今回解説する怪人は『仮面ライダーX』のアポロガイストです。
「神敬介! アポロガイストはGOD秘密警察・第一室長であると同時に、『GODの殺人マシーン』とも言われている! 死んでもらおうか!!」
目次
- 青年アポロガイスト
- 概要
- 性格
- 描写
- 関係性
- 備考
- アポロガイスト
- 概要
- 戦闘能力
- 必殺技
- 再生アポロガイスト
- 概要
- 戦闘能力
- 武装
- アポロマグナム
- ガイストダブルカッター
- 寿命
- 劇中の活躍
- 日本キチガイ作戦
- 一度目の死
- 本当の死
- ガイ
- 概要
- 性格
- 過去
- アポロガイスト(DCD)
- スペック
- 概要
- 戦闘能力
- スーパーアポロガイスト
- 概要
- 戦闘能力
- 必殺技
- 劇中の活躍
- 初登場
- 最終決戦
- 客演での活躍
- 『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』
- 漫画作品
- 『仮面ライダーX』
- 『仮面ライダーSPIRITS』
- 決着
- 『仮面ライダー11戦記』
- 『銀河の
11 仮面ライダー銀河大戦』 - 『仮面ライダーSD マイティライダーズ』
- 『仮面ライダーSD 疾風伝説』
- 小説『S.I.C. HERO SAGA MASKED RIDER X EDITION -ゼウスの息子-』
- ゲーム作品
- 『オール仮面ライダー ライダージェネレーション』
- 『仮面ライダー バトライド・ウォー』
- 『仮面ライダー サモンライド!』
- 『仮面ライダーSD 出撃!!ライダーマシン』
- コンパチヒーローシリーズ
- 『ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス』
青年アポロガイスト
特撮テレビドラマ『仮面ライダーX』の登場人物。アポロガイストの正体。本名や国籍などは不明。演じたのは打田康比古。
概要
秘密結社・GOD機関の秘密警察第一室長。初登場は第8話だが本格活動は第9話から。神敬介/仮面ライダーXのライバル。
『GODの殺人マシーン』と呼ばれており、総司令から与えられた室長の権限により、役立たずと判断した怪人には懲罰・処刑を行うこともある監視役。
人間態は白一色のスーツに黒のネクタイで身を包んだ精悍な青年。エンブレムが刻まれたバイクを駆る。元警察官だった経歴を総司令に買われた。
性格
常に冷静沈着でありつつ、使えない怪人は容赦なく切り捨てる冷酷さも兼ね備えている。作戦の失敗は辛辣な口調で糾弾する。作戦を成功させるためには手段を問わない。
強敵と認めた相手=神敬介には敬意を払う一面を持つ。再生改造でパワーアップしたのち、死神クロノスとの戦いで深手を負った神敬介を捕えるが、処刑しない。
「お前の怪我が癒えるまで俺は待つ」と地下牢に入れた。独自の美学を有しており、Xライダーも「偉大なるGODの好敵手」と認めている。
描写
怪人達にとっては迷惑な存在であり、彼らの失敗を許さない。味方からは嫌われている。処刑されたマッハアキレスは再生された後も処刑されたことを根に持っていて、神敬介の口車に乗り寝返りすらした。
総司令への忠誠心は誰よりも厚い。作中で確認できるGOD機関の構成員の中では唯一GOD総司令と直通の連絡手段となる通信機を持つ事を許され、GOD総司令に面会したこともあるなど、GOD総司令からもかなりの信頼を得ている。
関係性
ライダーを支援する立花藤兵衛とも縁が深い。喫茶店COLに堂々と一人の客を装いおやっさんが入れたコーヒーを飲み感想を聞かれた際「まぁ、こんなものかな」と答えたが、気に入っていた。
第21話では立花が店を再生怪人に滅茶苦茶にされ「まったく、GODに被害を請求したいくらいだ」と呟いたと同時に現れ、補修費の札束を投げて「これで足りるか? 神敬介の香典だ」と言い切るなど、律儀な一面を持つ。
備考
プロデューサーの平山亨氏による展開案ではアポロガイストの退場後、もう1人の大幹部・ブラックマルスを登場させるはずだった。しかしアポロガイストの人気によって続行した為、実現されなかった。アポロガイストが一度死亡する展開はこの名残である。
非常に人気のあるキャラクターであり、2014年に開催された『僕たちの好きな「仮面ライダー」怪人ランキング』でも7位を獲得した。
アポロガイスト
「アポロ・チェーンジ!」
概要
「アポロ・チェンジ!」の掛け声と共に顔の前で両手を交差させ、赤い兜に黒いスーツ、そして白いマントを身に纏った姿に変身する。名前の由来はギリシャ神話における太陽の神「アポロン」。兜の飾りと盾の形は太陽を思わせる。
怪人というよりはシンプルなヒーロー的デザイン。ハカイダーを始めとする東映作品におけるライバルキャラクターにして、後年のシャドームーンなどといった「ヒーロー的なデザインの幹部怪人」の先駆けの一人。
戦闘能力
Xライダーとほぼ同等の力を持ち、宿命のライバルとして幾度となく戦う。右手に持つ二連装銃「アポロショット」はXライダーとの接近戦でも効果を発揮したが、本来は接近戦用の武器ではないためライドルに遅れを取った。
左手に持つ日輪を模した盾「ガイストカッター」はXキックすら跳ね返すほど強力。縁には刃がついており、投擲武器としても使用可能。
必殺技
マグナムショット
アポロショットから発射する強力な弾丸。怪人を一撃粉砕する威力を持ち、Xライダーに敗北したマッハアキレスをこれで処刑している。アポロガイストは百発百中の腕を持つが、Xライダーには避けられることが多かった。
再生アポロガイスト
「俺は貴様を殺すまでは何度でも生き返る!貴様にとっては迷惑な相手なのだ! 蘇った俺が新しいメカニックのテストとして、貴様を殺す!!」
概要
第16話にて「GODとしてはこのまま殺すには忍びない。アポロガイストはGODにとってまだ必要だ!」とその死を惜しんだ総司令の命令により復活した。
日本の秘密基地であるアポロン宮殿にて川上博士(生体部分担当)と宮本大悟博士(機械部分担当)の手で強化改造された。
兜の中心部に銀色のラインが入り、マントにも炎の絵が描き加えられている。堅牢なプロテクターを左肩口に備えている。人間体の姿は以前と同じ。
戦闘能力
肉体組織はより強力な細胞になり、武装も強化。クルーザーアタックすら跳ね返す程のより高い戦闘力を獲得している。
性格はより好戦的となっている。復活後は主に打倒Xライダーのみに固執しており、幾度となくXライダーとの戦いに赴く。
武装
アポロマグナム
細身の剣と22口式3連装銃で構成された、銃剣のような複合武器。アーム爆弾の為に失った右腕に装着している。破壊力はXキックと同等かそれ以上。対戦車兵器であり、神話怪人でも一撃で粉々にする程の威力を誇る。
ガイストダブルカッター
ガイストカッターの強化版。色が一部書き加えられ、左肩に装着する刃が追加された。2つ連続で投擲し、変身不能の敬介を打ちのめして捕らえる事に成功している。
寿命
改造手術は不完全なもので、再生後の寿命は僅か一ヶ月しかなかった。この事を最初は本人は知らなかった。射撃訓練中に自らの不調を感じたことから、手術を担当した者の1人である宮本博士を詰問して判明。
川上博士と宮本博士の2人が揃っていなければ再生手術のやり直しは不可能であることを知る。しかし川上博士は敬介の傷の診察の際に脱走させてしまった責任を取らされる形でアポロガイスト自身の手で抹殺されてしまっていた。
劇中の活躍
日本きちがい作戦
第14話で青田博士が蘇らせた古代ギリシャの伝説の虫「くるい虫」を使った「東京発狂作戦」を自ら指揮。日本中の人間を殺人鬼に仕立てて東京全滅を図る。
元GODの青田博士を狂人にかえて事件を起こし、作戦がばれないよう救急車に偽装させた車で暗殺をもくろむも、神敬介に陰謀を察知され、妨害に遭い失敗。
それを称賛すると「お前に褒められると妙な気持になる。何、これもGOD、特にお前との付き合いをはじめたおかげだ、簡単に人間を信用できなくなったんでな!」と返している(口封じ自体は成功した)。
一度目の死
くるい虫をコーヒーショップCOLに流して殺人事件をおこし、立花藤兵衛に殺人の容疑をかけ、秘密警察東京分署に拉致。だが店に虫を放った工作員の口をXが割らせたことで場所が知られ、虫が全滅。
救出に現れたXライダーにGOD秘密警察東京分署を破壊される。Xライダーとの一騎討ちで互角の攻防を繰り広げるも劣勢に追い込まれ、Xキックの前に敗北。
人間体に戻ると潔く負けを認め、敬介と握手を交わしたと思いきや、手を握ったまま肘から分離。右腕のアーム爆弾でXライダーと心中を図ろうとした。だが負傷した所為で動きが鈍っており、間一髪でXライダーの脱出を許した挙句、自分一人だけ爆発して果てた。
本当の死
第21話でXライダーのパーフェクターを心臓に移植すればエネルギークロス装置の機能で生き長らえることを、宮本博士から知るや、彼をアポロマグナムで処刑。アポロン第2宮殿にて人質を取る。
アポロガイストの命の焔で蘇ったユリシーズ、プロメテス、マッハアキレス、死神クロノス、ヘラクレス、ケルベロス、メドウサの7名の再生怪人を率いてXライダーに決戦を挑む。
再生怪人はXライダーに無双され、1対1の死闘を繰り広げたが、最中に限界が訪れる。最期はXライダーと心中しようと巨大な火球となって特攻。
しかし、Xキックの直撃を受けて自分一人だけで爆死。同時にアポロン宮殿も木端微塵に吹き飛んだ。だが、彼の戦死に伴って大幹部のキングダークが重い腰を上げ、Xライダーに宣戦布告したのだった。
『仮面ライダーディケイド』のラスボス。アポロガイスト(DCD)及びスーパーアポロガイストの正体。演じたのは川原和久。
概要
世界の秘密結社が大結集した大いなる大組織・大ショッカーの大幹部。再生アポロガイストの口上のオマージュなのか語尾に「○○なのだ」と付けて話すのが特徴。物語も佳境に入った第26話から第31話(最終回)にかけて登場した。
変身前は白いストライプのスーツに黒いネクタイ、黒革の手袋の姿。大ショッカーによる全ての世界の征服と全仮面ライダー抹殺のために活動する。アポロガイスト自体には世界を渡る能力はなく、士が世界を渡る際に作った橋を用いている
性格
目的の為なら子供を利用する事も厭わない。自らを『ディケイドにとっては迷惑な相手』『全人類にとって、とても迷惑な存在』と称している。
人々から生命エネルギーを乱獲して虐殺し、仮面ライダーBLACK RXとの一騎討ちに応じておきながら、劣勢になるとサイ怪人を出現させるなど、残酷かつ卑劣。
各世界の悪の組織に大ショッカーに加わるよう呼びかけており、傘下にした組織の怪人たちを配下として従える。戦闘では彼らを率いて仮面ライダー達に数の暴力をぶつける。
過去
門矢士達に遭遇する前、『Xライダーの世界』のGOD機関の幹部だったが、Xライダーに敗北。再生手術を受けて復活再生したが、寿命が1か月しかなかった。
自身が生き長らえるため、大ショッカーが開発した延命装置であるパーフェクターを用いて、人々の命の炎(生命エネルギー)を吸い取っていた。生命エネルギーが尽きかけているからか、花を摘むとすぐにその花が萎れる。
パーフェクターは心臓ではなく頭部に嵌め込まれている。これは原典『X』における再生アポロガイストの兜にある銀色のラインのオマージュ。
アポロガイスト(DCD)
「我が名はアポロガイスト。貴様を消し去る為にやって来た。ディケイドにとっては迷惑な相手なのだ!」
スペック
身長:185.0cm
体重:75.0kg
特色/力:愛銃「アポロショット」による銃撃、愛刀「アポロフルーレ」を用いた剣技
概要
「アポロ・チェンジ!」の掛け声と共に両手を後ろで組むと共に円形の赤い炎(スーパーアポロガイスト時には紫の炎)が発生して変身する。
デザインも現代風にリファインされており、よりシャープな姿となった。後年の映像作品に登場するアポロガイストは『ディケイド』版のスーツとなっている。
戦闘能力
右手の「アポロショット」から強力な弾丸を放つ「マグナムショット」が得意技。盾兼投擲武器の「ガイストカッター」、細身の長剣「アポロフルーレ」を駆使した格闘戦も行う。
ディケイドやディエンドらとも互角に渡り合った。仮面ライダーBLACK RXのリボルケインや仮面ライダーアマゾンの大切断、BLACKとRXのダブルキックを喰らってなお生き残るなどタフ。
ファンガイアの力を取り入れ、結婚式の参列者達のライフエナジーを吸命牙で吸収してパワーアップした姿。初登場は30話。永遠の命を持ち、パーフェクターのあった場所はファンガイア同様のステンドグラス模様になっている。
戦闘能力
平行世界の次元の融合を加速させる力を持つ。大半の世界と、そこに住む仮面ライダーたちも消滅させた。格闘技もパワーアップ。
最終回である31話ではディケイド・コンプリートフォームとディエンド、クウガ・マイティフォーム、キバ・キバフォーム、響鬼と素手で互角に渡り合った。「スーパーガイストカッター」を放って小野寺ユウスケに意識不明となる程の重傷を負わせた。
必殺技
スーパーマグナムショット
スーパーアポロショットに強化された銃から弾丸や強力なビームを発射する。直撃すれば仮面ライダーにもかなりのダメージを与えられる。
この技を受けたディケイドはかなりのダメージを負い、そのまま連戦したブレイドキングフォーム相手に満足に反撃できずに惨敗してしまう。
劇中の活躍
初登場
夏海が生命エネルギーを吸い尽くされた為、士はパーフェクターを求めてミラーワールドを駆け回る。「RXの世界」での戦いではディエンドの攻撃に注意を引かれ、ディケイドにガイストカッターを躱されてパーフェクターを奪われる。
油断していたディケイドの隙を突いてディエンドがパーフェクターを持ち去った為に夏海は生死の境を彷徨う。海東は「これからはちゃんと僕を見ていてくれよ」という交換条件付きで司に譲渡し、士は自身のエネルギーを分け与える事で夏海を蘇らせる事に成功した。
一方その頃、アポロガイストはRXとBLACKのコンビに敗れ、RXの世界から追い出された。その後パーフェクターは『アマゾンの世界』でディケイドに破壊される。
最終決戦
自身の余命の確保と更なるパワーアップを図るべく、ファンガイアの女王・ユウキと結婚。スーパーアポロガイストに変化する。
『世界にとって最高に迷惑な奴』となるべく、ディケイドに倒されたユウキの後家として、士からライフエナジーを分け与えられた光夏海を拉致。自身のライフエナジーで冥府より蘇らせた6人の悪の勇者を率いて、ディケイドに最終決戦を挑む。
だが最終的にはディケイドと仮面ライダーディエンドが協力して放ったディメンションシュートと自身の「スーパーマグナムショット」の撃ち合いの末、力及ばず押し負けてそのままビームの奔流に呑まれて爆死した。
「……いつか私は、宇宙で最も迷惑な奴として……蘇るのだァッ……!!」
客演での活躍
声は川原氏。ショッカーを筆頭に悪の組織や種族達と世界征服を実現していた。ショッカーと結託した組織・種族より集まった国連会議に参加する悪の組織「GOD機関」の代表者としてキングダークと共に登場。
ショッカーに反発した暗黒結社ゴルゴムの代表者として登場した大神官ダロムとクライシス帝国大使として登場したジャーク将軍を諌める。
人々の想いによって歴代仮面ライダーが復活した際は、宿敵であるXライダーと対決したが、窮地に追い込まれる。最期は十面鬼ユム・キミル、大神官ダロム、ジャーク将軍共々、岩石大首領の出現によって起こった地割れに飲み込まれた。
『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』
『ディケイド』の時と同様にパーフェクターを装着し、大ショッカーの大幹部としてスーパー戦隊の殲滅を開始した。
最終決戦では仮面ライダーフォーゼ マグネットステイツのライダー超電磁ボンバーを受け、ガイストカッターを弾き返された上に自身も圧壊される形で倒された。
漫画作品
『仮面ライダーX』
『冒険王』掲載のすがやみつる版ではあまりの衝撃に焦燥しまくった末にXライダーとの決着をつけようと街で滅茶苦茶に発砲しまくって大量殺人を犯し、片っ端から生き残った住人を磔にして「Xライダー!来ないともっと殺すぞ!!」と叫んで誘い出す。
山田ゴロ版ではGODHEART TO HEARTへの協力を拒んだ神啓太郎を殺害する。怪人に昇給をせがまれて弱るコミカルな面も見せる。
『仮面ライダーSPIRITS』
第3部にて魂のない再生幹部として登場。アポロマグナムの強力な火力と射撃の腕で、島根に現れたオリンポス神殿(呪ステーション)を守る。
神話怪人を率いてXライダーとSPIRITS第10分隊を苦戦させるが、そこへ月から帰還した直後の仮面ライダーZXのZXキックを受けてキングダークの頭部を破壊される。
キングダーク2号機そのものをエネルギーにしようとする暗闇大使の作戦変更により、Xライダーとの戦闘を止め、自らが火の玉と化してキングダークと合体。代わりの頭部となる。
炎上する兜となってキングダークを操り、キングダークの巨体をエネルギー化させて核爆発を起こし、大首領JUDOの牢獄を破壊しようとする。
決着
キングダークの電子頭脳である呪博士と、生体コアにされた滝和也の意思のぶつかり合いにより計画が頓挫。怒り狂ったアポロガイストは、作戦阻止に現れたXライダーと交戦。
ライドル風車火炎返しとライドル脳天割りの連続攻撃の前に敗れる。だが、爆散する直前には切り離したアーム爆弾を爆破し、Xライダーの変身を解除させた。
登場時から変身後の姿であるために「アポロ・チェンジ」の変身シーンは無いが、ライドル脳天割りを受けた後の一瞬だけは変身前の素顔をさらしている。
『仮面ライダー11戦記』
秘密結社ガイストの4人目の大幹部兼再生強化怪人として復活。人間体も登場する。本来は戦死したブラック将軍の代わりにネオキングダーク3号機のパイロットになるはずだったが、ライダー達の活躍でネオキングダークが破壊された為に操縦する事は無かった。
その後、ジェネラルシャドウと共に11人ライダーとの最終決戦に参戦。シャドウが倒されると大首領に憑依されて巨大な怪物・モンスターガイストと化す。
決着
ライダー達との戦いでは、バリアーを張ってライダー達の攻撃を弾き、口から放射する熱線は岩をも融かす。ありあまるパワーで11人ライダーを圧倒した。
だが一瞬の隙を突かれてバイオライダーに体内に入り込まれたところで、BLACKRXのキングストーンフラッシュエクスプロージョンを喰らい大ダメージを負う。10人ライダーが一斉に放ったライダーキックを浴びて要塞島もろとも葬られた。
『銀河の11 仮面ライダー銀河大戦』
マーダー帝国が復活させた歴代幹部怪人の1人として登場。胸の日輪がメカで覆われている。帝国本拠地のバリアーターミナル防衛の為に黄金狼男、ヒルカメレオンと共に2号、ライダーマン、Xを迎え撃つ。その後は基地の爆発に巻き込まれて死亡した。
『仮面ライダーSD マイティライダーズ』
グランショッカー八鬼衆の一人として、第8話より登場。鉄腕アトラスやガマゴエモンなどの神話怪人・悪人怪人を率いる。ルール違反を激しく嫌う性格で、正々堂々と戦うことを旨としているが、他の八鬼衆の例に漏れずアホ。
魔神大首領をお土産で篭絡しようとするセコさも見せる。最期は魔神大首領が立ち上がると作動する基地の自爆装置によって、地獄大使、ジェネラルシャドウと共に爆死する。
なお、爆死する際、部下を通じて仮面ライダーたちに自分の葬儀の案内状を送っており、「最後まで几帳面な奴」と呆れられていた。
『仮面ライダーSD 疾風伝説』
八鬼衆の一人として、バイオカメレオンやレーダーコウモリなどのオリジナル怪人や、黄金狼などを従える。
RXと戦うが、レーダーコウモリがRXの故郷の状況を語ったために、RXがロボライダーに変身して、敗れた。その後、同じ八鬼衆の一人であるシャドームーンに殺された。
小説『S.I.C. HERO SAGA MASKED RIDER X EDITION -ゼウスの息子-』
Xライダーに倒された後、その身体に呪博士の頭部を移植されて新たな肉体として利用されている。頭部の鎧の顔面部分が外したその素顔は呪博士そのもの。Xのパーフェクターを奪い取ったがライダー2号の乱入で失敗する。
アポロガイスト同様、Xライダーが持つパーフェクターが必要だった。呪博士は「自分の息子」であると語っているが、真相は不明。Xライダーの救援に来た仮面ライダーV3は完全に敬介の動揺を誘う為の嘘だと見做している。
ゲーム作品
『仮面ライダー バトライド・ウォー』
シリーズ全作品でスーパーアポロガイストとして登場。『ディケイド』でアポロガイストを演じた川原氏が声を担当した。
『バトライド・ウォー2』では冒頭からいきなりアーマードライダー三人衆の前に現れる。ワープしたり、アポロマグナムからごん太ビームを撃ったり、ガイストカッターを投げて周囲を攻撃したり、攻撃が色々多彩である。
『仮面ライダー サモンライド!』
川原氏が声を担当している。敵でなおかつ「迷惑な存在」を自称しているが、味方のキャラが基本雑談しているのとは対照的に登場する度に話を進めてくれる。
分かりづらいストーリーを嚙み砕いて説明してくれるため、ゲーム上は敵なのだが、プレイヤーからはとてもありがたい存在として親しまれることに。通称『サモンライド唯一の良心』。
コンパチヒーローシリーズ
『スーパー鉄球ファイト!』ではザコキャラクターの一人として登場。『SDザ・グレイトバトル 新たなる挑戦』では第5話のボスキャラクターとして登場。唯一最後まで敵。
『特撮冒険活劇 スーパーヒーロー烈伝』ではGOD秘密警察室長かつXライダーの宿敵として登場。隠しシナリオの一つでは、アポロガイストが主人公となる。ヒーローたちからRS装置を奪還すべく、工作員と共に基地に潜入する。
Xライダーとのリベンジを制し、装置らしきものを奪ってきたが、キレンジャーのカレー調理器だった。部下の不甲斐なさと、自分との能力差に憤慨し、アポロショットで工作員を処刑してしまう。
『ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス』
ロズウェル市を拠点とするテロリスト組織・GODの幹部として登場。ゼウスの攻撃を防ぐバリアを張るなどの活躍を見せるが、Xライダーのライドルによってバリアは破られる。
その後、ネオ・ショッカーの幹部として再登場。ミサイル発射を行う戦闘員達を守る為、RXと対決。RXに敗れて致命傷を受けつつも、ミサイル発射に成功。
作戦を阻止出来なかった事で怒りに燃える光太郎に、「重要なことを教えるから部下達だけは助けてほしい」と取引を持ちかける。
作戦を阻止しようとして行方不明になっていた一文字隼人が生きている事、この作戦の対象は市街地ではなくバダン基地を狙ったものである事を光太郎に説明。「Xライダーと雌雄を決する事が出来なかった事だけが心残りだ」と言い残して爆死した。
改変
このように正々堂々かつ部下思いの人物であり、部下からも慕われていた。光太郎が取引に了承した所でアポロガイストを見捨てる事を戦闘員たちは躊躇する。
しかし「行けと言っているだろう!命令だ!」と脱出を促す。戦闘員達は逃げ出す時も一度だけアポロガイストの方を振り向いてから立ち去る。
その他
『仮面ライダーSD 出撃!!ライダーマシン』ではSTAGE5「DESART BATTLE」のボスとして登場する。秘宝を狙ってエジプトに現れ、Xライダーとレース戦を演じる。
『オール仮面ライダー ライダージェネレーション』ではエリア3ボスとして登場する。直属の戦闘員はイモリ型モンスターのゲルニュート。頭部のみ再生後のデザインであり。武装は『仮面ライダーX』(再生前)と『仮面ライダーディケイド』の両方を使用。
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以上です。これで紹介を終えます。