今回解説する仮面ライダーはナイトです。
「ライダーだから戦う。理由はそれだけでいい」
【BGM・閲覧のお供に是非】
目次
- 秋山蓮
- 概要
- 初変身
- 性格
- 願い
- 描写
- 真司との関係
- 仮面ライダーナイト
- スペック
- 容姿
- 概要
- 戦闘能力
- 闇の翼ダークウイング
- 闇召剣ダークバイザー
- 所有カード
- アドベント
- ソードベント
- ガードベント:ウイングウォール
- トリックベント
- ナスティベント:ソニックブレイカー
- ファイナルベント:飛翔斬
- 仮面ライダーナイトサバイブ
- スペック
- 容姿
- 概要
- 疾風の翼ダークレイダー
- 闇召剣ダークバイザーツバイ
- 強化変身
- 所有カード
- アドベント
- ソードベント:ダークブレード
- ガードベント:ダークシールド
- トリックベント:シャドーイリュージョン
- シュートベント:ダークアロー
- ブラストベント:ダークトルネード
- ナスティベント:ソニックブレイカー
- ファイナルベント:疾風断
- 仮面ライダーナイト ブランク体
- 活躍
- ◆TV本編
- 記憶の是非
- ◆TVSP
- ◆劇場版
- DRAGON KNIGHT
- RIDER TIME 仮面ライダー龍騎
- EPISODE1『Advent Again』
- EPISODE2『Another Alternative』
- EPISODE3『Alive A Life』
- ◆TV本編
- 【客演】
- 仮面ライダーディケイド
- スーパーヒーロー大戦
- 超スーパーヒーロー大戦
- 仮面ライダージオウ
- ゲーム作品
- ガンバライジング
- バトライド・ウォーシリーズ
【初戦闘】
秋山蓮
『仮面ライダー龍騎』のもう一人の主人公。仮面ライダーナイトの変身者。一人称は「俺」。24歳。演じたのは松田悟志。
概要
バイクはHONDAのシャドウスラッシャー400を乗用している。黒のインナー、黒いロングコートなど全体的に黒の衣装を季節に問わず纏っている。
仮面ライダー龍騎に変身する本作の主人公・城戸真司よりも先にミラーモンスターと契約して仮面ライダーとして活動。ダークウイングに餌を与える目的も兼ねて、人々を襲うミラーモンスターと戦っていた。
性格
頑固かつ好き嫌いが激しい性格。クールで皮肉屋。他者に媚びることがなく、頑固で喧嘩っ早い。核心を突く発言が多く、相手が理解していながら目を背けていることなどもお構いなく指摘する。そのため友人もおらず、周囲からは孤立しがちだった。
普段は目的のために冷徹に振舞っているが、本心は強い正義感と思いやりの持ち主。優衣をはじめとして心から信頼を寄せる者も少なくない。モンスターに襲われる人を助けるために戦う事もある。
初変身
神崎士郎と同じく「江島研究室」に所属していた恵里は、ミラーワールド関連の実験に巻き込まれて昏睡状態となった。
事件当日、研究室に向かっていた蓮は、倒れている恵理と彼女を狙うダークウイングを目撃。蓮は士郎からカードデッキを渡され、ダークウイングへの抑止もあってやむを得ず契約。恵里の意識を取り戻すために最初の仮面ライダーとなった。
願い
意識不明で眠り続ける恋人・小川恵里の意識を取り戻すために戦う。当初は不明だったが、首元に提げているチェーンには女物の指輪(三連のリング)を通して肌身離さず持ち歩いており、尚且つそれを真司に見られた際には血相を変えて奪い返していることから、「恋人ないし深い関係にある女性」が願いに関連していることは当初から示唆されていた。
描写
生き方そのものは不器用だが、手先は器用でなんでもそつなくこなすので重宝されている。真司と同じく犬が苦手。金銭欲は強い方で、真司や優衣曰く「ケチ」ではあるが、大金を見せられて買収されはしない(ただし、興味津々ではあった)。
ひょんな事から変身を見られ、ライダーバトルにゲーム感覚で参加しようとする少年を諭す為に、わざとモンスターに苦戦するといった行動を見せる事もある。
人物関係
神崎優衣
実験後、士郎の行方が不明になる。ライダーやミラーワールドの情報を得るため、士郎の妹・優衣と接触。兄の行方を探す彼女と行動。自身が仮面ライダーであることは明かしているが、戦う目的は伏せていた。
優衣からは「性格悪くて意地悪で、ケチで好き嫌いが激しくて何考えてるかわからない」と評された一方「戦いを見ていれば、何かのために戦っているのはわかるから」と、信用されている。沙奈子の帰国後は喫茶店「花鶏」のウェイターとして雇われる。
城戸真司 / 仮面ライダー龍騎
出会い
何も知らずにカードデッキを手にした真司と偶然出会う。取り上げようとするも失敗し、真司はミラーモンスターから人々を守るため龍騎になる。その後襲いかかるが、優衣に強く反対されて戦闘を中止。
優衣の叔母である神崎沙奈子が帰国したのちは、喫茶店「花鶏」で沙奈子や優衣、真司との同居する。願いを叶えるためライダー同士が戦っていることを知った真司は、ライダーバトルを止めようとする。蓮は真司の考えを否定しきれず苛立つ。
描写
叶えたい願いを持たず、戦いを望まない真司とは当初反目。普段は憎まれ口を叩いている。しかし、紆余曲折を経てあれこれと気にかけているうちに強い友情で結ばれていく。
恵里を救うため迷いがないかのように戦うが、真司に感化されていくうちに非情に徹することができなくなり、他の人間を殺す決断に苦悩する。
真司に影響を受けていることは北岡とともに認めており、他人のために共闘したり、非情な浅倉や東條に対して怒りを露にする等、行動にも変化が表れていく。
仮面ライダーナイト
「大切なものがあるなら!…どんな犠牲を払ってもそいつを守ればいい。それが人間じゃないのか?」
スペック
身長:195cm
体重:95kg
パンチ力:200AP(10t)
キック力:300AP(15t)
ジャンプ力:ひと跳び40m
走力:100mを4.5秒
概要
蓮が変身するライダー。蝙蝠型モンスター「ダークウイング」と契約している。見た目と名前を裏切らず戦闘は剣技や徒手格闘による接近戦特化型。変身ポーズは仮面ライダー2号こと一文字隼人のオマージュ。
容姿
名前通りの騎士のような外観。そのデザインはファンからは「既存のライダーらしさはないが、カッコいい」と好評。蓮役の松田氏もお気に入りのデザインのようで、度々カッコいいデザインと言及されている。
仮面「ソリッドフェイスシールド」のスリット奥には青い目「ブルーアイ」が存在し発光する。スーツの地色は黒に見えるが実際は暗い青であり、フィギュア等の造形物ではそれが顕著。アゴのデザインは初代仮面ライダーのクラッシャーがモチーフ。
戦闘能力
パンチやキックによる格闘戦はやや苦手。カードパワーも他の主要ライダーより低い。小細工無しでの正面切っての戦闘はやや不得手である。その代わり特殊カードを豊富に持ち、それらを駆使した攪乱戦法に優れる。
ダークバイザーやウイングランサーを使った剣技を多用。素早くも堅実な攻撃のほか、トリックベントを使用して生み出す分身を利用した搦め手も使う。
また、蓮がライダーバトルにおいてかなりのベテランであり、龍騎より戦闘経験が長いため、劇中では龍騎や他のライダーを度々追い詰めている。設定上はパンチ一発で鉄板をぶち抜ける。
苦戦
殺人への躊躇いゆえ苦戦が多い。シザースとの一騎打ちで勝利したが、偶然的なカードデッキの破壊によるもので、直接シザースを手に掛けたのは、契約から解除されたボルキャンサーであった。
ガイを追い込んだ際も、ウイングランサーを喉元に突き付けたところで動けなくなってしまい、ガイに甘さを指摘された。誰かを犠牲にして自分の願いを叶えることなど間違っているということは理解しているが、絶対にやり遂げなければならない使命もある。
闇の翼 ダークウイング
スペック
全長:115.0cm
体重:85.0kg
特色/力:飛行能力、ウイングウォールへの変形、増幅超音波
概要
コウモリ型モンスター。4000AP。時速900㎞で空を駆け、高速で突進する体当たり攻撃は体躯に差のある巨大なミラーモンスターも吹き飛ばす。コウモリ型だが昼間でも飛行可能。
仮面ライダーを掴んで持ち上げるほどの膂力を持つ。ナイトの背中に合体してマントになり飛行能力を与えたり、盾として身を守る。
各種機能
両目の「バットアイ」は、暗視カメラのように暗闇を見通すことができ、さらにミラーモンスターの特性を感知、記録する。視界やミラーモンスターのデータはナイトにも送られ、戦闘などに活用される。
耳の「ダークイヤー」は超音波ソナーとして50㎞四方の物体の存在を感知。針を落としたわずかな音も聞き取れるが、大音響には弱い。敵がどこに逃げても超音波で索敵し、口から放つ怪音波で苦しめ動きを止めてから捕食する。
戦闘能力
翼の「グレートウイング」は、飛行するときに広げるだけでなく、鋼鉄すら切り裂く。ナイトの背中に合体すると、敵の攻撃を防ぐマント「ウイングウォール」に変化する。アドベントを使用することでも背中に合体し、翼を広げてナイトとともに飛翔する。
グレートウイングから伸びる鋭い突起「ダークエッジ」と脚部の爪「ダーククロウ」は、ともに相手を麻痺させる電磁波を発生させる。さらにこの電磁波を最大出力にすることで、メスのように鋭く対象を切り裂く「ダークショック」を放つ。
口部の「ダークビル」は、ナスティベント(ナイト)のアドベントカードを使用したときに放つ増幅超音波「ソニックブレイカー」の発射口となる。
蓮との関係
もともと蓮の恋人である小川恵里を獲物として狙っており、蓮は彼女を守る緊急措置としてダークウイングと契約した。このため、相棒でありながら、蓮からは嫌われている。
契約してからも恵里を捕食しようと密かに付け狙っている。一方、ときには変身前やアドベントカードを使用せずに現れ、蓮を援護したこともあった。
客演での活躍
『仮面ライダージオウ』第47話「2019:きえるウォッチ」に登場。世界に起こった異変の影響で出現した。今回初めて明確な敵キャラ(モブだが)として登場した。
恐らくナイトと契約する事が無かった世界線のダークウイングか、ナイトが契約しているのとは別個体の野良モンスターなのかもしれない。
性能
頭部
超硬物質アーメタル製の面『ソリッドフェイスシールド』はあらゆる衝撃を吸収。毒ガスや汚染された空気なども、内蔵されているプリフィケーションフィルターによって、取り込んだ気体を浄化、殺菌する。レーダーセンサー『Nシグナル』はミラーモンスターの位置や存在を一瞬で感知して知らせる。
全身
『ジペット・スレッド』はダークウイングに伝達して、思いのままに操る。腕、肩。背中、腰、足に合計10ヶ所装備されている。
ミラーモンスターのいかなる攻撃にも耐え、人間の能力を最大限に引き上げる特殊強化皮膚『グランメイル』を全身に纏う。9分55秒の制限があり、リミットを越えると変身が強制的に解除される。
制御器官『フォースボーン』がボディ中央と、両腕、背中、両足に配置。ナイトのパワーを全身に行き渡らせる。胸部は強固な装甲『ダークチェスト』は超高空からの落下や深海1万mの水圧にも耐える。
四肢
超硬物質アーメタル製の手甲『ダークナックル』は一撃で鋼鉄の板をもぶち抜く、強力なパンチを繰り出せる『レッグブラック』は戦闘時におけるキックやジャンプといった激しい衝撃にも耐える。
脚部の『ブラックアーマー』は強化皮膚のグランメイルの上に装備された超硬物質アーメタル製保護具。ダイヤモンドに匹敵する硬度がありながら極めて軽量で、ナイトのジャンプと走力を支えている。
翼召剣ダークバイザー
レイピア型の召喚機。剣としても使える。グリップ部にはコウモリの翼のようなナックルガードが備わっているため、防具としても利用できる。
アドベントカードをベントインする際は、バイザーの柄部分にある翼を展開し、その中にカードを装填する。普段は左腰のホルスターに提げている。
所有カード
アドベント
ダークウイングを召喚する。4000AP。
ソードベント
ダークウイングの尾を模した長柄の槍『ウイングランサー』を召喚する。2000AP。ライダーやモンスターのボディを一撃で貫く破壊力を誇る。
ダークバイザーとの二刀流として使用、大きな刀身を活かして敵の攻撃を跳ね返したり、持ち手のナックルガード部を盾のように扱う、投槍など多彩な用途を見せた。
また、超スピードでウイングランサーを連続で突き出す「連撃斬」を発動可能。6000AP。劇中未登場(カードイラストは敵を連続で突き刺すウイングランサー)。
ガードベント:ウイングウォール
ダークウイングをマント状に羽織る。3000GP。体の一部を模した武装を与えるのではなく、契約モンスター自身がライダーの武装(この場合は防具が正確)になるという珍しいカード。
トリックベント
分身技『シャドーイリュージョン』を発動する。1000AP。複数に分身(ダークウイングも含む)してそれぞれで攻撃する。
最大で8体まで分身し、分身体のそれぞれがカードを使用する。一方、ゾルダとの初戦では銃撃を受けても分身はのけぞらないという性質を利用され、本体を看破されてた。
ナスティベント:ソニックブレイカー
ダークウイングが超音波を発する。1000AP。直接的な攻撃力は殆ど無いが動きを封じられるので起死回生の一手になることも多かった。
ファイナルベント:飛翔斬
ウイングランサーを構え、背中に結合したダークウイングをウイングウォール(マント)に変化させて急上昇。
上空にてウイングランサーを軸にウイングウォールで全身を包み、黒い錐のような姿となって激しくドリル回転しながら敵に急降下突撃し、貫通し爆砕する。5000AP。
直撃に遭ったモンスターは漏れなく爆散しており、本編ではオーディン、TVSPではベルデ、ディケイドではシザース、ジオウのスピンオフではアビスと多くのライダーを撃破した。
仮面ライダーナイトサバイブ
「俺はそれを望んでいる」
スペック
身長:198cm
体重:97kg
パンチ力:300AP(15t)
キック力:450AP(22.5t)
ジャンプ力:ひと跳び50m
走力:100mを4.2秒
概要
手塚海之から譲り受けた「サバイブ-疾風-」の力で新たに手にいれたナイトの最強形態。武器であるダークブレードも相まって接近戦での攻撃力が飛躍的に上昇した。
戦闘能力も他のライダーや数々のモンスターを圧倒する程に向上した。王蛇と対峙した際に初めてフォームチェンジを果たす。エネルギーの消耗が激しく、長いあいだこの状態を維持できない。
容姿
鎧は金に縁どられた青くきらびやかなものとなり、背中には翼としても機能するマントが追加されるた。
ダークヒーロー然としたナイトとは対照的に、正統派なヒロイズムを感じる造形から人気が高い。尚松田氏は子供っぽく見えるため嫌いではないが余り好みのデザインではなかったらしい。
疾風の翼 ダークレイダー
スペック
全長:130.0cm/370.0cm(バイクモード)
体重:100.0kg/100.0㎏(バイクモード)
特色/力:飛行能力、バイクモードへの変形、ホイールから発生させる竜巻
概要
ダークウイングがサバイブの力でパワーアップした姿。6000AP。身体の各部位の形状や体色が変化。ボディはナイト同様青と金が組み合わさった。
飛行速度は時速950㎞にパワーアップ。サイズアップしたことでナイトを乗せて飛行が可能。また、ボディを横向きにしつつホイールを出し、ナイトサバイブが搭乗可能なバイクモードに変形可能。ナイトとの合体能力は失われた。
各部機能
耳の「ダークイヤー」はより長くなり、70㎞四方を探知できる。翼の上部に新たに出現した「ダークトレース」は、バイクモードに変形した際、900m先にいる目標も動けなくするハイビームを照射する。
両翼下部の大型円状ホイール「ホイールブラスター」は、ブラストベントを使用すると、高速回転させて敵を吹き飛ばす強力な竜巻を発生させる「ダークトルネード」が発動する。
ミラーモンスターの特性を検知する「バットアイ」、敵をマヒさせたり電磁メスとして相手を切り裂く強力な電磁波を発生させる翼の突起「ダークエッジ」および脚部の爪「ダーククロウ」、敵を混乱させる超音波を放つ口「ダークビル」も、それぞれ形状が変化した。
性能
大部分はナイトと同様。目『ブルーアイ』は15km離れた目標物を視認可能。赤外線視力も有する。ダークチェストは鎧『ブルーディフェンス』に強化された。
変幻自在の翼『ナイトウイング』により自ら飛行能力を獲得。また、「ウイングウォール」としても使用可能。グランメイルの表面に備わったアーマー『ゴールドアーマー』は軽量ながらダイヤモンドに匹敵する硬さを誇る。
翼召剣ダークバイザーツバイ
盾型の召喚機。両刃の片手剣(ダークブレード)と小型の盾(ダークシールド)から成り、デザインは翼を閉じたダークレイダーを模している。普段は左腕に装備される。戦闘用カードを装填する場合は下部の装填口(ダークブレードの鞘)に装填する。
強化変身
デッキからサバイブのカードを引き抜くと周囲に突風が起こり、その風にダークバイザーが包まれダークバイザーツバイに変化。その状態でダークシールド部分のスロットにサバイブを装填することでナイトサバイブに強化変身が完了する。
所有カード
アドベント
ダークレイダーを召喚する。6000AP。
ソードベント:ダークブレード
ダークバイザーツバイから引き抜いた剣。4000AP。ダークバイザーやウイングランサーに比べると刀身は短いが、APでは勝っている。
大抵はサバイブ化と同時に引き抜くのでカードとしては劇中未使用。この状態でもカードの装填は出来る。4000APで王蛇の召喚したメタルホーンを一撃で粉砕する威力を誇る。
ガードベント:ダークシールド
ダークブレードを引き抜いた後のダークバイザーツバイ本体。3000GP。こちらもカードとしては未使用。
トリックベント:シャドーイリュージョン
分身技「シャドーイリュージョン」を発動する。効果は通常のナイトと同じだが、2000APに格上げされている。
シュートベント:ダークアロー
ダークバイザーツバイがクロスボウ型の「ダークアロー」に変形。吸収した太陽光のエネルギーで光の矢を放つ。3000AP。発射時にはダークブレードを鞘に納め、鞘の側面が弓のように開き柄尻から光弾を放つ。
ブラストベント:ダークトルネード
ダークレイダーの両翼のホイールから突風を生み出す。2000AP。殺傷力は低いがライダーやモンスターをまとめて吹き飛ばす威力を誇る。
ナスティベント:ソニックブレイカー
「ソニックブレイカー」を発動する。ダークレイダーが放つ超音波で敵を怯ませる。効果は通常のナイトと同じだが、こちらも2000APに格上げされている。劇中未使用。
ファイナルベント:疾風断
飛来したダークレイダーの背にナイトサバイブが乗りその状態でバイクに変形。更にカウルから放ったビームで敵を紋章に拘束。ダークレイダーの機首を芯にナイトサバイブのマントで車体を包んで時速900㎞まで加速して突進、粉砕する。8000AP。
仮面ライダーナイト ブランク体
本編未登場の形態。設定画のみ存在。設定上13ライダーズ全員にブランク体が存在するが、ナイトのブランク体は放送終了後、2003年に「ハイパーホビー」の企画で改めて設定された。
また、「仮面ライダーナイト ブランクフォーム」名義のソフビが誌上限定通販のアイテムになっている(箱は変わらない)。
形状は変化していないが、全体的に深い色になっている。具体的には胸部の青いラインやスーツが暗くなり、仮面や胸部、ジペットスレッドが錆びついた色になった。
その他、頭部にある金色のラインやVバックルの紋章が消えている。ライドバイザーやアドベントカードの詳細は不明。
劇中の活躍
本編最終回
ライダーバトルの真実を知りつつ、士郎の言葉に賭けて迷いながらも戦い続ける、最後の日に真司の死を看取り、自らもライダーとして信じるもののために戦うことを決心する。
最後まで勝ち残ったライダーとしてオーディンと戦ったが致命傷を負う。だが、突然、オーディンが消滅したことで「新しい命」を手に入れ、恵理の蘇生に成功。しかし自らは眠るように息を引きとる。
恵里が目覚めたとき、彼女の左手中指には蓮が肌身離さず持ち歩いていたあの指輪が嵌められていた。そして、苦悩の道を進み戦いを終え、願いを叶えた彼の死に顔はとても安らかなものだった。
改変された世界
結衣と士郎が創造した新しい世界にて花鶏で真司と出逢う。ライダーバトルが行われなかった為、真司は覚えていなかった(既視感のようなものはあった)。
だが、最後の勝利者であった蓮は記憶継承していたとも取れる動作しており、最期を看取った戦友と再会した時は固まりながらも感情を表に出さず、最後まで真司を見つめる瞳に強いものが込められていた。
記憶の是非
長年謎であったが松田氏のインタビューによれば石田監督から「蓮は覚えているつもりで演じてくれ」とのことだった。
まともに「俺は覚えているぞ」という意志を出さなくていいから、心に秘めておいてほしいって。だから、あそこで真司に出会ったとき「おっ」と思いはしたけれども、ことさら声をかけないという、微妙な空気感を出すように心がけたらしい。
TVSP
初めはミラーワールドを守るため真司と敵対する。龍騎に止めを刺そうとするが躊躇し、逆にベルデ達から狙われ。真司と共にあてもなくさ迷うが、遂に追い詰められ、ナイトになって戦うことを決意する。
龍騎と共に残ったライダー達と戦うが、ベルデが龍騎へデスバニッシュを喰らわそうとする際、龍騎を庇い瀕死の状態に。だが、死に際の飛翔斬でベルデを撃破。
最後は真司を仲間と認め、自身の代わりに戦うように頼み、デッキを真司に託して静かに息を引き取った。ナイトに変身した真司が選ぶのは蓮の願いか、それとも自分の正義か。
『劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』
生き残った6人の内の1人。神崎士郎からあと3日と宣告され、ゾルダと交戦し痛み分ける。残り2日目の夜、黒い龍騎がファムを攻撃するのを目撃するが、モンスターと戦闘になった為、モンスターの討伐を優先した。
真司が戦う気になったと思い、勝負を申し込もうとするが、遊鶏で真司と融合したリュウガと遭遇。交戦するも苦戦。神崎士郎の研究室に追い込まれる。
結衣が自殺したことで真司はリュウガと分離。真司によってリュウガが倒される様を蓮は見ていた。士郎が消えると、ミラーワールドから無数のハイドラグーンが現実世界に流入する。
真司に友だと思っている事、自分と戦ってほしい事、そして互いに生き残る事を約束する。真司と共にサバイブ体に変身すると、ハイドラグーンの大群に向かって行った。
DRAGON KNIGHT
海外リメイクの本作ではレンという青年がナイト(海外名:ウイングナイト)に変身する。彼の名前は何を隠そう秋山蓮を元にしているのだ。
しかもレンの日本語の吹き替えは、秋山蓮を演じた松田悟志氏が担当している。日本で仮面ライダーナイトといえば松田悟志なのだ。
RIDER TIME 仮面ライダー龍騎
仮面ライダージオウのスピンオフ作品。松田氏が蓮役として映像作品に出演するのは実に16年ぶりとなる。新たなライダーバトルの参加者の一人として、記憶を失った状態で招集される。
「龍騎」当時の記憶を微かなイメージとして残しており、その中に現れる誰かと同様「ライダーバトルを止める」ことを目的に戦いに挑んだ。
EPISODE1『Advent Again』
ライダーバトルが始まって4日後、バイクで移動中、浅倉威こと王蛇と遭遇し交戦。乱入してきたデッドリマーとも対決しこれを撃破した。
今度はアビスの襲撃を受ける。アビスの猛攻を凌いだ後、ナスティベントで怯んだアビスを飛翔斬でそのまま撃破。自らの手でライダーを殺めたことに絶叫してしまう。
その後、芝浦淳(ガイ)や手塚海之(ライア)達が王蛇&ゾルダのペアと戦っているところに駆けつけ、王蛇に殺されかけていた真司を助け出す。
EPISODE2『Another Alternative』
ゾルダの発動したエンドオブワールドから真司と共に逃亡。自分の頭の中に聞こえて来る「この戦いを止めろ」という声に従い、今行われているライダーバトルを止めようと考えている事を真司に明かし、真司もその考えに賛成する。
ちなみにこの時、真司からまたしても秋山ロンと名前を間違われた他、渡されたビールをEPISODE1で戸塚がやったのと同じように真司にかけている。(その際に真司から「俺達過去でも仲が悪かったんじゃないか」と言われ、蓮もそれに同意している)
その後は自分達の過去を知るべく、唯一過去の記憶が残っている浅倉の元を訪れる。再び戦いを挑まれと、廃墟まで真司と共に逃走。そこでライダーバトルを始めた張本人であるサラと再び対面。
ルールを変更しライダーバトルの期限を1日早めるという彼女の発言に怒りを露わにするも、サラが今のライダーバトルを始めた理由を知る。
そこに、息絶えた手塚を連れて木村がやって来た。突如出現した裏真司が真司を乗っ取り、逃げ出した真司を木村と共に追いかける。その先で2人が見たのは、黒い龍騎が敗れた芝浦を踏み躙る姿だった。
EPISODE3『Alive A Life』
芝浦を葬ったリュウガが木村に襲い掛かり、蓮もナイトに変身して応戦。トリックベントによる攪乱戦法を利用して逃走した後、豹変した真司からバイクで必死に逃げながら「俺の知った事か…!」と自分に言い聞かせる中、その道中で木村を喰い殺したばかりのバズスティンガー達の奇襲を受ける。
しかしバイクから転げ落ちた直後、その衝撃により過去の記憶が復活。自分の中で聞こえて来る声が真司の物だと確信、再び真司に会う為にバズスティンガー達を退ける。
その後はリュウガと王蛇が交戦しているところに駆けつけ、リュウガの相手をするのに邪魔な王蛇を「お前の出る幕じゃない」と飛翔斬で撃退。
リュウガとの決戦
王蛇を退けた後はリュウガの中の真司に呼びかけるも、リュウガは「自分の中の真司はもういない」と一蹴。ナイトとリュウガは死闘を開始。
カードをほぼ使い切るほどの激戦の末、ファイナルベント同士の対決で撃ち負けるが、リュウガの中の真司が蓮の声に反応した事でリュウガの動きが止まる。その隙を突いて変身解除に追い込む。
変身が解けた後も生身で武器を交える真司と蓮だったが、そこに吾郎の攻撃を受けてもなおしぶとく生きていた浅倉がベノサーベルを持って乱入。浅倉が突き出してきたベノサーベルから真司を庇い、代わりに自身が貫かれた。
浅倉の消滅後、瀕死の重傷で倒れたところを真司に抱き起こされる。真司が記憶を取り戻していたこと、リュウガに乗っ取られているフリをしてわざと殺されようとしたことを見抜いていたと告げる。
かつての戦いでは真司が蓮より先に死んでいった事を教える。現実世界に戻ったら恵里が幸せに生きているかどうか確かめて欲しいと頼み、最期は現実世界でまた会う事を約束してから、真司の腕の中で消滅していった。
客演での活躍
『仮面ライダーディケイド』では『龍騎の世界』のジャーナリスト・羽黒レンが変身する。『スーパーヒーロー大戦』では仮面ライダーG3や仮面ライダーガタック、仮面ライダーゾルダと共にゴーカイレッドに挑みかかるが、纏めて返り討ちにされ消滅した。『超スーパーヒーロー大戦』「チーム飛行」の青枠として参加している。
仮面ライダージオウ
第29話で仮面ライダーディエンドによって仮面ライダーバロンと共に召喚された。仮面ライダーウォズ・フューチャーリングキカイと対決。ディエンドが逃走する際にウォズの足止めを担った。
対峙したウォズがジカンデスピア・ヤリ(槍)モードを使用していた事から、バロン共々同じ槍使いライダー繋がりで召喚されたものと思われる。(また、バロンとは同じ2号ライダーにして騎士モチーフのライダーという共通点も存在する。)
ゲーム作品
ガンバライジング
龍騎と共に2弾より参戦。参戦以来低レア止まりであったが、バッチリカイガン2弾でLR化。表技は『シャドーイリュージョン(トリックベント)』、バースト必殺技は『飛翔斬』。龍騎からは王蛇に続いてのLR化である。
ND5弾の『フルフルスロットルキャンペーンカード』のように表アビは剣アイコンに止めた時にAPとテクニカルゲージを同時に増強できる。
ナイトサバイブ
ボトルマッチ2弾では『君の夢のガンバライジングツイートキャンペーン』にて数多くの要望が殺到する中、ガタックと共にLRで参戦。それに伴い松田氏のボイスに差し替えられた。必殺技は劇中同様に疾風断。
スキャンすると仮面ライダー龍騎のOPが流れ、TVシリーズOPのタイトルロゴ演出を見られる。(原典ではこの時ロゴの中で龍騎とナイトが鍔迫り合いを行うのだが、このLRの演出では両者の姿がサバイブに変わっている)
ブレイブレベル100と組ませて、最強形態の騎士ライダーチームを組ませたり、龍騎サバイブとの共闘が可能。
ライダータイム5弾にて、最高レアリティであるGLRで13RIDERS仕様となる城戸真司の変身するナイトサバイブが登場。必殺技は同じく疾風断だが、ムービーの仕様が違う。
バトライド・ウォーシリーズ
初代と『2』ではNPC、ボス、アシストキャラ。『創生』よりプレイアブルキャラクターとして参戦。必殺技使用時に作中と同じくカードを使用するモーションがあるが、通常攻撃と絡めることで隙をキャンセル出来る。
複数のタイプを持つソードベントやダークウイングによる滑空能力を活かした連続技が強力。超必殺技でサバイブへ変身する。
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以上です。これで紹介を終えます。