目次
- イブキ
- 概要
- 性格
- 家族
- 過去
- 弟子
- 想い人
- 仮面ライダー威吹鬼
- スペック
- 概要
- 外見
- 装備
- 変身鬼笛・音笛
- 音撃管・烈風
- 音撃鳴・鳴風
- 音撃棒・山背風
- トロンボーン型音撃管
- 竜巻
- スペック
- 概要
- 活躍等
- 技
- 必殺技
- 備考
- 強化形態?
- 敵対
- 本編外の活躍
- 劇場版
- 小説版
- 描写
- 人物関係
- 仮面ライダーディケイド
- ゲーム作品
- ガンバライジング
- バトライド・ウォーシリーズ
【撃破シーン】
イブキ
『仮面ライダー響鬼』の登場人物。仮面ライダー威吹鬼の変身者。本名は和泉伊織(いずみ いおり)。演じたのは渋江譲二。
概要
人々を喰らう妖“魔化魍”たちと人知れず戦う“鬼”と呼ばれる音撃戦士の1人。「猛士」関東支部所属。吹奏楽器のような武器を用いた射撃戦を得意とする若き戦士。宗家出身ということもあって年齢の割に優秀。
奈良県出身。1986年3月15日生まれ。年齢はテレビ朝日公式サイトによると20歳。しかし、生年月日を元に計算すると(最終回を除いた)本編内の計算上の年齢は年齢は18歳→19歳。
性格
高貴な家柄だが、本人はそれを鼻にかける事なく誰にでも気さくに話し合って打ち解けられる心優しい人物。常にマイペースを崩さない。私生活では優柔不断な面があり、何かを決める必要が生じると「間違いがない」という理由から香須実に判断を委ねる。
ただし、ヒビキの知人である明日夢と初めて会った際は、彼をヒビキの知り合いというだけで、彼の弟子と思い込んだり少々天然ボケな一面を持っている。
“猛士”の総本山である吉野の里で、代々組織の中心を担ってきた家系である和泉宗家の三男。自分と同じく“鬼”として活躍していた2人の兄がいたが、次男は魔化魍との戦いで命を落としている。
父親はかつて導鬼(ミチビキ)という名の音撃戦士として活躍していた。現在は吉野の実質的なリーダーを務めている。現関東支部長の立花勢地郎は、父が鬼だった頃にサポーターとしてコンビを組んでいた。
“猛士”関東支部所属の天美あきらの師匠を務める。自身が高校生時代にあまり登校できなかった経験から、あきらにはなるべく高校に通って普通の高校生活も経験してほしいと考えていた。
当初は境遇の違いゆえ、あきらが心の奥底に秘めている悩みを理解できていなかった。そのことで弱音を吐いたり思い悩む等、師匠としてはまだまだ未熟な部分もあった。ただし、あきらは彼を師匠として誰よりも尊敬している。
物語が進むうちに彼女と自分の境遇の違いを受け入れ、次第に彼女の気持ちも理解しようとする師匠らしい一面も見せていく。
描写
必要を感じればベテランのヒビキにも臆せず意見し、弟子を取りたがらない彼に「弟子を育てるのも大事な仕事」と述べたこともある。
若さ故の人生経験の差はいかんともしがたく、あきらが鬼の道を進むべきか悩んだ際は彼女の心中が理解できずに悩んでいた。イブキは相談した香須実から「物事を上から見ている」と指摘される。
ザンキに相談した際は「師匠になる資格がなかった」と弱音を漏らし、拳で活を入れられた。しかし、イブキはこうした経験を自身を見つめ直す糧として自身の小ささを実感。
あきらには自分も悩んていることを率直に打ち明け、「鬼になるかならないか、決められるのは君だけだ」と自身で結論を出すよう促した。
幼馴染の立花香須実に好意を寄せている。長年姉のように接していた。ただ、香須実はイブキを弟のように感じているため、恋愛には発展していない。
魔化魍が無秩序に大発生する “オロチ現象”が発生した時は、それを鎮める役割を代々宗家の鬼が担ってきたことから、自身も犠牲になる事を承知の上でその役目を果たそうと決心する一方で、香須実にだけは「死にたくない」と本心を吐露する。
最終決戦
恐れを抱きながら逃げずに立ち向かう勇気を見せた。彼を案じたヒビキに半ば騙される形で清め役こそ譲ったが、儀式を行なう彼をトドロキとともに最後まで援護し続け、オロチ現象の沈静化に成功した。
最終回では、ヒビキが「彼のため」と明日夢を突き放したのち、トドロキと一緒に「このままでいいんですか?」とヒビキに問いかけて関係の修復を促し、ヒビキが明日夢の様子を見に行くきっかけになっている。
中の人
演者の渋江譲二氏は、過去に実写版『美少女戦士セーラームーン』で地場衛/タキシード仮面を演じている。その後、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』に先代リュウソウブルーことマスターブルー役で出演し話題になった。
また『響鬼』本放送終了後の2006年、立花日菜佳役だった神戸みゆき氏と共に『響鬼』前半で脚本を担当したきだつよし氏が制作した舞台『マジヨ』(主演:小林愛)にゲスト参加。舞台俳優でもあるきだ氏と共演している。
「さて、じゃぁ僕らは魔化魍退治に行ってきますんで、しばらくお待ち下さい」
スペック
身長:210cm
体重:140kg
腕力:500人力(5tを持ち上げられる)
パンチ力:15t
キック力:30t
ジャンプ力:ひと跳び80m
パンチ力:15t
キック力:30t
ジャンプ力:ひと跳び80m
走力:100mを2.5秒
概要
風の属性を持つ音撃戦士。「関東十一鬼」のひとりに数えられる。変身鬼笛・音笛が発する特殊な音波をキーにして、自身の肉体を変化させた姿。
顔面の隈取と腕の色は青で、体色は黒。頭部の角は金色が三本。袖がないダウンジャケット状の金管を模した金色の装飾を纏っている。管で覆われた黒い身体がガンマンを思わせる。
普段は知的で大人しい雰囲気のイブキだが、宗家の鬼としての自覚が強いのか、魔化魍退治に掛ける想いは真剣そのもの。乱れ童子やオオナマズの胃袋といったイレギュラーな存在に苦戦を強いられ、手傷を負わされながらも戦意を失うことなく雄々しく立ち向かった。
変身
取り出した鬼笛の角部を展開。吹口に息を吹きかけて甲高い音を鳴らし、特殊な音波を発生させる。それを顔の前にかざすと額に鬼の意匠が浮かび、勢いよく音笛を振ると同時に竜巻のような風が発生、イブキの全身を包み込む。
その中でイブキの肉体が徐々に変化していき、気合の一声とともに竜巻を手刀で縦に断ち切ると、変身が完了した仮面ライダー威吹鬼が顕現する。
変身中に発生する竜巻には、敵の攻撃から身を守るという効果があり、その風力は怪童子や妖姫をその中に巻き込めば、肉体を分解してしまうほどの威力を持つ。
烈風を使う遠距離戦が得意。持ち味となるスピードを活かした動きで敵とある程度距離を置き、遠距離から一方的に攻撃するスタイルが基本。、怪童子や妖姫程度であれば、烈風による弾丸の連射のみで倒すことも可能。
一方で手刀や蹴りもよく使用する。発生する魔化魍の特性上、夏には太鼓の鬼としても活動したりしている事から、決して接近戦が不得手という訳ではない。
装備
鬼の面のようなホイッスル型変身道具。角を出して吹くと、全身が青い竜巻で包まれる。額にかざして腕を一振りし竜巻を纏い、手刀で竜巻を切り裂き変身する。
特殊音波を用いてディスクアニマルの呼び出しや帰還を行うほか、本体下部にディスクアニマルを固定し、ディスクアニマルに録音された音声データを再生する機能も持つ。
威吹鬼が使用するトランペット型の銃。通常時の銃撃モードは圧縮空気弾を3発同時に発射出来る。上部のピストンバルブを操作する事で実弾(鬼石)も発射可能。
銃口の斜め下に装備されているマウスピースを本体後部に、鳴風を銃口にそれぞれ取り付けることで音撃モードに変形。必殺技を発動できる。
威吹鬼の音撃鳴。外見は青い縁取りに内側は金色となっている。普段はバックルに付けている。烈風の銃口に合体させて展開することで、トランペットのベル部分になる。
音撃棒・山背風
「夏の魔化魍」に使用する音撃棒。使用時は専用の音撃鼓もバックルに装備するが、音撃鼓の名称は不明。
必殺技を放つ際は、ベルトのバックルにセットにセットされた青い音撃鼓を外し、魔化魍の胴体にセット。巨大化した音撃鼓に向けて山背風を叩きつけ、増幅された音撃を叩き込む。
後に仮面ライダーディケイドで仮面ライダーディエンドの音撃棒に流用された。この他、テレビシリーズ終盤では響鬼の「烈火」を借り受けて戦ったこともある。
仮面ライダーディケイド客演時に使用。原典では登場したものの使用はされなかった。正式名称は不明。
スペック
全高:1090mm
全長:2510mm
全幅:940mm
最高時速:210km/h
ベース車種:ホンダ・シャドウ750CC
概要
イブキが移動手段として使用する専用バイク。ナンバーは奈良Cひ29-02。後部座席にはあきらを乗せて移動する。バイク好きなイブキ自身がカスタマイズした。
魔化魍退治以外の時は、竜巻とは別のバイク(ホンダ・シャドウ400cc・ホンダ・フォルツァ)に乗っている。
活躍等
車体後部上面には野営道具が、後部両側面には烈風(右側)・ディスクアニマル(左側)がそれぞれ積載されたサイドバッグが取り付けられている。
十之巻で響鬼が運転し、威吹鬼が後部座席に乗ってオトロシを攻撃した後に響鬼の運転ミスで資材置き場に激突し、中破したこともあった。
技
手の甲から4本の鋭い爪を出して相手を突き刺す。音撃管が使用出来ない時に使うことが多い。主に怪童子・妖姫への奇襲に使用する。
手刀や蹴りに真空刃を纏い、敵を切断する。スピーディーかつスマートな動きで敵を切り裂いていく。
必殺技
威吹鬼の必殺音撃。敵の体内に烈風で鬼石を撃ち込み、烈風に鳴風とマウスピースを装着。トランペット型の音撃モードへと移行させる。そして、マウスピースに当たる部分に息を吹き込み、標的に向けて清めの音を発する。
鬼石で音が増幅され、体内から敵を破壊する。イッタンモメンやウブメなど空中を自在に飛行する個体には太鼓や弦での対処が難しいため、貴重な対抗策として機能している。テレビシリーズ終盤では一時的に烈風を借り受け、響鬼が使用したこともある。
モチーフは西部劇のガンマン。これは響鬼の企画の一つに世界各地で妖怪ハンターが戦うヒーローがあった為。スーツアクターの押川善文氏は鬼の一人・勝鬼(ショウキ)役で顔出し出演している。
強化形態のない2号ライダーはカイザと威吹鬼のみ。前者は拡張性の低さ故に強化形態を貰えない設定だが、威吹鬼は強化形態になれない設定が全く存在していない。
響鬼のように猛特訓して風の力を高めれば、響鬼紅に相当する強化形態になれるのかもしれない。実際にファンの妄想パワーアップ形態なども存在する。
2号ライダーといえば何らかの理由で主役ライダーと裏切りやすれ違いなどで一度は戦う事がほとんどだが、威吹鬼は主役ライダーである響鬼と先輩後輩のような立ち位置の為、唯一主人公と対立しなかった。
威吹鬼だけではなく、轟鬼や斬鬼など本編に登場する鬼達も同様である。その為、クライマックスヒーローズなどのゲーム作品で響鬼と対決するときは「あくまで手合わせ」という扱いで戦うことになる。
本編外の活躍
戦国時代の頃に活躍していたイブキ。現代で活躍しているイブキと瓜二つの容姿かつて音撃戦士としての力を存分に発揮して戦を勝ち抜いてきた功績をたたえられ大名の地位を得る。城下町は繁栄しており、統治手腕も確かなようだ。
しかし、退屈な城での暮らしに飽きたという理由でその地位をかなぐり捨て、戦国時代最強と謳われる魔化魍・オロチの退治に協力する。
描写
真面目だが融通が利かず不器用だった現代とは性格が180°違っており、遊び人のような軽い性格。今の地位を捨てると宣言した時は家臣たちが城主が乱心したと思い慌てて止めようとしていた。
明日夢たちを案内して現れたカブキと再会すると、止めようとする家臣たちを峰打ちにして叩き伏せ、城を抜け出し一行に加わった。
トウキを加えて藤兵衛の村を脅かすオロチ擁する魔化魍の集団「血狂魔党」に挑むもオロチに敗退。しかし、カブキたちとともにリベンジを決意し、キラメキ、ニシキ、ハバタキ、トドロキを加えて藤兵衛の村に戻った。
決戦
カブキの策略で村人たちと対立した際は、激昂するトウキを制止。実は魔化魍側だったカブキの策略により仲違いを起こし、チームは解散。一度は村を離れた。
しかし、独り響鬼が戦い始めると、ほかの鬼たちともに駆けつける。襲い来る魔化魍忍郡を蹴散らし、血狂魔党が新たに雇った強豪魔化魍のヒトツミに「音撃射・疾風一閃」を浴びせるなど、勝利に貢献した。その後は再び殿様に戻って沢山の女性たちを侍らせていた。
小説版
本作では年のころ15、6歳の少年という設定。先代が早逝したことを受け、音撃戦士たちの総本山である吉野の里の若き頭目を務めている。
現代と同様に音撃戦士・威吹鬼として活躍。戦闘時には音撃笛という横笛型の武器を用いる。10歳のころには既に変身術を身に付け、八体ものヤマビコを秒殺した程の実力を誇る。
描写
作中の表現によれば義経に例えられる程の端正な容姿の持ち主。常に冷静沈着で泰然した態度で、鋭い洞察力も持ち合わせている。
名張のタツマキから幕府の要請で自分たちの力を貸すようにと受けた際も、一族が持つ力の恐ろしさを十分に熟知していた事から話を断る。鬼十絡みの事件の事件にも何か裏がある事を真っ先に感づいた。
人物関係
吉野の里を束ねる家柄出身という理由から、里の者たちからは尊敬と畏怖の念を抱かれていた。しかしヒビキは、頭目の息子だからといって特別扱いせずに分け隔てなく接してくれるため気に入っていた。サキと並んで里では煙たがれている彼の数少ない理解者にして友人の1人でもある。
ヒビキとサキの2人がお互い想い人である事も察していたようで、物語の終盤では様々なしがらみに縛られてなかなか進展しない2人の背中を押す行動を取っていた。
「響鬼の世界」に同名で登場。演者も同じだが別人。音撃道の流派の1つである“イブキ流”の若き師範を務める青年で、「IBUKI LESSON STUDIO 威吹鬼」という道場で女性向けの音撃戦士としての修行を執り行っている。
甘いマスクとルックスからなのか、彼の流派の弟子たちは全員が女性。一番弟子にアキラ(天鬼)がいる。彼の流派は顔立ちの良い若者が相応しいらしく、士を自分の流派に入る事を勧めていた。
自分の流派を音撃道の頂点に立たせようと考える野心家で、弦楽器を主体としているザンキ流と激しく対立しており、当初は音撃道を一つにまとめて魔化魍と戦おうとは微塵も考えていなかったが、ある出来事を切っ掛けにその考えを改める事となる。
ゲーム作品
バッチリカイガン6弾よりLR枠の一つで参戦。表アビリティは銃アイコンに止めた時にライジングパワーの増加とコウゲキとテクニカルゲージの強化。
バースト面は必殺とテクニカルゲージの超強化に加え、必殺発動時(敵味方問わず)にライジングパワーとカウンター発生率を強化させる。トリッキータイプなので不利時にはAPも強化できるのであらゆる局面での活躍が期待される。
初代より味方NPC、ボス、アシストキャラだったが「創生」よりプレイアブルキャラクターとして参戦。音撃管による射撃、旋風刃の格闘攻撃、ディスクアニマルの援護攻撃を駆使して戦う。風のエネルギーをチャージすることで、通常技、旋風刃が強化され、空中ダッシュが可能になる。
音撃管で鬼石を撃ち込むことで「鬼石カウンター」が溜まっていき、「音撃射・疾風一閃」の威力と範囲を強化することができる(原作と違い単体の敵に複数当てる必要はない)。
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以上です。これで紹介を終えます。
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