【徹底解説】仮面ライダーソーサラー / オーマ大臣 / ドレイク

2022年12月13日火曜日

悪のライダー 映画・Vシネ 仮面ライダーウィザード 仮面ライダー解説

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 今回解説する仮面ライダーはソーサラーです。

「時は来た。下らないこの世界は終わりを迎え、私の世界が始まる…幕を開けるのは、君だ」
目次
  • オーマ大臣
    • 概要
    • 目的
    • タナトスの器
  • ドレイ
    • スペック
    • 概要
  • 仮面ライダーソーサラー
    • スペック
    • 概要
    • 戦闘能力
    • 装備
      • ソーサラーのベルト
      • ディースハルバード
      • ウィザードリング
    • 使用する魔法
    • 必殺技
    • 備考
    • 商品化
  • 劇中の活躍
    • 終盤
  • 仮面ライダーウィザード ファイナルステージ
  • 仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ

オーマ大臣
「愉しかったですよぉ。自分がこの世界の創造主であることを隠して、王に仕える家臣を演じるのはね……マヤ!貴方は私の思った通り、悲劇を演じてくれた!……ここに拍手を送ろう」

 2013年夏に公開された『劇場版 仮面ライダーウィザード in Magic Land』に登場するキャラクター。本作の黒幕。仮面ライダーソーサラーの変身者。ファントム・ドレイクの人間態。演じたのは陣内孝則。

 概要

 歴代の『魔法使いの国』を収める王たちに仕える男。現在の王・マヤ大王の補佐役を務める後見人。黒い衣装に身を包んだ素性不明の男。
 魔力を持たず魔法が使えないマヤを疎ましく思う父親に、「その事実が発覚しないよう自分が裏から支える」として取り入る。マヤの代わりに魔法を使って周囲を欺いていた。彼の傀儡政権を維持する。

 目的
 コヨミをさらい、コヨミが体内に宿す魔力とクリエイトのリングを利用して世界を魔法の国へと作り替えた。裏では自身の目的である『ファントムの世界』の創造を果たすために暗躍していた。その世界に支配者として君臨することが最終目的である。
 本性は慇懃無礼。芝居がかった仰々しい身振り手振りや丁寧な言動が特徴的で、魔力を持たない苦しみに悩むマヤを裏で眺め、弄び、嘲笑っていた悪趣味な外道。

 タナトスの器
 エメラルド城の地下に隠されていた巨大魔力蓄積装置。不気味な像。魔力を持たないマヤは苦しみ続けた末、魔法使い全てを消滅させてしまおうと考えるようになる。計画に手を貸す体を装い、夜な夜な人々を浚って作らせていた。魔力を集め続けていた。
 魔力流通システムで国民から集めた膨大な魔力を解放して逆流させ『魔法使いの国』の全国民の体内に流し込み、魔法使いそのものをこの世から抹殺するものとされていた。

正体
 実態は『トルネード』の魔法で発生させた色の竜巻で、素材拉致した人々の人骨を素材として作られた装置。
 その真の効果今まで蓄積した魔力を逆流させ、流し込まれた膨大な魔力によって魔力を持つ人物を強制的に絶望したのと同じ状態を引き起こし、大量のファントムを生み出すものだった。

ドレイク
「たった一人の人間の鬱屈した憎悪が、世界中の人間を巻き込んで絶望に叩き落とす! 壮大で運命的で実に美しい! これこそが……私の見たかった「悲劇」だ!! これで私の世界が完成する!私が望む、『ファントムの世界』が!! フハハハハハ!ハーッハッハッハァ!!」

 スペック

身長:247.0cm
体重:183.0kg
特色/力:鎧のように変化した鱗、「タイラント」と呼ばれる剣を操る

 概要
 外見はヒロイックな金色の龍人。大きく発達し、鎧の様に変化した黄金の鱗が全身を覆っている。腰にはソーサラーへの変身に使うドライバーが装着されている。
 「タイラント」という名の剣を腰からぶら下げているとされるが、映画本編で使用することはなかった。名前の由来となった「ドレイク」とは、ケルト人やデンマーク人の神話や伝承において伝わるドラゴンの一種のこと。
 劇中でファントムとしての姿を披露するのは、自身の正体を晴人とマヤに明かす場面と、変身用のドライバーが破壊され変身が解除された爆死する直前の一瞬だけだったため、その実力は未知数である。

仮面ライダーソーサラー
シャバドゥビタッチヘーンシーン!

変身…!

チェンジ! ナウ

「これでジエンドだ……」

 スペック

身長:210cm
体重:90kg
パンチ力:推測値8t
キック力:10.5t
ジャンプ力:ひと跳び28m
走力:100mを5秒

 概要
 オーマ大臣がソーサラーのベルトとソーサラーウィザードリングを用いて変身した姿。金色の魔法使いと呼ばれる、金色を基調とした魔法使い。
 基本カラーは金色と黒で、マスクは白い魔法使い、メイジ同様原石のような造形とカイゼル髭のようなパーツが特徴的。頭部には魔法使いのような黄金の帽子が身に着けられている。

 戦闘能力
 主武装はディースハルバードと呼ばれる長大な斧。稲妻・竜巻といった強力な魔法を駆使して闘う。その戦闘能力・魔力は極めて高い。
 ビーストを一蹴し、各種スタイルのウィザードを圧倒。ちょっとしたアドリブ・フラワーの魔法で隙を作ったウィザードが変身したインフィニティースタイルに対しても互角に渡り合う程の実力を誇る。

 装備

ソーサラーのベルト
 変身や魔法の使用に必要となるベルト。見た目や待機音などは白い魔法使い、メイジの使用する物と同じだが、全く同じ物かどうかは不明。

ディースハルバード
 巨大な長斧。リーチがかなり長く、ウィザードのウィザーソードガン・アックスカリバー、ビーストのダイスサーベルのそれを上回る。
 魔力を増幅する魔宝石「エクセルシャード」が埋め込まれている。刀身「レイブレード」から強力な魔力が流れているため、相手の防御を無視した攻撃が可能である。

ウィザードリング

 ドライバーオンを除くと、魔宝石は黒を基調とし、リングの縁が金色になっている。
ソーサラーソーサラーに変身する。音声コールはメイジ、白い魔法使いと同じ「チェンジ」である。他の魔法使い達と違い、現れる魔法陣は四角いデザイン。
ドライバーオン他の魔法使い同様、ベルトを出現させる。
クリエイト世界を自らの思い通りに創りかえる。
コモン様々な魔法を発動する。
ファイナルストライクストライクソーサラーを発動させる。

 使用する魔法
 全てウィザードが使用する魔法の上位互換で強い威力を持っている。コモンのリングを使い発動させる。
◆コネクトディースハルバードを取り出す。
◆エクスプロージョン魔力を圧縮して強力な爆発を起こす。
◆ライトニング強力な稲妻を発生させる。最も多用した魔法である。
◆トルネード虹色の竜巻を発生させる。この力で人間をさらっていた。
◆バニッシュストライク下記を参照。
◆ヒート体から高熱を発生させる。
◆ブラスト衝撃波を発生させ相手を吹き飛ばす。
◆デュープ自分の分身を作る。
◆リフレクト攻撃を跳ね返す

 必殺技

バニッシュストライク
イエス! バニッシュストライク!! アンダスタン!?

 コモンのリングで発動。光球を放ち、大爆発を起こして敵を消滅させる。

ストライクソーサラー

ルパッチマジックタッチゴー! イエス! ファイナルストライク!! アンダスタン!?

 黒いドラゴンの描かれたファイナルストライクウィザードリングで発動。左脚に黄金の魔力を集中して跳び蹴りを叩き込む。
 フィニッシュストライクのリングの効果で変身したウィザード・インフィニティードラゴンのインフィニティーエンドとの一騎打ちに持ち込むが、ドラゴスカルに体を貫かれ最終的に敗北・爆散した。

 備考
 キャストの陣内孝則は公開当時54歳で、『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』に登場する仮面ライダーガオウ役の渡辺裕之(当時51歳)の記録を塗り替えた。
 夏の劇場版に登場する限定ライダーは『AtoZ/運命のガイアメモリ』(2009年)に登場する仮面ライダーエターナル以来3年ぶりとなる。
 本作でソーサラーのスーツアクターを務めた永徳氏は、本作が復帰後初のライダー役。舞台のリハーサル中に足を負傷し、リハビリに励んでいた。英語でソーサラー(Sorcerer)は魔法使いの中でもどちらかと言うと「邪悪な魔法使い」といったイメージになる。

 商品化
 フィギュアは公開当時に発売されたミニソフビ人形、指人形「仮面ライダーキッズ」のみが発売されている。なりきりアイテムは、ファイナルストライクウィザードリングがフィニッシュストライクウィザードリングとのセット商品「DXウィザードリング 超魔法決戦セット」として一般販売された。
 変身用のソーサラーウィザードリングがプレミアムバンダイ限定の「ウィザードリングフィナーレセット」に同梱される形で商品化された。
 いずれも「DX白い魔法使いドライバー(ワイズドライバー)」に使うことで劇中通りの音声を楽しめる。コモンウィザードリング及びクリエイトウィザードリングは未商品化。

劇中の活躍
 魔法の国に迷い込み、国内で当たり前のように使われている魔力流通システムに疑問を持った晴人と、かねてよりその疑問を持ち続けていた仁藤にタナトスの器を見られる。
 ソーサラーに変身して彼らを排除しようとする。しかしビーストの助けでウィザードを取り逃がす。その後晴人は再びエメラルド城を訪れる。
 タナトスの器を前に魔法使いたちを全滅させようとするマヤを説得しようと試みるも失敗。タナトスの器が発動される

 終盤
 目論見通り晴人を含め全国民(一部を除く)が絶望して多くのファントムが生み出される様を予感し、自身の計画が成功しつつあることを確信。しかし晴人は最後まで希望を捨てなかったことで、逆流した魔力に耐え切り絶望を捻じ伏せた。
 オーマはこれに一瞬動揺するも、すぐに冷静になりソーサラーに変身。ウィザードを圧倒する。最期はキックの打ち合いに持ち込むが、インフィニティードラゴンに敗れた。
 ドレイクの消滅に伴い、クリエイトのリングで改変した世界もオーマが倒されると同時に元の世界へと戻った。

客演の活躍

 『仮面ライダーウィザード ファイナルステージ
 魔法石の世界の住人として登場。おそらく劇場版のソーサラーとは別人。仮面ライダーダークウィザードを利用していたファントム軍団の首魁。
 賢者の石を奪い、人柱として仮面ライダーメイジ(凛子と瞬平)を拉致する事でサバトを引き起こそうと目論むが、ビーストとメイジ(真由)が現実世界から介入。
 配下のファントムらを一掃される。尚も強大な力でウィザードを苦しめるも、コヨミの呼び掛けに応えたウィザードがインフィニティースタイルに変身し、形勢が逆転。シャイニングストライクで両断された。

 『仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ
 ディアブロによって生まれた悪魔であるデビルライダー軍団の1人として登場。クローンライダー達と交戦し、自身の魔法でギフジュニアを巨大化させるなどして彼等を苦しめた。
 音声ミスなのか、巨大化魔法発動時のベルトの音声がワイズドライバーではなくウィザードライバーの物となっていた(ストライクソーサラー発動時はちゃんとワイズドライバーの物になっている)。

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 以上です。これで紹介を終えます。

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