今回解説する怪人は『仮面ライダー』のイカデビルです。
目次
- 死神博士
- 概要
- 性格
- 能力
- 配下の改造人間
- 過去
- 研究
- 入社
- ショッカーでの活動
- 備考
- 中の人など
- 裏事情
- イカデビル
- スペック
- 概要
- 戦闘能力
- スペースイカデビル
- 概要
- 戦闘能力
- 活躍
- 劇中の活躍
- 初登場
- 作戦展開
- 正体判明
- 最期
- 客演での活躍
- 『仮面ライダーV3』
- 劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
- 『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』
- 『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』
- その他
- バラエティ等
- 漫画作品
- すがやみつる版
- 細井ゆうじ版『仮面ライダーZX』
- 『新仮面ライダーSPIRITS』
- 過去
- ライダー2号改造
- 復活
- お昼のショッカーさん
- 『仮面ライダーSD』
- その他の媒体
- ゲーム作品
- コンパチヒーローシリーズ
- 『ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス』
- その他
死神博士
『仮面ライダー』の登場人物。第40〜52.61.63.68話.劇場版『仮面ライダー対ショッカー』に登場。イカデビルの正体。暗いアジトの中で下から照明を当てるなど、怪奇性を強調した演出も印象的な天才マッドサイエンティスト。演じたのは天本英世。
概要
二代目日本支部大幹部。純白のスーツに、裏地が赤い黒のケープという服装がトレードマークの老人。身長190cm、体重55kg。
改造人間の研究・開発の第一人者であり、その脅威的な頭脳と怪奇性から「怪人作りの名人」の異名を持つ。基地内では車椅子に乗ることもある。初登場は第40話。先任のゾル大佐が仮面ライダー2号に敗れ戦死した後、スイス支部から新たに着任した。
性格
無関係な女子供を殺害することも厭わない極悪非道で神経質な性格。戦闘員の失敗に対しても厳しい。一方で部下の改造人間に対してはゾル大佐より寛容。少々の失敗があっても作戦遂行のためには許して作戦変更によるカバーを試みる柔軟さを見せた。
それまでの命がけの人生体験から、仮面ライダー1号の事を「正義だの平和だの人類愛だのと、小賢しい事をほざきおって」と吐き捨てるように評価している。
能力
西洋占星術や強力催眠術、毒ガスや毒薬の調合にも精通。魔法陣を基地に描いて、とある計画に必要なメダルの位置を特定した事がある。睨んだだけで滝和也を朦朧とさせた。
薬品を使った洗脳で要人を暗殺する作戦を立案することも多かった。敵の眼をくらます幻術など、神秘的な術を駆使。
マントの繊維が鏡のように機能して姿を隠し、不意に現れたり消えたりできる。足が速いというわけでもなく、逃亡時には滝に追いつかれたことがあった。
武器は1000ボルトの電流を放つ鞭。改造人間を操ることが出来た。第52話ではアジトに侵入してきた本郷猛に対して大鎌を振るって戦った。
配下の改造人間
ゾル大佐よりも強力。その多くが仮面ライダー2号を追い込む手段を有する強力なものだった。一文字隼人のもとへ本郷猛が再登場して援護したことが、怪人たちの強さを裏付けている。しかし、隼人本人の機転や滝を始とする仲間の協力などもあって倒しきれなかった。
ハエ男やカビビンガ、ナメクジラといった、人に嫌われる生物を選んでいる。悪人を改造素体に選んで利用することを好んだ。
過去
本名はイワン・タワノビッチ。1919年生まれ。父は日本人、母が白系ロシア人。戦前の少年時代は東京で育った。3歳年下の妹ナターシャを溺愛していた。移住した先のポーランドでは不遇な幼少期を送る。
幼少時から訪れる場所には必ずと言っていいほど死人が出たため、「死神」の異名が付いた。学生時代には「ギャラクシーにおける死に方と変身」という論文で博士号を取得したため、「死神博士」の通称を持つこととなった
研究
母の死後、ポーランドのシモン教授のもとに身を寄せ、臓器移植の研究に没頭。それは虚弱なナターシャとの死別を極端に恐れ、延命を可能にしようと考えたため。
第二次世界大戦が勃発すると、「臓器がダメになっても取り替えてしまえば、人類は病死はおろか老衰すら克服して永遠に生き続けられる」という理念の元、ナチスドイツ政権下のアイシュビッツ収容所の研究室にて、捕虜を使った人体実験を繰り返すようになる。
ナチスの捕虜となったシモン教授を延命研究の実験台として死なせた。一方、ポーランド移住時に自分と妹を引き取った恩人を、結果的に数時間だけとはいえ恢復に成功する。
この経験で人間と多種を交配した雑種や強化兵士を製造した技術が、後のショッカー改造人間の下地となってゆく。ショッカー首領及び、ナチス将校だったゾル大佐とはこの時代からの知り合いでもある。
入社
皮肉にもナターシャは恋人となった男性・キリンスキーの手引きで反ナチスの地下組織に身を投じていた。終戦間際、収容所の開放作戦に際し、非道に加担した兄を逃亡させるべく現場に訪れたナターシャは、逃げようとしていたイワンの乗る戦車に事故で轢殺される。
悲しみに包まれたイワンは、一縷の望みに賭けて僅かに生体反応の残っていた妹の骸を冷凍保存。戦後ナチス狩りから逃れつつ、ヒマラヤからチベット、ニカラグアへと長旅をする。
理由は当時噂になっていた死者をも蘇らせるというチベットの魔法医チェン・マオに謁見するため。その末にチェン・マオの精神体こと後のショッカー首領と遭遇する。
妹を蘇らせる技術の提供を交換条件に、それまでの人生で培ってきた人体改造技術でショッカーに尽くすことを約束する。
ショッカーでの活躍
革命期のニカラグアでショッカー帝国の基盤を確立。その冷酷さから死神博士の異名を得る。数多くの心の葛藤と社会の矛盾に対するジレンマを、天才科学者としての頭脳と科学で切り捨てた自負がある。
そのため、成り上がり者の地獄大使と同列に扱われることには我慢ならなかった。
ショッカー首領はそれを承知のうえで死神博士の尊大さに釘を刺すために地獄大使と同列にしていた。屈辱に耐えかねた死神博士はイカデビルとなり、日本に戻る際には死を覚悟していたという。
備考
天本英世の怪演もあって人気が高く、本郷猛/仮面ライダー1号との因縁ぶりが、好敵手としての存在感を倍加させている怪人体のイカデビルも非常に人気が高い。
天本は、ヨーロッパからきた博士という設定から、神秘性と怪奇性を強調した大人向けの芝居で演じたが、怖すぎるとして子供向けに抑えるよう注文されたという。
1998年末に放送された『NHK紅白歌合戦』にてイカデビルが戦闘員と登場。会場に出演していた藤岡弘、(後に1号に変身)や援軍で現れた2号、V3、RXと対峙する一幕があった。
中の人等
プロデューサーの平山亨は毎日放送からゾル大佐の降板を要求される以前、すでに第4クール用の新大幹部案「ホラー博士」あるいは「デビル教授」を用意しており、これが死神博士の原型となった。
だが、平山がゾル大佐にならって軍服を着せることを提唱したのに対し、阿部征司は不気味さを出すための黒い衣装を主張した。
最終的には、平山の希望で演者として選ばれた天本の意見もあり、黒いケープをまとうことになった。劇中で使用している鞭は、天本がエジプトで購入した私物。
裏事情
死神博士の怪人体は当初は第67話に登場したギリザメスになる予定だったが、制作スケジュールの問題で急遽設定が変更された。
『平成ライダーVS昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』では幹部怪人が結集したジェネラルシャドウ小隊に平然とギリザメスが混ざっている他、『スーパーヒーロー大戦 仮面ライダー3号』でもガラガランダと組んでいる。
『劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE』に登場するスキッドアンデッドはイカデビルをモデルにしてスーツが制作された。
イカデビル
「ライダーキックは俺には通じん!!」
スペック
身長:2.05m
体重:75kg
特色/力:隕石を降らせる、ムチのような触手、口から吐く墨
出身地:南太平洋サモア諸島沖
概要
初登場は第68話「死神博士 恐怖の正体?」。マントで身体を覆うと変身する。原典での声は二見忠男。首から背中周りのヒレがトレードマークである赤い裏地のマントを模した形状をしている。
黄金バックル怪人の一体。「流星怪人」の異名を持つ。当初は正体を明かさずに仮面ライダー新1号や立花藤兵衛の前に現れ、再戦時に本郷猛の眼前で変身した。
戦闘能力
鞭代わりの触手を自在に操り、口から吹く墨で敵を圧倒する。頭部には隕石の誘導装置が埋め込まれており、隕石を自在に降らせることができる。地上に隕石を降り注がせて全生物を消滅させる「流れ星作戦」を実行しようとした。
ライダーキックを手で受け止め、弾いて相殺し無効化するキック殺しという技を持つほどの強さを誇る。左手の爪はイカの口を模している。
スペースイカデビル
「イーカんじ。イーカんじ。イカりにまかせて復讐を果たさせてもらうゲソ」
概要
初出は映画『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』。スペース蜘蛛男と並ぶスペースショッカーの大幹部。配下にはザンジオーやジャガーマンなどの歴代旧ショッカー大幹部時代に猛威を奮った怪人たちが多い。
「ゲソ〜」「○○じゃなイカ〜」と、イカにちなんだダジャレのような言い回しが特徴的。デザインは丸山浩。赤と白のカラーリングにしているが、デザイン上では引きずらないように意識している。肩に大きな吸盤を付けることでクローズアップしている。
性格
残忍にして冷酷。撃たちに偶然とはいえ、一度助けてもらった恩を返した後 (兄弟以外には攻撃的だったこともあるが)撃との正々堂々たる決着を望んだグランダイン、スカイダイン2人の悪のキョーダインたちを容赦なく粛清するなどの行動を見せている。
戦闘能力
電流を纏った両腕の触手を伸ばして敵を締め付けたり、鞭のようにしならせて打ちのめす。三角形の魔法陣の力で別の場所へ敵を瞬間移動が可能。
両腕の触手で2体の敵を締め上げ、お互いを叩き付けるゲソクラッシャーが得意技。『宇宙戦隊キュウレンジャー』登場時では腕から稲妻状の光線を放つ技も見せた。
活躍
映画『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』
スペースショッカーの幹部怪人の1体。イカデビルが魔法の力を得て復活し、パワーアップした姿。配下にはギリザメスやゴースターなどを従えている。
自分達に反抗的な上に正々堂々と戦おうとする単独プレイが目立つグランダイン、スカイダインを粛清後、ギャバンtypeG及びゴーカイシルバーと交戦し圧倒。
ゴーカイジャーの5人がそこへ駆けつけ、彼らがギャバンtypeGから託されたメタルヒーローキーでメタルヒーローへと豪快チェンジした事で形勢が逆転。
最後はメタルヒーローキーを使って放たれたゴーカイメタルガレオンバスターのメタリックストライクを受け部下諸共吹き飛ばされ爆死した。
映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』
ショッカー首領三世/大蜘蛛大首領の部下として、電脳世界から出現。ガラガランダ共々復活を遂げる。最後はコウモリアマゾンやパラドックス・ロイミュード、レデュエといった再生幹部と共に動物戦隊ジュウオウジャーにやられた。
『仮面戦隊ゴライダー』
トーテマが作り出した怪人の一体として登場。ヒルカメレオンや黄金狼男と共に出現し、仮面ライダーバロン、仮面ライダーマリカ、仮面ライダーエグゼイドと交戦。
バロンと交戦するも追い詰められてしまい、バロンの「スピアビクトリー」を伸ばした触手で抑えようとするがその触手を連続で切られ、貫かれて爆散した。
その後は、正体を明かしたトーテマによって多数の怪人たちと共に生み出され、6人の仮面ライダーと戦うも、ライダーの一斉攻撃を受けて爆散した。
しかし幾度もなく復活を果たし、永夢のおかげで希望を取り戻したアナザーアギト、マリカ、バロン、レーザーを追い詰めていく。
スーパー戦隊シリーズ第41作『宇宙戦隊キュウレンジャー』
Space.7に登場。ショッカー怪人として登場。同作品に登場する同じイカモチーフの怪人のイカーゲンと間違えられたり、ノリツッコミをするといったコミカルな姿も描かれる。
目的も明かさぬままシシレッドやサソリオレンジと交戦して苦戦させるが、エグゼイドキュータマの力で召喚されたエグゼイドとシシレッドの同時攻撃により倒される。
劇中の活躍
初登場
ヨーロッパ方面では追って来た本郷猛を相手にしていた。多くの怪人を使って大規模な作戦を展開。アルプス山中に地震や雪崩を起こしてヨーロッパを大混乱に陥れた。
日本のマグマ帯を爆破して混乱させ、その隙に制圧する日本征服計画を立案したが、これを記した「日本征服計画書」が本郷猛の助手であるエミとミカに奪われる。
隼人のもとへ届けられてしまう。死神博士はスノーマンを連れてふたりを追跡。九州南部の霧島火山帯を爆発させる作戦を手始めに、日本での活動を開始する。
作戦展開
第42話などでは人間を洗脳する作戦も多く展開。日本では仮面ライダー2号と戦うが失敗がさらに続き、計画を1号・2号に阻止され続ける。
ザンジオーと再生怪人軍団による地軸装置奪取に失敗し、第52話で地獄大使が日本支部指揮官に着任。指揮を譲り、番組レギュラーの座から退く。左遷された先の南米支部で作戦を展開。追ってきた隼人と交戦する。
プライドのためか1号を自らの手で倒すことに執着。ナマズギラーを連れて一時帰国したり、地獄大使との共同作戦の実行、アフリカ支部から呼び寄せたサイギャングを差し向けて本郷猛を倒そうとするも失敗した。
正体判明
日本に流星を降らす流れ星作戦を決行するため、怪人イカデビルに変身。新サイクロン号のテスト走行を行っていた新1号を襲い、初戦ではライダーキックを弾き返して圧倒。
その後、ライダー打倒のために、立花の昔の仲間で今はショッカーのトレーナーになっていた熊木を使って立花藤兵衛を拉致して自分の特訓を強要する。
現状を打破するためショッカーのトレーニングセンターでイカデビルに対して積極的に指導を行う藤兵衛の姿には妙な熱さがある。
最期
イカデビルはさらなるパワーアップを遂げる。しかしそこで、イカデビルは藤兵衛を信頼したのか、自分の頭が弱点だと漏らしてしまう。
再戦でも1号を圧倒。だがアジトから脱出した藤兵衛によって自分の弱点がライダーに伝わる。ライダーチョップで頭の誘導装置が壊され、止めに投げ技のライダーきりもみシュートが炸裂。最期は制御不能となった隕石の直撃を受けて爆死した。
客演での活躍
『仮面ライダーV3』
第27話で復活。一人称は「ワシ」。他の4幹部と共にデストロン科学陣が新開発した毒ガス「ギラードガンマー」で「日本全滅作戦」を実行しようとする。ドクトルGが東京地区を全滅させたその後、大阪地区を担当する予定だった。
ドクトルGに対し対抗心があり、地獄大使の「ドクトルGに代わってデストロンの指揮を執れとのご命令かな」との発言に「ありうる話だ」と賛同するなど反抗的な態度を見せた。
またギラードガンマーの解毒剤が開発されたとのニュースを聞いた時には、解毒剤を作られる前に開発者を殺せばいいと冷酷かつ合理的な発言をした。第28話ではアジトの爆発に巻き込まれて死亡した。
『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』
「何て恐ろしい……。ひどい目に合った…。もうイカとビールはこりごりだ」
大ショッカーの幹部。光夏海の祖父・光栄次郎が変化した。普段は死神博士としての記憶は封印されているらしい。姿は白スーツや黒マントを着こなしているのは同じだが髪型は白い長髪で杖をついている。
イカデビルへの変身方法は好物のスルメイカと大ショッカーオリジナルビールを持つこと。武器は口から吐きだす黒煙・伸縮自在のムチのような腕・全身から発射する墨のようなイカ爆弾。「イカー」や「ゲソゲソ」という鳴き声を発する。
最終決戦
ディケイド、ディエンド、電王、ファイズ、ブレイド、キバの6人を同時に相手するも、FFRによる合体攻撃俺たちの必殺技・ファイナルアタックバージョンをシオマネキングと共に受けて爆発した。
しかし、エンディングで、正体とされていた栄次郎は怪我はしているものの写真館に帰って来ていた。ネット版『オールライダー対しにがみ博士』の予告・プロローグで光栄次郎が死神博士に変身する。イカデビルは本編でフレーム外に登場する。
『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』
スーパー死神博士となって登場。「スーパー」と書かれた長く鋭い爪が特徴。『ディケイド 完結編』にておでん屋台で鳴滝にスルメイカとビールを渡されたことで死神博士だったことを思い出す。突如飛来したマントにより覚醒。
実は『仮面ライダーW』のガイアメモリによる変身だった。ゾル大佐になった鳴滝とともにスーパーショッカーを結成。世界征服成就のために「神を超える力」であるネオ生命体を誕生させ、奇怪な呪文で急激に成長させる。
ネオ生命体に分身としてドラスを誕生させる。スーパークライス要塞が大破すると、その衝撃でガイアメモリが体外へ排出されて栄次郎の姿に戻り、キバーラに助けられる。
イカデビルの姿でのみ登場。1971年の世界にて再生怪人として復活し、ライダー達に襲いかかる。2011年ではガラガランダやガニコウモルと共に電王やNEW電王と交戦。
最期は電王 クライマックスフォームとNEW電王の「俺達の必殺技・ベスト3」で、ガラガランダ、ガニコウモル共々倒された。口癖は「イカゲソ〜!」
その他
『仮面ライダー THE FIRST』ではショッカーの幹部として登場するが「死神博士のような人物」とのこと。放送時の映像をアテレコしたデジタル出演であり、アテレコは『仮面ライダーBLACK』で多くの怪人の声を担当した丸山詠二。
『仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!』では秘密基地建設に必要なアンナの持つお宝を狙う。
バラエティ等
2017年11月26日に放映された『日曜もアメトーーク!!』の昭和&平成仮面ライダー特集スペシャルの終盤で登場。ショッカー戦闘員を引き連れて蜘蛛男と共にテレ朝本社を襲撃し、アンガールズ田中を連れ去る。
だが、駆け付けた仮面ライダービルドと仮面ライダーアマゾンのコンビと激突。最後はビルドのライオンクリーナーフォームで部下の戦闘員を一掃された後、ボルティックフィニッシュを食らって爆散した。
2019年6月8日より放送が開始されたCM スポーツ振興くじ「ボーナスBIG」「ショッカー篇」にイカデビルがショッカー戦闘員たちを引き連れて登場。
くじ売り場を訪れ、店長に新たなアジトの建設計画を告白したところで仮面ライダー新1号による乱入に遭い、逃走する。
漫画作品
すがやみつる版
死神博士は『仮面ライダー』の「怪人セミミンガー」ではセミミンガーなどを使った作戦のために南アメリカから招集された。巨大な潜水艦から怪人たちの指揮をとったが、負傷したセミミンガーの爆発に巻き込まれる。
地獄大使の命令を聞く怪人としてイカデビルが登場。死神博士とは無関係な存在。目についた赤外線透視装置で滝の変装を見破った。
『仮面ライダーV3』の「ドクトルG最後の挑戦の巻」にでは他の大幹部とともに怪人態(イカデビル)に変身して戦うが、ハリケーンジャイロカッターに敗れる。
細井ゆうじ版『仮面ライダーZX』
バダンに協力する、ショッカーの生き残りの科学者の変身態として登場。黄金狼男、ガラガランダのショッカー大幹部3人の怪人態は本郷猛の改造に関わった3科学者がプロトタイプという設定である。
ZXとの交戦では彼の最大の武器である脚力を奪うものの、最終的には衝撃吸収爆弾の連撃を食らって敗れ去った。
『仮面ライダーSPIRITS』
過去
大首領JUDOの肉体を造り、JUDOを現世に復活させるという『偉大なる計画』の立案者。当時のショッカー幹部では、唯一首領の正体と目的を知っており、デルザー軍団にも次ぐ側近中の側近とも言うべき特別な位置にいた。
首領が彼の失敗を「だがその命、まだ生かしておこう」と不問にする一幕もあり、本編で何度か更迭されても命までは取られなかった補完がなされている。
1号改造
実験体第1号である、「始まりの男」本郷猛の改造に関わっており、本郷が2号との交代前に戦った蜘蛛男らの改造人間を指揮していた。緑川の裏切りこそは予想外だったが、1号の戦闘性能を確かめる、という意味では返って都合が良かったようである。
ショッカー首領(JUDO)に、倒された怪人達を「良い実験材料になった」と成果を報告。立ち会って聞いていた他の戦闘員は困惑していたが、彼らはかまきり男と共にライダーと戦うという形で口封じされた。
ライダー2号の改造
仮面ライダーのデータを基礎に、第二期強化改造人間製造計画を指揮する。一文字の実力に着目して本郷を倒すための素材にしようと、ゲバコンドルの活動の裏で再生怪人たちに一文字の拉致を命じる。
実験体第2号「更なる男」として一文字隼人と、他5名の屈強な男達に目を付け、一文字に改造手術を行った。夢の島のアジトにて、一文字と同時に造ったショッカーライダー5体が一号に敗れた様を見届けた。
その後首領の指示で、基地に格納されていたナチス・ドイツの遺産のJu 52に搭乗し、欧州へ帰還。現場に居合わせた本郷は、一文字の治療を終えた後、彼に日本の守りを託し、死神博士を追って、ヨーロッパに旅立つ。
復活
BADAN傘下のショッカー勢力として、暗闇大使に操られる魂(生前の記憶)のない再生怪人として登場。第3部ではBADANの黒いピラミッドが東京に現れた際にゾル大佐と共に姿を現す。
時空魔法陣を通って海底のショッカー基地に召喚された1号の前に配下の再生怪人軍団を率いて襲い掛かり、ユニコルノスに命じて1号の腕を石化させるが、地獄大使の横槍と駆け付けた仮面ライダーZXの機転によって目論見は失敗する。
その後はイカデビルの姿となって狼男と共にZXと死闘を繰り広げる。「キック殺し」は烏賊のムチを大量に射出して相手を絡め取る技にアレンジされている。
1号との決着を付けんとしたガラガランダ(地獄大使)を狼男が始末するや1号・2号と戦闘態勢に入る。ところが、ガラガランダの遺した右腕によって狼男共々動きを封じられ、最期はライダーパンチとライダーきりもみシュートの連携攻撃を受けて倒された。
お昼のショッカーさん
声は蒼井翔太〈イカデビル〉。準レギュラーとして、ほとんどの話に登場。ショッカー戦闘員の上司として指導をしている。蜘蛛男・蜂女・ヒトデンジャーなどにも指示や作戦を出している。
テレビ本編でそれほど接点がなかった狼男(ゾル大佐)と飲みに行ったり、サボテグロンのメキシコ支部への手紙にアドバイスをしたりしている。
ガラガランダと仲が悪い様子はなく、話があわなかったり息が合わないことはあるが、戦闘員たちからは仲良しと認識されている。
『仮面ライダーSD』
劇中の敵「グランショッカー」大首領の正体。「魔神大首領」という巨大なロボットに搭乗しており、普段は玉座に鎮座している。『疾風伝説』では1号の特攻で倒される。
『マイティライダーズ』ではダロム・バラオム・ビシュムらゴルゴム三神官から奪った3つのパワーストーンの力でライダー達を苦しめるが、キングストーンの力に完全に覚醒したRXの「ライダーファイナルキック」の前に倒された。
ゲーム『仮面ライダーSD 出撃!!ライダーマシン』EPISODE2「COUNTRY ROAD」のボスとしてイカデビルの姿で登場。横這いで進むマシンに乗り、触手を延ばして攻撃する。
その他の媒体
小説『S.I.C. HERO SAGA MASKED RIDER EDITION -ここより永遠に-』ではパワーアップのために捕らえられた1号の目的を見破るが、ショッカー首領により部屋を追い出される。
パチンコ・CR仮面ライダー ショッカー全滅大作戦では、喫茶アミーゴモードのおやっさんにかかる電話に怪人のセリフがあり、その中で死神博士のプレミアのセリフが「あっ、死神です。その節はお世話になりました」と控えめな口調となっている。
ゲーム作品
PS2『仮面ライダー 正義の系譜』
V3編にて敵キャラクターとして登場。かつての世紀王の一人だった邪眼の手によって復活する。1974年の世界でコバルト爆弾を爆発させることによる地震による地殻変動による気候変化、更に気候変化に対応するよう改造を施した怪人や戦闘員で世界征服をする計画を企てていた。
ショッカー戦闘員や戦いで敗れたザンジオーに強化手術を施すなど、シナリオを通して中々の働きを見せる。最終的にはイカデビルとなってV3と戦い、倒された。本作では映像作品では使わなかった、誘導装置による隕石召喚が攻撃技として実装されている。
その他
『仮面ライダー』ではショッカーストーリーに名前のみ登場。『オール仮面ライダー ライダージェネレーション』にも敵キャラクターとして登場。
PSP『ロストヒーローズ』では敵組織・リジェスに所属するマッドサイエンティストとして登場。ミュージアムのガイアメモリ研究に手を貸し、メガ・リバース計画を支えた。戦闘時にはガラガランダ&テラー・ドーパントと共にヒーローに襲い掛かる。
コンパチヒーローシリーズ
『ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス』
地獄大使を仲間の仇として追っていたギリアム・イェーガーを監禁するなどの悪行を働いていた。ゼウスメンバーと戦った際は既にショッカーはほぼ壊滅しており、その後長い間雌伏の時を余儀なくされる。
のちに、ネオ・アクシズの下部組織になっていたネオショッカーの幹部として再び姿を見せ、アポロガイストと手を組みライダー大陸で再び活動。
しかし、計画を南光太郎に阻止されたことで、今度はネオショッカーの活動を世界規模にするべくウルトラ大陸へと渡るが、渡航先でメフィラス星人に協力を拒否され、焦りの色が見え始める。
最期
なりふり構わず何らかの成果を上げるため、ガンダム大陸でジュドー・アーシタ相手に故障中のZZガンダムを引き渡すよう要求するものの、アムロ・レイおよびエルピー・プルのタッグに不意をつかれ、最後の力を振り絞って戦ったが、ついに力尽きた。
とある理由からネオ・アクシズで出世の道をほぼ絶たれており、これが原因で手柄を立てようと焦っていたようだ。最期はアポロン総統への忠誠の証を立てられなかったことを詫びながら散った。
その他
『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』ではプロフェッサーKとして犯罪組織テンタクルを組織。一時期ショッカーを完全に掌握した。『ガイアセイバー』でもショッカー幹部として登場。ヒマラヤ造山帯に地震発生装置「BABEL」を設置し、噴火を目論む。
『ザ・グレイトバトルIII』ではイカデビルとして登場。魔法使いという設定。『スーパーヒーロージェネレーション』では仮面ライダーシリーズのエネミーユニットとして登場。
『バトルベースボール』でもイカデビルとしてタイフーンライターズの一員として登場。このチームは仮面ライダー1号から仮面ライダーブラックRXまでの仮面ライダー。
またヨロイ元帥・アポロガイスト・十面鬼・シャドームーンなどの原作での敵幹部も所属しており、野球とはいえイカデビルと仮面ライダーが仲間という関係になっている。
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以上です。これで紹介を終えます。