【父親は死亡!】仮面ライダーガタック / 加賀美新【ウンメイノー弟 動画あり】

2021年10月30日土曜日

2号ライダー 仮面ライダーカブト 仮面ライダー解説

t f B! P L
  今回解説するライダーはガタックです。

「俺は俺にしかなれない、でもこれが俺なんだ」

【BGM・閲覧のお供に是非】
目次
  • 加賀美新
    • 概要
    • 性格
    • 頭脳
    • アルバイト
    • 過去
    • 人物関係
      • 天道総司
      • 神代剣
      • 加賀美陸
    • 死亡
    • 備考
  • 仮面ライダーガタック
    • 概要
    • 設定
    • カブトとの関係
    • 装備
      • ◇ガタックゼクター
      • ◇ライダーベルト
      • ◇ガタックダブルカリバー
      • ◇ガタックエクステンダー
    • 備考
    • 初期設定
  • 【各フォーム】
    • ◆マスクドフォーム
      • スペック
      • 概要
      • ガタックバルカン
      • 扱い
    • ◆ライダーフォーム
      • スペック
      • 概要
      • 戦闘能力
      • 必殺技
    • ◆ハイパーガタック
      • スペック
      • 概要
      • 外見
      • ハイパーゼクター
      • 必殺技
      • 商品化等
  • その他の変身ライダー
    • 仮面ライダーザビー
    • 仮面ライダーカブト
      • 戦闘スタイル
  • 劇中の活躍
    • 初期
    • ザビー変身
    • ガタック変身
    • シャドウ隊長
    • 最終章
    • 劇場版
  • 本編外の活躍
    • 仮面ライダーディケイド
    • 仮面ライダージオウ
      • EP37『2006:ネクスト・レベル・カブト』
      • EP38『2019:カブトにえらばれしもの』
      • ファンからの声
  • ゲームのガタック
    • PS2「仮面ライダーカブト」
    • クライマックスヒーローズ
    • ガンバライド
    • ガンバライジング
    • バトライド・ウォーシリーズ
【初変身】
加賀美新
 『仮面ライダーカブト』の登場人物。仮面ライダーガタックに変身する青年。一人称は「俺」。年齢21歳、血液型はA型。演じたのは佐藤祐基。

 概要
 ZECT・田所チームの見習い隊員の青年ZECTでは田所修一チームに所属する。田所を信頼していて、上司である岬祐月は彼にとっては姉のような存在である。父の秘書である三島正人とは互いに対立し合っていた。私生活は不明だが独り暮らしをしている。

 性格
 一本気かつ心優しい熱血漢目的のためならばZECTの意に反する行動にも出る強い信念を持つ。少々頭に血が昇りやすく、やや単純で影響されやすい。彼の意外なまでの精神的な強さは天道に影響を与えることもある。
 お人好しすぎる面や、相手が発した言葉の真意を読めず騙されたと感じることもしばしば。影山瞬や少年マコトに擬態したワームに利用されたことも。何かと悩みがちだが、一度決めてしまえば行動は早く、そのまま突っ走る熱意も備えている。

 頭脳
 猪突猛進気味な性格のためバカと思われがちだが、ZECT解散後1年で警察官になる(=公務員試験に合格している)辺り、決して頭は悪くない。
 どちらかといえば考えるのは苦手らしいが、あくまでも本人の様々な能力から見た結果の想定的な評価だろう。警視総監だが、父の意向だけで決められるわけではない上、本人もコネを嫌っている。

 アルバイト
 表向きの姿として洋食店“Bistro la Salle”のアルバイト店員も務めている。アルバイトを始めた時期や理由も不明だが、生活費を稼ぐためでもあったのだろう。
 バイト先の店長である竹宮弓子やバイト仲間の日下部ひよりには内緒にしている。そのためよくバイトをサボる。

 過去
 学生時代は野球に打ち込み、甲子園に出場したこともある。父や弟のも喜んでいた。ところが弟は2年前のある晩、ワームに襲われて行方不明になる。
 大切な何かが欠けてしまった加賀美はそれまで続けていた野球を辞めてしまった。これを契機にワームを憎む。全てのワームを倒すことを誓いZECTに入隊する。
 実は自身が生まれる以前よりガタックの資格者に選ばれていた入隊に際しては父の口利きがあったようだが、加賀美は父がZECTのトップであるとは知らなかった。

 人物関係

 想いのすれ違いから天道と何度も戦うこともあったが、基本的には天道と共闘してワームを倒している。当初は言動や秘密主義について行けずよく「天道ぉぉぉぉ!」と叫んでは彼の元へ走っていた。
 ZECTが天道の捕獲を計画すると、ZECTに加わるよう説得するが失敗。逆に天道からの指摘で自分がZECTについてほとんど知らない事実を認識する。のちに天道が捕らえられた際は独断で救出しようとしており、次第に交流を深めていく。
 共に戦っていく内に天道とはライバルであり親友といった関係に発展。別次元にいるひよりを天道が助けに行ったときは、帰還を信じてワームの攻撃を耐え抜いた。
 ネイティブ・根岸の作ったペンダントがネイティブを人工的に作り出す装置とは知らず、ペンダントを破壊して回る天道と対立。一対一の戦いで天道を倒すが、陸の証言により騙されていたことを知る。

神代剣 / 仮面ライダーサソード
 ワームであることを知るが、最後まで周囲に伝えることはなかった。彼を庇うようになり、剣からは親友と扱われる。カガーミンと呼ばれていた。

加賀美陸
 父親で警視総監。確執があり“父の七光り”を嫌っている。理由は弟が行方不明になっても干渉しなかったため。本人は彼のことを終始気にかけていて、最終的には親子でキャッチボールすることで互いの心を通じあわせた。

 死亡
 実はTV本編と劇場版GOD_SPEED_LOVE」で合わせて三回死んでいる。タランテスワーム・パープラブラキペルマワーム・ビリディスによる攻撃、キャマラスワームの攻撃、劇場版にて仮面ライダーコーカサス(=黒崎一誠)に宇宙船(?)の窓ガラスを割られた三回。

 備考
 ジオウでのカブトへの変身を含めると、彼は3つのライダー(ザビー、ガタック、カブト)に変身していることになる。
 これは仮面ライダーシリーズ全体においても多い方で、加賀美の他には城戸真司龍騎リュウガ(劇場版とRT龍騎)、ナイト(TVSP))、草加雅人カイザファイズデルタ)、木場勇治ファイズカイザオーガ(劇場版))ぐらい。

仮面ライダーガタック

人と人との信頼をも利用するワーム…俺は絶対に許さない!!

 概要
 ZECTが開発した5体目のライダーシステム。マスクドライダー計画の要となるライダーで「戦いの神」の異名を持つ。モチーフはクワガタ。
 カラーリングもカブトと対を為すように体が青で複眼が赤。本編では第22話から登場した。2号ライダーの中では最も登場が遅い。苦戦も多かったが、地獄兄弟が二人ががりでようやく倒したワームを瞬殺したりと実力の波が激しい。

 設定
 マスクドライダー計画の初期からカブトと共に開発が進められていた。マスクドライダーシステムの最重要ライダー。武装が豊富にあり、システムとしては最強である。各部の装甲は超金属・ヒヒイロカネ製。
 しかし、同じくライダーの資格者と決まっていた天道総司は、その超人的な素質や対ワームに備えて7年も鍛錬を行っていたため、実質の最強戦力はカブト。当時からすでに、新が装着者となることが想定されていた。

 カブトとの関係
 ベルトで変身、キャストオフ時に角が起き上がる、キック前のカウントといった共通点を持つ。太陽を象徴するカブトに対して月と縁が深い。
 キックの軌跡が三日月状だったり、初戦闘時に顔と月を同時に映したカットがあったり、月=太陽の光を反射する鏡、転じて加賀美であったり。

 赤い靴
 ガタックに組み込まれている暴走システム。ワーム撲滅後、ネイティブが人類に敵対すると考えた日下部とZECTのトップである加賀美陸が秘密裏に組み込んだものだが発動することはなかった。カブトにも組み込まれている。
 赤い靴が起動すると、周囲にいるワームおよびネイティブを区別することなく、殲滅するまで戦い続けるようになる。赤い靴の発動中は変身者は無意識の中で攻撃行動を行い、解除後も暴走中の記憶は覚えていない。

 装備

ガタックゼクター
 ZECTが開発した青いクワガタムシ型ゼクター。ライダーベルトに装填し、資格者を変身させる。他のゼクターに比べ電子音声がやや高く、エコーがかかっている。時速990kmで飛べる。ジョウントと呼ばれる、瞬間移動のような動きも見せる。

描写
 「戦いの神」の異名に違わず搭載されたAIは非常に荒々しい性格。有資格者探しは難航。しかも、選考実験の際には不適合とみなした者に対し容赦なく攻撃を仕掛け、何人もの被験者に重傷を負わせた。
 資格者と決まっていた加賀美も一度はボコボコにされた。しかし、その一方で資格者の出る野球大会に応援に来るカワイイ子。

性能
 顎『ゼクターホーン』は突進で厚さ150mmの鉄板をも貫く強度を誇る。尾部にある2門の噴射口からイオンエンジンを噴射して飛ぶ。脚部『』スラスタースリットからタキオン粒子を噴射してジョウント移動を可能とする。

デザイン
 クワガタムシがモチーフとしては、少々珍しくミヤマクワガタの頭盾がある。また大アゴはギラファノコギリクワガタのアゴを太くデフォルメしたもの。
 ただし、ガタックのマスクには、これといったクワガタのモチーフは無い(胸に頭盾のディティールはある)。

ライダーベルト
 カブトと共通の変身ベルト(一部色が違う)。恐らく内部構造も基本的に一緒。加賀美が絶命した直後、陸の指示を受けた三島により装着され、加賀美を蘇生させた。

ガタックダブルカリバー
 ライダーフォームの主武装となる、クワガタの大顎を模した刀身を持った2本の剣。右肩に装着された右手用のプラスカリバーと左肩に装着された左手用のマイナスカリバーの2本で構成されている。
 左右で斬撃音が微妙に違う。それぞれジョウントによりプラスマイナスの荷電粒子エネルギーが無限に送られ、それを刃先に集めることにより触れる物全てを裂断する。
 マスクドフォーム時はバルカンに覆われているため抜けない。最終回ではブーメランのように投げて使った。

ガタックエクステンダー
 ガタック専用特殊強化バイク。加賀美が資格者になってから贈られたオフロードタイプのバイク。通常はガソリンが動力源。
 戦闘時や緊急時は内部に搭載されたマイクロ波放電式イオンエンジンが稼働。ECR放電によるプラズマを生成して爆発的なエネルギーを生み出し、イオン加速による時速410kmもの高速走行が可能となる。

マスクドモード
スペック

全長:2100mm
全高:1350mm
全幅:770mm
最高時速:410km/h

概要
 マスクドフォームに相当する形態。コンソールを操作するとキャストオフする(ガタックが同時にキャストオフすることも)。アンテナ『エクスホーン』がガタックの意思を受信。無人自動走行の他、ヴォーテックス(縮流)現象を防ぎ、安定走行が可能。
 ヒヒイロノカネ製の『エクスカウル』がエンジン部分を保護。走行時の空気抵抗を減らす。『インストルメントパネル』にスピードメーター、デュアルトリップ/オドメーター、REVインジケーター、水温計、燃料計とデジタルのタコメーターが備わる。

発光装置
 ラインビームタイプのヘッドライトを3連で装備。輝度の高いマルチリフレクター、軽量ダイヤモンドレンズとの組み合わせによって、暗闇でも250m先を照らし出す。
 『テールパイプ』に可変排気パルブで排圧を最適な状態にコントロールするサイレンサーで、材質はゼクトルーパーのマスクと同じガルヴォルン製。『テールカウル』の帆を打ち出すソーラセーはクロックアップした世界でのブレーキ。

走行性能
 『チューブレスタイヤ』はマスクドライダーシステムのサインスーツと同様の素材を帯状に縦に巻いてある。グリップカに優れ、ノンバーストシステムにより悪路でも破損しない。
 スペクトラ繊維で編みこまれた表皮の中に衝撃吸収ゲル素材を内蔵したシングルシート『ソロシート』。は悪路やクロックアップ時の高速走行時でもガタックを固定する。

エクスモード
スペック

全長:3230mm
全高:610mm
全幅:1850mm
最高時速:700km/h

キャストオフ
 マスクドモードからキャストオフした第2形態マスクドモードの両ハンドルを内側から押し上げると、ファンデルワールス力により分子結合していた本体が中央部から展開。
 前後の車輪が水平になるように車体が左右に開き、先端部にクワガタムシの顎のような形状のエクスアームが展開する。通称「アジの開き」。

性能

 ヒヒイロノカネ製の突進棒『エクスアーム』は敵を挟んで捕らえるほか、高速で突進することで厚さ10mの鉄の壁を貫く。本体より射出し、敵を串刺しにして粉砕出来る。
 『光子ビームライト』が高速移動時に遠距離を照射。波長を変えることにより、高エネルギーのパルスビームを放ち、障害物を粉砕し、除去可能。

活躍

 クロックアップが可能なほか、タイヤホイールより放たれるイオンエネルギーをビーム照射することで飛行能力も持つ。サーフボードに乗るような形で搭乗した。ガタックの意思を電気信号で知覚して操縦される。突撃攻撃一発で数体の蛹ワームを撃破した。

 備考
 TV版、劇場版両方においてカブトハイパーフォームのハイパークロックアップ披露の際、時間逆行演出のため一回ずつ死亡している。

 特にTV版のほうは加賀美自身が歌う『Lord OF THE SPEED』をBGMにしてキャマラスワームにフルボッコにされトドメの一撃を受けて爆死。
 このためネットでは逆処刑用BGMとして『Lord OF THE SPEED』の出だしの「ウンメイノー」がネタにされることもしばしば。

 初期設定
 企画初期段階の時点ではガタックのカラーリングは『黒』を基調としたものになる予定だった。この時点ではガタックダブルカリバーのような手持ちの武装は無く、両腕側面にクワガタの大顎を模した一体型の鋭利なブレードが生えていた。
 両腕を天高く大上段に構えた独特のファイティングポーズを取ることで『上半身全体がクワガタのフォルムを形作る』というアイディアが盛り込まれていた。
 それ以降もマスクドフォームが複眼の意匠の無いモノアイ状のゴーグルだったり、肩にバルカンが無く、マスクドフォームでもマウントしたカリバーが露出しているなど、様々な試作案があった。

各フォーム

 マスクドフォーム
スペック

身長:190cm
体重:134kg
パンチ力:8t
キック力:9t
ジャンプ力:ひとっ跳び19m
走力:100m辺り8.9秒

概要
 腰のライダーベルトのバックル部にガタックゼクターを装填すると、堅牢なマスクドアーマーで上半身が覆われて変身する。モチーフは蛹。
 他のライダーのマスクドフォームにはモチーフとなった昆虫のZECTの紋章が肩に記されているが、ガタックガタックバルカンの側面に記されている。

戦闘能力
 スピードを犠牲にする代わりにパワーと防御能力に優れている。後述の「ガタックバルカン」による砲撃戦のほか、防御力を活かして敵に突進し、そのまま格闘戦を仕掛けることも多かった。遠近両方で戦えるオールラウンダー。
  終盤になるとカブト同様、変身早々脱ぎ捨てられる事が多くなる。クロックアップするワームに対しては純粋な火力よりも、スピードに対応できるか否かの方が重視されるため。

ガタックバルカン
 両肩部にガタックバルカンを2門ずつ、合計4門の砲口を備える。ジョウントを応用した「無限弾装」により転送・チャージされるイオンビーム光弾を毎分5000発連射出来る。
 高エネルギーを圧縮させプラズマ火球弾として放てば、1km圏内のあらゆる物質を高温と超高圧で消滅させることが可能。これを使用する為にマスクドフォームに戻る場面もある。
 さながら移動砲台のように、敵の攻撃をものともせずに砲撃で撃ち倒していく。両肩に装着されている利点を活かし、専用マシンのガタックエクステンダーを操縦しながら砲撃することもあった。

キャストオフ
 ガタックゼクターの大顎にあたるゼクターホーンを操作することで発動。マスクドアーマーがパージすると同時に、両頬にあるローテートを軸にクワガタの大顎のような形状のガタックホーンが持ち上がって固定され、ライダーフォームへとフォームチェンジする。
 この際、パージされたマスクドアーマーの破片は初速2000m/秒で四方へと飛び散り、サナギワーム程度は破片の直撃で粉砕する。キャストオフは多数の敵に包囲された際の打開策としても有効な手段となる。

プットオン
 ライダーフォーム時にゼクターホーンを操作することで発動。再び上半身にマスクドアーマーが形成され、マスクドフォームへとフォームチェンジする
 多数のサナギワームと戦う際、プットオンを行い、ガタック マスクドフォームにフォームチェンジ。ガタックバルカンの連射で敵を一掃した。

性能

頭部
 複眼『コンパウンドアイ』は上下左右に130度もの広範囲の視野を持つ。2km離れた目標物も瞬時に識別。隠れた対象物や暗闇でもX線や中性子線、赤外線による透視で隠れた対象物や暗闇にいる敵を察知可能。
 耳『ガタックレシーバー』は常人の4倍以上の聴力を変身者にもたらす。16Hz~12万Hzの音域の物音を聴き分け、5km先の針が落ちる音を聴き取る。

胴体
 ヒヒイロカネ製の堅固な『マスクドアーマー』はファンデルワールスカという、電気的な力によってライダーアーマーと分子結合されており、耐衝摯性に優れる。
 内部の『強化チェスト』に高圧縮酸素を搭載。海抜5000m以上でも、10時間以上活動できる。『マニュピレーターアーム』が装着者の腕部を補助・強化。25tの重量物も長時間片手で持ち続けられる。

Change Stag Beetle

スペック

身長:194cm
体重:97kg
パンチ力:3t
キック力:7t
ジャンプ力:ひとっ跳び36m
走力:100m辺り5.8秒

概要
 ガタックゼクターの顎を左右に開き、そのまま反対側に回転させ、キャストオフする事で変身する。ガタックの基本形態。顎の両側を支点に左右の角が上がってくる。クロックアップと必殺技の使用が可能になる。

戦闘能力
 パワーと防御力を犠牲にする代わりにスピードに優れる。肩のバルカンが無くなった代わりに、2本の曲剣・ガタックダブルカリバーが使用可能になった。ボディもカブトのライダーフォーム並の軽装に変化。ダブルカリバーを活かした素早い戦闘が可能。
 粗削りなパンチやキック、さらには組みついての投げ技など、どこかプロレスラーを彷彿とさせる猪突猛進な加賀美らしい豪快なスタイルで戦う。

クロックアップ
 ライダーベルト左右にあるスラップスイッチをタップして発動。ガタックゼクターで生成された超エネルギー・タキオン粒子を解放して全身に行き渡らせる。これにより一定時間、常人では目視することすらできない超高速移動を可能とする。

性能

頭部『ボーンシェルメット』
 3層構造で敵のどのような攻撃からも頭部を守る。1層目は継ぎ目のない強度に優れたヒヒイロノカネ。2層目は軽比重で耐衝撃性に優れた特殊ケミカル。3層目は強度と弾性率を持つサインスーツ製。
 額の『Oシグナル』はワームがクロックアップした瞬間、時間軸の乱れを感知して敵を発見する。
 超エネルギー・タキオン粒子の流れる複眼『コンパウンドアイ』は敵がクロックアップを発動したとき、自分がクロックアップを発動していなくても、超高速移動する相手の動きを目視できる。
 顎の『ローテ―ト』を起点に持ち上がる角『ガタックホーン一般人の4倍以上の聴力を持ち、16Hz~12万Hzの音域の物音や、5km先の針の落ちる音を聴き分ける。

胴体
 上半身前部を『ガタックブレスト』が保護。頑強、軽量で、大爆発の衝撃をも吸収する。軽量、頑強な『ライダーアーマー』はレスポンスバンドで接続。通常時間時に肉体の反応速度を人造的に0.05秒まで速める。
 全身に纏う『サインスーツ』は頭頂部から取り入れられ、変換された高圧縮酸素が、快適な温度と湿度で常に全身を駆け巡ることで、一定の体温を維持。
 50口径の機関銃の衝撃を吸収でき、5000度の高温、絶対零度の低温などからも身を守る。スーツ自体に備わるニューロン細胞をシナプスで繋いで変身者に伝達。第2の皮膚のような感覚でマスクドライダーシステムを扱える。

四肢
 両手、両足の動きを補助強化する三重の『インセクトリング』で一般人の何倍ものパワーを発揮。
 掌『ライダーパーム』より高周波が放たれており、ガタックダブルカリバーやガタックエクステンダーのハンドルを握る際には圧着してフィット感を増す。タキオン粒子をガタックエクステンダーに送り込み、クロックアップによる超高速移動に同調させる。
 特殊な足裏『ライダーストンパー』はインセクトリング、ライダーアーマーヘと衝撃を繋いで吸収、緩和。500mの高さから飛び降りても変身者にダメージを与えない。必殺技「ライダーキック」のキックカをアップする。

必殺技

ライダーキック
 ゼクター後部のボタンを3回押して、顎をマスクドの状態に戻し、再度ライダーの状態にして発動。タキオン粒子が片足に収束され、すさまじい一撃の蹴り技を放つ。カブトがカウンターキックなのに対し、こちらは勢い良くジャンプしての飛び回し蹴り。
 主に波動に変換したタキオン粒子で威力を高め、敵に叩き込んで原子崩壊、撃破する。片脚を前方に突き出した鋭いジャンプキックを繰り出すこともあった。破壊力は19t。

ライダーカッティング
 ガタックダブルカリバーをカリバーフルカムを基点にして重ね鋏のようにすることで、「Rider Cutting」という発声とともに発動。敵を挟み込み、刃先から生じるイオンエネルギーで30m圏内のあらゆる物体を両断する。
 エネルギー波を出すことにより一定の範囲内にあるものを切断するパターンもある。三回しか使われなかった。ライダーキックとの併用も可能。カッシスワーム戦では突撃気味に放っているが一度目は躱され、二度目はエネルギーを吸収され無効化された。

外伝作品での活躍

 仮面ライダージオウではライダーカッティングかは不明だが、青いX字のエネルギー波を飛ばす技を使用していた。
 『ライダージェネレーション』等の一部ゲーム作品では、投げ飛ばした相手が落下したところを挟む、というモーションになっている。

エクステンドライダー落とし
 空中でエクスモードのガタックエクステンダーの後部にライダーキックを当てて、その勢いで地表の相手にエクスアームを叩きつける荒業。
 劇中ではカブトエクステンダーとの挟撃を回避したウカワームに対して、カブトの機転で空中へ跳ね上げられた際に追撃として発動した。しかし地下にいたもう一体の敵の妨害で無効化された。

 ハイパーフォーム
スペック

身長:197cm
体重:104kg
パンチ力:10t
キック力:15t
ジャンプ力:ひとっ跳び49m
走力:100m辺り4.2秒

概要
 『てれびくんDVD』とPS2版に登場。ハイパーゼクターを装着し変身したガタックの最強形態。通称はハイパーガタック。通常形態とガタックプロテクターを展開したハイパークロックアップ形態がある。
 「天道総司のようにハイパーフォームになりたい」と試行錯誤する加賀美新が「自分は天道ではなく加賀美新である」と至ると、その気持ちに応えるように未来からハイパーゼクターが飛来。フォームチェンジを果たした。

外見
 ガタックホーンが大型化。胸部のアーマーは内部にタキオンプレートを収納した、以前の2倍以上の強度を持つガタックプロテクターへ再構成される。カブトと比べて上半身に変化が集中している。

ハイパークロックアップ
 ハイパーゼクターの背部にあるスラップスイッチを押すことで発動。全身に超エネルギーのタキオン粒子が巡り、胸部の赤い部分が金色に変化。
 一定時間、「クロックアップ」をはるかに凌駕する超高速移動能力と、飛行能力、さらには過去や未来への時間移動すら可能となる。

性能
 頭部『ガタックホーン』は荷電粒子エネルギーを集中させることで、挟み込んだ敵を両断可能。装甲はヒヒイロノカネの2倍の強度を誇る未知の超金属・ヒヒイロノオオガネで構成された『ガタックプロテクター』。
 プロテクターを開くと内部のタキオンプレートからエネルギーを開放して大気中、真空中でも自在に飛翔できる。マキシマムライダーパワー発動時にはハイパーゼクターから発生した超エネルギー、タキオン粒子が身体を駆け巡り、タキオンフラッシュが発光する。

ハイパーゼクター
 カブトが使用しているものと同型。てれびくんの応募者サービスDVDで、カブトのハイパーゼクターが未来から呼び寄せた。

必殺技

ハイパーキック
 ハイパーゼクターのゼクターホーンを倒すことで「Maximum Rider Power」の発声とともにハイパーゼクターからガタックゼクターにマキシマムライダーパワーが送り込まれた後、ライダーキックの手順を踏むことで発動。
 ハイパークロックアップした状態から、背中のブーストからオレンジ色のエネルギーを噴射して飛翔。
タキオン粒子をまとって強化された跳び回し蹴りを放つ。破壊力30t。シティウォーズではカブトハイパーフォームと同様に七色の翅を展開している。

ライダーカッティング
 ライダーフォームのライダーカッティングの数倍の威力を持つ。シティウォーズで晴れて必殺技として採用された。
 ライダーフォーム版が至近距離の敵をガタックカリバーで挟んで切断する技であったのに対し、こちらはガタックカリバーのエネルギーが巨大化し、大多数の敵を一気に切断する。

商品化等
 マスコレやコンバージで商品化、CSMハイパーゼクターに変身音声が搭載されている。ps2のアクションゲーム「仮面ライダーカブト」の隠しキャラとして登場したが、台詞やモーションはほとんど変わらなかった。
 ガンバライジングボトルマッチ2弾にてバースト面として参戦その2年後には、シティウォーズにも参戦し、バトルスピリッツにてカード化も行われ、ハイパーバトルビデオ出典キャラクターの中では破格の待遇を受けている。

その他の変身ライダー

 ゼクトルーパーを守ろうとワームに奮戦。ザビーゼクターに選ばれて二代目の資格者になる。基本的に力押しの強引な戦闘スタイルで戦う。
 初戦ではワームの攻撃をマスクドフォームで受けながら前進して反撃。キャストオフすると飛び散ったマスクドアーマーの破片を4体のサナギワームに直撃させ、すぐさまクロックアップを発動。
 超高速移動を行いながらゆっくりと吹き飛ぶサナギワームに豪快なパンチを見舞い、クロックオーバーとともに爆散させた。

活躍
 精鋭部隊「シャドウ」の隊長に就任。この重責を果たすため、シャドウに所属する影山瞬が加賀美のサポートに付いた。
 まだ未熟だった為、シャドウとの連携は影山に任せきり。2戦目はボロボロだった。天道を倒すことを拒み自ら資格を放棄する。必殺技はライダースティング。

 仮面ライダーカブト
 ジオウにて変身した。ガタックゼクターのベルトにカブトゼクターを装着しているという特別仕様。
 変身後は流石にスーツに合わせてベルトの青い部分が赤になっているが、カブトゼクター装着直後はガタックの青色のまま。

戦闘スタイル
 天道のスタイリッシュなカウンタースタイルと、ガタックの荒っぽくも力強いスタイルを足して二で割ったような戦い方を見せた。
 相違点とした、本家は回避を多用するのに対して、加賀美カブトは腕でのガードを多用している。クロックアップやライダーキックの時にガタック=加賀美が見せた首を動かす癖が見られる。
 単なるオリジナルの模倣ではなく、紛れもなく加賀美自身がカブトに変身した、ということを短い時間の中でしっかり描写する戦い方であった。

劇中の活躍

 初期
 当初ワームとの戦いでは、サーマルカメラを手にサナギワームを監視。脱皮して成虫になる兆候を察知する役目を担っていた。だが直接ワームと戦うゼクトルーパーは装備の火力不足から苦戦しがち。見守るしかない加賀美は歯がゆい思いをしていた。
 その後財布をひったくられた際に、天道と初めて出会う。田所に無理を言ってカブトの変身権利をもらう。しかし、カブトゼクターカブトの変身資格を認められなかった。以降、天道との数奇な関係が始まる。

 ザビー変身
 ザビーの資格者兼精鋭部隊「シャドウ」の隊長である矢車想が天道と対立した際は、矢車の提唱する「パーフェクトハーモニー」に感化され、彼に従った。だが矢車は天道との対決に拘るあまりザビーの資格を失う。
 加賀美は放置された隊員たちを命を賭けて守ろうとした行為からザビーゼクターに認められ、ザビーの資格者兼シャドウリーダーとなる。
 しかし、ワームと戦い自分達に敵意を持っている訳ではない天道(カブト)を倒す事にはどうしても納得がいかず、紆余曲折を経てザビーとシャドウリーダーの資格を自ら返上。守友情を取り、元の見習い隊員に戻った。

 多数の資格者との交流
 仮面ライダードレイクの資格者である風間大介、仮面ライダーサソードの資格者である神代剣らと出会う。とくに剣についてはその正体を知ってひとり悩むことになった。
 また、新たなザビーの資格者となった影山瞬によって内通者をあぶり出す囮にされたり、大介を無理やり引き込むため彼が連れていたゴンを人質にするという悪辣な手段を目にし、ZECTに対する信頼は薄れていく。

 ガタック変身
 ZECTでは新たにガタックゼクターが完成。加賀美はガタックの資格者になるべくテストに挑むが、ガタックゼクターに拒絶されて重傷を負う。その後、ワームの巣となっていた廃工場掃討の件で、加賀美は唯一の生き残りと思しきマコト少年の救出に奮闘。
 結果マコトはワームであり、瀕死の重傷を負わされたが、陸の命令を受けた三島が与えたライダーベルトの力により蘇生。ガタックゼクターに選ばれ、ガタックとして戦う。
 その後はガタックとして戦う一方、ZECTと“マスクドライダーシステム”の真実を探っており、エリアXの旧ZECT基地に潜入して過去を突き止めた。

 シャドウ隊長
 ワームと似て異なる地球外生命体ネイティブの存在、ネイティブと結託していたZECTのトップが父であること、自身がガタックの資格者になることも事前に決まっていたことなどを知って大きく動揺。
 ZECTに対する加賀美の不信感は頂点に達したが、陸の真意を知った天道に諭されて父との関係を修復されたた。ザビーの資格者が不在になった際、シャドウはガタックの資格者である新の指揮下に入る。本意ではなかったもののシャドウリーダーに返り咲く。
 それからはワーム全滅まで、ZECTの戦闘要員全体の行動頭として戦闘。のちにワームを率いるカッシスワーム クリペウスを撃破する。

 最終章
 「人間とネイティブの争いがない世界」という根岸の甘言を信じて彼と共闘することを誓う。ZECTに反旗を翻すカブト=天道を1度は倒すが、トップの座を奪われた陸を救った際にネイティブ側の目論見と、自身にそれを阻止する使命を与えられていたことを知る。
 単身、三島と根岸のいる基地に乗り込むが、三島が変身したグリラスワームに重傷を負わされる。そこに現れた天道と共に再び三島と戦闘。
 最後はダブルライダーキックでワームを撃破。基地も破壊して全人類ネイティブ化計画を阻止した。そして天道から友として認められる。1年後には父親と同じく警察へと入り、警官として生活を送っていた。

 スーパーヒーロータイムのED
 回を追うごとにネタに走る天道総司に対するツッコミ役として登場。しかし、本編同様にコミカルな面もあり、兜煮と聞いてカブトのソフビが入れられた料理だと勘違いする一幕も描かれた。

 劇場版
 ZECTの隊員であり、ビストロ・ラ・サルの店員。ひよりと恋仲である。ひよりが隕石の影響で余命がわずかであることを知らされていなかった。
 「天空の梯子計画」の実行者として選ばれたが、ひよりの容体が急変したことを知り、実行せずに地上に戻った。
 ひよりが逝去してからは天道と共闘し、仮面ライダーコーカサスと激闘を広げる。天道を庇いコーカサスのライダーキックを受けて重傷を負う。だが、天道の計らいによって脱出艇に乗せられて地上に向かう。
 しかし、脱出艇に張り付いていたコーカサスによって窓を破壊されて酸欠で死亡する。天道のハイパークロックアップによって時間を戻されたことにより生き返るが、天道の起こした歴史改変により消滅した。

 小説版
 愛すべきバカとしての一面が強調。パラレル後日談『祭りのあと』では主人公を務める。本編以上にグリラスワームに痛めつけられた為、最終決戦後は入院していた。
 知己にも全く連絡が取れず、かつてバイトしていたビストロ・サルも閉店していた事を知り、天道家だった場所で出会った謎の老婆(おそらく天道の祖母)から託されたエアメールを頼りにひよりの行方を求めてバンコクへ旅立つ。
 そこで出会った男に睡眠薬が入ったパンを食べさられてしまい、ライダーベルトをその男に売っぱらわれてしまう。ひよりが海外で世話になったという韓国人のリンの助けを得て、カオサンにて犯人の男"ナイ"に辿り着く。
 そこでは成り行きで彼の経営するタッパイ屋台の手伝いをさせられ、せっかく稼いだ金もムエタイ賭博場で消し飛ぶ(ライダーベルトはナイによって買い戻された)。そこでチャンピオンに登りつめていた天道に叱咤されてインドへ旅立ち、ひよりと再会を果たした。

本編外の活躍

 仮面ライダーディケイド
 第16話に登場。『カブトの世界』の仮面ライダーで変身者はZECTの隊員・アラタ。弟切ソウこと仮面ライダーザビーの部下という立場で登場。
 ワームやディケイド・ディエンドと戦った。劇中ではディエンドが召喚したばかりのライオトルーパーをクロックアップで瞬殺し、当時はまだ負けなしの強キャラだったディエンドを追い詰めた。

 仮面ライダージオウ
 EP37~38にゲスト出演。演者の佐藤氏が同役で出演するのは本編放映後初かつ13年ぶりである。地球に再び多数の隕石が飛来し、それに乗じて新たなワームが出現したことで再びガタックの資格者として活動していた。
 『カブト』当時は矢車想影山瞬を「さん」付けと敬語で呼んでいたのだが、地獄へ堕ちた二人に愛想を尽かしたのか『ジオウ』では名字を呼び捨てにしている。

 EP37『2006:ネクスト・レベル・カブト』
 常磐ソウゴ達と共闘してワームを撃破。彼らにアナザーカブトパンチホッパー変身者について教える。

 後に矢車が変身したアナザーカブトや、擬態影山が変身したパンチホッパーとソウゴ達と共に奮戦。しかし拉致されてしまう。

 EP38『2019:カブトにえらばれしもの』
 ジオウゲイツに救出される。その後ソウゴに、天道に勝てなかった引っ掛かりゆえに、アナザーカブトに勝てないと、弱音を吐く。王になるというソウゴの夢を聞くと、「流石のアイツも王様になるとは言わなかったと」苦笑しつつ決意を固める。

 ゲイツと共闘して地獄兄弟を相手に奮戦。キックホッパーを倒すが、アナザーカブトには劣勢状態になる。変身解除に追い込まれる。
 しかし、それでも諦めず立ち上がったその時、迫る隕石の影からカブトゼクターが飛来。仮面ライダーカブトに変身した
 アナザーカブトを押し返し、最後は天道ばりのカウンターライダーキックで粉砕、決着をつけた。
戦闘後、カブトゼクターはその場でカブトライドウォッチに変化。ソウゴにカブトライドウォッチを渡した。

ファンからの声
 満を持してカブトに変身したことについては、「13年越しに実現したかつての夢」「加賀美はガタックで通してほしかった」などと賛否両論。ある意味「カブト」らしいと言えるかもしれない。
 ちなみにこの変身に関して、天道役の水嶋ヒロは後に佐藤と対談した際に(事情によりぼかしてはいるものの)「それでいいよ」「託したぞ」と語るなど好意的に受け止めている様子である。

ゲームのガタック

 PS2仮面ライダーカブト
 放送当時発売されたプレイステーション2格闘ゲームでは、使用可能キャラとして通常版・ハイパー版の両方のガタックが登場。セリフパターンは共通だが、別に存在する「加賀美が変身したザビー」とは完全に台詞が異なっている。ちなみに強キャラ。

 クライマックスヒーローズ
 1作目では特定ステージのみ使用可能で、2作目の『W』から通常のプレイアブルキャラに。しかし、「キャラが違う」「声が似てない」と不遇。
 4作目『フォーゼ』で音声が再収録されたが、他のライダーがある程度改善されたがガタックは微妙なまま。5作目『超』でオリジナルキャストになった際はファンに喜ばれた。

 ガンバライド
 第5弾でライダーフォームがLRで登場。前衛に置くとコウゲキが上昇しボウギョが下がるという、コウゲキ偏重のアビリティを持つ。第5弾とS1弾でSR、S6弾ではCRで登場。必殺技は「クロックアップ」「ライダーキック」「クロックアップ&ライダーキック」。
 レジェンドライダーソフビ初回限定付属のSPカード「T-038 仮面ライダーガタック ライダーフォーム」は「2ラウンドのあいだ、コウゲキは2倍、ただしボウギョは半分になる。」という効果を持つ。
 増加・減少するのはカードに記された分のコウゲキ数値とボウギョ数値であるが、当時のカードとしてはコウゲキ増加量が多く、撲殺(必殺技を使わずに相手を倒す)デッキのお供として活躍した。
 途中で仕様が変更され、増加・減少がそれぞれ最終数値が対象となり、コウゲキ上昇値はガンバライド最高となった(その分デメリットも増したが)。

 ガンバライジング
 2弾からカブトとともに参戦。だが、ナイスドライブ1弾よりカブトがLRでマスクドフォームを引っ提げたが、N止まりでマスクドフォームも貰えない。
 2弾のNは本人の性格とライダーの特色を再現したのか恐ろしいほどのコウゲキ偏重のアビリティ。バーストアビリティはコウゲキUPと引き換えに防御力が大幅に低下する。
 ナイスドライブ2弾では防御が多く上がるアビリティを持つ。ボトルマッチ2弾にてLRで登場し、それに伴い佐藤氏による本人ボイスに差し替えられた。
 裏面はハイパーフォーム。表必殺技として「ライダーキック」、バースト必殺技として「ハイパーライダーキック」が収録された。

 バトライド・ウォーシリーズ
 初代、「2」ではNPC、アシスト専用キャラ、「創生」よりプレイアブルキャラクターとして参戦。カブトと同じくステージ登場時はマスクドフォーム、キャストオフによりライダーフォームへと変身する。
 ライダーフォーム一択になりがちなカブトと違い、マスクドフォームは強力な遠距離攻撃を持つため、ザコ戦などで活躍できる。逆にライダーフォームのクロックアップはカブトより有効時間が短いといった欠点がある。なおハイパーモードは無い。

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 以上です。これで紹介を終えます。

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