【アウトサイドなオカマ!】仮面ライダーブラーボ / 凰蓮・ピエール・アルフォンゾ【動画・BGMあり】

2022年3月25日金曜日

その他サブライダー 仮面ライダー解説 仮面ライダー鎧武

t f B! P L
 今回解説する仮面ライダーはブラーボです。

ワテクシは、アータ達の下らないお遊戯に新たなる風雲を呼び起こす者。凰蓮・ピエール・アルフォンゾ

【BGM・閲覧のお供に是非】
目次
  • 凰蓮・ピエール・アルフォンゾ
    • 概要
    • 外見
    • シャルモン
    • 過去
    • 補足
    • 戦闘関係
    • 性格
    • 描写
    • 参戦理由
    • 欠点
    • 後半の描写
    • 人間関係
      • 葛葉紘汰
      • 駆紋戒斗
      • 呉島貴虎
      • 城乃内秀保
    • お菓子へのこだわり
    • 備考
  • 仮面ライダーブラーボ
    • スペック
    • 概要
    • 変身ポーズ
    • 外見
    • 装備
      • ロックシード
      • 戦極ドライバー
      • ドリノコ
      • フラタニティクレット
      • サクラハリケーン
    • 戦闘能力
    • パフォーマンス
    • 必殺技
  • キングドリアンアームズ
    • 概要
    • 外見
    • ギガドリノコ
    • 必殺技
    • 備考
  • 劇中の活躍
    • 初変身
    • 斬月との出会い
    • 傭兵活動
    • 城之内の弟子入り
    • 騒動の真実
    • 成長
    • 変身能力喪失
    • 最終回
    • 小説版
  • その他
    • ガンバライジング
    • 可動フィギュア
    • 超スーパーヒーロー大戦
【初変身】
凰蓮・ピエール・アルフォンゾ
 『仮面ライダー鎧武』の登場人物。仮面ライダーブラーボの変身者。本名は凰蓮 厳之介(おうれん げんのすけ)。年齢40歳。演者は吉田メタル。

 概要

 物語の舞台である沢芽市にある人気洋菓子店「シャルモン」(charmente:仏語で「魅惑的な」の意)の店長。天才的パティシエ。凄まじく濃いビジュアルの持ち主。
 鍛えられたマッチョなガタイを派手派手な衣装で包み、バチバチの付けマツゲに厚化粧、スキンヘッドに丸めた頭には黒ターバンを巻きつけている。
 会話の各所にフランス語を織り交ぜたオネェ言葉で話すオカマキャラ。一人称は『ワテクシ』。劇中では仏語のセリフが出るたびにピンクの吹き出しでテロップが出現する。

 拘り
 目的達成のためなら努力を惜しまない行動力と粘り強さを持つ。顧客を満足させるには一切の妥協も許さない潔癖な一面を持つ。
 パティシエとしては『良質な菓子作りに懸ける情熱』や『お客様へのサービス精神』など素晴らしい方向に活かされている。自店で雇うスタッフ達の選定基準にも強烈なこだわりを持ちファッションセンスや星座の相性まで気にする。

 描写
 不完全なものを嫌い「本物」というものに強い拘りを持つ完璧主義者。アマチュアや不完全なものを『偽物』と称し毛嫌いしている。店の食材から面接時にきた者の服装や相性などまで拘る。
 一方でアマチュアであっても才能のある人間には情けをかける一面も見られる。目立ちたがりで人々の歓声と賛辞が大好物。周囲をその気にさせる弁舌も巧みで、一流のアジテイター(扇動者)としてのスキルを持っている。

 シャルモン
 県内グルメランキングでもダントツで高い評価を受けている名店。売っているケーキは見た目も味も評判がいい。ただし安価ではない。
 スイーツ愛好家の女子の間ではカリスマ的存在。ヒロイン・高司舞もシャルモンのケーキのファンであり、ピエールの風貌もあり彼のことを「様」つけで呼んでいる。
 第11話ではクリスマスという菓子職人の書き入れ時に本業をそっちのけにして戦闘に割り込んで来たので、駆紋戒斗に「だったら仕事しろ!」と突っ込まれていた

 お菓子へのこだわり
  • パティスリーとは『職人が技と魂を尽くして至高の美を作り出す総合芸術』と称し、『デコレーションで目を、食感と味わいで舌を魅了し客を虜にすること』を常に追及し続ける
  • 店内で騒いでいた曽野村達に最後までお菓子を食べさせてやる(彼らの騒ぎ様は現実なら強制退店か通報させられても可笑しくない)
  • 龍玄&鎧武との戦いが続けられたにも関わらず、パイ生地が焼き上がる時間だとしてお店に戻る
  • 敵対宣言したチーム鎧武の舞が勝負の後にケーキを買いにシャルモンに訪れた際には、普通にケーキを作る(店長の写真が変身前からブラーボに変わっていたが)
  • 晶お姉さんの楽しみを邪魔しないために、店内でグリドンに変身しようとする城乃内に気付かれずに、自身の声をサンプリングした偽ロックシードをすりかえる(なお、タライがどこから落ちてきたのかは謎)

 過去
 15年前(1998年)にフランスに菓子作りを学びに留学。そこでフランス国籍を得るためにフランス軍に従軍、軍の特殊部隊に入隊する。10年間アフリカや中東各地の紛争地帯を転戦した。特殊部隊の精鋭として数々の功績を打ち立てた。最終的な階級は軍曹。
 その甲斐あってかフランス国籍を無事取得。以降は“ピエール・アルフォンゾ”を名乗るようになる。パティシエとしての実力は確かで、実在する菓子職人の世界大会「クープ・デ・モンド」で優勝した。
 日本では少数のパティシエおよびショコラティエの協会「ルレ・デセール」会員に登録されている。物語開始の1年程前に帰国、「シャルモン」の開店に至る。

補足
 従軍当時からスキンヘッドだが、これは男性の軍人ならごく当たり前。現実のフランス外人部隊は基本の契約期間5年を勤め上げることでフランス国籍取得が可能になる。
 3年以上の勤務で態度成績等優秀な者は軍曹になる事が出来る。本作品の世界もおそらくそれに準じている。

 戦闘関係
 戦闘のプロとしての腕前も全く衰えておらず、生身の戦闘能力では作中最強。その豪腕から繰り出される軍隊格闘術で荒事に慣れっこのチーム・レッドホットの面々を蹂躙し、『バケモノ』と恐れられた。
 除隊した今も自室には当時の写真や軍服が大切そうに飾られており、軍服の胸には冗談のような量の勲章がぶら下がっている。

 参戦理由
 街で若者に人気の遊びであるインベスゲームを偽物として毛嫌いする。本物の戦いと言うものを証明する為に参戦した。ダンスチームを潰して廃れさせ『本物』の文化だけを残そうとする。
 しかし前半はインベスがクラックを通って出現する事を知らず、ビートライダーズが呼び出さない限りインベスは出現しないと思っていたため、ビートライダーズを本気で悪党と考えていた。

 欠点
 自身の価値基準こそが絶対と信じて疑わない、頑固で自己中心的。他者を批判するときは『陰険で執拗な加害者』に変貌する。相手の反論に全く耳を貸さず、自分の要求が通らなければ実力行使で障害を取り除くことも厭わない。
 人々の注目を集めるために『正義の味方』という立場を都合よく利用。『店の仕事』『傭兵の任務』などあらゆるものを自己正当化に利用。ビートライダーズの風評被害を煽る一因となっている。 
 自分のやることは全て正しいと思い込み、行動の結果失敗するとオロオロする。しかも次の回になるとケロッと忘れている。

 後半の描写
 成り行きとはいえ自らのところに弟子入りした城之内のことを目にかけており、彼の行く末を心配しつつ、助言を与えていた。彼からビートライダーズの今を聞き、独自にインベスやクラックの調査に乗り出すなど寛容な部分も描かれた。
 バロン・ナックル・グリドンが大量の上級インベスと戦っているのを見ているだけのマリカに「子供達に戦いを任せて、大人が見ているだけって情けない」と指摘。
 ビートライダーズと共に街を占拠したインベスへの対処に乗り出してからは、自ら進んで彼らを先導したりもしていた。

 人間関係

 水瓶座のぼうや。一度彼の店にアルバイトの面接に来たが、凰蓮は彼を「相性が悪い」という理由であっさり不採用にした。本業の菓子職人で確固たる地位を築いているのに若者にちょっかいをかけるような行動は大人げなく、その点を突っ込まれている。
 それ以来は彼のことを「ダサ男」呼ばわりしていた。協力する様になってからは呼ばなくなった。逆に紘汰からは「シャルモンのオッサン」と呼ばれたりする。

 戦闘では度々圧倒されるが、才能を見込まれている。第11話でバロンを圧倒したあと、下半身をクネクネと動かす妙に気色悪い動きを見せつけるショッキングな映像を見せ付けた。第44話ではオーバーロードと化した戒斗を酷評。お仕置きしようとするが敗れた。

呉島貴虎 / 仮面ライダー斬月
 麗しの白い君。戦闘中に斬月に一目惚れした。以降ストーカーじみた偏愛を抱いていたが、終盤まで正体を知らなかった。
 ヘルヘイム消滅から七ヶ月後の最終話までに知った。彼を「メロンの君」と呼んでおり、紘汰の姉・晶と互いの弟について語り合う彼を「妬けちゃうわね」とからかっていた。

城乃内秀保 / 仮面ライダーグリドン
 弟子。利用するために近づいたが、パティシエの修業を厳しく扱かれる。共にビートライダーズの妨害行為も行った。
 本物になれるよう厳しさと優しさを織り交ぜながら鍛え上げられた。後半では修業の甲斐あって戦力として活躍。最終回後には立派なパティシエに成長した。

 備考
 虚淵玄によれば、元々スイカアームズを登場させる上での相応の敵として、インベスゲームやライダーバトル全体をかき乱すジョーカー的な存在として登場させる構想があった。
 初期では仮面ライダー龍騎における浅倉威/仮面ライダー王蛇のような凶悪な犯罪者という人物設定も考えられていた。しかしコンプライアンスの関係で、『子供の世界にちょっかいを出す、変態的な大人気ない大人』に変化。
 紘汰達との実力の差別化には『軍人』という設定を用いる事で妥協する事となったと語っている。吉田メタル氏の容姿もあり、初瀬と城之内を演じる俳優さんに公式がドッキリをしかけたこともある。更にフェムシンムの王妃役として奥さんの岩崎ひろみも出演している。

仮面ライダーブラーボ
「ここが根性の見せどころよ、ボウヤ。気合い入れていくわよぉ~!」

 概要

 本編中では7号ライダーに当たる。初登場は第6話。シドが供与する戦極ドライバーで変身する最後のライダー。
 名前は城之内と初瀬の戦いを見た観客の歓声からDJサガラにより名付けられた。『ブラボー』はフランス語でもあるが本来はイタリアからの外来語であり、『ブラーボ』はイタリア風の発音。
 イタリア語における "bravo" は、古典ギリシア語由来のラテン語 “barbarus" (野蛮な)と
ラテン語 “pravus”(悪い・ゆがんだ)の混交を語源とし、もとは「野蛮な」「狂暴な」といった意味の形容詞である。

 変身
 右手に持ったロックシードを「変身」の掛け声と共に起動。ドライバーに装着後、両腕を高く上げてから頭上でクロス。右腕を左側に構えた後、右上に伸ばしながら左腕でカッティングブレードを叩くように降ろす。
 動きがかなりゆっくりで、今のところアーマードライダーの中では一番長い変身ポーズである。物語が進むと両腕を上げてクロスする動作は省略された。

 外見
 メインカラーは深緑。下生地のライドウェアの色は黄緑。何故か初変身の時点から左目の上を走る謎の亀裂がある。
 素体のスーツは基本はバロンと同じだが、全身に棘があったり、何故か左目にある傷、色は黄緑と紫という、かなり派手な印象を持つ。

 パフォーマンス
 戦いをエンターテイメントとして表現する彼らしく、派手な魅せ技も多い。『既に負けた相手を必要以上に痛めつける』・『舐めプで煽りながら嬲り者にする』など、命こそ取らないものの残虐かつ露悪的なパフォーマンスも目立つ。

 装備

戦極ドライバー
 本作の仮面ライダーが変身に使用するベルト。戦極凌馬が開発した。待機音はエレキギター音によるロック風のヘヴィメタル調。ブレードを倒した時はギター音が鳴り響く。
 凰蓮の所有するドライバーは初期型で、帯の色はイエロー。初めて装着した際にはバックル左側のプレート「ライダーインジケータ」に異臭が漂うような毒々しい効果線つきのブラーボの横顔が描かれる。使用者認証機能により最初に装着した者しか使うことができない

変身
 バックル中央の格納ベイ『ドライブベイ』にロックシードをセット。パワーの放出に耐えるだけの強度を持つ。ロックシードと戦極ドライバーの間でエネルギーのやり取りを行う接続用コネクター。
 アーム部『ロックオンアーム』でロックシードを固定。力を解放する際に、パワーの暴走を防ぐ。ブレード状のスイッチ『カッティングブレード』を降ろすことで、セットしたロックシードがオープン。力を解放して効果を発揮。変身が実行される。

ベルト部
 ベルト部『フォールディングバンド』でドライバーを保持。普段はドライバーのバックル部分に折り畳まれて収納されているが、装着者の体型に合わせて自動的に伸縮する。
 収納用ブロック『バンドシェルター』がバンドを格納。上部には装着を解除するための「リフトオフスイッチ」が設けられている。
 装着した人物の生体データ登録と認証を行うセンサーユニット『パーミッションユニット』は最初に装着した人物の生体情報が自動的に登録されるため、登録外の人物が装着しても変身出来ない。

本来の役割
 ヘルヘイムの環境下で人類が生き残るための生命維持装置。食すとインベスに変貌してしまう有害なヘルヘイムの果実をロックシードに変え、ドライバーにセットする事で栄養分を無害な形で取り込める。
 装着者がヘルヘイムの果実を手に取ると、果実のエネルギー量に応じたグレードのロックシードに自動的に組成変換する。これにより果実が入手できる環境においては、戦闘と並行して新たなロックシードを入手可能。
 だが実はゲネシスドライバーを開発する為のいわばプロトタイプであること、凌馬自身にとってヘルヘイムでの人類生存は建て前でしかなく、自身の開発したドライバーで人間を超えた存在を創り出すためのステップの一段階に過ぎなかった。

強化
 後に城之内と共にユグドラシルに呼び出された際にバージョンアップされ、湊耀子から渡された。イニシャライズ機能はそのままだが、黒影トルーパーと同様にベルトのフォールディングバンドが黄色から銀色に変化している。
 変身中にブレードを再び倒すことで、倒す回数に応じて(1回)「スカッシュ」(2回)「オーレ」(3回)「スパーキング」の3段階の必殺技が発動する。

サクラハリケーン
スペック

スピード:245.0km/h
ジャンプ力(高さ):154m
ジャンプ力(飛距離):616m

概要
 錠を開けたサクラハリケーンロックシードから変形するオフロード型バイク。ロックシードのシリアルナンバーはL.V.-01。クリスマスゲームの際にシドから提供された。
 一定速度に達すると空間に裂け目ができヘルヘイムの森へ行き来できる。基本的に移動用として使われ、歴代のライダーマシンのように戦闘で使われたのは非常にまれ

アームズ一覧

ドリアン! ロックオン! ドリアンアームズ ミスターデンジャラス!

「さぁ、始めますわよ! 破壊と暴力のパジェントを!」
スペック

身長:210cm
体重:125kg
パンチ力:12.4t
キック力:16.7t
ジャンプ力:ひと跳び27m
走力:100mを5.9秒

概要
 戦極ドライバーにドリアンロックシードを装填して変身する基本形態。ロックシードのナンバーはL.S.-12、ランクはA、開錠スイッチは押し込み式である。基本色はで、複眼黄色に縦線が入っている。
 モチーフはローマの兵士や剣闘士の鎧。頭部のモヒカンスパルタをはじめとする古代ギリシャでも使用されていたコリント式兜に由来していると思われる。全身のパーツが非常にトゲトゲしている。両手に持った棘つきの両刃剣やスパイクに覆われた禍々しいデザイン。

性能
 ドリアンアームズに変身した際の頭部は「ドリキングカスク」と呼ばれる。特徴的な耳の角は「ドリキングホーン」。モヒカン状のパーツ『フラタニティクレット』はトラキア闘士やサムニウム闘士の鶏冠状の羽飾りのついた兜を模している。
 黄色い目の部分は「レデューサイト」となる。額には水晶のような鉱石は「グレーンシグナル」がある。肩部装甲「ドリキングスパルダ」や胸部装甲「ドリキングキュイラス」といった名称も西洋風の特徴。

戦闘能力
 戦極ドライバーで変身する旧世代ライダーの中でも特に性能が優れる。他のアーマードライダーの倍近いパワーを持つ。
 二刀闘士(ディマカエリ)に由来した両手に刀剣を持つ戦闘スタイルが得意。スパイク付きの装甲をまとい、全身凶器とも言える様相で敵に襲い掛かる。

活躍
 パワーと装甲に優れる反面、小回りや関節の可動域には若干難があり、基本戦術は両手に持ったドリノコを力任せに振り回す単調な攻撃になりがち。
 しかし、実戦で磨かれた凰蓮の技量も相まって圧倒的な戦闘力を誇る。卓越した戦闘センスから時折予測不能の奇妙な動作や攻撃を繰り出してくる。
 登場当初は圧倒的な強さを見せた。鎧武がSクラスのレモンエナジーロックシードを使ってジンバーレモンに変身してから、性能差から次第に圧倒される。

ドリノコ
 ドリアンアームズ専用装備である鋸型アームズウェポン。切断よりもその重量を活かした破壊に趣を置いた武器。周囲を囲む分厚いノコギリ状の刃『ソウヤーエッジ』で敵の装甲を粉砕可能。切断よりも殴打に適する。
 爆発する投擲武器としても多用される。左右一対で両手に持ち、ドリアストックの柄尻を繋げて薙刀のように回転させて攻撃を弾くことも可能。
 鍔部分のスパイク「ソーンガード」は攻撃と防御の両方に用いられる。『ドリアン』の『ドリ』はマレー語で『トゲ』を意味するので、ドリノコ=トゲノコ。

 頭部から生える鶏冠状のエネルギー発振装置にして、ブラーボ『第三の凶刃』。必殺技のドリアン・スカッシュ発動に用いる。
 随意にエネルギーブレードを展開して相手を切り刻む恐るべき武装。劇中では黒影を片手で上空にふっ飛ばし、落ちてきた時に腹部を攻撃。初瀬を強制的に変身解除させた。

必殺技

ドリアッシェ

 カッティングブレードを倒す回数によって、以下のように技が変化する。

ドリアン・スカッシュ!
 カッティングブレードを1回倒して発動。フラタニティクレットから眩いばかりのエネルギー波を放出し敵を攻撃する。
 ドリノコを使用しない本体側の技だが、フラタニティクレットがないと使用できないため、実質的にドリアンアームズ専用技である。技の名称は本編より先に『ガンバライジング』では「ドリアンデンジャー」となっていた。

ドリアン・オーレ!
 カッティングブレードを2回倒して発動。ドリノコを振ると同時に、ドリアン型のエネルギー弾を連続で撃つ。
 パワーを集中させてから大型のエネルギー弾を単発で放つパターンもある。しかし、ソニックアローの光の矢と正面からぶつかった際は当たり負けして貫通された。

ドリアンシュート

ドリアン・スカッシュ!

 カッティングブレードを一回倒して発動。アームズをドリアン型に戻してヘディングシュートを決める。鎧武とは違ってアームズは回転していない。頭突きをされたサッカーボールはドリアン型のオーラに包まれる。

ライダーキック(正式名称不明)
ドリアン・スカッシュ!

 カッティングブレードを一回倒して発動。サッカーボールをドリアン型のオーラに包んで蹴るシュート技。キーパーのナックルでも受け止められない程の威力がある。第37話ではサッカーの試合中に使用された。

 キングドリアンアームズ
キングドリアンアームズ!ミスターバイオレンス!

概要

 戦極ドライバーにキングドリアンロックシードを装填して変身する強化形態。鎧武外伝の新作『仮面ライダーグリドンVS仮面ライダーブラーボ』に初登場した。
 貴虎からの依頼で城乃内を抹殺しようとしたブラーボが突如ヘルヘイムの植物により拘束され、謎のエネルギーを注ぎ込まれ変貌した。
 凰蓮の意識はなく、唸り声をあげて暴走しているグリドン・ライチアームズに撃破されたことで変身解除され凰蓮も正気に戻ったが、キングドリアンロックシードはそのまま残存している。

描写
 形状はドリアンアームズと変わらないがカラーリングが黒・赤・金の禍々しいものになっている。また背中にはぼろぼろのマントを装備する。
 仮面ライダーリバイスThe Mystery』第2話にて再登場。沢芽市に現れたシカインベスをグリドンとの連携技で撃破した。鎧武外伝で一度洗脳から解放された為か、今作では暴走する事なく使いこなしていた。

ギガドリノコ
 キングドリアンアームズのアームズウェポン。形状はドリノコと同じだが、黒を基調に鋸の部分が赤く変色。より凶悪さが増した。必殺技を発動する際にはチェーンソーのような音と共に赤い稲妻のようなエネルギーを纏う。

必殺技

斬撃(正式名称不明)
キングドリアンスパーキング!

 カッティングブレードを3回倒して発動ギガドリノコの刀身に赤いエネルギーを纏わせて突進し、すれ違い様に斬り裂く。斬撃のヒット時には輪切りになったドリアンのビジョンが出現する。

ヘルヘイムの植物(正式名称不明)
キングドリアンオーレ!

 カッティングブレードを二回倒して発動。上空にドリアン状のエネルギーを出現させ、そこからヘルヘイムの植物を伸ばし敵を攻撃する。
 『仮面ライダーリバイスThe Mystery』第2話では、グリドン・ライチアームズがライチオーレで出現させたライチ状のエネルギーを、ブラーボがヘルヘイムの植物で攻撃する事で次々爆発させる連携技を見せた。

備考
 キングドリアンという品種は存在しないが、ドリアンが「果物の王様」と呼ばれていることが由来と推察される。「ムサングキング(猫山王)」というドリアンは実在し、マレーシアで栽培されている品種の中で最も高価とされている。
 マントは後に『仮面ライダーセイバー』の仮面ライダーソロモン仮面ライダーストリウスの順で流用されていったが、上述の『The Mystery』で再びブラーボに戻ってきた。

劇中の活躍

 初変身
 第6話で初登場。シドから戦極ドライバーを渡されたチームレッドホット曽野村から、店で騒いだ迷惑料+ドルチェセットの代金替わりに腕ずくで戦極ドライバーとドリアンロックシードを巻き上げた。
 「インベスゲーム」に一石を投じるために参戦。デビュー戦ではグリドン黒影コンビを完膚なきまでに叩きのめした。圧倒的な強さで戒斗をも破り次々とロックシードを入手していく(ただし戒斗には情けをかけたため、何も手に入れなかった)。

 鎧武との戦闘
 チーム鎧武にも勝負を挑み、鎧武や龍玄を圧倒。ところが戒斗のマネで大勢のインベスを召喚したが制御できずに暴走させる。
 ドリノコを紛失し、スイカアームズに変身した鎧武に吹っ飛ばされた。鎧武と龍玄は暴走したイノシシインべスを追いかけ、置いてかれる。
 その後、彼らを追いかけて決着を付けようとするが、タイマーがパイ生地の焼き上がり時間を鳴らして中断。早足でシャルモンへ帰宅。勝負はブラーボの棄権負けとなった。

 斬月との出会い
 クリスマスにチーム鎧武の提案で行われたヘルヘイムの森におけるロックシード収穫合戦にも、パティシエにとって一年で一番忙しい時期にもかかわらず多忙の合間を縫って飛び入り参戦。
 バロンと戦闘中、アーマードライダー排除のため現れた斬月に乱入され、斬月に惚れる。抵抗できずに斬り伏せられたが、「いい…」とそれすらも満足そうだった。

 傭兵活動
 第13話からは呉島貴虎と契約。傭兵としてユグドラシル・コーポレーション側につく。「ゲームによってインベスをばらまいた」と喧伝されたビートライダーズを捕獲し更生させる「正義の味方」を名乗り、ビートライダーズのライダー達を襲うようになる。
 一般人を初級インベスで襲おうとしていたチームバロンの前に現れて、彼らを撤退させる。工場にてインベスが人を襲う。
 だが依頼を果たすため、無視して鎧武を襲撃。紘汰から正義の味方じゃない」と言われた。1体1の戦いでは優勢だったが、バロンの乱入を受けて敗北した。

 城之内の弟子入り
 第12話では弟子入りを志願する城乃内秀保を迎え入れている。成り行きとはいえ弟子の城乃内の行く末を本気で心配していた。
 第17話では城乃内とともにユグドラシルに呼ばれる。葛葉紘汰のベルトを奪う作戦を行う。ベルトさえ奪えば全てが解決すると、シャルモンのゲストという名の人質として監禁していた姉の晶に危害を加える事には異議を唱えていた。
 実行しようとした城乃内の思考を読んでロックシードを偽物すり替えて阻止までした自分の店の客を傷つける事には否定的で、まだ良心のある大人と言っても良い。

 騒動の真実
 第20話時点ではクラックの存在も認識しておらず、インベス絡みの情報はほとんど与えられていない。その後もビートライダーズのダンス会場に乱入したりしたが失敗続き。
 ビートライダーズがインベス事件の犯人だと信じていたが、弟子入りしていた城之内に認識の誤りを知らされる。インベスの発生原因を確かめるべくクラックに飛び込む。独自にインベスやクラックの調査に乗り出すが、出口を見つけられず帰れなくなる。

 ヘルヘイムの森
 空腹から危うく果実を口にしようとするが、寸前でサバイバル訓練の日々を思い出し未遂に終わった。その後幸運にも紘汰と再会。おにぎりを差し出され、一度は傭兵契約の相場を語って拒むも空腹には勝てず、彼に付いて行く
 第27話では辿り着いたベースキャンプがデェムシュに襲撃されていた。鎧武、斬月・真、黒影トルーパーと共闘。インベスに襲われた人々を自分から救出しに行った。デェムシュの火炎攻撃から斬月・真をかばって戦闘不能になる。クラックへ放りこまれて帰還した。

 成長
 第32話ではオーバーロード・デェムシュが沢芽市に侵。弟子と共に颯爽と駆け付ける。戒斗、ザック、燿子、城乃内と円陣を組み、上級インベスの群れを次々と撃破していく。
 果実を取り込み強化されたデェムシュには敵わなかったが「諦めちゃ駄目だ!!」と折れかけた皆の闘志を鼓舞する弟子に続いて「粘って粘って……チャンスを待つのよ!」と発言。
 その後は紘汰らに協力。第33話では仮面ライダー斬月・偽の変身者が斬月・真とは違うことを一目で看破した。本人いわく「エレガンスが欠けてる」とのこと。
 第39話ではユグドラシルタワーへの隠し通路へと向かう葛葉一行を守るため、城乃内と共に変身。インベスの大軍の足止めをかって出て、生死不明になった。

 変身能力喪失
 第41話で生存が判明。グリドンと共に黒ミッチの足止め役として対決する。戒斗を逃がしつつ自身らも撤退に成功。
 第44話で戒斗の異変に気付く。「戦場ではあんたのような人間をたくさん見てきた」「力に溺れたわね」と酷評し、きついお仕置きをすべく立ち塞がるも、ロード・バロンの圧倒的な力に敵わず、ドライバーとロックシードを破壊されて変身不能になる。
 第45話ではペコを通してザックから依頼を受ける。元傭兵としてのスキルを活かし、戒斗を打倒するための小型爆弾を作成。
 その際、阪東清治郎に褒められて元傭兵である事を誇る。かつての仲間を裏切る辛さに苦しむザックを「今のあんたは正義の味方よ」と励ました。

 最終回
 戦いが終わった第46話では、復興が進む沢芽市で城乃内と共にシャルモンを再開。呉島光実を気にかける城乃内に「何をやったにせよ子供」「オーバーロードに騙され利用された、皆と同じ被害者。そういう扱いで終わり」等、彼の現状を客観的かつ簡潔に評した。
 犯した過ちを忘れられず、罪を理解し償い方を教えてくれる人物もいないミッチを「ある意味で一番可哀想なのはあの子自身」と表した。
 第47話では城乃内、貴虎、ザックらと共に仮面ライダー邪武とイナゴ怪人に生身で立ち向かう。だが一蹴された。最後は始まりの男となった紘汰との再会や邪武との決戦を経て、笑顔を取り戻した光実を城乃内、ザック、貴虎と共に出迎えた。

 小説版
 本編やVシネ後を描く本作では、ユグドラシルの後始末をする貴虎に雇われ海外へ飛ぶ。かつての傭兵仲間と共に対戦車ライフルを引っ張り出して、黒の菩提樹の施設の壊滅に協力。
 仮面ライダーセイヴァーとの戦いのために呉島貴虎が必要最低限の数だけ量産した戦極ドライバーとドリアンロックシードで見事復活を果たした。
 施設に潜入した際、スカラーシステムを応用したセイヴァーシステムの図面を見たことで、その後も黒の菩提樹の調査に同行している。セイヴァーシステムに城之内が取り込まれそうになると叱責して現世に呼び戻し、狗道供界との最終決戦に挑んだ。

 令和ライダーでの活躍
 『仮面ライダーセイバー』第8章では彼のそっくりさんが城乃内のそっくりさんとともに登場。2人まとめてメデューサメギドによって石にされる。メデューサメギドが倒された後は無事に元に戻った。無事に石化から解放された途端に、呆然とする城乃内を置いて1人逃げた。
 『仮面ライダーリバイス』のスピンオフ『The Mystery』では第2話にて弟子と共に登場。一般人が謎の黒いバイスタンプで怪人に変身させられる事件を追っている。何者かが変身させられたシカインベスを弟子との連携技で撃破した。
 風都警察署の照井竜仮面ライダーアクセルとは知り合いであり、彼の事は「照井ちゃん」と呼んでいる。平成ライダーの大ファンであるジョージ・狩崎から写メを求められた際は「自分達の名が全国に轟いている」と思い超ノリノリだった。

その他

 ガンバライジング
 3弾から参戦。SRとCPで登場。登場した時やスロットフェイスの時にオネェのような仕草をする動作や必殺技にフランス語のピンクの吹き出し演出などが再現されている。劇中の必殺技持ち。
 「白く麗しいメロンの君」に惚れたイメージ通り斬月と組んだときに発動するアビリティが多い。4弾では相手チームに斬月がいるときに発動するアビリティも登場。そして5弾では坊やと組んだときに発動するアビリティも登場した。
 6弾の「伝説ロックオン!キャンペーン」では響鬼アームズを装備する。ガンバライジングでブラーボがドリアンアームズ以外を使用するのはこれが初。

 備考
 外見上AC(アームズチェンジ)シリーズやSHフィギュアーツでの立体化は難しいのではと思われていたが、両方ともプレミアムバンダイ限定で発売された。SICではジンバーレモンアームズが作られた。
 『超スーパーヒーロー大戦』では目立った活躍はないが、ちらっと画面に映る。何故かチームウーマンの枠に入っている。確かに心は乙女ではあるが。

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 以上です。これで紹介を終えます。

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