【インベスと化して死亡!】仮面ライダー黒影 / 初瀬亮二 & 黒影・真 / ペコ【BGMあり】

2022年3月28日月曜日

その他サブライダー 仮面ライダー解説 仮面ライダー鎧武

t f B! P L
 今回解説する仮面ライダーは黒影です。バリエーションの黒影トルーパー、黒影・真についても解説します。

そのベルトをぶち砕いて、二度と変身できねえようにしてやるぜ!!」

【BGM・閲覧のお供に是非】
目次
  • 初瀬亮二
    • 概要
    • 性格
    • 描写
    • チームレイドワイルド
      • 戦績
      • その後
      • レイドワイルドのデブ
    • 城乃内秀保
  • ヘキジャインベス
    • 概要
    • 備考
  • 仮面ライダー黒影
    • スペック
    • 概要
    • 変身
    • 外見
    • 名前
    • ランク
    • 装備
      • ロックシード
      • 戦極ドライバー
      • 影松
    • 戦闘能力
    • 戦績
    • 必殺技
  • 劇中の活躍
    • 序盤
    • 初変身
    • ベルト破壊
    • チーム分解
    • 意気消沈
    • 最期
    • その後
    • 再登場
    • 備考
    • 偶然
  • 黒影トルーパー
    • スペック
    • 概要
    • 違い
    • 役割
    • 量産型戦極ドライバー
    • 戦闘能力
    • 戦績
    • 理由
    • 解散
    • 最終話
    • MOVIE大戦フルスロットル
    • 本編終了後
    • HEROSAGA
    • 備考
    • グリドントルーパー?
    • 仮面ライダー図鑑
  • 仮面ライダー黒影・真
    • スペック
    • 概要
    • 外見
    • 活躍
    • 装備
      • ロックシード
      • ゲネシスドライバー
      • 影松・真
  • ゲーム作品
    • ガンバライジング
      • 黒影
      • 黒影トルーパー
      • 黒影・真
    • バトライド・ウォー創生

初瀬亮二
 『仮面ライダー鎧武』の登場人物。仮面ライダー黒影の変身者。演者は白又敦。

 概要

 沢芽市で活動しているビートライダーズのチームの一つ「レイドワイルド」のリーダー。すぐに熱くなる強気な性格。身長176cm。
 城乃内と共に特訓やアルバイトに励みながらランキング上昇の機会を狙っている。本作のかませ要員で、戒斗や鎧武に挑んでは返り討ちに遭ってきた。

 性格
 かなりの野心家だが、猪突猛進であまり頭は回らない。ランキング上位のチームにもインベスゲームを積極的に行っている。血の気が多く、何事にも咬み付いていくが、勝算もなしに突っ込んでいくだけなので戦績は悪い。チームの成績も伸び悩んでいる。
 バロンとの同盟を提案された際にメリットを考えずに反発したり、同盟提携後、自分達が戒斗手駒にされている事に忠告されるまで気づかないなど迂闊な部分が多い。

 描写
 変身した際も猪突猛進な点は変わらないものの、グリドンの名前を勝手に命名したり、自分の考えた作戦を実行しようとするなどより強引な一面も見せている。
 一度ボコボコにされてからは、自分たちの弱さを素直に自覚。強くなるため真面目に特訓しようとした。そのためにリモコン操作で動作するトレーニングロボット(機銃+水鉄砲付き)をこしらえたなど、意外にマメなところもある。
 他にも、敵チームの紘汰の携帯番号をきちっとアドレス帳に登録してたりする。ドルーパーズ」では度々パフェを食べていた為演じていた白又氏からは甘党と称されていた。

 チームレイドワイルド
 沢芽市で活動するダンスチーム・ビートライダーズの1つ。名前は第1話のDJサガラの番組内で先に登場。メンバーの1人は第1話でシドからロックシードを購入する客として登場している。第2話で本格的に登場。
 メンバーは5人で、リーダーは初瀬亮二黒と黄色をチームカラーとしており、メンバーは全員黒の革ジャン姿で活動している。
 チームバロンと同様、メンバーは男性のみで女性は1人もいない。第1-2話のみ登場した初瀬以外のメンバーについての詳細は不明。ダンスの種類はオタ芸

描写
 日々インベスゲームに明け暮れているが、第2話ではバロン、第3話ではチーム鎧武に敗北。週間ランキングも第1-3話までは上位10チーム中第4位だったが、鎧武に敗れた事で5位に低下。第7話では6位に下降。第12話でバロンに敗北してステージを奪われる。
 抗争終了とランキング廃止により、他のチームと全てのステージを共有できるようになる。リーダー不在のチームとして復建。ヘルヘイムの脅威が去って復興しつつある街のステージで、鎧武やバロンのメンバーと一緒にダンスを披露する姿が見られた。

レイドワイルドのデブ
 ひときわ目立つ恰幅のいい青年を演じた上山良太氏は2015年10月の月曜から夜ふかしに出演した事がある。
 リュックに下げたマツボックリロックシードを使って変身ポーズを決めて見せた事で一時期話題になったりした。上山氏は『仮面ライダーエグゼイド』第17話にもバガモンバグスターに襲われる男性役でゲスト出演した。

 城乃内秀保との関係
 「チームインヴィット」のリーダー。レイドワイルドと協力関係にある。友人関係にあるが、初瀬の思考回路がアレなので彼の提案に乗っては指針転換をよく行っている。大体は城乃内が初瀬に何かを提案して、彼がその提案をすぐに鵜呑みにして実行する。
 城乃内からは「初瀬ちゃん」と呼ばれており、この呼称はファンの間でも定着している。一緒にアルバイトをしていたこともあった。もっとも、城乃内は友人を装いつつ彼を利用しているだけだが、彼の方は全く気付いていない。
 だが、初瀬は初瀬なりに城乃内のことを信頼していた。城乃内も決別した後に初瀬の事を懐かしんだり、行方不明となった彼の身を案じて訪ね人の張り紙をするなど、利用していたことを気にかけ、後悔していた。

 退場
 初瀬を演じた白又氏のブログによると、クランクインの段階から早期に退場することは伝えられていたとのこと。
 メインライターの虚淵からも「初瀬ちゃんはまどマギのマミさんのようにターニングポイントとなるキャラだから!」とも言われたそうである。虚淵は初瀬の死を本来意図していたシリアス路線へ移行するための起点と位置づけている。
 白又氏曰く「初瀬ちゃんは死んでしまいましたが、、、どうか皆さんの心の中で生きていてほしいです!ので、、、たまにでいいので「あ、あんなやついたな~」って思い出してくれるとすごく嬉しいです。」

 備考
 氏は一連の退場を「初瀬る」という「マミる」とかけた言葉を浸透させたいなーとも語っている。なおまったく流行ってない模様。初瀬が退場した日のブログでは初瀬に対する思い入れも語っていた。
 同日の更新として、テレビ朝日公式サイトの『佐野岳のToday』では「ぼくの仲間を紹介します!「白又敦」編」がアップされ、東映公式サイトの15話のあらすじページには卒業インタビューや城之内役の松田凌氏から花束を受け取った写真等が掲載されている。

 偶然
 退場回の放送当日には偶然にも1時間半前に3人の黄金聖闘士、更に30分前にはトリンが立て続けに死亡。とどめの初瀬ちゃんでニチアサキッズタイムとその中のスーパーヒーロータイムを視聴していたよい子達を期せずして絶望のドン底に叩き落とした。
 30分後キュアダイヤモンドも最終決戦で退場…と思われたがこちらは生還した。翌週にはトリン殉職の真実が明かされ、それから約一か月後には黄金聖闘士3人の生存も判明した。

ヘキジャインベス
「あいつらの力が……なんで俺にはないんだ……俺に、もう一度、力を!!!」

 スペック

身長:241.0cm
体重:159.0kg
特色/力:半金属化した頑強な皮膚、右腕の巨大な鉤爪

 概要
 第13、14話に登場した中華風のインベス。ヘルヘイムの果実を食べた初瀬が変貌した姿。人間としての自我を失い暴れる。モチーフは中国の伝承上の生物である辟邪ユグドラシル・コーポレーションから「カテゴリーH」のコードネームで呼ばれている。
 平成ライダーで元人間の怪人という登場人物は珍しくないが、理性を完全に失った後にライダーに倒される登場人物は珍しく、これまでのコメディリリーフな立ち位置のキャラが迎えた壮絶な結末にショックを受けたファンは少なくない。

 活躍
 硬質化した厚い皮膚に覆われている。右腕の巨大な爪からの斬撃が得意。紘汰やチーム鎧武のラットらに襲いかかった。葛葉紘汰の説得が心に届いたのか一時は右腕を残し初瀬の姿に戻るも、自我は戻っておらず紘汰を攻撃して退ける。
 その後ドルーパーズに訪れリンゴを齧るも、体が既に地球の食物を受け付けず、リンゴを吐き出して怒りながら再びヘキジャインベスに変身。ラットに大怪我を負わせ、市民を襲い始める。

 備考
 ヘキジャインベスのスーツはビャッコインベスの流用。違いは頭部と背中のデザインのみで、それ以外のデザインはほぼそのまま。
 簡単にビャッコインベスに戻せる仕様になっている。後に判明した展開からすると、この流用は意図的なもので、ある人物の顛末への伏線だったようである。

仮面ライダー黒影・マツボックリアームズ
ソイヤッ! マツボックリアームズ 一撃!イン・ザ・シャドウ!

俺の名は、アーマードライダー黒影!! そしてコイツは、グリドンだ・・!

 スペック

身長:203cm
体重:102kg
パンチ力:6.0t
キック力:10.2t
ジャンプ力:ひと跳び26m
走力:100mを6.0秒

 概要
 初瀬亮二が戦極ドライバーにマツボックリロックシードを装填して変身したアーマードライダー。本編中では6号ライダーに当たる。初登場は第5話。
 左手に持ったロックシードを前に突き出し「変身」の掛け声と共に起動。右上、左上の順に腕を振りドライバーに装着、カッティングブレードをおろす。後に城之内が黒影トルーパーに変身した際には、このポーズをなぞった。

 外見
 モチーフは足軽もしくは忍者鎧武や斬月と同じく「和」の鎧。ただ、2人と比較するとかなり軽装。足軽や忍者のようなデザインになっている(頭部を保護するデコボコな「マツカサアーマー」等)。メインカラーは焦げ茶色。ライドウェアの色は黒。
 他の和風系ライダーと違い、羽根飾りや模様が無く、無双セイバーも装備されていない。また、眼の部分は鎧武の様に境目も無い完全なゴーグルアイである。
 黒影がマツボックリになった時の頭部は「マツカブト」と呼ばれる。額には鉱石の「ピノリシグナル」がある。「コームアイ」の色は黄色。顎の「ダクトクラッシャー」は、その名前の通り吸気口になっている。

 初変身の際に初瀬自身が決めた。もしもこの時初瀬が決めていなかったらガイムやバロンに因んで「アーマードライダー(仮面ライダー)・レイドワイルド」という名前になっていたかもしれない。
 初瀬は初変身直後の姿を確認していないので、ドライバーの変身音声だけで命名した事になる。この名前には誇りと愛着があるらしく、気合が入ってる時はビシッと挨拶をかます。

 ランク
 ロックシードのナンバーはL.S.-01、開錠スイッチは押し込み式。マツボックリは変身可能な中では最も低ランクのロックシード(Cランク)。
 最初は戒斗から提供された物を使用したが、鎧武に敗れたペナルティで奪われたので別個体をシドから購入した。他のロックシードに比べ低価格な為、敗北のペナルティでロックシードを没収されても再購入しやすいという利点がある。
 ただし、ロックシード自体が元々高価な代物であり、シドに足元を見られるとマツボックリアームズしか購入できない事態に陥る可能性もあった。初瀬自身も不満を抱いていた。

 戦闘能力
 自身の体を使うアーマードライダーの戦いは性に合ってるらしく、かなり生き生きと戦っている。変身前と打って変わって城乃内の変身したグリドンを振り回している。
 変身音声にもある通りにアーマーの耐久力を犠牲にスピードに特化しており、奇襲や素早い動きで敵を翻弄する戦法が得意。バロンを後ろから攻撃したり、グリドンを盾に敵に近づくなど騙し討ち、闇討ちの類が多い。しかし弱い。

 集団戦
 初瀬の経験不足やランクの低いロックシードの宿命ゆえか、ややパワー不足気味。軽装故の機動力と、長槍「影松」のリーチを活かして戦う。武器の性質上単純な1対1は苦手なため、グリドンと共闘していた。
 パワーと防御力はあるが鈍重でリーチの短いなグリドンと、スピードとリーチはあるが防御力がなくパワー不足な黒影は互いの弱点を補い合えるベストな組み合わせなのだが、劇中ではイマイチお互いの利点を発揮できていない。

 戦績
 初戦ではグリドンとのタッグでバロンを撃破。しかし、同じ軽快なスピードが持ち味の鎧武イチゴアームズには終始圧倒され、必殺技の打ち合いでは一方的に競り負けている。
 第7話ではグリドンとタッグを組んでブラーボと戦おうとしていたが、グリドンが早々に離脱したために一方的に倒される。
 一方、クラスCのマツボックリなのにも関わらず、最強であった斬月にも他のライダーと比べるとそこそこ食い下がれていた。初瀬の戦闘センス自体は決して低くないのでは?との意見も多い。

 戦極ドライバー
 本作の仮面ライダーが変身に使用するベルト。戦極凌馬が開発した。変身する際の待機音はホラ貝。シドから購入した。初期型で帯の色はイエロー。
 初めて装着した際にはバックル左側のプレート「ライダーインジケータ」に黒影の横顔が描かれる。使用者認証機能により最初に装着した者しか使うことができない
 変身中にブレードを再び倒すことで、倒す回数に応じて(1回)「スカッシュ」(2回)「オーレ」(3回)「スパーキング」の3段階の必殺技が発動する。

変身
 バックル中央の格納ベイ『ドライブベイ』にロックシードをセット。パワーの放出に耐えるだけの強度を持つ。ロックシードと戦極ドライバーの間でエネルギーのやり取りを行う接続用コネクター。
 アーム部『ロックオンアーム』でロックシードを固定。力を解放する際に、パワーの暴走を防ぐ。ブレード状のスイッチ『カッティングブレード』を降ろすことで、セットしたロックシードがオープン。力を解放して効果を発揮。変身が実行される。

ベルト部
 ベルト部『フォールディングバンド』でドライバーを保持。普段はドライバーのバックル部分に折り畳まれて収納されているが、装着者の体型に合わせて自動的に伸縮する。
 収納用ブロック『バンドシェルター』がバンドを格納。上部には装着を解除するための「リフトオフスイッチ」が設けられている。
 装着した人物の生体データ登録と認証を行うセンサーユニット『パーミッションユニット』は最初に装着した人物の生体情報が自動的に登録されるため、登録外の人物が装着しても変身出来ない。

本来の役割
 ヘルヘイムの環境下で人類が生き残るための生命維持装置。食すとインベスに変貌してしまう有害なヘルヘイムの果実をロックシードに変え、ドライバーにセットする事で栄養分を無害な形で取り込める。
 装着者がヘルヘイムの果実を手に取ると、果実のエネルギー量に応じたグレードのロックシードに自動的に組成変換する。これにより果実が入手できる環境においては、戦闘と並行して新たなロックシードを入手可能。
 だが実はゲネシスドライバーを開発する為のいわばプロトタイプであること、凌馬自身にとってヘルヘイムでの人類生存は建て前でしかなく、自身の開発したドライバーで人間を超えた存在を創り出すためのステップの一段階に過ぎなかった。

影松
 マツボックリアームズ専用装備である長槍型アームズウェポン。素早い突き技や長い柄を利用した回転攻撃を得意とする。先端のバヨウシンにより鋼鉄の壁を貫く威力を持つ。

 必殺技

影縫い突き

 カッティングブレードを倒す回数によって、以下のように技が変化する。

ソイヤッ! マツボックリ・スカッシュ!
 カッティングブレードを1回倒して発動。影松を構えて跳躍後、落下する勢いと共にマツボックリ状のエネルギーと共に敵を突き刺す。ヒットの瞬間"松かさ状の"衝撃波が広がる。

ソイヤッ! マツボックリ・スパーキング!
 カッティングブレードを3回倒して発動。大ジャンプし、鎧をマツボックリ型に変形させた後、空中からドリルのように高速旋回しつつ急降下突撃する。凄まじい猛攻で、斬月もメロンディフェンダーが無ければもしかしたら吹っ飛ばされていたかもしれない。

劇中の活躍

 序盤
 第4話でバロンのリーダー・駆紋戒斗からロックシードを譲与され、チームインヴィット共々バロンの傘下に入る。割と満足しているようだったが、城乃内に「俺達は所詮は駆紋戒斗に舐められてるだけじゃん?」と指摘されて憤慨。
 しかし、バロンの飼い犬に過ぎないという現実をインヴィットのリーダー・城乃内秀保に突きつけられた事で離反。第5話ではシドから戦極ドライバーを入手しバロン連合を抜ける。

 初変身
 第6話で仮面ライダー黒影に変身。グリドンと組んでの不意打ちで戒斗が変身したバロンを襲撃。チームバロンとは袂を分けた。しかしその直後、乱入してきた鎧武に敗北する。
 ロックシードを没収された。逆転のために城乃内から提案された特訓を行っている最中にマッチョなオカマの挑戦を受けるそれ以降は黒星が続く。

 ベルト破壊
 本人も自分が最弱のザコであるという自覚はあり、それを返上すべくヘルヘイムの森で行われる錠前狩りゲームに参加する。バロンに一蹴されても折れぬ闘志で戦う相手を求め森を彷徨い、初めて遭遇する斬月にも怯まず突撃。
 本拠地を大量のインベスに襲撃され、焦る斬月になおも追いすがるが、無残に切り刻まれたうえドライバーを(事故で)破壊されてしまい、沈黙。

 チーム分解
 ヘルヘルムの森から帰還した後、チームバロンにステージの所有権をかけてインベスゲームを挑まれ、変身しようとするがドライバーが壊れていたため変身できない。初級インベスを召喚して戦わせるも、仮面ライダーバロンに敗北。ステージとロックシードを奪われた。
 近くにいた城乃内に「何故手伝わなかったのか」と問い詰めるが、城乃内にとって彼は利用するための都合の良いかませ犬に過ぎなかった。
 虎視眈々とチームワイルドのステージを狙っていたと告げられる。城乃内から見限られる。メンバーもそんな初瀬に嫌気が差したのか彼の前から去る。

 意気消沈
 孤立した彼は再び力を得るべくシドからロックシードを入手しようとするも、シドは姿を消していた。ライダーの力を失った事や仲間から見放されたショックからか、周りの人間がインベスに見えたり、アーマードライダーの幻影を見る。
 あてもなく街をさまよううちに辿り着いたある工場では、インベスが鎧武・バロンに追い詰められていた。ヘルヘルムの森の植物と果物、そしてそれを食べたインベスが巨大化してパワーアップした瞬間を目撃する。

 最期
 力を求めるあまり、ヘルヘイムの果実を口にする。ヘキジャインベスに変貌した。暴れるのをやめてくれという紘汰の必死の呼びかけで一度は人間の姿に戻るが、そのまま逃走。
 「ドルーパーズ」に現れて再びインベスに変貌し、チーム鎧武のメンバー・ラットに重傷を負わせた。その後も次第にインベス化が進行。完全に人間の心を失う。
 街で暴れ回っていたところで再び鎧武と交戦、圧倒される。しかし紘汰は、初瀬であるインベスにトドメを刺せない。
 説得を試みるが、紘汰の必死の説得も虚しく、最期は新世代ライダーの一人であるシグルドによって始末された。ソニックアローによる必殺技を食らった。

 その後
 本作の仮面ライダーでは初の戦死者。彼の死については紘汰や戒斗、ユグドラシルの面々しか知らされておらず、彼等は他の人物に話していなかったため、一部からは行方不明として扱われている。
 初瀬のもとから消えたレイドワイルドの仲間たちも、最後まで初瀬失踪の真相を知ることはなかった。彼に連絡自体はしていたらしい。
 城乃内も彼の行方を信愛していた。しかしルヘイムの果実の効能について知っていた彼は薄々真相に気付いていたことが最終回で示された。

 『サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!』
 パラレルワールドを舞台にした劇場版及び、第37話では人間として存在。城乃内や凰蓮と和気藹々とうちとけた姿を見せている。単独での変身シーンも初披露。劇場版ではコウガネの策略により暴走。
 城乃内を襲った末に消滅してしまうが、決戦時に復活。チームシャルモン3人によるパスワークの際には、1番手を務めた。散々な扱いだった初代黒影が最終決戦で活躍した姿に感激した者たちは多いであろう。

 『グリドンVSブラーボ
 鎧武外伝の第3弾にて再登場城乃内は暴走したブラーボによりドングリロックシードを粉砕された。再度変身するためにシルフィーが攻撃のために生やした蔦からヘルヘイムの果実をもぎ取るも、その果実は変種であったためにロックシードに変わらない。
 暴れるブラーボを何としてでも止めるため、城乃内はヘルヘイムの果実を口にしようとする。その時、初瀬の幻影が彼の腕を掴んで止めた
 驚く城乃内に笑みを返した初瀬は、城乃内が握りしめていた果実に掌を翳し、果実を新しいロックシードに変化させ消えていった。
 言葉は一切なく、この初瀬の幻影が城乃内が見たただの幻なのか、魂となった本人なのかは不明だが、その行動は城乃内が新たなグリドンとなるきっかけを作った。

黒影トルーパー
ソイヤッ! マツボックリアームズ 一撃!イン・ザ・シャドウ!

 スペック

身長:203cm
体重:102kg
パンチ力:6t
キック力:10.2t
ジャンプ力:ひと跳び26m
走力:100mを6秒

 概要
 黒影の量産モデル。初登場は第12話の冒頭。ユグドラシルコーポレーションに所属する特殊部隊の調査研究員が量産型の戦極ドライバーにマツボックリロックシードをセットすることで変身する。
 新世代ライダー『斬月・真』の性能テストの際に仮想敵として相手も務めた。ロックビークル・チューリップホッパーに搭乗した際は、忍者のように「ニンッ!」と叫んでいた。劇場版などではスイカアームズを纏う個体も確認できる。

 違い
 基本的な外見と使用アームズおよび基本性能はオリジナルの黒影と同じ。ただし下記の差異がある。
  • ロックシードの断面であるシードインジケーターが縁が茶色からになっている
  • ベルトの黄色い箇所であるフォールディングバンドがになっている
  • イニシャライズされないので黒影のライダーインジケータが無い
  • 全体のカラーリングも微妙に異なる(ライドウェアが黒からグレーになってる、アームズの色がこげ茶色から黒鉄色になってる、銀部分の色合いが違う)

 戦闘能力
 スペックそのものはオリジナルの黒影と同じで、武器の影松を用いての身軽な動きによる攻撃に加え、多人数での戦闘も行う。『質より量』の言葉の通り、個々の強さよりも集団の連携を重視する。黒い専用車両で現場まで移動し、集団で作戦活動を展開する。
 火炎放射器を装備しているタイプも存在する。沢芽市内に繁殖したヘルへイムの植物を焼却処分する。この火炎放射器は初級インベスを燃やしつくす性能を誇る。その他光学スモーク兵器を使用。

 戦績
 戦闘センスの差なのか総合的な戦闘力はオリジナルに及ばない。生身の紘汰や戒斗に容易く退けられた。二人を圧倒した湊にも敵わないと思われる。数の利を考慮すれば決して弱くはないのだが、初級インベスすら倒せない場合も多い。
 鎧武が本拠地であるユグドラシルに乗り込んだ際には怒りに燃えていたとはいえ、オレンジアームズ鎧武1人に複数人が容易く撃退された様子もある。

 元々インベスに逃げ回っていた研究員達が変身している、そのため、戦闘訓練などもろくに受けていない。そのため基本的に及び腰。
 一方で、貴虎の指揮下では初級インベスに押されながらも誰一人逃走せずに奮闘。優れた統制力で敵を圧倒した。第32話では倒すことに成功している。指揮能力によって士気が大きく変わる。研究員達が貴虎を強く信頼しているからとも取れる。

 役割
 ヘルヘイムの森内での調査活動において、斬月の『点』の強さでは同時多発的なアクシデントに対応しにくく、マシンガン等の通常装備ではインベスに抵抗できないため、安定供給可能な量産型アーマードライダーとして用意された。
 ダンデライナーチューリップホッパー、(本編では彼らが使用していたか曖昧なのだが)スイカアームズなどユグドラシルの装備であるそれらを潤沢に使用している。

 量産型戦極ドライバー
 『装着した状態で森の果実を収穫するとロックシードに変化させられる』という機能から、非ライダーの職員にも大量に配備されており、ロックシードも低クラスゆえに大量確保が容易。
 初瀬をはじめとしたモルモットのデータ取得も同時進行していたため、開発及び実用化の移行は比較的スムーズだったと思われる。
 トルーパーのドライバーにはイニシャライズ機能が無いので、誰でも使えるし必要に応じて複数間での使いまわしも可能。以前にはカッティングブレードが取り付けられていない非変身用のドライバーも確認されている。

 当初は貴虎の指揮下で様々な任務を的確に行ってきたが、貴虎排除後は戦極凌馬の指揮下となった。地球に出現したオーバーロードの捕獲作戦のためにマリカを筆頭に総動員で出撃。だがその圧倒的なパワーに手も足も出ずに部隊の大部分が半壊。
 多くの犠牲者を出す。「オーバーロードの捕獲」に酷使された。レデュエにタワーを占拠されると、デュークは一人でさっさとロケットで逃走。さらに大量のインベスを目の当たりにして、ついに全員が戦意喪失して逃走した。

 最終話
 貴虎曰く、ヘルヘイム消滅後、悪用されないように量産型ドライバーとロックシードは全て廃棄処分されたとのこと。だが、実は万一に備え一つだけ試作品が残されていた。
 突如現れた仮面ライダー邪武とイナゴ怪人に対抗すべく、かつて見捨ててしまった初瀬への贖罪の決意を固めた城之内が、それらを貴虎から譲り受け変身する事になる。ついに変身シーンも描写された。邪武と交戦し善戦するも、数と力の差は埋められず惜しくも敗退。

 MOVIE大戦フルスロットル
 機械生命体メガヘクスが造り出したアンドロイドとして2体が登場。書籍などでは『メカ黒影』と表記されている。仮面ライダー龍玄にあっさりと倒される。龍玄に回収されたドライバーが貴虎の手に渡ることになる。
 使用されているドライバーは量産型ドライバーではなく通常の戦極ドライバーをメガヘクスがコピーした物。厳密に言えば黒影トルーパーとは似て非なる存在である。
 余談だが、この『メカ黒影』は2chの「全ジャンル最年長キャラクター議論スレ」で「享年30秒」という驚異的な短さで「下から8位」という凄まじい順位を手にしている。

 本編終了後
 ユグドラシル勢の量産型ドライバーが廃棄されても、各種地下勢力に合流したユグドラシル残党によって量産型ドライバーは新造された。
 ロックシード採取のためヘルヘイムの植物が大麻の如く秘密裏に栽培されているプラントが依然存在している。
 TVシリーズ終了後を舞台にした『鎧武外伝 仮面ライダーナックル』や『小説 仮面ライダー鎧武』では幾度となく雑兵ポジションでアーマードライダー達の前に立ち塞がっている。
 それなりに荒事にも慣れていそうな変身者もいるが、対峙する相手が歴戦のアーマードライダーということもあってかやはり雑魚キャラ。
 無敵の鎧とも称され、一般人相手には脅威であることも示されてはいるのだが、アーマードライダー以外にも遠距離からの強力な狙撃とで撃退されている。

 HEROSAGA

 貴虎の指示のもと、自己犠牲すら厭わない戦いっぷりを見せた。スイカアームズの恩恵もあって、巨大なカイジンたちと相打ちとなっており、戦果を挙げた。しかし最終的に自爆という形で挑んだために生存者はいない。
 しかし、生命を犠牲にした戦い方に、門矢士は(より正確にはそれを命じた貴虎を)非難し、火野映司は目の前で命が犠牲となる無力さからトラウマを呼び起こされた。

 備考
 スーツは計3着。そのため、CG等を使わない限りは画面に同時に出てくるのは3体までとなる。仮面ライダー黒影・真仮面ライダー鎧武・闇仮面ライダー龍玄・黄泉、のような派生ライダーの誕生にも流用という形で一役買っている。
 後に登場する始まりの男の鎧は黒影のリペイントであるため、1体は改造されたと思われる。そのためか、以降の映像作品では一度に登場するのは2体までになっている。

 グリドントルーパー?
 ホビー雑誌「宇宙船」の当時の記事によれば、量産化ライダーのベースになるのは本来グリドンだったらしい。
 しかし、グリドンのスーツはコストと時間的に複数着製作するには不向きとの判断から急遽(グリドンに比べればではあるが)簡易な作りの黒影に変更されたという。
 玩具において主に黒影トルーパーのマシンとして活躍したダンデライナーが、グリドンとのセットになっていたのはそういった背景が影響していると推測される。

 仮面ライダー図鑑
 外見も変身方法も黒影とほぼ同じはずだが黒影トルーパー、メカ黒影共に仮面ライダーじゃないの括りに分類されている。初瀬の黒影はちゃんと仮面ライダーなのでご安心を。
 なお同じくメガヘクスがコピーした仮面ライダーバロンや仮面ライダーデュークドラゴンエナジーアームズは仮面ライダー扱いである。

ペコ
「僕…踊りたいです…!僕、踊りたいから一番のチームに入ったんです!!」

 概要

 『仮面ライダー鎧武』の登場人物。仮面ライダー黒影・真の変身者。ビートライダーズの一つ、駆紋戒斗率いるチームバロンのメンバー。演じたのは百瀬朔。
 ダンスにかける情熱は人一倍。チームバロンに所属する理由は「一番のチームで踊りたい」ため。劇中でもチームバロンの活動拠点でザックと2人でダンスの練習に励んでいた。
 明るいムードメーカー。ダンスの切れはいいが、小柄なこともあって、戒斗やザックにくっついて回る腰巾着の小悪党のように見える。

 描写
 インベスゲームの際はザックと示し合わせて、ひそかに対戦相手のロックシードをパチンコで狙ってはじき落とし、制御不能にさせるような汚い手でチームの勝利に貢献してきた。チームに対しての忠誠心による行動だった。
 卑怯なやり方を嫌う戒斗の知らぬところでの独断行動だったため、発覚した時には「俺に恥をかかせる気か!」と叱責された。ペコは素直に反省し、以後は不正行為を止めた。かつてのシュラのように追放処分にすることなくチームに留まることを許した。
 ブラーボとの戦闘の巻き添えでペコが負傷した時には、ブラーボに背を向けて戦闘放棄してまでも彼の治療を優先させており、大事な仲間だと思っているようである。

 劇中の動向

合同ダンスイベント
 第18話にて「本気でダンスをしたい」という意思を内に秘めていたことが発覚。合同ダンスが企画された際はリーダーの戒斗が不参加を決め込む中、少々怯えながらも踊りたいという意思を見せ、ビートライダーズの和解のきっかけをつくっている。
 その後は他のチームをないがしろにする様な行動は一切しなくなり、チャッキーと共に紘汰達アーマードライダーの支援を行う等、陰ながら彼らを支えた。
 ザックがリーダーを引き継いでからは彼をサポート。第20話ではパチンコと挑発で初級インベスの気を逸らし、ナックルの勝利に貢献した。

オーバーロード編
 物語中盤にてオーバーロードインベスが沢芽市に侵攻して街が大混乱状態に陥る。ビートライダーズの1人として住民の避難誘導等の任務に積極的に参加した。
 第38話では舞と買い出しから戻る途中で現れたミッチクズ呼ばわりされた上にシンムグルンに一方的に襲われ、重傷を負わされた。
 第42話では黄金の果実を体内に融合されられた舞を病院へ連れて行く。経過を待っていたチャッキーと共に戦極凌馬に監禁されたが、窓から脱出する事に成功した。
 第44話では戒斗の元へチャッキーと向かおうとしていた際にミッチとの戦いで深手を負った紘汰を見つけてガレージへ運んだ。第42~44話ではチーム鎧武のパーカーを着て行動している。

終盤
 第45話ではロード・バロンとなった戒斗と共に人類を裏切ったとされたザックから秘密裏に、戒斗への対抗策が描かれた手紙を受け取り凰蓮・ピエール・アルフォンゾに届けた。
 同話終盤では他の沢芽市住民と共に自衛隊に救出される。この際、単独で危険な任務に就いたザックの身を案じて帰りを待ち続け、脱出を急かす自衛隊員に最後まで食い下がった。
 最終話では他のビートライダーズと共に踊っていたが、他のメンバーと違ってミッチの事を素直に受け入れられず悪態をつく。「簡単には割り切れないだろ」と許したい気持ちと許せない気持ちで葛藤していたところを、仲間たちに咎められた。

外伝作品
 夏の劇場版である『サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!ではゲネシスドライバーとマツボックリエナジーロックシードで仮面ライダー黒影・真へ変身した。
 これによってチームバロンのメインメンバー3人全員が変身を遂げた本作の外伝作品である鎧武外伝には第1・2弾双方に登場。第2弾では彼の実の姉であるアザミが登場する。

『Vシネナックル』
 ザックが本格的なダンサーを目指して渡米している間に新たなチーム「ネオ・バロン」が台頭。ザック不在の間、チームバロンを任されていたペコは、バロンの名で悪事を働く彼らの拠点に一人で乗り込んだ結果、その一員として取り込まれてしまう。
 ザックの拳で目を覚ましたペコは、シュラとの対決に臨むザックを助けるために奔走。戒斗が遺したゲネシスドライバーからゲネシスコアユニットを手に入れることに成功し、窮地のザックに逆転のチャンスをもたらした。

仮面ライダー黒影・真
リキッド! マツボックリエナジーアームズ ソイヤッ! ヨイショッ! ワッショーイ!!

「俺も、戒斗さんの力になりたい!!」

 スペック

身長:203cm
体重:102kg
パンチ力:10.1t
キック力:14.2t
ジャンプ力:ひと跳び25m
走力:100mを6秒

 概要
 チームバロンのペコがゲネシスドライバーにマツボックリエナジーロックシードを装填して変身する次世代型アーマードライダー。ロックシードのシリアルナンバーはE.L.S.-05。クラスはS。初登場は『サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!』。
 変身時の音声は『ソーダ!』の部分が『リキッド!』に変わっており、その後は掛け声の混じった三味線風のメロディが流れるなど新世代ライダーの中でもやや異質な物。

 外見
 黒影の名を冠しているが、斬月・真とバロン レモンエナジーアームズと同様にドライバー・ロックシードは別の物を使用しているため、上記2つとは全く別物。しかし、ゲネシスドライバーで変身していることを除けば姿や形状は上記2つとほぼ変わらない。
 かなり分かりにくいが、他の新世代ライダー達と同じようにマスクの果実部分に気泡が入っている(劇場版のEDではマスクがアップになるので分かりやすい)。

 戦闘能力
 スペックは他の新世代ライダーには及ばないものの、Aランクのロックシードで変身したアーマードライダー達と同程度の高い戦闘力を持つ。
 次世代型ではあるがソニックアローは使わず、三叉の槍「影松・真」を使用するリーチ・素早い身のこなしを活かした棒術戦を得意とする。劇中では必殺技は披露されていない。ガンバライジングでは黒影と同じ技が設定された。

 活躍
 オールライダーカップの後、ペコが物語の黒幕に『邪悪の種』を植え付けられた事で「強さを手に入れ戒斗に認められたい」という感情が暴走。チームバロンのNO.2であるザックに嫉妬心を向け、彼をチームバロンのアジトで襲撃する。
 仲間であるペコに攻撃出来ず変身を躊躇するザックを追い詰めるも、駆けつけたバロンの攻撃にはほとんど何も出来ずにあっさりとやられる。それでも何とか反撃しようと立ち上がるも、『邪悪の種』にエネルギーを吸い取られて消滅する。
 終盤にて仮面ライダーマルスの炎の馬が撃破されたことで、他の取り込まれたアーマードライダー共々復活を果たす。仮面ライダーナックルとの連携でボール状に変化したのパスを繋ぎ、鎧武がマルスを撃破するのに貢献した。

ゲネシスドライバー
 戦極ドライバーの運用試験から得たアーマードライダー達の戦闘データに基づき、ユグドラシル・コーポレーション戦極凌馬が完成させた新型ベルト。ベースカラーは赤。モチーフは恐らく果物ジューサー。入手経緯は不明。

変身
 エナジーロックシードをバックルの中央部「ゲネシスコア」にセットし、右部のグリップ「シーボルコンプレッサー」で絞ることでロックシードのエネルギーを開放。
 抽出された液状のエネルギーがストロー状のバスキュラーダストを通り、バックル下部のシリンダー「コンセントレイトポッド」内に溶液が溜まり変身が完了する。変身後再びレバーを押し込むと「○○スカッシュ」、2回押し込むと「○○スパーキング」が発動する。

性能
 従来のアーマードライダーを大きく上回る戦闘能力を発揮できる。使用者の危険度は戦極ドライバーの2倍。だが劇中で変身者が負担などに苦しめられる描写はなかった。
 ドライバー自体の堅牢性も向上。同じ新世代型アーマードライダーの集中攻撃を受けても傷一つつかない初期型の戦極ドライバーと違いイニシャライズ機能はない。ベルトとエナジーロックシードを入手すれば本来の所有者以外の人物も変身が可能。

影松・真
 マツボックリエナジーアームズ専用装備である長槍型アームズウェポン。影松の強化型だが、刃の形状が異なっており、通常の影松の石突部分に三又の刃が装備された形状。
 より攻撃的なデザインをしている。刺突攻撃を繰り出す。TVシリーズでは極アームズが召喚した武器として先に登場しており、影松と同時に使用する事があった。

ゲーム作品

 ガンバライジング

黒影
 3弾から参戦。RとCPで登場し、いずれも元相棒であるグリドンと組んだときに発動するバーストアビリティを持つ。4弾では他より遅れてSRに昇格し、また新たにCPを手に入れた(この4弾CPではドングリアームズクルミアームズにチェンジできる)。
 アビリティは初瀬ちゃんのイメージに反し、サポートとして優秀なものが多い。劇中では不遇な黒影とグリドンのタッグも、ゲームでは中々の強敵になる。
 4弾CPのカードは仲間のステータスを犠牲にして自分のステータスをアップする。又、劇中の必殺技持ち。6弾のCPではブレイドアームズで登場した。

黒影トルーパー
 3弾からCPU限定で参戦。主に斬月(斬月・真)やゲネシス勢(バロン・レモンエナジーや黒影・真は除く)と共に2人で登場している。
 ナイスドライブ2弾ではRのみだが、鎧武の最終回で城乃内が変身した黒影トルーパーが「黒影トルーパー(城乃内)」として新規ボイスで参戦。
 黒影と組む事で、「黒き相棒!」のボーナスが発生する。更に黒影と黒影・真で同時に組ませれば「黒き影!!」のボーナスが発動。
 2020年8月には「仮面ライダーバトル ガンバライジング バーストライズチョコウエハース04」付属のプロモーションカードとして通常の「黒影トルーパー」が放送から6年越しでまさかのカード化が行われた。

黒影・真
 6弾で鎧武・闇、マルスと同時参戦。SRはパッションタイプで表面のアビリティはバロンの援護をし、裏面で相手のボウギョを-800も下げる。
 もう1枚はテクニカルタイプ限定で基礎強化してくれる。またバロンナックルと組み合わせる事で「チームバロンは永遠に!」のボーナスが発生する。

 バトライド・ウォー創生
 黒影トルーパーが敵戦闘員として登場。槍と火炎放射器による攻撃を行う。ガトリング砲とスタンプ攻撃を行うチューリップホッパーや、耐久力の高いスイカアームズに搭乗した者も存在する。

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 以上です。これで紹介を終えます。

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