権を取り戻した大二は仮面ライダーライブへの変身能力を獲得。
エビルVSジャンヌ
第13話ではダイオウイカ・デッドマンの攻撃を受けた大二が意識を失った拍子に復活。エビルに変身し、ウルフ・デッドマンも加えて仮面ライダージャンヌに襲い掛かる。
最初こそ3対1で圧倒するがリバイスの加勢、ジャンヌがラブコフをクジャクゲノムに変形させた事で形勢が逆転。ジャンヌとの一騎打ちには苦戦する。
駆けつけたジョージに「カゲロウに乗っ取られてもライダーキックで(フェーズ2のデッドマン同様)元に戻せる」と教わったさくらは、クジャクスタンピングスマッシュでカゲロウを大二に戻した。
アジトのありか
第15話ではデッドマンズのアジトの出入り口を聞くため、真っ昼間の公園にて、ジャンヌに羽交い絞めにされるライブをリバイが目の前で念入りに準備体操した上で「レックススタンピングフィニッシュ」で蹴り飛ばす。
気絶した大二と入れ替わって出現。自身に頭を下げて頼み込む一輝に「これは傑作だなぁ!」と反発しつつ、さくらの激辛カレー4杯と引き換えに正確な情報を教えた。「脳が痺れるぜ…!」と言い残して大二と入れ替わった。
カレーの恩
第23話ではオルテカが変身したデモンズに、大二とさくらが倒される。オルテカはさくらに止めを刺そうとするが、そこにカゲロウが立ちはだかる。
さくらを守るためにカゲロウはエビルに変身。肉弾戦でデモンズと互角に戦い、必殺技の打ち合いでなんとか相打ちに持ち込んでオルテカを撤退させる事に成功した。
しかし自身も大きなダメージを受けて大二に戻った。元に戻った大二は「カゲロウが助けてくれたのか……?」と困惑している。
自分同士の決戦
ギフの影響で活性化が進んだカゲロウは、第26話にて大二の体を乗っ取るべく決闘を挑む。フェニックスを訪れ、ツーサイドライバーと狩崎が開発中だった新たなバイスタンプ・クロウバイスタンプを強引に受け取り工場跡へ移動。
バットバイスタンプを押印し、悪魔を解放する要領で大二と分離。予備のドライバーとバットバイスタンプを渡して互いに変身、激突する。
大二はカゲロウの非情さの影響で精神的に強くなっていたが、カゲロウは大二の優しさの影響を受けて弱くなっていた。エビルとライブの激突はライブの一方的優勢で進む。
最期
エビルは戦闘の中でマスクが割れた。顔が見えていないのはリバイスライダーが肉体変化型であるため。そしてこの状態は眼球が潰れ頭蓋骨が陥没している状態と思われる。
一輝とバイス、さくらとラブコフを見てきた大二はカゲロウとの共存を諦めきれずにいたが「悪魔に情けをかけるな!」と叱咤する。最終的には変身解除され敗北。
その戦いで完成した新型バイスタンプを大二のツーサイドライバーに「お前が使え」と装填すると黒い羽根となって消滅していった。残された力は大二の手に渡り、仮面ライダーホーリーライブが誕生する。
「大二……あばよ」
漆黒の翼は主を包む
「遅えよ大二。てめえ、ようやく俺が必要だってことに気づいたか」
第44話で復活。実は消滅してなくホーリーウイングバイスタンプの中に意識を宿しており、大二が泣き寝入りするのを待っていた。
ヒロミとの激突を経て「変わりたい」という意志を示した大二に呼応してバイスタンプを抜け出し、群がるギフジュニアやギフテリアンをライブガンで撃退すると、パーフェクトウイングバイスタンプを大二のツーサイドライバーに押印・装填。
変身に伴い再び大二の肉体に戻り、エビリティライブに変身。ギフを封じるリバイスを援護。戦いが終わると大二を通して一輝とさくら、バイスから温かく帰りを喜ばれる。
この時さくらに「カゲちゃん」と呼ばれ「早くカレー食わせろよ」と返した。大二の優しさの影響か、復活後の口ぶりは、言葉こそひねくれているが、どこか優しさを感じさせる。
備考
公式サイトによれば、この行動の真意はギフの影響による意図しない暴走で大二を手に掛けることは美学に反する為に、そうなる前に大二に倒されることで自身の「非情さ」を大二に引き継がせようという「優しさ」だったと解説されている。
しかし、カゲロウを消滅させる=心の中にある悪を消してしまった大二はカゲロウの思惑とは裏腹に心の中の善悪のバランスを欠いて精神的に不安定になり、無謀な暴走を繰り返すようになってしまった。
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以上です。これで紹介を終えます。