今回解説する仮面ライダーはデュークです。
「私の才能が、研究が、唯一価値のあるものなんだ。この世界の真理なんだ!」
【BGM・閲覧のお供に是非】
目次
- 戦極凌馬
- 概要
- 仕事
- 性格
- 描写
- 悪人面
- 目的
- 行動の根底
- 暗躍
- 過去
- 人物関係
- 呉島貴虎
- 湊耀子
- 駆紋戒斗
- 呉島光実
- 中の人
- 仮面ライダーデューク
- 概要
- 戦闘能力
- 出番
- 装備
- ロックシード
- ドライバー
- 武器
- 備考
- アームズ一覧
- レモンアームズ
- 概要
- 戦闘能力
- レモンエナジーアームズ
- スペック
- 概要
- 外見
- 性能
- 戦闘能力
- 必殺技
- ドラゴンエナジーアームズ
- スペック
- 概要
- 必殺技
- 戦極ハカイダー
- 劇中の活躍
- 初登場
- 詳しい正体
- 合同ダンスイベント
- カチドキ登場
- 貴虎の排除
- シドの裏切り
- オーバーロード侵攻
- 私のせいだ
- フェミシンム滅亡
- 黄金の果実
- 最期
- その他の活躍
- キカイダーコラボ回
- 『MOVIE大戦フルスロットル』
- 鎧武外伝Vシネマ
- ガンバライジング
【初戦闘】
戦極凌馬
『仮面ライダー鎧武』の登場人物。仮面ライダーデュークの変身者。演者は青木玄徳。
概要
物語の舞台・沢芽市を秘密裏に支配している大企業『ユグドラシル・コーポレーション』の暗部に所属する若き研究者。26歳。社内での通称は『プロフェッサー・凌馬』。
冷酷なマッドサイエンティスト。本編7話から『謎の男』として登場。長身痩躯、白衣に妖気漂う白いメッシュの入った鬼太郎カット+後ろはおさげと、テンプレ的な『胡散臭い科学者』そのものな出で立ち。
冷酷なマッドサイエンティスト。本編7話から『謎の男』として登場。長身痩躯、白衣に妖気漂う白いメッシュの入った鬼太郎カット+後ろはおさげと、テンプレ的な『胡散臭い科学者』そのものな出で立ち。
性格
普段の態度は飄々としており非常に気さく。常に余裕に満ちた態度を取り、相手の内面を見透かしたような物言いやミステリアスな風貌だが、かなり稚気に富んだフリーダムな性格をしている。
しかし、様々な問題を抱えるが故に冷酷な決断をせざるを得なかった貴虎とは違って傲岸不遜。怜悧冷徹な判断の陰には、優れた才能を持つが故の自分本位な幼稚さ・無邪気さ故の酷薄さが見え隠れする。
仕事
呉島貴虎がリーダーを務めるヘルヘイムの森の謎を解明するためのプロジェクトに参加。優れた頭脳と奇抜な発想力で、森の果実及びそこから生まれるインベスの研究、果実の力を安全に引き出すためのツールであるロックシードやドライバーの設計・開発・各種調整。
試作型ドライバーを装着したモルモットからのデータの取得と分析、インベス災害が市内にまで波及した際のカムフラージュおよび迎撃の指揮を行う。
ユグドラシルタワーに備えられた武装や防御システムを許可を必要とせずに発動させる権限を持つなど、社内でもかなりの力を持っている。
成果物
ロックシードの煽り文句は全て彼の趣味。自らの名を冠した『戦極ドライバー』や、ロックシードの個性豊かな煽り文など、手がけた発明品には随所に彼独特のユーモアが盛り込まれている。科学者というより感性は芸術家に近い。
「花道オンステージ」などの変身音について尋ねられると「私の趣味だ。いいだろう?」と屈託のない笑顔で答えた。新型ドライバー案のイラストを嬉々として葛葉紘汰達に見せたりもしている。
悪人面
関心の無い者にはとことん無関心。他人を欺き利用する事や裏切る事に何の感慨も抱かず、周囲がどれほどの不利益を被ろうとも自分の目的を優先させる。どちらかといえば貴虎よりもその弟の光実に近い本質の持ち主。
シドと同様に子供を下に見ている。ビートライダーズ陣営に潜り込んだ時には、その奔放な振る舞いや他人事の様な態度で周囲を憤らせることもあった。
暗躍
自身の研究の効率が最優先で他者の命には無頓着。目的のためなら人命が失われることも意に介さない。一般市民のインベスによる被害よりも開発計画の推進を優先。
ヘルヘイムの森の侵食やインベスの媒介する奇病の顕在化の対応を巡り、市民を避難させようとした貴虎に対し、抜本的な解決策が見つかっていないからと隠蔽工作を優先した。
果実を口にしてインベス化した角井裕也を鎧武に変身した紘汰が殺害した様を見ても
アーマードライダーの性能を見届けて満足するだけ。「戦極ドライバーの性能を実証したサンプル」としか考えていない。
目的
ヘルヘイムの森に存在すると仮説した、『禁断の果実』を手に入れること。ヘルヘイムの森の地球生態系への侵蝕という『理由のない悪意による侵略』を逆手にとった。
人類全体を適者生存のふるいにかけ、唯一森に対抗できるユグドラシルの技術力を背景に新世界の頂点に立つこと。そのため秘書の耀子・貴虎配下のシドと裏で手を結んでおり、野望の下に独自の派閥を形成していた。
人類神話起源説を提唱しており、世界各地の神話を調べた結果、森には世界を侵食する側面だけではなく、世界を支配する力をもたらすと推察していた。
当初は貴虎にその果実を与え、人類を更なる高みへ導くための王座へと就かせようと考えていた。だが、人類を救うことを重点に置いていた彼に失望する。
貴虎を見限り、自分が進化の導き手になることを目指して暗躍する。己の研究欲を満たすべく世界の覇権を握らんとする猛々しい野心が潜んでいる。
自身の才能や研究を唯一価値のあるものと評する程、知的好奇心や研究意欲で動くマッドサイエンティストだが、内心では「自ら発明したドライバーで人間を超越する」というプライドを秘めるロマンチスト。
オーバーロードへの認識
ヘルヘイムの森に潜む新たな可能性・オーバーロードインベスの存在を認知しており、戦極ドライバーとの開発とは別に、それら「森の支配者」に対しても興味を抱いている。
オーバーロードの存在を知ってしまった友人でもある貴虎を躊躇せず始末し。デェムシュに押される湊の「戦闘続行は困難」の訴えを退けて「オーバーロードの捕獲」を優先して、自分の意向を押し通して彼女とトルーパー部隊を酷使し続けた。
身の安全を確保するために戦場にいる湊や黒影トルーパー達を置き去りにし逃亡。自分を雇っていたユグドラシル・コーポレーションに対してもプロジェクト・アークの実態を全世界に公開することで壊滅に追い込んでいる。
人物関係
額面上は上司。だが同い年の彼を下の名前で呼び捨てで呼ぶなど付き合いは対等。『神のような全能感を齎す更なるドライバーを開発すること』を目標としており、自らを実験台にしてまでドライバー開発に心血を注ぐ貴虎を、同じ野心を共有できる同志と見込んでいた。
だが貴虎は人類救済の使命を果たすことのみにこだわっていたため見限る。その野心に向けて暗躍し、それが原因で指揮系統の混乱を招くこともある。
ドライバーに対しても貴虎は性能に満足し、行く行くはコストダウンさせた上で量産することを目標としているが、凌馬から見ればゲネシスドライバーもまだ過渡期の試作品に過ぎず、更なる力を齎す変身ツールの開発を望んでいる。
湊耀子 / 仮面ライダーマリカ
彼専属の秘書兼ボディガード。彼女がゲネシスドライバーの力を未だ本気で使っていないことを見抜いており、紘汰と並ぶ興味深い観察対象であった。
駆紋戒斗 / 仮面ライダーバロン
『強さ』への執着心を『見所がある』とスキップしながら評している。タワーに侵入した際には、野望を開示することで同志として迎え入れようとした。自身の開発したドライバーを使わず人間を超えた存在になった彼に怒りを見せた。
呉島光実 / 仮面ライダー龍玄
貴虎の弟。紆余曲折あってユグドラシルの計画に参加するようになる。耀子の反応から自分の思惑を見抜いた彼の才気を気に入り、ドライバー奪還作戦失敗の口裏合わせに付き合う。それに伴い光実を貴虎と切り離し自身の配下に抱き込む。
備考
ファンからの愛称はそのまま「プロフェッサー」。キカイダーコラボ回における頭部のラインは、脳摘出手術を行う直前のシーンということで、青木氏が考案したアドリブ。
脚本を担当した虚淵玄も凌馬を『鎧武世界で一番の悪』と語っており、虚淵自身の戦極ドライバーに対する複雑な思いを彼に集約させたという。
凰蓮・ピエール・アルフォンゾが『浅倉枠』にすることが出来なかったという事情もあり、代役も兼ねたのではないかという見方もある。
当初は登場は第7話より遅く、退場も第43話より早かった。バロンレモンエナジーアームズの登場の際には彼の忘れ形見であるレモンエナジーロックシードとゲネシスドライバーを戒斗が引き継ぐという案も考えられていた。
中の人
凌馬を演じる青木氏は、イベントで凌馬について「すっげー悪いやつ」と語っている。青木氏のお気に入りは「そういう悪い子供こそ、本当に悪い大人の格好の餌食になるからさ!」と凌馬が光実を嘲笑う一連のシーン。このシーンは脚本の虚淵玄氏も「鎧武の中で一番書きたかった台詞」と語るほどのお気に入りらしい。
類似性
青木氏は鎧武に先んじて人気深夜特撮・牙狼-GARO-シリーズ第3期『牙狼〈GARO〉 闇を照らす者』にレギュラー出演している。
この作品は巨大グループに支配された閉鎖的な都市が舞台。人間が化け物に作り変えられるショッキングな設定があった。
地下に設けられた広大な異空間に太古の遺跡がある。青木氏演じる魔戒騎士、天弓騎士ガイ/楠神 哀空吏はインテリ系のイケメンで、弓と剣の複合武器を使いこなす蒼い騎士である。
仮面ライダーデューク
「私の頭脳だけが唯一絶対のものだ。私は神の道へと至る」
概要
開発者の凌馬自身が変身するアーマードライダー。バロンやグリドンと同じ「西洋騎士甲冑」系列のデザインだが、彼らよりもアーマーは鋭利的で巨大なデザインになっている。王冠や髭を模したモールドがあり王をイメージした外見。
名前の由来は貴族最高位・公爵を表す「Duke」から。『男爵(バロン)』より位が高い。各種ライドウェアはロイヤルブルーが基調。初登場は第14話だが正体が判明するのは第18話、変身シーン及び必殺技の初披露が第28話が初めてとかなり遅い。
マスターインテリジェントシステム
デェムシュが沢芽市に侵攻してきた際に起動したデューク専用のシステム。沢芽市全域に対する通信妨害、及び監視カメラ等の遠隔操作が可能。周囲の監視カメラのデータを再構築して最適なマップを黒影トルーパーに送信できる。
沢芽市全域はおろかヘルヘイム内部の出来事や会話まで録画・録音出来ていた。ユグドラシルタワーに突入した際に再起動をしているが、その間ビートライダーズは無線機を使用していたり、終盤でラット達が自衛隊に連絡できていた。
出番
変身者の凌馬が困難やトラブルを他人に押し付けてバックれる事を繰り返していた為、自ら前線に出て戦う場面は少ない。
戦士としての成長も皆無であった。また、自分が想定していない力への対処には弱い。最終的にはロード・バロンに軽々と退けられた。
装備
レモンロックシード
シリアルナンバーはL.S.-99。モチーフとなった果物から察するにレモンエナジーロックシードの試作品だと思われる。試作品とは言っても使用しても身体に異常はない。
シリアルナンバーはL.S.-99。モチーフとなった果物から察するにレモンエナジーロックシードの試作品だと思われる。試作品とは言っても使用しても身体に異常はない。
レモンエナジーロックシード
シリアルナンバーはE.L.S.-01。変身時は上下の両端に配されたヒンジを起点にして開く。変身時の電子音に従来の錠前と同様の煽り文句が設定されている。
シリアルナンバーはE.L.S.-01。変身時は上下の両端に配されたヒンジを起点にして開く。変身時の電子音に従来の錠前と同様の煽り文句が設定されている。
ドラゴンフルーツエナジーロックシード(PROTO)
シリアルナンバーはE.L.S.-PROTO。エナジーロックシードシリーズの試作品。従来のロックシードを上回る性能を持つが制御が不完全であり、暴走すると変身者はインベスと化す。
シリアルナンバーはE.L.S.-PROTO。エナジーロックシードシリーズの試作品。従来のロックシードを上回る性能を持つが制御が不完全であり、暴走すると変身者はインベスと化す。
『鎧武/ガイム外伝』の「バロン」編に登場。資金援助の見返りとして、ゲネシスドライバーと共にアルフレッドに提供した。自分の研究の成果が金儲けに使われることが不満で、彼の事は実験台としか見ていなかった。
シリアルナンバーはE.L.S.-HEX。後『MOVIE大戦フルスロットル』の鎧武編にて、メガヘクスがメカ凌馬と同時に創り出したロックシードとして登場した。絞った時の音声の音声は前者と違い、『ソーダァー!!』と力強い。
戦極ドライバー
本作の仮面ライダーが変身に使用するベルト。戦極凌馬が開発した。変身する際の待機音はトランペットのファンファーレのような西洋風の音声。凌馬の所有するドライバーは初期型で、帯の色はイエロー。
初めて装着した際にはバックル左側のプレート「ライダーインジケータ」にデュークの横顔が描かれる。使用者認証機能により最初に装着した者しか使うことができない。
凌馬がこのドライバーを使用するのはヘルヘイムの調査を始めた頃以来で、貴虎曰く「よく2人で無茶をした」らしい。
変身中にブレードを再び倒すことで、倒す回数に応じて(1回)「スカッシュ」(2回)「オーレ」(3回)「スパーキング」の3段階の必殺技が発動する。
変身
バックル中央の格納ベイ『ドライブベイ』にロックシードをセット。パワーの放出に耐えるだけの強度を持つ。ロックシードと戦極ドライバーの間でエネルギーのやり取りを行う接続用コネクター。
アーム部『ロックオンアーム』でロックシードを固定。力を解放する際に、パワーの暴走を防ぐ。ブレード状のスイッチ『カッティングブレード』を降ろすことで、セットしたロックシードがオープン。力を解放して効果を発揮。変身が実行される。
ベルト部
ベルト部『フォールディングバンド』でドライバーを保持。普段はドライバーのバックル部分に折り畳まれて収納されているが、装着者の体型に合わせて自動的に伸縮する。
収納用ブロック『バンドシェルター』がバンドを格納。上部には装着を解除するための「リフトオフスイッチ」が設けられている。
装着した人物の生体データ登録と認証を行うセンサーユニット『パーミッションユニット』は最初に装着した人物の生体情報が自動的に登録されるため、登録外の人物が装着しても変身出来ない。
本来の役割
ヘルヘイムの環境下で人類が生き残るための生命維持装置。食すとインベスに変貌してしまう有害なヘルヘイムの果実をロックシードに変え、ドライバーにセットする事で栄養分を無害な形で取り込める。
装着者がヘルヘイムの果実を手に取ると、果実のエネルギー量に応じたグレードのロックシードに自動的に組成変換する。これにより果実が入手できる環境においては、戦闘と並行して新たなロックシードを入手可能。
だが実はゲネシスドライバーを開発する為のいわばプロトタイプであること、凌馬自身にとってヘルヘイムでの人類生存は建て前でしかなく、自身の開発したドライバーで人間を超えた存在を創り出すためのステップの一段階に過ぎなかった。
ゲネシスドライバー
戦極ドライバーの運用試験から得たアーマードライダー達の戦闘データに基づき、ユグドラシル・コーポレーションの戦極凌馬が完成させた新型ベルト。ベースカラーは赤。モチーフは恐らく果物ジューサー。
危険度は試作型の2倍とされていたが、貴虎の勇気ある献身により安全性が確認。正式採用された。凌馬が生前使っていたものは、耀子が回収するも死後行方不明となる。
『MOVIE大戦フルスロットル』の鎧武編ではメガヘクスがメカ凌馬と同時に創り出したが、メカ凌馬が爆散した後彼の残骸から貴虎が回収し使用した。
変身
エナジーロックシードをバックルの中央部「ゲネシスコア」にセットし、右部のグリップ「シーボルコンプレッサー」で絞ることでロックシードのエネルギーを開放。
抽出された液状のエネルギーがストロー状のバスキュラーダストを通り、バックル下部のシリンダー「コンセントレイトポッド」内に溶液が溜まり変身が完了する。変身後再びレバーを押し込むと「○○スカッシュ」、2回押し込むと「○○スパーキング」が発動する。
性能
従来のアーマードライダーを大きく上回る戦闘能力を発揮できる。使用者の危険度は戦極ドライバーの2倍。だが劇中で変身者が負担などに苦しめられる描写はなかった。
ドライバー自体の堅牢性も向上。同じ新世代型アーマードライダーの集中攻撃を受けても傷一つつかない。初期型の戦極ドライバーと違いイニシャライズ機能はない。ベルトとエナジーロックシードを入手すれば本来の所有者以外の人物も変身が可能。
差異
凌馬の用心深さと狡猾さが発揮。他のドライバー所持者に対する優位を確保している。自身のゲネシスドライバーの出力を特別にチューンしており、他のアーマードライダーとは一線を画す出力を誇り、驚異的な戦闘力を発揮している。
立体映像の投影機能、光学迷彩機能、リアルタイムでのデータ解析機能、マスターインテリジェントシステムとの接続インターフェースなどを独自に備える。他のゲネシスドライバーに強制的に機能を停止させるキルプロセスを内蔵。自身に反逆した際を見越していた。
凌馬が完成を目論む発展型ドライバー。ゆくゆくは戦極ドライバーやゲネシスドライバーを超えるドライバー制作に着手するつもりだったらしい。実物はまだ製作されておらずイラストのみ明かされた。
花をモチーフにしたデザインのドライバーや無数の目が張り巡らされたドライバー、巨大な口をモチーフにしたドライバーのスケッチを描いている。
ヘルヘイムの樹木を象ったような有機的で不気味なデザイン。鉛筆で丁寧に描かれており、結構上手い。結局本編には登場せず。
備考
スーツアクターを務めるのは富永研司氏。富永氏はかつて仮面ライダークウガを演じたことで有名なアクション俳優である。
氏は『天下分け目の戦国MOVIE大合戦』で武神鎧武とオーガのスーツアクターも担当している。テレビシリーズでは、演じるのは二体目のライダーである。
ロード・バロンに敗北したが、劇中では一度も戦闘ダメージによる強制変身解除には陥っておらず、性能面だけで言えば鎧武世界最強の仮面ライダーと言えるだろう。(もっとも前線に出て戦った回数が少ないのもあるが…)
アームズ一覧
レモンアームズ
「あの頃の私は、君を心から尊敬していた。そして君もまた、私の研究に理解を示してくれた。いい関係だったと……今でも思うよ」
レモン! カモンッ! レモンアームズ インクレディブル・リョーマ!
スペック
身長:206cm
体重:119kg
パンチ力:11.2t
キック力:13.9t
ジャンプ力:ひと跳び22m
走力:100mを6.4秒
概要
戦極ドライバーにレモンロックシードを装填して変身する派生形態。Vシネマ作品『鎧武外伝 仮面ライダーデューク/仮面ライダーナックル』の『デューク編』に登場。ゲネシスデューク(及びレモンエナジーアームズ)のプロトタイプに相当する。
複眼やアーマーの色はレモンエナジーアームズと同じだが展開方法が異なる。頭部のヘッドホンを思わせるパーツやマントは無い。後頭部が尖っており肩のパーツもよりレモンの形状に近い。防御用の特殊コーティングが施された艶やかな装甲を纏う。
戦闘能力
専用アームズウエポンを用いた近接戦が得意。レモンエナジーと比べると戦闘力では見劣りする。劇中では独自の調査で突き止めた黒の菩提樹のアジトへ凌馬と貴虎が乗り込む。
未だゲネシスドライバーが完成していなかったことから、念のために持ってきておいた戦極ドライバーとレモンロックシードで変身。
斬月メロンアームズと共に仮面ライダーセイヴァーと交戦。高度な連携攻撃を見せるも、二人がかりでもかなり苦戦していた。本編終盤でゲネシスドライバーとエナジーロックシードが完成してレモンエナジーアームズが誕生した後は使用されていない。
レモンレイピア
レモンアームズのレイピア槍型アームズウェポン。柄の部分はレモンエナジーアームズの果実形態に酷似している。刺突能力に優れ、インベスの急所や装甲の隙間を容易く穿つことが可能。
対アーマードライダー戦においては、相手のドライバーや装填されたロックシードをピンポイントで破壊することもできる。
レモンエナジーアームズ
「おや?どうしたのだい、貴虎?そんなに慌てて…」
レモンエナジー! ロックオン! ソーダァ…レモンエナジーアームズ! ファイトパワー!ファイトパワー!ファイファイファファファファイト!
スペック身長:206cm
体重:119kg
パンチ力:15.7t
キック力:19.5t
ジャンプ力:ひと跳び22m
走力:100mを6.4秒
体重:119kg
パンチ力:15.7t
キック力:19.5t
ジャンプ力:ひと跳び22m
走力:100mを6.4秒
概要
ゲネシスドライバーにレモンエナジーロックシードを装填して変身する基本形態。ロックシードのナンバーはE.L.S.-01、ランクはSである。ロイヤルブルーのゲネティックライドウェアに、レモンイエローの装甲を纏った鋭角的なシルエット。
変身ポーズは右手にロックシードを持ち、両腕をクロスさせながら突出し「変身」と発声。ロックシードを起動しながら腕を回転させ右腕のみ戻し、その後装着する。
新世代ライダー中最大の平均数値を誇る。ガードの強固さも強固で、ジンバーレモンの放ったソニックアローの投射が直撃してもノーダメージだった。鎧武・ジンバーレモンアームズを圧倒し、バロン・バナナアームズを瞬殺した。
実戦の場に立ったのはデュークが最後なので、他の新世代ライダーや泳がせている紘汰(ジンバーレモン鎧武)から取得したデータを反映させて、初期段階から能力がアップデートされている。
強さ
凌馬は戦士として素人同然だが、ゲネシスドライバー・エナジーロックシード・および武装のソニックアローの性能と特徴を知り尽くしており、システムのポテンシャルを引き出しきっている。
戦いぶりは攻守において無駄な動作が無く、正確。背筋を伸ばして半身に構え、翳した手で相手の攻撃を捌きつつ強烈なカウンターを打ち込む堂々としたファイトスタイル。
性能
頭部に5つの演算用コア『ステムバイザー』が埋め込まれている。『レギュレイトクラッシャー』の下側と共に、王冠と顎鬚を思わせる意匠。両耳の『リーモスホーン』や両目は鋭い。双眼『ステアリングアイ』や額の鉱石『ゲネティックシグナル』を持つ。
背面には特殊繊維による防弾・防刃機能を持つマント『ゲネシスケープ』を装備。肥大化した右肩のアーマー『リーモスエナジースリーブ』。
左胸の『リーモスエナジーラング』にはデュークの紋章がある。積層アーマーである腕部の『アームガントレット』や大腿部の『サイプレート』は鋭い形状。
創世弓ソニックアロー
新世代アーマードライダー共通の弓矢型の遠近両用武器。外見はアーチェリーのリカーブボウに近い。両端に付いた鋭いクリアブルーの刃『アークリム』で接近戦を仕掛ける。
刃にエネルギーをチャージして斬撃を放つことも可能。エナジーロックシードをエナジードライブベイにセットすることで必殺技が発動する。
射撃
エナジーロックシードをエネルギー源としており、供給可能である限り無限に矢として撃ちだせる。レーザーポインタ『エイミングスコープ』で標的を確認。
トリガーの『ノッキングドローワー』を引いて弦の部分の『ソニックストリング』を伸ばし、アローレストからエネルギーの矢を放ち射抜く。実戦経験が不足しているデュークは加減を間違えて矢を放つことがある。
エネルギー矢はホーミング機能を持たせた曲射など多機能な射ち分けが可能。射撃を頭上に放つと矢が果実型のエネルギーとなり、そこからエネルギーの矢が放射状に放たれ複数の標的に同時に攻撃を当てることもできる。
必殺技
ソニックボレー
ソニックアローにレモンエナジーロックシードをセットして発動。標的を確認し、強化されたエネルギーの矢を相手に放つ。弓が巨大化し、弦の部分をエネルギーで補強することで螺旋状に回転しながらの二十螺旋構造の光矢を放つことも可能。
ガンバライジングの『エクスペリメントタイム』はソニックアローからの狙撃を徐々に威力を上げるようにして三連続で放つ。
分身生成(正式名称不明)
ゲネシスドライバーのシーボルコンプレッサーを1回絞ると発動。額の赤い所を光らせ、ホログラムによる分身を作り出す。あくまでホログラムであるため実体化はしない。
ドラゴンエナジーアームズ
「因縁の対決だね、友よ…変身」
ドラゴンフルーツエナジー! ロックオン! ソーダァ!! ドラゴンエナジーアームズ
スペック
身長:206cm
体重:119kg
パンチ力:15.7t
キック力:19.5t
ジャンプ力:ひと跳び22m
走力:100mを6.4秒
体重:119kg
パンチ力:15.7t
キック力:19.5t
ジャンプ力:ひと跳び22m
走力:100mを6.4秒
概要
ゲネシスドライバーにドラゴンフルーツエナジーロックシードを装填して変身する強化形態。初登場は『MOVIE大戦フルスロットル』。変身者は地球とは他の惑星からやって来た侵略者であるメガヘクスによって造られたメカ戦極凌馬。
ロックシードのナンバリングはE.L.S.-HEX。他のエナジーロックシードとは異なる、強めの口調な「ソーダァ!!」となる。クラックの向こう側は機械的。
外見はレモンエナジー装着時と同じだが、兜の意匠に赤い装飾、股間部の中心に装甲がそれぞれ追加され、背部のゲネシスケープはドラゴンフルーツを模したものになっている。
戦闘能力
武装はこれまで通りソニックアローを使用。距離を選ばないスタイルに加え、空中飛翔も可能。赤いエネルギーを纏ったオーバーロードばりの超高速移動能力を所有する。スペックも底上げされている。
仮面ライダー龍玄を圧倒して敗走に追い込み、仮面ライダー斬月との一騎打ちでも戦闘を有利に進めるが、最後は斬月の変身者である呉島貴虎の実力によってスペック差を逆転され敗北。貴虎を称賛する言葉とゲネシスドライバーを残して爆散した。
必殺技
ソニックボレー
ソニックアローにドラゴンフルーツエナジーロックシードをセットして発動。赤黒い巨大なドラゴンを模したエネルギーの矢を撃ち出す。
威力はイマイチで、クリーンヒットした龍玄にはメカ黒影のドライバーを回収しつつ撤退される程の余力を残され、斬月にはメロンディフェンダーによって耐え切られた。
斬撃(正式名称不明)
ゲネシスドライバーのシーボルコンプレッサーを1回絞ると発動。音声がかなり早口。ソニックアローのアークリムにエネルギーを込めて相手を斬る。
戦極ハカイダー
「キカイダーREBOOT」とのコラボ回である第30話に登場。凌馬が自分の脳を摘出・移植したハカイダー。オリジナルと異なり脳の血液交換などの維持措置は不要で、音声データは凌馬のものになっている。
鎧武とナックルの二人がかり相手に全く引けを取らない戦闘力を誇り、キカイダーとのタッグをも怪力で圧倒。一撃で乗用車を破壊するハカイダーショットの威力により圧倒的な戦闘能力を持つ。
活躍
悪魔回路由来と思しき破壊衝動に呑まれている。仮面ライダーマリカら部下を悪趣味にいたぶるほか、狂気の笑いを浮かべつつ「破壊、破壊、破壊だぁー!」とジローに迫る。原典のハカイダーとは似ても似つかない破壊屋と化していた。
最終的には鎧武・カチドキアームズとキカイダーの猛攻に怯み、一目散に撤退。脳を元に戻した凌馬は「この私が破壊衝動に支配されるとは」と、そのような力を欲する秘密結社ダークに戦慄していた。
劇中の活躍
初登場
序盤からちょくちょく顔は出していた。だが出番はユグドラシルサイド共通の思わせぶりで要を得ない会話が大半。ユグドラシルメンバーが集まる場に顔を見せ指示を出していた。
ゲネシスドライバーを完成させ自力で戦う力を得たこともあり、ユグドラシル編から本格的に暗躍を開始。ライダーとしては14話で初登場。シグルドのカテゴリーH駆除任務に随伴した。
素性と目的について明確な言及がされたのは15話。ユグドラシルタワーに連行された紘汰と戒斗の前に現れ、引き続きモルモットとして自分の研究に協力するよう要請。
それを蹴った2人が脱走し、紘汰が厳重に保管されているはずのゲネシスコアとエナジーロックシードを入手し、ジンバーレモンアームに変身したことを不審がる。
以降は密かに光実と通じて作戦を行う。あえて紘汰を泳がせることの戦闘データ取得の続行と内通者の炙り出しを目論んでいる。
ジンバーレモン鎧武の力を直接確かめるべく合同ダンスイベント後の紘汰の前に変身後の姿で現れ、これを圧倒。加減を誤った攻撃で変身解除にまで追い込む。
それを妨害し飛び入りしたバロンすらも鎧袖一触で撃破。負けん気の強い戒斗にすら『桁違いの強さだ』と評された。
第23話で自身の管轄外の存在であったカチドキアームズを知り狼狽。紘汰を支援する者の正体を探ろうとする。第24話では光実を通じて、紘汰の背後にいるDJサガラを疑う。部外者と侮っていた彼に興味を抱くようになる。
第26話でサガラと直接対峙。自身の真の目的を明かす代わりに、禁断の果実の仮説は正しいと認められ、今その実はオーバーロードインベスが所持していることを聞き出す。
第28話で貴虎が紘汰と共にデェムシュと交戦。凌馬の隠していたオーバーロードの存在を知る。そして、プロジェクト・アークとは違う観点で人類救済を考え始めた。
上層部への情報漏洩の可能性を恐れ、貴虎の排除を画策。シドや湊と共にオーバーロードの探索をするふりをして貴虎を襲撃。変身解除に追い込む。デュークも加わって三人がかりで貴虎を崖から落とした。
しかし直後、本性を露にしたシドに裏切られる。人造クラックの制御装置やダンデライナーなどの移動手段を破壊され、ヘルヘイムの森へ入る手段を失った。
シドの裏切り
第29話では研究室ごとクラック維持装置を破壊される。森に消えたシドを紘汰・光実・戒斗に依頼。この時紘汰に「貴虎に会わせろ」と要求された。だが、貴虎を排除したことを隠した上で、自分よりもシドに話を聞いたほうがいいと誤魔化した。 第31話からデェムシュが沢芽市に侵入。沢芽市の通信網を全て遮断した上で耀子や黒影トルーパー達を派遣し、生け捕りを試みる。デェムシュを倒そうとする鎧武の妨害及び排除を指示し、瀕死の重傷を負わせ撤退に追い込んだ。
光学スモッグを用いた作戦により一時は優位に立つが、デェムシュの圧倒的な力にマリカから戦闘続行困難を訴えられるもこれを無視。自分の意向を押し通して彼女とトルーパー部隊を酷使し続けた。
第32話では御神木を通じてレデュエ率いるインベス軍団に侵入される。ユグドラシルタワーがインベスに占拠される。マリカに後のことを押し付けると、ユグドラシル・コーポレーションを見捨て、自分だけ単独で脱出した。
第33話冒頭までは他国の支部との合流も視野に入れていた。しかし各国の代表が彼を糾弾し、禁断の果実捜索の提案も拒絶したことから完全に決別。プロジェクト・アークの存在を全国に公表した。
ユグドラシルは世間からテロリスト勢力と認定され、世界中に大混乱をもたらしながら滅亡した。自らは騒動の影に姿を消した。
私のせいだ
第38話で沢芽市に帰還。半袖に短パン姿だった。ロシュオが持つ禁断の果実を求め始める。オーバーロードインベスの魔手から世界を救うには自身を頼るしかないという状況を分かっている上で紘汰達に救援を頼む。
凌馬の無責任ぷりのせいで世界中がヘルヘイムの植物に浸食されたことを糾弾された際には、「全部私のせいだ」と開き直って爆笑していた。
紘汰達にユグドラシルタワーの抜け道の情報をもたらし、協力を持ちかける。タワー到達後、待ち伏せていたシンムグルンの襲撃を受けるが、デュークに変身して彼を翻弄。しかし紘汰にトドメを譲り、自らは極アームズの戦闘データを集める。
フェミシンム滅亡
第40話でレデュエに囚われて王妃の復活のための生贄となっていた人々を発見。レデュエと出会うが透明になって逃走。その後自身のサーバールームに辿り着き、自分がいなかった間の光実とロシュオの行動を閲覧した。
第41話では高司舞がヘルヘイムの森にいることを紘汰達に放送で伝え、ロシュオの元へと向かわせる。ロシュオと鎧武・バロンの戦闘を透明になった状態で観察していた。光実の行動から、禁断の果実が舞のもとにあることに気づく。黄金の果実
フェムシンム滅亡後、第42話ではチーム鎧武のガレージを訪れる。光実とともに黄金の果実を体内に宿した舞を病院に連れて行く。そこでDJサガラと遭遇。彼とヘルヘイムの森の正体、始まりの女の真実を知る。
凌馬は光実にヨモツヘグリロックシードを託して紘汰を倒すよう唆す。その隙に手術を行い、心臓に癒着した黄金の果実を入手。舞を死亡させた。
凌馬は光実にヨモツヘグリロックシードを託して紘汰を倒すよう唆す。その隙に手術を行い、心臓に癒着した黄金の果実を入手。舞を死亡させた。
第43話では紘汰を倒して帰還した光実が舞の遺体を見て愕然とする中、「手術は成功した」と誇らしげに黄金の果実を見せつける。光実が復讐を試みるが「キルプロセス」を発動してゲネシスドライバーを破壊。
泣きじゃくりながらしがみつく光実に対して「嘘つき、卑怯者。そういう悪い子供こそ、本当に悪い大人の格好の餌食になるからさ!」と高笑い、生身で痛めつけた。
最期
舞が始まりの女として覚醒。黄金の果実は凌馬の手元から離れる。舞を救う為に駆けつけた戒斗と湊と相対する。二人のゲネシスドライバーも光実同様に破壊する。戦極ドライバーでバナナアームズに変身した戒斗を圧倒した。
戒斗は一か八かヘルヘイムの果実を食べてオーバーロード「ロード・バロン」へ変貌。デュークは圧倒されて変身解除させられ、さらに生身を殴られる。
「私の才能が、研究が、唯一価値のあるものなんだ……この世界の真理なんだ!」と喚き散らすも、ロード・バロンに「貴様の真理など机上の空論だ!」と一蹴され、最後は壁にめりこむ程の力で殴られた。
最期はふらつきながら戒斗へ「貴様はいずれ破滅する……それが貴様の、運命…」と呪詛のように言い放った後、自らビルから落下して死亡した。
その他の活躍
キカイダーコラボ回
キカイダーREBOOTとのコラボである番外編である第30話では、ダーク所属の知り合いの研究者からハカイダーの最終起動テストを任され、ハカイダーの機体をユグドラシルの研究室へ持ち込む。
ハカイダーに自身の脳を埋め込み、データ収集をしていた。ところが次第にハカイダーの力に飲み込まれる。破壊衝動を抑えられなくなり、手当たり次第に破壊活動を行うようになる。
キカイダーとの交戦
リ・マジネーションキカイダーを探すべく街を彷徨い歩き、ヤギインベスと戦う鎧武との戦闘に乱入。圧倒的な戦闘能力で鎧武を追い詰めるが、彼を助けにやって来たジローことキカイダーに邪魔され失敗。
リブートボタンを押され記憶を取り戻したキカイダーとカチドキアームズにフォームチェンジした鎧武とのコンビネーションの前に敗れ、その場から撤退した。
『MOVIE大戦フルスロットル』
「久しぶりだね、貴虎」
機械生命体メガヘクスが葛葉紘汰の記憶を元に造り出したアンドロイド(メカ戦極凌馬)として登場。メガヘクスの思想に共感を示している。
探究心に満ち溢れており、神秘に満ちたメガヘクスのシステムと一体化することに喜びを感じていた。それに逆らう貴虎・光実を排除するためドラゴンエナジーアームズへと変身。初戦では龍玄を圧倒するも逃げられる。
「自分の研究が世界の真理」と謳っていた彼がメガへクスの下僕に成り下がっているのには違和感がある。いずれメガヘクスをも己の物として内側から掌握する腹積もりだった可能性はある。
因縁の一戦
「戦極ドライバーではゲネシスドライバーには勝てない」と斬月・メロンアームズを圧倒。自分の研究や思想を理解出来ず、メガへクスに反旗を翻す貴虎を「神になるチャンスを二度も手放した本当に愚かで救えない男」と過去の彼との確執への呪詛と共に貶す。
だが「お前の語る神など、意味の無い空っぽの存在に過ぎない! そしてメガへクスの奴隷に成り下がった今、お前自身が空っぽになってしまったんだ!」と真っ向から自分の理想を全否定される。両者は必殺技を発動する。
互いの必殺技が激突し、斬月の肩にソニックアローの一撃を命中させたが、無双セイバーの一撃で腹部を貫かれたことで致命傷を負い敗北。
貴虎に「さすが僕が、一度は認めた男だよ…!」と称賛の言葉を送ってから爆死。遺された彼のゲネシスドライバーは貴虎が回収し、斬月・真の復活に繋がった。
鎧武外伝Vシネマ
2015年4月22日に発売されたVシネマ『鎧武外伝 仮面ライダー斬月/仮面ライダーバロン』では「斬月」編「バロン」編双方にて重要な役割を果たした。
同年5月5日の鎧武外伝発売記念イベントおよび外伝公式twitterにて製作決定が発表されたVシネマ第2弾にて主役の1人に抜擢。
ゲネシスドライバーの開発秘話やユグドラシルのメンバーとの出会い等、彼の過去に焦点を当てたストーリーが描かれた。初回限定盤の特典は『DX レモンロックシード』及び『デュークフェイスプレート』であった。 客演での活躍
『ドライブサーガ_仮面ライダーブレン』では無に所属するダークライダーの1人として、レモンエナジーアームズで登場。仮面ライダーブレンと戦い「ブレンメガネブレード」で倒された。
『仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ』ではディアブロによって生まれた悪魔であるデビルライダー軍団の1人として、レモンエナジーアームズで登場。クローンライダー達と交戦した。
ガンバライジング
3弾からレモンエナジーアームズが参戦。斬月・真とともにLR枠を手に入れた。劇中では変身する場面は少ないが、凌馬らしい余裕あるテイストはゲネシスライダーの中でも最高スペックと言えるべき実力が再現されている。
アビリティはデメリットがあるものが多いが、4弾のSRは相手のテクニカルタイプのアビリティを封印する。必殺技は劇中のものではないものの、ゲネシスライダーの性能を知り尽くしているような連続射撃が再現されている。6弾の「伝説ロックオン! キャンペーン」ではウィザードアームズで登場。─────────────────────
以上です。これで紹介を終えます。