今回は『仮面ライダーディケイド』に登場したリ・イマジネーションライダーについて、残りの龍騎、ナイト、ファイズ、キバを解説していきます。
目次
- 辰巳シンジ
- 概要
- 性格
- ライダーになった経緯
- 事件の真相
- 結末
- その後の活躍
- 仮面ライダー龍騎
- リュウキドラグレッダー
- 羽黒レン
- 概要
- 描写
- 書いている記事
- 過去
- 仮面ライダーナイト
- 尾上タクミ
- 概要
- 正体
- 拒絶
- 再起
- その後
- 原作との関係
- ウルフオルフェノク
- 仮面ライダーファイズ
- ファイズブラスター
- ワタル
- 概要
- 戦闘面
- 描写
- 結末
- ライダー大戦の世界
- 仮面ライダーキバ
- ガルルフォーム
- バッシャーフォーム
- ドッガフォーム
- ドガバキフォーム
- キバアロー
- 『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』
- 備考
辰巳シンジ
「今は、僕たちがチームだ!」
概要
『仮面ライダーディケイド』の登場人物。リ・イマジネーションライダーの一人。仮面ライダー龍騎の変身者。演じたのは水谷百輔。
『龍騎の世界』に住む、ATASIジャーナルの腕利きカメラマン。カメラマンという共通点から士の写真を拝見したが、あまりの出来に絶句するも酷評しない優しさを持つ。
性格
原典の城戸真司同様に争いを好まない。普段は優しく人懐っこい。一方、良くも悪くも思い込んだら一直線な面がある。自分に何も告げず会社を去ったレンを「会社を裏切った」と誤解。
レンを真犯人だと疑うや否や「いいザマだレンさん。あんたは俺達を裏切った。そして桃井さんまで手にかけた」と発言。
異常な敵意を見せた。行き過ぎた正義感故の血の気が多い面もある。しかし秘めたる正義感は他の世界のライダーにも負けない。
ライダーになった経緯
編集長の桃井玲子が何者かに命を奪われるという事件が発生。「龍騎の世界」は、重大な刑事事件の際には参考人や警察、検事、弁護士などがミラーワールドで殴り合いをして勝った奴が判決を下す。シンジもまた参考人の一人として法廷に呼ばれており、事件の参考人として「龍騎」に選ばれた。
事件の真相
犯人としてレンが疑われる。しかし、ライダーバトルで満身創痍になりながら「事件の真相、そして桃井が何を伝えたかったのかを知りたい」と語る彼の姿に、かつての信頼を取り戻す。
レンが必死で入手したアドベントカード「タイムベント」の効果で過去へと移動し、真犯人が鎌田だと発覚。門矢士と協力して鎌田の犯行の阻止に成功した。
結末
7話終盤でシンジがタイムベントのカードを使用し、彼と士、鎌田以外の時間が6話の序盤の出来事まで巻き戻されたため、事件そのものが無かったことになった。
夏海やユウスケ達は「龍騎の世界」では特に何もせずに次の世界に行くという認識になっている。互いの力が必要だと再認識したシンジとレンは再びチームを結成。レンは「ATASHIジャーナル」に復帰するのだった。
その後の活躍
「裁判員裁判に巻き込まれた一般人」でしかなかったシンジだが、その後活躍が認められ、龍騎のカードデッキの保有者として承認された。
『ディケイド 完結編』で再登場した際に持っていた雑誌には「現実の世界でも戦い続ける龍騎」と書かれており、現実世界に現れた怪人とも戦っていたらしい。本来あるべき正義の味方としての仮面ライダーとして活躍したようだ。
辰巳シンジがカードデッキとVバックルを用いて変身した姿。左腕にガントレット型の召喚機「ドラグバイザー」を装備しており、アドベントカードの装填によって武装や技の発動、ミラーモンスターの召喚などが可能となる。
仮面ライダーアビスとの戦いでは剣型武器「ドラグセイバー」を装備。また、仮面ライダーディケイドが「ファイナルアタックライド龍騎」のカードを使用した際は、両肩部に盾「ドラグシールド」が装着された。
リュウキドラグレッダー
『FINAL FORM RIDE… RRRRYUKI!!』
仮面ライダー龍騎が、仮面ライダーディケイドのディケイドライバーに装填されたカード「ファイナルフォームライド 龍騎」の効果によって変身(ファイナルフォームライド)した姿。モチーフは龍騎の契約モンスター・無双龍ドラグレッダー。
火炎弾による攻撃や高速飛行を得意としており、戦闘ではその鋭い尾「ドラグテイル」で巨大なサメ型のミラーモンスター「アビソドン」を切断・撃破した。
必殺技はディケイドドラグーン。『ドラゴンライダーキック』を、ディケイドとリュウキドラグレッダーで放つ。
羽黒レン
「外に出て分かったよ……勝ち負けなんかじゃない。二人で一つだったって
概要
『仮面ライダーディケイド』の登場人物。リ・イマジネーションライダーの一人。仮面ライダーナイトの変身者。演じたのは北村栄基。
元ATASHIジャーナルの社員で記者。シンジとコンビを組んで優秀な新聞を書いており、で幾つも賞を獲得していた。しかし3年前、シンジに黙って大手雑誌社へと移籍してしまう。
描写
桃井が殺された際にたまたま近くにいた光夏海を犯人と間違えて起訴した。玲子(原典における桃井令子)が殺害された日に限って、ATASHIジャーナルに久々に訪れていたことを、シンジに不審がられる。
ナイトの変身者として、バトル裁判に参戦することとなる。ライダーバトル裁判の中で謎めいた行動を繰り返す。
書いている記事
ライダー裁判制度には疑問を抱いており、判決が裁判員の意見重視だったり被告が冤罪だとしても刑が執行される事を問題とした記事を書き続けていた。
過去
レンは自分の書いた記事がシンジの撮った写真に負けていると嫉妬するようになり、桃井の勧めによってメンタルケアの為に新しい仕事場に就いた。
別の会社で記事の製作に勝ち負けは無いと悟った頃、桃井に呼び出されたところ殺害現場を目撃した。桃井が伝えたかったことは「会社に戻ってくること」だった。
羽黒レンがカードデッキとVバックルを用いて変身した姿。剣型の召喚機「ダークバイザー」を装備しており、アドベントカードの装填によって武装や技の発動、ミラーモンスターの召喚などが可能となる。
「仮面ライダー裁判」においては、アドベントカード「ファイナルベント」を使用した必殺技「飛翔斬」で仮面ライダーシザースを撃破。さらに仮面ライダーオーディンを打ち破り、アドベントカード「タイムベント」の入手に成功した。
尾上タクミ
「だから、僕は守ると決めたんだ……由里ちゃんの夢を」
概要
『仮面ライダーディケイド』の登場人物。リ・イマジネーションライダーの一人。仮面ライダーファイズの変身者。演じたのは制野峻右。
『ファイズの世界』にてスマートブレイン学園に通う気弱な高校生。写真部に所属している。早朝、学園内で写真撮影をする由里のアシスタントでレフ板係。学園を守る謎の戦士ファイズとしてオルフェノクと戦い続けていた。
正体
原作同様、正体はウルフオルフェノク。自分が良いと思ったものを同じく良いと思ってくれた由里に密かに好意を持っている。
彼女の夢や級友達を守るため、オルフェノクでありながら同胞を狩り続ける毎日に悩んでいる。オルフェノクを嫌っているガールフレンドの友田由里には正体をひた隠しにしていた。
拒絶
タイガーオルフェノクから由里を護るために、なりふり構わずウルフオルフェノクに変身。正体がばれてしまい、彼女から拒絶されてしまう。それにより戦う意思を喪失したタクミはファイズギアを川に捨ててしまった。
再起
邪魔な仮面ライダーが居なくなったことにより野放しになったラッキークローバーの暴虐を阻止すべく門矢士はタクミを叱責、決意に目覚めたタクミはラッキークローバーに属しているオルフェノクを相手に正体を現して戦いを挑む。
その後、再びファイズギアを手にして決戦。ディエンドとディケイドの協力によりファイズはラッキークローバーを打倒し、学園の平和を守り抜いた。
その後
怪物とスーパーヒーロー、どちらも同じタクミの一面であることに気が付いた由里は再びタクミと仲直りし、彼は新たな明日を手に入れた。夢を叶えるまで付き合ってほしいという由里に、タクミは笑顔を返すのだった。
原作との関係
原典での乾巧、草加雅人、木場勇治、三原修二、海堂直也をミックスしたようなキャラクター。たっくんと違って熱いお茶が好き。夢を守るために戦う点も同じ。
ウルフオルフェノク
オオカミの特質を備えたオルフェノク。俊敏な動きで相手の懐に潜り込み、格闘攻撃や全身各部の刃を利用した斬撃を繰り出す。
ファイズギアを手放した尾上タクミは、友田由里やスマートブレインハイスクールの生徒を守るためにウルフオルフェノクへと変貌。タイガーオルフェノク、ドラゴンオルフェノク魔人態、ロブスターオルフェノクを相手に戦った。
尾上タクミがファイズフォンとファイズドライバーを用いて変身した姿。特殊強化スーツにより高い戦闘能力を発揮し、各種ツールを用いることで様々な能力を持つ敵に対応することが可能。
ロブスターオルフェノクとの戦いではエナジーハンドルブレード「ファイズエッジ」を装備し、その斬撃でとどめを刺した。
必殺技は「クリムゾンスマッシュ」。右脚に装着した「ファイズポインター」から赤いポイントマーカー光を放ち、捕捉した敵に必殺キックを叩き込んで消滅させる。
ファイズブラスター
『FINAL FORM RIDE… FFFFAIZ!!』
仮面ライダーファイズが、ライダーカード「ファイナルフォームライド ファイズ」の効果によって変身(ファイナルフォームライド)した砲撃武器。モチーフはファイズブラスターフォームの武器・ファイズブラスター フォトンバスターモード。
必殺技はディケイドフォトン。ファイズの必殺技『クリムゾンスマッシュ』と同様にポインターで相手を捕縛、銃口から巨大な赤いフォトンブラッドのビームを発射する。
ワタル
「僕は、王になりたい」
概要
『仮面ライダーディケイド』の登場人物。リ・イマジネーションライダーの一人。仮面ライダーキバの変身者。演じたのは深澤嵐。
『キバの世界』のファンガイア族の王子。人間の母とファンガイアの父の間に生まれたハーフ。父親はファンガイアの王・ビートルファンガイア。
戦闘面
外見は10代前半の少年だがキバの鎧を使った戦闘はあらかたマスターしている。変身時は一気に身長が伸びる。
ファンガイアを襲った門矢士に勇敢に立ち向かう勇気を持ち合わせている。親しくなった人間を食い殺してしまうことを恐れ、人間と関わるのを意図的に避けていた。
描写
人間の生命力(ライフエナジー)を糧とするファンガイアの本能が誰かを傷つけるかもしれない、と王位継承をためらっていた。側近達をヤキモキさせている。
ワタルの親衛隊として、本心から自身を支えようとしてくれる小野寺ユウスケらと出会い心を開きつつあったが、気に入った相手のライフエナジーを吸収したくなる欲求に苦しむ。
結末
ビートルファンガイアに敗れ、キバの鎧も奪われる。一時全てから逃げてしまうが、士とユウスケの言葉で再起。
改めて王位を継ぐ事を誓う。「人間とファンガイアの共存」を阻もうとするビートルファンガイアを撃破。人とファンガイアが共に幸せに暮らせる世界を目指し、王となることを決意した。
ライダー大戦の世界
ブレイドの世界とキバの世界が融合を始めている事から大ショッカーの陰謀により、アンデッドと組んだブレイド達と抗争。
仮面ライダーイクサ及びファンガイアのクイーン・ソーンファンガイア率いるファンガイアと共同戦線を張って抗争を繰り広げていた。士とユウスケは戦いを止めるため、二人の間に入る。
ブレイドとの共闘
ソーンファンガイアは裏でスーパーアポロガイストと組んで世界征服を目論んでいたことが発覚。ワタルは一時ブレイド&ギャレンと組んで大ショッカーの怪人と戦った。しかし、ブレイドの世界が消滅し、ブレイドとギャレンが消えてしまう。
ソーンファンガイアがディケイドに倒されると、スーパーアポロガイストは夏海を攫って吸収しようとする。ワタルもこれに突っかかるが、そこに剣崎一真が登場。いきなり仮面ライダーブレイドキングフォームに変身し、ディケイドを圧倒的なパワーで倒す。
最終決戦
一真はワタルとアスムに対し、ディケイドを倒さなければ何も解決しないと告げ、ワタルは自らの世界を護るために士へと刃を向ける。
その後、スーパーアポロガイストの元へとたどり着いたディケイドに対し、アスムとワタルは剣崎の言葉に異を唱え、再び彼に協力する。再生怪人を倒したワタルだったが、直後に世界崩壊に巻き込まれ、光になって消え去ってしまった。
仮面ライダーキバ
ワタルがキバットバットⅢ世による魔皇力の活性化を経て「キバの鎧」をまとった姿。キバフォームは仮面ライダーキバの基本形態であり、「カテナ」と呼ばれる封印の鎖によって内に秘められた本来の力を抑え込んでいる。
戦闘では格闘攻撃を主体とし、召喚・覚醒笛「フエッスル」をキバットバットⅢ世に吹かせることで、必殺技の発動や魔族の召喚・フォームチェンジも可能。
必殺技は、右脚の拘束具「ヘルズゲート」を全解放して放つキック「ダークネスムーンブレイク」。また、「ライダー大戦の世界」では「魔皇剣 ザンバットソード」を装備していた。
ガルルフォーム
キバがウルフェン族のモンスター・ガルルの力を得て変身した魔獣形態。魔獣剣「ガルルセイバー」を利用した荒々しい剣技を得意としており、ガルルと同様に高い俊敏性を備えている。
必殺技は魔皇力を注ぎ込んだガルルセイバーによる斬撃「ガルル・ハウリングスラッシュ」。仮面ライダーディケイドクウガタイタンフォームとの戦いでは、その大剣「タイタンソード」とガルルセイバーが激しい火花を散らした。
バッシャーフォーム
キバがマーマン族のモンスター・バッシャーの力を得て変身した半魚人形態。魔海銃「バッシャーマグナム」から放たれる水の銃弾「アクアバレット」で敵を撃ち抜く他、水中での戦闘も得意としている。
必殺技は魔皇力を注ぎ込んだバッシャーマグナムによるホーミング銃撃「バッシャー・アクアトルネード」。銃型武器「ライドブッカーガンモード」を装備した仮面ライダーディケイドと交戦し、バッシャーマグナムで激しい銃撃戦を繰り広げた。
ドッガフォーム
キバがフランケン族のモンスター・ドッガの力を得て変身した剛腕戦士形態。巨大な魔鉄槌「ドッガハンマー」を叩きつける一撃必殺の重量攻撃を得意としており、各部を覆うドッガの装甲が鉄壁の防御力を発揮する。
必殺技はドッガハンマーから発生させたオーラの拳で敵を消し飛ばす「ドッガ・サンダースラップ」。仮面ライダーディケイドクウガとの戦いでは、その胸部にドッガハンマーの痛撃を叩き込むことに成功した。
ドガバキフォーム
ガルル、バッシャー、ドッガを取り込んだビートルファンガイアが、キバットバットⅢ世による魔皇力の活性化を経て「キバの鎧」をまとった姿。3体のアームズモンスターの力をキバフォームに同時融合させた形態であり、正式名称は「ドッガ・ガルル・バッシャー・キバフォーム」。
形態を変えることなく各フォームの武器を使用することができ、仮面ライダーディケイドとの戦いでは魔鉄槌「ドッガハンマー」を装備していた。必殺技は、右脚の拘束具「ヘルズゲート」を全解放して放つキック「ダークネスムーンブレイク」。
『FINAL FORM RIDE… KKKKIVA!!』
仮面ライダーキバ キバフォームが、ライダーカード「ファイナルフォームライド キバ」の効果によって変身(ファイナルフォームライド)した大型の弓。モチーフはキバのパートナー・キバットバットⅢ世。
名前は弓矢とヴァイオリンの弓と掛けたのだと思われる。必殺技はディケイドファング。矢の先端部分・ヘルズゲートを展開し、魔皇力で形成された紅い光の矢を放つ。
『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』
ライダー大戦の中で消滅していたが、士が死亡した事で各々の世界と共に復活。スーパーショッカーの怪人たちに苦しめられるディケイドの前に、まずワタルがアスムとともに駆けつけた。
その後、他のリ・イマジネーションライダーも参上。龍騎はザンジオーをドラゴンライダーキックで、ファイズはティターンをクリムゾンスマッシュで撃破する。
さらにドラスとの戦いに力を貸す。決戦ではコンプリートフォームの力でそれぞれ龍騎サバイブ、ファイズブラスターフォーム、キバエンペラーフォームに覚醒した。
備考
龍騎は中盤でディケイドに倒されたが、終盤に再登場した龍騎と同一人物かどうかは不明。この映画ではリ・イマジネーションライダーの変身前も多数登場したが、ファイズのみ、役者が失踪したせいで変身後の姿しか登場していない。
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以上です。これで紹介を終えます。