【鎧武のメガネ担当!】仮面ライダーグリドン / 城乃内秀保【BGMあり】

2022年3月9日水曜日

その他サブライダー 仮面ライダー解説 仮面ライダー鎧武

t f B! P L
 今回解説する仮面ライダーはグリドンです。

【BGM・閲覧のお供に是非】
目次
  • 城乃内秀保
    • 概要
    • 策士
    • チームインヴィット
    • 初瀬亮二
  • 仮面ライダーグリドン
    • 概要
    • 名前
    • 変身ポーズ
    • 装備
      • ロックシード
      • 戦極ドライバー
      • ローズアタッカー
    • 敗北描写
    • 本当の初登場
    • 子供人気
  • アームズ一覧
    • ドングリアームズ
      • スペック
      • 概要
      • 戦闘能力
      • ドンカチ
      • 必殺技
    • スイカアームズ
      • 概要
      • 活躍
    • ライチアームズ
      • 概要
      • 外見
      • アームズウェポン
      • 必殺技
  • 黒影トルーパー
    • 概要
    • 装備
      • ロックシード
      • 戦極ドライバー(量産型)
      • 影松
    • 活躍
  • 劇中の活躍
    • 本格登場
    • 初変身
    • 初瀬の死亡
    • 弟子入り
    • 紘汰のドライバー奪還
    • 合同ダンスイベント
    • 後悔
    • 戦線復帰
    • タワー潜入
    • 変身能力喪失
    • 最終回
    • MOVIE大戦フルスロットル
    • 小説 仮面ライダー鎧武
  • ガンバライジング
【初変身】
城乃内秀保
 『仮面ライダー鎧武』の登場人物。仮面ライダーグリドンの変身者。誕生日は8月30日生まれのおとめ座。年齢は不明。演者は松田凌。

 概要

 沢芽市で活動しているビートライダーズのチームの一つ「チームインヴィット」のリーダー。ビートライダー達の中では卑怯な手を使う事で有名な眼鏡。想定外の事態には弱く、自分の失敗や敗北を素直に認めない部分がある。

 策士
 本人の自称。漁夫の利を狙ったり卑怯な手口を好む。実際に様々な手を繰り出している。しかし「敵が弱ってる所に点け込む」「強い敵には数で押す」など戦略は姑息かつ初歩的。
 劇中では策のほとんどが効果なく終わる。その度にそそくさと逃げていくなど小物っぷりが目立つ。公式MADで『自称策士(笑)』と言われる始末。
 変身して早々、黒影に変身した初瀬に勝手に「グリドン」と名付けられたり、武器としているドンカチからピコピコハンマーのような可愛らしい音がしたり、黒影から自分を盾にした後に攻撃する戦法を提案されていいように振り回されるコミカルな描写が多い。

 チームインヴィット
 彼の率いるチーム。チームカラーは茶色とピンクで、メンバーはピンク色のバンダナを身に着け、眼鏡をかけている。合計6人で彼以外は全て眼鏡女子で構成されている。ダンスはパラパラ。凰蓮に弟子入りしてからチームは長期間放置されるも原形をとどめる。
 チーム同士の抗争終了を示す合同ダンスイベントには、抗争のきっかけを作ったチームバロン(のリーダー駆紋戒斗)の存在から他チームと同様に最初は参加を渋っていたが、結局は参加。イベントを成功させた。

チームのその後
 「かっこつけてる」や「メガネ」とかディスられていたが、凰蓮にこき使われていたり、凰蓮と共にビートライダーズ反対運動を行っていたにもかかわらず、再会時には文句の一つも出ずすんなり受け入れられていた。チームからの人望はそこそこあるようである。
 その後多くのチームが解散するもレイドワイルド共々リーダー不在の状態で活動を継続。チーム鎧武チームバロンチームレイドワイルドとフリーステージを共有しダンスの練習に励む姿も見られた。

 初瀬亮二との関係
 インヴィットと同盟を組んでいるレイドワイルドのリーダー。仲が良く2人でよく行動している。視聴者からも『木の実コンビ』の愛称で親しまれる凸凹コメディリリーフだった。
 「ちゃん」づけで呼ぶ友人として付き合っているが、本心では利用し、漁夫の利を狙っており、ランキング上位を狙い様々な策を提案しては単純な初瀬の行動を誘導している。
 だが一緒に残念なバイトをやったり、ロックビークルを貸してもらえた時はお互いにガッツポーズする描写もある。初瀬がインベス化した末に死亡した事は最終回で知る。

仮面ライダーグリドン
「パティシエ、なめんなよ…?こういう日の為に鍛えなおされてきたんだよ……俺は」

 概要

 城乃内が変身するアーマードライダー。5人目のアーマードライダーにあたる。初登場は第5話。メインカラー及びライドウェアの色は茶色。
 ライドウェアは同じく西洋(中世)モチーフのバロンの色違い。頭部「ドームカスク」に黄色い複眼「ナットアイ」、額の鉱石「ドームシグナル」がある。
 変身待機音もバロンと同じ、ブラス主体のファンファーレ+「カモーン!」。ただし、彼の変身するアームズのメロディは従来の洋風メロディではなく、独自のものが使用されている。

 名前
 初変身時に初瀬によって命名された。他のライダーと異なりロックシードのモチーフそのまま。勝手に名付けられたので本人も困惑し、当初は気に入っていなかった。
 作中でも早速ギャラリーから(笑)が飛び交った。もしも初瀬が名付けなかったら鎧武やバロンに因んで「アーマードライダー(仮面ライダー)・インヴィット」という名前になっていたかもしれない。因みにインヴィットとはイタリア語で「無敵」などを意味する。

 描写
 鎧武外伝にてシャプールに何故グリドンという名前にしたのかと聞かれた際に理由はぼかしつつも、今では気に入っているかのような発言をしている。撮影段階ではまだ名前が決まっておらず、仮の名称として呼んでいたら、語呂が良いとそれが正式な名前に決定した。
 左手に持ったロックシードを右手を添えながら前に突き出し「変身」の掛け声で起動。右上、左下の順に腕を振りドライバーに装着。カッティングブレードをおろす。

 敗北描写
 インベスゲームでは黒影とコンビを組み戦うが、戦闘センスは初瀬以上に低くかなりの及び腰。パートナーである黒影に振り回されている為優位に立てない。主な戦闘スタイルはこそこそと隠れながら隙をついて不意打ちするという何とも卑怯な戦い方である。
 しかし、DJサガラの配信番組を見ると「グリドン激アツ(^0^)」と言うコメントが残されており、黒影に比べて隠れた人気があるようだ(城乃内が自分で投稿した可能性もあるが)。

 装備

所持ロックシード
イチゴロックシード
 シリアルナンバーはL.S.-06。クラスはA。普通に変身できるハズなのだが、何故かグリドン・イチゴアームズに変身しない。

鳳蓮ロックシード(仮)
『バカモーンッ!恥を知~りなさ~い♪ネバーギブアーップ!』

 シリアルナンバー及びランクは不明。変身及びインベス召喚には使用できないが、一般人を変身して襲おうとする馬鹿者の頭にどこからともなくたらいを落とす効果を持つ。

戦極ドライバー
 本作の仮面ライダーが変身に使用するベルト。戦極凌馬が開発した。城乃内の所有するドライバーは初期型で、帯の色はイエロー。後に強化されてシルバーに変わった。 変身待機音はバロンと同じく西洋のファンファーレ
 初めて装着した際にはバックル左側のプレート「ライダーインジケータ」にグリドンの横顔が描かれる。使用者認証機能により最初に装着した者しか使うことができない
 変身中にブレードを再び倒すことで、倒す回数に応じて(1回)「スカッシュ」(2回)「オーレ」(3回)「スパーキング」の3段階の必殺技が発動する。

変身
 バックル中央の格納ベイ『ドライブベイ』にロックシードをセット。パワーの放出に耐えるだけの強度を持つ。ロックシードと戦極ドライバーの間でエネルギーのやり取りを行う接続用コネクター。
 アーム部『ロックオンアーム』でロックシードを固定。力を解放する際に、パワーの暴走を防ぐ。ブレード状のスイッチ『カッティングブレード』を降ろすことで、セットしたロックシードがオープン。力を解放して効果を発揮。変身が実行される。

ベルト部
 ベルト部『フォールディングバンド』でドライバーを保持。普段はドライバーのバックル部分に折り畳まれて収納されているが、装着者の体型に合わせて自動的に伸縮する。
 収納用ブロック『バンドシェルター』がバンドを格納。上部には装着を解除するための「リフトオフスイッチ」が設けられている。
 装着した人物の生体データ登録と認証を行うセンサーユニット『パーミッションユニット』は最初に装着した人物の生体情報が自動的に登録されるため、登録外の人物が装着しても変身出来ない。

本来の役割
 ヘルヘイムの環境下で人類が生き残るための生命維持装置。食すとインベスに変貌してしまう有害なヘルヘイムの果実をロックシードに変え、ドライバーにセットする事で栄養分を無害な形で取り込める。
 装着者がヘルヘイムの果実を手に取ると、果実のエネルギー量に応じたグレードのロックシードに自動的に組成変換する。これにより果実が入手できる環境においては、戦闘と並行して新たなロックシードを入手可能。
 だが実はゲネシスドライバーを開発する為のいわばプロトタイプであること、凌馬自身にとってヘルヘイムでの人類生存は建て前でしかなく、自身の開発したドライバーで人間を超えた存在を創り出すためのステップの一段階に過ぎなかった。

ローズアタッカー 
スペック

スピード:245.0km/h
ジャンプ力(高さ):154m
ジャンプ力(飛距離):616m

概要
 薔薇を模した試作型ロックビークル。バロン、龍玄のものと同型。ロックシードのシリアルナンバーはL.V.-02。クリスマスに行われたロックシード収穫合戦の際に使用した。鎧武の乗るサクラハリケーンと同じオフロード型。
 スピードメーターが999を切ると、走行中に空間の裂け目を発生させ、ヘルヘイムの森へと移動することが可能。この時、薔薇の花びらが舞う。

 本当の初登場
 番組の制作発表に関する記者会見で鎧武らメイン格4人と一緒にお披露目されており、存在はかなり早い段階から判明。ポスター等でも武器を持って一緒にポーズをとっていた。
 ライダーバトルが行われると明言されていた本作の中で変身者が誰か分からない、モチーフが果物ではなく木の実、カラーリングが地味といった要素から様々な憶測を呼んだ。

 備考
 東映のプロデューサーが子役のオーディションで「どのアーマードライダーが好きか?」と訪ねた所、グリドンがぶっちぎりのトップだったらしい。
 漢字表記は『仮面ライダー栗団』。この時公式は調子に乗って主題歌とロゴまで作っていた。ただ、主題歌は番組主題歌の替え歌で、ロゴは鎧武の流用。
 モチーフであるどんぐりの花言葉は「勇敢」、「もてなし」、「永遠の愛」序盤の彼のイメージには合わないが、最終的に他者を心からもてなすパティシエにしてヒーローとなった彼には相応しい。

アームズ一覧

 ドングリアームズ
ドングリ! ロックオン! カモンッ! ドングリアームズ ネバーギブアーップ!

初瀬「そしてこいつは、アーマードライダー・グリドン」

「え…?え、ええーっ!?」
スペック

身長:203cm
体重:110kg
パンチ力:8.9t
キック力:9.2t
ジャンプ力:ひと跳び22m
走力:100mを6.5秒

概要
 戦極ドライバーにドングリロックシードを装填して変身する基本形態。アーマーの色は茶色。複眼の色は淡い黄色。モチーフは古代のギリシャ兵の重装歩兵の鎧肩鎧の「ドームスパルダ」と胸鎧の「ドームキュイラス」が特徴的。
 ロックシードにナンバーはL.S.-03。クラスはB。最初は戒斗から提供された物を使用。速攻で龍玄に敗れたペナルティで奪われたので、別個体をシドから購入した。

戦闘能力
 スペックはクラスBと初期型ライダーでは平均的。グレードの低いロックシードを用いている為か、総合的な戦闘力では他のアーマードライダーに押されている。
 強靭なパワーと頑強な鎧を持ったパワーファイター。「高めの防御力を活かし、肉を切らせて骨を断つ」戦法を得意とする。代わりに機動力は低い
 頭部や肩部の装甲は堅牢な金属ブロックで構成されており、全体重を乗せた強力なショルダーチャージを繰り出すこともできる。

描写
 龍玄には武器が射程の関係で圧倒的に不利な上に、銃撃に耐えきれないため初戦ではほぼ防戦一方で敗北している。
 ドングリロックシードはグレードが低い分、価格も比較的安い。ロックシードを奪われてもディーラーから購入すれば再度変身可能という利点がある(ただし値段は言い値なのでぼったくられるリスクもある)。
 当初は対称的に機動力とリーチに優れる黒影とタッグを組んで戦っていた。凰蓮の元での修行の果てに第32話では剛力な戦闘スタイルでライオンインベスを初めて自力で撃破した。

ドンカチ
 ドングリアームズ専用装備である金鎚型アームズウェポン。当初は振る度にピコピコハンマーのような音が鳴っていたが、心身共に成長して以降は重々しい打撃音に変化しているOPのタイトルロゴが現れるシーンで一瞬だけ登場している。
 最も硬い打撃面『ナットストンプから放たれる衝撃は、内蔵や骨などの敵の内部機関にまで強いダメージを与える。高所から飛び降りながら振り下ろす打撃は特に強力で、硬い装甲やインベスの外皮も一撃で粉砕してしまう。
 パワーセルの「ドームブリック」は振り回す度にエネルギーがチャージされる。必殺技のグリドンインパクトはチャージされたエネルギーを一気に放つ臆病で逃げ隠れしがちな初期の城之内には致命的に合っていなかった。

必殺技

グリドンインパクト

 カッティングブレードを倒す回数によって、以下のように技が変化する。

ドングリ・スカッシュ!
 カッティングブレードを1回倒すと発動。ドンカチを横に構えて振り回しながら、コマのように高速回転して敵に突撃。ドングリ状のエネルギーを発生させて敵を叩き伏せる。
 回転するその姿は巨大な"ドングリ独楽"のように見える。ガンバライジングでは「ドンカチ大回転」とされている。

ドングリ・オーレ!
 カッティングブレードを2回倒すと発動。高所から飛び降り、落下の勢いを乗せておもいっきりドンカチでぶん殴る。初期は不意打ちで直撃させたのにも関わらず初級インベスすら倒せなかった。

ドングリ・スパーキング!
 カッティングブレードを3回倒すと発動。ドンカチからドングリ状のエネルギーを打ち出す。デェムシュに対して使用したが全く歯が立たなかった。
 41話では鎧をドングリ型に戻した後、相手に「投げつけられる」形でブラーボに使用される。黒ミッチの変身する斬月・偽を怯ませて撤退に成功。本人は案の上気絶していた。

 スイカアームズ
ザック「戒斗からこいつを預かってる。使ってみるか?」

「うわぁ、と! いただき!」


スイカ! カモンッ! スイカアームズ 大玉・ビッグバン!

概要
 戦極ドライバーにスイカロックシードを装填して変身した派生形態。ロックシードのシリアルナンバーはL.S.-10。クラスはA。戒斗から預かっていたものをザックが城乃内に手渡した。第34話に登場。ナットアイは赤色に変化した。
 そのあまりの巨大さにビビってしまい、初見でヨロイモードに変形した鎧武・バロンと異なり、錠前のランク差、もしくは城之内の技量故かヨロイモードに変形できず終始大玉モードのままだった。アームズの外れた素体状態といった珍しい姿を拝めた。

活躍
 大玉モードでも並みのインベスなら軽々と轢殺・蹂躙できる。ブラーボのアシストを受けて、振り回されたりサッカーボールのように蹴られて、転がったり跳ねまくって押しつぶすなどして幾多のインベスを撃破している。
 戦果は初級インベス30体ヤギインベスライオンインベスを1体ずつ合計32体撃破。戦闘後城之内は気絶していた。主要4ライダーを除けば、サブライダーでは初めてアームズチェンジを行った。

 ライチアームズ
ライチアームズ!ユア・ザ・ヒーロー!

「初めてグリドンがパワーアップした……!」

「最高のスイーツに...酔わせてやるぜ!」

概要
 戦極ドライバーにライチロックシードを装填して変身する強化形態。鎧武外伝の新作『仮面ライダーグリドンVS仮面ライダーブラーボ』に登場。
 ドングリロックシードを破壊され追い込まれた城乃内は、逆転を試みてシルフィーのヘルヘイムの果実をもぎ取る。しかし実が錠前に変化しない。
 最後の手段として食べようとした瞬間、幻のように初瀬が現れて静止。彼は果実に掌を翳すと、ライチロックシードに変化させたパワーアップが初めての為その強さに驚いたり、下記の必殺技の際には決め台詞を考案した。

外見
 形状はドングリアームズに似ているが、カラーリングは茶色部分がホワイトに、肩装甲や胸部の円状パーツが鮮やかな紅色に変化。胸部・肩共に黄金色のエングレービング模様が追加され、首周りの装甲が白い毛で覆われるなど豪華な印象を与える。
 複眼はアーマードライダーでは珍しい青。マスクは白くなり、額からは蔕のような黄金パーツがカブトムシの角のように生えている。

アームズウェポン
 デェムシュのシュイムやロード・バロンのグロンバリャムに酷似した長剣「シャインライチソード」。ドンカチに比べるとリーチが大きく伸びているため、対応できる戦闘範囲が広がっている。
 また、ドンカチが「シャインドンカチ」にパワーアップしており、カラーリングが銀を基調としたものに変化している。

必殺技

連続攻撃(正式名称不明)
ライチスパーキング!

 カッティングブレードを三回倒して発動。跳躍と同時にシャインライチソードを投擲し、敵に突き刺す。そのまま落下してシャインドンカチを叩きつけ、シャインライチソードをより深く突き立てる。

ライチ爆弾(正式名称不明)
ライチオーレ!

 カッティングブレードを二回倒して発動。シャインライチソードを地面に突き立て、地面からライチ状のエネルギーを生やして敵を拘束。その後ライチ状のエネルギーを次々爆発させる。
 『仮面ライダーリバイスThe Mystery』第2話で使用。何者かが変身させられたシカインベス沢芽市に出現。ブラーボとの連携技で撃破した。

備考
 モチーフであるライチの花言葉は「自制心」節制。ライチロックシード誕生の状況と重なる花言葉となっている。それ以外にモチーフに選ばれた理由はライチの種子の外観がドングリに酷似しているからだろう。
 変身音声の「ユア・ザ・ヒーロー」は訳すと「あなたは勇者」。最初は遊びの一環でグリドンに変身した城乃内が様々な出会いや別れ、交流を経て「正真正銘本物のヒーローになった」と取ってもいいのかもしれない。

黒影トルーパー
「初瀬ちゃん……!」

ソイヤッ! マツボックリアームズ 一撃!イン・ザ・シャドウ!

 スペック

身長:203cm
体重:102kg
パンチ力:6t
キック力:10.2t
ジャンプ力:ひと跳び26m
走力:100mを6秒

 概要
 量産型戦極ドライバーにマツボックリロックシードを装填して変身した姿。最終話で登場。ロックシードのシリアルナンバーはL.S.-01。クラスはC。量産型戦極ドライバーの試作品と共に貴虎が万一の事態に備え残していた。
 当初は貴虎自らが戦うつもりだったが、傷の指摘と初瀬への懺悔を聞き託された。変身ポーズは初瀬と同じもの。変身時にはコンビが健在だった頃の二人がカットインされた。

 影松
 マツボックリアームズ専用装備である長槍型アームズウェポン。先端のバヨウシンにより鋼鉄の壁を貫く威力を持つ。素早い突き技や長い柄を利用した回転攻撃を得意とする。
 街で暴れる仮面ライダー邪武イナゴ怪人と交戦。一時はその技量と気迫でイナゴ怪人を圧倒。しかし一瞬の隙を突かれ影松を奪われ反撃される。それでも諦めずに立ち上がるが、邪武が参戦するとあえなくドライバーを破壊された。

劇中の活躍

 本格登場
 第1話の合戦シーンでは西軍の一員としてバロンと共に戦っていた。第4話でランク上位を狙うためにバロンの傘下に下る。
 戒斗から提供されたイチゴロックシードで紘汰が不在の鎧武に挑戦するも、新しく戦極ドライバーを手に入れた光実に敗北。その後、新たにロックシードを提供されるも自身を駒と見る戒斗に不満を覚える。

 初変身
 第5話ではシドに見定められて戦極ドライバーを入手。アーマードライダーグリドンとなった。第6話ではバロンを初瀬と共に不意打ち。チームバロンと決別する。
 ところが、てっきり味方してくれると思っていた仮面ライダー鎧武仮面ライダー龍玄のコンビはその卑怯さに反発、逆に黒影もろとも撃破されてしまう。
 4対1でバロンを倒そうとしていた自分の所業も棚に挙げ、銃を使う龍玄に「飛び道具なんて汚いぞ!」と言って階段から転がり落ちる。ロックシードを没収されると「今回はたまたま調子悪かっただけだからな!」という捨て台詞を残して逃げ去った。

 初瀬の死亡
 第7話では逆転のために初瀬と特訓する。現れた仮面ライダーブラーボにボコボコにされている黒影を助けないでさっさと物陰に隠れる。
 こっそりブラーボを後ろから倒そうとして返り討ちに遭い、吹っ飛ばされて川に落とされる。その後、クリスマスにヘルヘイムの森にて、斬月に倒される。また、同じく倒された初瀬の戦極ドライバーが破壊される。本性を現して彼を見限った。

 弟子入り
 新しいかませ犬として凰蓮・ピエール・アルフォンゾに目を付け、土下座までして彼の元へ下る。そこで成り行き上弟子入りすることになる。この出会いが後に彼を大きく変える事になる。以降、彼の店の従業員としてケーキ作りにこき使われる。
 第17話では凰蓮と共にユグドラシル・コーポレーションに呼び出され、新型の戦極ドライバーを受け取る。正体を伏せた呉島光実の作戦に協力する。

 紘汰のドライバー奪還
 「シャルモンのケーキ食べ放題」という罠でシャルモンのゲストとして呼ばれていた人質の葛葉晶にケーキを振る舞いつつ監視していた。逆らえば彼女に危害を加えると紘汰に、強調させる役目を受けていた。
 ドライバーを渡そうとしない紘汰に苛立った光実は、城乃内にライダーに変身して晶を襲うように促す。だがロックシードは事前に凰連によってニセモノにすり替えられていた。「バカモン!」という叱責の声と共に落ちてきたタライが頭部直撃して気絶する。
 凰蓮の下でまじめに修行した成果か、シャルモンのパティシエとしての姿は中々様になっていた。しかし変身して一般人の晶を襲うように命令されても、何のためらいもなく実行しようとしたあたり性根は変わっていなかった。

 合同ダンスイベント
 第18話では仕事をサボり、渡されていたうちのどちらが本物のドングリロックシードなのか頭を悩ませ、迷った末に決めたロックシードは凰蓮特製の錠前。今度はアキカンアームズへと変身を遂げた。
 仕事をサボっていた罰として凰蓮からライダーキックを喰らい、しかも「チーム鎧武」の企画していた合同ダンスイベントのチラシを持っていたために誤解され、凰連からヒップアタックをお見舞いされる。

 ダンス
 イベントを潰すためブラーボと共に出動。インベスの召喚やBGMを流すカードを抜き捨てて妨害する。だが音楽がなくなっても自分達でリズムを取って踊り出すビートライダーズに驚いたところをチームインヴィットのメンバーに発見される。
 無理矢理ステージに連れてこられた。同時にカードもメンバーの一人に発見される。しばらく困惑していたがやがて条件反射的に踊りだす。妨害していたのに目立った位置にいた為「城乃内w」等のコメントがそこそこ見られた。
 ちなみにコメントの中にはちょーいいね(^ ^)サイコー!!」やら「しみるワー♡」やら「キープスマイリングよ♡♡♡」など別作品の方からコメントも寄せられていた。

 後悔
 第25話では凰蓮の部下として活動を再開。インベスの出現に対して解散していないビートライダーズを彼とともに悪者扱いする。一時は自身の現状に思い悩み逃げ出す。しかし凰蓮も城乃内のことを心配していた。
 ビートライダーズからも疎遠になってしまったり、なかなか変身させてもらえなかったりと不本意な日々を送ったせいか、訳あってドルーパーズで紘汰に自分の心境を聞いてもらった際に「なんだかんだで初瀬ちゃんといた時が一番良かった」とも語っている。

 和解
 凰蓮との喧嘩の末、自分を本気で思ってくれる凰蓮についていこうと心に決めた。第25話で久々に登場し、初の単独変身を披露。ブラーボを庇ってエネルギー弾を受け気絶。あまりいい所はなかった。
 しかしこの日以降、ブラーボとは本当の意味で師弟の絆を得ることができた。凰蓮に現在のインベスの発生がビートライダーズがもたらした物ではない事を告げる。

 戦線復帰
 その後も凰蓮の元で修業を続け、第32話ではインベスの群れに囲まれていたバロン・ナックル・マリカの下に駆けつける。皮膚が硬いセイリュウインベスを生身ライダーキックで吹っ飛ばした。
 必殺技でも初級インベスすら倒せなかったドンカチの普通の攻撃でライオンインベスを撃破。︎実を食べて強化したデェムシュの火炎攻撃に圧倒されるも「諦めちゃ駄目だー!」と自らを鼓舞。肉体的にも精神的にも大きく成長した。

 タワー潜入
 第36話では黒ミッチの真相を知った際に他のメンバーと共に怒る。第39話ではユグドラシルタワーへの隠し通路へと向かう葛葉一行を守るため、凰蓮と共に変身。インベスの大軍の足止めをかって出て、生死不明になった。
 第41話で生存が判明。ブラーボと共に黒ミッチの足止め役として対決する。戒斗を逃がしつつ自身らも撤退に成功。

 変身能力喪失
 第44話ではロード・バロンとなり世界を破壊すると宣言した戒斗と敵対。凰蓮と一緒に戦うが、それまで同行していたザックに裏切られる。
 湊耀子、ザックと敵対。マリカのソニックボレーを受けて戦極ドライバーが破壊されて、グリドンへの変身が不可能になった。
 戦いが終わった後は新たにオープンした凰蓮の店で働いている。いまだ行方知らずの初瀬や全てを失った光実の行く末を心配していた。

 最終回
 ヘルヘイム消滅から七ヶ月後、かつて倒されたはずのコウガネが復活。仮面ライダー邪武としてイナゴ怪人を引き連れて出現する。密かに残されたベルトを用いて一人で戦おうとする貴虎の思惑を唯一察した彼は、貴虎から初瀬の末路を聞かされる。
 城乃内も初瀬が既に落命していたことは心のどこかで予測していた。強いショックを受けた一方、自分のせいで初瀬が死んだという事実に後悔しながら納得していた。
 万一の事態に備え残されていた黒影トルーパー用戦極ドライバーとロックシードを譲り受ける。かつて見捨ててしまった初瀬への罪滅ぼしのため孤軍奮闘する。
 力及ばず敗れたが、結果的に光実や紘汰参戦までの時間を稼いだ最後は始まりの男となった紘汰との再会や邪武との決戦を経て、笑顔を取り戻した光実を城乃内、凰蓮、貴虎と共に出迎えた。

 『MOVIE大戦フルスロットル
 パティシエとしての腕前もかなり上がり、シャルモンに正規雇用されて収入も安定。ある意味で劇中最も「変身」を遂げ、社会人として成功した若者とも言える。
 しかし一足先に一人前の社会人になったためか、ビートライダーズ同士の寄合には殆ど顔を出せていない。それでも無事に立ち直れた光実の近況をザックに尋ねる姿が見られた。地球に一時帰還を果たした紘汰を仲間達と出迎えた。

 小説 仮面ライダー鎧武
 海外で活動する凰蓮に店を託された為、黒の菩提樹の調査にはあまり貢献できていないが、余り物のケーキを配るなどサポートしている。
 この時はパティシエの大きな大会で優勝したとの事で、実質的な店長代理にまで昇進している。仮面ライダーセイヴァーとの戦いのために呉島貴虎が必要最低限の数だけ量産した戦極ドライバーとドングリロックシードでグリドンも復活する。
 セイヴァーシステムの起動後は他の市民同様に操られていたが、タライで気絶した後に凰蓮にドライバーを巻かれたことで解放される。再びグリドンとなり狗道供界の野望を阻止する為に立ち上がった。

 鎧武外伝『仮面ライダーグリドンVS仮面ライダーブラーボ』
 主役に抜擢。パティシエの腕も成長しており、美人秘書を連れテレビで冠番組を持つなど、世界的に有名になっていた。派手なオープンカーを乗り回すなどいかにも調子に乗った言動を取る。
 戦いからしばらく遠ざかっていたが、黒幕によって暴走した師匠を止めるべく事前にグリドンに変身していた貴虎から戦極ドライバーとドングリロックシードを受け取って久しぶりにグリドンに変身した。

パワーアップ
 ブラーボに圧倒されロックシードを破壊されて追い詰められるも、職人・戦士両面での師である凰蓮に対する深い敬愛と、大切なものを取り戻すためならば自分の命を投げ出すことも厭わずに立ち向かう強い覚悟を行動で見せる。
 初瀬の幻影と共に生成したライチロックシードで初の強化フォーム・ライチアームズを装着。激闘の末、ライチスパーキングで凰蓮を正気に戻した。

 客演の活躍
 『仮面ライダーセイバー第8章では彼らしき人物が師匠(らしき人物)と揃ってモブキャラとして登場。2人まとめてメデューサメギドに石にされたがメデューサメギドが倒された後は無事に元に戻った。
 仮面ライダーリバイスのスピンオフドラマ『The Mystery』第2話にて師匠と共に登場。一般人が謎の黒いバイスタンプで怪人に変身させられる事件を追っていた。
 風都警察署の照井竜仮面ライダーアクセルとは知り合いである模様。平成ライダーの大ファンであるジョージ・狩崎から写メを求められた際は「自分達の名が全国に轟いている」と思い超ノリノリだった。

ガンバライジング
 3弾から参戦。当初の相棒だった黒影と組んだアビリティ持ちでRとして登場。3弾ではRとCPでの登場だったが、4弾では他より遅れてSRに昇格し、また新たにCPを手に入れた。CPではクルミアームズとマツボックリアームズにチェンジできる。
 自称策士を体現したのかアビリティは体力系のモノが多い。必殺技は「ぶっ叩きラッシュ!」、「ドンカチ大回転」というドストレートな名前だが劇中の必殺技なので見ごたえは十分である。
 5弾からは師匠であるブラーボと組んだときに発動するアビリティも登場。6弾CPで飛び道具が使えるWアームズを獲得した。表アビリティとCPボーナスが優秀。ダイナミック太郎先生の漫画版ではトリガーマグナムを鈍器と勘違いして仮面ライダーWに怒られていた。

─────────────────────

 以上です。これで紹介を終えます。

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