今回解説する仮面ライダーはナックルです。
「俺には守るものがある! 犠牲を超えて、戦う価値がある!!」
【BGM・閲覧のお供に是非】
目次
- ザック
- 概要
- 序盤の性格
- 中盤以降
- 戦闘力
- 戒斗との関係
- バナナ
- 中の人
- 余談
- 仮面ライダーナックル
- 概要
- 外見
- ☆装備
- ★ロックシード
- ★戦極ドライバー
- ★ゲネシスコア
- 余談
- アームズ一覧
- クルミアームズ
- スペック
- 外見
- 概要
- クルミボンバー
- 戦闘スタイル
- 活躍
- 必殺技
- スイカアームズ
- 概要
- スイカグローブ(名称不明)
- 活躍
- ジンバーマロンアームズ
- 概要
- 外見
- 戦闘能力
- マロンボンバー
- 必殺技(いずれも名称は不明)
- 余談
- クルミアームズ
- 劇中の活躍
- 序盤
- 合同ダンスイベント
- 初変身
- 街の防衛
- オーバーロード編
- 裏切り
- バロンVSナックル
- 後日談
- コウガネの襲来
- Vシネナックル以降
【初変身シーン】
ザック
『仮面ライダー鎧武』の登場人物。仮面ライダーナックルの変身者。ザックというのは渾名で本名は不明。演者は松田岳。
概要
沢芽市内ビートライダーズでトップクラスの強豪、チームバロンのナンバー2にして、リーダー・駆紋戒斗の右腕を務める青年。ダンスの技量も非常に優れている。
下記のバナナ発言を除けば、アーマードライダーになる前の第3話~第17話では目立った活躍は無く、出番があっても他のチームを嘲笑う場面がほとんど。己の信念から他の勢力を潰す事に余念が無い戒斗には従順だが、戒斗と異なり卑怯な手段も厭わない。
序盤の性格
かつては喧嘩に明け暮れていたが、アザミとの出会いをきっかけにダンスという夢を抱くようになった。ペコ、アザミ、シュラと組んでいたダンスチームが駆紋戒斗に乗っ取られてからは、彼を支えるサブリーダーとして行動していた。
戒斗の掲げる弱肉強食主義に全面的に賛同。他のチームに対して常に挑発的、高圧的に振る舞う嫌な奴。ダンス勝負よりもインベスゲームによる勝利を重視し勢力拡大している。
中盤以降
ビートライダーズがチームの垣根を越えて絆を深めあった第18話以降は、熱血漢的な側面が強く表に出てきた。戦う理由に様々な思惑を持つ他のアーマードライダーと違い、シンプルに「街の平和や人々を守る」ために戦っている。
作中では一番正統派のヒーローらしい性格と言える。後の描写からしても、元々温和だった性格が場所取りの過激化によって歪んでいったのだと思われる。
戦闘力
ライダーとしてランクに見合わない活躍を見せる。生身での戦闘力も高い。ロックシードを悪用して強盗を働いていたチンピラを、紘汰と光実と共に叩きのめした。第46話ではかつて紘汰と戒斗を一蹴した湊に対しても互角に奮戦していた。
インベスの操作は不得意で、戒斗のように複数召喚は一度も行わない。第1話のインベスゲームでは、Dクラスのヒマワリ相手にCクラスのマツボックリを使いつつも劣勢だった。
戒斗との関係
呼び捨てで呼び合うい、対等な口調で話す仲。彼の戦略が振るわなかった時には臆せず正面から不満をぶつけていた。
脱退後も彼のことを変わらず仲間として大切に見ているが、彼が誤った道に進もうとした場合、苦言を呈したり、場合によっては刃を向ける覚悟も見せている。
鎧武外伝『ナックル編』によると戒斗との付き合い自体はペコを始めとした、他のメンバーとあまり変わらない。戒斗のことを一度「アンタ」と言っているので、もしかしたら少しだけ年下かもしれない。
チーム鎧武との交流
第18話以降はチーム鎧武のメンバー達との仲が良くなった。チーム鎧武のガレージに普通に出入りするようなる。
光実のことをチーム鎧武のメンバー達と同様に「ミッチ」と呼びだす。1話の頃と比べたら最早別人にしか見えないくらいの好青年な良き兄貴分的存在となる。ミッチと一緒にダブルライダーキックを放ったこともある。
え!?バナナ!?バナ、バナナ!?
第3話の駆紋戒斗が仮面ライダーバロンに初変身するシーンでバナナアームズを頭に被ったままの状態で歩くという実にシュールな場面が見られた。
それを見て「バナナ!?」と3回も叫んでしまい、戒斗に「バロンだ!」と突っ込まれている。変身前のザックのほぼ唯一の見せ場。
備考
中学時代の松田氏のダンスの亡き恩師の講師の先生が「くるみ」と言う名前であり、奇しくもかつての先生の名を持つ「くるみ」の仮面ライダーとなることには松田氏も感動したとのことである。
本名は「ザキヤマ」ではないかという説があるが公式発表はされてない。仮面ライダーナックルの変身者は新キャラを登場させる案もあったが、脚本を担当した虚淵玄がザックを気に入っていることから選ばれた。
仮面ライダーナックル
「今ここは鎧武だけのステージじゃない…! お前たちだけに戦わせない!!」
概要
ザックが変身するアーマードライダー。TV本編では最終回にのみ登場した邪武を除くと、最後に登場したアーマードライダーである。初登場は第18話。
黒影・グリドンに続く3人目の木の実組。名前は英語の『ゲンコツ』(Knuckle)から。『ナッ』ツの『クル』ミと掛けてのダブルミーニングかもしれない。
外見
仮面や甲冑は黒影とグリドンの中間的なデザインをしており、アームズはグリドン同様古代の鎧がモチーフだが軽装で身軽・黒影よりは守りが堅い。ライドウェアの色は黒で黒影と同様のもの。音声はブラーボ等と同じくロックのようなエレキギター調。
赤く輝く鉱石の「ナックシグナル」が目を引く。「ナックアイ」は、よく見ると複眼になっている。特徴的な形状の顎は、鎧武や斬月と同様に「ウォークラッシャー」と呼ばれる。
装備
量産型戦極ドライバー
黒影トルーパー仕様の量産型戦極ドライバー。戦極凌馬が開発した。変身する際の待機音はブラーボ・武神鎧武と同じエレキギターによる「ロック風」。帯の色はシルバー。
ライダーインジケータが無い。イニシャライズ不要なのでザック専用というわけでもなく、錠前とドライバーさえ揃っていれば誰でもナックルに変身可能。
戒斗がユグドラシル社から脱走する際に盗み出してきたもの。彼がチームバロンを去る際に『餞別』として新リーダー・ザックへと手渡された。
変身
バックル中央の格納ベイ『ドライブベイ』にロックシードをセット。パワーの放出に耐えるだけの強度を持つ。ロックシードと戦極ドライバーの間でエネルギーのやり取りを行う接続用コネクター。
アーム部『ロックオンアーム』でロックシードを固定。力を解放する際に、パワーの暴走を防ぐ。ブレード状のスイッチ『カッティングブレード』を降ろすことで、セットしたロックシードがオープン。力を解放して効果を発揮。変身が実行される。
性能
ベルト部『フォールディングバンド』でドライバーを保持。普段はドライバーのバックル部分に折り畳まれて収納されているが、装着者の体型に合わせて自動的に伸縮する。
収納用ブロック『バンドシェルター』がバンドを格納。上部には装着を解除するための「リフトオフスイッチ」が設けられている。
変身中にブレードを再び倒すことで、倒す回数に応じて(1回)「スカッシュ」(2回)「オーレ」(3回)「スパーキング」の3段階の必殺技が発動する。
本来の役割
ヘルヘイムの環境下で人類が生き残るための生命維持装置。食すとインベスに変貌してしまう有害なヘルヘイムの果実をロックシードに変え、ドライバーにセットする事で栄養分を無害な形で取り込める。
装着者がヘルヘイムの果実を手に取ると、果実のエネルギー量に応じたグレードのロックシードに自動的に組成変換する。これにより果実が入手できる環境においては、戦闘と並行して新たなロックシードを入手可能。
ビートライダーズを利用した戦極ドライバーの運用試験、量産化に向けたコストダウンを経て作られた完成品。だが、当初の試算どおり生産台数は10億台が限界とされており、残りの人類60億人を見捨てるという方針は変わらなかった。
備考
2014年1月末に『仮面ライダーバトル ガンバライジング』の第3弾でナックルの情報が公開されたときには、本来は存在しないハズのライダーインジケータが描かれていた。
すぐに描かれていない絵に差し替えられた。放送終了後に発売された書籍には、デザイン画の中に作中では使われることのなかったナックルのプレートも掲載されていた。
このことから、当初は試作型ドライバーのようにイニシャライズされて登場する予定だったのかもしれない。DX玩具ではライダーインジケータがない黒い状態を「ブランクフェイスプレート」に差し替えて再現している。
アームズ一覧
クルミアームズ
クルゥゥミィィ! ロック・オン! クルゥゥミアームズ! ミスター・ナックルマン!!
「俺はチームバロンのリーダー、ザック!アーマードライダーナックルだ!」
スペック
身長:204cm
体重:107kg
パンチ力:8.1t
キック力:9.0t
ジャンプ力:ひと跳び26m
走力:100mを5.9秒
概要
戦極ドライバーにクルミロックシードを装填して変身する基本形態。ナックルマンとは英語で『操車員』の意味。
ドライバーにロックシードを装着後、右腕を右下に伸ばして左腕を曲げる。その後右腕を上に伸ばしカッティングブレードを下ろして変身する。
ロックシードのシリアルナンバーはL.S.-02。クラスはC+。これはマツボックリ(C)とドングリ(B)の中間。存在自体は序盤から確認されていた。
外見
装甲の色は山吹色。両肩の「クルミアーマー」や胸部の「クルミラング」を身につけた無骨なシルエット、そして警戒色の組み合わせは、工事用の重機を思わせる。
「ナックメット」の上部は、クルミの殻のようにデコボコしている。正面からは、「ナックメットアーマー」が頭部に輪のように被さって見える。
戦闘能力
量産型ドライバーでなおかつロックシードのランクが低いC+だが持ち前の素質の高さや冷静な判断力によりランクが上の上級インベスやアーマードライダーとも引けを取らないほどの実力を持つ。
両拳から繰り出す強烈な打撃を主体に戦うハードパンチャー。手持ちの武器を振るうことが主な攻撃手段であるアーマードライダーの中では異色の存在。
数字上のパンチ力は戦極ドライバーを使うアーマードライダー全8人中で5位だが、クルミボンバーの強化分は含まれていないと見るのが一般的。
見た目に反してジャンプ力と走力はシグルドや斬月・メロンアームズ以上。実は黒影と同じスピードタイプ。実際劇中でも素早いフットワークから強力なパンチを叩き込む。
活躍
初戦では幾多の初級インベスをパンチ数発で撃破。屈強なタフネスを誇るセイリュウインベスを、バロンの援護ありきとはいえ倒した。
セイリュウインベスは鎧武オレンジアームズとバロンバナナアームズさえその硬い皮膚に苦戦した強敵である。木の実組ライダーとしては異例の大金星。クラックからやってくる強力なインベスも苦戦しつつ勝利している。
Vシネマ第一弾では仮面ライダーブラーボと交戦。そこそこ食い下がった末にロックシードも奪われずに済んだ。バロンとのタッグとはいえオーバーロードクラスのインベスとも互角に渡り合うなど、徐々に実力を上げている。
クルミボンバー
クルミアームズ専用装備。ナックルグローブ型のアームズウェポン。装着者のパンチ力を何倍にも強化する。指の部分に当たる「グローブナックラー」は極めて硬い。腕を振り回すだけでハンマーのような強打を繰り出せる。相手の攻撃をガードする盾としても有用。
腕と一体化しているので戦闘中のアクシデントで取り落とすことはない。パンチのヒット時はクルミの殻が破砕するようなエフェクトが発生する。
性能
腕と武器の間には、手首にフィットしたパワー増幅装置の「ナックリング」が装着されている。手の甲には「ボンバーコア」と呼ばれる赤い制御コアがあり、クルミロックシードのエネルギーをパワーに変換する。
拳が『グー』で固定されているため精密な作業は難しそうだが必殺技発動に必要なベルト操作はしっかりこなせる。第34話ではグリドンへスイカロックシードを手渡ししていたが、握っていると言うより不自然に張り付いていた。
必殺技
クルミ弾(名称不明)
クルゥゥミ・スパーキンッ!
カッティングブレードを3回倒して発動。繰り出すパンチに合わせてクルミ状のエネルギー弾を二発放つ飛び道具。
クルミ突進(名称不明)
クルゥゥミ・オーレ!
カッティングブレードを2回倒して発動。クルミ状のエネルギーを殻のように纏ってから突撃。敵に飛び掛かってパンチする。バロンのスピアビクトリーのバナナに後ろからぶち当たることでセイリュウインベスの防御をも貫通した。
第25話・第26話では鎧武や龍玄それぞれの技と同時に発動。クルミ状のエネルギーを纏った後、回転して黄色い光弾を周囲に放った。
クルミキック(名称不明)
クルゥゥミ・スカッシュ!
カッティングブレードを1回倒して発動。ライダーキックの一種でクルミ型のエネルギーを纏った右足でジャンプキックする。第21話にて仮面ライダー龍玄のライダーキック「龍玄脚」と共に使用。ライダーダブルキックでインベスを撃破した。
スイカアームズ
ザック、これを使え!
スイカ! スイカアームズ 大玉・ビッグバン!
概要
戦極ドライバーにスイカロックシードを装填して変身した派生形態。第39話に登場。ロックシードのシリアルナンバーはL.S.-10。クラスはA。敵のスイカアームズらに苦戦するザックを見て、戒斗が手渡した。
ナックアイは赤色に変化。グリドンとは異なり、初見でヨロイモードに変形した。グリドンに続いて、木の実組ライダーでは2番目にアームズチェンジを行った。高い機動力を備えた大型の鎧を装着し、剛腕から繰り出すパンチで行く手を阻む敵を打ち砕く。
スイカグローブ(名称不明)
スイカアームズ専用の巨大なナックルグローブ型アームズウェポン。両腕にスイカ状の球体型エネルギーナックルを纏わせる。その性質上鎧武のスイカ双刃刀やバロンのスイカバーとは異なり、武器が実体化しない。
ボクシングスタイルで戦う。ユグドラシルタワーに通じる地下通路に配備されていた無人の迎撃システムである多数のチューリップホッパーや無人スイカアームズと交戦。大玉モードによる轢き逃げアタックや高威力の連続パンチで撃破・活路を開いた。
ジンバーマロンアームズ
「今ならわかる!あいつは俺や、ペコや、お前…弱い奴らの為に…世界を作り替えるために…強さを求めたんだ!! 戒斗…見ててくれ…! 変身!」
クルゥゥミィィ! マロンエナジー! ミックス! クルゥゥミアームズ! ミスター・ナックルマン!! ジンバーマロン!ハハァッ!
スペック
身長:204.5cm
体重:112kg
パンチ力:15.8t
キック力:20.9t
ジャンプ力:ひと跳び30m
走力:100mを4.8秒
概要
ゲネシスコアを装着した戦極ドライバーにクルミロックシードとマロンエナジーロックシードを装填して変身した強化形態。Vシネマ作品『鎧武外伝 仮面ライダーデューク/仮面ライダーナックル』の「ナックル」編に登場した。
陣羽織の形をした大型のアーマーを装備。鎧武以外のライダーでは初のジンバーアームズである。ロックシードのシリアルナンバーはE.L.S.-06。クラスはおそらくS。ナックル編にて諸事情で光実から渡された。
外見
基本色は茶色。頭部はクルミアームズと同形状だが、眉間に豊臣秀吉の兜の前立を思わせる日輪を模した額当てが追加された。
陣羽織状の重装甲「ジンバーラング」は鎧武と共通だが、「エナジーパネル」に栗の輪切りイラストが描かれている。左上のパネルにはナックルの紋章がある。
戦闘能力
クルミアームズの完全上位互換であり、ボクシングスタイルをより突き詰めたパワフルなスタイルで戦う。近接格闘戦を得意とし、素早いフットワークから痛烈なパンチを連続で叩き込む。鎧武とは異なりソニックアローは使用しない。
相手のガードを叩き潰す圧倒的なパワーと、相手の攻撃など物ともしない防御力を誇る。必殺技で遠距離にも対応可能等、隙がない。
マロンボンバー
クルミボンバーよりも一回り巨大な毬栗を模した手甲型アームズウェポン。表層には衝撃ダメージを集中させて破壊力を高める強固なトゲを無数に装備。
大振りの強打で相手のガードごと貫いて打ちのめし、相手を持ち上げてブン投げられる。
盾としても使え、ブラックバロンのバナスピアーの連撃を防ぎきった。
性能
スカッシュ技を使うと、手甲の外装がパージされ、一回り小型の栗の実型の紅い手甲アームズウェポンが現れる。拳のインパクトの瞬間、爆炎が発生する。俊敏な動きから繰り出す怒涛の拳のラッシュで相手を圧倒するスタイルに切り替わる。
完全に手を被うクルミボンバーと違い、盾のように取っ手が手甲の内側に備え付けられており、カッティングブレードは苦も無く指で弾ける。
ゲネシスコア
初期型アーマードライダーでエナジーロックシードを使用可能にする強化パーツ。ナックル編にてペコからザックへ託された。
元々戒斗のゲネシスドライバーのパーツの一つで、ドライバー自体は戦極凌馬の仕掛けたキルプロセスによって破壊されたものの、コア部分のみは無事だった。ザックにとっては単なる強化パーツではなく、戒斗の形見である一品。
必殺技(いずれも正式名称不明)
棘の射出
クルゥゥミ・スカッシュ! ジンバーマロン・スカッシュ!
カッティングブレードを1回倒して発動。空中に跳躍してからそのまま錐揉み回転。空中で回転して両手のマロンボンバーからイガグリの棘を周囲に雨霰に飛ばして攻撃。グローブの中に隠されている赤いボクシンググローブである真のマロンボンバーを露出させる。
炎の拳
クルゥゥミ・オーレ! ジンバーマロン・オーレ!
カッティングブレードを2回倒して発動。両手の真のマロンボンバーに強烈な炎を宿らせて跳躍。強烈な右ストレートを叩き込む。必殺技発動時には頭部にある日輪型の額当てが眩く輝く。
備考
プレミアムバンダイより限定発売されたDXマロンエナジーロックシード&ゲネシスコアユニットによって変身遊びが可能。
ザックと戒斗の台詞を多数収録しているほか、ゲネシスドライバーを使えばマロンエナジーアームズに変身できる。赤いグローブはその形状から仮面ライダーオーズのゴリバゴーンのリペイントと思われる。
劇中の活躍
序盤
変身前は影の薄い脇役でしかなかった。常にペコとセットで戒斗の脇に控えているだけで印象的な台詞にも乏しい。
第1・2話において陣地取りのインベスゲームに勝つ為、相手のロックシードを落とさせる事でインベスを暴走させるようメンバーのペコに指示を出していた。第2話にて戒斗からペコと一緒に卑怯な手段を咎められたあとは鳴り止んだ。
合同ダンスイベント
第18話ではチーム鎧武の舞や光実により、チーム間の抗争終了を宣言する合同ダンスイベントが提案された。しかし戒斗は他のチームからも疎まれており「バロンの戒斗とは踊れない」というのが総意だった。
戒斗はいつもの調子であり、ザックもイベント参加要請を突っ撥ねる。だがペコは踊り続けるため合同イベントに参加したいと主張した。
それを受けた戒斗は、15話のユグドラシル社脱走の際に奪った量産型の戦極ドライバーをザックに渡し、独りチームバロンから脱退した。
初変身
戒斗のチームバロン脱退により新たなチームリーダーになる。ビートライダーズ全チーム参加による抗争終了合同ダンスイベントが開かれる。それを妨害しようと乱入してきた凰蓮や、城之内の召喚したインベスに対抗する為に変身。
初変身ながら鎧武を息の合った連係でサポート。バロンの援護も借りつつ複数の初級インベス及びセイリュウインベスを撃破した。戒斗からは去り際「お前はもっと強くなる」と褒め称えられていた。
街の防衛
チーム鎧武と和解後は団欒や一緒にダンスの練習に向かう様子が描かれている。インベスの出現ペースが増加していく中、紘汰や戒斗らと共にインベスを掃討していた。
中盤~終盤にかけて紘汰の戦闘における唯一の味方であり、番組の清涼剤としても活躍し続けた。キカイダー編ではサブライダーで唯一変身して、紘汰と共闘している。
オーバーロード編ではかつていがみ合ってた凰蓮や城之内の3人で行動を共にする事が多くなる。熱血直情のザック、ムードメーカーの城之内、変人だけど頼れる年配者の凰蓮と、なかなかに王道なチームとなっている。
裏切り
第39話では駆紋戒斗、湊耀子と共に防衛システムと戦闘。スイカアームズを使いこなした。第44話では戒斗と湊の裏切りに困惑。
だがロード・バロンとなった戒斗を見て戒斗側につく。マリカとの連携でグリドンのドライバーを破壊し戦闘不能にした。その後ロード・バロンと鎧武との戦闘に乱入し、彼に退くように伝えた。
バロンVSナックル
戒斗を止めるために裏切ったふりをしていたことが45話にて判明。ペコを介し凰蓮に小型爆弾の作成を依頼した。その際、かつての仲間を裏切る事になる事を悔やんでいたが、凰蓮に「今のあんたは正義の味方よ」と励まされた。
その後戒斗を倒すべく作戦を実行するも湊に気づかれ、間一髪で戒斗は守られて作戦は失敗に終わる。
その後戒斗と交戦。スパーキングとスカッシュの打ち合いに敗北。ドライバーとロックシードを破壊され変身不能に陥りながらも、戒斗に自分の意思を伝え意識を失った。
後日談
第46話冒頭のナレーションで「ザックが散り…」と、あたかも戦死したように語られていた。演者に台本を渡された時には第45話で戦死すると聞かされていたらしい。
戦いの後は、戦闘での怪我は完治していないものの無事生存しており、ビートライダーズを見守っている。その際、影から見ていた光実に対し、ビートライダーズに戻らないかと声をかけている。7ヶ月後には、舞と戒斗に代わりビートライダーズのまとめ役になった模様。
コウガネの襲来
最終回では仮面ライダー邪武がイナゴ怪人と共に沢芽市に襲来。城乃内、貴虎、凰蓮らと共に生身で立ち向かったが、変身できないため一蹴された。
最後は始まりの男となった紘汰との再会や邪武との決戦を経て、笑顔を取り戻した光実を城乃内、凰蓮、貴虎と共に出迎えた。『movie大戦フルスロットル』では地球に一時帰還を果たした紘汰を仲間達と出迎えた。
『Vシネマ 仮面ライダーナックル』
本編の後日談。プロダンサーになるため渡米していたが、ペコの危機にあわせて帰国。アーマードライダーの力を保有している不良集団『ネオ・バロン』に立ち向かった。
戦極ドライバー・クルミロックシード・マロンエナジーロックシードを呉島光実から受け取り、再び変身。ブラックバロンと戦う。
これらの装備は『ネオ・バロン』を支援しアーマードライダーの力を与えているテロリスト集団にてユグドラシルの残党の集まりである『黒の菩提樹』に対抗すべく呉島兄弟が開発・生産した物と思われる。
その後
一番近くにいながら戒斗を理解できていたのかどうかは分からないままであったが、「ネオ・バロン」との闘いを経て、チームバロンのため、戒斗の誇りのため、そして自身の弱さを確かめるために闘い続けることを心に誓った。
『小説仮面ライダー鎧武』でも街の危機を救うため、光実達と活動。本編とは異なり、スイカを除けばジンバーアームズが味方側の常用最高戦力のため、主力として活躍した。
ガンバライジング
3弾にてSRとCPで参戦。クルミボンバーによるパワフルな攻撃は再現度は高く、アビリティはバロンと組ませた時に発動するものもあるが、オイウチ、ミガワリなど追加効果にも優れている。しかし木の実の中で唯一劇中の必殺技に恵まれなかった。
4弾CPなどではドングリアームズやマツボックリアームズにチェンジできる。6弾CPではクウガアームズを装着したナックルが登場。
必殺技は「マイティキックボンバー」なのだが、カードにはパンチを繰り出すナックルが描かれている。ただ、絵柄と必殺技演出が違うのはガンバライドの頃からよくあること。このカード、6弾最終ナンバーであり、鎧武弾最終ナンバーでもある。
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以上です。これで紹介を終えます。