【師匠死亡!】仮面ライダー斬鬼 / ザンキ(財津原 蔵王丸)【カッコいいけど…?】

2022年1月13日木曜日

4号ライダー 仮面ライダー解説 仮面ライダー響鬼

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 今回解説する仮面ライダーは斬鬼です。
目次
  • ザンキ
    • 概要
    • 性格
    • 師匠
    • 返魂の術
    • 劇中の活躍
      • 引退
      • 復活
    • 備考
  • 仮面ライダー斬鬼
    • スペック
    • 概要
    • 外見
    • 装備
      • 変身鬼弦・音枷
      • 音撃弦・烈雷
      • 音撃震・雷轟
      • 音撃棒・落雷
      • 音撃真弦・烈斬
      • 音撃震・斬撤
    • 雷神
      • スペック
      • 概要
    • 必殺技
    • 備考
  • 仮面ライダーディケイド

ザンキ
 『仮面ライダー響鬼』の登場人物。仮面ライダー斬鬼の変身者。本名は財津原 蔵王丸(ざいつはら ざおうまる)。演じたのは松田賢二

 概要

 トドロキ師匠「猛士」の関東支部に所属。年齢32歳。三十六之巻のカルテによれば8月24日生まれ。生年は昭和47年(1972年)か昭和49年(1974年)。
 ヒビキと同世代のベテランでヒビキより1歳上。ヒビキからも敬意を払われている。鬼としての技量は一流。常に冷静沈着で思慮深い。

 性格
 厳しい容姿で寡黙な武人肌だが、本質的には優しく情に厚い。また「俺は数々の女性を鬼のように愛した」と言ったり、嬉々としてトドロキと日菜佳の仲を修復させようとした際にはトドロキを遠隔操作するなど、一風変わったお茶目なところも見せている。
 鬼とは自分と向き合い、打ち勝ち続ける一つの生き方であるという持論があり、鬼としての道を歩み出した轟鬼に自分流の道を模索するように諭している。

 師匠
 先代のザンキに師事。由緒ある名前と語られている「斬鬼」を継いだ。また、経緯は不明だがシュキも師匠の一人。
 シュキの弟子時代には既にザンキと呼ばれていたので、何らかの要因でシュキの元に移ったと思われる。そのシュキにノツゴを倒すための囮にされたことで胸に重傷を負った。

 過去
 シュキは両親を奪ったノツゴへの強い復讐心を糧にしている危うさに加え、「鬼が魔化魍を倒すために命を落とすのは当然」と考える非情な面があった。
 のちにノツゴと戦った際、鬼に変身したザンキが粘糸に絡め取られてしまうと、何としてもノツゴを倒そうと考えた朱鬼がザンキもろともノツゴを攻撃。
 結果、ザンキは重傷を負ったうえノツゴも取り逃し、この一件でシュキが鬼を辞めさせられてザンキは鬼として独り立ちすることになった。

 返魂の術
 生き返る術。生前に施しておく必要がある。本来は封印されていた。死体に無理矢理魂を留めている生ける屍の様な状態らしく、やがては徐々に意識を失い、最後は永遠の闇に落ちる。成仏転生もできなくなるとのこと。

 人物関係

トドロキ / 仮面ライダー轟鬼
 弟子に迎えたトドロキこと戸田山登巳蔵からは全幅の信頼を置かれている。2年間の修業で彼を戸田山変身体に変身できるまでに成長させた。ふたりの絆は非常に強く、関東支部長の立花勢地郎も「入り込めない」と評している。

イブキ / 仮面ライダー威吹鬼
 中盤以降、ともに行動する機会が増えた。彼の弟子である天美あきらが鬼の道について悩み始めた際は、「ザンキさんの経験があきらを救うきっかけになれば」という彼の判断で、一時的にあきらを預かることになる。
 あきらが鬼の道を見失い「師匠をする資格なんてなかったんです」と弱気になっていたイブキを殴り「お前はもう、師匠だろうが!」と一喝。あきらの師はイブキしかいないのだと再認識させ、彼が立ち直ってあきらと向き合うきっかけをつくった。

 備考
 彼が死亡した第四十四之巻では、全裸になってうつ伏せで砂浜に倒れた。特に尻が目立つアングルであったため、どシリアスなシーンでありながら今なおネタにされる。
 そして5代後の作品で、尻を晒した男が新たに誕生することになるこの尻の目立つカットがあまりに印象的だったためか、後年製作されたヒーロー映画『HE-LOW』でもこのシーンが盛大にパロられている

 スペック

身長:210cm
体重:161kg
腕力:不明
パンチ力:不明
キック力:不明
ジャンプ力:不明
走力:不明

 鬼となって魔化魍と直接戦う「関東十一鬼」のひとり。の属性を持つ音撃戦士変身鬼弦・音枷を使用して変身した姿。弦を専門としており、主に外皮の硬いバケガニやヤマアラシといった魔化魍退治を担当。
 斬鬼のコードネームは師匠である先代から受け継いでいる。歴戦で受けた膝の古傷を抱えており、それを理由に鬼を引退し弟子の轟鬼のサポートに回った。武器の構え方は弟子と異なり順手。

 復活
 外道に落ちたかつての師匠、シュキや大怪我を負い戦えなくなったトドロキの影響を受け、再び斬鬼変身。魔化魍と戦った。
 復活後は傷の残る右膝に、専用のディスクアニマルである黄金狼を強化外骨格として装着。保護すると同時に負担を減らすことが可能だったが、斬鬼がこの機能を使うことはなかった。

 轟鬼の色違い。顔面の隈取と腕の色は銅色。体色は濃い青緑。頭部の角は銅色が一本。黒い指板に金色の弦の胸当て状の装飾を纏っている。

 変身
 左手首に装着した音枷の鎖を引いて蓋を開き、内蔵されている弦を弾くことで、特殊な音波を発生させる。それを顔の前にかざすと額に鬼の意匠が浮かび、左拳を頭上に掲げると天から降り注ぐように落雷が発生。
 ザンキの全身を電撃が駆け巡る。それを気合の雄たけびとともに振り払うと、鬼の姿に変身した仮面ライダー斬鬼が顕現する。変身の際に発生する雷撃は周囲にも巻き散るため、これによって近くにいる敵にダメージを与えられる。

 装備

 リストバンド型変身道具。取り付けられている鎖を下に引くことで鬼の顔が付いたカバーが開いて小さな三本の弦が現れる。これを爪弾くことでザンキは落雷を浴び鬼に変わる。その雷は攻撃に転用することも可能。
 特殊音波を用いてディスクアニマルの呼び出しや帰還を行うほか、本体下部にディスクアニマルを固定し、ディスクアニマルに録音された音声データを再生する機能も持つ。

 「斬鬼」の名を継ぐ鬼が使用するエレキギター型の大剣。銀と緑のベースカラーで、切っ先とボディの間に赤い鬼石が埋め込まれている。
 通常時の剣撃モードはネック部分を持ち手、ボディ部分を刃として、重さと鋭さを兼ね備えた斬撃や刺突を放つことができ、怪童子や妖姫程度であれば一撃で粉砕可能。
 音撃震 雷轟と共に弟子の轟鬼に受け継がれた。斬鬼が使用していたころには弦の色が金だったが、轟鬼に受け継がれてからは赤の弦に張り替えられている。

音撃震・雷轟
 枕型の板に六本の赤い弦が張られた黒いボディに、緑の縁取りがなされている。烈雷のピックアップ部分に合体させることでボディの刃の部分が展開し、音撃モードとなる。そして必殺技を放つ。普段はバックルに装備されている。

 かつて夏の魔化魍に使用していた音撃棒。鬼石の色は緑。劇中では斬鬼は使用しなかったが、轟鬼が使用した。

 復帰した斬鬼が新たに使用する音撃武器。代々受け継がれてきた烈雷に対し、こちらは現代技術の粋を結集して開発が行われた最新鋭の音撃武器。
 烈雷とは鋸状の切っ先部分、黒と赤のベースカラー、切っ先とボディの間に埋め込まれている鬼石の色がそれぞれ異なる。
 ギターのネック部分を持ち手にして振るう「剣撃モード」では重さと鋭さを兼ね備えた斬撃を放て、怪童子や妖姫程度であれば一撃で粉砕可能。鋸状の切っ先部分には超振動機能が内蔵され、魔化魍の強固な外皮を破りやすい。

音撃震・斬撤
 烈斬用の音撃震。黒いボディに金の縁取りがなされており、中央は赤い三つ巴が施されている。弦の色は金。烈斬のボディの中央部分にセットすることで、サイド部が展開し、完全にギター型となった「音撃モード」へと移行させる。

スペック

全高:1790mm
全長:4300mm
全幅:1815mm
最高出力:160PS/5500rpm
総排気量:2354cc(K24A型水冷直列4気筒DOHC i-VTECエンジン)
最高時速:200km/h
ベース車種:ホンダ・エレメント

概要
 ヒビキの不知火と同じエレメントの色違い。市販の車両を猛士がチューンナップした四輪駆動車ボディカラーは上部がサテンシルバー・メタリック下部がガラパゴスグリーン・メタリック
 足場が悪い山道でも難無く走行可能。移動だけでなく、野営道具を運搬する役割も持っている。魔化魍退治の際に主に使用する。
 ドライバーはトドロキが務め、助手席にザンキが乗る。支給された際に手違いで赤色であったのを塗りなおしたため、車両内側部分に赤が残っている。ザンキに支給されたものであったが、ザンキが引退したことでトドロキに引き継がれた。

 技

 体内の雷の気を発現させて拳に雷の気を纏わせ繰り出す技。また足に雷を纏わせてキックする派生技もある。怪童子や妖姫程度であればこの一撃で粉砕する。

 必殺技

音撃斬
雷電激震
 音撃斬の形から音撃モードの烈雷の切っ先を魔化魍に突き刺す。その状態で雷轟を爪弾いてかき鳴らす。清めの音を直接流し込んで敵を内部から破裂させる。
 轟鬼のとは異なり、斬鬼は烈雷を一度弾くだけで清めの音を放つ。轟鬼と斬鬼は持ち方と必殺技を放つモーションも逆。

雷電斬震
 復帰後の斬鬼が新たに使用する音撃技。烈斬と斬撤を使用する。順手持ちの状態から烈斬を突き刺し、音撃斬の形にして斬撤をかき鳴らすことで清めの音を放つ。
 威力は「雷電激震」より強力。複数の標的に使用することができ、烈斬を一直線に存在する二体以上の相手に突き刺すことで清めの音を一気に送りつけることが可能。

 轟鬼の音撃斬 雷電激震と斬鬼の音撃斬 雷電斬震を同時に打ち込む技。

 備考
 演者の松田氏は劇場版響鬼戦国時代の鬼・凍鬼(トウキ)を演じ、更に3年後『仮面ライダーキバ』で初代イクサに一時的に変身した次狼(ガルル)を演じている。そのため平成ライダーシリーズで3度ライダーを演じた事になる。

劇中の活躍

 引退
 本編開始前から鬼として活躍。戸田山を弟子に取っていた。しかし、シュキから受けた古傷は年々悪化し、さらに歴戦の果てに傷ついた右膝は深刻。房総のバケガニと戦った際に重傷を負い、しばし入院することとなる。
 退院の際、虫垂炎で入院したばかりの安達明日夢を見かけ、足を点滴スタンドに引っ掛けて倒れそうになった彼を補助。いたわりの言葉を掛けていた。
 退院後、ザンキは戸田山と日光のバケガニ退治に出動。どうにか倒しきったものの身体が思うように動かず、鬼としての限界を感じて引退を決意する。

 引継ぎ
 突然だったこともあって戸田山は精神的に独り立ちしきれていなかったが、ザンキは「お前流でやってみろ」と指示。続く足尾の戦いで戸田山が自分流でヤマアラシを撃破。
 ザンキはトドロキを一人前として認めた。この時「斬鬼」の名をトドロキに襲名させようとするが、「斬鬼の名はザンキさんのもの」というトドロキの意志を受けて彼に「轟鬼」の名を贈った。

 サポーターの道
 ザンキはトレーナーとして後進の育成にあたるつもりだった。しかし、トドロキはひとりで各地のバケガニを倒しながらも己の実力に不安を感じており、立花香須実からの助言もあって、ザンキはサポーターとしてトドロキを支えようと決めた。
 以後、ザンキは現地での聞き込みや魔化魍の探索、推定などの面からトドロキをバックアップ。彼と日菜佳との仲がこじれた際も悩みを聞いて関係修復に乗り出すが、このときばかりはザンキ流を押し付けて大失敗した。

 シュキとの再会
 かつて取り逃がしたノツゴが再び出現。これを察知したシュキが復讐のため鬼の鎧を奪って行動を開始。ザンキは彼女を止めようとするも失敗。あきらは憎しみを力とするシュキが自分と同じ境遇だと知り、彼女に弟子入りする。
 あきらはかつてのザンキと同様ノツゴに捕らえられ、シュキが変身した朱鬼に撃ち抜かれそうになる。ザンキは痛む身体を押して変身。
 あきらを救うが、直後に朱鬼がノツゴに捕われる。斬鬼は自分ごとノツゴを倒せという彼女の指示を無視して救出を試みるも失敗。
 朱鬼は我が身もろともノツゴを撃ち抜いた。この機を逃さず斬鬼はノツゴを撃破。倒れたシュキの元へ駆け寄って彼女の最期を看取った。この件は天美あきらの心にも深い傷を残すこととなり、魔化魍との戦いへの意識に変化が芽生えていく。

 ドクターストップを無視して現役に復帰する。だが重い古傷は彼を蝕み続けた。終盤、オロチ現象が始まり、トドロキが再起不能の重傷を負う。その穴を埋めるべく、ザンキは危険を承知で鬼に復帰。
 だが大量発生した魔化魍との戦いで孤軍奮闘するも、力尽き壮絶な最期を遂げる。しかし、シュキから教わった(とイブキは推測している)「返魂の術」により復活。
 再起不能の重傷を負ったトドロキが心配だったためである。復活していられる短い時間の中、トドロキのリハビリに付き添い励まし続ける。

 最期
 ザンキの思いを知ったトドロキは奮起。彼の奇跡の復活を見届けた後は、共に病院を襲った魔化魍、カエングモ撃破した。
 斬鬼は音撃弦・烈斬、轟鬼は音撃弦・烈雷を構え魂の籠もった清めの合奏を奏で、ほんとうの意味で弟子の巣立ちを見届ける。それも終わり木の葉舞い散ると、烈斬と音枷を残して、斬鬼の姿は音もなく消えていた。

「もう、大丈夫っすから。有難うございました」

 「響鬼の世界」に登場。演者も同じで斬鬼に変身するが別人。トドロキ他大勢の屈強な男達を弟子として引き連れており、原典と異なりイブキとは対立関係にあった。
 他の世界のライダー同様ディケイドを「世界の破壊者」と呼んでいたが、襲いはしなかった。その後音撃道の団結のために、トドロキに師匠の座を譲り渡すことを決断した。アマゾンの世界」ではディエンドが召喚した。

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 以上です。これで紹介を終えます。

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